JP3438021B2 - 移動体通信端末 - Google Patents
移動体通信端末Info
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Description
HS(Personal Handy-phone System)端末等の移動体通
信端末、より具体的には擬似環境音を音声と混合する機
能を備えた移動体通信端末に関する。
体通信端末は、手軽に持ち運べる一人一台のパーソナル
フォンとして広く一般に普及している。このような移動
体通信端末の普及に伴い、種々の使用に伴うマナーの問
題も生じている。その中で、例えば電車の中やレストラ
ンまたは病院等の公共の場での通話は周りの人の迷惑に
なるため、一般に使用規制が行われている。また、車の
運転中の電話は事故につながるため、電話の使用を自主
規制するよう呼びかけられている。
は、電源が入っていて基地局との電波状態が圏外で無い
待機状態であれば、使用者が電話をかけなくても相手か
ら電話がかかってくる状態にある。したがって、公共の
場や運転中または会議中等の電話にでられない状態で着
信があると、留守電のボタンを押して相手に用件を話し
てもらうか、保留ボタンを押して相手を待たせてから通
話を開始していた。また、これから電話にでられない状
態になることが予め分かっている場合には、留守番電話
モードにして発呼者からのメッセージを録音できるよう
にしていた。
話モードにした場合、発呼者の音声メッセージが必ずし
も録音されているとは限らず、発呼者がメッセージを録
音せずに呼を切断したときには電話があったようだとい
うことしか判らなかった。また、保留にして応答した場
合には、相手には既に通話料がかかっているにもかかわ
らず保留の間は相手は何も用件を伝えられないので、相
手に対して失礼になるという問題があった。さらに、取
り合えず電話にでて相手に対して通話ができない旨を説
明しようとした場合、こちらの状況をすぐに相手が理解
することができないため、説明して納得してもらうまで
時間がかかり、周囲の顰蹙をかったり、相手に不快感を
与えたりするという問題もあった。
し、相手に不快感を与えずに通話ができない状態である
ことを納得してもらうことが可能な移動体通信端末を提
供することを目的とする。
決するために、話者の音声を音声信号に変換する送話手
段と、相手方にこちらの状況が理解できる擬似環境音を
生成出力する擬似環境音発生手段と、擬似環境音発生手
段で生成出力された擬似環境音と送話手段に入力された
音声とを混合する音声処理手段と、着信時に通常の通話
か前記擬似環境音と音声とを混合した擬似環境音付通話
かの何れかを選択する選択手段とを有する。着信時に選
択手段にて擬似環境音付通話を選択すると、擬似環境音
発生手段で生成出力された擬似環境音と送話手段に入力
された音声とが音声処理手段により混合されて相手方に
送出される。
よる移動体通信端末の実施の形態を詳細に説明する。図
1を参照すると、本発明による移動体通信端末の実施の
形態を示す機能ブロック図が示されている。
能を備えた、例えばPDC(Personal Digital Cellula
r)等の携帯電話機やPHS端末である。表示部(LC
D)12は、液晶表示器であり、基地局(図示せず)と
の電波状態や発呼時または着信時の電話番号、各種操作
案内や入力した文字等を表示する機能を備えている。
名前等を入力する操作キーや、電話をかけるときや着信
応答するときの応答キー、または応答時に擬似環境音付
通話を選択する選択キー等を備えている。マイク14は
使用者の音声や周囲の雑音を電気的な音声信号に変換す
る送話器である。スピーカ15はアナログの音声信号を
外部に出力するスピーカである。
全体を制御する制御部である。すなわち、CPU16
は、ROM17に格納されたプログラムに従って、電源
がオン状態であれば所定のルールに従って最寄りの基地
局と通信を行って位置登録処理を実行するとともに、例
えばキー入力部13による発呼操作や基地局からの着信
要求があると、発信処理や着信処理等の処理を実行す
る。
着信音または振動により着信を知らせるとともに、受信
した相手端末の電話番号を表示部12に表示する。本実
施の形態ではまた、音声に擬似環境音を混合して通話を
行うかどうかの選択画面、すなわち擬似環境音有り・無
しが表示部12に表示される。
有りを選択するキー入力部13のキー操作を検出する
と、着信応答を行うとともに、擬似環境音を生成出力す
るため、フラッシュメモリ18に格納されている擬似環
境音メモリテーブルより擬似環境音データを呼び出す。
そして、この擬似環境音データを後述する音声処理部2
0に出力する。また、擬似環境音無しを選択するキー入
力部13のキー操作(例えば応答キー)を検出すると、
通常の応答処理を行う。
行う場合の選択方法としては種々の方法が考えられる。
その一例として、混合する擬似環境音を予め選択してお
いて上記のように単に擬似環境音有り・無しを選択する
方法の他に、選択可能な擬似環境音を表示部12に一覧
表示してスクロールより所望の擬似環境音を選択する方
法、または各擬似環境音にキー入力部13のキーを割り
付けておき対応するキー操作による選択方法等であって
もよい。
混合する機能を選択することもできるし、擬似環境音を
混合中であっても途中でこの機能を解除することもでき
る。なお、擬似環境音を混合して通話を行う処理が選択
された場合、CPU16は表示部12の表示画面にこの
機能を使用中である旨の表示を行う。
リであり、標準擬似環境音メモリテーブル18aおよび
追加擬似環境音メモリテーブル18bを含んでいる。標
準擬似環境音メモリテーブル18aには、例えば電車の
中や車を運転しているときの周囲の環境音のデータが購
入時に予め標準で格納されている。また、追加擬似環境
音メモリテーブル18bには使用者が登録したい環境音
が格納される。
を新たに登録したい場合、キー入力部により擬似環境音
の追加登録操作を行えば、登録する擬似環境音の名前の
入力画面になり、名前を確定後、録音操作を行うとマイ
ク14により集音された周囲の環境音が追加擬似環境音
メモリテーブル18bに登録される。このようにして追
加登録した擬似環境音はスピーカ15により確認するこ
とができ、何度でも登録のやり直しを行うことができ
る。なお、フラッシュメモリ18にはこのような擬似環
境音データの他に、電話帳機能により登録された電話番
号や名前、またはメール機能で使用した送信メールや受
信メールのデータ等も記憶される。
た音声データやベースバンド処理部26より送られてき
た音声データに、所定の処理を行う音声処理部である。
すなわち、音声処理部20は、コーデック24と接続さ
れ、マイク14に入力された音声信号を、このコーデッ
ク24により符号化してベースバンド処理部26に送る
とともに、ベースバンド処理部26から受信した音声信
号を復号化してスピーカ15より出力できるようにCP
U16に送る。
フラッシュメモリ18に記憶された擬似環境音データを
受信すると、マイク14に入力された音声信号と受信し
た擬似環境音データの音声信号とを混合し、コーデック
24により符号化してベースバンド処理部26に送る。
この混合処理により、通話相手には擬似環境音を含んだ
音声が送信されることになる。
音された話者の音声以外の周囲の環境音を消去または減
少させるノイズキャンセラ機能を備えている。このノイ
ズキャンセラ機能は、例えば擬似環境音を混合するとき
に有効になるように設定することができ、この機能を併
用することにより擬似環境音をより一層効果的に相手に
伝えることができる。また、周囲の雑音が大きい場所で
電話しているときに、このノイズキャンセラ機能を有効
にすれば、相手に自分の声だけを明瞭に伝えることがで
きる。
0からの音声データを音声情報フレームに乗せる信号処
理部であり、音声情報フレームに乗せた音声データを高
周波部28に出力する。高周波部28は音声情報フレー
ムに乗った音声データを変調して高周波信号を発生す
る。高周波部28はアンテナ30に接続され、このアン
テナ30により高周波信号に変調された音声データが基
地局に向けて輻射される。
る着信時の動作を示したフローチャートである。図1お
よび図2を用いて本実施の形態の動作を説明する。着信
があると(S200)、CPU16は呼び出し音または
振動により使用者に着信を知らせるとともに、表示部1
2に擬似環境音有り・無しの選択画面を表示する。
(S202)、擬似環境音有りを選択すると(S20
4)、CPU16はこの操作を検出して着信に対して応
答処理を行うとともに、マイク14で集音した使用者
(話者)の音声と擬似環境音との混合処理を行う(S2
06)。すなわち、擬似環境音有りが選択されると、C
PU16はフラッシュメモリ18の中の選択された擬似
環境音データを取り出し、音声処理部20に送出する。
ていれば、音声処理部20はマイク14により集音され
た信号の中から実際の周囲の環境音を排除した話者の音
声のみを抽出し、この音声と擬似環境音とを混合する。
混合された音声データはコーデック24で符号化された
後、ベースバンド処理部26に送られて音声情報フレー
ムに乗せられ、高周波部28で高周波信号に変調されて
アンテナ30より輻射される。このようにして、音声に
擬似環境音が混合された状態での通話が行われる(S2
08)。
(S202)、擬似環境音無しが選択される。具体的に
はキー入力部13の応答キーが選択されると(S21
0)、擬似環境音を含まない通常の通話が行われる(S
208)。
を行うことができない状態であることを、擬似環境音に
より電話にでた時点で相手(発呼者)に知らせることが
できる。したがって、電話ができないことを相手に自然
に納得させることができるので、相手が不快感を持つこ
と無く、本題に入る前に電話を切ることが可能となる。
れば、擬似環境音を用いることで相手方にこちらの状況
を直ぐに理解してもらうことができる。したがって、電
話にはでたが通話が行えないことを相手に自然に納得し
てもらうことができるので、相手が不快感を持つこと無
く速やかに電話を切ることが可能となる。
す機能ブロック図。
処理を示したフローチャート。
Claims (6)
- 【請求項1】 話者の音声を音声信号に変換する送話手
段と、 相手方にこちらの状況が理解できる擬似環境音を生成出
力する擬似環境音発生手段と、 前記擬似環境音発生手段で生成出力された擬似環境音と
前記送話手段に入力された音声とを混合する音声処理手
段と、 着信時に通常の通話か前記擬似環境音と音声とを混合し
た擬似環境音付通話かの何れかを選択する選択手段とを
有し、 着信時に前記選択手段にて擬似環境音付通話を選択する
と、前記擬似環境音発生手段で生成出力された擬似環境
音と前記送話手段に入力された音声とが前記音声処理手
段により混合されて相手方に送出されることを特徴とす
る移動体通信端末。 - 【請求項2】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、前記擬似環境音発生手段は電車の中や車を運転して
いるとき等の複数の擬似環境音の生成出力機能を備え、
前記複数の擬似環境音の中から所望の擬似環境音を選択
可能としたことを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項3】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、この移動体通信端末は当該移動体通信端末の状態や
電話番号等を表示する表示手段を有し、前記選択手段で
前記擬似環境音付通話が選択されると、前記表示手段に
この擬似環境音付通話を使用中である旨が表示されるこ
とを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項4】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、前記音声処理手段は前記送話手段に入力された周囲
の雑音を消去または減少処理するノイズキャンセラ機能
を備えていることを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項5】 請求項4に記載の移動体通信端末におい
て、前記擬似環境音発生手段で生成出力された擬似環境
音と前記送話手段に入力された音声とを混合している場
合には、前記音声処理手段は前記ノイズキャンセラ機能
を有効にすることを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項6】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、前記擬似環境音発生手段で生成出力される擬似環境
音は、あらかじめ当該移動体通信端末に登録されてある
ものの他に、使用者が新規に登録することが可能である
ことを特徴とする移動体通信端末。
Priority Applications (1)
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JP13923599A JP3438021B2 (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 移動体通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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ID=15240632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13923599A Expired - Fee Related JP3438021B2 (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 移動体通信端末 |
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