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JP3564420B2 - ガスタービン - Google Patents

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JP3564420B2 JP2001132962A JP2001132962A JP3564420B2 JP 3564420 B2 JP3564420 B2 JP 3564420B2 JP 2001132962 A JP2001132962 A JP 2001132962A JP 2001132962 A JP2001132962 A JP 2001132962A JP 3564420 B2 JP3564420 B2 JP 3564420B2
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turbine
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
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    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • F01D5/142Shape, i.e. outer, aerodynamic form of the blades of successive rotor or stator blade-rows
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガスタービン、特にガスタービン内のタービンとディフューザとの間の圧力を局所的に増大させることにより熱効率を高めるようにしたガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンの熱効率を向上させるために、タービン入口温度および圧力比をさらに高めることが一般的に望まれている。図6に従来技術におけるガスタービンの長手方向部分断面図を示す。ガスタービン110は、空気を取り入れて圧縮する圧縮機130と、空気の流れに対して圧縮機130の下流に設けられた少なくとも一つの燃焼器140と、この燃焼器140の下流に設けられたタービン150と、このタービンの下流に設けられたディフューザ160と、ディフューザ160の下流に設けられた排気室170とを含んでいる。ガスタービン110の内部には、これら圧縮機130、タービン150、ディフューザ160および排気室170によって環状のガスタービン通路180が形成されている。
【0003】
圧縮機は圧縮機車室139内に複数の段からなる圧縮機動翼および圧縮機静翼を含んでいる。タービン150はタービン車室159内に複数の段からなる動翼および静翼を含んでいる。図に示すように、圧縮機130およびタービン150は同一の回転軸190上に設けられている。このタービン150は、ガスタービン通路180の内壁に設けられた複数の段の静翼と回転軸190上に設けられた複数の段の動翼とを有している。複数の段の動翼の各段においては、複数の動翼が回転軸190周りに周方向にほぼ等間隔に配置されている。
【0004】
圧縮機130の入口部(図示しない)から進入した流体、例えば空気は、圧縮機130を通過して圧縮される。次いで、この流体は燃焼器140内の燃料と一緒に混合されて燃焼されると共に、複数の段、例えば四段の翼が取り付けられているタービン150を通過して、ディフューザ160を通って排気室170から排出される。
【0005】
図7は、このガスタービン110のタービン150およびディフューザ160付近の拡大図である。図7にはタービン150の最終段の動翼151が示されている。理解を容易にするために、この図は最終段の動翼以外の翼を省略している。図7に示すように、動翼151の先端部はガスタービン通路180の内壁に追従するように略直線状に形成されている。図7に示すように、タービン150におけるガスタービン通路180の内壁は空気の流れ(矢印Fで示す)に関して下流方向に半径が増すように形成されており、ディフューザ160におけるガスタービン通路180の内壁も下流方向に半径が増すように形成されている。従って、タービン150を通過する流体は回転軸190から半径方向外側に広がりつつディフューザ160内に流入する。
【0006】
熱効率を高めるためにガスタービンの動作温度および圧力を高めた場合には、タービン自体の機械的負荷が増す。すなわち、動翼151の先端部付近においては流体の速度が増すと共にマッハ数が増大する。特に、図7に示すような最終段の動翼151の先端部後縁156付近ではマッハ数が極めて高くなり、結果的に衝撃波による圧力損失が大きくなる傾向にある。さらに、このようにマッハ数が高くなることにより生じた衝撃波によって、動翼の先端部が局所的に破損する場合がある。
【0007】
特開平05−321896号公報および特開平11−148497号公報は、翼の腹側または背側の形状を変更することにより、衝撃波による圧力損失を少なくしている解決策を開示している。特開平05−321896号公報においては、背側または腹側の形状を変更した翼、例えば動翼が開示されている。さらに、特開平11−148497号公報においては、翼の最大厚み位置を翼弦長の40%から60%の位置に変更した翼、例えば動翼が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した二つの従来技術においては翼の形状の一部、特に翼の腹側または背側の形状のみが考慮されており、翼の先端部の形状は考慮されていない。図6および図7に示すように、翼、特に動翼の先端部とガスタービン通路の内壁とは隙間がほとんど存在しないように極めて密接して配置されている。従って、衝撃波による圧力損失をさらに少なくして効率を高めるためには、翼の腹側または背側の形状だけでなく翼の先端部の形状と、これに隣接するガスタービン通路の内壁の形状との両方を考慮すべきである。
【0009】
それゆえ、本発明は、翼の先端部の形状とガスタービン通路の形状とを変更することにより、最終段動翼の先端部後縁付近における衝撃波による圧力損失をさらに少なくしてガスタービンの効率を高めることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、複数の段の動翼を含むタービンと排気室との間に環状のディフューザを有していて前記タービンと前記ディフューザと前記排気室とにより環状のガスタービン通路を形成しており、該ガスタービン通路に配置される前記複数の段の動翼は最終段動翼を含んでおり、流体が前記ガスタービン通路内を前記排気室に向かって流れるガスタービンにおいて、前記ガスタービン通路の内壁の前記最終段動翼の先端部後縁よりも前記流体の流れに対して下流の部分に半径方向内側に突出する環状の段差部を形成したガスタービンが提供される。
【0011】
すなわち、請求項1に記載の発明によって、ガスタービン通路を流れる流体の流線が先端部後縁と段差部の上流側端部との間において内方に曲げられて流線変化が生じる。従って、流線変化が生じた部分では、圧力が高められてマッハ数が低下し、圧力損失が少なくなってタービン効率を高めることができる。また、マッハ数が低下することにより衝撃波の発生が少なくなり、動翼の先端部が破損するのを妨げることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、前記タービンの中心軸線から前記段差部までの距離が、前記タービンの中心軸線から前記最終段動翼の前記先端部後縁までの距離にほぼ等しくなっている。
すなわち請求項2に記載の発明によって、圧力を高めて圧力損失を少なくしてタービン効率を高めることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、前記段差部の前記流体の流れに対して上流側に位置する上流側端部が、前記最終段動翼の前記先端部後縁に隣接している前記ガスタービンの前記内壁に位置している。
すなわち、請求項3に記載の発明によって、上流側端部と先端部後縁との間がさらに狭くなるので、ガスタービン通路を流れる流体の流線をさらに曲げることができる。従って、マッハ数を低下させると共に圧力損失をさらに少なくしてタービン効率をさらに高めることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、前記段差部が、前記段差部の前記流体の流れに対して上流側に位置する前記上流側端部から前記タービンの中心軸線に対してほぼ平行に延びる直線状部分を含んでいる。
すなわち請求項4に記載の発明によって、段差部を容易に形成することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、前記段差部が、前記ガスタービンの前記内壁から前記最終段動翼の前記先端部後縁よりも半径方向内側に突出する突出部分を含んでいる。
すなわち請求項5に記載の発明によって、上流側端部と先端部後縁との間を通る流線が突出部分に沿ってさらに曲がるので流線変化が大きくなる。従って、マッハ数を低下させると共に圧力損失をさらに少なくしてタービン効率をさらに高めることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明によれば、前記突出部分が前記直線状部分の下流に配置されている。
すなわち請求項6に記載の発明によって、流線を前記突出部分に沿ってさらに曲げてタービン効率をさらに高めることができる。
【0017】
請求項7に記載の発明によれば、前記最終段動翼が、前記最終段動翼の先端部前縁および先端部後縁の間に上方に湾曲する湾曲部を有している。
すなわち、請求項7に記載の発明によって、湾曲部において、流体の流線は半径方向内側に向かうよう曲がる。従って、湾曲部付近における圧力が高くなって、マッハ数が低下して圧力損失を少なくすると共にタービン効率をさらに高めることができる。
【0018】
請求項8に記載の発明によれば、前記湾曲部の曲率最大点が、前記最終段動翼の軸線方向中心線よりも前記流体の流れに対して下流に位置している。
すなわち請求項8に記載の発明によって、前記曲率最大点と前記先端部後縁との間において流線がさらに曲げられる。従って、湾曲部付近における圧力がさらに高くなって、マッハ数が低下して圧力損失を少なくすると共にタービン効率をさらに高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。
図1は本発明の第一の実施形態を示すガスタービンの長手方向部分断面図である。前述した実施形態の場合と同様に、図1にはタービン50およびディフューザ60付近を拡大して示している。タービン50は最終段の動翼51を含んでいる。理解を容易にするために、この図は最終段の動翼以外の翼を省略している。図1に示すように、タービン50におけるガスタービン通路80の内壁は空気の流れ(矢印Fで示す)に関して下流方向に半径が増すように形成されており、ディフューザ60におけるガスタービン通路80の内壁も下流方向に半径が増すように形成されている。
【0020】
ディフューザ60におけるガスタービン通路80の内壁においては環状の段差部20が動翼51の先端部後縁56よりも下流に設けられている。図1に示す実施形態においては、この段差部20は動翼51の先端部後縁56に最も近いガスタービン通路80の内壁の一部から半径方向内側に先端部後縁56まで突出している。段差部20の上流側端部21と先端部後縁56とは互いに接触していない。次いで、この段差部20は段差部20の上流側端部21から排気室70(図示しない)に向かってディフューザ60におけるガスタービン通路80内に下流方向に延びている。本実施形態においては、段差部20は回転軸(図示しない)の中心軸線に対してほぼ平行に延びる直線状部分22を有している。この直線状部分22を有している場合には、段差部20を容易に形成することができる。次いで、段差部20は屈曲部23においてわずかに外方に曲がって、ディフューザ60におけるガスタービン通路80の内壁に追従するように下流方向外側に延びている。
【0021】
すなわち、本実施形態においては、回転軸の中心軸線から段差部20の上流側端部21までの距離は、この中心軸線から動翼51の先端部後縁56までの距離にほぼ等しい。このように段差部20を設けることによって、流体の流れ方向を示す流線が、段差部20と先端部後縁56との間、特に上流側端部21と先端部後縁56との間において大幅に湾曲するよう変化する。従って、このような流線変化が生ずる部分において圧力が局所的に増大する。それゆえ、段差部20と先端部後縁56との間、特に上流側端部21と先端部後縁56との間においては、マッハ数が低下して、圧力損失を少なくすることができる。
【0022】
前述したように本実施形態においては、中心軸線から上流側端部21までの距離と中心軸線から先端部後縁56までの距離とがほぼ等しくなっている。しかしながら、中心軸線から上流側端部21までの距離が中心軸線から先端部後縁56までの距離よりも小さい場合にも流線変化が生じうるので、同様にマッハ数を低下させて圧力損失を少なくすることができる。さらに、中心軸線から上流側端部21までの距離が、中心軸線から先端部後縁56までの距離よりも大きくて中心軸線からディフューザ60におけるガスタービン通路80の内壁までの距離よりも小さい場合にも、流線変化が生じうるので、同様にマッハ数を低下させて圧力損失を少なくすることができる。
【0023】
図2は本発明の第二の実施形態を示すガスタービンの長手方向部分断面図である。前述した実施形態における段差部20においては上流側端部21から中心軸線に対してほぼ平行に延びる直線状部分22が形成されていたが、本実施形態における段差部20は内方にさらに突出する突出部分24を有している。すなわち、段差部20内において、中心軸線から上流側端部21までの距離が中心軸線から先端部後縁56までの距離よりも小さくなるよう突出する突出部分が存在している。本実施形態においては、この突出部分24が段差部20の直線状部分22よりも下流に存在している。
【0024】
前述した第一の実施形態と同様に、段差部20を設けることによって、流体の流れ方向を示す流線が、段差部20と先端部後縁56との間を通って突出部分24に沿ってさらに大幅に内方に向かって湾曲するよう変化する。従って、このような流線変化が生ずる部分において圧力が局所的に増大する。それゆえ、段差部20と先端部後縁56との間においては、マッハ数がさらに低下して、圧力損失をさらに少なくすることができる。
【0025】
当然のことながら、本実施形態において直線状部分22を有することなしに、突出部分24を上流側端部21に隣接するように配置することもできる。この場合には、さらに大きい流線変化が生じるので、圧力損失をさらに少なくして、タービン効率をさらに高めることができる。また、前述した第一の実施形態と同様に、中心軸線から上流側端部21までの距離が中心軸線から先端部後縁56までの距離よりも小さい場合、および中心軸線から上流側端部21までの距離が中心軸線から先端部後縁56までの距離よりも大きくて中心軸線からディフューザ60の内壁までの距離よりも小さい場合にも、流線変化が生じうるのでマッハ数を低下させて、圧力損失を少なくして、タービン効率を高めることができる。
【0026】
図3は本発明の他の実施形態を示すガスタービンの最終段動翼の先端部付近の拡大図である。従来技術における最終段動翼151の先端部前縁と先端部後縁との間は略直線状になっているが、本実施形態における最終段動翼51の先端部前縁54と先端部後縁56との間には半径方向外側に湾曲する湾曲部57が設けられている。
【0027】
ガスタービン通路80に流体を流すときには、湾曲部57の下流において、流体の流線は半径方向内側に向かうよう曲がる。従って、先端部後縁56付近における流線が従来技術の場合よりも曲がり、結果的に圧力が高まると共にマッハ数が下がって、圧力損失を少なくすることができる。
【0028】
本実施形態においては、先端部の湾曲部57の形状の曲率が最大になっている曲率最大点58は、最終段動翼51の軸線方向中心線59よりも流体の流れに対して下流側に位置している。従って、湾曲部57における曲率最大点58が軸線方向中心線59よりも上流側またはこの軸線方向中心線59上に位置している場合の流線変化よりも、本実施形態の場合の流線変化は大きい。それゆえ、本実施形態の場合はマッハ数をさらに下げて、圧力損失をさらに少なくすることができる。
【0029】
当然のことながら、前述した第一または第二の実施形態と本実施形態とを組み合わせることによって、圧力損失をさらに少なくしてタービン効率をさらに高めることができる。さらに、本発明に基づくタービンの翼およびディフューザにおけるガスタービン通路の形状を、圧縮機の翼および圧縮機におけるガスタービン通路の形状にも適用することができる。
【0030】
【実施例】
図4は、本発明に基づくガスタービンの形状を示す図である。図4において横軸はガスタービンの軸線方向長さ、縦軸は回転軸の中心軸線からの距離を示している。図4内の太線は従来技術のガスタービン、細線は本発明の第一の実施形態に基づく(直線状部分22のみを備えている)ガスタービン、点線は本発明の第二の実施形態に基づく(直線状部分22の下流に突出部分24を備えている)ガスタービンをそれぞれ示している。
【0031】
図5にこれら実施形態を採用した場合のガスタービンのタービン効率上昇量を示している。本発明によってガスタービンの効率は、第一の実施形態の場合に0.13%向上させることができ、第二の実施形態の場合に0.20%向上させることができた。
【0032】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明によれば、ガスタービン通路を流れる流体の流線を曲げて、マッハ数を低下させて圧力損失を少なくすると共にタービン効率を高めることができるという共通の効果を奏しうる。さらに、マッハ数の低下により衝撃波が少なくなり、動翼の先端部の破損を少なくすることができるという共通の効果も奏しうる。
【0033】
さらに、請求項2、3および4に記載の発明によれば、段差部の形状を変更することによって流体の流線をさらに曲げて、圧力損失をさらに少なくすると共にタービン効率をさらに高めることができるという効果を奏しうる。
さらに、請求項5および6に記載の発明によれば、上流側端部と先端部後縁との間を通る流線が突出部分に沿ってさらに曲がり、マッハ数を低下させると共に圧力損失をさらに少なくしてタービン効率をさらに高めることができるという効果を奏しうる。
さらに、請求項7および8に記載の発明によれば、最終段動翼の先端部後縁の下流において流体の流線を半径方向内側にさらに曲げて、圧力損失をさらに少なくすると共にタービン効率をさらに高めることができることができるという効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すガスタービンの長手方向部分断面図である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示すガスタービンの長手方向部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すガスタービンの最終段動翼の先端部付近の拡大図である。
【図4】本発明に基づくガスタービンの形状を示す図である。
【図5】ガスタービンのタービン効率上昇量を示す図である。
【図6】従来技術におけるガスタービンの長手方向部分断面図である。
【図7】従来技術のガスタービンのタービンおよびディフューザ付近の拡大図である。
【符号の説明】
20…段差部
21…上流側端部
22…直線状部分
23…屈曲部
24…突出部分
50…タービン
51…最終段動翼
54…先端部前縁
56…先端部後縁
57…湾曲部
58…曲率最大点
59…軸線方向中心線
60…ディフューザ
70…排気室
80…ガスタービン通路

Claims (8)

  1. 複数の段の動翼を含むタービンと排気室との間に環状のディフューザを有していて前記タービンと前記ディフューザと前記排気室とにより環状のガスタービン通路を形成しており、該ガスタービン通路に配置される前記複数の段の動翼は最終段動翼を含んでおり、流体が前記ガスタービン通路内を前記排気室に向かって流れるガスタービンにおいて、
    前記ガスタービン通路の内壁の前記最終段動翼の先端部後縁よりも前記流体の流れに対して下流の部分に半径方向内側に突出する環状の段差部を形成したガスタービン。
  2. 前記タービンの中心軸線から前記段差部までの距離が、前記タービンの中心軸線から前記最終段動翼の前記先端部後縁までの距離にほぼ等しくなっている請求項1に記載のガスタービン。
  3. 前記段差部の前記流体の流れに対して上流側に位置する上流側端部が、前記最終段動翼の前記先端部後縁に隣接している前記ガスタービンの前記内壁に位置している請求項1または2に記載のガスタービン。
  4. 前記段差部が、前記段差部の前記流体の流れに対して上流側に位置する上流側端部から前記タービンの中心軸線に対してほぼ平行に延びる直線状部分を含んでいる請求項1から3のいずれか一項に記載のガスタービン。
  5. 前記段差部が、前記ガスタービンの前記内壁から前記最終段動翼の前記先端部後縁よりも半径方向内側に突出する突出部分を含んでいる請求項1から4のいずれか一項に記載のガスタービン。
  6. 前記突出部分が前記直線状部分の下流に配置されている請求項5に記載のガスタービン。
  7. 前記最終段動翼が、前記最終段動翼の先端部前縁および先端部後縁の間に半径方向外側に湾曲する湾曲部を有している請求項1から6のいずれか一項に記載のガスタービン。
  8. 前記湾曲部の曲率最大点が、前記最終段動翼の軸線方向中心線よりも前記流体の流れに対して下流に位置している請求項7に記載のガスタービン。
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