JP3544183B2 - 厚肉曲管の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚肉曲管の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、配管用の金属製のエルボは図11に示すようなエルボ本体111を締め付け用のナット112で配管用ブロック113等に取り付けるものが使用されている。エルボ本体111には両端にネジが切ってあり、一方のネジは配管用ブロック113等にねじ込まれナット112にて締め付けられ、他方のネジには図示しない配管が取り付けられる。そして、エルボ本体111は自由にその向きを配管の方に向けてナット112で締め付けることにより固定できる。エルボ本体111には取付時スパナ等でエルボ本体111を固定できるよう平行な平面部111s、111sが設けてある。また、エルボ本体111は略直角に曲がっており配管用ブロック113等からの突出量も少なく配管スペースが少なくてすむ。
【0003】
エルボ本体111の断面は図12に示すように、2つの流体路111d,111dが略直角に交叉している。また、エルボにはネジ加工する必要が有るので削り代を確保する必要も有りエルボの素材は肉厚である。そして、近年の流体機器の高圧化に対応するためエルボの耐圧性を確保する必要が有り、加工後のエルボ本体111の肉厚も厚くなっている。
【0004】
従って、肉厚の金属製パイプを小さな半径で曲げて図12に示すようなエルボ本体111を製造することはパイプがつぶれたりパイプの肉圧が薄くなったりするので困難であるため、金属厚板を切り出して直角エルボの形状としてエルボの素材を作り、その素材の両側からそれぞれドリル加工をして、略直角に交叉した流体路111d,111dを開け、その後両端のネジ加工をして製造している。
【0005】
しかし、このような製造方法では、素材を削る工程が2回のドリル加工と2回のネジ加工となり、加工工程が多く、素材の段取り工程も多くなる。また、ドリル加工により開けた、略直角に交叉した流体路111d,111dの交叉部にはドリル加工によるばりが発生するので、そのばり取り作業を行わなければならないが、ばり取り作業は細い孔の奥のばりを取らなければならないので容易ではなく、時間がかかる。さらに、切削加工が多いために素材を削る量が多く、歩留まりが悪い。従って、製造コストが高くなってしまう。
【0006】
このような課題を解決する為に、出願人は特開2000−343136号公報に記載された厚肉曲管の製造装置を提案している。この装置は、図10に示すように、押し金型212と、一対の下型221,222をガイドする円弧状のガイド面211aを有する上ガイド211とを有する上金型210を備え、円弧状の摺動面220c,220cを有する一対の下型221,222を備え、一対の下型221,222を載置するスライド面230a,230aを有する下ガイド230とを備え、上金型210の下降に連動して一対の下型221,222の円弧状の摺動面220c,220cがそれぞれ上金型210の上ガイド211の円弧状のガイド面211aに沿って当接しながら摺動すると同時に一対の下型221,221の下端部220f,220fがそれぞれ下ガイド230のスライド面230a,230aに沿って当接しながら摺動することで一対の下型221,222が互いに向き合ってそれぞれ回動可能とした構成としている。
【0007】
この装置によると、一対の下型221,222は上金型210の円弧状のガイド面211aに沿って互いに向き合って回動の中心O1を持って回動するので、曲げ開始時と曲げ加工終了時とでの厚肉パイプ素材111aの両端面と回動の中心O1との距離の変化が少なくなり寸法のばらつきの少ない厚肉曲管である厚肉エルボ素材が成形できる。
【0008】
その結果、厚肉パイプを切ってエルボ用の素材とすることができるので、鍛造した素材を準備する必要も無く、また、厚肉パイプを使用できるので、流体路を形成するための細い孔明け加工は不要となり、また、従来行っていたドリル孔の交叉部のばり取りも不要となる。さらに、外形が丸い厚肉パイプであるのでネジ加工の削り代も少なくなる。従って、専用のドリルが不要となり、ドリル加工及びばり取り加工が不要となり、ネジ加工の切削量が少ないため、大幅な加工時間の短縮、工具コストの低減、材料の歩留まりの改善が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この装置の上ガイド211は円弧状のガイド面211aを有しているため、上ガイド211を製作するにはブロックを削って円弧状のガイド面211aを加工しなければならず、加工量が多く、又加工が複雑となり、その結果、加工コストが高くなってしまう。また、上ガイド211はブロック状のため重量が大きく、取扱が不便である。さらに、一対の下型221,222の円弧状の摺動面220c,220cがそれぞれ上金型210の上ガイド211の円弧状のガイド面211aに沿って当接しながら摺動するので、長期に使用すると摺動面220c,220c及び円弧状のガイド面211aが摩耗したり、焼付いたりする。
【0010】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、簡単な構造で製作コストが低く、耐久性が有り、さらに、厚肉のパイプ材を用いて寸法精度の高い配管用エルボ素材を製造できる厚肉曲管の製造装置、及びその製造装置を用いた厚肉曲管の製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、押し金型と一対の下型を有する下金型とを備える厚肉曲管の製造装置であって、前記一対の下型を上方に付勢する付勢手段と、固定部に固着された被噛合い手段と噛合う噛合い手段を有し、前記付勢手段により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設される一対の下型とを備え、前記一対の下型は、成形時、前記押し金型の下降により下方に押圧され、前記噛合い手段が前記被噛合い手段と噛合って前記初期位置から互いに向き合って前記押し金型の下降に従動する中心点廻りに回動して成形が行われ、成形後、前記押し金型の上昇と共に、前記付勢手段によって上方に付勢され、前記噛合い手段が前記被噛合い手段と噛合って互いに向き合って前記押し金型の上昇に従動する中心点廻りに回動して前記初期位置に復帰する構成としている。
【0012】
第1の発明によると、厚肉曲管の製造装置は簡単な構造であるので、製作コストが低く、耐久性が有る。さらに、寸法精度の高い厚肉エルボ素材を製造できる。
【0013】
第2の発明は、第1の発明において、一対の下型に被成形材の長手方向両端面に当接するストッパを設けた構成としている。
【0014】
第2の発明によると、第1の発明の効果に加えて、押し金型と、下金型と、下金型のストッパとにより設定された長さとなるように厚肉パイプ素材を拘束して曲げ加工を行うので正確な寸法の厚肉エルボ素材が成形できる。
【0015】
第3の発明は、第1、又は第2の発明において、被成形材の側面を押す側面プレス装置を設けた構成としている。
【0016】
第3の発明によると、第1、又は第2の発明の効果に加えて、側面プレス装置が、側面型が厚肉パイプ素材の側面を押すので、厚肉パイプ素材の中央部両側にスパナのかかる平面部を形成することができる。
【0017】
第4の発明は、厚肉曲管の製造方法であって、固定部に固着された被噛合い手段と噛合う噛合い手段を有し、付勢手段により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設された一対の下型を備えた下金型に、所定長さの金属製厚肉パイプ素材を載置し、次に押し金型を下降させて、金属製厚肉パイプ素材の長手方向中間部を押すことにより、一対の下型が、噛合い手段と前記被噛合い手段とが噛合って互いに向き合って前記押し金型の下降に従動する中心点廻りに回動し、所定の寸法の厚肉エルボ素材を成形する方法としている。
【0018】
第4の発明によると、簡単な構造で製作コストが低く、耐久性が有る製造装置を用いるので、厚肉のパイプ材を用いた寸法精度の高い厚肉エルボ素材の製造コストを低くできる。
【0019】
第5の発明は、第4の発明において、一対の下型に備えた、被成形材の長手方向両端面に当接するストッパにより金属製厚肉パイプ素材の両端面を拘束する方法としている。
【0020】
第5の発明によると、第4の発明の効果に加えて、押し金型と下金型と下金型のストッパとにより設定された寸法となるように厚肉パイプ素材を拘束して曲げ加工を行うので正確な寸法の厚肉エルボ素材が成形できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図を参照しながら説明する。
図1は厚肉曲管の製造装置の正面図である。図2は図1を上から見た平面図である。図3は図2のAA断面図である。図4は後述する一対の下型21,22とガイドブロック31,31の位置関係を示した図である。図5は図1のBB断面図である。
【0022】
押し金型取付プレート11には押し金型12が図示しないボルトで取り付けられている。押し金型取付プレート11はプレス等のラム80の下端に取り付けられ、昇降自在となっている。図3に示すように、押し金型12の下端部に設けられた突起部12bには、後述する厚肉エルボ素材111bの外形に合わせた断面円弧状の溝12a,12aを垂直中央線Xの両側に対称に設けている。断面円弧状の溝12a,12aは突起部12bの先端部を頂点として厚肉エルボ素材111bの曲げ角度に応じた角度α、例えば90度に連成してある。そして、断面円弧状の溝12a,12aの頂点部には厚肉エルボ素材111bに成形時の傷が付かない程度の微少な半径R01、例えば2mmのアール面を形成してある。押し金型12の下端部には、図2に示すように、押し金型12の前方側と後方側にそれぞれ設けられた側面プレス装置60との干渉を逃げるための円弧状の切欠き部12cが設けられている。
【0023】
図3に示すように、下金型20は一対の下型21,22を有している。一対の下型21,22は略扇形状をしており、そのそれぞれの端面21g,22gが垂直中央線X上で当接している。一対の下型21,22には、それぞれ垂直中央線Xに中心O1を持つ半径R1a,R1aの円弧状の転動面20c,20cが設けられている。中心O1は後述する厚肉パイプ素材111aの軸方向中心線YY上に有る。
【0024】
円弧状の転動面20c,20cはガイドブロック31,31のガイド面31a,31aに当接している。図4の(a)は一対の下型21,22とガイドブロック31,31の位置関係を示した正面図である。図4の(b)は図4の(a)を上から見た平面図である。図4の(c)は図4の(a)を左から見た側面図である。一対の下型21,22の円弧状の転動面20c,20cの両側には円弧ラック25,25が図示しないボルトにより取り付けられている。円弧ラック25,25には歯が形成された円弧ラック部25aを有しており、歯車の一部を取り出した形状としている。円弧ラック25,25の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中心は、垂直中央線X上の前記中心O1であり、中心O1は後述する厚肉パイプ素材111aの軸方向中心線YY上に有る。ガイドブロック31,31のガイド面31aの両側には直線ラック35,35が図示しないボルトにより取り付けられている。直線ラック35,35は歯が形成された直線ラック部35aを有している。これら円弧ラック部25aの歯と直線ラック部35aの歯はお互いに噛み合うものであれば、爪とチェーンでも、どのような形状のものでも良い。このように、円弧ラック25,25と直線ラック35,35はお互いに噛み合った噛合い手段30を構成しており、これにより後述するように一対の下型21,22が垂直中央線Xに近づくようにお互いに向き合って回動しても、円弧ラック25,25の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中心は、垂直中央線Xの中心O1であるので、中心O1は垂直中央線X上を移動することになる。
【0025】
噛合い手段30である円弧ラック25,25、直線ラック35,35は共に、プレートを加工して製作すれば良いので、加工量が少なくて済む。従って、製作コストが低くなる。そして、プレート状の円弧ラック25,25、直線ラック35,35を下型21,22や、ガイドブロック31,31に取付れば良いので、構造が簡単になるし、また、プレート状の円弧ラック25,25、直線ラック35,35は重量が小さくなるので取り扱いも便利である。さらに、円弧ラック25,25、直線ラック35,35は歯が噛合うので摺動部分が無く、摩耗したり、焼付いたりすることが少なく、耐久性が高い。
【0026】
図4に示すように、一対の下型21,22は下型本体部21a,22aと、パイプ型21b,22bとより構成されている。一対の下型21,22の上部には成形後の厚肉エルボ素材111bの外形に合わせた断面円弧状の溝20a,20aを備えたパイプ型21b,22bが、パイプ型21b,22bの凸部21d,22dを下型本体部21a,22aの溝部21c,22cに嵌合してそれぞれ設けられている。パイプ型21b,22bの端部には、上ガイド11の前方側と後方側にそれぞれ設けられた側面プレス装置60との干渉を逃げるための円弧状の切欠き部21e,22eがそれぞれ設けられている。
【0027】
ガイドブロック31,31はベースフレーム34に図示しないボルトにより固定されたブロック32,32との間に挿入されたテーパピン33,33により垂直中央線Xに向かって押されて、固定されている。ガイドブロック31,31は図4の(a)の正面図ではL字状であり、ガイドブロック31,31の下部31bがガイド面31aから離れる水平方向に伸びており、下部31bの上面をベースフレーム34に図示しないボルトにより固定されたスライドガイド36が当接している。図3に示すテーパピン33,33を抜くとガイドブロック31,31の下部31bがスライドガイド36に沿って摺動し、ガイドブロック31,31は垂直中央線Xから離れる方向に移動できる。従って、テーパピン33、33を抜くと、一対の下型21,22がガイドブロック31,31から離れ、噛合い手段30である円弧ラック25,25と直線ラック35,35との噛合いが外れ、一対の下型21,22を容易に取り外すことができる。
【0028】
一対の下型21,22の上部で、かつ溝20a,20aの延長線上の端部には、載置した厚肉パイプ素材111aの端面に当接させるための後述する第1ストッパ51と第2ストッパ52とを挿入する孔20e,20eがそれぞれ設けられている。孔20e,20eにはネジが設けられ、第1ストッパ51と第2ストッパ52のネジ部と噛み合わされ、第1ストッパ51と第2ストッパ52は回転させることで、それぞれ長手方向に移動できるようになっている。
【0029】
ストッパ50は第1ストッパ51と第2ストッパ52とを有しており。第1ストッパ51と第2ストッパ52とのそれぞれの一方の端面は平面状の端面51a,52aである。
【0030】
第1ストッパ51と第2ストッパ52とはそれぞれの長さLs1,Ls2を、それぞれの平面状の端面51a,52aの垂直中央線Xからの水平方向位置がそれぞれ成形後の厚肉エルボ素材111bの後述する寸法LE1,LE2に応じた所定の位置になるように決めてある。また、ストッパ50は一対の下型21,22に前記平面状の端面51a,52aと同等の端面を一体的に形成しても良い。
【0031】
ベースフレーム34のベースプレート34aの下方にはサポートプレート41が配置されている。サポートプレート41の中央部上面には下部サポート42がその下部のネジにより取り付けられ、下部サポート42はベースプレート34aを上下摺動可能に貫通してベースプレート34aの上方に突出している。サポートプレート41は長方形のプレートであり、その4隅部にサポートロッド43がそれぞれ固着されている。4本のサポートロッド43はそれぞれ、ベースプレート34aを上下摺動可能に貫通してベースフレーム34aの上方に突出し、さらに押し金型取付プレート11の長方形のプレート部分の4隅部を貫通している。
【0032】
押し金型取付プレート11の長方形のプレート部分の4隅部にはそれぞれバネ筒44が配置されている。バネ筒44の上部外周部には鍔44aが設けられ、押し金型取付プレート11の長方形のプレート部分の4隅部の段付き穴11aにはまり込んで、落下しないようになっている。バネ筒44の下部には、ばね受け部44bが設けられ、サポートスプリング45を受けている。
【0033】
サポートロッド43はバネ筒44の下部の孔を上下摺動可能に貫通して上部にダブルナット43aを設け、ワッシャ43bを介してサポートスプリング45によって上方に付勢されている。サポートスプリング45のバネ力は、一対の下型21、22と、第1ストッパ51と、第2ストッパ52と、サポートプレート41と、下部サポート42と、4本のサポートロッド43と、後述する厚肉パイプ素材111aとを合わせた重量による下向きの力に抗してサポート42を上方に付勢するバネ力に設定してある。図3はラム80を上方に引き上げた状態であるが、この状態では、サポートプレート41はスプリング45の力により上方に引き上げられ、ベースプレートの下面34aに当接した状態となっている。また、この状態では下部サポート42の上部角部42a,42aが一対の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一対の下型21,22が下方に下がらないように支持している。
【0034】
図1のBB断面図である図5に示すように、押し金型12の両側に配置された、側面プレス装置60,60は、それぞれ、側面型61と、側面ガイド62と、ガイドカバー63とを有している。側面型61は側面ガイド67の前後側面に設けられた側面プレス孔67gに挿入され、側面プレス孔67gのネジ部にねじ込まれたプラグ65により側面ガイド67より抜け出さないように取り付けられている。側面プレス孔67gには側面スプリング66が側面プレス孔67gの段部67hと側面型61の鍔部61aとの間で圧縮されて挿入され、側面型61を側面ガイド67の外側方向に向かって付勢している。
【0035】
側面ガイド62には下方に向かって側面ガイド67に近づくような斜面62aが設けられている。側面ガイド62は図示しないボルトにより側面サポート64に取り付けられている。側面サポート64には両側にガイドカバー63が図示しないボルトにより取り付けられている。側面サポート64はベースフレーム34に図示しないボルトにより取り付けられている。側面型61の外側端面61bは上下方向の傾斜面となっており、側面型61の外側端部には両側に平面部61cが設けられている。側面型61の内側端面61dは後述するように、パイプ素材111aの側面を押し、パイプ素材111aの中央部両側にスパナのかかる平面部111S,111Sを形成することができるように垂直な平面となっている。
【0036】
側面ガイド67は下方に向かって、ベースフレーム34のベースプレート34aを上下摺動可能に貫通し、さらにサポートプレート41を上下摺動可能に貫通しており、側面ガイド鍔67aによりサポートプレート41の下面に引っかかり、上に抜けないようになっている。側面ガイド67は下面から上方に向かってスプリング室67bを有し、内部には側面スプリング68が挿入されている。側面スプリング68はベースフレーム34の下部ベースプレート34bの上面に設けられ、側面ガイド67を上方に付勢して押し上げている。
【0037】
次に、厚肉パイプ素材111aの成形方法に従い、実施形態の作用を説明する。
まず、図6の(a)に示すような被成形材である金属製の厚肉パイプ素材111a(以後、パイプ素材111aと呼ぶ)を長手方向に直角に所定の長さLE0で切り出す。そして、図7の(a)に示すようにプレス等のラム80を上昇端位置に固定し、押し金型12が上昇位置にある状態で下型20にパイプ素材111aを載置する。この状態では、下型21,22はそのそれぞれの端面21g,22gが垂直中央線X上で当接し、円弧ラック25,25と直線ラック35,35はお互いに噛み合っており、また、下部サポート42の上部角部42a,42aが一対の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一対の下型21,22が下方に下がらないように支持している。
【0038】
これにより一対の下型21,22は安定した状態となっている。従って、下金型20が動かないので、パイプ素材111aを容易にセットできる。また、押し金型12の先端部分は下金型20の上方に有り、押し金型12の先端部分と下金型20との間には、下金型20にパイプ素材111aを載置するのに十分な空間が有る。
【0039】
次に、第1ストッパ51と第2ストッパ52とを回転してねじこみ、第1ストッパ51と第2ストッパ52との平面状の端面51a,52aをパイプ素材111aの両端面と当接させパイプ素材111aを固定する。この場合、第1ストッパ51と第2ストッパ52のどちらか一方をあらかじめ所定位置にセットしておき、他方を回転させてパイプ素材111aを固定しても良い。
【0040】
次に図7の(b)に示すようにプレス等のラム80を下降させて押し金型12を下降させると、押し金型12の突起部12bはパイプ素材111aの長手方向中間部に当接する。そして、下金型20の一対の下型21,22の円弧ラック25,25と直線ラック35,35がお互いに噛み合いながら、一対の下型21,22はそれぞれ逆方向に垂直中央線Xに近づくように、中心O1を中心として回動し、押し曲げを開始する。一対の下型21,22の円弧状の転動面20C,20Cは、ガイドブロック31,31のガイド面31a,31aを転動し、一対の下型21,22のそれぞれからの力を受けることになる。
【0041】
一対の下型21,22の円弧ラック25,25の円弧ラック部25aのピッチ半径RLpの中心と一対の下型21,22の転動面20c,20cの半径R1aの中心O1とは一致しているので、後述するように一対の下型21,22はその転動面20c,20cが円弧状の転動面20c,20cはガイドブロック31,31のガイド面31a,31aに沿って当接しながら転動し、中心O1を中心としてスムーズに回動することができる。中心O1は垂直中央線X上を下降する。
【0042】
そして、図7の(c)に示すようにプレス等のラム80をさらに下降させて押し金型12を下降すると、それに連動して、下金型20の一対の下型21,22の円弧ラック25,25と直線ラック35,35がお互いに噛み合いながら、一対の下型21,22はそれぞれ逆方向に中心O1を中心とした円弧に沿って回動し、下金型20の一対の下型21,22のそれぞれの転動面20c,20cはガイドブロック31,31のガイド面11aに沿って当接しながら転動する。すると、下金型20の一対の下型21,22はそれぞれ垂直中央線X上に回動の中心O1を持つように互いに向き合って、上面どうしのなす相対角度が小さくなるように回動する。
【0043】
さらに、押し金型12を下降すると図7の(d)に示すように下金型20の一対の下型21,22の下面20g,20gがベースフレーム34の上面34bと当接する。すると、押し金型12はベースフレーム34の上面34bがストッパとなって、下降を停止する。
【0044】
また、パイプ素材111aの中心線Yは曲げ開始時には図7の(b)に示すように、回動の中心O1を通っており、曲げが進行すると図7の(d)に示すように回動の中心O1を境として、中心O1近傍で微少な半径R0、例えば12mmを持つ曲線Sとなって曲がって行き、中心線Y1につながり、曲り角度が直角に近づいて行く。この際、中心線Yと中心線Y1とはその交点を中心O1として中心線Yと中心線Y1との挟角が小さくなるように回動して行く。
【0045】
パイプ素材111aは曲げ加工により押し金型12によって押されてつぶされると、中心線Y及び中心線Y1よりも上側にあるパイプ素材111aの長手方向中央部の肉は圧縮され、中心線Y及び中心線Y1よりも下側にあるパイプ素材111aの長手方向中央部の肉は引張られる。そのため、圧縮側の肉は中心線Y及び中心線Y1より下側の引張側に移動しようとするが下金型20の断面円弧状の溝20a,20aがあるため拘束されて行き場所が無くなり、パイプ素材111aの長手方向に移動しようとする。
【0046】
すると、パイプ素材111aは長手方向に伸びようとするが、パイプ素材111aの両端面は第1ストッパ51と第2ストッパ52との平面状の端面51a,52aはパイプ素材111aの両端面のストッパとして働き、パイプ素材111aの肉の移動を制限する。
【0047】
従って、図7の(d)に示すようにパイプ素材111aはその中心線が中心線Yから曲線Sとなって中心線Y1となるよう曲げ加工され、その結果、パイプ素材111aは図6の(b)に示すような、その中心線が中心線Yから中心線Yと中心線Y1との交点OE1近傍で半径R0の曲線Sとなって中心線Y1につながり、よって、所定の曲げ角度αを持ち、かつ両端面から、中心線Yと中心線Y1との交点OE1までの長さが所定長さのLE1、LE2となるような、厚肉エルボ素材111bに成形加工される。なお、曲げ加工の際には中心線Yと中心線Y1との交点OE1は前記の回動の中心O1と一致している。
つまり、パイプ素材111aは第1ストッパ51と、第2ストッパ52とにより定まる寸法に正確に成形されることになる。
【0048】
押し金型12が下降すると、側面プレス装置60は図8に示すように、側面型61の先端が押し金形12により下方に押され、側面型61の外側端面61bは、側面型61の側面ガイド62の斜面62aに接触して内側方向へ押される。すると側面型61の端面61aがパイプ素材111aの側面を押すので、パイプ素材111aの中央部両側にスパナのかかる平面部111S,111Sを形成することができる。側面型61の外側端部の両側の平面部61cが、側面サポート64の両側に取り付けられたガイドカバー63に当たるので、側面型61は回転することなく摺動しながら下降する。
【0049】
次に、ストッパ50の第1ストッパ51と第2ストッパ52とを回転して緩め、第1ストッパ51と第2ストッパ52との平面状の端面51a,52aをパイプ素材111aの両端面から離す。この場合、第1ストッパ51と第2ストッパ52のどちらか一方を緩めても良い。
【0050】
次に、プレス等のラム80を上昇させ押し金型12を上昇して図7の(e)に示す状態にする。この状態では押し金型12が上昇し、それに連動して下部サポート42が一対の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一対の下型21,22を上方に押し上げ、下部サポート42の上部角部42a,42aが一対の下型21、22の下面20g,20gに当接して、一対の下型21,22が下方に下がらないように支持し、これにより一対の下型21,22は安定した状態となる。次に、成形後の厚肉エルボ素材111bを、取り出す。
【0051】
なお、パイプ素材111aは加熱処理を施した後に下金型20に載置して曲げ加工を行っても良い。
【0052】
従って、厚肉のパイプ素材111aは押し金型12と下金型20の一対の下型21,22と、第1ストッパ51と、第2ストッパ52とにより拘束され成形されるので所定の寸法及び形状の厚肉エルボ素材111bに正確に成形できる。
【0053】
また、曲げ加工の際、パイプ素材111aの中心線Yと中心線Y1の交点は下金型20の一対の下型21,22の回動中心となる中心O1上にある。従って、一対の下型21,22とパイプ素材111aの中心線Y上と中心線Y1上とでの長手方向の相対位置は下金型20の一対の下型21,22が回動しても変化することはない。
【0054】
つまり、一対の下型21,22が回動する際に、押し金型12の押し付け力により、パイプ素材111aは下金型20の一対の下型21,22に押し付けられパイプ素材111aと下金型20の一対の下型21,22との間には摩擦力が働き、その摩擦力はパイプ素材111aの両端面位置と中心O1との距離が変化しない様に働く。
【0055】
従って、パイプ素材111aの両端面は中心O1に対して前記摩擦力の範囲で拘束され、曲げ加工によって生ずる曲げ開始時と曲げ加工終了時とでのパイプ素材の寸法変化が少ないので、ストッパ50である、第1ストッパ51と第2ストッパ52とを設けなくても中心線Yと中心線Y1との交点OE1から両端面までそれぞれの所定の長さLE1,LE2の寸法のばらつきの少ない厚肉エルボ素材111bが成形できる。
【0056】
また、押し金型12の下降ストロークを調整することでパイプ素材111aの曲げ角度αを任意に設定することも可能である。従って、直角の厚肉エルボ素材111bだけでなく、例えば、曲げ角度αが45度又は60度の曲げ角度の厚肉エルボ素材111bを製造でき、1種類の金型で多種類の厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0057】
また、図9に示すように、ベースフレーム34に上面34SJが傾斜した、曲げ角度設定用の曲げ角度設定ストッパ34S,34Sを設けても良い。これにより、押し金型12を下降すると下金型20の一対の下型21,22の下面20g,20gがベースフレーム34の曲げ角度設定ストッパ34S,34Sの上面34SJ,34SJと当接する。すると、押し金型12は曲げ角度設定ストッパ34S,34Sがストッパとなって、下降を停止する。曲げ角度設定ストッパ34S,34Sを曲げ角度に応じて複数種類用意しておき、交換すれば、パイプ素材111aの曲げ角度αを所定の曲げ角度に設定することも可能である。
【0058】
また、長さLs1,Ls2をそれぞれ違えた複数の第1ストッパ51と、第2ストッパ52とを適宜に選択して使用することで厚肉エルボ素材111bの所定の長さLE1,LE2の寸法を任意に設定することも可能である。従って、第1ストッパ51、又は第2ストッパ52を交換するだけで1種類の金型により多種類の厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0059】
本発明の厚肉曲管の製造装置及び製造方法により、材質が高炭素鋼である直径20mmで肉厚が7mmの厚肉のパイプ材を長さ60mmで切り出してパイプ素材111aとし、パイプ素材111aの曲げ部を約摂氏1000度に熱処理をした後に曲げ角度90度で曲げ加工を行ったところ内径部のつぶれもほとんど無く所定の長さLE1が35mm、LE2が25mmの正確な寸法で良好に成形された厚肉のエルボ素材111bが得られた。
【0060】
以上説明したように、本発明の厚肉曲管の製造装置は、噛合い手段30である円弧ラック25,25、直線ラック35,35を共に、プレートを加工すれば良いので、加工量が少なくて済み、製造装置の製作コストが低くなるし、この製造装置による厚肉曲管の製造方法であれば、厚肉曲管である厚肉のエルボ素材111bの製造コストが低くなる。そして、プレート状の円弧ラック25,25、直線ラック35,35を下型21,22や、ガイドブロック31,31に取付れば良いので、構造が簡単になるし、また、プレート状の円弧ラック25,25、直線ラック35,35は重量が小さくなるので取り扱いも便利である。さらに、円弧ラック25,25、直線ラック35,35は歯車が噛合うので摺動部分が無いので摩耗したり、焼付いたりすることが少なく、耐久性が高い。つまり、本発明の厚肉曲管の製造装置は、簡単な構造で製作コストが低く、耐久性が有り、さらに、厚肉のパイプ材を用いて寸法精度の高い配管用エルボ素材を製造できる。
【0061】
また、押し金型12と、下金型20と、下金型のストッパ50とにより設定された長さとなるようにパイプ素材111aを拘束して曲げ加工を行うので正確な寸法の厚肉エルボ素材111bが成形できる。
【0062】
その結果、厚肉パイプを切ってエルボ用の素材とすることができるので、鍛造した素材を準備する必要も無く、また、厚肉パイプを使用できるので、流体路を形成するための細い孔明け加工は不要となり、また、従来行っていたドリル孔の交叉部のばり取りも不要となる。さらに、外形が丸い厚肉パイプであるのでネジ加工の削り代も少なくなる。従って、専用のドリルが不要となり、ドリル加工及びばり取り加工が不要となり、ネジ加工の切削量が少ないため、大幅な加工時間の短縮、工具コストの低減、材料の歩留まりの改善が可能となる。
【0063】
また、成形された厚肉エルボ素材111bの孔は従来のような交叉したドリル孔ではなく滑らかに曲った孔であるのでエルボを通る流体の圧力損失も低減できる。
【0064】
また、押し金型12の下降ストロークを調整することにより曲げ角度αが任意に設定できるので曲げ角度αが異なった多種類の厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0065】
また、下金型20の一対の下型21,22は下部サポート42により安定して支持されているので、下型21,22が動かず、従って、厚肉パイプ素材111aをセットしやすく、又厚肉エルボ素材111bを取り出しやすいので、効率よく厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0066】
また、パイプ素材111aは第1ストッパ51と、第2ストッパ52とで定まる寸法の厚肉エルボ素材111bに正確に成形加工される。
【0067】
また、第1ストッパ51と第2ストッパ52とを長さが異なるものに交換することで1種類の金型で異なった寸法の多種類の厚肉エルボ素材111bが製造できる。
【0068】
さらに、側面プレス装置60の側面型61の端面61aがパイプ素材111aの側面を押すので、パイプ素材111aの中央部両側にスパナのかかる平面部111S,111Sを形成することもできる。従って、必要に応じて、スパナを確実に平面部111s,111sにかけて組み立てできる組み立て性を更に向上させた厚肉エルボ素材111bを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厚肉曲管の製造装置を示す正面図である。
【図2】本発明の厚肉曲管の製造装置を示す平面図である。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】一対の下型とガイドブロックの位置関係を示した図である。
【図5】図1のBB断面図である。
【図6】厚肉エルボの素材形状を示す図である。
【図7】本発明の厚肉曲管の製造装置を使用した加工工程を示す説明図である。
【図8】本発明の厚肉曲管の製造装置を使用した加工工程を示す説明図である。
【図9】本発明の厚肉曲管の製造装置の他の実施の形態を示す断面図である。
【図10】従来の厚肉曲管の製造装置を示す説明図である。
【図11】従来の配管用エルボを示す説明図である。
【図12】従来の配管用エルボを示す断面図である。
【符号の説明】
12…押し金型、20…下金型、21,22…下型、30…噛合い手段、50…ストッパ、60…側面プレス装置、111a…厚肉パイプ素材、111b…厚肉エルボ素材。
Claims (5)
- 押し金型(12)と一対の下型(21,22)を有する下金型(20)とを備える厚肉曲管の製造装置であって、
前記一対の下型(21,22)を上方に付勢する付勢手段(42)と、
固定部(34)に固着された被噛合い手段(35)と噛合う噛合い手段(25)を有し、前記付勢手段(42)により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設される一対の下型(21,22)と
を備え、
前記一対の下型(21,22)は、成形時、前記押し金型(12)の下降により下方に押圧され、前記噛合い手段(25)が前記被噛合い手段(35)と噛合って前記初期位置から互いに向き合って前記押し金型(12)の下降に従動する中心点廻りに回動して成形が行われ、成形後、前記押し金型(12)の上昇と共に、前記付勢手段(42)によって上方に付勢され、前記噛合い手段(25)が前記被噛合い手段(35)と噛合って互いに向き合って前記押し金型(12)の上昇に従動する中心点廻りに回動して前記初期位置に復帰する
ことを特徴とする厚肉曲管の製造装置。 - 請求項1記載の厚肉曲管の製造装置において、
一対の下型(21,22)に被成形材の長手方向両端面に当接するストッパ(50)を設けた
ことを特徴とする厚肉曲管の製造装置。 - 請求項1又は2記載の厚肉曲管の製造装置において、
被成形材の側面を押す側面プレス装置(60)を設けた
ことを特徴とする厚肉曲管の製造装置。 - 厚肉曲管の製造方法であって、
固定部(34)に固着された被噛合い手段(35)と噛合う噛合い手段(25)を有し、付勢手段(42)により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設された一対の下型(21,22)を備えた下金型(20)に、所定長さの金属製厚肉パイプ素材(111a)を載置し、次に押し金型(12)を下降させて、金属製厚肉パイプ素材(111a)の長手方向中間部を押すことにより、一対の下型(21,22)が、噛合い手段(25)と前記被噛合い手段(35)とが噛合って互いに向き合って前記押し金型(12)の下降に従動する中心点廻りに回動し、所定の寸法の厚肉エルボ素材(111b)を成形する
ことを特徴とする厚肉曲管の製造方法。 - 請求項4記載の厚肉曲管の製造方法において、
一対の下型(21,22)に備えた、被成形材の長手方向両端面に当接するストッパ(50)により金属製厚肉パイプ素材(111a)の両端面を拘束する
ことを特徴とする厚肉曲管の製造方法。
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