JP3578040B2 - Enclosure for doorphone slave with camera, doorphone slave with camera, and intercom system with TV - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ付ドアホン子器用筐体、カメラ付ドアホン子器及びテレビ付きインターホンシステムに関し、特に、カメラ付ドアホン子器用筐体内に設けられる撮像手段が、広範囲の映像を撮像できるとともに、防水性にも優れたカメラ付ドアホン子器用筐体、そのようなカメラ付ドアホン子器用筐体を用いたカメラ付ドアホン子器、及び、そのようなカメラ付ドアホン子器を備える、テレビ付きインターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来のテレビ付きインターホンシステムにおいて採用されているドアホン子器を概略的に示す図であり、図16(a)は、その斜視図を、また、図16(b)は、その分解斜視図である。
【0003】
このドアホン子器101は、住戸の扉の近傍に取り付けられるものであり、撮像手段、スピーカ、集音マイクその他の電気回路部品を収容する子器本体ケース102を備える。
【0004】
子器本体ケース102は、一般に、熱可塑性プラスチックで製されている。
【0005】
尚、103で示す部材は、子器本体ケース102内に収容されている撮像手段を示している。
【0006】
子器本体ケース102は、撮像手段102が設けられる領域に開口部h102を有する。
【0007】
この開口部h102は、子器本体ケース102の正面S102aに設けられている。
【0008】
この開口部h102には、カバー体104が、撮像手段103を覆うように設けられている。
【0009】
カバー体104は、一般に、熱可塑性プラスチックで製されている。
【0010】
尚、図16(a)及び図16(b)の各々中、105で示す部材装置は、呼出しボタンを、また、106は、スピーカを、各々、示している。
【0011】
次に、カバー体104の子器本体ケース102への取付け方法について説明する。
【0012】
カバー体104は、子器本体ケース102に、超音波溶着法によって取り付けられている。
【0013】
即ち、子器本体ケース102へカバー体104を取り付ける際には、一般に、カバー体104の裏面S104bを、子器本体ケース102の開口部h102の周辺に設けられている鍔部(四角枠)fに当接し、この状態を維持したまま、所定時間、超音波振動を与える。
【0014】
子器本体ケース102とカバー体104に、超音波振動を与えると、子器本体ケース102及びカバー体104の各々が振動し、振動摩擦によって、カバー体104の裏面S104bと子器本体ケース102の鍔部(四角枠)fとの当接部が発熱し、溶着する。これにより、子器本体ケース102とカバー体104とは、隙間無く溶着されるため、子器本体ケース102とカバー体104との溶着部から水が内部に入ることが無い。
【0015】
次に、このドアホン子器101の動作について説明する。
【0016】
このドアホン子器101では、訪問客が、呼出しボタン105を押し操作すると、住戸内に設けられているインターホン親機(図示せず。)の呼出装置が鳴動するとともに、撮像手段103がオンとなり、住戸内に設けられるインターホン親機(図示せず。)のモニターテレビ(図示せず。)に、撮像手段103が撮像した映像が映し出されるようになっている。
【0017】
また、住戸人が、インターホン親機(図示せず。)の通話ボタン(図示せず。)を押し操作した後、インターホン親機(図示せず。)に向かって、訪問客に応答すると、その音声が、インターホン親機(図示せず。)に設けられている、集音マイク(図示せず。)に拾われ、この集音マイク(図示せず。)に拾われた音声が、ドアホン子器101に設けられているスピーカ106から出力されるようになっている。
【0018】
また、訪問客が、来訪の旨を告げると、ドアホン子器101に設けられている、集音マイク(図示せず。)が、この音声を拾い、この集音マイク(図示せず。)に拾われた音声が、インターホン親機(図示せず。)のスピーカ(図示せず。)から出力されるようになっている。
【0019】
また、住戸人が、住戸の扉付近の様子を知りたいときには、インターホン親機(図示せず。)に設けられているモニターボタン(図示せず。)を押し操作すると、所定時間、ドアホン子器101に設けられている撮像手段103及びインターホン親機(図示せず。)に設けられているモニターテレビ(図示せず。)の各々が通電状態になり、撮像手段103が撮像した映像が、モニターテレビ(図示せず。)に、所定時間、映し出されるようになっている。
【0020】
また、インターホン親機(図示せず。)がハンズフリーの場合には、住戸人が、インターホン親機(図示せず。)に設けられている通話ボタン(図示せず。)を押し操作した後、インターホン親機(図示せず。)に向かって、訪問客に対して応答すると、その音声が、インターホン親機(図示せず。)に設けられている、集音マイク(図示せず。)によって拾われ、この集音マイク(図示せず。)に拾われた音声が、ドアホン子器101に設けられているスピーカ106から出力されるようになっている。
【0021】
また、インターホン親機(図示せず。)がハンドセット(図示せず。)を有する場合には、住戸人が、ハンドセット(図示せず。)を取り上げ、ハンドセット(図示せず。)に向かって、訪問客に対して応答すると、その音声が、ハンドセット(図示せず。)の送話器(図示せず。)によって拾われ、この送話器(図示せず。)に拾われた音声が、ドアホン子器101に設けられているスピーカ106から出力されるようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図16に示す、従来のドアホン子器101では、ドアホン子器101に内蔵される撮像手段の視野が、子器本体ケース102の正面S102a方向に限られる。このため、例えば、来訪者が、背が高い人である場合には、来訪者の顔が、子器本体ケース102の正面前方ではなく、子器本体ケース102の上側面S102b側に位置するような場合には、その人の顔が、撮像手段によって撮影されない結果、インターホン親機(図示せず。)に設けられているモニターテレビ(図示せず。)に、来訪者のカをが映し出されず、住戸人は、来訪者の顔が確認できない。
【0023】
かかる問題を解決するためには、図17に示すようなドアホン子器が考えられる。
【0024】
このドアホン子器201では、図17に示すように、子器本体ケース202に、その正面から上側面にかけて、開口部h202を設け、子器本体ケース202に内蔵される撮像手段203の視野角を、子器本体ケース202の上側面へも向けることができるようにしている。
【0025】
このように、子器本体ケース202に、その正面から上側面にかけて、開口部h202を設けた場合には、必然的に、子器本体ケース202の開口部h202を覆うカバー体204は、上側面部p204aと正面部p204bとを備え、断面視した場合、概ねL字形状をしたものになる。
【0026】
しかしながら、カバー体204を、図16に示したような、概ねL字形状のものにした場合には、子器本体ケース202への接合面j101、j102、j103、j104の方向が異なるために、カバー体204を、子器本体ケース202に、超音波溶着法を用いては、カバー体204と子器本体ケース202とを、隙間無く、溶着できない、という問題がある。
【0027】
例えば、カバー体204の接合面j101を、子器本体ケース202の接合面j105に当接させて、超音波の振動を加えた場合、カバー体204の接合面j101と、子器本体ケース202の接合面j105とは、溶着できるが、カバー体204の他の接合面j102、j103、j104は、接合面j101と、その向きが異なっているため、子器本体ケース202に圧着されない。この結果、カバー体204の接合面j102、j103、j104の各々は、子器本体ケース202に溶着されない。
【0028】
このような場合には、カバー体204を、子器本体ケース202に取り付けた後に、カバー体204の接合面j102、j103、j104の各々と、子器本体ケース202の表面との隙間から、子器本体ケース202内に、雨水等がたやすく侵入する。
【0029】
即ち、カバー体204の形状を、上側面部p204aと正面部p204bとを備え、断面視した場合、概ねL字形状をしたものにした場合には、超音波溶着法を用いては、カバー体204と子器本体ケース202とを、隙間無く、溶着できない、という問題がある。
【0030】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、カメラ付ドアホン子器用筐体、カメラ付ドアホン子器及びテレビ付きインターホンシステムに関し、特に、カメラ付ドアホン子器用筐体内に設けられる撮像手段が、広範囲の映像を撮像できるとともに、防水性にも優れたカメラ付ドアホン子器用筐体、そのようなカメラ付ドアホン子器用筐体を用いたカメラ付ドアホン子器、及び、そのようなカメラ付ドアホン子器を備える、テレビ付きインターホンシステムを提供することを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体は、撮像手段その他の電気回路部品を収容するために設けられ、撮像手段が設けれる領域に開口部を有する子器本体ケースと、開口部に設けられるカバー体とを備え、子器本体ケースの開口部は、子器本体ケースの正面から上側面の領域に設けられ、カバー体は、上側面部と正面部とを備え、断面視した場合、屈曲形状をしており、子器本体ケースの開口部に取り付けた際に、子器本体ケースの上側面の領域にも、カバー体が形成されるようにされており、カバー体は、その裏面に、カバー体を子器本体ケースに取り付けた際に、子器本体ケースの開口部を囲う位置に、且つ、カバー体の上側面部、上側面部から正面部をまたぐ位置且つ正面部に設けられた、枠形状のリブを有し、子器本体ケースの開口部の周辺には、カバー体の裏面に設けられている枠形状のリブを受けるリブ受けが設けられ、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とが、一方向に、当接可能な関係にされており、且つ、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とが溶着されている。
【0032】
ここに、「カバー体を、断面視した場合、屈曲形状をしており」の「屈曲形状」は。概ねL字形状であっても、その上側面部と正面部とのなす角度が、例えば、120度や、150度その他の角度に、屈曲していることを意味する。
【0033】
このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に形成した、枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを当接可能な関係にし、且つ、カバー体の裏面に形成した、枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを溶着しているので、カバー体が、上側面部と正面部とを備え、断面視した場合、屈曲形状をしており、子器本体ケースに、開口部が、その正面から上側面の領域に設けられている場合であっても、カバー体を、子器本体ケースに、隙間なく、溶着することができる。この結果、このカメラ付ドアホン子器用筐体は、カバー体と、子器本体ケースとの溶着部から、その内部に雨水等が侵入することがないため、優れた防水機能を発揮する。
【0034】
のみならず、このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体を、子器本体ケースに、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられたリブ受けの接合面と、カバー体の上側面部、上側面部から正面部をまたぐ位置に設けられた、枠形状のリブの上面の接合面とを溶着することによって、取り付けているので、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段の視野角を、カバー体の正面部から上側面部の方向へも調節可能なようにした場合にも、撮像手段によって撮影される映像が、カバー体の正面部から上側面部に移行するコーナ部において、途切れることがない。従って、カメラ付ドアホン子器筐体を用いたカメラ付ドアホン子器は、広範囲の映像を撮像できる。
【0035】
また、発光素子が内蔵させる場合には、発光素子を、カメラ付ドアホン子器筐体の上方位置に設ける。このように、発光素子を、カメラ付ドアホン子器筐体の上方位置に設けた場合には、デザインの自由度を増すことができ、回路基板(プリント板)の設計の製薬を減らすことができ、商品の小型化が可能になる。
【0036】
請求項2に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体は、請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体の、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面を、ある平面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある平面と等価な方向の平面上に位置するように形成している。
【0037】
このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面を、ある平面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある平面と等価な方向の平面上に位置するように形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させることができる。従って、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面とを当接させた状態にして、超音波の振動を加えることで、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、隙間無く、溶着することができる。
【0038】
且つ、このカメラ付ドアホン子器用筐体では、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面及び子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を平面上に形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの形状、及び、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの形状の設計を容易に行うことができる。
【0039】
請求項3に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体は、請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体の、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面を、ある曲面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けらる枠形状のリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成している。
【0040】
このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面を、ある曲面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させることができる。のみならず、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させると、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とが、嵌合した状態になる。従って、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面とを当接させた状態にして、超音波の振動を加えることで、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、ずれが生じることなく、且つ、隙間無く、溶着することができる。
【0041】
請求項4に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体は、請求項1〜3のいずれかに記載のカメラ付ドアホン子器用筐体の、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とが超音波溶着されている。
【0042】
このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを、一方向に、当接可能な形状にしているので、カバー体が、断面視した場合、屈曲形状をしており、子器本体ケースに設けられる開口部が、子器本体ケースの正面から上側面にかけて設けられている場合であっても、子器本体ケースの開口部の周辺の全周にわたって、カバー体を、隙間無く、超音波溶着法によって、溶着することができる。
【0043】
請求項5に記載のカメラ付ドアホン子器は、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付ドアホン子器用筐体と、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段とを備え、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段は、カバー体の正面部から上側面部にかけて、その視野領域を調節できるようにされている。
【0044】
このカメラ付ドアホン子器では、筐体として、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付ドアホン子器用筐体を用いているので、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段の視野角を、カバー体の正面部から上側面部の方向へも調節可能なようにした場合にも、撮像手段によって撮影される映像が、カバー体の正面部から上側面部に移行するコーナ部において、途切れることがない。従って、このカメラ付ドアホン子器は、広範囲の映像を撮像できる。
【0045】
また、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段の視野角を、カバー体の正面部から上側面部の方向へ調節する際に、発光素子の光路も、カバー体の正面部から上側面部の方向へ調節できるようにしてもよい。
【0046】
請求項6に記載のカメラ付ドアホン子器は、請求項5に記載のカメラ付ドアホン子器の、カバー体が、子器本体ケースの正面からその上側面に移行するコーナ部の内表面側に、撮像手段が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面を備える。
【0047】
このドアホン子器では、カバー体は、子器本体ケースの正面からその上面側面部に移行するコーナ部の内表面側に、撮像手段が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面を設けているので、撮像手段が、このコーナ部を通して撮像した映像に、線模様が形成されない。
【0048】
この結果、このドアホン子器をインターホン親機に接続し、インターホン親機のモニターテレビに、このドアホン子器に内蔵した撮像手段が撮像した映像を映し出した場合に、モニターテレビに映し出される映像に、線模様が現れず、来訪者の顔などが、つぶれたりすることなく、はっきり判るように映し出される。
【0049】
請求項7に記載のカメラ付ドアホン子器は、請求項5又は請求項6に記載のカメラ付ドアホン子器が、カメラ付ドアホン子器用筐体内に、撮像手段の近傍に、発光素子を備え、且つ、カバー体は、発光素子が外部から見えないようにするためのスモーク部と、可視光透過部とを備え、スモーク部は、その中央に開口部を有する枠体形状をしており、可視光透過部が、枠体形状のスモーク部を覆うように、且つ、枠体形状のスモーク部の開口部を塞ぐように、スモーク部に、一体形成されている。
【0050】
このドアホン子器では、ドアホン子器に内蔵される発光素子をスモーク部により外側から見えないようにしているので、美観に優れている。のみならず、スモーク部と可視光透過部とを一体成形しているので、カバー体の各々に、スモークシートを貼着するようにした場合に比べ、ドアホン子器の組立作業者の組立作業を、カバー体の各々に、スモークシートを貼着しなくてよいようにした分、軽減できる。
【0051】
尚、ここでは、ドアホン子器に内蔵される発光素子をスモーク部により外側から見えないようにしていると規定しているが、発光素子のみならず、ドアホン子器に内蔵される、その他の内部部品が、外部から見えないようにしても良い。
【0052】
請求項8に記載のテレビ付きインターホンシステムは、請求項5〜7のいずれかに記載のカメラ付ドアホン子器と、カメラ付ドアホン子器の撮像手段が撮像した映像を表示するモニターテレビを備えるインターホン親機とを備える。
【0053】
このテレビ付きインターホンシステムでは、ドアホン子器に内蔵されている撮像手段が広範囲の撮像視野を有する、請求項1〜7のいずれかに記載のドアホン子器を用いているので、インターホン親機のモニターテレビには、撮像手段が撮像した映像が、訪問者の顔が欠けたりすることなく映し出される。
【0054】
この結果、住戸に、このテレビ付きインターホンシステムを取り付けた場合には、住戸人は、訪問者の顔をはっきりと確認した後に、扉を解錠できるので、不審者を住戸内に入れるというゆゆしき事態を防ぐことができる。
【0055】
即ち、このテレビ付きインターホンシステムは、例えば、一人暮らしの若い女性などが入居する住戸の防犯対策用のインターホンシステムとして適している。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照しながら更に詳しく説明する。
【0057】
図1は、本発明に係るドアホン子器の要部を概略的に示す分解斜視図であり、また、図2は、本発明に係るドアホン子器を概略的に示す図であり、図2(a)は、本発明に係るドアホン子器を概略的に示す斜視図であり、また、図2(b)は、本発明に係るドアホン子器の要部を説明するために、カバー体を、子器本体ケースから分離した状態で示す分解斜視図である。
【0058】
また、図3は、ドアホン子器を概略的に示す断面図である。
【0059】
尚、図3では、カバー体4を、子器本体ケース2から分離した状態で表している。
【0060】
このドアホン子器1は、住戸の扉の近傍に取り付けられるものであり、撮像手段、発光素子、スピーカ、集音マイクその他の電気回路部品を収容する子器本体ケース2を備える。
【0061】
尚、3で示す部材装置は、子器本体ケース2内に収容されている撮像手段を示している。撮像手段3としては、例えば、CCDカメラ(固体撮像装置)等が用いられている。
【0062】
子器本体ケース2は、撮像手段3が設けられる領域に開口部h2を有する。
【0063】
この開口部h2には、カバー体4が、撮像手段3を覆うように設けられている。
【0064】
また、図2(a)及び図2(b)の各々中、5で示す部材装置は、呼出しボタンを、また、6は、スピーカを、各々、示している。
【0065】
また、図2(b)及び図3の各々中、7で示す部材装置は、発光素子を示している。
【0066】
また、図3中、8で示す部材は、撮像手段3やこのドアホン子器1を制御する制御装置(CPU)(図示せず。)等が実装される回路基板を、9で示す部材は、呼出しボタン5を照らす通電ランプを、また、10で示す部材装置は、撮像対象やその周辺の明るさを検出する光センサー(明るさセンサー)を、各々、示している。
【0067】
発光素子7は、夜間になり、ドアホン子器1の周辺が暗い時に点灯し、撮像手段3が撮像する被照射体(訪問者等)を照らすために設けられている。
【0068】
また、光センサー(明るさセンサー)10は、ドアホン子器1の周辺の明るさを検知するものである。
【0069】
そして、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10は、制御装置(CPU)(図示せず。)に送られる。制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10を、制御装置(CPU)(図示せず。)に予め記憶されているしきい値Dthと比較する。そして、制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、暗いと判断した場合(D10<Dth)に、発光素子7を所定時間点灯し、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、明るいと判断した場合(D10≧Dth)に、発光素子7を点灯しないように、制御するようになっている。
【0070】
また、回路基板8は、回転可能に設けられており、回路基板8の角度を変えれば、撮像手段3の撮像アングル(視野角)を変えることができるようになっている。
【0071】
このドアホン子器1では、まず、子器本体ケース2に設けられている開口部h2の形状が、図16に示したドアホン子器101の子器本体ケース102に設けられている開口部h102の形状と異なっている。
【0072】
即ち、このドアホン子器1では、開口部h2は、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bの領域にかけて、子器本体ケース2に形成されている。
【0073】
また、カバー体4は、断面視した場合、概ね逆L字形状をしている。
【0074】
そして、カバー体4を、子器本体ケース2の開口部h2に取り付けた際に、子器本体ケース2の上側面S2bの領域にも、カバー体4(この例では、スモーク部4a)が形成されるようにしている。
【0075】
このドアホン子器1では、子器本体ケース2の正面S2aから上側面S2bにかけて、カバー体4(この例では、スモーク部4a)を設けるようにしているので、カバー体104を子器本体ケース102の正面方向にのみ設けた従来のドアホン子器101に比べ、ドアホン子器1に内蔵した撮像手段3の撮像視野を広範囲にすることができる。
【0076】
次に、カバー体4の形状について更に詳しく説明する。
【0077】
図4は、カバー体4を概略的に示す図であり、図4(a)は、カバー体4の好ましい形状の一例を概略的に示す説明図であり、また、図4(b)は、カバー体4の好ましい形状の他の一例を概略的に示す説明図である。
【0078】
尚、図4(a)及び図4(b)の各々中において、左側に、カバー体4の概略的な斜視図を表し、右側に、カバー体4の子器本体ケース2への取付構造を概略的に示す説明図を表している。
【0079】
まず、図3と図4(a)とを参照しながら説明すると、上側面部p4aと正面部p4bとを備え、断面視した場合、概ねL字形状をしている。
【0080】
この結果、カバー体4を、子器本体ケース2の開口部h2に取り付けた際に、子器本体ケース2の上側面S2bの領域にも、カバー体4が形成されるようにされている(図2(a)を参照)。
【0081】
且つ、カバー体2は、その裏面に、カバー体4を子器本体ケース2に取り付けた際に、子器本体ケース2の開口部h2を囲う位置に、枠形状のリブR4を有している。この例では、リブR4が、四角枠形状になっている。
【0082】
この枠形状のリブR4は、カバー体4の裏面に、カバー体4の上側面部p4a、上側面部p4aから正面部p4bをまたぐ位置且つ正面部p4bに設けられている。
【0083】
この例では、リブR4の4つの辺f1、f2、f3、f4の中、対向する一対の辺f2、f3が、カバー体4の裏面に、上側面部p4aから正面部p4bをまたぐように形成されている。
【0084】
より詳しく説明すると、枠形状のリブR4の第1の辺f1が、カバー体2の上側面部p4aの裏面に形成されており、枠形状のリブR4の第1の辺f1に隣接する第2の辺f2及び第3の辺f3が、カバー体4の裏面の上側面部p4a、上側面部p4aから正面部p4bをまたぐ位置に各々形成され、枠形状のリブR4の第1の辺f1の対辺となる第4の辺f4が、カバー体4の裏面の正面部p4bに形成されている。
【0085】
子器本体ケース2の開口部h2の周辺には、カバー体4の裏面に設けられている枠形状のリブR4を受けるリブ受けJ2が設けられている。
【0086】
このリブ受けJ2は、開口部h2を囲う、4角枠形状になっている。
【0087】
そして、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に、開口部h2を囲うように設けられている枠形状のリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とが、一方向に、当接可能な関係にされている。
【0088】
即ち、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々は、いずれも同じ方向を向いている。
【0089】
且つ、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に、開口部h2を囲うように設けられている枠形状のリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8の各々は、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々が、面接触するように、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々の面の方向に対向する方向に、いずれも同じ方向を向いている。
【0090】
別の表現で説明すると、リブR4の上面の接合面j1と、リブ受けJ2の接合面j5とは、互いに、面接触が可能なように、対向する関係にされており、リブR4の上面の接合面j2と、リブ受けJ2の接合面j6とは、互いに、面接触が可能なように、対向する関係にされており、リブR4の上面の接合面j3と、リブ受けJ2の接合面j7とは、互いに、面接触が可能なように、対向する関係にされており、且つ、リブR4の上面の接合面j4と、リブ受けJ2の接合面j8とは、互いに、面接触が可能なように、対向する関係にされている。そして、カバー体4を、子器本体ケース2に一方向に押しつけると、リブR4の上面の接合面j1とリブ受けJ2の接合面j5、リブR4の上面の接合面j2とリブ受けJ2の接合面j6、リブR4の上面の接合面j3とリブ受けJ2の接合面j7、及び、リブR4の上面の接合面j4とリブ受けJ2の接合面j8のいずれもが、互いに圧接される関係にされている。
【0091】
従って、このカメラ付ドアホン子器用筐体2では、カバー体4を、子器本体ケース2に一方向に押しつけた後、所定時間、超音波振動を与えると、振動摩擦によって、リブR4の上面の接合面j1とリブ受けJ2の接合面j5との当接部、リブR4の上面の接合面j2とリブ受けJ2の接合面j6との当接部、リブR4の上面の接合面j3とリブ受けJ2の接合面j7との当接部、及び、リブR4の上面の接合面j4とリブ受けJ2の接合面j8との当接部のいずれもが、発熱し、溶着する。
【0092】
この結果、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に、開口部h2を囲うように設けられている枠形状のリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8の各々とが、隙間無く、溶着される。
【0093】
従って、このカメラ付ドアホン子器用筐体2は、カバー体4と子器本体ケース2との溶着部の防水性が優れているので、雨水等が、カメラ付ドアホン子器用筐体2内に侵入することがない。
【0094】
また、このカメラ付ドアホン子器用筐体2では、カバー体4の裏面に形成した、枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられている枠形状のリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを当接可能な関係にし、且つ、カバー体4の裏面に形成した、枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられている枠形状のリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを溶着している。
【0095】
従って、カバー体4が、上側面部p4aと正面部p4bとを備え、断面視した場合、概ねL字形状をしており、子器本体ケース2に、開口部h2が、その正面S2aから上側面S2bの領域に設けられている場合であっても、カバー体4を、子器本体ケース2に、隙間なく、超音波溶着法を用いて、溶着することができる。
【0096】
尚、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々は、同一方向を向いていればよく、ある仮想の同一の平面上にあっても、異なる仮想の面上にあってもよい。
【0097】
しかしながら、カバー体4及び子器本体ケース2の設計の容易性等を考慮した場合には、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々は、ある仮想の同一の平面上に位置していることが好ましい。
【0098】
即ち、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々は、ある仮想の同一の平面上に位置させる場合には、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4は、リブR4の上側面部p4aと正面部p4bとの双方を通過する、ある仮想面上に、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に、開口部h2を囲うように設けられるリブ受けJ2と同一形状・大きさに設計すればよい。
【0099】
また、子器本体ケース2に設けるリブ受けJ2は、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に、開口部h2を囲うように、且つ、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4が形成されている、ある仮想の平面と等価な面上に形成するようにすればよい。
【0100】
即ち、子器本体ケース2を設計する際に、リブ受けJ2を、子器本体ケース2に設けるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8が、リブR4の正面部p4bを、子器本体ケース2の正面に、面一にした場合に、リブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4の各々が設けられている、ある仮想の同一の平面上に位置させるように設計すればよい。
【0101】
また、カメラ付ドアホン子器用筐体は、図4(b)に示すカメラ付ドアホン子器用筐体4Aのような構造になっていてもよい。
【0102】
このカメラ付ドアホン子器用筐体4Aは、カバー体4Aの裏面に設けられた枠形状のリブR4Aの接合面j1、j2、j3、j4を、ある曲面上に位置するように形成し、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられる枠形状のリブ受けJ2の接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成している。
【0103】
この例では、リブR4Aの、4つの辺f1、f2、f3、f4の中、カバー体4の上側面部p4aと正面部p4bとをまたぐように形成されている、対向する、一対の辺f2、f3の各々を凹状に湾曲させた形状にしている。
【0104】
また、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けらる枠形状のリブ受けJ2の4つの接合面j5、j6、j7、j8の中、リブR4Aの4つの辺f1、f2、f3、f4の中、凹状に湾曲させた形状にされている、一対の辺f2、f3の各々と当接する、2つの接合面j6、j7の各々を、一対の辺f2、f3の各々が面接触するように、凸状に湾曲させた形状にしている。
【0105】
尚、カメラ付ドアホン子器用筐体4Aのその他の構成は、カメラ付ドアホン子器用筐体4と同様であるので、ここでの説明は、省略する。
【0106】
このカメラ付ドアホン子器用筐体4Aでは、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4を、ある曲面上に位置するように形成し、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8を、カバー体2の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成しているので、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを、当接させることができる。のみならず、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを、当接させると、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とが、嵌合した状態になる。従って、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを当接させた状態にして、超音波の振動を加えることで、カバー体4の裏面に設けられた枠形状のリブR4の上面の接合面j1、j2、j3、j4と、子器本体ケース2の開口部h2の周辺に設けられるリブ受けJ2の接合面j5、j6、j7、j8とを、ずれが生じることなく、且つ、隙間無く、溶着することができる。
【0107】
また、図5は、カバー体4の正面部から上側面部へ移行するコーナ部の形状を概略的に示す断面図であり、図5(a)は、カバー体4の好ましい形状の一例を概略的に示す説明図であり、また、図5(b)は、カバー体4のあまり好ましいとは言えない形状を概略的に示す説明図である。
【0108】
カバー体4は、図5(a)に示すように、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の内表面側Srbに、撮像手段3が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面Rbを備える。
【0109】
この曲面Rbは、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の外表面側Sraに形成される曲面Raと、概ね、同心円の関係になるように形成されている。
【0110】
カバー体4では、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の内表面側Srbに、撮像手段3が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面Rbを備える結果、図4(b)に示すカバー体4Bに生じる問題が生じない。
【0111】
まず、図5(b)に示すカバー体4Bに生じる問題について詳述する。
【0112】
図5(b)に示すカバー体4Bでは、カバー体4は、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部に、内表面側Srbに、曲率の大きな曲面Rcが形成されている。
【0113】
このカバー体4Bのように、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の内表面側Srbに、曲率の大きな曲面Rcが形成されている場合には、発光素子7から照射される光であって、曲面Rcの一方側Rc1を通過する光と、曲面Rcの他方側Rc2を通過する光とは、このコーナ部において、互いに、著しく異なる方向に向けられる。
【0114】
このようなことが原因し、発光素子7から光を照射した場合、カバー体4Bの子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の外方において、発光素子7から照射された光が届かない部分が形成され、発光素子7を点灯して、被照射体(訪問者等)を照らした場合、被照射体(訪問者等)に線状の影ができる、という問題が生じる。
【0115】
この結果、発光素子7を点灯し、被照射体(訪問者等)から発せられた光を撮像手段3で撮像した場合、撮像手段3が撮像した映像をモニターテレビ(図示せず。)で見た場合には、映像中に、暗線が形成される。
【0116】
また、被照射体(訪問者等)から発せられた光(反射光)であって、曲面Rcの一方側Rc1を入光する光と、曲面Rcの他方側Rc2を入光する光とは、互いに、異なる方向に向けられる。
【0117】
また、図5(b)に示すカバー体4Bでは、カバー体4Bの子器本体ケース2の子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の肉厚に厚い部分と細い部分とが形成される。
【0118】
このようなことが原因して、被照射体(訪問者等)から発せられた光を撮像手段3で撮像した場合、曲面Rcの一方側Rc1を入光する光と、曲面Rcの他方側Rc2を入光する光とは、互いに、異なる方向に向けられる結果、撮像手段3によって撮像した映像は、カバー体4Bの子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部を介して撮像した部分においてゆがみが生じ、この映像をモニターテレビ(図示せず。)で見た場合には、線模様が現れ、来訪者の顔などが、つぶれたりする、という問題が生じる。
【0119】
これに対し、図5(a)に示すカバー体4では、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の内表面側Srbに、撮像手段3が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面Rbを備えている。このため、発光素子7から照射される光は、カバー体4は、子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部において、均等に、放射線方向に曲げられる結果、カバー体4の子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の外方において、発光素子7から照射された光が届かない部分が形成されることがないため、発光素子7を発光して被照射(訪問者等)を照らした場合、被照射体(訪問者等)に線状の影ができることはない。
【0120】
この結果、発光素子7を点灯し、被照射体(訪問者等)から発せられた光を撮像手段3で撮像した場合、撮像手段3が撮像した映像をモニターテレビ(図示せず。)で見た場合には、映像中に、暗線が形成されることはなく、被照射体(訪問者等)がはっきりとモニターテレビ(図示せず。)に映し出される。
【0121】
また、被照射体(訪問者等)から発せられた光(反射光)であって、曲面Rbから入光する光は、カバー体4の子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部において、均等に、曲げられる。
【0122】
また、図5(a)に示すカバー体4では、カバー体4の子器本体ケース2の子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部の肉厚が同じ厚さ又は概ね同じ厚さに形成されている。
【0123】
この結果、被照射体(訪問者等)から発せられた光を撮像手段3で撮像した場合、撮像手段3によって撮像した映像は、カバー体4の子器本体ケース2の正面S2aからその上側面S2bに移行するコーナ部を介して撮像した部分においてもゆがみが殆ど生じない。従って、この映像をモニターテレビ(図示せず。)で見た場合には、線模様が現れず、来訪者の顔などが、つぶれたりすることなく、被照射体(訪問者等)がはっきりとモニターテレビ(図示せず。)に映し出される。
【0124】
次に、カバー体4の他の構成について更に詳しく説明する。
【0125】
カバー体4は、図3に示すように、発光素子(図3に示す発光素子7)が外部から見えないようにするためのスモーク部4aと、可視光透過部4bとを備える。
【0126】
スモーク部4aは、例えば、茶色等の暗色に着色された透明樹脂で製されている。
【0127】
スモーク部4aは、その中央に開口部h4を有する枠体形状をしている。
【0128】
可視光透過部4bは、無色透明な樹脂で製されており、枠体形状のスモーク部4aの開口部h4を塞ぐように一体成形されている。
【0129】
図6は、カバー体4の構成を模式的に示す構成図である。
【0130】
尚、カバー体4は、図1〜図5の各々において示したように、実際には、断面視した場合、略逆L字形状になっているが、図6では、説明を容易とするために、平板形状にして説明している。
【0131】
この例では、カバー体4は、可視光透過部4bが、枠体形状のスモーク部4aを覆うように、且つ、枠体形状のスモーク部4aの開口部h4を塞ぐように一体成形されている。
【0132】
より詳しく説明すると、このカバー体4では、可視光透過部4bが、枠体形状のスモーク部4aの、カバー体4を子器本体ケース2に取り付けた後において、外側から見える側の表面を覆うように、且つ、枠体形状のスモーク部4aの開口部h4を塞ぐように一体成形されている。
【0133】
このドアホン子器1では、可視光透過部4bが、枠体形状のスモーク部4aのを覆うように、且つ、枠体形状のスモーク部4aの開口部を塞ぐように一体成形しているので、カバー体4の表面が、可視光透過部4bによって万遍なく覆われ、可視光透過部4bとスモーク部4aとの界面が、外部に露呈せず、カバー体4を観る人は、スモーク部4aを、可視光透過部4bを介して外部から見えるスケルトンとして認識するため、このカバー体4を採用したドアホン子器は、美観に優れている。
【0134】
尚、ここでは、スモーク部4aを、可視光透過部4bを介して外部から見えるスケルトンとしたカバー体4について説明したが、単純には、図7に示すカバー体4Cのように、発光素子7が外部から見えないようにするためのスモーク部4aの中央の開口部h4を塞ぐように、可視光透過部4bを一体成形してもよい。
【0135】
カバー体4、4Cのように、スモーク部4aと可視光透過部4bとを一体成形した場合には、カバー体(図示せず。)の各々に、スモークシート(図示せず。)を貼着するようにした場合に比べ、ドアホン子器の組立作業者の組立作業を、カバー体(図示せず。)の各々に、スモークシート(図示せず。)を貼着しなくてよいようにした分、軽減できる。
【0136】
次に、カバー体4の製造方法について説明する。
【0137】
図8は、カバー体4の製造方法の好ましい一例を概略的に示す工程図であり、また、図9は、カバー体4の製造方法のあまり好ましいとは言えない一例を概略的に示す工程図である。
【0138】
カバー体4、4Cは、例えば、射出成形法により製造することができる。
【0139】
カバー体4、4Cを製造する際には、まず、中央に開口部h4を有するスモーク部4aを射出成形法により製造する。
【0140】
次に、スモーク部4aを、射出成形用金型(図示せず。)の所定の位置にセットする。
【0141】
そして、カバー体4Cを製造する場合にあっては、スモーク部4aの開口部h4内に、可視光透過部4bとなる溶融樹脂を充填する。
【0142】
また、カバー体4を製造する場合にあっては、スモーク部4aの一方側の表面を覆うように、且つ、スモーク部4aの開口部h4内に、可視光透過部4bとなる溶融樹脂を充填する。
【0143】
この場合、射出成形用金型(図示せず。)の可視光透過部4bとなる溶融樹脂を流し込む湯口Eは、図8(b)に示すように、スモーク部4aの開口部h4の領域に形成するのが好ましい。
【0144】
これは、例えば、図9(b)に示すように、射出成形用金型(図示せず。)の可視光透過部4bとなる溶融樹脂を流し込む湯口Eを、スモーク部4aの外側側方位置に設けた場合には、スモーク部4aにも、スモーク部4aの開口部h4に溶融樹脂を送り込む湯道4rを形成する必要があるのに対し、図8(b)に示すように、スモーク部4aの開口部h4の領域に形成した場合には、スモーク部4aに、スモーク部4aの開口部h4に溶融樹脂を送り込む湯道4rを形成する必要がなくなるからである。
【0145】
次に、カバー体の製造方法の更に好ましい一例を説明する。
【0146】
図10は、カバー体の製造方法の更に好ましい一例を概略的に示す説明図であり、図10(a)は、カバー体の概略的な正面図を、図10(b)は、図10(b)中、X−X線に従う概略的な断面図を、図10(c)は、カバー体の概略的な背面図を、また、図10(d)は、図10(b)中、X−X線に従う概略的な断面図を、各々、示している。
【0147】
このカバー体4Dでは、カバー体4Dを形成する金型に、スモーク部4aを形成する溶融樹脂を流し込むゲート部G4a、及び、可視光透過部4bを形成する溶融樹脂を流し込むゲート部G4bを、各々、カバー体4Dの正面部p4bの下端に設けている。
【0148】
カバー体4を形成する金型に、ゲート部G4a及びゲート部G4bを、上述しした位置に設けると、湯道(図9に示す湯道4rを参照)を形成する必要がなく、しかも、カバー体4Dの正面部p4bに、ゲート跡が現れず、カバー体4Dの美観が向上し、ひいては、このカバー体4Dが取り付けられたドアホン子器筐体を用いた、ドアホン子器の美観が向上する。
【0149】
次に、発光素子7及び撮像手段3の好ましい組み合わせについて、説明する。
【0150】
発光素子7としては、例えば、赤外線発光ダイオードを用いることが好ましい。
【0151】
この場合、撮像手段3として、赤外線撮像手段を用いることが好ましい。
【0152】
また、この場合、カバー体4のスモーク部4aは、赤外線を透過する材料で製せられる。
【0153】
このように、発光素子7として、赤外線発光ダイオードを用い、撮像手段3として、赤外線撮像手段を用いた場合には、訪問者等に、訪問者等を撮像していることを気づかれることなく、訪問者等を撮像手段により撮像できる。更に、撮像手段3として、赤外線撮像手段を用いているので、赤外線発光ダイオードが発光することにより照射され訪問者等によって反射された赤外線の反射光を撮像することで、訪問者等をはっきりと撮像できる。
【0154】
また、発光素子7としては、例えば、白色発光素子を用いてもよい。
【0155】
この場合、撮像手段3として、カラー撮像手段を用いることが好ましい。
【0156】
このように、発光素子7として、白色発光素子を用い、撮像手段3として、カラー撮像手段を用いた場合には、このドアホン子器1に接続するインターホン親機として、カラーモニターテレビを備えたものを用いれば、インターホン親機のモニターテレビに、訪問者等の映像をカラーで映し出すことができる。
【0157】
また、発光素子7としては、例えば、赤外線発光ダイオードを用い、撮像手段3として、カラー撮像手段を用いるようにしてもよい。
【0158】
発光素子7として、赤外線発光ダイオードを用い、撮像手段3として、カラー撮像手段を用いた場合には、光センサー(明るさセンサー)10が検出した情報に基づいて、発光素子7を点灯する際には、撮像手段3を白黒映像に切り替えて、撮像対象を撮像し、光センサー(明るさセンサー)10が検出した情報に基づいて、発光素子7を点灯しない際には、撮像手段3により、カラー映像で、撮像対象を撮像するように制御するのが好ましい。
【0159】
このように制御した場合には、ドアホン子器1では、撮像対象(訪問者等)やその周辺が暗くて、光センサー(明るさセンサー)10を点灯した際には、撮像手段3を白黒映像に切り替えて、撮像対象(訪問者等)を撮像する。このため、撮像対象(訪問者等)やその周辺が暗く、カラー映像としては、撮像対象(訪問者等)を十分に撮像できないような場合にも、この映像をインターホン親機(図示せず。)のモニターテレビ(図示せず。)に、白黒映像で、はっきりと映し出すことができる。また、撮像対象(訪問者等)やその周辺が明るい場合には、撮像手段3をカラー映像にして、撮像対象(訪問者等)を撮像するようにしているので、インターホン親機(図示せず。)のモニターテレビに、撮像対象(訪問者等)をカラー映像ではっきりと映し出すことができる。
【0160】
また、このドアホン子器1では、子器本体ケース2の正面S2aから上側面S2bにかけて、カバー体4を設けるようにした結果、図3に示すように、発光素子7を、撮像手段3を実装する回路基板8の上方に設けることができる。
【0161】
この結果、撮像手段3と発光素子7との間隔を拡げることができるため、撮像手段3の周辺に、発光素子7を設けていない分、空間が形成される。
【0162】
この結果、発光素子7を点灯するか否かの撮像手段3の露光量を検出するための光センサー(明るさセンサー)10を撮像手段3の近傍位置に設けることができる。
【0163】
このドアホン子器1では、発光素子10を、子器本体ケース2の上側面S2bに近い位置に設置することができるようなった結果、撮像手段3の近傍に光センサー(明るさセンサー)10を設けることができるため、ドアホン子器1のダウンサイジングを実現できる。
【0164】
次に、ドアホン子器1のその他の構成について概説する。
【0165】
このドアホン子器1では、更に、発光素子7、撮像手段10及び光センサー(明るさセンサー)10をカメラブロックとし、カメラブロックにより、撮像手段10の撮像アングルを変えることができるようにしている。
【0166】
以下、このカメラブロックの構成について、詳しく説明する。
【0167】
図11は、ドアホン子器1をその正面側から見た状態を概略的に示す分解斜視図である。
【0168】
また、図12は、ドアホン子器1をその背面側から見た状態を概略的に示す分解斜視図である。
【0169】
尚、図11及び図12の各々においては、カバー体4については、図示するのを省略する。
【0170】
また、図11及び図12の各々中、既に説明した部材装置については、説明を容易とするため、既に説明した部材装置に相当する部材装置については、相当する参照符号を付して、その説明を省略する。
【0171】
図11及び図12の各々中、12で示す部材装置は、回動ユニットを、又、13で示す部材装置は、角度調節レバーを、各々、示している。
【0172】
また、17で示す部材は、インターホン親機(図示せず。)との通話等を制御する電子回路部品を実装する回路基板を示している。
【0173】
また、h7は、発光素子7の取付孔を示している。
【0174】
発光素子7は、1個以上設けられる。尚、この例では、発光素子7を最大4個まで取り付けられるようになっている。
【0175】
回動ユニット12は、回転軸12a、12bと、撮像手段3を嵌合わせる嵌合凹部12cとを備える。
【0176】
角度調節レバー13は、操作片14と、支持軸15と、ガイド湾曲部16とを備える。
【0177】
ガイド湾曲部16は、断面視した場合、円部材を切断した形状になっている。
【0178】
操作片14は、ガイド湾曲部16の凸面側の表面の中央部又は概ね中央部に立設するように設けられている。
【0179】
支持軸15は、ガイド湾曲部16の凹面側の表面の中央部又は概ね中央部に立設するように設けられている。
【0180】
支持軸15は、二股にされた1対の脚部15a、15aと、脚部15aと脚部15aとの接続部のやや上方に側方から突設するように設けられた回転軸15bとを備える。
【0181】
脚部15aと脚部15aとの接続部は、半円形状の丸い凹部に形成されている。
【0182】
ドアホン子器1の子器本体ケース2は、正面カバー2aとベース2bとの2部材を備える。
【0183】
正面カバー2aには、開口部h2や、押しボタン(図1に示す押しボタン5)を取り付ける取付穴h3が設けられている。
【0184】
また、正面カバー2aの内側には、図12に示すように、撮像手段3を実装した回路基板8を回転可能に取り付ける取付枠体11が形成されている。
【0185】
取付枠体11は、回動ユニット12の回転軸12a、12bの各々を回転可能に収容する、回転軸収容穴h11a、h11bを備える。
【0186】
また、取付枠体11は、脚部15aと脚部15aとの接続部を支持する支持軸(図14(a)に示す支持軸11c)を側方に有する立設部11aと、立設部11aから、支持軸15の脚部15a、15aの各々の厚さ分程度離れるようにして設けられ、支持軸15の回転軸15bを回転可能に収容する回転軸収容部11bとを備える。
【0187】
回路基板8は、角度調節レバー13の1対の脚部15a、15aを挿通する挿通孔h8を備える。
【0188】
また、ベース2bは、角度調節レバー13の操作片14を挿通する操作片挿通孔h2bを備える。
【0189】
また、ベース2bの操作片挿通孔h2bの周辺は、ガイド湾曲部16の凸面側の表面側を収容できるように湾曲したガイド湾曲部収容部2cが設けられている。
【0190】
次に、ドアホン子器1の組立工程について説明する。
【0191】
まず、回路基板8に撮像手段3を実装する。
【0192】
次に、回動ユニット12を、取付枠体11に回転可能に取り付ける。
【0193】
より詳しく説明すると、回動ユニット12の回転軸12aを回転軸収容穴h11aに挿入し、回転軸12bを回転軸収容穴h11bに挿入する。
【0194】
次に、取付枠体11に回転可能に取り付けられた回動ユニット12の嵌合凹部12cに、回路基板8に実装された撮像手段3を嵌合する。
【0195】
次に、角度調節レバー13の取付工程を説明する。
【0196】
図13は、角度調節レバー13の取付工程を概略的に説明する説明図である。
【0197】
尚、図13(a)及び図13(b)の各図では、説明を容易とするために、回路基板8及び撮像手段3の図示は省略する。
【0198】
次に、角度調節レバー13の支持軸15を、回路基板8に設けられている挿通孔h8を挿通させて、支持軸15の脚部15a、15aを立設部11aの支持軸11cに取付け、支持軸15の回転軸15bを回転軸収容部11bに取り付ける。
【0199】
次に、正面カバー2aに、ベース2bを取り付ける。
【0200】
この時、角度調節レバー13の操作片14が、操作片挿通孔h2bを通じて、外部に突出するように、且つ、角度調節レバー13のガイド湾曲部16がガイド湾曲部収容部2cに回転可能に収容されるようにする。
【0201】
図14は、以上のようにして組み立てられたドアホン子器1を、撮像手段3の回転機構を中心にして模式的に示す断面図である。
【0202】
このドアホン子器1では、回動ユニット12の回転軸12aを取付枠体11の回転軸収容穴h11aに挿入し、回転軸12bを回転軸収容穴h11bに挿入することで、回動ユニット12が取付枠体11に対して、回転軸12a、12bを軸にして回転するようにしている。
【0203】
また、角度調節レバー13は、支持軸15の回転軸15bを軸にして回転する。
【0204】
この結果、角度調節レバー13の操作片14を、上方向(図14中、白抜き矢印で示す方向)へ移動させると、撮像手段3の撮像アングルは、上方向(図14中、白抜き矢印で示す方向)を向く。
【0205】
一方、角度調節レバー13の操作片14を、下方向(図14中、黒矢印で示す方向)へ移動させると、撮像手段3の撮像アングルは、下方向(図14中、黒矢印で示す方向)を向く。
【0206】
このように、このドアホン子器1では、角度調節レバー13の操作片14の移動方向と順方向に、撮像手段3の撮像アングルが移動するようにしているので、施工業者が、このドアホン子器1を住戸の扉周辺に取付けする際に、撮像手段3の撮像アングルを調節する際に、角度調節レバー13の操作片14の移動方向と逆方向に、撮像手段3の撮像アングルが移動するようにされているドアホン子器に比べ、撮像手段3の撮像アングルを調節がし易い。
【0207】
のみならず、このドアホン子器1では、カバー体4を、子器本体ケース2の上側面S2bの領域にも形成しているので、撮像手段3の撮像アングルを広角度に調節できるという長所もある。
【0208】
また、このドアホン子器1では、発光素子10を、図3に示すように、撮像手段3の上方位置に設け、光センサー(明るさセンサー)10を、撮像手段3の下方位置に設けている。
【0209】
この結果、撮像手段3の撮像アングルを上方向に向けた場合にも、カメラブロックにされた撮像手段3の上方位置に設けられた発光素子7から照射される光は、子器本体ケース2の上側面S2bに形成されているカバー体4を通して外方へ照射されるため、このドアホン子器1では、撮像手段3の撮像アングルを上方向に大きく向けるように調節することができる。
【0210】
また、光センサー(明るさセンサー)10をカメラブロックにされた撮像手段3の下方位置に設けているので、撮像手段3の撮像アングルを上方向に大きく向けるように調節した場合であっても、光センサー(明るさセンサー)10は、カバー体4の可視光透過部4bの領域に位置するようにできるため、光センサー(明るさセンサー)10により、撮像手段3が必要とする露光量を、正確に検知できる。
【0211】
次に、このドアホン子器1を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成について説明する。
【0212】
図15は、ドアホン子器1を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成を概略的に示す構成図であり、図15(a)は、ハンズフリー型のインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成図を、また、図15(b)は、ハンドセットを備えるインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成図を、各々、例示的に示している。
【0213】
まず、図15(a)に示す、ハンズフリー型のインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムについて説明する。
【0214】
このテレビ付きインターホンシステム31は、ドアホン子器1とインターホン親機32とを備える。
【0215】
ここでは、ドアホン子器1の構成は、図1及び図2に示したものと同様であるので、ここでは説明を容易とするため、図1及び図2に示したドアホン子器1を構成する部材装置に相当する部材装置については、相当する参照符号を付して、その説明を省略する。
【0216】
インターホン親機32は、モニターテレビ33と、集音マイク34と、モニターボタン35と、通話ボタン36と、スピーカ(図示せず。)とを備える。
【0217】
尚、図15(a)中、37で示す部材装置は、通話ボタン36がオンにされている際に点灯する通話確認ランプを示している。
【0218】
ドアホン子器1とインターホン親機32とは、信号線Lで接続されている。
【0219】
次に、このテレビ付きインターホンシステム31の動作について説明する。
【0220】
このテレビ付きインターホンシステム31では、訪問客が、ドアホン子器1の呼出しボタン5を押し操作すると、住戸内に設けられるインターホン親機(図示せず。)の呼出装置が鳴動するとともに、ドアホン子器1の撮像手段3がオンとなり、住戸内に設けられるインターホン親機32のモニターテレビ33に、撮像手段3が撮像した映像が映し出されるようになっている。
【0221】
より詳しく説明すると、訪問客が、ドアホン子器1の呼出しボタン5を押し操作すると、光センサー(明るさセンサー)(図3に示す光センサー(明るさセンサー)10)が、ドアホン子器1の周辺の明るさを検知する。
【0222】
光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10は、制御装置(CPU)(図示せず。)に送られる。制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10を、制御装置(CPU)(図示せず。)に予め記憶されているしきい値Dthと比較する。そして、制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、暗いと判断した場合(D10<Dth)に、発光素子7を所定時間点灯し、光センサー(明るさセンサー)10を点灯した状態で、撮像手段3が、訪問客を撮像する。
【0223】
また、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、明るいと判断した場合(D10≧Dth)には、発光素子7を点灯しない状態で、撮像手段3が、訪問客を撮像する。
【0224】
また、住戸人が、インターホン親機32の通話ボタン36を押し操作した後、インターホン親機32に向かって、訪問客に対して応答すると、その音声が、インターホン親機32に設けられている、集音マイク34によって拾われるが、この集音マイク34によって拾われた音声が、ドアホン子器1に設けられているスピーカ6から出力されるようになっている。
【0225】
また、訪問客が、来訪の旨を告げると、ドアホン子器1に設けられている集音マイク(図示せず。)が、この音声を拾い、この音声が、インターホン親機32のスピーカ(図示せず)から出力されるようになっている。
【0226】
また、住戸人が、住戸の扉付近の様子を知りたいときには、インターホン親機32に設けられているモニターボタン35を押し操作すると、所定時間、ドアホン子器1に設けられている撮像手段3及びインターホン親機32に設けられているモニターテレビ33の各々が通電状態になり、撮像手段3が撮像した映像が、モニターテレビ33に映し出されるようになっている。
【0227】
次に、図15(b)に示す、ハンズフリー型のインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムについて説明する。
【0228】
このテレビ付きインターホンシステム41は、ドアホン子器1とインターホン親機42とを備える。
【0229】
ここで、ドアホン子器1の構成は、図1及び図2に示したものと同様であるので、ここでは説明を容易とするため、図1及び図2に示したドアホン子器1を構成する部材装置に相当する部材装置については、相当する参照符号を付して、その説明を省略する。
【0230】
インターホン親機42は、モニターテレビ43と、スピーカ48と、ハンドセット49とを備える。
【0231】
尚、図15(b)中、50で示す部材装置は、操作表示パネル部を示している。
【0232】
ドアホン子器1とインターホン親機42とは、信号線Lで接続されている。
【0233】
次に、このテレビ付きインターホンシステム41の動作について説明する。
【0234】
このテレビ付きインターホンシステム41では、訪問客が、ドアホン子器1の呼出しボタン5を押し操作すると、住戸内に設けられるインターホン親機の呼出装置が鳴動するとともに、ドアホン子器1の撮像手段3がオンとなり、住戸内に設けられるインターホン親機42のモニターテレビ43に、撮像手段3が撮像した映像が、所定時間、映し出されるようになっている。
【0235】
より詳しく説明すると、訪問客が、ドアホン子器1の呼出しボタン5を押し操作すると、光センサー(明るさセンサー)(図3に示す光センサー(明るさセンサー)10)が、ドアホン子器1の周辺の明るさを検知する。
【0236】
光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10は、制御装置(CPU)(図示せず。)に送られる。制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10を、制御装置(CPU)(図示せず。)に予め記憶されているしきい値Dthと比較する。そして、制御装置(CPU)(図示せず。)は、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、暗いと判断した場合(D10<Dth)に、発光素子7を所定時間点灯し、光センサー(明るさセンサー)10を点灯した状態で、撮像手段3が、訪問客を撮像する。
【0237】
また、光センサー(明るさセンサー)10が検知した情報D10が、しきい値Dthに比べ、明るいと判断した場合(D10≧Dth)には、発光素子7を点灯しない状態で、撮像手段3が、訪問客を撮像する。
【0238】
また、住戸人が、ハンドセット49を取り上げ(オフフックし)、ハンドセット49に向かって、訪問客に対して応答すると、その音声が、ハンドセット49の送話器(図示せず。)によって拾われ、この送話器(図示せず。)が拾った音声が、ドアホン子器1に設けられているスピーカ6から出力されるようになっている。
【0239】
また、訪問客が、来訪の旨を告げると、ドアホン子器1に設けられている集音マイク(図示せず。)が、この音声を拾い、この音声が、インターホン親機32のスピーカ(図示せず)から出力されるようになっている。
【0240】
また、住戸人が、住戸の扉付近の様子を知りたいときには、インターホン親機42のハンドセット49を取り上げると(オフフックすると)、ドアホン子器1に設けられている撮像手段3及びインターホン親機42に設けられているモニターテレビ43の各々が通電状態になり、撮像手段3が撮像した映像が、モニターテレビ43に、所定時間、映し出されるようになっている。
【0241】
尚、住戸人が、所定時間内に、インターホン親機42のハンドセット49を元に戻す(オンフックする)と、撮像手段3がオフし、モニターテレビ43もオフするようにされている。
【0242】
上述したテレビ付きインターホンシステム31、41では、いずれも、ドアホン子器1に内蔵されている撮像手段3が広範囲の撮像視野を有するので、インターホン親機32、42のモニターテレビ33、43には、撮像手段3が撮像した映像が、訪問者の顔が欠けたりすることなく映し出される。
【0243】
この結果、住戸に、上述したテレビ付きテレビ付きインターホンシステム31、41を取り付けた場合には、住戸人は、訪問者の顔をはっきりと確認した後に、扉を解錠できるので、不審者を住戸内に入れるというゆゆしき事態を防ぐことができる。
【0244】
即ち、上述したテレビ付きテレビ付きインターホンシステム31、41は、いずれも、例えば、一人暮らしの若い女性などが入居する住戸の防犯対策用のインターホンシステムとして適している。
【0245】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に形成した、枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを当接可能な関係にし、且つ、カバー体の裏面に形成した、枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを溶着しているので、カバー体が、上側面部と正面部とを備え、断面視した場合、概ねL字形状をしており、子器本体ケースに、開口部が、その正面から上側面の領域に設けられている場合であっても、カバー体を、子器本体ケースに、隙間なく、溶着することができる。この結果、このカメラ付ドアホン子器用筐体は、カバー体と、子器本体ケースとの溶着部から、その内部に雨水等が侵入することがないため、優れた防水機能を発揮する。のみならず、このカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体を、子器本体ケースに、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられたリブ受けの接合面と、カバー体の上側面部、上側面部から正面部をまたぐ位置に設けられた、枠形状のリブの上面の接合面とを溶着することによって、取り付けているので、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段の視野角を、カバー体の正面部から上側面部の方向へも調節可能なようにした場合にも、撮像手段によって撮影される映像が、カバー体の正面部から上側面部に移行するコーナ部において、途切れることがない。従って、カメラ付ドアホン子器筐体を用いたカメラ付ドアホン子器は、広範囲の映像を撮像できる。
【0246】
請求項2に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面を、ある平面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある平面と等価な方向の平面上に位置するように形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させることができる。従って、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面とを当接させた状態にして、超音波の振動を加えることで、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、隙間無く、溶着することができる。且つ、このカメラ付ドアホン子器用筐体では、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面及び子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を平面上に形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの形状、及び、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの形状の設計を容易に行うことができる。
【0247】
請求項3に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面を、ある曲面上に位置するように形成し、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成しているので、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させることができる。のみならず、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、当接させると、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とが、嵌合した状態になる。従って、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面とを当接させた状態にして、超音波の振動を加えることで、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面とを、ずれが生じることなく、且つ、隙間無く、溶着することができる。
【0248】
請求項4に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体では、カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面と、子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とを、一方向に、当接可能な形状にしているので、カバー体が、断面視した場合、概ねL字形状をしており、子器本体ケースに設けられる開口部が、子器本体ケースの正面から上側面にかけて設けられている場合であっても、子器本体ケースの開口部の周辺の全周にわたって、カバー体を、隙間無く、超音波溶着法によって、溶着することができる。
【0249】
請求項5に記載のカメラ付ドアホン子器では、筐体として、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付ドアホン子器用筐体を用いているので、カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段の視野角を、カバー体の正面部から上側面部の方向へも調節可能なようにした場合にも、撮像手段によって撮影される映像が、カバー体の正面部から上側面部に移行するコーナ部において、途切れることがない。従って、このカメラ付ドアホン子器は、広範囲の映像を撮像できる。
【0250】
請求項6に記載のドアホン子器では、カバー体は、子器本体ケースの正面からその上面側面部に移行するコーナ部の内表面側に、撮像手段が撮像する映像に線模様が形成されるのを防止するための緩やかな曲面を設けているので、撮像手段が、このコーナ部を通して撮像した映像に、線模様が形成されない。この結果、このドアホン子器をインターホン親機に接続し、インターホン親機のモニターテレビに、このドアホン子器に内蔵した撮像手段が撮像した映像を映し出した場合に、モニターテレビに映し出される映像に、線模様が現れず、来訪者の顔などが、つぶれたりすることなく、はっきり判るように映し出される。
【0251】
請求項7に記載のドアホン子器では、ドアホン子器に内蔵される発光素子をスモーク部により外側から見えないようにしているので、美観に優れている。のみならず、スモーク部と可視光透過部とを一体成形しているので、カバー体の各々に、スモークシートを貼着するようにした場合に比べ、ドアホン子器の組立作業者の組立作業を、カバー体の各々に、スモークシートを貼着しなくてよいようにした分、軽減できる。
【0252】
請求項8に記載のテレビ付きインターホンシステムでは、ドアホン子器に内蔵されている撮像手段が広範囲の撮像視野を有する、請求項1〜7のいずれかに記載のドアホン子器を用いているので、インターホン親機のモニターテレビには、撮像手段が撮像した映像が、訪問者の顔が欠けたりすることなく映し出される。この結果、住戸に、このテレビ付きインターホンシステムを取り付けた場合には、住戸人は、訪問者の顔をはっきりと確認した後に、扉を解錠できるので、不審者を住戸内に入れるというゆゆしき事態を防ぐことができる。
【0253】
即ち、このテレビ付きインターホンシステムは、例えば、一人暮らしの若い女性などが入居する住戸の防犯対策用のインターホンシステムとして適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアホン子器の要部を概略的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係るドアホン子器を概略的に示す図であり、図2(a)は、本発明に係るドアホン子器を概略的に示す斜視図であり、また、図2(b)は、本発明に係るドアホン子器の要部を説明するために、カバー体を、子器本体ケースから分離した状態で示す分解斜視図である。
【図3】図1に示すドアホン子器を概略的に示す断面図である。尚、図3では、カバー体を、子器本体ケースから分離した状態にしている。
【図4】カバー体を概略的に示す図であり、図4(a)は、カバー体4の好ましい形状の一例を概略的に示す説明図であり、また、図4(b)は、カバー体4の好ましい形状の他の一例を概略的に示す説明図である。
【図5】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体を概略的に示す図であり、図5(a)は、カバー体の好ましい形状を概略的に示す断面図であり、また、図5(b)は、カバー体のあまり好ましいとは言えない形状を概略的に示す断面図である。
【図6】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体の構成の一例を模式的に示す構成図である。
【図7】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体の構成の他の一例を模式的に示す断面図である。
【図8】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体の製造方法の好ましい一例を概略的に示す工程図である。
【図9】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体の製造方法のあまり好ましいとは言えない一例を概略的に示す工程図である。
【図10】図1に示すドアホン子器で用いられているカバー体の製造方法の更に好ましい一例を概略的に示す説明図であり、図10(a)は、カバー体の概略的な正面図を、図10(b)は、図10(b)中、X−X線に従う概略的な断面図を、図10(c)は、カバー体の概略的な背面図を、また、図10(d)は、図10(b)中、X−X線に従う概略的な断面図を、各々、示している。
【図11】図1に示すドアホン子器をその正面側から見た状態を概略的に示す分解斜視図である。
【図12】図1に示すドアホン子器をその背面側から見た状態を概略的に示す分解斜視図である。
【図13】角度調節レバーの取付工程を概略的に説明する説明図である。
【図14】図1に示すドアホン子器を、撮像手段の回転機構を中心にして模式的に示す断面図である。
【図15】本発明に係るテレビ付きインターホンシステムの構成を概略的に示す構成図であり、図15(a)は、ハンズフリー型のインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成図を、また、図15(b)は、ハンドセットを備えるインターホン親機を備えるテレビ付きインターホンシステムの構成図を、各々、例示的に示している。
【図16】従来のテレビ付きインターホンシステムにおいて採用されているドアホン子器を概略的に示す図であり、図16(a)は、その斜視図を、また、図16(b)は、その分解斜視図である。
【図17】ドアホン子器に内蔵される撮像手段の視野角を広くするようにしたドアホン子器のアイデアを概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアホン子器
2 子器本体ケース
3 撮像手段
4、4A、4B、4C カバー体
4a スモーク部
4b 可視光透過部
5 呼出しボタン
6 スピーカ
7 発光素子
8 回路基板
10 光センサー(明るさセンサー)
31、41 テレビ付きインターホンシステム
32、42 インターホン親機
f1、f2、f3、f4 リブの辺
j1、j2、j3、j4、j5、j6、j7、j8、j11、j12 接合面
h2 子器本体ケースに設けられた開口部
p4a カバー体の上側面部
p4b カバー体の正面部
R4 リブ
J2 リブ受け
S2a 子器本体ケースの正面
S2b 子器本体ケースの上側面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a doorphone slave unit with a camera, a doorphone slave unit with a camera, and an intercom system with a television. In particular, an imaging unit provided in the housing for a doorphone slave unit with a camera can capture a wide range of images and is waterproof. The present invention also relates to a doorphone slave unit with a camera which is excellent in quality, a doorphone slave unit with a camera using such a doorphone slave unit with a camera, and an intercom system with a television provided with such a camera doorphone slave unit.
[0002]
[Prior art]
FIG. 16 is a diagram schematically showing a door phone slave unit employed in a conventional intercom system with a television. FIG. 16 (a) is a perspective view thereof, and FIG. 16 (b) is an exploded view thereof. It is a perspective view.
[0003]
The door
[0004]
[0005]
Note that members indicated by 103 indicate imaging means housed in the child device
[0006]
The child device
[0007]
The opening h102 is provided on the front face S102a of the child device
[0008]
A
[0009]
The
[0010]
In each of FIGS. 16A and 16B, a member device indicated by 105 indicates a call button, and 106 indicates a speaker.
[0011]
Next, a method of attaching the
[0012]
The
[0013]
That is, when attaching the
[0014]
When ultrasonic vibration is applied to the slave
[0015]
Next, the operation of the door
[0016]
In this
[0017]
Also, after the dweller presses and operates the call button (not shown) of the intercom master unit (not shown), and responds to the visitor toward the intercom master unit (not shown), The sound is picked up by a sound collecting microphone (not shown) provided in the intercom master unit (not shown), and the sound picked up by the sound collecting microphone (not shown) is transmitted to the doorphone. The signal is output from a
[0018]
Also, when the visitor announces the visit, a sound collecting microphone (not shown) provided in the
[0019]
When a dweller wants to know the state of the vicinity of the door of the dwelling unit, when a monitor button (not shown) provided on the intercom master unit (not shown) is pressed and operated, the intercom slave unit is operated for a predetermined time. Each of the image pickup means 103 provided in 101 and the monitor television (not shown) provided in the intercom master unit (not shown) is turned on, and the image picked up by the
[0020]
Also, when the intercom master unit (not shown) is hands-free, after the resident presses a call button (not shown) provided on the intercom master unit (not shown). When a response is made to the visitor toward the intercom master unit (not shown), the sound is collected by a sound collecting microphone (not shown) provided in the intercom master unit (not shown). The sound picked up by the sound pickup microphone (not shown) is output from a
[0021]
When the intercom master unit (not shown) has a handset (not shown), the dweller picks up the handset (not shown) and moves toward the handset (not shown). When responding to the visitor, the sound is picked up by the handset (not shown) of the handset (not shown), and the sound picked up by the handset (not shown) is The signal is output from a
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional
[0023]
In order to solve such a problem, a door phone handset as shown in FIG. 17 can be considered.
[0024]
In this door
[0025]
As described above, when the opening h202 is provided from the front to the upper surface of the slave
[0026]
However, when the
[0027]
For example, when the joint surface j101 of the
[0028]
In such a case, after attaching the
[0029]
That is, when the
[0030]
The present invention has been made in order to solve the above problems, and relates to a housing for a doorphone slave unit with a camera, a doorphone slave unit with a camera, and an intercom system with a television. The imaging means provided in the, can capture a wide range of images, also excellent in waterproof housing for a door phone cord with camera, a door phone cord with camera using such a camera door phone cord casing, and, An object of the present invention is to provide an intercom system with a television provided with such a door phone slave unit with a camera.
[0031]
[Means for Solving the Problems]
The housing for a doorphone slave device with a camera according to
[0032]
Here, the “bent shape” of “the cover body has a bent shape when viewed in cross section”. Even if it is substantially L-shaped, it means that the angle between the upper side surface and the front surface is bent, for example, to 120 degrees, 150 degrees, or other angles.
[0033]
In this case for a doorphone slave unit with a camera, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib formed on the back surface of the cover body is joined to the frame-shaped rib receiver provided around the opening of the slave unit body case. And a frame-shaped rib receiver provided on the back surface of the cover body, the connection surface being on the upper surface of the frame-shaped rib, and the periphery of the opening of the child device body case. Since the cover body is provided with an upper side surface and a front portion, and has a bent shape when viewed in cross section, the opening is formed in the slave body case from the front. Even when the cover body is provided in the region of the upper side surface, the cover body can be welded to the child device main body case without any gap. As a result, the housing for a door phone slave unit with a camera exhibits an excellent waterproof function since rainwater or the like does not enter the inside of the welded part between the cover body and the slave unit body case.
[0034]
In addition, in this case for a door phone slave unit with a camera, the cover body is attached to the slave body case, and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the slave body case and the upper side surface of the cover body It is provided by welding the upper surface of the frame-shaped rib, which is provided at a position straddling the front surface from the upper side, and is attached by welding. Even when the viewing angle can be adjusted in the direction from the front to the upper side of the cover body, the corner portion where the image taken by the imaging means shifts from the front to the upper side of the cover body. In, there is no break. Therefore, the doorphone slave device with camera using the doorphone slave device housing with camera can capture a wide range of images.
[0035]
When a light-emitting element is incorporated, the light-emitting element is provided at a position above the housing of the doorphone slave unit with a camera. As described above, when the light-emitting element is provided at the position above the camera-equipped doorphone slave case, the degree of freedom in design can be increased, and the number of pharmaceuticals for the circuit board (printed board) design can be reduced. Thus, the size of the product can be reduced.
[0036]
According to a second aspect of the invention, there is provided a housing for a doorphone with a camera according to the first aspect of the present invention, the upper surface of a frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body. It is formed so as to be located on a plane, and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case is located at the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body. And is located on a plane in a direction equivalent to a certain plane.
[0037]
In this case for a doorphone handset with a camera, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain plane, and is formed around the opening of the handset main unit case. The joint surface of the provided rib receiver is formed such that the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is located on a plane equivalent to a certain plane. Therefore, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body can be brought into contact with the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case. Therefore, the ultrasonic waves are brought into a state where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body are brought into contact with each other. By applying the above vibration, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the main unit case are welded without gap. can do.
[0038]
Further, in this case for a door phone slave unit with a camera, the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case and the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case are aligned on a plane. Therefore, it is possible to easily design the shape of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the shape of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case.
[0039]
According to a third aspect of the present invention, a housing for a doorphone slave unit with a camera according to the first aspect is configured such that a joining surface of a frame-shaped rib provided on a back surface of a cover body is formed on a curved surface. And the joint surface of the frame-shaped rib receiver provided on the periphery of the opening of the child device main body case is located at the joint surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body. That are located on a curved surface corresponding to a certain curved surface.
[0040]
In this case for a doorphone slave unit with a camera, the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain curved surface, and is formed around the opening of the slave unit body case. Since the joint surface of the provided rib receiver is formed so that the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is located on a curved surface corresponding to a certain curved surface, The joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body can be brought into contact with the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case. In addition, when the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case come into contact with each other, the cover body The joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the main body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case are in a fitted state. Therefore, the ultrasonic waves are brought into a state where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body are brought into contact with each other. By applying the vibration of the above, a displacement may occur between the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case. Can be welded without any gap.
[0041]
A housing for a doorphone slave unit with a camera according to
[0042]
In this case for a doorphone slave unit with a camera, the joint surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joint surface of the frame-shaped rib receiver provided around the opening of the slave unit body case. In one direction, so that the cover body has a bent shape when viewed in cross section, and the opening provided in the child device main case is formed from the front of the child device main case. Even when the cover is provided over the upper side surface, the cover body can be welded by the ultrasonic welding method over the entire periphery around the opening of the child device main body case without any gap.
[0043]
A doorphone slave unit with a camera according to
[0044]
In this camera doorphone slave unit, since the camera doorphone slave unit housing according to any one of
[0045]
Further, when adjusting the viewing angle of the image pickup means built in the housing for the doorphone handset with camera from the front part of the cover body to the upper side part, the light path of the light emitting element is also raised from the front part of the cover body. You may make it adjustable in the direction of a side part.
[0046]
The doorphone slave unit with a camera according to
[0047]
In this door phone handset, the cover body prevents a line pattern from being formed on the image picked up by the image pickup means on the inner surface side of the corner portion which transitions from the front of the handset main body case to the upper surface side portion. Since the gently curved surface is provided, no line pattern is formed on the video imaged by the imaging means through the corner portion.
[0048]
As a result, when the intercom slave unit is connected to the intercom master unit, and the image taken by the image pickup means built in the intercom slave unit is displayed on the monitor television of the intercom master unit, the video projected on the monitor television is The line pattern does not appear, and the visitor's face etc. is projected clearly without being crushed.
[0049]
A doorphone handset with a camera according to
[0050]
In this door phone slave device, the light emitting element built in the door phone slave device is made invisible from the outside by the smoke portion, so that the appearance is excellent. Not only that, since the smoke part and the visible light transmitting part are integrally formed, the assembly work of the doorphone slave unit assembling work can be performed in comparison with the case where the smoke sheet is attached to each of the covers. Since the smoke sheet does not need to be attached to each of the cover members, the amount of light can be reduced.
[0051]
Here, it is specified that the light emitting element built in the doorphone handset is made invisible from the outside by the smoke part, but not only the light emitting element but also other internal parts built in the doorphone handset. The components may not be visible from the outside.
[0052]
An intercom system with a television according to
[0053]
In this intercom system with a television, the intercom main unit according to any one of
[0054]
As a result, if this intercom system with a television is attached to the dwelling unit, the dwelling unit can unlock the door after confirming the visitor's face clearly, and the suspicious person will enter the dwelling unit. Can be prevented.
[0055]
That is, this intercom system with a television is suitable, for example, as an intercom system for crime prevention in dwelling units in which a young woman living alone lives.
[0056]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
[0057]
FIG. 1 is an exploded perspective view schematically showing a main part of a door phone handset according to the present invention, and FIG. 2 is a diagram schematically showing a door phone handset according to the present invention, and FIG. FIG. 2A is a perspective view schematically showing a door phone handset according to the present invention. FIG. 2B is a perspective view showing a main part of the door phone handset according to the present invention. It is an exploded perspective view shown in a state separated from the child device main body case.
[0058]
FIG. 3 is a cross-sectional view schematically showing a door phone slave unit.
[0059]
In FIG. 3, the
[0060]
The
[0061]
In addition, the member device shown by 3 has shown the imaging means accommodated in the child device
[0062]
The child device
[0063]
A
[0064]
In each of FIGS. 2A and 2B, a member device indicated by 5 indicates a call button, and 6 indicates a speaker.
[0065]
In each of FIGS. 2B and 3, a member device indicated by 7 indicates a light emitting element.
[0066]
In FIG. 3, a member indicated by 8 is a circuit board on which the
[0067]
The
[0068]
The optical sensor (brightness sensor) 10 detects the brightness around the
[0069]
The information D10 detected by the light sensor (brightness sensor) 10 is sent to a control device (CPU) (not shown). The control device (CPU) (not shown) transmits information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 to a threshold value Dth stored in advance in the control device (CPU) (not shown). Compare. The control device (CPU) (not shown) emits light when the information D10 detected by the light sensor (brightness sensor) 10 is determined to be darker than the threshold value Dth (D10 <Dth). The
[0070]
Further, the
[0071]
In this door
[0072]
That is, in the
[0073]
The
[0074]
When the
[0075]
In the door
[0076]
Next, the shape of the
[0077]
FIG. 4 is a view schematically showing the
[0078]
In each of FIGS. 4A and 4B, a schematic perspective view of the
[0079]
First, referring to FIGS. 3 and 4 (a), the upper surface portion p4a and the front surface portion p4b are provided, and have a substantially L-shape when viewed in cross section.
[0080]
As a result, when the
[0081]
In addition, the
[0082]
The frame-shaped ribs R4 are provided on the rear surface of the
[0083]
In this example, among the four sides f1, f2, f3, and f4 of the rib R4, a pair of opposing sides f2 and f3 are formed on the back surface of the
[0084]
More specifically, the first side f1 of the frame-shaped rib R4 is formed on the back surface of the upper side surface portion p4a of the
[0085]
Around the opening h2 of the main
[0086]
The rib receiver J2 has a square frame shape surrounding the opening h2.
[0087]
Around the joint surface j1, j2, j3, j4 of the upper surface of the frame-shaped rib R4 provided on the back surface of the
[0088]
That is, the joint surfaces j1, j2, j3, and j4 on the upper surface of the frame-shaped rib R4 provided on the back surface of the
[0089]
In addition, each of the joining surfaces j5, j6, j7, j8 of the frame-shaped rib receiver J2 provided around the opening h2 of the child device
[0090]
In other words, the joint surface j1 of the upper surface of the rib R4 and the joint surface j5 of the rib receiver J2 are in a relationship of facing each other so as to make surface contact with each other. The joining surface j2 and the joining surface j6 of the rib receiver J2 are in a relationship of facing each other so that they can make surface contact with each other, and the joining surface j3 of the upper surface of the rib R4 and the joining surface j7 of the rib receiving J2. Are in a relationship of facing each other so that they can make surface contact with each other, and the bonding surface j4 of the upper surface of the rib R4 and the bonding surface j8 of the rib receiver J2 can make surface contact with each other. As such, they are in an opposing relationship. Then, when the
[0091]
Therefore, in the
[0092]
As a result, an opening h2 is formed around each of the joining surfaces j1, j2, j3, and j4 of the upper surface of the frame-shaped rib R4 provided on the back surface of the
[0093]
Therefore, the
[0094]
Further, in the
[0095]
Accordingly, the
[0096]
Note that each of the joining surfaces j1, j2, j3, j4 on the upper surface of the rib R4 only needs to face the same direction, and may be on a certain virtual same plane or on different virtual surfaces. Good.
[0097]
However, when the ease of design of the
[0098]
That is, when each of the joining surfaces j1, j2, j3, j4 on the upper surface of the rib R4 is located on a certain virtual same plane, the frame-shaped rib R4 provided on the back surface of the cover body 4 A rib receiver J2 provided on an imaginary surface passing through both the upper side surface portion p4a and the front portion p4b of the rib R4, around the opening h2 of the child device
[0099]
Further, the rib receiver J2 provided on the child device
[0100]
That is, when designing the
[0101]
In addition, the housing for a doorphone with a camera may have a structure like the housing for a doorphone with a camera 4A shown in FIG. 4B.
[0102]
This housing 4A for a door phone with a camera has a joining surface j1, j2, j3, j4 of a frame-shaped rib R4A provided on the back surface of the cover body 4A so as to be located on a certain curved surface. The joining surface of the frame-shaped rib receiver J2 provided around the opening h2 of the
[0103]
In this example, a pair of opposing sides f2 formed so as to straddle the upper side surface part p4a and the front part p4b of the
[0104]
Also, among the four joining surfaces j5, j6, j7, and j8 of the frame-shaped rib receiver J2 provided around the opening h2 of the child device
[0105]
The remaining configuration of the camera-equipped doorphone slave case 4A is the same as that of the camera-equipped
[0106]
In this case 4A for a doorphone slave device with a camera, the joining surfaces j1, j2, j3, j4 of the upper surface of the frame-shaped rib R4 provided on the back surface of the
[0107]
FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing a shape of a corner portion which transitions from a front portion to an upper side portion of the
[0108]
As shown in FIG. 5 (a), the
[0109]
The curved surface Rb is formed so as to have a substantially concentric relationship with a curved surface Ra formed on the outer surface side Sra of the corner portion that transitions from the front surface S2a of the child device
[0110]
In the
[0111]
First, a problem occurring in the
[0112]
In the
[0113]
Like the
[0114]
For this reason, when light is emitted from the light-emitting
[0115]
As a result, when the
[0116]
Further, light (reflected light) emitted from an irradiation target (a visitor or the like), which is light that enters one side Rc1 of the curved surface Rc and light that enters the other side Rc2 of the curved surface Rc is: They are oriented in different directions.
[0117]
Further, in the
[0118]
For this reason, when the light emitted from the irradiated object (such as a visitor) is imaged by the
[0119]
On the other hand, in the
[0120]
As a result, when the
[0121]
In addition, light (reflected light) emitted from the irradiation target (a visitor or the like) and entering from the curved surface Rb is transmitted from the front surface S2a of the
[0122]
Further, in the
[0123]
As a result, when the light emitted from the illuminated body (a visitor or the like) is imaged by the
[0124]
Next, another configuration of the
[0125]
As shown in FIG. 3, the
[0126]
The
[0127]
The
[0128]
The visible
[0129]
FIG. 6 is a configuration diagram schematically illustrating the configuration of the
[0130]
In addition, as shown in each of FIGS. 1 to 5, the
[0131]
In this example, the
[0132]
More specifically, in the
[0133]
In this
[0134]
Here, the description has been given of the
[0135]
When the
[0136]
Next, a method for manufacturing the
[0137]
FIG. 8 is a process diagram schematically showing a preferred example of a method of manufacturing the
[0138]
The
[0139]
When manufacturing the
[0140]
Next, the
[0141]
Then, when manufacturing the
[0142]
In the case where the
[0143]
In this case, the gate E into which the molten resin that becomes the visible
[0144]
For example, as shown in FIG. 9 (b), the gate E into which the molten resin to be the visible
[0145]
Next, a more preferable example of the method of manufacturing the cover body will be described.
[0146]
FIG. 10 is an explanatory view schematically showing a further preferred example of a method for manufacturing a cover body. FIG. 10A is a schematic front view of the cover body, and FIG. 10B is a schematic cross-sectional view taken along the line XX, FIG. 10C is a schematic rear view of the cover body, and FIG. -A schematic cross-sectional view according to X-ray, respectively, is shown.
[0147]
In the
[0148]
When the gate portion G4a and the gate portion G4b are provided at the above-described positions in the mold for forming the
[0149]
Next, a preferred combination of the
[0150]
As the
[0151]
In this case, it is preferable to use an infrared imaging unit as the
[0152]
In this case, the
[0153]
As described above, when the infrared light emitting diode is used as the
[0154]
Further, as the
[0155]
In this case, it is preferable to use a color imaging unit as the
[0156]
As described above, when the white light emitting element is used as the
[0157]
Further, for example, an infrared light emitting diode may be used as the
[0158]
When an infrared light emitting diode is used as the
[0159]
When the control is performed in this manner, in the door
[0160]
Further, in the
[0161]
As a result, the space between the
[0162]
As a result, an optical sensor (brightness sensor) 10 for detecting the amount of exposure of the
[0163]
In the door
[0164]
Next, other configurations of the
[0165]
In this
[0166]
Hereinafter, the configuration of the camera block will be described in detail.
[0167]
FIG. 11 is an exploded perspective view schematically showing the
[0168]
FIG. 12 is an exploded perspective view schematically showing a state where the
[0169]
In each of FIGS. 11 and 12, illustration of the
[0170]
In addition, in each of FIGS. 11 and 12, in order to facilitate the description of the member devices already described, the member devices corresponding to the member devices already described are denoted by the corresponding reference numerals, and the description thereof will be omitted. Is omitted.
[0171]
In each of FIGS. 11 and 12, a member device indicated by 12 indicates a rotating unit, and a member device indicated by 13 indicates an angle adjusting lever.
[0172]
Further, a member indicated by 17 indicates a circuit board on which electronic circuit components for controlling communication with an intercom master unit (not shown) are mounted.
[0173]
In addition, h7 indicates a mounting hole of the
[0174]
One or more
[0175]
The rotating
[0176]
The
[0177]
The
[0178]
The
[0179]
The support shaft 15 is provided to stand upright or substantially at the center of the concave surface of the guide curved
[0180]
The support shaft 15 includes a pair of forked
[0181]
The connection between the
[0182]
The child device
[0183]
The
[0184]
As shown in FIG. 12, a mounting frame 11 for rotatably mounting the
[0185]
The mounting frame 11 includes rotating shaft receiving holes h11a and h11b that rotatably receive the
[0186]
In addition, the mounting frame 11 includes a standing
[0187]
The
[0188]
Further, the
[0189]
In addition, a guide curved portion housing portion 2c that is curved so as to accommodate the convex surface side of the guide curved
[0190]
Next, an assembling process of the
[0191]
First, the
[0192]
Next, the
[0193]
More specifically, the
[0194]
Next, the image pickup means 3 mounted on the
[0195]
Next, a mounting process of the
[0196]
FIG. 13 is an explanatory view schematically illustrating a mounting process of the
[0197]
In each of FIGS. 13A and 13B, illustration of the
[0198]
Next, the support shaft 15 of the
[0199]
Next, the
[0200]
At this time, the
[0201]
FIG. 14 is a cross-sectional view schematically showing the
[0202]
In this door
[0203]
Further, the
[0204]
As a result, when the
[0205]
On the other hand, when the
[0206]
As described above, in the
[0207]
In addition, in the
[0208]
Further, in the
[0209]
As a result, even when the imaging angle of the
[0210]
Further, since the optical sensor (brightness sensor) 10 is provided at a position below the
[0211]
Next, the configuration of an intercom system with a television provided with the
[0212]
FIG. 15 is a configuration diagram schematically showing a configuration of an intercom system with a television provided with the
[0213]
First, an intercom system with a television provided with a hands-free intercom master unit shown in FIG.
[0214]
This intercom system with
[0215]
Here, the configuration of the
[0216]
The
[0219]
In FIG. 15A, a member device indicated by 37 indicates a call confirmation lamp that is lit when the
[0218]
The
[0219]
Next, the operation of the
[0220]
In this
[0221]
More specifically, when the visitor presses the
[0222]
Information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 is sent to a control device (CPU) (not shown). The control device (CPU) (not shown) transmits information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 to a threshold value Dth stored in advance in the control device (CPU) (not shown). Compare. The control device (CPU) (not shown) emits light when the information D10 detected by the light sensor (brightness sensor) 10 is determined to be darker than the threshold value Dth (D10 <Dth). With the
[0223]
When it is determined that the information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 is brighter than the threshold value Dth (D10 ≧ Dth), the
[0224]
Also, when the dweller responds to the visitor toward the
[0225]
When the visitor announces the visit, a sound collecting microphone (not shown) provided in the
[0226]
When the dwelling person wants to know the state of the vicinity of the door of the dwelling unit, when the
[0227]
Next, an intercom system with a television provided with a hands-free intercom master unit shown in FIG. 15B will be described.
[0228]
The
[0229]
Here, since the configuration of the door
[0230]
The
[0231]
In FIG. 15B, a member device indicated by 50 indicates an operation display panel unit.
[0232]
The
[0233]
Next, the operation of the intercom system with
[0234]
In the
[0235]
More specifically, when the visitor presses the
[0236]
Information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 is sent to a control device (CPU) (not shown). The control device (CPU) (not shown) transmits information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 to a threshold value Dth stored in advance in the control device (CPU) (not shown). Compare. The control device (CPU) (not shown) emits light when the information D10 detected by the light sensor (brightness sensor) 10 is determined to be darker than the threshold value Dth (D10 <Dth). With the
[0237]
When it is determined that the information D10 detected by the optical sensor (brightness sensor) 10 is brighter than the threshold value Dth (D10 ≧ Dth), the
[0238]
When the dweller picks up the handset 49 (off-hooks) and answers the visitor toward the
[0239]
When the visitor announces the visit, a sound collecting microphone (not shown) provided in the
[0240]
When the dweller wants to know the situation near the door of the dwelling unit, picking up the
[0241]
When the dweller returns (sets on-hook) the
[0242]
In each of the above-described intercom systems with
[0243]
As a result, when the above-described intercom system with
[0244]
That is, both of the above-described
[0245]
【The invention's effect】
As described in detail above, in the housing for a doorphone slave device with a camera according to
[0246]
In the case of the doorphone handset with a camera according to the second aspect, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain plane, and the case of the handset main unit case is formed. The joining surface of the rib receiver provided around the opening is positioned on a plane in a direction equivalent to a certain plane where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is located. So that the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case are brought into contact with each other. Can be. Therefore, the ultrasonic waves are brought into a state where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body are brought into contact with each other. By applying the above vibration, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the main unit case are welded without gap. can do. Further, in this case for a door phone slave unit with a camera, the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case and the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case are aligned on a plane. Therefore, it is possible to easily design the shape of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the shape of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case.
[0247]
In the case of the doorphone handset with a camera according to the third aspect, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain curved surface. The joining surface of the rib receiver provided around the opening is formed so as to be located on a curved surface corresponding to a certain curved surface where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is located. Therefore, the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body can be brought into contact with the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case. . In addition, when the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case come into contact with each other, the cover body The joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the main body and the joining surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case are in a fitted state. Therefore, the ultrasonic waves are brought into a state where the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body are brought into contact with each other. By applying the vibration of the above, a displacement may occur between the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joint surface of the rib receiver provided around the opening of the slave unit body case. Can be welded without any gap.
[0248]
In the housing for a doorphone slave unit with a camera according to
[0249]
In the doorphone slave unit with a camera according to
[0250]
In the door phone handset according to the sixth aspect, the cover body has a line pattern formed on an image picked up by the image pickup means on an inner surface side of a corner portion which transitions from the front surface of the handset main body case to the upper surface side portion. Since a gently curved surface is provided to prevent this, a line pattern is not formed in the video imaged by the imaging means through the corner portion. As a result, when the intercom slave unit is connected to the intercom master unit, and the image taken by the image pickup means built in the intercom slave unit is displayed on the monitor television of the intercom master unit, the video projected on the monitor television is The line pattern does not appear, and the visitor's face etc. is projected clearly without being crushed.
[0251]
In the door phone handset according to the seventh aspect, the light emitting element built in the door phone handset is made invisible from the outside by the smoke portion, so that the appearance is excellent. Not only that, since the smoke part and the visible light transmitting part are integrally formed, the assembly work of the doorphone slave unit assembling work can be performed in comparison with the case where the smoke sheet is attached to each of the covers. Since the smoke sheet does not need to be attached to each of the cover members, the amount of light can be reduced.
[0252]
In the intercom system with a television according to
[0253]
That is, this intercom system with a television is suitable, for example, as an intercom system for crime prevention in dwelling units in which a young woman living alone lives.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view schematically showing a main part of a door phone handset according to the present invention.
FIG. 2 is a view schematically showing a door phone handset according to the present invention; FIG. 2 (a) is a perspective view schematically showing the door phone handset according to the present invention; 2) is an exploded perspective view showing a cover unit separated from a child device main body case to explain a main part of the door phone child device according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view schematically showing the intercom slave unit shown in FIG. In FIG. 3, the cover body is separated from the child device main body case.
FIG. 4 is a view schematically showing a cover body, FIG. 4 (a) is an explanatory view schematically showing an example of a preferred shape of the
FIG. 5 is a view schematically showing a cover body used in the door phone handset shown in FIG. 1, and FIG. 5 (a) is a cross-sectional view schematically showing a preferred shape of the cover body; FIG. 5 (b) is a cross-sectional view schematically showing a less preferable shape of the cover body.
FIG. 6 is a configuration diagram schematically showing an example of a configuration of a cover body used in the door phone handset shown in FIG. 1;
FIG. 7 is a cross-sectional view schematically showing another example of the configuration of the cover body used in the door phone handset shown in FIG.
FIG. 8 is a process diagram schematically showing a preferred example of a method of manufacturing a cover body used in the door phone handset shown in FIG.
FIG. 9 is a process diagram schematically showing an example of a less preferable example of a method of manufacturing a cover body used in the door phone handset shown in FIG.
FIG. 10 is an explanatory view schematically showing a further preferred example of a method of manufacturing a cover body used in the door phone handset shown in FIG. 1, and FIG. 10 (a) is a schematic front view of the cover body. 10B is a schematic sectional view taken along line XX in FIG. 10B, FIG. 10C is a schematic rear view of the cover body, and FIG. FIG. 10D is a schematic sectional view taken along line XX in FIG. 10B.
FIG. 11 is an exploded perspective view schematically showing a state where the intercom slave unit shown in FIG. 1 is viewed from the front side.
FIG. 12 is an exploded perspective view schematically showing a state where the intercom slave unit shown in FIG. 1 is viewed from the back side thereof.
FIG. 13 is an explanatory view schematically illustrating a mounting process of the angle adjusting lever.
FIG. 14 is a cross-sectional view schematically showing the doorphone slave device shown in FIG. 1 with a focus on a rotation mechanism of the imaging means.
FIG. 15 is a configuration diagram schematically showing a configuration of an intercom system with a television according to the present invention. FIG. 15 (a) is a configuration diagram of an intercom system with a television equipped with a hands-free intercom master unit; FIG. 15B exemplarily shows a configuration diagram of an intercom system with a television provided with an intercom master unit provided with a handset.
16A and 16B are diagrams schematically showing a door phone slave unit employed in a conventional intercom system with a television, FIG. 16A is a perspective view thereof, and FIG. 16B is an exploded view thereof. It is a perspective view.
FIG. 17 is a perspective view schematically showing an idea of a door phone slave unit in which a viewing angle of an image pickup unit built in the door phone slave unit is widened.
[Explanation of symbols]
1 door phone cord
2 Main unit case
3 imaging means
4, 4A, 4B, 4C Cover body
4a Smoke section
4b Visible light transmitting part
5 Call button
6 Speaker
7 Light-emitting element
8 Circuit board
10. Optical sensor (brightness sensor)
31, 41 Intercom system with TV
32, 42 Intercom master unit
f1, f2, f3, f4 rib side
j1, j2, j3, j4, j5, j6, j7, j8, j11, j12 Joint surface
h2 opening provided in the main unit case
p4a Upper surface of cover body
p4b Front part of cover body
R4 rib
J2 rib tray
S2a Front of main unit case
S2b Upper surface of child case
Claims (8)
前記開口部に設けられるカバー体とを備え、
前記子器本体ケースの開口部は、前記子器本体ケースの正面から上側面の領域に設けられ、
前記カバー体は、上側面部と正面部とを備え、断面視した場合、屈曲形状をしており、前記子器本体ケースの開口部に取り付けた際に、前記子器本体ケースの上側面の領域にも、カバー体が形成されるようにされており、且つ、
前記カバー体は、その裏面に、前記カバー体を前記子器本体ケースに取り付けた際に、前記子器本体ケースの開口部を囲う位置に、且つ、前記カバー体の上側面部、上側面部から正面部をまたぐ位置且つ正面部に設けられた、枠形状のリブを有し、
前記子器本体ケースの開口部の周辺には、前記カバー体の裏面に設けられている枠形状のリブを受けるリブ受けが設けられ、
前記カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、前記子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とが、一方向に、当接可能な関係にされており、且つ、
前記カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面と、前記子器本体ケースの開口部の周辺に設けられている枠形状のリブ受けの接合面とが溶着されている、カメラ付ドアホン子器用筐体。A child device main body case that is provided for housing imaging means and other electric circuit components and has an opening in a region where the imaging means is provided;
A cover provided in the opening,
The opening of the slave unit body case is provided in a region from the front to the upper surface of the slave unit body case,
The cover body has an upper surface portion and a front portion, and has a bent shape when viewed in cross section, and when attached to the opening of the child device body case, the upper surface of the child device body case has an upper surface. A cover body is also formed in the area, and
The cover body, on the back surface, when the cover body is attached to the child device main body case, at a position surrounding the opening of the child device main body case, and the upper side surface portion and the upper side surface portion of the cover body Has a frame-shaped rib provided at a position straddling the front part and the front part,
Around the opening of the child device main body case, a rib receiver for receiving a frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is provided,
The joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body, and the joining surface of the frame-shaped rib receiver provided around the opening of the child device main body case, in one direction, It is a relationship that can be abutted, and
The joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body and the joining surface of the frame-shaped rib receiver provided around the opening of the child device main body case are welded. Enclosure for door phone cord with camera.
前記子器本体ケースの開口部の周辺に設けられるリブ受けの接合面を、前記カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの上面の接合面が位置している、ある平面と等価な方向の平面上に位置するように形成している、請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体。The joining surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain plane,
The joint surface of the rib receiver provided around the opening of the child device main body case is oriented in a direction equivalent to a plane where the joint surface of the upper surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is located. The housing for a door phone with a camera according to claim 1, wherein the housing is formed so as to be located on a plane of the camera.
前記子器本体ケースの開口部の周辺に設けられる枠形状のリブの接合面と対向する接合面を有する枠形状のリブ受けは、前記カバー体の裏面に設けられた枠形状のリブの接合面が位置している、ある曲面に対応する曲面上に位置するように形成している、請求項1に記載のカメラ付ドアホン子器用筐体。The joining surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body is formed so as to be located on a certain curved surface,
The frame-shaped rib receiver having a joint surface facing the joint surface of the frame-shaped rib provided around the opening of the child device main body case is a joint surface of the frame-shaped rib provided on the back surface of the cover body. 2. The housing for a camera-equipped door phone according to claim 1, wherein the housing is formed so as to be located on a curved surface corresponding to a certain curved surface in which is located.
前記カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段とを備え、
前記カメラ付ドアホン子器用筐体に内蔵される撮像手段は、前記カバー体の正面部から上側面部にかけて、その視野領域を調節できるようにされている、カメラ付きドアホン子器。A doorphone slave unit with a camera according to any one of claims 1 to 4,
Imaging means incorporated in the camera doorphone slave case,
The camera-equipped doorphone slave unit, wherein the imaging means incorporated in the camera-equipped doorphone slave unit can adjust a viewing area from a front part to an upper side part of the cover body.
前記カバー体は、
前記発光素子が外部から見えないようにするためのスモーク部と、
可視光透過部とを備え、
前記スモーク部は、その中央に開口部を有する枠体形状をしており、
前記可視光透過部が、前記枠体形状のスモーク部を覆うように、且つ、前記枠体形状のスモーク部の開口部を塞ぐように、前記スモーク部に、一体形成されている、請求項5又は請求項6に記載のカメラ付ドアホン子器。A light emitting element is provided in the housing for the doorphone with a camera, in the vicinity of the imaging means, and
The cover body,
A smoke part for preventing the light emitting element from being seen from the outside,
With a visible light transmitting part,
The smoke part has a frame shape having an opening in the center thereof,
The said visible light transmission part is integrally formed with the said smoke part so that the said smoke part of a frame shape may be covered and the opening part of the smoke part of the said frame shape may be closed. Or a door phone slave device with a camera according to claim 6.
前記カメラ付ドアホン子器の撮像手段が撮像した映像を表示するモニターテレビをを備えるインターホン親機とを備える、テレビ付きインターホンシステム。A doorphone slave device with a camera according to any one of claims 5 to 7,
An intercom system with a television, comprising: an intercom master unit having a monitor television for displaying a video imaged by the imaging means of the camera intercom slave unit.
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