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JP3565726B2 - ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信制御方法 - Google Patents

ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信制御方法 Download PDF

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JP3565726B2 JP30267198A JP30267198A JP3565726B2 JP 3565726 B2 JP3565726 B2 JP 3565726B2 JP 30267198 A JP30267198 A JP 30267198A JP 30267198 A JP30267198 A JP 30267198A JP 3565726 B2 JP3565726 B2 JP 3565726B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親展通信機能又は中継機能を有する、あるいは親展通信機能と中継機能の両方の機能を有するファクシミリ装置のファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置においては、伝送制御手順の一つとして、複雑な運用手順を、発呼局側と被呼局(中継局)側とで相互に確認するために、デ−タ伝送用に開発されたハイレベルデ−タリンク制御(以下HDLCとする)のフレ−ム構成を用いたものがある。そして、この信号方式はバイナリ制御手順と呼ばれている。そして、以下に示すファクシミリ装置は、上記バイナリ制御手順を用いたファクシミリ装置とする。
【0003】
ファクシミリ装置においては、特定の人間以外には送信されてきた情報を見せないために、被呼局が、受信した画情報を記憶部内の親展ボックスに格納し、該格納した画情報を、パスワードの入力により記録紙に印刷して排出する親展通信機能や、発呼局から中継局が受信した画情報を記憶部内の中継ボックスに一旦格納し、該受信した画情報を他のファクシミリ装置に転送する中継通信機能を備えたものがある。
更に親展通信機能と中継通信機能の両方を備えたファクシミリ装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記ファクシミリ装置においては、ファクシミリ装置の複数の親展ボックスあるいは中継ボックスに画情報を送信する場合に、それぞれの親展ボックスあるいは中継ボックスに個別に画情報を送信する必要があった。そのため、同一の画情報を被呼局の複数の親展ボックスあるいは複数の中継ボックスに送信する場合に、発呼局はそれぞれの親展ボックス毎にあるいは中継ボックス毎に送りたい画情報を送信する必要があった。例えば2つの親展ボックスに同一の画情報を送信する場合には、同じ画情報を2度発呼局から被呼局に送信する必要があった。その結果、通信時間が長くなり、その分通信料金も高くなるといった問題点があった。
【0005】
また、発呼局から同一の画情報が被呼局の複数の親展ボックスあるいは複数の中継ボックスに送信されてくる場合であっても、被呼局は格納する親展ボックスあるいは中継ボックスの数分同じ画情報を受信するので、通信時間が増大するといった問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、親展通信を指定して画情報を送信する発呼局側のファクシミリ装置と、ボックス毎にボックス番号が付与された親展ボックスを備え、発呼局から受信した画情報を発呼局が指定したボックス番号の親展ボックスに格納する被呼局側のファクシミリ装置とから構成されるファクシミリ通信システムにおいて、上記発呼局は同一の画情報を上記被呼局内に備えられたの複数の親展ボックスに送信する際に、画情報を送信する前に、上記複数の親展ボックスから送信する画情報を格納する上記親展ボックスのボックス番号を複数指定する信号を作成し上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスを複数指定する信号を上記被呼局に送信し、その後上記画情報を1回上記被呼局に対して送信し、上記被呼局は、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に識別情報を付与すると共に、上記親展ボックスを、上記指定されたボックス番号に対応させて上記識別情報を格納する第1の記憶部と、受信した上記画情報を上記識別情報別に格納する第2の記憶部とから構成し、上記被呼局は、上記発呼局から送信された上記ボックス番号を複数指定する信号を受信すると該信号から上記指定されたボックス番号を認識し、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に上記識別情報を付与し、複数の親展ボックスから該当するボックス番号に対応させて上記第1の記憶部に格納すると共に、上記識別情報を付与した画情報を上記識別情報毎に上記第2の記憶部に格納するものである。
また、発呼局側のファクシミリ装置から親展通信を指定して画情報を送信し、被呼局側のファクシミリ装置で発呼局から受信した画情報を発呼局が指定した親展ボックスに対応させて格納するファクシミリ通信制御方法において、上記発呼局は画情報を上記被呼局内に備えられた複数の親展ボックスに送信する際に、上記複数の親展ボックスから送信する画情報を格納する上記複数の親展ボックスを複数指定する信号を作成して上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスを複数指定する信号を上記被呼局に送信し、上記画情報を1回上記被呼局に対して送信し、上記被呼局は、上記発呼局から送信された親展ボックスの複数指定の信号を受信すると、複数の親展ボックスから該当する親展ボックスに対応させて送信された画情報を各々記憶することを特徴とするファクシミリ通信制御方法である。
【0007】
上記構成によれば、発呼局から被呼局の複数の親展ボックスに画情報を送信する際には、発呼局が格納させたい複数の親展ボックスを指定する信号を発呼局と通信中の被呼局に送信する。そして画情報を1回被呼局に対して送信する。従って、発呼局から複数の親展ボックスに画情報を送信する場合には、画情報の送信は1回で済む。
【0008】
一方、被呼局は発呼局から親展ボックスを指定する信号を受信すると該信号から上記指定された親展ボックスを認識し、上記発呼局から上記画情報を受信すると、指定された複数の親展ボックスに対応させて受信した画情報を各々格納する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を付す。
【0010】
第1の実施の形態
本実施の形態に示すファクシミリ装置は、伝送制御手段として勧告T.30のハイレベルデータリンク制御(以下HDLCとする)のフレーム構成を用いているものとする。なお、この信号方式はバイナリ制御手段と呼ばれている。
図1は第1の実施の形態の発呼局と被呼局のファクシミリ装置の構成を示す説明図、図2は第1の実施の形態の親展管理テーブルの構成を示す説明図、図3は第1の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図、図4は第1の実施の形態のSUB信号の内容を示す説明図、図5は第1の実施の形態のHDLCフレームの構成を示す説明図である。なお、図1において発呼局側の各要素に「a」を付し、被呼局側の各要素に「b」を付してそれぞれ区別する。
【0011】
また本実施の形態に示す発呼局と被呼局のファクシミリ装置は親展通信機能を備えたファクシミリ装置とする。
【0012】
図1において、1点鎖線で示すファクシミリ装置1には、図示せぬ媒体上の情報を読み取り、画情報とする読み取り部2と、オペレ−タにより、電話番号の登録操作、送信操作/親展通信等の指示操作や、モ−ド等の機能設定が行われるときに操作される操作部3と、該操作部3の操作中の状態や通信結果/通信記録等の表示を行う表示部4と、受信した画情報を印刷する印刷部5と、回線の接続制御等の通信制御を行う通信制御部6とが設けられている。なお該通信制御部6は他のファクシミリ装置と接続されている通信回線7と接続されている。またファクシミリ装置1には、ファクシミリ装置1全体を制御する制御部8が設けられている。
【0013】
上記制御部8は、マイクロプロセッサ(以下MPUとする)9と、半導体メモリ等の主メモリ10とを備える。主メモリ10には、プログラム格納領域11、第1の記憶部である親展管理テーブル12、SUBフレーム送受信手段13、第2の記憶部である画情報管理テーブル14とが設けられている。そしてMPU9は主メモリ10のプログラム格納領域11に格納されたプログラムを実行することにより、通信制御、親展送信制御等を実行する。
【0014】
第1の記憶部である親展管理テーブル12は図2に示す構成となっており、ボックス番号毎に発呼局1aから受信した画情報に付与された識別情報(例えば「文書1」)を格納する。すなわち、被呼局のファクシミリ装置(以下被呼局とする)1bが発呼局のファクシミリ装置(以下発呼局とする)1aから画情報を受信すると自動的に、MPU9bが受信した画情報に識別情報を付与し、該識別情報を指定されたボックス番号に対応させて親展管理テーブル12に格納する。なお、同一の画情報には同じ名称が付与される。第2の記憶部である画情報管理テーブル14は図3に示す構成となっており、受信した画情報を、識別情報毎にその情報内容を格納する。そして、例えば親展ボックス100に格納されている画情報を印刷したい場合には、MPU9が図3に示す画情報管理テーブル14の文書1に格納されている画情報を読み出し、印刷部5で印刷する。なお、上記親展管理テーブル12と画情報管理テーブル14とで親展ボックスが構成される。
【0015】
SUBフレーム送受信手段13は、発呼局の場合には図4に示すように、これから送信する画情報を格納するための全ての親展ボックスのボックス番号をSUB信号として送信できるように編集すると共に、被呼局の場合には受信したSUB信号を解析し、これから受信する画情報を格納する親展ボックスのボックス番号を認識して特定する。
【0016】
次にHDLCフレ−ムの構成について説明する。
図5において、HDLCフレームはフレ−ムの開始、終了を示し、フレ−ム同期を確立するフラグフィ−ルド15a、15bと、アドレス情報を伝送するアドレスフィ−ルド16と、フレ−ムの機能を識別する制御フィ−ルド17と、制御信号の機能を識別するファクシミリ制御フィ−ルド18と、端末の持つ機能情報等を伝送するファクシミリ情報フィ−ルド19と、AからFIFまたはFCFまでの伝送誤りの有無を検出するフレ−ムチェックシ−ケンス20の各要素から構成されている。そしてこのファクシミリ制御フィールド18にSUB信号が格納される。
【0017】
次に、発呼局1aで読み取った情報を、親展通信として被呼局1bに送信するときの、発呼局1aと被呼局1bとの信号のやりとりについて図6に従って説明する。図6は第1の実施の形態の発呼送信の信号方式を示す説明図である。なお、以下に示すTCF信号及び画情報以外の全ての信号は、制御信号である。
【0018】
まず発呼局1aのオペレータが被呼局1bの電話番号と親展通信を行いたいことを操作部3aから入力する。またそのとき、被呼局1bの格納したい親展ボックスのボックス番号を入力する。そしてそれと共に送信したい情報が記載された原稿を発呼局1aに読み取らせる。
【0019】
なお、親展ボックスのボックス番号が入力されたことをMPU9aが認識すると、SUBフレーム送受信手段13aにより、入力されたボックス番号を、SUB信号として送信できる信号に編集する。
【0020】
そして、発呼局1aは図示せぬ交換機に対して発呼番号を送信する。すると交換機は被呼局1bに対してリングト−ンを送信し、それにより、発呼局1aと被呼局1bとが接続される。すると、被呼局1bから発呼局1aに対して、CED信号(被呼局識別信号)が送信されると共に、CSI信号(被呼端末識別信号)及びDIS信号(ディジタル制御信号)が送信され、被呼局1bの能力が発呼局1aに送信される。そのDIS信号を受けて、発呼局1aのMPU9aは操作部3aからの入力に基づき、SUB信号に編集されたボックス番号を被呼局1bに対して送信すると共に、DCS信号(ディジタル命令信号)を被呼局1bに対して送信し、設定される機能を宣言する。被呼局1bのMPU9bはSUB信号を受信すると、SUBフレーム送受信手段13bによりSUB信号の解析を行い、指定されたボックス番号を認識する。
【0021】
次に、発呼局1aは、被呼局1bに対してTCF信号(トレ−ニングチェック)を送信し、モデムスピ−ドのトレ−ニングを確認する。このTCF信号を受けて、被呼局1bでは、CFR信号(受信準備確認信号)を送信し、メッセ−ジ開始を宣言する。すると、発呼局1aでは、画情報に変換された、読み取った情報を被呼局1bに送信し始め、被呼局1bは1ページ分の画情報を受信する。このとき被呼局1bのMPU9bは上記SUB信号を受信したときにどのボックス番号宛に画情報が送信されたくるのか認識しているので、該当するボックス番号に対応するように受信した画情報を格納する。
【0022】
例えば親展ボックス100と親展ボックス200に画情報を格納することがSUB信号により送信されてきたならば、被呼局1bが画情報を受信したときに、MPU9bが受信した画情報に識別情報を付与する。この場合「文章1」とする。そして、MPU9bは図2に示す親展管理テーブル12bの親展ボックス100と親展ボックス200の識別情報として「文章1」を格納する。またそれと共に、図3に示す画情報管理テーブル14に識別情報「文章1」を付与した画情報を格納する。
【0023】
一方、発呼局1aは1ペ−ジ分の画情報をすべて送信すると、そのペ−ジで送信が終了することを示すEOP信号(手順終了信号)を被呼局1bに送信する。被呼局1bは、EOP信号を受信すると、発呼局1aに対して、MCF信号(メッセ−ジ確認信号)を送信し、そのペ−ジの受信が終了したことを宣言する。発呼局1aはMCF信号を受信すると、DCN信号(切断命令信号)を被呼局1bに対して送信する。以上の各制御信号等のやりとりにより、発呼局1aから被呼局1bへ、読み取り部2で読み取られた原稿上の情報が送信される。
【0024】
次に、被呼局1bのオペレータが親展ボックス100に格納されている画情報を印刷させる場合には、オペレータがパスワードを操作部3bから入力する。すると、MPU9bが親展管理テーブル12bから親展ボックス100に対応する画情報に付された識別情報を読み出す。そして画情報管理テーブル14bを参照し、読み出した識別情報、この場合「文章1」に対応する画情報を読み出し、印刷部5で印刷する。
【0025】
以上第1の実施の形態によれば、送信する画情報が同じであれば、複数の親展ボックスへの画情報の送信が1回で可能となり、通信時間を短くすることができる。その結果、発呼局の通信料金を軽減することが可能となる。また、被呼局1bにおいても、通信時間を短縮することができる。
【0026】
なお、上記第1の実施の形態においては、被呼局を1局としたが、送信する画情報が同じであれば、複数の被呼局の親展ボックスに1回の送信で画情報を送信することが可能である。
【0027】
第2の実施の形態
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の箇所には同一符号を付して説明は省略する。
図7は第2の実施の形態の発呼局と中継局のファクシミリ装置の構成を示す説明図、図8は第2の実施の形態の中継管理テーブルの構成を示す説明図、図9は第2の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図、図10は第2の実施の形態のSUB信号の内容を示す説明図である。なお、図7において発呼局側の各要素に「a」を付し、中継局の各要素に「c」を付してそれぞれ区別する。
【0028】
また本実施の形態に示す発呼局と中継局のファクシミリ装置は中継通信機能を備えたファクシミリ装置とし、発呼局から送信された画情報は中継局のファクシミリ装置を介して転送局に送信される。
【0029】
図7において、1点鎖線で示す第2の実施の形態のファクシミリ装置1には、第1の記憶部である中継管理テーブル21と、SUBフレーム送受信手段22と、第2の記憶部である画情報管理テーブル23とが設けられている。
【0030】
また、操作部3aから中継通信の指示が入力され、プログラム格納領域11には、中継送信制御が格納されている。
【0031】
更に、中継局のファクシミリ装置(以下中継局とする)1cは、通信回線7cにより転送先である転送局のファクシミリ装置(以下転送局とする)1dと接続されている。
【0032】
第1の記憶部である中継管理テーブル21は図8に示す構成となっており、ボックス番号毎に発呼局1aから受信した画情報に付与された識別情報(例えば「文書1」)と、転送先である転送局1dの電話番号とを格納する。すなわち、中継局1c側のファクシミリ装置が発呼局1a側から画情報を受信すると自動的に、MPU9cが受信した画情報に識別情報を付与し、該識別情報を指定されたボックス番号に対応させて中継管理テーブル21に格納する。なお、同一の画情報には同じ名称が付与される。第2の記憶部である画情報管理テーブル14は図9に示す構成となっており、受信した画情報を、識別情報毎にその情報内容を格納する。そして、例えば中継ボックス500に格納されている画情報を印刷したい場合には、MPU9が図9に示す画情報管理テーブル14の文書1に格納されている画情報を読み出し、印刷部5で印刷する。なお、上記中継管理テーブル21と画情報管理テーブル14とで中継ボックスが構成される。
【0033】
SUBフレーム送受信手段22は、発呼局の場合には図10に示すように、これから送信する画情報を格納するための全ての中継ボックスのボックス番号をSUB信号として送信できるように編集すると共に、中継局の場合には受信したSUB信号を解析し、これから受信する画情報を格納する中継ボックスのボックス番号を認識して特定する。
【0034】
次に、発呼局1aで読み取った情報を、中継通信として中継局1cに送信するときの、発呼局1aと中継局1cとの信号のやりとりについて図6に従って説明する。
【0035】
まず発呼局1aのオペレータが中継局1cの電話番号と中継通信を行いたいことを入力する。またそのとき、中継局1cの格納したい中継ボックスのボックス番号を操作部3aから入力する。そしてそれと共に送信したい情報が記載された原稿を発呼局1aに読み取らせる。
【0036】
なお、中継ボックスのボックス番号が入力されたことをMPU9aが認識すると、SUBフレーム送受信手段22aにより、入力されたボックス番号を、SUB信号として送信できる信号に編集する。
【0037】
そして、発呼局1aは図示せぬ交換機に対して発呼番号を送信する。すると交換機は中継局1cに対してリングト−ンを送信し、それにより、発呼局1aと中継局1cとが接続される。すると、中継局1cから発呼局1aに対して、CED信号(被呼局識別信号)が送信されると共に、CSI信号(被呼端末識別信号)及びDIS信号(ディジタル制御信号)が送信され、中継局1cの能力が発呼局1aに送信される。そのDIS信号を受けて、発呼局1aのMPU9aは操作部3aからの入力に基づき、SUB信号に編集された中継ボックスの番号を中継局1cに対して送信すると共に、DCS信号(ディジタル命令信号)を中継局1cに対して送信し、設定される機能を宣言する。中継局1cのMPU9cはSUB信号を受信すると、SUBフレーム送受信手段22cによりSUB信号の解析を行い、指定されたボックス番号を認識する。
【0038】
次に、発呼局1aは、中継局1cに対してTCF信号(トレ−ニングチェック)を送信し、モデムスピ−ドのトレ−ニングを確認する。このTCF信号を受けて、中継局1cでは、CFR信号(受信準備確認信号)を送信し、メッセ−ジ開始を宣言する。すると、発呼局1aでは、画情報に変換された、読み取った情報を中継局1cに送信し始め、中継局1cは1ページ分の画情報を受信する。このとき中継局1cのMPU9cは上記SUB信号を受信したときにどのボックス番号宛に画情報が送信されてくるのか認識しているので、該当するボックス番号に対応するように受信した画情報を格納する。
【0039】
例えば中継ボックス500と中継ボックス600に画情報を格納することがSUB信号により送信されてきたならば、中継局1cが画情報を受信したときに、MPU9cが受信した画情報に識別情報を付与する。この場合「文章1」とする。そして、MPU9cは図8に示す中継管理テーブル23cの中継ボックス500と中継ボックス600の識別情報として「文章1」を格納する。またそれと共に、図10に示す画情報管理テーブル23に識別情報「文章1」を付与した画情報を格納する。
【0040】
一方、発呼局1aは1ペ−ジ分の画情報をすべて送信すると、そのペ−ジで送信が終了することを示すEOP信号(手順終了信号)を中継局1cに送信する。中継局1cは、EOP信号を受信すると、発呼局1aに対して、MCF信号(メッセ−ジ確認信号)を送信し、そのペ−ジの受信が終了したことを宣言する。発呼局1aはMCF信号を受信すると、DCN信号(切断命令信号)を中継局1cに対して送信する。以上の各制御信号等のやりとりにより、発呼局1aから中継局1cへ、読み取り部2で読み取られた原稿上の情報が送信される。
【0041】
次に、中継局1cのMPU9cは、中継ボックス500に格納されている画情報を転送先である転送局1dに送信するために、中継管理テーブル21cから中継ボックス500に対応する電話番号と画情報に付された識別情報とを読み出す。そして読み出した電話番号の転送先に対して発呼動作を開始する。またそれと共に画情報管理テーブル23cを参照し、読み出した識別情報、この場合「文章1」に対応する画情報を読み出し、転送局1dへ送信する。また、中継ボックス600においても、同様に画情報が読み出され、該当する転送局へ画情報が送信される。
【0042】
以上第2の実施の形態においても、送信する画情報が同じであれば、複数の中継ボックスへの画情報の送信が1回で可能となり、発呼局の通信時間を短くすることができる。その結果、通信料金を軽減することが可能となる。また、中継局1cにおいても、通信時間を短縮することができる。
【0043】
第3の実施の形態
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、上記第1、第2の実施の形態と同様の箇所には同一符号を付して説明は省略する。
図11は第3の実施の形態の発呼局と中継局のファクシミリ装置の構成を示す説明図、図12は第3の実施の形態のボックス情報管理テーブルを示す説明図、図13は第3の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図である。なお、図11において発呼局側の各要素に「a」を付し、中継局側の各要素に「c」を付してそれぞれ区別する。
【0044】
また本実施の形態に示す発呼局と中継局のファクシミリ装置は親展通信機能と中継通信機能の両方の機能を備えたファクシミリ装置とする。
【0045】
図11において、1点鎖線で示す第3の実施の形態のファクシミリ装置1には、第1の記憶部であるボックス情報管理テーブル24と、種別解析手段25と、SUBフレーム送受信手段26と、第2の記憶部である画情報管理テーブル27とが設けられている。
【0046】
また、操作部3aから親展通信及び中継通信の指示が入力され、プログラム格納領域11には、親展送信制御及び中継送信制御が格納されている。
【0047】
第1の記憶部であるボックス情報管理テーブル24は図12に示す構成となっており、ボックス番号毎にボックスを親展用として利用しているのか、あるいは中継用として利用しているのか、あるいは未設定なのかを示す種別と、親展用として利用している場合にはパスワードであり、中継用として利用している場合には転送先である転送局1dの電話番号と、発呼局1aから受信した画情報に付与された識別情報(例えば「文書1」)とを格納する。なお、どのボックス番号を親展ボックスとして利用するか、あるいは中継ボックスとして利用するかはオペレータにより決定される。
【0048】
すなわち、中継局1c側のファクシミリ装置が発呼局1a側から画情報を受信すると自動的に、MPU9cが受信した画情報に識別情報を付与し、該識別情報を指定されたボックス番号に対応させてボックス情報管理テーブル24に格納する。なお、同一の画情報には同じ名称が付与される。第2の記憶部である画情報管理テーブル27は図13に示す構成となっており、受信した画情報を、識別情報毎にその情報内容を格納する。そして、例えば親展ボックス100に格納されている画情報を印刷したい場合には、MPU9が図13に示す画情報管理テーブル27の文書1に格納されている画情報を読み出し、印刷部5で印刷する。なお、上記ボックス情報管理テーブル24と画情報管理テーブル27とで親展ボックスあるいは中継ボックスが構成される。
【0049】
種別解析手段25は、ボックス番号を元に受信した画情報の通信の種別を決定する。
【0050】
SUBフレーム送受信手段26は、発呼局の場合には、これから送信する画情報を格納するための全ての親展ボックスあるいは全ての中継ボックスのボックス番号をSUB信号として送信できるように編集すると共に、中継局の場合には受信したSUB信号を解析し、これから受信する画情報を格納するボックス番号を認識して特定する。
【0051】
このように本第3の実施の形態においては、同じ通信手段を用いて異なる機能を使いわけることができる。
【0052】
次に、発呼局1aで読み取った情報を、親展通信として中継局1cに送信するときの、発呼局1aと中継局1cとの信号のやりとりについて図6に従って説明する。
【0053】
まず発呼局1aのオペレータが中継局1cの電話番号と親展通信を行いたいことを操作部3aから入力する。またそのとき、中継局1cの格納したい中継ボックスのボックス番号を入力する。そしてそれと共に送信したい情報が記載された原稿を発呼局1aに読み取らせる。
【0054】
なお、中継ボックスのボックス番号が入力されたことをMPU9aが認識すると、SUBフレーム送受信手段22aにより、入力されたボックス番号を、SUB信号として送信できる信号に編集する。
【0055】
そして、発呼局1aは図示せぬ交換機に対して発呼番号を送信する。すると交換機は中継局1cに対してリングト−ンを送信し、それにより、発呼局1aと中継局1cとが接続される。すると、中継局1cから発呼局1aに対して、CED信号(被呼局識別信号)が送信されると共に、CSI信号(被呼端末識別信号)及びDIS信号(ディジタル制御信号)が送信され、中継局1cの能力が発呼局1aに送信される。そのDIS信号を受けて、発呼局1aのMPU9aは操作部3aからの入力に基づき、SUB信号に編集されたボックス番号を中継局1cに対して送信すると共に、DCS信号(ディジタル命令信号)を中継局1cに対して送信し、設定される機能を宣言する。中継局1cのMPU9cはSUB信号を受信すると、SUBフレーム送受信手段22cによりSUB信号の解析を行い、指定されたボックス番号を認識する。
【0056】
次に、発呼局1aは、中継局1cに対してTCF信号(トレ−ニングチェック)を送信し、モデムスピ−ドのトレ−ニングを確認する。このTCF信号を受けて、中継局1cでは、CFR信号(受信準備確認信号)を送信し、メッセ−ジ開始を宣言する。すると、発呼局1aでは、画情報に変換された、読み取った情報を中継局1cに送信し始め、中継局1cは1ページ分の画情報を受信する。このとき中継局1cのMPU9cは上記SUB信号を受信したときにどのボックス番号宛に画情報が送信されてきたのか認識しているので、該当するボックス番号に対応するように受信した画情報を格納する。
【0057】
例えば親展ボックス100と親展ボックス200に画情報を格納することがSUB信号により送信されてきたならば、中継局1cが画情報を受信したときに、MPU9cが受信した画情報に識別情報を付与する。この場合「文章1」とする。そして、図8に示すボックス情報管理テーブル23cの親展ボックス100と親展ボックス200の識別情報として「文章1」を格納する。またそれと共に、図13に示す画情報管理テーブル23に識別情報「文章1」を付与した画情報を格納する。
【0058】
一方、発呼局1aは1ペ−ジ分の画情報をすべて送信すると、そのペ−ジで送信が終了することを示すEOP信号(手順終了信号)を中継局1cに送信する。中継局1cは、EOP信号を受信すると、発呼局1aに対して、MCF信号(メッセ−ジ確認信号)を送信し、そのペ−ジの受信が終了したことを宣言する。発呼局1aはMCF信号を受信すると、DCN信号(切断命令信号)を中継局1cに対して送信する。以上の各制御信号等のやりとりにより、発呼局1aから中継局1cへ、読み取り部2で読み取られた原稿上の情報が送信される。
【0059】
画情報を受信すると、種別解析手段25cはボックス情報管理テーブル24cの各ボックスに付与された種別から、画情報を親展通信として扱うことを認識する。
【0060】
次に、中継局1cのオペレータが親展ボックス100に格納されている画情報を印刷させる場合には、オペレータがパスワードを操作部3cから入力する。すると、MPU9cがボックス情報管理テーブル24cから親展ボックス100に対応する画情報に付された識別情報を読み出す。そして画情報管理テーブル27cを参照し、読み出した識別情報、この場合「文章1」に対応する画情報を読み出し、印刷部5で印刷する。
【0061】
以上第3の実施の形態においては、上記第1及び第2の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、同一の手順で異なる機能(親展通信機能と中継通信機能)を実現することが可能となる。
【0062】
なお、上記第1から第3の実施の形態においては、ソフトウェアによって実施する例を示したが、各種管理テーブルをハード的な回路によって実現し、またSUBフレームの内容解析をハード的な手段で行うことも可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので以下に記載される効果を奏する。
【0064】
発呼局は同一の画情報を被呼局内に備えられた複数の親展ボックスに送信する際に、上記複数の親展ボックスから送信する画情報を格納する親展ボックスを複数指定する信号を作成し、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスを複数指定する信号を上記被呼局に送信し、上記画情報を1回上記被呼局に対して送信し、上記被呼局は、上記発呼局から送信された親展ボックスの複数指定の信号を受信すると、複数の親展ボックスから該当する親展ボックスに送信された上記画情報を各々記憶することにより、送信する複数の親展ボックスへの画情報の送信が1回で可能となり、発呼局の通信時間を短くすることができる。その結果、通信料金を軽減することが可能となる。また被呼局においても、通信時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の発呼局と被呼局のファクシミリ装置の構成を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態の親展管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態のSUB信号の内容を示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態のHDLCフレームの構成を示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態の発呼送信の信号方式を示す説明図である。
【図7】第2の実施の形態の発呼局と中継局のファクシミリ装置の構成を示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態の中継管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図9】第2の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図10】第2の実施の形態のSUB信号の内容を示す説明図である。
【図11】第3の実施の形態の発呼局と中継局のファクシミリ装置の構成を示す説明図である。
【図12】第3の実施の形態のボックス情報管理テーブルを示す説明図である。
【図13】第3の実施の形態の画情報管理テーブルの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
9 マイクロプロセッサ
12 親展管理テーブル
13 SUBフレーム送受信手段
14 画情報管理テーブル
21 中継管理テーブル
22 SUBフレーム送受信手段
23 画情報管理テーブル
24 ボックス情報管理テーブル
25 種別解析手段
26 SUBフレーム送受信手段
27 画情報管理テーブル

Claims (7)

  1. 親展通信を指定して画情報を送信する発呼局側のファクシミリ装置と、ボックス毎にボックス番号が付与された親展ボックスを備え、発呼局から受信した画情報を発呼局が指定したボックス番号の親展ボックスに格納する被呼局側のファクシミリ装置とから構成されるファクシミリ通信システムにおいて、
    上記発呼局は同一の画情報を上記被呼局内に備えられた複数の親展ボックスに送信する際に、画情報を送信する前に、上記複数の親展ボックスから送信する画情報を格納する親展ボックスのボックス番号を複数指定する信号を作成し、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスを複数指定する信号を上記被呼局に送信し、その後上記画情報を1回上記被呼局に対して送信し、
    上記被呼局は、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に識別情報を付与すると共に、
    上記親展ボックスを、上記指定されたボックス番号に対応させて上記識別情報を格納する第1の記憶部と、受信した上記画情報を上記識別情報別に格納する第2の記憶部とから構成し、
    上記被呼局は、上記発呼局から送信された上記ボックス番号を複数指定する信号を受信すると該信号から上記指定されたボックス番号を認識し、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に上記識別情報を付与し、該識別情報を複数の親展ボックスから該当するボックス番号に対応させて上記第1の記憶部に格納すると共に、上記識別情報を付与した画情報を上記識別情報毎に上記第2の記憶部に格納することを特徴とするファクシミリ通信システム。
  2. 中継通信を指定して画情報を送信する発呼局側のファクシミリ装置と、ボックス毎にボックス番号が付与された中継ボックスを備え、発呼局から受信した画情報を発呼局が指定したボックス番号の中継ボックスに一旦格納した後、中継ボックスから画情報を読み出して転送先のファクシミリ装置に転送する中継局側のファクシミリ装置とから構成されるファクシミリ通信システムにおいて、
    上記発呼局は、同一の画情報を被呼局内に備えられたの複数の中継ボックスに送信する際に、画情報を送信する前に、上記複数の中継ボックスから送信する画情報を格納する上記中継ボックスのボックス番号を複数指定する信号を作成し、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ中継ボックスを複数指定する信号を中継局に送信し、その後画情報を1回中継局に対して送信し、
    上記中継局は、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に識別情報を付与すると共に、
    上記中継ボックスを、上記指定されたボックス番号に対応させて上記識別情報を格納する第1の記憶部と、受信した上記画情報を上記識別情報別に格納する第2の記憶部とから構成し、
    上記中継局は、上記発呼局から送信された上記ボックス番号を複数指定する信号を受信すると該信号から上記指定されたボックス番号を認識し、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に上記識別情報を付与し、該識別情報を複数の中継ボックスから該当するボックス番号に対応させて上記第1の記憶部に格納すると共に、上記識別情報を付与した画情報を上記識別情報毎に上記第2の記憶部に格納することを特徴とするファクシミリ通信システム。
  3. 親展通信あるいは中継通信を指定して画情報を送信する発呼局側のファクシミリ装置と、ボックス毎にボックス番号が付与された親展ボックス及び中継ボックスを備え、発呼局が親展通信を指定すると、発呼局から受信した画情報を発呼局が指定した親展ボックスに格納すると共に、発呼局が中継通信を指定すると、発呼局から受信した画情報を発呼局が指定した中継ボックスに一旦格納した後、中継ボックスから画情報を読み出して転送先のファクシミリ装置に転送する中継局側のファクシミリ装置とから構成されるファクシミリ通信システムにおいて、
    上記発呼局は、同一の画情報を上記被呼局内に備えられた複数の親展ボックスあるいは複数の中継ボックスに送信する際に、画情報を送信する前に、上記複数の親展ボックスあるいは上記複数の中継ボックスから送信する画情報を格納する上記親展ボックスのボックス番号あるいは上記中継ボックスのボックス番号を複数指定する信号を作成して、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスあるいは中継ボックスを複数指定する信号を上記中継局に送信し、その後上記画情報を1回上記中継局に対して送信し、
    上記中継局は、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に識別情報を付与すると共に、
    上記親展ボックスあるいは上記中継ボックスを、上記指定されたボックス番号に対応させて上記識別情報を格納する第1の記憶部と、受信した上記画情報を上記識別情報別に格納する第2の記憶部とから構成し、
    上記中継局は、上記発呼局から送信された上記ボックス番号を複数指定する信号を受信すると該信号から上記指定されたボックス番号を認識し、上記発呼局から上記画情報を受信すると、該画情報に上記識別情報を付与し、該識別情報を複数の親展ボックスあるいは複数の中継ボックスから該当するボックス番号に対応させて上記第1の記憶部に格納すると共に、上記識別情報を付与した画情報を上記識別情報毎に上記第2の記憶部に格納することを特徴とするファクシミリ通信システム。
  4. 上記発呼局から上記被呼局あるいは上記中継局に送信される、画情報を格納させたいボックス番号を指定する信号は、勧告T.30のSUB信号である請求項1又は2又は3記載のファクシミリ通信システム。
  5. 発呼局側のファクシミリ装置から親展通信を指定して画情報を送信し、被呼局側のファクシミリ装置で発呼局から受信した画情報を発呼局が指定した親展ボックスに対応させて格納するファクシミリ通信制御方法において、
    上記発呼局は画情報を上記被呼局内に備えられた複数の親展ボックスに送信する際に、上記複数の親展ボックスから送信する画情報を格納する親展ボックスを複数指定する信号を作成し、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ親展ボックスを複数指定する信号を上記被呼局に送信し、
    上記画情報を1回上記被呼局に対して送信し、
    上記被呼局は、上記発呼局から送信された親展ボックスの複数指定の信号を受信すると、複数の親展ボックスから該当する親展ボックスに送信された画情報を各々記憶することを特徴とするファクシミリ通信制御方法。
  6. 発呼局側のファクシミリ装置から中継通信を指定して画情報を送信し、中継局側のファクシミリ装置で発呼局から受信した画情報を発呼局が指定した中継ボックスに対応させて一旦格納し、中継ボックスから画情報を読み出して転送先のファクシミリ装置に転送するファクシミリ通信制御方法において、
    上記発呼局は、画情報を上記被呼局内に備えられた複数の中継ボックスに送信する際に、上記複数の中継ボックスから送信する画情報を格納する上記中継ボックスのボックス番号を複数指定する信号を作成し、上記発呼局が通信中の上記被呼局が持つ中継ボックスを複数指定する信号を中継局に送信し、
    上記画情報を1回中継局に対して送信し、
    上記中継局は、上記発呼局から送信された画情報と、中継ボックスの複数指定の信号を受信すると、該当する複数の中継ボックスに対応させて送信された画情報を各々記憶することを特徴とするファクシミリ通信制御方法。
  7. 画情報を送信するファクシミリ装置から親展通信あるいは中継通信を指定して画情報を送信し、画情報を受信するファクシミリ装置で画情報を送信するファクシミリ装置から親展通信を受信すると画情報を送信するファクシミリ装置が指定した親展ボックスに対応させて画情報を送信するファクシミリ装置から受信した画情報を格納して、画情報を送信するファクシミリ装置から中継通信を受信すると画情報を送信するファクシミリ装置が指定した中継ボックスに対応させて画情報を送信するファクシミリ装置から受信した画情報を一旦格納して、中継ボックスから画情報を読み出して転送先のファクシミリ装置に転送するファクシミリ通信制御方法において、
    上記画情報を送信するファクシミリ装置は、画情報を上記画情報を受信するファクシミリ装置内に備えられた複数の親展ボックスあるいは複数の中継ボックスに送信する際に、画情報を送信するファクシミリ装置と通信中の上記受信する側のファクシミリ装置が持つ画情報を格納させたい上記親展ボックスあるいは上記中継ボックスを複数指定する信号を上記画情報を受信する側のファクシミリ装置に送信し、
    上記画情報を1回上記画情報を受信する側のファクシミリ装置に対して送信し、
    上記画情報を受信するファクシミリ装置は、上記画情報を送信するファクシミリ装置から画情報と該画情報を格納したい親展ボックスを複数指定する信号を受信すると、該当する複数の親展ボックスに対応させて送信された画情報を各々記憶し、上記画情報を送信するファクシミリ装置から画情報と該画情報を格納したい中継ボックスを複数指定する信号を受信すると、該当する複数の中継ボックスに対応させて送信された画情報を各々記憶することを特徴とするファクシミリ通信制御方法。
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