JP3564000B2 - エンコーダ - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、トータルステーション、セオドライトなどの測量機に適したエンコーダに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
従来、測量機用のインクリメンタル式のエンコーダとしては、一周のパルス数が1万以上の光電式エンコーダが広く用いられている。光電式エンコーダは、回転板に対して二個のセンサを180°対向位置に置くが、通常、各々のセンサに原点検出機構を備えている。一対のセンサを180°対向位置に対向に置くのは偏心誤差をキャンセルするためである。さらに原点検出機構による原点検出は、回転板取付け軸と軸受との間隙(一種の偏心と等価)の影響を避ける為、各々のセンサに原点検出機構が設けられている。
【0003】
電子式測角儀の高度角検出においても測角精度の向上を図るためには前記の偏芯誤差を取り除く必要があるが、偏心誤差の除去にはセンサの対向配置が有効である。ただし原点検出信号は、本来、理論的にはどちらか一方から出力させればよく、対向させて原点検出機能を設けるのはコスト面、スペース面において得策ではない。
【0004】
高度角検出は、多くの場合、原点信号と同じセンサ内のSIN、COS信号の位相関係から原点検出点が決定され、その後のSIN、COS信号の極性変化点の数がカウントされる。通常、1パルス長で4カウントされる。
【0005】
原点検出機能を片方のみに設けた場合、原点を通過してパルスのカウントを始める位置は、原点検出機能を有する側はほぼ一定なのに比べて、原点を有しない側は±数カウントの範囲でばらつく可能性がある。これにより、毎回原点検出する度にカウント値に誤差(原点検出誤差)が発生することになる。
【0006】
磁気エンコーダのようなパルス数が数千程度の比較的ピッチが粗いエンコーダでは、ピッチ間隔に比較して軸、軸受け間の隙間の割合が少ない為、原点検出誤差は生じ難い。しかし、±1カウント程度の誤差を発生する可能性は残る。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたもので、磁気エンコーダのような比較的ピッチの粗いインクリメンタル式のエンコーダにおいて検出部を約180゜対向配置としたときに、どちらか一方の検出部にのみ原点検出機構を設けても原点検出誤差を生じさせないエンコーダを提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】
この目的を達成する本発明は、ドラムに対して180゜対向位置に配置され、該ドラムとの相対回転にともなって、90°の位相差を持つSIN、COS一対の正弦波信号をそれぞれが出力する第1、第2の検出部を備えたインクリメンタル方式のエンコーダであって、前記第1の検出部には、前記ドラムの原点を検知して原点検出信号を出力する原点検出手段を備え、前記第1、第2の検出部のそれぞれから出力される正弦波信号および前記第1の検出部から出力される原点検出信号を二値化する二値化回路と、前記原点検出手段が前記原点検出信号を出力したときに前記第2の検出手段から出力された一対の正弦波信号の二値化信号を保持し、該二値化信号の位相関係から前記第2の検出部から出力される一対の正弦波信号の進みまたは遅れを判断する判断手段とを備えたことに特徴を有する。この構成によれば、一方の検出部に原点検出手段を設けるだけで、他方の検出部の原点検出位置も補正できる。
本発明は、第1、第2の検出部から出力され、二値化回路で二値化された正弦波信号の変化点をそれぞれカウントするカウント手段と、原点検出手段が原点を検出したときからの前記カウント手段のカウント値に基づいて前記ドラムの回転角を決定する角度検出手段とを備えることができる。そうして該角度検出手段は、前記判断手段が判断した進みまたは遅れから、前記カウント手段がカウントした前記第2の検出部から出力される一対の正弦波信号に関するカウント値を補正して前記ドラムとの相対角度を決定するので、第2の検出部に原点検出手段を設けなくても、第2の検出部の原点位置を補正することができる。また、判断手段は、第2の検出部から出力される一対の正弦波信号の1ピッチ内の進みおよび遅れを1/4ピッチ単位で判断できる。
本発明は、磁気式エンコーダなど、比較的ピッチが粗いエンコーダに適している。本発明を磁気式エンコーダに適用する場合、ドラムは、固定部に回転自在に軸支され、外周に等分割された所定ピッチで磁化された多極着磁層を有する磁気ドラムとする。前記各検出部は、前記磁気ドラムの多極着磁層に対向させて前記固定部に装着され、それぞれ、前記所定ピッチの1/4ピッチ分位相角をずらして配置され、所定ピッチの1/2π分位相角がずれた二つの相に分けられる複数の磁気抵抗素子を備えた磁気センサと、前記二つの相の磁気抵抗素子の出力を差動増幅してSIN、COS一対の正弦波信号を出力する差動増幅器を備える。
磁気ドラムの外周面には、前記多極着磁層から回転軸と平行な方向に離反させて着磁された、原点位置を決める原点位置用の着磁部を有し、前記一方の磁気センサには、原点位置を設定する原点着磁部と対向可能な位置に配置され、該原点着磁部が通過するときに前記原点位置信号を出力する磁気抵抗素子が設けられる。前記第1の磁気センサは、前記原点位置検出用の磁気抵抗素子が原点信号を出力しているときに、該第1の磁気センサの一方の正弦波が変化したときに原点検出パルスを出力する原点検出手段を備え、さらに原点検出パルスが出力されているときに前記第2の磁気センサから所定の組合せの二値化信号が出力されるように予め設定される。
そして、判断手段が判断した進みまたは遅れピッチに関する補正値をメモリするメモリ手段を備え、前記判断手段は、前記原点検出パルスが出力されたときに前記第2の磁気センサの二値化出力の組合せを検知して、前記第2の磁気センサの二値化信号の進みまたは遅れを1/4ピッチで判断してその値を補正値として前記メモリ手段に書き込み、前記補正手段は、前記カウント手段がカウントした第2の磁気センサのカウント値を、前記メモリ手段にメモリした補正値によって補正する構成とする。
なお、本発明のエンコーダは、前記カウント値に基づいて磁気ドラムの回転角を1/4ピッチで検出するが、1/4ピッチ間の回転角は、内挿演算によって求めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明の磁気エンコーダを適用したトータルステーションを、磁気エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した背面図、図2は同トータルステーションを、磁気エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した側面図である。
【0010】
このトータルステーション11は、周知の通り、三脚等に装着するための底板13、この13に3本の整準ねじ15で支持された整準台17、この整準台17に、垂直軸(鉛直軸)19を介して回転自在に軸支され、一対の支柱を有するU字形状の架台21、この架台21の2本の支柱間に水平軸23を介して回動自在に軸支された視準望遠鏡25を備えている。なお、水平軸23は、視準望遠鏡25の左右に固定され、2本の支柱に対して回動自在に支持されているが、図1には左側の水平軸23を示した。
【0011】
垂直軸19は、整準台17に固定された垂直軸受け27に回動自在に支持されている。そして架台21の支柱を連結する基部が、垂直軸19の上端部に固定されている。水平軸23は、架台21の一対の支柱部に固定された水平軸受け29に回動自在に軸支されている。そして水平軸23に視準望遠鏡25が固定されている。
【0012】
さらに、垂直軸19には、整準台17に対する垂直軸19(架台21、視準望遠鏡25)の回転角(水平角)を測定する水平分度として磁気式エンコーダ41が装着され、水平軸23には、架台21に対する水平軸23(視準望遠鏡25)の回転角(高度角)を測定する垂直分度として磁気式エンコーダ51が装着されている。これらの磁気式エンコーダ41、51はそれぞれ、軸19、23に固定された磁気ドラム43、53と、磁気ドラム43、53の外周面に形成された多極着磁層に所定間隔で近接対向し、かつ軸19、23に対して約180゜対向位置に配置された2個の磁気センサ44、45、磁気センサ54、55を備えている。
【0013】
また、詳細は図示しないが、磁気センサ44、45、磁気センサ54、55の出力を検知して磁気式エンコーダ41、51の回転角、つまり水平角、高度角を求める演算手段を含む電子回路(図7参照)が架台21の基部に搭載されている。そして、トータルステーション11を操作、制御するためのキーボードおよびキーボードによって入力されたデータ、測距結果などを表示する表示器を備えた操作パネル31、32が、架台21の前後面に設けられている(図2参照)。
【0014】
なお、図1、2において、符号33はトータルステーション11の持ち運びに利用するためのハンドグリップ、符号34は磁気式エンコーダ41、不図示のバッテリ等を保護するために架台21に装着された防塵カバー、符号35、36は視準望遠鏡25の接眼レンズ、対物レンズである。
【0015】
さらに図3、図4を参照して、本実施の形態の磁気式エンコーダの構成について説明する。磁気式エンコーダ41、51の基本構成は同一なので、一方の磁気式エンコーダ51について説明する。図3は第1の磁気センサ54と多極磁気層53aとの関係を説明するための、第1の磁気センサ54周辺の拡大図である。
【0016】
磁気ドラム53の外周面には、分割数N(Nは正の整数)にて等ピッチで着磁された多極着磁層53aが形成されている。多極着磁層53aの磁極ピッチ(極の境界の間隔)をλとする。一方、この多極着磁層53aに所定間隔で対向させて第1の磁気センサ54が配置されている。第1の磁気センサ54は、平面基板54aと、多極磁気層53aと対向する側の基板54aの一面に、λ/4ピッチ(λ/4)で設けられた8個の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4a4、4b1、4b2、4b3、4b4を備えている。そしてこの磁気センサ54は、磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4の中央位置に立てた垂線が磁気ドラム53の回転中心を通るように配置されている。
【0017】
なお、この磁気式エンコーダ51は、磁気ドラム53が回転すると、多極着磁層53aが発生する磁界3によって変化する磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4の抵抗値の変化を検知して、磁気ドラム53の回転角をλ/4ピッチで検知するインクリメンタル方式の磁気式エンコーダである。そしてλ/4の間の角度は、内挿演算によって求められる。
【0018】
8個の磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4は、図3に示すように、λ/4の位相差を有するA相、B相の二組に分けられる。A相の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4a4と、B相の磁気抵抗素子4b1、4b2、4b3、4b4はそれぞれλ/2の等ピッチとなる。
【0019】
これらA相、B相の磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4は、図4に示すようにブリッジ結線されている。そして、電子回路61は、磁気抵抗素子間に定電圧+V、−Vを印加し、A相の端子e0、e1、B相の端子e0′、e1′に現れる電圧に基づいて磁界の変化、つまり磁気ドラム53の回転角を検知する。
【0020】
この実施例によれば、A相の磁気抵抗素子の抵抗値a1、a2、a3、a4は、磁気ドラム53の回転による磁界の変化によって、下記式のように変化する。
a1=R0+Rsin(Nω)
a2=R0+Rsin(Nω+π)=R0−Rsin(Nω)
a3=R0+Rsin(Nω+2π)=R0+Rsin(Nω)
a4=R0+Rsin(Nω+3π)=R0−Rsin(Nω)
ただし、ωは磁気ドラム53の回転角、
R0は無磁界のときの抵抗値、
Rは抵抗比(係数)である。
【0021】
ここで、端子e0と端子e1からは、位相が180゜異なるSIN波、▲SIN▼信号が出力され、これらを差動増幅すると、SIN波が得られる。
B相の磁気抵抗素子は、A相の磁気抵抗素子に対してπ/2ずらしてあるため、端子e0′と端子e1′からは、位相が180゜異なるCOS波、▲COS▼波信号が出力され、これらを差動増幅すると、SIN波とは位相が90゜異なるCOS波が得られる。なお、本明細書において符号▲▼で挟まれたsin、cosには、図7に示したように上線が付されていること、つまり符号が反転していること(位相が180゜)ずれていることを意味する。
【0022】
このA相の正弦波およびB相の正弦波のゼロクロス点を検出して、磁気ドラム53の回転角をN/4単位で検出できる。つまり、分割数Nの4倍まで検出ピッチを上げることができる。通常、測量機においては、N/4よりも小さい角度検出が必要なため、分割数N以上の分割数が必要である。そこで、A、B相の電圧X、Yに基づいた下記の内挿計算により、
arcTAN(Y/X)
さらに検出可能な分割数を増やしている。
なお、第2の磁気センサ55も、第1の磁気センサ54と同様の構成である。
【0023】
以上は、本発明を適用したトータルステーションおよび磁気式エンコーダの概要である。本発明を垂直分度のインクリメンタル方式の磁気式エンコーダ51に適用した実施の形態の特徴について、さらに図5〜図9を参照して説明する。
【0024】
図5は、磁気式エンコーダ51の概要を示す正面図、図6はその側面図および磁気センサの正面を示す図である。磁気センサ54、55は、磁気ドラム53の水平軸23の中心を挟んでほぼ180゜対向位置に配置され、さらに電気角でλ/2だけ位相をずらして配置されている。そして、磁気ドラム13の外周面には、多極磁気層53aから水平軸23と平行に所定長離反した位置に、磁気式エンコーダ51の原点を決定する原点磁極53bが着時されている。
【0025】
一方、第1の磁気センサ54には、磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4からこれらの並び方向と直交する方向に離反させて、原点磁極検出用の原点用磁気抵抗素子4c1、4c2、4c3、4c4が設けられている。なお、本実施例の原点用磁気抵抗素子4c1〜4c4は、λ/2ピッチで配置されている。なお、第2の磁気センサ55には、磁気抵抗素子5a1〜5a4、5b1〜5b4のみが配置されていて、原点検出用の磁気抵抗素子は配置されていない。
【0026】
これらの原点用磁気抵抗素子4c1〜4c4も、磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4同様にブリッジ結合され、原点磁極53bが通過するときに、180゜位相が異なった正弦波信号abs、▲abs▼を出力する。
【0027】
図7に示した回路ブロック図および図8に示したタイミングチャートを参照して、この磁気式エンコーダ51の角度計測動作について説明する。
A相の磁気抵抗素子ブリッジ間には+V、−Vの電源が供給されており、磁気ドラム53が回転すると出力e0、e1からは、ほぼ0Vを中心とした、それぞれ位相が180°異なるsinと▲sin▼の正弦波信号が出力される。これらの正弦波信号は差動増幅器71aによって差動増幅され、ほぼ0Vを中心としたSIN信号となる。そしてこのSIN信号は二値化回路72aによって0Vと比較され、1、0の二値化信号(ハイ、ローレベル信号)に変換される。
【0028】
同様に、B相の磁気抵抗素子ブリッジの出力e0′、e1′からは、sin、▲sin▼とは位相が90°異なるcos、▲cos▼の正弦波信号が出力される。これらの正弦波信号も、差動増幅器71bによって差動増幅されてほぼ0Vを中心としたCOS信号となり、二値化回路72bにより1、0の二値化信号に変換される。
【0029】
つまり、第1の磁気センサ54から出力されるsin、▲sin▼信号、cos、▲cos▼信号は、差動増幅回路71a、71bで差動増幅され、90°の位相差を有する正弦波SIN、COS信号として出力される。次にそれらは、各々、二値化回路72a、72bでデューティー50%の0、1信号に変換される。
【0030】
同様に、第2の磁気センサ55から出力されるsin、▲sin▼信号、cos、▲cos▼信号は、差動増幅回路71c、71dで差動増幅され、90°の位相差を有する正弦波SIN、COS信号として出力される。次にそれらは、各々、二値化回路72c、72dでデューティー50%の0、1信号に変換される。
【0031】
さらに原点検出機能を有する第1の磁気センサ54側の回路では、原点検出用の磁気抵抗素子4c1〜4c2から出力される原点信号abs、▲abs▼も差動増幅器73で差動増幅されて原点信号ABSとされ、二値化回路74で二値化された後に原点検出回路75によって、二値化回路72a、72bから出力される第1の磁気センサ54のSIN、COSの二値化信号と、組み合わされ、原点検出パルスABSDが生成される。本実施の形態では、原点信号ABSが0、COSの二値化信号が0で、SINの二値化信号が0から1に変化したときに原点検出パルスABSDが0から1に立ち上げられる。
【0032】
この原点パルスABSDの立ち上がりをトリガとして、第2の磁気センサ55側のSIN、COSの二値化信号レベルが各々ラッチ回路77a、77bによりラッチ(保持)され、ラッチされたレベルデータ(1、0)がマイクロコンピュータ78に取り込まれる。
【0033】
原点パルスABSD検出後、両磁気センサ54、55からのSIN、COSの二値化信号が「0→1」「1→0」に変化する変化点を検知する毎に、磁気ドラム53の回転方向に応じてアップ/ダウンカウンタ76がアップまたはダウンカウントする。
【0034】
マイクロコンピュータ78に取り込まれたラッチ回路77a、77bの出力の論理から、期待値に対する1/4ピッチ単位の進み遅れを判断して補正値とし、カウンタ値にこの補正値を加算したものを角度値算出時に用いる。
【0035】
上記補正値判断の例を図8のタイミングチャートを参照して説明する。
原点検出点(原点パルス発生点)は、原点信号が発生されている時に原点側磁気センサ54のCOS信号が「0」、SIN信号が「1」となった点である。このとき、原点無し側磁気センサ55のCOS信号の「1」、SIN信号の「0」が、水平軸23と軸受29の隙間の影響を受けないときの本来のレベル(期待値)である。
【0036】
もしも、水平軸23と軸受29との間隙の影響で原点無し側磁気センサ55の位相が本来の位相から90°遅れたとする。この場合、原点検出時の原点無し側磁気センサ55の位相は、本来の−1カウントを与える位相となる。以降、アップダウンカウンタ76は90°遅れた点を0カウント(原点)としてカウントアップ/ダウンするので、上記−1カウントは誤差となり残ってしまう。そこで本発明の実施の形態では、この−1を補正値として、アップダウンカウンタ76から読み出した実際のカウント値に加算する。
【0037】
ラッチ回路77a、77bの論理と補正値との関係を表1に示した。
【表1】
【0038】
上記補正値の判定とカウンタ値の補正はマイクロコンピュータ78が実行するが、その補正値の判定およびカウンタ値の補正処理について、図9に示したフローチャートを参照して説明する。このフローチャートは高度角に関する、判定処理および補正処理の要部のみを示しているが、マイクロコンピュータ78は、通常は、検出した1/4ピッチ間の角度を求める内挿演算や、その他の処理、例えばシステムのイニシャライズ、水平角に関する処理なども実行する。
【0039】
マイクロコンピュータ78は、トータルステーションの電源がオンした状態で、この処理を繰り返す。まず、原点検出済みフラグがセットされているかどうかをチェックする(S101)。原点検出済みフラグがセットされていないときは、原点検出パルスABSDが出力されたかどうかをチェックする(S101;N、S103)し、原点検出パルスABSDが出力されていないときはこの処理を抜ける(S103;N)。
【0040】
原点検出パルスABSDが出力されたことを検知したら(S103;Y)、ラッチ回路77a、77bの組合せをチェックする。ラッチ回路77aの出力が“H”でラッチ回路77bの出力が“L”のときは、進みも遅れもない正常状態なでの補正値メモリに0をセットする(S105;Y、S107)、S119)。
ラッチ回路77a、77bの出力がともに“L”のときは、第2の磁気センサ55の位相が1/4ピッチ進んでいるので補正値メモリに+1をセットする(S109;Y、S111、S119)。
ラッチ回路77a、77bの出力がともに“H”のときは、第2の磁気センサ55の位相が1/4ピッチ遅れているので補正値メモリに−1をセットする(S113;Y、S115、S119)。
以上のいずれでもないとき、つまり、ラッチ回路77aの出力が“H”、ラッチ回路77bの出力が“L”のときは、第2の磁気センサ55の位相が1/2ピッチ遅れているので補正値メモリに−2をセットする(S113;N、S117、S119)。
【0041】
ラッチ回路77a、77bの論理を検知したら、原点パルス検出済みフラグをセットし、アップ/ダウンカウンタ76がカウントした値を読み込む(S119、S121)。そして、読み込んだアップ/ダウンカウンタ値に補正メモリ値を加算してカウント値を補正し(S123)、補正したカウント値に基づいて高度角を演算によって求め、演算した高度角を表示して(S125)この処理を抜ける。
【0042】
その後S101のステップを実行するときは原点パルス検出済みフラグがセットされているので、S101からS121にスキップする。つまり、電源オン状態が維持されている間はS103〜S119の原点補正処理をスキップする。
【0043】
以上の通り本発明の実施の形態によると、180°対向に磁気センサ54、55を配置し、一方の磁気センサ54にのみ原点検出機能を備えた場合であっても、原点検出時の原点無し側の磁気センサ55の出力位相を1/4ピッチ単位で判断することで原点無し側の磁気センサ55の出力位相の進み、遅れの判定が可能になり、反転結果に基づいてカウンタ補正値を求め、実際のカウント値に加算することで、測角値の確度を高めることができる。
【0044】
磁気ドラム53の水平軸23と軸受け29との間隙の影響を排除し、片側原点・対向配置のエンコーダが構築でき、原点検出時に発生する1/4ピッチの原点検出誤差を防止できる。
なお、本発明の実施の形態は、原点検出機構を有さない磁気センサの1ピッチ内の位相変動にのみ有効であるため、比較的ピッチの粗い磁気エンコーダ等に対して効果的である。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り本発明は、インクリメンタル式のエンコーダにおいて第1、第2の検出部を約180゜対向配置し、第1の検出部のみに原点検出手段を設け、原点検出手段が前記原点検出信号を出力したときに第2の検出手段から出力された一対の正弦波信号の二値化信号を保持し、該二値化信号の位相関係から第2の検出部から出力される一対の正弦波信号の進みまたは遅れを判断するので、一方の検出部に原点検出手段を設けるだけで、他方の検出部の原点検出位置を補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気式エンコーダを搭載したトータルステーションを、磁気式エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した背面図である。
【図2】
同トータルステーションを、磁気式エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した側面図である。
【図3】
同磁気式エンコーダの磁気ドラムと磁気センサとの関係を説明する拡大図である。
【図4】
同磁気式エンコーダの磁気センサに搭載された磁気抵抗素子の結線の一例を示す回路図である。
【図5】同磁気式エンコーダの磁気ドラムと磁気センサとの関係を説明する拡大図である。
【図6】同磁気エンコーダの原点検出機構を説明する図である。
【図7】同磁気エンコーダの回路構成の一実施例の要部をブロックで示す回路図である。
【図8】同磁気式エンコーダの原点検出時のタイミングチャートを示す図である。
【図9】同磁気式エンコーダの原点検出時の動作をフローチャートで示す図である。
【符号の説明】
11 トータルステーション
13 底板
15 整準ねじ
17 整準台
19 鉛直軸
27 垂直軸受
21 支柱
23 水平軸
29 水平軸受け
25 望遠鏡
41 51 磁気エンコーダ
43 53 磁気ドラム(回転部)
53a 多極着磁層
53b 原点着磁
51 磁気エンコーダ
54 第1の磁気センサ(原点検出手段有り検出部)
55 第2の磁気センサ(原点検出手段無し検出部)
4a1 4a2 4a3 4a4 A相の磁気抵抗素子
4b1 4b2 4b3 4b4 B相の磁気抵抗素子
4c1 4c2 4c3 4c4 原点用の磁気抵抗素子
71a 71b 71c 71d 差動増幅回路
72a 72b 72c 72d 二値化回路
73 差動増幅回路
74 二値化回路
75 原点検出回路
76 アップ/ダウンカウンタ
77a 77b ラッチ回路
78 マイクロコンピュータ(角度検出手段、判断手段)
Claims (6)
- ドラムに対して180゜対向位置に配置され、該ドラムとの相対回転にともなって、90°の位相差を持つSIN、COS一対の正弦波信号をそれぞれが出力する第1、第2の検出部を備えたインクリメンタル方式のエンコーダであって、
前記第1の検出部には、前記ドラムの原点を検知して原点検出信号を出力する原点検出手段を備え、
前記第1、第2の検出部のそれぞれから出力される正弦波信号および前記第1の検出部から出力される原点検出信号を二値化する二値化回路と、
前記原点検出手段が前記原点検出信号を出力したときに前記第2の検出手段から出力された一対の正弦波信号の二値化信号を保持し、該二値化信号の位相関係から前記第2の検出部から出力される一対の正弦波信号の進みまたは遅れを判断する判断手段と、を備えたことを特徴とするエンコーダ。 - 請求項1記載のエンコーダはさらに、前記第1、第2の検出部から出力され、二値化回路で二値化された正弦波信号の変化点をそれぞれカウントするカウント手段と、
前記原点検出手段が原点を検出した位置からの前記カウント手段のカウント値に基づいて前記ドラムとの相対回転角を決定する角度検出手段と、
該角度検出手段は、前記判断手段が判断した進みまたは遅れから、前記カウント手段がカウントした前記第2の検出部から出力される一対の正弦波信号に関するカウント値を補正して前記ドラムとの相対回転角度を決定するエンコーダ。 - 請求項1または2記載のエンコーダの前記判断手段は、前記第2の検出部から出力される一対の正弦波信号の1ピッチ内の進みおよび遅れを1/4ピッチ単位で判断するエンコーダ。
- 請求項1から3のいずれか一項記載のエンコーダにおいて、前記ドラムは、固定部に回転自在に軸支され、外周に等分割された所定ピッチで磁化された多極着磁層を有する磁気ドラムであり、前記各検出部は、前記磁気ドラムの多極着磁層に対向させて前記固定部に装着され、それぞれ、前記所定ピッチの1/4ピッチ分位相角をずらして配置され、所定ピッチの1/2π分位相角がずれた二つの相に分けられる複数の磁気抵抗素子を備えた第1、第2の磁気センサと、前記二つの相の磁気抵抗素子の出力を差動増幅してSIN、COS一対の正弦波信号を出力する差動増幅器を備え、
前記磁気ドラムの外周面には、前記多極着磁層から回転軸と平行な方向に離反させて着磁された、原点位置を決める原点位置用の着磁部を有し、前記一方の磁気センサには、原点位置を設定する原点着磁部と対向可能な位置に配置され、該原点着磁部が通過するときに前記原点位置信号を出力する磁気抵抗素子が設けられているエンコーダ。 - 請求項4記載のエンコーダにおいて、前記第1の磁気センサは、前記原点位置検出用の磁気抵抗素子が原点信号を出力しているときに、該第1の磁気センサの一方の正弦波が変化したときに原点検出パルスを出力する原点検出手段を備え、さらに原点検出パルスが出力されているときに前記第2の磁気センサから所定の組合せの二値化信号が出力されるように予め設定されているエンコーダ。
- 請求項5記載のエンコーダはさらに、前記判断手段が判断した進みまたは遅れピッチに関する補正値をメモリするメモリ手段と、補正手段を備え、
前記判断手段は、前記原点検出パルスが出力されたときに前記第2の磁気センサの二値化出力の組合せを検知して、前記第2の磁気センサの二値化信号の進みまたは遅れを1/4ピッチで判断してその値を補正値として前記メモリ手段に書き込み、
前記補正手段は、前記カウント手段がカウントした第2の磁気センサのカウント値を、前記メモリ手段にメモリした補正値によって補正するエンコーダ。
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