JP3562050B2 - 映像処理方法およびコンピュータシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムの映像メモリに複数フィールド分の動画映像信号を取り込む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速なCPUを用いた近年のパーソナルコンピュータでは、動画を表示したり、動画映像信号を取得(キャプチャリング)したりすることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、CPUによって動画のキャプチャリングを行なう場合には、1秒間に取得できるフィールド数がかなり低い値に限定されてしまう場合がある。例えば、30フレーム/秒の元の動画から、1秒間に数フレーム程度しかキャプチャできないことも多い。すなわち、従来は、キャプチャリング時においてフレームの欠落が発生易いという問題があった。
【0004】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、従来に比べて欠落が少ない状態で映像をキャプチャリングすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明による方法は、(a)映像メモリ内に設定すべきフィールド領域配列として、任意の水平画素数SXと任意のライン数とを有するフィールド領域が任意の行数Mと任意の列数Nで配列されたフィールド領域配列の指定を受ける工程と、(b)前記指定に応じて、映像メモリ内にM行N列のフィールド領域配列を設定する工程と、(c)映像信号の垂直ブランキング期間において、映像信号の1フィールド分を格納するためのフィールド領域を、1フィールド毎または複数フィールド毎に前記M行N列のフィールド領域配列の中から選択する工程と、(d)1フィールド分の映像信号を選択されたフィールド領域に書込む工程と、(e)ユーザによる終了の指示があるまで前記工程(c)および(d)を繰り返すことによって、前記M行N列のフィールド領域配列内にM*N個のフィールド分の映像信号を格納する工程と、(f)前記映像メモリから前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出して表示デバイスに同時に表示する工程と、を備え、前記工程(f)は、前記映像メモリ内の前記M行N列のフィールド領域配列に相当するアドレス範囲から前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出す工程と、前記M*N個のフィールド分の映像信号を、任意に指定された水平倍率KHおよび垂直倍率KVで拡大または縮小する工程と、拡大または縮小後の映像を、前記表示デバイスにおいて他の画面の一部にオーバーレイ表示する工程と、を含む。
【0006】
この方法では、映像メモリ内の複数の領域を選択しながら、選択された領域に映像信号を書き込むので、選択された領域に1フィールド分の映像を格納することができる。また、映像信号の垂直ブランキング期間において書込みのための領域の選択を変更するので、フィールドの欠落が無い状態で映像を格納できる。
【0007】
この発明によるコンピュータシステムは、映像メモリと、表示デバイスと、映像信号を前記映像メモリに格納するとともに、前記映像メモリから映像信号を読み出して前記表示デバイスに表示する映像処理部と、を備え、
前記映像処理部は、映像メモリ内に設定すべきフィールド領域配列として、任意の水平画素数SXと任意のライン数とを有するフィールド領域が任意の行数Mと任意の列数Nで配列されたフィールド領域配列の指定を受け付け、前記指定に応じて、映像メモリ内にM行N列のフィールド領域配列を設定し、映像信号の垂直ブランキング期間において、映像信号の1フィールド分を格納するためのフィールド領域を、1フィールド毎または複数フィールド毎に前記M行N列のフィールド領域配列の中から選択するとともに、1フィールド分の映像信号を選択されたフィールド領域に書込む処理をユーザによる終了の指示があるまで繰り返すことによって、前記M行N列のフィールド領域配列内にM*N個のフィールド分の映像信号を格納し、前記映像メモリ内の前記M行N列のフィールド領域配列に相当するアドレス範囲から前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出し、前記M*N個のフィールド分の映像信号を、任意に指定された水平倍率KHおよび垂直倍率KVで拡大または縮小し、拡大または縮小後の映像を、前記表示デバイスにおいて他の画面の一部にオーバーレイ表示する。
【0008】
このコンピュータシステムにおいても、映像メモリの選択された領域に1フィールド分の映像を格納することができる。また、領域の選択を変更するのは短時間で済むので、従来に比べて欠落の少ない状態で映像を格納できる。
【0009】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。第1の態様では、第1または第2の発明においてさらに、
前記映像メモリに格納された複数フィールド分の映像を表示デバイスに同時に表示する工程、を含む。
【0010】
第1の態様によれば、獲得した複数フィールド分の映像を、画面上で一度に確認できる。
【0011】
第2の態様では、第1または第2の発明においてさらに、
前記映像メモリに格納された複数フィールド分の映像を、格納された順番に1つずつ連続して表示デバイスに表示する工程、を含む。
【0012】
第2の態様によれば、獲得した複数フィールド分の映像で構成される動画を画面上で再現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
A.装置の全体構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、この発明の一実施例を適用するコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。このコンピュータシステムは、バス610に、CPU620と、メインメモリ630と、周辺コントローラ640と、複合I/0ポート650と、ネットワークインタフェイス656と、ビデオコントローラ660と、第1のビデオRAM(VRAM)670と、映像転送コントローラ680と、映像処理回路800とが接続されている。映像処理回路800は、その内部に第2のビデオRAM310を有している。なお、第1のVRAM670は、カラーCRT701の表示領域と1対1に対応するメモリ領域を有している。
【0014】
周辺コントローラ640にはキーボード642とマウス644とが接続されている。また、複合I/Oポート650にはフロッピディスク装置652とハードディスク装置654とが接続されている。
【0015】
ビデオコントローラ660には、表示デバイスとしてのカラーCRT701(またはカラー液晶ディスプレイ)が接続されている。ビデオコントローラ660は、第1のVRAM670に静止画の映像データを書き込むとともに、第1のVRAM670から映像信号を読み出して映像処理回路800に供給する機能を有する。ビデオコントローラ660は、さらに、同期信号SYNC(垂直同期信号VSPCと水平同期信号HSPC)を生成して、カラーCRT701と映像処理回路800に供給する機能を有している。
【0016】
映像転送コントローラ680には、動画映像データ供給装置としてのCD−ROM装置682が接続されている。映像転送コントローラ680は、CD−ROM装置682から与えられた動画映像データを、バス610を介して第2のVRAM310に転送するプロセッサとしての機能を有している。
【0017】
映像処理回路800は、動画映像信号と、ビデオコントローラ660から与えられた静止画映像信号とを合成するとともに、合成後の映像を表わす映像信号をカラーCRT701に供給する機能を有する。また、映像処理回路800は、合成後の映像信号をスケーリングすることによって、映像を拡大・縮小する機能を有する。
【0018】
B.映像処理回路800の内部構成:
図2は、映像処理回路800の内部構成を示すブロック図である。なお、この映像処理回路800の構成は、本出願人により開示された特開平2−298176号公報の第4図に記載されているものと同一である。
【0019】
この映像処理回路800は、音声信号を取り扱う音声部ACUと、テレビ信号などアナログ映像信号を取り扱うアナログ部ANUと、映像メモリ部IMUと、映像メモリ部IMUへの映像データの書き込みを制御する書込制御部WCUと、映像メモリ部IMUに記憶された映像データを外部に読出す読出制御部RCUと、映像を再生する映像再生部IRUとを有している。
【0020】
音声部ACUは、音声入力端子101と、音声信号選択回路110と、音量制御回路120と、音声出力端子102とを有している。音声入力端子101には、ビデオプレーヤ等の動画信号供給装置から与えられた音声信号ASEXが入力される。音声信号選択回路110は、この音声信号ASEXと、アナログ部ANUのテレビチューナ710から入力される音声信号ASTVの一方を選択して出力する。なお、テレビチューナ710における選局はCPU620から指示される。選択された音声信号は、音量制御回路120によって音量が調節され、音声出力端子102から出力される。音声出力端子102から出力される音声信号ASMONは、カラーCRT701の音声入力端子またはスピーカに与えられる。
【0021】
アナログ部ANUは、テレビチューナ710と、テレビアンテナ711と、映像入力端子103と、映像信号選択回路130と、映像信号デコーダ140と、AD変換器210と、デジタイズ制御回路220とを有している。映像入力端子103には、動画信号供給装置から与えられた映像信号VSEXが入力される。映像信号選択回路130は、この映像信号VSEXと、CPU620により選局指示されたテレビチューナ710から与えられる映像信号VSTVとの一方を選択して出力する。選択された映像信号は、映像信号デコーダ140によって映像信号LSTVと同期信号SSTVとに分離される。この映像信号LSTVは、RGBの3原色の色信号である。AD変換器210は、アナログ信号である映像信号LSTVをデジタル信号に変換し、書込制御部WCUに供給する。デジタイズ制御回路220は、同期信号SSTVに基づいてAD変換器210を制御しており、また、書込制御部WCUを経由してVRAM310を制御している。
【0022】
書込制御部WCUは、映像データ選択回路320と、映像メモリ制御信号選択回路330と、書込制御回路340とを有している。映像データ選択回路320は、書込制御回路340から出力される書込選択信号CCに応じて、映像信号LSTVを入力とするAD変換器210の出力と、CPU620によって外部記憶装置などの外部装置から読出された映像信号LSWPCとの一方を選択して出力する。映像メモリ制御信号選択回路330は、書込選択信号CCに応じて、デジタイズ制御回路220が出力する映像メモリ制御信号WETVと、書込制御回路340が出力する映像メモリ制御信号WEPCとの一方を選択して出力する。書込制御回路340は、CPU620または映像転送コントローラ680から供給された映像信号LSWPCを映像メモリ部IMUに書き込む動作を制御する。
【0023】
読出制御部RCUは、読出制御回路350と、先入れ先出しメモリ(FIFOメモリ)360と、FIFO読出制御回路370とを有している。FIFO読出制御回路370によって映像メモリ部IMUから読出された映像信号LSFIFは、FIFOメモリ360に記憶される。FIFOメモリ360に記憶された映像信号LSFIFは、読出制御回路350によって外部に読出される。読出制御部RCUは、映像メモリ部IMUに記憶された映像データを、CPU620の命令に応じて外部装置に出力する際に使用される。
【0024】
映像メモリ部IMUは、1つの書き込みポートと2つの読出しポートを有する3ポートVRAM310を有している。3ポートVRAM310としては、ソニー株式会社製のCXK1206または富士通株式会社製のMB81C1501を使用することができる。3ポートVRAM310の構成と機能については、本出願人により開示された特開平2−298176号公報に記載されているので、ここでは説明を省略する。なお、このVRAM310は、特に3ポートに限ることはなく映像データを記憶するメモリであればよい。
【0025】
映像再生部IRUは、ビデオコントローラ660から出力された映像信号LSPCと、VRAM310から出力された映像信号LSMEMとを合成して合成映像信号LSMONを生成し、これをカラーCRT701に出力する機能を有する。
【0026】
映像再生部IRU内の各信号はそれぞれ次の内容を表わしている。
LSPC:ビデオコントローラ660から出力された映像信号。
LSMEM:VRAM310から読出された映像信号。
LSDA:アナログ化された映像信号。
LSMON:カラーモニタ701に表示される映像を表わす合成映像信号。
【0027】
CNT:ビデオスイッチ510を切換える切換信号。切換信号CNTがHレベルの場合には映像信号LSDAが選択され、Lレベルの場合には映像信号LSPCが選択される。
【0028】
SENBL:スーパーインポーズの可否を指定する第1の許可信号。第1の許可信号SENBLは、オペレータがキーボード642またはマウス644を用いてスーパーインポーズを行なうモードを指定するとHレベルに切り換わり、スーパーインポーズを行なわないモードを指定するとLレベルに切り換わる。
SSENBL:画面上におけるスーパーインポーズ領域に相当するタイミングを示す第2の許可信号。第2の許可信号SSENBLは、スパーインポーズ領域内でHレベルとなり、スーパーインポーズ領域外ではLレベルとなる。なお、スーパーインポーズ領域は、オペレータによってカラーモニタ701の画面上で指定される。
NENBL:多重スーパーインポーズの可否を示す第3の許可信号。第3の許可信号NENBLは、映像信号LSPCにスーパーインポーズされた映像信号LSDAの一部に、さらに映像信号LSPCをスーパーインポーズするか否かを示す。
【0029】
COMP:多重スーパースーパーインポーズの領域を示す信号。この比較信号COMPのレベルは、映像信号LSPCを所定の基準電圧Vrと比較することによって決定され、映像信号LSDAの一部に映像信号LSPCをスーパーインポーズする領域ではHレベルとなる。比較信号COMPは、次に述べる許可信号CENBLがHレベルの時には有効とされて、上記の第3の許可信号NENBLとなる。
CENBL:多重スーパーインポーズの可否を指定する許可信号。許可信号CENBLのレベルは、オペレータによって切換えられる。
【0030】
映像再生部IRU内のDA変換器410は、VRAM310から読みだされた映像信号LSMEMをアナログ信号に変換してビデオスイッチ510に供給する。ビデオスイッチ510は、ビデオコントローラ660から出力された映像信号LSPCと、DA変換器410から出力された映像信号LSDAの一方を選択して、合成映像信号LSMONとしてカラーCRT701に供給する。ビデオスイッチ510の選択信号CNTは、AND回路451の出力信号である。
【0031】
スーパーインポーズ制御回路420は、映像処理回路800内のVRAM310に記憶されている映像信号を読み出すとともに、その映像信号で表わされる映像をスケーリングする機能を有している。
【0032】
B.スーパーインポーズ制御回路420の詳細構成と動作:
図3は、スーパーインポーズ制御回路420及びその周辺回路のブロック回路図である。又、ここに示される3ポートVRAM310は、3つの入出力ポートのうち読出ポートが使用される。ソニー社製CXK1206のデータシート番号71215−STの第27頁〜第31頁には、上記の読出ポートに係るタイミングチャートが記載されている。使用するポートは上記データシート第2頁のリードポート1である。
【0033】
3ポートVRAM310では、メモリ駆動クロック信号HDCKがポート1シフト信号端子CKR1に、メモリ垂直/水平リセット信号MRSTがポート1垂直クリア端子VCLR1に、水平方向リセット信号HRSTがポート1水平クリア端子HCLR1に、垂直オフセット信号VROFT又は垂直読出ラインクロック信号VRLCKがポート1ラインインクリメント端子INC1に、ポート1出力イネーブルRE1(負論理)がポート1出力イネーブル端子RE1(負論理)にそれぞれ与えられる。又、アナログRGB信号LSMEM(R,G,B中の1データがそれぞれ)がポート1データ出力DO10〜DO13から読み出される。
【0034】
上記各端子に対応するポート1シフト信号CKR1,ポート1垂直クリアVCLR1、ポート1水平クリア信号HCLR1、ポート1ラインインクリメント信号INC1、ポート1出力イネーブルRE1(負論理)により、読出制御されるアナログRGB信号LSMEMは、R,G,B毎に例えば4ビットで、それぞれポート1データ出力DO10〜DO13より出力される。
【0035】
ビデオスイッチ510は切換信号入力端子CNTに入力される切換信号VSELにより、A端子又はB端子の入力をコモン端子Cから出力する。具体的には、切換信号VSELがハイレベル『H』のときにB端子の入力を、ローレベル『L』のときにA端子の入力を、それぞれC端子から出力する。CPU620は、パーソナルコンピュータ内のバス610を介して各部を制御する。
【0036】
図3の421は水平基準読出ドットクロック信号HBDCKを出力する水平基準読出ドットクロック発生器を示し、422は水平読出開始信号HRSA及び水平読出方向リセット信号HRSTを出力する水平読出開始カウンタを示し、423は水平基準開始信号HRSBを出力する水平64クロックカウンタを示し、424は水平読出回数信号HRTを出力する水平読出回数カウンタを示し、425は水平読出ドットクロック信号HDDAを出力する水平読出ドットクロック発生器を示す。また、垂直読出オフセットカウンタ426は、水平基準読出ドットクロック発生器421に同期したカウント数で、3ポートVRAM310の垂直方向の読出しラインのオフセットラインを決定する垂直読出オフセット信号VROFTを出力する。垂直ブランキング数カウンタ427は垂直ブランキング終了信号VBEを出力し、垂直読出開始カウンタ428は垂直読出開始信号VRSを出力し、垂直読出回数カウンタ429は垂直読出回数信号VRTを出力し、垂直読出ラインクロック発生器430は垂直読出ラインクロック信号VRLCKを出力する。AND回路431は2つの映像信号LSPC,LSDAをスーパーインポーズさせる切換信号VSELを出力し、OR回路432は垂直読出オフセット信号VROFTと垂直読出ラインクロック信号VRLCKを、ポート1ラインインクリメント信号INC1として出力し、NOR回路433はリードイネーブルRE1信号を出力する。また、符号434、435はトライステート回路、436はインバータ回路を示す。
【0037】
色信号入力端子506から到来する映像信号LSPCの色信号はビデオスイッチ510のA端子に与えられる。入力端子506の水平同期信号を成す同期端子507から到来する水平同期信号HSPCは、水平基準読出ドットクロック発生器421、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423、水平読出回数カウンタ424、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430に与えられると共に、垂直同期信号VSPCは、3ポートVRAM310、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430に与えられる。また、同期信号HSPC,VSPCは、同期信号端子490、491へもそれぞれ送出される。
【0038】
ここで、水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCの入出力について、図4を用いて説明する。水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCは、バッファ62,61を介して同期信号端子490,491及びスーパーインポーズ制御回路420中の図3に示す所要回路へ与えられる。このバッファ61,62はインピーダインズ変換・波形整形等の機能を有し、画像処理装置が縦続接続される場合でも、上記同期信号の的確な伝送に寄与する。また、水平同期信号HSPCは水平基準読出ドットクロック発生器421内のPLL回路63へ与えられ、CPU620により指定された水平画面全体の水平解像度を規定する信号として水平基準読出ドットクロックHBDCKが発生される。
【0039】
PLL回路63は図5に示されるように構成される。つまり、信号線70から水平同期信号HSPCが位相比較器71へ与えられ、また、N分周器74の出力が位相比較器71へ与えられ、位相比較器71ではこれらの信号の位相比較を行って位相差に対応したパルス幅の信号を出力する。位相比較器71の出力はローパスフィルタ72に与えられ平滑化され、電圧制御発振器(VCO)73へ与えられる。VCO73は与えられる電圧に応じた周波数で発振し、これが水平基準読出ドットクロックHBDCKとされて各部へ送出されるとともに、N分周器74へ与えられ、水平同期信号HSPCの周波数にまで分周されて位相比較器71へ戻される。この結果、水平同期信号HSPCに同期した水平基準読出ドットクロックHBDCKが作成される。
【0040】
図3のスーパーインポーズ制御回路420における水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423及び水平読出回数カウンタ424は、水平同期信号HSPCによりそのカウント値がそれぞれリセットされる。さらに、同期端子508から到来する垂直同期信号VSPCは、3ポートVRAM310のポート1垂直クリアVCLR1、NOR回路433、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429、垂直読出ラインクロック発生器430及び同期信号端子491へそれぞれ送出される。また、垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428および垂直読出回数カウンタ429は、垂直同期信号VSPCによりそのカウント値がそれぞれリセットされる。
【0041】
水平基準読出ドットクロック発生器421より発生された水平基準読出ドットクロック信号HBDCKは、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423、水平読出回数カウンタ424、垂直読出オフセットカウンタ426に与えられると共に、トライステート回路435を介して3ポートVRAM310のクロック信号HDCKとして、3ポートVRAM310のポート1シフト信号端子CKR1に送出される。
【0042】
また、水平読出ドットクロック発生器425は、水平64クロックカウンタ423からの水平読出基準信号HRSBを基準とし、水平同期信号HSPCの周波数のN1 倍の周波数の信号を出力するPLL回路により構成されており、水平読出ドットクロック信号HDDAを出力する。この水平読出ドットクロック発生器425により発生された水平読出ドットクロック信号HDDAは、トライステート回路434を介して3ポートVRAM310のクロック信号HDCKとして3ポートVRAM310のポート1シフト信号端子CKR1及びD−A変換器410へ与えられ、ディジタルRGB信号LSMEMの読出クロック信号及びD−A変換器410の変換クロック信号として用いられる。
【0043】
図6は、スーパーインポーズ制御回路420内の各回路の設定値の機能を示す説明図である。図6に示すように、水平基準読出ドットクロック信号HBDCKの周波数fHBDCK と、水平読出ドットクロック信号HRDCKの周波数fHDDAの比(fHBDCK /fHDDA )は、VRAM310から読出される映像(図6(A))と、カラーCRT701に表示される映像(図6(B))の水平方向の倍率KHに等しい。従って、水平読出ドットクロック信号HDDAの周波数fHDDAを調整することによって、カラーCRT701に表示される映像を水平方向に拡大したり縮小したりすることが可能である。換言すれば、水平読出ドットクロック発生器425内のPLL回路の分周値N425 の値を調整することによって、映像を水平方向にスケーリングすることができる。
【0044】
垂直読出ラインクロック発生器430は、垂直同期信号VSPCに同期し、垂直同期信号VSPCの周波数のN2 倍の周波数の信号を出力するPLL回路により構成されており、垂直読出ラインクロック信号VRLCKを出力する。この垂直読出ラインクロック発生器430により発生された垂直読出ラインクロック信号VRLCKは、OR回路432を介して3ポートVRAM310の垂直方向のアドレスであるラインアドレスを進めるポート1ラインインクリメント端子INC1に与えられると共に、OR回路432、NOR回路433を介してポート1出力イネーブルRE1端子(負論理)へ与えられる。
【0045】
図6に示すように、水平同期信号HSPCの周波数fHSYNC と、垂直読出ラインクロック信号VRLCKの周波数fVRLCK の比(fHSYNC /fVRLCK )は、3ポートVRAM310から読出された映像(図6(A))と、カラーCRT701に表示される映像(図6(B))の垂直方向の倍率KVに等しい。従って、垂直読出ラインクロック信号VRLCKの周波数fVRLCK を調整することによって、カラーCRT701に表示される映像を垂直方向に拡大・縮小することが可能である。換言すれば、垂直読出ラインクロック発生器430内のPLL回路の分周値N430 の値を調整することによって、映像を垂直方向にスケーリングすることができる。
【0046】
スーパーインポーズ制御回路420は、これら水平基準読出ドットクロック信号HBDCK、水平読出ドットクロック信号HDDA及び垂直読出ラインクロック信号VRLCKにより、基本的な読出しタイミングを得ている。
【0047】
垂直読出オフセットカウンタ426は、3ポートVRAM310の読出ラインの開始オフセットライン位置を決めるため、垂直同期信号VSPCによりカウント値がリセットされた後に、水平基準読出ドットクロック発生器421から出力される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKに同期しながら、3ポートVRAM310の垂直方向のラインアドレスを歩進する垂直オフセット信号VROFTをOR回路432へ送出する。
【0048】
図6(A)に示すように、垂直読出オフセットカウンタ426の設定値N426 は、3ポートVRAM310から読出される映像部分(図中破線で囲む領域)の垂直方向の開始位置を示している。
【0049】
垂直ブランキング数カウンタ427は映像信号LSPCの垂直バックポーチ領域を削除させるためのカウンタ(図示せず)を含んでいる。このカウンタは水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、垂直バックポーチ領域を過ぎると垂直ブランキング終了信号VBEを垂直読出開始カウンタ428へ出力する。
【0050】
垂直読出開始カウンタ428は、垂直ブランキング数カウンタ427から送出される許可信号(垂直ブランキング終了信号VBE)を受けて、水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、3ポートVRAM310からの垂直方向に対する読出開始許可信号(垂直読出開始信号)VRSを垂直読出回数カウンタ429へ出力する。
【0051】
図6(C)に示すように、垂直読出開始カウンタ428の設定値N428 は、3ポートVRAM310から読出された映像がカラーCRT701の画面に表示される際の、垂直方向の表示開始位置を規定する。
【0052】
垂直読出回数カウンタ429は、垂直読出開始カウンタ428から送出される許可信号(制御信号VRS)を受けて、水平同期信号HSPCのクロック数をカウントし、3ポートVRAM310からの垂直方向に対する読出期間を示す信号、すなわち垂直読出回数信号VRTをAND回路431へ出力する。
【0053】
図6(B),(C)に示すように、垂直読出回数カウンタ429の設定値N429 は、カラーCRT701に表示される映像の垂直方向のライン数を規定する。
【0054】
以上に説明した垂直読出オフセットカウンタ426、垂直ブランキング数カウンタ427、垂直読出開始カウンタ428、垂直読出回数カウンタ429及び垂直読出ラインクロック発生器430により、3ポートVRAM310に対する垂直方向の読出し制御が行われる。
【0055】
なお、垂直読出オフセットカウンタ426がカウントする水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数N426 、垂直ブランキング数カウンタ427がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数N427 、垂直読出開始カウンタ428がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数N428 、垂直読出回数カウンタ429がカウントする水平同期信号HSPCのクロック数N429 、垂直読出ラインクロック発生器430内のPLL回路内のN分周器の値は、パーソナルコンピュータ内のCPU620によってそれぞれ所要の値に設定される。
【0056】
水平読出開始カウンタ422は、水平基準読出ドットクロック発生器421から送出される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントし、3ポートVRAM310の水平方向に対する読出開始許可信号(水平読出開始信号HRSA)を水平64クロックカウンタ423へ送出する。
【0057】
図6(C)に示すように、水平読出開始カウンタ422の設定値N422 は、3ポートVRAM310から読出された映像がカラーCRT701の画面に表示される際の、水平方向の表示開始位置を規定する。
【0058】
水平64クロックカウンタ423は水平読出開始カウンタ422から送出される許可信号(水平読出開始信号HRSA)を受けて、水平基準読出ドットクロック発生器421から出力される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントする。そして、そのカウント値が3ポートVRAM310の読出時の特性である64クロックになると、水平読出基準信号HRSBを水平読出ドットクロック発生器425、水平読出回数カウンタ424及びAND回路431へ出力する。
【0059】
水平読出回数カウンタ424は水平基準読出ドットクロック発生器421から送出される水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数をカウントし、3ポートVRAM310の水平方向に対する読出期間の許可信号(水平読出回数信号HRT)をAND回路431へ送出する。
【0060】
図6(B),(C)に示すように、水平読出回数カウンタ424の設定値N424 は、カラーCRT701に表示される映像の水平方向のドット数を規定する。
【0061】
かくして、水平読出開始カウンタ422、水平64クロックカウンタ423及び水平読出回数カウンタ424により、3ポートVRAM310に対する水平方向の読出制御が行われる。なお、水平基準読出ドットクロック発生器421のPLL回路内の分周器の設定値と、水平読出ドットクロック発生器425のPLL回路内の分周器の設定値と、水平読出開始カウンタ422がカウントする水平基準読出ドットクロック信号HBDCKのクロック数N422 と、水平読出回数カウンタ424がカウントする基準ドットクロック信号HBDCKのクロック数N424 は、パーソナルコンピュータ内のCPU620によってそれぞれ所要の値に設定される。
【0062】
C.実施例における動画キャプチャリング処理の内容:
図7は、本発明の実施例の処理内容を示す説明図であり、図8はその処理手順を示すフローチャートである。この実施例では、テレビチューナ710または映像入力端子103(図2)から与えられた動画映像信号をキャプチャリングして、図7(a)に示すように、5列3行に配列された15フィールド分の映像を映像メモリに格納し、カラーCRT701に表示する。なお、図8の処理は、メインメモリ630に格納されたアプリケーションプログラムをCPU620が実行することによって行なわれる。
【0063】
図8のステップS1では、ユーザがキーボード642やマウス644などの入力手段を用いて、第2の映像メモリ310内におけるフィールド領域配列の列数N=5[個],行数M=3[個]、各フィールド領域の水平幅SX=100[ドット],垂直幅SY=80[ライン]を設定する。また、映像の表示倍率KH,KVや表示位置を規定する各種の分周値(図6に示す)も同時に設定される。
【0064】
図9は、実施例における映像の位置とサイズを示す説明図である。図9(A)は、動画の1フィールドの水平サイズSX[ドット],垂直サイズSY[ライン]を示している。図9(B)は、第2のVRAM310内におけるフィールド領域の配列を示している。5列3行に配列されたフィールド領域全体のサイズは、SX*N[画素],SY*M[ライン]である。図9(C)は、カラーCRT701に表示される動画表示領域MIAを示している。動画表示領域MIAのサイズはMH[画素],MV[ライン]である。
【0065】
図9(B)のフィールド領域全体を基準とした図9(C)の動画表示領域MIAの水平表示倍率KHと垂直表示倍率KVは、次式で与えられる。
KH=MH/(SX*N) …(1a)
KV=MV/(SY*M) …(1b)
【0066】
従って、カラーCRT701の画面上における動画表示領域の表示サイズMH,MVは次式で与えられる。
MH=(SX*N)*KH …(2a)
MV=(SY*M)*KV …(2b)
【0067】
図6において説明したように、映像の水平表示倍率KHは、水平読出ドットクロック発生器425(図3)内のPLL回路の分周値N425 の値を調整することによって調整できる。また、映像の垂直倍率KVは、垂直読出ラインクロック発生器430内のPLL回路の分周値N430 の値を調整することによって調整できる。具体的には、これらの分周値N425 ,N430 の値は、次式で与えられる。
N425 =NH0/KH …(3a)
N430 =NV0/KV …(3b)
ここで、NH0は水平表示倍率KHが1となる時の分周値であり、NV0は垂直表示倍率KVが1となる時の分周値である。
【0068】
このように、この実施例では、PLL回路の分周値N425 ,N430 を調整することによって、複数のフィールド領域を同時に同じ倍率でスケーリングすることができる。なお、水平表示倍率KHと垂直表示倍率KVとは、それぞれ異なる値に設定することが可能である。
【0069】
図8のステップS2,S3では、VRAM310の各フィールド領域を指定するための行方向パラメータYおよび列方向パラメータXがそれぞれ0に初期化される。列公報パラメータXはフィールド領域の水平方向位置を示し、0≦X≦(N−1)の範囲で変化する。また、行方向パラメータYはフィールド領域の垂直方向位置を示し、0≦Y≦(M−1)の範囲で変化する。
【0070】
ステップS4において、垂直同期信号VSYNCの1パルスが開始されたことをCPU620が検出すると、ステップS5において、CPU620がVRAM310における書込開始アドレスを(X*SX,Y*SY)に設定する。これによって、動画映像信号が書き込まれるフィールド領域(以下、「書込フィールド領域」と呼ぶ)が1つ選択される。なお、ステップS5における書込フィールド領域の選択は、図7(b),(c)に示すように、垂直ブランキング期間毎に実行される。なお、垂直同期信号VSYNCは、図2の映像信号デコーダ140によって生成される。
【0071】
ステップS6においては、1フィールド分の動画映像信号がVRAM310内の書込フィールド領域に書き込まれる。ステップS7では列方向パラメータXが1つインクリメントされ、ステップS8において列方向パラメータXがフィールド領域の列数Nと比較される。列方向パラメータXが列数N未満であれば、ステップS8からステップS3に戻り、次のフィールドの動画映像信号が、同じ行の次の列のフィールド領域に書き込まれる。一方、ステップS8において、列方向パラメータXが列数N以上であれば、ステップS9において行方向パラメータYが1つインクリメントされ、ステップS10においてフィールド領域の行数Mと比較される。行方向パラメータYが行数M未満であれば、ステップS10からステップS2に戻り、次の行の先頭のフィールド領域が書込フィールド領域として選択される。一方、ステップS10において、行方向パラメータYが行数M以上であれば、ステップS2に戻り、先頭のフィールド領域から動画映像信号の書込を再度開始する。
【0072】
図8の処理は、ユーザがマウス644等を用いてキャプチャリングの終了を指示するまで継続される。この結果、VRAM310内の15個のフィールド領域には、常に終了直前の15フィールド分の連続した映像が格納されていることになる。
【0073】
なお、ステップS10において、行方向パラメータYが行数Mに等しくなった時にキャプチャリングを終了するようにしてもよい。こうすれば、キャプチャリングの開始から最初の15フィールド分の映像がVRAM310内の15個のフィールド領域に格納されていることになる。
【0074】
以上説明したように、この実施例によれば、N×M個の連続したフィールドの映像を1つの映像メモリ内に順番に格納することができる。また、書込フィールド領域を変更するには、フィールド領域を示す2つのパラメータX,Yを変更するだけでよいので、CPU620がこの変更操作を垂直ブランキング期間に容易に実行することができる。従って、フィールド間の欠落無しで複数フィールド分の動画を連続して格納することができる。さらに、こうして格納されたN×M個の映像を、N列M行の配列で同時に表示することができる。従って、ユーザは、N×M個のフィールドの映像の中から適当なフィールドを選択して、ワードプロセッサ内に画像として貼込む等の他の目的のために利用することが可能である。
【0075】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0076】
(1)上記実施例では、アナログ動画映像信号をキャプチャリングする例について説明したが、デジタル動画映像信号を同様な方法でキャプチャリングすることも可能である。すなわち、動画転送コントローラ680やCPU620等のプロセッサが、CD−ROM装置682から読み出されたデジタル動画映像信号を映像処理回路800に供給し、このデジタル動画映像信号の複数フィールドをVRAM310に格納することが可能である。
【0077】
(2)上記実施例では、1つのVRAM310内のメモリ領域を、N×M配列のフィールド領域に分割していたが、一般には、映像メモリ内を複数のフィールド領域に分割すればよい。また、複数のフィールドから1つを選択する順番は予め決定されていればよい。
【0078】
(3)上記実施例では、獲得した複数フィールド分の映像を同時に表示していたが、この代わりに、複数フィールド分の映像を、格納された順番に1つずつ連続して表示デバイスに表示することも可能である。こうすれば、連続した複数フィールド分の映像で構成される動画を画面上で再現することができる。
【0079】
(4)上記実施例では、1フィールド毎に書込フィールド領域を更新していたが、この代わりに、複数フィールド毎に書込フィールド領域を更新するようにしてもよい。後者の場合には、更新直前のフィールドの映像が各フィールド領域に格納されていくことになる。例えば、2:1のインターレースの動画映像信号をキャプチャする場合に、2フィールド毎に書込フィールド領域を更新すれば、奇数フィールドまたは偶数フィールドのみが映像メモリに格納されていくことになる。このように、奇数フィールドまたは偶数フィールドのみを格納するようにすれば、実質的にフレーム(奇数フィールドと偶数フィールドで構成される映像)の欠落が無い状態で、比較的長時間の映像を格納することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのコンピュータシステムの構成を示すブロック図。
【図2】映像処理回路800の内部構成を示すブロック図。
【図3】スーパーインポーズ制御回路420とその周辺回路の詳細なブロック回路図。
【図4】スーパーインポーズ制御回路420における水平同期信号HSPC及び垂直同期信号VSPCの入出力回路を示す説明図。
【図5】PLL回路63の構成を示すブロック図。
【図6】スーパーインポーズ制御回路420内の各回路の設定値の機能を示す説明図。
【図7】本発明の第1実施例における処理内容を示す説明図。
【図8】本発明の実施例における処理手順を示すフローチャート。
【図9】実施例における映像の位置とサイズを示す説明図。
【符号の説明】
61,62…バッファ
62,61…バッファ
63…PLL回路
71…位相比較器
72…ローパスフィルタ
73…電圧制御発振器(VCO)
74…N分周器
101…音声入力端子
102…音声出力端子
103…映像入力端子
110…音声信号選択回路
120…音量制御回路
130…映像信号選択回路
140…映像信号デコーダ
210…AD変換器
220…デジタイズ制御回路
310…ビデオRAM(第1の映像メモリ)
320…映像データ選択回路
330…映像メモリ制御信号選択回路
340…書込制御回路
350…読出制御回路
360…FIFOメモリ
370…FIFO読出制御回路
410…DA変換器
420…スーパーインポーズ制御回路
421…水平基準読出ドットクロック発生器
422…水平読出開始カウンタ
424…水平読出回数カウンタ
425…水平読出ドットクロック発生器
426…垂直読出オフセットカウンタ
427…垂直ブランキング数カウンタ
428…垂直読出開始カウンタ
429…垂直読出回数カウンタ
430…垂直読出ラインクロック発生器
431…AND回路
432…OR回路
433…NOR回路
434…トライステート回路
435…トライステート回路
451…AND回路
490,491…同期信号端子
506…色信号入力端子
507,508…同期端子
510…ビデオスイッチ
540…電圧比較回路
610…バス
620…CPU(プロセッサ)
630…メインメモリ
640…周辺コントローラ
642…キーボード
644…マウス
650…複合I/Oポート
652…フロッピディスク装置
654…ハードディスク装置
656…ネットワークインタフェイス
660…ビデオコントローラ
670…ビデオRAM(第1の映像メモリ)
680…映像転送コントローラ
682…CD−ROM装置
701…カラーCRT
710…テレビチューナ
711…テレビアンテナ
800…映像処理回路(映像処理部)
Claims (2)
- (a)映像メモリ内に設定すべきフィールド領域配列として、任意の水平画素数SXと任意のライン数とを有するフィールド領域が任意の行数Mと任意の列数Nで配列されたフィールド領域配列の指定を受ける工程と、
(b)前記指定に応じて、映像メモリ内にM行N列のフィールド領域配列を設定する工程と、
(c)映像信号の垂直ブランキング期間において、映像信号の1フィールド分を格納するためのフィールド領域を、1フィールド毎または複数フィールド毎に前記M行N列のフィールド領域配列の中から選択する工程と、
(d)1フィールド分の映像信号を選択されたフィールド領域に書込む工程と、
(e)ユーザによる終了の指示があるまで前記工程(c)および(d)を繰り返すことによって、前記M行N列のフィールド領域配列内にM*N個のフィールド分の映像信号を格納する工程と、
(f)前記映像メモリから前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出して表示デバイスに同時に表示する工程と、
を備え、
前記工程(f)は、
前記映像メモリ内の前記M行N列のフィールド領域配列に相当するアドレス範囲から前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出す工程と、
前記M*N個のフィールド分の映像信号を、任意に指定された水平倍率KHおよび垂直倍率KVで拡大または縮小する工程と、
拡大または縮小後の映像を、前記表示デバイスにおいて他の画面の一部にオーバーレイ表示する工程と、
を含む、映像処理方法。 - 映像メモリと、
表示デバイスと、
映像信号を前記映像メモリに格納するとともに、前記映像メモリから映像信号を読み出して前記表示デバイスに表示する映像処理部と、
を備え、
前記映像処理部は、
映像メモリ内に設定すべきフィールド領域配列として、任意の水平画素数SXと任意のライン数とを有するフィールド領域が任意の行数Mと任意の列数Nで配列されたフィールド領域配列の指定を受け付け、
前記指定に応じて、映像メモリ内にM行N列のフィールド領域配列を設定し、
映像信号の垂直ブランキング期間において、映像信号の1フィールド分を格納するためのフィールド領域を、1フィールド毎または複数フィールド毎に前記M行N列のフィールド領域配列の中から選択するとともに、1フィールド分の映像信号を選択されたフィールド領域に書込む処理をユーザによる終了の指示があるまで繰り返すことによって、前記M行N列のフィールド領域配列内にM*N個のフィールド分の映像信号を格納し、
前記映像メモリ内の前記M行N列のフィールド領域配列に相当するアドレス範囲から前記M*N個のフィールド分の映像信号を読み出し、
前記M*N個のフィールド分の映像信号を、任意に指定された水平倍率KHおよび垂直倍率KVで拡大または縮小し、
拡大または縮小後の映像を、前記表示デバイスにおいて他の画面の一部にオーバーレイ表示する、コンピュータシステム。
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JPH0934427A JPH0934427A (ja) | 1997-02-07 |
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