JP3578573B2 - コンバーゼンス自動補正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、投射型テレビジョン受信機におけるスタティックコンバーゼンスの自動補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
投射型テレビジョンは、直視管タイプに比較して大画面で薄型化、軽量化が実現容易であるが、現状一番大きい課題はコンバーゼンスに関するもので、設置調整をなくすることとドリフトの改善である。
【0003】
一般に個別の受像管から3原色を発光してスクリーン上に拡大投射する投射型カラーテレビジョン受像機では、スクリーン上で色ずれが生じるので、これら3原色の重ね合わせ、すなわちコンバーゼンス補正が重要である。
【0004】
特に背面投射型の場合、受像機の薄型化のために投射距離が短くなり各受像管ごとに異なるスクリーン対する入射角が大きくなってラスターの歪みが増加し、コンバーゼンス補正量が増大してきているため、地磁気や温度ドリフトの影響を受け易くなっている。
【0005】
これまでの一般市販の投射型テレビジョン受像機では、設置した時にスタティックコンバーゼンスの調整が必要であり、受像機の向きを変えたり、温度によるドリフト等の原因でずれた場合には、ユーザーがその調整を行わなければならなかった。
【0006】
この問題を解決するために、スクリーンの周辺部に光電変換素子を設け、映像信号に重畳されたコンバーゼンス基準パターンを受光し、計測されたずれをもとにコンバーゼンスを補正する方法が提案されている。
【0007】
例えば、特開昭63−209388 号公報、特開昭63−224572 号公報、特開昭63−283383 号公報、特開平 4−282993 号公報、特開平 5−191817 号公報などがある。
以下、図面を参照しながら上述したような従来の投射型テレビジョン受像機のスタティックコンバーゼンス自動補正装置について説明を行う。
【0008】
図5は従来の自動スタティックコンバーゼンス補正装置の構成例を示すものである。
図5において、端子11から入力された映像信号はブラウン管13に映写されレンズ14により拡大投射されてスクリーン15に像を結ぶ。偏向回路20と偏向ヨーク21は水平および垂直のビーム偏向を行う。
【0009】
図6にも示すように光電変換素子1をスクリーン15の下側中央に、光電変換素子2はスクリーン15の右側のほぼ中央に配置されている。光電変換素子以外のスタティックコンバーゼンスの構成要素は、中心位置検出回路3a,3b、記憶回路4a,4b、パターン信号発生回路19、コンバーゼンス補正回路18よりなる。
【0010】
このように構成されたスタティックコンバーゼンス自動補正回路について、以下その動作について説明する。
まず、パターン信号発生器19から基準信号となるパターンを発生し、映像回路12に入力してスクリーン15の外側の右側の電気的中央と下側の電気的中央に前記パターンを表示する。
【0011】
中心位置検出回路3a,3bは光電変換素子の中心から前記パターンの表示位置とのずれを検出する。記憶回路4a,4bはずれの量をR,G,Bの色ごとに記憶する。コンバーゼンス補正回路18は各色ごとのずれが最小となるようにスタティックコンバーゼンスの補正を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成では以下の問題点があった。
(1) 補正範囲が狭い・・・・地磁気の影響、構造の経時変化、CRTや補正回路のドリフトを考慮すると、43型画面の奥行き45cm薄型タイプでは、20mm程度の広い補正範囲が必要になるが、基準パターンの検出範囲を広くするためには、従来は高価なリニアセンサーを用いるか、スポットセンサーを数多く並べるしかなかった。このため検出回路が複雑になる。
(2) 非標準信号の時に誤動作する・・・・正規の標準信号のときは正常に動作するが、VTRの再生等の標準から水平、垂直の周波数がずれた場合、補正がずれたり、基準パターンが視野内に入ってくることがある。
(3) オーバースキャン部の基準パターン信号が見えることがある・・・・受像機のオーバースキャンは一般に10%程度以内に設定されるが、受像信号の輝度変化などによる高圧の変化などにより偏向振幅が変動し、オーバースキャン部の基準パターンが視野に入ることがある。
【0013】
本発明は上記問題点の改善をし、かつコストの面からできるだけ簡単な構成のコンバーゼンス自動補正装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のコンバーゼンス自動補正装置は、スクリーンの画面周辺のオーバースキャン部分にコンバーゼンス補正用基準パターンを投射し、この基準パターンを2つの光検出手段で検出して前記2つの光検出手段の中心に対する前記基準パターンの投射位置ずれに応じてコンバーゼンスずれを補正するために、前記オーバースキャン部分を検出するオーバースキャン検出手段と、前記基準パターンの位置を前記2つの光検出手段の中心に移動制御する位置制御用D/A変換器と、前記オーバースキャン検出手段の検出信号で偏向回路またはコンバーゼンス補正回路を制御する制御手段とを設け、前記オーバースキャン部分での偏向量をスクリーンの画面内での偏向量よりも拡大し、前記2つの光検出手段を前記オーバースキャン部分の拡大部に配設し、前記基準パターンを前記2つの光検出手段の中心位置に移動制御する前記位置制御用D/A変換器の出力値に応じて前記制御手段がコンバーゼンス補正量を制御するようにしたコンバーゼンス自動補正装置において、位置制御用D/A変換器をPWM方式のD/A変換器として配設し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を平滑する平滑回路と、この平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流波形または前記平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流に比例した波形とを比較する比較回路と、前記比較回路からのパルスにより基準パターン信号の発生タイミングを決定する波形発生回路とを具備し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を、最初に前記平滑回路の時定数を小さくして平滑した出力電圧により概略の補正を行い、次に前記平滑回路の時定数を大きくして平滑した出力電圧により精密な補正を行うようにしたものである。
【0015】
この本発明によると、受像信号の輝度変化などによる高圧の変化などにより偏向振幅が変動してもオーバースキャン部の基準パターンが視野に入るような事態を回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
請求項1記載のコンバーゼンス自動補正装置は、スクリーンの画面周辺のオーバースキャン部分にコンバーゼンス補正用基準パターンを投射し、この基準パターンを2つの光検出手段で検出して前記2つの光検出手段の中心に対する前記基準パターンの投射位置ずれに応じてコンバーゼンスずれを補正するために、前記オーバースキャン部分を検出するオーバースキャン検出手段と、前記基準パターンの位置を前記2つの光検出手段の中心に移動制御する位置制御用D/A変換器と、前記オーバースキャン検出手段の検出信号で偏向回路またはコンバーゼンス補正回路を制御する制御手段とを設け、前記オーバースキャン部分での偏向量をスクリーンの画面内での偏向量よりも拡大し、前記2つの光検出手段を前記オーバースキャン部分の拡大部に配設し、前記基準パターンを前記2つの光検出手段の中心位置に移動制御する前記位置制御用D/A変換器の出力値に応じて前記制御手段がコンバーゼンス補正量を制御するようにしたコンバーゼンス自動補正装置において、位置制御用D/A変換器をPWM方式のD/A変換器として配設し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を平滑する平滑回路と、この平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流波形または前記平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流に比例した波形とを比較する比較回路と、前記比較回路からのパルスにより基準パターン信号の発生タイミングを決定する波形発生回路とを具備し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を、最初に前記平滑回路の時定数を小さくして平滑した出力電圧により概略の補正を行い、次に前記平滑回路の時定数を大きくして平滑した出力電圧により精密な補正を行うように構成したことを特徴とする。
【0017】
この構成によると、スクリーンの画面(視野)よりも離れた位置に光検出手段が配置し、スクリーンの画面(視野)より離れた位置に基準パターンを表示してコンバーゼンス自動補正するので、高圧の変化などにより偏向振幅が変動してもオーバースキャン部の基準パターンが視野に入らない。
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
なお、従来例を示す図5,図6と同様の作用を成すものには同一の符号を付けて説明する。
【0020】
図1は本発明のコンバーゼンス自動補正装置を示す。ブラウン管13、レンズ14などは実際には赤,緑,青用の3本が必要であるが、この図では簡単のため一つしか図示されていない。16は垂直同期信号の入力端子、17は水平同期信号の入力端子である。
【0021】
図2にも示すように光電変換素子1a,1bはスクリーン15の下側中央に、光電変換素子2a,2bはスクリーン15の右側の中央に配置されている。図3は画面右側の垂直方向の位置を検出する光電変換素子2a,2bの拡大図である。垂直方向に対する位置検出用の基準パターン24は横線としてラスター振幅が変化しても光電変換素子2a,2bからはずれないようにしている。同様に、水平方向に対する基準パターンは縦線になっている。
【0022】
スイッチ5は光電変換素子1a,1b,2a,2bの検出信号を入力し、切換状態がHの場合には光電変換素子1a,1bの検出信号を出力し、切換状態がVの場合には光電変換素子2a,2bの検出信号を出力するように構成されている。
【0023】
ピークホールド回路6a,6bはスイッチ5の出力信号のピークを検出し保持する。AD変換器7a,7bはピークホールド回路6a,6bの出力をデジタル変換する。
【0024】
この他に本装置は、本装置の制御を行うCPU8、コンバーゼンス補正回路18、比較回路9a,9b、不揮発性メモリ10、基準パターンをラスターのどの位置に表示するかを制御するオンスクリーン位置制御用DA変換器22a、ラスター全体の位置を制御するスタティックコンバーゼンス補正用DA変換器22b、フィルタ22cなどから構成されている。
【0025】
以上のように構成されたテレビジョン受像機について、図1を参照しながらその動作を説明する。
このコンバーゼンス自動補正装置は、上記構成により下記の4つの基本機能を制御部としてのCPU8の制御によって行う。
(1)基準信号をスクリーン上に投射する・・・・基準パターンは、オンスクリーン信号としてCPU8の制御によりオンスクリーン信号発生回路19より映像回路12に入力され、スクリーンの外側の光電変換素子の部分に投射される。
(2)基準信号が光電変換素子の中心にあるかのどうかの検出を行う・・・・光電変換素子の出力信号は、スイッチ5を介してピークホールド回路6a,6bでピークホールドされ、AD変換器7a,7bを介してCPU8に入力される。CPU8はスイッチ5をH側にして水平方向の基準信号による光電変換素子1a,1bの光入力を検出し、基準パターンが2つの光電変換素子の中央にあるかどうかを確認する。CPU8は光電変換素子1a,1bの出力が同じになったとき、パターンが中心にあると判断する。
(3)ラスター上のオンスクリーン信号の位置移動を行う・・・・水平方向の移動はCPU8のオンスクリーン位置制御用DA変換器22aにおいてオンスクリーン信号の位置を移動する(ラスターは移動しない)。垂直方向の移動は基準パターンをラスターの何番目のラインに表示するかで行う。
(4)ラスターの移動(スタティックコンバーゼンス補正)を行う・・・・CPU8からスタティックコンバーゼンス補正用DA変換器22bにデータを送り、コンバージェンスコイル23を制御することによりラスター全体の移動を行う。
【0026】
CPU8は上記の基本機能を使い、定期的に基準信号の位置を測定しラスターのずれが有ればスタティックコンバーゼンスの補正を行う。
以下、まずその水平方向の補正について説明する。
【0027】
このシステムは次に示す“DA変換器の補正値の決定”と“基準位置の記憶”の2つの初期調整が必要である。
DA変換器の補正値の決定は、コンバーゼンス補正DA変換器22bによるラスターの移動量とオンスクリーンDA変換器22aによる基準パターンの移動量の相関を測定し、オンスクリーンDA変換器22aで求めた基準パターンのズレ量を相当のコンバーゼンス補正DA変換器22bの補正量に変換するための換算係数を求める。
【0028】
基準位置の記憶は、たとえば画面中央付近に十字の白の調整用信号を出し、これを目視で赤,緑,青の色ずれがなくなるようにスタティックコンバーゼンス補正量を調整する。次にCPUに指示して2つの光電変換素子の中心に基準パターンがくるようにCPU8のオンスクリーン位置制御用DA変換器22aの出力で基準パターンの位置を動かし、このときのDA変換器22aへの出力値を基準値としてメモリ10に記憶する。
【0029】
以上の初期調整がされている条件の下、以降定期的に、基準パターンを移動し、光電変換素子のセンター位置になる位置制御用DA変換器22aの値を測定し、基準値からずれた場合はコンバーゼンスずれが生じていると判断し、スタティックコンバーゼンスの補正量を変えて基準値で2つの光電変換素子のセンター位置に来るように制御する。この結果、ラスターの位置が初期設定の位置に戻ったことになる。これを赤,緑,青の3原色について行うことにより色ズレを補正することができる。
【0030】
垂直方向については前記のように基準パターンの動かし方が違うが、他の動作は同様である。
コンバーゼンス補正動作としては、水平方向の赤,緑,青、垂直方向の赤,緑,青というように時分割で行って一回の補正動作となる。この補正動作を電源投入直後と、その後に定期的に行うことによりスタティックコンバーゼンスのずれを自動補正する。
【0031】
なお、コンバーゼンスずれの測定において一回では精度が得にくいので、一定の範囲内に収束するまで何回か繰り返すよう補正動作をプログラムすることにより、精度を高めている。これによりビデオテープレコーダの再生のような同期の不安定な非標準信号や外来ノイズによるラスターの移動測定値の異常を回避できる。
【0032】
このように本実施の形態のコンバーゼンス自動補正装置は、補正動作を時分割で行っているので、光電変換素子は赤緑青共用で済ませることができ、簡単な回路構成にできる特徴がある。
【0033】
しかし、この時分割制御や精度向上のための繰り返し動作により、補正が完了するまでの時間が問題になることがある。
特に、CPU8が位置制御を行うDA変換器としては、基本的には精密な制御を行うために12ビット程度のDA変換器が必要になるが、安価にするため一般的なCPU内蔵のPWM方式のDA変換器22aを利用した場合、PWM信号を制御用のDC電圧にフィルタ22cにより平滑するが、精度向上のため位置検出は何度も繰り返しされるので、このフィルタ22cの時定数による遅れが発生する。これらをカバーするために本発明ではつぎのように構成されている。
【0034】
CPU8は最初にフィルタ22cの時定数を小さくして概略の補正を行い、次に時定数を大きくして精密な補正を行うように構成されている。
また本発明のような基準パターンをオーバースキャン部に投射する方式では、投射角度の関係から、特に水平方向の特定の色のオーバースキャンが不足する。
【0035】
本発明では水平方向オーバースキャンを拡大して基準パターンが視野内に入るのを防いでいる。
以下、図3と図4を用いて具体的に説明する。
【0036】
図1の比較回路9bにより水平鋸波HSと一定DCレベルとの比較によりオーバースキャン部を検出し、コンバーゼンス補正回路18により図4のようにビーム偏向量を右側で拡大し、右側のオーバースキャン部のコンバーゼンス補正を拡大方向に変形している。
【0037】
図3は垂直方向の検出を行う画面右側の光電変換素子2a,2bの部分を示すが、これにより画面右側のオーバースキャンが破線部A(スクリーンの画面内と同じ偏向量の場合の位置)から実線部Bまで拡大している。
【0038】
このようにして視野を狭めることなくオーバースキャンを拡大し、光電変換素子を奥に配置できるので、振幅変動したときに基準パターンが見えたりすることを防ぐことができる。なお、必要が有れば水平方向の検出部(画面下部)についても同様にオーバースキャンを拡大可能である。
【0039】
また、オーバースキャン拡大補正はコンバーゼンス補正回路18で行っているが偏向回路で行ってもよい。
上記の実施の形態では、AD変換器、DA変換器、オンスクリーン信号発生回路はCPU8と別々に構成しているが、これらはCPU8の内蔵、外部素子のどちらでも構成可能である。また本発明はスタティックコンバーゼンスの自動補正の例で説明したがダイナミックコンバーゼンスの自動補正にも実施可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、オーバースキャン部分を検出するオーバースキャン検出手段を設け、オーバースキャン検出手段の検出信号で偏向回路またはコンバーゼンス補正回路を制御して、前記オーバースキャン部分での偏向量をスクリーンの画面内での偏向量よりも拡大するよう構成したため、振幅変動に強く、構成簡単にして基準パターンが視野に入るのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のコンバーゼンス自動補正装置の構成図
【図2】同実施の形態の光電変換素子とスクリーンの配置関係を示す正面図
【図3】同実施の形態の画面右側の光電変換部の拡大図
【図4】同実施の形態のオーバースキャン拡大の説明図
【図5】従来例のコンバーゼンス自動補正装置の構成図
【図6】同従来例の光電変換素子とスクリーンの配置関係を示す正面図
【符号の説明】
1a,1b,2a,2b 光電変換素子
8 CPU〔制御部〕
9b 比較回路
13 ブラウン管
14 レンズ
15 スクリーン
18 コンバーゼンス補正回路
22a オンスクリーン位置制御用DA変換器
22b スタティックコンバーゼンス補正用DA変換器
22c フィルタ
23 コンバージェンスコイル
24 基準パターン
Claims (1)
- スクリーンの画面周辺のオーバースキャン部分にコンバーゼンス補正用基準パターンを投射し、この基準パターンを2つの光検出手段で検出して前記2つの光検出手段の中心に対する前記基準パターンの投射位置ずれに応じてコンバーゼンスずれを補正するために、前記オーバースキャン部分を検出するオーバースキャン検出手段と、前記基準パターンの位置を前記2つの光検出手段の中心に移動制御する位置制御用D/A変換器と、前記オーバースキャン検出手段の検出信号で偏向回路またはコンバーゼンス補正回路を制御する制御手段とを設け、前記オーバースキャン部分での偏向量をスクリーンの画面内での偏向量よりも拡大し、前記2つの光検出手段を前記オーバースキャン部分の拡大部に配設し、前記基準パターンを前記2つの光検出手段の中心位置に移動制御する前記位置制御用D/A変換器の出力値に応じて前記制御手段がコンバーゼンス補正量を制御するようにしたコンバーゼンス自動補正装置において、位置制御用D/A変換器をPWM方式のD/A変換器として配設し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を平滑する平滑回路と、この平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流波形または前記平滑回路の出力電圧と水平または垂直の偏向電流に比例した波形とを比較する比較回路と、前記比較回路からのパルスにより基準パターン信号の発生タイミングを決定する波形発生回路とを具備し、前記PWM方式のD/A変換器から出力されるPWM出力を、最初に前記平滑回路の時定数を小さくして平滑した出力電圧により概略の補正を行い、次に前記平滑回路の時定数を大きくして平滑した出力電圧により精密な補正を行うようにしたことを特徴とするコンバーゼンス自動補正装置。
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---|---|---|---|
JP28771896A JP3578573B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | コンバーゼンス自動補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH10136396A JPH10136396A (ja) | 1998-05-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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