JP3566588B2

JP3566588B2 - Connector connection structure

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Publication number: JP3566588B2
Application number: JP19788599A
Authority: JP
Inventors: 敏明岡部; 健二大石
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 1999-07-12
Filing date: 1999-07-12
Publication date: 2004-09-15
Anticipated expiration: 2019-07-12
Also published as: JP2001023724A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ保持部材に保持される第１コネクタと、該第１コネクタに嵌合される第２コネクタとを備えたコネクタの結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のコネクタの結合構造としては、特開平１０−２１９９２号公報記載に係る技術が知られている。この従来技術は、図２２〜図２６に示すような構成を備えている。以下、図２２〜図２６を用いて従来のコネクタ結合機構について説明する。
【０００３】
このコネクタ結合機構は、図２２に示すような自動車のステー部材などの被取付け部１に形成された装着孔１Ａに取り付けられるホルダ（コネクタ保持部材に相当）２と、このホルダ２内にスライド可能に嵌め込まれる第１コネクタ３と、電子ユニット４側に接続され、第１コネクタ３に対して嵌合される第２コネクタ５とから構成されている。第１コネクタ３には、第２コネクタ５を第１コネクタ３に結合させる方向に駆動する揺動レバー６が、枢支軸６Ａによって回動自在に軸支されている。
【０００４】
ホルダ２は略角筒形状をなし、図２２に示すように、上下一対の水平板７、８と、左右一対の側板９、１０とを備えている。ホルダ２は、上記した被取付け部１に形成された装着孔１Ａに挿入された状態で、ビスなどの固定手段により固定される。
【０００５】
ホルダ２の側板９、１０の内壁面には、第１コネクタ３をスライド自在に案内するガイド溝１１、１２が前後方向に沿って形成されている。また、水平板７には、揺動レバー６の後端部上面に突設された係合ピン６Ｂが係合して案内される案内溝１３が形成されている。この案内溝１３は、ホルダ２の前端部からその後方に延びる導入部１３Ａと、この導入部１３Ａの端部から後部内方側に延びる円弧状の駆動溝部１３Ｂと、この駆動溝部１３Ｂの端部から後方側に延びる係止溝部１３Ｃとを備える。駆動溝部１３Ｂは、第１コネクタ３がホルダ２内に挿入される動作に伴って、係合ピン６Ｂを円弧を描くように案内し、この係合ピン６Ｂの動作によって揺動レバー６を回転駆動する。
【０００６】
揺動レバー６の前端部下面には、第２コネクタ５に突設された被駆動ピン５Ａが係合される係合溝１６が形成されている。この係合溝１６は、図２６に示すように、被駆動ピン５Ａの導入案内部となる開口部１６Ａと、この開口部１６Ａに連続して揺動レバー６の後部内方側に延びる作動溝部１６Ｂとを備える。
【０００７】
この作動溝部１６Ｂは、その前端部から後端部にかけて揺動支点である枢支軸６Ａとの間隔が次第に小さくなるように、枢支軸６Ａに対する距離が設定されており、それにより、前記駆動溝部１３Ｂから揺動レバー６に入力された駆動力を第２コネクタ５に伝達して、この第２コネクタ５を、第１コネクタ３に結合する方向に移動させる。
【０００８】
即ち、第１、第２コネクタ３、５の結合時には、第１コネクタ３がホルダ２内に押し込まれてスライド変位するのに従って、揺動レバー６の回動により、作動溝部１６Ｂが、前記被駆動ピン５Ａを枢支軸６Ａ側に引き寄せ、それにより、第２コネクタ５を第１コネクタ３側つまり結合側に移動させる。
【０００９】
ここで、ホルダ２内に押し込まれる第１コネクタ３の移動量に比べて、結合方向への第２コネクタ５の移動量が小さくなるように、枢支軸６Ａに対する案内溝１３の駆動溝部１３Ｂおよび係合溝１６の作動溝部１６Ｂの位置並びに形状が設定されており、それにより、結合時のスライド操作によって揺動レバー６に入力された駆動力を増大させて、作動溝部１６Ｂから第２コネクタ５の被駆動ピン５Ａに伝達するようになっている。
【００１０】
なお、揺動レバー６は第１コネクタ３の他方の側面（図２２の下面側）にも設けられ、この他方の側面の揺動レバー６に対応するように、第２コネクタ５の他方の側面にも、図示しない被駆動ピン５Ａが突設されている。
【００１１】
また、図２２中、符号３Ａは第１コネクタ３の両側部の後端に突設されたスライド突起である。このスライド突起３Ａは、上記したホルダ２の両側板９、１０の内壁に形成されたガイド溝１１、１２で案内されるようになっている。
【００１２】
これら一対のスライド突起３Ａ、３Ａの間には、図２２及び図２４に示すように、ホルダ３の前端開口部周縁の突部２Ｂに仮止めされる仮止め部３Ｂが形成されている。また、図２２及び図２３に示すように、第１コネクタ３の上下面の後端両側部には、ホルダ２の前端開口部周縁の抜け止め部２Ａに抜け止めされる抜け止め用の突部３Ｃが設けられている。
【００１３】
次に作用を説明する。
【００１４】
上記構成の第１コネクタ３と第２コネクタ５とを結合する場合には、第１コネクタ２を、ホルダ２の先端開口部に対向させた状態でホルダ２に挿入する。すると、挿入操作に応じて、第１コネクタ３の突部３Ｃがホルダ２の抜け止め部２Ａを乗り越え（図２３参照）、第１コネクタ３の仮止め部３Ｂがホルダ２の突部２Ｂに当たる（図２４参照）。これにより、ホルダ２に対して第１コネクタ３が抜け止めされた状態で仮止めされる。同時に、揺動レバー６の後端部に突設された係合ピン６Ｂが、ホルダ２の案内溝１３内に導入される。
【００１５】
この段階で、ホルダ２を車体側の被取付け部１に固定する。図２５はその状態を示している。この段階では、ホルダ２に対して第１コネクタ３が仮止めされ、第１コネクタ３がホルダ２から突出した形になっている。
【００１６】
次に、第２コネクタ５を第１コネクタ３に嵌合させる。
【００１７】
その際、まず、第２コネクタ５によって第１コネクタ３が後方に押されることで、第１コネクタ３の仮止めが外れる。そして、第１コネクタ３がホルダ２の奥にスライドすると共に、第２コネクタ５の被駆動ピン５Ａが揺動レバー６の係合溝１６内に導入されて、被駆動ピン５Ａと揺動レバー６とが係合状態となる。
【００１８】
この状態から、第２コネクタ５を更に第１コネクタ３に押し付けることで、第１コネクタ３がホルダ２の奥にスライド変位すると、この動きに応じて、揺動レバー６の係合ピン６Ｂが、ホルダ２の案内溝１３の円弧状の駆動溝部１３Ｂに沿って摺動することにより、回転力が発生して揺動レバー６が回動する。そして、揺動レバー６が回動するのに伴って、第２コネクタ５の被駆動ピン５Ａが、係合溝１６の作動溝部１６Ｂに沿って摺動することにより、被駆動ピン５Ａが、揺動支点である枢支軸６Ａ側に引き寄せられて、第２コネクタ５が、第１コネクタ３側つまり結合する側に移動されることになる。
【００１９】
このとき、上述したように、揺動レバー６を揺動変位させる第１コネクタ３のスライド変位量に比べて、揺動レバー６によって駆動される第２コネクタ５の結合方向への移動量が小さくなるように、案内溝１３及び係合溝１６が構成されているため、揺動レバー６に入力された駆動力は、増大された上で、係合溝１６から被駆動ピン５Ａに伝達されることになる。その結果、第１コネクタ３に対する第２コネクタ５の結合が、小さな操作力でありながらも、容易に行われることになる。
【００２０】
次に、第１コネクタ３と第２コネクタ５の結合を解除する場合には、第２コネクタ５を手前に引く。そうすると、案内溝１３を係合ピン６Ｂが摺動することにより、揺動レバー６が結合操作時と逆方向に回動し、係合溝１６から被駆動ピン５Ａが抜ける。このときも、案内溝１３と係合溝１６の関係から、引き抜き力を増大した押し戻し力で、結合解除が容易に行われる。
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のコネクタの結合機構では、ホルダ２に対して第１コネクタ３を本係合させる揺動レバー６とは別に、第１コネクタ３をホルダ２に仮係合するための手段（図２３、図２４に示した突部２Ｂ、仮止め部３Ｂ、抜け止め部２Ａ、抜け止め用凸部３Ｃが相当）を設けていたので、それだけ構造が複雑化するという問題があった。
【００２２】
また、ホルダ２に形成した案内溝１３の奥の係止溝部１３Ｃに係合ピン６Ｂが到達することで、第１コネクタ３がホルダ２に本係合されるようになっているので、案内溝１３と係合ピン６Ｂの寸法精度を高くしていないと、本係合状態においてガタつきが生じるおそれがあった。また、本係合状態及びそれに至る過程で寸法誤差等を吸収する部分がないので、寸法精度を高めることにより、揺動レバー６の動きがスムーズでなくなる場合もあった。
【００２３】
本発明は、構造の簡略化と装着状態でのガタつきの解消を図ることができると共に、レバーの回動をスムーズにして装着の円滑化を図ることのできるコネクタの結合構造を提供することを目的とする。
【００２４】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、コネクタ保持部材に保持される第１コネクタと、この第１コネクタに嵌合される第２コネクタとを有するコネクタの結合構造において、前記第１コネクタに、該第１コネクタに対して第２コネクタを嵌合させる前はコネクタ保持部材に仮係合し、且つ、第１コネクタに対して第２コネクタを嵌合させる際に、その嵌合動作により回動させられてコネクタ保持部材に本係合する回動レバーを設け、該回動レバーの一端に、前記コネクタ保持部材の保持壁の前面側と背面側に位置して該保持壁を挟持する一対の挟持突起を設け、少なくとも前記背面側の挟持突起の保持壁に当接する部分に弾性腕を設けたことを特徴とする。
【００２５】
この構成では、１個の回動レバーの回動位置によって、コネクタ保持部材に対する仮係合と本係合を行うことができる。その際、挟持突起に設けた弾性腕によって、係合部分に影響する寸法誤差を吸収することができる。また、弾性腕によって、回動レバーを回動させる際の無用な力を吸収することができる。また、弾性腕の撓みを利用することで、挟持突起を位置規制用の突起や凹部にスライド係合させることができる。
【００２６】
請求項２の発明は、請求項１記載のコネクタの結合構造であって、前記保持壁に挟持突起の係合位置を規制する位置規制部を設けたことを特徴とする。
【００２７】
この構成では、挟持突起に設けた弾性腕の撓みを利用することで、位置規制用部として設けた突起や凹部に挟持突起をスライド係合させることができる。そして、仮係合状態において、位置規制部により挟持突起の位置を規制することにより、第２コネクタ嵌合時の相互位置合わせがやりやすくなる。
【００２８】
請求項３の発明は、請求項２記載のコネクタの結合構造であって、前記位置規制部が、所定の遊びを持って挟持突起の位置規制を行うものであることを特徴とする。
【００２９】
この構成では、挟持突起の位置を位置規制部により規制した状態で、ある程度の遊びを確保することができる。従って、仮係合状態において第２コネクタを第１コネクタに嵌合する際に、調芯機構により自動的に第２コネクタに対して第１コネクタを芯合わせさせることができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【００３１】
図１は実施形態のコネクタ結合構造の斜視図である。このコネクタの結合構造は、図１中二点鎖線で示すコネクタ保持部材３０と、第１コネクタ５０と、第２コネクタ９０とからなる。ここでは、第１コネクタ５０は雌コネクタ、第２コネクタ９０は雄コネクタよりなる。
【００３２】
コネクタ保持部材３０は、例えば自動車のステー部材等に固定される樹脂成形品であり、平坦な前面壁３１に、第１コネクタ５０を収容するための凹所３２を有し、凹所３２の底壁である保持壁３３に対して、第１コネクタ５０を装着できるようになっている。
【００３３】
第１コネクタ５０は、多数の雌型端子金具が収容される第１コネクタ本体５１と、第１コネクタ本体５１の後部に装着された右左一対の回動レバー７０Ａ、７０Ｂとからなる。
【００３４】
第２コネクタ９０は、雄型端子金具が装着されるもので、その本体部分が、フード上壁９０ａ、フード下壁９０ｂ、フード左右側壁９０ｃ、９０ｄとからなる角筒フード形状に形成されている。
【００３５】
これらの第１コネクタ本体５１、回動レバー７０Ａ、７０Ｂ、第２コネクタ９０も樹脂成形品よりなる。
【００３６】
以下に各部品の詳細を説明する。
【００３７】
〔第１コネクタ本体〕
図２は第１コネクタ本体５１の構成を示す。図２の（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は正面図である。
【００３８】
第１コネクタ本体５１は略直方体形状をなしており、前端部左右側縁に相手コネクタを嵌合案内する面取部５１ａを有すると共に、前端部上下縁から上下面にかけての範囲に、相手コネクタを嵌合案内する案内段部５２を有している。案内段部５２は、第１コネクタ本体５１の上面及び下面より一段高く盛り上がっており、前端面が相手コネクタを嵌合案内できるように斜面で構成されている。この案内段部５２は左右に分かれて形成されており、中央部には中央切欠５３が確保されている。案内段部５２の左右側縁には、上下方向に突出し且つ前後方向に延在するガイド突部５４が設けられている。また、案内段部５２には、第１コネクタ本体５１の上下面との間に円弧溝５８ａを形成する円弧縁壁５８が設けられている。
【００３９】
第１コネクタ本体５１の上面及び下面の後端部近傍の左右所定箇所には、回動レバー７０Ａ、７０Ｂ（図１参照）を枢支するための回動ピン５５、５５が突設されている。また、左右の回動ピン５５、５５の間の領域には、左右一対の第１係止突起５６、５６と、中央１個の第２係止突起５７が設けられている。この場合、第１の係止突起５６の前側には下り傾斜面が設けられている。
【００４０】
また、第１コネクタ本体５１には、前後方向に貫通する複数の端子収容室５９が形成されている。これら端子収容室５９には雌型端子金具が収納配置される。これら雌型端子金具には電線がそれぞれ接続され、これらの電線は第１コネクタ本体５１の後端部側から導出され、コネクタ保持部材３０の装着用開口３７（後述するステー部材等の裏面側へ配索される。
【００４１】
〔回動レバー〕
図３は図１における左側の回動レバー７０Ｂの構成を示す。図３の（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のＩＩＩｂ−ＩＩＩｂ矢視図、（ｃ）は（ａ）図のＩＩＩｃ−ＩＩＩｃ矢視図である。右側の回動レバー７０Ａは、左側の回動レバー７０Ｂと左右対称形状であるので、その説明はここでは省略し、代表として左側の回動レバー７０Ｂの説明を行う。
【００４２】
回動レバー７０Ｂは、第１コネクタ本体５１の上下面に配される上下一対のレバープレート７１、７１と、これらを連結する連結板７９とからなる側面視コ字形をなしている。２枚のレバープレート７１、７１は表と裏の関係で対称形状をなしているので、ここでは片側のレバープレート７１についてのみ構成を説明する。
【００４３】
レバープレート７１は略中心部にピン孔７２を有し、図１に示すように、上下のレバープレート７１、７１のピン孔７２を、第１コネクタ本体５１の上下面の回動ピン５５に嵌めることで、回動レバー７０Ｂが、第１コネクタ本体５１に回動可能に装着されている。
【００４４】
これからレバープレート７１の構成を説明する上で、便宜上、その方向性を次のように定義する。ここでは、２つの回動レバー７０Ａ、７０Ｂを第１コネクタ本体５１に装着した図１の初期状態で、回動レバー７０Ａ、７０Ｂ同士の隣接する側を「レバー内側」といい、その反対側を「レバー外側」という。また、第１コネクタ本体５１の前端側に位置する方を「レバー前側」といい、その反対を「レバー後側」という。
【００４５】
図３（ａ）に示すように、レバープレート７１の周縁のレバー前側且つレバー外側部分には、ピン孔７２を中心とした円弧突縁７３が設けられている。この円弧突縁７３は、第１コネクタ本体５１に設けた案内段部５２の円弧縁壁５８の円弧溝５８ａ内に摺動可能に挿入されるようになされている。
【００４６】
レバープレート７１の周縁のレバー内側部分には、レバー前側方向から順に係止アーム８３と、大きめの第１の係止用切欠８１と、小さめの第２の係止用切欠８２とが設けられている。係止アーム８３の前端下縁には傾斜面８３ａが形成されている。
【００４７】
また、図３（ａ）に示すように、ピン孔７２の斜め後方のレバー外側に位置する表面には、第１の挟持突起７４が突設されている。この第１の挟持突起７４の周面には、ピン孔７２の反対側に位置する円筒挟持面７４ａと、該円筒挟持面７４ａに滑らかに連続し且つピン孔７２を通る直径とほぼ平行な平坦面よりなるフラット挟持面７４ｂとが設けられている。
【００４８】
また、第１の挟持突起７４のレバー後側には、第１の挟持突起７４と所定の間隔をおいて対向するよう第２の挟持突起７５が突設されている。この第２の挟持突起７５は、平面視形状がレバープレート７１の左右方向（レバー前後方向と直交する方向）に長い長方形状のもので、そのレバー前側側面には弾性腕７６が設けられている。
【００４９】
この弾性腕７６は、レバー内側に位置する一端を支点として、他端である自由先端部をレバー外側に向けて延ばしたものであり、レバー前後方向に（図３（ａ）における上下方向）弾性変形できるようになっている。そして、その弾性腕７６の自由先端部の前面側には、平面視略半円形状の係止突部７７が設けられ、該係止突部７７のレバー前側周面が円筒挟持面７７ａとされている。
【００５０】
また、ピン孔７２よりもレバー内側のレバープレート７１の表面には、ピン孔７２から所定の距離をおいて駆動突起８０が突設されている。この駆動突起８０のレバー前側周面は円筒面で構成されている。
【００５１】
また、レバープレート７１のレバー前端部表面側には、ピン孔７２のちょうど前方に位置させて係止突起８５が設けられている。この係止突起８５のレバー前側は下り傾斜した案内斜面８５ａで構成されている。また、この係止突起８５の裏側には、切欠斜面８７が設けられている。
【００５２】
なお、ピン孔７２の中心から駆動突起８０までの距離と、ピン孔７２の中心から第２の挟持突起７５の係合凸部７７までの距離を比べた場合、前者の方が後者よりもかなり小さく設定されている。この理由は後述するが、梃子の作用で、コネクタ引き抜き力に比して、大きなコネクタ離脱力を発生させるためである。
【００５３】
また、図３（ｂ）、（ｃ）に示すように、駆動突起８０と係止突起８５は高さが低く設定され、第１、第２の挟持突起７５、７４はそれよりも高さが高く設定されている。
【００５４】
以上のように構成された左右一対の回動レバー７０Ａ、７０Ｂは、図１に示すように、第１コネクタ本体５１の上下面に突設した回動ピン５５に、各レバープレート７１のピン孔７２を嵌めることで、第１コネクタ本体５１に回動自在に装着されており、それにより第１コネクタ５０が構成されている。
【００５５】
そして、初期状態では、第１の係止用切欠８１に第１係止突起５６が係合し、第２の係止用切欠８２に第２係止突起５７が係合することで、左右の回動レバー７０Ａ、７０Ｂが、左右いずれの方向にも、不用意に回らないように回転止めされている。
【００５６】
〔コネクタ保持部材〕
次にコネクタ保持部材３０の構成を、主として図４、図５を用いて説明する。図４は正面方向から見た斜視図、図５は背面方向から見た斜視図である。
【００５７】
コネクタ保持部材３０は、図４に示すように、平坦な前面壁３１に、正面から見て長方形の凹所３２を形成したものである。この凹所３２は、三つの周壁（上壁３２ａ、下壁３２ｂ、左側壁３２ｃ）と、凹所底壁に相当する保持壁３３とで大略画成されている。図５にも示されるように、凹所３２の周壁のうち正面から見て右側の側壁は取り除かれており、その部分は開放側面３４とされ、前面壁３１の後側に配したコ字状枠３５で補強されている。また、左側壁３２ｃは、前面壁３１の背面に垂直に交わる左側板４５の一部として構成されており、この左側板４５とコ字状枠３５とが、凹所３２の底壁である保持壁３３の背後に配した連結部４６によって互いに連結されることで、コネクタ保持部材３０全体が一体成形品として構成されている。
【００５８】
前記凹所底壁に相当する保持壁３３には、高さ方向中央に、左側壁３２ｃから開放面部３４までの全範囲にわたり、横長のコネクタ装着用開口３７が形成されている。この装着用開口３７の上下幅は、第１コネクタ本体５１に回動レバー７０Ａ、７０Ｂを装着して構成した第１コネクタ５０を、ほとんど通過させ得る寸法に設定されているが、回動レバー７０Ａ、７０Ｂの上下面に突設した第１、第２の挟持突起７４、７５だけは、そのままでは通過できないような寸法、つまり第１、第２の挟持突起７４、７５だけが、装着用開口３７の上下の保持壁３３に当たるような寸法に設定されている。
【００５９】
ところで、本実施形態のコネクタ結合構造では、第１コネクタ５０をこのコネクタ保持部材３０に装着する場合に、前記第１、第２の挟持突起７４、７５で保持壁３３を挟持するのであるが、その際、第２の挟持突起７５を、保持壁３３の背面側に位置させなくてはならない。
【００６０】
そこで、装着用開口３７の上下の保持壁３３の縁部（上側の保持壁３３の下縁と下側の保持壁３３の上縁）には、右左の回動レバー７０Ａ、７０Ｂの第２の挟持突起７５を、保持壁３３の背面側に通過させるための第１、第２の切欠４１、４２が設けられている。
【００６１】
第１の切欠４１は、右側の回動レバー７０Ａの第２の挟持突起７５を保持壁３３の背面側に通すためのもので、開放側面３４に近い側（右側）に配されている。また、第２の切欠４２は、左側の回動レバー７０Ｂの第２の挟持突起７５を保持壁３３の背面側に通すためのもので、開放側面３４から遠い側（左側）に配されている。また、第２の切欠４２の更に左隣りには、第１、第２の切欠４１、４２よりも小さな逃げ用の切欠４３が形成されている。これは、駆動突起８０が保持壁３３に干渉しないように逃がすためのものである。
【００６２】
また、図６に保持壁３３の背面側の構成を示すように、保持壁３３の背面には第１の位置規制凸部（位置規制部）４８と第２の位置規制凸部（位置規制部）４９とが設けられている。保持壁３３を正面から見た場合、第１の位置規制凸部４８は、第１の切欠４１よりも左側で第２の切欠４２よりも右側の所定位置に配置されている。また、第２の位置規制凸部４９は、第２の切欠４２の左隣りにある第３の切欠４３よりも左側の所定位置に配されている。
【００６３】
ここで、正面から見て右側に位置する第１の位置規制凸部４８は、右側の回動レバー７０Ａの第２の挟持突起７５と係合して、第１コネクタ５０の左方向への移動を規制するものである。また、正面から見て左側に位置する第１の位置規制凸部４８は、左側の回動レバー７０Ｂの第２の挟持突起７５と係合して、第１コネクタ５０の右方向への移動を規制するものである。
【００６４】
図７、図８、図９に示すように、右左の回動レバー７０Ａ、７０Ｂの第２の挟持突起７５、７５は、それぞれ第１の切欠４１、第２の切欠４２を通して保持壁３３の背面側に挿入され、その上で、保持壁３３の背面に沿って左側にスライドさせられる。そのため、右側の回動レバー７０Ａの第２の挟持突起７５の係止凸部７７は、第１の位置規制凸部４８を乗り越える必要はないが、左側の回動レバー７０Ｂの第２の挟持突起７５の係止凸部７７は、第２の位置規制凸部４９を乗り越える必要がある。
【００６５】
そこで、係止凸部７７が乗り越える必要のない第１の位置規制凸部４８は、断面矩形の大きな凸部として形成され、係止凸部７７が乗り越える必要のある第２の位置規制凸部４９は、乗り越えやすいように、断面半円形の小さな凸部として形成されている。
【００６６】
〔第２コネクタ〕
次に第２コネクタ９０の構成を図１及び図１４〜図１８を参照して説明する。図１４〜図１８における第２コネクタ９０は、図１のＸ−Ｘ矢視断面で示す。
【００６７】
第２コネクタ９０は、第１コネクタ５０に嵌合するフード部分が、フード上壁９０ａ、フード下壁９０ｂ、フード左右側壁９０ｃ、９０ｄとから構成されている。フード部分の奥には隔壁９０ｅが設けられ、ここに雄端子金具（図示略）の先端が挿入される貫通孔（図示略）が形成されている。
【００６８】
フード上壁９０ａとフード下壁９０ｂの左右幅方向の両端の前端部には、第２コネクタ９０を第１コネクタ５０に嵌合した最終段階で、図１７、図１８に示すように、回動レバー７０Ａ、７０Ｂの第１の挟持突起７４が嵌まる合わせ用切欠９８が設けられている。
【００６９】
また、フード上壁９０ａの左右幅方向の両端内面には、図１５に示すように、第１コネクタ本体５１の両サイドの上面に突設したガイド突部７４が挿入案内される案内溝９４が形成されている。
【００７０】
図１に示すように、フード上壁９０ａとフード下壁９０ｂの内面には、幾種類かの凹凸部が形成されている。これらの凹凸部は、第２コネクタ９０の幅方向の中央部を基準にして左右対称に形成されると共に、フード上壁９０ａ側とフード下壁９０ｂ側で対称に形成されている。ここでは、第２コネクタ９０の幅方向中央側を内側と呼び、その反対側を外側と呼んで、凹凸部について説明する。
【００７１】
フード上壁９０ａとフード下壁９０ｂの内面には、該内面よりも一段低まった凹所９５と、一段高まった中央凸部９７とが設けられている。凹所９５は、中央凸部９７の両側に形成されている。凹所９５は、第２コネクタ９０の前端側に島のような形で山形凸部９６を残した状態で、一定幅で第２コネクタ９０の前端から後端まで形成されており、後端が、隔壁９０ｅに形成した型抜き孔９０ｆに連通している。
【００７２】
このような形で凹所９５を形成することにより、図１４に示すように、山形凸部９６の外側には、凹所９５内に回動レバー７０Ａ、７０Ｂの係止突起８５が導入される導入溝部９５ａが確保されている。また、山形凸部９６は、回動レバー７０Ａ、７０Ｂの駆動突起８０に対応する位置にあり、第２コネクタ９０の前端面として構成された山形凸部９６の前端面９６ａが、コネクタ嵌合時に駆動突起８０の当たる面となっている。また、山形凸部９６の山形周面９６ｂが、係止突起８５と係合する面となっている。
【００７３】
一方、中央凸部９７は、第１コネクタ本体５１の中央切欠５３（図１参照）を通過して、嵌合最終段階において、その前端で、第１コネクタ本体５１の上面に突設した第２係止突起５７に当たり、この第２係止突起５７を押し移動するようになっている。
【００７４】
〔作用〕
次に作用を説明する。
【００７５】
まず、図１に示すように、第１コネクタ本体５１の回動ピン５５に、左右の回動レバー７０Ａ、７０Ｂのピン孔７２を嵌めることで、第１コネクタ５０を組み立てる。このとき、回動レバー７０Ａ、７０Ｂ側の第１の係止用切欠８１及び第２の係止用切欠８２を、それぞれ第１コネクタ本体５１側の第１係止突起５６及び第２係止突起５７に係合させることで、図の初期状態を作り上げる。この初期状態を作ることで、回動レバー７０Ａ、７０Ｂは不用意に回らなくなる。
【００７６】
次いで、図７に示すように、上記のように組み立てた第１コネクタ５０を、コネクタ保持部材３０の凹所３２に後部側から挿入し、第１コネクタ５０の後部に位置する左右の回動レバー７０Ａ、７０Ｂの各第２の挟持突起７５、７５を、凹所底壁に相当する保持壁３３に設けた第１、第２の切欠４１、４２に位置合わせする。そして、図中矢印Ｙ１で示すように、各第２の挟持突起７５を保持壁３３の背面側に挿入する。
【００７７】
次に、図８に示すように、第１コネクタ５０を図中矢印Ｙ２で示すように左側に移動する。そうすると、保持壁３３の背面に沿って各第２の挟持突起７５がスライドし、第２の挟持突起７５に設けた弾性腕７６の係止凸部７７が、保持壁３３の背面上を摺動する。このとき、右左の回動レバー７０Ａ、７０Ｂの第１の挟持突起７４と第２の挟持突起７５の弾性腕７６とが、保持壁３３を挟持する形になる。
【００７８】
所定量だけ第１コネクタ５０を左側にスライドさせると、図９、図１３に示すように、左側の回動レバー７０Ｂの係止凸部７７が第２の位置規制凸部４９を乗り越え、更にそれ以上スライドさせようとすると、こんどは右側の回動レバー７０Ａの係止凸部７７が、図１２に示すように、第１の位置規制凸部４８に当たって、それ以上スライドさせることができなくなる。
【００７９】
この状態で、第１コネクタ５０は、第１の位置規制凸部４８によって左側への移動が制限され、第２の位置規制凸部４９によって右側への移動が制限される。この場合、各係止凸部７７と位置規制凸部４８、４９との間には、遊びＣ１、Ｃ２が確保されていることにより、合計Ｃ１＋Ｃ２分だけ第１コネクタ５０は左右方向へ位置調整できる。
【００８０】
このように、保持壁３３の表面側と背面側に位置する挟持突起７４、７５で保持壁３３を挟持することにより、第１コネクタ５０は、図９、図１０、図１１に示すようにほぼ定位置に仮係合される。
【００８１】
この状態のとき、図９に示すように、保持壁３３の背面側には、弾性腕７６の係止凸部７７の円筒挟持面７７ａが当たり、表面側には、第１の挟持突起７４の円筒挟持面７４ａが当たっている。また、図９、図１０に示すように、第１コネクタ５０は、コネクタ保持部材３０の凹所３２の内部に隠れるように収容され、第１コネクタ５０の前端が凹所３２内に引っ込んだ形（前端が前面壁３１と等しい場合も含む）になる。
【００８２】
〔嵌合時の作用〕
次に、このようにコネクタ保持部材３０に装着した第１コネクタ５０に対して第２コネクタ９０を嵌合する場合の作用を説明する。
【００８３】
第２コネクタ９０を嵌合する場合には、図１４に示すように、まず、第２コネクタ９０の前面を、コネクタ保持部材３０の凹所３２に対向させる。そして、第２コネクタ９０を、凹所３２内に仮止めされている第１コネクタ５０に向けて押し入れる。
【００８４】
その際、第１コネクタ３０が凹所３２内に収容されていて、外部に突出した形で露出していないので、もし第２コネクタ９０を位置ずれした状態で嵌合しようとしても、コネクタ保持部材３０の前面壁３１やフード部としての凹所３２の内周壁（上壁３２ａ、下壁３２ｂ、左側壁３２ｃ）等に最初に第２コネクタ９０が当たり、それらの部分で、不用意に加えられた力が吸収される。また、フード部としての凹所３２の内周壁（上壁３２ａ、下壁３２ｂ、左側壁３２ｃ）によって第２コネクタ９０が案内されることになるので、第１コネクタに不適切な横方向の力が加わらず、第１コネクタ５０の仮止め状態が外れることもない。
【００８５】
従って、作業状態に拘わらず、適正な力の加減及び力の方向で、第２コネクタ９０を、凹所３２内の第１コネクタ５０に向けて押し進めることができる。
【００８６】
また、この嵌合時に、第１コネクタ５０は、前述の遊びＣ１＋Ｃ２によって若干左右方向に位置調整できるようになっているので、調芯機構による作用で両コネクタ５０、９０の芯合わせも容易に行われる。
【００８７】
次に、第２コネクタ９０を第１コネクタ５０に嵌合し始めると、図１５に示すように、第２コネクタ９０の案内溝９４に第１コネクタ５０のガイド突部５４が挿入されて案内されながら、第１コネクタ５０の回動レバー７０Ａ、７０Ｂの係止突起８５が、第２コネクタ９０の凹所９５の導入溝部９５ａに挿入される。
【００８８】
更に嵌合を進めると、図１６に示すように、第２コネクタの山形凸部９６の前端面９６ａ（図１参照）が回動レバー７０Ａ、７０Ｂの駆動突起８０に当たり、駆動突起８０が後方に押し移動される。それにより、右左逆方向の回転モーメントが各回動レバー７０Ａ、７０Ｂに発生して、係止アーム８３が第１係止突起５６を乗り越え、回動レバー７０Ａ、７０Ｂが、回動ピン５５を中心に回動し始める。
【００８９】
この回動レバー７０Ａ、７０Ｂの動きにより、係止突起８５は山形凸部９６の山型周面９６ｂ（図１参照）上を摺動し、凹所９５内に入り込む。また、保持壁３３を表裏面から挟持している第１、第２の挟持突起７４、７５の位置関係が動き、それに伴い、第１コネクタ５０が保持壁３３側に変位する。
【００９０】
その際、両挟持突起７４、７５の円筒挟持面７４ａ、７７ａが、保持壁３３の表裏面に接触していることと、背面側の円筒挟持面７７ａが弾性腕７６に設けられていることによって、回動レバー７０Ａ、７０Ｂは、ガタつきなく、スムーズに回動する。
【００９１】
特に、弾性腕７６が保持壁３３の厚み方向に撓み自在となっていることによって、保持壁３３の厚みの誤差を含めた、係合部分に影響を及ぼす各種寸法誤差を吸収することができるので、回動レバー７０Ａ、７０Ｂのスムーズな回動を保証することができ、滑らかな装着性を確保することができる。
【００９２】
この図１６に示す状態で、第１コネクタ５０と第２コネクタ９０は互いに嵌合し、電気的に導通関係になる。
【００９３】
そして、更に第２コネクタ９０を押し込むことにより、回動レバー７０Ａ、７０Ｂが回動して、図１７、図１８に示す嵌合保証状態になる。
【００９４】
即ち、更に第２コネクタ９０を押し込むと、第２コネクタ９０の中央凸部９７が回動レバー７０Ａ、７０Ｂの第２係止突起５７を押し移動し、それにより、第１コネクタ５０が更に保持壁３３側に押し移動される。そうすると、回動レバー７０Ａ、７０Ｂ上の第１の挟持突起７４のフラット挟持面７４ｂ全体が、保持壁３３の表面に密着することで、回動レバー７０Ａ、７０Ｂがコネクタ保持部材３０の保持壁３３に本係合すると共に、係止突起８５が山形凸部９６の頂点を超えた位置まで移動し、第１、第２コネクタ５０、９０の嵌合状態が保証される。
【００９５】
このとき、保持壁３３を第１の挟持突起７４のフラット挟持面７４ｂと、第２の挟持突起７５の弾性腕７６の円筒挟持面７７ａとで挟持しているので、ガタつきなく、第１コネクタ５０、及び、第１コネクタ５０と嵌合する第２コネクタ９０を確実に保持することができ、振動等で嵌合状態が悪化するようなこともなくなる。
【００９６】
〔離脱〕
次に嵌合状態から第２コネクタ９０を離脱する場合の作用を説明する。
【００９７】
離脱するには、第２コネクタ９０に引き抜き力を与える。そうすると、前記と逆に回動レバー７０Ａ、７０Ｂが回動して、駆動突起８０が第２コネクタ９０の前端（山形凸部の前端面９６ａ）に当たる。
【００９８】
図１９はその状態を拡大して簡略化して示している。
【００９９】
引き抜き力Ｆを与えると、その力Ｆは、保持壁３３の背面に当接している第１の挟持突起７５の係合凸部７７に伝わる。その力の加わる点をＰ１（係合点）とし、Ｐ１と回動ピン５５の中心Ｏ間の距離をＬ１とすると、前記力Ｆの分力Ｆａにより、回動ピン５５の中心Ｏの回りには、回転モーメント（Ｆａ×Ｌ１）が発生する。
【０１００】
一方、駆動突起８０が第２コネクタ９０の前端面（山形凸部９６の前端面９６ａ）に当たる点をＰ２とし、その点Ｐ２と中心Ｏ間の距離をＬ２（Ｌ１＞Ｌ２）とすると、駆動突起８０から第２コネクタ９０に伝わる力Ｒは、だいたいＲ＝（Ｆａ×Ｌ１）／Ｌ２となる。
【０１０１】
ここで、Ｌ１はＬ２に対して十分に大きく設定されているので、梃子（てこ）の作用により、引き抜き力Ｆを増大した力（離脱のための補助力）Ｒが、第２コネクタ９０の前端に伝達されることになり、第２コネクタ９０が第１コネクタ５０から容易に離脱可能となる。
【０１０２】
この場合、図２０、図２１に示すように、湾曲部を有する案内溝と、それに沿って摺動するピンの組み合わせによっても、上記と似たような作用を得ることはできる。図２０、図２１において、１９０は第２コネクタ、１９５は第２コネクタ１９０側の案内溝、１９５ａは導入溝部、１９５ｂは湾曲溝部、１７０Ａ、１７０Ｂは回動レバー、１５５は回動ピン、１７４は第１の挟持突起、１７５は第２の挟持突起、１８５は案内溝１９５を摺動するピンを示す。
【０１０３】
しかしながら、案内溝１９５を使った構造は、どうしても案内溝１９５の寸法や形状を厳密に設定する必要があるので、樹脂成形する場合の加工性（特に型抜き）に難がある。それに対し、上記実施形態のように、駆動突起８０を直接第２コネクタ９０の前端面に当てる構造は、案内溝を形成する必要がないので、加工がたやすくでき、特に樹脂成形する場合に有利である。このことは、図２２〜図２６に示した従来技術に対しても言える。
【０１０４】
なお、本実施形態では、図１に示すように、第２コネクタ９０に凹所９５を形成して、これに係止突起８５を導入するようにしているが、この部分は、回動レバー７０Ａ、７０Ｂに回転駆動力を与えたり、前述した離脱のための補助力を発生したりする部分ではないので、案内溝状に形成する必要はなく、後端側を型抜き孔９０ｆに連通させることで、開放した形状に形成することができる。このため、成形時の型抜きの問題も生じず、良好な加工性を保証することができる。
【０１０５】
【発明の効果】
以上説明のように、請求項１の発明によれば、１個の回動レバーの回動位置によって、コネクタ保持部材に対する仮係合と本係合を行うことができるので、構造の簡略化を図ることができる。また、挟持突起に設けた弾性腕によって、コネクタ保持部材との係合部分に影響する各種寸法誤差を吸収することができるので、係合状態（仮係合及び本係合状態）における保持の安定性を図ることができて、ガタつきの解消を図ることができる。また、弾性腕によって回動時の無用な力を吸収することができるので、仮係合位置から本係合位置に回動レバーを回動する際に、安定して回動レバーを回動させることができ、コネクタの嵌合動作をスムーズに行うことができる。
【０１０６】
請求項２の発明によれば、仮係合状態時に位置規制部によって挟持突起の位置を規制することができるので、第２コネクタ嵌合時の相互位置合わせがやりやすくなる。また、挟持突起の位置を規制することができることから、第１、第２コネクタを嵌合状態でコネクタ保持部材の定位置に保持することができる。
【０１０７】
請求項３の発明によれば、コネクタ嵌合時の芯合わせを自動的に行わせることができ、嵌合操作が容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のコネクタ結合構造において、コネクタ同士を嵌合する前の状態を示す斜視図である。
【図２】図１の第１コネクタを構成する第１コネクタ本体の構成図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は正面図である。
【図３】図１の第１コネクタを構成する左側の回動レバーの構成図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のＩＩＩｂ−ＩＩＩｂ矢視図、（ｃ）は（ａ）図のＩＩＩｃ−ＩＩＩｃ矢視図である。
【図４】図１のコネクタ保持部材の構成を示す正面側から見た斜視図である。
【図５】図１のコネクタ保持部材の構成を示す背面側から見た斜視図である。
【図６】図４のコネクタ保持部材における保持壁の背面側の構成を示す斜視図である。
【図７】前記第１コネクタをコネクタ保持部材に装着する際の初期の状態を示す一部断面とした平面図である。
【図８】図７の次の工程を示す一部断面とした平面図である。
【図９】図８の次の工程を実施して、第１コネクタをコネクタ保持部材の保持壁に仮止めした状態を示す一部断面とした平面図である。
【図１０】図９と同じ状態を示す側面図である。
【図１１】図９と同じ状態を示す正面図である。
【図１２】図９と同じ状態における保持壁の背面側の構成の一部を示す斜視図である。
【図１３】図９と同じ状態における保持壁の背面側の構成の他の一部を示す斜視図である。
【図１４】前記コネクタ保持部材に装着した第１コネクタに第２コネクタを嵌合する場合の初期の状態を示す一部断面とした平面図である。
【図１５】図１４の次の工程を示す一部断面とした平面図である。
【図１６】図１５の次の工程を示す一部断面とした平面図である。
【図１７】図１６の次の工程を示す一部断面とした平面図である。
【図１８】図１７にて隠れている部分を示す一部断面とした平面図である。
【図１９】図１７、図１８に示す嵌合状態から第２コネクタを離脱させる際の力の関係を示す模式図である。
【図２０】本発明の実施形態の比較例として示す構造の平面図である。
【図２１】図２０の状態より更に第２コネクタを押し込んだときの状態を示す平面図である。
【図２２】従来のコネクタ結合構造を示す分解斜視図である。
【図２３】従来のコネクタ結合構造の部分断面図である。
【図２４】従来のコネクタ結合構造の別の部分断面図である。
【図２５】従来のコネクタ結合構造の第２コネクタ嵌合前の状態を示す斜視図である。
【図２６】従来のコネクタ結合構造の要部機構の関係を示す平面図である。
【符号の説明】
３０コネクタ保持部材
３３保持壁
４８，４９位置規制凸部（位置規制部）
５０第１コネクタ
７０Ａ，７０Ｂ回動レバー
７４第１の挟持突起
７５第２の挟持突起
７６弾性腕
９０第２のコネクタ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector coupling structure including a first connector held by a connector holding member and a second connector fitted to the first connector.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a coupling structure of this type of connector, a technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-21992 is known. This prior art has a configuration as shown in FIGS. Hereinafter, a conventional connector coupling mechanism will be described with reference to FIGS.
[0003]
The connector coupling mechanism includes a holder (corresponding to a connector holding member) 2 attached to a mounting hole 1A formed in an attachment portion 1 such as a stay member of an automobile as shown in FIG. And a second connector 5 connected to the electronic unit 4 and fitted to the first connector 3. A swing lever 6 for driving the second connector 5 in the direction of coupling the second connector 5 to the first connector 3 is rotatably supported by the first connector 3 by a pivot 6A.
[0004]
The holder 2 has a substantially rectangular tube shape, and includes a pair of upper and lower horizontal plates 7 and 8 and a pair of left and right side plates 9 and 10, as shown in FIG. The holder 2 is fixed by a fixing means such as a screw in a state where the holder 2 is inserted into the mounting hole 1A formed in the mounting portion 1 described above.
[0005]
Guide grooves 11, 12 for slidably guiding the first connector 3 are formed on the inner wall surfaces of the side plates 9, 10 of the holder 2 along the front-rear direction. A guide groove 13 is formed in the horizontal plate 7 so that an engagement pin 6B protruding from the upper surface of the rear end of the swing lever 6 is engaged and guided. The guide groove 13 includes an introduction portion 13A extending rearward from the front end of the holder 2, an arc-shaped drive groove 13B extending inward from the end of the introduction portion 13A, and an end portion of the drive groove 13B. 13C extending rearward from the rear. The driving groove portion 13B guides the engaging pin 6B so as to draw an arc with the operation of inserting the first connector 3 into the holder 2, and drives the swing lever 6 by the operation of the engaging pin 6B. I do.
[0006]
On the lower surface of the front end portion of the swing lever 6, an engagement groove 16 is formed in which a driven pin 5A protruding from the second connector 5 is engaged. As shown in FIG. 26, the engaging groove 16 has an opening 16A serving as an introduction guide for the driven pin 5A, and an operating groove extending continuously inward from the rear of the swing lever 6 to the opening 16A. 16B.
[0007]
The distance from the pivot shaft 6A to the pivot shaft 6A is set such that the distance between the pivot groove 6B and the pivot shaft 6A gradually decreases from the front end to the rear end of the working groove 16B. The driving force input to the swing lever 6 from the groove 13 B is transmitted to the second connector 5, and the second connector 5 is moved in a direction in which the second connector 5 is coupled to the first connector 3.
[0008]
That is, when the first and second connectors 3 and 5 are connected, as the first connector 3 is pushed into the holder 2 and slidably displaced, the pivoting of the swing lever 6 causes the operation groove 16B to be driven. The pin 5A is pulled toward the pivot 6A, thereby moving the second connector 5 to the first connector 3, that is, the coupling side.
[0009]
Here, the driving groove portion 13B of the guide groove 13 with respect to the pivot shaft 6A and the driving groove portion 13B, so that the moving amount of the second connector 5 in the coupling direction is smaller than the moving amount of the first connector 3 pushed into the holder 2. The position and shape of the operation groove 16B of the engagement groove 16 are set, whereby the driving force input to the swing lever 6 by the slide operation at the time of coupling is increased, and the second connector 5 is moved from the operation groove 16B. To the driven pin 5A.
[0010]
The swing lever 6 is also provided on the other side surface of the first connector 3 (the lower surface side in FIG. 22), and the other side surface of the second connector 5 corresponds to the swing lever 6 on the other side surface. Also, a driven pin 5A (not shown) protrudes therefrom.
[0011]
In FIG. 22, reference numeral 3A denotes a slide protrusion protruding from rear ends of both sides of the first connector 3. The slide projection 3A is guided by guide grooves 11 and 12 formed on the inner walls of the side plates 9 and 10 of the holder 2 described above.
[0012]
As shown in FIGS. 22 and 24, a temporary fixing portion 3B is formed between the pair of slide projections 3A and 3A, and is temporarily fixed to the protrusion 2B at the periphery of the front end opening of the holder 3. Further, as shown in FIGS. 22 and 23, on both sides of the rear end of the upper and lower surfaces of the first connector 3, protrusions for retaining which are retained by the retaining portions 2 A around the front end opening of the holder 2. 3C is provided.
[0013]
Next, the operation will be described.
[0014]
When connecting the first connector 3 and the second connector 5 having the above-described configuration, the first connector 2 is inserted into the holder 2 in a state where the first connector 2 faces the opening at the distal end of the holder 2. Then, according to the insertion operation, the projection 3C of the first connector 3 rides over the retaining portion 2A of the holder 2 (see FIG. 23), and the temporary fixing portion 3B of the first connector 3 hits the projection 2B of the holder 2 (see FIG. 23). See FIG. 24). Thereby, the first connector 3 is temporarily fixed to the holder 2 in a state where the first connector 3 is prevented from coming off. At the same time, the engagement pin 6 B protruding from the rear end of the swing lever 6 is introduced into the guide groove 13 of the holder 2.
[0015]
At this stage, the holder 2 is fixed to the mounted portion 1 on the vehicle body side. FIG. 25 shows this state. At this stage, the first connector 3 is temporarily fixed to the holder 2 so that the first connector 3 projects from the holder 2.
[0016]
Next, the second connector 5 is fitted to the first connector 3.
[0017]
At that time, first, the first connector 3 is pushed rearward by the second connector 5, whereby the temporary fixing of the first connector 3 is released. Then, the first connector 3 slides to the back of the holder 2, and the driven pin 5A of the second connector 5 is introduced into the engagement groove 16 of the swing lever 6, so that the driven pin 5A and the swing lever 6 Are engaged.
[0018]
In this state, when the second connector 5 is further pressed against the first connector 3 and the first connector 3 is slid to the rear of the holder 2, the engagement pin 6 B of the swing lever 6 is moved in accordance with this movement. By sliding along the arc-shaped drive groove portion 13B of the guide groove 13 of the holder 2, a rotational force is generated and the swing lever 6 rotates. Then, as the swing lever 6 rotates, the driven pin 5A of the second connector 5 slides along the operating groove 16B of the engagement groove 16, whereby the driven pin 5A swings. The second connector 5 is moved to the first connector 3 side, that is, the coupling side, by being drawn to the pivot 6A side, which is a pivot point.
[0019]
At this time, as described above, the amount of movement of the second connector 5 driven by the swing lever 6 in the coupling direction is smaller than the amount of slide displacement of the first connector 3 that swings the swing lever 6. Since the guide groove 13 and the engagement groove 16 are configured so that the driving force input to the swing lever 6 is increased, the drive force is transmitted from the engagement groove 16 to the driven pin 5A. Will be. As a result, the connection of the second connector 5 to the first connector 3 can be easily performed with a small operation force.
[0020]
Next, to release the connection between the first connector 3 and the second connector 5, the second connector 5 is pulled toward the user. Then, when the engagement pin 6B slides in the guide groove 13, the swing lever 6 rotates in a direction opposite to that in the coupling operation, and the driven pin 5A comes out of the engagement groove 16. Also at this time, due to the relationship between the guide groove 13 and the engagement groove 16, the connection is easily released by the push-back force with the increased pull-out force.
[0021]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional connector coupling mechanism described above, apart from the swing lever 6 for fully engaging the first connector 3 with the holder 2, means for temporarily engaging the first connector 3 with the holder 2 ( Since the projection 2B, the temporary fixing portion 3B, the retaining portion 2A, and the retaining convex portion 3C shown in FIGS. 23 and 24 are provided), there is a problem that the structure becomes complicated by that much.
[0022]
Further, the first connector 3 is fully engaged with the holder 2 by the engagement pin 6B reaching the locking groove 13C at the back of the guide groove 13 formed in the holder 2, so that the guide groove is provided. Unless the dimensional accuracy of the engagement pin 13 and the engagement pin 6B is made high, there is a possibility that rattling may occur in the full engagement state. In addition, since there is no portion that absorbs dimensional errors and the like in the full engagement state and in the process of reaching the full engagement state, the movement of the swing lever 6 may not be smooth due to the increase in dimensional accuracy.
[0023]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a connector coupling structure capable of simplifying the structure, eliminating rattling in a mounted state, and smoothing the rotation of a lever to facilitate mounting. And
[0024]
[Means for Solving the Problems]
An invention according to claim 1 is a coupling structure of a connector having a first connector held by a connector holding member and a second connector fitted to the first connector, wherein the first connector is provided with the first connector. Before the second connector is fitted to the first connector, the connector is temporarily engaged with the connector holding member, and when the second connector is fitted to the first connector, the second connector is rotated by the fitting operation to rotate the connector. A pivot lever for full engagement with the holding member is provided, and at one end of the pivot lever, a pair of holding projections are provided at the front and back sides of the holding wall of the connector holding member to hold the holding wall. An elastic arm is provided at least at a portion of the rear-side holding projection that comes into contact with the holding wall.
[0025]
In this configuration, the temporary engagement and the full engagement with the connector holding member can be performed by the rotation position of one rotation lever. At this time, a dimensional error affecting the engagement portion can be absorbed by the elastic arm provided on the holding projection. In addition, the use of the elastic arm can absorb unnecessary force when rotating the rotating lever. In addition, by using the bending of the elastic arm, the holding projection can be slidably engaged with the projection or recess for position control.
[0026]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the connector coupling structure according to the first aspect, wherein the holding wall is provided with a position regulating portion for regulating an engagement position of the holding projection.
[0027]
In this configuration, by utilizing the bending of the elastic arm provided on the holding projection, the holding projection can be slidably engaged with the projection or the recess provided as the position regulating portion. Then, in the temporary engagement state, the position of the holding projection is regulated by the position regulating portion, so that mutual alignment at the time of fitting the second connector becomes easy.
[0028]
According to a third aspect of the present invention, in the connector coupling structure according to the second aspect, the position regulating portion regulates the position of the holding projection with a predetermined play.
[0029]
With this configuration, a certain amount of play can be ensured in a state where the position of the sandwiching projection is regulated by the position regulating section. Therefore, when the second connector is fitted to the first connector in the temporary engagement state, the first connector can be automatically aligned with the second connector by the alignment mechanism.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
FIG. 1 is a perspective view of the connector connection structure of the embodiment. This connector coupling structure includes a connector holding member 30, a first connector 50, and a second connector 90 shown by a two-dot chain line in FIG. 1. Here, the first connector 50 is a female connector, and the second connector 90 is a male connector.
[0032]
The connector holding member 30 is, for example, a resin molded product fixed to a stay member or the like of an automobile, and has a recess 32 for accommodating the first connector 50 in a flat front wall 31. The first connector 50 can be mounted on the holding wall 33 which is a wall.
[0033]
The first connector 50 includes a first connector main body 51 in which a large number of female terminal fittings are accommodated, and a pair of right and left rotating levers 70A and 70B mounted on the rear of the first connector main body 51.
[0034]
The second connector 90 has a male terminal fitting mounted thereon, and its main body is formed in a rectangular tube hood shape including a hood upper wall 90a, a hood lower wall 90b, and hood left and right side walls 90c and 90d. .
[0035]
The first connector main body 51, the rotating levers 70A and 70B, and the second connector 90 are also made of a resin molded product.
[0036]
The details of each component will be described below.
[0037]
[First connector body]
FIG. 2 shows the configuration of the first connector main body 51. 2A is a plan view, FIG. 2B is a side view, and FIG. 2C is a front view.
[0038]
The first connector main body 51 has a substantially rectangular parallelepiped shape, and has a chamfered portion 51a for fitting and guiding the mating connector at the left and right side edges of the front end portion. It has a guide step 52 for fitting and guiding. The guide step portion 52 is raised one step higher than the upper and lower surfaces of the first connector main body 51, and has a front end surface formed with an inclined surface so that a mating connector can be fitted and guided. The guide step 52 is formed to be divided into right and left, and a center notch 53 is secured in the center. On the left and right side edges of the guide step 52, there are provided guide protrusions 54 that protrude in the up-down direction and extend in the front-rear direction. In addition, the guide step 52 is provided with an arc edge wall 58 that forms an arc groove 58 a between the upper and lower surfaces of the first connector main body 51.
[0039]
Rotation pins 55, 55 for pivotally supporting the rotation levers 70 A, 70 B (see FIG. 1) are protrudingly provided at predetermined positions near the rear ends of the upper and lower surfaces of the first connector main body 51. . Further, a pair of left and right first locking projections 56, 56 and a central second locking projection 57 are provided in a region between the left and right rotation pins 55, 55. In this case, a downward inclined surface is provided on the front side of the first locking projection 56.
[0040]
Further, the first connector main body 51 is formed with a plurality of terminal receiving chambers 59 penetrating in the front-rear direction. Female terminal fittings are accommodated and arranged in these terminal accommodation chambers 59. Electric wires are respectively connected to these female terminal fittings, and these electric wires are led out from the rear end side of the first connector main body 51 and are attached to the mounting opening 37 of the connector holding member 30 (to the back side of a stay member or the like described later). Be routed.
[0041]
[Rotating lever]
FIG. 3 shows the configuration of the left rotating lever 70B in FIG. 3A is a plan view, FIG. 3B is a view taken along the line IIIb-IIIb in FIG. 3A, and FIG. 3C is a view taken along the line IIIc-IIIc in FIG. The right rotation lever 70A has a left-right symmetric shape with the left rotation lever 70B, and therefore the description thereof is omitted here, and the left rotation lever 70B will be described as a representative.
[0042]
The rotating lever 70B has a U-shape in side view, which includes a pair of upper and lower lever plates 71, 71 arranged on the upper and lower surfaces of the first connector main body 51, and a connecting plate 79 for connecting these. Since the two lever plates 71, 71 have a symmetrical shape in a front-to-back relationship, only the configuration of one lever plate 71 will be described here.
[0043]
The lever plate 71 has a pin hole 72 at a substantially central portion. As shown in FIG. 1, the pin holes 72 of the upper and lower lever plates 71, 71 are fitted to the pivot pins 55 on the upper and lower surfaces of the first connector main body 51. Thus, the rotation lever 70B is rotatably mounted on the first connector main body 51.
[0044]
In describing the configuration of the lever plate 71, the directionality is defined as follows for convenience. Here, in the initial state of FIG. 1 in which the two rotating levers 70A and 70B are mounted on the first connector main body 51, the side adjacent to the rotating levers 70A and 70B is referred to as “lever inside”, and the opposite side thereof. "Lever outside". The one located on the front end side of the first connector main body 51 is called "lever front side", and the opposite is called "lever rear side".
[0045]
As shown in FIG. 3A, an arc protruding edge 73 centering on the pin hole 72 is provided on the lever front side and on the lever outer side of the periphery of the lever plate 71. The arc-shaped protruding edge 73 is slidably inserted into an arc-shaped groove 58 a of an arc-shaped edge wall 58 of the guide step 52 provided on the first connector main body 51.
[0046]
A locking arm 83, a larger first locking notch 81, and a smaller second locking notch 82 are provided in the lever inner portion on the periphery of the lever plate 71 in order from the lever front side. I have. An inclined surface 83 a is formed on the lower edge of the front end of the locking arm 83.
[0047]
Further, as shown in FIG. 3A, a first holding projection 74 is provided on a surface of the pin hole 72 which is located obliquely rearward and outside the lever. On the peripheral surface of the first holding projection 74, a cylindrical holding surface 74a located on the opposite side of the pin hole 72, and a flat surface which is smoothly continuous with the cylindrical holding surface 74a and substantially parallel to the diameter passing through the pin hole 72. And a flat holding surface 74b composed of a flat surface.
[0048]
Further, a second holding projection 75 is provided on the rear side of the lever of the first holding projection 74 so as to face the first holding projection 74 at a predetermined interval. The second holding projection 75 has a rectangular shape whose plan view is long in the left-right direction of the lever plate 71 (a direction orthogonal to the lever front-rear direction), and an elastic arm 76 is provided on the lever front side surface. .
[0049]
The elastic arm 76 has one end located inside the lever as a fulcrum and a free end portion extending as the other end extending toward the outside of the lever, and has elasticity in the front-rear direction of the lever (up and down direction in FIG. 3A). It can be transformed. On the front side of the free distal end of the elastic arm 76, a locking projection 77 having a substantially semicircular shape in plan view is provided, and the lever front side peripheral surface of the locking projection 77 is a cylindrical holding surface 77a. ing.
[0050]
A drive projection 80 is provided on the surface of the lever plate 71 inside the lever from the pin hole 72 at a predetermined distance from the pin hole 72. The lever front side peripheral surface of the driving projection 80 is formed of a cylindrical surface.
[0051]
A locking projection 85 is provided on the front surface of the lever front end of the lever plate 71, just in front of the pin hole 72. The front side of the lever of the locking projection 85 is formed of a downwardly inclined guide slope 85a. A notched slope 87 is provided on the back side of the locking projection 85.
[0052]
When comparing the distance from the center of the pin hole 72 to the driving projection 80 and the distance from the center of the pin hole 72 to the engaging projection 77 of the second holding projection 75, the former is considerably larger than the latter. It is set small. The reason for this, as described later, is to generate a connector detaching force greater than the connector pulling force by the leverage action.
[0053]
Further, as shown in FIGS. 3B and 3C, the height of the driving projection 80 and the locking projection 85 is set low, and the height of the first and second holding projections 75 and 74 is higher than that. It is set high.
[0054]
As shown in FIG. 1, the pair of left and right rotating levers 70 A and 70 B are formed in the rotating pins 55 protruding from the upper and lower surfaces of the first connector main body 51, respectively. 72 is fitted to the first connector main body 51 so as to be freely rotatable, whereby the first connector 50 is constituted.
[0055]
In the initial state, the first locking projection 56 is engaged with the first locking notch 81, and the second locking projection 57 is engaged with the second locking notch 82, so that the left and right sides are engaged. The rotation levers 70A and 70B are stopped so as not to be inadvertently rotated in either direction.
[0056]
[Connector holding member]
Next, the configuration of the connector holding member 30 will be described mainly with reference to FIGS. FIG. 4 is a perspective view as viewed from the front, and FIG. 5 is a perspective view as viewed from the back.
[0057]
As shown in FIG. 4, the connector holding member 30 is formed by forming a rectangular recess 32 in a flat front wall 31 when viewed from the front. The recess 32 is roughly defined by three peripheral walls (upper wall 32a, lower wall 32b, left side wall 32c) and a holding wall 33 corresponding to the recess bottom wall. As shown in FIG. 5, the side wall on the right side when viewed from the front of the peripheral wall of the recess 32 is removed, and the part is an open side surface 34, and is formed in a U-shape disposed on the rear side of the front wall 31. The frame 35 is reinforced. Further, the left side wall 32 c is configured as a part of a left side plate 45 which vertically intersects the back surface of the front wall 31, and the left side plate 45 and the U-shaped frame 35 hold the bottom wall of the recess 32. By being connected to each other by a connecting portion 46 disposed behind the wall 33, the entire connector holding member 30 is configured as an integrally molded product.
[0058]
In the holding wall 33 corresponding to the concave bottom wall, a horizontally long connector mounting opening 37 is formed at the center in the height direction over the entire range from the left side wall 32c to the open surface portion. The vertical width of the mounting opening 37 is set to a size that allows the first connector 50 formed by mounting the rotation levers 70A and 70B to the first connector main body 51 to pass almost through. , 70B, only the first and second holding projections 74, 75 protruding from the upper and lower surfaces of the mounting opening 37 have dimensions such that they cannot pass through as they are, that is, only the first and second holding projections 74, 75. Are set so as to hit the upper and lower holding walls 33.
[0059]
In the connector coupling structure of the present embodiment, when the first connector 50 is mounted on the connector holding member 30, the first and second holding projections 74 and 75 hold the holding wall 33. At this time, the second holding projection 75 must be located on the back side of the holding wall 33.
[0060]
Therefore, the edges of the upper and lower holding walls 33 of the mounting opening 37 (the lower edge of the upper holding wall 33 and the upper edge of the lower holding wall 33) are provided with the second left and right rotating levers 70A and 70B. First and second notches 41 and 42 for passing the holding projection 75 to the back side of the holding wall 33 are provided.
[0061]
The first notch 41 is for passing the second holding projection 75 of the right rotation lever 70 A to the back side of the holding wall 33, and is arranged on the side (right side) near the open side surface 34. The second notch 42 is for passing the second holding projection 75 of the left rotation lever 70 B to the back side of the holding wall 33, and is arranged on the side (left side) far from the open side surface 34. . Further, an escape notch 43 smaller than the first and second notches 41 and 42 is formed further to the left of the second notch 42. This is for releasing the driving projection 80 so as not to interfere with the holding wall 33.
[0062]
As shown in FIG. 6, the back side of the holding wall 33 has a first position restricting convex portion (position restricting portion) 48 and a second position restricting convex portion (position restricting portion) on the rear surface of the holding wall 33. ) 49 are provided. When the holding wall 33 is viewed from the front, the first position restricting projection 48 is disposed at a predetermined position on the left side of the first notch 41 and on the right side of the second notch 42. The second position regulating projection 49 is arranged at a predetermined position on the left side of the third notch 43 adjacent to the left of the second notch 42.
[0063]
Here, the first position regulating projection 48 located on the right side when viewed from the front engages with the second holding projection 75 of the right rotation lever 70A to move the first connector 50 leftward. Is regulated. Further, the first position restricting projection 48 located on the left side when viewed from the front engages with the second holding projection 75 of the left rotation lever 70B to prevent the right movement of the first connector 50. To regulate.
[0064]
As shown in FIG. 7, FIG. 8, and FIG. 9, the second holding projections 75, 75 of the right and left rotation levers 70A, 70B are respectively provided through the first notch 41 and the second notch 42 on the rear surface of the holding wall 33. Side and then slid to the left along the back of the retaining wall 33. Therefore, the locking projection 77 of the second holding projection 75 of the right rotation lever 70A does not need to climb over the first position regulating projection 48, but the second holding projection of the left rotation lever 70B. It is necessary that the locking projections 75 of the 75 move over the second position regulating projections 49.
[0065]
Therefore, the first position restricting convex portion 48 that does not require the locking convex portion 77 to climb over is formed as a large convex portion having a rectangular cross section, and the second position restricting convex portion 49 that the locking convex portion 77 needs to climb over. Are formed as small projections having a semicircular cross section so that they can be easily overcome.
[0066]
[Second connector]
Next, the configuration of the second connector 90 will be described with reference to FIG. 1 and FIGS. The second connector 90 in FIGS. 14 to 18 is shown in a cross section taken along line XX of FIG.
[0067]
In the second connector 90, a hood portion that fits into the first connector 50 includes a hood upper wall 90a, a hood lower wall 90b, and hood left and right side walls 90c and 90d. A partition 90e is provided at the back of the hood portion, and a through hole (not shown) into which the tip of a male terminal fitting (not shown) is inserted is formed.
[0068]
As shown in FIGS. 17 and 18, the front ends of both ends of the hood upper wall 90 a and the hood lower wall 90 b in the left-right width direction are rotated at the final stage when the second connector 90 is fitted to the first connector 50. A notch 98 is provided for fitting the first holding projection 74 of the lever 70A, 70B.
[0069]
As shown in FIG. 15, guide grooves 94 into which guide protrusions 74 projecting from both upper surfaces of the first connector main body 51 are inserted and guided are formed on inner surfaces of both ends of the hood upper wall 90 a in the left-right width direction. Is formed.
[0070]
As shown in FIG. 1, several types of irregularities are formed on the inner surfaces of the upper hood wall 90a and the lower hood wall 90b. These concave and convex portions are formed symmetrically with respect to the center in the width direction of the second connector 90, and are formed symmetrically on the hood upper wall 90a side and the hood lower wall 90b side. Here, the central portion in the width direction of the second connector 90 is referred to as the inside, and the opposite side is referred to as the outside, and the uneven portion will be described.
[0071]
On the inner surfaces of the hood upper wall 90a and the hood lower wall 90b, there are provided a recess 95 that is one step lower than the inner surfaces and a central convex part 97 that is one step higher. The concave portions 95 are formed on both sides of the central convex portion 97. The recess 95 is formed with a constant width from the front end to the rear end of the second connector 90 with a mountain-shaped convex portion 96 left like an island on the front end side of the second connector 90, and the rear end is formed. , And communicates with a die-cut hole 90f formed in the partition wall 90e.
[0072]
By forming the recess 95 in such a shape, as shown in FIG. 14, the locking projections 85 of the rotating levers 70 A and 70 B are introduced into the recess 95 outside the chevron 96. The introduction groove 95a is secured. The chevron 96 is located at a position corresponding to the drive projection 80 of the rotating levers 70A and 70B, and the front end surface 96a of the chevron 96 configured as the front end surface of the second connector 90 is engaged with the connector. It is the surface that the drive projection 80 hits. The chevron peripheral surface 96 b of the chevron 96 is a surface that engages with the locking projection 85.
[0073]
On the other hand, the central convex portion 97 passes through the central notch 53 (see FIG. 1) of the first connector main body 51 and, at the final stage of fitting, has a second end protruding from the upper surface of the first connector main body 51 at its front end. It hits the locking projection 57 and pushes and moves the second locking projection 57.
[0074]
[Action]
Next, the operation will be described.
[0075]
First, as shown in FIG. 1, the first connector 50 is assembled by fitting the pin holes 72 of the left and right rotation levers 70A and 70B into the rotation pins 55 of the first connector main body 51. At this time, the first locking notch 81 and the second locking notch 82 on the rotating levers 70A and 70B side are respectively connected to the first locking protrusion 56 and the second locking protrusion on the first connector body 51 side. By engaging with 57, the initial state of the figure is created. By making this initial state, the rotating levers 70A and 70B do not rotate carelessly.
[0076]
Next, as shown in FIG. 7, the first connector 50 assembled as described above is inserted into the recess 32 of the connector holding member 30 from the rear side, and the left and right rotation levers located at the rear of the first connector 50 are inserted. The second holding projections 75, 75 of 70A, 70B are aligned with the first and second notches 41, 42 provided on the holding wall 33 corresponding to the bottom wall of the recess. Then, as shown by an arrow Y1 in the figure, each second holding projection 75 is inserted into the back side of the holding wall 33.
[0077]
Next, as shown in FIG. 8, the first connector 50 is moved to the left as shown by the arrow Y2 in the figure. Then, each second holding protrusion 75 slides along the back surface of the holding wall 33, and the locking protrusion 77 of the elastic arm 76 provided on the second holding protrusion 75 slides on the back surface of the holding wall 33. I do. At this time, the first holding projection 74 of the right and left rotating levers 70A and 70B and the elastic arm 76 of the second holding projection 75 sandwich the holding wall 33.
[0078]
When the first connector 50 is slid to the left by a predetermined amount, as shown in FIGS. 9 and 13, the locking projection 77 of the left rotating lever 70B rides over the second position regulating projection 49, and furthermore, If the user tries to slide the above, the locking projection 77 of the right-hand rotating lever 70A hits the first position regulating projection 48 as shown in FIG. 12 and cannot be further slid.
[0079]
In this state, the movement of the first connector 50 to the left is restricted by the first position regulating protrusion 48, and the movement of the first connector 50 to the right is restricted by the second position regulating protrusion 49. In this case, since the play C1 and C2 are secured between each locking protrusion 77 and the position regulating protrusions 48 and 49, the position of the first connector 50 can be adjusted in the left and right direction by a total of C1 + C2. .
[0080]
As described above, by holding the holding wall 33 by the holding projections 74 and 75 located on the front side and the back side of the holding wall 33, the first connector 50 can be substantially connected as shown in FIGS. 9, 10 and 11. Temporarily engaged in the fixed position.
[0081]
In this state, as shown in FIG. 9, the cylindrical holding surface 77a of the locking projection 77 of the elastic arm 76 contacts the back side of the holding wall 33, and the first holding projection 74 The cylindrical holding surface 74a is in contact. As shown in FIGS. 9 and 10, the first connector 50 is housed so as to be hidden inside the recess 32 of the connector holding member 30, and the front end of the first connector 50 is retracted into the recess 32. (Including the case where the front end is equal to the front wall 31).
[0082]
[Operation at the time of mating]
Next, the operation when the second connector 90 is fitted to the first connector 50 mounted on the connector holding member 30 will be described.
[0083]
When fitting the second connector 90, as shown in FIG. 14, first, the front surface of the second connector 90 is opposed to the recess 32 of the connector holding member 30. Then, the second connector 90 is pushed toward the first connector 50 temporarily fixed in the recess 32.
[0084]
At this time, since the first connector 30 is housed in the recess 32 and is not exposed in the form of protruding outside, even if the second connector 90 is to be fitted in a displaced state, the connector holding member The second connector 90 first hits the front wall 31 of FIG. 30 and the inner peripheral walls (upper wall 32a, lower wall 32b, left side wall 32c) of the recess 32 as a hood portion, and the second connector 90 is inadvertently added at those portions. Is absorbed. Further, since the second connector 90 is guided by the inner peripheral walls (the upper wall 32a, the lower wall 32b, and the left side wall 32c) of the recess 32 as a hood portion, an inappropriate lateral force is applied to the first connector. Is not added, and the temporary fixing state of the first connector 50 does not come off.
[0085]
Therefore, regardless of the working state, the second connector 90 can be pushed toward the first connector 50 in the recess 32 in the appropriate direction of the force and the direction of the force.
[0086]
At the time of this fitting, the position of the first connector 50 can be slightly adjusted in the left-right direction by the above-mentioned play C1 + C2, so that the alignment of the two connectors 50 and 90 can be easily performed by the operation of the alignment mechanism. Is
[0087]
Next, when the second connector 90 starts to be fitted into the first connector 50, as shown in FIG. 15, the guide projection 54 of the first connector 50 is inserted into the guide groove 94 of the second connector 90 and guided. Meanwhile, the locking projections 85 of the rotating levers 70A, 70B of the first connector 50 are inserted into the introduction grooves 95a of the recesses 95 of the second connector 90.
[0088]
When the fitting is further advanced, as shown in FIG. 16, the front end surface 96a (see FIG. 1) of the chevron 96 of the second connector hits the driving projection 80 of the rotating levers 70A and 70B, and the driving projection 80 moves rearward. It is pushed and moved. As a result, rotational moments in the right and left opposite directions are generated at the respective rotating levers 70A and 70B, the locking arm 83 rides over the first locking projection 56, and the rotating levers 70A and 70B rotate around the rotating pin 55. Start turning.
[0089]
Due to the movement of the rotating levers 70A and 70B, the locking projection 85 slides on the mountain-shaped peripheral surface 96b (see FIG. 1) of the mountain-shaped projection 96 and enters the recess 95. Further, the positional relationship between the first and second holding projections 74 and 75 that hold the holding wall 33 from the front and back surfaces moves, and accordingly, the first connector 50 is displaced toward the holding wall 33.
[0090]
At this time, the cylindrical holding surfaces 74a and 77a of the holding protrusions 74 and 75 are in contact with the front and back surfaces of the holding wall 33, and the cylindrical holding surface 77a on the back side is provided on the elastic arm 76. The rotating levers 70A and 70B rotate smoothly without rattling.
[0091]
In particular, since the elastic arm 76 is freely bendable in the thickness direction of the holding wall 33, various dimensional errors affecting the engaging portion, including errors in the thickness of the holding wall 33, can be absorbed. , Smooth rotation of the rotation levers 70A and 70B can be ensured, and smooth mounting can be ensured.
[0092]
In the state shown in FIG. 16, the first connector 50 and the second connector 90 are fitted with each other and are in an electrically conductive relationship.
[0093]
When the second connector 90 is further pushed in, the rotating levers 70A and 70B rotate, and the fitting guarantee state shown in FIGS. 17 and 18 is obtained.
[0094]
That is, when the second connector 90 is further pushed in, the central convex portion 97 of the second connector 90 pushes and moves the second locking projection 57 of the rotating levers 70A, 70B, whereby the first connector 50 further moves the holding wall. It is pushed to 33 side. Then, the entire flat holding surface 74b of the first holding protrusion 74 on the rotating levers 70A, 70B is brought into close contact with the surface of the holding wall 33, and the rotating levers 70A, 70B are moved to the holding wall 33 of the connector holding member 30. At the same time, the locking projection 85 moves to a position beyond the apex of the chevron 96, and the fitting state of the first and second connectors 50 and 90 is guaranteed.
[0095]
At this time, since the holding wall 33 is held between the flat holding surface 74b of the first holding protrusion 74 and the cylindrical holding surface 77a of the elastic arm 76 of the second holding protrusion 75, the first connector is not rattled. The connector 50 and the second connector 90 fitted to the first connector 50 can be reliably held, and the fitting state does not deteriorate due to vibration or the like.
[0096]
(Leave)
Next, an operation when the second connector 90 is detached from the fitted state will be described.
[0097]
To detach, a pulling force is applied to the second connector 90. Then, the rotation levers 70A and 70B rotate in the opposite direction, and the drive projection 80 comes into contact with the front end of the second connector 90 (the front end surface 96a of the chevron projection).
[0098]
FIG. 19 shows the state in an enlarged and simplified manner.
[0099]
When the pulling force F is applied, the force F is transmitted to the engaging projection 77 of the first holding projection 75 that is in contact with the back surface of the holding wall 33. Assuming that the point at which the force is applied is P1 (engagement point) and the distance between P1 and the center O of the rotation pin 55 is L1, the component Fa of the force F causes the rotation around the center O of the rotation pin 55. , A rotational moment (Fa × L1) is generated.
[0100]
On the other hand, assuming that a point at which the driving projection 80 hits the front end face of the second connector 90 (the front end face 96a of the chevron 96) is P2 and the distance between the point P2 and the center O is L2 (L1> L2). The force R transmitted from 80 to the second connector 90 is approximately R = (Fa × L1) / L2.
[0101]
Here, since L1 is set to be sufficiently large with respect to L2, a force (an auxiliary force for detachment) R that increases the pulling force F due to the action of the lever (lever) is applied to the front end of the second connector 90. The second connector 90 can be easily detached from the first connector 50.
[0102]
In this case, as shown in FIGS. 20 and 21, a similar effect can be obtained by combining a guide groove having a curved portion and a pin sliding along the guide groove. 20 and 21, reference numeral 190 denotes a second connector, 195 denotes a guide groove on the second connector 190 side, 195a denotes an introduction groove, 195b denotes a curved groove, 170A and 170B denote a rotation lever, 155 denotes a rotation pin, and 174 denotes a rotation pin. The first holding projection 175 is a second holding projection, and 185 is a pin that slides in the guide groove 195.
[0103]
However, in the structure using the guide groove 195, since the size and shape of the guide groove 195 must be strictly set, there is a difficulty in workability (particularly, die-cutting) in resin molding. On the other hand, the structure in which the drive projection 80 is directly applied to the front end face of the second connector 90 as in the above-described embodiment does not need to form a guide groove, so that the processing can be easily performed, and is particularly advantageous in the case of resin molding. It is. This is also true for the prior art shown in FIGS.
[0104]
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, a recess 95 is formed in the second connector 90, and the locking projection 85 is introduced into the recess 95. , 70B do not need to be formed in a guide groove shape because they are not parts for applying a rotational driving force to the rotation force or generating the above-described assisting force for detachment. Thus, an open shape can be formed. For this reason, there is no problem of die removal during molding, and good workability can be guaranteed.
[0105]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the temporary engagement and the full engagement with the connector holding member can be performed by the rotation position of one rotation lever, so that the structure can be simplified. Can be planned. In addition, the elastic arms provided on the holding projections can absorb various dimensional errors affecting the engagement portion with the connector holding member, so that the holding in the engagement state (temporary engagement and full engagement state) is stabilized. Performance can be achieved, and rattling can be eliminated. In addition, since the unnecessary force at the time of rotation can be absorbed by the elastic arm, when the rotation lever is rotated from the temporary engagement position to the full engagement position, the rotation lever is stably rotated. Therefore, the fitting operation of the connector can be performed smoothly.
[0106]
According to the second aspect of the present invention, the position of the holding projection can be regulated by the position regulating portion in the temporary engagement state, so that the mutual alignment at the time of fitting the second connector is facilitated. In addition, since the position of the holding projection can be regulated, the first and second connectors can be held at a fixed position of the connector holding member in the fitted state.
[0107]
According to the third aspect of the invention, the alignment can be automatically performed at the time of fitting the connector, and the fitting operation can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state before connectors are fitted to each other in a connector coupling structure according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are configuration diagrams of a first connector main body constituting the first connector of FIG. 1, wherein FIG. 2A is a plan view, FIG. 2B is a side view, and FIG.
FIGS. 3A and 3B are configuration diagrams of a left rotating lever that constitutes the first connector of FIG. 1, wherein FIG. 3A is a plan view, FIG. 3B is a view taken along the line IIIb-IIIb in FIG. (A) It is a IIIc-IIIc arrow view of the figure.
FIG. 4 is a perspective view showing the configuration of the connector holding member of FIG. 1 as viewed from the front side.
FIG. 5 is a perspective view showing the configuration of the connector holding member of FIG. 1 as viewed from the rear side.
FIG. 6 is a perspective view showing a configuration of a rear side of a holding wall in the connector holding member of FIG. 4;
FIG. 7 is a partially sectional plan view showing an initial state when the first connector is mounted on a connector holding member.
FIG. 8 is a partially sectional plan view showing a step subsequent to FIG. 7;
FIG. 9 is a partially sectional plan view showing a state where the first connector is temporarily fixed to a holding wall of a connector holding member by performing the next step of FIG. 8;
FIG. 10 is a side view showing the same state as FIG. 9;
FIG. 11 is a front view showing the same state as FIG. 9;
FIG. 12 is a perspective view showing a part of the configuration on the back side of the holding wall in the same state as FIG. 9;
FIG. 13 is a perspective view showing another part of the configuration on the back side of the holding wall in the same state as in FIG. 9;
FIG. 14 is a partially sectional plan view showing an initial state when a second connector is fitted to the first connector mounted on the connector holding member.
FIG. 15 is a partially sectional plan view showing a step subsequent to FIG. 14;
FIG. 16 is a plan view showing a partial cross section showing a step subsequent to FIG. 15;
FIG. 17 is a partially sectional plan view showing a step subsequent to FIG. 16;
18 is a partially sectional plan view showing a hidden part in FIG. 17;
FIG. 19 is a schematic view showing a force relationship when the second connector is detached from the fitted state shown in FIGS. 17 and 18.
FIG. 20 is a plan view of a structure shown as a comparative example of the embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a plan view showing a state where the second connector is further pushed in from the state of FIG. 20;
FIG. 22 is an exploded perspective view showing a conventional connector coupling structure.
FIG. 23 is a partial sectional view of a conventional connector coupling structure.
FIG. 24 is another partial cross-sectional view of a conventional connector coupling structure.
FIG. 25 is a perspective view showing a state before the second connector is fitted in the conventional connector coupling structure.
FIG. 26 is a plan view showing a relationship of a main part mechanism of a conventional connector coupling structure.
[Explanation of symbols]
30 Connector holding member 33 Holding walls 48, 49 Position regulating protrusion (position regulating section)
50 first connector 70A, 70B rotating lever 74 first holding projection 75 second holding projection 76 elastic arm 90 second connector

Claims

In a coupling structure of a connector having a first connector held by a connector holding member and a second connector fitted to the first connector,
In the first connector,
Before the second connector is fitted to the first connector, the second connector is temporarily engaged with the connector holding member, and when the second connector is fitted to the first connector, the second connector is rotated by the fitting operation. A rotating lever is provided to be fully engaged with the connector holding member,
At one end of the rotating lever, a pair of holding protrusions are provided on the front side and the back side of the holding wall of the connector holding member to hold the holding wall,
A coupling structure for a connector, wherein an elastic arm is provided at least at a portion of the holding projection on the rear side that contacts the holding wall.

It is a connection structure of the connector of Claim 1, Comprising:
A coupling structure for a connector, wherein a position regulating portion for regulating an engagement position of the holding projection is provided on the holding wall.

It is a connection structure of the connector of Claim 2, Comprising:
The connector coupling structure, wherein the position restricting portion controls the position of the holding projection with a predetermined play.