JP3429065B2 - Oral liquid composition - Google Patents
Oral liquid compositionInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口腔用組成物の新素材
として提案されているジェランガムを安定に配合した、
しかも薬効成分の口腔内の目的部位における滞留性が向
上した口腔用液体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歯肉炎や歯周炎の予防剤およ
び治療剤として種々の薬効成分が、洗口液、歯磨等の剤
型の口腔用組成物に配合されている。しかしながら、こ
れらの薬効成分を単に洗口液、歯磨等の口腔用組成物に
配合しただけでは、口腔内の唾液の分泌によって薬効成
分が速やかに口腔外に流出されてしまい、歯肉や歯肉溝
などの目的部位に滞留する時間が短く、薬効成分による
効果が十分に発揮されない。このことは、口腔用組成物
が液体である場合に特に顕著である。
【0003】近年、これらの薬効成分を口腔内に長時間
滞留させるために、様々な手段が講じられている。特開
平05-124943号および特開平04-139119号はトリクロサン
等の非イオン性殺菌剤を含有する口腔用組成物に特定の
活性剤を配合することにより、また、特開平04-139118
号は特定の多糖類を併用することにより、非イオン性殺
菌剤の口腔内滞留性を向上させることができたと報告し
ている。また、酵素やフッ素化合物の滞留性を向上させ
るために、水で溶解もしくは水でゲル化して粘着性を示
す高分子物質を主体とする乾燥基剤(登録No.1273071,登
録No.1249596)や、各種薬剤にカルボキシビニルポリマ
ーおよびその他の糊料を含有した口腔内付着性組成物
(特開昭60-237018)や、抗真菌薬に徐放性のエチルセル
ロースまたは、疎水性ポリマーを含有する徐放性に優れ
た口腔内抗真菌性ワニス組成物(特開平03-2126)等が開
示されている。
【0004】一方、ジェランガムはシュードモナス・エ
ロデア(Pseudomonas elodea)がブドウ糖等を栄養源と
して産生する多糖類であり、近年、食品分野で安定化剤
やゲル化剤としての使用が提案されている。また、口腔
用組成物の分野においては、特開昭62-114905号におい
て香料の保持能や肌合いに優れた糊料として配合するこ
とが開示されている。特開平05-139979号において虫歯
菌付着阻害および脱離作用を有する口腔用組成物として
の利用が提案されている。さらに、ジェランガムは、カ
ルシウムイオン、ナトリウムイオン等のカチオン性イオ
ンによりゲル化する性質を有し、このことを利用して、
生理学的液体と接触して液体−ゲル相転移を起こす医薬
品組成物(特開昭62-181228号公報)が開示されてい
る。
【0005】しかしながら、該ジェランガムをアニオン
性界面活性剤とともに配合して口腔洗浄用の液体組成物
を調製した場合、組成物の性状が経時的に不安定にな
り、また口腔内でのジェランガムの粘稠性が低下し、口
腔内へ薬効成分が十分に滞留しないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ジェ
ランガムが安定に配合され、かつ薬効成分が目的部位に
十分滞留する口腔用液体組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、予期せぬ
ことに、ジェランガムを含む口腔用液体組成物に、非イ
オン性界面活性剤を添加することにより、ジェランガム
が安定化され、口腔内に適用すると口腔用液体組成物が
適度に粘稠化し、薬効成分がより長時間口腔内に滞留す
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、ジェランガムおよび非
イオン性界面活性剤を配合したことを特徴とする口腔用
液体組成物を提供するものである。かかる口腔用液体組
成物により、口腔内の洗浄を行っても薬効成分が口腔内
に長期間滞留される。
【0009】本発明の口腔用液体組成物中のジェランガ
ムの配合濃度は、0.01〜0.5重量%であることが好
ましく、特に好ましくは0.05〜0.3重量%である。
0.01重量%未満のジェランガム濃度では、非イオン
性界面活性剤を配合しても口腔用液体組成物の十分な粘
稠化が得られず、0.5重量%を超える濃度では、剤型
自体が強力なゲル化を起し、口腔内に組成物が分散しに
くくなる。
【0010】本発明の口腔用液体組成物中の、総Caイ
オン、総Naイオンの濃度は、各々1M、5M以下であ
ることが好ましい。各々1M、5Mを超えるCaイオ
ン、Naイオン濃度では剤型自体がゲル化を起こし、口
腔内に組成物が分散しにくくなる。
【0011】本発明で用いられる非イオン性界面活性剤
には、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸およびその塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンフィトステロー
ルおよびフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテルリン酸およびその塩、ポリオキシエチ
レンヒマシ油および硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
ラノリンおよびラノリンアルコール、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミンおよび脂肪酸アミド、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルおよびラウリン酸
ジエタノールアミド等が挙げられ、その中でもショ糖脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が特に好まし
い。非イオン性界面活性剤の組成物中の配合濃度は、
0.05〜5.0重量%が好ましく、0.1〜1.5重量%
がさらに好ましい。
【0012】アニオン性界面活性剤を併用することもで
きるが、その配合量は少ないのが好ましく、0.5重量
%以下が望ましい。
【0013】本発明で用いられる薬効成分のうち、抗炎
症剤としてはトラネキサム酸、イプシロンアミノカプロ
ン酸、アラントイン類、ジヒドロコレステロール、エピ
ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリチル
リチン塩類、アズレン等が挙げられ、その中でもアラン
トイン類、グリチルレチン酸、グリチルリチン塩類、ア
ズレンが好ましい。また血流促進剤としては酢酸トコフ
ェロール、ニコチン酸トコフェロール、塩化ナトリウム
等が挙げられ、その中でもニコチン酸トコフェロールが
好ましい。また、フッ化物としてはフッ化ナトリウム、
モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第1スズ等が挙
げられる。また、殺菌剤としては塩化セチルピリジニウ
ム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸
クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、ト
リクロサン、ヒノキチオール、チモール等が挙げられ、
その中でもトリクロサンが好ましい。
【0014】各々の薬効成分の組成物への配合濃度は、
好ましくは0.001〜5.0重量%であり、さらに好ま
しくは、0.01〜1.0重量%である。
【0015】本発明の口腔用液体組成物は、自体公知の
方法に従ってマウスウオッシュ、液体歯磨剤、マウスス
プレー等の剤型に調製され、ジェランガムおよび非イオ
ン性界面活性剤に加えて組成物の種類に応じて適宜、種
々の成分を配合できる。湿潤剤としてはグリセリン、ソ
ルビット、ポリエチレングリコール等があり、その配合
量は通常2〜50重量%である。溶剤としては、エタノ
ール、ヘキシレングリコール等があり、その配合量は通
常2〜30重量%である。その他、サッカリンやステビ
ア等の甘味剤や安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香
酸メチル等の防腐剤等を通常1重量%以下の範囲で配合
することができる。
【0016】
【実施例】以下に、実施例、実験例および比較例を挙げ
て本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。配合量はことわらない限り、
重量%で表示している。
実験例1
実施例1〜8および比較例1〜5
ジェランガムを90℃の水で溶解させた後、表1に示し
た処方にて、常法に従い実施例1〜8および比較例1〜
5の洗口液を調製し、粘稠化試験のサンプルとした。試
作した洗口液5mlと実験当日に被験者から採取した唾
液15mlを、BL型粘度計用専用容器に添加し、30
秒間ボルテックスミキサーにて撹拌した後、BL型粘度
計(6rpm、ロータno.1)にて、唾液接触直後と
接触5分後の粘度を測定した。また、対照として、唾液
を混入していない洗口液の粘度を同様に測定した。結果
を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の試験結果より、アニオン性界面活性
剤を単独で配合した場合、唾液と接触させても粘度の上
昇が起こらないが、非イオン性界面活性剤を添加した場
合では、唾液との接触により粘度が上昇することが認め
られた。
【0019】実験例2
実施例9〜11ならびに比較例6および7
ジェランガムを90℃の水で溶解させた後、表2に示す
処方にて、常法に従って実施例9〜11および比較例6
〜7の洗口液を調製し、粘稠化試験のサンプルとした。
試験方法は実験例1と同様である。結果を表2に示す。
【0020】
【表2】【0021】上記試験結果により、ジェランガムの配合
濃度が0.01重量%以上の洗口液では、唾液により粘
度の上昇が認められた。一方、ジェランガムの配合濃度
が0.5重量%を超えると、洗口液自体がゲル化し、洗
口が不可能となった。従って、ジェランガムの配合濃度
は0.01〜0.5重量%が望ましいことが分かる。
【0022】実験例3
実施例1の洗口液を用いて、社内ボランテア3名に30
秒間洗口させ、洗口直後、5分、10分、15分、30
分後の唾液を2mlずつ採取した。採取した唾液は、当
日中に10ml容量のメスフラスコ中に精密に1g量り
取り、メタノールにてメスアップした。その後、高速液
体クロマトグラフィーにてニコチン酸トコフェロール濃
度を測定した。対照として、実施例1の洗口液からジェ
ランガムを除いた処方(比較例5)についても、同様の
実験を実施した。結果を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】上記試験結果より、ジェランガム配合処方
は対照と比較して、ニコチン酸トコフェロールを高濃度
に滞留させることが認められた。
【0025】実施例12
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、常法に従って洗口液剤型の本発明の口腔用液体
組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.3
ニコチン酸トコフェロール 0.2
サッカリンナトリウム 0.02
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.1
エタノール 5.0ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンモノオレエート
1.0
グリセリン 15.0
香料 0.3
安息香酸ナトリウム 0.02
精製水 残部
【0026】実施例13
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、前記の方法により液体歯磨剤型の本発明の口腔
用液体組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.3
グリチルリチン酸二カリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.02
リン酸一水素ナトリウム 0.01
リン酸二水素ナトリウム 0.01
エタノール 3.0ホ゜リオキシエチレン
(200)ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レン(70)ク゛リコール0.5
グリセリン 15.0
香料 0.3
安息香酸ナトリウム 0.02
精製水 残部
【0027】実施例14
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、前記の方法により液体歯磨剤型である本発明の
口腔用液体組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.1
アラントイン 0.1
サッカリンナトリウム 0.05
リン酸一水素ナトリウム 0.01
リン酸二水素ナトリウム 0.01
エタノール 3.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
グリセリン 15.0
香料 0.3
安息香酸ナトリウム 0.02
精製水 残部
【0028】実施例15
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、前記の方法により洗口液剤型の本発明の口腔用
液体組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.3
ヒノキチオール 0.1
サッカリンナトリウム 0.01
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.1
エタノール 5.0ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンモノオレエート
1.0
グリセリン 15.0
香料 0.3
安息香酸ナトリウム 0.02
精製水 残部
【0029】実施例16
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、前記の方法により洗口液剤型の本発明の口腔用
液体組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.1
トリクロサン 0.05
サッカリンナトリウム 0.01
リン酸一水素ナトリウム 0.01
リン酸二水素ナトリウム 0.01
エタノール 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
グリセリン 13.0
香料 0.3
精製水 残部
【0030】実施例17
下記の処方により、ジェランガムを90℃の水で溶解さ
せた後、前記の方法によりマウススプレー剤型の本発明
の口腔用液体組成物を得た。
成分名 配合量(重量%)
ジェランガム 0.2
塩酸クロルヘキシジン 0.01
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
グリセリン 10.0
エタノール 40.0
香料 0.8
精製水 残部
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ジェランガムが安定に
配合され、かつ、口腔内を洗浄した場合においても、薬
効成分を長時間口腔内に滞留させて十分な効果が発揮さ
れる口腔用液体組成物が得られる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a stable blend of gellan gum, which has been proposed as a new material for oral compositions.
In addition, the present invention relates to an oral liquid composition having an improved retention of a medicinal component at a target site in the oral cavity. [0002] Conventionally, various medicinal ingredients have been blended into oral compositions such as mouthwashes, dentifrices and the like as preventive and therapeutic agents for gingivitis and periodontitis. However, simply blending these medicinal ingredients into oral compositions such as mouthwashes, dentifrices, etc., causes the medicinal ingredients to rapidly flow out of the oral cavity due to the secretion of saliva in the oral cavity, resulting in gingiva, gingival sulcus, etc. The time spent in the target site is short, and the effect of the medicinal component is not sufficiently exhibited. This is particularly noticeable when the oral composition is a liquid. [0003] In recent years, various measures have been taken to keep these medicinal ingredients in the oral cavity for a long time. JP-A-05-124943 and JP-A-04-139119 disclose by blending a specific active agent into an oral composition containing a nonionic bactericide such as triclosan, and the like, and JP-A-04-139118.
No. reports that the combined use of specific polysaccharides improved the retention of nonionic fungicides in the oral cavity. In addition, in order to improve the retention of enzymes and fluorine compounds, a dry base (registration No. 1273071, registration No. 1249596) mainly composed of a polymer substance that is sticky when dissolved or gelled with water or Oral adhesive composition containing carboxyvinyl polymer and other pastes in various drugs
(Japanese Unexamined Patent Publication No. 60-237018), or an antifungal agent for sustained release ethylcellulose or an oral antifungal varnish composition having excellent sustained release containing a hydrophobic polymer (Japanese Patent Laid-Open No. 03-2126). It has been disclosed. [0004] On the other hand, gellan gum is a polysaccharide produced by Pseudomonas elodea using glucose or the like as a nutrient source, and in recent years, its use as a stabilizer or gelling agent has been proposed in the food field. In addition, in the field of oral compositions, JP-A-62-114905 discloses that the composition is formulated as a paste excellent in perfume holding ability and texture. Japanese Patent Application Laid-Open No. 05-139979 proposes the use of the composition as an oral composition having an inhibitory action on and removal of dental caries. Furthermore, gellan gum has the property of gelling with cationic ions such as calcium ions and sodium ions, and utilizing this,
A pharmaceutical composition which causes a liquid-gel phase transition upon contact with a physiological liquid (JP-A-62-181228) is disclosed. [0005] However, when the gellan gum is blended with an anionic surfactant to prepare a liquid composition for mouthwashing, the properties of the composition become unstable with time, and the viscosity of gellan gum in the oral cavity is increased. There is a problem that the consistency is lowered and the medicinal component does not sufficiently stay in the oral cavity. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a liquid composition for oral cavity in which gellan gum is stably compounded and a medicinal component is sufficiently retained at a target site. SUMMARY OF THE INVENTION The present inventors have unexpectedly found that the addition of a nonionic surfactant to an oral liquid composition containing gellan gum stabilizes gellan gum. Then, when applied in the oral cavity, the liquid composition for the oral cavity became moderately viscous, and it was found that the medicinal component stayed in the oral cavity for a longer period of time, thereby completing the present invention. [0008] That is, the present invention provides a liquid composition for oral cavity, characterized by containing gellan gum and a nonionic surfactant. With such a liquid composition for oral cavity, a medicinal ingredient is retained in the oral cavity for a long period of time even when the oral cavity is washed. The compounding concentration of gellan gum in the liquid composition for oral cavity of the present invention is preferably 0.01 to 0.5% by weight, particularly preferably 0.05 to 0.3% by weight.
At a gellan gum concentration of less than 0.01% by weight, sufficient thickening of the oral liquid composition cannot be obtained even when a nonionic surfactant is incorporated, and at a concentration of more than 0.5% by weight, the dosage form The gel itself causes strong gelation, and the composition is hardly dispersed in the oral cavity. The concentration of total Ca ions and total Na ions in the oral liquid composition of the present invention is preferably 1 M or 5 M, respectively. If the Ca ion and Na ion concentrations exceed 1 M and 5 M, respectively, the dosage form itself gels, making it difficult for the composition to disperse in the oral cavity. The nonionic surfactants used in the present invention include sucrose fatty acid esters, sorbitan fatty acid esters, glycerin fatty acid esters, polyglycerin fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, polyoxyethylene sorbit fatty acid esters, Oxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl ether phosphoric acid and its salts, polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene phytosterol and phytostanol, polyoxyethylene poly Oxypropylene copolymer, polyoxyethylene alkyl phenyl ether phosphoric acid and salts thereof, polyoxyethylene castor oil and Hydrogenated castor oil, polyoxyethylene lanolin and lanolin alcohol, polyoxyethylene alkylamine and fatty acid amide, polyoxyethylene alkylphenylformaldehyde condensate, polyoxyethylene nonylphenyl ether and lauric diethanolamide, among which sucrose Fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, polyoxyethylene polyoxypropylene copolymers, and polyoxyethylene hydrogenated castor oil are particularly preferred. The concentration of the nonionic surfactant in the composition is as follows:
0.05 to 5.0% by weight is preferred, and 0.1 to 1.5% by weight.
Is more preferred. Although an anionic surfactant may be used in combination, the amount thereof is preferably small, and is preferably 0.5% by weight or less. Among the active ingredients used in the present invention, examples of anti-inflammatory agents include tranexamic acid, epsilon aminocaproic acid, allantoins, dihydrocholesterol, epidihydrocholesterol, glycyrrhetinic acid, glycyrrhizin salts, azulene and the like. , Glycyrrhetinic acid, glycyrrhizin salts, and azulene are preferred. Examples of the blood flow promoting agent include tocopherol acetate, tocopherol nicotinate, sodium chloride and the like, and among them, tocopherol nicotinate is preferable. Also, as the fluoride, sodium fluoride,
Examples thereof include sodium monofluorophosphate and stannous fluoride. In addition, examples of the disinfectant include cetylpyridinium chloride, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, chlorhexidine hydrochloride, isopropylmethylphenol, triclosan, hinokitiol, thymol, and the like.
Among them, triclosan is preferred. The concentration of each medicinal ingredient in the composition is as follows:
It is preferably 0.001 to 5.0% by weight, and more preferably 0.01 to 1.0% by weight. The liquid composition for oral cavity of the present invention is prepared in a dosage form such as a mouthwash, a liquid dentifrice, a mouse spray and the like according to a method known per se, and in addition to gellan gum and a nonionic surfactant, the composition of the composition Various components can be appropriately blended depending on the conditions. Examples of the humectant include glycerin, sorbite, polyethylene glycol and the like, and the compounding amount is usually 2 to 50% by weight. Examples of the solvent include ethanol, hexylene glycol, and the like, and the compounding amount is usually 2 to 30% by weight. In addition, sweeteners such as saccharin and stevia and preservatives such as sodium benzoate and methyl paraoxybenzoate can be blended in an amount of usually 1% by weight or less. The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, experimental examples and comparative examples, but the present invention is not limited to these examples. Unless you know the amount,
Indicated by weight%. Experimental Example 1 Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 to 5 After gellan gum was dissolved in water at 90 ° C., Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 to 8 were prepared according to a conventional method using the formulation shown in Table 1.
5 was prepared and used as a sample for the thickening test. 5 ml of the prepared mouthwash and 15 ml of saliva collected from the subject on the day of the experiment were added to a dedicated BL-type viscometer container,
After stirring with a vortex mixer for 2 seconds, the viscosity was measured immediately after contact with saliva and 5 minutes after contact with a BL type viscometer (6 rpm, rotor no. 1). Further, as a control, the viscosity of the mouthwash containing no saliva was similarly measured. Table 1 shows the results. [Table 1] From the test results in Table 1, it can be seen that when the anionic surfactant alone is blended, the viscosity does not increase even when it is brought into contact with saliva. It was recognized that the viscosity was increased by the contact of the polymer. Experimental Example 2 Examples 9 to 11 and Comparative Examples 6 and 7 Gellan gum was dissolved in water at 90 ° C., and then the formulations shown in Table 2 were used to prepare Examples 9 to 11 and Comparative Examples 6 according to a conventional method.
To 7 were prepared and used as samples for the thickening test.
The test method is the same as in Experimental Example 1. Table 2 shows the results. [Table 2] According to the above test results, saliva increased the viscosity of the mouthwash containing gellan gum at a compounding concentration of 0.01% by weight or more. On the other hand, when the concentration of gellan gum exceeded 0.5% by weight, the mouthwash itself gelled, making mouthwashing impossible. Therefore, it is understood that the compounding concentration of gellan gum is preferably 0.01 to 0.5% by weight. EXPERIMENTAL EXAMPLE 3 The mouthwash of Example 1 was used to give 30 volunteers 30
For 5 seconds, 10 minutes, 15 minutes, 30 minutes
After 2 minutes, 2 ml of saliva was collected. The collected saliva was precisely weighed in an amount of 1 g into a 10-ml volumetric flask on the day, and the volume was increased with methanol. Thereafter, the concentration of tocopherol nicotinate was measured by high performance liquid chromatography. As a control, a similar experiment was carried out for a formulation (Comparative Example 5) in which gellan gum was removed from the mouthwash of Example 1. Table 3 shows the results. [Table 3] From the above test results, it was confirmed that the gellan gum formulation contained a higher concentration of tocopherol nicotinate than the control. Example 12 Gellan gum was dissolved in water at 90 ° C. according to the following formulation, and a mouthwash liquid type oral liquid composition of the present invention was obtained according to a conventional method. Component name Amount (% by weight) Gellan gum 0.3 Tocopherol nicotinate 0.2 Saccharin sodium 0.02 Citric acid 0.05 Sodium citrate 0.1 Ethanol 5.0 Polyoxyethylene sorbitan monooleate 1.0 Glycerin 15. 0 Fragrance 0.3 Sodium benzoate 0.02 Purified water Remainder Example 13 Gellan gum was dissolved in water at 90 ° C according to the following formulation, and then the oral cavity of the present invention in the form of a liquid dentifrice was prepared by the method described above. Liquid composition was obtained. Ingredient name Compounding amount (% by weight) Gellan gum 0.3 Dipotassium glycyrrhizinate 0.1 Saccharin sodium 0.02 Sodium monohydrogen phosphate 0.01 Sodium dihydrogen phosphate 0.01 Ethanol 3.0 Polyoxyethylene (200) poly Oxyfluoropropylene (70) glycol 0.5 glycerin 15.0 Perfume 0.3 Sodium benzoate 0.02 Purified water The balance Example 14 Gellan gum was dissolved in water at 90 ° C. according to the following formulation, According to the method described above, a liquid dentifrice-type oral liquid composition of the present invention was obtained. Component name Amount (% by weight) Gellan gum 0.1 Allantoin 0.1 Saccharin sodium 0.05 Sodium monohydrogen phosphate 0.01 Sodium dihydrogen phosphate 0.01 Ethanol 3.5 Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 1.0 Glycerin 15.0 Fragrance 0.3 Sodium benzoate 0.02 Purified water Remainder Example 15 Gellan gum was dissolved in water at 90 ° C according to the following formulation, and then the mouthwash liquid of the present invention was prepared according to the method described above. A liquid composition for oral cavity was obtained. Component name Blended amount (% by weight) Gellan gum 0.3 Hinokitiol 0.1 Saccharin sodium 0.01 Citric acid 0.05 Sodium citrate 0.1 Ethanol 5.0 Polyoxyethylene sorbitan monooleate 1.0 Glycerin 15.0 Flavor 0.3 Sodium benzoate 0.02 Purified water The balance Example 16 Gellan gum is dissolved in water at 90 ° C. according to the following formulation, and then the mouthwash liquid of the present invention in the form of a mouthwash is prepared by the above-mentioned method. A composition was obtained. Component name Blended amount (% by weight) Gellan gum 0.1 Triclosan 0.05 Saccharin sodium 0.01 Sodium monohydrogen phosphate 0.01 Sodium dihydrogen phosphate 0.01 Ethanol 10.0 Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 1.0 Glycerin 13.0 Fragrance 0.3 Purified water Remainder Example 17 Gellan gum is dissolved in water at 90 ° C. according to the following formulation, and then the mouth spray liquid composition of the present invention in the form of a mouse spray is prepared by the method described above. I got Component name Amount (% by weight) Gellan gum 0.2 Chlorhexidine hydrochloride 0.01 Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 1.0 Glycerin 10.0 Ethanol 40.0 Fragrance 0.8 Purified water Balance ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, even if gellan gum is mix | blended stably and the inside of an oral cavity is wash | cleaned, the medicinal ingredient is retained in an oral cavity for a long time, and the liquid composition for oral cavity which shows a sufficient effect is obtained.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−139979(JP,A) 特開 平1−287015(JP,A) 特開 昭62−114905(JP,A) 特開 昭62−417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 A61K 9/00 - 9/72 A61K 47/00 - 47/48 CA(STN) REGISTRY(STN)──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-5-139979 (JP, A) JP-A-1-287015 (JP, A) JP-A-62-1114905 (JP, A) JP-A-62-1 417 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) A61K 7 /00-7/50 A61K 9/00-9/72 A61K 47/00-47/48 CA (STN) REGISTRY (STN)
Claims (1)
0.05〜5.0重量%の非イオン性界面活性剤、および
薬効成分を配合したことを特徴とする口腔用液体組成
物。(57) [Claim 1] 0.01 to 0.5% by weight of gellan gum,
An oral liquid composition comprising 0.05 to 5.0% by weight of a nonionic surfactant and a pharmaceutically active ingredient.
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