JP3564789B2 - Color image limited colorizer - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、カラー画像限定色化装置に関し、特にディジタル化されたフルカラー画像を、少数の限られた色数しか同時に表現できないカラー画像表示装置やカラー画像出力装置などにおいて、原画像に対して遜色なく表現するために限定色化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像は一般に赤、緑、青の3成分(いわゆる、光の3原色)によって表されるが、自然画像を原画像と同等に表示するには、各成分の画素値として8ビット程度にディジタル化されたものが必要で、画像メモリとしては1画素につき24ビット程度の容量を必要とする。図22は、このようなフルカラー表示のカラー画像表示装置の一例を示し、画像メモリ1R,1G,1Bには、それぞれ1画素につき8ビットのR(赤)、G(緑)、B(青)画像データが記憶され、そのR,G,B画像データが画像メモリ1R,1G,1Bから読み出されてD/A変換器2R,2G,2Bによりアナログ信号に変換され、そのR,G,B画像信号がCRTディスプレイ3に供給されて、CRTディスプレイ3上にフルカラー画像が表示される。
【0003】
一方、パーソナルコンピュータなどでは、少数の限られた色数しか同時に表示できないカラー画像表示装置が用いられることが多い。図23は、そのような限定色表示のカラー画像表示装置の一例を示し、画像メモリ5には1画素につき8ビットの、したがって0から255までの値をとり得る色情報が蓄えられ、その色情報が画像メモリ5から読み出されてカラーマップ6に、そのアドレス信号として供給されることにより、カラーマップ6から、それぞれ8ビットのR,G,B画像データが読み出され、すなわち画像メモリ5からの8ビットの色情報がそれぞれ8ビットのR,G,B画像データに変換され、そのR,G,B画像データがD/A変換器7R,7G,7Bによりアナログ信号に変換され、そのR,G,B画像信号がCRTディスプレイ8に供給されて、CRTディスプレイ8上に256色に限定された色数のカラー画像が表示される。この例のカラー画像表示装置は、256色しか同時に表示できないものの、図22の例のフルカラー表示のカラー画像表示装置に比べて画像メモリの容量は1/3ですむ。
【0004】
フルカラー画像を少数の限られた色数で表現することはカラー画像の限定色化と呼ばれるが、一般に256色程度の色数では自然画像を原画像に対して遜色なく表現することはできない。しかし、これを可能にしたいという要求は大きく、またこれを可能にする提案が種々なされている。その代表的なものとして、コンピュータ・グラフィックス第16巻第3号(1982年7月)297〜307ページなどに示されたメディアン・カット・アルゴリズム(Median CutAlgorithm)がある。これは、色空間における原カラー画像の色分布を調べてヒストグラムを作成し、最初に色空間を色分布の広がりの最も長い軸のメディアン(中央値)で分割して2つの部分空間(クラスタ)に分け、次にその2つの部分空間をそれぞれ色分布の広がりの最も長い軸のメディアンで分割して4つの部分空間に分け、これを所定の限定色数の、たとえば256個の部分空間が得られるまで繰り返して、各部分空間においてその部分空間に属する画素値の平均値を代表色値とし、限定色化にあたっては原画素値をそれが属する最終的な部分空間の代表色値に置き換えるものである。
【0005】
これに対して、あらかじめ代表色が決まっている場合、またはなんらかの方法により代表色が決定された場合には、原画素値をこれに最も近い代表色値に置き換える必要がある。ただし、単純に原画素値と全ての代表色値との距離を計算したのでは、代表色の選定に時間がかかりすぎる。そこで、代表色の選定に要する時間を短くする方法が提案されており、その代表例として、上記の文献などに示された局所区分探索法(Locally Sorted Search Method)がある。
【0006】
これは、代表色の数をNとするとき、原カラー画像が表現される色空間をN×N×Nのセル空間に分割し、各セル空間ごとにそのセル空間に近い代表色のリストを作成しておくが、その際、図24(同図においては便宜上、色空間を2次元平面で示す)において黒丸印で示す代表色のうちの、あるセル空間S1の中心C1に最も近いものと、すなわち同図の場合には代表色Paと、そのセル空間S1の角のうちの上記の代表色Paから最も遠いものとの、すなわち同図の場合には角Cnとの距離rを求めて、セル空間S1内およびセル空間S1から距離r以内の代表色はセル空間S1の代表色リストに加えるが、セル空間S1から距離r以上離れた代表色はセル空間S1の代表色リストに加えないようにする。
【0007】
すなわち、図24の場合、セル空間S1の代表色リストには、セル空間S1から距離rだけ離れた周辺E1の内側に位置する代表色Pa,Pb,Pc,Pd,Pe,Pf,Pgのみを加え、周辺E1の外側に位置する代表色Ph,Piなどは加えない。このようにすることにより無駄な代表色をリストから外すことができるもので、限定色化にあたっては、まず原画素値がいずれのセル空間に属するかを調べ、次にその原画素値が属するセル空間の代表色リストにある代表色のうち原画素値に最も近い色を選択する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したメディアン・カット・アルゴリズムは、原カラー画像の色分布に応じて代表色を決定する、いわゆる適応的方法であるので、限定色化後のカラー画像として質の高い画像が得られるものの、原カラー画像の色分布を調べてヒストグラムを作成するには、たとえば原カラー画像がそれぞれ1画素につき8ビットのR,G,B画像データで表されている場合、最低でも224×2バイト=32メガバイト程度の容量のメモリを必要とし、しかも部分空間への分割を繰り返して最終的に代表色を決定するには、かなりの処理時間を要するコンピュータ処理が必要となる欠点がある。
【0009】
また、局所区分探索法は、原画素値と全ての代表色値との距離を計算する方法に比べれば代表色の選定に要する時間は短くなるものの、前処理としての代表色リストの作成にかなりの時間を要し、しかも原画素値と代表色リストにある複数の代表色値との距離を計算しなければならないので、全体としてかなりの処理時間を必要とする欠点がある。
【0010】
そこで、この発明は、ディジタル化されたフルカラー画像を、少数の限られた色数しか同時に表現(表示あるいは出力)できないカラー画像表示装置やカラー画像出力装置などにおいて、代表色の決定および選定に要するメモリ容量と処理時間を著しく減少させることを可能としたカラー画像限定色化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるカラー画像限定色化装置は、色空間の各成分ごとに原カラー画像の画素値から仮代表色値を選定する仮代表色選定手段と、この仮代表色選定手段によって選定された各成分ごとの仮代表色値から真代表色を選定する真代表色選定手段とを具備する構成となっている。ここで、本明細書中で言う「真代表色」とは、原カラー画像を限定色化する際に原画素値に対して最終的に割り当てられる色のことで、一般的に言われる「代表色」ないし「限定色」のことである。また、「仮代表色」とは、この発明において原カラー画像を限定色化する際に原画素値に対して上記の真代表色が最終的に割り当てられる過程で原画素値に対して中間的に割り当てられる色のことで、原カラー画像の理論上の色数をNa、仮代表色の総数をNb、真代表色の総数をNcとするとき、Na>Nb>Ncの関係となるものである。仮代表色選定手段は、原画素値がNb個のセル空間のいずれに属するかによって仮代表色を選定する。
【0012】
【作用】
上記構成のカラー画像限定色化装置においては、あらかじめ原カラー画像が表現される色空間を適宜分割したNb個のセル空間のそれぞれ例えば中心を仮代表色として仮代表色選定手段に登録するとともに、あらかじめNc色の真代表色を設定して真代表色選定手段に登録する。そして、代表色の選定にあたっては、原画素値が上記の分割されたNb個のセル空間のいずれに属するかによって仮代表色選定手段からあらかじめ登録された仮代表色が選定され、次にその仮代表色により真代表色選定手段からあらかじめ登録された真代表色が選定される。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、第1〜第3の実施例では、原カラー画像がL*a*b*均等色空間で表現された、
1画素1成分につき8ビットにディジタル化されたものであり、したがって原カラー画像の理論上の色数が224色、すなわち約1677万色であり、かつ仮代表色の総数が212=4096色とされ、真代表色の総数が28=256色とされる場合を例にとって説明するものとする。また、L*a*b*均等色空間の各成分
は「L*」「a*」「b*」と表記されるべきであり、図面上ではそのように示
すが、明細書中では「L」「a」「b」と略記する。
【0014】
図1は、この発明によるカラー画像限定色化装置の第1の実施例を示すブロック図である。図1において、画像メモリ11L,11a,11bには、原稿上のカラー画像がイメージスキャナ等により読み取られることによって得られた、またはコンピュータ等により生成された、それぞれ1画素につき8ビットのL,a,b成分の画像データが、原カラー画像の画素値としてあらかじめ格納される。画像メモリ11L,11a,11bに格納されたL,a,b成分の各画像データは、画像メモリ11L,11a,11bから読み出されて仮代表色選定手段12L,12a,12bに入力される。一例として、仮代表色選定手段12L,12a,12bとしては、それぞれRAMまたはROMにより構成されたルックアップテーブル(以下、LUTと称する)が用いられ、これが画像メモリ11L,11a,11bからの画像データにより、それぞれアクセスされる。
【0015】
図2は、この仮代表色選定手段12L,12a,12bの入出力特性の一例を示し、それぞれ8ビットのL,a,b成分の画像データにより表される0から255までの値の入力値範囲が、0付近および255付近を除いては17の値の幅で均等に、0付近および255付近ではその約1/2の9の値の幅で、合計16個の領域に分割され、この16個の入力値領域に対して0から15までの値の出力値が、それぞれ4ビットのL,a,b成分の画像データにより表される仮代表色値として割り当てられる。したがって、原カラー画像が表現される色空間が212=4096個のセル空間に分割され、その4096個のセル空間のそれぞれ中心が、すなわち原カラー画像が表現される色空間を便宜上、ab平面として示すと、図3の横軸(a軸)および横方向の破線と縦軸(b軸)および縦方向の破線との交点が、仮代表色として設定登録されることになる。仮代表色は、図3では便宜上、16×16=256色しか示していないが、実際上はLab均等色空間において16×16×16=4096色、設定されることになる。
【0016】
このように仮代表色選定手段12L,12a,12bに総計4096色の仮代表色が設定登録され、その仮代表色選定手段12L,12a,12bが画像メモリ11L,11a,11bからの原画素値によりアクセスされることによって、仮代表色選定手段12L,12a,12bからは、4096色の仮代表色のうちの原画素値に対して色差が最も小さい仮代表色が選定され、それぞれ4ビットのL,a,b成分の画像データにより表される仮代表色値として出力される。たとえば、原画素値がL=129,a=96,b=147であるときには、図2の特性から明らかなように、また図3のab平面上に示すように、仮代表色選定手段12L,12a,12bからの仮代表色はL=8,a=6,b=9の値のものとなる。
【0017】
この仮代表色選定手段12L,12a,12bからのL,a,b成分の仮代表色値を示すそれぞれ4ビットの画像データは、真代表色選定手段13に入力される。一例として、真代表色選定手段13としてもLUTが用いられ、これが仮代表色選定手段12L,12a,12bからの画像データによりアクセスされる。ただし、真代表色選定手段13には、真代表色の画素値そのものではなく、後述するように設定された28=256色の真代表色の番号を示す8ビットのデータが格納される。
【0018】
図4(A)は、この真代表色選定手段13の入出力特性の一例、すなわちL,a,b成分の仮代表色値と真代表色番号との関係の一例を示す。この真代表色選定手段13からの真代表色番号を示す8ビットのデータは、画像メモリ14にいったん記憶されたのち、画像メモリ14から読み出されてカラーマップ15に入力される。カラーマップ15はLUTにより構成されており、その28=256のアドレスに後述するように設定された28=256色の真代表色が、それぞれ8ビットのL,a,b成分の画像データにより表される画素値として格納され、画像メモリ14からの真代表色番号を示す8ビットのデータによりアクセスされる。
【0019】
図4(B)は、このカラーマップ15の入出力特性の一例、すなわち真代表色番号と真代表色の画素値との関係の一例を示す。真代表色は、原カラー画像が表現される色空間の中から256色まで任意の色を設定することができるが、基本的には仮代表色の中から設定するのが望ましい。それは、仮代表色の中から真代表色が設定されることによって、上述したように、2段階の限定色化により原カラー画像が限定色化される際、最終的に原画素値に対して色差が小さい代表色を割り当てることができるからである。
【0020】
図5は、このように真代表色を仮代表色の中から設定する場合における仮代表色と真代表色の関係を便宜上、ab平面により示したもので、横方向の破線と縦方向の破線との交点が仮代表色を表し、そのうちの丸印を付した点が真代表色を表す。もっとも、最終的にカラー画像を表示ないし出力する手段で再現できない色は、真代表色とする意味がない。たとえば、カラープリンタがL=a=b=0の色を出力できない場合には、そのような色を真代表色とするのは全く無意味である。また、表示ないし出力が可能な色であっても、真代表色に人間が区別できない複数の色が存在する場合には、それらは1色を除いてあまり意味がない。したがって、表示ないし出力する手段が明らかな場合には、真代表色としては、その手段のガミュート(再現可能な色範囲)内の、人間が区別できる色を設定することが望ましい。
【0021】
さらに、原カラー画像の種類を問わず、R(赤),G(緑),B(青),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒),W(白)などの純色を真代表色に加えることが望ましい。なかでも、W(白)を真代表色に加えておくと、より効果的である。これは、W(白)が真代表色に加えられることにより、原カラー画像に含まれる微妙なノイズや白部分のカブリに対しては限定色化の際に白が割り当てられ、下地除去の効果を生じるからである。また、原カラー画像の種類によっては、その画像にあった任意の色を真代表色に加えることも、効果的である。
【0022】
図4に一例を示した仮代表色から真代表色への変換については基本的に、ある仮代表色に対しては、これに対して色差が最も小さい真代表色が割り当てられるように、仮代表色と真代表色の対応関係が定められる。ただし、上述したように真代表色として特定の色が設定され、最も色差の小さい真代表色ではなく、その特定の真代表色が割り当てられるべき場合には、そのような対応関係とされる。この仮代表色と真代表色の対応関係を、図5に示したように、仮代表色の中から真代表色を設定する場合について示すと、同図の点P1で示す原画素値に対しては、これに対して色差が最も小さい点P2で示す仮代表色が割り当てられ、その仮代表色に対しては、これに対して色差が最も小さい点P3,P4で示す2つの真代表色のうちのたとえば点P3で示す真代表色が割り当てられる。
【0023】
また、点P5で示す原画素値に対しては、これに対して色差が最も小さい点P6で示す仮代表色が割り当てられ、その仮代表色に対しては、これに対して色差が最も小さい点P7で示す真代表色が割り当てられる。具体的に、原画素値と仮代表色の対応関係が図2および図3に示したように設定され、かつ仮代表色と真代表色の対応関係が図4に示したように設定される場合には、例えば原画素値がL=129,a=96,b=147であるときには、図6に示すように、仮代表色選定手段12L,12a,12bからの仮代表色はL=8,a=6,b=9の値のものとなり、その値が真代表色選定手段13に入力され、真代表色選定手段13からは真代表色番号「71」が出力される。真代表色選定手段13からの出力値である真代表色番号「71」は画像メモリ14に入力され、いったん画像メモリ14に記憶される。画像メモリ14から読み出された真代表色番号「71」はカラーマップ15に入力され、カラーマップ15から出力される真代表色はL=136,a=102,b=153の値のものとなる。
【0024】
図1の第1の実施例においては、一方で、カラーマップ15から読み出されたそれぞれ8ビットのL,a,b成分の画像データが色変換手段16により、それぞれ8ビットのR,G,B成分の画像データに変換され、そのR,G,B成分の画像データがD/A変換器17R,17G,17Bにより、それぞれアナログ信号に変換され、そのR,G,B成分の画像信号がCRTディスプレイ18に供給されて、CRTディスプレイ18上に256色に限定された色のカラー画像が表示される。他方で、カラーマップ15から読み出されたそれぞれ8ビットのL,a,b成分の画像データが色変換手段19により、それぞれ8ビットのY,M,C,K成分の画像データに変換され、そのY,M,C,K成分の画像データがカラープリンタ20に供給されて、カラープリンタ20から256色に限定された色のカラー画像がプリント出力される。
【0025】
上述した第1の実施例によれば、あらかじめ原カラー画像が表現されるLab均等色空間をほぼ均等に分割した4096個のセル空間のそれぞれ中心を仮代表色として仮代表色選定手段12L,12a,12bに登録し、その4096色の仮代表色に対応させて0から255までの真代表色番号を設定して真代表色選定手段13に登録し、その真代表色番号に対応させて256色の真代表色を設定してカラーマップ15に登録するようにしたことにより、ヒストグラムの作成を要することなく、少ないメモリ容量と短い処理時間により代表色を決定することができる。
【0026】
また、代表色の選定にあたっては、原画素値が上記の分割された4096個のセル空間のいずれに属するかによって仮代表色選定手段12L,12a,12bからあらかじめ登録された仮代表色が選定され、次にその仮代表色により真代表色選定手段13からあらかじめ登録された真代表色番号が選定されることによって、距離計算を要することなく、少ないメモリ容量と短い処理時間により代表色が選定され、原カラー画像の限定色化がなされる。しかも、真代表色が上述したような考慮のもとに設定されることによって、カラー画像を原画像に対して遜色なく表示ないし出力することができる。
【0027】
仮代表色選定手段12L,12a,12bの入出力特性は、図2に示したように入力値範囲をほぼ均等に分割した、ほぼ線形の特性とする代わりに、図7に示すように、0から255までの値の入力値範囲を、中央付近は少ない値の幅で密に、両端側は多い値の幅で疎に、それぞれ分割した非線形の特性とすることもできる。このような特性とするときは、色空間の中の一般に自然画像に多く含まれる中央部付近に多くの仮代表色を割り当てることができる。
【0028】
図8は、この発明によるカラー画像限定色化装置の第2の実施例を示するブロック図である。この第2の実施例では、図1の第1の実施例の構成に対して、仮代表色選定手段からの仮代表色値を原画素値にフィードバックさせる構成となっている。すなわち、L成分の系については、加算器21Lにおいて画像メモリ11Lからの8ビットの画像データに後述する乗算器25Lからのデータが加算され、ビット数変換器22Lにより仮代表色選定手段12Lからの画像データが4ビットから8ビットに変換され、差分検出器23Lにおいて加算器21Lから仮代表色選定手段12Lに入力される画像データとビット数変換器22Lからの画像データとの差分が検出され、リミッタ24Lにおいてその差分データの値がある範囲内に制限され、乗算器25Lにおいてその制限された値の差分データに適当な係数kが乗じられる。a成分の系およびb成分の系についても同様で、参照符号中においてLに代えてaまたはbを用いて対応部分を示す。
【0029】
ビット数変換器22L,22a,22bは、たとえば入力値が「0110」のときには出力値が「01100000」となるというように、単純なビットシフトによりビット数が変換されるようにしてもよいが、仮代表色選定手段12L,12a,12bの入力値領域幅の中間値を出力するように、仮代表色選定手段12L,12a,12bの入出力特性と逆の入出力特性を持たせるのが望ましい。すなわち、仮代表色選定手段12L,12a,12bが図2に示した入出力特性とされる場合には、ビット数変換器22L,22a,22bを図9(A)に示すような入出力特性のものとし、仮代表色選定手段12L,12a,12bが図7に示した入出力特性とされる場合には、ビット数変換器22L,22a,22bを図9(B)に示すような入出力特性のものとするのが好ましい。
【0030】
図1の第1の実施例においては、原カラー画像が表現される色空間を便宜上、ab平面として示すと、図10の点P11,P12で示す原画素値に対しては、これに対して色差が最も小さい仮代表色である点P13で示す仮代表色がともに割り当てられ、その仮代表色に対しては、たとえば点P14で示す真代表色が割り当てられるというように、複数の原画素値の間にある程度以上の色差があるにもかかわらず、それら複数の原画素値に対して集中的に同一の真代表色が割り当てられることにより、かえって原カラー画像と異なる画像が表示ないし出力されることがあり得る。
【0031】
これに対して、図8の第2の実施例においては、直前の画素についての点P11で示す原画素値とこれに対して割り当てられた点P13で示す仮代表色値との差αに対して係数kが乗じられたものが符号を変えて次の画素についての点P12で示す原画素値に対して加算され、次の画素については等価的に原画素値が点P15で示す値とされることにより、次の画素については、例えば点P16で示す仮代表色が割り当てられ、点P17で示す真代表色が割り当てられる。したがって、ある程度以上の色差がある複数の原画素値に対して集中的に同一の真代表色が割り当てられるようなことがない。
【0032】
ただし、リミッタ24L,24a,24bにおいては上記の差αがあるしきい値以下またはあるしきい値以上に制限され、これにより、フィードバック後の原画素値が本来の原画素値に対して大きくかけ離れてしまって全く異なった色の真代表色が割り当てられてしまうことが防止される。また、上記の差αがあるしきい値以下であるときにはリミッタ24L,24a,24bの出力値が0となるようにしてもよく、これによれば下地除去や不要なフィードバックの除去という効果を生じる。もっとも、乗算器25L,25a,25bで乗じられる係数kの値などによっては、リミッタ24L,24a,24bはなくてもよい。係数kの値は、0以上1以下であることが望ましい。
【0033】
また、図示していないが、画像メモリ11L,11a,11bからの画像データの経路にラインメモリにより近接する複数の画素からなる画素ブロックを形成する回路を設けて、乗算器25L,25a,25bからのデータを複数の周辺画素についての画像データに係数kを適宜異ならせて加算すると、画質的により効果的である。なお、図示していないが、この第2の実施例においても、図1の第1の実施例と同様に、CRTディスプレイ上に256色に限定された色のカラー画像を表示することができる。
【0034】
図11は、この発明によるカラー画像限定色化装置の第3の実施例を示すブロック図である。この第3の実施例では、図1の第1の実施例の構成に対して、真代表色選定手段からの真代表色番号による真代表色値を原画素値にフィードバックさせる構成となっている。すなわち、真代表色選定手段13からの真代表色番号を示すデータがカラーマップ15と同様のカラーマップ26に入力されて、カラーマップ26から真代表色の画素値を示すL,a,b成分の画像データが読み出され、差分検出器23L,23a,23bにおいて、加算器21L,21a,21bから仮代表色選定手段12L,12a,12bに入力されるL,a,b成分の画像データとカラーマップ26からのL,a,b成分の画像データとの差分が、すなわち限定色化される前の画素値と限定色化された後の画素値との差分が検出される。その他の構成は、図8の第2の実施例と同じである。
【0035】
この第3の実施例においても、乗算器25L,25a,25bからのデータを複数の周辺画素についての画像データに加算するようにすると、画質的により効果的である。また、図11の第3の実施例においても、図8の第2の実施例と同様の効果を生じるが、さらに両者を比較すると、図8の第2の実施例の場合は、図11の第3の実施例のようなカラーマップ26を必要とせず、図11の第3の実施例に比べて回路規模を小さくすることができる。これに対して、図11の第3の実施例の場合は、原画素値とこれに対して最終的に割り当てられた真代表色との差分が原画素値にフィードバックされ、限定色化により任意に設定登録された真代表色が割り当てられたときでも正確な差分がフィードバックされるので、画像全体の濃度を保存することができ、図8の第2の実施例に比べてより画質のよい限定色化画像を得ることができる。
【0036】
ここで、第2の実施例の場合のように、仮代表色選定手段12l,12a,12bからの仮代表色値と原カラー画像の画素値との差分を原カラー画像の画素値にフィードバックさせたり、第3の実施例の場合のように、真代表色選定手段13からの出力による真代表色値と原カラー画像の画素値との差分を原カラー画像の画素値にフィードバックさせたりする方法は、いわゆる誤差拡散法のことである。すなわち、この誤差拡散法では、ある画素で発生した誤差を周囲の複数画素に分配することにより、原カラー画像と誤差拡散後の画像の任意の領域の平均濃度を同等にし(保存し)、画質の向上を図っている。
【0037】
ところで、図1、図8および図11の各実施例に共通するが、原カラー画像が表現される色空間は、限定色化に際して原画素値に対して色差が最も小さい仮代表色を割り当て、色差の小さい真代表色を割り当てるために、色空間内でのユークリッド距離が視覚的に色差と等しい、上述したLab均等色空間や同じくCIE(国際照明委員会)が推奨するLuv均等色空間であることが望ましいが、必ずしもこれに限らず、RBG色空間やYMC色空間などの非均等色空間であってもよい。ただし、このRGBやYMCなどの非均等色空間では、数値データ的には色の平均は同等であるが(色を保存しているが)、人間の視覚的には必ずしも色を保存していることにはならず、限定色処理および誤差拡散法を行うには適さないものと考えられていた。
【0038】
そこで、この非均等色空間でも限定色処理および誤差拡散処理を可能とした第4,第5の実施例について以下に説明する。この第4,第5の実施例では、限定色処理および誤差拡散処理を行うに適さない色空間としてRGB非均等色空間を例にとり、限定色処理および誤差拡散処理を行うに適する色空間としてLab均等色空間を例にとっている。なお、原カラー画像はRGB非均等色空間で表現された、1画素1成分につき8ビットにディジタル化されたものであって、理論上224色、すなわち約1677万色で表されており、かつ仮代表色の総数が212=4096色とされ、真代表色の総数が28=256色とされる場合を例にとって説明するものとする。
【0039】
図12は、この発明によるカラー画像限定色化装置の第4の実施例を示すブロック図であり、図中、図1および図8と同等部分には同一の参照符号を付して示しており、またその詳細な説明については重複するので省略する。図12において、画像メモリ11R,11G,11Bには、原稿上のカラー画像がイメージスキャナ等により読み取られることによって得られた、またはコンピュータ等によって生成された、それぞれ1画素につき8ビットのR,G,B成分の画像データが、原カラー画像の画素値としてあらかじめ格納される。画像メモリ11R,11G,11Bに格納されたR,G,B成分の画像データは、画像メモリ11R,11G,11Bから読み出されて色空間変換手段27に入力される。
【0040】
色空間変換手段27では、入力された1画素につき8ビットのR,G,B成分の画像データを、Lab均等色空間で表現される1画素につき8×3=24ビットの画像データに変換する処理が行われる。この色空間変換手段27としては、公知の技術を用いればよく、その一例として、RAMまたはROMにより構成されたLUTと、数1の式のマトリクス演算を行うことのできる加算・乗算器群とからなる構成のものを用いることができる。
【数1】
色空間変換手段27から出力されたL,a,b各成分1画素8ビットの画像データは、それぞれ加算器21L,21a,21bに入力され、後述する乗算器25L,25a,25bからのデータと加算されて出力される。
【0041】
加算器21L,21a,21bから出力されたL,a,b各成分の画像データは、それぞれ仮代表色選定手段12L,12a,12bに入力され、仮代表色選定手段12L,12a,12bにより仮代表色が選定され、それぞれ4ビットのL,a,b成分の画像データにより表される仮代表色値として出力される。仮代表色選定手段12L,12a,12bの機能については、第1の実施例と同様なので、ここでの説明は省略する。この仮代表色選定手段12L,12a,12bからのL,a,b成分の仮代表色値を示すそれぞれ4ビットの画像データは、真代表色選定手段13に入力される。
【0042】
この真代表色選定手段13の機能についても第1の実施例と同様であるため、その説明については省略するが、その入出力特性の一例、すなわちL,a,b成分の仮代表色値と真代表色番号の関係の一例を図13(A)に示す。この真代表色選定手段13からの真代表色番号を示す8ビットのデータは、画像メモリ14にいったん記憶された後、画像メモリ14から読み出されてカラーマップ15に入力される。このカラーマップ15の機能についても第1の実施例と同様であるため、その説明については省略するが、その一例、すなわち真代表色番号と真代表色の画素値との関係の一例を図13(B)に示す。
【0043】
ここで、仮代表色と真代表色の対応関係を、図5に示したように、仮代表色の中から真代表色を設定する場合について示すと、同図の点P1で示す加算器21L,21a,21bからの出力画素値に対しては、これに対して色差が最も小さい点P2で示す仮代表色が割り当てられ、その仮代表色に対しては、これに対して色差が最も小さい点P3,P4で示す2つの真代表色のうちのたとえば点P3で示す真代表色が割り当てられる。また、点P5で示す加算器21L,21a,21bからの出力画素値に対しては、これに対して色差が最も小さい点P6で示す仮代表色が割り当てられ、その仮代表色に対しては、これに対して色差が最も小さい点P7で示す真代表色が割り当てられる。
【0044】
具体的に、原画素値と仮代表色の対応関係が図2および図3に示したように設定され、かつ仮代表色と真代表色の対応関係が図13に示したように設定される場合において、例えば加算器21L,21a,21bからの出力画素値がL=129,a=96,b=147であるときには、図14に示すように、仮代表色選定手段12L,12a,12bからの仮代表色はL=8,a=6,b=9の値のものとなり、その値が真代表色選定手段13に入力され、真代表色選定手段13からは真代表色番号「71」が出力される。真代表色選定手段13からの出力値である真代表色番号「71」は画像メモリ14に入力され、いったん画像メモリ14に記憶される。画像メモリ14から読み出された真代表色番号「71」はカラーマップ15に入力され、カラーマップ15から出力される真代表色はR=113,G=128,B=65の値のものとなる。
【0045】
図12の第4の実施例においては、カラーマップ15から読み出されたそれぞれ8ビットのR,G,B成分の画像データがD/A変換器17R,17G,17Bによってそれぞれアナログ信号に変換され、そのR,G,B成分の画像信号がCRTディスプレイ18に供給されて、CRTディスプレイ18上に256色に限定色化されたカラー画像が表示される。一方、仮代表色選定手段12L,12a,12bから出力される仮代表色のL,a,b成分の画像データは、真代表色選定手段13に入力されると同時に、ビット数変換器22L,22a,22bにも入力される。このビット数変換器22L,22a,22bでは、入力値である仮代表色のL,a,b各成分4ビットの画像データが、各成分8ビットのデータに変換される。このビット数変換器22L,22a,22bからのL,a,b成分の出力値は、差分検出器23L,23a,23bにそれぞれ入力される。
【0046】
L成分の系についてのみ説明すれば、差分検出器23Lにおいて、ビット変換器22LからのL成分のデータと、加算器21Lからのデータとの差分が検出され、リミッタ24Lにおいてその差分データの値がある範囲内に制限され、乗算器25Lにおいてその制限された値の差分データに適当な係数kが乗じられ、加算器21Lに入力される。a成分の系およびb成分の系についても同様で、参照符号中においてLに代えてaまたはbを用いて対応部分を示す。このように、最終的な出力値であるカラーマップ15からの出力画像データと、仮代表色選定手段12L,12a,12bから出力される仮代表色のL,a,b成分の画像データとの差分がフィードバックされることにより、画像全体の平均の色が保存される。
【0047】
図15を例にあげてab平面において説明すると、直前の画素についての点P11で示す画素値とこれに対して割り当てられた点P14で示す真代表色との差αに対して係数kが乗じられたものが符号を変えて次の画素についての点P12で示す画素値に対して加算され、次の画素については等価的に画素値が点P15で示す値とされることにより、次の画素については、例えば点P17で示す真代表色が割り当てられることになる。したがって、ある程度以上の色差がある複数の原画素値に対して、集中的に同一の真代表色が割り当てられることがない。
【0048】
ただし、リミッタ24L,24a,24bにおいては上記の差αがあるしきい値以下またはあるしきい値以上に制限され、これにより、フィードバック後の原画素値が本来の原画素値に対して大きくかけ離れてしまって全く異なった色の真代表色が割り当てられてしまうことが防止される。また、上記の差αがあるしきい値以下であるときにはリミッタ24L,24a,24bの出力値が0となるようにしてもよく、これによれば下地除去や不要なフィードバックの除去という効果を生じる。また、図示していないが、色空間変換手段27からの画像データの経路にラインメモリにより近接する複数の画素からなる画素ブロックを形成する回路を設けて、乗算器25L,25a,25bからのデータを複数の周辺画素についての画像データに係数kを適宜異ならせて加算すると、画質的により効果的である。
【0049】
上述した第4の実施例によれば、RGBやYMCなどの非均等色空間に代表されるような限定色化処理および誤差拡散処理を行うに適していない色空間であっても、色空間変換手段27により、原カラー画像が表現された色空間を、限定色化処理および誤差拡散処理を行うに適した色空間に変換することができるため、誤差拡散における色の保存を視覚的にも満足させた高品質な限定色化を行うことができる。
【0050】
図16は、この発明によるカラー画像限定色化装置の第5の実施例を示すブロック図である。この第5の実施例では、第4の実施例において非均等色空間であるRGB色空間から均等色空間であるLab色空間に変換した後、Lab均等色空間内で差分のフィードバック(誤差拡散)を行っている代わりに、RGB色空間内で差分のフィードバックを行う構成となっている。すなわち、画像メモリ11R,11G,11Bに格納されたR,G,B成分の画像データは、画像メモリ11R,11G,11Bから読み出されて画素値変換手段28に入力される。この画素値変換手段28は、後述するように、発生した差分を人間の視覚的に正しくフィードバック(誤差拡散)されるように、入力されるR,G,B成分の画像データを変化させるものである。なお、この画素値変換手段28の説明については後述する。
【0051】
画素値変換手段28から出力されたR,G,B成分の画像データは、それぞれ加算器21R,21G,21Bに入力される。後述する画素値変換手段29から出力されたR,G,B成分の画像データと加算器21R,21G,21Bにて加算されて出力される。加算器21R,21G,21Bから出力されたR,G,B成分各8ビットの画像データは、それぞれ仮代表色選定手段12R,12G,12Bに入力され、この仮代表色選定手段12R,12G,12Bにより仮代表色が選定され、それぞれ4ビットのR,G,B成分の画像データにより表される仮代表色値として出力される。仮代表色選定手段12R,12G,12Bの機能については第1の実施例と同様なので、ここでは説明は省略する。
【0052】
仮代表色選定手段12R,12G,12BからのR,G,B成分の仮代表色を示すそれぞれ4ビットの画像データは、真代表色選定手段13に入力される。この真代表色選定手段13の機能についても第1の実施例と同様であるため、その説明については省略するが、その入出力特性の一例、すなわちR,G,B成分の仮代表色値と真代表色値の関係の一例を図17(A)に示す。この真代表色選定手段13からの真代表色番号を示す8ビットのデータは、画像メモリ14にいったん記憶された後、画像メモリ14から読み出されてカラーマップ15に入力される。このカラーマップ15の機能についても第1の実施例と同様であるため、その説明については省略するが、その一例、すなわち真代表色番号と真代表色の画素値との関係の一例を図17(B)に示す。
【0053】
カラーマップ15から読み出されたそれぞれ8ビットのR,G,B成分の画像データは、D/A変換器17R,17G,17Bによってそれぞれアナログ信号に変換され、そのR,G,B成分の画像信号がCRTディスプレイ18に供給されて、CRTディスプレイ18上に256色に限定色化されたカラー画像が表示される。一方、仮代表色選定手段12R,12G,12Bから出力される仮代表色のR,G,B成分の画像データは、真代表色選定手段13に入力されると同時に、ビット数変換器22R,22G,22Bにも入力される。このビット数変換器22R,22G,22Bは、第4の実施例におけるビット数変換器22L,22a,22bと同様の機能を持ち、その機能については第4の実施例で説明したのでここでは省略する。このビット数変換器22R,22G,22Bで8ビットのデータに変換されたR,G,B成分の画像データは、それぞれ差分検出器23R,23G,23Bに入力される。
【0054】
R成分の系についてのみ説明すれば、差分検出器23Rにおいて、ビット変換器22Rから入力されるR成分のデータと、加算器21Rからのデータとの差分が検出され、リミッタ24Rにおいてその差分データの値がある範囲内に制限され、乗算器25Rにおいてその制限された値の差分データに適当な係数kが乗じられ、画素値変換手段29に入力される。G成分の系およびB成分の系についても同様で、参照符号中においてRに代えてGまたはBを用いて対応部分を示す。画素値変換手段29に入力されたR,G,B成分の差分の画像データは、画素値変換手段29において、人間の視覚的に正しくフィードバック(誤差拡散)されるように変換される。この画素値変換手段29の説明については後述する。画素値変換手段29から出力されたR,G,B成分の差分の画像データは、それぞれ加算器21R,21G,21Bに入力され、加算器21R,21G,21Bにおいて、画素値変換手段29から出力されたR,G,B成分の画像データと加算される。
【0055】
さて、限定色化を行うにあたっては、先述したように、視覚的に平均の色を保持しながら差分データのフィードバック(誤差拡散)を行うのが望ましい。そこで、上述した第5の実施例では、画素値変換手段28および画素値変換手段29を設け、RGB非均等色空間において、視覚的に平均の色を保存しながら差分データのフィードバック(誤差拡散)を行うために、画素値変換手段28および画素値変換手段29によって画像データおよび差分の画像データの画素値変換を行うようにしている。以下、画素値変換手段28および画素値変換手段29について、数式(行列式)を用いながら説明する。
【0056】
今、RGB色空間からLab色空間への変換は、
【数2】
数2の式と近似することができる。同様に、Lab色空間からRGB色空間への変換も、
【数3】
数3の式と近似することができる。
【0057】
今、図18に示すように、任意の画素値をP21=(R1 ,G1 ,B1)、P21の限定色化後の画素値をP22=(R2 ,G2 ,B2)、P21とP22との差分(誤差)が加算される画素の画素値をP23=(R3 ,G3 ,B3)、P23に上記の差分(誤差)が加算された後の画素値をP24=(R4 ,G4 ,B4)とする。また、RGB色空間上で表された上記の画素値P21,P22,P23,P24を、Lab色空間に変換したときの画素値をP21,P22,P23,P24の順に、(L1 ,a1 ,b1),(L2 ,a2 ,b2),(L3 ,a3 ,b3),(L4 ,a4 ,b4)とする。
【0058】
すなわち、
【数4】
数4の関係式が成り立つとする。なお、理解を容易にするために、差分(誤差)のフィードバックは隣接する1画素にのみ行うものとし、また乗算器25R,25G,25Bの乗算係数は全てk=1.0、リミッタ24R,24G,24Bでは値の制限を行わないものとする。
【0059】
さて、差分(誤差)のフィードバックはLab均等色空間で行うことが望ましいので、
【数5】
数5の式の計算をするのがよい。したがって、
【数6】
【数7】
数6および数7の各式の関係が成り立つ。
【0060】
これにより、画素値変換手段28は、
【数8】
数8の式のマトリクス演算を行うことのできる加算・乗算器群で構成され、画素値変換手段29は、
【数9】
数9の式のマトリクス演算を行うことのできる加算・乗算器群で構成される。
【0061】
また、数6の式の4段目の右辺第1項は、
【数10】
数10の式となるため画素値変換手段28はなくてもよいが、近似誤差をできるだけ少なくするためには画素値変換手段28を設けることが望ましい。さらに、近似誤差を少なくするためには、画素値変換手段28および画素値変換手段29にはLUTを備えることもより有効である。
【0062】
このように、第5の実施例によれば、仮代表色選定手段12R,12G,12Bの入力値と出力値との差分を変化させてフィードバック(誤差拡散)させる画素値変換手段29を設けたことにより、RGB非均等色空間であっても視覚的に平均の色を保存して差分のフィードバックを行うことが可能となる。特に、原カラー画像の画素値を変化させて仮代表色選定手段12R,12G,12Bに与える画素値変換手段28をも設けることにより、近似誤差をできるだけ少なくすることができるため、限定化処理および誤差拡散処理を行うに適さない色空間においても視覚的に色を保存した誤差拡散を行うことができるため、高品質な限定色化画像を得ることができる。
【0063】
なお、上記各実施例において、画像メモリ11L,11a,11b(11R,11G,11B)に格納される原カラー画像が1画素1成分につき8ビットで、すなわち1画素あたり合計24ビットで表現されたものであれば、原カラー画像は約1677万色を表すことができ、自然画像を人間の目には全く変わらず表現することができるものの、原カラー画像は必ずしも1画素あたり合計24ビットで表現されたものである必要はない。仮代表色の総数についても、4096色に限る必要はなく、また仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の入出力特性も図2または図7に示したものとは異なるものにすることができる。
【0064】
例えば、原カラー画像が1画素1成分につき8ビットで表現されたものである場合に、上述したように、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の出力を各成分につき4ビットとするときは、それぞれの出力値として0から15までの値を得ることができるが、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の入出力特性を、入力値範囲は図19に示すように0付近および255付近を除いて均等の幅で、または図20に示すように中央付近では少ない値の幅で密に、両端側では多い値の幅で疎に、それぞれ合計9個の領域に分割され、この9個の入力値領域に対して出力値は0から8までの値をとる特性とすることもできる。この場合には、仮代表色の総数は9×9×9=729色となり、真代表色選定手段13の回路規模を小さくすることができる。
【0065】
このように、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)を図19または図20に示した入出力特性とする場合には、図8の第2の実施例、図12の第4の実施例および図16の第5の実施例においては、ビット数変換器22L,22a,22b(22R,22G,22B)は、上述したように、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の入力値領域幅の中間値を出力するように、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)が図19に示した入出力特性とされるときには図21(A)に示すような入出力特性のものとし、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)が図20に示した入出力特性とされるときには図21(B)に示すような入出力特性のものとするのが望ましい。
【0066】
また、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の入出力特性は、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)ごとに、すなわち各成分ごとに、図2、図6、図19または図20に示したような特性の間で互いに異ならせてもよい。さらに、たとえば仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)の出力を各成分につき5ビットとして、仮代表色の総数を32×32×32=32768色とすることもできる。真代表色の総数も、256色に限る必要はない。たとえば、真代表色選定手段13の出力の真代表色番号を7ビットとして真代表色の総数を128色とし、または真代表色番号を9ビットとして真代表色の総数を512色とすることができる。
【0067】
仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)、真代表色選定手段13、カラーマップ15および図11の第3の実施例におけるカラーマップ26などは、LUT以外の手段を用いて構成することができる。たとえば、仮代表色選定手段12L,12a,12b(12R,12G,12B)は、比較器などによって原画素値が分割されたセル空間のいずれに属するかが検出され、その属するセル空間に応じた仮代表色値が出力されるように構成することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、代表色の決定にあたって、あらかじめ原カラー画像が表現される色空間を適宜分割したNb個のセル空間のそれぞれ例えば中心を仮代表色として仮代表色選定手段に登録するとともに、あらかじめNc色の真代表色を設定して真代表色選定手段に登録するので、ヒストグラムの作成を必要とすることなく、少ないメモリ容量と短い処理時間により代表色を決定することができ、また代表色の選定にあたっては、原画素値が上記の分割されたNb個のセル空間のいずれに属するかによって仮代表色選定手段からあらかじめ登録された仮代表色が選定され、次にその仮代表色により真代表色選定手段からあらかじめ登録された真代表色が選定されるので、原画素値と代表色値との間の距離を計算する必要がなく、少ないメモリ容量と短い処理時間により代表色を選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラー画像限定色化装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】仮代表色選定手段の入出力特性の一例を示す特性図である。
【図3】その入出力特性をab平面上で示す図である。
【図4】第1の実施例に係る真代表色選定手段およびカラーマップの各入出力特性の一例を示す図である。
【図5】原画素値、仮代表色および真代表色の関係の一例をab平面上で示す図である。
【図6】第1の実施例に係る原画素値、仮代表色および真代表色の関係の具体的数値例を示す図である。
【図7】仮代表色選定手段の入出力特性の他の例を示す特性図である。
【図8】この発明によるカラー画像限定色化装置の第2の実施例を示すブロック図である。
【図9】ビット数変換器の入出力特性の一例を示す図である。
【図10】第2の実施例のフィードバックの説明に供する図である。
【図11】この発明によるカラー画像限定色化装置の第3の実施例を示すブロック図である。
【図12】この発明によるカラー画像限定色化装置の第4の実施例を示すブロック図である。
【図13】第4の実施例に係る真代表色選定手段およびカラーマップの各入出力特性の一例を示す図である。
【図14】第4の実施例に係る原画素値、仮代表色および真代表色の関係の具体的数値例を示す図である。
【図15】第4の実施例のフィードバックの説明に供する図である。
【図16】この発明によるカラー画像限定色化装置の第5の実施例を示すブロック図である。
【図17】第5の実施例に係る真代表色選定手段およびカラーマップの各入出力特性の一例を示す図である。
【図18】第5の実施例のフィードバックの説明に供する図である。
【図19】仮代表色選定手段の入出力特性のさらに他の例を示す特性図である。
【図20】仮代表色選定手段の入出力特性のさらに他の例を示す特性図である。
【図21】ビット数変換器の入出力特性の他の例を示す図である。
【図22】フルカラー表示のカラー画像表示装置の一例を示すブロック図である。
【図23】限定色表示のカラー画像表示装置の一例を示すブロック図である。
【図24】局所区分探索法の説明に供する図である。
【符号の説明】
12L,12a,12b(12R,12G,12B) 仮代表色選定手段
13 真代表色選定手段
15 カラーマップ
27 色空間変換手段
28,29 画素値変換手段[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a color image limited color conversion apparatus, and more particularly to a color image display apparatus or a color image output apparatus capable of simultaneously expressing a digitized full-color image with only a limited number of colors, compared to the original image. The present invention relates to a device for performing limited color so as to express images without any color.
[0002]
[Prior art]
A color image is generally represented by three components of red, green, and blue (so-called three primary colors of light). In order to display a natural image in the same manner as the original image, a digital value of about 8 bits is required as a pixel value of each component. The image memory requires a capacity of about 24 bits per pixel. FIG. 22 shows an example of such a full-color display color image display device. The image memories 1R, 1G, and 1B each have 8 bits of R (red), G (green), and B (blue) for each pixel. Image data is stored, and the R, G, B image data is read out from the image memories 1R, 1G, 1B and converted into analog signals by the D /
[0003]
On the other hand, a personal computer or the like often uses a color image display device that can simultaneously display only a limited number of colors. FIG. 23 shows an example of a color image display device of such a limited color display. The
[0004]
Expressing a full-color image with a limited number of colors is referred to as limiting the color image. However, in general, a natural image cannot be expressed as good as the original image with about 256 colors. However, there is a great demand for making this possible, and various proposals have been made to make this possible. A representative example is the Median Cut Algorithm shown in Computer Graphics, Vol. 16, No. 3, July 1982, pp. 297-307. This is done by examining the color distribution of the original color image in the color space, creating a histogram, and first dividing the color space by the median (median) of the longest axis of the color distribution to form two subspaces (clusters). Then, the two subspaces are divided into four subspaces by dividing each of the two subspaces by the median having the longest axis of color distribution, and a predetermined limited number of color spaces, for example, 256 subspaces are obtained. In each subspace, the average value of the pixel values belonging to that subspace is used as the representative color value, and in limiting the color, the original pixel value is replaced with the representative color value of the final subspace to which it belongs. is there.
[0005]
On the other hand, when the representative color is determined in advance, or when the representative color is determined by some method, it is necessary to replace the original pixel value with the closest representative color value. However, simply calculating the distance between the original pixel value and all the representative color values takes too much time to select the representative color. Therefore, a method of shortening the time required for selecting a representative color has been proposed, and a representative example thereof is a locally sorted search method disclosed in the above-mentioned literature.
[0006]
This means that when the number of representative colors is N, the color space in which the original color image is expressed is divided into N × N × N cell spaces, and a list of representative colors close to the cell space is obtained for each cell space. At this time, among the representative colors indicated by black circles in FIG. 24 (in FIG. 24, the color space is indicated by a two-dimensional plane for convenience), the representative color closest to the center C1 of a certain cell space S1 is defined. In other words, the distance r between the representative color Pa and the corner of the cell space S1 farthest from the representative color Pa in the case of FIG. , The representative colors within the cell space S1 and within a distance r from the cell space S1 are added to the representative color list of the cell space S1, but the representative colors farther than the distance r from the cell space S1 are not added to the representative color list of the cell space S1. To do.
[0007]
That is, in the case of FIG. 24, the representative color list of the cell space S1 includes only the representative colors Pa, Pb, Pc, Pd, Pe, Pf, and Pg located inside the periphery E1 separated by the distance r from the cell space S1. In addition, the representative colors Ph, Pi, etc. located outside the periphery E1 are not added. By doing so, useless representative colors can be excluded from the list. In limiting colorization, first, which cell space the original pixel value belongs to is checked, and then the cell to which the original pixel value belongs is determined. The color closest to the original pixel value is selected from the representative colors in the representative color list of the space.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the above-described median cut algorithm is a so-called adaptive method of determining a representative color according to the color distribution of an original color image, a high-quality image can be obtained as a color image after limited colorization. To create a histogram by examining the color distribution of the original color image, for example, if the original color image is represented by R, G, B image data of 8 bits per pixel, at least 224X2 bytes = A memory of about 32 megabytes is required, and furthermore, there is a disadvantage that a computer process requiring a considerable processing time is required to finally determine a representative color by repeating division into partial spaces. .
[0009]
In addition, although the local segment search method requires less time for selecting a representative color than the method of calculating the distance between the original pixel value and all the representative color values, it is considerably more difficult to create a representative color list as preprocessing. And the distance between the original pixel value and a plurality of representative color values in the representative color list must be calculated.
[0010]
Therefore, the present invention is required for determining and selecting a representative color in a color image display device or a color image output device capable of simultaneously expressing (displaying or outputting) a digitized full-color image with only a limited number of colors. It is an object of the present invention to provide a color image limited color conversion apparatus capable of significantly reducing memory capacity and processing time.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
A color image limited colorizing apparatus according to the present invention includes a temporary representative color selecting unit that selects a temporary representative color value from a pixel value of an original color image for each component of a color space, and each of the components selected by the temporary representative color selecting unit. And a true representative color selecting means for selecting a true representative color from the temporary representative color values for each component. Here, the “true representative color” referred to in this specification is a color that is ultimately assigned to an original pixel value when the original color image is limited, and is generally referred to as a “representative color”. "Color" or "limited color". The “temporary representative color” is defined as an intermediate value with respect to the original pixel value in the process of finally assigning the true representative color to the original pixel value when the original color image is limited in color in the present invention. When the theoretical number of colors of the original color image is Na, the total number of provisional representative colors is Nb, and the total number of true representative colors is Nc, the relationship of Na> Nb> Nc is satisfied. is there.The temporary representative color selecting means selects a temporary representative color according to which of the Nb cell spaces the original pixel value belongs to.
[0012]
[Action]
In the color image limited color conversion apparatus having the above-mentioned configuration, each of Nb cell spaces obtained by appropriately dividing the color space in which the original color image is expressed is registered in the temporary representative color selection unit, for example, with the center as the temporary representative color. A true representative color of Nc color is set in advance and registered in the true representative color selecting means. In selecting a representative color, a temporary representative color registered in advance by the temporary representative color selecting means is selected according to which of the Nb cell spaces the original pixel value belongs to, and then the temporary representative color is selected. A true representative color registered in advance is selected from the true representative color selecting means according to the representative color.
[0013]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the first to third embodiments, the original color image is L*a*b*Expressed in a uniform color space,
Since each pixel has been digitized to 8 bits per component, the theoretical number of colors of the original color image is 224Colors, that is, about 16.770,000 colors, and the total number of temporary representative colors is 212= 4096 colors, and the total number of true representative colors is 28= 256 colors will be described as an example. Also, L*a*b*Each component of uniform color space
Is "L*"" A*"B*Should be written in the drawing
However, they are abbreviated as “L”, “a”, and “b” in the specification.
[0014]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a color image limited colorizing apparatus according to the present invention. In FIG. 1, the
[0015]
FIG. 2 shows an example of the input / output characteristics of the provisional representative color selecting means 12L, 12a, 12b, and the input values of values from 0 to 255 each represented by 8-bit L, a, b component image data. The range is divided equally into a range of 17 values except around 0 and 255, and a range of 9 values of about 1/2 of around 0 and 255 is divided into 16 regions in total. Output values of values from 0 to 15 are assigned to the 16 input value regions as temporary representative color values represented by 4-bit L, a, and b component image data. Therefore, the color space in which the original color image is expressed is 212= 4096 cell spaces, and the center of each of the 4096 cell spaces, that is, the color space in which the original color image is represented as the ab plane for convenience, is expressed by the horizontal axis (a-axis) in FIG. The intersection of the horizontal broken line with the vertical (b-axis) and vertical broken lines is set and registered as a temporary representative color. Although only 16 × 16 = 256 colors are shown for convenience in FIG. 3 for the sake of convenience, 16 × 16 × 16 = 4096 colors are actually set in the Lab uniform color space.
[0016]
In this way, a total of 4096 temporary representative colors are set and registered in the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b, and the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b stores the original pixel values from the
[0017]
The 4-bit image data indicating the temporary representative color values of the L, a, and b components from the temporary representative color selecting means 12L, 12a, and 12b is input to the true representative
[0018]
FIG. 4A shows an example of the input / output characteristics of the true representative
[0019]
FIG. 4B shows an example of the input / output characteristics of the
[0020]
FIG. 5 shows the relationship between the temporary representative color and the true representative color in the case where the true representative color is set from the temporary representative colors by using the ab plane for convenience, and shows a horizontal broken line and a vertical broken line. Represents a temporary representative color, of which the circled point represents the true representative color. However, a color that cannot be finally reproduced by means for displaying or outputting a color image has no meaning as a true representative color. For example, when a color printer cannot output a color of L = a = b = 0, it is completely meaningless to make such a color a true representative color. Further, even if the colors that can be displayed or output exist, if there are a plurality of colors that cannot be distinguished by humans as true representative colors, they have little meaning except for one color. Therefore, when the means for displaying or outputting is clear, it is desirable to set a color that can be distinguished by humans within the gamut (reproducible color range) of the means as the true representative color.
[0021]
Further, regardless of the type of the original color image, R (red), G (green), B (blue), Y (yellow), M (magenta), C (cyan), K (black), W (white) It is desirable to add a pure color, such as, to the true representative color. In particular, it is more effective to add W (white) to the true representative color. This is because, when W (white) is added to the true representative color, white is assigned to the subtle noise and fog of the white portion included in the original color image at the time of limited color conversion, and the effect of background removal is obtained. This is because Also, depending on the type of the original color image, it is also effective to add an arbitrary color suitable for the image to the true representative color.
[0022]
The conversion from the temporary representative color to the true representative color, an example of which is shown in FIG. 4, is basically performed such that a certain temporary representative color is assigned a true representative color having the smallest color difference. The correspondence between the representative color and the true representative color is determined. However, as described above, when a specific color is set as a true representative color and the specific true representative color is to be assigned instead of the true representative color having the smallest color difference, such a correspondence is established. As shown in FIG. 5, when the true representative color is set from the temporary representative colors as shown in FIG. 5, the correspondence between the temporary representative color and the true representative color is as follows. For this purpose, a temporary representative color indicated by a point P2 having the smallest color difference is assigned to the temporary representative color, and two true representative colors indicated by points P3 and P4 having the smallest color difference are assigned to the temporary representative color. For example, a true representative color indicated by a point P3 is assigned.
[0023]
In addition, a temporary representative color indicated by a point P6 having the smallest color difference is assigned to the original pixel value indicated by the point P5, and a color difference having the smallest color difference is assigned to the temporary representative color. The true representative color indicated by the point P7 is assigned. Specifically, the correspondence between the original pixel values and the temporary representative colors is set as shown in FIGS. 2 and 3, and the correspondence between the temporary representative colors and the true representative colors is set as shown in FIG. In this case, for example, when the original pixel values are L = 129, a = 96, and b = 147, as shown in FIG. 6, the temporary representative color from the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b is L = 8. , A = 6, b = 9, and the values are input to the true representative
[0024]
In the first embodiment shown in FIG. 1, on the other hand, 8-bit L, a, and b component image data read from the
[0025]
According to the first embodiment described above, the temporary representative color selecting means 12L, 12a uses the center of each of the 4096 cell spaces obtained by dividing the Lab uniform color space in which the original color image is rendered substantially equally in advance as the temporary representative color. , 12b, the true representative color numbers from 0 to 255 are set in correspondence with the 4096 temporary representative colors, registered in the true representative color selection means 13, and 256 corresponding to the true representative color numbers. By setting the true representative color of the color and registering it in the
[0026]
In selecting a representative color, a provisional representative color registered in advance from the provisional representative color selecting means 12L, 12a, 12b is selected depending on which of the 4096 divided cell spaces the original pixel value belongs to. Then, the true representative color number registered in advance from the true representative
[0027]
The input / output characteristics of the tentative representative color selecting means 12L, 12a, 12b are set to 0 as shown in FIG. 7 instead of the input value range being substantially equally divided as shown in FIG. To 255, the input value range can be set to a non-linear characteristic which is divided into small values near the center with a small value width and sparsely provided with a large value width at both ends. With such characteristics, a large number of temporary representative colors can be assigned near the center of the color space that is generally included in a natural image.
[0028]
FIG. 8 is a block diagram showing a second embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention. The second embodiment is different from the first embodiment in FIG. 1 in that the provisional representative color value from the provisional representative color selecting means is fed back to the original pixel value. That is, for the L component system, the
[0029]
The
[0030]
In the first embodiment of FIG. 1, if the color space in which the original color image is represented is represented as an ab plane for convenience, the original pixel values indicated by points P11 and P12 in FIG. A plurality of original pixel values, such as a temporary representative color indicated by a point P13 which is the temporary representative color having the smallest color difference, and a true representative color indicated by a point P14 are assigned to the temporary representative color, for example. , The same true representative color is intensively assigned to the plurality of original pixel values, so that an image different from the original color image is displayed or output. It is possible.
[0031]
On the other hand, in the second embodiment of FIG. 8, the difference α between the original pixel value of the immediately preceding pixel indicated by the point P11 and the temporary representative color value indicated by the point P13 assigned thereto is calculated. The value multiplied by the coefficient k changes the sign and is added to the original pixel value of the next pixel indicated by the point P12. For the next pixel, the original pixel value is equivalently set to the value indicated by the point P15. Accordingly, for the next pixel, for example, a temporary representative color indicated by a point P16 is assigned, and a true representative color indicated by a point P17 is assigned. Therefore, the same true representative color is not intensively assigned to a plurality of original pixel values having a certain or more color difference.
[0032]
However, in the
[0033]
Although not shown, a circuit for forming a pixel block composed of a plurality of pixels closer to the line memory in the path of the image data from the
[0034]
FIG. 11 is a block diagram showing a third embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention. In the third embodiment, the true representative color value based on the true representative color number from the true representative color selecting means is fed back to the original pixel value in the configuration of the first embodiment in FIG. . That is, the data indicating the true representative color number from the true representative
[0035]
Also in the third embodiment, if the data from the
[0036]
Here, as in the case of the second embodiment, the difference between the temporary representative color value from the temporary representative color selecting means 121, 12a, and 12b and the pixel value of the original color image is fed back to the pixel value of the original color image. Or a method of feeding back the difference between the true representative color value output from the true representative
[0037]
By the way, as is common to the embodiments of FIGS. 1, 8 and 11, the color space in which the original color image is expressed is assigned a temporary representative color having the smallest color difference with respect to the original pixel value at the time of limiting colorization. In order to assign a true representative color with a small color difference, the Lab uniform color space described above or the Luv uniform color space also recommended by the CIE (International Commission on Illumination), in which the Euclidean distance in the color space is visually equal to the color difference. However, the present invention is not limited to this, and may be a non-uniform color space such as an RBG color space or a YMC color space. However, in the non-uniform color space such as RGB or YMC, the average of the colors is equivalent in numerical data (although the colors are preserved), but the colors are not necessarily preserved visually by humans. This was not considered to be the case and it was not suitable for performing limited color processing and error diffusion.
[0038]
Therefore, fourth and fifth embodiments in which limited color processing and error diffusion processing can be performed even in this non-uniform color space will be described below. In the fourth and fifth embodiments, an RGB non-uniform color space is taken as an example of a color space unsuitable for performing limited color processing and error diffusion processing, and Lab is used as a color space suitable for performing limited color processing and error diffusion processing. The uniform color space is taken as an example. Note that the original color image is expressed in an RGB non-uniform color space and is digitized to 8 bits per one pixel component.24Color, that is, about 16.770,000 colors, and the total number of temporary representative colors is 212= 4096 colors, and the total number of true representative colors is 28= 256 colors will be described as an example.
[0039]
FIG. 12 is a block diagram showing a fourth embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention. In the drawing, the same parts as those in FIGS. 1 and 8 are denoted by the same reference numerals. , And a detailed description thereof will be omitted because it is redundant. In FIG. 12, the
[0040]
The color space conversion means 27 converts the input R, G, B component image data of 8 bits per pixel into image data of 8 × 3 = 24 bits per pixel expressed in the Lab uniform color space. Processing is performed. As the color space conversion means 27, a known technique may be used. As an example, an LUT constituted by a RAM or a ROM and an adder / multiplier group capable of performing a matrix operation of
(Equation 1)
The 8-bit image data of each pixel of each component of L, a, and b output from the color space conversion means 27 is input to
[0041]
The image data of each of the L, a, and b components output from the
[0042]
Since the function of the true representative
[0043]
Here, as shown in FIG. 5, the correspondence between the tentative representative color and the true representative color is shown in a case where the true representative color is set from among the tentative representative colors. , 21a, and 21b are assigned a temporary representative color indicated by a point P2 having the smallest color difference, and the temporary representative color has the smallest color difference. Of the two true representative colors indicated by the points P3 and P4, for example, the true representative color indicated by the point P3 is assigned. Further, a temporary representative color indicated by a point P6 having the smallest color difference is assigned to the output pixel value from the
[0044]
Specifically, the correspondence between the original pixel value and the temporary representative color is set as shown in FIGS. 2 and 3, and the correspondence between the temporary representative color and the true representative color is set as shown in FIG. In the case, for example, when the output pixel values from the
[0045]
In the fourth embodiment shown in FIG. 12, 8-bit R, G, and B component image data read from the
[0046]
If only the system of the L component is described, the difference between the data of the L component from the
[0047]
To explain in the ab plane by taking FIG. 15 as an example, the coefficient k is multiplied by the difference α between the pixel value of the immediately preceding pixel indicated by the point P11 and the true representative color indicated by the point P14 assigned thereto. The sign of the next pixel is changed and added to the pixel value of the next pixel indicated by the point P12, and the pixel value of the next pixel is equivalently set to the value indicated by the point P15. For example, a true representative color indicated by a point P17 is assigned. Therefore, the same true representative color is not intensively assigned to a plurality of original pixel values having a certain or more color difference.
[0048]
However, in the
[0049]
According to the above-described fourth embodiment, even if the color space is not suitable for performing limited colorization processing and error diffusion processing as represented by non-uniform color spaces such as RGB and YMC, color space conversion is performed. By means 27, the color space in which the original color image is expressed can be converted into a color space suitable for performing the limited colorization process and the error diffusion process, so that the color storage in the error diffusion is visually satisfied. It is possible to perform high quality limited colorization.
[0050]
FIG. 16 is a block diagram showing a fifth embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention. In the fifth embodiment, after the RGB color space which is a non-uniform color space is converted to the Lab color space which is a uniform color space in the fourth embodiment, a difference feedback (error diffusion) is performed in the Lab uniform color space. Is performed, the difference is fed back in the RGB color space. That is, the image data of the R, G, and B components stored in the
[0051]
The image data of the R, G, and B components output from the pixel value conversion means 28 are input to
[0052]
The 4-bit image data indicating the temporary representative colors of the R, G, and B components from the temporary representative
[0053]
The 8-bit R, G, B component image data read from the
[0054]
Only the system of the R component will be described. In the
[0055]
When performing limited color conversion, as described above, it is desirable to perform feedback (error diffusion) of difference data while visually maintaining the average color. Therefore, in the fifth embodiment described above, the pixel value conversion means 28 and the pixel value conversion means 29 are provided, and the difference data is fed back (error diffusion) while visually maintaining the average color in the RGB non-uniform color space. The pixel value conversion means 28 and the pixel value conversion means 29 perform the pixel value conversion of the image data and the difference image data. Hereinafter, the pixel value conversion means 28 and the pixel value conversion means 29 will be described using mathematical formulas (determinants).
[0056]
Now, the conversion from the RGB color space to the Lab color space is as follows.
(Equation 2)
(Equation 3)
[0057]
Now, as shown in FIG. 18, an arbitrary pixel value is set to P21 = (R1, G1, B1), P21 = (R2, G2, B2), The pixel value of the pixel to which the difference (error) between P21 and P22 is added is P23 = (R3, G3, B3), The pixel value after the above difference (error) is added to P23 is P24 = (R4, G4, B4). The pixel values obtained by converting the pixel values P21, P22, P23, and P24 represented on the RGB color space into the Lab color space are represented by (L) in the order of P21, P22, P23, and P24.1, A1, B1), (L2, A2, B2), (L3, A3, B3), (L4, A4, B4).
[0058]
That is,
(Equation 4)
It is assumed that the relational expression of
[0059]
Now, it is desirable that the difference (error) feedback is performed in the Lab uniform color space.
(Equation 5)
It is good to calculate the formula of
(Equation 6)
(Equation 7)
The relations of the equations (6) and (7) hold.
[0060]
Thereby, the pixel value conversion means 28
(Equation 8)
The pixel value conversion means 29 is composed of a group of adders / multipliers capable of performing the matrix operation of the equation (8).
(Equation 9)
It is composed of an adder / multiplier group capable of performing the matrix operation of the equation (9).
[0061]
In addition, the first term on the right side of the fourth stage of the equation (6) is
(Equation 10)
Although the pixel value conversion means 28 may be omitted because of the formula (10), it is desirable to provide the pixel value conversion means 28 in order to minimize the approximation error. Further, in order to reduce the approximation error, it is more effective to provide the
[0062]
As described above, according to the fifth embodiment, the pixel
[0063]
In each of the above embodiments, the original color image stored in the
[0064]
For example, when the original color image is represented by 8 bits per pixel, as described above, the outputs of the provisional representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) are used for each component. When each bit is 4 bits, values from 0 to 15 can be obtained as output values. However, the input / output characteristics of the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) are input. The value range is a uniform width except for around 0 and 255 as shown in FIG. 19, or densely with a small value width near the center and sparsely with a large value width at both ends as shown in FIG. , Each of which is divided into a total of nine regions, and the output values of the nine input value regions can take values from 0 to 8. In this case, the total number of temporary representative colors is 9 × 9 × 9 = 729, and the circuit scale of the true representative
[0065]
As described above, when the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) has the input / output characteristics shown in FIG. 19 or FIG. 20, the second embodiment of FIG. In the fourth embodiment and the fifth embodiment shown in FIG. 16, the
[0066]
The input / output characteristics of the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) are different for each of the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B), that is, for each component. , FIG. 2, FIG. 6, FIG. 19 or FIG. Further, for example, the output of the temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) may be set to 5 bits for each component, and the total number of temporary representative colors may be 32 × 32 × 32 = 32768 colors. The total number of true representative colors need not be limited to 256 colors. For example, the true representative color number output from the true representative
[0067]
The temporary representative color selecting means 12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B), the true representative
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when determining a representative color, a temporary representative color is selected as a temporary representative color, for example, at the center of each of Nb cell spaces obtained by appropriately dividing a color space in which an original color image is expressed. Since the true representative colors of Nc colors are set in advance and registered in the true representative color selecting means, the representative colors are determined with a small memory capacity and a short processing time without the need to create a histogram. In selecting a representative color, a temporary representative color registered in advance by a temporary representative color selecting unit is selected according to which of the Nb divided cell spaces the original pixel value belongs to. Since the true representative color registered in advance is selected from the true representative color selecting means based on the temporary representative color, it is necessary to calculate the distance between the original pixel value and the representative color value. No, it is possible to select a representative color by a small memory capacity and a short processing time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a color image limited colorizing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a characteristic diagram illustrating an example of input / output characteristics of a temporary representative color selecting unit.
FIG. 3 is a diagram showing the input / output characteristics on an ab plane.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of each input / output characteristic of a true representative color selecting unit and a color map according to the first embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a relationship between an original pixel value, a temporary representative color, and a true representative color on an ab plane.
FIG. 6 is a diagram illustrating a specific numerical example of a relationship between an original pixel value, a temporary representative color, and a true representative color according to the first embodiment.
FIG. 7 is a characteristic diagram showing another example of the input / output characteristics of the temporary representative color selecting unit.
FIG. 8 is a block diagram showing a second embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of input / output characteristics of a bit number converter.
FIG. 10 is a diagram for explaining feedback of the second embodiment;
FIG. 11 is a block diagram showing a third embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention.
FIG. 12 is a block diagram showing a fourth embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention.
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of each input / output characteristic of a true representative color selecting unit and a color map according to a fourth embodiment.
FIG. 14 is a diagram showing specific numerical examples of the relationship between an original pixel value, a temporary representative color, and a true representative color according to the fourth embodiment.
FIG. 15 is a diagram provided for explanation of feedback in the fourth embodiment.
FIG. 16 is a block diagram showing a fifth embodiment of the color image limited colorizing apparatus according to the present invention.
FIG. 17 is a diagram illustrating an example of each input / output characteristic of a true representative color selecting unit and a color map according to a fifth embodiment.
FIG. 18 is a diagram provided for explanation of feedback in the fifth embodiment.
FIG. 19 is a characteristic diagram showing still another example of the input / output characteristics of the temporary representative color selecting unit.
FIG. 20 is a characteristic diagram showing still another example of the input / output characteristics of the temporary representative color selecting unit.
FIG. 21 is a diagram illustrating another example of the input / output characteristics of the bit number converter.
FIG. 22 is a block diagram illustrating an example of a color image display device for full-color display.
FIG. 23 is a block diagram showing an example of a color image display device for limited color display.
FIG. 24 is a diagram provided for explanation of a local segment search method.
[Explanation of symbols]
12L, 12a, 12b (12R, 12G, 12B) Temporary representative color selecting means
13 True representative color selection means
15 Color Map
27 Color space conversion means
28, 29 pixel value conversion means
Claims (6)
前記仮代表色選定手段によって選定された各成分ごとの仮代表色値から真代表色を選定する真代表色選定手段と
を具備することを特徴とするカラー画像限定色化装置。When the number of colors of the original color image is Na, the total number of temporary representative colors is Nb, and the total number of true representative colors is Nc from the pixel values of the original color image for each component of the color space , Na>Nb> Nc Provisional representative color selecting means for selecting a temporary representative color value to be related according to which of the Nb cell spaces the pixel value belongs to;
A true representative color selecting unit for selecting a true representative color from the temporary representative color values for each component selected by the temporary representative color selecting unit.
前記フィードバック手段は、前記仮代表色選定手段の入力値と出力値との差分を前記色空間変換手段の出力値にフィードバックさせることを特徴とする請求項2記載のカラー画像限定色化装置。A color space conversion unit that converts the pixel value of the color space of the original color image into a pixel value of a color space suitable for performing the limited color conversion process and the error diffusion process and provides the pixel value to the temporary representative color selection unit;
3. The color image limited colorization apparatus according to claim 2, wherein said feedback means feeds back a difference between an input value and an output value of said temporary representative color selection means to an output value of said color space conversion means.
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JPH08123381A (en) | 1996-05-17 |
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