JP3423538B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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Description
び該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び
電子写真装置に関し、詳しくは特定の樹脂を含有する表
面層を有する電子写真感光体、及び該電子写真感光体を
有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関す
る。
1号公報に示されるように画像露光の間に受けた照射量
に応じて電気抵抗が変化しかつ暗所では絶縁性の物質を
コーティングした支持体よりなる光導電性材料を用い
る。この光導電性材料を用いた電子写真感光体に要求さ
れる基本的な特性としては(1)暗所で適当な電位に帯
電できること、(2)暗所において電位の散逸が少ない
こと及び(3)光照射によって速やかに電荷を散逸せし
めること等が挙げられる。
酸化亜鉛及び硫化カドミウム等の無機光導電性化合物を
主成分とする感光層を有する無機感光体が広く使用され
てきた。しかし、これらは前記(1)〜(3)の条件は
満足するが熱安定性、耐湿性、耐久性及び生産性におい
て必ずしも満足できるものではなかった。
有機光導電性化合物を主成分とする電子写真感光体の開
発が近年盛んに行われている。例えば米国特許3837
851号明細書にはトリアリルピラゾリンを含有する電
荷輸送層を有する感光体、米国特許3871880号明
細書にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発生層と3
−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体からなる電荷
輸送層とからなる感光体等が公知である。
よって電子写真感光体の感光波長域を自由に選択するこ
とが可能であり、例えばアゾ顔料では特開昭61−27
2754号公報及び特開昭56−167759号公報に
は可視領域で高感度を示すも物質が開示されており、ま
た特開昭57−19576号公報及び特開昭61−22
8453号公報には赤外領域まで感度を有する化合物が
示されている。
ものは近年進歩の著しいレーザービームプリンター(以
下LBPと略す)やLEDプリンターに使用されその需
要頻度は高くなってきている。
真感光体は電気的、機械的双方の特性を満足させるため
に電荷輸送層と電荷発生層を積層させた機能分離型の感
光体として利用される場合が多い。一方、当然のことな
がら、電子写真感光体には適用される電子写真プロセス
に応じた感度、電気的特性、更には光学的特性を備えて
いることが要求される。
おいてはその電子写真感光体表面にはコロナまたは直接
帯電、画像露光、トナー現像、転写工程及び表面クリー
ニング等の電気的、機械的外力が直接加えられるため、
それらに対する耐久性も要求される。
による電気的劣化や、帯電時の放電、クリーニング部材
の摺擦によって表面が摩耗したり傷が発生したりする機
械的劣化、摩耗した感光体表面に現像剤(トナー)が固
着する(以下トナー融着)ことに起因する画質劣化に対
する耐久性が求められている。
が多い有機感光体には、機械的劣化に対する耐久性が劣
り耐久性向上が特に切望されている。
を満足させるためにいろいろ試みがなされてきた。
に良好な樹脂としてはビスフェノールAを骨格とするポ
リカーボネート樹脂が注目されているが、前述したよう
な問題点全てを解決できるわけでもなく次のような問題
点を有している。
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素
類の一部にしか良好な溶解性を示さないうえ、これらの
溶剤は低沸点のため、これらの溶剤で調製した塗工液を
用いて感光体を製造すると塗工面が白化し易い。塗工液
の固形分管理等にも手間がかかる。
溶剤に対しては、テトラヒドラフラン、ジオキサン、シ
クロヘキサノンあるいはそれらの混合溶剤に一部可溶で
あるが、その溶液は数日でゲル化する等経時性が劣り、
感光体製造には不向きである。
善されたとしても、ビスフェノールAを骨格とするポリ
カーボネート樹脂にはソルベントクラックが発生し易
い。
脂では該樹脂で形成された被膜に潤滑性がないため感光
体に傷がつき易く、電子写真感光体の摩耗量を低くする
ようなクリーニング設定ではトナー融着等の画像欠陥に
なったり、クリーニングブレードの早期の劣化によるク
リーニング不良が生じてしまうことがあった。
についてはポリマーの構造単位として嵩高いシクロヘキ
シレン基を有するポリカーボネートZ樹脂を使用する
か、ビスフェノールZやビスフェノールC等と共重合さ
せることによって解決されてきた。
平6−51544号公報及び特開平6−75415号公
報に開示されているように、シロキサン変成ポリカーボ
ネートやエーテル変成ポリカーボネートを用いることに
より解決することが可能である。ところがこれら変成ポ
リカーボネートは従来のポリカーボネート樹脂に比べソ
ルベントクラックを対策とするためにポリマー内の内部
応力に対して柔軟性をもたしている構造をとっているた
め、結果、重合体本体の機械的強度が低下するという欠
点があった。
報及び特開昭58−40566号公報に開示されている
ような帯電部材に直接電圧をかけ電子写真感光体に電荷
を印加する直接帯電方式が主流となりつつある。
状の帯電部材を直接電子写真感光体に当接させ電荷を印
加する方法であり、スコロトロン等に比べ、オゾン発生
量が格段に少ない、スコロトロンは帯電器に流す電流の
80%前後はシールドに流れるため浪費されるのに対し
て、直接帯電はこの浪費分がなく非常に経済的である等
のメリットを持つ。
電による帯電のため帯電安定性が非常に悪いという欠点
を持つ。この対策として直流電圧に交流電圧を重畳させ
た、いわゆるAC/DC帯電方式が考案されている(特
開昭63−149668号公報)。
したが、ACを重畳するために電子写真感光体表面の放
電量は大幅に増大するため電子写真感光体の削れ量が増
加してしまうという欠点を新たに生じてしまい、機械的
強度のみならず電気的強度も要求されるようになってき
た。
のポリカーボネート樹脂を表面層として有する場合の問
題点を解決し、直接帯電方式における耐摩耗性と耐ソル
ベントクラック性を同時に付与し、かつ、表面に現像剤
が固着しにくく、電子写真特性の良好で製造が容易な電
子写真感光体、及び該電子写真感光体を有するプロセス
カートリッジ及び電子写真装置を提供することにある。
支持体上に感光層を有する電子写真感光体であって、該
電子写真感光体に当接させた帯電部材によって該電子写
真感光体を帯電するための接触帯電手段を有する電子写
真装置用の電子写真感光体において、該感光層が該導電
性支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層させ
た感光層であり、該電子写真感光体の表面層が該電荷輸
送層であり、該電子写真感光体の表面層が、下記式
(1)で示される重合体を含有することを特徴とする電
子写真感光体である。
原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいそれぞ
れアルキル基、アルケニル基またはアリール基を表わ
し、R4は炭素原子数1〜11のパーフルオロ基を表わ
し、R5乃至R16は水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有してもよいそれぞれアルキル基、アルケニル基または
アリール基を表わす。また、mは0〜10の整数であっ
て、nは10〜50の整数であって、10≦(m+n)
≦500を満たす。)
原子としてはフッ素原子、塩素原子及び臭素原子等が挙
げられ、アルキル基としてはメチル基、エチル基及びプ
ロピル基等が挙げられ、アルケニル基としてはビニル
基、アリル基及びブテニン基等が挙げられ、アルキレン
基としてはメチレン基、エチレン基及びi−プロピレン
基等が挙げられ、アリール基としてはフェニル基、ナフ
チル基及びアントリル基等が挙げられ、パーフルオロ基
としてはパーフルオロメチル基、パーフルオロエチル
基、パーフルオロデシル基及びパーフルオロオクタデシ
ル基等が挙げられる。これらが有していてもよい置換基
としては、上述のようなハロゲン原子、アルキル基及び
アリール基等が挙げられる。
れる構成単位を有する重合体は、下記式(3)で示され
る含フッ素シロキサン変成ビスフェノールと芳香族ジカ
ルボン酸より重合して得ることができる。
ェノールZやビスフェノールA、ビスフェノールC、ビ
スフェノールAF等の他の一般的なビスフェノールと共
重合体を作成した方が好ましい。ただし、この場合は式
(1)で示される構成単位が全重合体のうち0.1〜3
0重量%存在するのが好ましく、より好ましくは0.5
〜10重量%である。0.1重量%未満では効果は不十
分になる傾向があり、30重量%より多くなると共重合
するモノマーにもよるが非常に軟化してしまい塗膜を形
成するのが困難になる傾向がある。
ソフタル酸の混合物を使用するのが好ましく、通常、テ
レフタル酸塩化物とイソフタル酸塩化物の比率はその重
合体の溶解性を考慮して決定されるもので定説はない。
ただし、いずれかの塩化物が30mol%未満になると
合成した重合体の溶解性が極端に低下するので注意が必
要である。通常は1/1の比率で合成するのが好まし
い。
素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいそれ
ぞれアルキル基、アルケニル基またはアリール基を表わ
し、R4 は炭素原子数1〜30のパーフルオロ基を表わ
し、R5 乃至R12は水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有してもよいそれぞれアルキル基、アルケニル基または
アリール基を表わす。また、m、nは0または正の整数
であって、10≦(m+n)≦500を満たす。) 本発明の電子写真感光体においては式(1)で示される
構成単位が同一のもので構成される重合体でも、2種類
以上の式(1)で示される別種の構成単位からなる共重
合体でもよい。
子と結合するXがアルキレン基を有するシリル基である
場合も同様の効果が期待できる。式(1)で示される構
成単位を含有する重合体の具体例を表1に示すが、これ
らに限定されるものではない。
下の(b1)〜(b−7)が挙げられるが、これらに限
られるわけではない。
式において、耐摩耗性と耐ソルベントクラック性を同時
に付与され、かつ、トナー融着を起こしにくい特性を持
っている。
なポリアリレートに上記式(1)で示されるシロキサン
変成ポリアリレートを添加することは、シロキサン自身
の構造や異種ポリマーのブレンドによる結晶化阻害効果
により、ポリマー内部に柔軟性を付与し、ソルベントク
ラックの要因となる薬品が侵入しても内部応力を分散
し、クラックを生じさせないことによると推定される。
感光体の耐摩耗性を低下させることが予想されるが、実
際にはむしろ向上している。この理由としては、アリレ
ートの骨格にシロキサン結合を導入することにより感光
体の耐摩耗性を大きく支配する耐AC帯電性が向上する
ことや、シロキサン変成ポリアリレートを含有すること
による無定形領域の増加により、エネルギーが効率的に
系外に散逸することが推測されるが確証は得られていな
い。
がグラフトされていることでトナー融着が起こらなくな
るのは、感光体に耐久前後に係わらず低表面エネルギー
化を付与するためと推測される。
ートを含有させることにより、感光体を連続して稼働し
た際の電位の変動量が、著しく減少することが判明し
た。
について説明する。
が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単
層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積
層型でもよいが電子写真特性的には積層型が好ましい。
であればよく、アルミニウム、ステンレス等の金属、あ
るいは導電層を設けた金属、紙及びプラスチック等が挙
げられ、形状はシート状及び円筒状等が挙げられる。
乱による干渉縞防止、または基盤の傷を被覆することを
目的とした導電層を設けてもよい。これは、カーボンブ
ラック及び金属粒子等の導電性粉体をバインダー樹脂に
分散させて形成することができる。導電層の膜厚は5〜
40μmが好ましく、より好ましくは10〜30μmで
ある。
る。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カ
ゼイン、ポリウレタン及びポリエーテルウレタン等が挙
げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。
中間層の膜厚は0.05〜5μmが好ましく、より好ま
しくは0.3〜1μmである。
本発明に用いられる電荷発生物質としてはセレン−テル
ル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニ
ン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリス
アゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナ
クリドン及び非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられ
る。機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生物質
を0.3〜4倍量のバインダー剤樹脂及び溶剤とともに
ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボール
ミル、サンドミル、アトライター、ロールミル及び液衝
突型高速分散機等の方法でよく分散し、分散液を塗布、
乾燥させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μm以下
が好ましく、より好ましくは0.1〜2μmである。
明の構成単位を含有する重合体を含むバインダー樹脂と
を溶剤中に溶解させた塗料を塗工・乾燥して形成する。
用いられる電荷輸送材料としてはトリアリールアミン系
化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾ
リン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルメタ
ン系化合物及びチアゾール系化合物等が挙げられる。
と組み合わされ塗工、乾燥し電荷輸送層を形成する。電
荷輸送層の膜厚は5〜40μmが好ましく、より好まし
くは15〜30μmである。
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光
光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順
次形成されていく。
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、転
写手段6により順次転写されていく。
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接触
帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリ
ッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカート
リッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子写
真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例え
ば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持してカ
ートリッジ化して、装置本体のレール12等の案内手段
を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ1
1とすることができる。
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等
により照射される光である。
用する場合には、画像露光光4は受信データをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。
リンター22を制御する。コントローラー14の全体は
CPU20により制御されている。画像読取部13から
の読取データは、送信回路16を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路15を通して
プリンター22に送られる。画像メモリには所定の画像
データが記憶される。プリンターコントローラ21はプ
リンター22を制御している。17は電話である。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
復号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ページの画像がメモリ19に格納され
ると、そのページの画像記録を行う、CPU20は、画
像メモリ19から1ページの画像情報を読み出し、プリ
ンターコントローラー21に復号化された1ページの画
像情報を送出する。プリンターコントローラー21は、
CPU20からの1ページの画像情報を受け取ると、そ
のページの画像情報記録を行うべくプリンター22を制
御する。CPU20は、プリンター22による記録中
に、次のページの受信を行っている。
れる。
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター及
びレーザー製版等電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
は重量部を表わす。
ニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料よ
り構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で塗
布し140℃で30分熱硬化して15μmの導電層を形
成した。
ロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部及
びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸
漬コーティング法で塗布し0.5μmの中間層を形成し
た。
2θ±0.2°が9.0°、14.2°、23.9°及
び27.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフ
タロシアニン(TiOPc)4部及びポリビニルブチラ
ール(商品名:エスレックBM2、積水化学製)2部及
びシクロヘキサノン60部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で4時間分散した後、エチルアセテ
ート100部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。
これを浸漬コーティング法で塗布し0.2μmの電荷発
生層を形成した。
体10部を、モノクロロベンゼン30部及びジクロロメ
タン70部の混合溶媒に溶解した。この塗料を浸漬コー
ティング法で塗布し、120℃で2時間乾燥し25μm
の電荷輸送層を形成した。
「レーザージェット4plus」(プロセススピード7
1mm/sec)を改造して用いた。改造は一次帯電の
制御を定電流制御を定電圧制御とした。作成した電子写
真感光体をこの装置で28℃、90%RH下で通紙耐久
(HH耐久)を行った。シーケンスはプリント1枚毎に
1回停止する間欠モードとした。
問題が出るまで耐久した。この際、耐久前と通紙耐久2
000枚後の明部電位(Vl)を測定し、その差を電位
変動とした。併せて、耐久初期から1万枚までの感光体
の削れ量(膜厚)を測定し、千枚当たりの削れ量を表記
した。
リントとする以外は、同様の条件での1万枚の通紙耐久
も行い、500枚毎にべた黒画像を出力した際にトナー
が感光体表面に付着し、画像不良(白抜け)を起こして
いないかを確認した。更に、ソルベントクラック性は表
面に皮脂を付着させ48時間放置し顕微鏡観察によりソ
ルベントクラックの有無を観察した。
バインダーに表2のサンプルNo.2から7を用いた以
外、は実施例1と同様に電子写真感光体を作成し評価し
た。その結果を表3に示す。
バインダーに表4のサンプルNo.8から12のものを
用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を作成
し評価した。その結果を表5に示す。
耐摩耗性を維持したまま耐ソルベントクラック性を付与
し、かつ、トナー融着を起こしにくく電位変動の少ない
電子写真感光体、及び該電子写真感光体を有するプロセ
スカートリッジ及び電子写真装置を提供することが可能
となった。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
のブロック図の例を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体であって、該電子写真感光体に当接させた帯電
部材によって該電子写真感光体を帯電するための接触帯
電手段を有する電子写真装置用の電子写真感光体におい
て、該感光層が該導電性支持体側から電荷発生層、電荷
輸送層の順に積層させた感光層であり、該電子写真感光
体の表面層が該電荷輸送層であり、該電子写真感光体の
表面層が、下記式(1)で示される重合体を含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式中、Xはアルキレン基を表わし、R1乃至R3は水素
原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいそれぞ
れアルキル基、アルケニル基またはアリール基を表わ
し、R4は炭素原子数1〜11のパーフルオロ基を表わ
し、R5乃至R16は水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有してもよいそれぞれアルキル基、アルケニル基または
アリール基を表わす。また、mは0〜10の整数であっ
て、nは10〜50の整数であって、10≦(m+n)
≦500を満たす。) - 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真感光体、及
び、該電子写真感光体に当接させた帯電部材によって該
電子写真感光体を帯電するための接触帯電手段を一体に
支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴
とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真感光体、帯電
手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有し、該帯
電手段が該電子写真感光体に当接させた帯電部材によっ
て該電子写真感光体を帯電するための接触帯電手段であ
ることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17513096A JP3423538B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1020522A JPH1020522A (ja) | 1998-01-23 |
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-
1996
- 1996-07-04 JP JP17513096A patent/JP3423538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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