JP3557045B2 - 環状ゴムの縫着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願に係る発明(以下「本願発明」と略称する)は、例えばブリーフのウエスト部分に自動的に環状ゴムを縫着することができるようにした環状ゴムの縫着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような環状ゴム縫着用ミシンにより、例えばブリーフのウエスト部分等の筒状生地の端部にテープ状の環状ゴムを縫着する作業は、まず複数のローラに対してテープ状の環状ゴムをミシンの針落部を通過する状態で掛け回し、次いで筒状生地を針落部においてその端部が環状ゴムの端部に重なるようにセットし、その後、ミシンを作動させることによって行われ、筒状生地の端部を環状ゴムに揃えさせながら縫着している。
【0003】
このような作業においては、特開平4−161190号(第7図)に示すように、環状ゴムRは筒状生地Cの胴周り寸法に合わせて引き伸ばされた状態で、その端部がミシンの針落部100を通過する仮想縫製線SLに沿うように複数のローラ101〜103へ掛け回すとともに、針落部100手前に配置された固定刃104aと可動刃104bからなるカッター104の作用を受けないように、このカッター104に対応して設けられた案内板105上に掛ける。また、筒状生地Cは針落部100からその後方側にかけては環状ゴムRとともにローラ103に巻き掛け、針落部100手前においてはローラ101,102の内側を通って針落部100を通過するように生地端制御ローラ106を有するカバー107へ引き伸ばされた状態でなく単に掛け回しセットするとともに、筒状生地Cの端部を切り揃えるために案内板105の下にセットする。
【0004】
すなわち、環状ゴムRと筒状生地Cはローラ101,102を挟んでその内側と外側を通過する状態で針落部100に送られる。筒状生地Cにおいては生地端制御手段106と、この生地端制御ローラ106に対向して接離可能に設けられた生地修正用ローラ(図示せず)との圧接によって生地端を修正しつつカッター104によりその端部を切り揃えながらミシンにより縫着されてゆく。そして、これらの縫着開始部がローラ101,102に達した時点で生地送り方向と直交する方向へ退避され、生地張りローラ(図示せず)を環状ゴムRの内側より移動させることによって環状ゴムRを再び筒状生地Cの胴周り寸法に合わせて引き伸ばしてから縫着を完了させるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、縫着開始部がローラ101,102に達する時点で、環状ゴムRを支持するローラ101,102を生地送り方向と直交する方向へ退避させると、筒状生地Cが胴周り寸法に合わせて引き伸ばされた状態で支持されていないために環状ゴムRの周長が筒状生地Cの胴周り寸法より小さくなるので、ミシンを一時的に停止させ、そして環状ゴムRを生地張りローラによって初めに掛け回した筒状生地Cの胴周り寸法へ正確に引き伸ばしてから再度ミシンを駆動させて縫着しなければならなかった。
【0006】
針落部100手前にカッター104が配置されているので、筒状生地を針落部においてその端部が環状ゴムの端部に重なるようにセットした状態でミシンを作動させると、針落部100からカッター104に至る筒状生地Cの端部については切り揃えられる前に縫着されてしまうこととなり、製品としては見栄えが良くないという問題があった。
【0007】
生地端制御ローラ106に対向する位置に配置され、カバー107の支持面に対して垂直方向より圧接するように作用する生地修正用ローラ(図示せず)によって、生地を互いに対向する方向で挟持しその端部の位置を修正する構造となっているので、生地に段部があると、生地端制御ローラ106に対する生地修正用ローラの圧接力を段部の厚さに応じて変化させる必要があるが、これを適切に調節することが難しく、生地端の位置ずれの補正がスムーズになされなかったり、また生地を傷めてしまうという問題があった。
【0008】
本願発明は上記のような問題に鑑みてなされたもので、筒状生地の胴周り寸法に合わせて引き伸ばされた環状ゴムを正確に筒状生地へ縫着することができる環状ゴムの縫着装置を提供することを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明の請求項1に係る発明は、ミシンの前後にそれぞれ配置された少なくとも2つのローラに環状ゴムを掛け回すことにより、この環状ゴムを、その周方向をミシンの生地送り方向と一致させた状態でミシンの針落部を通過する位置にセットするとともに、その後筒状生地を前記ローラにセットし、生地修正装置により、セットした環状ゴムに対して筒状生地の端部を案内しながら縫着するようにした環状ゴムの縫着装置において、
前記生地修正装置が、縫着中に前記ミシン手前のローラにて環状ゴムと筒状生地とを左右に分離した状態で支持するように筒状生地の端部を挟持してその位置ずれを修正する第1の生地端位置制御手段と、ミシン手前とローラの間にて環状ゴムに対して筒状生地の端部を重ね合せるように筒状生地の端部を挟持してその位置ずれを修正する第2の生地端位置制御手段と、前記第2生地端位置制御手段の近傍に配置され、その作用時において筒状生地より上方に環状ゴムを支持し、前記縫着の開始部の接近により前記生地送り方向と直交する水平方向へ退避するゴム受け外しガイドとからなることを特徴とするものである。
【0010】
特に、前記ミシンは、該ミシンの針落部の手前にて筒状生地の端部を切断する切断装置を含み、前記第2生地端位置制御手段は、前記切断装置を通る前記生地送り方向に平行な切断線上の第1の位置と、切断線から前記生地送り方向と直交する水平方向に離隔した第2の位置とで前記生地の端部を検出する生地端検出器とを備え、縫着開始から数運針間と縫着終了前の数運針間においては生地端検出器が第1の位置にて生地端を検出することが好ましい。
【0011】
また、前記第2生地端位置制御手段は、前記生地送り方向と直交する方向へ回転し生地端位置を制御する生地端制御ローラと、該生地端制御ローラと協働して生地端をガイドする位置に配置された押え部材とを備え、生地端制御ローラが前記生地送り方向に平行な回転軸を有し、該回転軸が生地端制御ローラより生地送り込み側で且つ前記生地送り方向と直交する水平方向に配置された支持軸に回動可能に支持され、生地段部の進行に従って生地端制御ローラが支持軸を中心としバネに抗して押されることが好ましい。
【0012】
【作用】
請求項1に記載の発明によれば、縫着中において、第1生地端位置制御手段が筒状生地の端部の位置ずれを修正することによりミシン手前のローラにて環状ゴムと筒状生地とが左右に分離した状態で支持され、また、第2生地端位置制御手段が筒状生地の端部の位置ずれを修正することにより、第2生地端制御手段の近傍に配置のゴム受け外しガイドにて筒状生地より上方位置に支持された環状ゴムの端部の下側に重なるように筒状生地の端部が搬送され、更に、環状ゴムと筒状生地との縫着開始部の接近によりゴム受け外しガイドが環状ゴムに対して作用しない位置へ退避するように作用することとなる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、縫着開始から数運針間と縫着終了前の数運針間においては生地端検出器が第1の位置にて生地端を検出することにより、筒状生地の端部を切り揃えずに縫着し、縫着開始から数運針間後の縫着中においては第2の位置で生地の端部を検出することにより、筒状生地の端部を切り揃えながら縫着するように作用することとなる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、生地の段部がミシンの作動により第1生地端制御手段及び第2生地端位置制御手段へ案内されると、支持軸を中心として回動することによって生地の段部に応じて生地端制御ローラが押え部材に対して退避するとともに、退避中も押え部材と協働して生地の段部を生地送り方向と交差する方向に案内するように作用することとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本願発明の実施例について、図1〜5に基づいて説明する。第1図に示すように、この環状ゴムの縫着装置は、被縫着物設定部として、前部ローラ1、後部ローラ2、後生地張りローラ3、ゴム受け外しガイド4(図2参照)を備えている。環状ゴムは、これらの部材に掛け回すことにより、所定の張力を与えられ且つその周方向をミシンの生地送り方向と一致させた状態でミシンのベッド部Mの針落部5(図5参照)を通過する位置にセットされる。また、環状ゴムのセット完了を検知するためにミシンのベッド部Mの針落部5近傍に環状ゴムのセット検知センサー6を設けている。
【0016】
前部ローラ1は、針落部5の前方において、その下端辺がミシンのベッド部Mの下面とほぼ同一平面上に位置するように配置されている。この前部ローラ1は、ブラケット7に突設された水平軸7aに回転自在に取着されている。このブラケット7は、ミシンのベッド部Mより生地送り込み側にネジ8により上下方向に調節可能に固定されており、ブラケット7に突設された水平軸7aは、生地送り方向と直交する水平方向に伸びる軸である。尚、本実施例には図示していないが、好ましくはミシンによる縫着中において未縫着の環状ゴムRと筒状生地Cとが前部ローラ1で生地送り方向と交差する方向へ移動して互いが重なり合ってしまわないように、摩擦係数の大きい部材を前部ローラ1の適所にそれぞれ設けておくとよい。
【0017】
後部ローラ2は、針落部5の後方において、その上端辺がミシンのベッド部Mの上面とほぼ同一平面上に位置するように配置されている。また、この後部ローラ2は、ミシンの駆動源の動作と関係なく動作する独立駆動モーター9側と無端ベルト10で装架されており、ミシンのベッド部Mより生地送り出し側上方に配置されたシリンダー11に内蔵されたピストンから先方に突出するロッド11aの作動により上下動する従動送りローラ12と対をなしている。従動送りローラ12と後部ローラ2は、環状ゴムRと筒状生地Cとを挟んでこれを独立駆動モーター9の動作により生地送り方向に強制的に送り出す。本実施例においては、後部ローラ2側に独立駆動モーター9を連結したが、従動送りローラ12側に駆動モーターを連結し後部ローラ2を回転自在に配置した構造としても構わない。
【0018】
後生地張りローラ3は、針落部5の後方において、後部ローラ2の近傍に配置され且つその下端辺がミシンのベッド部Mの下面とほぼ同一平面上に位置するように配置されている。この後生地張りローラ3は、支持部材13に突設された水平軸13aに回転自在に取着されている。この支持部材13は、ミシンのベッド部Mより生地送り出し側に配置されたロッドレスシリンダー14に沿って摺動可能に支持された摺動部材15に固定されている。この摺動部材15は、一対のパイプ14aにエアを供給排出することにより、生地送り方向と一致する水平方向へ進退することができる。尚、本実施例には図示していないが、環状ゴムRを筒状生地Cの胴周り寸法に合わせて適切に引き伸ばして支持することができるように、摺動部材15の移動経路内にストッパー部材を設けておくとよい。更に、このストッパー部材は筒状生地Cの胴周り寸法に合わせて調節可能に位置変更できるようにしておくとよい。
【0019】
ゴム受け外しガイド4は、針落部5の手前側においてミシンのベッド部Mの上面よりも上方に配置されている。このゴム受け外しガイド4は、第2図に示すように生地送り方向と直交する水平方向に沿って進退するシリンダー16に内蔵されたピストンから先方に突出するロッド16aの先端に固定されている。また、このシリンダー16は、仮想縫製線SLを中心としてミシンのベッド部Mの基端側となる右側に配置されたロッドレスシリンダー17に沿って摺動可能に支持された摺動部材18に固定されている。この摺動部材18は、一対のパイプ17aにエアを供給排出することにより、鉛直方向に進退することができる。すなわち、このゴム受け外しガイド4は、その作用時においては、第2図及び第5図に示すように前記針落部5を通過する仮想縫製線SL上からこの縫製線SLの右側に至る位置で且つミシンのベッド部Mの上面より少し上方へ離間した位置に配置されている。そして、摺動部材18を下降させることによってゴム受け外しガイド4をミシンのベッド部Mの上面に近接した位置へ移動(下降)させるとともに、シリンダー16のロッド16aを後退させることによってゴム受け外しガイド4を前記作用位置よりミシンのベッド部Mの基端側となる右側の待機位置に退避させることができる。尚、ゴム受け外しガイド4は、テープ状の環状ゴムの幅より少しだけ長めにしている。
【0020】
図5に示すように、前記針落部5の手前には、筒状生地Cの端部を切り揃えるカッター19からなる切断装置が配設されている。このカッター19は、ミシンのベッド部Mの上面と同一平面上に設定された刃先を持つ固定刃19aと、ミシンの駆動に同期して上下動し且つこの上下動によって前記ベッド部M上面に出没し前記固定刃19aの刃先と交差する刃先を持つカマ状の可動刃19bとを備えている。このカッター19に対応する位置には生地案内部材20が配設されている。この生地案内部材20はミシンのベッド部Mの上面との間に筒状生地Cの端部が通過できる程度の通路を形成するもので、筒状生地Cがこの通路を通過するとき、カッター19により端縁が切断されるが、この際にも余り波打つことがない。
【0021】
ミシンのベッド部Mと前部ローラ1との中間部には、生地修正装置21が配設されている。この生地修正装置21は生地端位置制御手段として、生地端制御ローラ22,23、ローラ押え(押え部材)24,25、生地端検出器26,27、および生地端制御ローラ22,23の回転軸22a,23aに連結されたステップモーター28,29(図4参照)等を主体に構成されている。
【0022】
生地端制御ローラ22は、その生地端制御ローラ22の外周の一部がカバー30の外面で形成される生地通過面より外方の上面に露出した状態となる位置で且つ仮想縫製線SLを中心としてミシンのベッド部Mの自由端となる左側に配設されている。この生地端制御ローラ22は、生地送り方向と平行で且つ水平面となるカバー30の上面に対して傾斜した回転軸22aを持ち、この回転軸22aはL字状のアングル31に回転自在に取着されている。このL字状のアングル31は、生地送り方向と直交する水平方向に沿って配設された支持軸32に回転自在に取着されている。この支持軸32は、生地端制御ローラ22に対して生地送り込み側で且つ前部ローラ1の上端辺と生地端制御ローラ22の上端辺とを結ぶ平面より下方に配設されている。また、このL字状のアングル31には、支持軸32を中心としたL字状のアングル31の生地送り出し側への回転に対して、逆回転側に作用させるように引張コイルばね33を設けている。この引張コイルばね33は、一方をカバー30の内面に形成された突起部30aに、他方をL字状のアングル31の突起部31aに取り付けられている。前述したように、この生地端制御用ローラ22の回転軸22aには上記ステップモーター28側と無端ベルト34で装架されている。本実施例においては図示していないが、生地端制御ローラ22は、その周縁にOリング等の摩擦係数の大きい部材を有し、この部材が周縁に沿った円状軸に対して回転自在に配置されているのが好ましい。
【0023】
生地端制御ローラ23は、その生地端制御ローラ23の外周の一部がカバー30の外面で形成される生地通過面より外方の下面に露出した状態となる位置で且つ仮想縫製線SLを中心としてミシンのベッド部Mの左側に配設されている。この生地端制御ローラ23は、生地送り方向と平行で且つ水平面となるカバー30の下面に対して傾斜した回転軸23aを持ち、この回転軸23aはL字状のアングル35に回転自在に取着されている。このL字状のアングル35は、生地送り方向と直交する水平方向に沿って配設された支持軸36に回転自在に取着されている。この支持軸36は、生地制御ローラ23の下端辺を通過する鉛直方向に近傍する生地送り込み側で且つ前部ローラ1の下端辺と生地端制御ローラ23の下端辺とを結ぶ平面より上方に配設されている。また、このL字状のアングル35には、支持軸36を中心としたL字状のアングル35の生地送り出し側への回転に対して、逆回転側に作用させるようにねじりコイルばね37を設けている。このねじりコイルばね37は、一方を支持軸36に形成された突起ネジ36aに、他方をL字状のアングル35に巻き付けられている。前述したように、この生地制御ローラ23の回転軸23aには上記ステップモーター29側と無端ベルト38で装架されている。尚、本実施例において、前記支持軸36は、生地制御ローラ23の下端辺を通過する鉛直方向に近傍する生地送り込み側で且つ前部ローラ1の下端辺と生地端制御ローラ23の下端辺とを結ぶ平面より上方に配設されているが、これに限定されるだけでなく、生地端制御ローラ23に対して生地送り込み側で且つ前部ローラ1の下端辺と生地端制御ローラ23の下端辺とを結ぶ平面より上方の領域内に配設されていればよい。本実施例においては図示していないが、生地端制御ローラ23は、その周縁にOリング等の摩擦係数の大きい部材を有し、この部材が周縁に沿った円状軸に対して回転自在に配置されているのが好ましい。
【0024】
ローラ押え24は、略L字状のアングル部材で構成されている。このローラ押え24は、その一端の案内面側が生地端制御ローラ22の上方近傍で且つゴム受け外しガイド4に対して生地送り方向と直交する方向に沿って左側となる位置に配置され、他端がブラケット39にねじ40により取着されている。このブラケット39は、生地送り方向と直交する方向に延びる回転アーム(図示せず)の先端部に取着されており、エアシリンダー等の作動によりローラ押え24は上下に回動できるようになっている。すなわち、このローラ押え24は、生地端制御ローラ22に対して接離可能で作用位置と不作用位置において固定できる構造となっている。このローラ押え24が作用位置にある場合、ローラ押え24と生地端制御ローラ22によって生地が挟持される。生地の段部がローラ押え24と生地端制御ローラ22との間を通過する際、段部の生地送り方向への進行に従って生地端制御ローラ22が引張コイルばね33に抗して押され、ローラ押え24から段部の大きさに応じて前記支持軸32を中心として生地送り方向に回動する。このL字状のアングル31の回転は、生地の厚さに応じてなされるものであり、その回転中においてもL字状のアングル31に設けられた生地端制御ローラ22が生地に圧接しローラ押え24と挟持した状態となるので、生地送り方向と交差する方向に生地を案内させることができる。また、このブラケット39には、エアノズル41が付設されている。このエアノズル41は、先端にエア噴出孔を有し、圧縮エアの吹き付けで生地端のカールを防止するようになっている。
【0025】
ローラ押え25は、その一端の案内面が生地端制御ローラ23の下方に配置され、他端が鉛直方向に進退するシリンダー42に内蔵されたピストンから先方に突出するロッド42aの先端に固定されている。すなわち、このローラ押え25は、生地端制御ローラ23に対して接離可能で作用位置と不作用位置において固定できる構造となっている。このローラ押え25が作用位置にある場合、ローラ押え25と生地端制御ローラ23によって生地が挟持される。生地の段部がローラ押え25と生地端制御ローラ23との間を通過する際、段部の生地送り方向への進行に従って生地端制御ローラ23がねじりコイルばね37に抗して押され、ローラ押え25から段部の大きさに応じて前記支持軸36を中心として生地送り方向に回動する。このL字状のアングル35の回転は、生地の厚さに応じてなされるものであり、その回転中においてもL字状のアングルに設けられた生地端制御ローラ23が生地の段部に圧接しローラ押え25と挟持した状態となるので、生地送り方向と交差する方向に生地を案内させることができる。
【0026】
また、シリンダー42のロッド42aの先端には、エアノズル43が付設されている。このエアノズル43は、生地送り方向と一致する方向に沿って延びており、列状の多数のエア噴出孔43aを有している。このエアノズル43はエア噴出孔43aからの圧縮エアの吹き付けによって、セットされた環状ゴムRより下方へ垂下する筒状生地Cを環状ゴムRより上方へ持ち上げ、前部ローラ1と後生地張りローラ3の下端辺を結ぶ平面上に沿う位置に配置された縫目検出レバー44より上方の位置、すなわち、筒状生地Cが縫目検出レバー44を挟んだ環状ゴムRと反対側にくるようにしている。この縫目検出レバー44は、環状ゴムRと筒状生地Cとの縫着開始部を検出するものであり、縫着開始部を検出した縫目検出レバー44は、ミシン等による縫着開始部の搬送に伴って生地送り方向と交差する方向に徐々に退避する。尚、本実施例において、この縫目検出レバー44が退避している間は、縫着開始部の通過を知らせる通過信号を発生し続けるように構成されている。この通過信号の発生に伴い、ミシン、ゴム受け外しガイド4および生地端検出器26(後述参照)に対し後述する制御動作の変更タイミングをカウントするカウント信号を発生するように構成されている。
【0027】
生地端検出器26は、反射型光検出器で構成され、作用位置におけるゴム受け外しガイド4の下方で生地修正装置21内に配置されている。この生地端検出器26は、第2図に示すように生地送り方向と直交する水平方向に沿って進退するシリンダー45に内蔵されたピストンから先方に突出するロッド45aの先端に固定されている。このシリンダー45のピストンの作動によって生地端検出器26を生地送り方向と直交する水平方向に移動させることにより、カッター19を通る生地送り方向に平行な切断線に対して筒状生地Cの端部位置を変更させることができる。すなわち、筒状生地Cの端部をカッター19により切断させる場合は、生地端検出器26を第5図に示すように切断線より右側の位置26aに配置させる。そして、筒状生地Cの端部を切断させない場合は、生地端検出器26を切断線上の位置26bに配置させる。第4図に示すように、前記ローラ押え24と生地端制御ローラ22とで生地(図示せず)を挟持した状態において、この生地端検出器26が筒状生地Cの端部を検出した場合に、前記ステップモーター28に対し生地端制御ローラ22を正面視反時計回りに1ステップ回転させる修正信号を発生し、逆に筒状生地Cの端部を検出しなかった場合には、前記ステップモーター28に対し生地端制御ローラ22を正面視時計回りに1ステップ回転させる修正信号を発生するように構成されている。この生地端検出器26の生地端検出は逐次行われるものであり、この検出に伴って発生する修正信号により筒状生地Cは前記1ステップ回転に対応した量だけ生地送り方向と交差する左右方向へ移動し、その生地の端部が生地端検出器26の検出位置を通る生地送り方向に沿う方向と一致するように案内される。
【0028】
生地端検出器27は、生地修正装置21の下方で且つセットされた環状ゴムRの左端より左側に配置されている。本実施例においては、生地端検出器27として反射型光検出器が使用されている。第4図に示すように、前記ローラ押え25と生地端制御ローラ23とで生地(図示せず)を挟持した状態において、この生地端検出器27が筒状生地Cの端部を検出した場合に、前記ステップモーター29に対し生地端制御ローラ23を正面視時計回りへ1ステップ回転させる修正信号を発生し、逆に筒状生地Cの端部を検出しなかった場合には、前記ステップモーター29に対し生地端制御ローラ23を正面視反時計回りへ1ステップ回転させる修正信号を発生するように構成されている。この生地端検出器27の生地端検出は逐次行われるものであり、この検出に伴って発生する修正信号により筒状生地Cが前記1ステップ回転に対応した量だけ生地送り方向と交差する左右方向へ移動し、前部ローラ1において環状ゴムRと筒状生地Cとが重ならないようにしている。尚、本実施例においては図示していないが、環状ゴムR及び筒状生地Cをセットする時にそのセットの邪魔とならないように生地端検出器27を下方へ移動させるような構成にしておくとよい。
【0029】
次に第6図に示すタイミングチャートに従って本実施例の動作を説明する。
まず、当該縫着装置を作動させるのに先立って、環状ゴムRを針落部5を通過するようにして前部ローラ1、後部ローラ2,後生地張りローラ3、およびゴム受け外しガイド4に巻き掛ける。次いで筒状生地Cを、針落部5においてその端部が環状ゴムRの端部に重なるようにしつつ、環状ゴムRと同じように各部材にセットする。この環状ゴムRの巻き掛けがセット検知センサー6によって検知された(遮光状態)後時間T1後に、ミシンのベッド部Mに近接している後生地張りローラ3がロッドレスシリンダー14の作動によりミシンのベッド部Mに対して離間する位置に移動するとともに、ゴム受け外しガイド4がロッドレスシリンダー17の作動によりミシンのベッド部Mの上面に近接する位置より少し離れた上方の作用位置へ移動する。ここで示した時間T1後の作動については、筒状生地Cを各部材にセットした後に行われるのが好ましい。
【0030】
以上のように環状ゴムRと筒状生地Cをセットした状態で、例えばペダルスイッチ等を操作することにより縫着指令を出す。そして、縫着指令と同時に筒状生地Cを挟持して生地送り方向と交差する方向に案内させるためにローラ押え24,25をそれぞれ作用位置に移動するとともに、従動送りローラ12がシリンダー11の作動により後部ローラ2に近接する位置に移動し、エアノズル43から圧縮エアが噴出される。このエアノズル43からの圧縮エアの噴出により、ミシンのベッド部M下面の筒状生地Cの端部は第1図に示すようにミシンのベッド部M下面より上方に持ち上げられ縫目検出レバー44の上方に位置する状態となる。この状態を保つことにより、環状ゴムRの内面側に縫着される筒状生地Cの縫着開始部を縫目検出レバー44にて検出する。
【0031】
この縫着指令が出された後時間T2後に、駆動モーター9を時間T3間作動させるとともに、ステップモーター28が前記切断線上の位置26bに配置された生地端検出器26の検出によって発生する修正信号により生地端制御ローラ22を回動させる。この生地端制御ローラ22の回動により筒状生地Cの端部が前記位置26bに配置された生地端検出器26に沿うように案内され、縫着開始時において筒状生地Cの端部がカッター19の動作により切断されないようにする。また、この時間T3間に、ステップモーター29が生地端検出器27の検出によって発生する修正信号により生地端制御ローラ23を回動させる。この生地端制御ローラ23の回動により筒状生地Cの端部が前部ローラ1にて環状ゴムRと重なり合わないように案内される。この駆動モーター9の作動と前記ステップモーター28,29による生地端制御ローラ22,23の作動によって環状ゴムRと筒状生地Cが前部ローラ1において左右に分離された状態で且つ前記カッター19付近において筒状生地Cの端部が切断されないように支持されることとなる。また、生地端制御ローラ22において、環状ゴムRが生地端制御ローラ22の上方近傍に配置されたゴム受け外しガイド4によって筒状生地Cより上方で支持されているので、前記ステップモーター28による生地端制御ローラ22の作動によって筒状生地Cを環状ゴムRの端部内面側の縫い重ね部へ移動させやすくなっている。
【0032】
この駆動モーター9を時間T3間作動させた後には、押え金を下降させるために時間T4が設けられている。そして、時間T5後にミシンの駆動信号が発生し、縫着が開始される。そして、このミシン駆動信号の発生により環状ゴムRと筒状生地Cの縫着を開始してからカウントされる運針数がC1(少なくともカッター19から針落部5まで筒状生地の端部が搬送される距離に対応する数運針間)に達すると、生地端検出器26がシリンダー45の作動によって前記切断線の位置26bから切断線の右側の位置26aに移動する。この生地端検出器26の移動により筒状生地Cの端部が徐々に前記カッター19側へ案内され、その端部が切断されるようになる。つまり、筒状生地Cの端部をミシンによる縫着開始時においてカッター19にて切断させないようにすることにより、針落部5とカッター19との配置ずれによって生じていた環状ゴムRに対する筒状生地Cとの未切断端部と切断部との筒状生地Cの端部における段差をなくすことができる。
【0033】
以上のようにして環状ゴムRと筒状生地Cの縫着が進行することにより、その縫着開始部が縫目検出レバー44に達すると、この時点で縫着開始部の通過を知らせる通過信号を発生させる。この縫着開始部が縫目検出レバー44によって通過信号を検出された後時間T6後に、ローラ押え25がシリンダー42の作動により生地端制御ローラに対して離間する位置へ移動するとともに、ステップモーター29の動作をOFFにし、生地端制御ローラ23がステップモーター29の動作により回転しないようにしている。更に、環状ゴムRと筒状生地Cの縫着の進行によって縫着開始部がゴム受け外しガイド4に接近してくると、環状ゴムRに縫着された筒状生地の端部は徐々にゴム受け外しガイド4側に持ち上げられ且つ筒状生地Cはローラ押え24と生地端制御ローラ22との挟持した状態で案内されることとなる。この筒状生地Cの端部側のみの上昇によって生地案内部材20の下で支持されていた筒状生地Cの端部が徐々に生地案内部材20の上方へ案内されるとともに、筒状生地Cの端部がカッター19により切断されなくなる。
【0034】
このステップモーター29の動作OFFの発生からカウントされる運針数がC2に達すると、ゴム受け外しガイド4がロッドレスシリンダー17の作動によりミシンのベッド部Mの上面より離間する位置からミシンのベッド部Mの上面に近接する位置へ移動(下降)する。このゴム受け外しガイドの移動(下降)の発生からカウントされる運針数がC3に達すると、生地端検出器26がシリンダー45の作動によって切断線より右側の位置26aから切断線上の位置26bに移動する。この生地端検出器26の移動により筒状生地Cの端部が前記カッター19にて切断されないようになる。つまり、筒状生地Cをミシンによる縫着終了時においてカッター19にて切断させないようにすることにより、縫着開始部の筒状生地Cの端部に沿うように筒状生地Cの端部を案内することができるので、縫着完了時において環状ゴムRに縫着された筒状生地Cの端部が直線状に切り揃えられたような状態となる。また、このゴム受け外しガイドの移動(下降)の発生からカウントされる運針数がC4に達すると、ゴム受け外しガイド4がシリンダー16の作動により仮想縫製線SL上に位置する作用位置よりミシンのベッド部Mの基端側となる右側の待機位置に退避することで、環状ゴムRと筒状生地Cの縫着の進行によって接近してくる縫着開始部の通過を妨げないようにしている。このシリンダー16の動作開始からカウントされる運針数がC5に達すると、ステップモーター28の動作をOFFにし、生地端制御ローラ22がステップモーター28の動作により回転しないようにしている。
【0035】
環状ゴムRと筒状生地Cの縫着の進行させるために発生しているミシン駆動信号は、このゴム受け外しガイドの移動(下降)の発生からカウントされる運針数がC6に達すると、その信号の発生を停止する。この停止後時間T7内に糸切断装置(図示せず)により糸を切断させるとともに、押え金を上昇させることによって環状ゴムRと筒状生地Cの縫着が完了する。このミシン駆動信号の発生後時間T7後に、従動送りローラ12がシリンダー11の作動により後部ローラ2に離間する位置に移動する。この時点で縫着物を装置から取り出すことができる。最後に、この縫着物の取り外しがセット検知センサー6によって検知される(透光状態)と同時に、ゴム受け外しガイド4がシリンダー16の作動により仮想縫製線SL上に位置する作用位置に移動し、次にセットされる縫着物に対して備える。
【0036】
尚、このタイミングチャートに基づいた本実施例の動作中において、生地の段部が生地端制御ローラ22,23と、ローラ押えとの間を通過する場合でも、生地端制御ローラ22,23が生地の段部に応じて前記支持軸32,36を中心として生地送り方向に回動しながら生地の端部を生地送り方向と交差する方向に案内している。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、第1生地端位置制御手段により、ミシン手前のローラにおいて環状ゴムと筒状生地の端部を左右に分離して支持するようにし、第2生地端位置制御手段の動作により、筒状生地の端部を環状ゴム側へ重ねるよう案内させるとともに、環状ゴムと筒状生地との縫着開始部の接近によってゴム受けガイドを環状ゴムに対して作用しない位置へ退避させることにより、環状ゴムとともに筒状生地を引き伸ばされた状態で支持することができ、縫着中においてミシンを一時的に停止させることなく環状ゴムと筒状生地とを縫着することができる。
【0038】
特に、請求項2に記載の発明によれば、縫着開始から数運針間と縫着終了前の数運針間においては生地端検出器が第1の位置にて生地端を検出することにより、筒状生地の端部を切断せずに縫着し、縫着開始から数運針間後の縫着中においては第2の位置で生地の端部を検出することにより、筒状生地の端部を切り揃えながら縫着するので、縫着開始から数運針間後の切断装置から針落部に至る筒状生地の端部が切り揃えられた端部との間に段差を生じない状態で環状ゴムに縫着させることができる。
【0039】
また、請求項3に記載の発明によれば、生地の段部が生地端制御ローラと、押え部材との間を通過する場合でも、生地の段部に応じて生地端制御ローラが回動できるので、生地の位置ずれの補正をスムーズに且つ傷めずに案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例を示す概略側面図
【図2】本願発明の実施例を示す概略正面図
【図3】図1に示す生地修正装置の内部構造の説明図
【図4】図1に示す生地修正装置の内部構造の説明図
【図5】本願発明の実施例の作動状態を示す説明図
【図6】本願発明の実施例の作動状態を示すタイミングチャート図
【図7】従来の縫着装置を示す説明図
【符号の説明】
1:前部ローラ、2:後部ローラ、3:後生地張りローラ、4:ゴム受け外しガイド、19:カッター、21:生地修正装置、22:生地端制御ローラ、23:生地端制御ローラ、24:ローラ押え、25:ローラ押え、26:生地端検出器、M:ミシンのベッド部、SL:仮想縫製線
Claims (3)
- ミシンの前後にそれぞれ配置された少なくとも2つのローラに環状ゴムを掛け回すことにより、この環状ゴムを、その周方向をミシンの生地送り方向と一致させた状態でミシンの針落部を通過する位置にセットするとともに、その後筒状生地を前記ローラにセットし、生地修正装置により、セットした環状ゴムに対して筒状生地の端部を案内しながら縫着するようにした環状ゴムの縫着装置において、
前記生地修正装置が、縫着中に前記ミシン手前のローラにて環状ゴムと筒状生地とを左右に分離した状態で支持するように筒状生地の端部を挟持してその位置ずれを修正する第1の生地端位置制御手段と、ミシン手前とローラの間にて環状ゴムに対して筒状生地の端部を重ね合せるように筒状生地の端部を挟持してその位置ずれを修正する第2の生地端位置制御手段と、前記第2生地端位置制御手段の近傍に配置され、その作用時において筒状生地より上方に環状ゴムを支持し、前記縫着の開始部の接近により前記生地送り方向と直交する水平方向へ退避するゴム受け外しガイドとからなることを特徴とする環状ゴムの縫着装置。 - 前記ミシンは、該ミシンの針落部の手前にて筒状生地の端部を切断する切断装置を含み、前記第2生地端位置制御手段は、前記切断装置を通る前記生地送り方向に平行な切断線上の第1の位置と、切断線から前記生地送り方向と直交する水平方向に離隔した第2の位置とで前記生地の端部を検出する生地端検出器とを備え、縫着開始から数運針間と縫着終了前の数運針間においては生地端検出器が第1の位置にて生地端を検出する請求項1に記載の環状ゴムの縫着装置。
- 前記第2生地端位置制御手段は、前記生地送り方向と直交する方向へ回転し生地端位置を制御する生地端制御ローラと、該生地端制御ローラと協働して生地端をガイドする位置に配置された押え部材とを備え、生地端制御ローラが前記生地送り方向に平行な回転軸を有し、該回転軸が生地端制御ローラより生地送り込み側で且つ前記生地送り方向と直交する水平方向に配置された支持軸に回動可能に支持され、生地段部の進行に従って生地端制御ローラが支持軸を中心としバネに抗して押される請求項1または請求項2に記載の環状ゴムの縫着装置。
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