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JP3542225B2 - 半導体装置 - Google Patents

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JP3542225B2
JP3542225B2 JP06245496A JP6245496A JP3542225B2 JP 3542225 B2 JP3542225 B2 JP 3542225B2 JP 06245496 A JP06245496 A JP 06245496A JP 6245496 A JP6245496 A JP 6245496A JP 3542225 B2 JP3542225 B2 JP 3542225B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体メモリに関わるものであり、特にセンスアンプに必要なタイミングマージンを低減し、メモリを高速化するのに有効な回路技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体メモリでは、メモリセルから読みだされたデータを増幅するセンスアンプを活性化させるタイミングは、メモリセルからデータが読みだされるタイミングの後に設定される。この理由は、メモリセルからデータが読み出される前にセンスアンプが活性化されると、センスアンプ自体のオフセット電圧などにより、出力端子に誤ったデータが出力されてしまうためである。メモリセルからデータが読みだされるタイミングは、温度、電源電圧、プロセス等のバラツキにより変動するため、センスアンプ活性化タイミングは、メモリセルのデータ読み出しタイミングから一定のマージンを持たせて設定されている。
【0003】
このマージンの設定方法の従来例として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)では、例えば図2に示すような、ダミービット線DBLを設け、その信号に基づいてセンスアンプ活性化信号S(ACT)を発生する構成が用いられている。なお、センスアンプ活性化信号S(ACT)の(ACT)は、図中ではSの横に小さめの文字でACTと直接記載している。以下、明細書中のこの記載と図中の記号の関係はここで述べた関係があるものとする。このような構成は、例えば、特開平7−93972号公報に記載されている。
【0004】
また、図3は、この従来例の動作波形を示している。この回路は、nMOSトランジスタQ5のソースにキャパシタC1が、nMOSトランジスタQ6のソースにキャパシタC2が接続されて構成されているメモリセルが配置され、nMOSトランジスタQ5とQ6のゲ−トにはそれぞれワード線WL1,WL3が、ドレインにはビット線BLが接続されている。また、nMOSトランジスタQ1〜Q3は、ドレインがVDDに、ソースがダミービット線DBLに、ゲ−トがワード線WL1からWL3にそれぞれ接続され、nMOSトランジスタQ4は、ソースがグランドに、ドレインがダミービット線DBLに、ゲ−トはチップ活性化信号T(ACT)に接続されている構成になっている。コンパレータCMPには、ダミービット線DBLと、基準電位V(BS)が入力され、センスアンプ活性化信号S(ACT)を出力している。
【0005】
この構成において、最初、チップが活性化されていないときは、チップ活性化信号T(ACT)がHレベルになっており、MOSトランジスタQ4が導通し、ダミービット線DBLはLレベルに保持されている。チップが活性化され、T(ACT)がLレベルになるとMOSトランジスタQ4がOFFし、ダミービット線はLレベルのままフローティング状態になる。
【0006】
ここで、ワード線の内の1本、例えばWL1が選択され、その電位がHレベルになると、トランジスタQ5が導通、つまり、メモリセルが選択され、ビット線BLにはメモリセルのデータに応じた信号が出力され始める。この時、MOSトランジスタQ1も導通し、ダミービット線はQ1によりHレベルに引き上げられる。このダミービット線の電位V(DBL)が、基準電位であるV(BS)と同じになったときに、コンパレータCMPは、センスアンプ活性化信号を選択状態に切り換える。以上の動作より、センスアンプ活性化信号のタイミングは、ビット線にデータが出力され始めるタイミングに補償される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法をSRAM(Static Random Access Memory)に適用しようとすると、次のような問題が生じる。
【0008】
従来例では、MOSトランジスタQ1とQ5のゲ−ト長、ゲ−ト幅の関係については述べられていない。従って、プロセスバラツキ等により、Q1とQ5の特性が独立にばらつく可能性がある。例えば、Q1のゲ−ト長がQ5のゲ−ト長よりも短い場合に、ゲ−ト長が小さくなるようにばらつくと、Q1のコンダクタンスの増加量は、Q5のコンダクタンスの増加量より大きくなる。従って、DBLの放電時間が小さくなるのに対し、BLの放電時間はそれほど小さくならない。すなわち、従来例では、BLとDBLの充放電時間の補償ができていなかった。
【0009】
ところで、SRAMでは、上記ビット線BL、ダミービット線DBLの充放電時間がアクセス時間に占める割合が大きいため(例えば、1995年電子情報通信学会ソサイエティ大会、C−514参照)、この充放電時間のバラツキがセンスアンプ活性化タイミングに与える影響が大きい。
【0010】
本発明の第1の目的は、ダミービット線の充放電時間がビット線の充放電時間を補償するようなセンスアンプ活性化信号を発生させる回路構成を提供するものである。
【0011】
本発明の第2の目的は、ダミービット線の充放電時間がビット線の充放電時間を補償するようにした上記回路の遅延時間のバラツキを低減するために、ダミービット線の信号振幅をビット線の信号振幅より大きくし、このダミービット線の信号から直接、センスアンプ活性化信号を発生させるようにした回路構成を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する手段として、本発明が明示している代表的なものを以下に示す。
【0013】
(1)メモリセルから読みだされたデータを増幅するセンスアンプを活性化する信号を、ダミービット線の信号に基づいて発生させる構成の半導体メモリに於いて、上記ダミービット線にダミーメモリセルを接続する。
【0014】
(2)メモリセルから読みだされたデータを増幅するセンスアンプを活性化する信号を、ダミービット線の信号に基づいて発生させる構成の半導体メモリに於いて、上記ダミービット線にダミーメモリセルを接続し、ダミービット線に接続されるダミーメモリセルの個数を、ビット線に接続されるメモリセルの個数よりも少なくする。
【0015】
(3)メモリセルから読みだされたデータを増幅するセンスアンプを活性化する信号を、ダミービット線の信号に基づいて発生させる構成の半導体メモリに於いて、上記ダミービット線にダミーメモリセルを接続し、複数のダミーメモリセルを同時に駆動する。
【0016】
上記手段(1)で、ダミービット線にダミーメモリセルを接続することにより、ダミービット線の寄生容量と、この充放電電流が、ビット線の寄生容量と、この充放電電流と同じになり、ダミービット線の充放電時間がビット線の充放電時間と同じ値になるように補償される。すなわち、センスアンプ活性化信号のタイミングをビット線の充放電時間の変動に追従させ、補償することができる。
【0017】
また、上記手段(2)で、ダミービット線に接続するダミーメモリセルの個数を、ビット線に接続されたメモリセルの個数よりも小さくすることにより、ダミービット線の寄生容量はビット線の寄生容量よりも小さくなる。これより、ダミービット線の信号振幅をビット線の信号振幅よりも大きくすることができる。このため、ダミービット線の信号から直接、センスアンプ活性化信号を発生させることができ、上記手段(1)で必要となる比較的、遅延時間のバラツキの大きな回路を不要にすることができる。
【0018】
また、上記手段(3)で、複数のダミーメモリセルを同時に駆動することにより、ダミービット線の充放電電流は、ビット線の充放電電流よりも大きくなる。これより、ダミービット線の信号振幅をビット線の信号振幅よりも大きくすることができる。このため、上記手段(2)と同様にダミービット線の信号から直接、センスアンプ活性化信号を発生させることができ、上記手段(1)で必要となる比較的、遅延時間のバラツキの大きな回路を不要にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態であり、ビット線の充放電時間を補償したセンスアンプ活性化信号を発生させる回路構成を示している。また、図5には、この実施の形態1の動作波形を示している。この回路は、縦方向にビット線BL、BRが配置され、横方向にはワード線(W1〜Wn)が配置され、複数のメモリセル(MC1〜MCn)がそれぞれの交点に配置されている。また、さらに縦方向にダミービット線DBL、DBRを配置し、ワード線(W1〜Wn)とのそれぞれの交点にメモリセルMC1と同じ構造とサイズのダミーメモリセル(MD1〜MDn)を配置している。
【0020】
また、ダミーセンスアンプDSAには、ダミービット線DBL、DBRが入力されており、信号SADを出力している。インバータINVは、この信号SADを入力し、センスアンプ活性化信号SCを出力する。ダミービット線にダミーメモリセルを接続する、つまり、ダミービット線の駆動にダミーメモリセルを使用することにより、ダミービット線の寄生容量に蓄えられている電荷を充放電する充放電電流は、ビット線の充放電電流と同じ値に補償される。
【0021】
また、ダミービット線に接続されたダミーメモリセルの数が、ビット線に接続されたメモリセルの数と同じなので、ダミービット線の寄生容量とビット線の寄生容量は同じになる。このため、ダミービット線の充放電時間、すなわち遅延時間はビット線の充放電時間と同じ値に補償される。
【0022】
このダミービット線の信号に基づいてセンスアンプ活性化信号を発生させることにより、センスアンプ活性化信号はビット線の充放電時間の変動を補償できるようになる。
【0023】
ところで、一般のSRAMではビット線の信号振幅は数10mV〜数100mVと電源電圧に比べ非常に小さいため、このダミービット線の信号からダミーセンスアンプDSAを介さずに、直接センスアンプ活性化信号SCを発生させることは非常に困難である。このため、この回路では、ダミービット線DBL、DBRの信号をダミーセンスアンプDSAにより増幅し、その出力信号SADによりセンスアンプ活性化信号SCを発生させている。しかし、ダミーセンスアンプはオフセット電圧のバラツキなどによる遅延時間のバラツキが大きく、センスアンプ活性化信号のバラツキを増加、つまり、必要なタイミングマージンを増加させてしまう。
【0024】
図4は、本発明の第2の実施の形態であり、ダミービット線の信号振幅をビット線よりも大きくし、ダミービット線の信号により直接、センスアンプ活性化信号を発生させる回路構成を示している。また、図6には、この実施の形態2の動作波形を示している。この回路は、複数のメモリセル(MC1〜MCn)が配置され、縦方向にビット線BL、BRが配置され、横方向にはワード線(W1〜Wn)がそれぞれ配置されている。
【0025】
また、メモリセルMC1と同じ構造とサイズのダミーメモリセル(MD1〜MDm)を配置し、その縦方向にはダミービット線DBL、DBRを配置し、横方向にはダミーワード線(DW1〜DWm)を配置している。インバータINVは、ダミービット線DBLを入力し、センスアンプ活性化信号SCを出力する。また、ダミーワード線には、ワード線の寄生容量を補償するようにダミーメモリセル(DD1〜DDm)が接続されている。このダミーワード線は、ワード線の信号と同期して動作させる。
【0026】
この回路では実施の形態1と同様にダミービット線をダミーメモリセルで駆動するため、ダミービット線の充放電電流I(BLD)は、ビット線の充放電電流I(BL)と同じ値に補償される。
【0027】
I(BLD)=I(BL) −−−(1)
また、ダミービット線の寄生容量C(DBL)は、接続するダミーメモリセルの数をm、ビット線に接続されるメモリセルの数をn、ビット線の寄生容量C(BL)とすると、
C(DBL)=C(BL)×m/n −−−(2)
となる。また、メモリセルが選択されてから、ビット線の信号振幅V(sig)がV(BL)になるまでの遅延時間Tpd(V(BL))は、寄生容量と充放電電流から、
Tpd(V(BL))=(C(BL)×V(BL))/I(BL) −−−(3)
の式で表される。同様に、ダミービット線の遅延時間TpdDは、
TpdD(V(BLD))=(C(BLD)×V(BLD))/I(BLD) −−−(4)
=(C(BL)×V(BLD)×m/n)/I(BL) −−−(5)の式で表される。これらの式より、ビット線信号振幅V(sig)がV(BL)になる時の遅延時間が、ダミービット線の信号振幅V(sigD)がV(BL)のn/m倍になる時の遅延時間と等しくなる関係式(6)が導かれる。しかも、この関係は、温度、電源電圧、プロセス等のバラツキに影響されないことは明らかである。
【0028】
TpdD(V(BL)×n/m)=Tpd(V(BL)) −−−(6)
今、ダミービット線に接続するダミーメモリセルの数mを、ビット線に接続されるメモリセルの数nの数十分の1にすると、ビット線の信号振幅が数10mVの時に、ダミービット線の信号振幅は数100mVになる。このように、ビット線の充放電時間の変動を補償したまま、ダミービット線の信号振幅を大きくできる。これより、ダミービット線の信号により直接、センスアンプ活性化信号を発生させることが可能になり、遅延時間のバラツキの大きいダミーセンスアンプを省くことができ、センスアンプ活性化信号に必要なタイミングマージンを低減できる。
【0029】
図7は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。この回路は、実施の形態2に於いて、選択するダミーメモリセルを1つに限定し、他のダミーメモリセルは常に非選択にした構成になっている。この構成は、実施の形態2に比べ、ダミーワード線の数を1本にでき、レイアウト面積を縮小できる利点がある。
【0030】
図8は、本発明の第4の実施の形態を示す図である。この回路は、第2の実施の形態に於いて、センスアンプ活性化信号SCとして、クロック信号CKを遅延段CKSによって遅らせた信号を用いている。また、ダミービット線の信号を入力するインバータの出力SCDと、センスアンプ活性化信号SCを入力し、遅延段CKSの遅延時間をコントロールする信号SCCを出力する位相比較器PFDを新たに配置している。
【0031】
ここで、位相比較器は、SCDと、CS信号の位相が同じになるように、遅延段CKSの遅延時間のコントロール信号SCCを変化させる。つまり、ダミービット線のデータ出力タイミングと、センスアンプ活性化タイミングの位相が一致するように補償される。この回路構成では、センスアンプSAを駆動する回路は遅延段CKSであり、ダミービット線と分離されている。つまり、ダミービット線の駆動能力が小さくてすむという利点がある。
【0032】
図9は本発明の第5の実施の形態であり、本発明の実施の形態1,2,3,4のメモリセルMC1を実現する回路例を示す図である。2つのインバータと2つのトランスファーMOSで構成されたスタティック形のメモリセルである
図10は本発明の第6の実施の形態であり、本発明の実施の形態1,2,3,4のダミーメモリセルMD1を実現する回路例を示す図である。2つのインバータと2つのトランスファーMOSで構成されたスタティック形のメモリセルにおいて、2つのインバータのゲ−ト入力を1つはグランドに、もう一方はVDDに接続し、メモリセルに記憶する情報を常に一定にしている。
【0033】
図11は本発明の第7の実施の形態であり、本発明の実施の形態2,3,4のダミーメモリセルDD1を実現する回路例を示す図である。2つのインバータと2つのトランスファーMOSで構成されたスタティック形のメモリセルにおいて、2つのインバータのゲ−ト入力を1つはグランドに、もう一方はVDDに接続して、メモリセルに記憶する情報を常に一定にし、インバータのゲ−ト入力をグランドに接続した側のトランスファーMOSのドレインをVDDに、インバータのゲ−ト入力をVDDに接続した側のトランスファーMOSのドレインをグランドに接続し、メモリセル電流が流れないようにしている。
【0034】
図12は、本発明の第8の実施の形態を示す図である。この回路は、縦方向にビット線BL、BRが配置され、横方向にはワード線(W1〜Wn)が配置され、複数のメモリセル(MC1〜MCn)がそれぞれの交点に配置されている。
【0035】
また、さらに縦方向にダミービット線DBL、DBRを配置し、メモリセルMC1と同じ構造とサイズのダミーメモリセル(MD1〜MDn)を配置している。また、ダミーワード線DW1を、ワード線W1の隣に配置している。このダミーワード線DW1には、ワード線の寄生容量を補償するようにダミーメモリセルDD1を接続する。
【0036】
ダミーワード線DW1、及びワード線(W1〜Wn)には、ダミーワードドライバXDD、及びワードドライバXD1〜XDnが接続され、これにより駆動される。ダミーワードドライバXDD、及びワードドライバXD1〜XDnには、デコーダXDECの出力信号が入力される。この信号により、選択するワード線1本を駆動するようにワードドライバXD1〜XDnを制御し、ダミーワード線がワード線に同期して動作するようにダミーワードドライバを制御する。
【0037】
ダミーメモリセルMD1〜MDi(iは2以上、n以下の整数)には、上記ダミーワード線が接続され、動作時には同時に駆動される。また、ダミーメモリセルMDi+1〜MDnには、グランドを接続して、常に非選択状態にする。インバータINVは、ダミービット線DBLを入力し、センスアンプ活性化信号SCを出力する。
【0038】
この回路では、複数のダミーメモリセルMD1〜MDiを同時に選択して、ダミービット線を駆動するため、ダミービット線の充放電電流I(BLD)は、ビット線の充放電電流I(BL)のi倍と同じ値に補償される。また、ダミービット線に接続されるダミーメモリセル数が、ビット線に接続されるメモリセル数と同数であることから、ダミービット線の寄生容量は、ビット線の寄生容量と同じである。すなわち、
I(BLD)=i×I(BL) −−−(8)
C(BLD)=C(BL) −−−(9)
が成立する。この式(8)、(9)と式(3)より、ダミービット線の遅延時間TpdDは、
TpdD(V(BLD))=(C(BLD))×V(BLD))/I(BLD)
=(C(BL)×V(BLD)×1/i)/I(BL) −−(10)の式で表される。これらの式より、ビット線信号振幅V(sig)がV(BL)になる時の遅延時間が、ダミービット線の信号振幅V(sigD)がV(BL)のi倍になる時の遅延時間と等しくなる関係式(11)が導かれる。しかも、この関係は、温度、電源電圧、プロセス等のバラツキに影響されないことは明らかである。
【0039】
TpdD(V(BL)×i)=Tpd(V(BL)) −−−(11)
これより、実施の形態3と同様に、ダミービット線の信号により直接、センスアンプ活性化信号を発生させることが可能になる。
【0040】
図13は、本発明の第9の実施の形態である。この回路は、第8の実施の形態に、第4の実施の形態で用いた位相比較回路を適用した回路構成である。これより、第4の実施の形態と同様に、センスアンプSAを駆動する回路をダミービット線と分離することにより、ダミービット線の駆動能力が小さくてすむという利点がある。
【0041】
図14は、本発明の第10の実施の形態であり、実施の形態4、9の遅延段CKSの回路構成例を示している。この回路は、VDD側にpMOSトランジスタMPI1を挿入し、グランド側にMNI1を挿入した複数のインバータ(INV1〜INVm)を従属接続して配置し、その初段の入力にはクロック信号CKが入力され、最終段からセンスアンプ活性化信号を出力している。
【0042】
また、ソースにVDDを接続し、ゲートをドレインに接続したpMOSトランジスタMP1と、ソースにVDDを接続し、ゲートをMP1のゲートに接続したpMOSトランジスタMP2を配置している。このMP1、MP2のゲートが接続されたノードVpには、上記インバータINV1〜INVm内のMPI1〜MPImのゲートが接続されている。
【0043】
また、ソースがグランドに接続され、MP2のドレインにゲートとドレインが接続されたnMOSトランジスタMN1を配置し、そのゲートのノードVnには、上記インバータINV1〜INVm内のMNI1〜MNImのゲートを接続する。また、ソースにグランドが、ゲートにVDDが接続され、ドレインにMP1のドレインが接続されたMN2と、ソースにグランドが、ゲートにノードVcが接続され、ドレインにMP1のドレインが接続されたMN3を配置している。ノードVcには容量Ccが接続されている。
【0044】
また、ソースにVDDを接続し、ゲートにグランドを接続したpMOSトランジスタMP3を配置し、ゲートに入力SCC1を接続したMN4と、ゲートにSCC1の相補信号を接続したMP4を、MP3のドレインとノードVcの間に挿入する。また、ソースにグランドを接続し、ゲートにVDDを接続したnMOSトランジスタMN6を配置し、ゲートに入力SCC2を接続したMN5と、ゲートにSCC2の相補信号を接続したMP5を、MN6のドレインとノードVcの間に挿入する。
【0045】
この回路で、MP1とMP2、及びMPI1〜MPImは、カレントミラー接続になっており、MP1に流れる電流とMPI1〜MPImはほぼ同じである。つまり、インバータの遅延時間(センスアンプ活性化信号のタイミング)は、MP1に流れる電流値により変化する。同様の関係が、MN1と、MNI1〜MNImにも成り立っている。このMP1に流れる電流は、MN2とMN3によって決まる。このうち、MN3の電流値は、ノードVcの電位によって制御されている。また、MN2は常に電流が流れており、MN3の電流が0になってインバータが動作しなくなるのを防いでいる。
【0046】
最初、SCC1、SCC2は供に低電位であり、MP4、MN4、MP5、MN5、が非導通であり、ノードVcはフローティング状態になっている。これより、ノードVcの電位は、容量Ccに蓄えられた電荷により決まる。インバータの遅延時間を小さくする場合、SCC1に高電位を入力する。この時、MP4、MN4が導通し、VDDからMP3、MP4、MN4を介してノードVcに電流が流れ、ノードVcは高電位側に上昇する。これより、MN3に流れる電流が増加し、インバータの遅延時間が小さくなる。逆に、インバータの遅延時間を大きくする場合は、SCC2に高電位を入力し、ノードVcからMP5、MN5、MN6を介してグランドに電流を流し、ノードVcの電位を低電位側に移動させる。
【0047】
図15は、本発明の第11の実施の形態であり、実施の形態4、9の遅延段CKSの他の回路構成例を示している。この回路は、第10の実施の形態において、nMOSトランジスタMN3を複数(MN3〜MNp)配置し、そのゲートにシフトレジスタSLUの出力Vc3〜Vcpが接続されている。また、リセット回路RCUを配置し、その出力をSLUに接続している。また、入力SCC1とDISを入力し、UP1を出力するNANDゲートNAND1と、入力SCC2とDISを入力し、DN1を出力するNANDゲートNAND2と、UP1とIUPを入力し、UP2を出力するNANDゲートNAND3と、DN1とIDNを入力し、DN2を出力するNANDゲートNAND4を配置する。このUP2、DN2はシフトレジスタSLUに入力される。
【0048】
ここで、シフトレジスタは記憶部を有し、その記憶部の値により、Vc3〜VCpのいくつかを高電位に駆動、つまり、MN3〜MNpの内のいくつかを導通させる。この個数により、MP1に流れる電流、つまり、インバータの遅延時間が制御される。シフトレジスタは、UP2を高電位にすると、Vc3〜VCpを高電位に駆動する個数を1個多くするように内部の記憶部を書き換える。逆に、DN2が高電位になると、Vc3〜VCpを高電位に駆動する個数が1個少なくなる。この様にして、インバータの遅延時間をコントロールする。
【0049】
また、リセット回路RCUは、シフトレジスタの記憶部を初期値に戻す作用をしている。また、DISは、UP2、DN2を常に低電位なるように制御する。つまり、位相比較器からの信号、SCC1とSCC2を遮断する作用をする。この機能は、例えばメモリのテスト期間にSCC1、SCC2を活性化し、シフトレジスタに情報を書き込んでおき、通常動作時には、SCC1、SCC2を遮断するために使用する。
【0050】
このようにすると、通常動作時に、常にダミーワード線DW1を動作させる必要が無くなる。また、IDN、IUPにより、外部からシフトレジスタの記憶部を書き換えられる様にしている。すなわち、IDN、IUPを使用すると、センスアンプ活性化信号SCのタイミングを外部から自由にコントロールできる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、センスアンプ活性化信号がビット線の充放電時間の変動を補償するため、必要なタイミングマージンを減少することができ、アクセス時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であり、ビット線の充放電時間を補償したセンスアンプ活性化信号発生回路の構成図を示す図である。
【図2】従来のセンスアンプ活性化信号発生回路の構成図を示す図である。
【図3】図2の従来例の動作波形を模式的に示した図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態であり、ダミービット線の信号振幅を、ビット線の信号振幅より大きくし、センスアンプ活性化信号の発生させる回路の構成図を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作波形を模式的に示した図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作波形を模式的に示した図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態であり、本発明の第2の実施の形態において、選択するダミーメモリセルを1つにした、センスアンプ活性化信号発生回路の構成図を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態であり、本発明の第2の実施の形態において、位相比較器により、センスアンプ活性化信号とダミービット線の位相を同じになるようにしたセンスアンプ活性化信号発生回路の構成図を示す図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態であり、本発明の第1の実施の形態のMC1を実現する回路構成を示す図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態であり、本発明の第1の実施の形態のMD1を実現する回路構成を示す図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態であり、本発明の第2の実施の形態のDD1を実現する回路構成を示す図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態であり、ダミービット線の信号振幅を、ビット線の信号振幅より大きくし、センスアンプ活性化信号の発生させる回路の他の構成を示す図である。
【図13】本発明の第9の実施の形態であり、第8の実施の形態に、第4の実施の形態の位相補償の回路を適用した回路構成を示す図である。
【図14】本発明の第10の実施の形態であり、本発明の第4、9の実施の形態のCKSを実現する回路構成を示す図である。
【図15】本発明の第11の実施の形態であり、本発明の第4、9の実施の形態のCKSを実現する他の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
BL、BR ビット線
DBL、DBR ダミービット線
SC センスアンプ活性化信号
SA センスアンプ
DSA ダミーセンスアンプ
MC0 メモリセル
MD0 ダミーメモリセル
DD0 ダミーメモリセル。

Claims (4)

  1. 複数のワード線と、
    一対の第1ビット線と、
    一対の第2ビット線と、
    前記複数のワード線と前記一対の第1ビット線の交点に配置される複数のメモリセルと、
    前記複数のワード線と前記一対の第2ビット線の交点に配置される複数のダミーメモリセルと、
    前記一対の第1ビット線に接続される第1センスアンプとを有し、
    前記メモリセルと前記ダミーメモリセルとは、2つのインバータと、2つのトランスファーMOSとにより構成され、
    前記複数のワード線の一つが選択され、前記第2ビット線に接続されるダミーメモリセルの信号が前記第2ビット線に読み出されることにより前記第1センスアンプを活性化する信号が発生される半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2ビット線に接続される第2センスアンプとを有し、
    前記一対の第2ビット線に接続される前記複数のダミーメモリセルの数は前記一対の第1ビット線に接続される前記複数のモリセルの数と同じとされ、
    前記第2センスアンプの出力により前記第1センスアンプを活性化する信号が発生される半導体装置。
  3. 請求項1において、
    前記一対の第2ビット線に接続されるダミーメモリセルの数は、前記一対の第1ビット線に接続されるメモリセルの数よりも少なく、
    前記一対の第2ビット線のいずれか一方からの出力により前記第1センスアンプを活性化する信号が発生される半導体装置。
  4. 複数の第1ワード線と、
    第2ワード線と、
    第1及び第2ビット線対と、
    前記複数の第1ワード線と前記第1ビット線対の交点に接続される複数のメモリセルと、
    前記第2ビット線対に接続される複数のダミーメモリセルと、
    前記第1ビット線対に接続される第1センスアンプとを有し、
    前記メモリセルと前記ダミーメモリセルとは2つのインバータと、2つのトランスファーMOSとにより構成され、
    前記第1ビット線対に接続されるメモリセルの数は、前記第2ビット線対に接続されるダミーメモリセルの数と同じであり、
    前記第2ワード線は前記複数のダミーメモリセルの一部に接続され、
    前記複数の第1ワード線の一つ及び前記第2ワード線が選択され、前記第2ビット線対に接続される複数の前記ダミーメモリセルの信号が前記第2ビット線に読み出されることにより前記第1センスアンプを活性化する信号が発生される半導体装置。
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