JP3429166B2 - 光学的記憶装置 - Google Patents
光学的記憶装置Info
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- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/125—Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
- G11B7/126—Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B11/00—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
- G11B11/10—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
- G11B11/105—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
- G11B11/10595—Control of operating function
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- Physics & Mathematics (AREA)
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Description
や相変化型光ディスク、DVD−RAM等のリムーバブ
ルな媒体を用いた光学的記憶装置に関し、特に、ホスト
コマンドを受けた際に媒体上でのテストライトにより最
適発光パワーを決定しながらコマンドのアクセスを実行
する光学的記憶装置に関する。
チメディアの中核となる記憶媒体として注目されてお
り、例えば3.5インチのMOカートリッジを見ると、
旧来の128MBや230MBに加え、近年にあって
は、540MBや640MBといった高密度記録の媒体
も提供されつつある。
リッジにあっては、媒体トラックをゾーン分割し、ゾー
ン毎のセクタ数を同一としたZCAV記録(ゾーン定角
速度記録)を採用している。また128MB媒体は、ピ
ットポジション変調(PPM)による記録であり、発光
パワーはリードパワー、イレーズパワー及び記録パワー
の3段階の変化でよい。これに対し230MB媒体、5
40MB媒体及び640MB媒体では、記録密度を高め
るためにパルス幅変調(PWM)による記録を採用して
いる。PWM記録では、発光パワーを、リードパワー、
イレーズパワー、第1ライトパワー、及び第2ライトパ
ワーの4段階に変化させる必要がある。
ーバライト対応型媒体のPWM記録では、発光パワー
を、リードパワー、アシストパワー、第1ライトパワ
ー、及び第2ライトパワーの4段階に変化させる必要が
ある。
MBや640MBといったPWM記録を行う高密度の記
録媒体にあっては、媒体記録に使用するレーザタイオー
ドの最適ライトパワーのマージンが狭く、媒体の温度が
温度変化すると最適ライトパワーが変化してしまう。ま
た、媒体の製造条件、光ディスクドライブのライト性能
の差によっても、最適ライトパワーが変化してしまう。
即ち、設計段階で一義的に決めた一定のライトパワーで
記録した場合、実際の最適ライトパワーから大きくず
れ、記録できなくなる場合が出てきてしまい、ライト・
リード性能が悪化する問題があった。
てなされたもので、装置の性能や媒体の製造条件に差が
あったり、装置温度が変化しても常に最適ライトパワー
を設定でき、更に、最適パワーを設定するための処理に
時間がかかっても上位装置に対しタイムアウトによるエ
ラーとならないようにした光学的記憶装置を提供するこ
とを目的とする。
図である。まず本発明の光学的記憶装置は、最適ライト
パワーの設定にテストライトを採用する。テストライト
とは、記録動作を開始する前に、媒体上の非ユーザエリ
ア(テストエリア)において、ライトパワーを変化させ
ながらテストパターンの記録した後に再生し、データコ
ンペアを行ってエラーレートを求め、エラーレートが最
小となるライトパワーを見つけ、このパワーを最適ライ
トパワーとして、イレーズ及びライトに使用する処理で
ある。
トコマンドが発行された時、前回のテストライトからの
経過時間や温度変化が規定値を超えたことを判断した時
等に行われる。しかし、装置温度が大きく変化し、最適
ライトパワーが初期調整で設定したデフォルトのライト
パワーとかけ離れているような状態でテストライトを実
行すると、デフォルトパワーから一定パワーずつ変化さ
せて最適ライトパワーを探すため、最適ライトパワーが
見つかるまでに、かなり長い時間がかかってしまい、上
位装置がコマンド実行のタイムアウトと判断し、デバイ
スエラーが発生することがある。
見つけるためのテストライト処理に時間がかかっても上
位装置に対しタイムアウトによるエラーとならないよう
にした光学的記憶装置が提供される。まず本発明の光学
的記憶装置は、図1(A)のように、媒体の記録再生に
使用するレーザダイオードの発光パワーを調整する発光
パワー調整部186と、媒体上でテストライトを行って
最適発光パワーを決定するテストライト処理を複数に分
割した個々の分割処理を所定のタイミングで個別に独立
して実行する分割テストライト処理部160を備える。
り、上位コマンドを受けた際のイレーズ、ライト、リー
ドを伴う一連のテストライト処理(イレーズを必要とし
ないダイレクトオーバライト対応型媒体ではライトとリ
ードのテストライト処理)が複数の処理段階に分割され
て順番に実行され、装置温度が急激に変化して初期設定
されているデフォルトパワーから最適パワーが大きくず
れており、最適パワーを見つけ出すテストライト終了ま
での時間が長くかかる場合でも、処理が分散されて実行
されるため、上位コマンドに対するタイムアウトは発生
せず、最適パワーからずれていても可能な限り記録再生
ができるので、装置性能が向上する。
行部173と分割制御部162を備える。分割実行部1
73は、テストライト処理を複数の処理に分割して実行
する。分割制御部162は、上位コマンドを受けた際に
テストライトの必要性の有無を判断し、テストライトが
必要と判断した場合は、分割実行部173の中の未実行
の先頭に位置にスキップし、所定時間に亘りテストライ
トの分割処理を実行させる。
理を終了する毎に処理済み番号と処理結果を保存し、分
割処理の開始からの経過時間が所定時間未満の場合は次
の分割処理に移行し、所定時間を経過していた場合は、
処理を中断して次の上位コマンドを待つ。分割制御部1
62は、分割実行部173による前回の分割処理から今
回の分割処理までの経過時間が所定時間を超えていた場
合、前回までの処理済み番号及び処理結果をキャンセル
して最初から分割処理をやり直す。あまり分割処理の中
断時間が長くなると、その間に温度変化等により最適パ
ワーが変動してしまうことがあり、この場合は最初から
やり直すことで、より正確な最適パワーを見つける。
される。 初回は所定の初期発光パワー(デフォルト値)を設定
し次回以降は前記初期発光パワーを所定値ずつ変化させ
た発光パワーを設定する第1分割実行部174; 設定発光パワーで媒体のテスト領域をイレーズする第
2分割実行部176; イレーズ済みのテスト領域に、所定のテストパターン
を書き込む第3分割実行部178; テスト領域に書き込んだテストパターンを読み出す第
4分割実行部180; テストパターンと読出したパターンを比較してデータ
の不一致個数(エラーレート)を決定し、第1乃至第4
分割実行部による複数回のテストライトで得られた不一
致個数に基づいて最適発光パワーを算出する第5分割実
行部182; ここでイレーズを必要としないダイレクトオーバライト
対応型の媒体については、分割実行部173は次のよう
に構成される。
ト値)を設定し次回以降は前記初期発光パワーを所定値
ずつ変化させた発光パワーを設定する第1分割実行部1
74; テスト領域に、所定のテストパターンを書き込む第3
分割実行部178; テスト領域に書き込んだテストパターンを読み出す第
4分割実行部180; テストパターンと読出したパターンを比較してデータ
の不一致個数(エラーレート)を決定し、第1乃至第4
分割実行部による複数回のテストライトで得られた不一
致個数に基づいて最適発光パワーを算出する第5分割実
行部182; 分割制御部162は、予め定めた装置の起動タイミング
からの経過時間に基づいて分割テストライト処理を行う
か否か判断して制御する経過時間制御部164を備え
る。ここで起動タイミングとは、装置に対する媒体のロ
ード時以外に、サーボ部やスピンドルモータを停止して
いるスリープモードからの復帰等も含む。
起動タイミングからの経過時間が所定時間に達するまで
の間、有効に動作して複数の分割実行部を制御する。即
ち、装置の電源投入に伴って媒体をロードしてから2〜
3分程度を経過するまでの間は、急速に装置内の温度が
上昇し、内部温度の分布がかなり不均一になっており、
温度センサの検出値も保証できない状況にある。そこで
媒体ロードからの経過時間が短いときはテストライトを
高頻度で行ない、経過時間が長くなって温度が安定して
きたら、テストライトの頻度を下げるように経過時間に
基づいてテストライトの必要性を判断する。
位コマンドで複数のテストライト処理を一括して行って
最適発光パワーを決定すると共に、そのときの経過時間
に基づいて最適発光パワーの調整を不必要とする有効時
間Tvを設定する。初回以降については、有効時間Tv
の所定割合時間を経過するまでは上位コマンドに対する
分割テストライトを禁止し、所定割合時間から有効時間
Tvまでの間に上位コマンドに対し分割テストライトを
実行させる。経過時間制御部164は、起動タイミング
からの経過時間に比例して有効時間Tvを段階的に長く
するように設定する。
トを有効時間の例えば90%未満の時間帯で禁止し、有
効時間の90%を超える時間帯で許容する。また経過時
間制御部164は、分割テストライトの実行段階の途中
で有効時間Tvを超えた場合、最適パワーが大きくずれ
ている可能性があるので、この場合には次の上位コマン
ドで残りの分割テストライトを一括して実行する。
化に基づいて分割テストライト処理を行うか否か判断し
て制御する温度変化制御部166を備える。この温度変
化制御部166は、装置の起動タイミングから経過時間
制御部162が動作している所定時間、例えば160秒
を経過して装置内の温度が安定した後に動作する。温度
変化制御部166は、所定時間毎に装置内の温度を検出
し、前回の検出温度との温度差が所定温度、例えば3℃
を超えた場合に分割処理を実行させる。また温度変化制
御部166は、分割処理の中断中に温度差が所定温度3
℃より高い上限温度、例えば4℃を超えた場合は、最適
パワーが大きく変化している可能性があるので、この場
合には分割実行部173に分割処理を一括して実行させ
る。
3による分割処理の途中で、前回の分割処理と今回の分
割処理との温度差が所定温度、例えば2℃を超えていた
場合、分割状態の中断時間が長すぎて最適パワーが大き
く変化している可能性があるので、前回までの処理済み
番号及び処理結果をキャンセルして最初から分割処理を
やり直す。
ア、例えば内周エリア・中間エリア・外周エリアに分割
し、分割テストライト処理部及び分割制御部による処理
を各エリア毎に独立に行う。これは媒体の回転制御にC
AVを使用しており、媒体の半径方向での周速度が異な
るために媒体を加熱するレーザパワーも相違するため、
例えば3つのエリアに分けて独立に分割ライトテストで
各エリア毎の最適パワーを見つける。
されていることから、複数のゾーンを半径方向で複数ゾ
ーンずつグループ化して複数のエリアに分割し、分割テ
ストライト処理部及び分割制御部による処理を各エリア
毎に独立に行うことになる。更に本発明の別の形態にあ
っては、上位コマンドに依存することなく、予め定めた
経過時間のタイムスケジュールに従って分割テストライ
ト処理部160による分割テストライト処理を順番に実
行するようにしてもよい。また上位コマンドに依存する
ことなく、一定値以上の温度変化があった場合に、分割
テストライト処理部160による分割テストライト処理
を順番に実行するようにしてもよい。更に、媒体上でテ
ストライトを行って最適発光パワーを決定するテストラ
イト処理を行う光学的記憶装置に於いて、テストライト
処理を少なくとも2つの処理に分割する分割テストライ
ト処理部と、連続したテストライト処理と分割したテス
トライト処理のいずれかの実行を決定する決定部と、決
定部で決定された連続したテストライト処理として、分
割された個々の分割処理を連続的に一括して実行し、決
定部で決定された分割したテストライト処理として、分
割された個々の分割処理を所定のタイミングで独立に実
行するテストライト実行部とを備えている。
ブの回路ブロック図である。本発明の光ディスクドライ
ブは、コントロールユニット10とエンクロージャ12
で構成される。コントロールユニット10には光ディス
クドライブの全体的な制御を行うMPU14、上位装置
との間でコマンド及びデータのやり取りを行うインタフ
ェースコントローラ16、光ディスク媒体に対するデー
タのリード、ライトに必要なフォーマッタやECCの機
能を備えた光ディスクコントローラ(ODC)18、バ
ッファメモリ20を備える。
イト系統としてエンコーダ22とレーザダイオード制御
回路24が設けられ、レーザダイオード制御回路24の
制御出力はエンクロージャ12側の設けたレーザダイオ
ードユニット30に与えられている。レーザダイオード
ユニット30はレーザダイオードとモニタ用の受光素子
を一体に備える。
記録再生を行う光ディスク、即ちリムーバルなMOカー
トリッジ媒体として、この実施形態にあっては128M
B、230MB、540MB、640MBのMOカート
リッジ媒体、更にダイレクトオーバライト対応型の23
0MB、540MB、640MB媒体のいずれかを使用
することができる。このうち128MBのMOカートリ
ッジ媒体については、媒体上のマークの有無に対応して
データを記録するピットポジション記録(PPM記録)
を採用している。また媒体の記録フォーマットは、ZC
AVであり、128MBは1ゾーンである。
0MB及び640MBのMOカートリッジ媒体について
は、マークのエッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させ
るパルス幅記録(PWM記録)を採用している。尚、P
WM記録は、マーク記録又はエッジ記録とも呼ばれる。
ここで、640MBと540MBの記憶容量の差はセク
タ容量の違いによるもので、セクタ容量が2KBのとき
640MBとなり、一方、512Bのときは540MB
となる。また媒体の記録フォーマットはZCAVであ
り、230MBは10ゾーン、640MBは11ゾー
ン、540MBは18ゾーンである。
は、128MB、230MB、540MBまたは640
MBの各記憶容量のMOカートリッジ、更にダイレクト
オーバライト対応型媒体カートリッジに対応可能であ
る。したがって光ディスクドライブにMOカートリッジ
をローディングした際には、まず媒体のID部をリード
し、そのピット間隔からMPU14において媒体の種別
を認識し、種別結果を光ディスクコントローラ18に通
知することで、128MB媒体または230MB媒体で
あればPPM記録に対応したフォーマッタ処理を行い、
540MBまたは640MB媒体であればPWM記録に
従ったフォーマッタ処理を行うことになる。
ド系統としては、デコーダ26、リードLSI回路28
が設けられる。リードLSI回路28に対しては、エン
クロージャ12に設けたディテクタ32によるレーザダ
イオード30からのビームの戻り光の受光信号が、ヘッ
ドアンプ34を介してID信号及びMO信号として入力
されている。
ィルタ、セクタマーク検出回路、シンセサイザ及びPL
L等の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO
信号よりリードクロックとリードデータを作成し、デコ
ーダ26に出力している。またスピンドルモータ40に
よる媒体の記録方式としてゾーンCAVを採用している
ことから、リードLSI回路28に対してはMPU14
より、内蔵したシンセサイザに対しゾーン対応のクロッ
ク周波数の切替制御が行われている。
ーダ26の復調方式は、光ディスクコントローラ18に
よる媒体種別に応じ、128MB媒体及び230MB媒
体についてはPPM記録の変調及び復調方式に切り替え
られる。一方、540MB媒体及び640MB媒体につ
いては、PWM記録の変調及び復調方式に切り替えられ
る。
設けた温度センサ36の検出信号が与えられている。M
PU14は、温度センサ36で検出した装置内部の環境
温度に基づき、レーザダイオード制御回路24における
リード、ライト、イレーズの各発光パワーを最適値に制
御する。この発光パワーを最適化する制御として、本発
明にあっては、540MB媒体および640MB媒体に
ついて、上位ライトコマンドを受けた際に、テストパタ
ーンを媒体のテスト領域に書き込んだ後に読み出してエ
ラー個数を判定しながら最適発光パワーを見つけるテス
トライトを行う。
テップ毎に分割し、上位ライトコマンドを受けた際に分
割処理を順番に実行し、実行時間が所定時間を超えた場
合は、分割処理を中断し、次に上位ライトコマンドを受
けた時に、中断したステップからテストライトの分割処
理を実行する分割テストライトを行う。更に、MPU1
4は、ドライバ38によりエンクロージャ12側に設け
たスピンドルモータ40を制御する。MOカートリッジ
の記録フォーマットはZCAVであることから、スピン
ドルモータ40を例えば3600rpmの一定速度で回
転させる。またMPU14は、ドライバ42を介してエ
ンクロージャ12側に設けた電磁石44を制御する。電
磁石44は装置内にローディングされたMOカートリッ
ジのビーム照射側と反対側に配置されており、記録時及
び消去時に媒体に外部磁界を供給する。
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を実現する。このため、エンクロージャ12側の光学ユ
ニットに媒体からのビームモードの光を受光する4分割
ディテクタ46を設け、FES検出回路(フォーカスエ
ラー信号検出回路)48が、4分割ディテクタ46の受
光出力からフォーカスエラー信号E1を作成してDSP
15に入力している。
信号検出回路)50が4分割ディテクタ46の受光出力
からトラッキングエラー信号E2を作成し、DSP15
に入力している。トラッキングエラー信号E2はTZC
回路(トラックゼロクロス検出回路)45に入力され、
トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP15に
入力している。
しレーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検
出するレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位
置検出信号(LPOS)E4をDSP15に入力してい
る。DSP15は、ビーム位置決めのため、ドライバ5
4,58,62を介してフォーカスアクチュエータ5
6、レンズアクチュエータ60及びVCM64を制御駆
動している。
ロージャの概略は図3のようになる。図3において、ハ
ウジング66内にはスピンドルモータ40が設けられ、
スピンドルモータ40の回転軸のハブに対しインレット
ドア68側よりMOカートリッジ70を挿入すること
で、内部のMO媒体72がスピンドルモータ40の回転
軸のハブに装着されるローディングが行われる。
のMO媒体72の下側には、VCM64により媒体トラ
ックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けら
れている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭載
され、固定光学系78に設けている半導体レーザからの
ビームをプリズム82を介して入射し、MO媒体72の
媒体面にビームスポットを結像している。
2に示したフォーカスアクチュエータ56により光軸方
向に移動制御され、またレンズアクチュエータ60によ
り媒体トラックを横切る半径方向に例えば数十トラック
の範囲内で移動することができる。このキャリッジ76
に搭載している対物レンズ80の位置が、図2のレンズ
位置センサ52により検出される。レンズ位置センサ5
2は対物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置でレ
ンズ位置検出信号を0とし、アウタ側への移動とインナ
側への移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応じ
たレンズ位置検出信号E4を出力する。 2,LD発光制御 図4は図2のコントローラ10に設けたレーザダイオー
ド制御回路24の回路ブロック図であり、書込の先立っ
てイレーズを必要とするMOカートリッジ媒体を例にと
っている。尚、イレーズを必要としないダイレクトオー
バライト対応型の媒体については、MOカートリッジの
イレーズパワーがダイレクトオーバライトの際のライト
パワーの立ち上げを高速化させるアシストパワーに代替
される。
30にはレーザダイオード100とモニタフォトダイオ
ード102が一体に設けられている。レーザダイオード
100は電源電圧Vccにより駆動電流Iを受けて発光
し、光学ユニットによりレーザビームを生成して媒体面
に照射して記録再生を行う。モニタフォトダイオード1
02はレーザダイオード100からの光の一部を入射
し、レーザダイオード100の発光パワーに比例した受
光電流i0を出力する。レーザダイオード100に対し
ては、リードパワー電流源104、イレーズパワー電流
源106、第1ライトパワー電流源108、第2ライト
パワー電流源110が並列接続されており、それぞれリ
ードパワー電流I0 、イレーズパワー電流I1、第1ラ
イトパワー電流I2、及び第3ライトパワー電流I3を
流すようにしている。
ー電流I0 が流れ、イレーズパワー発光時にはリードパ
ワー電流I0 にイレーズパワー電流I1を加えた電流
(I0+I1)が流れ、第1ライトパワー発光時には更
に第1ライトパワー電流I2を加えた電流(I0 +I1
+I2)が流れる。また第2ライトパワー発光時には第
2ライトパワー電流I3をリードパワー電流I0 及びイ
レーズパワー電流I1に加えた電流(I0 +I1+I
3)が流れる。
動パワー制御部(以下「APC」という)138が設け
られている。APC138に対しては目標DACレジス
タ120及びDAコンバータ(以下「DAC」という)
136を介して、目標パワーとして規定の目標リードパ
ワーが設定されている。イレーズパワー電流源106に
対しては、EP電流指示部としてEP電流DACレジス
タ122及びDAC140が設けられる。第1ライトパ
ワー電流源108に対してはWP1電流指示部としてW
P1電流DACレジスタ124及びDAC142が設け
られ、更に第2ライトパワー電流源110に対してもW
P2電流指示部としてWP2電流DACレジスタ126
及びDAC144が設けられる。
8,110の電流は、対応するレジスタ120,12
2,124,126に対するDAC指示値をセットする
ことで適宜に変更することができる。ここでレジスタ、
DAC及び定電流源によって、発光電流源回路が構成さ
れている。APC138による制御は、フォトダイオー
ド102の受光電流i0 から得られたモニタ電流im が
目標リードパワーに対応したDAC136の目標電圧に
一致するようにフィードバック制御を行う。このためモ
ニタフォトダイオード102に対し、リードパワーを超
えるイレーズパワー、第1ライトパワー及び第2ライト
パワーで発光した際の受光電流を差し引いて、リードパ
ワー相当のモニタ電流im をAPCに帰還するため、差
引電流源112,114,116を設けている。
ては、EP差引電流指示部としてのEP差引DACレジ
スタ128及びDAC146により任意の差引電流i1
を設定することができる。第1ライトパワー用差引電流
源114に対しては、WP1差引電流指示部としてのW
P1差引DACレジスタ130及びDAC148により
任意の差引電流i2を設定することができる。更に第2
ライトパワー差引電流源116に対しても、WP2差引
電流指示部としてのWP2差引DACレジスタ132及
びDAC150によって任意の差引電流i3を設定する
ことができる。
発光モードにおけるモニタ電流imは次のようになる。 リード発光時 ;im =i0 イレーズ発光時 ;im =i0 −i1 第1ライトパワー発光時;im =i0 −(i1+i
2) 第2ライトパワー発光時;im =i0 −(i1+i
3) したがって、目標リードパワーを超えるイレーズパワ
ー、第1または第2ライトパワーのいずれの発光時にあ
っても、対応する差引電流を受光電流i0 から引くこと
で、モニタ電流im はリードパワー相当の電流としてモ
ニタ電圧検出用抵抗118に流れ、APC138に帰還
される。
に関わらず、常時目標リードパワーを維持するようにリ
ードパワー電流源104を制御し、これによって規定の
イレーズパワー、第1ライトパワー及び第2ライトパワ
ーの自動パワー制御が実現される。この差引電流につい
ても、レジスタ、DACおよび定電流源によって、差引
電流源回路が構成されている。
抵抗118によるモニタ電圧は、ADコンバータ(以下
「ADC」という)152によりディジタルデータに変
換され、モニタADCレジスタ134に入力された後、
MPU14側に読み出される。このため、ADC152
及びモニタADCレジスタ134はモニタ電流im の測
定部を構成する。
リッジを例にとるものであったが、イレーズを必要とし
ないダイレクトオーバライト対応のカートリッジ媒体の
場合には、PWM記録ではリードパワーRPにアシスト
パワーPAを加えたパワー(RP+PA)に第1ライト
パワーWP1と第2ライトパワーWP2を重畳させてお
り、またPPM記録では、リードパワーRPにアシスト
パワーPAを加えたパワー(RP+PA)に第1ライト
パワーWP1を重畳させている。
のレジスタ124,128,DAC142,146及び
電流源110,112を、各々、アシストパワーPA用
に代替すればよい。勿論、アシストパワー専用のレジス
タ,DAC及び電流源を付加してもよい。図5は図4の
レーザダイオード制御回路24におけるPWM記録の信
号、発光電流、差引電流及びタイムチャートであり、イ
レーズを必要としないダイレクトオーバライト対応型の
540MB及び640MBのカートリッジ媒体を例にと
っている。いま図5(A)のライトゲートに同期して図
5(B)のライトデータが与えられたとすると、図5
(C)のライトクロックに同期してライトデータは図5
(D)のパルス幅データに変換される。このパルス幅デ
ータに基づき、図5(E)のようにアシストパルスが生
成され、更に図5(F)のように第1ライトパルスが生
成される。更に図5(G)の第2ライトパルスが生成さ
れる。
ス幅データのパルス幅に応じたパルス数をもつ。例えば
先頭のパルス幅データについては4クロックのパルス幅
であり、次のパルス幅データは2クロックであり、次の
パルス幅データは3クロックである。これに対応して図
5(G)の第2ライトパルスは、図5(F)の第1ライ
トパルスに続いて先頭データの4クロック幅については
2パルス発生し、次の2クロック幅については0パルス
であり、3番目の3クロック幅については1パルスを発
生し、パルス幅を表わす情報を記録するようにしてい
る。
(G)のアシストパルス、第1ライトパルス及び第2ラ
イトパルスに基づいた発光電流とパワーである。まずリ
ード電流は常時流してリードパワーPRでDC発光させ
ている。このため、アシストパルスに同期して発光電流
(I0 +I1 )が流れ、これによってアシストパワーP
A分アップとなり、第1ライトパルスのタイミングで発
光電流I2が加算されて第1ライトパワーWP1分アッ
プとなり、更に第2ライトパルスのタイミングで発光電
流I3が加算されて(I0 +I1 +I3 )となって第2
ライトパワーWP2分アップする。
5(I)に示す差引電流が図4の差引電流源112,1
14,116に流れる。即ち、アシストパワーPA分の
アップに対応する差引電流i1が流れ、次の第1ライト
パワーWP1分のアップ分に対応する差引電流i2を加
算して差引電流(i1+i2)が流れ、更に第2ライト
パワーWP2分のアップに対応する差引電流i3を加算
して差引電流(i1+i3)が流れる。
図5(H)の発光電流及び発光パワーに対応した受光電
流i0 から図5(H)の差引電流を差し引いた値とな
り、発光中であっても常にリードパワー相当の一定電流
に変換され、APC138に帰還される。図6はダイレ
クトオーバライト対応の540MBと640MB媒体を
例にとってPPM記録する時の信号発光電流、差引電流
及びモニタ電流のタイミングチャートである。図6
(A)Aのライトゲートに同期して図6(B)のライト
データが与えられたとすると、図6(C)のライトクロ
ックに同期して図6(D)のパルス幅データが生成され
る。このパルス幅データに対応して、図6(E)のアシ
ストパルスと図6(F)の第1ライトパルスが作られ
る。PPM記録にあっては、図6(G)の第2ライトパ
ルスは使用されない。
パルスによる図6(H)の発光電流をレーザダイオード
に流すことで、発光パワーPが得られる。PPM記録に
あっては、アシストパルスのタイミングでアシストパワ
ーPRをリードパワーRPに加算したパワー(PR+A
P)とするが、この場合にはアシストパワーPAをリー
ドパワーPRのそのものとし(AP=PR)、アシスト
パルスのタイミングにあってもリードパワー電流I0 に
よるリードパワーRPによる発光が維持される。第1ラ
イトパルスのタイミングでは、発光電流が(I1+I
2)だけ増加して第1ライトパワーWP1分にアシスト
パワーAP分を加算したパワーとなる。図6(I)の差
引電流は第1ライトパルスの発光タイミングで差引電流
(i1+i2)を流す。これによって図6(J)のモニ
タ電流im は常にリードパワーの受光電流相当に維持さ
れる。 3.分割テストライト処理 図7は、図2の光ディスクドライブのMPU14で実現
される本発明による分割テストライト処理の機能ブロッ
ク図である。図7において分割テストライト処理部16
0は、分割制御部162と分割実行部173で構成され
る。
コマンドを受けた際にテストライト処理の必要性の有無
を判断し、テストライト処理の必要性がある場合には、
分割実行部173を起動して分割テストライト処理を行
わせる。分割制御部162によるテストライトの必要性
の判断処理は次の2つがある。 媒体ロードからの経過時間に基づいたテストライトの
必要性の判断; 図2の温度センサ36で検出している装置内の温度の
変化に基づいたテストライトの必要性の判断; この2つのテストライトの必要性を判断するため、分割
制御部162には経過時間制御部164と温度変化制御
部166が設けられている。経過時間制御部164と温
度変化制御部166によるテストライトの必要性の判断
は、図8(A)のタイムスケジュールのようになる。
ートリッジをロードしたときのタイムスケジュールであ
り、媒体ロードから例えば160秒経過するまでの期間
を、経過時間制御部164によってテストライトの必要
性を判断する有効時間テストライト処理期間204とし
ている。この有効時間テストライト処理期間204が過
ぎた160秒以降については、温度変化制御部166に
よる温度変化テストライト処理期間206に切り替える
ようにしている。
始は、光ディスクドライブに対する媒体ロードから開始
される。この媒体ロードからの経過時間は、図7の分割
制御部162に設けている経過時間タイマ170で測定
される。この経過時間タイマ170の測定時間を経過時
間Aで表わす。図8(A)で媒体ロードが行われると、
続いて上位装置から最初のライトコマンドが発行され
る。この初回のライトコマンドに対し、分割制御部16
2の経過時間制御部164にあっては、分割実行部17
3に対するテストライトの一括処理と分割処理を設定す
る一括実行フラグをオンし、一括テストライト処理を行
う。
を複数の実行単位に分けて上位装置からライトコマンド
を受けるごとに順次行うものであるが、最初のライトコ
マンドについては最適発光パワーが得られていないこと
から、分割処理とせずに一括テストライトにより最適発
光パワーを見つけ出す。図8(A)で初回コマンドによ
り一括テストライトが行われて最適発光パワーが決定さ
れると、そのときの経過時間タイマ170による経過時
間Aに応じ、一括テストライトで決定された最適発光パ
ワーが有効に使用できる有効時間Tvを設定する。この
経過時間Aに対する有効時間Tvの関係は、有効時間テ
ーブル168により設定される。
例であり、経過時間が増加するにつれて長くなるように
有効時間Tvを設定している。例えば経過時間Aが0〜
19秒の間にテストライトによって最適発光パワーが決
定されると、有効時間Tv=20秒を設定する。また経
過時間が20〜39秒については有効時間Tv=40
秒、経過時間40〜59秒についてはTv=60秒、経
過時間60〜160秒についてはTv=160秒が設定
される。
て媒体カートリッジをロードした直後は、急速にドライ
ブ内の温度が上昇し、ドライブ内部の温度分布がかなり
均一ではないことから、経過時間Aが短いときはテスト
ライトを頻繁に行い、経過時間Aが長くなっらたテスト
ライトの頻度を下げるように有効時間Tvを設定してテ
ストライトの必要性を判断している。
に基づく一括テストライトによって最初の最適発光パワ
ーが決定された後に、有効時間テストライト処理期間2
04内で上位装置のライトコマンドを受けたときの分割
テストライト処理のタイムスケジュールである。まず前
回のテストライト処理の完了時点で、そのときの経過時
間Aに基づき、図9の有効時間テーブルから次にテスト
ライトを必要とする有効時間Tvが設定される。この有
効時間Tvに対し、図7の経過時間制御部164にあっ
ては、90%有効時間をテストライト休止時間208と
して設定し、テストライト休止時間208に上位装置か
らライトコマンドを受けても、前回のテストライト処理
による最適発光パワーを有効としてテストライト処理は
実行しない。
期間208に続いては、有効期間Tvの90%〜100
%の範囲に設定した10%有効時間の長さをもつ分割テ
ストライト有効期間210を設定している。この分割テ
ストライト有効期間210の間に上位装置ライトコマン
ドを受けると、経過時間制御部164は一括実行フラグ
をオフし、これによって分割実行部173によるテスト
ライトの分割処理を実行する。
分割テストライト処理は、図7の分割実行部173に示
すように、第1分割実行部174、第2分割実行部17
6、第3分割実行部178、第4分割実行部180及び
第5分割実行部182による5つの分割処理に分けられ
て順次実行される。第1分割実行部174は、最適発光
パワーを見つけるための初期値としての発光パワーのデ
フォルト値を設定し、デフォルト値によって発光パワー
が見つからない場合はデフォルト値を更新する。
86に設けているデフォルトイレーズ/アシストパワー
テーブル188及びデフォルトライトパワーテーブル1
90から読み出して設定される。尚、デフォルトイレー
ズ/アシストパワーテーブル188の代りに、専用のデ
フォルトイレーズパワーテーブルとデフォルトアシスト
パワーテーブルを個別に設けてもよい。
フォルト値を設定する際にレジスタ群184に格納され
た装置内温度によるデフォルト値の補正を、発光パワー
調整部186に対し設けている温度補正係数テーブル1
92から温度補正係数を読み出して温度補正を行う。ま
た第1分割実行部174によるテストライトのための発
光パワーを決めるデフォルト値の設定は、デフォルト値
を中心に所定のデフォルト単位ずつ変化させながらテス
トライトを実行する。具体的には、(デフォルト−
2),(デフォルト−1),(デフォルト),(デフォ
ルト+1),(デフォルト+2)の5段階に発光パワー
を変えながらテストライトを行わせる。
174で設定したイレーズパワーによるレーザダイオー
ドの発光で媒体のテスト領域のイレーズを行う。尚、ダ
イレクトオーバライト対応型媒体の場合には第2分割実
行部176の処理はスキップされる。第3分割実行部1
78は、第1分割実行部174で設定したライトパワー
でレーザダイオードを発光駆動して、イレーズ後のテス
ト領域に対する所定のテストパターンの書込みを行う。
178により書き込まれたテストパターンを読み出す処
理を実行する。更に第5分割実行部182は、第3分割
実行部178によるライトパターンと第4分割実行部1
80によるリードパターンをビット単位に比較し、その
ときの発光パワーに対する不一致数を求める。第1分割
実行部174〜第5分割実行部182による分割テスト
ライト処理は、第1分割実行部174で発光パワーのデ
フォルト値に対し(−2,−1,0,+1,+2)の5
段階に亘る処理を繰り返し、その結果から第5分割実行
部182において最適発光パワーを決定する。即ち、1
回のテストライト処理で最適発光パワーを見つけ出すた
めには、デフォルト設定、イレーズ、ライト、リード、
比較の分割テストライトを5回繰り返す必要がある。
最適発光パワーが見つからない場合には、第1分割実行
部174で最初に設定するデフォルト値そのものを別の
値に更新して同じ処理を繰り返し、最適発光パワーが得
られるまでテストライトを繰り返すことになる。図10
は図7の分割実行部173による最適発光パワーを決め
るテストライト処理により得られる測定結果であり、ラ
イトパワーの最適発光調整を例にとっている。
1分割実行部174がそのときの装置温度により補正さ
れたデフォルトパワーDWPを求め、最初は−2単位低
いライトパワー WP=DWP−2 を設定し、第2分割実行部176によるイレーズ、第3
分割実行部178によるテストパターンのライト、第4
分割実行部180によるリード、更に第5分割実行部1
82によるライトパターンとリードパターンの不一致数
を測定する。この場合の不一致数EはO点となり、最適
発光パワーの限界を示す閾値Ethを超えている。次に
デフォルトパワーDWPを−1単位増加させたライトパ
ワー WP=DWP−1 を第1分割実行部174で更新設定し、第2分割実行部
176によるイレーズ、第3分割実行部178によるテ
ストパターンのライト、第4分割実行部180によるリ
ード、及び第5分割実行部182によるライトパターン
とリードパターンのビットの不一致数の測定を行う。
発光パワーの限界を示す閾値Ethより少なく、ライト
パワー(DWP−1)は最適パワーということができ
る。同様にして、デフォルトパワーDWPに対し0,+
1,+2とライトパワーWPを変化させ、このときの不
一致数をQ点、R点、S点のように求める。この場合、
Q点,R点は閾値Ethより小さく、最適発光パワーの
範囲に入っているが、S点にあっては閾値Ethより大
きく、最適発光パワーの範囲を外れている。
る(−2,−1,0,+1,+2)となる5段階のライ
トパワーWPの調整によるテストライトでの不一致数が
求められたならば、閾値Ethより小さいP,Q,Rの
3点の中央値、即ちQ点のライトパワーWP=DWPを
最適発光パワーに決定する。このようなライトパワーW
Pに対するテストライトによる不一致数の特性は、装置
内の温度により左右にシフトする。即ち、テストライト
により測定点O,P,Q,R,Sの5点で与えられる実
線の特性212は、装置温度が25℃の場合であったと
すると、装置温度が10℃に低下すると破線の特性21
4のように最適ライトパワーは増加する方向にシフトす
る。これに対し装置温度が55℃に増加すると、2点鎖
線の特性216のように最適発光パワーは低い方にシフ
トする。
パワーに対するエラー数の特性212,214,216
から明らかなように、テストライト時の最適発光パワー
はそのときの装置温度により大きく変動していることが
分かる。このため、そのときの装置温度に対応した最適
ライトパワーがデフォルトのライトパワーとかけ離れて
いる状態、例えば装置温度が55℃に増加した特性21
6のような状態でテストライトを実行すると、デフォル
トパワーDWPに対するライトパワーの(−2,−1,
0,+1,+2)による5段階のテストライトでは最適
ライトパワーが見つからない場合がある。
DWP−1に修正し、修正後のデフォルトパワーに対し
(−2,−1,0,+1,+2」)ライトパワーWPを
変化させてテストライトを行う必要がある。このため、
装置温度がへ大きく変化してデォルトから最適パワーが
大きくずれると、最適ライトパワーを探すためにかなり
時間がかかることが分かる。
に時間がかかり過ぎて、上位装置のアクセスに対しタイ
ムアウトと判断してエラーとなってしまうが、本発明に
あっては、図7の分割実行部173のように、発光パワ
ーの設定からイレーズ、ライト、リード、比較決定まで
の1回分のテストライトを5つの処理に分割して実行し
ており、分割処理が完了して最適デフォルトパワーが見
つかるまでは以前の最適発光パワーによるアクセスで上
位コマンドに応答することから、最適発光パワーを見つ
けるテストライトに時間がかかっても、上位コマンドに
対するタイムアウトと判断されてエラーとなってしまう
ことが確実に防止できる。
制御部166にあっては、図8(A)の媒体ロード20
8からのタイムスケジュールのように、160秒に亘る
有効時間テストライト処理期間204が経過した後の期
間として設定した温度変化テストライト期間206につ
いて、テストライトの必要性を判断している。即ち温度
変化制御部166は、温度変化テストライト期間206
において例えば有効時間テストライト期間204の最終
時間160秒で設定した有効時間Tvの最大時間、即ち
Tv=160秒ごとに装置温度を検出し、前回の検出温
度との温度差を算出する。
き、テストライトの必要性ありと判断し、図8(A)の
ように上位装置からのライトコマンドを受けるごとに分
割実行部173に設けている第1分割実行部174から
第5分割実行部182の各分割処理を順次繰り返す。一
方、分割テストライト処理は、最適発光パワーの決定に
時間が掛かる場合に上位コマンドに対しオーバタイムと
なってエラーを防止できる利点を有するが、逆に分割処
理の中断期間が長すぎると、その間に装置温度が大きく
変化し、前回までの分割処理の結果が有効に利用できな
い場合がある。
図8(B)のように、有効時間Tvの90%から100
%の範囲の10%有効時間の幅をもつ分割テストライト
有効期間210が経過した後、即ち有効時間Tvが経過
した後の期間について、一括テストライト期間211を
設定し、有効時間Tvまでに全ての分割テストライト処
理を終了せずに分割処理の途中で中断していた場合、有
効時間Tv経過時点で上位装置からライトコマンドを受
けた場合には、残りの分割処理を一括して行う一括テス
トライトに切り替える。これによって有効時間Tvを超
えて分割テストライトが行われ、分割実行したテストラ
イトが長くなり過ぎて、その間に最適発光パワーがずれ
てしまうことによる不具合を防止する。
ては、最大有効時間Tv=160秒ごとの装置温度の検
出による温度差が分割テストライト処理の必要性を判断
する3℃を超える例えば4℃以上となった場合には、分
割テストライト処理では時間がかかって最適発光パワー
の調整が遅れることから、この場合には残っている分割
テストライト処理を一括して実行する一括テストライト
処理に切り替える。
検出温度との温度差をチェックし、例えば2℃以上の温
度変化があった場合には、それまでの分割処理の結果が
有効に活用できないことから、この場合には、それまで
の分割処理を全てキャンセルし、最初から分割処理をや
り直すようにする。図7の分割テストライト処理部16
0における分割処理を実行するためのレジスタ群184
には、装置温度に加え媒体種別、上位コマンドの種別を
示すライト/イレーズ情報、及びアクセストラックが含
まれる媒体のゾーン番号が設定されている。レジスタ群
184にセットされる媒体種別としては、128MB媒
体、230MB媒体、540MB媒体、640MB媒体
があり、更にイレーズを必要とせずにライトすることの
できるオーバライト媒体か、イレーズ・ライトを別々に
行う通常媒体かが格納される。
イレーズが必要ないので、分割実行部173に設けてい
る第2分割実行部176による処理は行われない。また
レジスタ群184のゾーン番号は、分割テストライト処
理部160におけるテストライト処理が540MB媒体
と640MB媒体については媒体ゾーンを3つのエリア
に分けてテストライトによる最適発光パワーを見つけて
いることから、ゾーン番号によってテストライトを行う
媒体エリアが判定され、分割テストライト処理部160
におけるテストライトが各エリアごとに並列的に行われ
る。
おけるテストライトの媒体エリアは、内周エリア、中間
エリア、外周エリアの3エリアに分割される。例えば6
40MB媒体にあっては11ゾーンであり、ゾーン番号
1〜4が内周エリア、ゾーン番号5〜8が中間エリア、
ゾーン番号9〜11が外周エリアに分けられ、それぞれ
テストライトにより固有の最適発光パワーが見つけられ
る。
とから、6ゾーン単位に内周エリア、中間エリア及び外
周エリアに分割され、各エリアごとにテストライトによ
って最適発光パワーが見つけ出される。次に図7の発光
パワー調整部186を説明する。発光パワー調整部18
6は光ディスクドライブの電源投入に伴う立ち上げ時に
発光パワー調整処理を実行し、その結果をデフォルト値
としてデフォルトイレーズ/アシストパワーテーブル1
88、デフォルトライトパワーテーブル190に格納
し、更に装置温度に対応した温度補正係数を格納した温
度補正係数テーブル192を設けている。
ブル188は、例えば640MB媒体を例にとると、図
11のようにゾーン番号1〜11に対応してデフォルト
イレーズパワーDEPiが例えば3.0mW〜4.5m
Wとして格納されている。またデフォルトライトパワー
テーブル190には、図12のように640MB媒体を
例にとると、ゾーン番号i=1〜11に対応してデフォ
ルトライトパワーDWP=6.0mW〜11.0mWが
格納されている。
13のように、540MB媒体のゾーン番号i=1〜1
1に対応して温度補正係数Kt=−0.10〜0.10
が格納されている。なお図13の温度補正係数テーブル
192の係数Ktは、装置温度T=25℃の場合の値で
ある。再び図7を参照するに、発光パワー調整部186
に対しては更に、分割テストライト処理部160のテス
トライトで見つけ出した最適発光パワーを格納するイレ
ーズ/アシストパワーテーブル194、第1ライトパワ
ーテーブル196及び第2ライトパワーテーブル198
が設けられている。
194は、通常のMOカートリッジに使用するイレーズ
パワーEPとダイレクトオーバライト媒体に使用するア
シストパワーAPを格納しており、媒体種別の判別結果
に応じて選択的に使用される。尚、イレーズ/アシスト
パワーテーブル194の代りに、専用のイレーズパワー
テーブルとアシストパワーテーブルを個別に設けてもよ
い。
イトパワーテーブル198は、図5のタイムチャートに
示したPWM記録に使用する2種のライトパワーを格納
しており、デフォルトライトパワーテーブル190には
第1ライトパワーテーブル196のデフォルト値が格納
されており、第1ライトパワーに対し第2ライトパワー
のパワー比率が予め定まっていることから、デフォルト
ライトパワーテーブル190のデフォルトライトパワー
に所定のパワー比率を乗ずることで第2ライトパワーW
P2を求めて、第2ライトパワーテーブル198を得る
ことができる。
94、第1ライトパワーテーブル196及び第2ライト
パワーテーブル198の初期値は、そのときのレジスタ
200の装置温度による温度補正係数テーブル192の
参照で温度補正係数Ktを求め、この温度補正係数Kt
によってデフォルトイレーズ/アシストパワーテーブル
188及びデフォルトライトパワーテーブル190の各
デフォルト値を温度補正した値が格納される。
ーをWP、デフォルトライトパワーをDWP、ゾーン番
号iに対応した温度補正係数をKtとすると、 WP=DWP(1+Kt) で与えられる。次に図7の分割テストライト処理部16
0による処理動作を説明する。図14は図7の分割テス
トライト処理部160を備えた本発明の光ディスクドラ
イブにおける全体的な処理の概略である。光ディスクド
ライブの電源を投入すると、ステップS1で初期化処理
が行われる。この初期化処理には、図7の発光パワー調
整部186による各デフォルト値、温度補正係数等の設
定調整が含まれる。
ると、ステップS3に進み、経過時間タイマ170によ
り経過時間Aの計測をスタートする。続いてステップS
4でコマンド受領の有無をチェックしており、上位装置
からコマンドを受領すると、ステップS5でライトコマ
ンドか否かチェックする。ライトコマンドであればステ
ップS6に進み、経過時間タイマ170による経過時間
Aが160秒未満か否かチェックする。160秒未満で
あればステップS7に進み、経過時間制御部164によ
る有効時間に基づいたテストライト処理を実行する。こ
のテストライト処理が終了すると、ステップS8で上位
装置からのライトコマンドを実行し、ステップS9で媒
体アンロードでなければ、ステップS4に戻って次の上
位装置からのコマンドの受領を待つ。
秒以上であった場合には、ステップS11に進み、図7
の温度変化制御部166による温度変化に基づくテスト
ライト処理を実行する。このテストライト処理が済む
と、ステップS8で上位装置からのライトコマンドを実
行する。またステップS5でリードコマンドを判別した
場合には、ステップS8でそのリードコマンドを実行す
ることになる。
した場合には、ステップS10に進み、装置停止でなけ
ればステップS2に戻って次の媒体ロードを待つ。装置
停止であれば一連の処理を終了する。図15は図14の
ステップS7で媒体ロードからの経過時間Aが160秒
未満となる図8(A)の有効時間テストライト処理期間
204で行われる有効時間テストライト処理のフローチ
ャートである。この有効時間テストライト処理にあって
は、ステップS1で上位装置からのライトコマンドが初
回か否かチェックする。
2に進み、この場合は最適発光パワーが見つかっていな
いので、一括実行フラグをオンし、ステップS9で分割
テストライト処理の分割処理を行わず、図7に示した分
割実行部173に設けている5つの第1〜第5分割実行
部174〜182を一括して実行して最適発光パワーを
見つけ出す。
トライトが終了すると、ステップS11でそのときの経
過時間Aから有効時間Tvを求め、有効時間タイマ17
2をスタートする。ここで有効時間タイママ172の計
測時間をBとする。一方、ステップS1で2回目以降の
上位装置からのライトコマンドであった場合には、ステ
ップS3で有効時間タイマ172の計測時間Bを読み取
り、ステップS4で有効時間タイマ172の値Bがその
ときの有効時間Tvの90%有効時間以上か否かチェッ
クする。90%有効時間未満であればステップS5〜S
11の処理はスキップし、分割テストライトは行わな
い。
%有効時間以上であると、ステップS5に進み、有効時
間タイマ値Bがそのときの有効時間Tv以上か否かチェ
ックし、有効時間Tv未満であれば、ステップS6で一
括実行フラグをオフし、ステップS9で分割テストライ
ト処理を実行することになる。この場合、ステップS7
で前回の分割処理の実行からの経過時間がそのときの有
効時間Tvの10%有効時間以上か否かチェックする。
もし分割処理経過時間が10%有効時間を超えていた場
合には、それまでの分割処理の結果は有効に利用できな
いことから、ステップS8で分割処理番号をクリアし、
これによってステップS9の分割テストライト処理を最
初からやり直すことになる。
図7の分割実行部173の第1分割実行部174〜第5
分割実行部182のそれぞれに予め割り当てている分割
処理番号#1,#2,#3,#4,#5を参照し、その
とき未処理となっている先頭の分割処理番号に対応する
分割実行部の処理を行う。ステップS9でいずれかの分
割テストライト処理が終了すると、ステップS10で分
割テストライト処理が完了したか否かチェックし、完了
していなければ再び図4のメインルーチンにリターンし
て、次の上位コマンドによる分割テストライトを待つ。
分割テストライト処理が完了していると、経過時間タイ
マ170による経過時間Aから図9の有効時間テーブル
168を参照して有効時間Tvを求め、次の有効時間の
監視のため有効時間タイマ172をクリアしてスタート
する。
ライト処理は、図16及び図17のフローチャートに示
すようになる。この図16,図17の分割テストライト
処理は、図7の分割実行部173に示したように、第1
分割実行部174〜第5分割実行部182で示される5
つの処理部分に分けられており、それぞれ処理番号#1
〜#5が設定されている。
1の第1分割実行部174による処理、ステップS11
〜S16が第2分割実行部176による処理番号#2の
処理、ステップS17〜S21が第3分割実行部178
による処理番号#3の処理、ステップS22〜S26が
第4分割実行部180による処理番号#4の分割処理、
更にステップS27〜S34が第5分割実行部182に
よる処理番号#5の分割処理となる。
の第1分割実行部174によるデフォルト設定更新処理
を説明する。まずステップS1でレーザダイオード再調
整フラグがオンか否かチェックする。このレーザダイオ
ード再調整フラグは、例えば上位コマンドの実行でリー
ドエラーもしくはライトエラーとなった際のエラー回復
処理でフラグオンとなり、ステップS2で図7の発光パ
ワー調整部186によるレーザダイオードの再調整が行
われる。
フとなっていることから、ステップS2のレーザダイオ
ード再調整はスキップされる。続いてステップS3に進
み、上位装置からのライトコマンドで指定されたアクセ
ストラックの媒体エリアを判定する。テストライトを必
要とする540MB媒体または640MB媒体にあって
は、媒体ゾーンを内周エリア、中間エリア、外周エリア
の3エリアに分けており、したがってゾーン番号からア
クセストラックの属するテストライトのための媒体エリ
アを判定する。
アのテスト領域に光ビームを位置決めするシークを行
う。媒体を内周エリア、中間エリア、外周エリアの3エ
リアに分けた場合、例えば640MB媒体にあっては、
図11のデフォルトイレーズパワーテーブルのように、
内周エリアがゾーン番号1〜4、中間エリアがゾーン番
号5〜8、外周エリアがゾーン番号9〜11となってい
る。
ーンのゾーン境界の例えば5トラックを1ユーザ領域と
して予め割り当てており、このゾーン境界の非ユーザ領
域をテストライトのテスト領域に使用することができ
る。この場合、各エリアは複数ゾーンに分かれており、
非ユーザ領域の各ゾーン境界の5トラック部分に分散し
ていることから、各エリアの中央に位置するゾーンの非
ユーザ領域をテスト領域としてテストライトを実行する
ことが望ましい。
次の分割処理を実行済みか否かチェックする。初期状態
にあっては、分割処理番号#1〜#5のいずれも実行済
みでないことから、未実行となっている先頭の分割処理
番号#1に従って、そのときの装置温度に基づいてテス
トライトのための発光パワーを初期設定する。この発光
パワーの初期設定は図7の発光パワー調整部186によ
り行われ、デフォルトイレーズ/アシストパワーテーブ
ル188、デフォルトライトパワーテーブル190及び
温度補正係数テーブル192からデフォルト値と温度係
数を読み出し、それぞれ温度係数により補正したデフォ
ルトイレーズパワーDEP、デフォルト第1ライトパワ
ーDWP1、デフォルト第2ライトパワーDWP2を求
め、各デフォルト値から発光パワーを(−2,−1,
0,+1,+2)の5段階に設定する内の初期値「−
2」をディフォルトパワーから差し引いたパワーを初期
設定する。ここで、オーバライト媒体の場合には、ディ
フォルトアシストパワーDAPから初期値「−2」を差
し引いたアシストパワーAPを初期設定する。
74による設定処理の終了を示す分割処理番号#1を保
存する。続いてステップS9に進み、一括実行フラグが
オンしているか否かチェックする。この場合、一括実行
フラグはオフにあることから、ステップS10に進み、
予め定めた分割実行時間0.5秒を超えたか否かチェッ
クする。このとき0.5秒を超えていれば、ステップS
11以降の処理を行わず、図14のメインルーチンにリ
ターンする。これに対しステップS10で0.5秒を超
えていなかった場合には、ステップS11に進み、次の
分割処理の実行済みの有無をチェックする。
176の分割処理番号#2は未実行メあることから、ス
テップS12に進み、媒体がオーバライト媒体か否かチ
ェックする。オーバライト媒体の場合には、ステップS
13のテストセクタのイレーズは必要ないことからスキ
ップする。通常のMO媒体であれば、ステップS13で
テストセクタのイレーズをそのときのイレーズパワーE
P=DEP1−2の発光で行う。ステップS13のテス
トセクタのイレーズが済むと、ステップS15で、その
分割処理番号#2をRAM等に保存する。
オンをチェックした後、ステップS16で0.5秒を超
えたか否かチェックする。0.5秒を超えていればステ
ップS17以降の処理を行わず、図14のメインルーチ
ンにリターンする。ステップS16で0.5秒以下であ
れば図17のステップS17に進み、次の分割処理の実
行済み、即ち第3分割実行部178の分割処理番号#3
が実行済みか否かチェックする。
ップS18でテストライトセクタに対するテストパター
ンのライト処理を実行する。この場合のテストライトセ
クタのライト処理は、ECC及びCRCを作成せず、所
定のライトパターンの書込みのみを行う。このライト処
理に使用するテストパターンは、最初のライトコマンド
による一括テストライト処理の際にRAM上に準備され
ているものを使用する。RAM上に準備するライトパタ
ーンとしては、エラー発生が最も大きいことが予測され
る最悪パターンである「596595」と、16進の各
ワードの全パターンとなる「FEDC・・・3210」
を使用する。
するライト処理が済むと、ステップS19でライト処理
の分割処理番号#3をRAMに保存した後、ステップS
20で一括実行フラグのオンをチェックし、ステップS
21で0.5秒を超えたか否かチェックする。0.5秒
を超えていれば、図14のメインルーチンにリターンす
る。0.5秒以下であれば、ステップS22で、次の第
3分割実行部178による分割処理番号#3が実行済み
か否かチェックする。
み、ステップS18でライトしたテストライトセクタの
リードを行う。この場合のリード処理は、ECC及びC
RCのエラー訂正なしのリード処理を行う。リード処理
が済むと、ステップS24でその分割処理番号#4をR
AMに保存した後、ステップS25で一括実行フラグの
オンをチェックし、ステップS26で処理時間が0.5
秒を超えたか否かチェックする。0.5秒を超えていれ
ば図14のメインルーチンにリターンする。
27で、次の分割処理となる第5分割実行部182の分
割処理番号#5が実行済みか否かチェックする。実行済
みでなかった場合には、それまでの分割処理番号#1,
#2,#3,#4の分割処理で得られた処理結果から、
ステップS28でエラー数を算出する。
トセクタに書き込んだライトパターンとステップS23
でテストライトセクタからリードしたリードパターンを
ビット単位に比較し、その不一致数を算出する。続いて
ステップS25で分割処理番号#5をRAMに保存した
後、ステップS30でテストライトの発光パワーの調整
が最大調整値となる「デフォルト+2」を超えたか、即
ち5回の発光パワーの設定によるイレーズ、ライト、リ
ードの処理が終了したか否かチェックする。終了してい
なければ、ステップS31で発光パワーを1単位増加し
た後、再び図16のステップS10に戻る。
了していた場合には、ステップS32で最適パワーの算
出処理を行う。最適パワーが算出できたならば、ステッ
プS33で、実行済みの分割処理番号#1〜#5を全て
クリアし、更にステップS34で新たな最適パワーの設
定ができたことから、そのときの経過時間タイマ170
の計測時間Aから図9の有効時間テーブル168を参照
して有効時間Tvを求め、有効時間タイマ172をクリ
アして有効時間Bの計数を再度スタートする。なお、経
過時間タイマ170の経過時間AがA=160秒以上に
なると、有効時間TvはTv=160秒の最大値に固定
されることになる。
ーの算出処理である。図16〜図17の発光パワーを変
化させた5回に亘るイレーズ、ライト及びリードの処理
に基づく不一致数の検出結果により、例えば図11の特
性212を与えるデフォルトパワーDWPを(−2,−
1,0,+1,+2)と変化させたときの不一致数を示
すO,P,Q,R,Sの5点が得られていることから、
ステップS1でエラー数と最適発光パワーを判定するた
めの閾値Ethとを比較し、閾値Eth以下の不一致数
をもつ発光パワーを抽出する。
不一致数を与える発光パワーが2つ以上あるか否かチェ
ックする。2つ以上あれば、ステップS3で2つのパワ
ーの最大値と最小値の差の2分の1として最適パワーを
決定する。ステップS2で不一致数が閾値Eth以下と
なる発光パワーが2つ以上なかった場合、即ち1つしか
なかった場合には、最適パワーを決定することができな
いことから、ステップS4に進み、パワーシフト方向を
判別してデフォルトを修正する。
は、エラー数が閾値Ethを超えている発光パワー側に
デフォルトパワーを1単位シフトするように修正する。
続いてステップS5で、修正デフォルト値が予め定めた
ライトパワーの限界、即ち下限値または上限値を超えた
か否かチェックし、超えていなければ図19のルーチン
にリターンする。もし調整後のデフォルトパワーが限界
を超えていた場合には異常終了とする。
コマンドを受けた際に実行される一括テストライト処理
であり、一括実行フラグをオンとした状態で図16及び
図17でスキップする部分を除いて一連の流れとして示
している。即ち、図16及び図17におけるステップS
9,S15,S25の一括実行フラグのオンを判別した
場合の処理を抽出すると、図19のステップS1〜S
4,S7,S12〜S13,S18,S23,S28,
S30,S32,S34の処理のみを実行することにな
る。
6、図17の対応するステップと同じであるが、ステッ
プS3のアクセストラックのエリア判定の処理におい
て、初回のライトコマンドであることから、テストライ
トに使用するライトデータパターンをRAM上に準備し
ている点が相違する。図20は図14のステップS11
に示した温度変化に基づくテストライト処理のフローチ
ャートである。この温度変化に基づくテストライト処理
は、図8(A)のタイムスケジュールに示したように、
媒体ロードから有効時間テストライト処理時間204と
なる160秒を経過した以降の温度変化テストライト処
理期間206において実行される。
マンドに基づいて温度変化テストライト処理が起動する
と、ステップS1で分割テストライトの途中か否かチェ
ックする。即ち、分割テストライトの中断中か否かチェ
ックする。分割テストライトの途中でなければステップ
S2に進み、前回の検出温度からの経過時間を検出す
る。
測時間Bで求められる。続いてステップS3で経過時間
Bが160秒以上か否かチェックする。160秒未満で
あれば、ステップS4以降の処理をスキップして図4の
メインルーチンにリターンする。経過時間Bが160秒
以上であった場合にはステップS4に進み、前回と今回
の温度差を算出し、ステップS5で3℃以上か否かチェ
ックする。
℃以上か否かチェックする。4℃未満であれば、ステッ
プS7で一括実行フラグをオフし、ステップS8の分割
テストライト処理に進み、図16,図17に示した分割
テストライト処理を実行する。そしてステップS9でテ
ストライト完了を判別すると、新たな最適発光パワーが
得られたことで、ステップS10に進んで、経過時間タ
イマ170をリセットした後に、経過時間Bを計測する
有効時間タイマ172をリセットスタートする。
中、即ち分割テストライトの中断中を判別した場合に
は、ステップS11に進み、分割実行についての前回と
今回の温度差を算出する。この分割実行の中断時間にお
ける温度変化がステップS12で2℃以上となっていた
場合には、分割中断期間における温度変化が大きすぎ
て、それまでの分割実行で得られた結果が有効に使用で
きないことから、ステップS13で分割処理番号をクリ
アし、その結果、ステップS8にあっては、最初から分
割テストライト処理をやり直すことになる。また、ステ
ップS6で前回と今回の温度差が4℃以上と大きく変化
していた場合には、最適発光パワーが大きくずれている
可能性があることから、ステップS14に進んで一括実
行フラグをオンし、残りの分割処理をステップS8で一
括して行う。このステップS14で一括実行フラグをオ
ンした場合の分割テストライト処理は、図19の一括実
行フラグに基づいた一括テストライト処理となる。
イトコマンドを受けるごとにテストライトの必要性を判
断して分割テストライト処理を行う場合を例にとってい
るが、本発明の他の実施形態として、ライトコマンドに
依存せず、図8(A)の媒体ロードからの経過時間タイ
マ170による経過時間Aに基づいた有効時間テーブル
168の参照で有効時間Tvを求め、有効時間Tvを経
過するごとに分割テストライトを0.5秒ごとの処理時
間に分けて実行するようにしてもよい。
イト処理についても、上位装置からのライトコマンドに
依存せず、装置温度が例えば3℃以上変化したときに分
割テストライト処理を開始し、0.5秒ごとの処理期間
に分けて分割して行うようにしてもよい。また上記の実
施形態で示した有効時間テストライト処理の期間、有効
時間テストライト処理における経過時間に対応した有効
時間、また温度変化に基づいてテストライトの必要性を
判断する場合の温度変化の数値については、必要に応じ
て適宜の値を決めることができ、実施形態の数値による
限定は受けない。
び640MB媒体を例にとるものであったが、230M
B媒体についても全く同様に分割テストライトを適用す
ることができる。但し、230MB媒体の場合、テスト
ライトを行う媒体エリアは媒体全面について1エリアで
良く、したがって540MB媒体や640MB媒体のよ
うに複数エリアに分け各エリアごとにテストライトを行
う必要はない。
フォルト値にデフォルト1単位を加減算して5段階に亘
るライトパワーの変化を作り出しているが、デフォルト
値に例えば0.8,0.9,1.0,1.1,1.2と
いうように所定の係数を乗じてライトパワーの変化を作
り出してもよい。更に、本発明は、イレーズを必要とす
るMOカートリッジ媒体とイレーズを必要としないダイ
レクトオーバライト対応型のカートリッジ媒体を例にと
るものであったが、その他に相変化型光ディスクやDV
D−RAM等の光パワーを利用した記録方式のものにつ
いても、本発明の実施形態を同様に適用してもよい。
ば、上位コマンドを受けた際のイレーズ、ライト、リー
ドを伴う一連のテストライト処理が複数の処理段階に分
割されて順番に実行され、装置温度が急激に変化して、
初期設定されているデフォルトパワーから最適パワーが
大きくずれることにより最適パワーを見つけ出すテスト
ライト処理の終了までの時間が長くかかる場合でも、処
理が分散されて実行されるため、ライトパワーの分割処
理の中断中に上位コマンドに対するアクセスを終了し、
その結果、上位コマンドに対するタイムアウトによるエ
ラーを発生せず、またテストライトの分割処理の途中で
最適パワーからずれていても、可能な限り記録再生は行
うことができるので、全体としての装置性能を向上する
ことができる。
構造の説明図
本発明のPWM記録による信号、発光電流、差引電流及
びモニタ電流のタイムチャート
本発明のPPM記録による信号、発光電流、差引電流及
びモニタ電流のタイムチャート
ト処理の機能ブロック図
本発明のテストライト処理の説明図
設定テーブルの説明図
割テストライト処理で求めた発光パワーとエラー数の特
性図
説明図
明図
的な動作の概略フローチャートート
必要性を判断する有効時間テストライト処理のフローチ
ャート
チャート
チャート(続き)
ート
行フラグがオンとなった場合の処理部分を抽出した一括
テストライト処理のフローチャート
必要性を判断する温度変化テストライト処理のフローチ
ャート
レジスタ) 124:第1ライトパワー電流レジスタ(WP1電流D
ACレジスタ) 126:第2ライトパワー電流レジスタ(WP2電流D
ACレジスタ) 128:イレーズパワー差引DAレジスタ(EP差引D
ACレジスタ) 130:第1ライトパワー差引DAレジスタ(WP1差
引DACレジスタ) 132:第2ライトパワー差引DAレジスタ(WP2差
引DACレジスタ) 134:モニタADCレジスタ 136,140,142,144,146,148,150 :DAコンバータ(DA
C) 138:自動パワー制御部(APC) 152:ADコンバータ(ADC) 160:分割テストライト処理部 162:分割制御部 164:経過時間制御部 166:温度変化制御部 168:有効時間テーブル 170:経過時間タイマA 172:有効時間タイマB 173:分割実行部 174:第1分割実行部 176:第2分割実行部 178:第3分割実行部 180:第4分割実行部 182:第5分割実行部 184:レジスタ群 186:発光パワー調整部 188:デフォルトイレーズ/アシストパワーテーブル 190:デフォルトライトパワーテーブル 192:温度補正係数テーブル 194:イレーズ/アシストパワーテーブル 196:第1ライトパワーテーブル 198:第2ライトパワーテーブル 200:レジスタ 202:アクセス実行部
Claims (23)
- 【請求項1】媒体の記録再生に使用するレーザダイオー
ドの発光パワーを調整する発光パワー調整部と、 前記媒体上でテストライトを行って最適発光パワーを決
定するテストライト処理を複数に分割した個々の分割処
理を所定のタイミングで個別に独立して実行する分割テ
ストライト処理部と、 を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項2】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
前記分割テストライト処理部は、前記複数の分割処理を
個別に実行する複数の分割実行部と、 上位コマンドを受けた際にテストライトの必要性の有無
を判断し、テストライトが必要と判断した場合は前記分
割実行部の中の未実行の先頭に位置する分割処理にスキ
ップして所定時間に亘り実行させる分割制御部と、 を備えたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項3】請求項2記載の光学的記憶装置に於いて、
前記分割制御部は、1つの分割実行部の処理を終了する
毎に処理済み番号と処理結果を保存し、分割処理開始か
らの経過時間が所定時間未満の場合は次の分割実行部の
処理に移行し、所定時間を経過していた場合は、処理を
中断して次の上位コマンドを待つことを特徴とする光学
的記憶装置。 - 【請求項4】請求項2記載の光学的記憶装置に於いて、
前記分割制御部は、複数の分割実行部による前回の分割
処理から今回の分割処理までの経過時間が所定時間を超
えていた場合、前回までの処理済み番号及び処理結果を
キャンセルして最初から分割処理をやり直すことを特徴
とする光学的記憶装置。 - 【請求項5】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
前記分割処理部は、イレーズを必要とする媒体の場合、 初回は所定の初期発光パワーを設定し次回以降は前記初
期発光パワーを所定値ずつ変化させた発光パワーを設定
する第1分割実行部と、 前記設定発光パワーで媒体のテスト領域をイレーズする
第2分割実行部と、 前記イレーズ済みのテスト領域に所定のテストパターン
を書き込む第3分割実行部と、 前記テスト領域に書き込んだテストパターンを読み出す
第4分割実行部と、 前記テストパターンと読出したパターンを比較してデー
タの不一致個数を検出し、前記第1乃至第4分割実行部
による複数回のテストライトで得られた不一致個数に基
づいて最適発光パワーを決定する第5分割実行部と、 を備え、前記第1〜第5分割実行部を所定のタイミング
で個別に独立して実行させることを特徴とする光学的記
憶装置。 - 【請求項6】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
前記分割処理部は、イレーズを必要としないダイレクト
オーバライト対応の媒体の場合、 初回は所定の初期発光パワーを設定し次回以降は前記初
期発光パワーを所定値ずつ変化させた発光パワーを設定
する第1分割実行部と、 媒体のテスト領域に所定のテストパターンを書き込む第
2分割実行部と、 前記テスト領域に書き込んだテストパターンを読み出す
第3分割実行部と、 前記テストパターンと読出したパターンを比較してデー
タの不一致個数を検出し、前記第1乃至第3分割実行部
による複数回のテストライトで得られた不一致個数に基
づいて最適発光パワーを決定する第4分割実行部と、 を備え、前記第1〜第4分割実行部を所定のタイミングで個々に
独立して実行させる ことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項7】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
予め定めた装置の起動タイミングからの経過時間に基づ
いて前記分割テストライト処理部を制御する経過時間制
御部を備えたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項8】請求項7記載の光学的記憶装置に於いて、
前記経過時間制御部は、前記起動タイミングからの経過
時間が所定時間に達するまでの間、有効に動作して前記
分割テストライト処理部を制御することを特徴とする光
学的記憶装置。 - 【請求項9】請求項8記載の光学的記憶装置に於いて、
前記経過時間制御部は、最初の上位コマンドで前記分割
テストライト処理部の分割処理を一括して行って最適発
光パワーを決定すると共に、現在までの経過時間に基づ
いて前記最適発光パワーの調整を不必要とする有効時間
を設定し、該有効時間の所定割合時間を経過するまでは
上位コマンドに対する分割処理を禁止し、前記所定割合
時間から前記有効時間までの間に上位コマンドに対し分
割を実行させることを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項10】請求項9記載の光学的記憶装置に於い
て、前記経過時間制御部は、前記分割処理を前記有効時
間の90%未満の時間帯で禁止し、前記有効時間の90
%を超える時間帯で許容することを特徴とする光学的記
憶装置。 - 【請求項11】請求項9記載の光学的記憶装置に於い
て、前記経過時間制御部は、前記分割処理の実行段階の
途中で前記有効時間を超えた場合、次の上位コマンドで
残りの分割処理を一括して実行することを特徴とする光
学的記憶装置。 - 【請求項12】請求項9記載の光学的記憶装置に於い
て、前記経過時間制御部は、前記起動タイミングからの
経過時間に比例して有効時間を段階的に長くなるように
設定することを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項13】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
て、装置温度の変化に基づいて前記分割テストライト処
理部を制御する温度変化制御部を備えたことを特徴とす
る光学的記憶装置。 - 【請求項14】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
て、前記経過時間制御部は、前記起動タイミングからの
経過時間が所定時間を超えた後に有効に動作して前記分
割テストライト処理部を制御することを特徴とする光学
的記憶装置。 - 【請求項15】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
て、前記温度変化制御部は、所定時間毎に装置内の温度
を検出し、前回の検出温度との温度差が所定温度を超え
た場合に前記分割テストライト処理部の分割処理に実行
させることを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項16】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
て、前記温度変化制御部は、前記分割処理の実行段階の
途中で前記温度差が前記所定温度より高い上限温度を超
えた場合は、前記分割テストライト処理部に分割処理を
連続的に一括して実行させることを特徴とする光学的記
憶装置。 - 【請求項17】請求項16記載の光学的記憶装置に於い
て、前記温度変化制御部は、前記分割テストライト処理
部による分割処理の途中で、前回の分割処理と今回の分
割処理との温度差が所定温度を超えていた場合、前回ま
での処理済み番号及び処理結果をキャンセルして最初か
ら分割処理をやり直すことを特徴とする光学的記憶装
置。 - 【請求項18】請求項7、8または13のいずれかに記
載の光学的記憶装置に於いて、前記起動タイミングは、
装置に対する媒体のロード時、サーボ部やスピンドルモ
ータを停止しているスリープモードからの復帰時を含む
ことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項19】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
て、前記分割テストライト処理部による処理を前記媒体
を半径方向に分割された各エリア毎に独立に行うことを
特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項20】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
て、前記媒体を半径方向で複数に分割した複数のゾーン
ずつグループ化されてなり、 前記分割テストライト処理部による処理を複数の各エリ
ア毎に独立に行うことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項21】媒体の記録再生に使用するレーザダイオ
ードの発光パワーを調整する発光パワー調整部と、 前記媒体上でテストライトを行って最適発光パワーを決
定するテストライト処理を複数に分割した個々の分割処
理を、予め定めた経過時間のタイムスケジュールに従っ
て個別に独立して実行する分割テストライト処理部と、 を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項22】媒体の記録再生に使用するレーザダイオ
ードの発光パワーを調整する発光パワー調整部と、 前記媒体上でテストライトを行って最適発光パワーを決
定するテストライト処理を複数に分割した個々の分割処
理を、一定値以上の温度変化があった場合に所定のタイ
ミングで個別に独立して実行する分割テストライト処理
部を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項23】媒体上でテストライトを行って最適発光
パワーを決定するテストライト処理を行う光学的記憶装
置に於いて、 テストライト処理を少なくとも2つの処理に分割する分
割テストライト処理部と、 連続したテストライト処理と分割したテストライト処理
のいずれかの実行を決定する決定部と、 前記決定部で決定された連続したテストライト処理とし
て、分割された個々の分割処理を連続的に一括して実行
し、前記決定部で決定された分割したテストライト処理
として、分割された個々の分割処理を所定のタイミング
で独立に実行するテストライト実行部と、 を備えたことを特徴とする光学的記憶装置。
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