JP3561633B2 - 送風機の気密保持装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ガス又は石油給湯機等給湯装置のバーナー部に燃焼用空気を供給したり、燃焼後の排ガスを大気中に放出させる送風機に係わり、その目的は、送風機のファンカバー内を気密に保持して、外乱に影響させることなく完全燃焼を維持させる空気を、高圧力で給・排気可能とした送風機の気密保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は一般に使用されている送風機の要部切欠断面図を示す。図1において、1は例えば、くま取りコイル型の電動機であり、この電動機1は図示しないコイルを巻装したコイルボビン2を一方に取付けた固定子鉄心3と、固定子鉄心3の他方に設けた挿通孔に回転自在に挿入した回転子4と、この回転子4に軸着した回転子軸4aを回転自在に支持する軸受5,5aを具備して固定子鉄心3に装着したブラケット6,6aと、更に、固定子鉄心3に巻回したくま取りコイル7とを具備して構成されている。
【0003】
そして、前記電動機1には、図1で示すように、例えば、給湯装置のバーナー部に空気を圧送したり、排ガスを放出するための送風手段10が取付けられている。前記送風手段10は図1に示すように、2枚のターボファン11,12と、前記ターボファン11,12を個別に収容する第1,第2のファンカバー13,14と、第1のファンカバー13と電動機1との間を区画する送風手段10のベース15とによって概略構成されている。
【0004】
前記送風手段10の組立に際しては、最初に電動機1のブラケット6に気密保持用のゴムリング31を囲繞させてから、送風手段10のベース15を、電動機1の固定子鉄心3に回転子軸4aの突出方向と同一方向に挿通した取付ボルトaに螺着したナットbと前記ゴムリング31上に乗載し、ベース15側から締付ねじcをナットbに螺合して締着することにより、ベース15と電動機1とを一体的に固定する。
【0005】
つづいて、ベース15の貫通孔16から突出する回転子軸4aに第1のターボファン11をベース15に近接して装着する。この後、前記第1のターボファン11を囲繞した状態で、中心位置に空気の流通孔17を開口した断面形状がほぼ皿状の第1のファンカバー13をベース15上に締付ねじ等を用いて被着する。前記第1のファンカバー13の底面外側には、図1,2で示すように、前記貫通孔16を中心としてその放射方向に向けて複数枚の整流板18が、互いに等間隔を保って形成されている。
【0006】
回転子軸4aの先端には第2のターボファン12を装着し、この場合も前記第2のターボファン12を囲繞する断面がほぼ凸型をなして形成した第2のファンカバー14を、第1のファンカバー13の底面周縁に、前記整流板18を包囲した状態で締付ねじ等を用いて被着することにより、送風手段10の組立を終える。なお、図1中、19は第2のファンカバー14の中心位置に開口した空気(外気)の吸入口であり、20はベース15の端部(図2参照)に設けた排出口である。
【0007】
送風機は電動機1の起動により、送風手段10の第1,第2のターボファン11,12が回転し、空気を吸入口19から第2のファンカバー14内に導入する。第2のファンカバー14内に導入された空気は、第2のファンカバー14内の周縁に移動しながら、順次第1のファンカバー13の底面に設けた整流板18により誘導されて流通孔17に移動し、この流通孔17を通過すると第1のファンカバー13内に進入し、新たに第1のファンカバー13内に取付けられて回転する第1のターボファン11により、大きな圧力が加えられた状態で第1のファンカバー13内の周縁に圧送され、排出口20から図示しない給湯装置の燃焼部に圧送される。
【0008】
前記の送風機においては、外気(空気)を給湯装置のバーナー部に給送する場合、外乱対策及びバーナーの燃焼・熱伝達効率を考慮すると、ある程度圧力を高めて圧送することが要求されている。外気の給送力を高めるには、径寸法の大きいターボファンを用いれば問題はないが、送風機の設置場所が狭い場合は、前記したようにターボファン11,12を2段積して使用することが多い。このようにすれば、送風機における送風手段10の径寸法が小さくてすみ至便である。又、外気を圧送する関係上、ファンカバー13,14のシール部分、即ち、図10(a)に示すように、第1,第2のファンカバー13,14及び第1のファンカバー13とベース15との間には、送風手段10内の気密性を高めるために、それぞれゴム等からなる偏平なシール部材21,21a(パッキン)を介挿して気密維持をはかっていた。
【0009】
そして、前記シール部材21,21aは図2で示すように、第1,第2のファンカバー13,14の間にはリング状のシール部材21が、又、ベース15と第1のファンカバー13との間には、変形した中空長円状のシール部材21aが、それぞれ第1,第2のファンカバー13,14及び第1のファンカバー13とベース15を図2に示すように、締付ねじd,eを用いて締着することにより、それぞれの部位で挟持される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前記各シール部材21,21aは図2で示すように、対応するファンカバー13,14の外周縁の寸法と比例して必然的に長くなっている。このため、締付ねじd,eの締付力が作用してシール部材21,21aと各ファンカバー13,14のフランジf,f1部分(図10(a)参照)との間に隙間は生じないが、締付ねじd,eが存在しない部位、即ち、締付ねじと締付ねじとの間に存在するファンカバーのフランジ部は、締付ねじによる締付力が余り作用しないため、部分的に浮き上り現象が生じて微少な隙間ができ、この部位において第1,第2のファンカバー13,14の気密性が損われるという問題があり、前記気密性が損われることによって外気を高圧力で圧送するということができなかった。
【0011】
前記の問題を解決するには、各締付ねじの間隔を必要以上に詰めればよいが、これでは締付ねじを多数必要とするため、ファンカバーの取付けに手間がかかるばかりでなく、非常に不経済であり、しかも、多数の締付ねじを取付けるためにファンカバーのフランジにも締付ねじと同数のねじ孔を必要とする結果、ファンカバー自体の機械的強度が著しく低下するという問題もあった。
【0012】
本発明は、前記の各問題に鑑み、送風機に用いるファンカバーのシールを簡素な構造で、かつ、経済的に気密性の維持向上をはかるように構成した送風機の気密保持装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電動機に取付けた複数のファンをそれぞれ個別のファンカバーにより回転可能に囲繞し、前記各ファンカバーを、シール部材及びファンカバーの支持部材を介して前記電動機に装着するようにした送風機において、前記一方のファンカバーに乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの位置に形成したフランジ部に、前記シール部材と当接する部位においてシール部材と当接する突端を尖鋭化した尖鋭突起をフランジ部の長さ方向に沿って形成し、前記シール部材を乗載した一方のファンカバーのシール部材が存在しない部位に、前記尖鋭突起を形成した他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、前記他方のファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成したことを特徴とする。
【0018】
本発明は、電動機に取付けた複数のファンをそれぞれ個別のファンカバーを用いて回転自在に囲繞し、前記各ファンカバーを電動機にシール部材を介して取付ける場合、前記一方のファンカバー上に乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの部位に、シール部材と当接する突端を尖鋭突起を突設するとともに、シール部材を乗載した一方のファンカバーに、他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、該ファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成して、複数のファンカバー間の気密性が良好に維持でき、しかも、前記各ファンカバーを止着するための締付ねじの締付間隔を広くしても、ファンカバーの気密性を良好に高めることが可能となる。その上、ファンカバーとシール部材との封止作業も迅速・容易に、かつ、経済的に行うことができるという利点も備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図3ないし図5によって説明する。なお、図3ないし5において、図1,2と図10に示す部品が同一の場合は、同一符号を付して説明する。図3〜5は、本発明の第1実施例を示すもので、図3は図2のA−A線における断面であり、図4は同じくB−B線における断面、図5は図2のC−C線における断面をそれぞれ示すものである。
【0020】
前記図3〜5において、本発明の第1の実施例と従来技術との違いは、最初に送風手段10を形成する第1,第2のファンカバー13,14の周縁に形成したフランジ部f,f1 に、図5(a)で示すように、平面を平坦となしたシール部材21,21aと接触する部位(フランジf,f1 の下側面)に、フランジf,f1 の長さ方向(図2参照)に沿って、シール部材21,21aの接触部を尖鋭化した尖鋭突起22,22aが形成されていることである。
【0021】
次に、図3において、第1のファンカバー13のフランジ部f 1 端部(図3左側)を係止するガイド部材23aを、ベース15の外周縁を前記フランジ部f1の端部と当接するように直角に曲成したことである。又、第2のファンカバー14のフランジf部と相対応する第1のファンカバー13の上面には、前記フランジ部fの踵部分(図3の右側)に突設した係止突起24と係止し、かつ、第2のファンカバー14が必要以上に降下(即ち、シール部材21を必要以上に圧縮)するのを阻止するためのガイド部材23を、フランジ部fと相反する方向に周設したことである。
【0022】
前記第1実施例において送風機の送風手段10aを構成する場合は、図3,4に示すように、第1のファンカバー13をベース15にシール部材21aを介在させて乗載し、この状態で、フランジ部f1 の端部をガイド部材23aに当接した後、締付ねじdを用いてフランジ部f1 とベース15とを螺合締着する。即ち、第1のファンカバー13とベース15とを締着固定するものである。
【0023】
つづいて、第2のファンカバー14を、第1のファンカバー13の上面周縁にシール部材21を介して乗載することにより、ガイド部材23と係止突起24とを図4に示すように係止させ、この状態で、第2のファンカバー14のフランジfから第1のファンカバー13に締付ねじeを挿通螺合して、第2のファンカバー14を第1のファンカバー13上に乗載固定することにより送風手段10aを構成する。
【0024】
前記のようにして送風手段10aを構成すると、第1,第2のファンカバー13,14の各フランジ部f,f1 に形成した尖鋭突起22,22aは図5に示すように、各フランジ部f,f1 を締着する締付ねじd,eの締付力によって突端を尖鋭化した尖端がシール部材21,21aの上面に衝接し、シール部材21,21aをそれぞれフランジ部f,f1 の締着力により、第1のファンカバー13及びベース15に空隙を生じさせることなく気密に挟着させて、第1,第2のファンカバー13,14からなる送風手段10aの封止部g(図4参照)を気密に封止するものである。
【0025】
なお、前記シール部材21,21aは、例えば、弾力性に優れた独立気泡性のポリエチレン樹脂を使用しているが、必要に応じてこれと類する軟質性のゴム等の弾力性に富む材料を使用してもよいことは勿論である。このように、第1,第2のファンカバー13,14のフランジ部f,f1 に形成した尖鋭突起22,22aを設けることにより、前記フランジ部f,f1 を利用してファンカバー13,14を締着した場合、締付ねじd,eの螺着によりその部位のシール部材21,21aは図3,4で示すように、ほとんど圧潰されるものの、締付ねじd,eから離れた位置に存在するシール部材21,21aは、図5に示すように、圧潰されることなくシール部材21,21aの弾性力を利用して尖鋭突起22,22aが、シール部材21,21aに喰い込んだ状態で衝接している。
【0026】
従って、締付ねじd,eの締着部から離れた位置のフランジ部f,f1 は、浮き上り現象を生じることなく第1のファンカバー13及びベース15との間でシール部材21,21aを挟持し、この部位で空隙が生じるのを良好に阻止して、送風手段10aの気密状態を確実に保持させている。この結果、送風手段10aの第1,第2のファンカバー13,14に流入した外気は、前記送風手段10aが気密に封止されているので、流入外気(空気)を良好に圧送して、例えば図示しない給湯装置のバーナー部に給送することが可能となる。しかも、送風手段10aは気密状態が維持されているため流入した外気が、第1,第2のファンカバー13,14のシール部分から外方に漏出することがないため、外気の漏出により燃焼・熱伝達効率の低下及び騒音が発生するということも全くない。
【0027】
次に、本発明の第2実施例を図6によって説明する。図6に示す第2実施例は、ファンカバー13,14のフランジ部f(ファンカバー13のフランジ部f1 は図示を省略)のシール部材21(シール部材21aは図示を省略)と対応する部位に弧状の押圧部25を形成し、この押圧部25を利用してシール部材21,21aを、対応する部材(第1のファンカバー13の上面、ベース15)との間で押圧挟持することにより、第1,第2のファンカバー13,14のフランジ部f,f1 とシール部材21,21aとの封止を締付ねじd,eが存在しない部位においても良好に行い、送風手段10aの封止部gを確実に封止して、送風手段10aの気密状態を良好に維持することができる。
【0028】
又、図7は本発明の第3実施例を示すもので、送風手段10aの封止部gを、第2のファンカバー14のフランジ部fと第1のファンカバー13の上面とにそれぞれ弧状の押圧部26,26aを形成し、この押圧部26,26aを利用してシール部材21を挟持することにより、送風手段10aの気密状態を維持するように構成したものである。なお、この第3実施例においては第1のファンカバー13のフランジ部f1 とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同じであるため、その説明及び図示は省略する。
【0029】
更に、図8に示す本発明の第4実施例は、可撓性に優れた合成樹脂からなる中空状のパイプからなるシール部材21b(21cは図示せず)を用いて、送風手段10aの封止部gを構成するようにしたもので、第2のファンカバー14のフランジ部fとこのフランジ部fと対応する第1のファンカバー13の上面に弧状の凹溝27,27aを形成し、この凹溝27,27a内に中空状のシール部材21bを嵌合して、前記フランジ部fと第1のファンカバー13上面とを固定することにより、送風手段10aの封止部gを構成するようにしたもので、中空状のシール部材21bは中空部内の空気が熱により膨張すると、前記送風手段10aの封止部gの空隙を良好に閉塞することができるため、送風手段10aの気密状態を確実に維持することができる。なお、この第4実施例においても、第1のファンカバー13とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同様であるので、その説明及び図示は省略する。
【0030】
図9は本発明の第5実施例を示すもので、前記第4実施例と同様に、第2のファンカバー14のフランジ部fと第1のファンカバー13の上面とに半円状の嵌合溝28,28aを設けるとともに、この嵌合溝28,28aの側方にそれぞれ尖鋭突起29,29aを突設し、一方、シール部材21d(21eは図示せず)は、図9のように、嵌合溝28,28aに嵌合する部位を膨出させて膨出部30を形成し、このシール部材21dを、前記嵌合溝28,28aを利用して膨出部30を遊嵌して、フランジ部fと第1のファンカバー13上面とを固定することにより、シール部材21dの膨出部30とフランジ部f等に設けた尖鋭突起29,29aとによって、第1,第2のファンカバー13,14間を封止して送風手段10aの封止部gを構成するようにしたものである。なお、この第5実施例においても、第1のファンカバー13とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同一構造であるので、その説明及び図示は省略する。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、電動機に取付けた複数のファンを、それぞれ個別のファンカバーを用いて回転自在に囲繞し、前記各ファンカバーを電動機にシール部材を介して取付ける場合、前記一方のファンカバーに乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの位置に形成したフランジ部に、前記シール部材と当接する部位においてシール部材と当接する突端を尖鋭化した尖鋭突起をフランジ部の長さ方向に沿って形成し、前記シール部材を乗載した一方のファンカバーのシール部材が存在しない部位に、前記尖鋭突起を形成した他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、前記他方のファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成するようにしたので、前記各ファンカバー間の気密性を良好に高めてファンカバーを封止・固定することができる。しかも、前記各ファンカバーとシール部材との封止作業は、締付ねじの使用数を大幅に減らすことができるため、迅速・容易に、かつ、経済的に行うことができ、送風機の製造原価を良好に低減することができる。また、本発明は、シール部材を乗載した一方のファンカバー側において、尖鋭突起を有する他方のファンカバーを前記シール部材上に載置したとき、シール部材が必要以上に圧縮されるのを防ぐためのガイド部材を具備して、前記他方のファンカバーが必要以上に降下するのを良好に抑制するように構成されているので、シール部材が必要以上に圧縮されて劣化損傷するのを確実に阻止することができ、これによりファンカバーとシール部材との封止を長期にわたり円滑に維持することができるという利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機の要部を切欠いて示す側面図である。
【図2】送風機の平面図である。
【図3】本発明の気密保持装置の要部を拡大して示すもので、図2のA−A線における断面図である。
【図4】同じく図2のB−B線における断面図である。
【図5】図2のC−C線における断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第5実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図10】従来の気密保持装置を説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電動機
10 送風手段
11,12 ターボファン
13,14 ファンカバー
15 ベース
21 シール部材
22 尖鋭突起
23 ガイド部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ガス又は石油給湯機等給湯装置のバーナー部に燃焼用空気を供給したり、燃焼後の排ガスを大気中に放出させる送風機に係わり、その目的は、送風機のファンカバー内を気密に保持して、外乱に影響させることなく完全燃焼を維持させる空気を、高圧力で給・排気可能とした送風機の気密保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は一般に使用されている送風機の要部切欠断面図を示す。図1において、1は例えば、くま取りコイル型の電動機であり、この電動機1は図示しないコイルを巻装したコイルボビン2を一方に取付けた固定子鉄心3と、固定子鉄心3の他方に設けた挿通孔に回転自在に挿入した回転子4と、この回転子4に軸着した回転子軸4aを回転自在に支持する軸受5,5aを具備して固定子鉄心3に装着したブラケット6,6aと、更に、固定子鉄心3に巻回したくま取りコイル7とを具備して構成されている。
【0003】
そして、前記電動機1には、図1で示すように、例えば、給湯装置のバーナー部に空気を圧送したり、排ガスを放出するための送風手段10が取付けられている。前記送風手段10は図1に示すように、2枚のターボファン11,12と、前記ターボファン11,12を個別に収容する第1,第2のファンカバー13,14と、第1のファンカバー13と電動機1との間を区画する送風手段10のベース15とによって概略構成されている。
【0004】
前記送風手段10の組立に際しては、最初に電動機1のブラケット6に気密保持用のゴムリング31を囲繞させてから、送風手段10のベース15を、電動機1の固定子鉄心3に回転子軸4aの突出方向と同一方向に挿通した取付ボルトaに螺着したナットbと前記ゴムリング31上に乗載し、ベース15側から締付ねじcをナットbに螺合して締着することにより、ベース15と電動機1とを一体的に固定する。
【0005】
つづいて、ベース15の貫通孔16から突出する回転子軸4aに第1のターボファン11をベース15に近接して装着する。この後、前記第1のターボファン11を囲繞した状態で、中心位置に空気の流通孔17を開口した断面形状がほぼ皿状の第1のファンカバー13をベース15上に締付ねじ等を用いて被着する。前記第1のファンカバー13の底面外側には、図1,2で示すように、前記貫通孔16を中心としてその放射方向に向けて複数枚の整流板18が、互いに等間隔を保って形成されている。
【0006】
回転子軸4aの先端には第2のターボファン12を装着し、この場合も前記第2のターボファン12を囲繞する断面がほぼ凸型をなして形成した第2のファンカバー14を、第1のファンカバー13の底面周縁に、前記整流板18を包囲した状態で締付ねじ等を用いて被着することにより、送風手段10の組立を終える。なお、図1中、19は第2のファンカバー14の中心位置に開口した空気(外気)の吸入口であり、20はベース15の端部(図2参照)に設けた排出口である。
【0007】
送風機は電動機1の起動により、送風手段10の第1,第2のターボファン11,12が回転し、空気を吸入口19から第2のファンカバー14内に導入する。第2のファンカバー14内に導入された空気は、第2のファンカバー14内の周縁に移動しながら、順次第1のファンカバー13の底面に設けた整流板18により誘導されて流通孔17に移動し、この流通孔17を通過すると第1のファンカバー13内に進入し、新たに第1のファンカバー13内に取付けられて回転する第1のターボファン11により、大きな圧力が加えられた状態で第1のファンカバー13内の周縁に圧送され、排出口20から図示しない給湯装置の燃焼部に圧送される。
【0008】
前記の送風機においては、外気(空気)を給湯装置のバーナー部に給送する場合、外乱対策及びバーナーの燃焼・熱伝達効率を考慮すると、ある程度圧力を高めて圧送することが要求されている。外気の給送力を高めるには、径寸法の大きいターボファンを用いれば問題はないが、送風機の設置場所が狭い場合は、前記したようにターボファン11,12を2段積して使用することが多い。このようにすれば、送風機における送風手段10の径寸法が小さくてすみ至便である。又、外気を圧送する関係上、ファンカバー13,14のシール部分、即ち、図10(a)に示すように、第1,第2のファンカバー13,14及び第1のファンカバー13とベース15との間には、送風手段10内の気密性を高めるために、それぞれゴム等からなる偏平なシール部材21,21a(パッキン)を介挿して気密維持をはかっていた。
【0009】
そして、前記シール部材21,21aは図2で示すように、第1,第2のファンカバー13,14の間にはリング状のシール部材21が、又、ベース15と第1のファンカバー13との間には、変形した中空長円状のシール部材21aが、それぞれ第1,第2のファンカバー13,14及び第1のファンカバー13とベース15を図2に示すように、締付ねじd,eを用いて締着することにより、それぞれの部位で挟持される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前記各シール部材21,21aは図2で示すように、対応するファンカバー13,14の外周縁の寸法と比例して必然的に長くなっている。このため、締付ねじd,eの締付力が作用してシール部材21,21aと各ファンカバー13,14のフランジf,f1部分(図10(a)参照)との間に隙間は生じないが、締付ねじd,eが存在しない部位、即ち、締付ねじと締付ねじとの間に存在するファンカバーのフランジ部は、締付ねじによる締付力が余り作用しないため、部分的に浮き上り現象が生じて微少な隙間ができ、この部位において第1,第2のファンカバー13,14の気密性が損われるという問題があり、前記気密性が損われることによって外気を高圧力で圧送するということができなかった。
【0011】
前記の問題を解決するには、各締付ねじの間隔を必要以上に詰めればよいが、これでは締付ねじを多数必要とするため、ファンカバーの取付けに手間がかかるばかりでなく、非常に不経済であり、しかも、多数の締付ねじを取付けるためにファンカバーのフランジにも締付ねじと同数のねじ孔を必要とする結果、ファンカバー自体の機械的強度が著しく低下するという問題もあった。
【0012】
本発明は、前記の各問題に鑑み、送風機に用いるファンカバーのシールを簡素な構造で、かつ、経済的に気密性の維持向上をはかるように構成した送風機の気密保持装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電動機に取付けた複数のファンをそれぞれ個別のファンカバーにより回転可能に囲繞し、前記各ファンカバーを、シール部材及びファンカバーの支持部材を介して前記電動機に装着するようにした送風機において、前記一方のファンカバーに乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの位置に形成したフランジ部に、前記シール部材と当接する部位においてシール部材と当接する突端を尖鋭化した尖鋭突起をフランジ部の長さ方向に沿って形成し、前記シール部材を乗載した一方のファンカバーのシール部材が存在しない部位に、前記尖鋭突起を形成した他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、前記他方のファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成したことを特徴とする。
【0018】
本発明は、電動機に取付けた複数のファンをそれぞれ個別のファンカバーを用いて回転自在に囲繞し、前記各ファンカバーを電動機にシール部材を介して取付ける場合、前記一方のファンカバー上に乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの部位に、シール部材と当接する突端を尖鋭突起を突設するとともに、シール部材を乗載した一方のファンカバーに、他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、該ファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成して、複数のファンカバー間の気密性が良好に維持でき、しかも、前記各ファンカバーを止着するための締付ねじの締付間隔を広くしても、ファンカバーの気密性を良好に高めることが可能となる。その上、ファンカバーとシール部材との封止作業も迅速・容易に、かつ、経済的に行うことができるという利点も備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図3ないし図5によって説明する。なお、図3ないし5において、図1,2と図10に示す部品が同一の場合は、同一符号を付して説明する。図3〜5は、本発明の第1実施例を示すもので、図3は図2のA−A線における断面であり、図4は同じくB−B線における断面、図5は図2のC−C線における断面をそれぞれ示すものである。
【0020】
前記図3〜5において、本発明の第1の実施例と従来技術との違いは、最初に送風手段10を形成する第1,第2のファンカバー13,14の周縁に形成したフランジ部f,f1 に、図5(a)で示すように、平面を平坦となしたシール部材21,21aと接触する部位(フランジf,f1 の下側面)に、フランジf,f1 の長さ方向(図2参照)に沿って、シール部材21,21aの接触部を尖鋭化した尖鋭突起22,22aが形成されていることである。
【0021】
次に、図3において、第1のファンカバー13のフランジ部f 1 端部(図3左側)を係止するガイド部材23aを、ベース15の外周縁を前記フランジ部f1の端部と当接するように直角に曲成したことである。又、第2のファンカバー14のフランジf部と相対応する第1のファンカバー13の上面には、前記フランジ部fの踵部分(図3の右側)に突設した係止突起24と係止し、かつ、第2のファンカバー14が必要以上に降下(即ち、シール部材21を必要以上に圧縮)するのを阻止するためのガイド部材23を、フランジ部fと相反する方向に周設したことである。
【0022】
前記第1実施例において送風機の送風手段10aを構成する場合は、図3,4に示すように、第1のファンカバー13をベース15にシール部材21aを介在させて乗載し、この状態で、フランジ部f1 の端部をガイド部材23aに当接した後、締付ねじdを用いてフランジ部f1 とベース15とを螺合締着する。即ち、第1のファンカバー13とベース15とを締着固定するものである。
【0023】
つづいて、第2のファンカバー14を、第1のファンカバー13の上面周縁にシール部材21を介して乗載することにより、ガイド部材23と係止突起24とを図4に示すように係止させ、この状態で、第2のファンカバー14のフランジfから第1のファンカバー13に締付ねじeを挿通螺合して、第2のファンカバー14を第1のファンカバー13上に乗載固定することにより送風手段10aを構成する。
【0024】
前記のようにして送風手段10aを構成すると、第1,第2のファンカバー13,14の各フランジ部f,f1 に形成した尖鋭突起22,22aは図5に示すように、各フランジ部f,f1 を締着する締付ねじd,eの締付力によって突端を尖鋭化した尖端がシール部材21,21aの上面に衝接し、シール部材21,21aをそれぞれフランジ部f,f1 の締着力により、第1のファンカバー13及びベース15に空隙を生じさせることなく気密に挟着させて、第1,第2のファンカバー13,14からなる送風手段10aの封止部g(図4参照)を気密に封止するものである。
【0025】
なお、前記シール部材21,21aは、例えば、弾力性に優れた独立気泡性のポリエチレン樹脂を使用しているが、必要に応じてこれと類する軟質性のゴム等の弾力性に富む材料を使用してもよいことは勿論である。このように、第1,第2のファンカバー13,14のフランジ部f,f1 に形成した尖鋭突起22,22aを設けることにより、前記フランジ部f,f1 を利用してファンカバー13,14を締着した場合、締付ねじd,eの螺着によりその部位のシール部材21,21aは図3,4で示すように、ほとんど圧潰されるものの、締付ねじd,eから離れた位置に存在するシール部材21,21aは、図5に示すように、圧潰されることなくシール部材21,21aの弾性力を利用して尖鋭突起22,22aが、シール部材21,21aに喰い込んだ状態で衝接している。
【0026】
従って、締付ねじd,eの締着部から離れた位置のフランジ部f,f1 は、浮き上り現象を生じることなく第1のファンカバー13及びベース15との間でシール部材21,21aを挟持し、この部位で空隙が生じるのを良好に阻止して、送風手段10aの気密状態を確実に保持させている。この結果、送風手段10aの第1,第2のファンカバー13,14に流入した外気は、前記送風手段10aが気密に封止されているので、流入外気(空気)を良好に圧送して、例えば図示しない給湯装置のバーナー部に給送することが可能となる。しかも、送風手段10aは気密状態が維持されているため流入した外気が、第1,第2のファンカバー13,14のシール部分から外方に漏出することがないため、外気の漏出により燃焼・熱伝達効率の低下及び騒音が発生するということも全くない。
【0027】
次に、本発明の第2実施例を図6によって説明する。図6に示す第2実施例は、ファンカバー13,14のフランジ部f(ファンカバー13のフランジ部f1 は図示を省略)のシール部材21(シール部材21aは図示を省略)と対応する部位に弧状の押圧部25を形成し、この押圧部25を利用してシール部材21,21aを、対応する部材(第1のファンカバー13の上面、ベース15)との間で押圧挟持することにより、第1,第2のファンカバー13,14のフランジ部f,f1 とシール部材21,21aとの封止を締付ねじd,eが存在しない部位においても良好に行い、送風手段10aの封止部gを確実に封止して、送風手段10aの気密状態を良好に維持することができる。
【0028】
又、図7は本発明の第3実施例を示すもので、送風手段10aの封止部gを、第2のファンカバー14のフランジ部fと第1のファンカバー13の上面とにそれぞれ弧状の押圧部26,26aを形成し、この押圧部26,26aを利用してシール部材21を挟持することにより、送風手段10aの気密状態を維持するように構成したものである。なお、この第3実施例においては第1のファンカバー13のフランジ部f1 とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同じであるため、その説明及び図示は省略する。
【0029】
更に、図8に示す本発明の第4実施例は、可撓性に優れた合成樹脂からなる中空状のパイプからなるシール部材21b(21cは図示せず)を用いて、送風手段10aの封止部gを構成するようにしたもので、第2のファンカバー14のフランジ部fとこのフランジ部fと対応する第1のファンカバー13の上面に弧状の凹溝27,27aを形成し、この凹溝27,27a内に中空状のシール部材21bを嵌合して、前記フランジ部fと第1のファンカバー13上面とを固定することにより、送風手段10aの封止部gを構成するようにしたもので、中空状のシール部材21bは中空部内の空気が熱により膨張すると、前記送風手段10aの封止部gの空隙を良好に閉塞することができるため、送風手段10aの気密状態を確実に維持することができる。なお、この第4実施例においても、第1のファンカバー13とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同様であるので、その説明及び図示は省略する。
【0030】
図9は本発明の第5実施例を示すもので、前記第4実施例と同様に、第2のファンカバー14のフランジ部fと第1のファンカバー13の上面とに半円状の嵌合溝28,28aを設けるとともに、この嵌合溝28,28aの側方にそれぞれ尖鋭突起29,29aを突設し、一方、シール部材21d(21eは図示せず)は、図9のように、嵌合溝28,28aに嵌合する部位を膨出させて膨出部30を形成し、このシール部材21dを、前記嵌合溝28,28aを利用して膨出部30を遊嵌して、フランジ部fと第1のファンカバー13上面とを固定することにより、シール部材21dの膨出部30とフランジ部f等に設けた尖鋭突起29,29aとによって、第1,第2のファンカバー13,14間を封止して送風手段10aの封止部gを構成するようにしたものである。なお、この第5実施例においても、第1のファンカバー13とベース15との間の封止構造は、前記第2のファンカバー14の封止構造と同一構造であるので、その説明及び図示は省略する。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、電動機に取付けた複数のファンを、それぞれ個別のファンカバーを用いて回転自在に囲繞し、前記各ファンカバーを電動機にシール部材を介して取付ける場合、前記一方のファンカバーに乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの位置に形成したフランジ部に、前記シール部材と当接する部位においてシール部材と当接する突端を尖鋭化した尖鋭突起をフランジ部の長さ方向に沿って形成し、前記シール部材を乗載した一方のファンカバーのシール部材が存在しない部位に、前記尖鋭突起を形成した他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、前記他方のファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成するようにしたので、前記各ファンカバー間の気密性を良好に高めてファンカバーを封止・固定することができる。しかも、前記各ファンカバーとシール部材との封止作業は、締付ねじの使用数を大幅に減らすことができるため、迅速・容易に、かつ、経済的に行うことができ、送風機の製造原価を良好に低減することができる。また、本発明は、シール部材を乗載した一方のファンカバー側において、尖鋭突起を有する他方のファンカバーを前記シール部材上に載置したとき、シール部材が必要以上に圧縮されるのを防ぐためのガイド部材を具備して、前記他方のファンカバーが必要以上に降下するのを良好に抑制するように構成されているので、シール部材が必要以上に圧縮されて劣化損傷するのを確実に阻止することができ、これによりファンカバーとシール部材との封止を長期にわたり円滑に維持することができるという利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機の要部を切欠いて示す側面図である。
【図2】送風機の平面図である。
【図3】本発明の気密保持装置の要部を拡大して示すもので、図2のA−A線における断面図である。
【図4】同じく図2のB−B線における断面図である。
【図5】図2のC−C線における断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第5実施例を説明するための要部拡大断面図である。
【図10】従来の気密保持装置を説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電動機
10 送風手段
11,12 ターボファン
13,14 ファンカバー
15 ベース
21 シール部材
22 尖鋭突起
23 ガイド部材
Claims (1)
- 電動機に取付けた複数のファンをそれぞれ個別のファンカバーにより回転可能に囲繞し、前記各ファンカバーを、シール部材及びファンカバーの支持部材を介して前記電動機に装着するようにした送風機において、前記一方のファンカバーに乗載したシール部材と当接する他方のファンカバーの位置に形成したフランジ部に、前記シール部材と当接する部位においてシール部材と当接する突端を尖鋭化した尖鋭突起をフランジ部の長さ方向に沿って形成し、前記シール部材を乗載した一方のファンカバーのシール部材が存在しない部位に、前記尖鋭突起を形成した他方のファンカバーに突設した係止突起と係止され、かつ、前記他方のファンカバーの必要以上の降下を防ぐためのガイド部材を形成したことを特徴とする送風機の気密保持装置。
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