JP3588521B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、特にDRAMのデータ拡張出力(Extended Data Out:EDO)機能を制御する半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロプロセッサの高速化に対して、メモリの動作速度が追従できず、システムの性能がメモリの動作速度によって律速されてしまうメモリボトルネックの問題が顕在化してきた。これを解決するために従来のファーストページモードよりもデータ転送速度の速いダイナミックRAM(DRAM)が提案されているが、EDOはその中の一方式である(特開平6−333393号公報等)。
【0003】
DRAMのEDOモードにおけるデータ出力方法をファーストページモードと比較したものが図4である。図4にはリードサイクルにおけるRAS(ローアドレスストローブ)信号,CAS(コラムアドレスストローブ)信号,アドレスのタイミングとファーストページモードとEDOモードにおけるI/O端子の状態を示している。なお、OE(アウトプットイネーブル)信号はローレベル(以下、“L”と記す)、WE(ライトイネーブル)信号はハイレベル(以下、“H”と記す)である。
【0004】
ファーストページモードでは、CAS信号の立ち上がりエッジから時間tOFF 後にデータがHi−Z(ハイインピーダンス)状態になるのに対して、EDOモードでは、CAS信号の立ち上がりエッジではHi−Z状態とはならず、次のCAS信号の立ち下がりエッジから時間tDCH 後までデータ出力が保持されることが特徴である。
【0005】
以下に、従来のEDOを制御する半導体集積回路について説明する。
図5は従来のEDO制御回路ならびにデータルータ系のブロック図を示すものであり、図6は図5の各部の動作タイミング図である。図5において、1は外部アドレス15を入力としてコラムアドレス16を発生するコラムアドレスバッファである。2はコラムアドレス15を入力として特定のコラム選択線35を選択するコラムデコーダである。3はコラムアドレス16を入力としてアドレス遷移信号(ATD信号)17を発生するATD発生回路である。4はATD信号を入力としてイコライズ信号(FF信号)18を発生するイコライズ信号発生回路である。5はFF信号18を入力として第2アンプ活性化信号(OBR信号32およびXOBS信号33)を出力する第2アンプ活性化信号発生回路である。
【0006】
6はメモリセル(図示せず)の出力を増幅するセンスアンプである。7はセンスアンプ6のデータ出力を入力としてDB信号19およびXDB信号20を出力するコラムスイッチである。8はDB信号19およびXDB信号20をFF信号18に従って増幅してIORD信号21およびXIORD信号22を出力する第1アンプである。9はOBR信号32およびXOBS信号33によって制御されIORD信号21およびXIORD信号22を入力としてLATIN信号23を出力する第2アンプである。10はEDOLAT信号25に従ってLATIN信号23をラッチしてLATOUT信号24を出力するラッチ回路である。
【0007】
26は外部制御信号であるCAS信号を入力として内部制御信号であるXCAS信号27を発生するCASバッファであり、XCAS信号27はCAS信号と同相である。28はXCAS信号27を入力としてEDOLAT信号25を発生するラッチ回路制御信号発生回路である。36はXCAS信号27を入力としてコラムアドレスバッファ制御信号(XCL1C信号28)を発生するコラムアドレスバッファ制御回路である。
【0008】
11はXCAS信号27を入力として出力制御信号(CG6信号29)を発生する出力制御信号発生回路である。12はLATOUT信号24とCG6信号29との論理積をとりPDTOUT信号34を出力するAND回路である。13はPDTOUT信号34をバッファリングしてDTOUT信号30を出力するバッファ回路である。14はDTOUT信号30を入力してDOUT信号31を出力する出力トランジスタである。出力制御信号発生回路11から出力トランジスタ14までの回路で出力回路が構成される。
【0009】
以上のような構成の半導体集積回路においては、XCAS信号27を基にコラムアドレスバッファ制御回路36により生成されるXCL1C信号28によってコラムアドレスバッファ1が制御され、EDOサイクル中は外部制御信号であるCAS信号が“H”の期間外部アドレス15が受け付けられ、コラムアドレス16が出力される。なお、CAS信号は、直接的には、XCL1C信号28で制御されて、外部アドレスを受け付けることになるが、XCL1C信号28は、CAS信号から、ほぼ同じタイミングで生成されるので、結局アドレスを受け付ける期間は、上述のように外部制御信号であるCAS信号で決まることになる。
【0010】
コラムアドレスバッファ制御回路36より出力されるコラムアドレス16の遷移がアドレス遷移検出回路3により検出されると、アドレス遷移検出回路3からATD信号17が発生する。このATD信号17がイコライズ信号発生回路4に入力されると、イコライズ信号発生回路4によりFF信号18が生成され、データバスのイコライズが行われる。なお、データバスのイコライズとは、データバスの電圧を等しくすることであり、イコライズされるデータバスとしては、図1の例では、DB、XDB、IORD、XIORDがある。
【0011】
一方、コラムアドレス16がコラムデコーダ2によってデコードされ、対応したコラム選択線35が選択され、対応するコラムスイッチ7が開いてセンスアンプ6のデータが第1アンプ8に伝えられる。第1アンプ8に入力されたデータはFF信号18によって増幅され、相補データバスのIORD信号21,XIORD信号22として第2アンプ9に伝えられる。
【0012】
ここで、第1アンプ8に入力されたデータがFF信号18によって増幅されるときの、FF信号18の機能について詳しく説明する。つまり、FF信号18が“H”になると、DB信号19とXDB信号20が、またIORD信号21とXIORD信号22がイコライズされる。そして、FF信号18が“H”から“L”になると、データバス(DB,XDB,IORD,XIORD)上のデータが増幅される。
【0013】
また、FF信号18から第2アンプ活性化信号発生回路5によって第2アンプ活性化信号であるOBR信号32,XOBS信号33が生成されるが、第2アンプ9に入力されたデータは、OBR信号32,XOBS信号33によって増幅、ラッチされる。具体的には、OBR信号32の“L”から“H”への遷移によって第2アンプ9でラッチされていたデータがリセットされ、XOBS信号33の“H”から“L”への遷移によって入力データの増幅、ラッチが行われる。
【0014】
この第2アンプ9の出力であるLATIN信号23をラッチ回路10によりラッチする。ラッチ回路10は、CAS信号から、つまりXCAS信号27からラッチ回路制御信号発生回路28によって生成したEDOLAT信号25により制御する。具体的には、CAS信号が“L”の期間はこのラッチ回路10をスルー状態とし、CAS信号が“H”の期間はラッチ動作をさせ、第2アンプ9の出力をラッチする。
【0015】
このラッチ回路10の出力であるLATOUT信号24はCAS信号を基に出力制御信号発生回路11によって生成されるCG6信号29とAND回路12によって論理積をとり、その出力であるPDTOUT信号34をバッファ回路13によりバッファリングし、バッファ回路13の出力であるDTOUT信号30を出力トランジスタ14を介して最終的にDOUT信号(データ出力)31として外部に出力させる。
【0016】
なお、図6中のYA,YB,YCの信号は図5の回路において、各コラムアドレス毎に設けられているコラム選択線35のうち、それぞれアドレスCOLA,COLB,COLCに対応する信号である。
上記の出力制御信号であるCG6信号29は、通常はリードサイクル中CAS信号が“L”のとき活性化されるが、EDOリードサイクル中はCAS信号の状態にかかわらず活性化される。この構成によりCAS信号が“H”の期間はデータがラッチされるのでEDO機能が実現できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
EDO動作を高速で行う場合にはサイクルが短くなるため、CAS信号が“L”の期間(tCAS )および“H”の期間が短くなっても動作が保証される必要がある。しかしながら上記の構成では、コラムアドレスセットアップ時間が短くなってアクセス時間がコラムアドレスアクセス時間tAAで決まるようなタイミングの時に、tCAS で表わされるCAS信号が“L”の期間が短くなると、CAS信号が立ち上がることによってラッチ回路10によってデータがラッチされるタイミングが、第2アンプ9の出力データLATIN23の確定のタイミングよりも早くなってしまい、正しいデータがラッチされず、EDO動作が不可能になるという欠点を有していた。例えば、RASアクセスタイム60nsの場合、tAAとしては30ns、tCAS としては10ns程度が要求される。このような問題が生じる理由はコラムアドレスセットアップ時間が任意に設定できる、すなわち非同期な動作を要求するのに対し、EDOのデータ出力は外部CAS信号に同期させて制御する必要があるためである。
【0018】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、アクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングでかつtCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチし、EDO機能を実現できる半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の半導体集積回路は、外部アドレスが入力され、外部制御入力によって制御されて内部アドレスを出力するアドレスバッファと、前記内部アドレスの遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、前記アドレス遷移検出回路の出力に基づいて発生されるアンプ活性化信号によって制御され、データを増幅するアンプと、前記アンプの出力をラッチするラッチ回路と、前記ラッチ回路にラッチされたデータを外部に出力させる出力回路とを備え、前記アドレス遷移検出回路の出力から第1のイコライズ信号発生回路によってイコライズ信号を発生し、前記イコライズ信号から第1のアンプ活性化信号発生回路によって前記アンプ活性化信号を発生させるようにし、前記第1のイコライズ信号発生回路および前記第1のアンプ活性化信号発生回路と同じ構成の第2のイコライズ信号発生回路および第2のアンプ活性化信号発生回路を用いて、前記外部制御入力の遷移を検出して発生される信号を所定量遅延させて遅延信号を発生し、前記遅延信号を用いて発生されるラッチ回路制御信号により前記ラッチ回路を制御してデータをラッチするようにしたことを特徴とする。
【0020】
この構成によると、アクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングの場合でもCAS信号の立ち上がりによりアドレス遷移検出信号が発生されアンプがリセットされる直前のデータをラッチすることができる。すなわち非同期に入力された最後のコラムアドレスに対応したデータ、言い替えれば本来ラッチするべきデータをラッチすることができる。よってアクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングでかつtCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチし、EDO機能を実現できる。
【0022】
また、第1のイコライズ信号発生回路および前記第1のアンプ活性化信号発生回路と同じ構成の第2のイコライズ信号発生回路および第2のアンプ活性化信号発生回路を用いて遅延信号を発生しているので、ラッチ回路を制御させるための遅延信号を正確に設定することができる。
請求項2記載の半導体集積回路は、請求項1記載の半導体集積回路において、外部制御入力をバッファ回路によりバッファして発生させた内部制御信号を第1の入力とし、遅延信号を第2の入力とするフリップフロップをさらに備え、前記フリップフロップにより前記ラッチ回路制御信号を発生させるようにしたことを特徴とする。
【0023】
この構成によると、遅延信号の延長により、tCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチすることができ、しかもこの遅延がアクセスタイムに影響を及ぼさない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態における半導体集積回路のブロック図を示し、図2は図1の半導体集積回路の一部(第2アンプ9、ラッチ回路10、ラッチ回路制御信号発生回路54、AND回路12)の詳細図を、図3は動作タイミング図をそれぞれ示すものである。図1の構成において、従来例(図5)と異なる部分は第2アンプ9の出力信号であるLATIN信号23をラッチするラッチ回路10を制御する信号EDOLAT’60の生成部であり、この生成部は、イコライズ信号発生回路50、第2アンプ活性化信号発生回路52、ラッチ回路制御信号発生回路54から構成され、イコライズ信号発生回路50および第2アンプ活性化信号発生回路52は、イコライズ信号発生回路4および第2アンプ活性化信号発生回路5と同じ構成である。
【0025】
以下、この半導体集積回路の動作を説明する。
この半導体集積回路においては、XCAS信号27を基にコラムアドレスバッファ制御回路36により生成されるXCL1C信号28によってコラムアドレスバッファ1が制御され、EDOサイクル中は外部制御信号であるCAS信号が“H”の期間外部アドレス15が受け付けられ、コラムアドレス16が出力される。
【0026】
コラムアドレスバッファ1より出力されるコラムアドレス16の遷移がアドレス遷移検出回路3により検出されると、アドレス遷移検出回路3からATD信号17が発生する。このATD信号17がイコライズ信号発生回路4に入力されると、イコライズ信号発生回路4によりFF信号18が生成され、データバスのイコライズが行われる。
【0027】
一方、コラムアドレス16がコラムデコーダ2によってデコードされ、対応したコラム選択線35が選択され、対応するコラムスイッチ7が閉じてセンスアンプ6のデータが第1アンプ8に伝えられる。第1アンプ8に入力されたデータはFF信号18によって増幅され、相補データバスのIORD信号21,XIORD信号22として第2アンプ9に伝えられる。
【0028】
また、FF信号18から第2アンプ活性化信号発生回路5によって第2アンプ活性化信号であるOBR信号32,XOBS信号33が生成されるが、第2アンプ9に入力されたデータは、OBR信号32,XOBS信号33によって増幅、ラッチされる。具体的には、OBR信号32の“L”から“H”への遷移によって第2アンプ9でラッチされていたデータがリセットされ、XOBS信号33の“H”から“L”への遷移によって入力データの増幅、ラッチが行われる。
【0029】
以上の動作は従来例と同じである。
つぎに、第2アンプ9の出力であるLATIN信号23をラッチ回路10によりラッチするのであるが、制御信号であるEDOLAT’信号60の生成方法が前述したように従来例とは異なる。この実施の形態では、イコライズ信号発生回路50と第2アンプ活性化信号発生回路52を新たに設け、CAS信号の“L”から“H”への遷移をイコライズ信号発生回路50で検出してイコライズ信号発生回路50からFF’信号51を発生させ、さらにFF’信号51によって第2アンプ活性化信号発生回路52からOBR’信号53を発生させる。
【0030】
第2アンプ活性化信号発生回路52は前述したように、第2アンプ活性化信号発生回路5と同じ構成であり、信号遅延量もほぼ等しい。OBR’信号53はCAS信号の“L”から“H”への遷移により発生され、OBR信号32はコラムアドレス16の遷移により発生されるが、このOBR信号32を発生するコラムアドレス16の遷移が生じるのは、CAS信号が“L”から“H”へ遷移してコラムアドレスバッファ1がイネーブルとなった後になるので、OBR’信号53はOBR32よりも若干早いタイミングで発生する。OBR’ 信号53からラッチ回路制御信号発生回路54によってEDOLAT’信号60を発生させ、このEDOLAT’信号60でラッチ回路10を制御する。ラッチ回路10でラッチされたデータは従来例と同様の方法で出力される。
【0031】
OBR’信号53はOBR信号32よりも早いため、EDOLAT’信号60はOBR信号32のタイミングよりも若干早くなる。これによりCAS信号の“L”から“H”への遷移により発生するOBR信号32により第2アンプ9がリセットされる直前のデータ、すなわち本来ラッチするべきデータのLATIN信号23がラッチできる。よって、CAS信号が“H”の期間(コラムアドレスを受け付ける期間)にコラムアドレスが何回か遷移して第2アンプ9のラッチデータが更新されたとしても最後のアドレスに対応したデータ、すなわち真のデータをラッチすることができる。これにより、tCAS が短くなってもCAS信号が再び“L”から“H”に遷移して第2アンプ9をリセットするときにコラムアドレスに対応したデータがラッチされていれば、ラッチ回路10で正しいデータをラッチでき、EDO動作を保証できる。
【0032】
ここで、CAS信号が再び“L”から“H”に遷移して第2アンプ9をリセットするときにコラムアドレスに対応したデータがラッチされていることが必要であるという条件について詳しく説明する。すなわち、CAS信号が再び“L”から“H”に遷移してOBR信号32が“L”から“H”になると、第2アンプ9がリセットされる。つまり、LATIN,XLATINがともに“L”になる。ラッチ回路10は、第2アンプ9の出力を受けて動作するので、正しいデータをラッチするためには、第2アンプ9がリセットされる前に、第2アンプ9から正しいデータを受け取って、これをラッチしなければならないのである。
【0033】
ラッチ回路10は、CAS信号からイコライズ信号発生回路50、第2アンプ活性化信号発生回路52を経由して、ラッチ回路制御信号発生回路54によって生成した信号EDOLAT’信号60により制御される。つまり、CAS信号が“L”の期間はこのラッチ回路10はスルー状態となり、CAS信号が“H”の期間はこのラッチ動作をさせ、第2アンプ9の出力をラッチする。
【0034】
このラッチ回路10の出力であるLATOUT信号24はCAS信号を基に出力制御信号発生回路11によって生成されるCG6信号29とAND回路12によって論理積をとり、その出力であるPDTOUT信号34をバッファ回路13によりバッファリングし、バッファ回路13の出力であるDTOUT信号30を出力トランジスタ14を介して最終的にDOUT信号(データ出力)31として外部に出力させる。
【0035】
上記の出力制御信号であるCG6信号29はリードサイクル中活性化されるが、EDOリードサイクル中はCAS信号の状態にかかわらず活性化される。この構成によりCAS信号が“H”の期間はデータがラッチされるのでEDO機能が実現できる。
以上のように、この半導体集積回路によると、外部のCAS信号の立ち上がりエッジでイコライズ信号(FF信号)と同じパルス幅をもつ信号を発生し、その信号から第2アンプ活性化信号(OBR信号32)と同じタイミングのOBR’信号53を発生させ、このOBR’信号53に基づいてEDOLAT’信号60を作ってラッチ回路10を動作させるという構成により、アクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングでかつtCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチし、EDO機能を実現できる優れた半導体集積回路を実現できるものである。
【0036】
つぎに、図2を参照しながら、第2アンプ9、ラッチ回路10、AND回路12およびラッチ回路制御信号発生回路54の構成について詳しく説明する。図2に示すように、この実施の形態では、ラッチ回路制御信号発生回路54にフリップフロップを用いており、CAS信号が“L”になるとCAS信号をバッファして発生させた内部制御信号であるXCAS信号が“L”になり、このフリップフロップの出力、すなわちEDOLAT’信号が“H”になる。その結果、ラッチ回路10がスルー状態になり、第2アンプ9のデータがそのままラッチ回路10から出力される。CAS信号が“H”になるとXCAS信号も“H”になるが、その遷移からイコライズ信号発生回路50、第2アンプ活性化信号発生回路52による遅延を経てOBR’信号53が発生され、このOBR’信号53によってフリップフロップの出力が“L”になる。その結果、ラッチ回路10でデータがラッチされ、つぎにCAS信号が“L”になり新たなデータが第2アンプ9で準備されるまで、前のデータを保持する。CAS信号が“H”になってからラッチ回路10でデータをラッチするまでの期間には、tCAS が短くなって第2アンプ9の出力が正しいデータに確定する前にCAS信号が“H”になった場合でも正しいデータをラッチできるように遅延が入るが、CAS信号が“L”になってからラッチがスルー状態になるまでの期間にはこの遅延が入らない。したがってこの遅延がアクセスタイムに悪影響を及ぼすようなことはない。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の半導体集積回路によれば、アクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングの場合でもCAS信号の立ち上がりによりアドレス遷移検出信号が発生されアンプがリセットされる直前のデータをラッチすることができ、したがって本来ラッチするべきデータをラッチすることができる。よってアクセスタイムがtAAで決まるようなタイミングでかつtCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチし、EDO機能を実現できる。
【0038】
また、この半導体集積回路によれば、第1のイコライズ信号発生回路および第1のアンプ活性化信号発生回路と同じ構成の第2のイコライズ信号発生回路および第2のアンプ活性化信号発生回路を用いて遅延信号を発生しているので、ラッチ回路を制御させるための遅延信号を正確に設定することができる。
請求項2記載の半導体集積回路によれば、遅延信号の延長により、tCAS が短くなった場合にもデータを正しくラッチすることができ、しかもこの遅延がアクセスタイムに影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における半導体集積回路(EDO制御回路ならびにデータルータ系)のブロック図である。
【図2】図1の半導体集積回路の一部( 第2アンプ、ラッチ回路、ラッチ回路制御信号発生回路、AND回路)の詳細な回路図である。
【図3】図1の半導体集積回路の動作を示す動作タイミング図である。
【図4】DRAMのEDOモードにおけるデータ出力方法とファーストページモードを比較するためのタイミング図である。
【図5】従来の半導体集積回路(EDO制御回路ならびにデータルータ系)のブロック図である。
【図6】図5の半導体集積回路の動作を示す動作タイミング図である。
【符号の説明】
1 コラムアドレスバッファ
2 コラムデコーダ
3 アドレス遷移検出回路
4 イコライズ信号発生回路
5 第2アンプ活性化信号発生回路
6 センスアンプ
7 コラムスイッチ
8 第1アンプ
9 第2アンプ
10 ラッチ回路
11 出力制御信号発生回路
12 AND回路
13 バッファ回路
14 出力トランジスタ
26 CASバッファ
36 コラムアドレスバッファ制御回路
50 イコライズ信号発生回路B
52 第2アンプ活性化信号発生回路
54 ラッチ回路制御信号発生回路
Claims (2)
- 外部アドレスが入力され、外部制御入力によって制御されて内部アドレスを出力するアドレスバッファと、前記内部アドレスの遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、前記アドレス遷移検出回路の出力に基づいて発生されるアンプ活性化信号によって制御され、データを増幅するアンプと、前記アンプの出力をラッチするラッチ回路と、前記ラッチ回路にラッチされたデータを外部に出力させる出力回路とを備え、前記アドレス遷移検出回路の出力から第1のイコライズ信号発生回路によってイコライズ信号を発生し、前記イコライズ信号から第1のアンプ活性化信号発生回路によって前記アンプ活性化信号を発生させるようにし、前記第1のイコライズ信号発生回路および前記第1のアンプ活性化信号発生回路と同じ構成の第2のイコライズ信号発生回路および第2のアンプ活性化信号発生回路を用いて、前記外部制御入力の遷移を検出して発生される信号を所定量遅延させて遅延信号を発生し、前記遅延信号を用いて発生されるラッチ回路制御信号により前記ラッチ回路を制御してデータをラッチするようにしたことを特徴とする半導体集積回路。
- 外部制御入力をバッファ回路によりバッファして発生させた内部制御信号を第1の入力とし、前記遅延信号を第2の入力とするフリップフロップをさらに備え、前記フリップフロップにより前記ラッチ回路制御信号を発生させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
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