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JP3431635B2 - ポルトランドセメントコンクリート用の表面処理された添加剤 - Google Patents

ポルトランドセメントコンクリート用の表面処理された添加剤

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JP3431635B2
JP3431635B2 JP52603598A JP52603598A JP3431635B2 JP 3431635 B2 JP3431635 B2 JP 3431635B2 JP 52603598 A JP52603598 A JP 52603598A JP 52603598 A JP52603598 A JP 52603598A JP 3431635 B2 JP3431635 B2 JP 3431635B2
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フォーディング コール リミテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はポルトランドセメント及び水を含むセメント
性コンパウンド中に混合するための添加剤に関する。本
発明はさらに添加剤製造プロセス並びにポルトランドセ
メント、水及び添加剤を含むセメント性コンパウンドの
製造プロセスに関する。
発明の背景 コンクリート(セメント性コンパウンド)は、世界中
で最も用途が広くかつ最も広く生産される建築材料の一
つとして知られている。コンクリートはゲルであり、モ
ルタル及び骨材(aggregate)を含む、粒子強化セラミ
ック−マトリックス複合材料である。モルタルは通常、
ポルトランドセメントクリンカーのような水硬性セメン
トを、水及び砂と共に含む。従って、コンクリートにお
いて、砂及び石はセメントクリンカー及び水を含むポル
トランドセメントペーストの多相マトリックスにおいて
分散した粒子となる。
ポルトランドセメントクリンカーは水に対して親和性
を有する傾向がある比較的無水状のものである。従っ
て、水をクリンカーに添加した場合、クリンカーは水と
反応してセメントペーストを形成する。このセメントペ
ースト中に見いだされるこの反応の化学生成物はコンク
リートに強度及び凝集性を与える。時間が経過すると、
セメントはさらに水和し、さらに反応物を生成する。従
って、セメント性コンパウンド又はセメントの強度及び
凝集性は通常時間の経過と共に上昇する。
コンクリートは圧縮に対して比較的強いが、張力に対
しては若干弱い傾向にあり、従って屈曲(flexion)に
も同様であることが知られている。コンクリートにおけ
るセメントクリンカー又は補助的なセメント性物質の量
の増加は、以下に述べるように圧縮強度と共にコンクリ
ートの張力及び屈曲強度を向上させるかもしれないが、
コストが高くなる傾向があり、また望ましい水/セメン
ト比を維持する上で問題を生じる場合もある。例えば、
従来のコンクリートにおいて屈曲強度は圧縮強度の約15
%又は1/7である傾向があることが知られている。従っ
て、屈曲強度において目的の強度単位(例えば1Mpa)の
上昇のためには、圧縮強度は7強度単位(7Mpa)も上昇
しなければならない。
その結果、当業界では強度、特に張力及び屈曲強度を
向上させるためにコンクリートを補強する他の方法を探
究した。一つの方法は、目的の張力及び屈曲強度を得る
ためにコンクリート中へ鋼鉄補強棒を入れることであ
る。このコンクリートは鋼鉄と適合性のある高アルカリ
環境及びこの環境への暴露から鋼鉄を保護する物理的バ
リアを提供する。
また近年、当業界では張力、屈曲及び圧縮強度を含む
種々のコンクリートの性質を向上させるための、コンク
リートへ添加又は混合される添加剤が多数開発されてき
た。強度改良添加剤は固体であって、単にその存在によ
りコンクリートに強度を与えるような不活性なもの、又
はコンクリートに強度及び他の望ましい性質を与える反
応生成物を形成する添加剤のような反応性のもの、のい
ずれかの傾向を示す。
フライアッシュ、溶鉱炉スラグ及び濃縮シリカヒュー
ムのような廃棄物はコンクリートにしばしば添加される
反応性強度改良添加剤の群の一種である。このような廃
棄物の添加はコンクリートを製造するための混合物中に
必要なセメント量を減少させる傾向があり、コストにお
いて利点があるかもしれない。さらに、廃棄物が廃棄よ
りもむしろ有用な生産物に混合されるので、他には用途
がほとんどないこれらの廃棄物が有効になり、環境に対
しても有利である。しかし、最も重要なことは恐らくコ
ンクリートの性質、特に強度が顕著に向上する傾向があ
ることである。
しかし、上述した廃棄物を含む多くの添加剤は、異な
る度合いで親水性を示す傾向があるシリケートである。
その結果、これらの添加剤の使用はしばしばコンクリー
トの水含有量の増加を必要とする。さらに、廃棄物は通
常細かい又は非常に細かい粉末であり、これらはまた、
その広い表面積のためにコンクリートの水要求性をさら
に上昇させる。そのため、これらの添加剤をコンクリー
トに混合した場合、より多量の水を通常添加しなければ
ならず、これはコンクリートの水/セメント比を上昇さ
せる。最小の水/セメント比、又は好ましい範囲の水/
セメント比はセメントの適する水和化を生じさせるた
め、及びコンクリートをワーカビリティーを有するよう
にするために必要である。しかし、高すぎる水/セメン
ト比はコンクリートの強度を減少させ、またその性質に
おいて他の不利な効果を与えるため、いずれの過剰の水
も最小化することが好ましい。
水/セメント比(乾燥セメント重量に対する水重量の
比率)は凝結したコンクリートの性質を決定する上で最
も重要なパラメーターの一つである。理論的には、約0.
23の水/セメント比がクリンカーの完全な水和化に必要
である。しかし、コンクリートのゲル孔に含まれる水の
全容量は約0.19まで必要な水含有量を上昇させ、この結
果完全な水和化のための理論的に必要な全最小水/セメ
ント比は約0.42である。しかし、実際には様々な因子の
ために、ワーカビリティのある混合物を生成するために
は追加の水がしばしば必要である。ワーカビリティーの
ある混合物を生成するために必要な水/セメント比は、
コンクリートにおける過剰の水及び高い水/セメント比
の既知の不利な効果に基づいて注意して考慮しなければ
ならない。
混合物中の過剰の水が、オリジナルのセメント粒子間
及びセメントといずれかの骨材と間の空間に存在する傾
向がある。これらの空間はゲルにより完全に充填され
ず、むしろ水を含む“毛細孔”ネットワークを形成す
る。上述したように、ワーカビリティーのある混合物を
提供するために、毛細孔を最小化すると共にコンクリー
トに十分な水を添加することが望ましい。このようにコ
ンクリートのワーカビリティーとコンクリートの性質に
対する毛細孔の不利な効果とのバランスをとることが必
要である。しかし、多数の添加剤の本来の親水性のため
に、毛細孔の存在に関する問題及び“正しい”バランス
の達成に関する問題は通常悪化する、というのはワーカ
ビリティーのあるコンクリートを生成するためには添加
剤がより多くの水の添加を必要とする傾向があるからで
ある。微細粒子添加剤の割合が上昇するに従い、より多
くの水がワーカビリティーのある混合物を生成するため
に通常必要であり、そのため、水/セメント比は上昇す
る。
コンクリート混合物のワーカビリティーとコンクリー
ト混合物の水/セメント比とのバランスを減水剤及び高
レンジ(high range)減水剤の使用によりある程度まで
補助することができる。これらの減水剤は通常コンクリ
ートの打込み(placement)前にコンクリート混合物へ
液体又は粉体形態で添加する。これらの減水剤はコンク
リート混合物の成分を一時的に互いに反発させ、このよ
うにしてコンクリート混合物の水要求性を減少させる。
残念なことにこの効果は選択的ではなく、その結果、コ
ンクリート混合物に添加する減水剤を大きな比率で使用
するとコンクリート混合物(例えば粗い骨材及び砂)の
成分において効果を奏し、さもなければ混合物に高い水
要求性を与えない。これらの成分は通常、全体の混合物
設計において高い比率を占めるため、従来の減水剤の使
用はコンクリート混合物の水要求性を減じるのに効果的
な方法ではないということを理解することができる。使
用の結果生ずる、幾つかの減水剤(特に超可塑剤)が高
価であること及び使用の結果望ましくない副作用(例え
ばコンクリート混合物の養生の阻害)が生ずることと共
に、このことはワーカビリティーのあるコンクリート混
合物を得るために必要な水/セメント比の最小値を減じ
るための他の手段が必要なことを示している。
そのため、コンパウンドの性質、特に強度を改良する
が、しかし従来の添加剤の使用に通常伴う不利益又は問
題(例えばワーカビリティーのあるコンパウンドを得る
ための上昇した水/セメント比の必要性)を生じない、
コンクリートを例とするポルトランドセメント及び水を
含むセメント性コンパウンドへの混合用添加剤が当業界
において必要とされている。すなわち、その添加剤は凝
結(setting)におけるセメント性コンパウンドの性質
を改良するが実質的に必要な水/セメント比を上昇させ
ない。特にコンパウンドの打込みにおいてコンパウンド
中でより水の誘引が少なく、しかし打込み後のコンパウ
ンドの養生においてはコンパウンドに関与する、セメン
ト性コンパウンドへ混合する添加剤が必要である。さら
に、当業界において、そのような添加剤を製造するプロ
セス及びポルトランドセメント、水及びこの添加剤を含
むセメント性コンパウンドを製造するプロセスが要求さ
れる。
発明の要約 本発明は、強度のような混合物の性質を改良するが従
来の添加剤の使用に通常ともなう不利益(ワーカビリテ
ィー(作業性)のあるコンパウンドを得るための上昇し
た水/セメント比要求性)を引き起こさない、ポルトラ
ンドセメント及び水を含むセメント性コンパウンドへの
混合用添加剤に関する。すなわち、該添加剤は養生にお
いてセメント性コンパウンドの性質を改良するが実質的
にコンパウンドの必要な水/セメント比を上昇させない
ことが好ましい。特に、本発明はコンパウンドの打込み
においてコンパウンド中の水の誘引がより少なく、しか
し打込み後の養生においてはコンパウンドに関与するこ
とができるように処理された、セメント性コンパウンド
への混合用添加剤に関する。該添加剤はコンパウンドの
養生においてコンパウンドの成分と化学的に反応するこ
とによりコンパウンドに関与してもよく、又は不活性添
加剤の場合にはコンパウンドと物理的に結合することに
よりコンパウンドに関与してもよい。さらに、本発明は
該添加剤を製造するプロセス及びポルトランドセメン
ト、水及び該添加剤を含むセメント性コンパウンドを製
造するプロセスに関する。
本発明の第一の態様において、本発明はコンパウンド
の凝結の前にポルトランドセメント及び水を含むセメン
ト性コンパウンドへ混合するための添加剤を含み、該添
加剤は添加剤上で一時的な疎水性効果を有する物質によ
り表面が処理された表面処理添加剤を含み、前記効果と
はコンパウンドへの添加剤の混合に続く期間中、添加剤
をより疎水性にして、コンパウンドの打込み中、コンパ
ウンドを含む水の添加剤への誘引をより少なくするよう
なものであり、かつコンパウンドの養生中に添加剤がコ
ンパウンドと関与できるように、コンパウンドの打込み
後、添加剤がその本来の性質に回復するようなものであ
る。
本発明の第二の態様において、本発明はコンパウンド
の凝結の前に、ポルトランドセメント及び水を含むセメ
ント性コンパウンドへ混合するための添加剤を製造する
プロセスを含む。このプロセスは添加剤上で一時的に疎
水性効果を有する物質により添加剤の表面を処理する工
程を有し、前記効果とはコンパウンドへの添加剤の混合
に続く期間中、一時的に添加剤をより疎水性にし、コン
パウンドの打込み中、コンパウンドを含む水の添加剤へ
の誘引をより少なくするようなものであり、かつコンパ
ウンドの養生中、添加剤がコンパウンドと関与できるよ
うにコンパウンドの打込み後、添加剤がその本来の性質
に回復するようなものである。
本発明の第三の態様において、本発明は以下の工程を
含むポルトランドセメント、水及び添加剤を含むセメン
ト性コンパウンドを製造するプロセスを含む: (a)添加剤の表面を、添加剤上に一時的に疎水性効果
を与える物質で処理をして表面処理添加剤を生成する;
及び (b)コンパウンドを形成するためにポルトランドセメ
ント及び水中へ前記表面処理添加剤を混合する; 上記効果により、コンパウンドへの表面処理添加剤の
混合に続く期間中、一時的に添加剤をより疎水性にし
て、コンパウンドの打込み中、コンパウンドを含む水の
添加剤への誘引をより少なくし、このようにしてコンパ
ウンドにワーカビリティーを与えることができるように
し、かつコンパウンドの養生中において添加剤がコンパ
ウンドと関与できるように、コンパウンドの打込み後、
添加剤が本来の性質に回復する。
本発明の第一、第二及び第三の態様において、セメン
ト性コンパウンド用のいずれの添加剤を使用してもよい
が、添加剤が本来少なくとも幾分かの疎水性を有するこ
とが本発明において最も有用であり、かつ有利である。
さらに添加剤は添加剤の目的の機能を作用させることが
できる(特にセメント性コンパウンドの性質を改良する
ことができる)いずれの物質及び材料を含んでいてもよ
い。好ましい実施態様において、添加剤はシリケートで
あり、これは本発明の目的において、シリコンを含むい
ずれの鉱物又は他の天然又は合成固体物質であり、シリ
ケートとして既知であるものと定義される。
前記シリケートは補助的なセメント性材料のような反
応性材料を含んでいてもよい。好ましくは、補助的なセ
メント性材料はポゾラン、水硬性材料およびこれらの混
合物からなる群から選択される。シリケートはまた、不
活性材料を含んでいてもよい。好ましい実施態様におい
て、シリケートはセメント性コンパウンドを補強するた
めの繊維性材料を含む。より詳細には、シリケートはカ
ルシウムシリケートを含み、かつ好ましくはカルシウム
メタシリケートを含む。好ましい実施態様において、シ
リケートはウォラストナイトを含む。さらに、シリケー
トがウォラストナイトである場合の好ましい実施態様に
おいて、コンパウンドはさらにポゾラン、水硬性材料及
びこれらの混合物からなる群から選択される補助的セメ
ント性材料を含んでいてもよい。
該物質は添加剤の表面を表面処理することができるい
ずれの物資でもよく、かつ添加剤上において一時的な疎
水性効果を示す。好ましくはこの物質は少なくとも3炭
素原子を有する少なくとも一つの有機オキサイドを含
む。該物質はまた、少なくとも3炭素原子を有する少な
くとも一つの有機オキサイドを含む疎水性成分を含有す
る表面処理剤を含んでいてもよい。
該物質は好ましくは少なくとも3炭素原子を有する少
なくとも一つのアルキレンオキサイドを有するポリマー
である。アルキレンオキサイドは好ましくはプロピレン
オキサイドを含み、及び該ポリマーはさらにエチレンオ
キサイドを含んでもよい。好ましい実施態様においてポ
リマーはアルキレングリコール、アルキルエーテルアミ
ン、オキシアルキレンアミン、またはオキシプロピレン
ジアミンを含む。ポリマーはまたこれらの化学物質の混
合物を含んでいてもよい。
該物質は、添加剤に一時的に疎水性効果を与えるよう
に表面処理を行う。好ましくは物質は添加剤を被覆する
が、添加剤に化学的に結合せず、又は化学的に反応しな
い。その結果、一時的な疎水性効果は、コンパウンドへ
添加剤を混合した後の期間中に一時的に添加剤をより疎
水性にするのみである。
最後に、添加剤の表面を効果的に処理又は被覆して一
時的疎水性効果を達成する事ができるいずれの量の物質
を使用してもよい。必要とされる物質の最小量は、物
質、個々の添加剤の性質及び添加剤の細かさ及び形状に
依存する。しかし、好ましい実施態様では、得られた表
面処理添加剤が前記物質の約2〜5重量%の範囲で含む
ような量の物質で添加剤が処理される。
詳細な説明 本発明は、コンパウンドの凝結前にポルトランドセメ
ント及び水を含むセメント性コンパウンドへ混合するた
めの添加剤に関する。ポルトランドセメント及び水を通
常混合してセメントペーストを生成させる。更にこのセ
メントペーストを通常砂と混合してモルタルを生成し、
さらに骨材(岩、石又は砂利)と混合してコンクリート
を生成する。従って本発明において、セメント性コンパ
ウンドはセメントペースト、モルタル、コンクリート又
はポルトランドセメント及び水を含むいずれの他のコン
パウンドであってもよい。しかし、セメント性コンパウ
ンドは好ましくはコンクリートである。
コンクリートは粒子強化セラミックス−マトリックス
複合材料である。砂及び骨材はセメントペーストの多相
マトリックス中に分散した粒子を有する。コンクリート
及び他の全てのセメント性コンパウンドはゲルであり、
中間層空間又はゲル孔と称される水充填空間中に含まれ
る固体水和物と中間層の水の親和性混合物である。通
常、セメントコンパウンドのゲル孔は実質的に、約12.6
〜13.8の間のpHを有する高アルカリ溶液により実質的に
充填されている。
本発明の目的において、用語“ポルトランドセメン
ト”はポルトランドセメントクリンカーとして一般に知
られているもの、及びポルトランドセメントと同様の性
質を示す他の水硬性セメントを含む。典型的にはポルト
ランドセメントクリンカーとしては幾つかの無水オキサ
イド、主にトリカルシウムシリケート(C3S)とジカル
シウムシリケート(C2S)が挙げられ、より少量のトリ
カルシウムアルミネート(C3A)とカルシウムアルミノ
−フェライト(C4AF)を含む。クリンカーは少量のマグ
ネシウム、ナトリウム、カリウム及びイオウ化合物を含
んでいてもよい。
セメントクリンカーを水と混合するとクリンカー水和
物であるセメントペーストを形成する。水和化が進行す
るに従い、微細構造が非水和化セメントクリンカー、空
気及び水から連続的に変化してゲルと呼ばれる水和化反
応生成物の多孔性マトリックスを生成する。クリンカー
の水和化により幾つかの反応生成物を含むセメントペー
ストを生成する。セメントペーストはカルシウム−シリ
ケート−ハイドレートを主として含む。カルシウム−シ
リケート−ハイドレートは主としてペーストの強度及び
その結合性質(cementing property)の原因となる。セ
メントペーストはまた、セメントペーストの強度に大き
くは寄与しない水酸化カルシウム及び他の反応生成物を
含む。“養生”として知られている水和化プロセス及び
反応生成物の形成は、クリンカーへの水の添加により開
始するが、何年間も完了しないか、または全く完了しな
くてもよい。
添加剤はコンパウンドの凝結の前にセメント性コンパ
ウンドに添加される。硬化状態に達する前に、セメント
性コンパウンドは水和化反応又はセメントペースト中の
生成物により徐々に硬化を受ける。このプロセスは“凝
結”と呼ばれる。
本発明において、セメント性コンパウンドに組み込ま
れる添加剤は、添加剤上で一時的な疎水性効果を有する
物質によって、表面処理された固体材料である。特定の
添加剤は、セメント性コンパウンドの一つ以上の特性ま
たは特徴を改善するかまたは強化するためにセメント性
コンパウンドに加えられてもよいいずれの添加剤であっ
てもよい。添加剤は、ポルトランドセメントクリンカー
でさえあってもよい。好適な実施例において、セメント
性コンパウンドの強度、そして、好ましくはその張力ま
たは曲げ強度を強化または増加させる添加剤が選ばれ
る。本発明は一時的に添加剤をより疎水性にすることを
目的とするので、添加剤が本来少なくとも若干親水性で
ある場合に、本発明は最も有効かつ有益であり、また添
加剤が本来若干疎水性の場合には必要ではなくてもよ
い。
好ましくは、添加剤は本来若干親水性性質を有するシ
リケートを含む。本発明の目的において、用語“シリケ
ート”は、シリコンを含み、そして、シリケートとして
公知である、鉱物または他の天然若しくは合成の固体物
質を含む。
シリケートは、補助セメント性材料のような反応性材
料を含んでもよい。補助セメント性材料は、セメント水
和反応の生成物と反応するかまたはそれ自身が水硬性材
料である材料である。換言すれば、補助セメント性材料
は、反応性添加剤である。補助セメント性材料は、2つ
の群の物質から成る:ポゾランおよび水硬性材料。した
がって本発明の範囲内で、補助セメント性材料が、ポゾ
ラン、水硬性材料およびこれらの混合物から成る群から
選ばれてもよい。本発明の補助セメント性材料の表面処
理を行わないと、セメント性コンパウンドへのこれらの
材料の取込みは、セメント性コンパウンドがワーカビリ
ティーを有するために、セメント性コンパウンドに対す
る更なる水の添加を典型的に必要とし、またしばしば関
連する問題を結果として生じることがある。
ポゾランは、それ自身はほとんどまたは全くセメント
性値を有しない、シリカを含むか、またはシリカ及びア
ルミニウムを含む材料である。しかし、これらはセメン
ト水和作用の反応生成物と反応する。より詳しくは、ポ
ゾランは水酸化カルシウム(Ca(OH))(これはセメ
ント性コンパウンドに対して特に強度寄与しない)と反
応する傾向があり、セメント性コンパウンドの凝集及び
強度に大きく寄与する更なるカルシウム−シリケート−
水和物を生産する。ポゾランがセメント性コンパウンド
の強度および凝集に寄与するため、セメント性コンパウ
ンドのセメントの量は減少させてもよい。また、ポゾラ
ンは細粉形態の廃棄物である傾向がある。例えば、ポゾ
ランは火山灰、フライアッシュ(例えば石炭で動く発電
所において、焼け石炭から作り出される廃棄物)および
シリカヒューム系(シリコンまたは多様なシリコン合金
の生産からの廃棄物)を含む。
水硬性材料は水と化学反応する傾向があり、更なるカ
ルシウム−シリケート−水和物を直接生産し、これはセ
メント性コンパウンドの強度および凝集に大きく寄与す
る。水硬性材料がセメント性コンパウンドの強度および
凝集に寄与するため、セメント性コンパウンドのセメン
トの量は減少してもよい。水硬性材料は、ポルトランド
セメントを含むが、一方細粉形態の廃棄物である傾向が
ある。例えば、水硬性材料は、高炉スラグ(銑鉄の生産
からの廃棄物)を含む。
補助セメント性材料の各々は、セメントペーストを生
産するために水を加える前に、部分的にポルトランドセ
メントを交換するために、それをセメント・ペーストに
加えるか、それをポルトランドセメントに混合すること
により、好ましくはセメント性コンパウンドに組み込ま
れる。これらの補助セメント性材料は一般に処分を必要
とする廃棄物であるので、セメント性コンパウンドの特
性の強化または改善に加えて、セメント性コンパウンド
へのそれらの混合は環境に対して利点を有する。
シリケートは、また、以下を含んでもよい:従来の目
の粗いおよび細かいコンクリート骨材のような実質的に
不活性材料、トリポリ(それは、また、ポゾラン性(po
zzolanic)であるか水硬性特性を示してもよく、したが
って、反応性であってもよい)、シリコンを含む、珪岩
および他の天然または合成の鉱物または物質(いずれか
をセメントペーストを生産するために水を加える前に、
セメントペーストに加えるか、ポルトランドセメントを
混ぜ合わせることによりセメント性コンパウンドに組み
込んでもよい)。
好ましくは、セメント性コンパウンドを補強するため
に、そして、その曲げ強度を改善するために、シリケー
トは実質的に不活性繊維材料を含む。繊維材料は、セメ
ント・ペーストの湿ったアルカリ性環境に適合性である
分離した繊維を好ましくは含む。これらの繊維をセメン
ト性コンパウンドに混合して、繊維によりセメント性コ
ンパウンドの強度を増加させてもよい。上述したよう
に、化学的にセメント性コンパウンドの他の成分と反応
しないという点において、これらの繊維は主にまたは実
質的に不活性傾向がある。むしろ、セメント性コンパウ
ンドの特性、特にその曲げ強度の改良された特性は、コ
ンパウンド中に繊維が存在することの直接的な結果であ
る。したがって、セメント性コンパウンドの特性に対す
る繊維材料の特定の効果は、個々の繊維の天然の特性、
繊維含有量(セメント性コンパウンドの体積百分率)お
よび繊維材料のセメント性コンパウンドへの取込みの方
法のうちの少なくとも1つ以上に依存する傾向がある。
繊維材料はコンパウンドの凝結より前のいずれのステ
ージにおいてセメント性コンパウンドに組み込まれても
よく、またはポルトランドセメントと予め混合されても
よい。好ましくは、補強効果が全ての方向に対して同じ
となるように、繊維方向が3方向において実質的にラン
ダムであるように添加剤はコンパウンドに組み込まれ
る。繊維材料は、セメント性コンパウンドにいかなるプ
ロセスによってもいかなる方法によっても取り入れられ
てもよい。
繊維材料は、好ましくはケイ酸カルシウムを含み、よ
り好ましくはメタケイ酸カルシウムを含む。好適な実施
例において、メタケイ酸カルシウムは、ウォラストナイ
ト(天然に生じた鉱物)を含む。
ウォラストナイトは、ピロキセノイド(pyroxenoid)
鉱物群の一員である。化学式CaSiO3を有する純粋なウォ
ラストナイトは、典型的には48.3%CaOおよび51.7%SiO
2の組成を有する。しかし、ウォラストナイトは純粋な
形においてはほとんど見いだされず、鉄、マグネシウ
ム、マンガンまたはストロンチウムによりいくつかのカ
ルシウムが置換されていてもよい。ウォラストナイト
は、実質的に化学的に不活性で天然には高いpHを有す
る。ウォラストナイトの不活性およびその固有の針状性
(acicularity)は、ウォラストナイトを特にセメント
性コンパウンドの補強材として有用にする。
その固有の開裂特性のために、様々な針状度(acicul
arity)に、旋盤(lathe−)または破片(splinter−)
状または針状の繊維若しくは粒子に挽くかまたは粉砕す
る間にウォラストナイトは壊れてしまう。繊維または粒
子の針状度は、それらの長さ:幅比、または長さ:直径
比(アスペクト比として知られている)により定義され
る。いかなるサイズおよびアスペクト比を有する繊維が
本発明において使用されてもよい。しかし、セメント性
コンパウンドの改良された曲げ強度に関して最高の結果
がウォラストナイト繊維のサイズを最小にすることによ
って、そして、それらのアスペクト比を最大にすること
によって、成し遂げられることが判明した。例えば、40
ミクロンの重さ幅の平均(a mean by weight width)を
有するウォラストナイト繊維を含むセメント性コンパウ
ンドが、100ミクロンの重さ幅の平均を有するウォラス
トナイト繊維を含むセメント性コンパウンドより強い曲
げ強度特性を示すとわかった。さらに、製造の間、より
小さいサイズに粉砕されるウォラストナイトは、脈石原
料からウォラストナイト繊維のより大きい分離を容易に
する傾向があり、これはウォラストナイトをより効果的
に精製する。経済上の考慮に基づいて、若干のウォラス
トナイト鉱床では、ウォラストナイト繊維の重さ幅によ
る最適平均が約75ミクロンであることが分かった。その
理由は、このサイズに粉砕されるウォラストナイト繊維
が典型的には、比較的能率的に脈石原料から分離するこ
とができて、このサイズに比較的経済的に粉砕すること
ができるからである。しかし、この最適幅はウォラスト
ナイト鉱床源によって、変化してもよい。というのは、
ウォラストナイトの鉱床ごとに異なる特徴を示してもよ
いからである。最高の結果のためには、セメント性コン
パウンドのウォラストナイトの繊維強化材特性を強化す
るために、ウォラストナイトを所望のサイズに粉砕する
際に注意してできるだけ高いアスペクト比を得なければ
ならない。
ウォラストナイトを、本発明において提供されるよう
な方法でセメント性コンパウンドに組み込むことによっ
て、セメント性コンパウンドの曲げ強度、特に長期間の
曲げ強度を改良できることが分かった。特に、減水剤が
両方の混合物において使われていても、表面処理された
ウォラストナイトを含むセメント性コンパウンドの曲げ
強度が非表面処理されたウォラストナイトを含むセメン
ト性コンパウンドの曲げ強度より優れることが、若干の
テストにより示された。若干のテストにより、また、ウ
ォラストナイトが補助セメント性材料(例えばフライア
ッシュ)のある量と組み合わせて使われるとき、表面処
理ウォラストナイトを含むが補助セメント性材料を含ん
でいないコンパウンドによって得られる場合よりも、セ
メント性コンパウンドの曲げ強度が実質的に増加しても
よい(以前述べた圧縮強度における相当する増加は必要
ではない)ことが示された。特に、若干の試験結果は、
いずれの強化添加剤も含まないセメント性コンパウンド
と比べて、または補助セメント性材料だけを含むセメン
ト性コンパウンドと比べて、表面処理ウォラストナイト
および非表面処理フライアッシュを含むセメント性コン
パウンドは、最高30パーセントまで及びそれ以上に長期
の曲げ強度を上昇させるポテンシャルを示した。補助セ
メント性物質ではなく、ウォラストナイトのみを表面処
理することによってこのような曲げ強度の改良が達成さ
れたが、本発明に従いウォラストナイトおよび補助セメ
ント性材料を表面処理することにより、さらに有利な結
果が得られてもよい。ウォラストナイトおよび補助セメ
ント性材料の組合せが、また若干のケースにおいて、セ
メント性コンパウンドのフィニッシャビリティー(fini
shability)を向上させることがわかった。
上述したように、添加剤は表面処理される。特に、添
加剤の表面は添加剤上に一時的な疎水効果を有する物質
によって処理される。したがって、物質は処理される特
定の添加剤へ一時的な疎水性の影響を有するように特に
選択されるかまたは選ばれる。換言すれば、添加剤およ
び物質は適合性を有さなくてはならず、選択された物質
は、添加剤の表面処理により、選択された添加剤上に一
時的な疎水効果を引き起こすことができるものでなけれ
ばならない。
添加剤が本来親水性である場合、物質の一時的な疎水
効果は、水に対する親和性が低くなるかまたは減少する
ように、一時的に添加剤をより疎水性にすることを目的
とする。添加剤の本来の状態におけるよりもより疎水性
になればよく、水に全く親和性を有しないというように
添加剤が完全に疎水性になる必要はない。しかし、表面
処理された添加剤が顕著なまたは実質的な度合いの疎水
性を有することが好ましい。効果が一時的なことを目的
とするので、本発明では永久に添加剤の本来の親水性を
変える物質は使用できない。本質において、一旦時間が
経つと、添加剤はその本来の親水性性質を含むその本来
の特性を回復することが可能でなければならない。
添加剤を処理するために用いる特定の物質およびその
量は、添加剤のセメント性コンパウンドへの取込みに続
く期間の間、一時的に添加剤をより疎水性にするように
選択される。添加剤を処理するために使われる物質の量
がより多くなるほど、一時的な疎水効果が消える前の期
間がより長くなる。必要な時間は、セメント性コンパウ
ンドの適当な混合及び打込みを行うために必要なまたは
望ましい時間の長さに左右される。換言すれば、時間
は、セメント性コンパウンドが加工できる適切な期間を
提供しなければならない。添加剤が一時的により疎水性
になる時間の間、セメント性コンパウンドを含む水の添
加剤への誘引はより減少する。好ましくは、この効果は
セメント性コンパウンドの打込みの間存在するが、その
後すぐに、添加剤がその本来の特性を回復することを可
能にするために減少し始めて、素早くコンパウンドの養
生に関与し始める。
コンパウンドの養生の間の添加剤のセメント性コンパ
ウンドへの関与は、いかなる方法、型式またはプロセス
により行われてもよく、それにより添加剤はセメント性
コンパウンドの特性にいずれかの様式により貢献する。
しかし、典型的に、添加剤は反応性であるか不活性であ
る。添加剤が反応性である場合、さらなる反応生成物を
形成するために、コンパウンドの養生の間、コンパウン
ドを含む水またはポルトランドセメント及び水との前の
反応により生成したかまたは形成された反応生成物と反
応することにより、セメント性コンパウンドに通常関与
する。添加剤が不活性である場合、コンパウンドの硬化
の間のセメント性コンパウンドへの関与は、典型的に更
なる成分または要素をセメント性コンパウンド(例えば
補強剤)に提供することに限られており、セメント性コ
ンパウンドは添加剤を硬化し、かつ固くする。不活性添
加剤の存在単独で、コンパウンドの特性に貢献する。
添加剤は、特定の処理物質及び処理される添加剤と適
合性のいずれの表面処理プロセスまたは方法を使用して
いずれかの方法により、物質で表面処理されてもよい。
しかし、好ましくは物質はその表面をコーティングする
ことによって添加剤を処理するが、添加剤と化学的に結
合しないか若しくは化学的に反応しない。全ての表面上
に実質的に効果的な物質の層を広げることが可能な、い
ずれの適合性のプロセスまたは方法によって、物質のコ
ーティングが添加剤の表面に加えられてもよい。
化学的結合が一時的に可逆的であるかさもなければ化
学的結合が一時的な疎水効果を妨げない限り、添加剤に
化学的に結合する物質が使われてもよい。しかし、添加
剤に対する物質の化学結合によって、永久に添加剤が疎
水性になるかもしれず、これにより、添加剤はコンパウ
ンドに対してその養生の間関与することができず、コン
クリート中の添加剤の長期間の有益な効果は無効にな
る。従って、添加剤に化学的に結合する物質は、本発明
において一般に使用に適していない。添加剤の表面処理
のための可能性のある物質として一定のオキシシランを
使用のために試験をした際に、オキシシラン基を含む物
質が本発明における使用に適さないという結果が得られ
たことにより、この効果が示されたと考えられる。添加
剤とその他の点では化学的に反応する物質は添加剤の破
壊または変質を生じるかもしれず、または添加剤を永久
に疎水性にするかもしれない。そのため本発明において
は、使用には適していない。
物質の一時的な疎水効果の性質は、どんなメカニズム
でもまたは化学反応によって得られてもよい。例えば、
物質がある方法により時間が経過すると壊れるかまたは
分解して、物質の分解された要素がもはや疎水効果を維
持することが可能でなくなり、したがって、物質の疎水
効果が終止してもよい。または、単に物質がある方法に
より時間が経過すると添加剤の表面から遊離してもよ
く、すると添加剤は物質でもはやコーティングされてい
ず、物質は添加剤上に疎水効果をもはや有しない。いず
れの場合においても、分離または遊離がアルカリ性の環
境またはセメント性コンパウンドの性質によって、引き
起こされるか、強化されるかまたは容易に行われてもよ
い。例えば、プロピレンオキシドを含むポリマーを含む
物質の場合、セメントゲルの厳しいアルカリ性の環境
が、ポリマーを不溶にし、それによりポリマーを添加剤
から遊離させて、添加剤をポリマーのコーティングが無
い状態にすることが理論付けられる。
添加剤を処理するために必要な物質の最小量は、その
特定の添加剤上に所望の一時的な疎水効果を与えるかま
たは生成することが可能である量である。換言すれば、
実質的に添加剤の表面全てを効果的に処理することが可
能である量が必要である。過剰量の物質の使用または必
須最小量より実質的に多い量は、表面処理のコストおよ
び時間を最小にするため、及び添加剤上の疎水効果が徐
々に消失する期間を最小にするためには避けなければな
らない。
好適な実施例において、2〜5重量パーセントの物質
を含む表面処理添加剤を生産するための物質量が使用さ
れる。2重量パーセントより少ない物質量は一時的な疎
水効果を成し遂げる効果がない場合があり、一方5重量
パーセントより大きい量はセメント性コンパウンドの短
期強度に逆影響を与える場合があり、かつセメント性コ
ンパウンドに混合される前の添加剤の取り扱いをより困
難にする場合がある。
必要な実際の最小物質量は、物質および添加剤の性質
および特性に、そして、添加剤の細かさおよび形状に左
右される。好ましくは、使われる物質の最大量は、表面
処理された添加剤が、非処理の添加剤と外見及び取扱い
特性において、同様なものであるような量でなければな
らない。
物質は、一つ以上の有機物を好ましくは含み、特に、
少なくとも3つの炭素原子を有する少なくとも一つの有
機オキサイドを含むことが好ましい。一般には、3つ未
満の炭素原子を有する有機オキサイドは疎水性より親水
性傾向があることがわかっている。何故ならこれらのオ
キサイドに含まれる親水性酸素を比較的より大きな比で
有するからである。少なくとも3つの炭素原子を有する
より高分子の有機オキサイドは、比較的少ない量の酸素
を含んでおり、したがって、性質において、親水性より
疎水性の傾向がある。したがって、3つ未満の炭素原子
を有する有機オキサイドだけを含む物質は親水性性質の
ため、本発明の物質として不適当である傾向がある。し
かし、物質はまた、界面活性剤または界面活性剤(疎水
性成分および親水性成分を有する)を含んでもよい。こ
のようなケースにおいて、疎水性成分は少なくとも3つ
の炭素原子を有する有機オキサイドを好ましくは含み、
一方親水性成分はいかなる親水性成分または親水性成分
(例えばカルボン酸エステル、ホスフェート、スルホナ
ート、硫酸エステル、アルコール、グリコール、アミ
ン、ポリアミンまたは3未満の炭素原子を有する有機オ
キサイド)を含んでもよい。
少なくとも3つの炭素原子を有する有機オキサイド
は、飽和、不飽和または芳香族炭化水素から誘導されて
もよいかまたはその誘導体から誘導されてもよい。しか
し、物質はまた、添加剤上に一時的な疎水効果を与える
ことができなければならない。従って、若干の有機オキ
サイドは必要な効果を成し遂げることができないもので
あるために目的の機能に適さないものであるかもしれな
い。例えば、そして既に述べたように、オキシシランは
添加剤を永久に疎水性にするようであるということが分
かっている。その結果、オキシシラン処理された添加
剤、特にオキシシラン処理されたウォラストナイトは低
い水要求性を有するが、ウォラストナイトがその親水性
を含むその天然の特性を回復することができない限り、
セメント性コンパウンドの曲げ強度における長期間の上
昇を提供しない。したがって、オキシシラン基を含む有
機オキサイドは、物質としての使用には適切ではない。
他の有機オキサイドも、同様の理由で不適当であっても
よい。
いくつかのより高分子の有機オキサイドは物質を含む
ためにそれら自身十分に高い分子量を有していてもよい
が、添加剤の経済的かつ効果的な表面処理を容易にする
のに十分に高い分子量を提供するためにその物質は好ま
しくはポリマーを含む。好適な実施例において、物質は
プロピレンオキシド単位を含むポリマーである。更に、
好適な実施例において、ポリマーはエチレンオキシド単
位のような3つ未満の炭素原子を有する有機オキサイド
を更に含む界面活性剤、またはアミン、ポリアミンまた
はグリコールを更に含む界面活性剤である。
好適な実施例において、添加剤はウォラストナイトを
含み、ポリマーは、後述する4つのポリマーのうちの少
なくとも1つ(これらの混合物を含む)を好ましくは含
む。
第1に、物質は、アルキレングリコールのポリマーを
含んでいてもよい。
ポリアルキレングリコールの化学組成は、以下の化学
式を有するポリアルキレングリコールモノブチルエーテ
ルである: C4H9(OCH2CH2)x[OCH2CH(CH3)]yOH このポリマーは、ユニオン・カーバイド・カナダ社に
より製作されて、UCON商標UCON Lubricant 50−HB−660
として市販されている。
第2に、物質は、アルキルエーテルアミンのポリマー
を含んでいてもよい。ポリアルキルエーテルアミンの化
学組成は、次の通りである: 2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロ
パンジオールとポリ(オキシ(メチル−1,2−エタンジ
イル)),アルファ−ヒドロ−オメガ−(2−アミノメ
チルエトキシ)−とのエーテル(1:3) このポリマーは、Huntsmanにより製作されて、JEFFAM
INE商標の下にJEFFAMINE T403として市販されている。
第3に、物質はオキシアルキレンアミンポリマーを含
んでいてもよい。ポリマーオキシアルキレンアミンの化
学組成は以下の通りである オキシラン、メチル−、オキシラン含有ポリマー、ビ
ス(2−アミノプロピル)エーテル このポリマーは、Huntsmanにより製作されて、JEFFAM
INE商標の下にJEFFAMINE ED−600として市販されてい
る。
第4に、物質は、オキシプロピレンジアミンのポリマ
ーから成ってもよい。ポリオキシプロピレンジアミンの
化学組成は、以下の通りである ポリ(オキシ(メチル1−1,2−エタンジイル)),
アルファ−(2−アミノメチルエチル)オメガ−(2−
アミノメチルエトキシ)。
このポリマーは、また、Huntsmanにより製作されて、
JEFFAMINE商標の下にJEFFAMINE D−230として市販され
ている。
JEFFAMINEポリマーにおいて、JEFFAMINE商標に伴う文
字(DまたはT)は、与えられた生成物の官能性(di−
またはtri−)を表し、また数はおよその平均分子量を
示す。したがって、例えば、D−230は約230の分子量の
ジアミンを表す。
上述した一時的な疎水効果を生成できる他のいずれの
物質も、表面処理物質として使用されてもよい。このよ
うな物質として以下のものが挙げられる;プロピレンオ
キサイド単位を含むポリマー、少なくとも3つの炭素原
子を含む他の有機オキサイドを含むポリマーまたは他の
物質、または疎水性成分として少なくとも3つの炭素原
子を有するプロピレンオキシドまたは他の有機オキサイ
ドを含み、及び親水性成分としてカルボキシレート、ホ
スフェート、スルホナート、硫酸エステル、アルコー
ル、グリコール、アミン、ポリアミン、3つ未満の炭素
原子を有する有機オキサイドまたは他の親水性基を含む
界面活性剤。
この発明に関係している化学作用の正確な性質は完全
には既知ではないと理解されなければならない。したが
って、本発明の実行は、ここで含まれる理論により制限
されると解されてはならない。
以下の実施例は、より完全に本発明を示すのに役立
つ。
実施例において、混合物デザインのための以下のパラ
メータは定数である: 1.砂含有量− 956グラム 2.目の粗い骨材含有量− なし 3.フライアッシュ含有量− 119グラム 4.セメント含有量− 306グラム 5.ウォラストナイト− 42.5グラム (存在する場合) 6.空気伴出混合剤− 0.5ミリリットル 実施例1
フロントページの続き (72)発明者 シャイルーク ドナルド ジェイ カナダ アルバータ ティー2ジェイ 2エル5 カルガリー レイク エリー プレイス サウスイースト 218 (56)参考文献 特開 平5−85796(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 7/00 - 28/36

Claims (76)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポルトランドセメントおよび水を含むセメ
    ント性コンパウンドの凝結前に該コンパウンドへ混合す
    るための表面処理された添加剤を含有する組成物であっ
    て、プロピレンオキシド単位を含む疎水性成分及びポリ
    マーの一以上の末端に位置する親水性成分を含む、界面
    活性剤であるポリマーにより処理された表面を有する添
    加剤を含むことを特徴とする上記組成物。
  2. 【請求項2】該添加剤がシリケートを含む、請求項1に
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】該シリケートが不活性材料である、請求項
    2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】該シリケートがセメント性コンパウンドを
    補強するための繊維材料を含む、請求項2に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】該シリケートが補助セメント性材料を含
    む、請求項2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】該シリケートがケイ酸カルシウムを含む、
    請求項2に記載の組成物。
  7. 【請求項7】該シリケートがメタケイ酸カルシウムを含
    む、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】該シリケートがウォラストナイトを含む、
    請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】該コンパウンドが更に補助セメント性材料
    を含む、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】該ポリマーがプロピレンオキシド単位及
    びエチレンオキシド単位を含むコポリマーを含む、請求
    項8に記載の組成物。
  11. 【請求項11】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項10に記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】該ポリマーがポリオキシアルキレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    二末端に二つのアミン基を有する、請求項11に記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にヒドロキシ基を有する、請求項10に記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】該ポリマーがポリアルキレングリコール
    であり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの一
    末端にヒドロキシ基を有する、請求項13に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】該ポリマーがポリオキシプロピレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項8に記載の組
    成物。
  16. 【請求項16】該ポリマーがポリアルキルエーテルアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    三末端に三つのアミン基を有する、請求項15に記載の組
    成物。
  17. 【請求項17】該ポリマーがポリオキシプロピレンジア
    ミンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマー
    の二末端に二つのアミン基を有する、請求項15に記載の
    組成物。
  18. 【請求項18】該ポリマーがオキシシラン基を含まな
    い、請求項8に記載の組成物。
  19. 【請求項19】該表面処理された添加剤を含有する組成
    物が該ポリマーを2〜5重量%含む、請求項8に記載の
    組成物。
  20. 【請求項20】ポルトランドセメントおよび水を含むセ
    メント性コンパウンドの凝結前に該コンパウンドに混合
    する添加剤(前記添加剤は表面を有する)の製造方法で
    あって、プロピレンオキシド単位を含む疎水性成分及び
    ポリマーの一以上の末端に位置する親水性成分を含む、
    界面活性剤であるポリマーにより前記添加剤の表面を処
    理する工程を含むことを特徴とする上記方法。
  21. 【請求項21】該添加剤がシリケートを含む、請求項20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】該シリケートが不活性材料である、請求
    項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】該シリケートがセメント性コンパウンド
    を補強するための繊維材料を含む、請求項21に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】該シリケートが補助セメント性材料を含
    む、請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】該シリケートがケイ酸カルシウムを含
    む、請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】該シリケートがメタケイ酸カルシウムを
    含む、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】該シリケートがウォラストナイトを含
    む、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】該コンパウンドが更に補助セメント性材
    料を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】該ポリマーがプロピレンオキシド単位及
    びエチレンオキシド単位を含むコポリマーを含む、請求
    項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項29に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】該ポリマーがポリオキシアルキレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    二末端に二つのアミン基を有する、請求項30に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にヒドロキシ基を有する、請求項29に記載
    の方法。
  33. 【請求項33】該ポリマーがポリアルキレングリコール
    であり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの一
    末端にヒドロキシ基を有する、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】該ポリマーがポリオキシプロピレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項27に記載の方
    法。
  35. 【請求項35】該ポリマーがポリアルキルエーテルアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    三末端に三つのアミン基を有する、請求項34に記載の方
    法。
  36. 【請求項36】該ポリマーがポリオキシプロピレンジア
    ミンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマー
    の二末端に二つのアミン基を有する、請求項34に記載の
    方法。
  37. 【請求項37】該ポリマーがオキシシラン基を含まな
    い、請求項27に記載の方法。
  38. 【請求項38】該添加剤を該ポリマーにより処理して、
    該ポリマーを2〜5重量%含む表面処理された添加剤を
    含有する組成物を製造する、請求項27に記載の方法。
  39. 【請求項39】次の工程を含む、ポルトランドセメン
    ト、水および表面処理された添加剤を含有する組成物を
    含むセメント性コンパウンドを製造する方法: (a)界面活性剤であり、かつプロピレンオキシド単位
    を含む疎水性成分及びポリマーの一以上の末端に位置す
    る親水性成分を有するポリマーにより添加剤の表面を処
    理して、表面処理された添加剤を含有する組成物を製造
    する工程、 及び、 (b)ポルトランドセメント、水及び表面処理された添
    加剤を含有する組成物を混合して、コンパウンドを形成
    する工程。
  40. 【請求項40】該添加剤がシリケートを含む、請求項39
    に記載の方法。
  41. 【請求項41】該シリケートが不活性材料である、請求
    項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】該シリケートがセメント性コンパウンド
    を補強するための繊維材料を含む、請求項40に記載の方
    法。
  43. 【請求項43】該シリケートが補助セメント性材料を含
    む、請求項40に記載の方法。
  44. 【請求項44】該シリケートがケイ酸カルシウムを含
    む、請求項40に記載の方法。
  45. 【請求項45】該シリケートがメタケイ酸カルシウムを
    含む、請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】該シリケートがウォラストナイトを含
    む、請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】該コンパウンドが更に補助セメント性材
    料を含む、請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】該ポリマーがプロピレンオキシド単位及
    びエチレンオキシド単位を含むコポリマーを含む、請求
    項46に記載の方法。
  49. 【請求項49】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項48に記載の方
    法。
  50. 【請求項50】該ポリマーがポリオキシアルキレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    二末端に二つのアミン基を有する、請求項49に記載の方
    法。
  51. 【請求項51】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にヒドロキシ基を有する、請求項48に記載
    の方法。
  52. 【請求項52】該ポリマーがポリアルキレングリコール
    であり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの一
    末端にヒドロキシ基を有する、請求項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】該ポリマーがポリオキシプロピレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項46に記載の方
    法。
  54. 【請求項54】該ポリマーがポリアルキルエーテルアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    三末端に三つのアミン基を有する、請求項53に記載の方
    法。
  55. 【請求項55】該ポリマーがポリオキシプロピレンジア
    ミンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマー
    の二末端に二つのアミン基を有する、請求項53に記載の
    方法。
  56. 【請求項56】該ポリマーがオキシシラン基を含まな
    い、請求項46に記載の方法。
  57. 【請求項57】該表面処理された添加剤を含有する組成
    物が該ポリマーを2〜5重量%含むように、該添加剤を
    該ポリマーにより処理する、請求項46に記載の方法。
  58. 【請求項58】ポルトランドセメント、水及び添加剤を
    含むセメント性コンパウンドであって、該添加剤はセメ
    ント性コンパウンドに混合される前にポリマーにより処
    理された表面を有し、該ポリマーは界面活性剤でありか
    つプロピレンオキシド単位を含む疎水性成分及び該ポリ
    マーの一以上の末端に位置する親水性成分を含む、上記
    セメント性コンパウンド。
  59. 【請求項59】該添加剤がシリケートを含む、請求項58
    に記載のコンパウンド。
  60. 【請求項60】該シリケートが不活性材料である、請求
    項59に記載のコンパウンド。
  61. 【請求項61】該シリケートがセメント性コンパウンド
    を補強するための繊維材料を含む、請求項59に記載のコ
    ンパウンド。
  62. 【請求項62】該シリケートが補助セメント性材料を含
    む、請求項59に記載のコンパウンド。
  63. 【請求項63】該シリケートがケイ酸カルシウムを含
    む、請求項59に記載のコンパウンド。
  64. 【請求項64】該シリケートがメタケイ酸カルシウムを
    含む、請求項63に記載のコンパウンド。
  65. 【請求項65】該シリケートがウォラストナイトを含
    む、請求項64に記載のコンパウンド。
  66. 【請求項66】該コンパウンドが更に補助セメント性材
    料を含む、請求項65に記載のコンパウンド。
  67. 【請求項67】該ポリマーがプロピレンオキシド単位及
    びエチレンオキシド単位を含むコポリマーを含む、請求
    項65に記載のコンパウンド。
  68. 【請求項68】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項67に記載のコ
    ンパウンド。
  69. 【請求項69】該ポリマーがポリオキシアルキレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    二末端に二つのアミン基を有する、請求項68に記載のコ
    ンパウンド。
  70. 【請求項70】該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にヒドロキシ基を有する、請求項67に記載
    のコンパウンド。
  71. 【請求項71】該ポリマーがポリアルキレングリコール
    であり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの一
    末端にヒドロキシ基を有する、請求項70に記載のコンパ
    ウンド。
  72. 【請求項72】該ポリマーがポリオキシプロピレンアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    一以上の末端にアミン基を有する、請求項65に記載のコ
    ンパウンド。
  73. 【請求項73】該ポリマーがポリアルキルエーテルアミ
    ンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマーの
    三末端に三つのアミン基を有する、請求項72に記載のコ
    ンパウンド。
  74. 【請求項74】該ポリマーがポリオキシプロピレンジア
    ミンであり、及び該ポリマーの親水性成分が該ポリマー
    の二末端に二つのアミン基を有する、請求項72に記載の
    コンパウンド。
  75. 【請求項75】該ポリマーがオキシシラン基を含まな
    い、請求項65に記載のコンパウンド。
  76. 【請求項76】該添加剤の表面が2〜5重量%の該ポリ
    マーにより処理されている、請求項65に記載のコンパウ
    ンド。
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