JP3584692B2 - 回転式現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置で用いられる現像装置に係り、詳細には、回転ホルダに複数の現像器を搭載し、各現像器には各色成分のトナー及びキャリアからなる二成分系の現像剤を用いてなる回転式現像装置(所謂ロータリー方式)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機及びプリンタに対してカラー化の要求が強まってきている。
複写機又はプリンタ等の画像形成装置において、カラー画像を得るためには、複数色のトナーを現像させるために複数の現像器を設置し、複数色のトナーを記録媒体上に重ね合わせる手法が一般的である。
これらを実現するための一方式として、回転動作により必要色の現像器を感光体に対向させる所謂ロータリー方式(回転式現像装置)が実用化されている。
そして、これらの各現像器には、非磁性トナーと磁性キャリアとによる二成分現像剤を用いた現像方式が多く採用されている。この方式においては新しく補給した非磁性トナーを潜像担持体との現像領域に到達する前にキャリアと均一に混ぜて、現像に必要な帯電を充分に施す必要がある。
【0003】
従来における二成分系の現像器としては、二成分現像剤が収容され且つ一部に現像用開口が開設される現像ハウジングを有し、この現像ハウジングの現像用開口に面して二成分現像剤が担持される現像ロールを配設すると共に、この現像ロールの周囲には現像ロール上の二成分現像剤量規制用の現像剤量規制部材を配設し、更に、現像ハウジングの現像ロールの背面側には現像ロールの軸方向に沿って現像剤が循環搬送される現像剤循環経路を形成し、この現像剤循環経路内では、互いに逆方向に回転駆動される2本の現像剤搬送部材(所謂オーガー)によって現像剤を攪拌しながら循環させ、現像ロールよりも最も離間した奥側の現像剤搬送部材の搬送開始付近にトナー補給口を設け、感光体等の潜像担持体に付着する前の現像剤循環経路で、トナー補給口から補給された新しいトナーと既に現像ハウジング内にある現像剤とを攪拌搬送しながら、トナー濃度の均一化と帯電とを行い、現像剤量規制部材にて最終的に層形成した後、現像領域にて現像を行う手法が多く採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の回転式現像装置にあっては、複数の現像器で互いに色の異なる現像剤を使用し、フルカラー画像を形成する場合には、画像形成動作中に順次使用現像器を切り換える必要があるが、各現像器における現像剤の攪拌不足が生じ易く、トナーが充分均一に混合及び帯電されずに、濃度ムラや背景部にカブリが発生し易いという技術的課題が見られる。
このような技術的課題を解決するために、従来にあっては、現像剤層規制部材の近傍にガイド部材を設け、現像剤層規制部材で規制された余剰現像剤をガイド部材に溜め、回転ホルダの回転により現像器を順次移動させる際に、ガイド部材上の貯留現像剤を現像ハウジング内の現像剤中に放出させることで現像剤の攪拌動作を補うようにしたものが既に知られている(例えば特開平7−333978号公報参照)。
【0005】
このタイプによれば、回転ホルダ回転時にも各現像器における現像剤が攪拌されるため、確かに、現像剤の攪拌不足に伴う各種弊害は有効に回避されるかも知れない。
ところで、本件発明者らは、各現像器の現像剤重量(g)と、例えば4カラーモード(フルカラーモード)時における10枚後、20枚後の出力画像の現像濃度差(IN/OUT)との関係を調べたところ、図8に示すような結果が得られ、これにより、各現像器の現像剤重量を増大させた方が現像濃度差(IN/OUT)が小さくなり、濃度安定性が高まる点で好ましいという知見を得、各現像器の現像剤重量を可能な限り増大させたいという要請に対する検討を行ってきた。ところが、上述したタイプにあっては、回転式現像装置の小型化という要請下においては、回転式現像装置に組込まれる各現像器の大きさが制限されてしまうため、必然的に現像器が内包する現像剤量自体が大きく制約されることになり、現像剤重量を増大させる事はできず、現像剤寿命が短くなり易い。また、構造が複雑であるという技術的課題が新たに見い出された。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、装置の小型化という要請を満たしながら、簡単な構成で、現像剤の攪拌不良を有効に回避することができることに加えて、現像剤寿命を延ばすことができる回転式現像装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、回転ホルダ3に複数の現像器2(具体的には2a〜2d)を搭載し、各現像器2には、トナー及びキャリアからなる二成分現像剤Gが収容され且つ一部に現像用開口が開設される現像ハウジング4と、この現像ハウジング4の現像用開口に面して配設され且つ二成分現像剤が担持される現像剤担持体5と、現像ハウジング4内の現像剤を攪拌搬送して現像剤担持体5に現像剤を供給する現像剤搬送部材6とを備え、回転ホルダ3を間欠的に回転させることにより潜像担持体1に対向する現像位置に各現像器2の現像剤担持体5を選択的に配置し、潜像担持体1上の各色成分潜像を対応する現像器2にてトナー現像する回転式現像装置であって、各現像器2の現像ハウジング4内に形成される現像剤循環経路を現像剤担持体5側空間が大きくなるように構成し、各現像器2が現像位置に配置された状態で、現像ハウジング4の現像剤搬送部材6の下方側には、現像剤搬送部材6の動作の及ばない現像剤Gが滞留する現像剤滞留凹部7を形成すると共に、現像剤滞留凹部7内の滞留現像剤の占める容積をA、現像ハウジング4の容積から現像ハウジング4内に貯蔵されている現像剤量を差し引いた空間に相当する現像剤Gの非貯蔵空間の容積をBとした場合に、A<Bの関係を満たし、かつ、Aのうち現像剤搬送部材6の最下端位置より下方側の占める容積割合を上方側の占める容積割合より多く設定し、更に、各現像器2の回転移動時には各現像器2の現像剤滞留凹部7内の滞留現像剤を当該現像剤滞留凹部7から一旦放出可能にしたことを特徴とするものである。
【0008】
このような技術的手段において、本願発明の各現像器2は、現像剤担持体5の背面側に現像剤Gが攪拌搬送される現像剤搬送部材6を配設したタイプであれば全て含むものであり、例えば現像剤担持体5と現像剤搬送部材6との間にパドルやロールなどの現像剤供給部材を設けた態様であってもよい。
【0009】
また、現像剤滞留凹部7の形成箇所としては、現像剤搬送部材6の下方の略全域に限られるものではなく、その一部の領域でもよいし、また、現像剤滞留凹部7の形状についても適宜選定して差し支えない。
更に、現像剤滞留凹部7の容積については、許容される範囲(回転ホルダ3の現像器2の収容スペース範囲)内で適宜選定して差し支えないが、回転ホルダ3回転時における現像ハウジング4内の現像剤Gの攪拌動作をより有効に実現するという観点からすれば、図1に示すように、現像剤滞留凹部7の容積をA、現像ハウジング4内の現像剤の非貯蔵空間の容積をBとした場合に、A<Bの関係を満たすようにすればよい。
尚、現像ハウジング4内には例えば現像剤Gが循環搬送される現像剤循環経路を形成するために仕切壁等が設けられるが、回転ホルダ3回転時における現像ハウジング4内の現像剤Gの攪拌動作を確保するには、現像ハウジング4内で現像剤Gが移動できる領域を可能な限り広く確保することが好ましい。
【0010】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
図1において、現像位置に配置された現像器2aでは、現像剤滞留凹部7には、現像剤搬送部材6の動作の及ばない現像剤Gが滞留している。
ところが、当該現像位置に配置された現像器2aが回転ホルダ3の間欠的な回転に伴って移動していく過程においては、現像ハウジング4の配置姿勢が刻々と変化するため、現像剤滞留凹部7内の滞留現像剤は現像ハウジング4内を順次移動し、他の現像剤と攪拌、混合される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用された回転式現像装置の実施の一形態を組込んだ電子写真方式のフルカラー画像形成装置の概略構成を示す。
同図において、符号21は感光ドラム等の潜像担持体、22は潜像担持体21を予め帯電する一様帯電装置、23は帯電された潜像担持体21上に静電潜像を書き込むレーザ走査装置等の露光装置、24は夫々の色の現像剤を有するブラック用現像器24a、イエロ用現像器24b、マゼンタ用現像器24c及びシアン用現像器24dが回転可能に搭載され、前記潜像担持体21に対向する現像位置に所定の現像器24a〜24dが間欠的に回転移動する回転式(ロータリー)現像装置、25は潜像担持体21上の各色トナー像を用紙あるいは透明シート等の転写材26に転写させる転写装置、27はクリーニング処理し易いように潜像担持体21をクリーニング工程前に除電あるいは帯電するクリーニング前処理帯電装置、28は潜像担持体21上の残留トナーを除去するクリーニング装置、29は潜像担持体21の残留電荷を除去する除電装置、30は転写材26上の未定着トナー像を定着する定着装置である。
また、符号31,32は所定サイズの転写材26を供給する転写材供給トレイ、33は転写装置25への転写材26の供給タイミングを規制するレジストレーションロール、34は転写工程が終了した転写材26を定着装置30へ搬送案内する搬送ガイド部材である。
【0012】
更に、本実施の形態において、転写装置25は、周面に絶縁性シートが張設されて所定方向に回転する転写ドラム251を有し、この転写ドラム251の転写部位の回転方向上流側の吸着部位には転写材26が転写ドラム251に静電吸着される吸着用帯電器252,吸着用帯電ロール253を転写ドラム251を挟んで配設し、また、前記転写部位に対応する転写ドラム251内には転写帯電器254を配設し、更に、前記転写ドラム251の転写部位よりも回転方向下流側の剥離部位には転写材26が転写ドラム251から剥離される剥離除電器255を配設し、更にまた、転写ドラム251の更に回転方向下流側には一対の除電器256,257を転写ドラム251を挟んで配設し、また、転写ドラム251の更に回転方向下流側には転写ドラム251上の残留紙粉等を除去するクリーニング装置258を配設したものである。
また、本実施の形態においては、転写ドラム251が1周する毎に図示外の位置センサから基準信号が取り出されるようになっており、この基準信号を基準として回転ホルダ駆動装置(図示せず)が適宜タイミングで駆動するようになっている。
【0013】
また、本実施の形態において、回転式現像装置24は、図3に示すように、回転シャフト411を中心として回転可能な回転ホルダ41に各現像器24a〜24d(本実施の形態では二成分磁気ブラシ現像方式を採用)を搭載したものであり、回転ホルダ41を回転駆動することにより各現像器24a〜24dを潜像担持体21に対向する現像位置に選択的に配置するようになっている。
ここで、各現像器24a〜24dは、例えば現像位置に配置された状態において、図3,図4(a)及び図5に示すように、潜像担持体21に対向する部位が開口した現像ハウジング43を有し、この現像ハウジング43の開口に面した箇所に現像ロール44を配設すると共に、この現像ロール44の背面側の現像ハウジング43内には現像剤Gが循環搬送される現像剤循環経路を形成すると共に、この現像剤循環経路内に一対の搬送撹拌オーガー45,46を配設し、更に、前記現像ロール44の現像部位の手前側には現像剤量規制部材47を現像ロール44から離間配置したものである。
また、符号48は現像ハウジング43の外側に取り付けられた図示外のトナーカートリッジ内のトナーを所定量供給するためのトナー供給搬送部材である。
尚、本実施の形態では、現像ハウジング43は、図4(a)に示すように、ロアハウジング431と、このロアハウジング431の上方を覆うように着脱自在に接合されるアッパーハウジング432とで構成されている。
【0014】
そして、本実施の形態では、現像ロール44は回転可能な現像スリーブ441の内部に、複数の磁極が配列された磁石ロール442が固定的に内包されており、潜像担持体21の周面との間に所定の間隔を保ちながら回転駆動される。
また、現像剤循環経路は、現像ハウジング43の底部に現像ロール44の軸方向に沿って仕切板51を立設し、この仕切板51の両端付近に夫々連通口52,53を開設したもので、仕切板51を挟んで現像ロール44側から第一現像剤収容部54、第二現像剤収容部55に分かれている。尚、符号56は第二現像剤収容部55の搬送攪拌オーガー46の搬送開始付近に設けられているトナー補給口であり、図示外のトナーカートリッジがトナー供給搬送部材48を介して連通接続されている。
更に、一対の搬送攪拌オーガー45、46は、第一現像剤収容部54及び第二現像剤収容部55に配置され、互いに逆方向に現像剤を搬送循環させてトナーとキャリアを充分に攪拌混合した上、現像剤として現像スリーブ441に送る作用をするものである。
具体的には、搬送攪拌オーガー45、46は、互いに相反する方向に回転する攪拌部材を兼ねる部材であって攪拌スクリューの推力によって、トナーカートリッジ(図示せず)及びトナー供給搬送部材48により補給されるトナーを搬送すると共に、トナーと磁性キャリアとの混合作用によって摩擦帯電を行う。
【0015】
特に、本実施の形態では、現像ハウジング43の搬送攪拌オーガー45,46の下方、すなわち、ロアハウジング431側には、搬送攪拌オーガー45,46による現像剤の搬送動作の及ばない現像剤が滞留する現像剤滞留凹部60が形成されている。
この現像剤滞留凹部60は、現像剤滞留凹部60のない比較モデルに係る現像器240(図4(b)参照)に比べて現像ハウジング43の高さ寸法をh(図4(b)において二点鎖線は図4(a)の現像ハウジング43の外形を示す)だけ増加させるが、もともと、比較モデルに係る現像器240を複数個(具体的には240a〜240d)回転ホルダ41に組込んだ態様にあっては、図7に示すように、回転ホルダ41内において現像器240間にデッドスペース70があるため、このデッドスペース70を利用することにより確保されるものである。
本実施の形態では、現像剤滞留凹部60内の滞留現像剤の占める容積をA、現像ハウジング43内の現像剤の非貯蔵空間(現像ハウジング43の容積から現像ハウジング43内に貯蔵されている現像剤量を差し引いた空間に相当)の容積をBとした場合に、A<Bの関係を満たすように設定されている。
尚、本実施の形態では、図4(a)(b)に示すように、現像剤滞留凹部60内の滞留現像剤の占める容積Aのうち搬送攪拌オーガー45,46の最下端位置より下方側の占める容積割合が上方側の占める容積割合より多く設定されている。
【0016】
次に、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の画像形成プロセスについて説明する。
先ず、感光ドラム等の潜像担持体21は、一様帯電装置22によりその表面を例えば負極性に一様に帯電される。次に、レーザ走査装置(露光装置)23により、1色目、例えばブラック画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体21の表面にはブラック画像に対応する静電潜像が形成される。
このとき、回転式現像装置24では、前記ブラック画像に対応する静電潜像の先端が現像位置に到達する以前にブラック用現像器24aが潜像担持体21に対向し、その後ブラック用現像器24aが回転し磁気ブラシが静電潜像を摺擦して前記潜像担持体21上にブラックトナー像を形成する。
【0017】
一方、用紙あるいは透明シート等の転写材26は、転写材供給トレイ31または32から搬送され、一度レジストレーションロール33で先端をせき止められた後、所定のタイミングで転写ドラム251へと送り出される。送り出された転写材26は吸着装置(吸着用帯電器252,吸着用帯電ロール253)により転写ドラム251へ静電的に保持され、転写ドラム251と潜像担持体21とが対向する転写領域へ搬送される。そこで、前記転写材26は潜像担持体21上のブラックトナー像と密着し、転写帯電器254の作用でブラックトナー像が転写材26上に転写され、前記転写ドラム251は転写材26を保持したまま次の工程に備える。
【0018】
ところで、ブラックトナー像の転写を終えた潜像担持体21については、その後、必要に応じてクリーニング前処理が施された後、クリーニング装置28により潜像担持体21表面に残ったブラックトナーがかき取られ、さらに除電装置29で表面に残った電荷が除電される。
【0019】
次に、二色目、例えばイエロ画像形成工程のため、前記潜像担持体21は、一様帯電装置22によりその表面を負極性に一様に帯電され、レーザ走査装置23によりイエロ画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体21の表面にはイエロ画像の静電潜像が形成される。
また、回転式現像装置24はブラックトナー像の形成を終了した後で、イエロ用現像器24bが前記潜像担持体21に対向するように切換えられており、前記イエロ画像に対応する静電潜像はイエロ用磁気ブラシで現像される。そして、前記転写ドラム251上に保持されていた転写材26が再び転写領域へと搬送され、転写帯電器254の作用で、今度はブラックトナー像の上にイエロトナー像が多重転写される。
イエロトナー像の転写を終えた潜像担持体21は、その後、ブラック画像形成工程と同様にして、表面の残留トナーのクリーニングと残留電荷の除電とが行われ、一方で、イエロトナー像の転写を終えた転写材26は転写ドラム251に保持されたまま次の工程に備える。
【0020】
その後、イエロの画像形成工程同様、三色目、例えばマゼンタ画像形成工程が行われ、最後に四色目、例えばシアン画像形成工程が行われるが、四色目の転写を終えた転写材26は、剥離除電器255および搬送ガイド部材34の先端の図示しない剥離フィンガにより、転写ドラム251から分離され、定着装置30で多重トナー像が転写材26に定着された後、画像形成装置の外へと搬出される。また、転写材26の分離を終えた転写ドラム251においては、その表面が除電器256,257で除電された後、クリーニング装置258で表面のクリーニングが行われ、次の転写材26の供給を待つことになる。
【0021】
このような画像形成プロセスの中で、特に回転式現像装置24は以下のように動作する。
今、図6を用いて回転式現像装置24が例えば時計回り方向に回転する態様について説明する。
同図において、回転式現像装置24は現像器24a〜24d(図2参照)の長手方向に平行な軸を中心として回転し、現像色に応じて▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の位置にて停止し、現像器24a〜24dが駆動されて潜像担持体21上にトナー像を形成する。
この実施の形態では、現像器24a〜24dは回転方向にK色、Y色、M色、C色の順番で配置されている。
【0022】
ここではある色の現像器24i(24a〜24dのいずれか)の動きについて着目する。現像位置▲1▼で現像動作が終わると他色の現像を行うために▲2▼、▲3▼、▲4▼の位置にて順番に停止し、それぞれの位置で現像器24iの向きに応じて図6に示すように器内の現像剤Gは移動する。
今、ある色の現像器24iによる現像動作が行なわれている間では、当該現像器24iの現像剤滞留凹部60内の現像剤Gはそこに滞留したままであり、現像動作には寄与しない。
【0023】
この後、当該現像器24iによる現像動作が終わり、当該現像器24iが次色及び次々色の現像サイクルのために▲2▼▲3▼の位置に移動すると、現像剤滞留凹部60に滞留していた現像剤Gは、現像ハウジング43の配置姿勢変化に伴って、アッパーハウジング432側へと移動し、他の現像剤と攪拌される。
特に、本実施の形態では、現像剤の非貯蔵空間容積は現像剤滞留凹部60よりも広く確保されているため、現像剤滞留凹部60内の現像剤Gはほとんど現像剤滞留凹部60から一旦放出される。
更に、前記現像器24iが更に▲4▼の位置に移動すると、▲3▼の位置で第一現像剤収容部54の下方側に偏っていた現像剤Gが第一現像剤収容部54全体に広がり、第二現像剤収容部55内の現像剤の一部は連通口52,53(図5参照)を通じて第一現像剤収容部54へ移動する。
そして、再び、現像器24iが現像位置▲1▼に到達する間に、第一現像剤収容部54全体に広がっていた現像剤Gが直接若しくは連通口52,53(図5参照)を通じてロアハウジング431側へと移動するという挙動を示す。
【0024】
以上の構成により、回転式現像装置24の回転により、各現像器24i内の現像剤Gは現像ハウジング43内で予め攪拌混合されるため、現像動作に供される現像剤Gのトナーは充分均一に混合且つ帯電される。
よって、現像剤の攪拌不足に伴う画質欠陥(濃度ムラや背景部のカブリ)は全くなく、良好な画質が提供されることが確認された。
また、本実施の形態にあっては、比較モデル(図4(b)参照)に比べて、現像剤滞留凹部60の容積分だけ現像剤量が増加するため、その分、現像剤寿命が延びることが確認された。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転ホルダに複数の現像器を搭載した回転式現像装置において、各現像器の現像ハウジング内に形成される現像剤循環経路を現像剤担持体側空間が大きくなるように構成し、各現像器の現像ハウジングには、現像剤搬送部材の動作の及ばない現像剤が滞留する現像剤滞留凹部を形成すると共に、現像剤滞留凹部内の滞留現像剤の占める容積をA、現像ハウジングの容積から現像ハウジング内に貯蔵されている現像剤量を差し引いた空間に相当する現像剤の非貯蔵空間の容積をBとした場合に、A<Bの関係を満たし、かつ、Aのうち現像剤搬送部材の最下端位置より下方側の占める容積割合を上方側の占める容積割合より多く設定し、更に、各現像器の回転移動時には各現像器の現像剤滞留凹部内の滞留現像剤を当該現像剤滞留凹部から一旦放出可能にし、回転ホルダの回転時に現像ハウジングの配置姿勢変化に伴って、現像剤滞留凹部内の現像剤を他の現像剤と攪拌、混合するようにしたので、現像剤の攪拌不良を有効に回避しながら、現像ハウジング内の現像剤容量を増加させることができる。
このため、現像剤の攪拌不良に伴う画質欠陥(濃度ムラや背景部のカブリ)を有効に回避することができることは勿論、現像剤容量を増加させることが可能になる分、現像剤交換インターバル(現像剤寿命)を延ばすことができる。
特に、本発明においては、回転ホルダ内のデッドスペースを利用し、現像ハウジングの一部に現像剤滞留凹部を確保すればよいため、装置の小型化という要請を満たしながら、簡単な構成で、現像剤の攪拌不良を有効に回避することができることに加えて、現像剤寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転式現像装置を示す説明図である。
【図2】本発明に係る回転式現像装置の実施の一形態を組込んだフルカラー画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】本実施の形態に係る回転式現像装置の詳細を示す縦断面説明図である。
【図4】(a)は回転式現像装置に搭載される現像器の詳細を示す説明図、(b)は比較モデルに係る現像器の詳細を示す説明図である。
【図5】図4(a)に示す現像器を矢印V方向から見た現像ハウジングの一部を省略した矢視図である。
【図6】本実施の形態に係る回転式現像装置の回転時における各現像器内の現像剤の挙動を示す説明図である。
【図7】比較モデルに係る現像器を組込んだ回転式現像装置の一例を示す説明図である。
【図8】現像剤重量と、4カラーモード時における10枚後,20枚後の出力画像の現像濃度差(IN/OUT)との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…潜像担持体,2(2a〜2d)…現像器,3…回転ホルダ,4…現像ハウジング,5…現像剤担持体,6…現像剤搬送部材,7…現像剤滞留凹部,21…潜像担持体,24…回転式現像装置,24a〜24d,24i…現像器,41…回転ホルダ,43…現像ハウジング,44…現像ロール,45,46…搬送攪拌オーガー,47…現像剤量規制部材,51…仕切板,52,53…連通口,54…第一現像剤収容部,55…第二現像剤収容部,56…トナー補給口,60…現像剤滞留凹部
Claims (1)
- 回転ホルダに複数の現像器を搭載し、各現像器には、トナー及びキャリアからなる二成分現像剤が収容され且つ一部に現像用開口が開設される現像ハウジングと、この現像ハウジングの現像用開口に面して配設され且つ二成分現像剤が担持される現像剤担持体と、現像ハウジング内の現像剤を攪拌搬送して現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材とを備え、回転ホルダを間欠的に回転させることにより潜像担持体に対向する現像位置に各現像器の現像剤担持体を選択的に配置し、潜像担持体上の各色成分潜像を対応する現像器にてトナー現像する回転式現像装置であって、
各現像器の現像ハウジング内に形成される現像剤循環経路を現像剤担持体側空間が大きくなるように構成し、各現像器が現像位置に配置された状態で、現像ハウジングの現像剤搬送部材の下方側には、現像剤搬送部材の動作の及ばない現像剤が滞留する現像剤滞留凹部を形成すると共に、現像剤滞留凹部内の滞留現像剤の占める容積をA、現像ハウジングの容積から現像ハウジング内に貯蔵されている現像剤量を差し引いた空間に相当する現像剤の非貯蔵空間の容積をBとした場合に、A<Bの関係を満たし、かつ、Aのうち現像剤搬送部材の最下端位置より下方側の占める容積割合を上方側の占める容積割合より多く設定し、更に、各現像器の回転移動時には各現像器の現像剤滞留凹部内の滞留現像剤を当該現像剤滞留凹部から一旦放出可能にしたことを特徴とする回転式現像装置。
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