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JP3424804B2 - シールド線の端末処理構造 - Google Patents

シールド線の端末処理構造

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JP3424804B2
JP3424804B2 JP13842798A JP13842798A JP3424804B2 JP 3424804 B2 JP3424804 B2 JP 3424804B2 JP 13842798 A JP13842798 A JP 13842798A JP 13842798 A JP13842798 A JP 13842798A JP 3424804 B2 JP3424804 B2 JP 3424804B2
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    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/42Securing in a demountable manner
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    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
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Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線の端末
処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、シールド線60
は、芯線61の外周面に絶縁層62を設け、絶縁層62
の外面に編組63を介してシース層64を周設して成
る。従来、シールド線60の芯線61及び絶縁層62を
接続する図15のような接続部材65が提案されている
(実開平5−15359号公報)。
【0003】接続部材65は、筒状の内側接続部66
と、内側接続部66を取り囲む筒状の外側接続部67と
を連成して成る。そして、図16(a)に示すように、
絶縁層62を露出したシールド線60′の端末から接続
部材65を押し込み、図16(b)の如くに、編組63
及びシース層64を内側接続部66と外側接続部67と
で挟むことにより、シールド線60′と接続部材65と
が接続される。その後に、接続部材65をコネクタハウ
ジング(図示せず)に挿着することで、編組63とコネ
クタハウジング内の接触子(図示せず)とが接続され
る。
【0004】また、他の従来例として、図17に示すよ
うなシース層押え部材68とシールド管69が開示され
ている(特開平6−349532号公報)。図17
(a)のように、弾性絶縁製のシース層押え部材68
を、編組63を露出したシールド線60″の端末から押
し込む。シース層押え部材68の径小部68aを絶縁層
62に挿入して編組63をめくり上げた状態で密着させ
る。その時、シース層押え部材68の径大部68bによ
り編組63の一部または全部が収容されている。
【0005】この状態で、図17(b)の如くに、金属
製のシールド管69でシース層押え部材68を覆うと共
に、シールド管69と編組63とを接触させる。それか
ら、図示しないコネクタハウジングにシールド線60″
を挿入し、シールド管とコネクタハウジング内の接触子
(図示せず)とを接続する。68cはシース層押え部材
68の貫通孔である。
【0006】しかしながら、シールド線60′(6
0″)を接続部材65又は、シース層押え部材68とシ
ールド管69とに挿入する作業性が非常に悪い。また、
外側接続部67のサイズがシールド線60′のシース層
64の増大に伴って巨大化する恐れがあった。そして、
シールド線60″にシース層押え部材68及びシールド
管69を組み付けるため、二度手間が掛かるという欠点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、シールド線端末処理の作業性を向上させるシール
ド線の端末処理構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、芯線の外周面に絶縁層を設け、該絶縁層
の外面に編組を介してシース層を周設して成るシールド
線の該芯線と絶縁層とをそれぞれ端子に加締めてシール
ド線付き端子を形成し、該シールド線付き端子をハウジ
ング本体の端子収容室に挿着してなるシールド線の端末
処理構造において、前記ハウジング本体の一側壁を切り
欠いて前記端子収容室に作業開口を形成し、該作業開口
の周縁から該端子収容室内へ突出すると共に該作業開口
に沿って端子挿入反対方向に延びる編組接触体を有し、
前記シールド線付き端子を該端子収容室に挿着時、自動
的に該編組接触体が該シース層と絶縁層との間に挿入さ
れるシールド線の端末処理構造を特徴とする(請求項
1)。前記編組接触体がL字状の接触本体と、該接触本
体の自由端に端子挿入方向と反対方向へ突設された尖鋭
状の接触子とから成るシールド線の端末処理構造を特徴
とする(請求項2)。接触子に、端子挿入方向へ折り返
された弾性接触片を設けたシールド線の端末処理構造を
特徴とする(請求項3)。前記接触子に対して垂直であ
ると共に、前記シース層に引っ掛けられる垂直接触片を
前記接触本体又は接触子に形成したシールド線の端末処
理構造を特徴とする(請求項4)。前記接触子に対して
平行であると共に、前記シース層に引っ掛けられる水平
接触片を前記接触本体又は接触子に形成したシールド線
の端末処理構造を特徴とする(請求項5)。前記接触子
と、前記垂直接触片及び水平接触片との板厚を略同一に
設定したシールド線の端末処理構造も有効である(請求
項6)。前記作業開口に端子挿入方向と交差する方向へ
ガイド棒を配置し、前記端子収容室内への前記シールド
線付き端子の挿入後に該ガイド棒が前記シース層に密着
するシールド線の端末処理構造を特徴とする(請求項
7)。前記作業開口を覆う保護蓋を、回動自在に前記ハ
ウジング本体に設けたシールド線の端末処理構造を特徴
とする(請求項8)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図6は本発明に
係るシールド線の端末処理構造の第一実施例を示すもの
である。図1及び図2において、このシールド線の端末
処理構造は、シールド線1の芯線2及び絶縁層3を加締
めた端子10を、コネクタハウジング20の端子収容室
22に挿入し、それと共に端子収容室22内に配置され
た編組接触体30を、シールド線1の編組4に自動的に
接続する構造である。なお、シールド線1の構造は従来
と同一であるので説明を省略する。
【0010】端子10は一端部に箱状の端子接触部12
と、他端部にシールド線接続部13とを有する。端子接
触部12は底壁14に係合孔14aを形成し、そしてシ
ールド線接続部13はシールド線1の芯線2及び絶縁層
3を加締める一対の芯線加締片15,15及び被覆加締
片16,16をそれぞれ有する。
【0011】コネクタハウジング20は、ハウジング本
体21内に端子収容室22を貫通し、ハウジング本体2
1の上壁21a(請求項1の一側壁に相当)で端子収容
室22の入口22a側に作業開口23を形成し、作業開
口23から端子収容室22内に編組接触体30を設け、
端子収容室22の内面に可撓係止片24を有してなる。
可撓係止片24の自由端部には、端子10の係合孔14
aに対する係止突起24aが形成されている。
【0012】ハウジング本体21の上壁21aには導体
板31の一端部31aが固着され、導体板31の他端部
31bには保持ブロック32を介して編組接触体30が
連成されている。保持ブロック32はハウジング本体2
1の上壁21aに固定されている。導体板31の中間部
にはロック孔31cと弾性山31dとが形成されてい
る。
【0013】編組接触体30は、図1及び図3に示すよ
うに、L字状の接触本体35と、接触本体35の水平部
35aの自由端に突設した接触子36とから成る。接触
本体35の垂直部35bが導体板31の他端部31bに
繋がっている。接触子36は自由端から端子挿入方向
(P方向)と反対方向(Q方向)へ突出されている。接
触本体35は作業開口23の周縁から端子収容室22内
に延び、接触子36は端子収容室22内に位置してい
る。
【0014】図2に示すように、端子収容室22の上壁
21aの内面22bから接触子36の下面36aまでの
距離Dは、シールド線1のシース層5の厚さdに略等し
い(D=d)と共に、端子収容室22の上壁21aの
面22bから端子10の底壁14までの距離D′より若
干短く(D≒D′)設定されている。これにより、シー
ドル線付き端子1′を端子収容室22内に挿入時に、接
触子36と端子10とが相互に干渉されず、そして編組
4とシース層5との間を目がけて一々接触子36の位置
決めを行う手間が省かれる。また、接触子36を尖鋭状
に形成することで、シールド線付き端子1′を端子収容
室22に挿入するのに伴って簡単に接触子36を編組4
とシース層5との間に食い込ますことができる。
【0015】次に、シールド線1の端末処理の過程を説
明する。図4のように、シールド線1の端末から所望の
長さの芯線2と絶縁層3とをそれぞれ露出させる。端子
10の芯線加締片15に芯線2を、及び被覆加締片16
に絶縁層3をそれぞれ加締めることにより、シールド線
付き端子1′を形成する。シールド線付き端子1′をハ
ウジング本体21の端子収容室22に形成された入口2
2aから、端子10の底壁14を上方に向けた状態で挿
入する。
【0016】挿入時には、図5の如くに、編組接触体3
0の接触子36が底壁14に接触せず、編組4とシース
層5と間の端面6に突き当たる。そこで、シールド線付
き端子1′を端子収容室22内へ押し込むと、図6に示
す如くに、編組接触体30の接触子36が編組4の外面
4aとシース層5の内面5aとの間に突き刺さり、それ
から徐々に進入する。
【0017】接触子36の先端部を尖鋭に形成している
から、編組4とシース層5との端面6に簡単に突き刺す
ことができる。端子10の係合孔14aと可撓係止片2
4の係止突起24aとが係合する迄、接触子36が編組
4とシース層5との間に挿入される。そのため、シール
ド線付き端子1′を端子収容室22に挿入する感覚で簡
単に、シールド線1の編組4と接触子36とを接触させ
ることができる(図2参照)。
【0018】図7及び図8は本発明に係るシールド線の
端末処理構造の第二実施例を示すものである。なお、第
一実施例と同一構成部材には同一名称及び番号を付けて
詳細な説明を省略する。図7及び図8において、このシ
ールド線の端末処理構造は、第一実施例における編組接
触体30の接触子36に弾性接触片38を設けた構造で
ある。
【0019】弾性接触片38は、接触子36の先端部近
傍から端子挿入方向(P方向)へ延びている。弾性接触
片38の板厚は接触子36と略同一である。弾性接触片
38の自由端側には係止山部38aが形成されている。
シールド線付き端子1′を端子収容室22内に挿入する
と、係止山部38aがシース層5の内面5aを摺動し、
それから内面5aに引っ掛けられる。
【0020】それと共に、係止山部38aがシース層5
の内面5a側にバネ付勢される。これにより、シールド
線1内における接触子36の保持力を向上させることが
できる。そのため、シールド線1からの接触子36の後
抜けを防止できると共に、編組4と接触子36との接続
をより確実に行うことができる。
【0021】図9及び図10は本発明に係るシールド線
の端末処理構造の第三実施例を示すものである。なお、
第一実施例と同一構造部材には同一名称及び番号を付け
て詳細な説明を省略する。図9及び図10において、こ
のシールド線の端末処理構造は、第一実施例における編
組接触体30の接触本体35に垂直接触片39を形成し
た構造である。
【0022】垂直接触片39は接触本体35の水平部3
5aで略中央に切り起こされている。垂直接触片39は
接触子36に対して垂直である。垂直接触片39の突出
距離Hは、シース層5の厚さd(図2参照)の距離より
も短く(H<d)設定されている。
【0023】また、垂直接触片39の変形例として、図
11に示すように、接触子36の両側に接触本体35と
平行な水平接触片40をそれぞれ延設することもでき
る。一対の水平接触片40,40には垂直接触片39と
同様にテーパ40aが形成されている。これにより、接
触子36の全体形状が略矢じり状になる。水平接触片4
0が接触子36から突出する距離H′は、端子挿入時及
び挿入後に水平接触片40がシース層5を突き破らない
ような距離に設定されている。なお、垂直接触片39及
び水平接触片40の板厚は接触本体35や接触子36と
略同一である(図9及び図11参照)。
【0024】図9乃至図11に示す如くに、垂直接触片
39(水平接触片40)を編組接触体30の接触本体3
5又は接触子36に設けることで、端子10を端子収容
室22内に挿入後、垂直接触片39(水平接触片40)
をシース層5に食い込ますことができる。これにより、
接触子36からのシールド線1の後抜けが防止される。
そのため、編組接触体30と編組4との接触を一層確実
に行うことができる。
【0025】図12及び図13は本発明に係るシールド
線の端末処理構造の第四実施例を示すものである。な
お、第一実施例と同一構成部材には同一名称と番号とを
付けて詳細な説明を省略する。図12において、このシ
ールド線の端末処理構造は、第一実施例の作業開口23
にシールド線1を保護するためのガイド棒26を配置
し、かつハウジング本体21の右側壁21bにヒンジ2
7を介して保護蓋28を回動自在に設けた構造である。
【0026】ガイド棒26はハウジング本体21の右側
壁21bと左側壁21cとの間に架設され、かつ端子収
容室22の入口22a側に配置されている。矩形状の保
護蓋28の一端部28aとハウジング本体21の右側壁
21bとはヒンジ27を介して連結されている。保護蓋
28の他端部28bとハウジング本体21の左側壁21
cには係止手段(図示せず)が設けられている。
【0027】図12及び図13に示すように、シールド
線付き端子1′を端子収容室22に挿入後、端子10の
係合孔14aと可撓係止片24の係止突起24aとの係
合、及びシールド線1のシース層5とガイド棒26との
密着により、端子収容室22内のシールド線付き端子
1′が安定する。そして、作業開口23に保護蓋28を
冠着することで、シールド線1のシース層5が保護蓋2
8によって内部へ押圧される。
【0028】これにより、端子収容室22内でのシール
ド線付き端子1′が更に安定する。シールド線付き端子
1′が端子収容室22内で安定するから、編組接触体3
0と編組4との接続も安定する。そのため、シールド線
付き端子1′のシールド線1が下方へ屈曲されても、編
組接触体30と編組4との接触状態が不安定にならな
い。また、保護蓋28を作業開口23に冠着すること
で、編組接触体30と編組4との安定した接続状態を維
持することができる。
【0029】なお、シールド線付き端子1′を端子収容
室22内へ挿入するのと同時に編組接触体30と編組4
とを接続させることができれば、第一乃至四実施例での
編組接触体30の形状は任意に変形可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、作業
開口がハウジング本体の一側壁に形成され、編組接触体
が作業開口の周縁から端子収容室内へ突出すると共に
業開口に沿って端子挿入反対方向に延びているから、
ールド線付き端子を端子収容室に挿入時、編組接触体が
絶縁層とシース層との間に挿入される。これにより、シ
ールド線付き端子を端子収容室に挿入する感覚で簡単に
シールド線の編組と編組接触体とを接続することができ
る。
【0031】請求項2によれば、編組接触体がL字状の
接触本体の自由端に尖鋭状の接触子を有し、そして接触
子が該自由端から端子挿入方向と反対方向へ突出してい
るから、シールド線付き端子を端子収容室内に挿入時、
接触子がシールド線付き端子のシールド線の端末面から
確実に絶縁層とシース層との間に挿入される。請求項3
によれば、端子挿入方向へ折り返された弾性接触片が接
触子に設けられているから、シールド線付き端子を端子
収容室内に挿着後、弾性接触片がシールド線のシース層
の内周面をシールド線の径方向へ付勢する。これによ
り、挿着後における接触子と編組との接続が従来よりも
一層安定化される。
【0032】請求項4によれば、接触子に対して垂直で
あるように、垂直接触片が接触本体又は接触子に形成さ
れているから、シールド線付き端子を端子収容室に挿入
後、垂直接触片によってシース層が接触子に対して垂直
方向に引っ掛けられる。これにより、端子挿入後におけ
る接触子がシールド線から後抜けしない。
【0033】請求項5によれば、接触子に対して平行で
あるように、水平接触片が接触本体又は接触子に形成さ
れているから、シールド線付き端子を端子収容室に挿入
後、水平接触片によってシース層が接触子に対して平行
方向に引っ掛けられる。これにより、端子挿入後におけ
る接触子がシールド線から後抜けしない。請求項1、4
及び5によれば、編組接触体をシールド線の外径寸法よ
り小さくしたので、垂直接触片及び水平接触片を小型化
できる。
【0034】請求項6によれば、接触子と、垂直接触片
及び水平接触片との板厚を略等しく設定したので、接触
子をシース層と絶縁層との間に挿入する際の挿入力を一
層低減することができる。請求項7によれば、ガイド棒
が作業開口に端子挿入方向と交差する方向へ配置されて
いるから、シールド線付き端子を端子収容室に挿入後、
接触子と編組との接続状態を維持したままでシールド線
のシース層がガイド棒に密着される。即ち、端子挿入後
に、シールド線付き端子の端子が端子収容室内に挿着さ
れると共に、シールド線がガイド棒に密着される。その
ため、シールド線付き端子が二点で係止され、接触子と
編組との接続状態を良好に維持できる。
【0035】請求項8によれば、保護蓋が、作業開口を
覆うように、回動自在にハウジング本体に設けられる。
シールド線付き端子を端子収容室に挿着後、作業開口か
ら露出されたシース層が保護蓋によって覆われる。これ
により、接触子と編組との接続状態が保護蓋によって保
護されると共に、シールド線が保護蓋によって端子収容
室内に確実に保持される。そのため、例えば端子挿着後
にシールド線を屈曲させても、該接続状態が屈曲前と略
同様に安定している。
【0036】また、請求項7及び8よれば、作業開口に
ガイド棒及び保護蓋を有するから、端子挿着後に接触子
と編組との接続状態が一層安定する。そのため、例えば
シールド線を屈曲させても、該接続状態が不安定になら
ない。従って、該接続状態の信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールド線の端末処理構造の第一
実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1のシールド線付き端子をコネクタハウジン
グに挿着した状態を示す断面図である。
【図3】図1における編組接触体を拡大した斜視図であ
る。
【図4】図1におけるシールド線付き端子をコネクタハ
ウジングに挿入する前の状態を示す断面図である。
【図5】接触体がシールド線に突き当たった状態を示す
断面図である。
【図6】図5の接触体が編組とシース層と間に突き刺さ
っている状態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るシールド線付き端子の第二実施例
を示す断面図である。
【図8】図7における編組接触体を拡大した斜視図であ
る。
【図9】本発明に係るシールド線の端末処理構造の第三
実施例を示す断面図である。
【図10】図10における編組接触体を拡大した斜視図
である。
【図11】図10の変形例を示す斜視図である。
【図12】本発明に係るシールド線の端末処理構造の第
四実施例を示す全体の斜視図である。
【図13】図12のおけるコネクタハウジング内に挿着
されたシールド線付き端子のシールド線を屈曲した状態
を示す断面図である。
【図14】シールド線を示す拡大した斜視図である。
【図15】従来例を拡大した斜視図である。
【図16】図15の接続部材にシールド線を挿入する場
合を示すものであり、(a)は挿入前の状態であり、
(b)は挿入後の状態である。
【図17】他の従来例を示すものであり、(a)はシー
ルド層押え部材を挿入した状態であり、(b)はシール
ド管を挿着した状態である。
【符号の説明】
1 シールド線 1′ シールド線付き端子 2 芯線 3 絶縁層 4 編組 5 シース層 10 端子 21 ハウジング本体 22 端子収容室 23 作業開口 26 ガイド棒 28 保護蓋 30 編組接触体 35 接触本体 36 接触子 38 弾性接触片 39 垂直接触片 40 水平接触片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−41020(JP,A) 特開 平10−92521(JP,A) 特開 平7−6829(JP,A) 特開 平2−223169(JP,A) 実開 昭58−20480(JP,U) 実開 平6−58576(JP,U) 特表 平8−511376(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 H01R 9/05 H01R 24/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線の外周面に絶縁層を設け、該絶縁層
    の外面に編組を介してシース層を周設して成るシールド
    線の該芯線と絶縁層とをそれぞれ端子に加締めてシール
    ド線付き端子を形成し、該シールド線付き端子をハウジ
    ング本体の端子収容室に挿着してなるシールド線の端末
    処理構造において、 前記ハウジング本体の一側壁を切り欠いて前記端子収容
    室に作業開口を形成し、該作業開口の周縁から該端子収
    容室内へ突出すると共に該作業開口に沿って端子挿入反
    対方向に延びる編組接触体を有し、前記シールド線付き
    端子を該端子収容室に挿着時、自動的に該編組接触体が
    該シース層と絶縁層との間に挿入されることを特徴とす
    るシールド線の端末処理構造。
  2. 【請求項2】 前記編組接触体がL字状の接触本体と、
    該接触本体の自由端に端子挿入方向と反対方向へ突設さ
    れた尖鋭状の接触子とから成ることを特徴とする請求項
    1記載のシールド線の端末処理構造。
  3. 【請求項3】 前記接触子に、端子挿入方向へ折り返さ
    れた弾性接触片を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のシールド線の端末処理構造。
  4. 【請求項4】 前記接触子に対して垂直であると共に、
    前記シース層に引っ掛けられる垂直接触片を前記接触本
    体又は接触子に形成したことを特徴とする請求項2又は
    3記載のシールド線の端末処理構造。
  5. 【請求項5】 前記接触子に対して平行であると共に、
    前記シース層に引っ掛けられる水平接触片を前記接触本
    体又は接触子に形成したことを特徴とする請求項2乃至
    4のいずれか記載のシールド線の端末処理構造。
  6. 【請求項6】 前記接触子と、前記垂直接触片及び水平
    接触片との板厚を略同一に設定したことを特徴とする請
    求項4又は5記載のシールド線の端末処理構造。
  7. 【請求項7】 前記作業開口に端子挿入方向と交差する
    方向へガイド棒を配置し、前記端子収容室内への前記シ
    ールド線付き端子の挿入後に該ガイド棒が前記シース層
    に密着することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    記載のシールド線の端末処理構造。
  8. 【請求項8】 前記作業開口を覆う保護蓋を、回動自在
    に前記ハウジング本体に設けたことを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれか記載のシールド線の端末処理構造。
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