JP3590581B2 - Gel food base - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゼリー、ババロア及びムース等のゲル状食品を調製するためのゲル状食品用ベースに関する。また、本発明は、上記ベースと共に用いて、より容易にゲル状食品を調製することができる液状水系ベースに関する。更に、本発明は、上記ゲル状食品用ベースと液状水系ベースで構成されたゲル状食品調製用キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ゼラチン、ショ糖及び色素等を含む粉体状のゼリーの素が知られている。このゼリーの素を使ってゼリーを作るには、次の方法による。即ち、上記ゼリーの素に加水し、混合撹拌しながら、ゼラチンが溶解するまで加温するか、あるいは上記ゼリーの素に約70℃の熱水を加えて混合撹拌することによってゼリー液を得、次いでこのゼリー液を型に入れて冷却し、ゲル化させるという方法である。このように、上記ゼリーの素を使ってゼリーを作るには、加温工程が必要であり、しかも、ゼラチンのダマができやすいので、ダマのない均一なゼリー液を得ようとすれば、加温しながら時間をかけて丁寧に混合しなければならず、煩雑で時間もかかった。そこで、本出願人は、油脂又は油系原料に冷水可溶性ゲル化剤を分散させてなるゲル状食品用ベースを提案した(特開平11−225690号公報参照)。
とこらが、このゲル状食品用ベースは、油脂よりも比重の大きい原料を油脂中に分散させた場合、長期間保存後に油脂と、油脂より比重の大きい原料が分離して不均一な状態となりやすく、その外観が好ましくないものとなることが分かった。また、従来品よりも風味、外観及び食感の点で更に改良されたゲル状食品を製造可能なゲル状食品用ベースが求められる。更には、近年の健康指向から、油脂に冷水可溶性ゲル化剤を分散させたタイプのゲル状食品用ベースにあっては、油脂含量を低減することも望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、液状油脂中に冷水可溶性ゲル化剤を均一に分散させたゲル状食品用ベースであって、長期間均一な外観を維持した状態で保存可能であり、風味、食感及び外観の良好なゲル状食品を容易に製造することができるゲル状食品用ベースを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、油脂に冷水可溶性ゲル化剤を分散させたゲル状食品用ベースにおいて、水分含量を所定の割合以下とし、特定のショ糖脂肪酸エステルと、特定のグリセリン及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを含ませることにより上記問題を効率的に解決することができるとの知見に基づくものである。
即ち、本発明は、液状油脂に冷水可溶性ゲル化剤を均一に分散させてなり、水分含量が5質量%以下のゲル状食品用ベースであって、HLBが1〜3で脂肪酸基がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル及び/又はHLBが1〜3で脂肪酸基がパルミチン酸のショ糖脂肪酸エステルと、グリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを含むゲル状食品用ベースを提供するものである。また、本発明は、上記ゲル状食品用ベースと混合して、ゲル状食品を製造するための、100〜800mPa・s(20℃)の液状水系ベースを提供するものである。更に、本発明は、上記ゲル状食品用ベースを含む第1パッケージと、上記液状水系ベースを含む第2パッケージで構成されたゲル状食品調製用キットを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明において、ゲル状食品用ベースとは、水、牛乳、紅茶、コーヒー、果汁及び各種飲料等の液状物と混合し、この混合物を加熱することなくスプーン等で均一にしてゼリー液とし、これをゲル化させて、ゼリー、ババロア及びムース等のゲル状食品を製造するための基材である。このようなベースは、液状物との混合の支障にならない程度の粘度を有する流動性のものであるのが好ましい。特に、後述の液状水系ベースを併用する場合には、ゲル状食品用ベースの粘度を、70,000mPa・s以下とするのが好ましく、より好ましくは10,000〜40,000mPa・sである(測定条件: 東機産業B型粘度計R100型、ローターNo.3、ローター回転数1.2rpm、品温25℃)。ゲル状食品用ベースの粘度を上記特定範囲内のものとすることにより、液状物と液状水系ベースとゲル状食品用ベースが絡まりやすく、混合が容易になるとともに、ゲル状食品用ベース保存中における油脂と、油脂以外の原料の分離を抑制することができる。また、ゲル状食品用ベース中の水分含量は、ベース保存中に冷水可溶性ゲル化剤がゲルを形成しないようにするために、5質量%(以下、単に%と称する)以下とし、好ましくは3%以下、より好ましくは1%以下とする。
【0006】
本発明のゲル状食品用ベースに用いる液状油脂は、少なくとも常温で液状の食用油脂であればよく、例としては、ひまわり油、菜種油、米油、オリーブ油、大豆油、コーン油、サラダ油、パーム油等が挙げられる。また、油脂は、最終対象食品の風味に応じて適宜選択することができるが、ベースの風味劣化防止の観点から、抗酸化性の高い油脂の使用が好ましく、特にひまわり油を用いるのが好ましい。尚、本発明によれば、油脂に冷水可溶性ゲル化剤を分散させたゲル状食品用ベースとしては、比較的低油脂含量とすることができる。すなわち、用いる液状油脂の量をベース全量の33〜47%まで低減することができる。このような低油脂含量とすることにより、油脂による風味のマスキング効果を小さくすることができる。従って、従来の油脂に冷水可溶性ゲル化剤を分散させたタイプのゲル状食品用ベースと比べて、風味が良好なゲル状食品を調製することができる。
【0007】
本発明のゲル状食品用ベースに用いる冷水可溶性ゲル化剤とは、水分を含有する液状物又はペースト状物(例えば、水、牛乳、紅茶、緑茶等の茶葉抽出液、コーヒー、果汁、各種飲料、液状ヨーグルト、プレーンヨーグルト等。以下、液状物とペースト状物をまとめて、単に液状物と表記する。)に添加することにより溶解し、ゲルを形成する性質を有するものである。冷水可溶性ゲル化剤としては、例えば、冷水可溶性ゼラチン、冷水可溶性カラギーナン、冷水可溶性キサンタンガム及びα化澱粉等が挙げられる。これらのうち、得られるゲル状食品の食感と風味を考慮して、冷水可溶性ゼラチンを使用することが好ましい。また、冷水可溶性ゲル化剤の含有量は、ゲル化剤の種類と最終的に得ようとするゲル状食品の食感に応じて適宜設定すればよく、例えば、冷水可溶性ゼラチン、冷水可溶性カラギーナン、冷水可溶性キサンタンガムの場合は、ゲル状食品用ベースに1〜20%とすればよい。また、最終的に得られるゲル状食品の全量を基準として、例えば1〜3%の割合で上記冷水可溶性ゲル化剤が含有されるように調整してもよい。尚、α化澱粉の場合は、ゲル状食品に5〜10%となるようにゲル状食品用ベースに配合すると食感上好適である。
【0008】
本発明のゲル状食品用ベースは、特定のショ糖脂肪酸エステルを含むことにより、油脂よりも比重が大きい冷水可溶性ゲル化剤や、ショ糖等の粉体原料がベースの保存中に沈降し、油脂と分離するのを抑制し、均一な状態で保存・維持することができる。具体的には、本発明においては、HLBが1〜3で脂肪酸基がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル及び/又はHLBが1〜3で脂肪酸基がパルミチン酸のショ糖脂肪酸エステルを用いることを必須とする。上記ショ糖ステアリン酸エステルを含む場合、その量は、ゲル状食品用ベースに対して、0.1〜5%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜3%である。また、上記ショ糖パルミチン酸エステルを含む場合、その量は、ゲル状食品用ベースに対して、0.1〜5%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜3%である。また、上記2種のショ糖脂肪酸エステルを併用する場合、これらの合計量は、ゲル状食品用ベースに対して0.1%以上とするのが好ましく、より好ましくは0.1〜5%、最も好ましくは1〜3%である。また、上記ショ糖脂肪酸エステルとしては、HLBが1のものが好ましい。尚、本発明においては、上記2種のショ糖脂肪酸エステルを併用するのが好ましい。
【0009】
また、本発明のゲル状食品用ベースは、グリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを含む。特に本発明で好ましいのは、ポリグリセリン脂肪酸エステルを必須とする態様であり、更には両者を併用する態様である。グリセリン脂肪酸エステルを含むことにより、ベース保存中の粉体原料の沈降をより効果的に防止することができる。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含むことにより、液状物とベースを混合後、ゲル化するまでの間に生じる油脂と水の分離を防止することもできる。上記グリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば脂肪酸基がステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸のものを用いることができ、これらのうち、脂肪酸基がステアリン酸であるものが好ましい。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、脂肪酸基がオレイン酸であるものが好ましく、また、これらのジグリセリン脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪酸エステル、テトラグリセリン脂肪酸エステルを用いることができ、ジグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。本発明では、特に均一なゲル状食品が得られるという点で、ジグリセリンモノオレイン酸エステルの使用が好ましい。
【0010】
また、上記エステルの添加量は、水と油脂の乳化を良好なものとし、なめらかな食感のゲルを得ることを考慮して決定するのがよい。例えば、上記グリセリン脂肪酸エステルを含む場合、その添加量は、ゲル状食品用ベースの質量を基準として0.1〜2%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5%である。また、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む場合、その添加量は、ゲル状食品用ベースの質量を基準として0.1〜2%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5%である。また、本発明において、上記グリセリン脂肪酸エステルと上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用する場合には、その合計量を、0.1〜4%とするのが好ましく、より好ましくは1〜3%である。
また、ゲル状食品用ベース中の油脂量を基準とした場合、各エステルの量は、次のとおりである。上記グリセリン脂肪酸エステルを含む態様では、その量は、0.1〜4%とするのが好ましく、より好ましくは1〜3%である。また、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む態様では、その量は、ゲル状食品用ベース中の油脂量を基準として、0.2〜5.0%とするのが好ましく、より好ましくは1.0〜3.0%である。尚、本発明において、上記グリセリン脂肪酸エステルと上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用する場合、その合計量を、油脂量を基準として、0.2〜9%とするのが好ましく、より好ましくは2〜6%である。
【0011】
以上の原料の他に、得られるゲル状食品用ベースの水分含量が5%を越えない範囲で、例えば、ショ糖、トレハロース等の糖類、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール類、あるいはクエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩類、フレーバー、着色料、乳化剤、粉末乳原料、ココアパウダー、抹茶パウダー、アーモンドペースト等を任意に配合可能である。また、上記原料のうち、常温で液状の油脂よりも比重が重いものを用いる場合、その粒径が20μm以下、例えば10μm程度の粒度が小さいものを用いることにより、より一層油脂以外の原料の沈降を防止することができる。
本発明のゲル状食品用ベースは、後述する成分、即ち、液状油脂、冷水可溶性ゲル化剤、HLBが1〜3で脂肪酸基がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル及び/又はHLBが1〜3で脂肪酸基がパルミチン酸のショ糖脂肪酸エステル、及びグリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを公知のミキサー等の混合手段で均一に混合し、容器に充填密封することにより提供することができる。充填密封後、必要により、加熱殺菌処理を施してもよい。尚、その他の任意原料も添加可能である。
【0012】
本発明の第2の態様は、上述した第1の態様のゲル状食品用ベースと混合してゲル状食品を製造するための液状水系ベースである。より具体的には、本発明の液状水系ベースは、その粘度が100〜800mPa・s(20℃)、好ましくは200〜400mPa・sのものである。このような範囲内の粘度を有する液状水系ベースを用いることにより、ゲル状食品用ベース及び液状物との絡まりを良好なものとし、より均一なゲル状食品を調製することができる。また、液状水系ベースの粘度調整は、低強度寒天及び/又はλ−カラギーナンを用いて行うことが好ましく、これらの両者を用いるのが特に好ましい。低強度寒天としては、その1.5%溶液(品温85℃)の粘度が、5mPa・s以下、好ましくは2〜4mPa・sであって、該溶液の20℃におけるゲル強度が30±20g/cm2(日寒水式ゼリー測定法による)の寒天を用いるのが好ましい。本発明においては、液状水系ベースの質量を基準として、この低強度寒天を0.1〜0.6%用いるのが好ましい。
【0013】
また、液状水系ベースにλ−カラギーナンを含ませることにより、ゲル状食品用ベース、液状物及び液状水系ベースを混合する際のダマの発生をより確実に防止して、より均一なゲルを形成することができ、更には、液状水系ベースの保存中における粘度低下を防止することができる。λ−カラギーナンの添加量は、低強度寒天の量との関係で決定するのが好ましい。例えば、液状水系ベースに、低強度寒天を0.1〜0.6%添加した場合には、λ−カラギーナンを0.05〜0.5%添加するのがよい。
また、本発明の液状水系ベースには、グラニュー糖、有機酸、有機酸塩、フレーバー、着色料、果汁等を添加してもよい。これらのうち、グラニュー糖等の糖類は、液状水系ベースの質量を基準として10〜30%含むのがよい。有機酸としては、クエン酸、アスコルビン酸、グルコン酸等が挙げられ、これらを含むことにより液状水系ベースを低pHに調整して、保存性を向上させるのがよい。特に、殺菌条件を緩和することができるので、殺菌時に受ける熱を原因とする液状水系ベースの粘度低下を抑制することができる。
本発明の液状水系ベースの残部は、アルカリイオン水、蒸留水、市水の他、紅茶、緑茶等の茶葉抽出液、コーヒー、各種果汁等の水系原料を用いることができる。
【0014】
本発明の上記ゲル状食品用ベースは、上記液状水系ベースを用いて、又はこれを用いずにゲル状食品を製造することができる。液状水系ベースを用いない場合の例を挙げると、▲1▼上述のようにして得た本発明のゲル状食品用ベースを容器に入れる。▲2▼これに3〜30℃の低温〜常温域の液状物を加え、均一になるまで混合する。尚、ゲル状食品用ベース1部に対して上記液状物3〜6部を用いるのが好ましい。その後、▲3▼これを所望の型にいれて2〜10℃で、30〜60分間冷蔵することによりゲル状食品を得ることができる。
また、上記ゲル状食品用ベースと上記液状水系ベースとを併用してゲル状食品を製造する場合は、例えば次のようにして行うことができる。▲1▼ゲル状食品用ベースを開封し、容器に入れる。▲2▼液状水系ベースを開封し、容器に入れ、スプーン等の器具で均一に混合する。▲3▼牛乳、水、果汁等の液状物を加え、均一になるまで混合する。▲4▼この混合物を任意の形状の型に入れ、冷蔵庫内等の低温雰囲気で30〜60分間冷却ゲル化させる。尚、上記成分の配合割合は、得ようとするゲル状食品により調整し得る。
【0015】
また、本発明の第3の態様は、上記ゲル状食品用ベースを含む第1パッケージと、上記液状水系ベースを含む第2パッケージで構成されたゲル状食品調製用キットである。必要により、果肉ペーストなどを充填したパッケージを第3のパッケージとして加えてもよい。このようなキットを用いることにより、ゲル状食品を容易にかつ迅速にゲル状食品を製造することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明のゲル状食品用ベースは、長期間保存した場合であっても、油脂よりも比重の大きい原料が沈降するのを防止することができ、長期間均一な外観を維持することができる。
また、本発明のゲル状食品用ベースによれば、従来品よりも、風味、食感、外観の点で優れたゲル状食品を容易かつ迅速に製造することができる。また、本発明によれば、従来品よりもなめらかで、口溶けの良好な食感が得られる。更に、本発明によれば、油浮きのない均一なゲル状食品を容易に調製することができる。
【0017】
【実施例】
実施例1〜4:ゲル状食品ベースの製造
▲1▼ミキサーにひまわり油を以下の表1に記載の量で投入し、80℃まで加温した。
▲2▼80℃達温後、表1に記載の原料を、該表1に記載の割合で添加した。
▲3▼これを3分間混合して、原料を均一なものとした。
▲4▼このゲル状食品用ベースを合成樹脂製透明パウチ容器に充填密封した。
▲5▼冷却して、ゲル状食品用ベースを製造した。
【0018】
(表1)
注:表中の数値は特に記載のない限り質量部によるものである(1部=1gに相当)。上記冷水可溶性ゼラチンとしては、新田ゼラチン(株)製の「ゼラチンFGH2001」を用いた。粘度の測定条件は: 東機産業B型粘度計R100型、ローターNo.3、ローター回転数1.2rpm、品温25℃とした。
【0019】
次に、各第1パッケージを25℃の雰囲気で6ヶ月間保存した。このゲル状食品用ベースを透明パウチの外側から観察することにより、油脂と原料の均一性を「ベースの分離の有無」として評価した。結果を表2に示す。
また、保存後の各第1パッケージを開封してボールに入れ、これに4℃の牛乳200質量部を加え、スプーンで均一になるまで混合し、型に入れて4℃の冷蔵庫内で30分間冷蔵してゲル化させてゼリーを得た。このようにして得たゼリーの「風味」、「食感」及び「外観」の評価結果を表2に示す。
尚、評価方法は官能による5点評価とし、5=非常に良好、4=良好、3=普通、2=やや劣る、1=非常に劣るとした。
【0020】
(表2)
【0021】
実施例5〜8
(液状水系ベースの製造)
グラニュー糖28.0質量部、低強度寒天0.35質量部、λ−カラギーナン0.15質量部、グルコン酸0.16質量部及び水71.34質量部を混合し、90℃に加熱し、撹拌して均一にして液状水系ベース100.0質量部を製造した(粘度300mPa・s、pH3.8)。この液状水系ベースを合成樹脂製パウチ容器に充填し、80℃、10分の条件で加熱殺菌処理し、第2パッケージを製造した。
【0022】
実施例5
実施例1で得た第1パッケージを開封してゲル状食品用ベース38.0質量部をボールに投入した後、上記液状水系ベース100.0質量部を添加し、これを混合して均一なものとした。次いで、牛乳200質量部を添加し、混合して均一なものとした。その後、この混合物を型に分注し、4℃の冷蔵庫内で30分間冷蔵してゲル化させてゼリーを製造した。
実施例6
実施例2で得たゲル状食品用ベース35.0質量部を用いて335.0質量部の混合物とした以外は実施例5と同様にしてゼリーを製造した。
実施例7
実施例3で得たゲル状食品用ベース35.4質量部を用いて335.4質量部の混合物とした以外は実施例5と同様にしてゼリーを製造した。
実施例8
実施例4で得たゲル状食品用ベース34.9質量部を用いて334.9質量部の混合物とした以外は実施例5と同様にしてゼリーを製造した。
【0023】
上述のようにして得たゼリーの「風味」、「食感」、「外観」の官能評価を以下の表3に示す。
【0024】
(表3)
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gel food base for preparing gel foods such as jelly, bavarois and mousse. The present invention also relates to a liquid aqueous base that can be used to prepare a gel food more easily when used together with the base. Further, the present invention relates to a kit for preparing a gel food, comprising the above-mentioned gel food base and a liquid aqueous base.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a powdery jelly powder containing gelatin, sucrose, a pigment, and the like has been known. In order to make jelly using this jelly element, the following method is used. That is, water is added to the jelly base and heated while mixing and stirring until the gelatin is dissolved, or a jelly solution is obtained by adding hot water of about 70 ° C. to the jelly base and mixing and stirring, Then, the jelly solution is put into a mold, cooled, and gelled. As described above, in order to make jelly using the above-mentioned jelly base, a heating step is necessary, and litter of gelatin is easily formed. It had to be carefully mixed over time with warming, which was cumbersome and time consuming. Therefore, the present applicant has proposed a gel food base in which a cold water-soluble gelling agent is dispersed in an oil or fat or an oil-based material (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-225690).
However, when a raw material having a higher specific gravity than fats and oils is dispersed in fats and oils, this gel food base disperses the fats and raw materials having a higher specific gravity than fats and oils after storage for a long period of time, resulting in an uneven state. It was found that the appearance was unfavorable. There is also a need for a gel food base capable of producing a gel food with further improved flavor, appearance and texture compared to conventional products. Furthermore, in view of health in recent years, it is also desired to reduce the content of fats and oils in a gel food base in which a cold water-soluble gelling agent is dispersed in fats and oils.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a gel food base in which a cold water-soluble gelling agent is uniformly dispersed in a liquid oil or fat, and can be stored while maintaining a uniform appearance for a long period of time. It is an object of the present invention to provide a gel food base that can easily produce good gel food.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a gel food base in which a cold water-soluble gelling agent is dispersed in fats and oils, wherein the water content is set to a predetermined ratio or less, and a specific sucrose fatty acid ester and a specific glycerin and / or polyglycerin fatty acid ester are used. It is based on the finding that the above problem can be efficiently solved by including it.
That is, the present invention is a gel food base having a water content of 5% by mass or less in which a cold water-soluble gelling agent is uniformly dispersed in a liquid fat or oil, wherein the HLB is 1 to 3 and the fatty acid group is stearic acid. The present invention provides a gel food base comprising a sucrose fatty acid ester and / or a sucrose fatty acid ester having an HLB of 1 to 3 and a fatty acid group of palmitic acid, and a glycerin fatty acid ester and / or a polyglycerin fatty acid ester. Further, the present invention provides a liquid aqueous base of 100 to 800 mPa · s (20 ° C.) for producing a gel food by mixing with the gel food base. Further, the present invention provides a kit for preparing a gel food, comprising a first package including the base for a gel food and a second package including the liquid aqueous base.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the present invention, the gel food base is mixed with liquid substances such as water, milk, tea, coffee, fruit juice and various beverages, and the mixture is uniformly heated with a spoon or the like without heating to obtain a jelly liquid. Is a base material for producing gel foods such as jelly, bavarois and mousse by gelling. Such a base is preferably a fluid base having a viscosity that does not hinder mixing with a liquid material. In particular, when a liquid aqueous base described below is used in combination, the viscosity of the gel food base is preferably 70,000 mPa · s or less, and more preferably 10,000 to 40,000 mPa · s. Measurement conditions: Toki Sangyo Type B viscometer R100, rotor No. 3, rotor speed 1.2 rpm, product temperature 25 ° C). By making the viscosity of the gel food base within the above specific range, the liquid substance, the liquid aqueous base and the gel food base are easily entangled, and the mixing becomes easy, and during the storage of the gel food base. Separation of fats and oils and raw materials other than fats and oils can be suppressed. The water content in the gel food base is 5% by mass (hereinafter simply referred to as%) or less, preferably 3% or less, in order to prevent the cold water-soluble gelling agent from forming a gel during storage of the base. % Or less, more preferably 1% or less.
[0006]
Liquid oils and fats used in the gel food base of the present invention may be edible oils and fats that are liquid at least at room temperature.Examples include sunflower oil, rapeseed oil, rice oil, olive oil, soybean oil, corn oil, salad oil, palm oil. And the like. The fat or oil can be appropriately selected depending on the flavor of the final target food, but from the viewpoint of preventing deterioration of the flavor of the base, use of a fat or oil having high antioxidation property is preferable, and sunflower oil is particularly preferable. According to the present invention, the base for a gel food in which a cold water-soluble gelling agent is dispersed in an oil or fat can have a relatively low oil or fat content. That is, the amount of the liquid oil used can be reduced to 33 to 47% of the total amount of the base. With such a low fat content, the taste masking effect of the fat or oil can be reduced. Therefore, it is possible to prepare a gel food having a good flavor as compared with a conventional gel food base in which a cold water-soluble gelling agent is dispersed in conventional fats and oils.
[0007]
The cold water-soluble gelling agent used for the gel food base of the present invention is a liquid or paste containing water (eg, water, milk, tea leaves such as black tea, green tea, coffee, fruit juice, various beverages) , Liquid yogurt, plain yogurt, etc. Hereinafter, a liquid substance and a paste-like substance are collectively referred to as a liquid substance, and are dissolved when added to a liquid substance to form a gel. Examples of the cold water soluble gelling agent include cold water soluble gelatin, cold water soluble carrageenan, cold water soluble xanthan gum, and pregelatinized starch. Among them, cold water-soluble gelatin is preferably used in consideration of the texture and flavor of the obtained gel food. The content of the cold water-soluble gelling agent may be appropriately set according to the type of the gelling agent and the texture of the gel food to be finally obtained.For example, cold water-soluble gelatin, cold water-soluble carrageenan, In the case of cold water soluble xanthan gum, the content may be 1 to 20% based on the gel food base. Moreover, you may adjust so that the said cold-water-soluble gelling agent may be contained in the ratio of 1-3% with respect to the total amount of the gel-like foodstuff finally obtained, for example. In addition, in the case of pregelatinized starch, it is preferable from the viewpoint of texture if the gelatinized food is blended with the base for gel food so as to be 5 to 10%.
[0008]
The gel food base of the present invention, by containing a specific sucrose fatty acid ester, a cold water-soluble gelling agent having a specific gravity greater than that of fats and oils, and powder raw materials such as sucrose settle during storage of the base, Separation from fats and oils can be suppressed, and can be stored and maintained in a uniform state. Specifically, in the present invention, it is essential to use a sucrose fatty acid ester of HLB of 1 to 3 and a fatty acid group of stearic acid and / or a sucrose fatty acid ester of HLB of 1 to 3 and a fatty acid group of palmitic acid. And When the sucrose stearic acid ester is contained, the amount is preferably 0.1 to 5%, more preferably 0.5 to 3%, based on the gel food base. When the sucrose palmitate is contained, the amount is preferably 0.1 to 5%, more preferably 0.5 to 3%, based on the gel food base. When the two sucrose fatty acid esters are used in combination, the total amount thereof is preferably 0.1% or more, more preferably 0.1 to 5%, based on the gel food base. Most preferably, it is 1 to 3%. The sucrose fatty acid ester preferably has an HLB of 1. In the present invention, it is preferable to use the above two kinds of sucrose fatty acid esters in combination.
[0009]
Further, the gel food base of the present invention contains a glycerin fatty acid ester and / or a polyglycerin fatty acid ester. Particularly preferred in the present invention is an embodiment in which a polyglycerin fatty acid ester is essential, and an embodiment in which both are used in combination. By including the glycerin fatty acid ester, sedimentation of the powder raw material during storage of the base can be more effectively prevented. Further, by containing the polyglycerin fatty acid ester, separation of oil and fat and water which occur during the period from mixing of the liquid substance and the base to gelation can be prevented. As the glycerin fatty acid ester, for example, those having a fatty acid group of stearic acid, palmitic acid, or behenic acid can be used, and among these, those having a fatty acid group of stearic acid are preferable. Further, as the polyglycerin fatty acid ester, those having a fatty acid group of oleic acid are preferable, and these diglycerin fatty acid esters, triglycerin fatty acid esters, and tetraglycerin fatty acid esters can be used, and diglycerin fatty acid esters are preferable. . In the present invention, the use of diglycerin monooleate is preferred in that a particularly uniform gel food can be obtained.
[0010]
The amount of the ester is preferably determined in consideration of emulsification of water and oils and fats and obtaining a gel having a smooth texture. For example, when the glycerin fatty acid ester is contained, the amount of the glycerin fatty acid ester is preferably 0.1 to 2%, more preferably 0.5 to 1.5%, based on the mass of the gel food base. . When the above-mentioned polyglycerin fatty acid ester is contained, its addition amount is preferably 0.1 to 2%, more preferably 0.5 to 1.5%, based on the mass of the gel food base. is there. In the present invention, when the glycerin fatty acid ester and the polyglycerin fatty acid ester are used in combination, the total amount is preferably 0.1 to 4%, more preferably 1 to 3%. .
When the amount of fats and oils in the gel food base is used as a reference, the amount of each ester is as follows. In the embodiment containing the glycerin fatty acid ester, the amount is preferably 0.1 to 4%, more preferably 1 to 3%. In the embodiment containing the polyglycerin fatty acid ester, the amount is preferably 0.2 to 5.0%, more preferably 1.0 to 5.0%, based on the amount of fats and oils in the gel food base. 3.0%. In the present invention, when the glycerin fatty acid ester and the polyglycerin fatty acid ester are used in combination, the total amount is preferably 0.2 to 9%, more preferably 2 to 9%, based on the amount of fats and oils. 6%.
[0011]
In addition to the raw materials described above, for example, sugars such as sucrose and trehalose, sugar alcohols such as sorbitol and maltitol, or citric acid, as long as the moisture content of the obtained gel food base does not exceed 5%. Organic acids such as ascorbic acid and malic acid or salts thereof, flavors, coloring agents, emulsifiers, powdered milk raw materials, cocoa powder, matcha powder, almond paste and the like can be arbitrarily compounded. In addition, among the above-mentioned raw materials, when a material having a specific gravity greater than that of a liquid oil at normal temperature is used, by using a material having a particle size of 20 μm or less, for example, a small particle size of about 10 μm, the sedimentation of the raw material other than the oil and fat is further improved. Can be prevented.
The base for a gelled food of the present invention comprises the components described below, that is, a liquid oil or fat, a cold water-soluble gelling agent, a sucrose fatty acid ester of HLB of 1 to 3 and a fatty acid group of stearic acid, and / or an HLB of 1 to 3. The fatty acid group can be provided by uniformly mixing a sucrose fatty acid ester of palmitic acid and a glycerin fatty acid ester and / or a polyglycerin fatty acid ester by a known mixing means such as a mixer, and filling and sealing the container. After filling and sealing, if necessary, heat sterilization may be performed. In addition, other arbitrary raw materials can be added.
[0012]
A second aspect of the present invention is a liquid aqueous base for producing a gel food by mixing with the gel food base of the first aspect described above. More specifically, the liquid aqueous base of the present invention has a viscosity of 100 to 800 mPa · s (20 ° C.), preferably 200 to 400 mPa · s. By using a liquid aqueous base having a viscosity in such a range, the entanglement with the gel food base and the liquid material can be improved, and a more uniform gel food can be prepared. The viscosity adjustment of the liquid aqueous base is preferably performed using low-strength agar and / or λ-carrageenan, and it is particularly preferable to use both of them. As a low-strength agar, the viscosity of a 1.5% solution (product temperature 85 ° C.) is 5 mPa · s or less, preferably 2 to 4 mPa · s, and the gel strength of the solution at 20 ° C. is 30 ± 20 g. / Cm 2 (according to a daily cold water jelly measurement method) is preferably used. In the present invention, the low-strength agar is preferably used in an amount of 0.1 to 0.6% based on the mass of the liquid aqueous base.
[0013]
Also, by including λ-carrageenan in the liquid aqueous base, the generation of lumps when mixing the gel food base, the liquid substance and the liquid aqueous base is more reliably prevented, and a more uniform gel is formed. Further, it is possible to prevent a decrease in viscosity during storage of the liquid aqueous base. The amount of λ-carrageenan added is preferably determined in relation to the amount of low-strength agar. For example, when 0.1 to 0.6% of low-strength agar is added to a liquid aqueous base, 0.05 to 0.5% of λ-carrageenan is preferably added.
Moreover, you may add a granulated sugar, an organic acid, an organic acid salt, a flavor, a coloring agent, a fruit juice, etc. to the liquid aqueous base of this invention. Among them, saccharides such as granulated sugar are preferably contained in an amount of 10 to 30% based on the mass of the liquid aqueous base. Examples of the organic acid include citric acid, ascorbic acid, gluconic acid, and the like. It is preferable to adjust the liquid aqueous base to a low pH by including these to improve the storage stability. In particular, since sterilization conditions can be relaxed, a decrease in viscosity of the liquid aqueous base due to heat received during sterilization can be suppressed.
The remaining portion of the liquid aqueous base of the present invention can use aqueous raw materials such as alkaline ionized water, distilled water, city water, tea leaf extract such as black tea and green tea, coffee, and various juices.
[0014]
The gel food base of the present invention can produce a gel food with or without the use of the liquid aqueous base. Examples in which a liquid aqueous base is not used are as follows: (1) The gel food base of the present invention obtained as described above is placed in a container. {Circle around (2)} A liquid substance at a low temperature to a normal temperature range of 3 to 30 ° C. is added thereto, and mixed until uniform. In addition, it is preferable to use 3 to 6 parts of the above liquid material with respect to 1 part of the gel food base. Thereafter, (3) this is put in a desired mold and refrigerated at 2 to 10 ° C. for 30 to 60 minutes to obtain a gel food.
In addition, in the case of producing a gel food by using the above-mentioned gel food base and the above-mentioned liquid aqueous base together, for example, it can be carried out as follows. (1) Open the gel food base and put it in a container. {Circle around (2)} Open the liquid aqueous base, put it in a container, and mix it evenly with a spoon or other device. {Circle around (3)} Add liquids such as milk, water and fruit juice and mix until uniform. {Circle around (4)} This mixture is put into a mold having an arbitrary shape and cooled and gelled in a low-temperature atmosphere such as in a refrigerator for 30 to 60 minutes. The mixing ratio of the above components can be adjusted depending on the gel food to be obtained.
[0015]
Further, a third aspect of the present invention is a kit for preparing a gel-like food, comprising a first package containing the above-mentioned gel-like food base and a second package containing the above-mentioned liquid aqueous base. If necessary, a package filled with a pulp paste or the like may be added as a third package. By using such a kit, a gel food can be easily and rapidly produced.
[0016]
【The invention's effect】
The gel food base of the present invention can prevent a raw material having a higher specific gravity than fats and oils from settling even when stored for a long period of time, and can maintain a uniform appearance for a long period of time.
Further, according to the base for a gel food of the present invention, a gel food excellent in flavor, texture and appearance can be easily and rapidly produced as compared with conventional products. Further, according to the present invention, a texture that is smoother than conventional products and has a good mouth-melting texture is obtained. Further, according to the present invention, it is possible to easily prepare a uniform gel food without oil floating.
[0017]
【Example】
Examples 1 to 4: Production of gel food base (1) Sunflower oil was charged into a mixer in an amount shown in Table 1 below, and heated to 80 ° C.
{Circle around (2)} After the temperature reached 80 ° C., the raw materials shown in Table 1 were added at the ratios shown in Table 1.
{Circle around (3)} This was mixed for 3 minutes to make the raw material uniform.
{Circle around (4)} The gel food base was filled and sealed in a transparent pouch container made of synthetic resin.
(5) After cooling, a gel food base was produced.
[0018]
(Table 1)
Note: The numerical values in the table are based on parts by mass unless otherwise specified (1 part = 1 g). "Gelatin FGH2001" manufactured by Nitta Gelatin Co., Ltd. was used as the cold water soluble gelatin. The viscosity was measured under the following conditions: Toki Sangyo B type viscometer R100, rotor No. 3. The rotor speed was 1.2 rpm and the product temperature was 25 ° C.
[0019]
Next, each first package was stored in an atmosphere at 25 ° C. for 6 months. By observing this gel-like food base from the outside of the transparent pouch, the uniformity of the fats and oils and the raw materials was evaluated as “presence or absence of separation of the base”. Table 2 shows the results.
In addition, each of the first packages after storage is opened and placed in a bowl. 200 parts by mass of milk at 4 ° C. is added thereto, mixed until uniform with a spoon, placed in a mold, and placed in a refrigerator at 4 ° C. for 30 minutes. Refrigerated and gelled to obtain jelly. Table 2 shows the evaluation results of "flavor", "texture" and "appearance" of the jelly thus obtained.
The evaluation method was a five-point evaluation based on sensory evaluation. 5 = very good, 4 = good, 3 = normal, 2 = slightly poor, and 1 = very poor.
[0020]
(Table 2)
[0021]
Examples 5 to 8
(Manufacture of liquid aqueous base)
28.0 parts by mass of granulated sugar, 0.35 parts by mass of low-strength agar, 0.15 parts by mass of λ-carrageenan, 0.16 parts by mass of gluconic acid and 71.34 parts by mass of water are mixed and heated to 90 ° C. The mixture was stirred and made uniform to produce 100.0 parts by mass of a liquid aqueous base (viscosity: 300 mPa · s, pH: 3.8). The liquid aqueous base was filled in a synthetic resin pouch container and subjected to heat sterilization at 80 ° C. for 10 minutes to produce a second package.
[0022]
Example 5
After the first package obtained in Example 1 was opened and 38.0 parts by mass of the gel food base was put into a bowl, 100.0 parts by mass of the liquid aqueous base was added, and the mixture was mixed to obtain a uniform mixture. It was taken. Next, 200 parts by mass of milk was added and mixed to obtain a uniform product. Thereafter, the mixture was dispensed into a mold, and refrigerated in a refrigerator at 4 ° C. for 30 minutes to be gelled, thereby producing jelly.
Example 6
A jelly was produced in the same manner as in Example 5, except that 35.0 parts by mass of the gel food base obtained in Example 2 was used to prepare a mixture of 335.0 parts by mass.
Example 7
A jelly was produced in the same manner as in Example 5, except that 35.4 parts by mass of the gel food base obtained in Example 3 was used to prepare a mixture of 335.4 parts by mass.
Example 8
A jelly was produced in the same manner as in Example 5, except that a mixture of 334.9 parts by mass was used using 34.9 parts by mass of the gel food base obtained in Example 4.
[0023]
Table 3 below shows the sensory evaluation of the “flavor”, “texture”, and “appearance” of the jelly obtained as described above.
[0024]
(Table 3)
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