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JP3425780B2 - 放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法 - Google Patents

放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法

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JP3425780B2
JP3425780B2 JP07649593A JP7649593A JP3425780B2 JP 3425780 B2 JP3425780 B2 JP 3425780B2 JP 07649593 A JP07649593 A JP 07649593A JP 7649593 A JP7649593 A JP 7649593A JP 3425780 B2 JP3425780 B2 JP 3425780B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • G06T5/75Unsharp masking

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線画像のダイナミッ
クレンジ圧縮方法に関し、詳しくは、オリジナル画像信
号を処理して該オリジナル画像よりもダイナミックレン
ジの狭い画像を担持する画像信号を得る放射線画像のダ
イナミックレンジ圧縮方法の改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放射線画像において、画像領域内
の微細構造の観察適正を確保しつつ、濃度域を圧縮する
方法として、例えば特開平3−222577号公報に開
示されるようなものがある。
【0003】前記特開平3−222577号公報に開示
される圧縮方法は、各画素点に対応して該各画素点を含
む所定マスク領域内のオリジナル画像信号Sorgを平均
化することで非鮮鋭マスク信号(ボケマスク信号)Sus
を求め、この非鮮鋭マスク信号Susが増大するにつれて
単調減少する関数をf(Sus)としたときに、ダイナミ
ックレンジが圧縮された処理済み画像信号Sprocを、S
proc=Sorg +f(Sus)として得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
ダイナミックレンジ圧縮においては、最終的にハード
コピーを得たときなどの可視化状態で、読影に最適なコ
ントラスト特性を関心領域において得ることが目的であ
るが、従来のダイナミックレンジ圧縮方法によると、入
力されたディジタル画像信号(オリジナル画像信号)に
基づいて補正度合いを決定していたために以下のような
問題が発生していた。
【0005】即ち、入力されたディジタル信号値に対し
て一定の補正関数(例えば1次関数)を設定しても、ハ
ードコピーを得るときの記録材料等における階調特性に
よっては、最終的に可視化されたときにダイナミックレ
ンジ圧縮の補正度合いが変わってしまう(1次関数でな
くなってしまう)ことがあり、最終的な表示状態(ハー
ドコピー上)に対して最適なダイナミックレンジ圧縮処
理を、安定的に施すことができなかった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、非鮮鋭マスク信号を用いたダイナミックレンジの
圧縮方法において、最終的な表示状態(ハードコピー
上)に対して最適なダイナミックレンジ圧縮処理を、安
定的に施すことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法では、ダイナ
ミックレンジが圧縮された処理済み画像信号Sprocを得
る画像処理を行った後に、該処理済み画像信号Sprocを
表示装置に出力する構成において、各画素点に対応して
非鮮鋭マスク信号Susを求める一方、前記オリジナル画
像信号Sorgに対応する前記表示装置における表示濃度
をDorg、前記処理済み画像信号Sprocに対応する前記
表示装置における表示濃度をDproc、前記非鮮鋭マスク
信号Susに対応する前記表示装置における表示濃度をD
usとし、前記表示濃度Dusの関数である濃度補正値をf
2(Dus)としたときに、Dproc=Dorg+f2(Du
s)なる関係を満たすように前記処理済み画像信号Spro
cを得るようにした。
【0008】また、非鮮鋭マスク信号Susに応じた補正
値f1(Sus)によってオリジナル画像信号Sorgを補
正することで処理済み画像信号Sprocを得る放射線画像
のダイナミックレンジ圧縮方法において、前記非鮮鋭マ
スク信号Susの変化に対する前記補正値f1(Sus)の
変化割合の絶対値が、オリジナル画像信号Sorgを増大
補正する補正値f1(Sus)については、非鮮鋭マスク
信号Susの減少に応じて徐々に増大変化し、オリジナル
画像信号Sorgを減少補正する補正値f1(Sus)につ
いては、非鮮鋭マスク信号Susの増大に応じて徐々に
大変化するようにした。
【0009】
【作用】かかる構成によると、ダイナミックレンジ圧縮
処理を施した処理済みの画像信号Sprocを表示装置に出
力する構成において、かかる表示装置における表示濃度
上で所期のダイナミックレンジ圧縮が行われるように、
表示濃度ベースで要求されるダイナミックレンジ圧縮を
設定し、かかる要求に見合った処理済み画像信号Sproc
を得る構成とした。
【0010】また、前記表示装置における階調特性は、
一般に低濃度及び高濃度側ほどコントラストが低下する
から、かかる階調特性に見合った補正特性とすることが
望まれ、そのために、非鮮鋭マスク信号Susの変化に対
して一定割合で補正値f1(Sus)が変化するのではな
く、低濃度又は高濃度側に行くに従ってより大きな変化
割合で補正値f1(Sus)を変化させるようにした。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
を示す図1は、本発明にかかる放射線画像のダイナミッ
クレンジ圧縮方法が適用された画像処理装置を含む放射
線画像読取装置を示すものであり、医療用としての人体
の撮影を行う例を示す。
【0012】ここで、放射線発生源1は、放射線制御装
置2によって制御されて、被写体(人体胸部等)Mに向
けて放射線(一般的にはX線)を照射する。記録読取装
置3は、被写体Mを挟んで放射線源1と対向する面に変
換パネル4を備え、該変換パネル4は放射線源1からの
照射放射線量に対する被写体Mの放射線透過率分布に従
ったエネルギーを輝尽層に蓄積し、そこに被写体Mの潜
像を形成する。
【0013】前記変換パネル4は、支持体上に輝尽層
を、輝尽性蛍光体の気相堆積、或いは輝尽性蛍光体塗料
塗布によって設けてあり、該輝尽層は環境による悪影響
及び損傷を遮断するために保護部材によって遮蔽若しく
は被覆される。該輝尽性蛍光体材料としては、例えば、
特開昭61−72091号公報、或いは、特開昭59−
75200号公報に開示されるような材料が使われる。
【0014】光ビーム発生部(ガスレーザ,固体レー
ザ,半導体レーザ等)5は、出射強度が制御された光ビ
ームを発生し、その光ビームは種々の光学系を経由して
走査器6に到達し、そこで偏向を受け、更に、反射鏡7
で光路を偏向させて、変換パネル4に輝尽励起走査光と
して導かれる。
【0015】集光体8は、輝尽励起光が走査される変換
パネル4に近接して光ファイバである集光端が位置さ
れ、上記光ビームで走査された変換パネル4からの潜像
エネルギーに比例した発光強度の輝尽発光を受光する。
【0016】9は、集光体8から導入された光から輝尽
発光波長領域の光のみを通過させるフィルタであり、該
フィルタ9を通過した光は、フォトマル10に入射して、
その入射光に対応した電流信号に光電変換される。
【0017】フォトマル10からの出力電流は、電流/電
圧変換器11で電圧信号に変換され、増幅器12で増幅され
た後、A/D変換器13で画素毎のディジタルデータから
なる放射線画像信号に変換される。そして、このディジ
タル放射線画像信号(オリジナル画像信号Sorg)は、
マイクロコンピュータを内蔵した画像処理装置14に順次
出力される。
【0018】15は画像信号を記憶させておくための画像
メモリ(磁気ディスク装置)である。また、16は画像処
理装置14から直接又は前記画像メモリ15から読み出され
た放射線画像信号をプリンタ17に伝送するためのインタ
ーフェイスである。
【0019】18は読取ゲイン調整回路であり、この読取
ゲイン調整回路18により光ビーム発生部5の光ビーム強
度調整、フォトマル用高圧電源19の電源電圧調整による
フォトマル10のゲイン調整、電流/電圧変換器11と増幅
器12のゲイン調整、及びA/D変換器13の入力ダイナミ
ックレンジの調整が行われ、放射線画像信号の読取ゲイ
ンが総合的に調整される。
【0020】尚、前記画像処理装置14に出力させるオリ
ジナル放射線画像信号Sorgの取得方法を、輝尽性蛍光
体を励起光で走査して発光せしめた輝尽発光を光電変換
して得る方法に限定するものではなく、例えば放射線フ
ィルムの画像を、光電変換によって読み取る方法や、被
写体を透過した放射線を蛍光体に照射されて蛍光に変換
し、該蛍光を光電変換して読み取る方法などであっても
良い。
【0021】オリジナル放射線画像信号Sorgは、検出
された放射線の強度に比例する形でも良いし、検出され
た放射線の強度の対数に比例する形でも良いが、後者の
方が好ましい。
【0022】ここで、前記画像処理装置14には、入力さ
れるオリジナル画像信号Sorgのダイナミックレンジを
圧縮して、オリジナル画像よりもダイナミックレンジの
狭い画像を担持する処理済みの画像信号Sprocを得る画
像処理機能が備えられており、かかるダイナミックレン
ジ圧縮のための画像処理は、以下の式に従って行われ
る。
【0023】Sproc=Sorg+f1(Sus)
【0024】上式で、Susは、各画素点に対応して該各
画素点を含む所定マスク領域内のオリジナル画像信号S
org を平均化することにより求められる非鮮鋭マスク信
号である。また、オリジナル画像信号Sorgに加算され
るf1(Sus)は、非鮮鋭マスク信号Susの関数として
求められる補正値であり、非鮮鋭マスク信号Susの増大
に応じて単調減少する。
【0025】尚、「単調減少」とは、非鮮鋭マスク信号
Susの増大に伴ってf1(Sus)が必ず減少するもので
ある必要はなく、部分的にはSusが変化してもf1(S
us)が変化しない領域が存在しても良いこととする。
【0026】ところで、ダイナミックレンジの圧縮にお
いては、読影に最適な濃度再現が行われることが望ま
れ、係る濃度再現特性とは無関係にダイナミックレンジ
圧縮を行った場合には、最終的に表示を行わせたときに
所期の圧縮効果が得られない場合がある。
【0027】そこで、以下に濃度の再現特性を考慮して
ダイナミックレンジ圧縮を行う実施例を、図のフロー
チャートに従って説明する。
【0028】まず、オリジナル画像信号Sorgに基づき
画像内の関心領域のヒストグラム解析を行い、予め設定
されている標準の階調変換テーブルLUTを前記ヒスト
グラム解析の結果に応じて回転させたり、平行移動させ
ることによって、放射線画像毎に最適の階調変換テーブ
ルLUTを決定する(S1)。
【0029】次に、前記ヒストグラム解析結果(例えば
関心領域内における最大値,最小値,中央値など)に基
づいて、ダイナミックレンジ圧縮の領域を設定すること
になる非鮮鋭マスク信号Susの基準値Sus1を決定する
(S2)。そして、前記階調変換テーブルLUTを用い
て前記基準値Sus1に対応する表示濃度Dus1を求める
(S3)。
【0030】次に、前記表示濃度Dus1を基準として、
以下の1次関数で表される表示濃度補正関数f2(Du
s)を決定する(S4及び図(b)参照)。
【0031】f2(Dus)=β(Dus1−Dus)…(D
us≦Dus1)、f2(Dus)=0…(Dus>Dus1)
【0032】ここで、オリジナル画像信号Sorgに対応
する表示濃度をDorg、前記処理済み画像信号Sprocに
対応する表示濃度をDprocとしたときに、Dproc=Dor
g+f2(Dus)を満足させる表示濃度Dorgと表示濃度
Dprocとの関係を求める(図(a)における第3象
限)。前記表示濃度Dprocは、表示濃度ベースで、濃度
補正値f2(Dus)によってオリジナル画像に対応する
表示濃度Dorgが低濃度側で圧縮されたデータである。
【0033】そして、最終的には、ダイナミックレンジ
圧縮された処理済み画像信号Sprocを、階調変換テーブ
ルLUTで変換して表示させたときに、前記表示濃度D
procに合致する特性となれば良いことになる。
【0034】そこで、前記処理済み画像Sprocに対応す
る表示濃度Dproc及びオリジナル画像Sorgに対応する
表示濃度Dorgを、それぞれ前記階調変換テーブルLU
Tによる逆変換によって信号値に変換し、所定の階調変
換テーブルLUTにおいて、Dproc=Dorg +f2(D
us)なる関係を満足させるオリジナル画像信号Sorgと
処理済み画像信号Sprocとの関係を求める(図(a)
における第1象限)。
【0035】そして、前記表示濃度から逆変換して求め
た信号の関係(図(a)における第1象限)におい
て、Sproc=Sorg+f1(Sus)を満たす信号補正関
数f1(Sus)を算出する(S5及び図(c)参
照)。
【0036】次いで、オリジナル画像信号Sorgから各
画素点毎の非鮮鋭マスク信号Susを算出し(S6)、該
算出した非鮮鋭マスク信号Susを上記のようにして求め
た補正関数f1(Sus)によって補正値に変換し、該補
正値f1(Sus)によってオリジナル画像信号Sorgを
補正することで、処理済み画像信号Sprocを得る(S
7)。
【0037】前記補正関数f1(Sus)によってダイナ
ミックレンジが圧縮された処理済み画像信号Sprocは、
前記階調変換テーブルLUTによって変換された後(S
8)、プリンタ(表示装置)に出力されてハードコピー
が作成される(S9)。
【0038】尚、表示濃度上で、図(b)に示すよう
な1次関数で表される補正特性を設定し、図(a)の
第2,第4象限に示すような階調変換テーブルLUTを
用いる場合には、図(c)に示すように、オリジナル
画像信号Sorg の低濃度側を補正するための補正関数f
1(Sus)としては、非鮮鋭マスク信号Susが基準点S
us1から減少するに従ってその傾きを増すような特性と
なる。これは、前記階調変換テーブルLUTが、一般的
に低濃度及び高濃度側で傾きが徐々に減少する特性によ
るものである。
【0039】上記実施例のように、処理済み画像信号S
procが出力されるプリンタやCRTなどの表示装置の濃
度再現特性を考慮したダイナミックレンジ圧縮を行え
ば、画像信号上では所期の圧縮が行われているのに、表
示画像上では充分な圧縮効果を得ることができないとい
うことがなく、最終的な表示状態で最適となるダイナミ
ックレンジ圧縮を行わせることができる。
【0040】上記実施例では、表示濃度の関係を階調変
換テーブルLUTを用いて画像信号の関係に逆変換し、
表示濃度上で所期のダイナミックレンジ圧縮がなされる
ように、信号補正関数f1(Sus)を設定したが、階調
変換テーブルLUTの特性を見込んで簡易的に信号補正
関数f1(Sus)を設定させる構成としても良い。
【0041】即ち、一般的な階調変換テーブルLUTの
特性では、表示濃度上で1次関数で表される特性の補正
を実現させるためには、図(c)に示すように、信号
補正関数f1(Sus)としては非鮮鋭マスク信号Susが高濃
度側或いは低濃度側に変化するに従って傾きを増すよう
な特性が要求される。
【0042】従って、Sproc=Sorg+f1(Sus)な
る演算を行ってダイナミックレンジの圧縮を行う構成に
おいて、予め前述のような要求を見込んで、図に示す
ように、例えば高濃度側の圧縮を行う場合には、非鮮鋭
マスク信号Susが増大するに従ってその減少割合を増す
ような補正関数f1(Sus)を設定させれば良い。前記
に示した補正関数f1(Sus)を式で示すと以下の
ようになる。
【0043】f1(Sus)=β(Sus1−Sus)2
(Sus≧Sus1)、f1(Sus)=0…(Sus<Sus
1)
【0044】ここで、前記基準値Sus1は、オリジナル
画像のヒストグラム解析に基づいて決定することが好ま
しく、例えば関心領域内の最大信号値と最小信号値との
平均値とする。
【0045】また、係数βは、関心領域内の最大信号値
をSmaxとしたときに、β=k/(Sus1−Smax)とし
て求めた。前記kは定数であり、0.5≦k≦1.5程度とす
ることが好ましい。但し、前記βを演算するときに用い
る基準値は、最大値Smax に限定されるものではない。
【0046】上記のように、実際に階調変換テーブルL
UTから表示濃度を逆変換して、信号補正関数を設定す
るのではなく、階調変換テーブルLUTの特性を見込ん
だ関数形に設定する構成とすれば、精度は低下するもの
の信号補正関数f1(Sus)を簡便に設定できる。
【0047】尚、上記では、高濃度側の圧縮を階調変換
テーベルLUTの特性に略適合させるべく設定した例を
示したが、低濃度側でも同様に設定することができ、
proc=Sorg+f1(Sus)なる演算を行ってダイナミ
ックレンジの圧縮を行う構成では、非鮮鋭マスク信号S
usの減少の応じて補正値f1(Sus)の増大割合が増大
するような関数を設定させれば良い。
【0048】即ち、前記非鮮鋭マスク信号Susの変化に
対する前記補正値f1(Sus)の変化割合の絶対値が、
オリジナル画像信号Sorgを増大補正する補正値f1
(Sus)については、非鮮鋭マスク信号Susの減少に応
じて徐々に増大変化し、オリジナル画像信号Sorgを減
少補正する補正値f1(Sus)については、非鮮鋭マス
ク信号Susの増大に応じて徐々に増大変化する関数を設
定すれば良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる放射
線画像のダイナミックレンジ圧縮方法によると、表示濃
度上で所期のダイナミックレンジ圧縮特性を設定し、こ
れから圧縮処理された画像信号を得るようにしたので、
最終的にダイナミックレンジが圧縮された放射線画像を
表示させたときに、所期の圧縮効果を確実に得られるよ
うになる。
【0050】また、表示における階調変換特性の傾向に
合わせて、補正値の関数を設定させるようにすること
で、簡便的に略表示画像上での要求に見合ったダイナミ
ックレンジの圧縮が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される放射線画像読取処理装置を
示すブロック図。
【図2】表示濃度に応じた圧縮処理の流れを示すフロー
チャート。
【図3】表示濃度に応じた圧縮処理の特性を示す線図。
【図4】表示濃度特性を見込んだ補正値の関数形を示す
線図。
【符号の説明】
1…放射線発生源 3…記録読取装置 14…画像処理装置 15…画像メモリ 16…インタフェイス 17…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 1/40 101E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/14 H04N 1/407 H04N 1/41

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を透過した放射線画像情報に基づく
    オリジナル画像を表すオリジナル画像信号Sorgを処理
    して前記オリジナル画像よりもダイナミックレンジの狭
    い画像を担持する処理済み画像信号Sprocを得る画像処
    理を行った後に、該処理済み画像信号Sprocを表示装置
    に出力する放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法で
    あって、 各画素点に対応して非鮮鋭マスク信号Susを求める一
    方、前記オリジナル画像信号Sorgに対応する前記表示
    装置における表示濃度をDorg、前記処理済み画像信号
    Sprocに対応する前記表示装置における表示濃度をDpr
    oc、前記非鮮鋭マスク信号Susに対応する前記表示装置
    における表示濃度をDusとし、前記表示濃度Dusの関数
    である濃度補正値をf2(Dus)としたときに、 Dproc=Dorg +f2(Dus) なる関係を満たすように前記処理済み画像信号Sprocを
    得ることを特徴とする放射線画像のダイナミックレンジ
    圧縮方法。
  2. 【請求項2】被写体を透過した放射線画像情報に基づく
    オリジナル画像を表すオリジナル画像信号Sorgを処理
    して前記オリジナル画像よりもダイナミックレンジの狭
    い画像を担持する処理済み画像信号Sprocを得る放射線
    画像のダイナミックレンジ圧縮方法であって、各画素点
    に対応して非鮮鋭マスク信号Susを求め、該非鮮鋭マス
    ク信号Susの関数である補正値f1(Sus)によってオ
    リジナル画像信号Sorgを補正することで前記処理済み
    画像信号Sprocを得る放射線画像のダイナミックレンジ
    圧縮方法において、 前記非鮮鋭マスク信号Susの変化に対する前記補正値f
    1(Sus)の変化割合の絶対値が、オリジナル画像信号
    Sorgを増大補正する補正値f1(Sus)については、
    非鮮鋭マスク信号Susの減少に応じて徐々に増大変化
    し、オリジナル画像信号Sorgを減少補正する補正値f
    1(Sus)については、非鮮鋭マスク信号Susの増大に
    応じて徐々に増大変化することを特徴とする放射線画像
    のダイナミックレンジ圧縮方法。
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