JP3564594B2 - Anti-vibration device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン等振動体の両側に一組の液体封入式防振ユニットを有する防振装置に関するものであり、特に、上記一組の液体封入式防振ユニットを形成するそれぞれの平衡室に、負圧または大気圧を適宜切換えた状態にて導入するように作動する切換手段を有する負圧導入型の液体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
防振装置のうち、特に、自動車用のエンジンマウント等にあっては、動力源であるところのエンジンがアイドリング運転の状態から最大回転速度までの間、種々の状況下で使用されるものであるため、広い範囲の周波数に対応できるものでなければならない。従って、このような複数の条件に対応させるために、内部に液室を設けるとともに、当該液室内に特定の周波数にて容積変化をする流体袋を設けるようにしたもの、あるいはダイヤフラム等を介して区画形成される負圧室(平衡室)を設けるようにした液体封入式防振装置が案出されており、例えば、特公平6−29634号公報等により、すでに公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものは、アイドリング振動の入力に対しては、上記主室内の液圧が上昇しないように上記流体袋あるいはダイヤフラム等を作動させ、これによってアイドリング振動に対する懸架系(防振系)全体のバネ定数を低減化させるようにしているものである。また、一方、車両の走行中に問題とされるエンジンシェークに対しては、上記流体袋あるいはダイヤフラムにて形成される負圧室(平衡室)等に負圧等を連続的に導入するようにし、これによって、上記エンジンシェークの振動入力に対して、上記主室内の液体を積極的にオリフィスを経由して副室側へ流動させるようにしているものである。すなわち、エンジンシェークの入力に対しては、上記主室内の液圧を上昇させるとともに、当該主室内の液体をオリフィス内へ流動させるようにし、これによって高減衰特性が得られるようにしているものである。ところで、このような方式のものにおいては、上記液体封入式防振装置(防振ユニット)を、エンジン等の振動体の前後、あるいは左右等に対の状態で設置するとともに、これら各液体封入式防振装置(防振ユニット)を形成するそれぞれの平衡室に、負圧または大気圧を適宜切換えた状態にて供給するようにしているものである。従って、各液体封入式防振装置(防振ユニット)を形成するそれぞれの平衡室への負圧または大気圧の導入を切換え制御する切換手段等も、左右それぞれに設けられるようになっている。また、左右それぞれの平衡室等への負圧または大気圧の導入サイクルの、その位相についても、それぞれ個々に制御する必要がある。その結果、切換手段及び制御手段等が大掛かりなものとならざるを得ないという問題点がある。このような問題点を解決するために、エンジン等の振動体に、一組の負圧導入型液体封入式防振装置(防振ユニット)を装着するとともに、このような各防振ユニットの作動を制御する切換手段を一個設け、この一個の切換手段及び位相制御手段を介することによって、上記一組の防振ユニットの制御を行なうようにした液体封入式防振装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、液体封入式の防振装置に関して、振動体に取り付けられる上部連結部材と、車体側のメンバ等に取り付けられる下部連結部材と、これら上部連結部材と下部連結部材との間にあって上記振動体からの振動を吸収及び遮断するインシュレータと、当該インシュレータの一部にてその室壁が形成されるものであって液体の封入される主室と、当該主室にオリフィスを介して連結されるとともにダイヤフラムにて室壁の一部が区画形成される副室と、上記主室に対して別のダイヤフラムを介して区画形成される平衡室と、からなる液体封入式防振ユニット(防振ユニット)を基礎に、当該液体封入式防振ユニット(防振ユニット)を振動体の両側にそれぞれ一個ずつ設け、このような二つの液体封入式防振ユニット(防振ユニット)のそれぞれの平衡室と、当該それぞれの平衡室に負圧または大気圧のうち、いずれか一方のものを連続的に、あるいはエンジン振動に同期させた状態で交互に導入させるように切換作動をする一個の切換手段とを連結するとともに、上記各平衡室のうちのいずれか一方のものへは、エンジン振動に同期した状態(周波数)で圧力変動が伝播されるように前記切換手段と連結し、一方、残りの一方のものへは、位相制御手段を介した状態で前記切換手段と連結するようにし、更に、このように形成された上記切換手段の切換作動を制御する制御手段を設けるようにした構成を採ることとした。
【0005】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては次のような作用を呈することとなる。すなわち、請求項1記載の発明においては、アイドリング振動に対しては、まず、上記切換手段を作動させ、これによって、上記液体封入式防振ユニット(防振ユニット)に負圧または大気圧が特定の周波数をもって交互に導入されるようにする。このような作動によって、上記いずれか一方の液体封入式防振ユニット(防振ユニット)の平衡室へは、負圧または大気圧が特定の周波数にて交互に導入されることとなる。その結果、当該平衡室内の圧力(容積)が変化をし、これによって、上記インシュレータを介して入力されるアイドリング振動によって生ずる上記主室内の液圧変動が制御される。この液圧制御作用により、一方の防振ユニットにて形成されるバネ系の絶対バネ定数(全体的なバネ定数)及び位相が制御されることとなる。
【0006】
そして、このとき、残りの一方の防振ユニットの平衡室へは、途中に位相制御手段が設けられていることより、この位相制御手段にて位相の変換制御の成された負圧または大気圧からなる圧力変動が伝播されることとなる。すなわち、切換手段にて切換えられた負圧または大気圧からなる圧力変動は、上記位相制御手段のところで、上記一方の平衡室へ送られる圧力変動に対して、その位相が特定の値に調整された状態で他方の平衡室へと送り出されることとなる。この圧力変動の伝播に当っての、両者間の位相差は、一般に180°の値となるように設定されるものではあるが、原則的には、すべての防振ユニットに関する、その方向をも考慮した入力荷重の総和として表わされる、いわゆる合成ベクトル値がゼロ(0)に近い値となるようにしているものである。このような状態において、本防振ユニットを形成する主室内にアイドル振動が伝播されてくると、本主室内の液体は液圧変動を受けることとなるが、本防振ユニットの平衡室は、上記一方の防振ユニットとは特定の位相差をもった状態で圧力(容積)変動が生じるように制御されており、上記液圧変動は、この平衡室の容積変動により、制御されることとなる。すなわち、アイドリング振動の入力に対して、懸架系(防振系)のベクトル値がゼロ(0)に近い値となり、これによって、アイドリング振動の遮断が図られることとなる。
【0007】
次に、請求項2記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載のものと同じである。その特徴とするところは、負圧導入型の液体封入式防振ユニットを有する防振装置において、その位相制御手段を、上記切換手段といずれか一方の平衡室との間を連結する径路の、その途中に設けられるものであって、所定の容積を有する拡張室と、当該拡張室内に設けられるものであって所定のバネ定数を有するダイヤフラムと、からなるようにしたことである。
【0008】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、いずれか一方の平衡室に導入される圧力変動の、その位相制御が簡単なダイヤフラム機構にて行なわれることとなる。すなわち、所定の容積を有する空間(拡張室)と、そこに設けられるダイヤフラムとにて、位相変換(制御)を行なうことができるようになり、狭いスペース内に位相制御手段を設けることができるようになる。また、長い径路等を必要としないので、出力の低減化等を防止することができるようになり、防振ユニットにおける高出力化を図ることができるようになる。
【0009】
次に、請求項3記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は、上記請求項1及び請求項2記載のものと同じである。その特徴とするところは、負圧導入型の液体封入式防振ユニットを有する防振装置において、その位相制御手段を、上記切換手段といずれか一方の平衡室との間を連結する径路の、その途中に設けられるものであって、所定の容積を有する拡張室と、当該拡張室内に設けられるものであって所定のバネ定数を有するダイヤフラムと、当該ダイヤフラムのところに設けられるものであって所定の質量を有するマスと、からなるようにしたことである。
【0010】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては次のような作用を呈することとなる。すなわち、上記ダイヤフラムのバネ定数またはマスの質量を適宜選ぶことによって、本位相制御手段を経由して導入される側の平衡室の圧力変動の、その位相を、任意に設定することができるようになる。その結果、本懸架系(防振系)の防振特性を自由に設定することができるようになり、アイドリング振動に対する防振効果を最大限に発揮させることができるようになる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の防振装置において、前記マスに、前記ダイヤフラムの両側の拡張室を連通する連通孔が設けられたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図6を基に説明する。本発明の実施の形態に関するものの、その構成は、図1に示す如く、エンジン等の振動体4の前後、あるいは、左右のいずれかに、対の状態で設けられる液体封入式の防振ユニット(防振ユニット)1A、1Bと、これら一組の防振ユニット1A、1Bのそれぞれに、負圧または大気圧を連続的に、あるいはエンジンアイドリング振動に同期させた状態で交互に供給するように切換作動をする一個の切換手段3と、当該切換手段3にて適宜切換えられた負圧または大気圧を上記各防振ユニット1A、1Bに供給するものであってホース等からなる径路2、2’と、当該径路2、2’のうちのいずれか一方のもの(2)のところに設けられるものであって、上記入力される圧力変動の、その位相を適宜状態に制御する位相制御手段6と、上記切換手段3の切換作動を制御する制御手段5と、からなることを基本とするものである。
【0012】
このような基本構成において、上記切換手段3は、図2に示す如く、三方弁等からなる切換バルブ31と、当該切換バルブ31を駆動するソレノイド32と、からなるものである。そして、このような構成からなる上記切換バルブ31の大気圧導入ポート側には、大気圧の導入速度を負圧の導入速度とバランスさせるための調整用の絞り弁33が設けられるようになっている。また、負圧導入側には、図1に示す如く、所定の容量を有する共振タンク35が設けられるようになっている。このような共振タンク35を設けることによって、エンジン吸入負圧等にて形成される負圧源から平衡室13までの距離(配管距離)が長くなったような場合において、当該配管内の抵抗等によって生ずる負圧力の低下を防止するようにしているものである。すなわち、このような共振タンク35を設けることによって、上記平衡室13内には、常に所定量の負圧が、所定のサイクルをもって的確に供給されるようになり、これによって、上記平衡室13を形成する第二ダイヤフラム11を大きな振幅値をもって振動させることができるようになる。
【0013】
また、このような切換手段3と上記振動体4に設置された各防振ユニット1A、1Bとの間を結ぶ径路2、2’は、図1に示す如く、ホース等の管路からなるものである。そして、これら径路2、2’のうちのいずれか一方のもの(2)のところには、図3ないし図5に示すような位相制御手段6が設けられるようになっているものである。この位相制御手段6は、基本的には、図1または図2に示す如く、所定の容積を有する拡張室61と、当該拡張室61内に設けられるものであって所定のバネ定数(Kd )及び所定の質量(M)を有するダイヤフラム62及びマス66と、からなるものである。そして、このバネ定数(Kd )と質量(M)との比によって、本位相制御手段6の固有振動数(f0 )が特定されることとなる。そして、本防振装置にて支持されるエンジン4の、そのアイドリング振動数、すなわち、切換手段3の切換周波数がf(Hz)の値であるときに、上記位相制御手段6の固有振動数(f0 )の値を、図6に示す如く、適宜選ぶことによって、本位相制御手段6を介して導入される防振ユニット1Bにおける圧力変動を、直接圧力変動の導入される反対側の防振ユニット1Aにおけるものに対して、所定の位相差をもたせるようにすることができるようになる。このような構成からなる左右の防振ユニット1A、1B間において、例えば180°の位相差をもって所定周波数の圧力変動が導入されると、それぞれの防振ユニット1A、1Bにおける動バネ定数は低減化されるとともに、エンジンの振動によってもたらされる力の、本防振ユニット1A、1Bを介してのボデー側(車体側)への入力値が、低減化(減衰)されることとなる。
【0014】
なお、このような構成からなる位相制御手段6については、図3に示すようなダイヤフラム62のみを有するものの外に、図4に示すようなダイヤフラム62のところに、所定の質量(M)を有するマス66の設けられたものが挙げられる。このマス66の質量(M)を適宜選ぶことによって、本位相制御手段6の固有振動数(f0 )の値を自由に変更することができるようになる。そして、このf0 の値を適宜設定することによって、本防振装置における左右の防振ユニット1A、1B間の位相差を適宜選ぶことができるようになる。
【0015】
また、このような位相制御手段6において、図5に示す如く、上記マス66のところに、細孔からなる連通孔65を設けるようにしたものが挙げられる。このものは、上記切換手段3が所定の周波数を有する圧力変動状態にて作動しているときには、ダイヤフラム62が作動するとともに、上記切換手段3が負圧の連続導入状態になったときには、本位相制御手段6を介して連結される防振ユニット1B側にも、上記連通孔65を通じて一定の負圧が導入されるようになっているものである。これによって、両防振ユニット1A、1Bの平衡室13(図2参照)は、負圧の導入により容積ゼロの状態となり、この状態での各防振ユニット1A、1Bにおける主室12内の液体は、第一オリフィス15を介して副室16側へと流動させられるようになる。その結果、各防振ユニット1A、1Bの減衰力が高められ、エンジンシェークの抑制が図られることとなる。すなわち、図5に示す連通孔65を有するタイプのものは、走行中に問題とされるエンジンシェークの吸収及び遮断に対する効果を発揮させることができるようになっているものである。
【0016】
次に、このような構成からなる各径路2、2’及び位相制御手段6へ、所定の負圧等を適宜切換えた状態で送り出すように作動する切換手段3の、その切換作動を制御する制御手段5は、マイクロプロセッサユニット(MPU)等の演算手段を基礎に形成されるマイクロコンピュータ等からなるものであり、エンジン等の振動体からの振動を検出して、当該振動に応じて上記切換手段3の切換作動を制御するようになっているものである。
【0017】
次に、このような構成からなる切換手段3、位相制御手段6、及び径路2、2’等を経由して所定の負圧等が導入されるとともに上記エンジン等の振動体4を支持する防振ユニット1A、1Bは、図2に示すような液体封入式の防振装置(液体封入式防振ユニット)1からなるものである。そして、この液体封入式防振ユニット(防振ユニット)1が、図1に示す如く、エンジン等振動体4の両側に、一個ずつ、対の状態で装着され、これらによって、本防振装置が形成されるようになっているものである。このような防振ユニット1の、その具体的構成について、以下に説明する。すなわち、本防振ユニット1は、図2に示す如く、振動体4側に取付けられる上部連結部材9と、車体側に取付けられる下部連結部材99と、これら上部連結部材9と下部連結部材99との間にあって上記振動体4からの振動を吸収及び遮断するインシュレータ7と、当該インシュレータ7に対して直列に設けられるものであって、非圧縮性流体である液体の封入される主室12と、当該主室12に第一オリフィス15を介して連結されるとともに第一ダイヤフラム17にて室壁の一部が区画形成される副室16と、当該副室16に対して上記第一ダイヤフラム17を隔てて設けられる空気室18と、上記主室12に対して別のダイヤフラム(第二ダイヤフラム)11を介して区画形成される平衡室13と、からなることを基本とするものである。
【0018】
なお、このような基本構成において、上記インシュレータ7は、防振ゴム材からなるものであり、上記上部連結部材9に加硫接着手段等により一体的に結合されるようになっているものである。そして、このような構成からなるインシュレータ7の下方部には、当該インシュレータ7の一部にて、その室壁が形成される主室12が設けられるようになっているものである。そして更に、このような主室12の、その下方部等には、負圧または大気圧が所定のサイクルをもって交互に導入される平衡室13が設けられるようになっているものである。なお、このような構成からなる平衡室13と、上記主室12との間には、図2に示す如く、第二ダイヤフラム11、第二オリフィス125、及び第三液室123等からなる液体共振機構が設けられるようになっている。これによって、上記平衡室13にもたらされた圧力変動は、上記第二ダイヤフラム11の振動を介して、更には第三液室123内の液体振動及び第二オリフィス125内の液体共振を介して、主室12の液体へと伝播されることとなる。その結果、主室12内に伝播される液圧変動は、正規の正弦波に近い状態に調整されることとなる。
【0019】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作動態様等について説明する。まず、振動体4からの振動は、図2に示す如く、上部連結部材9を介して、ゴム材等からなるインシュレータ7のところへと伝播されてくる。このインシュレータ7のところに伝播されてきた振動のうちの大半のものは、当該インシュレータ7の変形等によって吸収あるいは遮断されることとなる。しかしながら、一部のものは、このインシュレータ7のところでは遮断されず、次の平衡室13等からなる加振機構部のところで遮断されることとなる。この具体的な作用等について以下に説明する。すなわち、アイドリング振動に対しては、上記切換手段3を作動させることによって、上記液体封入式防振ユニット(防振ユニット)1に、負圧または大気圧が特定の周波数をもって交互に導入されるようにする。このような作動によって、図1に示す、一方の液体封入式防振ユニット(防振ユニット)1Aの平衡室13へは、負圧または大気圧が特定の周波数にて交互に導入されることとなる。その結果、当該平衡室13内の圧力(容積)が変化をし、上記インシュレータ7を介して入力されるアイドリング振動によって生ずる上記主室11内の液圧変動が制御される。これによって、防振ユニット1Aにて形成されるバネ系の絶対バネ定数(全体的なバネ定数)及び位相の制御が成されることとなる。
【0020】
一方、このとき、他方の防振ユニット1Bの平衡室13へは、当該平衡室13が位相制御手段6を経由して連結されるようになっているので、当該位相制御手段6を介して導入される負圧及び大気圧は、上記一方の防振ユニット1Aの平衡室13に入力される圧力変動に対して、所定の位相差を有した状態で入力(導入)されることとなる。一般に、この位相差は、180°近辺の値に設定されるものであるが、振動系においては、90°の位相差、あるいは0°(同相)の状態に調整されることもある。なお、この位相差の調整(制御)に当っては、例えば、図4におけるマス66の、その質量(M)の値を調整することによって本位相制御手段6のf0 の値を制御し、これによって位相差の値を調整(制御)することができる(図6参照)。このような状態において、本防振ユニット1A、1Bを形成する主室12内(図2参照)に、アイドリング振動が伝播されてくると、本主室12内の液体は液圧変動を受けることとなり、この液圧変動(変化)は、第二オリフィス125、第三液室123を介して上記平衡室13を形成する第二ダイヤフラム11のところへと伝播されることとなる。そして、このとき、当該第二ダイヤフラム11は、上記主室12内の液圧変動(変化)を制御するように作動する。そして更に、上記左右の各防振ユニット1A、1Bの各平衡室13及び第二ダイヤフラム11は、それぞれ180°の位相差を有した状態で作動する。その結果、アイドリング振動の入力に対して、絶対バネ定数及び位相が制御され、懸架系(防振系)のベクトル値がゼロ(0)に近い状態となり、アイドリング振動の遮断が図られることとなる。
【0021】
次に、上記アイドリング振動よりも更に低周波数の振動であるエンジンシェークに対しては、図2における主室12と副室16との間を連結する第一オリフィス15内を、上記液体が流動するようにし、これによって、エンジンシェークの吸収及び遮断を図るようにする。すなわち、本実施の形態においては、まず、切換手段3を作動させ、図1における一組の防振ユニット1A、1Bを形成するそれぞれの平衡室13に負圧が連続して供給されるようにする。そこで、本実施の形態においては、図5に示す如く、位相制御手段6内に設置されるマス66のところに、細孔からなる連通孔65を設け、本位相制御手段6の設けられる径路2側においても負圧の連続導入状態が形成されるようにする。このような状態において、切換手段3を作動させ、負圧が両平衡室13に導入されるようにする。その結果、各平衡室13は共に容積がゼロの状態に保持されることとなる。従って、各防振ユニット1A、1Bにおいては、それぞれの主室12と副室16との間に形成された第一オリフィス15内を液体が流動するようになり、この液体の流動に伴なう粘性抵抗によって、所定の減衰力が生ずることとなる。そして、この減衰力(高減衰特性)によって、上記エンジンシェークの減衰(抑え込み)が行なわれることとなる。このように、本実施の形態のものにおいては、一個の切換手段3を作動させることによって、アイドリング振動及びエンジンシェークを、効率良く、吸収及び遮断することができるようになる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、エンジン等の振動体を支持する防振装置に関して、振動体の両側に、液体封入式の防振ユニットを対の状態で設け、当該両防振ユニットを形成するそれぞれの平衡室に負圧または大気圧を導入するように作動する切換手段を一個設け、当該切換手段の切換作動を制御する制御手段を設けるとともに、いずれか一方の防振ユニットを形成する平衡室へは位相制御手段を介して圧力変動が導入されるようにしたので、それぞれの防振ユニットを形成する平衡室のダイヤフラムを、上記アイドリング振動に同期させた状態で加振することができるようになり、これら両防振ユニットにて形成される絶対バネ定数(全体的なバネ定数)及び位相を、懸架系(防振系)における合成ベクトルの値がゼロ(0)に近い状態となるよう、最適化を図ることができるようになった。その結果、一個の切換手段を作動させることによって、アイドリング振動の遮断を図ることができるようになった。
【0023】
また、車両走行中に問題とされるエンジンシェークに対しては、位相制御手段を形成するマスのところに連通孔を設け、これによって、それぞれの平衡室へは負圧を連続的に供給することができるようにしたので、両防振ユニットにおけるオリフィス内への液体の流動が促進され、これによって、高減衰特性を発揮させることができるようになった。その結果、エンジンシェークの減衰(抑え込み)を行なうことができるようになった。
【0024】
このように、本発明のものにおいては、振動体の両側に設けられる各防振ユニットに、一つの切換手段を介して負圧等が導入されるようにしたので、アクティブコントロールマウンティング装置(ACM)を、比較的簡単な構成にて形成することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の主要部を成す液体封入式防振ユニットの全体構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明にかかる位相制御手段の基本的構成を示す図である。
【図4】本発明にかかる位相制御手段についての一般的な構造を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる位相制御手段についての、その変形例を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる位相制御手段の、その特性を示す図(グラフ)である。
【符号の説明】
1 液体封入式防振ユニット(防振ユニット)
1A 一方の防振ユニット
1B 他方の防振ユニット
11 第二ダイヤフラム
12 主室
123 第三液室
125 第二オリフィス
13 平衡室
15 第一オリフィス
16 副室
17 第一ダイヤフラム
18 空気室
2 径路
2’ 径路
3 切換手段
31 切換バルブ
32 ソレノイド
33 絞り弁
35 共振タンク
4 振動体(エンジン)
5 制御手段
6 位相制御手段
61 拡張室
62 ダイヤフラム
65 連通孔
66 マス
7 インシュレータ
9 上部連結部材
99 下部連結部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vibration damping device having a set of liquid-filled vibration damping units on both sides of a vibrating body such as an engine, and more particularly, to each of the equilibrium chambers forming the set of liquid-filled vibration damping units. The present invention relates to a negative pressure introduction type liquid-filled type vibration damping device having a switching means which operates so as to introduce a negative pressure or an atmospheric pressure while being appropriately switched.
[0002]
[Prior art]
Among the vibration isolators, especially in the case of an engine mount for an automobile, the engine as a power source is used under various conditions from an idling operation state to a maximum rotation speed. Therefore, it must be able to handle a wide range of frequencies. Therefore, in order to cope with such a plurality of conditions, a liquid chamber is provided inside, and a fluid bag that changes volume at a specific frequency is provided in the liquid chamber, or via a diaphragm or the like. A liquid-filled type vibration damping device having a negative pressure chamber (equilibrium chamber) formed in a partitioned manner has been devised, and is already known, for example, from Japanese Patent Publication No. 6-29634.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the prior art, when the idling vibration is input, the fluid bag or the diaphragm or the like is actuated so that the hydraulic pressure in the main chamber does not rise, thereby providing a suspension system (anti-vibration system) for the idling vibration. This is to reduce the overall spring constant. On the other hand, with respect to an engine shake which is a problem during running of the vehicle, a negative pressure or the like is continuously introduced into a negative pressure chamber (equilibrium chamber) formed by the fluid bag or the diaphragm. Thus, in response to the vibration input of the engine shake, the liquid in the main chamber is positively flown to the sub-chamber through the orifice. That is, in response to the input of the engine shake, the hydraulic pressure in the main chamber is increased and the liquid in the main chamber is caused to flow into the orifice, whereby a high damping characteristic is obtained. is there. By the way, in such a system, the above-mentioned liquid filled type vibration damping device (vibration isolating unit) is installed in a pair state before and after, or left and right of a vibrating body such as an engine, and each of these liquid filled type vibration damping units is installed. Negative pressure or atmospheric pressure is supplied to each equilibrium chamber forming a vibration isolator (vibration isolating unit) in an appropriately switched state. Therefore, switching means for switching the introduction of the negative pressure or the atmospheric pressure to the respective equilibrium chambers forming each liquid-filled type vibration damping device (vibration damping unit) are also provided on each of the left and right sides. In addition, it is necessary to individually control the phases of the cycles of introducing the negative pressure or the atmospheric pressure into the left and right equilibrium chambers and the like. As a result, there is a problem that the switching means and the control means must be large-scale. In order to solve such a problem, a set of a negative pressure introduction type liquid-filled vibration isolator (vibration isolating unit) is mounted on a vibrating body such as an engine and the operation of each such vibration isolating unit. It is intended to provide a liquid-filled type vibration damping device that controls one set of the above-described vibration damping units by providing one switching means for controlling the vibration control unit and through the one switching means and the phase control means. It is an object (problem) of the present invention.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has taken the following measures. That is, with respect to the liquid-filled type vibration damping device, the upper connecting member attached to the vibrating body, the lower connecting member attached to the vehicle body side member and the like, and the upper connecting member and the lower connecting member interposed between the vibrating body and An insulator that absorbs and blocks the vibration of the main body, a main chamber in which a chamber wall is formed by a part of the insulator and in which a liquid is sealed, and a diaphragm connected to the main chamber via an orifice and a diaphragm. a sub-chamber in which a part of the chamber wall is partitioned and formed by the equilibrium chamber which are partitioned and formed through another diaphragm with respect to the upper Symbol main chamber, fluid-filled vibration isolating unit comprising (anti-vibration unit) Based on the above, one such liquid-filled type vibration-isolating unit (vibration isolating unit) is provided on each side of the vibrating body, and the A switching operation is performed so that either one of negative pressure or atmospheric pressure is introduced into each equilibrium chamber and the corresponding equilibrium chamber continuously or alternately in synchronization with engine vibration. While connecting with one switching means, it is connected with the switching means so that pressure fluctuation is propagated to any one of the equilibrium chambers in a state (frequency) synchronized with engine vibration, On the other hand, the other one is connected to the switching means via a phase control means, and further provided with control means for controlling the switching operation of the switching means formed as described above. The following configuration was adopted.
[0005]
By adopting such a configuration, the device of the present invention exhibits the following operation. That is, according to the first aspect of the present invention, first, the switching means is operated in response to idling vibration, whereby a negative pressure or an atmospheric pressure is specified to the liquid-filled vibration-proof unit (vibration-proof unit). Are introduced alternately with a frequency of By such an operation, a negative pressure or an atmospheric pressure is alternately introduced at a specific frequency into the equilibrium chamber of one of the above-described liquid-sealed type vibration-proof units (vibration-proof units). As a result, the pressure (volume) in the equilibrium chamber changes, whereby the fluctuation of the hydraulic pressure in the main chamber caused by the idling vibration input through the insulator is controlled. With this hydraulic pressure control action, the absolute spring constant (overall spring constant) and phase of the spring system formed by one of the vibration isolation units are controlled.
[0006]
At this time, since the phase control means is provided on the way to the balance chamber of the other one of the vibration isolation units, the negative pressure or the atmospheric pressure of which the phase conversion is controlled by the phase control means is performed. Is propagated. In other words, the pressure fluctuation, which is switched by the switching means and comprises the negative pressure or the atmospheric pressure, is controlled by the phase control means so that the phase thereof is adjusted to a specific value with respect to the pressure fluctuation sent to the one equilibrium chamber. It is sent out to the other equilibrium chamber in the state where it was set. The phase difference between the two during the propagation of this pressure fluctuation is generally set to a value of 180 °, but in principle, the direction of all the vibration isolating units must also be changed. The so-called combined vector value, which is expressed as the sum of the input loads considered, is a value close to zero (0). In such a state, when the idle vibration is propagated into the main chamber forming the main anti-vibration unit, the liquid in the main main chamber is subjected to hydraulic pressure fluctuation. It is controlled so that pressure (volume) fluctuation occurs in a state having a specific phase difference with the one vibration isolation unit, and the hydraulic pressure fluctuation is controlled by the volume fluctuation of the equilibrium chamber. Become. That is, in response to the input of the idling vibration, the vector value of the suspension system (vibration isolation system) becomes a value close to zero (0), whereby the idling vibration is cut off.
[0007]
Next, the second aspect of the invention will be described. This is also basically the same as the first aspect. The feature is that in a vibration damping device having a negative pressure introduction type liquid filled vibration damping unit, the phase control means is connected to a path connecting the switching means and one of the equilibrium chambers, An expansion chamber having a predetermined volume and provided in the middle thereof, and a diaphragm having a predetermined spring constant and provided in the expansion chamber are provided.
[0008]
By adopting such a configuration, in the case of the present invention, the phase control of the pressure fluctuation introduced into one of the equilibrium chambers is performed by a simple diaphragm mechanism. That is, phase conversion (control) can be performed in a space (expansion chamber) having a predetermined volume and a diaphragm provided therein, and phase control means can be provided in a narrow space. become. In addition, since a long path or the like is not required, it is possible to prevent a reduction in output and the like, and it is possible to increase the output of the vibration isolation unit.
[0009]
Next, a third aspect of the present invention will be described. This is also basically the same as the first and second aspects. The feature is that in a vibration damping device having a negative pressure introduction type liquid filled vibration damping unit, the phase control means is connected to a path connecting the switching means and one of the equilibrium chambers, An expansion chamber having a predetermined volume, provided in the middle thereof, a diaphragm provided in the expansion chamber and having a predetermined spring constant, and a diaphragm provided at the diaphragm and having a predetermined volume. And a mass having a mass of
[0010]
By adopting such a configuration, the device of the present invention exhibits the following operation. That is, by appropriately selecting the spring constant of the diaphragm or the mass of the mass, the phase of the pressure fluctuation of the equilibrium chamber on the side introduced via the present phase control means can be arbitrarily set. Become. As a result, the vibration isolation characteristics of the suspension system (vibration isolation system) can be freely set, and the vibration isolation effect against idling vibration can be maximized.
According to a fourth aspect of the present invention, in the vibration damping device according to the third aspect, a communication hole that communicates the expansion chambers on both sides of the diaphragm is provided in the mass.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Although it relates to the embodiment of the present invention, as shown in FIG. 1, the configuration is a liquid-filled type vibration damping unit ( The anti-vibration units 1A and 1B and the pair of anti-vibration units 1A and 1B are switched so that negative pressure or atmospheric pressure is supplied continuously or alternately in synchronization with engine idling vibration. One switching means 3 for operating, and a negative pressure or an atmospheric pressure appropriately switched by the switching means 3 to each of the vibration isolation units 1A and 1B, and a
[0012]
In such a basic configuration, the switching means 3 includes, as shown in FIG. 2, a switching
[0013]
As shown in FIG. 1, the
[0014]
The phase control means 6 having such a configuration has a predetermined mass (M) at the
[0015]
Further, in such a phase control means 6, as shown in FIG. 5, a
[0016]
Next, control for controlling the switching operation of the switching means 3 which operates so as to send out a predetermined negative pressure or the like to the
[0017]
Next, a predetermined negative pressure or the like is introduced through the switching means 3, the phase control means 6, and the
[0018]
In such a basic configuration, the insulator 7 is made of a vibration-proof rubber material, and is integrally connected to the upper connecting member 9 by a vulcanization bonding means or the like. . A
[0019]
Next, an operation mode and the like of the present embodiment having such a configuration will be described. First, as shown in FIG. 2, the vibration from the vibrating body 4 is propagated through the upper connecting member 9 to the insulator 7 made of a rubber material or the like. Most of the vibration transmitted to the insulator 7 is absorbed or cut off by deformation of the insulator 7 or the like. However, some of the components are not cut off at the insulator 7 but are cut off at a vibrating mechanism section including the
[0020]
On the other hand, at this time, since the
[0021]
Next, the liquid flows through the
[0022]
【The invention's effect】
According to the present invention, with respect to a vibration isolator supporting a vibrating body such as an engine, liquid-filled vibration isolating units are provided in a pair on both sides of the vibrating body, and respective balances forming the two vibration isolating units are provided. One switching means which operates to introduce a negative pressure or an atmospheric pressure into the chamber is provided, and a control means for controlling the switching operation of the switching means is provided. Since the pressure fluctuation is introduced via the control means, the diaphragms of the equilibrium chambers forming the respective vibration isolation units can be vibrated in a state synchronized with the idling vibration. The absolute spring constant (overall spring constant) and the phase formed by both anti-vibration units are adjusted so that the value of the combined vector in the suspension system (anti-vibration system) is close to zero (0). It has become possible to achieve the reduction. As a result, it is possible to cut off idling vibration by operating one switching unit.
[0023]
In addition, for the engine shake which is a problem during running of the vehicle, a communication hole is provided at the mass forming the phase control means, thereby continuously supplying a negative pressure to each of the equilibrium chambers. As a result, the flow of the liquid into the orifices in both vibration isolating units is promoted, and thereby high damping characteristics can be exhibited. As a result, the engine shake can be attenuated (suppressed).
[0024]
As described above, according to the present invention, a negative pressure or the like is introduced into each of the vibration isolating units provided on both sides of the vibrating body via one switching means, so that an active control mounting device (ACM) Can be formed with a relatively simple configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing an entire configuration of a liquid-filled type vibration damping unit which is a main part of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a basic configuration of a phase control unit according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a general structure of a phase control unit according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a modification of the phase control means according to the present invention.
FIG. 6 is a graph (graph) showing characteristics of the phase control means according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Liquid-filled vibration-proof unit (vibration-proof unit)
1A One anti-vibration unit 1B The other anti-vibration unit 11
5 Control means 6 Phase control means 61
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