JP3585361B2 - 配管ダクトの端部蓋部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側壁部材と天蓋部材とで構成する配管ダクトの端部に取り付けるために側縁部に連結片を設けて、前記側壁部材に前記連結片を重ねた状態で、前記連結片と前記側壁部材とを連結部材によって連結自在な配管ダクトの端部蓋部材(以下、単に「端部蓋部材」と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の端部蓋部材としては図3に示すものがあった。
ここでの配管ダクトDは、例えば、クーラー配管或いは電気ケーブル等の各種の配管・長尺体を建物の屋上等に配設するためのものである。当該配管ダクトDを用いることで、各種配管の配設作業を容易に行えることに加え、日光の紫外線や雨水から上記各種配管を保護することができる。
上記配管ダクトDは、通常、隣接する配管ダクトDどうしを連結して用いるが、所定の箇所においては、配管ダクトDの端部を閉塞する必要が生じる場合がある。このような箇所には、図3に示すごとく配管ダクトDの端部に端部蓋部材1を取付ける。
前記配管ダクトDは、通常、一対の側壁部材2と、当該一対の側壁部材2に掛け渡される天蓋部材3とに対して取付ける。この取付けは、端部蓋部材1に設けた連結片11を取付ネジ5を用いて前記側壁部材2に連結することで行う。当該連結片11は、例えば前記端部蓋部材1の双方の側縁部1Cに夫々二箇所ずつ設けてある。前記側壁部材2および前記連結片11には、前記取付ネジ5を挿通するための取付孔7を設けてある。前記連結片11については、前記取付孔7の裏側に、前記取付ネジ5を螺着させるためのナット6を取り付けてある。
このように、従来の端部蓋部材1は、前記連結片11を前記側壁部材2の内側に位置させ、側壁部材2の外方から取付ネジ5を挿通して前記ナット6に螺着することで、配管ダクトDに取り付けられるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の端部蓋部材1によれば次のような問題があった。
上述のごとく、従来の端部蓋部材1は原則として前記連結片11のみを用いて配管ダクトDに取付けられるものであり、前記天蓋部材3の下面は、端部蓋部材1の上縁部1Aに設けた載置片20に当接あるいは近接させるに過ぎなかった。このため、天蓋部材3が上方に湾曲している場合には当該天蓋部材3と前記載置片20との間に隙間が生じ、雨水あるいは日光の遮断を十分に行えないばかりか、強風時には天蓋部材3がバタついたり、さらには、外観が損なわれる等の不都合が生じていた。
また、端部蓋部材1を配管ダクトDに連結する場合の作業性に注目すると、従来の構造では、例えば端部蓋部材1を配管ダクトDに位置合わせして仮固定する際に、端部蓋部材1が配管ダクトDの内部に入り過ぎる場合があった。このため、取付ネジ5を挿通するために、側壁部材2の取付孔7と連結片11の取付孔7との位置合わせが煩雑となっていた。
【0004】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、配管ダクトの端部を確実に閉塞することができ、取付けが容易な配管ダクトの端部蓋部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明の特徴構成を、図1および図2に示した例を参考に説明する。
(構成1)
本発明の端部蓋部材1は、請求項1に記載したごとく、側壁部材2に連結片11を重ねた状態で、天蓋部材3の外面側に二箇所で重ね配置する外嵌突出片部12と、前記天蓋部材3の内面側に重ね配置する内嵌突出片部13とを上縁部1Aに設けて構成した点に特徴を有する。
(作用・効果)
本構成であれば、外嵌突出片部と内嵌突出片部とが天蓋部材を挟持して、端部蓋部材の上縁部と天蓋部材との間の隙間をなくすことができ、天蓋部材と端部蓋部材との境界から雨水や日光が侵入すること、或いは、強風時に天蓋部材が振動すること等を有効に防止できる。
また、端部蓋部材を配管ダクトに取付ける場合には、外嵌突出片部の基端部が天蓋部材の端部に当接するから、端部蓋部材が配管ダクトの内部に入り込み過ぎることがなく、単に端部蓋部材が天蓋部材に当接するまで端部蓋部材を押し込めば配管ダクトに対する位置合わせを行うことができ、端部蓋部材の取付け作業が容易となる。
【0006】
(構成2)
本発明の端部蓋部材1は、請求項2に記載したごとく、前記端部蓋部材1の上縁部1Aを折曲げて前記外嵌突出片部12と前記内嵌突出片部13とを構成することができる。
(作用・効果)
本構成であれば、非常に簡単な構成でありながら上記構成1で示した効果を奏することができる。
【0007】
尚、上記課題を解決するための手段の説明中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図1および図2に基づいて説明する。
本発明に係る端部蓋部材1を取付ける配管ダクトDは以下の構成を有する。
当該配管ダクトDは、主に一対の側壁部材2と、当該一対の側壁部材2に対して着脱自在に取付け可能な天蓋部材3、さらに、前記一対の側壁部材2どうしを連結する複数の配管支持部材4とで構成される。前記配管支持部材4は、配管ダクトDの内部に敷設されるクーラー用配管あるいは電気ケーブル等の各種配管を載置する機能も有する。
側壁部材2は、上縁部1Aおよび下縁部1Bを折り曲げて形成してある。前記上縁部1Aは天蓋部材3の取り付け部として用い、下縁部1Bは配管支持部材4の取り付け部として用いる。側壁部材2と天蓋部材3との取付け、あるいは、側壁部材2と配管支持部材4との取付けは、例えば、取付ネジ5およびナット6を用いて行う。そのために、前記上縁部1Aおよび前記下縁部1Bには、取付ネジ5を挿通するための取付孔7を設けてある。前記ナット6は、例えば上縁部1Aの取付孔7に溶接等によって取り付けるものであってもよいし、前記取付孔7に対して直に雌ねじを形成するものであってもよい。
前記側壁部材2あるいは前記天蓋部材3には、自身の強度を向上させるために、図1に示すごとくその長手方向Xに沿って段部8を設けてある。
配管ダクトDは、通常、脚部材10に載置した状態に、当該脚部材10に固定する。この場合には、配管ダクトDの前記下縁部1Bを挟持部材9と脚部材10とで挟み込み、取付ネジ5を用いて固定する。
【0009】
(端部蓋部材および取付け)
配管ダクトDに対する端部蓋部材1の取り付けは、側壁部材2に天蓋部材3を取り付けた後に行ってもよいし、天蓋部材3を取り付ける前に行ってもよい。図1には、前者の例を示す。
端部蓋部材1は図1に示すごとく、両側の側縁部1Cに夫々二箇所ずつ前記連結片11を有しており、さらに、上縁部1Aに外嵌突出片部12と内嵌突出片部13とを設けてある。図1には、外嵌突出片部12と内嵌突出片部13とを二対設けた例を示している。外嵌突出片部12を二箇所に設けたのは、天蓋部材3に形成した段部8を避けるためである。
当該端部蓋部材1を配管ダクトDに取付けるには、夫々の連結片11を側壁部材2の内側に挿入させ、二箇所の内嵌突出片部13を天蓋部材3の内側に挿入するとともに、二箇所の外嵌突出片部12を天蓋部材3の外側に位置させる。端部蓋部材1を取付けた状態を図2に示す。
これにより、内嵌突出片部13と外嵌突出片部12とが天蓋部材3を挟持するから、端部蓋部材1の上縁部1Aと天蓋部材3との間に隙間が生じることがなくなる。よって、天蓋部材3と端部蓋部材1との境界から雨水や日光が侵入すること、或いは、強風時に天蓋部材3が振動すること等を有効に防止できる。
また、端部蓋部材1を配管ダクトDに位置合わせする場合には、外嵌突出片部12の基端部12Aが天蓋部材3の端縁3Aに当接する。よって、端部蓋部材1が配管ダクトDの内部に入り込み過ぎることがなく、単に端部蓋部材1が天蓋部材3に当接するまで端部蓋部材1を押し込めば配管ダクトDに対する位置合わせを行うことができ、端部蓋部材1の取付け作業が容易となる。
【0010】
図示は省略するが、外嵌突出片部12及び内嵌突出片部13を有することは、天蓋部材3を最後に取り付ける場合にも有効である。つまり、双方の側壁部材2に先ず端部蓋部材1を取り付けておき、その後から天蓋部材3を取り付ける場合には、天蓋部材3の端縁3Aを前記外嵌突出片部12と内嵌突出片部13との間に挿入し、天蓋部材3の端縁3Aが外嵌突出片部12の基端部12Aに当接するまで天蓋部材3を押し込めばよい。よって、天蓋部材3の端縁3Aの位置合わせが容易であり、特に、鉛直方向に配置した配管ダクトDの下端部に設けた端部蓋部材1に天蓋部材3を取り付ける場合には、作業者が天蓋部材3を持ち上げ支持しておく必要がなく、天蓋部材3の取付け作業が極めて容易なものとなる。
【0011】
尚、内嵌突出片部13と外嵌突出片部12との数は二対に限られるものではなく、夫々少なくとも一つ設けておけばよい。要は、端部蓋部材1の上縁部1Aと天蓋部材3との間に極端な隙間が生じないものであれば、その構成は上記の内嵌突出片部13および外嵌突出片部12の形状に拘束されるものではなく、その数も任意である。
【0012】
(効果)
以上のごとく、本発明に係る配管ダクトDの端部蓋部材1を用いることで、配管ダクトDへの取付けが極めて容易となり、配管ダクトDの端部を確実に閉塞することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端部蓋部材の取付け態様を示す分解斜視図
【図2】本発明に係る端部蓋部材を取り付けた状態を示す斜視図
【図3】従来の端部蓋部材の取付け態様を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 端部蓋部材
1A 上縁部
1C 側縁部
2 側壁部材
3 天蓋部材
11 連結片
12 外嵌突出片部
13 内嵌突出片部
D 配管ダクト
Claims (2)
- 側壁部材と天蓋部材とで構成する配管ダクトの端部に取り付けるために両側の側縁部にそれぞれ連結片を設けて、前記側壁部材に前記連結片を重ねた状態で、前記連結片と前記側壁部材とを連結部材によって連結自在な配管ダクトの端部蓋部材であって、
前記側壁部材に前記連結片を重ねた状態で、前記天蓋部材の外面側に二箇所で重ね配置する外嵌突出片部と、前記天蓋部材の内面側に重ね配置する内嵌突出片部とを上縁部に設けてある配管ダクトの端部蓋部材。 - 前記端部蓋部材の上縁部を折曲げて前記外嵌突出片部と前記内嵌突出片部とを構成してある請求項1に記載の配管ダクトの端部蓋部材。
Priority Applications (1)
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JP02454398A JP3585361B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 配管ダクトの端部蓋部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11223296A JPH11223296A (ja) | 1999-08-17 |
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JP02454398A Expired - Lifetime JP3585361B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 配管ダクトの端部蓋部材 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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JP6367851B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2018-08-01 | ダイキン工業株式会社 | 配管用ダクトにおける末端開口部の閉塞構造 |
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1998
- 1998-02-05 JP JP02454398A patent/JP3585361B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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