JP3413712B2 - ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物Info
- Publication number
- JP3413712B2 JP3413712B2 JP33635196A JP33635196A JP3413712B2 JP 3413712 B2 JP3413712 B2 JP 3413712B2 JP 33635196 A JP33635196 A JP 33635196A JP 33635196 A JP33635196 A JP 33635196A JP 3413712 B2 JP3413712 B2 JP 3413712B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- calcium carbonate
- acid
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
り容易に硬化してゴム弾性体となり、特に応力緩和に優
れ、ワーキングジョイント部に使用する室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物に関する。
湿気により容易に硬化してゴム弾性体を形成する室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物は、接着材、コーテ
ィング材、電気絶縁シール材、建築用シーリング材など
の用途に広く使用されている。この場合、かかる用途に
は、通常、両末端が水酸基で封鎖されたオルガノポリシ
ロキサンと、1分子中に加水分解可能な基を少なくとも
3個有する有機珪素化合物を含む1成分形オルガノポリ
シロキサン組成物を使用するが、この種の1成分形オル
ガノポリシロキサン組成物は、硬化剤を別包装とし、使
用時に両末端水酸基封鎖オルガノポリシロキサンに添加
する2成分形オルガノポリシロキサン組成物と比較し
て、モデュラスが大きく、伸びが少ないものであり、更
にJIS A−5758の耐久性試験10030グレー
ドにプライマーなしで合格するものは得られていない。
A−5758の耐久性試験10030グレードに合格
するオルガノポリシロキサン組成物は、いくつか提案さ
れている。しかし、基本的に組成物が2成分形シーリン
グ材と同じであるため、作業性が著しく低下しているも
のである。
材であってもムーブメントの大きな目地部であるワーキ
ングジョイント部における接着性は十分ではない。
の耐久性試験10030グレードに対応でき、ムーブメ
ントの大きな目地部において優れた接着性を有するワー
キングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、(A)両末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサン
及び(B)1分子中に加水分解可能な基を少なくとも3
個有する有機珪素化合物を主成分とする室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物に、(C)分子中に脂肪族不
飽和結合、分岐構造、及びエーテル結合から選ばれる少
なくとも1種の構造を有する炭素数8以上のカルボン酸
から選ばれる1種又は2種以上の処理剤で処理された炭
酸カルシウムであって、処理量が1〜2.5重量%であ
る炭酸カルシウムを配合することにより、プライマーな
しでも各種基材、例えばガラス、アルミニウム、フッ素
樹脂、アクリル樹脂などに対し優れた接着性を発現する
上、応力緩和に優れ、JIS A−5758の耐久性グ
レード10030に合格する硬化物を与え、ワーキング
ジョイント部に使用するのに有効な1成分形室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物が得られること、そして
このものは大きなムーブメントがかかっても優れた接着
性を有し、耐熱・浸水接着性にも優れることを知見し
た。また、上記(A),(B),(C)成分に加え、
(D)分子中に脂肪族不飽和結合、分岐構造、及びエー
テル結合のいずれの構造も有さない融点が100℃以上
のカルボン酸で処理された炭酸カルシウムであって、処
理量が1〜2.5重量%である炭酸カルシウムを配合す
ることにより更に優れた接着性等の特性を付与し得るこ
とを知見し、本発明をなすに至ったものである。
を使用した室温硬化型オルガノポリシロキサン化合物
は、特開平5−39422号公報や米国特許第5405
889号公報に提案はあるが、これらはいずれも2成分
形の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物について
の提案であり、現在までに1成分形でJIS A−57
58の10030耐久性グレードにプライマーなしで合
格する組成物は提案されていない。
ン組成物のベースポリマーとなる(A)成分は、下記一
般式(1)で示されるジオルガノポリシロキサンであ
る。
価炭化水素基であり、nは2以上の整数である。)
炭化水素基R1としては、炭素原子数が1〜10のも
の、特に1〜8のものが好ましい。具体的には、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基など
のアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール
基、ビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル
基、ベンジル基、2−フェニルエチル基などのアラルキ
ル基及びこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一
部もしくは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換し
た基、例えばクロロメチル基、トリフルオロプロピル
基、シアノエチル基などが挙げられる。これらの中でメ
チル基、フェニル基、ビニル基、トリフルオロプロピル
基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
に相当する数であって、粘度や作業性などの面から、2
以上の整数であり、特に50〜2000の範囲の整数で
あることが好ましい。
ロキサンの具体例としては、以下の化学式で示されるよ
うなものを挙げることができる。
り、p及びqはそれぞれ正の整数であり、p+qはnに
相当する整数である。)
子中に少なくとも3個の加水分解性基を有する有機珪素
化合物である。これは、硬化剤として作用するものであ
って、本発明の組成物が湿気の存在下で室温硬化するた
めの必須成分である。
基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基などのアルコキ
シ基、プロペノオキシ基、イソブテニルオキシ基、1−
エチル−2−メチルビニルオキシ基などのアルケニルオ
キシ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオ
キシム基、ジエチルケトオキシム基、シクロペンタノオ
キシム基などのケトオキシム基、アセトキシ基、プロピ
オノキシ基、ブチロイロキシ基、ベンゾイル基などのア
シルオキシ基、N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ
基、N−プロピルアミノ基、N−ブチルアミノ基、N,
N−ジメチルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、シ
クロヘキシルアミノ基などのアミノ基、N−メチルアセ
トアミド基、N−メチルベンズアミド基などのアミド
基、N,N−ジメチルアミノキシ基、N,N−ジエチル
アミノキシ基などのアミノキシ基、イソシアナート基、
α−シリルエステル基、塩素原子などのハロゲン原子な
どが挙げられる。但し、塩素原子などのハロゲン原子を
加水分解性基として用いた場合には、加水分解反応の際
に、激しい腐食性と毒性とを有するハロゲン化水素が発
生し危険であるので、十分に注意するべきである。
合し得る加水分解性基以外の基としては、前記した
(A)成分におけるR1と同様の置換もしくは非置換の
1価炭化水素基が好ましく、特に合成が容易であるとい
う面から炭素原子数が1〜8のアルキル基、炭素原子数
が2〜10のアルケニル基及びフェニル基などが好まし
い。
としては、例えばメチルトリメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラ
エトキシシラン、テトラプロポキシシラン、3−クロロ
プロピルトリメトキシシランなどのアルコキシシラン、
メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプ
ロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラ
ンなどのエノキシシラン、メチルトリス(メチルエチル
ケトオキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケ
トオキシム)シラン、フェニルトリス(メチルエチルケ
トオキシム)シラン、メチルトリス(ジメチルケトオキ
シム)シラン、テトラキス(メチルエチルケトオキシ
ム)シランなどのケトオキシムシラン、メチルトリアセ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、フェニル
トリス(N,N−ジエチルアミノ)シランなどのアミノ
シラン、メチルトリス(N−メチルアセトアミド)シラ
ン、ビニルトリス(N−アミノキシ)シラン、ビニルト
リス(N,N−ジエチルアミノキシ)シランなどのアミ
ノキシシラン及びこれらの有機珪素化合物の部分加水分
解物などが挙げられる。
成分のジオルガノポリシロキサン100重量部当たり
0.2〜30重量部が好ましく、より好ましくは0.5
〜20重量部である。使用量が少なすぎると組成物の硬
化が不十分になり、また、多すぎると得られる硬化物が
硬く脆くなり、シール材としての性能を損うことがあ
る。
酸カルシウムである。この場合、表面処理剤としては、
分子中に脂肪族不飽和結合、分岐構造、エーテル結合か
ら選ばれる少なくとも1種の構造を有する炭素数8以上
のカルボン酸から選ばれる1種又は2種以上を使用す
る。これらは、融点が100℃未満のものが好ましい。
−オレイルサルコシン、イソステアリン酸、イソオレイ
ン酸、イソパルミチン酸、フェノキシ酢酸、11−フェ
ノキシ安息香酸、ソルビン酸、トリフェニル酢酸、ウン
デシレン酸、(2−ナフトキシ)酢酸、2−ノルボルナ
ン酢酸、o,m,p−メトキシケイ皮酸、2−メトキシ
フェニル酢酸、α−メチルケイ皮酸、3−メチル吉草
酸、trans−ムコン酸、1−ナフチル酢酸、ラクト
ビオン酸、レブリン酸、リノール酸、リトコール酸、リ
シン、イソロイシン、インドール−3−ピルビン酸、1
−インドリン−2−カルボン酸、3−インドール酪酸、
インドール−3−酢酸、インドール−2−カルボン酸、
イミダゾール−4−アクリル酸、4−ヒドロキノリン−
2−カルボン酸、L−ヒドロキシプロリン、3−(4−
ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、4−ヒドロキシフ
ェニルグリシン、12−ヒドロキシオクタデカン酸、3
−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、18−グ
リチルレチン酸、グリチルレチン酸、グリチルリチン
酸、エルカ酸、2−エチルヘキサン酸、デヒドロコール
酸、デオキシコール酸、cis−9−オクタデセン酸ジ
ブチルアンモニウム、trans−2,4−ジクロロケ
イ皮酸、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、3,4−ジ
ヒドロキシケイ皮酸、3,3−ジメチルグルタル酸、ド
コセン酸、シクロヘキシルフェニル酢酸などが挙げられ
るが、ここに挙げたものでなくても、上記条件を満たし
ていればよい。更に、処理剤の条件としては、酸性が強
くない方が好ましい。これは、酸性が強いと炭酸カルシ
ウムに表面処理する際、反応して発泡してしまうおそれ
があるためである。これらの中では、コストや入手し易
さから、オレイン酸やイソステアリン酸、エルカ酸、リ
ノール酸などが好ましい。
シウムの処理量は、1〜2.5重量%の範囲である。1
重量%未満では十分な接着性が得られず、2.5重量%
を超えると処理剤が遊離してきて離型剤として働き、接
着性に悪影響を与える。
理剤を一緒に炭酸カルシウムで処理してもよいが、
(C)成分に用いる処理剤による表面処理炭酸カルシウ
ム中の処理量が1〜2.5重量%であることが必要があ
る。
の点から0.01〜0.2μmであることが好ましい。
量部当たり、(C)成分10〜200重量部、特に30
〜100重量部の範囲であることが好ましい。(C)成
分が少なすぎると、流れ易くなるため、作業性が悪く、
逆に(C)成分が多いと、硬くなるため、やはり作業性
が悪くなる場合がある。
面処理炭酸カルシウムに加え、(D)成分として、脂肪
族不飽和結合、分岐構造、及びエーテル結合のいずれの
構造をも有さないカルボン酸で表面処理された炭酸カル
シウムを配合することができる。これによりプライマー
なしでも接着性を発現し、その上耐熱・浸水接着性に優
れ、フッ素樹脂塗装鋼板やアクリル電着塗装鋼板にも良
好な接着性を示し、JIS A−5758耐久性グレー
ド10030に合格する組成物を得ることができる。
が100℃以上のカルボン酸としては、アビエチン酸、
デヒドロアビエチン酸、CmH2m+1COOH(mは正の
整数)で示される融点が100℃以上の飽和脂肪酸など
が挙げられるが、ロジン酸が入手のし易さとコストなど
の点から好適に用いられる。なお、炭酸カルシウムは、
これらの1種を単独で又は2種以上を併用して処理する
ことができる。なお、上記融点100℃以上の処理剤に
より炭酸カルシウムを処理する場合、その処理量は1〜
2.5重量%とすることが好ましく、この範囲外ではそ
の処理効果が十分発揮されない場合が生じる。また、炭
酸カルシウムとしては、上記したと同様の理由から、平
均粒径0.01〜0.2μmであるものが好ましい。
る場合、(C),(D)成分の合計量は、(A)成分1
00重量部に対して10〜200重量部、特に30〜1
00重量部であることが好ましい。この場合、(C)成
分の炭酸カルシウムと(D)成分の炭酸カルシウムの重
量比率は、(C):(D)=10:90〜90:10の
範囲が好ましい。(C)成分が多くなると、浸水接着性
が悪くなり、(D)成分が多くなるとモデュラスが大き
くなる傾向となる。より好ましくは(C):(D)=3
0:70〜70:30の範囲である。
酸の表面処理は、表面処理の常法に従って行うことがで
きる。この場合、(C)成分の処理剤と(D)成分の処
理剤とで同時に炭酸カルシウムを処理することができ
る。勿論、(C)成分の処理剤と(D)成分の処理剤と
で別々に処理された炭酸カルシウムを併用することがで
きる。
ン組成物には、組成物の硬化を促進するために縮合触媒
を使用することができ、例えばこの種の組成物における
硬化促進剤として従来から一般的に使用されている縮合
触媒、例えばジブチルスズジメトキサイド、ジブチルス
ズジアセテート、ジブチルスズジオクテート、ジブチル
スズジラウレート、ジメチルスズジメトキサイド、ジメ
チルスズジアセテートなどの有機スズ化合物、テトラプ
ロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ−
2−エチルヘキシルチタネート、ジメトキシチタンジア
セチルアセトナートなどの有機チタン化合物などの金属
ルイス酸、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、テ
トラメチルグラニジルピルトリメトキシシランなどのア
ミン化合物及びその塩などを1種又は2種以上の組み合
わせで使用することができる。
分100重量部当たり10重量部以下が好ましく、更に
好ましくは0〜5重量部である。縮合触媒は、使用量が
多すぎると耐久性試験後の亀裂・破損が起き易くなるた
め好ましくない。
以外にも必要に応じて各種の配合剤、例えば充填剤、顔
料、シリカ、染料、接着付与剤、チクソトロピー性向上
剤、防錆剤、難燃剤、防黴剤などを添加してもよい。
とにより、1成分形として調製することができる。
ニウム、フッ素樹脂塗装鋼板、アクリル樹脂電着塗装鋼
板など、種々の基材に良好に密着し、このためムーブメ
ントの大きい金属間目地やガラスまわり目地、セメント
系ボード類目地、多孔質部材間目地等のワーキングジョ
イント部へのシーリング材として使用するのに有効であ
る。
硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、応力緩和に優
れ、プライマーなしでもJIS A−5758の100
30耐久性グレードに合格する硬化物を与えるものであ
る。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記の例において、粘度は25℃に
おける値を示す。また、%は重量%を示す。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)50重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部
を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用
いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、イソ
ステアリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.1
0μm)50重量部、ビニルトリス(メチルエチルケト
オキシム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール
0.02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重
量部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプル
を用いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)25重量部、ロジン酸2.3%処理炭酸カルシウム
(粒径0.10μm)25重量部、メチルトリメトキシ
シラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.02重
量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部を万能
混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH
型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、イソ
ステアリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.1
0μm)50重量部、メチルトリメトキシシラン5重量
部、ポリプロピレングリコール0.02重量部、テトラ
ブトキシチタネート0.5重量部を万能混合機に仕込
み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH型試験体を得
た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)25重量部、イソステアリン酸2.3%処理炭酸カ
ルシウム(粒径0.10μm)25重量部、ビニルトリ
ス(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量部、ポリ
プロピレングリコール0.02重量部、ジブチルスズジ
メトキサイド0.1重量部を万能混合機に仕込み、脱泡
混合して得たサンプルを用いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、処理
剤としてステアリン酸とオレイン酸との比率を4重量部
対6重量部とした混合物を用いて処理した2.3%処理
炭酸カルシウム(粒径0.10μm)50重量部、ビニ
ルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量
部、ポリプロピレングリコール0.02重量部、ジブチ
ルスズジメトキサイド0.1重量部を万能混合機に仕込
み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH型試験体を得
た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ステ
アリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)50重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部
を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用
いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、処理
剤としてステアリン酸とオレイン酸との比率を6重量部
対4重量部とした混合物を用いて処理した2.3%処理
炭酸カルシウム(粒径0.10μm)50重量部、ビニ
ルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量
部、ポリプロピレングリコール0.02重量部、ジブチ
ルスズジメトキサイド0.1重量部を万能混合機に仕込
み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH型試験体を得
た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.7%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)50重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部
を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用
いてH型試験体を得た。
リシロキサン組成物をJIS A−5758の引張接着
性及び耐久性グレード10030の方法に従って試験を
行った。なお、引張接着性の被着材は、フロートガラ
ス、JISアルミ、フッ素樹脂塗装アルミ、アクリル電
着塗装鋼板を用いた。評価結果については、比較例7以
外はノンプライマーで試験で行った。評価結果は、引張
接着性については破壊状況のうち組成物の凝集破壊の割
合を目視で確認した。耐久性については試験後の状態を
目視で確認した。その結果を表1〜3に示す。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)25重量部、ロジン酸2.3%処理炭酸カルシウム
(粒径0.10μm)25重量部、ビニルトリス(メチ
ルエチルケトオキシム)シラン6重量部、ポリプロピレ
ングリコール0.02重量部、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン0.5重量部、ジブチルスズジメトキサ
イド0.1重量部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して
得たサンプルを用いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、イソ
ステアリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.1
0μm)25重量部、ロジン酸2.3%処理炭酸カルシ
ウム(粒径0.10μm)25重量部、ビニルトリス
(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量部、ポリプ
ロピレングリコール0.02重量部、ジブチルスズジメ
トキサイド0.1重量部、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン0.5重量部を万能混合機に仕込み、脱泡混
合して得たサンプルを用いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オレ
イン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)25重量部、ロジン酸2.3%処理炭酸カルシウム
(粒径0.10μm)25重量部、メチルトリメトキシ
シラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.02重
量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン0.2重量部を万能
混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH
型試験体を得た。
−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、イ
ソステアリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.
10μm)25重量部、ロジン酸2.3%処理炭酸カル
シウム(粒径0.10μm)25重量部、メチルトリメ
トキシシラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、テトラブトキシチタネート0.5重量部、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量部を
万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用い
てH型試験体を得た。
−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、オ
レイン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)10重量部、イソステアリン酸2.3%処理炭酸カ
ルシウム(粒径0.10μm)15重量部、ロジン酸
2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μm)25
重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シ
ラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.02重量
部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量部を万能混
合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを用いてH型
試験体を得た。
−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、処
理剤としてステアリン酸とオレイン酸との比率を4重量
部対6重量部とした混合物を用いて処理した2.3%処
理炭酸カルシウム(粒径0.10μm)25重量部、ロ
ジン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)25重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量
部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量
部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを
用いてH型試験体を得た。
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ステ
アリン酸2.3%処理炭酸カルシウム(粒径0.10μ
m)50重量部、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン6重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、ジブチルスズジメトキサイド0.1重量
部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.5重量
部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して得たサンプルを
用いてH型試験体を得た。
シロキサン60重量部、樹脂酸2.3%処理炭酸カルシ
ウム(粒径0.10μm)50重量部、ビニルトリス
(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量部、ポリプ
ロピレングリコール0.02重量部、ジブチルスズジメ
トキサイド0.1重量部、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン0.5重量部を万能混合機に仕込み、脱泡混
合して得たサンプルを用いてH型試験体を得た。
シロキサン60重量部、オレイン酸2.7%処理炭酸カ
ルシウム(粒径0.10μm)50重量部、ビニルトリ
ス(メチルエチルケトオキシム)シラン6重量部、ポリ
プロピレングリコール0.02重量部、ジブチルスズジ
メトキサイド0.1重量部、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン0.5重量部を万能混合機に仕込み、脱泡
混合して得たサンプルを用いてH型試験体を得た。
ロキサン組成物について、上記実施例1と同様の評価を
行った。結果を表4〜6に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換1価炭化水素基であり、n は2以上の整数である。) で示されるジオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)1分子中に加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機珪素化合物 0.2〜30重量部、 (C)分子中に脂肪族不飽和結合、分岐構造、及びエーテル結合から選ばれる少 なくとも1種の構造を有する炭素数8以上のカルボン酸から選ばれる1種又は2 種以上の処理剤で処理された炭酸カルシウムであって、その処理量が1〜2.5 重量%である炭酸カルシウム 10〜200重量部 を含有してなる応力緩和に優れることを特徴とするワー
キングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物。 - 【請求項2】 (A)下記一般式(1) 【化2】 (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換1価炭化水素基であり、n は2以上の整数である。) で示されるジオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)1分子中に加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機珪素化合物 0.2〜30重量部、 (C)分子中に脂肪族不飽和結合、分岐構造、及びエーテル結合から選ばれる少 なくとも1種の構造を有する炭素数8以上のカルボン酸から選ばれる1種又は2 種以上の処理剤で処理された炭酸カルシウムであって、その処理量が1〜2.5 重量%である炭酸カルシウム 10〜200重量部、 (D)分子中に脂肪族不飽和結合、分岐構造、及びエーテル結合のいずれの構造 も有さない融点が100℃以上のカルボン酸で処理された炭酸カルシウムであっ て、その処理量が1〜2.5重量%である炭酸カルシウム 10〜200重量部 を含有してなる応力緩和に優れることを特徴とするワー
キングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物。 - 【請求項3】 炭酸カルシウムの平均粒径が0.01〜
0.2μmである請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 プライマーなしでJIS A−5758
の10030の耐久性グレードに合格する硬化物を与え
る請求項1、2又は3記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33635196A JP3413712B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33635196A JP3413712B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158517A JPH10158517A (ja) | 1998-06-16 |
JP3413712B2 true JP3413712B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=18298235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33635196A Expired - Fee Related JP3413712B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3413712B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006026227A1 (de) * | 2006-06-06 | 2007-12-13 | Wacker Chemie Ag | Vernetzbare Massen auf der Basis von Organosiliciumverbindungen |
JP5734567B2 (ja) * | 2010-01-08 | 2015-06-17 | モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 |
JP5817626B2 (ja) * | 2012-04-04 | 2015-11-18 | 信越化学工業株式会社 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
JP5950450B2 (ja) * | 2012-07-10 | 2016-07-13 | 信越化学工業株式会社 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP33635196A patent/JP3413712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10158517A (ja) | 1998-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4777591B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
AU607820B2 (en) | One component polysiloxane RTV compositions hardening with elimination of oximes | |
JPH0339551B2 (ja) | ||
TWI417343B (zh) | Room temperature hardened organopolysiloxane composition | |
JP3413714B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JPWO2019069706A1 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び物品 | |
JP4829583B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 | |
JP3413712B2 (ja) | ワーキングジョイント部用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP5068451B2 (ja) | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 | |
JP2019019241A (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、およびこれを含有するシール剤、コーティング剤、接着剤、成形物 | |
JP3134788B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JPH11209620A (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP3419273B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
US4477606A (en) | Water resistant room temperature vulcanizable polyorganosiloxane compositions and method for preparing same | |
JP3440754B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP5545924B2 (ja) | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 | |
KR20060045517A (ko) | 마그네슘 합금 접착용 오르가노폴리실록산 조성물 | |
JP5177344B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP6690704B2 (ja) | 新規有機ケイ素化合物及びその製造方法 | |
JP4553119B2 (ja) | マグネシウム合金接着用オルガノポリシロキサン組成物及び複合物品 | |
JP4596148B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP3533985B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JPH0138142B2 (ja) | ||
JP5826624B2 (ja) | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 | |
WO2016035427A1 (ja) | 新規有機チタン化合物、該有機チタン化合物の製造方法及び室温硬化性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |