JP3416809B2 - 電気調整器 - Google Patents
電気調整器Info
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- H01F29/00—Variable transformers or inductances not covered by group H01F21/00
- H01F29/02—Variable transformers or inductances not covered by group H01F21/00 with tappings on coil or winding; with provision for rearrangement or interconnection of windings
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の電圧または電流
調整手段としての摺動変圧器方式やタップ切換変圧器方
式及びスイッチング方式に代わる新しい方式の電圧また
は電流調整器に関する。
調整手段としての摺動変圧器方式やタップ切換変圧器方
式及びスイッチング方式に代わる新しい方式の電圧また
は電流調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧又は電流調整器の制御方式は
主に摺動式、タップ切換式、スイッチング方式である。
本発明の場合は、摺動式と比較すると可動部分のない静
止型調整器であり、非常に小型軽量・高精度・高信頼性
・低コストである。タップ切換式と比較すると巻数比
(又は変圧比、変流比)の調整が高精度・広範囲に行
え、非常に小型軽量・低コスト・高効率である。さらに
スイッチング方式と比較すると低コスト、出力の歪がほ
とんどなく、スイッチング雑音発生による電磁干渉や高
調波電流もほとんどない。
主に摺動式、タップ切換式、スイッチング方式である。
本発明の場合は、摺動式と比較すると可動部分のない静
止型調整器であり、非常に小型軽量・高精度・高信頼性
・低コストである。タップ切換式と比較すると巻数比
(又は変圧比、変流比)の調整が高精度・広範囲に行
え、非常に小型軽量・低コスト・高効率である。さらに
スイッチング方式と比較すると低コスト、出力の歪がほ
とんどなく、スイッチング雑音発生による電磁干渉や高
調波電流もほとんどない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は従来
の電圧又は電流調整器又は変換器の寸法、重量、変換効
率、信頼性、電源高調波電流問題、スイッチング雑音問
題及び製造コスト等を改良し、より多方面に経済的効果
をもたらすことを目的とする。
の電圧又は電流調整器又は変換器の寸法、重量、変換効
率、信頼性、電源高調波電流問題、スイッチング雑音問
題及び製造コスト等を改良し、より多方面に経済的効果
をもたらすことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の電気調整器は、2次側に任意の巻数の巻
線を1個持ち、1次巻線が複数個の巻線で1次巻線それ
ぞれの巻数が最小巻数の2倍、4倍、8倍、−−−−、
2n−1倍(nは1次巻線の個数)となるように構成し
た変圧器と、その1次側の合成巻数を訓整するために1
次側の各巻線の接続の組合せを切り換える巻線切換操作
手段と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出
し前記巻線切換操作手段を構成する各スイッチを制御す
る巻線切換制御手段とから成るものである。
の第1発明)の電気調整器は、2次側に任意の巻数の巻
線を1個持ち、1次巻線が複数個の巻線で1次巻線それ
ぞれの巻数が最小巻数の2倍、4倍、8倍、−−−−、
2n−1倍(nは1次巻線の個数)となるように構成し
た変圧器と、その1次側の合成巻数を訓整するために1
次側の各巻線の接続の組合せを切り換える巻線切換操作
手段と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出
し前記巻線切換操作手段を構成する各スイッチを制御す
る巻線切換制御手段とから成るものである。
【0005】本発明(請求項2に記載の第2発明)の電
気調整器は、 1次側に任意の巻数の巻線を1個持ち、2次巻線が複数
個の巻線で2次巻線それぞれの巻数が最小巻数の2倍、
4倍、8倍、−−−−、2m−1倍(mは2次巻線の個
数)となるように構成した変圧器と、 その2次側の合成巻数を調整するために2次側の各巻線
の接続の組合せを切り換える巻線切換操作手段と、出力
電圧や出力電流または出力設定信号を検出し前記巻線切
換操作手段を構成する各スイッチを制御する巻線切換制
御手段とから成るものである。
気調整器は、 1次側に任意の巻数の巻線を1個持ち、2次巻線が複数
個の巻線で2次巻線それぞれの巻数が最小巻数の2倍、
4倍、8倍、−−−−、2m−1倍(mは2次巻線の個
数)となるように構成した変圧器と、 その2次側の合成巻数を調整するために2次側の各巻線
の接続の組合せを切り換える巻線切換操作手段と、出力
電圧や出力電流または出力設定信号を検出し前記巻線切
換操作手段を構成する各スイッチを制御する巻線切換制
御手段とから成るものである。
【0006】本発明(請求項3に記載の第3発明)の電
気調整器は、 1次巻線が複数個の巻線でそれぞれの巻数が最小巻数の
2倍、4倍、8倍、−−−−、2n−1倍(nは1次巻
線の個数)とし、 2次巻線も複数個の巻線でそれぞれの巻数が最小巻数の
2倍、4倍、8倍、−−−−、2m−1倍(mは2次巻
線の個数)となるように構成した変圧器と、その1次側
及び2次側の合成巻数をそれぞれ調整するために1次側
と2次側の各巻線の接続の組合せを切り換える巻線切換
操作手段と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を
検出し前記巻線切換操作手段を構成する各スイッチを制
御する巻線切換制御手段とから成るものである。
気調整器は、 1次巻線が複数個の巻線でそれぞれの巻数が最小巻数の
2倍、4倍、8倍、−−−−、2n−1倍(nは1次巻
線の個数)とし、 2次巻線も複数個の巻線でそれぞれの巻数が最小巻数の
2倍、4倍、8倍、−−−−、2m−1倍(mは2次巻
線の個数)となるように構成した変圧器と、その1次側
及び2次側の合成巻数をそれぞれ調整するために1次側
と2次側の各巻線の接続の組合せを切り換える巻線切換
操作手段と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を
検出し前記巻線切換操作手段を構成する各スイッチを制
御する巻線切換制御手段とから成るものである。
【0007】
【作用】上記構成より成る第1発明の電気調整器は、巻
線切換操作手段によって1次側の複数個の巻線の接続を
任意に組合せることで1次側の合成巻数を可変できるた
め結果的に2次巻数に対する巻数比をディジタル的に任
意調整または連続調整することができる。それにより2
次電圧も目的に合わせて任意に調整することができる。
例えば、2次巻線の巻数と1次巻線の最小巻数を等しい
値とし各巻線を直列接続で組み合わせた場合の2次巻数
に対する巻数比は1〜2n−1(nは1次巻線の個数)
の範囲でディジタル的に連続調整することができる。よ
って、2次電圧は1次電圧〜1次電圧÷(2n−1)の
範囲で自由に調整することができる。
線切換操作手段によって1次側の複数個の巻線の接続を
任意に組合せることで1次側の合成巻数を可変できるた
め結果的に2次巻数に対する巻数比をディジタル的に任
意調整または連続調整することができる。それにより2
次電圧も目的に合わせて任意に調整することができる。
例えば、2次巻線の巻数と1次巻線の最小巻数を等しい
値とし各巻線を直列接続で組み合わせた場合の2次巻数
に対する巻数比は1〜2n−1(nは1次巻線の個数)
の範囲でディジタル的に連続調整することができる。よ
って、2次電圧は1次電圧〜1次電圧÷(2n−1)の
範囲で自由に調整することができる。
【0008】上記構成より成る第2発明の電気調整器
は、巻線切換操作手段によって2次側の複数個の巻線の
接続を任意に組合せることで2次側の合成巻数を可変で
きるため結果的に1次巻数に対する巻数比をディジタル
的に任意調整または連続調整することができる。それに
より2次電圧も目的に合わせて任意に調整することがで
きる。例えば、1次巻線の巻数と2次巻線の最小巻数を
等しい値とし各巻線を直列接続で組み合わせた場合の1
次巻数に対する巻数比は1〜2m−1(mは2次巻線の
個数)の範囲でディジタル的に連続調整することができ
る。よって、2次電圧は1次電圧〜1次電圧×(2m−
1)の範囲で自由に調整することができる。
は、巻線切換操作手段によって2次側の複数個の巻線の
接続を任意に組合せることで2次側の合成巻数を可変で
きるため結果的に1次巻数に対する巻数比をディジタル
的に任意調整または連続調整することができる。それに
より2次電圧も目的に合わせて任意に調整することがで
きる。例えば、1次巻線の巻数と2次巻線の最小巻数を
等しい値とし各巻線を直列接続で組み合わせた場合の1
次巻数に対する巻数比は1〜2m−1(mは2次巻線の
個数)の範囲でディジタル的に連続調整することができ
る。よって、2次電圧は1次電圧〜1次電圧×(2m−
1)の範囲で自由に調整することができる。
【0009】上記構成より成る第3発明の電気調整器
は、巻線切換操作手段によって1次側と2次側のそれぞ
れの複数個の巻線の接続を任意に組合せることで1次側
及び2次側の合成巻数をそれぞれ可変できるため結果的
に1次2次間の巻数比をより広範囲にディジタル的に任
意調整または連続調整することができる。それにより2
次電圧もより広範囲に調整することができる。例えば、
2次巻線の最小巻数と1次巻線の最小巻数を等しい値と
し各巻線を直列接続で組み合わせた場合の2次側に対す
る巻数比は1÷(2m−1)〜2n−1(nは1次巻線
の個数、mは2次巻線の個数)の範囲でディジタル的に
連続調整することができる。よって、2次電圧は1次電
圧÷(2n−1)〜1次電圧×(2m−1)の範囲で自
由に調整することができる。
は、巻線切換操作手段によって1次側と2次側のそれぞ
れの複数個の巻線の接続を任意に組合せることで1次側
及び2次側の合成巻数をそれぞれ可変できるため結果的
に1次2次間の巻数比をより広範囲にディジタル的に任
意調整または連続調整することができる。それにより2
次電圧もより広範囲に調整することができる。例えば、
2次巻線の最小巻数と1次巻線の最小巻数を等しい値と
し各巻線を直列接続で組み合わせた場合の2次側に対す
る巻数比は1÷(2m−1)〜2n−1(nは1次巻線
の個数、mは2次巻線の個数)の範囲でディジタル的に
連続調整することができる。よって、2次電圧は1次電
圧÷(2n−1)〜1次電圧×(2m−1)の範囲で自
由に調整することができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】(第1実施例)
第1実施例の電気調整器は、第1発明において1次巻線
の個数が6個の場合の実施例であり、図1に示すよう
に、1次側の入力電圧としての交流電源1と、2次巻線
37、巻線37に対する巻数比がそれぞれ1、2、4、
8、16、32の1次巻線31、32、33、34、3
5、36を設けた変圧器3と、1次側複数個の巻線の組
合せをスイッチ21,22、23、24、25、26、
27、28、29、210、211、212で切り換え
て1次側の合成巻数を可変にし結果的に2次巻数に対す
る巻数比をディジタル的に連続調整する巻線切換操作部
2と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出し
巻線切換操作部2を構成する各スイッチを制御する巻線
切換制御部C1とから成る。
の個数が6個の場合の実施例であり、図1に示すよう
に、1次側の入力電圧としての交流電源1と、2次巻線
37、巻線37に対する巻数比がそれぞれ1、2、4、
8、16、32の1次巻線31、32、33、34、3
5、36を設けた変圧器3と、1次側複数個の巻線の組
合せをスイッチ21,22、23、24、25、26、
27、28、29、210、211、212で切り換え
て1次側の合成巻数を可変にし結果的に2次巻数に対す
る巻数比をディジタル的に連続調整する巻線切換操作部
2と、出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出し
巻線切換操作部2を構成する各スイッチを制御する巻線
切換制御部C1とから成る。
【0012】巻線切換操作部2の各スイッチを瞬時に切
換えることによって2次巻数に対する巻数比(a1)を
1から63までディジタル的に連続可変できるので、入
力電圧をE1とすると出力電圧E2はE1÷a1となり
電圧調整することができる。1次巻線31、32、3
3、34、35、36の2次巻線37に対する巻数比は
それぞれ1、2、4、8、16、32でなくても目的に
合わせて任意に決めることができ、1次巻線の個数も2
個以上であれば目的に合わせて任意に決めることができ
る。1次巻線のそれぞれの巻線又は2次巻線にタップを
設け、より複雑な調整機能を持たせることも可能であ
る。変圧器3の代わりに独立した変圧器を複数個用意し
て同様の接続をしても同等の機能が得られる。出力電圧
を監視することによって巻線切換操作部2の各スイッチ
を巻線切換制御部C1で自動制御すると定電圧調整器と
なる。又電流を監視することによって巻線切換操作部2
の各スイッチを巻線切換制御部C1で自動制御すると定
電流調整器にもなる。1次側の入力電圧E1としては交
流電源でなくセンサー信号、検出信号、制御信号等の種
々の電圧・電流の交流信号であってもかまわず、その場
合は信号変換器として有効である。
換えることによって2次巻数に対する巻数比(a1)を
1から63までディジタル的に連続可変できるので、入
力電圧をE1とすると出力電圧E2はE1÷a1となり
電圧調整することができる。1次巻線31、32、3
3、34、35、36の2次巻線37に対する巻数比は
それぞれ1、2、4、8、16、32でなくても目的に
合わせて任意に決めることができ、1次巻線の個数も2
個以上であれば目的に合わせて任意に決めることができ
る。1次巻線のそれぞれの巻線又は2次巻線にタップを
設け、より複雑な調整機能を持たせることも可能であ
る。変圧器3の代わりに独立した変圧器を複数個用意し
て同様の接続をしても同等の機能が得られる。出力電圧
を監視することによって巻線切換操作部2の各スイッチ
を巻線切換制御部C1で自動制御すると定電圧調整器と
なる。又電流を監視することによって巻線切換操作部2
の各スイッチを巻線切換制御部C1で自動制御すると定
電流調整器にもなる。1次側の入力電圧E1としては交
流電源でなくセンサー信号、検出信号、制御信号等の種
々の電圧・電流の交流信号であってもかまわず、その場
合は信号変換器として有効である。
【0013】(第2実施例)
第2実施例の電気調整器は、第2発明において2次巻線
の個数が6個の場合の実施例であり、図2に示すよう
に、1次側の入力電圧としての交流電源1と、1次巻線
47、巻線47に対する巻数比がそれぞれ0.01、
0.02、0.04、0.08、0.16、0.32の
1次巻線41、42、43、44、45、46を設けた
変圧器4と、1次側複数個の巻線の組合せをスイッチ5
1、52、53、54、55、56、57、58、5
9、510、511、512で切り換えて2次側の合成
巻数を可変にし結果的に1次巻数に対する巻数比をディ
ジタル的に連続調整する巻線切換操作部5と、出力電圧
や出力電流または出力殻定信号を検出し巻線切換操作部
5を構成する各スイッチを制御する巻線切換制御部C2
とから成る。
の個数が6個の場合の実施例であり、図2に示すよう
に、1次側の入力電圧としての交流電源1と、1次巻線
47、巻線47に対する巻数比がそれぞれ0.01、
0.02、0.04、0.08、0.16、0.32の
1次巻線41、42、43、44、45、46を設けた
変圧器4と、1次側複数個の巻線の組合せをスイッチ5
1、52、53、54、55、56、57、58、5
9、510、511、512で切り換えて2次側の合成
巻数を可変にし結果的に1次巻数に対する巻数比をディ
ジタル的に連続調整する巻線切換操作部5と、出力電圧
や出力電流または出力殻定信号を検出し巻線切換操作部
5を構成する各スイッチを制御する巻線切換制御部C2
とから成る。
【0014】巻線切換操作部5の各スイッチを瞬時に切
換えることによって1次巻数に対する巻数比(a2)を
0.01から0.63までディジタル的に連続可変でき
るので、入力電圧をE1とすると出力電圧E2はE1×
a2となり、E1×0.01の分解能で電圧調整するこ
とができる。1次巻線41、42、43、44、45、
46の1次巻線47に対する巻数比はそれぞれ0.0
1、0.02、0.04、0.08、0.16、0.3
2でなくても目的に合わせて任意に決めることができ、
2次巻線の個数も2個以上であれば目的に合わせて任意
に決めることができる。2次巻線のそれぞれの巻線又は
1次巻線にタップを設け、より複雑な調整機能を持たせ
ることも可能である。変圧器4の代わりに独立した変圧
器を複数個用意して同様の接続をしても同等の機能が得
られる。出力電圧を監視することによって巻線切換操作
部5の各スイッチを巻線切換制御部C2で自動制御する
と定電圧調整器となる。又、電流を監視することによっ
て巻線切換操作部5の各スイッチを巻線切換制御部C2
で自動制御すると定電流調整器にもなる。1次側の入力
電圧E1としては交流電源でなくセンサー信号、検出信
号、制御信号等の種々の電圧・電流の交流信号であって
もかまわず、その場合は信号変換器として有効である。
換えることによって1次巻数に対する巻数比(a2)を
0.01から0.63までディジタル的に連続可変でき
るので、入力電圧をE1とすると出力電圧E2はE1×
a2となり、E1×0.01の分解能で電圧調整するこ
とができる。1次巻線41、42、43、44、45、
46の1次巻線47に対する巻数比はそれぞれ0.0
1、0.02、0.04、0.08、0.16、0.3
2でなくても目的に合わせて任意に決めることができ、
2次巻線の個数も2個以上であれば目的に合わせて任意
に決めることができる。2次巻線のそれぞれの巻線又は
1次巻線にタップを設け、より複雑な調整機能を持たせ
ることも可能である。変圧器4の代わりに独立した変圧
器を複数個用意して同様の接続をしても同等の機能が得
られる。出力電圧を監視することによって巻線切換操作
部5の各スイッチを巻線切換制御部C2で自動制御する
と定電圧調整器となる。又、電流を監視することによっ
て巻線切換操作部5の各スイッチを巻線切換制御部C2
で自動制御すると定電流調整器にもなる。1次側の入力
電圧E1としては交流電源でなくセンサー信号、検出信
号、制御信号等の種々の電圧・電流の交流信号であって
もかまわず、その場合は信号変換器として有効である。
【0015】(第3実施例)
第3実施例の電気調整器は、第3発明において1次2次
共巻線の個数がそれぞれ6個の場合の実施例であり、図
3に示すように、1次側の入力電圧としての交流電源1
と、2次側の最小巻数の巻線67に対する巻数比がそれ
ぞれ1、2、4、8、16、32の1次巻線61、6
2、63、64、65、66と1次側の最小巻数の巻線
61に対する巻数比がそれぞれ0.01、0.02、
0.04、0.08、0.16、0.32の2次巻線6
7、68、69、610、611、612とを設けた変
圧器6と、1次側複数個の巻線の組合せをスイッチ7
1、72、73、74、75、76、77、78、7
9、710、711、712で切り換えて1次側の合成
巻数を可変にし結果的に2次巻数に対する巻数比をディ
ジタル的に連続調整する巻線切換操作部7と、2次側複
数個の巻線の組合せをスイッチ81、82、83、8
4、85、86、87、88、89、810、811、
812で切り換えて2次側の合成巻数を可変にし結果的
に1次巻数に対する巻数比をディジタル的に連続調整す
る巻線切換操作部8と、出力電圧や出力電流または出力
設定信号を検出し巻線切換操作部7と8を構成する各ス
イッチを制御する巻線切換制御部C3とから成る。
共巻線の個数がそれぞれ6個の場合の実施例であり、図
3に示すように、1次側の入力電圧としての交流電源1
と、2次側の最小巻数の巻線67に対する巻数比がそれ
ぞれ1、2、4、8、16、32の1次巻線61、6
2、63、64、65、66と1次側の最小巻数の巻線
61に対する巻数比がそれぞれ0.01、0.02、
0.04、0.08、0.16、0.32の2次巻線6
7、68、69、610、611、612とを設けた変
圧器6と、1次側複数個の巻線の組合せをスイッチ7
1、72、73、74、75、76、77、78、7
9、710、711、712で切り換えて1次側の合成
巻数を可変にし結果的に2次巻数に対する巻数比をディ
ジタル的に連続調整する巻線切換操作部7と、2次側複
数個の巻線の組合せをスイッチ81、82、83、8
4、85、86、87、88、89、810、811、
812で切り換えて2次側の合成巻数を可変にし結果的
に1次巻数に対する巻数比をディジタル的に連続調整す
る巻線切換操作部8と、出力電圧や出力電流または出力
設定信号を検出し巻線切換操作部7と8を構成する各ス
イッチを制御する巻線切換制御部C3とから成る。
【0016】巻線切換操作部7の各スイッチを瞬時に切
換えることによって2次巻数に対する巻数比(a1)を
1から63までディジタル的に連続可変でき又、巻線切
換操作部8の各スイッチを瞬時に切換えることによって
1次巻数に対する巻数比(a2)を0.01から0.6
3までディジタル的に連続可変できるので、入力電圧を
E1とすと出力電圧E2はE1×a2÷a1となり比較
的広範囲な調整又は比較的微調整を行うことができる。
1次側2次側共各巻線の巻数比の組合せはそれぞれ目的
に合わせて任意に決めることができ、巻線の個数もそれ
ぞれ2個以上であれば目的に合わせて任意に決めること
ができる。1次側2次側共各巻線にタップを設け、より
複雑な調整機能を持たせることも可能である。又、変圧
器6の代わりに独立した変圧器を複数個用意して同様の
接続をしても同等の機能が得られる。電圧を監視するこ
とによって巻線切換操作部7、8の各スイッチを巻線切
換制御部C3で自動制御すると定電圧調整器となる。又
電流を監視することによって巻線切換操作部7、8の各
スイッチを巻線切換制御部C3で自動制御すると定電流
調整器にもなる。1次側の入力電圧E1としては交流電
源でなくセンサー信号、検出信号、制御信号等の種々の
電圧・電流の交流信号であってもかまわず、その場合は
信号変換器として有効である。
換えることによって2次巻数に対する巻数比(a1)を
1から63までディジタル的に連続可変でき又、巻線切
換操作部8の各スイッチを瞬時に切換えることによって
1次巻数に対する巻数比(a2)を0.01から0.6
3までディジタル的に連続可変できるので、入力電圧を
E1とすと出力電圧E2はE1×a2÷a1となり比較
的広範囲な調整又は比較的微調整を行うことができる。
1次側2次側共各巻線の巻数比の組合せはそれぞれ目的
に合わせて任意に決めることができ、巻線の個数もそれ
ぞれ2個以上であれば目的に合わせて任意に決めること
ができる。1次側2次側共各巻線にタップを設け、より
複雑な調整機能を持たせることも可能である。又、変圧
器6の代わりに独立した変圧器を複数個用意して同様の
接続をしても同等の機能が得られる。電圧を監視するこ
とによって巻線切換操作部7、8の各スイッチを巻線切
換制御部C3で自動制御すると定電圧調整器となる。又
電流を監視することによって巻線切換操作部7、8の各
スイッチを巻線切換制御部C3で自動制御すると定電流
調整器にもなる。1次側の入力電圧E1としては交流電
源でなくセンサー信号、検出信号、制御信号等の種々の
電圧・電流の交流信号であってもかまわず、その場合は
信号変換器として有効である。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明、第2発明及
び第3発明はいずれも巻数比を連続調整して効率よく出
力電圧又は出力電流を調整することができるため、従来
の摺動式、タップ切り換え式、スイッチング式などの寸
法・重量・変換効率・製造コスト・スィッチング雑音・
電源高訓波電流を大幅に改良することができる。よっ
て、今後非常に経済的で信頼性の高い小型軽量の電圧調
整器、電流調整器及び信号変換器が提供できる。
び第3発明はいずれも巻数比を連続調整して効率よく出
力電圧又は出力電流を調整することができるため、従来
の摺動式、タップ切り換え式、スイッチング式などの寸
法・重量・変換効率・製造コスト・スィッチング雑音・
電源高訓波電流を大幅に改良することができる。よっ
て、今後非常に経済的で信頼性の高い小型軽量の電圧調
整器、電流調整器及び信号変換器が提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の全体を示す電気回路ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の第2実施例の全体を示す電気回路ブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本発明の第3実施例の全体を示す電気回路ブロ
ック図である。
ック図である。
1は交流電源または交流信号
2は巻線切換操作部
21,22,23,24,25,26,27,28,2
9,210,211,212は巻線切換操作部2を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 3は変圧器 31,32,33,34,35,36は変圧器3の1次
巻線 37は変圧器3の2次巻線 4は変圧器 41,42,43,44,45,46は変圧器4の2次
巻線 47は変圧器4の1次巻線 5は巻線切換操作部 51,52,53,54,55,56,57,58,5
9,510,511,512は巻線切換操作部5を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 6は変圧器 61,62,63,64,65,66は変圧器6の1次
巻線 67,68,69,610,611,612は変圧器6
の2次巻線 7は巻線切換操作部 71,72,73,74,75,76,77,78,7
9,710,711,712は巻線切換操作部7を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 8は巻線切換操作部 81,82,83,84,85,86,87,88,8
9,810,811,812は巻線切換操作部8を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) C1,C2,C3は巻線切換制御部 e2は出力検出電圧 i2は出力検出電流
9,210,211,212は巻線切換操作部2を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 3は変圧器 31,32,33,34,35,36は変圧器3の1次
巻線 37は変圧器3の2次巻線 4は変圧器 41,42,43,44,45,46は変圧器4の2次
巻線 47は変圧器4の1次巻線 5は巻線切換操作部 51,52,53,54,55,56,57,58,5
9,510,511,512は巻線切換操作部5を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 6は変圧器 61,62,63,64,65,66は変圧器6の1次
巻線 67,68,69,610,611,612は変圧器6
の2次巻線 7は巻線切換操作部 71,72,73,74,75,76,77,78,7
9,710,711,712は巻線切換操作部7を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) 8は巻線切換操作部 81,82,83,84,85,86,87,88,8
9,810,811,812は巻線切換操作部8を構成
する切り換えスイッチ(無接点スイッチ又は有接点スイ
ッチ) C1,C2,C3は巻線切換制御部 e2は出力検出電圧 i2は出力検出電流
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−182845(JP,A)
実開 昭48−56513(JP,U)
実公 昭39−24157(JP,Y2)
実公 昭44−31541(JP,Y2)
実公 昭46−3603(JP,Y2)
実公 昭53−1452(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】 2次側に任意の巻数の巻線を1個持ち、
1次巻線が複数個存在し1次巻線それぞれの巻数が最小
巻数の2倍、4倍、8倍、−−−、2n−1倍(nは1
次巻線の個数)となるように構成した変圧器と、 その1次側の合成巻数を調整するために1次側の各巻線
の接続の組合せをスイッチにより切換える巻線切換操作
手段を有し、 出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出し前記巻
線切換操作手段を構成する上記各スイッチにより、前記
出力電圧や出力電流を調整することを特徴とする電気調
整器。 - 【請求項2】 1次側に任意の巻数の巻線を1個持ち、
2次巻線が複数個存在し2次巻線それぞれの巻数が最小
巻数の2倍、4倍、8倍、−−−、2m−1倍(mは2
次巻線の個数)となるように構成した変圧器と、 その2次側の合成巻数を調整するために2次側の各巻線
の接続の組合せをスイッチにより切換える巻線切換操作
手段を有し、 出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出し前記巻
線切換操作手段を構成する上記各スイッチにより、前記
出力電圧や出力電流を調整することを特徴とする電気調
整器。 - 【請求項3】 1次巻線が複数個存在しそれぞれの巻数
が最小巻数の2倍、4倍、8倍、−−−−、2n−1倍
(nは1次巻線の個数)となっており、2次巻線も複数
個存在しそれぞれの巻数が最小巻数の2倍、4倍、8
倍、−−−−、2m−1倍(mは2次巻線の個数)とな
るように構成した変圧器と、 その1次側の合成巻数と2次側の合成巻数をそれぞれ調
整するために1次巻線と2次巻線の各巻線の接続の組合
せをスイッチにより切換える巻線切換操作手段を有し、 出力電圧や出力電流または出力設定信号を検出し前記巻
線切換操作手段を構成する上記各スイッチにより、前記
出力電圧や出力電流を調整することを特徴とする電気調
整器。
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US08/737,601 US5821739A (en) | 1994-05-27 | 1995-05-24 | Electric adjuster |
AU25375/95A AU700487C (en) | 1994-05-27 | 1995-05-24 | Electric adjuster |
CA002191480A CA2191480C (en) | 1994-05-27 | 1995-05-24 | Electric adjuster |
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