近年、光ディスクを用いたディジタルオーディオ機器が開発されている。再生専用のシステムとしてはコンパクトディスク(以下、「CD」という)プレーヤが良く知られており、記録可能なシステムとしては、1回のみ書き込みが可能な追記型光ディスクシステムがある。さらに何回でも記録ができる光磁気方式の光ディスクシステムも開発されつつある。その例として、非特許文献1に開示されたミニディスク(MD)システムがある。MDシステムは、光磁気方式によってディスクにデータ圧縮した音声信号を記録再生するものであり、あらかじめディスクにはトラッキング制御のための案内溝が成形されており、さらに案内溝にはディスク全周に連続的に付されたアドレス情報が記録されている。そのため記録信号の有無に拘らず検索が可能となっている。
図20は、MDシステムのブロック回路図である。図において、101は2チャンネルオーディオ入力端子、102はアナログ/ディジタル変換回路(A/Dコンバータ)、103はエンコーダ、104は記録メモリ、105は誤り訂正符号の付加や信号の変調を行う記録信号処理回路、106はシステムの各回路に必要なクロックを生成し供給するクロック生成回路、107は記録ヘッド駆動回路、108は記録磁気ヘッド、1はディスク、2は光ピックアップ、3は再生アンプ、6は復調や誤り訂正を行う再生信号処理回路、16はバッファメモリ、17はデコーダ、7はディジタル/アナログ変換回路(D/Aコンバータ)、8は2チャンネルオーディオ出力端子、18はアドレスデコーダ、11はマイクロコンピュータ、12はサーボ回路、13はディスクモータ、14はキー入力、15は表示回路である。
図21は、記録再生時の信号処理のタイミング図である。図20および図21にもとづいて動作を説明する。記録時には、オーディオ入力端子101に供給されたアナログオーディオ信号は、A/Dコンバータ102においてサンプリングされ、ディジタル信号に変換される。このディジタル音声信号はエンコーダ103にて圧縮符号化されて、元の情報量の約1/5に削減される。
圧縮された信号は記録メモリ104に一旦蓄えられ、図21(b)のように間欠的に圧縮前と同じレートで読み出される。間欠的に読み出すことによりメモリへのデータの書き込みレートとメモリからの読み出しレートの差を吸収している。記録信号処理化回路105では、再生時に誤りを分散させるために信号順序を並べ替えるインタリーブ処理、および誤り訂正符号を生成して付加するとともに、信号の変調を施す。この変調信号は記録ヘッド駆動回路107を介して記録磁気ヘッド108からディスク1に光磁気記録される。記録動作は間欠的に供給される変調信号(図21(c))に対応して行われ、図21(d)に示すように、信号の記録動作と記録休止とを交互に繰り返し、記録を行う前にそれまでに記録した部分の最後のアドレスを検索し、それに連続して記録していく。
再生時には、光ピックアップ2からディスク1に対して光を照射し、その反射光によってディスク1上に書かれている信号を読み取る。この光情報は光ピックアップ2で電気信号に変換され、再生アンプ3に供給される。再生アンプ3で増幅された信号は再生信号処理回路6に与えられ、EFM(Eight to Fourteen Modulation)等の方式で復調されるとともに、誤り検出および訂正処理、信号の順序を元に戻すデインタリーブ処理が行われた後バッファメモリ16へ出力される。
一方、再生アンプ3の出力はアドレスデコーダ18にも供給される。このアドレスデコーダ18は、ディスク1にあらかじめ刻まれている光スポットの案内溝に含まれるアドレス情報を取り出すことが目的で、ディスク全周に連続的に付されたアドレス信号を再生するとともに、案内溝のウォブリングを検出することでトラッキング情報を得ている。このトラッキング情報はサーボ回路12に供給され、光ピックアップ2が所定の案内溝を走査するようにトラッキングサーボがかけられるとともに、案内溝のうねりが一定周期になるようにディスク1の回転を線速度一定に保つサーボをかけディスクモータ13を制御する。
ディスク1からの信号の読み取りは、記録時の書き込みと同様に間欠的に行われ、図21(e)および(f)に示すように再生動作と再生休止状態とを交互に繰り返し、バッファメモリ16から読み出された信号はデコーダ17に与えられ、圧縮前の情報量に復元されたオーディオ信号は、D/Aコンバータ7でアナログ信号に変換された後、オーディオ出力端子8から出力される。マイクロコンピュータ11は、アドレスデコーダ18からのディスク案内溝に刻まれているアドレス信号と、オーディオ信号に対応して記録されているアドレス信号とを受け、さらに外部からのキー入力14を受けてシステム全体の制御を行う。また表示回路15を駆動し、システムの動作モード,再生経過時間等の情報を表示する。
このシステムでは、光ピックアップ2でディスク1から約1.4Mビット/秒(Mbps)のレートで信号を読み取る。一方、伸長回路17への入力レートは約0.3Mbpsであるため、1Mビットのバッファメモリ16を用いた場合、ディスクから約0.9秒読み出すとバッファメモリ16は一杯になる。また、バッファメモリ16一杯の圧縮データで約3秒の再生ができる。このため、例えば外乱によって光ピックアップ2がジャンプした場合でも、バッファメモリ16にデータが保持されているのですぐには音切れはなく、バッファメモリ16内の信号がなくなる前にジャンプする直前の箇所を検索して信号をバッファメモリ16に書き込むことで、音切れなく連続した再生ができる。
また、複数枚のディスクを装置に装填し、そこから1枚を選択して再生する情報再生装置として、車載用あるいは据置き用マガジン式チェンジャーCDプレーヤーがある。図22は従来のマガジン式チェンジャーCDプレーヤーのブロック回路図である。6枚ないし10枚のCDを1つのマガジンに装填し、そのマガジンをプレーヤーのチェンジャーメカニズム100に装着する。その後使用者が指定したCDがマガジンから引き出され、ディスクメカニズム(図示せず)に装着されて再生される。従って、あるディスクの再生中に使用者が他のディスクを再生するためにディスクチェンジのキー操作を行った場合には、まず現在再生中のディスクの回転を停止させた後マガジンに収納し、それから指定された別ディスクをマガジンから引出しディスクメカニズムに装着して回転させ再生動作を開始する。
このようなチェンジャータイプの情報再生装置でディスクの交換をする時、ディスクの再生が終了してから次のディスクを再生するまで、次に示すような処理を行う必要があり、かなりの時間を要する。
1. ディスクの回転を停止する。
2. 再生の終了したディスクをマガジンに格納する。
3. 次に再生するディスクをマガジンから取り出す。
4. ディスクを装着する。
5. ディスクを回転する。
6. TOC(Table Of Contents)情報を読み込む。
また、通常、CDでは、プログラムの終了時に約2〜3秒の無音部分を含んでいることが多く、プログラムが終了してから上記に示すような処理が開始されるまでに約2〜3秒かかり、ディスクの交換時の無音の時間はさらに長くなる。
以上のように、ディスクチェンジに要する時間は少なくても数秒以上かかり、この間は再生音が出力されない無音状態が続くため、無音時間を短縮するようディスクチェンジメカニズムの高速化が従来から図られていたが限界があった。そこで、メモリを利用して無音時間をなくす例が特開平3−273586号公報に開示されている。この装置では、再生速度より高速でCDから信号を読み取ってメモリに格納し、メモリからは所定の再生速度で信号を読み出す。そして、ディスクチェンジの無音時間の間はメモリに格納した信号を読み出し続けることにより実質的に無音時間をなくすようにしたものである。
日経エレクトロニクス1991年12月9日号p.160〜p.168の掲載記事「ミニディスク、光磁気記録とデータ圧縮技術で実現する」
実施の形態1.
以下、この発明の情報再生装置を図に基づいて説明する。なお、従来例と同一、又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1は実施の形態1のブロック回路図で、記録系は省略して再生系のみ示したものである。図中、16はバッファメモリ、31はバッファメモリ16の書き込みアドレスを生成する回路、32はバッファメモリ16の読み出しアドレスを生成する回路、33はセレクタ、34は書き込みフラグ生成回路で、読み出しアドレス32aと書き込みアドレス31aの差と、端子36から入力される基準値とから書き込みフラグを生成する。35は書き込み制御回路で、書き込みアドレス生成回路31へのクロックおよびバッファメモリ16の書き込みパルス35aを制御することによりバッファメモリ16の書き込みを制御する。
図2はmビットのアドレスをもつメモリに蓄えられているデータ量と、書き込みおよび読み出しアドレスの関係を示したメモリマップで、Wは書き込んでいるデータ、Rは読み出しているデータを示す。この書き込みアドレスおよび読み出しアドレスは、カウントアップしながらバッファメモリ16のアドレス0から2m −1を巡回する。図2(a)は書き込みアドレスが読み出しアドレスより大きなアドレスの場合で、斜線部がバッファメモリ16に蓄えられているデータ量を示しており、この斜線領域が広いほど書き込みストップしてからの再生時間が長くとれる。図2(b)は図2(a)からさらにアドレスが進んでWのアドレスが0にもどり、さらにカウントアップしてRがWより大きなアドレスとなった場合を示している。
次に動作について説明する。再生信号処理回路6で誤り訂正されたデータは、書き込みアドレス生成回路31で生成される書き込みアドレスにもとづき、間欠的にバッファメモリ16に書き込まれる。書き込むときは1.4Mbpsのレートで書き込まれる。一方、バッファメモリ16に蓄えられているデータは、読み出しアドレス生成回路32で生成されるアドレスにもとづき、0.3Mbpsで連続的に読み出される。書き込みフラグ生成回路34は、書き込みアドレス31aと読み出しアドレス32aとの差からバッファメモリ16に残っているデータ量を算出し、算出したデータ量が端子36から入力された第一の基準値E以下になると書き込みフラグを“0”(書き込み可)とし、算出したデータ量がアドレス最大値“2m ”あるいはその付近の2m より小さい値からあらかじめ選定した第2の基準値F以上になると書き込みフラグを“1”(書き込み禁止)とする。
書き込み制御回路35は、書き込みフラグが“0”の時はディスク1から再生したデータをバッファメモリ16に書き込むためのアドレスを生成するよう書き込みアドレス生成回路31を制御し、また、バッファメモリ16へ書き込みパルス35aを出力する。書き込みフラグが“1”の時は逆に書き込みアドレスが更新されないように書き込みアドレス生成回路31へのクロックの供給を停止するとともに、バッファメモリ16への書き込みクロックの供給を停止する。
このようにバッファメモリ16内のデータ量が第1の基準値E以下に減るとバッファメモリ16はデータの書き込みを行い、バッファメモリ16のデータ量がオーバーフロする直前を示す第2の基準値Fに増えると、再びバッファメモリ16内のデータ量がEに減るまで書き込みを禁止する。
図3はバッファメモリ16内のデータ量の変化を示した図で、横軸に時間を、縦軸にバッファメモリ16内のデータ量をとったもので、図3(a)は第一の基準値Eを大きくとった例を、図3(b)は小さくとった例をそれぞれ示している。図3(a)の場合は、常に多量のデータをバッファメモリ16内に蓄えてあるので、振動に対し有利である。また、図3(b)の場合は、書き込み禁止期間が長いため、この期間を他系統の再生等に利用する事ができる。なお、第一の基準値Eの値は、用途に応じて端子36から設定する。
また、光ピックアップ2がトラックズレを起こした場合、アドレスデコーダ18でこれを検知して書き込み制御回路35へ出力する。書き込み制御回路35はトラックズレの場合、バッファメモリ16内のデータ量がE以下になってもアドレスが正常にもどるまで書き込みを禁止する。
図4は書き込みフラグ生成回路34の一構成例を示したブロック回路図で、40は書き込みアドレス値31aから読み出しアドレス値32aを減算する減算器、41は減算器40の出力の極性を判定してプラスの場合は“0”、マイナスの場合は“2m ”を出力する極性判定器、42は加算器、43は基準値に対する加算器42の出力の大小を判定する比較器で、減算器40,極性判定器41および加算器42によりバッファメモリ16に残っているデータ量を算出する演算器44を構成している。
図2(a)の場合は、減算器40の出力は正であるので、加算器42の出力は減算器40の出力と同じである。また、図2(b)の場合は、減算器40の出力は負であるため、加算器42で減算器40の値に“2m ”が加算されて出力される。このように極性判定器41により、図2の斜線部のメモリに残っているデータ量が正の値で出力される。比較器43は、この加算器42の出力が第一の基準値Eより小さくなると“1”を出力し、2m 付近の定められた第二の基準値Fに達するとバッファメモリ16がオーバーフロしないように“0”を出力して書き込み制御回路35で書き込みを禁止するよう制御する。
実施の形態2.
図5は本発明の情報再生装置の実施の形態2を示すブロック回路図で、50はディスク1から再生された信号からディスク上の位置情報または演奏経過時間に相当する時間情報を抽出するサブ情報抽出回路である。なお、この実施の形態2は、複数枚のディスク1をマガジンに収納し、全ディスクの連続再生、あるいはプログラム選択再生が可能なチェンジャータイプのシステムであって、CDのチェンジャーシステムでは再生中のディスクが終了すると、次のディスクに自動的に交換されて再生が続行するが、このディスク交換時に無音時間が10〜15秒程度生じる。
1MビットのRAMをバッファメモリ16に使用した場合、MDシステムでは再生時間にして3秒相当の圧縮信号がメモリに蓄えられるので、4Mビットのメモリを使用すると12秒相当の圧縮信号を蓄えることができる。実施の形態2は、これを利用してディスクチェンジ時の無音時間の短縮を図ったものである。
次に動作について説明する。
キー入力14で連続再生かプログラム再生かが指定され、プログラム再生の場合は、更に再生する曲のディスク番号と局番も指定される。これらの指定はマイクロコンピュータ11の内部メモリ(図示省略)に蓄えられ、マイクロコンピュータ11は、サブ情報抽出回路50で抽出されたディスク上の位置を示すアドレスあるいは時間情報から、再生中のディスクの再生すべき最後の曲が終了したか否かを判定する。最後の曲とは連続再生の場合はそのディスクの最終曲であり、プログラム再生の場合はそのディスク中のプログラムされた最後の曲である。なお、ディスクの一部に記録されているTOC情報を読み取ることにより各曲のスタート、およびエンドの位置、あるいは時間情報が得られる。
マイクロコンピュータ11は曲が終了したと判定すると、書き込みストップ信号11bをストップモードにして書き込み制御回路35へ出力し、再生信号をバッファメモリ16へ書き込むことを禁止する。禁止状態では書き込みアドレスは更新されず、また、バッファメモリ16へ供給する書き込みクロックも出力されない。
次に、ディスク9が交換されて復調信号が正常に再生されると、復調OKの信号6aが再生信号処理回路6から出力される。マイクロコンピュータ11はこの信号を検出すると書き込みストップ信号11bを解除モードにする。書き込み制御回路35は再びアドレスを更新しながら新しいディスク1の曲をバッファメモリ16へ書き込んでゆき、前のディスク1の最終曲と新しいディスク1の最初の曲が、バッファメモリ16内でほぼ連続してストアされるので、ディスク交換時の無音時間が短縮される。
バッファメモリ16の容量をかえることでバッファメモリ16への入力に対する出力の遅延によって吸収する時間を任意に選択できる。しかし、あまり大きな容量のメモリを用いると、吸収する時間が大きくなるため1枚しか再生しない場合ディスク1の再生がストップしてからも音が出るため、違和感を与える。したがって、大きな容量のメモリを使用する場合は、次のディスクを再生するようプログラムされている場合に限り、図3(a) に示すように、第1の基準値Eを大きくして多量のデータをバッファメモリ16内に蓄えるようにした方がよい。しかし、システムを別の室などに置いて音を聞く場合は、常に第一の基準値Eを高く保持しておいてもよい。
実施の形態3.
図6は本発明の情報再生装置の実施の形態3を示すブロック回路図で、51はアドレスデコーダ18の出力を保持するレジスタ、52はレジスタ51の出力を書き込みフラグ生成回路34を構成する演算器44(図4参照)の出力を用いて補正するアドレス補正回路である。
これまで説明してきたように、バッファメモリ16の容量を大きくとるほどバッファメモリ16での遅延時間が大きくなる。このためアドレスデコーダ18で抽出したアドレスデータをマイクロコンピュータ11が時間データに変換して表示する場合、出力端子8から出力される曲と表示されている時間情報とのずれが大きくなる。例えば、4Mビットのメモリを使用して最大12秒間の遅延が生じた場合、演奏が曲番2に変わってから12秒が経過したとの表示がなされた時、曲番2の音楽が端子8から出力され始めることになる。
本実施の形態3はこのような不都合を解消するものであって、レジスタ51はアドレスデコーダ18から出力されるアドレスをラッチする。バッファメモリ16への書き込みが行われている間、レジスタ51は更新されるが、書き込みが禁止されている間は、更新されない。したがって、レジスタ51のアドレスはバッファメモリ16へ書き込まれた最新のデータのものとなっており、書き込みアドレスか指定しているアドレスにストアされているデータの位置情報に相当するといえる。
他方、書き込みフラグ生成回路34の演算器44の出力は、読み出しアドレスと書き込みアドレスの差である。これをアドレス補正回路52でディスク1上のアドレス差に変換する。1アドレスに含まれるデータ量は一定であるので、この変換は簡単に演算できる。そしてアドレス補正回路52は、求めたアドレス差をレジスタ51のアドレスから引いたアドレスをマイクロコンピュータ11へ出力する。マイクロコンピュータ11はこれを時間に変換して表示させる。アドレス補正回路52から出力されるアドレスは、バッファメモリ16から読み出されるデータのアドレスに相当するものであるため、再生している曲の実際の演奏経過時間と表示時間とのずれは生じない。
なお、再生信号処理回路6および伸長回路17での遅延時間は、通常無視しても問題ない値であるため、バッファメモリ16での遅延時間さえ補正すれば問題はない。また、ディスク1から再生したアドレスから時間を求める場合は、マイクロコンピュータ11が時間情報に変換して表示する。
また、実施の形態2では、曲の終了の判定にサブ情報抽出回路50の出力を用いたが、アドレスデコーダ18の出力を用いても同様な効果を奏する。
また、実施の形態3では、アドレスの補正にアドレスデコーダ18の出力を用いたが、図5のサブ情報抽出回路50を設け、この出力を用いても同様な効果を奏す。
また、各実施の形態1〜3では、第2の基準値Fを固定値にしたが、第1の基準値Eと同様に外部から任意に設定できるようにしてもよい。
さらに、各実施の形態1〜3では、オーディオ信号を例にしたが、ディジタル信号を再生する装置であれば同様な効果が得られる。
実施の形態4.
図7は、本発明に係る情報再生装置の実施の形態4の構成を示す図である。図において、1〜5,7〜15はそれぞれ図22に示す従来例と同じであるので、説明は省略する。20は終了検出回路で、再生中のディスクのプログラムの終了を検出する。
本実施の形態4では、信号処理回路5で元の信号に復元された時系列ディジタルオーディオ信号は、終了検出回路20に入力される。終了検出回路20は、1枚のディスクのプログラムの終了時間までに、再生される情報信号のレベルが所定のレベルより小さくなった時にプログラムの終了であると判断する。
図8にプログラムの終了検出時のタイミング図を示す。図において、(a)は再生信号レベル、(b)は従来のCDシステムの動作モード、(c)は実施の形態4の動作モードを示す。
CDのTOC情報に記録されている曲の再生時間等により、プログラムは時刻t3 で終了することが既にわかっており、従来のCDシステムでは時刻t3 でプログラムの再生を終了し、ここでディスク1は停止する。しかし、この発明による実施の形態では、終了検出回路20においてプログラムの終了する時刻t3 以前の所定時間q秒間の再生信号のレベルを監視し、所定時間p秒(p<q)の間、無音あるいはレベルが非常に低く聴き取ることのできないレベル(可聴限)以下の信号が連続した場合、残りの時刻t2 〜t3 の間はすべて無音であると判断して、ディスク1からの読み出しを時刻t2 で打ち切り、直ちにディスク1を停止する。
このようにすることにより、従来のCDシステムと比較して、ディスク1が停止するまでの時間をs秒短縮することができ、これを複数のディスクを自動的に交換するシステムに応用すれば、ディスクの交換時の無音の時間を短縮することができるため、1枚目のディスクの再生が終了してから、次のディスクの再生が開始されるまでの時間を短縮することができる。
実施の形態5.
実施の形態5は、再生した圧縮情報をバッファメモリに一時記憶して伸長して出力するMDシステムのバッファメモリを利用してディスク交換時の無音の時間をさらに短縮するものである。図9は、この実施の形態5の構成を示す図である。図において、従来および前述の実施の形態と同一、又は相当部分には同一符号を付してその説明は省略する。
次に動作について説明する。光ピックアップ2でディスク1上に書かれている信号を読み取り、信号処理回路5で信号系列の誤りを訂正し、インタリーブ処理により信号の順序を並べ替えられた信号系列を元の順序に戻すデインタリーブ処理までは従来装置と同じである。バッファバッファメモリ16と伸長回路17は、図10に示すように、マイクロコンピュータ11の制御により、間欠的に入力されるデータを一時蓄え、圧縮されたデータを伸長し、元の時系列データを連続的に出力する。つまり、図中時刻t0 〜t1 の間にバッファバッファメモリ16に入力された信号系列は、時刻t2 〜t4 の間で連続的に出力される。また、同様に時刻t2 〜t3 、t4 〜t5 、t6 〜t7 の間に入力された信号系列は、それぞれ時刻t4 〜t6 、t6 〜t8 、t8 〜t10の間に連続的に出力される。また時刻t1 〜t2 、t3 〜t4 、t5 〜t6 、t7 〜t8 の間(図中の斜線部分)は、バッファバッファメモリ16の書き込みが停止している部分である。
このように元の連続的な時系列データに復元された信号は、D/Aコンバータ7を経てアナログオーディオ出力端子8からアナログオーディオ信号が出力されるとともに、ディジタル出力回路9を経て、ディジタルオーディオインタフェースの規格に準じたディジタルオーディオ信号が、ディジタルオーディオ出力端子10より出力される。マイクロコンピュータ11は、再生された付加情報およびキー入力14により、サーボ回路12や信号処理回路5等の各種制御を行うとともに、システムの動作モードや時間等の情報を表示回路15を介して表示部に表示する。
本実施の形態5では、実施の形態2と同様にバッファバッファメモリ16を利用して、再生信号が終了する前にディスクを停止するが、実施の形態2よりさらに無音時間を短くする。図11にプログラムの終了時のタイミング図を示す。図において、(a)は従来のCDの再生出力、(b)は実施の形態2のディスク読み出しタイミング、(c)は実施の形態2の再生出力、(d)は実施の形態5のディスク読み出しタイミング、(e)は実施の形態5の再生出力を示す。
従来のCDシステムでは、図11(a)に示すように時刻t5 でプログラムの再生を終了し、ここでディスクを停止し、ディスクを交換した後、時刻t11で再生を開始する。よって、ディスクの交換にかかる時間k秒の間、無音となる。しかしバッファバッファメモリ16を用いた実施の形態2では、図11(b),(c)に示すように時刻t3 でディスク1からの読み出しが終了して、マイクロコンピュータ11の制御によりバッファバッファメモリ16への書き込みは終了し、ディスク1を停止して、ディスク交換を開始し、時刻t6 で次のディスク1からの読み出しを再開する。この場合、再生情報信号はバッファバッファメモリ16に一時保持されているため、連続的な時系列の再生出力は時刻t5 まで続いており、時刻t9 で再び再生出力が開始されるため、ディスク交換にかかる時間k秒が変わらないとすれば、この実施の形態5の場合、無音の時間はk−h秒となり、h秒だけ短縮される。
さらに、実施の形態5では、以下のような動作を行うことができる。すなわち、この実施の形態5では、ディスク1の再生を再開するとき、図11(d),(e)に示すように、最初にディスク1から読み出したデータはすぐに伸長処理して出力し、2回目からは従来通り読み出すようにマイクロコンピュータ11により制御すると、無音の時間は、実施の形態2よりさらにi秒短縮される。つまり、図11(d),(e)に示すように、時刻t6 〜t7 でディスク1より読み出したデータはすぐに伸長処理して、時刻t7 〜t10の間に出力し、時刻t7 〜t8 に読み出したデータは、時刻t10以降に出力する。このようにすることにより、無音の時間はさらにi秒短縮され、k−h−i秒になる。図11中、斜線の部分が無音部分である。
実施の形態6.
図12は、本発明の情報再生装置の実施の形態6のブロック回路図である。なお、従来例及び前述の実施の形態と同一、又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。本実施の形態6では、圧縮データを一時記憶するバッファメモリを用いるMDシステムに、実施の形態4と同様の終了検出回路20を付加する。信号処理回路5で元の信号に復元された時系列ディジタルオーディオ信号は、終了検出回路20に入力される。終了検出回路20は、1枚のディスクのプログラムの終了時間以内に、再生される情報信号のレベルが所定レベルより小さくなる時にプログラムの終了であると判断する。
図13にプログラムの終了検出時のタイミング図を示す。図において、(a)は再生信号レベル、(b)は従来のCDの再生出力、(c)は実施の形態6のディスク読み出しタイミング、(d)は実施の形態6の再生出力、(e)は実施の形態7の再生出力を示す。
CD等のTOC情報に記録されている曲の再生時間等により、プログラムは時刻t6 で終了することが既にわかっており、従来のCDシステムでは時刻t6 でプログラムの再生を終了し、ここでディスク1を停止し、ディスクを交換した後、時刻t11で再生を開始する。よって、ディスク交換にかかる時間k秒の間、無音となり(斜線部分Y)、また、プログラムの最後の無音あるいはレベルが非常に低く聴き取ることのできないレベル(可聴限)以下の信号がh秒再生される(斜線部分X)ので、実質的にh+k秒の無音部がある。
しかし、バッファバッファメモリ16および終了検出回路20を用いた本実施の形態6では、プログラムの終了する時刻t6 よりも以前の所定時間q秒間の再生信号のレベルを監視し、所定時間p秒(p<q)の間、つまり時刻t3 〜t4 の間、無音あるいはレベルが非常に低く聴き取ることのできないレベル(可聴限)以下の信号が連続した場合、残りの時刻t4 〜t6 の間もすべて無音であると判断して、ディスク1からの圧縮データの読み出しを時刻t2 で打ち切り、直ちにディスク1を停止して、ディスク交換を開始し、時刻t7 で次のディスク1からの読み出しを再開する。この場合、再生情報信号はバッファバッファメモリ16に一時保持されているため、連続的な時系列の再生出力は時刻t5 まで続いており、時刻t9 で再び再生出力が開始されるため、ディスク交換にかかる時間k秒が変わらないとすれば、この実施の形態6の場合、無音が再生される時間はi秒短縮されてh+k−iとなる。図13中、斜線部分Xは再生出力であるが、無音とみなせる部分であり、斜線部分Yは、ディスク交換等による無音部分である。
実施の形態7.
さらに、図13(e)に示すように、ディスクの再生を再開するとき、最初にディスク1から読み出したデータはすぐに伸長処理して出力し、2回目からは従来通り読み出すようにすると、無音が再生される時間はさらにj秒短縮され、h+k−i−j秒になる。
なお、実施の形態4〜7においては、無音あるいはレベルの低い音声を検出する場合に再生信号のレベルを用いたが、再生信号のレベルを判定するために、例えばスケールファクタ等の再生信号のレンジを表す値を用いてもよい。
また、実施の形態4〜7においては、無音あるいはレベルが非常に低く聴き取ることのできないレベル(可聴限)以下の信号になった場合にディスク1からの読み出しを打ち切ったが、これは、ある所定のレベルであってもよく、また、その場合、ディスク1からの読み出しを打ち切った以降の情報は、ノイズが発生しないように図14に示すように再生信号を近似して求めて出力してもよい。
実施の形態8.
図15はチェンジャータイプの本発明の情報再生装置の実施の形態8のブロック回路図である。図中、従来例又は前述の実施の形態と同一、又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。図中、19はローパスフィルタ(LPF)、21は誤り訂正回路、22はメモリデータ入出力回路、23は第1のメモリ、24は第1のメモリのアドレス制御回路、25は第2のメモリ、26は第2のメモリのアドレス制御回路である。従来と同様に、復調回路4で復調された再生信号は、誤り制御回路21に入力され、誤り検出および訂正処理がなされ、またインターリーブが施されている信号の順序を元に戻すデインタリーブ処理が行われる。この処理が施された再生信号はメモリデータ入出力回路22を介して、アドレス制御回路24の制御に従って第1のメモリ23に書き込まれる。一旦メモリ23に蓄えられた再生信号は読み出され、メモリデータ入出力回路22を介してデコーダ17に与えられる。
第1のメモリ23への信号の書き込みは、第1のメモリ23からの読み出しより速い速度で行われる。すなわち、ディスク1からの信号の読み取り速度は第1のメモリ23からの出力の転送速度より高速に行われるため、第1のメモリ23内の信号量は増加していく。メモリ23内の信号量があらかじめ定めた所定量(オーバーフロー設定量)に達したとき、メモリデータ入出力回路22はメモリ23への信号書き込みを停止する。同時に、マイクロコンピュータ11はそのときのディスク上の位置情報を記憶し、その位置を繰り返しサーチするようサーボ制御回路12を制御する。その間にも第1のメモリ23からの信号読み出しは一定速度で順次続けられ、メモリ内の信号量があらかじめ定めた所定量(アンダーフロー設定量)に達すると、メモリデータ入出力回路22は信号書き込みを再開させる。従って、第1のメモリ23には少なくともアンダーフロー設定量以上の信号が保持される。このため、例えば外乱などによって光ピックアップ2がジャンプして所定のトラックを走査できなくなって第1のメモリ23への信号書き込みが停止されても、既に保持されている信号を読み出し続け、その間にジャンプする直前の再生位置をサーチして光ピックアップ2を復帰させることにより第1のメモリ23から連続した出力が行える。
この情報再生装置にディスクを装填したとき、マイクロコンピュータ11はチェンジャーメカニズム100に対し、5枚のディスクから自動的に順次1枚づつディスクを引出してディスクメカニズムに装着するよう指令する。装着されたディスク1は定常再生時と同じように再生が開始されるが、再生されるのは各ディスクの第1曲目の最初の所定時間分、例えば10秒間である。このとき光ピックアップ2で読み取られた信号は、上述の信号経路を通ってメモリデータ入出力回路22に供給されるが、第1のメモリ23ではなく第2のメモリ25に記憶される。図16は第2のメモリ25のデータ記憶状態を示す概念図である。各ディスクの第1曲目の最初の10秒間分の圧縮信号が、第2のメモリ25のそれぞれ領域1〜5に格納される。ディスクの番号とメモリ上の領域との対応関係はマイクロコンピュータ11によって管理される。
次に、あるディスクの再生途中で使用者がディスクチェンジの操作を行ったときの動作を考える。図17はこのときの動作を説明する制御フローチャートである。まず、キー入力14によりディスクチェンジの指示が入力されると(S1)、マイクロコンピュータ11は再生中のディスクのオーディオ出力をミュートし(S2)、同時にディスク回転を停止させチェンジャーメカニズム100に対しディスクチェンジを指令し、ディスクチェンジを開始する(S3)。つぎに、キー入力14によって指示された次に再生すべきディスクに対応する第2のメモリ25内の信号をメモリから読み出すようにメモリアドレス制御回路26に指令を与え、メモリアドレス制御回路26は所定のアドレス制御を行って、対応するディスクの第1曲目の最初の10秒間分の信号を選択して読み出す(S4)。このときメモリデータ入出力回路22は、第1のメモリ23でなく第2のメモリ25から読み出された信号をデコーダ17に供給するよう信号の選択を行う。そしてデコーダ17によって復元された信号が、D/Aコンバータ7およびLPF19を介しオーディオ出力端子8から、またディジタル出力回路9を介しディジタルオーディオ出力端子10から出力され、ミュートが解除される(S5)。
このとき第2のメモリ25から出力される信号は10秒間分のオーディオ信号が圧縮されたものなので、第1曲目の最初の10秒間のオーディオ再生が行える。この間にチェンジャーメカニズム100はディスクチェンジを行い、再生すべきディスクが装着されたならば、第1曲目の最初の10秒間分のオーディオ信号に連続する信号の位置を高速検索する(S6)。すなわち、ディスク上の信号には所定間隔毎にアドレス情報が記録されているので、最初にメモリ25に取込んだ信号の最終アドレスをマイコン11は記憶し、そのアドレスに連続する次のアドレスを検索する。
次に、光ピックアップ2は検索した位置から信号の読み取りを行い、信号は上述の定常的な再生動作と同様に第1のメモリ23に蓄積される(S7)。この間も出力されるのは第2のメモリ25内に蓄えられている信号である。そして第2のメモリ25内の対応する最後の信号が出力された後(S8)、メモリデータ入出力回路22は第1のメモリ23からの信号を出力するよう切替えられ(S9)、またメモリアドレス制御回路24は取り込んだ信号を順次読み出すようメモリアドレスを制御する。従って、先頭の10秒間は、あらかじめメモリ25に蓄えていた信号が再生され、その信号の続きから切れ目なくディスクからの信号を再生することができる。
実施の形態9.
図18は実施の形態9のMDチェンジャーシステムの動作を説明するフローチャートである。システムのブロック構成は図15と同様である。まず、ディスクを装填されたとき、上述したように第2のメモリ25には各ディスクの第1曲目の最初の10秒間分の圧縮信号が、それぞれ領域1〜5に格納される。
使用者が、あるディスクの再生中に他のディスクの内容を一時的に確認したい場合には、対応するキーを操作すると(S11)、マイクロコンピュータ11は、第2のメモリ25内の対応する領域の信号を読み出すよう制御する。すなわち、メモリデータ入出力回路22に対しては、出力信号を第1のメモリ23内の信号から第2のメモリ25内の信号に切替える(S12)。第2のメモリアドレス制御回路26に対しては、領域1〜5の内のキー操作に対応した領域の信号を読み出すように指示する(S13)。そして、この10秒間分のオーディオ信号を出力した後(S14)、再びそれまで再生していたディスクの続きを再生する(S15)。
次に例えば使用者が全ディスクの内容を確認したい場合、対応するキーを操作すると、マイクロコンピュータ11は、その時点でメモリデータ入出力回路22に対し、出力する信号を第1のメモリ23内の信号から第2のメモリ25内の信号に切替える。そして第2のメモリアドレス制御回路26に対しては、領域1〜5の信号を順次読み出すように指示する。メモリアドレス制御回路26からのメモリアドレスに従って読み出された信号は、メモリデータ入出力回路22を介してデコーダ17に供給されディジタルオーディオ信号が復元される。従って、オーディオ出力としては各ディスクの先頭曲の最初の10秒間づつが順次再生されることになる。また、もしこの10秒間の再生中に再生スキップを指示されたならば、マイクロコンピュータ11は第2のメモリアドレス制御回路26に対して、次に再生する領域の最初のメモリアドレスにジャンプするよう指示することにより簡単にスキップが行える。
実施の形態10.
図19は本発明の情報再生装置の実施の形態10のブロック回路図である。実施の形態10では、全ディスクの一部情報の再生にはある程度の時間を必要とするため、電源投入時に常にこれを行っていたのでは使用者にとっては再生を開始するまでの待ち時間が長くなってしまうので、ディスクが入れ換えられなければ、一旦電源が遮断されても第2のメモリ25内の信号はそのまま使えることを利用してマイクロコンピュータ11と第2のメモリ25の電源をバックアップ電源27でバックアップしておく。また、チェンジャーメカニズム100には各ディスクのディスク入れ換えを検出するためのディスク検出スイッチ28を設ける。そして、マイクロコンピュータ11は、メイン電源(図示せず)遮断中にもディスク検出スイッチ28によってディスク入れ換えの有無を監視し、いずれかのディスクが入れ換えられた場合には、次のメイン電源投入後に新しいディスクのみの一部情報を再生するよう制御する。従って、ディスク入れ換えがないときには、メイン電源投入後の使用者の待ち時間をなくすことができるし、一部のディスクのみが入れ換えられたときにも待ち時間を減らすことができる。
もちろんこの実施の形態10の装置は実施の形態8,9にも適用できる。なお、上述の説明では、第2のメモリ25に記憶する信号を各ディスクの先頭曲の最初の10秒間としたが、先頭曲でなくてもよく、また最初の10秒間でなくても、曲の途中の適当な時間分でもよい。但し、実施の形態8においては、第2のメモリ25内の信号を出力している間にディスクチェンジと位置検索を行うので、各ディスクの最初の何秒間かの情報である必要があり、さらに無音時間短縮の十分な効果を得るためにはある程度以上の時間分の信号が必要となる。
また、実施の形態8〜10では、第1のメモリ23と第2のメモリ25を別のものとして説明したが、同一のメモリを使用しメモリアドレスを制御することにより、同様の機能動作が実現できるのは明らかである。さらに、本発明による制御は図17および図18のフローチャートの通りでなくても実現できることは明白である。
1 ディスク、2 光ピックアップ、3 再生アンプ、4 復調回路、5 信号処理回路、9 ディジタル出力回路、11 マイクロコンピュータ、12 サーボ回路、13 ディスクモータ、14 キー入力、15 表示回路、16 バッファメモリ、18 アドレスデコーダ、20 終了検出回路、22 メモリデータ入出力回路、23 第1のメモリ、24 第1のメモリアドレス制御回路、25 第2のメモリ、26 第2のメモリアドレス制御回路、27 バックアップ電源、28 ディスク検出スイッチ、31 書き込みアドレス生成回路、32 読み出しアドレス生成回路、34 書き込みフラグ生成回路、35 書き込み制御回路、44 データ量算出演算器、50 サブ情報抽出回路、51 レジスタ、52 アドレス補正回路、100 チェンジャーメカニズム。