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JP3427363B2 - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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Publication number
JP3427363B2
JP3427363B2 JP24373394A JP24373394A JP3427363B2 JP 3427363 B2 JP3427363 B2 JP 3427363B2 JP 24373394 A JP24373394 A JP 24373394A JP 24373394 A JP24373394 A JP 24373394A JP 3427363 B2 JP3427363 B2 JP 3427363B2
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Japan
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processor
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弘誓 真野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現用と待機との主記憶
装置及び中央処理装置を相互に接続した複数の二重化プ
ロセッサを、二重リングバス等の複数のバスを介して相
互に接続し、処理を中断することなく、プログラムファ
イルの更新を可能としたマルチプロセッサシステムに関
する。
【0002】二重化プロセッサは、中央処理装置と主記
憶装置とを相互に接続して、一方を現用側、他方を待機
側とし、現用側の障害発生により待機側へ切替えて信頼
性を向上するものであり、このような二重化プロセッサ
を複数組設けて相互に接続したマルチプロセッサシステ
ムが電子交換機等の各種システムに適用されている。こ
のようなマルチプロセッサシステムに於いて、プログラ
ムファイルの更新を、サービスを中断することなく実行
できることが要望されている。
【0003】
【従来の技術】現用側と待機側とを含む二重化プロセッ
サは、現用中央処理装置により、現用主記憶装置に格納
されたプログラムファイルを実行し、現用側の障害発生
により待機側へ切替えて処理を継続するものである。そ
こで、プログラムファイルの更新は、待機主記憶装置へ
新プログラムファイルをロードし、現用主記憶装置を待
機側に、又待機主記憶装置を現用側に切替え、又待機中
央処理装置を現用側に、又現用中央処理装置を待機側に
切替えて、新プログラムファイルを実行することにな
る。又二重化プロセッサを複数組設けたマルチプロセッ
サシステムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な二重化
プロセッサに於いては、現用主記憶装置に格納された旧
プログラムファイルを現用中央処理装置が実行中に、待
機主記憶装置へ新プログラムファイルをロードすること
ができるが、新プログラムファイルの動作確認を行う為
には、旧プログラムファイルによるサービスを一時停止
する必要がある。そこで、待機側の中央処理装置に於い
て新プログラムファイルの実行確認を行った後に、現用
側と待機側との切替えを行って、サービスを中断するこ
となく、プログラムファイルの更新を行う手段も提案さ
れている。
【0005】しかし、二重化プロセッサを複数組設けて
分散処理を行うマルチプロセッサシステムに於いては、
サービスを中断することなく、一斉にプログラムファイ
ルの更新、又は指定した二重化プロセッサに対してのみ
プログラムファイルの更新を 行う手段は提案されていな
い。
【0006】そこで、本発明は、複数組の二重化プロセ
ッサを複数のバスを介して接続した構成を用いて、サー
ビスを中断することなく、且つ新プログラムファイルの
動作を確認した後、一斉に、又は指定した二重化プロセ
ッサに対するプログラムファイルの更新を可能とするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチプロセッ
サシステムは、図1を参照して説明すると、それぞれ現
用と待機との主記憶装置及び中央処理装置を相互に接続
し、現用中央処理装置と待機中央処理装置とはそれぞれ
異なるプログラムを実行可能の二重化プロセッサ
(1),(2),・・・と、複数の二重化プロセッサ
(1),(2),・・・の中の特定プロセッサ(1)に
より制御するプログラムファイル格納装置100と、複
数の二重化プロセッサ(1),(2),・・・を相互に
接続して任意のプロセッサ間で直接的に通信可能とした
複数のバス、例えば、図示のリングバス#0,#1とを
含むマルチプロセッサシステムに於いて、二重化プロセ
ッサは、通信相手対応に複数のバス上に論理的な現用通
信パスと待機通信パスとを設定し、現用中央処理装置は
現用通信パスを用いて送信し、待機中央処理装置は前記
待機通信パスを用いて送信する手段を有し、又複数の二
重化プロセッサの中の特定プロセッサ(1)は、プログ
ラムファイル格納装置100から読出した新プログラム
ファイルを指定された転送先の二重化プロセッサに転送
する手段を有し、又二重化プロセッサの現用中央処理装
置は、現用主記憶装置に格納された旧プログラムファイ
ルで運転中に、特定プロセッサ(1)の制御により転送
された新プログラムファイルを待機主記憶装置に格納す
る手段と、待機中央処理装置に対して新プログラムファ
イル起動を指示する手段と、待機中央処理装置による新
プログラムファイル動作を確認した後、現用と予備との
主記憶装置及び中央処理装置の切替えを行う手段とを有
する。
【0008】又特定プロセッサ(1)は、保守者インタ
フェース装置から特定プロセッサの 主記憶装置に書込ん
だ転送先プロセッサ情報と転送対象プログラムファイル
情報とを基に、プログラムファイル格納装置100から
転送対象プログラムファイルを読出す転送プログラムフ
ァイル指定手段7と、この転送プログラムファイル指定
手段7により指定された転送対象プログラムファイルを
新プログラムファイルとして、指定された転送先プロセ
ッサへ転送する為のプログラムファイル転送先プロセッ
サ指定手段6とを有する。
【0009】又特定プロセッサ(1)は、保守者インタ
フェース装置から入力された転送先プロセッサ指定コマ
ンドに従って、プログラムファイル格納手段100から
読出した新プログラムファイルの転送処理を転送先プロ
セッサ毎に起動し、新プログラムファイルの転送処理を
実行する新プログラムファイル転送手段9を有する。
【0010】又特定プロセッサ(1)は、新プログラム
ファイルの中の転送対象プログラムファイルを、特定プ
ロセッサの主記憶装置に転送する転送プログラムファイ
ル指定手段7を有し、転送対象プログラムファイルの転
送先プロセッサは、現用記憶装置に格納されている旧プ
ログラムファイルを待機記憶装置にコピーし、特定プロ
セッサから転送された転送対象プログラムファイルを、
待機記憶装置に格納して新プログラムファイルを構成す
る手段を有する。
【0011】又特定プロセッサ(1)は、保守者インタ
フェース装置から投入された特定のコマンドを、新プロ
グラムファイル側に自動転送する投入コマンド自動転送
手段9を有する。
【0012】又二重化プロセッサ(1),(2),・・
・は、現用中央処理装置による旧プログラムファイルの
実行中のデータを、新プログラムファイル側のデータに
変換して、新プログラムファイル側に引き継ぐデータ引
き継ぎ・変換手段10を有する。
【0013】
【作用】図1に於いて、(1),(2)は、図示を省略
した現用と待機との主記憶装置と中央処理装置とを相互
に接続した二重化プロセッサであり、以下特に二重化を
必要としない場合は、プロセッサと称する。又101,
102,111,112はリングバスアダプタ、20
1,202,211,212はアクセスルート、100
はプログラムファイル格納装置、1はプロセッサ間通信
路の管理手段、1−1はバスアクセス手段、1−2は通
信パス選定手段、2は現用通信パスの切替手段、3は新
プログラムファイル受信手段、3−1は新プログラムフ
ァイル読込手段、4は待機中央処理装置の新プログラム
起動手段、5は新プログラムファイル現用化手段、6は
プログラムファイル転送先プロセッサ指定手段、7は転
送プログラムファイル指定手段、8は新プログラムファ
イル転送手段、9は投入コマンド自動転送手段、10は
データ引き継ぎ・変換手段を示す。
【0014】そして、リングバス#0,#1や各種の構
成の複数のバス上に、各プロセッサ間で通信する為の論
理的な現用通信パスと待機通信パスとを設定し、現用中
央処理装置は現用通信パスを用いて送信し、待機中央処
理装置は待機通信パスを用いて送信することにより、例
えば、各現用中央処理装置間は現用通信パスを介して、
又各待機中央処理装置間は待機通信パスを介してそれぞ
れ独立的に通信することを可能とする。又プログラムフ
ァイル格納装置100を接続したプロセッサ(1)を特
定プロセッサとし、他のプロセッサ(2)の現用中央処
理装置が現用主記憶装置に格納されている旧プログラム
ファイルで運転中に、特定プロセッサ(1)の制御によ
りプログラムファイル格納装置100から読出した新プ
ログラムファイルを、例えば、プロセッサ(2)を指定
して、その待機主記憶装置に転送し、プロセッサ(2)
の現用中央処理装置は、待機中央処理装置を起動して、
待機主記憶装置に格納した新プログラムファイルの動作
確認を行わせ、正常の場合に、現用と待機との切替えを
行わせる。
【0015】又特定プロセッサ(1)は、転送プログラ
ムファイル指定手段7により、プログラムファイル格納
装置100から転送対象プログラムファイルを読出し、
プログラムファイル転送先プロセッサ指定手段6により
転送先プロセッサを指定し、 転送対象プログラムファイ
ルを指定したプロセッサへ新プログラムファイルとして
転送する。
【0016】又特定プロセッサ(1)は、新プログラム
ファイル転送手段8により、プログラムファイル格納手
段100から読出した新プログラムファイルを、転送先
プロセッサ毎に起動して転送処理を行う。
【0017】又特定プロセッサ(1)は、転送プログラ
ムファイル指定手段7により、転送対象プログラムファ
イルを、特定プロセッサの主記憶装置に転送して、この
転送対象プログラムファイルの転送先プロセッサは、現
用記憶装置に格納されている旧プログラムファイルを待
機主記憶装置にコピーし、この待機主記憶装置に、特定
プロセッサ(1)から転送された転送対象プログラムフ
ァイルを格納して新プログラムファイルとする。
【0018】又特定プロセッサ(1)は、投入コマンド
自動転送手段9により、図示を省略した保守者インタフ
ェース装置から投入された特定のコマンドを新プログラ
ムファイル側に自動的に転送して、旧プログラムファイ
ル側に対して投入したコマンドを新プログラムファイル
側へ反映させることができる。
【0019】又各プロセッサに於ける現用中央処理装置
による旧プログラムファイルの実行中のデータを、デー
タ引き継ぎ・変換手段10により、新プログラムファイ
ル側へ変換して引き継ぎを行わせ、旧プログラムファイ
ルによる処理を新プログラムファイルによる処理へ引き
継ぐことができる。
【0020】
【実施例】図1は、前述のように、本発明の原理を示
し、(1),(2)は、現用と待機との主記憶装置と中
央処理装置(図示を省略)とを相互に接続した二重化プ
ロセッサで、図示を省略したほぼ同一構成の複数の二重
化プロセッサを含み、複数のバスとして二重リングバス
#0,#1により、相互に接続してマルチプロセッサ
ステムを構成する。又101,102,111,112
はリングバスアダプタ、201,202,211,21
2はアクセスルート、100はプログラムファイル格納
装置、1はプロセッサ間通信路の管理手段、1−1はバ
スアクセス手段、1−2は通信パス選定手段、2は現用
通信パスの切替手段、3は新プログラムファイル受信手
段、3−1は新プログラムファイル読込手段、4は待機
中央処理装置の新プログラム起動手段、5は新プログラ
ムファイル現用化手段、6はプログラムファイル転送先
プロセッサ指定手段、7は転送プログラムファイル指定
手段、8は新プログラムファイル転送手段、9は投入コ
マンド自動転送手段、10はデータ引き継ぎ・変換手段
を示す。
【0021】複数の二重化プロセッサの中のプロセッサ
(1)を特定プロセッサとし、プロセッサ間通信路の管
理手段1,現用通信パスの切替手段2,新プログラムフ
ァイル受信手段3,待機中央処理装置の新プログラムフ
ァイル起動手段4,新プログラムファイル現用化手段
5,プログラムファイル転送先プロセッサ指定手段6,
転送プログラムファイル指定手段7,新プログラムファ
イル転送手段8,投入コマンド自動転送手段9及びデー
タ引き継ぎ・変換手段10を含む構成を有する場合を示
す。
【0022】又特定プロセッサ(1)以外のプロセッサ
(2)は、プロセッサ間通信路の管理手段1,現用通信
パスの切替手段2,新プログラムファイル受信手段3,
待機中央処理装置の新プログラムファイル起動手段4及
び新プログラムファイル現用化手段5を含む構成を有す
る場合を示す。
【0023】以下主要の構成について説明する。 (1) .各プロセッサは、他のプロセッサとの間で、リン
グバス#0,#1等の複数のバス上に、論理的な現用通
信パスと待機通信パスとを設定して管理するプロセッサ
間通信路の管理手段1を備えている。 (2) .各プロセッサは、他のプロセッサとの間に於ける
現用通信パスと待機通信パスとを切替える為の現用通信
パスの切替手段2を備えている。 (3) .各プロセッサは、特定プロセッサから受信したプ
ログラムファイルを、待機主記憶装置の指定アドレスに
書込む為の新プログラムファイル受信手段3を備えてい
る。 (4) .各プロセッサは、待機中央処理装置を起動して待
機主記憶装置に転送された新プログラムファイルを実行
させる為の待機中央処理装置の新プログラムファイル起
動手段4を備えている。
【0024】(5) .各プロセッサは、待機中央処理装置
による新プログラムファイルの動作確認後に、新プログ
ラムファイルを現用とする為の新プログラムファイル現
用化手段5を備えている。 (6) .特定プロセッサは、保守者インタフェース装置
(図示せず)からの指示により新プログラムファイルの
転送先プロセッサを指定する為のプログラムファイル転
送先プロセッサ指定手段6を備えている。 (7) .特定プロセッサは、保守者インタフェース装置か
らの指示により、転送対象プログラムファイルのみを転
送する為の転送プログラムファイル指定手段7を備えて
いる。 (8) .特定プロセッサは、新プログラムファイルを転送
すべきプロセッサ毎に新プログラムファイルを転送する
為の新プログラムファイル転送手段8を備えている。
【0025】(9) .特定プロセッサは、旧プログラムフ
ァイルで現用中央処理装置が運転中に、旧プログラムフ
ァイル側に入力された特定のコマンドを、新プログラム
ファイル側に自動的に転送する為の投入コマンド自動転
送手段9を備えている。 (10) .特定プロセッサは、旧プログラムファイルで現
用中央処理装置が運転中に、旧プログラムファイル側の
指定されたデータを新プログラムファイル側に転送し、
新プログラムファイル側でデータ変換を行って、新プロ
グラムファイル側の主記憶装置又は外部記憶装置に引き
継ぐ為のデータ引継ぎ・変換手段10を備えている。
【0026】図2は本発明の一実施例を示し、複数のプ
ロセッサ(1)〜(n)を、リングバス#0,#1を介
して相互に接続してマルチプロセッサシステムを構成し
た場合を示す。同図に於いて、CC10〜CCn1は中
央処理装置、MM10〜MMn1は主記憶装置、CH1
0〜CHn1はチャネル制御装置、RB10〜RBn1
はリングバスインタフェース装置(リングバスアダプ
タ)を示す、末尾の符号の0は0系、1は1系を示す。
【0027】又CB10〜CB13 ,・・CBn0〜C
Bn3は、それぞれプロセッサ(1)〜(n)のチャネ
ルインタフェース装置、C100〜C111,・・・C
n00〜Cn11は、それぞれプロセッサ(1)〜
(n)のチャネル制御装置接続バス、M100〜M11
1,・・・Mn00〜Mn11は、それぞれプロセッサ
(1)〜(n)の主記憶接続バスを示す。
【0028】又プロセッサ(1)〜(n)の中のプロセ
ッサ(1)を特定プロセッサとした場合を示し、磁気デ
ィスク装置DK10,DK11、ワークステーションW
S10,WS11、磁気テープ装置MT10を接続して
いる。なお、末尾の符号0は0系、1は1系を示し、一
方が現用系の場合に他方が待機系となる。
【0029】複数のプロセッサ(1)〜(n)を、複数
のバスの一例の二重リングバス#0,#1により接続し
てマルチプロセッサシステムを構成し、旧プログラムフ
ァイルによる運転中に於いても、新プログラムファイル
に更新可能とする為の各手段について、図1も参照して
説明する。
【0030】(a).プロセッサ間通信路の管理手段 各プロセッサが、他のプロセッサとの間を接続するリン
グバス#0,#1上に相互に通信できる論理的な現用通
信パスと待機通信パスとの設定を、次のようにして行
う。
【0031】(i) .通信バスアクセス手段1−1を備
え、プロセッサの初期設定時、アクセ スルートと、リン
グバスアダプタとの状態によって、各プロセッサ間でリ
ングバス#0,#1を介してアクセス可能か否かを判定
する。 (ii).通信パ選定手段1−2を備え、使用可のプロセ
ッサ間に形成する通信パスを、現用通信パスとして使用
するか否かを、相手プロセッサとの間で、現用通信パス
指示オーダー及び確認オーダーの送受信により決定す
る。
【0032】図3は、プロセッサ間通信パス状態管理テ
ーブルを示し、(a)はプロセッサ(1),(2),
(3)を含むマルチプロセッサシステムの概要を示し、
(b)はテーブル、(c)はテーブルの具体例を示す。
【0033】図3の(a)に於いて、プロセッサ
(1),(2),(3)が複数のバスとしてリングバス
#0,#1によりリングバスアダプタ101,102,
103,111,112,113を介して接続されてマ
ルチプロセッサシステムを構成し、プロセッサ(1)を
特定プロセッサとしてプログラムファイル格納装置10
0を接続した構成を示す。又リングバス#0,#1とプ
ロセッサ(1),(2),(3)との間にアクセスルー
ト201,202,203,211,212,213を
形成している。例えば、リングバス#0上に、各プロセ
ッサ(1),(2),(3)間の現用通信パスを設定
し、リングバス#1上に、各プロセッサ(1),
(2),(3)間の待機通信パスを設定することができ
る。
【0034】プロセッサ間通信パス状態管理テーブル
は、プロセッサ対応に、図3の(b)に示すように、通
信相手プロセッサ番号をインデックスとして、S0,S
1にそれぞれリングバス#0,#1上の現用通信パス
“1”,待機通信パス“2”,使用不可を“3”の何れ
かを設定する。
【0035】従って、図3の(c)に示すテーブルに於
いては、プロセッサ(2)との間は、リングバス#0上
では現用通信パス“1”、リングバス#1上では待機通
信パス“2”が設定され、プロセッサ(3)との間も同
様に、リングバス#0上では現用通信パス“1”、リン
グバス#1上では待機通信パス“2”が設定された状
を示す。
【0036】図4は、現用通信パスの決定処理フローを
示し、システム初期設定や現用通信等の障害等による現
用通信パスの切替えの要因により、待機通信パスの有無
を判定し、無しの場合は切替えが不可能であり、又有り
の場合は、現用通信パス切替え指示オーダーを送出し、
相手プロセッサは、切替えが可能であれば、切替え確認
オーダーを送出する。この相手プロセッサからの切替え
確認オーダーの受信により現用通信パスの切替えを行
う。
【0037】図5は通信フレームのフォーマットと現用
通信パス切替え指示オーダーと確認オーダーとの一例を
示し、(a)のフレームフォーマットに於けるPAは同
期用のプリアンブル、SDはデータフォーマットの開始
位置表示の開始デリミタ、FCはフレーム種別の表示で
あるフレーム制御情報、DAは宛先リングバスアダプタ
番号、SAは送信元リングバスアダプタ番号、DPAは
宛先プロセッサ番号、SPAは送信元プロセッサ番号、
FCSはフレームデータの正常性チェック用データであ
るフレームチェックシーケンス、EDはデータフレーム
の終了位置表示の終了デリミタ、FSはフレームの送信
結果表示であるフレーム状態情報を示す。又データ部に
は、現用通信パス切替え指示オーダーと現用通信パス切
替え確認オーダーとが収容される。
【0038】現用通信パス切替え指示オーダーは、図5
の(b)に示すように、現用通信パス切替え指示表示
と、現用通信パス切替え要因と、次に現用とするリング
バス番号とを含むものである。又現用通信パス切替え確
認オーダーは、図5の(c)に示すように、現用通信パ
ス切替え確認表示と、現用通信パス切替え結果とを含む
ものである。
【0039】(b).現用通信パスの切替手段 各プロセッサは、他のプロセッサとの間の現用通信等の
切替えを以下に示す手順により行う。 (i) .現用通信パスを切替える必要が生じたプロセッサ
は、現用通信パスを切替える必要のある相手プロセッサ
に対して、図5の(b)に示す現用通信パス切替え指示
オーダーを送出する。
【0040】(ii) .現用通信パス切替え指示オーダー
を受信したプロセッサは、図3に示されたプロセッサ間
通信パス状態管理テーブルを参照し、現用通信パス切替
え指示オーダーを送出したプロセッサとの間の待機通信
パスが使用可であるか、又は使用不可であるかを調べ
て、切替え可否応答を図5(c)に示された現用通信パ
ス切替え確認オーダーによって返送する。
【0041】(c).新プログラムファイル受信手段 特定プロセッサ(1)の新プログラムファイル受信手段
3は、プログラムファイル格納装置100から新プログ
ラムファイル読込手段3−1によって、各プロセッサの
新プログラムファイルを読込み、新プログラムファイル
転送手段8によって、新プログラムファイルを各プロセ
ッサの現用中央処理装置ヘ転送する。
【0042】各現用中央処理装置の新プログラムファイ
ル受信手段3は、新プログラムファイル転送手段8から
受信した新プログラムファイルを他系主記憶装置アクセ
ス手段によって待機中央処理装置の主記憶装置(待機主
記憶装置)に書込む。特定プロセッサは、新プログラム
ファイル読込手段3−1から受信したデータを、特定プ
ロセッサの待機中央処理装置側の待機主記憶装置に書込
む。
【0043】他系主記憶装置アクセス手段は、現用中央
処理装置と待機主記憶装置との間に於ける主記憶バスの
接続又は切り離しを制御し、現用中央処理装置と待機主
記憶装置との間でプログラムファイル等の書込み又は読
出しを行うもので、既に知られている手段により実現で
きる。
【0044】図6は、新プログラムファイル受信手段を
示し、Aは新プログラムファイル受信手段、Bは他系主
記憶装置アクセス手段を示す。又CCn0は0系中央処
理装 置、CCn1は1系中央処理装置、MMn0は0系
主記憶装置、MMn1は1系主記憶装置、Mn00はC
Cn0−MMn0間主記憶接続バス、Mn01はCCn
0−MMn1間主記憶接続バス、Mn10はCCn1−
MMn0間主記憶接続バス、Mn11はCCn1−MM
n1間主記憶接続バスを示す。
【0045】例えば、0系を現用側、1系を待機側とし
た時、特定プロセッサの新プログラムファイル読込手段
3−1からデータを受信する場合、0系主記憶装置MM
n0の新プログラムファイル受信手段Aが、特定プロセ
ッサの新プログラムファイル転送手段8から新プログラ
ムファイルを受信し、0系中央処理装置CCn0の他系
主記憶装置アクセス手段Bが、1 系主記憶装置MMn1
に、受信した新プログラムファイルを転送して格納す
る。即ち、待機主記憶装置に新プログラムファイルを格
納する。
【0046】(d).待機中央処理装置の新プログラム
ファイル起動手段 特定プロセッサの現用中央処理装置は、二重化プロセッ
サに於ける他系中央処理装置起動手段によって、待機中
央処理装置のプログラムカウンタに、新プログラムファ
イルの立ち上げ処理開始アドレスを設定し、待機中央処
理装置を起動する。
【0047】他系中央処理装置起動手段は、現用中央処
理装置が待機中央処理装置のプログラムカウンタに、ス
タートすべきメモリのアドレスを書込んで、スタート指
示を行うことにより、他系の中央処理装置を起動させる
ものであって、周知の手段により実現できる。
【0048】特定プロセッサの現用中央処理装置は、待
機中央処理装置を起動した後、各プロセッサの現用中央
処理装置に、新プログラムファイルスタート指示を送出
する。新プログラムスタート指示を受信した各プロセッ
サの現用中央処理装置は、二重化プロセッサに於ける他
系中央処理装置起動手段によって、待機中央処理装置の
プログラムカウンタに、新プログラムファイルの立ち上
げ処理開始アドレスを 設定して、待機中央処理装置を起
動させる。
【0049】図7は、新プログラムファイル起動手段に
ついて示すもので、図6と同一符号は同一機能部分を示
し、A’は新プログラムファイル起動手段、B’は他系
中央処理装置起動手段、Pはプログラムカウンタを示
す。又CCBnは中央処理装置間アクセスバスである。
【0050】0系中央処理装置CCn0の他系中央処理
装置起動手段B’は、0系主記憶装置MMn0に於ける
新プログラムファイル起動手段A’からの起動に応じ
て、1系中央処理装置CCn1のプログラムカウンタP
に、新プログラムファイル立ち上げ処理の開始アドレス
を設定して、1系中央処理装置CCn1の新プログラム
ファイル立ち上げ処理を開始させる。
【0051】(e).新プログラムファイル現用化手段 特定プロセッサの現用中央処理装置は、二重化プロセッ
サの現用中央処理装置切替え手段によって、待機中央処
理装置のプログラムカウンタに、新プログラムファイル
現用化処理開始アドレスを設定して、待機中央処理装置
をスタートさせる。
【0052】二重化プロセッサの現用中央処理装置切替
え手段は、現用中央処理装置を待機系とし、待機中央処
理装置を現用系とする切替えを行うもので、周知の手段
により実現できる。
【0053】特定プロセッサの現用中央処理装置は、待
機中央処理装置を起動したのち、各プロセッサの現用中
央処理装置に新プログラム現用化指示を送出する。新プ
ログラム切替え指示を受信した各プロセッサの現用中央
処理装置は、二重化プロセッサの現用中央処理装置切替
え手段によって、待機中央処理装置のプログラムカウン
タに新プログラムファイル現用化処理開始アドレスを設
定して、待機中央処理装置をスタートさせる。
【0054】図8は、新プログラムファイル現用化手段
を示すもので、図7と同一符号と同一機能部分を示し、
A”は新プログラムファイル現用化手段、B”は現用中
央処理装置切替え手段を示す。
【0055】0系中央処理装置(現用中央処理装置)C
Cn0に於いて、現用中央処理装置切替え手段B”が、
0系主記憶装置MMn0に於ける新プログラムファイル
現用化手段A”からの制御に応じて、1系中央処理装置
CCn1(待機中央処理装置)のプログラムカウンタP
に、新プログラムファイル現用化処理の開始アドレスを
設定する。それにより、1系中央処理装置CCn1によ
る新プログラムファイル現用化処理が開始される。
【0056】(f).プログラムファイル転送先プロセ
ッサ指定手段 特定プロセッサに接続された保守者インタフェース装置
から、新プログラムファイルを転送すべき転送先プロセ
ッサ番号を入力する。この入力された転送先プロセッサ
情報を、特定プロセッサの主記憶装置上に、転送先プロ
セッサ指定フラグとして記憶する。このフラグは、新プ
ログラムファイル転送手段8が、転送先プロセッサを識
別する為に使用される。
【0057】図9は、新プログラムファイル転送先プロ
セッサ指定方法を示し、110は保守者インタフェース
装置を示す。この保守者インタフェース装置110から
転送先プロセッサ指定コマンドを投入する共に、転送先
プロセッサ番号を入力する。この新プログラムファイル
の転送先プロセッサ番号を基に、新プログラムファイル
転送先プロセッサ指定フラグの内容を、特定プロセッサ
の主記憶装置上に設定する。
【0058】新プログラムファイル転送先プロセッサ指
定は、例えば、プロセッサ番号=32×i+jをインデ
ックスとして指定されるフラグビットFに対して、新プ
ログラムファイルの転送が必要なプロセッサに対しては
“1”を設定し、新プログラ ムファイルの転送が不要な
プロセッサに対しては“0”を設定する。
【0059】(g).転送プログラムファイル指定手段 プログラムファイルは、プログラムファイル格納装置1
00に、木構造のファイルとして格納されている。
【0060】図10は、データ格納装置内のプログラム
ファイルの構成を示す。図示のように、プログラムファ
イルのルートディレクトリーは、旧プログラムファイル
ディレクトリーと、新プログラムファイルディレクトリ
ーと、AAAAAAAファイルディレクトリー〜XXX
XXXXファイルディレクトリーで示されるその他のプ
ログラムファイルとに区分される。旧プログラムファイ
ルディレクトリーは、プログラム1ファイル実体ディレ
クトリー〜プログラムNファイル実体ディレクトリーに
区分されて、それぞれプログラム1ファイル実体〜プロ
グラムNファイル実体が格納されている。
【0061】図11は、データ格納装置内のプログラム
ファイルの配置を示す。プログラムファイルは、図示の
ように、各エリヤの管理情報を記録するボリューム情報
と、プログラムファイルのエリヤの起点となるルートデ
ィレクトリーを先頭として、各プログラムファイルに対
するファイルディレクトリー・エリヤと、各プログラム
ファイルを区分するファイル実体ディレクトリー・エリ
ヤと、各ファイル実体ディレクトリーに対応するファイ
ル実体エリヤとに階層化されて、配置されている。
【0062】転送プログラムファイル指定手段7は、図
10に示すプログラムファイルのプログラムファイル番
号を指定することにより、転送対象のプログラムを指定
することができる。
【0063】特定プロセッサに接続された保守者インタ
フェース装置から、新プログラムファイル中、転送が必
要なプログラムのプログラム番号を入力する。これによ
って 、入力された転送対象プログラム情報を、特定プロ
セッサの主記憶装置上に、転送対象プログラム指定フラ
グとして記憶する。転送プログラムファイル指定手段7
は、このフラグを参照して、転送対象プログラムを識別
することができる。
【0064】図12は、転送対象プログラムファイル指
定方法を示し、保守者インタフェース装置110から転
送プログラムファイル指定コマンドを投入すると共に、
入力情報として転送が必要な新プログラムファイル番号
を入力する。それにより、転送が必要な新プログラムフ
ァイル番号を基に、転送対象新プログラムファイル番号
指定フラグの内容を、特定プロセッサの主記憶装置上に
設定する。
【0065】転送する必要がある新プログラムファイル
番号の指定は、新プログラムファイル番号=32×i+
jをインデックスとして指定されるフラグビットFに、
該当する番号のプログラムファイルを転送する必要があ
るときは“1”を設定する。又該当する番号のプログラ
ムファイルの転送が不要なときは“0”を設定する。
【0066】(h).新プログラムファイル転送手段 この新プログラムファイル転送手段8は、新プログラム
ファイルの全体或いは指定された部分を、システムを構
成する全プロセッサ、又は指定された転送先プロセッサ
に対して転送するものである。
【0067】この新プログラムファイル転送手段8は、
転送先プロセッサ毎に起動され、特定プロセッサと転送
先プロセッサとの現用通信パス上に、新プログラムファ
イルを転送する。新プログラムファイルは、新プログラ
ムファイルデータ転送オーダーを、図5の(a)に示す
フォーマット中のデータ部に編集して転送し、又転送結
果は同様に、新プログラムファイルデータ受信結果オー
ダーを、図5の(a)に示すフォーマット中のデータ部
に編集して返送する。
【0068】図13,図14は、新プログラムファイル
転送処理,を示し、新プログラムファイル転送処理
はプロセッサ毎の転送処理を示す。又新プログラムフ
ァイ ル転送処理は、プログラムファイル毎の転送処理
を示す。
【0069】図13に示す新プログラムファイル転送処
理は、プロセッサ番号カウンタ(PRCT)を初期化
し、新プログラムファイル転送先プロセッサ指定フラグ
上のプロセッサ番号カウンタ(PRCT)の値に対応す
るビットの内容が“1”か否かを判定し、“1”の場
合、PRCTの値を入力として、新プログラムファイル
転送処理を起動する。そして、RPCTを+1し、そ
の内容が最大値を超えたか否かを判定し、超えた場合は
終了、超えない場合は前述の処理を繰り返す。
【0070】又図14に示す新プログラムファイル転送
処理は、プログラムファイル番号カウンタ(PRG
T)を初期化し、転送対象新プログラムファイル番号指
定フラグ上のプログラムファイル番号カウンタ(PRG
T)の値に対応するビットの内容が“1”か否かを判定
し、“1”の場合、PRGTの値に対応する新プログラ
ムファイルを、プログラムファイル格納装置100から
読出して、転送先プロセッサ(本処理の入力データ)に
転送し、PRGTを+1し、このPRGTの内容が最大
値を超えたか否かを判定し、超えた場合は終了とし、超
えない場合は、前述の処理を繰り返す。
【0071】図15は、新プログラムファイル転送シー
ケンスを示し、新プログラムファイル転送元プロセッサ
と、新プログラムファイル転送先プロセッサの現用中央
処理装置と、待機中央処理装置との間に於ける新プログ
ラムファイル転送時の動作シーケンスを示す。新プログ
ラムファイル転送元プロセッサ(特定プロセッサ)は、
転送先プロセッサの現用中央処理装置に新プログラムフ
ァイルデータを転送し、受信結果に応じて次の新プログ
ラムファイルデータを順次転送する。この現用中央処理
装置は、受信した新プログラムファイルデータを待機主
記憶装置に順次書込むことになる。
【0072】図16は、新プログラムファイルデータ転
送オーダー・受信結果オーダーのフォーマットを示し、
(a)は新プログラムファイルデータ転送オーダーフォ
ーマ ット、(b)は新プログラムファイルデータ受信結
果オーダーフォーマットを示す。この図16の(a)又
は(b)に示すフォーマットによるデータは、図5の
(a)に示すフレームのデータ部に付加して送信され
る。
【0073】前述の図16の(a)に於いて、新プログ
ラムファイルデータ転送オーダー識別子を先頭に設け、
次の転送データ通し番号とFとは4バイト構成であり、
そのFは4ビット構成で、0は先頭データ、1は途中デ
ータ、15は最終データを表示する。又転送プログラム
ファイル番号、転送データ書き込み主記憶アドレス、転
送データバイト数、転送データを含むものである。又図
16の(b)は、新プログラムファイルデータ受信結果
オーダー識別子と、転送データ通し番号と、受信結果と
を含み、受信結果は、=0によりデータ受信及びデータ
書込結果良好、又≠0によりデータ受信及びデータ書込
不良を示すことができる。
【0074】(i).投入コマンド自動転送手段 この投入コマンド自動転送手段9は、新プログラムファ
イルと旧プログラムファイルとを同期運転している場合
に、自動転送対象コマンドテーブルに登録されたコマン
ドが、旧プログラムファイル側に投入されたとき、その
コマンドを自動的に新プログラムファイル側にも投入す
る機能を有するものである。
【0075】この投入コマンド自動転送手段9の動作開
始は、保守者インタフェース装置からコマンド自動転送
開始コマンドを投入することによって行われる。又動作
終了は、コマンド自動転送終了コマンドを投入すること
によって行われる。旧プログラムファイル側で投入され
た自動転送対象コマンドは、主記憶装置上の新プログラ
ムファイルと旧プログラムファイルとの通信エリヤに書
込まれる。この書込時に、書込カウンタを更新して、投
入コマンド文字列をエリヤに書込み、新プログラムファ
イル側では、このエリヤを監視する処理を周期的に起動
し、書込カウンタと読込カウンタとの内容を比較する。
書込データがある場合は、読込カウンタの内容が書込カ
ウンタの内容と一致するまで、書込んだデータを読出し
て、該当するコマンド処理を起動する。
【0076】図17は、自動コマンド転送処理起動処理
シーケンスを示し、自動転送対象コマンド登録コマンド
入力によって、自動転送対象コマンドのコマンド名を自
動転送対象コマンド登録テーブルに登録する。自動転送
対象コマンド登録テーブルは、登録コマンド数と単一又
は複数の自動転送対象コマンド名とを含むものとなる。
又自動コマンド転送開始コマンド入力によって、自動コ
マンド転送フラグをオン(オール“1”)とし、自動コ
マンド転送終了時、自動コマンド転送終了コマンド入力
によって、自動コマンド転送フラグをオフ(オール
“0”)とする。
【0077】図18は、旧ファイルシステム側の自動コ
マンド転送処理を示し、入力コマンド受信により、コマ
ンド自動転送フラグがオンか否かを判定し、オンの場合
は、入力されたコマンドが自動転送対象コマンドテーブ
ルに登録されているか否かを判定し、登録されている場
合は、新システムファイル・旧システムファイル通信エ
リヤの書込ブロックカウンタ(WRTC)と、読込ブロ
ックカウンタ(REDC)のカウント内容を取り出し
て、WRTC−REDCによるカウント内容の差分を求
め、その結果が256以上か否かを判定し、256以上
の場合は、通信エリアにコマンドを書込むことができな
いので、保守者に再入力を促す。又256以下の場合
は、WRTCのカウント内容の下8ビットに相当するブ
ロック番号に入力コマンドを書込み、WRTCを+1
し、旧システムファイル側コマンド対応処理を実施す
る。
【0078】図19は、新ファイルシステム側の転送コ
マンド実行処理を示し、コマンド自動転送フラグがオン
か否かを判定し、オンの場合は、新システムファイル・
旧システムファイル通信エリヤの書込ブロックカウンタ
(WRTC)と、読込ブロックカウンタ(REDC)と
のカウント内容について、WRTC−REDCによる差
分を求め、その差分が1以上か否かを判定し、1以上の
場合は、REDCの内容の下8ビットに相当するブロッ
ク番号に入力されているコマンドを読出し、そのコマン
ドの処理を起動し、REDCに1を加算する。又コマン
ド自動転送フラグがオフと場合及びWRTC−REDC
の結果が1以上でない場合は、終了とし 、次の周期の起
動を待つことになる。
【0079】図20は、新プログラムファイル・旧プロ
グラムファイル通信エリヤの構成を示し、各4096バ
イトのブロック#0〜#255を有し、ブロックカウン
タの領域に於ける*1は、最新の書込ブロックのブロッ
ク番号を示し、*2は最新の読出しのブロックのブロッ
ク番号を示す。
【0080】(j).データ引き継ぎ・交換手段 このデータ引き継ぎ・交換手段10は、新プログラムフ
ァイルと、旧プログラムファイルとを同期運転している
場合に、旧プログラムファイル側のデータをコマンド入
力によって新プログラムファイル側に引き継ぐ為に、新
プログラムファイル側へのデータ変換処理を実行するも
のである。
【0081】又データ引き継ぎ・交換手段10の動作開
始は、保守者インタフェース装置から、データ引き継ぎ
・変換開始コマンドを投入することによって行われる。
又この動作終了は、データ引き継ぎ・変換開始コマンド
を投入することによって行われる。
【0082】旧プログラムファイル側で投入されたデー
タ引き継ぎ・変換コマンドによって、主記憶装置上の新
プログラムファイルと旧プログラムファイルとのデータ
引き継ぎエリヤに、変換対象データとそのデータ種別を
書込み、同時に引き継ぎデータ量だけ書込カウンタを更
新する。
【0083】新プログラムファイル側は、このエリヤの
監視処理を周期的に起動し、書込カウンタと読込カウン
タとを比較して、データ書込みを行った場合には、読込
カウンタが書込カウンタと一致するまで、そのデータを
読出して、データ種別に該当するデータ引き継ぎ・変換
処理を起動する。
【0084】図21は、データ引き継ぎ・変換処理シー
ケンスを示し、データ引き継ぎ・変 換処理開始コマンド
を投入すると、データ引き継ぎ・変換処理フラグをオン
(オール“1”)とし、又次にデータ引き継ぎ・変換処
理コマンドを入力すると、引き継ぎ・変換処理対象デー
タとデータ種別を、新プログラムファイル・旧プログラ
ムファイルデータ引き継ぎエリヤに設定する。この処理
は、引き継ぎ・変換対象データの分、繰り返して行われ
る。この処理の終了は、データ引き継ぎ・変換処理終了
コマンドを投入することによって、データ引き継ぎ・変
換処理フラグをオフ(オール“0”)とすることにより
行われる。
【0085】図22は、旧プログラムファイル側のデー
タ引き継ぎコマンド処理を示し、データ引き継ぎ・変換
コマンド入力によって、新システムファイル・旧システ
ムファイルデータ引き継ぎエリヤの書込ブロックカウン
タ(WRTC)と、読込ブロックカウンタ(REDC)
とを取り出し、引き継ぎ・変換に必要なブロック数(W
RTC−REDC)によってを計算する。計算結果が2
56以上か否かを判定し、256以下ならば、WRTC
の下8ビットに相当するブロック番号から、引き継ぎ・
変換対象データとデータ種別とを書込み、WRTCにN
を加算して処理を終了する。又計算結果が256以上で
あれば、通信エリヤにコマンドの書込みができないの
で、入力コマンドをリジェクトして、保守者に再入力を
促す。
【0086】図23は、新プログラムファイル側のデー
タ引き継ぎ・変換処理を示し、周期的に起動して、デー
タ引き継ぎ・変換処理フラグがオンか否かを判定し、オ
ンの場合は、新プログラムファイル・旧プログラムファ
イルデータ引き継ぎエリヤの書込ブロックカウンタ(W
RTC)と、読込ブロックカウンタ(REDC)とを取
り出して、(WRTC−REDC)を計算し、その結果
が1以上か否かを判定し、1以上のときは、REDCの
下8ビットに相当するブロック番号に入力されているデ
ータを読出して、そのデータのデータ種別に対応するデ
ータ引き継ぎ・変換処理を起動し、REDCに1を加算
する処理を繰り返す。又(WRTC−REDC)の計算
結果が1以上でなくなると、処理を終了し、次の周期起
動まで待機する。
【0087】図24は、新プログラムファイル・旧プロ
グラムファイルデータ引き継ぎエリヤの構成を示し、各
4バイトの引き継ぎ・変換対象データ種別と各4096
バイトの引き継ぎ・変換対象データからなる合計410
0バイトのブロック#0〜#255を有する場合を示
す。なお、書込ブロックカウンタの8ビット構成の*1
は、最新のデータ書込ブロックのブロック番号を示し、
読込ブロックカウンタの8ビット構成の*2は、最新の
データ読出ブロックのブロック番号を示す。
【0088】次に、本発明による新プログラムファイル
への切替え手順について前述の各図を参照して説明す
る。先ず、新プログラムファイルへの入替えは以下の手
順によって実施される。
【0089】(1) .ワークステーションWS10からコ
マンドを投入して、各装置の状態を 以下のように設定す
る。 ・中央処理装置CC10,CC20〜CCn0を現用と
する。 ・主記憶装置MM10,MM20〜MMn0を現用とす
る。 (主記憶接続バスM100,M200〜Mn00
を、それぞれ現用中央処理 装置に接続する。) ・チャネル制御装置CH10,CH20〜CHn0を現
用とする。 (チャネル制御装置接続バスC100,C2
00〜Cn00を、それぞれ現 用中央処理装置に接続す
る。) ・チャネルインタフェース装置CB10,CB20〜C
Bn0を現用とする。 ・リングバスインタフェース装置(リングバスアダプ
タ)RB10,RB20 〜RBn0を現用とする。 ・リングバス#0上のプロセッサ間通信パスを現用とす
る。 ・ワークステーションWS10,磁気テープ装置MT1
0,磁気ディスク装置 DK10を現用とする。
【0090】・中央処理装置CC11,CC21〜CC
n1を待機とする。 ・主記憶装置MM11,MM21〜MMn1を、現用中
央処理装置から切り離 す。 (主記憶接続バスM101,
M201〜Mn01を、それぞれ現用中央処理 装置から
切り離す。) ・チャネル制御装置CH11,CH21〜CHn1を、
それぞれ現用中央処理 装置から切り離す。 (チャネル制
御装置接続バスC101,C201〜Cn01を、それ
ぞれ現 用中央処理装置から切り離す。) これにより、チ
ャネルインタフェース装置CB11,CB21〜CBn
1, CB13,CB23〜CBn3も、それぞれ現用中
央処理装置から切り離さ れる。 ・リングバスインタフェース装置(リングバスアダプ
タ)RB11,RB21 〜RBn1を、それぞれ現用中
央処理装置から切り離す。 ・リングバス#1上のプロセッサ間通信パスを使用不可
とする。
【0091】(2) .ワークステーションWS10からコ
マンドを投入して、前述の(1) の段 階で切り離した主記
憶装置を組み込み、両系の主記憶装置の内容を一致させ
る。即ち、 ・主記憶装置MM11,MM21〜MMn1を現用中央
処理装置に接続し、主 記憶装置MM10,MM20〜M
Mn0の内容をコピーする。
【0092】(3) .ワークステーションWS10からコ
マンドを投入して、前述の(2) の段 階で組み込んだ主記
憶装置を再び現用中央処理装置から切り離す。即ち、 ・主記憶装置MM11,MM21〜MMn1を、現用中
央処理装置から切り離 す。
【0093】(4) .新プログラムファイルを、磁気テー
プ装置MT10から磁気ディスク装 置DK10に読込
む。 (5) .ワークステーションWS10からコマンドを投入
して、新プログラムフ ァイルを転送する転送先プロセッ
サ番号を入力する。(全プロセッサに転送 する場合は、
全プロセッサ指定を意味するコマンドパラメータを入力
する。
【0094】(6) .ワークステーションWS10からコ
マンドを投入して、新プログラムフ ァイルの中で、転送
する必要があるプログラムのプログラム番号を入力す
。(全プログラムを転送する場合は、全プログラム指
定を意味するコマンド パラメータを入力する。)
【0095】(7) .特定プロセッサ(1)は、新プログ
ラムファイル読込手段3−1によっ て磁気ディスク装置
DK10から新プログラムファイルを読込み、新プログ
ラムファイル転送手段8によって、リングバス#0上の
現用通信パスを使用 して、各プロセッサに新プログラム
ファイルを転送する。 (特定プロセッサは、自プロセッ
サの新プログラムファイルを、新プログラ ムファイル受
信手段3に直接渡す。)
【0096】各プロセッサの新プログラムファイル受信
手段3は、他系主記憶装置アク セス手段によって、現用
中央処理装置CC10,CC20〜CCn0から、 1系
の主記憶装置MM11,MM21〜MMn1に、新プロ
グラムファイル を書込む。
【0097】他系主記憶装置アクセス手段は、現用中央
処理装置と1系の主記憶装置間 の主記憶接続バスM10
1,M201〜Mn01を、一時的に現用中央処理 装置
に接続して、その主記憶接続バスに書込データを転送す
る。
【0098】(8) .ワークステーションWS10からコ
マンドを投入して、各プロセッサの 新プログラムファイ
ル起動手段によって、1系の主記憶装置に書込まれた新
プログラムファイルを、1系の中央処理装置で走行させ
る。
【0099】(9) .各プロセッサの1系中央処理装置
で、新プログラムファイルが立ち上が ることを確認す
る。 1系の新プログラムファイルは、以下のように装置
状態を設定して、運転 を開始する。 ・主記憶装置MM11,MM21〜MMn1を現用とす
る。 (主記憶接続バスM111,M211〜Mn11
を、それぞれ新プログラム ファイル走行中央処理装置に
接続する。) ・チャネル制御装置CH11,CH21〜CHn1を現
用とする。 (チャネル制御装置接続バスC111,C2
11〜Cn11を、それぞれ新 プログラムファイル走行
中央処理装置に接続する。) ・チャネルインタフェース装置CB13,CB23〜C
Bn3を現用とする。 ・ワークステーションWS11を現用とする。 ・リングバスインタフェース装置RB11,RB21〜
RBn1を現用とする ・リングバス#1上のプロセッサ間通信パスを現用とす
る。
【0100】・主記憶装置MM10,MM20〜MMn
0を新プログラムファイル走行中央 処理装置より切り離
す。 (主記憶接続バスM110,M210〜Mn10
を、それぞれ新プログラム ファイル走行中央処理装置か
ら切り離す。) ・チャネル制御装置CH10,CH20〜CHn0を、
それぞれ新プログラム ファイル走行中央処理装置から切
り離す。 (チャネル制御装置接続バスC110,C21
0〜Cn10を、それぞれ新 プログラムファイル走行中
央処理装置から切り離す。) これにより、チャネルイン
タフェース装置CB10,CB20〜CBn0 ,CB1
2,CB22〜CBn2も、それぞれ新プログラムファ
イル走行中 央処理装置から切り離される。 ・リングバスインタフェース装置RB10,RB20〜
RBn0を、それぞれ 新プログラムファイル走行中央処
理装置から切り離す。 ・リングバス#0上のプロセッサ間通信パスを使用不可
とする。
【0101】(10) .ワークステーションWS11から
コマンドを投入して、新ファイルの 運転を確認する。 (11) .必要に応じて、以下の処理を実施する。 ・ワークステーションWS10から、コマンド自動転送
処理を起動する。この 場合の処理シーケンスは、前述の
投入コマンド自動転送手段9により実行さ れる。 ・ワークステーションWS10から、データ引継ぎ,変
換手段10を起動する 。この場合の処理シーケンスは、
前述のデータ引き継ぎ・変換手段10の処 理について説
明した処理と同一となる。
【0102】(12) .ワークステーションWS10か
ら、新プログラムファイル切替えコマ ンドを投入し、新
プログラムファイル現用化手段5によって、新プログラ
ファイルを現用に切替える。
【0103】以下、本発明の変形例,応用例を説明す
る。本発明は、プロセッサ間を接続するバスの形態は、
前述のリングバス型のみでなく、バス型或いはスター型
等の各種の構成にも適用可能である。
【0104】図25は、複数のバス#0,#1によりプ
ロセッサ(1),(2),(3)を相互に接続したマル
チプロセッサシステムの概要を示す。又図3の(a)と
同一符号は同一機能部分を示し、101A〜103A,
111A〜113Aはバスアダプタ、120,121,
130,131はバスアービタを示す。
【0105】図25に於いて、プロセッサ(1),
(2),(3)は、それぞれバスアダプタ101A,1
02A,103Aを介してバス#0と接続し、バス#0
との間にアクセスルート201,202,203を形成
し、又バスアダプタ111A,112A,113Aを介
してバス#1と接続して、バス#1との間にアクセスル
ート211,212,213を形成する。又バスアービ
タ120,130は、バス #0上に於ける各プロセッサ
のバス使用権の要求を調停し、又バスアービタ121,
131は、バス#1上に於ける各プロセッサのバス使用
権の要求を調停する。又プログラムファイル格納装置1
00を接続したプロセッサ(1)を、前述の実施例に於
ける特定プロセッサとして、新プログラムファイルの転
送制御等を行うことができる。
【0106】図26は、プロセッサ(1)を特定プロセ
ッサとして、プロセッサ(2),(3),(4)を、そ
れぞれ0系通信バス302,303,304と1系通信
バス312,313,314とによるスター型通信バス
により接続したマルチプロセッサシステムの構成の概要
を示し、100は特定プロセッサ(1)に接続したプロ
グラムファイル格納装置を示す。
【0107】図26に於いて、例えば、特定プロセッサ
(1)と、0系及び1系の通信バス302,303を介
して接続されたプロセッサ(2)との間で、前述の実施
例のように、複数のバス上に論理的な現用通信パスと待
機通信パスとを設定して、現用中央処理装置と待機中央
処理装置とは独立的に通信を行うことができ、旧プログ
ラムファイルの実行中に於いて新プログラムファイルを
ロードし、新プログラムファイルの動作確認を行った
後、旧プログラムファイルから新プログラムファイルに
切替えるように、現用と待機との切替えを行うことがで
きる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現用と
待機との主記憶装置及び中央処理装置を相互に接続し、
現用中央処理装置と待機中央処理装置とはそれぞれ異な
るプログラムを実行可能の二重化プロセッサを、リング
バス型,バス型、スター型等による複数のバスで接続し
たマルチプロセッサシステムであって、複数のバス上
に、論理的な現用通信パスと待機通信パスとを設定し
て、現用中央処理装置は現用通信パスを用いて送信し、
待機中央処理装置は待機通信パスを用いて送信する手段
により各プロセッサの現用,待機中央処理装置間で独立
的に通信を行うとができ、従って、旧プログラムファイ
ルで運転中に、新プログラムファイルを待機主 記憶装置
に転送して格納し、待機中央処理装置を起動して新プロ
グラムファイルの動作確認を行った後、現用と待機とを
切替え、旧プログラムファイルから新プログラムファイ
ルに、サービスを停止することなく切替えることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のマルチプロセッサシステム
の構成を示す図である。
【図3】プロセッサ間通信バス状態管理テーブルを示す
図である。
【図4】現用通信パスの決定処理フローを示す図であ
る。
【図5】現用通信パス切替え指示オーダーと確認オーダ
ーのフォーマットを示す図である
【図6】新プログラムファイル受信手段のメカニズムを
示す図である。
【図7】新プログラムファイル起動手段のメカニズムを
示す図である。
【図8】新プログラムファイル現用化手段のメカニズム
を示す図である。
【図9】新プログラムファイル転送先プロセッサ指定方
法を示す図である。
【図10】データ格納装置内のプログラムファイルの構
成を示す図である。
【図11】データ格納装置内のプログラムファイルの配
置を示す図である。
【図12】転送対象プログラムファイル指定方法を示す
図である。
【図13】新プログラムファイル転送処理を示す図で
ある。
【図14】新プログラムファイル転送処理を示す図で
ある。
【図15】新プログラムファイル転送シーケンスを示す
図である。
【図16】新プログラムファイルデータ転送オーダー・
受信結果オーダーのフォーマットを示す図である
【図17】自動コマンド転送処理起動処理シーケンスを
示す図である。
【図18】旧ファイルシステム側の自動コマンド転送処
理を示す図である。
【図19】新ファイルシステム側の転送コマンド実行処
理を示す図である。
【図20】新プログラムファイル・旧プログラムファイ
ル通信エリヤの構成を示す図である。
【図21】データ引き継ぎ・変換処理シーケンスを示す
図である。
【図22】旧プログラムファイル側のデータ引き継ぎコ
マンド処理を示す図である。
【図23】新プログラムファイル側のデータ引き継ぎ・
変換処理を示す図である。
【図24】新プログラムファイル・旧プログラムファイ
ルデータ引き継ぎエリヤの構成を示す図である。
【図25】バス型通信バスで接続されたマルチプロセッ
サシステムの構成を示す図である。
【図26】スター型通信バスで接続されたマルチプロセ
ッサシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ間通信路の管理手段 2 現用通信パスの切替え手段 3 新プログラムファイル受信手段 4 待機中央処理装置の新プログラムファイル起動手段 5 新プログラムファイル現用化手段 6 プログラムファイル転送先プロセッサ指定手段 7 転送プログラムファイル指定手段 8 新プログラムファイル転送手段 9 投入コマンド自動転送手段 10 データ引き継ぎ・変換手段 100 プログラムファイル格納装置(1),(2) 二重化プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 9/06 G06F 9/445 G06F 13/00 H04L 12/42 - 12/437 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ現用と待機との主記憶装置及び
    中央処理装置を相互に接続し、現用中央処理装置と待機
    中央処理装置とはそれぞれ異なるプログラムを実行可能
    の二重化プロセッサと、複数の前記二重化プロセッサの
    中の特定プロセッサにより制御するプログラムファイル
    格納装置と、複数の前記二重化プロセッサを相互に接続
    して任意のプロセッサ間で直接的に通信可能とした複数
    のバスとを含むマルチプロセッサシステムに於いて、 前記二重化プロセッサは、通信相手対応に前記複数のバ
    ス上に現用通信パスと待機通信パスとを設定し、現用中
    央処理装置は前記現用通信パスを用いて送信し、前記待
    機中央処理装置は前記待機通信パスを用いて送信する手
    段を有し、 前記特定プロセッサは、前記プログラムファイル格納装
    置から読出した新プログラムファイルを指定された転送
    先の二重化プロセッサに転送する手段を有し、 前記二重化プロセッサの前記現用中央処理装置は、現用
    主記憶装置に格納された旧プログラムファイルで運転中
    に、前記特定プロセッサの制御により転送された前記新
    プログラムファイルを待機主記憶装置に格納する手段
    と、前記待機中央処理装置に対して前記新プログラムフ
    ァイル起動を指示する手段と、該待機中央処理装置によ
    る前記新プログラムファイル動作を確認した後、現用と
    予備との主記憶装置及び中央処理装置の切替えを行う手
    段とを有する ことを特徴とするマルチプロセッサシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記特定プロセッサは、保守者インタフ
    ェース装置から前記特定プロセッサの主記憶装置に書込
    んだ転送先プロセッサ情報と転送対象プログラムファイ
    ル情報とを基に前記プログラムファイル格納装置から転
    送対象プログラムファイルを読出す転送プログラムファ
    イル指定手段と、該転送プログラムファイル指定手段に
    より指定された転送対象プログラムファイルを新プログ
    ラムファイルとして、指定された転送先プロセッサへ転
    送する為のプログラムファイル転送先プロセッサ指定手
    段とを有することを特徴とする請求項1記載のマルチプ
    ロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 前記特定プロセッサは、保守者インタフ
    ェース装置から入力された転送先プロセッサ指定コマン
    ドに従って、前記プログラムファイル格納手段から読出
    した前記新プログラムファイルの転送処理を転送先プロ
    セッサ毎に起動し、前記新プログラムファイルの転送処
    理を実行する新プログラムファイル転送手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のマルチプロセッサ
    システム。
  4. 【請求項4】 前記特定プロセッサは、前記新プログラ
    ムファイルの中の転送対象プログラムファイルを該特定
    プロセッサの主記憶装置に転送する転送プログラムファ
    イル指定手段を有し、前記転送対象プログラムファイル
    の転送先プロセッサは、現用記憶装置に格納されている
    旧プログラムファイルを待機記憶装置にコピーし、前記
    特定プロセッサから転送された前記転送対象プログラム
    ファイルを前記待機記憶装置に格納して新プログラムフ
    ァイルを構成する手段を有することを特徴とする請求項
    1又は2記載のマルチプロセッサシステム。
  5. 【請求項5】 前記特定プロセッサは、保守者インタフ
    ェース装置から投入された特定のコマンドを前記新プロ
    グラムファイル側に自動転送する投入コマンド自動転送
    手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のマ
    ルチプロセッサシステム。
  6. 【請求項6】 前記二重化プロセッサは、現用中央処理
    装置による旧プログラムファイルの実行中のデータを、
    前記新プログラムファイル側のデータに変換して該新プ
    ログラムファイル側に引き継ぐデータ引き継ぎ・変換手
    段を有することを特徴とする請求項1記載のマルチプロ
    セッサシステム。
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