JP3550559B2 - Glycine-containing beverages - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルコール代謝促進飲料に関し、特に、グリシンが生体内におけるアルコール消失速度を速めることを利用するアルコール代謝促進飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
グリシンは、アミノ酸の一種であり、分子量が一番小さく、構造が最も簡単なアミノ酸である。その化学式は、NH2CH2COOHである。グリシンは、砂糖の6割程度の甘味があり、抗菌効果もあるので、従来食品添加物として、加工食品(弁当や漬け物やインスタント食品)の呈味改善、日持ち向上、栄養補給の目的で広く利用されてきた。また、医薬品用途としては、混合アミノ酸製剤の構成成分として、また、進行性筋ジストロフィー患者のクレアチン合成促進、また閉塞性末梢血管障害者に対して、抹消血流の増加用途に用いられている。また、pHの緩衝作用があることから、制酸薬としても利用されている。このようにグリシンには様々な用途があり、国内でも年間14000tと大量に消費されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現時点では、飲料において、他のアミノ酸と一緒にグリシンを添加したものも存在するが、グリシン添加量は100mg以下と微量であり、アルコール代謝促進に注目して開発されたものはない。また、錠剤タイプの健康食品においては、グリシンを高含有する商品はあるが、タウリンと供に摂取することにより、コレステロールの低下や肝機能改善を目指したもので、タウリンの効果を補助するものとの位置づけでアルコール代謝促進用に開発されたものではない。
【0004】
グリシンがアルコール代謝促進をすることに着目した商品は未だ開発されていない。本発明者は、グリシンがアルコール代謝促進をすることに注目し、本発明を完成した。
【0005】
本発明は、以上のような事情の下でなされたものであり、グリシンについての新たな用途を提供し、グリシンを含有する新規な飲料を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、グリシンが生体内でエタノールの消失速度を劇的に増大させるという画期的な事実が見出されたことに基づいてなされたものであり、グリシンを含有する新規な飲料を提供するものである。
【0007】
より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
【0008】
(1) グリシンを有効成分とするアルコール代謝促進飲料であって、アルコール代謝促進飲料100ml当たり100mg以上のグリシンを含有することを特徴とするアルコール代謝促進飲料。
【0009】
(2) アルコール代謝促進飲料100ml当たり1000mg以上のグリシンを含有する(1)記載のアルコール代謝促進飲料。
【0010】
(3) エタノールを含有する(1)又は(2)に記載のアルコール代謝促進飲料。
【0011】
(4) 酸味料を含有する(1),(2)又は(3)に記載のアルコール代謝促進飲料。
【0012】
(5) 梅酒である(3)に記載のアルコール代謝促進飲料。
【0013】
(6) グリシンを有効成分とする二日酔い防止剤。
【0014】
(7) 飲料である(6)に記載の二日酔い防止剤。
【0015】
(8) グリシンを有効成分とする肝機能障害予防剤。
【0016】
(9) 二日酔い防止剤もしくはアルコール代謝促進飲料製造のためのグリシンの使用。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のアルコール代謝促進飲料は、グリシンを有効成分とする。グリシンは肝臓の低血流に伴う肝障害を予防し、グリシンが胃における最初のエタノール代謝経路を活性化することによって、エタノールが肝臓に達するのを防ぐと考えられる。
【0018】
アルコール代謝促進飲料100ml当たり100mg以上のグリシンを含有することが好ましく、1g以上のグリシンを含有することが更に好ましい。100mg未満では、アルコール代謝促進作用が十分に得られないからである。グリシンはさわやかな甘味があるので、どんな飲料に添加しても、風味を損なうことはない。
【0019】
アルコール代謝促進飲料100ml当たり20g以下のグリシンを含有することが好ましく、10g以下のグリシンを含有することが更に好ましい。グリシン含有量が20gを超えると、飲料が甘くなりすぎるからである。
【0020】
アルコール代謝促進飲料には、甘みを調整するために、甘味料が含有していてもよい。甘味料は糖であってもよく、糖としては、砂糖、葡萄糖、果糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等が挙げられる。あるいは、糖の代わりに、アスパラテーム、サッカリン、等の合成甘味料が添加されていてもよい。
【0021】
アルコール代謝促進飲料には、クエン酸等の酸味料が含有していてもよい。酸味料としては、例えば、クエン酸、DL−リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、リン酸等が挙げられる。
【0022】
アルコール代謝促進飲料は、炭酸飲料であってもよい。飲み易くなるからである。
【0023】
アルコール代謝促進飲料は、梅酒であってもよいし、チューハイであってもよいし、カクテルであってもよい。有効成分、グリシンが二日酔い防止に役立つからである。また、砂糖を甘味料として用いた場合と比べて、グリシンを甘味料とした場合には、血糖値が上昇しないので、身体によい飲料となる。また、砂糖と比べて、甘みがべとつかず、さっぱりした飲み口になる。
【0024】
アルコール代謝促進飲料には、香料が含有していてもよい。香料としては、例えば、レモン、ライム、オレンジ等のシトラス油、オレンジ油、ハーブエキス、等が挙げられる。香料は、天然香料であっても、合成香料であってもよい。天然香料としては、例えば、アニス油、アンゲリカ油、オールスパイス油、オレンジ油、カシア油、カプシカム油、ガラナエキス、カルダモン油、キャラウェイ油、クミン油、クラリセージ油、グレープフルーツ油、クローブ油、コリアンダー油、コーヒー油、コニャック油、コーラナッツエキス、シナモン油、ジンジャー油、タイム油、ナツメグ油、ハッカ油、バニラエキス、ビターアーモンド油、フェヌグリーク油、フェンネル油、ペッパー油、ペパーミント油、ペリラ油、ベルガモット油、マンダリン油、ユーカリ油、レモン油、ローズマリー油等が挙げられる。
【0025】
合成香料としては、例えば、アネトール、アリルカプロエート、イソアミルアセテート、γ−ウンデカラクトン、エチルバニリン、エチルブチレート、エチルフェニルグリシデート、オイゲノール、ゲラニオール、ジアセチル、シクロテン、シトラール、シナミックアルデヒド、ターピネオール、δ−デカラクトン、デカナール、ノナナール、γ―ノナラクトン、バニリン、フェニルエチルアルコール、フラネオール、フルフリルメルカプタン、2−ヘキセナール、3−ヘキセノール、ヘリオトロピン、ペリラアルデヒド、ベンズアルデヒド、マルトール、メチルアンスラニレート、メチルサリシレート、メントール、α−ヨノン、リナロール等が挙げられる。
【0026】
本発明では、グリシンを有効成分とする二日酔い防止剤が提供される。この二日酔い防止剤は、飲料であってもよく、飲料100ml当たり100mg以上のグリシンを含有することが好ましい。飲料100ml当たり1000mg以上のグリシンを含有することが更に好ましい。飲料には、上述した酸味料を含有することが好ましく、香料を含有していてもよい。
【0027】
二日酔い防止剤は、錠剤、カプセル、粉末であってもよい。また、健康食品のようにゼリー状、スティック状、板状であってもよい。錠剤または粉末のグリシン高含有食品は、一つの容器から少量ずつ何回にも分けて使用できるのでアルコール代謝促進食品として、簡便に利用できる利点がある。二日酔い防止剤には、グリシンは1重量%以上、98重量%以下、含まれることが好ましく、2重量%以上、80重量%以下、含まれることが更に好ましい。例えば、約5重量%のグリシンを含むこともできる。
【0028】
本発明の肝機能障害予防剤も、二日酔い防止剤と同様の構成であり、グリシンのアルコール代謝促進機能を利用するものである。
【0029】
【実施例】
【実施例1】
150mlの炭酸入り栄養ドリンクに一本当たり、2000mgのグリシンを添加し、砂糖15g、酸味料としてクエン酸0.3g、香料としてミックスフルーツフレーバー0.3mlと炭酸水を添加して、炭酸ガス2.0volの飲料として味を整えた。
【0030】
上記のような栄養ドリンクの効能については、年齢・性別についてランダムに選んだ被験者10人について、この栄養ドリンクを飲酒前に150ml飲用して宴会に出席したときの二日酔いの程度と、1週間後にこの栄養ドリンクを飲まずに宴会をしたときの二日酔いの程度を比較した。両宴会で、アルコール飲料の飲酒量は同一にしてもらった。
【0031】
【表1】
【0032】
【実施例2】
実施例1の炭酸入り栄養ドリンクにて、砂糖の代わりに、高甘味料としてアスパラテーム0.075gを用いた。血糖値を上昇させず、飲酒時に服用する飲料としては適した飲料となる。
【0033】
【実施例3】
100mlの炭酸飲料において、グリシンを5000mgと高含有させ、酸としてクエン酸0.2gと、香料としてレモン香料0.2mlと、炭酸2.0volとを添加して、味を整えた。グリシンの甘味により、糖を使用する必要がなく適度な甘味、旨味により、これを飲酒中に摂取するのに抵抗なかった。
【0034】
上記のような栄養ドリンク乃至炭酸飲料の効能については、年齢・性別についてランダムに選んだ被験者10人について、この栄養ドリンクを飲酒前に100ml飲用して宴会に出席したときの二日酔いの程度と、1週間後にこの栄養ドリンクを飲まずに宴会をしたときの二日酔いの程度を比較した。両宴会で、アルコール飲料の飲酒量は同一にしてもらった。
【0035】
【表2】
【0036】
【実施例4】
アルコール飲料の分野においてグリシンを利用した。チューハイ飲料(アルコール度、7%)に含まれる甘味料である砂糖や液糖の代わりに、チューハイ飲料100g当たりグリシン5%添加としたアルコール飲料を作成した。二日酔いになりにくいアルコール飲料として画期的である。
【0037】
上記のようなチューハイ飲料の効能については、年齢・性別についてランダムに選んだ被験者10人について、このチューハイ飲料で宴会に出席したときの二日酔いの程度と、1週間後に通常のチューハイ飲料で宴会をしたときの二日酔いの程度を比較した。両宴会で、チューハイ飲料の飲酒量は同一にしてもらった。
【0038】
【表3】
【0039】
【実施例5】
アルコール飲料の分野においてグリシンを利用した。梅酒には通常、甘味料として砂糖や液糖が含まれるが、その代わりに、梅酒100g当たり甘味料としてグリシン20gを添加した梅酒を作成した。具体的な製法等について説明すると、まず大型の梅5粒にグリシン20gを添加した状態でアルコール度25度の焼酎100gを注ぎ込み、梅エキスが液中に十分に溶出されるまで放置した。そして、得られた梅酒については、水で2倍に希釈して被験者に供した。このような梅酒は二日酔いになりにくく、血糖値が上昇しないアルコール飲料として画期的である。また、梅酒の製造にあたっても、グリシンの分子量が小さい分、単位グラムあたりのモル数が大きくなり、浸透圧が高くなることとなる。従って、グリシンを使用して梅酒を製造する場合には、甘さが抑えられた状態でも十分に梅エキスを液中に溶出させることができることとなるので、梅酒製造及び梅酒の甘味調整に好適である。
【0040】
上記のような梅酒の効能については、年齢・性別についてランダムに選んだ被験者10人について、この梅酒で宴会に出席したときの二日酔いの程度と、1週間後に通常の25度の梅酒を水で2倍に希釈したもので宴会をしたときの二日酔いの程度を比較した。両宴会で、梅酒の飲酒量は同一にしてもらった。
【0041】
【表4】
【0042】
【実施例6】
また、健康食品の錠剤または粉末食品の分野で、グリシン利用食品を考案した。一例として、グリシン100gとクエン酸1gを甘酸のバランスをとって配合し、粉末レモン香料2gを添加した粉末食品は、嗜好性も高く、飲酒時に少量摂取することにより、二日酔いに対して効果が期待できる。なお、グリシンは水に良く溶けるため、上記のような粉末食品とした状態でも問題はないが、場合によっては、既知の賦形剤等を用いて、常法に従って錠剤を作製するようにしてもよい。
【0043】
なお、この実施例では、年齢・性別についてランダムに選んだ被験者10人について、この健康食品を飲酒前に摂取して宴会に出席したときの二日酔いの程度と、1週間後にこの健康食品を摂取せずに宴会をしたときの二日酔いの程度を比較した。両宴会で、アルコール飲料の飲酒量は同一にしてもらった。
【0044】
【表5】
【0045】
【発明の効果】
本発明のアルコール代謝促進飲料は、グリシンが生体内でエタノールの消失速度を劇的に増大させることにより、アルコールの代謝を促進し、もって、二日酔いの防止、肝機能障害の予防をすることができる。
【0046】
グリシンが甘味料として作用して砂糖の代替物となることから、砂糖の添加に比べて、血糖値の上昇を防止することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an alcohol metabolism-promoting beverage, and more particularly to an alcohol metabolism-promoting beverage utilizing glycine to increase the rate of alcohol disappearance in a living body.
[0002]
[Prior art]
Glycine is a kind of amino acid, and has the smallest molecular weight and the simplest structure. Its chemical formula is NH 2 CH 2 COOH. Glycine has about 60% of the sweetness of sugar and has an antibacterial effect, so it is widely used as a conventional food additive to improve the taste of processed foods (lunches, pickles, and instant foods), improve shelf life, and supplement nutrition. It has been. In addition, as a pharmaceutical use, it is used as a component of a mixed amino acid preparation, to promote creatine synthesis in patients with progressive muscular dystrophy, and to increase peripheral blood flow to patients with obstructive peripheral vascular disorders. Further, since it has a pH buffering action, it is also used as an antacid. As described above, glycine has various uses, and is consumed in a large amount of 14,000 tons annually in Japan.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
At present, some beverages have glycine added together with other amino acids, but the amount of glycine added is as small as 100 mg or less, and none has been developed focusing on promoting alcohol metabolism. In the case of tablet-type health foods, some products contain high levels of glycine, but when taken with taurine, they aim to lower cholesterol and improve liver function, and to assist the effects of taurine. It was not developed for promoting alcohol metabolism.
[0004]
A product focusing on glycine to promote alcohol metabolism has not yet been developed. The present inventors have noticed that glycine promotes alcohol metabolism, and completed the present invention.
[0005]
The present invention has been made under the above circumstances, and provides a new use of glycine, and provides a novel beverage containing glycine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made based on the finding that glycine dramatically increases the rate of ethanol disappearance in vivo, and provides a novel beverage containing glycine. Things.
[0007]
More specifically, the present invention provides the following.
[0008]
(1) An alcohol metabolism promoting beverage containing glycine as an active ingredient, wherein the beverage contains 100 mg or more of glycine per 100 ml of the alcohol metabolism promoting drink.
[0009]
(2) The alcohol metabolism promoting beverage according to (1), which contains 1000 mg or more of glycine per 100 ml of the alcohol metabolism promoting beverage.
[0010]
(3) The alcohol metabolism promoting beverage according to (1) or (2), which contains ethanol.
[0011]
(4) The alcohol metabolism promoting beverage according to (1), (2) or (3), which contains an acidulant.
[0012]
(5) The alcohol metabolism promoting beverage according to (3), which is plum wine.
[0013]
(6) A hangover inhibitor comprising glycine as an active ingredient.
[0014]
(7) The hangover inhibitor according to (6), which is a beverage.
[0015]
(8) A hepatic dysfunction preventive agent containing glycine as an active ingredient.
[0016]
(9) Use of glycine for producing a hangover inhibitor or alcohol metabolism promoting beverage.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The alcohol metabolism promoting beverage of the present invention contains glycine as an active ingredient. Glycine is believed to prevent liver damage associated with low blood flow in the liver and prevent ethanol from reaching the liver by activating glycine's primary ethanol metabolic pathway.
[0018]
Preferably, 100 ml or more of glycine is contained per 100 ml of the alcohol metabolism promoting beverage, and more preferably, 1 g or more of glycine is contained. If the amount is less than 100 mg, the effect of promoting alcohol metabolism cannot be sufficiently obtained. Glycine has a refreshing sweet taste and does not impair flavor when added to any beverage.
[0019]
The beverage preferably contains 20 g or less of glycine per 100 ml of the alcohol metabolism promoting beverage, and more preferably 10 g or less of glycine. When the glycine content exceeds 20 g, the beverage becomes too sweet.
[0020]
The alcohol metabolism promoting beverage may contain a sweetener in order to adjust sweetness. The sweetener may be sugar, and examples of sugar include sugar, glucose, fructose, fructooligosaccharide, and galacto-oligosaccharide. Alternatively, a synthetic sweetener such as aspartame or saccharin may be added instead of sugar.
[0021]
The alcohol metabolism promoting drink may contain an acidulant such as citric acid. Examples of the acidulant include citric acid, DL-malic acid, L-tartaric acid, lactic acid, phosphoric acid, and the like.
[0022]
The alcohol metabolism promoting beverage may be a carbonated beverage. It is easy to drink.
[0023]
The alcohol metabolism promoting drink may be plum wine, chuhai, or cocktail. This is because the active ingredient, glycine, helps prevent a hangover. In addition, when glycine is used as a sweetener, as compared with the case where sugar is used as a sweetener, the blood sugar level does not increase, so that the beverage is good for the body. Also, compared to sugar, it has a less sweet taste and makes it a refreshing drink.
[0024]
The alcohol metabolism promoting beverage may contain a flavor. Examples of the flavor include citrus oil such as lemon, lime, and orange, orange oil, herbal extract, and the like. The fragrance may be a natural fragrance or a synthetic fragrance. Examples of natural flavors include anise oil, angelica oil, allspice oil, orange oil, cassia oil, capsicum oil, guarana extract, cardamom oil, caraway oil, cumin oil, clary sage oil, grapefruit oil, clove oil, coriander oil , Coffee oil, cognac oil, cola nut extract, cinnamon oil, ginger oil, thyme oil, nutmeg oil, peppermint oil, vanilla extract, bitter almond oil, fenugreek oil, fennel oil, pepper oil, peppermint oil, perilla oil, bergamot oil , Mandarin oil, eucalyptus oil, lemon oil, rosemary oil and the like.
[0025]
Examples of synthetic flavors include anethole, allyl caproate, isoamyl acetate, γ-undecalactone, ethyl vanillin, ethyl butyrate, ethyl phenyl glycidate, eugenol, geraniol, diacetyl, cycloten, citral, cinamic aldehyde, terpineol , Δ-decalactone, decanal, nonanal, γ-nonalactone, vanillin, phenylethyl alcohol, furaneol, furfuryl mercaptan, 2-hexenal, 3-hexenol, heliotropin, perilaldehyde, benzaldehyde, maltol, methyl anthranilate, methyl salicylate Menthol, α-yonone, linalool and the like.
[0026]
In the present invention, a hangover inhibitor comprising glycine as an active ingredient is provided. The hangover inhibitor may be a beverage, and preferably contains 100 mg or more of glycine per 100 ml of the beverage. More preferably, the beverage contains 1000 mg or more of glycine per 100 ml of the beverage. The beverage preferably contains the above-mentioned acidulant, and may contain a flavor.
[0027]
The hangover inhibitor may be a tablet, capsule, or powder. Also, it may be in the form of jelly, stick, or plate like health food. Glycine-rich foods in the form of tablets or powder can be used in a small number of times from one container and can be easily used as alcohol metabolism promoting foods. Glycine is preferably contained in the hangover inhibitor in an amount of 1% by weight or more and 98% by weight or less, more preferably 2% by weight or more and 80% by weight or less. For example, it can include about 5% by weight glycine.
[0028]
The preventive agent for liver dysfunction of the present invention also has the same constitution as the hangover preventive agent, and utilizes the function of glycine to promote alcohol metabolism.
[0029]
【Example】
Embodiment 1
To 150 ml of a carbonated nutritional drink, add 2,000 mg of glycine per bottle, add 15 g of sugar, 0.3 g of citric acid as an acidulant, 0.3 ml of mixed fruit flavor as a flavor and carbonated water, and add carbon dioxide gas. The taste was prepared as a 0 vol beverage.
[0030]
As for the effects of the nutritional drinks as described above, the degree of the hangover when attending a banquet after drinking 150 ml of this nutritional drink before drinking, and the week after The degree of hangovers at a banquet without drinking energy drinks was compared. Both parties had the same amount of alcoholic drinks.
[0031]
[Table 1]
[0032]
Embodiment 2
In the carbonated nutritional drink of Example 1, 0.075 g of aspartame was used as a high-intensity sweetener instead of sugar. It does not increase the blood sugar level and is suitable as a beverage to be taken when drinking.
[0033]
Embodiment 3
In a 100 ml carbonated beverage, glycine was contained as high as 5000 mg, citric acid 0.2 g as an acid, lemon flavor 0.2 ml as a flavor, and carbonic acid 2.0 vol were added to adjust the taste. Due to the sweetness of glycine, there was no need to use sugar and moderate sweetness and umami did not resist ingesting it during drinking.
[0034]
The effects of the above-mentioned nutritional drinks or carbonated drinks were evaluated for 10 subjects randomly selected for their age and gender, the degree of hangover when drinking 100 ml of this nutritional drink before drinking and attending a banquet, and A week later, we compared the degree of hangover when we had a banquet without drinking this energy drink. Both parties had the same amount of alcoholic drinks.
[0035]
[Table 2]
[0036]
Embodiment 4
Glycine was used in the field of alcoholic beverages. An alcoholic beverage was prepared in which 5% glycine was added per 100 g of the chuhai beverage instead of sugar and liquid sugar, which are sweeteners contained in the chuhai beverage (alcohol content, 7%). It is a breakthrough as an alcoholic beverage that is less likely to cause a hangover.
[0037]
About the effect of the above-mentioned Zhuhai drink, the degree of the hangover when attending a banquet with this Zhuhai drink and the banquet with a normal Zhuhai drink one week later were given to 10 subjects randomly selected for their age and gender. The degree of hangover was compared. At both parties, the drink volume of Chuhai beverages was the same.
[0038]
[Table 3]
[0039]
Embodiment 5
Glycine was used in the field of alcoholic beverages. Plum wine usually contains sugar and liquid sugar as a sweetener. Instead, a plum wine was prepared by adding 20 g of glycine as a sweetener per 100 g of plum wine. Explaining a specific production method and the like, first, 100 g of shochu having an alcoholic degree of 25 degrees was poured in a state where 20 g of glycine was added to five large plums, and the plum extract was left until the plum extract was sufficiently eluted in the liquid. The obtained plum wine was diluted twice with water and provided to the subject. Such plum wine is unlikely to cause a hangover and is a breakthrough as an alcoholic beverage that does not raise blood sugar levels. Also, in the production of plum wine, the smaller the molecular weight of glycine, the greater the number of moles per unit gram, and the higher the osmotic pressure. Therefore, when producing plum wine using glycine, the plum extract can be sufficiently eluted into the liquid even in a state where the sweetness is suppressed, so it is suitable for plum wine production and sweetness adjustment of plum wine. is there.
[0040]
As to the efficacy of plum wine as described above, the degree of hangover when attending a banquet with this plum wine for 10 subjects randomly selected for their age and gender, and one week later, a normal 25 degree plum wine with water The degree of hangover at a banquet with the two-fold dilution was compared. Both parties had the same amount of plum drink.
[0041]
[Table 4]
[0042]
Embodiment 6
Also, in the field of health food tablets or powdered foods, glycine utilization foods have been devised. As an example, a powdered food containing 100 g of glycine and 1 g of citric acid in a balanced balance of sweet acid and added with 2 g of powdered lemon flavor has high palatability and is expected to be effective against a hangover by ingesting a small amount during drinking. it can. In addition, since glycine dissolves well in water, there is no problem in the state of the powdered food as described above, but in some cases, using a known excipient or the like, a tablet may be prepared according to a conventional method. Good.
[0043]
In this example, for 10 subjects randomly selected for their age and gender, the degree of the hangover when the health food was taken before drinking and attending a banquet, and the health food was taken one week later. Of hangovers when having a banquet without meals. Both parties had the same amount of alcoholic drinks.
[0044]
[Table 5]
[0045]
【The invention's effect】
The alcohol metabolism-promoting beverage of the present invention can promote the metabolism of alcohol by dramatically increasing the rate of disappearance of ethanol in vivo by glycine, thereby preventing hangover and preventing liver dysfunction. .
[0046]
Since glycine acts as a sweetener and substitutes for sugar, an increase in blood sugar level can be prevented as compared with the addition of sugar.
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