JP3550738B2 - Air flow switching device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば車両用の空調装置などに用いられ、ダクトケース内の空気流路をドアにより切替えるようにした空気流路切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車に組込まれる空調装置においては、ダクトケース内に、送風機並びに冷却装置(エバポレータ)及び加熱装置(ヒータコア)を備えた本体ユニットから、車内の複数の吹出口(FACE,FOOT,DEF等)に向けて冷風あるいは温風を供給するようになっている。この場合、前記ダクトケース内に回動可能に設けられたバタフライ式(あるいはロータリー式)のドアにより、空気流路つまり吹出しモードが切替えられるようになっている。
【0003】
図12乃至図14は、従来のバタフライ式のドア1のダクトケース2内への取付構造を示すものである。即ち、ドア1は、上下に延びる軸部3の左右に一体に設けられたドア板部4に、夫々パッキン5,5を貼着して構成されている。前記軸部3は、ドア板部4から上下に突出している。一方、図13に示すように、ダクトケース2の外壁部分には、軸受部6が設けられており、前記ドア1は、軸部3の突出部分がその軸受部6に回動自在に支持されることにより、ダクトケース2内に配設されている。尚、ダクトケース2内には、ドア1が閉じられたときに前記パッキン5,5が密着するシールガイド7が設けられている。
【0004】
そして、前記軸部3のうち図で上端部分は、ダクトケース2の外面部に突出しており、この突出部分にリンクレバー8の一端部が取付けられている。そして、そのリンクレバー8の他端部に設けられたピン8aに、コントロールケーブル9の先端部が接続されている。前記コントロールケーブル9は、その途中部がダクトケース2の外壁部に設けられたケーブルクランプ10に支持され、他端部側が図示しない車内の操作パネルに設けられた吹出モード切替レバーに接続されている。これにて、乗員が吹出モード切替レバーを操作することにより、コントロールケーブル9が押し引きされ、以てドア1が回動して空気流路(吹出しモード)が切替えられるようになっている。
【0005】
また、近年では、例えば実公昭61−40588号公報に示されるように、上記のバタフライ式のドア1に代えて、周壁部に空気通路部を有する円筒状のロータリー式のドアにより空気流路を切替えるようにしたものも供されてきている。図示はしないが、このロータリー式のドアにあっても、両端面の中心部に軸部が設けられ、上記と同様に、その軸部がダクトケース2の軸受部6に支持され、さらにコントロールケーブル9の駆動力がリンクレバー8を介してその軸部に伝達されるようになっている。さらには、複数個のリンクレバーを用いるものもあり、モータにより直接的にリンクレバー8を動作するものも供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したようなコントロールケーブル9の駆動力をドア1に伝達するためにリンクレバー8を介在させる構成では、部品点数が多くなって、コスト高となると共に組付性に劣るものとなっていた。また、リンクレバー8を介在させるため、駆動力の伝達に多少のがたが生ずる欠点もあった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ドアの回動により空気流路を切替えるようにしたものにあって、部品点数の低減を図ることができる空気流路切替装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の空気流路切替装置は、内部に空気流路が形成され軸受部を有するダクトケースと、ドア本体の両端部に支軸部を有しそれら支軸部が前記軸受部に支持されることにより前記ダクトケース内に回動可能に設けられる空気流路切替用のドアと、前記ダクトケースの外部において前記ドアの回動軸心から離間した動作点に該ドアの回動駆動力を与える駆動手段とを具備し、前記支軸部を、前記回動軸心を中心とし前記動作点を含むような径大な円筒状に構成すると共に、その支軸部の動作点部分に、前記駆動手段が接続されてその駆動力が伝達される伝達部を設けるようにしたところに特徴を有する。
【0010】
このとき、上記空気流路切替装置にあって、前記空気流路切替用のドアを、ロータリー式のドアとしたり(請求項2の発明)、あるいは、バタフライ式のドアとしたり(請求項3の発明)することができる。また、上記空気流路切替装置にあって、前記支軸部に設けられる伝達部を、ピン状に構成し、このピン部分に駆動手段が接続されるようにしたり(請求項4の発明)、あるいは、溝状に構成し、この溝部分に駆動手段が接続されるようにしたり(請求項5の発明)することもできる。
【0011】
【作用及び発明の効果】
本発明の請求項1の空気流路切替装置によれば、駆動手段により、ダクトケースの外部においてドアの回動軸心から離間した動作点に回動駆動力が与えられ、その駆動力がドアの支軸部に伝達されることにより、ドアが回動してダクトケース内の空気流路が切替えられる。このとき、駆動力が伝達される支軸部が、動作点を含むような径大な円筒状に構成されていると共に、その支軸部の動作点部分に駆動手段が接続されてその駆動力が伝達される伝達部が設けられているので、支軸部にリンク手段の機能が付与された形態となって支軸部を駆動手段によりいわば直接的に駆動させることができるようになる。従って、リンク手段を別部品から構成する必要がなくなって部品点数の低減を図ることができ、ひいてはコストダウン及び組付性の向上を図ることができる。
【0013】
この場合、空気流路切替用のドアの形態としては、ロータリー式あるいはバタフライ式のいずれであっても良い(請求項2及び3の空気流路切替装置)。また、上記した支軸部に設けられる伝達部を、ピン状あるいは溝状に構成し、駆動手段が接続されるようにすれば(請求項4及び5の空気流路切替装置)、簡単な構成で支軸部の動作点部分に駆動手段の駆動力を伝達することができるものである。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を車両用空調装置(カーエアコン)に適用したいくつかの実施例について、図1乃至図11を参照して説明する。
【0015】
(1)第1の実施例
まず、本発明の第1の実施例について、図1乃至図4を参照して述べる。
【0016】
図4はカーエアコンの本体ユニット11の構成を概略的に示している。ここで、ダクトケース12内には、図で右上部に位置して送風手段としての送風機13が配設されており、該ダクトケース12に連結された図示しない吸気側ダクトを通してダクトケース12内部に空気を吸入して矢印A方向に送風するようになっている。このとき、図示はしないが、前記吸気側ダクトには、内気取入口及び外気取入口が設けられていると共に、それらいずれかを開口させる切替ダンパが設けられている。さらに、吸気側ダクト内には、エバポレータが配設されている。このエバポレータは、冷凍サイクルの運転により冷却手段として機能するようになっている。
【0017】
また、前記ダクトケース12内には、図で右側下部に位置して、加熱手段としてのヒータコア14が配設されている。そして、前記ヒータコア14の上流側部位には、エアミックスダンパ15が設けられている。このエアミックスダンパ15は設定温度に応じて開度が調整され、前記送風機13により送風された空気のうち、ヒータコア14を通って矢印B方向に流れる通気量と、ヒータコア14を通らずに矢印C方向に流れる通気量との調節を行うようになっている。
【0018】
前記ダクトケース12の図4で左上部分には、複数個この場合3個の空気通路部、すなわち、左から時計回り方向に順に、フット用空気通路部16,フェイス用空気通路部17,デフロスタ用空気通路部18が、円弧状に並ぶように設けられている。図示はしないが、前記フット用空気通路部16は、車内のフット用吹出口に連通され、フェイス用空気通路部17はフェイス用吹出口に連通され、デフロスタ用空気通路部18はデフロスタ用吹出口に連通されている。
【0019】
そして、ダクトケース12内の前記空気通路部16,17,18の内側部分には、詳しくは後述するような、空気流路切替装置の一部を構成するこの場合ロータリー式のドア19が設けられている。これにて、送風機13が駆動されると、内気あるいは外気が吸気側ダクトから吸込まれてエバポレータを通ってダクトケース12内に導かれ、さらにダクトケース12内を矢印A,B,Cのように流れて設定温度とされる。そして、その冷風あるいは温風が、前記ドア19を通していずれかの空気通路部16,17,18へ流れ込み、車内の各吹出口から吹出されるようになっているのである。尚、詳しい説明は省略するが、ドア19の回動角度によって、3個の空気通路部16,17,18からの5つの吹出モードによる空気の吹出しを選択することができるようになっている。
【0020】
次に、本実施例に係る空気流路切替装置について、図1乃至図3も参照して述べる。本実施例においては、前記ドア19は、例えばプラスチック製のロータリドア本体20の外周面部に、例えばPETフィルム(75μm)からなるフィルム部材21を有して構成されている。このうちロータリドア本体20は、図3に示すように、2枚のほぼ半円形の端板部22,22と円弧面状をなす周壁部23とを一体に有するいわば縦割りの半円筒状をなしている。そして、前記周壁部23には、軸方向に細長い4個の開口部23aが等間隔に形成され、それらの間のリブ状部分に位置して、軸方向ほぼ全体に延びる細長いウレタンフォームからなる弾性部材24(図1,図4参照)が例えば接着により設けられている。
【0021】
前記フィルム部材21は、前記ロータリドア本体20の周壁部23の外面側に、前記弾性部材24の外面が形成する仮想的な外周面に沿って円弧状に配置され、周方向両端部がフィルム押え25(図4参照)によりロータリドア本体20に固定されている。このとき、フィルム部材21には、図4で左から2番目の開口部23aに対応位置して通風口21aが形成されており、この通風口21a部分にてドア19の内外周部が開通するようになっているのである。
【0022】
このドア19は、後述するように、前記端板部22,22に夫々一体に形成された支軸部26が、周壁部23の円弧の曲率中心(回動軸心O)が前記各空気通路部16,17,18が並ぶ円弧面の曲率中心に一致するようにしてダクトケース12の壁部に枢支されることにより、該ダクトケース12内に回転可能に取付けられる。このとき、前記フィルム部材21が、通風口21a部分以外の部分において、空気通路部16,17,18の周縁部に接してシールするようになっている。
【0023】
一方、前記ダクトケース12の外面側においては、図1及び図2に示すように、前記ドア19の回動軸心Oから離間した動作点Pに該ドア19の回動駆動力を与える駆動手段としてのコントロールケーブル27が設けられている。このコントロールケーブル27は、その途中部がダクトケース12の外壁部に設けられたケーブルクランプ28に支持され、基端部側が図示しない車内の操作パネルに設けられた吹出モード切替レバーに接続されている。これにて、乗員が吹出モード切替レバーを操作することによってコントロールケーブル27が押し引きされ、そのコントロールケーブル27の先端部が往復移動することにより、動作点Pに駆動力が与えられるようになっているのである。
【0024】
さて、このとき、動作点Pは回動軸心Oから離間(偏心)しているため、動作点Pに作用する駆動力をドア19(支軸部26)に伝達するリンク手段が必要となる。本実施例では、前記支軸部26に、そのリンク手段の機能を付与するようにしているのである。
【0025】
即ち、前記ロータリードア本体20の各端板部22,22には、夫々周壁部23の円弧の曲率中心部分に位置して、軸方向外側に突出する支軸部26が一体に形成されているのであるが、そのうち一方の操作側の支軸部26(図1,図3で上側)は、単なる細い丸棒状ではなく、前記動作点Pを含むような径大に形成されているのである。また、本実施例では、支軸部26は、周壁のみが図1で上方に立上り、内部に肉盗み空間を有する円筒状に形成されている。
【0026】
これにて、図1に示すように、ダクトケース12に設けられる軸受部29も前記支軸部26に応じて径大となり、これにて、支軸部26は、ダクトケース12の壁部の内外を貫通するように、この軸受部29に回転可能に支持されているのである。
【0027】
さらに、前記支軸部26には、前記動作点Pに位置して伝達部としてのピン30が、図1で上方に突出して一体に設けられている。そして、このピン30に、前記コントロールケーブル27の先端部が直接的に接続されているのである。尚、図示はしないが、図1及び図3で下側の支軸部は、径小な丸棒状とされ、ダクトケース12の反対側の壁部にその径に対応して設けられた軸受部に回転可能に支持されるようになっている。
【0028】
上記構成において、吹出モード切替レバーが操作されると、コントロールケーブル27が押し引き方向に移動され、該コントロールケーブル27の先端部に連結されたピン30(動作点P)が、図2に示すように変位し、支軸部26を直接的に回動させる。これにより、吹出モード切替レバーの位置に対応して、ドア19は、回動軸心Oを中心として図2,図4で矢印D及びE方向に回動変位され、これにて、空気流路の切替えつまり各空気通路部16,17,18の開閉が行われるのである。
【0029】
このとき、上述のように、送風機13の駆動に伴いダクトケース12内を図4で矢印A,B,Cのように流れる空気は、ドア19の内周側に至り、ドア19の周壁部23の2番目の開口部23a及びそれにラップするフィルム部材21の通風口21aを通って各空気通路部16,17,18から車内の各吹出口に至るようになっている。また、フィルム部材21は風圧によって外周側に膨らむように張出し、閉塞すべき空気通路部16,17,18の周縁部に圧接してシールするようになっている。
【0030】
図4には、吹出モード切替レバーにより、5つの吹出モードのうちの「FACEモード」が選択された際の様子を一例として示しており、フィルム部材21の通風口21aがフェイス用空気通路部17にラップし、ダクトケース12内の空気は、フェイス用空気通路部17を通って車内のフェイス用吹出口から吹出される。このとき、フィルム部材21は、風圧により外周側への力を受け、他の空気通路部16,18の周縁部に圧接し、それら空気通路部16,18を風漏れなく確実に閉塞するようになっているのである。
【0031】
このような本実施例によれば、ドア19の支軸部26を径大とすると共に、その支軸部26にピン30を一体に設けてこのピン30にコントロールケーブル27を直接連結するようにしたので、従来のようなコントロールケーブル9の駆動力をリンクレバー8を介してドア1に伝達するようにしていたものと異なり、支軸部26にリンク手段(リンクレバー)の機能が付与された形態となって支軸部26をいわば直接的に駆動させることができるようになった。
【0032】
従って、別部品のリンクレバー8が不要となって部品点数の低減を図ることができ、コストダウン及び組付性の向上を図ることができるものである。そして、リンクレバー8を介在させることに起因するがたもなくなるので、ドア19の回動位置の精度の向上をも図ることができるものである。
【0033】
また、特に本実施例では、支軸部26に一体に形成したピン30により、コントロールケーブル27との連結を行うようにしたので、構成の一層の簡単化を図ることができる。さらに、本実施例では、従来の一般的なロータリードアと異なり、ロータリードア本体20にフィルム部材21を組合わせたドア19としたので、閉塞すべき空気通路部16,17,18の周縁部を確実にシールすることができて風漏れ等を効果的に防止することができ、さらには摩擦力が小さくて摺動抵抗を小さくすることができ、摺動音の発生を抑えることができる等の利点も得ることができるものである。
【0034】
(2)第2の実施例
図5乃至図7は、本発明の第2の実施例を示すものである。この実施例が上記第1の実施例と異なる点は、ドアとしてバタフライ式のドア31を採用しているところにある。従って、ダクトケース12やコントロールケーブル27等については上記第1の実施例と共通するので、以下、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0035】
前記ドア31は、図5及び図6で上下方向に延びるプラスチック製の軸部32の左右部位に、ドア板部33,33を一体に有し、それらドア板部33,33に夫々パッキン34,34を貼着して構成されている。そして、前記軸部32の上下両端部はドア板部33から上下に突出しており、それら突出部分がダクトケース12の軸受部29に枢支される支軸部35,36とされている。
【0036】
このとき、下端側の支軸部36は、軸部32からそのまま延長された径小な丸棒状とされ、上端側の支軸部35は、上記第1の実施例の支軸部26と同様に、動作点Pを含むような径大な円筒状に形成されているのである。また、やはり、支軸部35には、動作点Pに位置して伝達部としてのピン37が一体に設けられ、このピン37に、コントロールケーブル27の先端部が直接的に接続されているのである。尚、ダクトケース12内には、ドア31が閉じられたときに前記パッキン34,34が密着するシールガイド38,38が設けられている。
【0037】
かかる構成においても、上記第1の実施例と同様に、ドア31の支軸部35にリンク手段(リンクレバー)の機能が付与された形態となって支軸部35をいわば直接的に駆動させることができる。従って、別部品のリンクレバー8が不要となって部品点数の低減を図ることができ、コストダウン及び組付性の向上を図ることができるものである。そして、リンクレバー8を介在させることに起因するがたもなくなるので、ドア31の回動位置の精度の向上をも図ることができるものである。
【0038】
(3)第3,第4の実施例
図8及び図9は本発明の第3の実施例を示し、図10及び図11は本発明の第4の実施例を示すものである。これら第3及び第4の実施例は、夫々ドアの駆動形態が上記第1の実施例と異なっている。
【0039】
即ち、図8及び図9に示す第3の実施例においては、ロータリー式のドア41には、やはり動作点Pを含むような径大な支軸部42が設けられており、この支軸部42が、ダクトケース12の軸受部29に支持されている。そして、この支軸部42には、動作点Pに位置して伝達部としての溝部43が形成されている。この溝部43は、図9に示すように、上面から見て緩やかな円弧状に延びて形成されている。
【0040】
一方、前記ダクトケース12の外面部には、取付軸44が設けられ、この取付軸44にレバー45の中間部が回動自在に取付られている。そして、前記レバー45の一端側に設けられた接続ピン45aに、コントロールケーブル27の先端部が接続されていると共に、レバー45の他端側に下向きに設けられたピン46が、前記溝部43に嵌合しているのである。
【0041】
これにて、コントロールケーブル27が押し引き方向に移動されることに伴い、レバー45が回動変位し、支軸部42を回動させる。これにより、ドア41が回動変位されて空気流路の切替えが行われるのである。この場合においても、従来ではレバー45の先にもう一つのリンクレバーが必要となるが、そのリンクレバーが不要となって部品点数の低減を図ることができ、コストダウン及び組付性の向上を図ることができるものである。
【0042】
そして、図10及び図11に示す第4の実施例においては、ロータリー式のドア51には、やはり動作点Pを含むような径大な支軸部52が設けられ、ダクトケース12の軸受部29に支持されているのであるが、その支軸部52のうち軸受部29から上方へ突出する上半部部分においては、その外周壁部にギア部53が形成されている。
【0043】
一方、前記ダクトケース12の外面部には、取付軸54が設けられ、この取付軸54に駆動ギア55が回動自在に取付けられている。そして、この駆動ギア55の外周側の上面に設けられた接続ピン55aにコントロールケーブル27の先端部が接続されていると共に、駆動ギア55が前記支軸部52のギア部53に噛合っているのである。
【0044】
これにて、コントロールケーブル27が押し引き方向に移動されることに伴い、駆動ギア55が回動変位して、支軸部52を回動させ、これにより、ドア51が回動変位されて空気流路の切替えが行われるのである。この場合においても、部品点数の低減を図ることができ、コストダウン及び組付性の向上を図ることができるものである。
【0045】
尚、上記各実施例では、使用者の吹出モード切替レバーの操作により押し引き移動されるコントロールケーブル27を採用したが、駆動手段としては、例えば金属製のシャフトを用いたり、あるいは、例えばスイッチとそのスイッチ操作に基づいて駆動するモータ等の電気的な構成によりドア(支軸部)を回動変位させるように構成しても良い。その他、例えば車両用の空調装置に限らず空気流路を開閉するための各種装置に適用することができ、また、1個の空気通路部を開閉したり、空気通路部の開度を調節するものに適用しても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、要部の縦断面図
【図2】図1の矢印a方向矢視図
【図3】ロータリードア本体の斜視図
【図4】空調装置の本体ユニットの縦断側面図
【図5】本発明の第2の実施例を示すもので、バタフライ式のドアの斜視図
【図6】要部の縦断面図
【図7】図6のb−b線に沿う断面図
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部の縦断面図
【図9】図8の矢印c方向矢視図
【図10】本発明の第4の実施例を示す要部の縦断面図
【図11】図10の矢印d方向矢視図
【図12】従来例を示すもので、要部の分解斜視図
【図13】要部の縦断面図
【図14】図13のe−e線に沿う断面図
【符号の説明】
図面中、11は本体ユニット、12はダクトケース、16,17,18は空気通路部、19,31,41,51はドア、20はロータリードア本体、21はフィルム部材、26,35,42,52は支軸部、27はコントロールケーブル、29は軸受部、30,37はピン、43は溝部を示す。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an air flow path switching device that is used in, for example, an air conditioner for a vehicle and switches an air flow path in a duct case by a door.
[0002]
[Prior art]
For example, in an air conditioner incorporated in an automobile, a duct unit is provided with a blower, a cooling unit (evaporator), and a heating unit (heater core) from a main body unit to a plurality of outlets (FACE, FOOT, DEF, etc.) in the vehicle. Cold or hot air is supplied to the air. In this case, a butterfly type (or rotary type) door rotatably provided in the duct case can switch an air flow path, that is, a blowing mode.
[0003]
FIGS. 12 to 14 show a conventional structure for mounting a
[0004]
The upper end of the
[0005]
In recent years, for example, as shown in Japanese Utility Model Publication No. 61-40588, instead of the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration in which the
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an air flow switching device capable of switching an air flow path by rotating a door, and capable of reducing the number of parts. To offer.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Air flow switching device according to
[0010]
At this time, in the upper Kisora air passage switching device, the door for the air flow path switching, the rotary door and or (the invention of claim 2), alternatively, or a butterfly type door (claim 3 Invention). Further, in the above air flow switching devices, a transfer portion provided on the support shaft portion, constitutes the pin-like, (the invention of claim 4) or to the drive means is connected to the pin portion, Alternatively, a groove may be formed , and the driving means may be connected to the groove (the invention of claim 5 ).
[0011]
[Action and effect of the invention]
According to the air flow path switching device of the first aspect of the present invention, the driving means applies a rotational driving force to an operating point separated from the rotational axis of the door outside the duct case , and the driving force is applied to the door. Is transmitted to the support shaft portion, the door rotates and the air flow path in the duct case is switched. At this time, the spindle portion to which the driving force is transmitted is formed in a large-diameter cylindrical shape including the operating point, and the driving means is connected to the operating point portion of the spindle portion so that the driving force is transmitted. Is provided, the spindle is provided with the function of the link means, so that the spindle can be directly driven by the driving means. Therefore, it is not necessary to form the link means from a separate part, so that the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced and the assembling property can be improved.
[0013]
In this case, the form of the air flow path switching door may be either a rotary type or a butterfly type (the air flow path switching device according to
[0014]
【Example】
Hereinafter, several embodiments in which the present invention is applied to a vehicle air conditioner (car air conditioner) will be described with reference to FIGS.
[0015]
(1) First embodiment First, with the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0016]
FIG. 4 schematically shows the configuration of the
[0017]
In the
[0018]
In the upper left portion of the
[0019]
In addition, a
[0020]
Next, the air flow path switching device according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, the
[0021]
The
[0022]
As will be described later, the
[0023]
On the other hand, on the outer surface side of the
[0024]
At this time, since the operating point P is separated (eccentric) from the rotation axis O, a link means for transmitting the driving force acting on the operating point P to the door 19 (support shaft portion 26) is required. . In this embodiment, the function of the link means is provided to the
[0025]
That is, the
[0026]
As a result, as shown in FIG. 1, the bearing
[0027]
Further, a
[0028]
In the above configuration, when the blowout mode switching lever is operated, the
[0029]
At this time, as described above, the air flowing in the
[0030]
FIG. 4 shows, as an example, a state in which the “FACE mode” of the five blowing modes is selected by the blowing mode switching lever, and the ventilation port 21 a of the
[0031]
According to this embodiment, the diameter of the
[0032]
Therefore, the
[0033]
Further, particularly in the present embodiment, since the connection with the
[0034]
(2) Second Embodiment FIG. 5 through FIG. 7 shows a second embodiment of the present invention. This embodiment differs from the first embodiment in that a
[0035]
The
[0036]
At this time, the
[0037]
Also in this configuration, similarly to the first embodiment, the
[0038]
(3) Third and Fourth Embodiments FIGS. 8 and 9 show a third embodiment of the present invention, and FIGS. 10 and 11 show a fourth embodiment of the present invention. Each of the third and fourth embodiments differs from the first embodiment in the manner of driving the door.
[0039]
That is, in the third embodiment shown in FIGS. 8 and 9, the
[0040]
On the other hand, a mounting
[0041]
As a result, as the
[0042]
In the fourth embodiment shown in FIGS. 10 and 11, the
[0043]
On the other hand, a mounting
[0044]
As a result, as the
[0045]
In each of the above embodiments, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention, and is a longitudinal sectional view of a main part. FIG. 2 is a view in the direction of arrow a in FIG. 1. FIG. 3 is a perspective view of a rotary door body. FIG. 5 is a vertical sectional side view of a main unit of the air conditioner. FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention, and is a perspective view of a butterfly type door. FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line bb. FIG. 8 is a vertical cross-sectional view of a main part showing a third embodiment of the present invention. FIG. 9 is a view taken in the direction of arrow c in FIG. FIG. 11 is a view in the direction of arrow d in FIG. 10; FIG. 12 is an exploded perspective view of a main part, showing a conventional example. FIG. 13 is a vertical cross section of a main part. FIG. 14 is a sectional view taken along line ee in FIG.
In the drawings, 11 is a main unit, 12 is a duct case, 16, 17, 18 are air passage portions, 19, 31, 41, 51 are doors, 20 is a rotary door main body, 21 is a film member, 26, 35, 42,
Claims (5)
前記支軸部を、前記回動軸心を中心とし前記動作点を含むような径大な円筒状に構成すると共に、その支軸部の動作点部分に、前記駆動手段が接続されてその駆動力が伝達される伝達部を設けたことを特徴とする空気流路切替装置。A duct case that having a the air passage formed bearing portion therein, has a shaft portion at both ends of the door body times within the duct casing by their support shaft portion is supported by the bearing portion comprising a door for the air flow switching to be rotatably so provided, and a driving means for applying a rotational driving force of the door operating point spaced from the pivot axis of Oite the door to the outside of the duct case Thing,
The spindle portion is formed in a cylindrical shape having a large diameter including the operating point around the rotation axis, and the driving means is connected to an operating point portion of the spindle portion to drive the spindle. An air flow path switching device, comprising a transmission unit for transmitting a force .
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