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JP3578609B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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JP3578609B2
JP3578609B2 JP29916997A JP29916997A JP3578609B2 JP 3578609 B2 JP3578609 B2 JP 3578609B2 JP 29916997 A JP29916997 A JP 29916997A JP 29916997 A JP29916997 A JP 29916997A JP 3578609 B2 JP3578609 B2 JP 3578609B2
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弘之 湯浅
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株式会社日立ユニシアオートモティブ
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機の制御装置に関し、詳しくは、入力軸トルクに応じて摩擦係合要素の指示油圧を設定する構成の自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、1方向クラッチを用いずに、2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御して変速を行う自動変速機が知られており(特開平2−37128号公報等参照)、また、変速機の入力軸トルクに応じて摩擦係合要素の油圧を制御する自動変速機が知られている(特開平7−127721号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、油圧の制御には応答遅れがあるため、入力軸トルクに応じた指示油圧(目標油圧)を設定しても、実際に前記指示油圧が得られるまでに遅れを生じるという問題があり、特に、上記のように2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御して変速を行う自動変速機においては、油圧の応答遅れによって前記回転の吹き上がりやトルクの引け等を生じさせてしまう可能性があった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みなれたものであり、入力軸トルクの変化に対して摩擦係合要素の油圧を応答良く追従させることができるようにして、変速性能を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1記載の発明は、指示油圧に応じて摩擦係合要素に対する供給油圧を制御する構成の自動変速機の制御装置であって、図1に示すように構成される。
【0006】
図1において、入力軸トルク推定手段は変速機の入力軸トルクを推定し、油圧推定手段は、予め設定されたモデルに従って前記入力軸トルクに基づき油圧制御したときの実油圧を推定する。そして、位相進み処理手段は、油圧推定手段で推定された実油圧に位相進み処理を施す。
【0007】
一方、指示油圧設定手段は、前記入力軸トルクに基づいて前記指示油圧を設定し、指示油圧補正手段は、前記位相進み処理手段で位相進み処理された実油圧と所望の実油圧変化特性とを比較し、該比較結果に基づいて前記指示油圧を補正する。
【0008】
かかる構成によると、入力軸トルクに応じた指示油圧の設定で得られると予測される実油圧に対して位相進み処理を施すことで、将来的な実油圧の誤差を推定し、該誤差に基づき予め指示油圧に対して補正を施して、入力軸トルクに応じた油圧が得られるようにする。
【0009】
請求項記載の発明では、2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御して変速を行う構成であって、前記油圧推定手段が締結側及び解放側の油圧をそれぞれ推定し、前記位相進み処理手段が前記推定された締結側及び解放側の油圧にそれぞれ位相進み処理を施し、前記指示油圧補正手段が、前記位相進み処理された締結側の油圧と解放側の油圧との差又は比に基づいて、前記締結側と解放側との少なくとも一方の指示油圧を補正する構成とした。
【0010】
かかる構成によると、締結側と解放側との実油圧の推定結果に位相進み処理を施し、これらの差又は比が所期値になるように、現時点における指示油圧を補正する。
【0011】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、入力軸トルクに応じた指示油圧に基づく制御によって得られる将来的な油圧を推定し、該推定結果から現時点における指示油圧を補正するので、指示油圧に対する実油圧の応答遅れがあっても、そのときの入力軸トルクに応じた実油圧に制御することができるという効果がある。
【0012】
請求項記載の発明によると、締結側と解放側との油圧の差又は比を予め推定し、該推定結果に基づいて入力軸トルクに応じた指示油圧を補正するので、指示油圧に対する実油圧の応答遅れがあっても、そのときの入力軸トルクに応じて前記差又は比を所期値に制御できるという効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明に係る制御装置が適用される車両用自動変速機のシステム構成図であり、図示しない車両に搭載されるエンジン1の出力トルクは、自動変速機2を介して駆動輪に伝達される。
【0014】
前記自動変速機2は、クラッチ,ブレーキなどの摩擦係合要素に対する作動油圧の供給をソレノイドバルブユニット3によって制御することで変速が行われる構成のものであり、具体的には、図3に示すように、トルクコンバータT/Cを介してエンジンの出力トルクを入力する構成であって、フロント遊星歯車組83,リヤ遊星歯車組84を備えると共に、摩擦係合要素として、リバースクラッチR/C,ハイクラッチH/C,バンドブレーキB/B,ロー&リバースブレーキL&R/B,フォワードクラッチFWD/Cを備える。
【0015】
尚、図3において、81は変速機の入力軸,82は変速機の出力軸を示し、また、Neはエンジン回転速度,Ntはタービン回転速度,Noは出力軸回転速度を示す。
【0016】
上記構成において、図4に示すように、前記リバースクラッチR/C,ハイクラッチH/C,バンドブレーキB/B,ロー&リバースブレーキL&R/B,フォワードクラッチFWD/Cの締結,解放の組み合わせに応じて変速が行われ、例えば、3速→4速のアップシフト時には、フォワードクラッチFWD/Cの解放と、バンドブレーキB/Bの締結とが同時に行われることになる。
【0017】
即ち、本実施の形態における自動変速機2は、1方向クラッチを用いずに、2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御によって行わせる変速(所謂クラッチツウクラッチ変速)を実行する構成となっている(図5参照)。
【0018】
尚、クラッチ等の摩擦係合要素の締結制御においては、図5に示すように、まず、プリチャージを行って摩擦係合要素を接触直前まで無効ストロークさせた後、作動油圧を締結力が発生するぎりぎりのリターン圧(臨界圧)に保持し、その後、摩擦係合要素の締結が所定のタイミングで進行するように作動油圧を制御する。
【0019】
前記コントロールユニット4には、前記ソレノイドバルブユニット3の各ソレノイドの駆動電流と油圧との相関を示すテーブルが記憶されており、指示油圧を演算すると、この指示油圧に対応する駆動電流をテーブル変換によって求めて、前記ソレノイドの駆動電流を制御する。
【0020】
尚、ソレノイドに実際に流れる電流を検出し、前記テーブル変換によって求めた目標駆動電流に実際の電流が一致するようにフィードバック制御することが好ましい。
【0021】
ここで、前記コントロールユニット4は、図6の制御ブロック図に示すようにして、前記指示油圧を設定する。
まず、吸入空気量Q(又はスロットル開度TVO)とエンジン1の回転速度Neとに基づいてエンジン1の発生トルク相当値を求め、エンジン回転速度NeとトルクコンバータT/Cのタービン回転速度Ntとから求められる速度比eに基づき、前記エンジン1の発生トルク相当値を変速機の入力軸トルクに変換する(S11:入力軸トルク推定手段)。
【0022】
そして、前記変速機の入力軸トルクと、予め設定された自動変速機のモデルとに基づいて、前記入力軸トルクに応じた油圧制御結果としての実油圧を締結側及び解放側でそれぞれに推定する(S12A,S12B:油圧推定手段)。
【0023】
次に、前記モデルに基づき推定された締結側及び解放側の油圧に対して位相進み処理を施し(S13A,S13B:位相進み処理手段)、該位相進み処理された実油圧に対してリミッタをかける(S14A,S14B)。
【0024】
リミッタ処理された締結側及び解放側の油圧はそれぞれにゲイン調整され(S15A,S15B)、ゲイン調整後の締結側の油圧と解放側の油圧との差又は比を演算する。
【0025】
ここで、前記差又は比は、変速中における締結側と解放側とのトルク分担率から設定される理想の油圧偏差又は油圧比(S16)と比較され、該理想の油圧変化特性に一致するように、締結側及び解放側の指示油圧の少なくとも一方を補正するための補正値が設定される(S17:指示油圧補正手段)。
【0026】
一方、前記S11で推定される入力軸トルクに応じて締結側及び解放側の指示油圧が設定され(S18A,S18B:指示油圧設定手段)、前記補正値でいずれか一方の指示油圧が補正されて、締結側,解放側の各摩擦係合要素の油圧を制御するソレノイドに出力される(S19A,S19B)。
【0027】
上記構成によると、前記S13A,S13Bで位相進み処理された結果としての締結側,解放側の油圧の差又は比を演算し、前記差又は比が理想になるように現時点における指示油圧を補正すれば、指示油圧に対する実油圧の応答遅れがあっても、前もって指示油圧が補正されることになるから、前記差又は比が理想になるように実油圧を制御することが可能である。
【0028】
従って、変速中の締結側の油圧と解放側の油圧との差又は比を理想に近づけ、各摩擦係合要素の油圧を入力軸トルクに応じた必要トルクに相当する値に制御でき、以って、回転の吹け上がりやトルクの引けが発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成ブロック図。
【図】本発明が適用される自動変速機を示すシステム図。
【図】自動変速機の詳細を示す構成図。
【図】上記自動変速機における摩擦係合要素の締結状態の組み合わせによる変速の様子を示す図。
【図】変速時の油圧制御の様子を示すタイムチャート。
【図実施形態における入力軸トルクに応じた油圧制御を示す制御ブロック図。
【符号の説明】
1…エンジン
2…自動変速機
3…ソレノイドバルブユニット
4…コントロールユニット
11…エアフローメータ
83…フロント遊星歯車組
84…リヤ遊星歯車組
R/C…リバースクラッチ
H/C…ハイクラッチ
B/B…バンドブレーキ
L&R/B…ロー&リバースブレーキ
FWD/C…フォワードクラッチ

Claims (2)

  1. 指示油圧に応じて摩擦係合要素に対する供給油圧を制御する構成の自動変速機の制御装置において、
    変速機の入力軸トルクを推定する入力軸トルク推定手段と、
    予め設定されたモデルに従って前記入力軸トルクに基づき油圧制御したときの実油圧を推定する油圧推定手段と、
    該油圧推定手段で推定された実油圧に位相進み処理を施す位相進み処理手段と、
    前記入力軸トルクに基づいて前記指示油圧を設定する指示油圧設定手段と、
    前記位相進み処理手段で位相進み処理された実油圧と所望の実油圧変化特性とを比較し、該比較結果に基づいて前記指示油圧を補正する指示油圧補正手段と、
    を含んで構成されたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 2つの摩擦係合要素の締結と解放とを同時に油圧制御して変速を行う構成であって、前記油圧推定手段が締結側及び解放側の油圧をそれぞれ推定し、前記位相進み処理手段が前記推定された締結側及び解放側の油圧にそれぞれ位相進み処理を施し、前記指示油圧補正手段が、前記位相進み処理された締結側の油圧と解放側の油圧との差又は比に基づいて、前記締結側と解放側との少なくとも一方の指示油圧を補正することを特徴とする請求項1記載の自動変速機の制御装置。
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