JP3573324B2 - Menu display of ultrasonic flaw detector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波探傷器のメニュー表示装置に関し、特に、初心者から熟練者までその操作習熟度に応じて良好に超音波探傷器を操作できる超音波探傷器のメニュー表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超音波探傷器の表示装置では、表示画面上に、送信波の波形や測定結果である反射波の波形が表示される。測定を行う前には測定を適切に行うため測定条件を設定することが必要である。測定条件としては、探触子の設定、ゲート調整、ゼロ点調整等がある。これらの測定条件を、実行しようとする測定に即して設定することにより、適切な測定が行える。従来の測定条件の設定方式では、表示画面に示された条件設定項目等を参照しながら超音波探傷器の操作面に設けられた複数の各種操作キーを操作することによって行われた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
超音波探傷器を利用して測定を行う測定者に関して、実際には測定者の経験がそれぞれ異なり、初心者から熟練者まで操作習熟度に関し各種レベルの測定者がいる。ところが、従来の超音波探傷器における測定条件の設定方式では、どの測定レベルの測定者に対しても構成的に同じであり、測定者のレベルを考慮して差異が生じるように装置が作られておらず、初心者にとっても熟練者にとっても使いづらいものであった。
【0004】
本発明の目的は、上記の問題を解決することにあり、超音波探傷器の測定条件の設定において、測定者のレベルに応じて条件設定を行うことができ、初心者にとっては操作しやすく、熟練者にとっても高いレベルでの測定操作を行うことができる超音波探傷器のメニュー表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る第1の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項1に対応)は、上記目的を達成するために、選択により複数の設定画面を表示できるもので、これらの設定画面は、すべてのメニュー内容に係る複数の必須項目を見渡すことが可能でかつ測定者の習熟度合いを考慮して必須項目が配列された初期設定画面と、選択操作によって表示される1以上の選択設定画面とを含んで成り、さらに、表示画面には1つの設定画面が表示され、かつ表示画面に表示されたいずれの設定画面にも、設定上必要とされる複数の必須項目のタイトル表示が示されるように構成されている。
【0006】
上記第1の発明の構成では、初期設定画面においてすべてのメニュー内容(設定対象である必須の項目)を見渡すことが可能であり、かつこのメニュー内容では初級者、中級者、上級者の測定者の習熟度合いを考慮して配列され、操作性の観点から良好な配列になっている。
【0007】
本発明に係る第2の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項2に対応)は、上記第1の発明構成において、上記初期設定画面での必須項目の表示では重要度に応じて色分け表示がなされる。重要度に応じて色分けされることにより視認性が向上し、操作性を高めることが可能となる。
【0008】
本発明に係る第3の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項3に対応)は、上記第1の発明構成において、上記初期設定画面で、重要度が高い必須項目にはタイトル表示に対し内容表示が付加されて詳細拡大表示となっていることを特徴とする。特に初級者にとっては、必須項目が何であるかを即座に知ることができ、かつ必須項目の中のメニュー内容のすべてを容易に知ることができるので、操作の上で安心感を与えることが可能となる。
【0009】
本発明に係る第4の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項4に対応)は、上記第1の発明構成において、上記初期設定画面で、習熟度が高い測定者に対応させた重要度が低い必須項目はタイトル表示のみの簡略縮小表示となっていることを特徴とする。中級者や上級者にとっては最初から詳細な表示は必要なく、設定の必須項目として用意されていることを確認できるだけでよい。
【0010】
本発明に係る第5の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項5に対応)は、上記第4の発明構成において、いずれかの上記設定画面で、簡略縮小表示となっているタイトル表示に対して選択操作を行うと、タイトル表示に対し内容表示が付加されて詳細拡大表示に変更され、他の設定画面に切り換えられることを特徴とする。かかる構成によれば、設定を行うときに、選択行為によって必要な必須項目を詳細拡大表示することができ、設定操作の操作性を高められる。
【0011】
本発明に係る第6の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項6に対応)は、上記第1の発明構成において、いずれの上記設定画面でも、必須項目の少なくとも1項目は詳細拡大表示の状態にあることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第7の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項7に対応)は、上記の各発明構成において、好ましくは上記複数の必須項目は「条件設定」、「測定」、「機能設定」、「評価ソフト」であることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第8の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項8に対応)は、上記第7の発明構成において、好ましくは上記「測定」の項目はいずれの設定画面でも詳細拡大表示の状態にある。
【0014】
本発明に係る第9の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項9に対応)は、上記第3の発明構成において、好ましくは詳細拡大表示された必須項目で、複数の頁を含むとき、すべての頁が表示されることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第10の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項10に対応)は、上記第3または第9の発明構成において、好ましくは、詳細拡大表示された必須項目は、設定画面上、最上位の位置に表示されることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第11の超音波探傷器のメニュー表示装置(請求項11に対応)は、上記第7の発明構成において、好ましくは、詳細拡大表示状態の「測定」の項目は、測定基本画面で常に表示されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係るメニュー表示装置を備えた超音波探傷器の外観図を示し、図2は表示部と操作面を備えた超音波探傷器の正面図を示す。本実施形態の超音波探傷器は携帯型のものである。これらの図において、超音波探傷器10は、超音波を利用した検査を行う装置本体11と、装置本体11を取付けて据え置くための支持筐体12とから構成されている。
【0019】
支持筐体12は例えば金属板を用いて箱状に形成され、装置本体11を支持するのに必要な強度を備えている。支持筐体12は、手前部分に装置本体11を取り付けるための開口部を有している。また支持筐体12の両側壁の間には、開口部に近い箇所で回転自在な取手13が設けられている。この取手13は、設置型で使用するときに支柱としての働きを有している。
【0020】
装置本体11の正面部には液晶で作られた表示部21が設けられている。表示部21の液晶として例えばTFTを利用し、好ましくは横長に形成され、カラー大画面として作られる。表示部21には測定で得られたエコー波形等が表示される。表示部21の周囲には、測定の際に用いられる各種の複数の操作キー22、電源スイッチ23、ブザー24、LED25、入力端子26、出力端子27などが設けられている。装置本体11の上部には携帯用バンドを取り付けるための掛止部28が両側の2箇所に設けられている。なお図2では、後の動作説明で用いるため、複数の操作キー22のうちf1ファンクションキーを22a、クリアキー(CLR)を22b、セットキー(SET)を22c、4つの移動キーを22dとして、それぞれ異なる符号を付している。
【0021】
上記装置本体11内にはメイン基板が内蔵され、このメイン基板上には、超音波測定を実行する目的で各種の制御処理および信号処理等を行う電気回路部が設けられている。図3は当該電気回路部30のシステム構成を示す。この電気回路部30は、超音波の発信・受信の制御、測定データの演算・処理、表示部21の表示内容の制御等を実行するMPU31を含んでいる。このMPU31と入力部および出力部との間には入出力制御回路32が介設される。入出力制御回路32は、MPU31の指令を受けて入力部または出力部を制御する。入力部としてはキースイッチ33が含まれる。このキースイッチ33は前述の各種の操作キー22,22a〜22dに対応し、実際には複数のキースイッチが備えられる。また出力部としては、例えばパルサ34、レシーバ35、さらに前述のLED25やブザー24等が含まれる。
【0022】
入出力制御回路32から出力された超音波出射信号はパルサ34に供給され、パルサ34は探触子36に対してパルス信号を出力する。探触子36は圧電素子を含み、圧電変換作用でパルス信号を超音波37に変換する。当該超音波37は被検体38の内部に出射される。被検体38の内部に欠陥があると、そこで超音波の反射波すなわち欠陥エコーが発生し、探触子36に戻る。欠陥エコーは探触子36で電気的エコー信号に変換される。このエコー信号はレシーバ35に供給される。レシーバ35では、入出力制御回路32からの制御信号を受けてゲイン(増幅率)等が設定される。レシーバ35で取り出されたエコー信号(波形信号)はA/D変換器39でアナログ信号からディジタル信号に変換され、波形メモリ40に記憶される。
【0023】
操作キーの操作に対応して複数のキースイッチ33を通して入力される各種の操作信号は入出力制御回路32に入力される。各種のキースイッチ33のオン・オフ動作によって測定に関する各種の指令が入力制御回路32を経由してMPU31に与えられる。複数のキースイッチ33による指示内容としては、例えばゲインの設定、パルスやゲートの位置、ゲート幅、波形の拡大、ピーク保持、表示部21の画面表示内容の変更等がある。また入出力制御回路32は、LED25やブザー24を駆動し、測定操作者に必要なメッセージを提供する。
【0024】
測定データの演算・処理等を行うMPU31に対して、前述の波形メモリ40と、さらにタイミング回路41、ROM42、RAM43、表示部コントローラ44とがバス45を経由して接続されている。タイミング回路41は、パルサ34の出力動作とA/D変換器39の変換動作と波形メモリ40の記憶動作のタイミングを調整する。ROM42の中には、MPU31において各種機能部を形成するためのプログラムが格納されている。本実施形態では、ROM42に、初期設定部を形成するプログラム42a、波形表示部を形成するプログラム42b、メニュー表示部を形成するプログラム42c、パラメータ設定部を形成するプログラム42d、演算部(欠陥の深さの演算等)を形成するプログラム42e、周辺機器制御部を形成するプログラム42fが格納されている。MPU31は、ROM42に格納されたプログラムを読み出して必要な機能部を実現する。MPU31は、例えば、プログラム42bを実行して表示部21に波形表示部を形成し、プログラム42eを実行して波形メモリ40に記憶された測定波形データを処理して画像信号および制御信号等を作成し、RAM43にデータを一時保存しながら表示部コントローラ44に送る。表示部コントローラ44は画像信号等、すなわち画像表示のための信号に基づいて表示部21の画像内容を制御する。表示部21は液晶表示部である。
【0025】
次に、主にプログラム42aによって形成される初期設定部およびプログラム42cによって形成されるメニュー表示部により構成されるメニュー表示装置の動作について説明する。メニュー表示装置の動作は、図4と図5に示されたフローチャート、図6〜図10に示された画面を参照して説明される。
【0026】
図6は表示部21に表示される基本画面の構成例を示す。表示部21では、通常、基本画面51が表示される。基本画面51は、大きく4つの領域51a,51b,51c,51dに分けられる。領域51aは超音波測定により得られた各種の波形を表示する領域、領域51bは「測定」に関する項目を表示するライン(行)状の領域、領域51cはパラメータ設定メニューであり設定された各種のパラメータデータを表示する領域、領域51dは担当者や日付、メッセージ等の関連情報を表示する領域である。
【0027】
表示部21において基本画面51が表示された状態で、前述のf1ファンクションキー22aを押したとする。図4に示したフローチャートでは、判断ステップS11でf1ファンクションキー22aが押されたか否かが判定される。判断ステップS11でf1ファンクションキー22aが押された(YES)と判定されると、表示部21の表示内容は図7に示すメニュー1の画面61(以下メニュー1画面61という)となる(ステップS12)。メニュー1画面61ではメニュー内容の一覧が表示される。メニュー1画面61は測定に関わる設定項目のメニューである。メニュー1画面61は初期設定画面である。メニュー1画面61では、ラインカーソル(斜線で示す)65が前回と同じ位置に表示されている(ステップS13)。この場合ラインカーソル65は条件設定1の1ライン分に位置している。図7では、便宜上、ラインカーソル65を斜線で示しているが、実際の画面では特定の色で表示されている。他方、判断ステップS11でf1ファンクションキー22aが押されていない(NO)場合には、基本画面51が維持され、パラメータ設定メニュー(領域51c)が維持されることになる(ステップS14)。パラメータ設定メニューに関する動作については図5を参照して後述される。
【0028】
なお図6の領域51cにおけるパラメータ設定メニューの表示において、「ゲイン」は感度(増幅度)の意味であり、「ビーム路程」は超音波の伝播距離(音速、伝播時間から計算)の意味であり、「エコー高さ」は欠陥(傷)から反射してきた超音波波形の高さの意味であり、「Y」は斜角探傷時の探触子・欠陥の(表面)距離の意味であり、「d」は斜角探傷時の欠陥深さの意味である。
【0029】
ステップS12,S13の実行で表示されたメニュー1画面61では、左端縦欄に、上から順次に、「測定」の項目、「条件設定」1,2の項目、「機能設定」の項目、「評価ソフト」の項目がライン単位(行単位)で表示されている。条件設定1は条件設定の項目の第1頁を意味し、条件設定2は条件設定の項目の第2頁を意味する。「測定」、「条件設定」、「機能設定」、「評価ソフト」の各項目は、測定に関する設定の上で必須な項目であり、そのタイトルを表示するものである。実際上、設定項目として「測定」、「条件設定」、「機能設定」、「評価ソフト」の各項目にはランクがあり、「測定」と「条件設定」は初級者用の設定項目であり、「機能設定」は中級者用の設定項目であり、「評価ソフト」は上級者用の設定項目である。実際の表示画面では、簡単に判別できるように、好ましくは重要度に応じて設定項目ごとに色を異ならせて表示している。例えば初級者用の設定項目には黄色、中級者用の設定項目には赤色、上級者用の設定項目には紫色、さらに初心者用には青色が用いられる。
【0030】
またメニュー1画面61では、測定の項目や条件設定1および条件設定2の項目のごとき重要度の高い必須項目に関して、その内容が右側に詳細に表示され、拡大された表示となっている。これに対して、メニュー1画面61で、機能設定の項目と評価ソフトの項目では、習熟度の高い測定者に対応して重要度が低い必須項目であるので、主にタイトル表示のみとし、簡略した縮小表示となっている。以上のごとく、初期設定画面であるメニュー1画面61では、初級者用の重要度の高い必須の設定項目は予め上段位置に配置され、かつ詳細拡大表示として表示されると共に、中級者や上級者用の重要度の低い設定項目は下段に位置しかつ簡略縮小表示として表示される。
【0031】
上記の構成によれば、メニュー内容の全部が見えかつ色分け表示されているので、メニュー画面の視認性が良好となり、メニュー内容の選択操作が容易になる。特に、初級者にとっては、重要度の高い必須設定項目が最初から詳細拡大表示となっているため、容易に設定行うことができる。詳細拡大表示された項目に関して設定を行えばよい。これに対して中級者や上級者は、再度f1ファンクションキー22aを押してラインカーソル65を移動させ、設定しようとする項目にラインカーソル65を位置合わせし、選択する。
【0032】
なお測定の項目における内容も詳細欄に明示される。この詳細欄の表示において、例えば、「重ね書き」はリアルタイム波形とセーブ波形の重ね書き表示の意味であり、「エコー高さ区分線」はデータ(波形)を評価するための領域区分線の意味である。
【0033】
次に、ラインカーソル65を移動させ、他の項目を選択する動作を説明する。判断ステップS15ではクリアキー22bが押されたか否かが判定される。判断ステップS15でクリアキー22bが押されないとき(NO)には判断ステップS16に移る。判断ステップS16ではセットキー22cが押されたか否かが判定される。セットキー22cが押されないとき(NO)には判断ステップS17に移る。判断ステップS17では、その後f1ファンクションキー22aが押されたか否かが判定される。f1ファンクションキー22aが1回押されると、前述のラインカーソル65は下方に1ライン分移動する。この動作は、フローチャートでは、判断ステップS17でYESと判定されたときに、判断ステップS18でラインカーソル65の位置が最下部にあるか否かが判定され、最下部にないとき(NO)にはラインカーソル65を一段下に移動させる(ステップS20)。その後、処理フローは判断ステップS15の所まで戻る。判断ステップS18で、ラインカーソル65が、図7に示されたメニュー1画面61にて最下段にあるとき(YES)には、ラインカーソル65は最上段に移動させる(ステップS19)。その後の処理フローも判断ステップS15の所まで戻る。判断ステップS15,S16の両方でNOであって、判断ステップS17でYESすなわちf1ファンクションキー22aが押されるときには、その度にラインカーソル65が下方向に移動する。そして最下段に到達した場合には、最上段に移動する。従って、f1ファンクションキー22aは、メニュー1画面61においてラインを選択するときの操作キーとして使用される。測定者は、f1ファンクションキー22aを操作することによって、設定しようとする項目のラインにラインカーソル65を位置合わせすることができる。
【0034】
上記の処理フローのループにおいて、メニュー1画面61でラインカーソル65が所望の設定項目のラインに位置合わせしたとき、セットキー22cを押すと当該設定項目を選択することができる。このとき判断ステップS16ではYESとなって、処理フローは判断ステップS21に移る。判断ステップS21では、下位の階層(他の頁部分)があるか否かが判定され、YESのときには、選択した設定項目を下位層と共に開いて上段に詳細拡大表示を行い、かつ上段に詳細拡大表示されていた設定項目を閉じ、簡略縮小表示にて下段に表示する(ステップS22)。こうして表示部21において新しいメニュー画面(設定画面)が表示される。このとき新しいメニュー画面で、ラインカーソル65は最上段のラインに配置される(ステップS23)。その後、処理フローは判断ステップS17に移る。上記判断ステップS21でNOの場合には、ステップS24に移る。ステップS24では、基本画面51に戻り、ラインカーソル65が位置する設定項目のラインの内容が、基本画面51の下部のファンクションメニュー(領域51b)に表示される。
【0035】
図8に示したメニュー画面は、条件設定についてのメニュー2の設定画面62(以下メニュー2画面62という)である。このメニュー2画面62は、メニュー1画面61においてラインカーソル65を条件設定の項目に位置合わせし、選択することにより得られる。メニュー2画面62では、条件設定1および2の項目が上段に、次いで測定の項目、機能設定の項目、評価ソフトの項目となっている。なお条件設定の項目における内容は、その第1頁および第2頁の詳細欄に明示される。この詳細欄の表示において、例えば、「探触子」は超音波センサの意味であり、「ゼロ点」は波形メモリ上の横軸(距離)の原点の意味であり、「基準感度」は測定時に基準となる感度の意味であり、「ゲート」は波形の選択やアラームに使用されるものであり、「計測点選択」は路程(距離)を計測するポイントの選択の意味であり、「エコー高さ表示選択」はデータの表示単位選択(dBまたは%)の意味である。
【0036】
図9に示したメニュー画面は、機能設定についてのメニュー3の設定画面63(以下メニュー3画面63という)である。このメニュー3画面63は、メニュー1画面61においてラインカーソル65を機能設定の項目に位置合わせし、選択することにより得られる。メニュー3画面63では、機能設定の項目が上段に位置しかつ第1頁〜第5頁まで開かれ、詳細拡大表示にて表示されている。一方、メニュー1画面61において上段にあった条件設定1と条件設定2の項目は閉じ、簡略縮小表示にて下段に1ライン分で表示される。このメニュー3画面63において、機能の設定が適宜に行われる。
【0037】
機能設定の項目における内容は、その詳細欄の表示で、例えば、「検波選択」は検出波形の選択(+側半波、−側半波、全波、RF波形)を意味し、「ダンピング調整」は探傷器の入力インピーダンスの調整を意味し、「パルス幅の調整」は打出すパルス幅の調整を意味し、「DAC」は超音波の減衰を補正する機能を意味し、「リジェクション」は一定レベル以下のノイズ波形を表示しない機能を意味し、「ボーレート」はパソコンへの通信速度を意味している。
【0038】
図10に示したメニュー画面は、評価ソフトについてのメニュー4の設定画面64(以下メニュー4画面64という)である。このメニュー4画面64は、メニュー1画面61においてラインカーソル65を評価ソフトの項目に位置合わせし、選択することにより得られる。メニュー4画面64では、評価ソフトの項目が上段に位置しかつ詳細拡大表示にて表示されている。一方、メニュー1画面61で上段にあった条件設定1と条件設定2の項目は閉じ、簡略縮小表示にて下段に1ライン分で表示される。このメニュー4画面64において、評価ソフトが適宜に設定される。
【0039】
評価ソフトの項目における内容は、その詳細欄の表示で、例えば、「端部エコー法」はクラック(割れ欠陥)の端部から反射したエコーを用いてクラックの大きさを評価する手法であり、「距離補正法」は反射波形の高さから傷の大きさを評価する手法である。
【0040】
メニュー3画面63およびメニュー4画面64においても同様にラインカーソル65が表示され、メニュー1画面61の場合と同様に位置合わせおよび選択動作を行うことが可能である。メニュー3画面63およびメニュー4画面64で、「測定」の項目は、上から第2位の位置にて詳細拡大表示の状態に保持されている。
【0041】
上記のメニュー画面(設定画面)の構成によれば、基本設定画面であるメニュー1画面61おいてメニュー内容の全体を見渡すことができ、かつ選択動作に寄与するラインカーソルは各設定項目のラインごとにシフトさせることができ、かつその動きはサイクリックである。上記メニュー画面のメニュー内容はツリー構造でかつ巡回構造となっている。また選択されたいずれのメニュー画面においてもその内容の全体を見渡すことができる。さらにラインカーソル65によって選択された設定項目は、その下位に位置する内容を含めてすべてが階層構造で構築されており、選択動作によってすべての内容がメニュー画面に表示される。
【0042】
図4に示されたフローチャートにおいて、表示部21にメニュー1画面61が表示された状態で、クリアキー22bが押されると、判断ステップS15でYESとなり、基本画面51に戻り(ステップS25)、終了する。このとき基本画面51では、もとのメニューラインをファンクションメニュー(領域51b)に表示する。また判断ステップS17で、f1ファンクションキー22aが押されず、NOであるときには、判断ステップS26に移り、ここで他のファンクションキーが押されたか否かが判定される。判断ステップS26でYESのときには、基本画面51に戻り、ラインカーソル65が位置する設定項目のラインの内容が、基本画面51の下部のファンクションメニュー(領域51b)に表示され(ステップS27)、その後、パラメータ設定メニュー(ステップS28)に移る。また判断ステップS26でNOであるときには、判断ステップS15の箇所に戻る。
【0043】
次に、図5のフローチャートを参照してパラメータ設定メニューについて説明する。基本画面51が表示された状態では、その領域51cにパラメータ設定メニューが表示される。測定者はいずれかのファンクションキーを操作する。MPU31の処理フローでは、ステップS31で、押されたファンクションキーの番号を調べる。その結果、押されたファンクションキーに相当する項目のパラメータがパラメータ設定メニューに表示される(ステップS32)。次の判断ステップS33はセットキー22cの操作状態に基づき数値を決定するか否かを判定する処理であり、判断ステップS34はクリアキー22bの操作状態で数値を元に戻すか否かを判定する処理である。判断ステップS33,S34でNOであるときには、判断ステップS35で数値を設定する。パラメータの数値の設定は、前述の4つの操作キー(数字設定キー)22dを操作することにより行われる。操作キー22dが操作された(YES)と判定されると、パラメータの数値が変更される(ステップS36)。数値の設定の間、ステップS33〜S36のループが繰り返される。セットキー22cが操作された結果、判断ステップS33でYESになると、数値が決定される(ステップS37)。またクリアキー22bが操作された結果、判断ステップS34でYESになると、数値が元に戻される(ステップS38)。ステップS37,S38のいずれの場合も、その後、パラメータ設定メニューは消される(ステップS39)。また判断ステップS35で、操作キー22dが操作されず、NOである場合には、判断ステップS40でファンクションキーが操作された否かが判定される。同じ状態が維持される場合には、パラメータカーソルを所定状態に移動させて(ステップS41)、ステップS33に戻る。また他のファンクションキーの操作がない場合には、直接にステップS33に戻る。他方、ファンクションキーの操作があった場合には、f1ファンクションキーであるか否かを判定して(判断ステップS42)、YESのときにはメニュー一覧表示を行い(ステップS43)、NOのときには相当するパラメータ設定メニューを表示し(ステップS44)、その後再びステップS33に戻る。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、メニュー画面において、測定者の習熟度を考慮して必須の設定項目を配列する共に、色分け等を利用して、その重要度が把握できると共に、初級者にとって重要な重要度の高い項目は上段位置にて詳細拡大表示され、上級者にとって必要な重要度の低い項目は下段位置にて簡略縮小表示されるようにしたため、超音波探傷器の測定条件の設定において、測定者のレベルに応じて条件設定を行うことができ、初級者にとっては操作しやすく、熟練者にとっても高いレベルでの測定操作を行うことができる。初期やその他の設定画面(メニュー画面)では、メニュー項目のすべてを見渡すことができ、視認性がよく、操作性を向上することができる。また各設定画面においてラインカーソルを操作することによって他の設定画面に簡単に移行でき、必要な項目を詳細拡大表示し、不要な項目を簡略縮小表示することができるので、扱いが非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメニュー表示装置が適用される超音波探傷器の外観図である。
【図2】超音波探傷器の正面図である。
【図3】電気回路部のシステム構成図である。
【図4】メニュー表示装置のメニュー画面の動作を示すフローチャートである。
【図5】パラメータ設定メニューの動作に関するフローチャートである。
【図6】基本画面の一例を示す図である。
【図7】メニュー画面の第1例を示す図である。
【図8】メニュー画面の第2例を示す図である。
【図9】メニュー画面の第3例を示す図である。
【図10】メニュー画面の第4例を示す図である。
【符号の説明】
10 超音波探傷器
11 装置本体
12 支持筐体
21 表示部
22 操作キー
22a f1ファンクションキー
22b クリアキー
22c セットキー
22d 移動(数値設定)キー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a menu display device of an ultrasonic flaw detector, and more particularly, to a menu display device of an ultrasonic flaw detector that can be operated by an ultrasonic flaw detector according to the operation skill of a beginner to an expert.
[0002]
[Prior art]
In a display device of a conventional ultrasonic flaw detector, a waveform of a transmission wave and a waveform of a reflected wave as a measurement result are displayed on a display screen. Before performing the measurement, it is necessary to set measurement conditions in order to perform the measurement appropriately. The measurement conditions include probe setting, gate adjustment, zero point adjustment, and the like. By setting these measurement conditions in accordance with the measurement to be performed, appropriate measurement can be performed. In a conventional measurement condition setting method, the measurement is performed by operating a plurality of various operation keys provided on an operation surface of the ultrasonic flaw detector while referring to condition setting items and the like shown on a display screen.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Regarding a measurer who performs measurement using an ultrasonic flaw detector, the experience of the measurer is actually different, and there are various levels of measurers in operation proficiency from beginners to skilled persons. However, in the conventional method of setting the measurement conditions in the ultrasonic flaw detector, the configuration is the same for the operator at any measurement level, and the apparatus is made so that a difference is generated in consideration of the operator level. It was difficult to use for both beginners and experienced users.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and in setting measurement conditions of an ultrasonic flaw detector, conditions can be set according to the level of a measurer. It is an object of the present invention to provide a menu display device of an ultrasonic flaw detector capable of performing a measurement operation at a high level even for a user.
[0005]
Means and action for solving the problem
The first ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 1) according to the present invention is capable of displaying a plurality of setting screens by selection in order to achieve the above object. It is possible to overlook a plurality of essential items related to all menu contents, and essential items are arranged in consideration of the measurer's skill level It comprises an initial setting screen and one or more selection setting screens displayed by a selection operation. Further, one setting screen is displayed on the display screen, and any of the setting screens displayed on the display screen is displayed. , The titles of a plurality of required items required for the setting are displayed.
[0006]
In the configuration of the first invention, it is possible to overlook all menu contents (essential items to be set) on the initial setting screen, and the menu contents are beginner, intermediate, and advanced measurers. Are arranged in consideration of the degree of proficiency, and the arrangement is good from the viewpoint of operability.
[0007]
A second ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 2) according to the present invention, in the first invention configuration, displays colors of essential items on the initial setting screen according to importance in the initial setting screen. Is made. By being color-coded according to the degree of importance, visibility is improved and operability can be improved.
[0008]
The third ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 3) according to the present invention, in the first invention configuration, in the initial setting screen, in the essential setting item having a high importance is displayed in a title display. It is characterized in that a detailed display is added by adding a content display. Especially for beginners, it is possible to immediately know what the essential items are and to easily know all the menu contents in the essential items, so it is possible to give a sense of security in operation It becomes.
[0009]
The fourth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 4) according to the present invention, in the first invention configuration, is configured such that, on the initial setting screen, the importance is set so as to correspond to a measurer with high proficiency. It is characterized in that essential items having a low value are simply reduced in size only in title display. Intermediate and advanced users do not need detailed display from the beginning, but only need to confirm that they are provided as essential items for setting.
[0010]
The fifth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 5) according to the present invention, in any of the above-described fourth invention configurations, displays a simplified reduced display title display on any of the setting screens. When a selection operation is performed, the content display is added to the title display, the display is changed to a detailed enlarged display, and the display is switched to another setting screen. According to such a configuration, at the time of setting, essential items required by the selection action can be enlarged and displayed in detail, and the operability of the setting operation can be improved.
[0011]
A sixth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 6) according to the present invention, in any of the above-described first invention configurations, displays at least one of the essential items in a detailed enlarged display on any of the setting screens. It is characterized by being in a state.
[0012]
In the seventh ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 7) according to the present invention, in each of the above-described invention configurations, preferably, the plurality of essential items are “condition setting”, “measurement”, “function”. Setting "and" evaluation software ".
[0013]
An eighth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 8) according to the present invention, in the above-mentioned seventh invention configuration, is preferably arranged such that the item of “measurement” is a detailed enlarged display on any setting screen. In state.
[0014]
A ninth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 9) according to the present invention, in the above-described third invention configuration, preferably includes a plurality of pages as essential items preferably enlarged and displayed in detail. All pages are displayed.
[0015]
The tenth ultrasonic flaw detector menu display device (corresponding to claim 10) according to the present invention, in the third or ninth aspect of the present invention, is preferably arranged such that the essential items displayed in detail enlarged are displayed on a setting screen. , Is displayed at the highest position.
[0016]
In the eleventh ultrasonic flaw detector according to the present invention, the menu display device (corresponding to claim 11) is preferably configured such that the item of “measurement” in the detailed enlarged display state is a measurement basic screen. Is always displayed.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0018]
FIG. 1 is an external view of an ultrasonic flaw detector provided with a menu display device according to the present invention, and FIG. 2 is a front view of the ultrasonic flaw detector provided with a display unit and an operation surface. The ultrasonic flaw detector of the present embodiment is a portable type. In these drawings, the
[0019]
The
[0020]
A
[0021]
A main board is built in the apparatus
[0022]
The ultrasonic wave output signal output from the input /
[0023]
Various operation signals input through the plurality of
[0024]
The waveform memory 40 and the
[0025]
Next, the operation of the menu display device mainly including the initial setting unit formed by the
[0026]
FIG. 6 shows a configuration example of a basic screen displayed on the
[0027]
It is assumed that the above-described
[0028]
In the display of the parameter setting menu in the
[0029]
On the
[0030]
On the
[0031]
According to the above configuration, since the entire menu contents are visible and displayed in different colors, the visibility of the menu screen is improved, and the menu content selection operation is facilitated. In particular, for beginners, essential setting items with high importance are displayed in detail enlarged from the beginning, so that setting can be easily performed. What is necessary is just to set about the item displayed in detail enlarged. On the other hand, an intermediate or advanced player presses the f1 function key 22a again to move the
[0032]
The contents of the measurement items are also specified in the details column. In the display of the detail column, for example, "overwrite" means overlay display of a real-time waveform and a save waveform, and "echo height division line" means an area division line for evaluating data (waveform). It is.
[0033]
Next, an operation of moving the
[0034]
In the loop of the above processing flow, when the
[0035]
The menu screen shown in FIG. 8 is a
[0036]
The menu screen shown in FIG. 9 is a
[0037]
The contents of the function setting items are displayed in the detail column. For example, “detection selection” means selection of a detected waveform (+ half wave, − half wave, full wave, RF waveform), and “damping adjustment”. "Means adjusting the input impedance of the flaw detector," adjusting the pulse width "means adjusting the pulse width to be emitted," DAC "means a function to correct the attenuation of the ultrasonic wave, and" rejection " Means a function that does not display a noise waveform below a certain level, and "baud rate" means the communication speed to a personal computer.
[0038]
The menu screen shown in FIG. 10 is a setting screen 64 of the menu 4 for the evaluation software (hereinafter referred to as a menu 4 screen 64). The menu 4 screen 64 is obtained by aligning the
[0039]
The contents of the evaluation software items are displayed in the details column. For example, the “edge echo method” is a method of evaluating the size of a crack using an echo reflected from the edge of a crack (crack defect). The “distance correction method” is a method of evaluating the size of a flaw from the height of a reflected waveform.
[0040]
The
[0041]
According to the configuration of the menu screen (setting screen), the entire menu contents can be overlooked on the
[0042]
In the flowchart shown in FIG. 4, if the clear key 22b is pressed in a state where the
[0043]
Next, the parameter setting menu will be described with reference to the flowchart of FIG. When the
[0044]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, on the menu screen, essential setting items are arranged in consideration of the proficiency of the measurer, and the importance can be grasped by using color coding and the like. , Items of high importance that are important for beginners are enlarged and displayed in detail in the upper position, and items of low importance that are necessary for advanced users are simplified and reduced in the lower position, so that the ultrasonic flaw detector In setting the measurement conditions, the conditions can be set according to the level of the measurer, so that the beginner can easily perform the operation and the expert can perform the measurement operation at a high level. On the initial and other setting screens (menu screens), all of the menu items can be seen, the visibility is good, and the operability can be improved. In addition, by operating the line cursor on each setting screen, you can easily move to other setting screens, and you can magnify and display necessary items in detail and simply reduce unnecessary items, so handling is very convenient. is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an ultrasonic flaw detector to which a menu display device according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a front view of the ultrasonic flaw detector.
FIG. 3 is a system configuration diagram of an electric circuit unit.
FIG. 4 is a flowchart showing an operation of a menu screen of the menu display device.
FIG. 5 is a flowchart relating to the operation of a parameter setting menu.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a basic screen.
FIG. 7 is a diagram showing a first example of a menu screen.
FIG. 8 is a diagram showing a second example of the menu screen.
FIG. 9 is a diagram showing a third example of the menu screen.
FIG. 10 is a diagram showing a fourth example of the menu screen.
[Explanation of symbols]
10 Ultrasonic flaw detector
11 Main unit
12 Support housing
21 Display
22 Operation keys
22a f1 function key
22b Clear key
22c Set key
22d Move (numerical value setting) key
Claims (11)
表示画面には1つの前記設定画面が表示され、
前記表示画面に表示されたいずれの前記設定画面にも、設定上必要とされる複数の前記必須項目のタイトル表示が示されることを特徴とする超音波探傷器のメニュー表示装置。A plurality of setting screens can be displayed by selection, the plurality of setting screens can overlook a plurality of essential items related to all menu contents, and the essential items are arranged in consideration of a measurer's skill level. Comprising an initial setting screen and one or more selection setting screens displayed by the selection operation,
One of the setting screens is displayed on the display screen,
A menu display device for an ultrasonic flaw detector, wherein title displays of a plurality of essential items required for setting are displayed on any of the setting screens displayed on the display screen.
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