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JP3433129B2 - 病理組織検査用フレームカセット - Google Patents

病理組織検査用フレームカセット

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JP3433129B2
JP3433129B2 JP08550999A JP8550999A JP3433129B2 JP 3433129 B2 JP3433129 B2 JP 3433129B2 JP 08550999 A JP08550999 A JP 08550999A JP 8550999 A JP8550999 A JP 8550999A JP 3433129 B2 JP3433129 B2 JP 3433129B2
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cassette
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frame
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卓也 村▲ずみ▼
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Murazumi Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病理組織検査用顕
微鏡標本の作製や、その検体の冷凍保存に使用する病理
組織検査用フレームカセットに関し、更に詳しくは、顕
微鏡標本作製時において、ミクロトームへの取付け状態
から浮き上がるのを防止し、均一な厚みで、所定数の標
本を製造するための病理組織検査用フレームカセットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフレームカセットは、図
22及び図23に示すように、耐薬品性と耐低温性とを
有する合成樹脂からなる周壁部1と突縁部2とを具備し
てなるものである。周壁部1は、上面を開放した方形の
容器で、底部に多数の細孔3又は補強リブ4が形成され
ている。また、突縁部2は、板状体で、周壁部1の底部
の対向辺から外側に延設されている。
【0003】前記フレームカセットを使用して顕微鏡標
本を作製するには、図22に示すフレームカセットの場
合には、まず、図24に示すように、採取した検体5を
水洗し、アルコールにより検体5の水分を除去し、キシ
レンにより後述する液状パラフィン7との親和性を付与
する。
【0004】次に、図25に示すように、ステンレス製
トレイ6内に液状パラフィン7を入れ、検体5を周壁部
1から取り出して液状パラフィン7上に置く。続いて、
トレイ6の段部にフレームカセットを載せ、周壁部1の
底部が液状パラフィン7に浸るまで、液状パラフィン7
を検体5に注ぎ足す。なお、トレイ6の段部は、突縁部
2が入るように方形に形成されている。液状パラフィン
7が固化した後トレイ6を取り去ることにより、検体5
を包埋したパラフィン7が周壁部1の底部に付着してな
るカセットブロック8(図26参照)を得る。
【0005】次に、図26及び図27に示すように、ミ
クロトーム9上に装着したアダプター10の基台11上
にカセットブロック8を裏返して載せ、基台11上に立
設したL字形の断面形状を有する2個の勾状突起12の
間に周壁部1を嵌め込むとともに、レバー13の操作に
より、基台11上に設けた固定腕14と可動腕15との
間に周壁部1を挟持して固定する。続いて、パラフィン
7の検体5を包埋した部分を図27の矢印a又はb方向
にスライスし、スライスした薄片に染色、その他の所定
の処理を施すことにより顕微鏡標本を得るのである。
【0006】なお、検体5を冷凍保存する場合には、図
25に示すように、トレイ6を取り去る前の状態のまま
液体窒素に漬けて冷凍し、所定の保存温度で保管するの
である。
【0007】また、図23に示すフレームカセットの場
合には、図示しないが、例えば実公平3−55090号
公報や実公平5−40449号公報に記載の如き、底部
に細孔を有する検体収容室を1個又は複数個備えた検査
用カセットを蓋を取り去るか又は開いた状態で該フレー
ムカセットの上面開放部に被着し、検査収容室で上記と
同様の水洗、アルコール、キシレン、液状パラフィン注
ぎ足しの操作を行いカセットブロックを得るものであ
る。尚、図22に示したフレームカセットの場合におい
ても、上面開放部に上記検査用カセットを被着して、水
洗等の操作を行い、カセットブロックを得ることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のフ
レームカセットを使用したカセットブロック8を薄片に
スライスして顕微鏡標本を作製する場合、アダプター1
0の固定腕14及び可動腕15とフレームカセットの周
壁部1との間の摩擦力が余り大きくないために、スライ
スの最中に周壁部1が上方に滑り、カセットブロック8
が基台11から浮き上がることがある。もしも、カセッ
トブロック8が浮き上がると、顕微鏡標本の厚さが不均
一になったり、また厚くなる結果、所定数の顕微鏡標本
が得られなかったりするという問題がある。本発明は、
従来のフレームカセットを改良して、このような問題点
を解消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の病理組織検査用フレームカセットは、耐薬
品性と耐低温性とを有する合成樹脂からなる周壁部と突
縁部とを具備し、前記周壁部が上面を開放した方形で、
底部に多数の細孔又は補強リブを有するとともに、前記
突縁部が板状体で、前記周壁部の底部の対向辺から外側
に延設されてなり、前記底部に検体を包埋したパラフィ
ンを付着してなるカセットブロックをミクロトームの基
台上に裏返して載せ、勾状突起の間に前記周壁部を挟持
して検体を包埋したパラフィンをスライスして顕微鏡標
本を得るための病理組織検査用フレームカセットにおい
て、該フレームカセットがミクロトームへの取付け状態
から浮き上がるのを防止する手段として、複数本の横方
向の突条又は条溝、あるいは梨地等のエンボス加工面を
前記周壁部の外周に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】そして、前記浮き上がり防止手段は、複数
本の横方向の突条又は条溝からなるものとしたり、梨地
等のエンボス加工面からなるものとすることが好まし
い。また、前記周壁部は、逆角錐状にテーパーを付され
てなるものとするのが好ましい。さらに、前記突縁部に
は、被検者の氏名等を記録するための記録部を形成する
のが便利である。
【0011】
【作用】上記構成の本発明のフレームカセットを使用し
てカセットブロックを作製すると、該カセットブロック
をミクロトームに取り付け、薄片にスライスして顕微鏡
標本を作製する際に、カセットブロックの浮き上がりを
確実に防止することができる。
【0012】浮き上がり防止手段の好ましい実施態様と
して、フレームカセットの周壁部の外周に複数本の横方
向の突条又は条溝を形成したものにおいては、ミクロト
ームに装着したアダプターの固定腕及び可動腕の先端部
が前記突条の間又は条溝に食い込むように係合し、カセ
ットブロックの浮き上がりを確実に防止する。
【0013】また、他の好ましい実施態様として、フレ
ームカセットの周壁部の外周に梨地等のエンボス加工面
を形成したものにおいては、アダプターの固定腕及び可
動腕の先端の係止爪と前記エンボス加工面との間の摩擦
力が大きいので、周壁部が上方に滑ってカセットブロッ
クが浮き上がるおそれはない。
【0014】さらに、フレームカセットの周壁部に逆角
錐状のテーパーを付したものにおいては、スライスの際
にカセットブロックがアダプターの基台上に裏返しに装
着されるので、周壁部のテーパーは順角錐状になる。そ
のため、アダプターの固定腕及び可動腕の係止爪は周壁
部を下方に押圧する態様となり、カセットブロックの浮
き上がりを防止する。したがって、本発明によれば、顕
微鏡標本作製時のカセットブロックの浮き上がりに起因
して標本厚さが不均一になる、厚くなることにより所定
数の標本が得られないといった問題点が解消され、効率
良く顕微鏡標本を作製することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するが、本発明は必ずしもこれらの実施例に限定される
ものでないことはいうまでもない。なお、各図面中の同
一部分又は同一要素には同一の符号を用いる。
【0016】実施例1 図1〜図4に示すように、本実施例のフレームカセット
20Aは、耐薬品性と耐低温性とを有する合成樹脂から
なる周壁部21と突縁部22とを具備してなるものであ
る。前記合成樹脂としては、ポリアセタール、ポリカー
ボネート等が好適である。
【0017】周壁部21は、上面を開放した方形の容器
で、底部に多数の細孔23を有し、外周に逆角錐状のテ
ーパー24が付されるとともに、4面に複数本の横方向
の突条25が形成されている。なお、図示を省略した
が、突条25の代わりに条溝を形成してもよい。突条部
22は、板状体で、周壁部21の底部の対向辺から外側
に延設されており、両端部の表裏両面に梨地状の記録部
26が形成されている。記録部26には、被検者の氏名
等が記録される。
【0018】上記構成のフレームカセット20Aを使用
して顕微鏡標本を作製するには、まず、図5に示すよう
に、採取した検体27を周壁部21内に収容して水洗
し、アルコールにより検体27の水分を除去し、キシレ
ンにより後述する液状パラフィン29との親和性を付与
する。
【0019】次に、図6に示すように、ステンレス製ト
レイ28内に液状パラフィン29を入れ、検体27を周
壁部21から取り出して液状パラフィン29上に置く。
続いて、トレイ28の段部にフレームカセット20Aを
載せ、周壁部21の底部が液状パラフィン29に浸るま
で、液状パラフィン29を検体27上に注ぎ足す。な
お、トレイ28の段部は、突縁部22が入るように方形
に形成されている。
【0020】液状パラフィン29が固化した後トレイ2
8を取り去ることにより、検体27を包埋したパラフィ
ン29が周壁部21の底部に付着してなるカセットブロ
ック30(図7参照)を得る。
【0021】次に、図7及び図8に示すように、ミクロ
トーム31上に装着したアダプター32の基台33上に
カセットブロック30を裏返して載せ、基台33上に立
設したL字形の断面形状を有する2個の勾状突起34の
間に周壁部21を嵌め込むとともに、レバー35の操作
により、基台33上に設けた固定腕36と可動腕37と
の間に周壁部21を挟持して固定する。その際、両腕3
6、37の先端に形成した係止爪38が、周壁部21に
形成した横方向の突条25の間に食い込むように係合す
る。同時に、カセットブロック30は裏返しに装着され
ているので、周壁部21の外周のテーパー24は順角錐
状になっている。そのため、前記係止爪38は周壁部2
1を下方に押圧する状態となる。これらの結果、両腕3
6、37の係止爪38は、後述するカセットブロック3
0のスライス時にカセットブロック30が基台33から
浮き上がるのを確実に防止する。
【0022】続いて、パラフィン29の検体27を包埋
した部分を図8の矢印A又はB方向にスライスし、スラ
イスした薄片に染色、その他の所定の処理を施すことに
より顕微鏡標本を得る。
【0023】また、検体27を冷凍保存する場合には、
図6に示すように、トレイ28を取り去る前の状態のま
ま液体窒素に漬けて冷凍し、所定の保存温度で保管す
る。
【0024】実施例2 図9〜図11に示すように、本実施例のフレームカセッ
ト20Bの構成は、周壁部21の底部に補強リブ39を
井桁状に設けたこと以外は実施例1(図1参照)と同じ
である。したがって、周壁部21の突条25及びテーパ
ー24は実施例1と同様に作用し、該フレームカセット
20Bを使用したカセットブロックの浮き上がりを防止
する。
【0025】実施例3 図12に示すように、本実施例のフレームカセット20
Cの構成は、周壁部21の外周全面に連続した複数本の
横方向の突条25を形成したこと以外は実施例2(図9
参照)と同じである。したがって、前記突条25及び周
壁部21のテーパー24が実施例1と同様に作用し、該
フレームカセット20Cを使用したカセットブロックの
浮き上がりを防止する。
【0026】実施例4 図13に示すように、本実施例のフレームカセット20
Dの構成は、周壁部21の相対向する2面に複数本の横
方向の突条25を形成するとともに、残りの相対向する
2面に梨地状のエンボス加工面40を形成したこと以外
は、実施例1(図1参照)と同じである。したがって、
前記突条25及び周壁部21のテーパー24は実施例1
と同様に作用し、該フレームカセット20Dを使用した
カセットブロックの浮き上がりを防止する。
【0027】なお、図示を省略したが、別の使用方法と
して、アダプター32の固定腕36と可動腕37との間
に前記エンボス加工面40を挟持したときは、両腕3
6、37の係止爪38とエンボス加工面40との間に大
きい摩擦力が働く。したがって、該摩擦力とテーパー2
4との作用により該フレームカセット20Dを使用した
カセットブロックの浮き上がりが防止される。
【0028】実施例5 図14に示すように、本実施例のフレームカセット20
Eの構成は、周壁部21の底部に補強リブ39を井桁状
に設けたこと以外は実施例4(図13参照)と同じであ
る。したがって、本実施例の突条25及びエンボス加工
面40の作用・効果は実施例4と異ならない。
【0029】実施例6 図15に示すように、本実施例のフレームカセット20
Fの構成は、実施例5(図14参照)における横方向の
突条25の代わりに、複数本の横方向の断続した突条4
1を形成したこと以外は、実施例5と同じである。該突
条41は、明らかに実施例1(図1参照)の突条25と
同様に作用する。したがって、本実施例の作用・効果は
実施例1と異ならない。
【0030】実施例7 図16に示すように、本実施例のフレームカセット20
Gの構成は、実施例5(図14参照)における横方向の
突条25の代わりに、複数個の方形の突条42を碁盤目
状に形成したこと以外は、実施例5と同じである。該フ
レームカセット20Gを使用したカセットブロックをア
ダプター32の固定腕36及び可動腕37の間に挟持し
たときは、両腕36、37の係止爪38が前記方形突起
42の間に食い込むように係合する。したがって、カセ
ットブロックは、実施例1の場合と同様に方形突起42
及びテーパー24の作用により浮き上がりが防止され
る。また、エンボス加工面40の作用・効果は実施例4
と異ならない。
【0031】実施例8 図17に示すように、本実施例のフレームカセット20
Hの構成は、周壁部21の外周4面に梨地状のエンボス
加工面40を形成したこと以外は、実施例2(図9参
照)と同じである。前記エンボス加工面40は、実施例
4(図13参照)におけるエンボス加工面40と同様に
作用し、テーパー24の作用と相俟って、該フレームカ
セット20Hを使用したカセットブロックの浮き上がり
を防止する。
【0032】実施例9 図18及び図19に示すように、本実施例のフレームカ
セット20Iの構成は、周壁部21が突縁部22に対し
て垂直に立設されていること以外は、実施例2(図9参
照)と同じである。したがって、該フレームカセット2
0Iを使用したカセットブロックにおいては、実施例2
におけるようなテーパー24の作用は無いが、周壁部2
1の突条25が実施例2と同様に作用し、カセットブロ
ックの浮き上がりを防止する。
【0033】実施例10 図20及び図21に示すように、本実施例のフレームカ
セット20Jの構成は、周壁部21の外周に順角錐状の
テーパー43が付されていること以外は、実施例2(図
9参照)と同じである。したがって該フレームカセット
20Jを使用したカセットブロックを裏返してアダプタ
ー32に装着したとき、テーパー43は逆角錐状にな
り、実施例2におけるようなテーパー24の作用は無い
が、両腕36、37の係止爪38が、周壁部21の突条
25の間に食い込むように係合して、カセットブロック
の浮き上がりを防止する。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、周壁部
の外周に横方向の突条又は条溝や梨地等のエンボス加工
面からなるフレームカセットカセットの浮き上がり防止
手段を形成しているので、顕微鏡標本の厚さが不均一と
なる、厚さが大きくなることにより所定数の標本を得る
ことができない、等のトラブルが防止され、顕微鏡標本
を効率良く作製することができる。また、周壁部に逆角
錐状のテーパーを付した場合は、アダプターの固定腕及
び可動腕の係止爪がカセットブロックの周壁部を下方に
押圧する状態となるので前記突条又は条溝やエンボス加
工面と相俟って、浮き上がり防止効果を増大する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフレームカセットを示す斜
視図である。
【図2】実施例1のフレームカセットの正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】実施例1のフレームカセットで検体を処理する
状態を示す断面図である。
【図6】実施例1のフレームカセットを使用した顕微鏡
標本作製の一過程を示す説明図である。
【図7】実施例1のフレームカセットを使用した顕微鏡
標本作製の他の過程を示す説明図である。
【図8】図7の一部切欠き平面図である。
【図9】本発明の実施例2のフレームカセットを示す斜
視図である。
【図10】実施例2のフレームカセットの平面図であ
る。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の実施例3のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図13】本発明の実施例4のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図14】本発明の実施例5のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図15】本発明の実施例6のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図16】本発明の実施例7のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図17】本発明の実施例8のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図18】本発明の実施例9のフレームカセットを示す
斜視図である。
【図19】実施例9のフレームカセットの正面図であ
る。
【図20】本発明の実施例10のフレームカセットを示
す斜視図である。
【図21】実施例10のフレームカセットの正面図であ
る。
【図22】従来のフレームカセットの一例を示す斜視図
である。
【図23】従来のフレームカセットの他の例を示す斜視
図である。
【図24】従来のフレームカセットで検体を処理する状
態を示す断面図である。
【図25】従来のフレームカセットを使用した顕微鏡標
本作製の一過程を示す説明図である。
【図26】従来のフレームカセットを使用した顕微鏡標
本作製の他の過程を示す説明図である。
【図27】図26の一部切欠き平面図である。
【符号の説明】
1 周壁部 2 突縁
部 3 細孔 4 補強
リブ 5 検体 6 トレ
イ 7 パラフィン 8 カセ
ットブロック 9 ミクロトーム 10 ア
ダプター 11 基台 12 勾
状突起 13 レバー 14 固
定腕 15 可動腕 20A〜J フレームカセット 21 周
壁部 22 突縁部 23 細
孔 24 テーパー 25 突
条 26 記録部 27 検
体 28 トレイ 29 液
状パラフィン 30 カセットブロック 31 ミ
クロトーム 32 アダプター 33 基
台 34 勾状突起 35 レ
バー 36 固定腕 37 可
動腕 38 係止爪 39 補
強リブ 40 エンボス加工面 41 断
続した突条 42 方形突起 43 テ
ーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 G01N 33/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐薬品性と耐低温性とを有する合成樹脂
    からなる周壁部と突縁部とを具備し、前記周壁部が上面
    を開放した方形で、底部に多数の細孔又は補強リブを有
    するとともに、前記突縁部が板状体で、前記周壁部の底
    部の対向辺から外側に延設されてなり、前記底部に検体
    を包埋したパラフィンを付着してなるカセットブロック
    をミクロトームの基台上に裏返して載せ、勾状突起の間
    に前記周壁部を挟持して検体を包埋したパラフィンをス
    ライスして顕微鏡標本を得るための病理組織検査用フレ
    ームカセットにおいて、該フレームカセットがミクロト
    ームへの取付け状態から浮き上がるのを防止する手段と
    して、複数本の横方向の突条又は条溝、あるいは梨地等
    のエンボス加工面を前記周壁部の外周に形成したことを
    特徴とする病理組織検査用フレームカセット。
  2. 【請求項2】 周壁部が、逆角錐状にテーパーを付され
    てなる請求項1記載の病理組織検査用フレームカセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 突縁部に記録部を形成してなる請求項1
    記載の病理組織検査用フレームカセット。
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