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JP3409656B2 - 車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体

Info

Publication number
JP3409656B2
JP3409656B2 JP22726097A JP22726097A JP3409656B2 JP 3409656 B2 JP3409656 B2 JP 3409656B2 JP 22726097 A JP22726097 A JP 22726097A JP 22726097 A JP22726097 A JP 22726097A JP 3409656 B2 JP3409656 B2 JP 3409656B2
Authority
JP
Japan
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road
route
guidance
information
area
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP22726097A
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JPH1151683A (ja
Inventor
深谷高春
井上浩司
浩司 岸
クーネン ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP22726097A priority Critical patent/JP3409656B2/ja
Publication of JPH1151683A publication Critical patent/JPH1151683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3409656B2 publication Critical patent/JP3409656B2/ja
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  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路分岐点において音
声案内を行う車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不案内な道路での運転をスムーズ
に行えるようにするための各種経路誘導装置が提案さ
れ、この中で、目的地を入力することにより、その目的
地までの走行すべき道路の誘導を行う経路誘導装置があ
る。この経路誘導装置においては、経由地に近ずくと、
例えば、分岐点での右(左)折では、「およそ300m
先右(左)方向です」、「その先右(左)方向です」、
「まもなく右(左)方向です」、有料道路の入口付近で
は、「まもなく有料道路です」、有料道路の出口付近で
は、「まもなく出口です」、目的地に近ずくと、「まも
なく目的地です」、立ち寄り地点に近ずくと、「まもな
く立ち寄り地点です」等の音声案内を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、案内ルート上の分岐点おいて、分岐点に入る
道路に対して分岐点から出る案内道路の方向(角度)を
計算して「まもなく右(左)方向です」、「まもなく斜
め右(左)です」というような案内を行っているため、
複雑な分岐点や交差点から出る案内されるべき道路と音
声案内の分類上同方向に他の道路が存在するとき、案内
が分かりにくい場合が起こり得る。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、複雑な案内分岐点や、同方向に他の道路がある場合
であっても分かり易い方向案内をすることができる車両
用ナビゲーション装置及び記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の現在位
置を検出する現在位置検出手段と、経路を算出するため
に必要な情報を入力する入力手段と、経路案内のための
情報を出力する出力手段と、案内分岐点から出る道路の
方向案内のためのエリア情報と、各エリアに対応する方
向案内フレーズデータを含む経路案内を行うために必要
なデータを格納した情報記憶手段と、前記入力手段によ
り入力された情報に基づき経路を算出する経路算出手段
と、該経路算出手段により算出された経路の情報を記憶
する経路情報記憶手段と、前記経路算出手段により算出
された経路と前記現在位置検出手段により検出された現
在位置とに基づいて、次の案内分岐点の案内情報を前記
出力手段に出力する案内制御手段とを備え、前記案内制
御手段は、前記経路情報記憶手段に記憶された経路上の
案内分岐点から出るすべての道路情報を取得して各道路
がどのエリアに入るか判別し、右折エリアまたは左折エ
リアに2つの道路が存在し、隣接エリアに道路が存在し
ないことを条件に、入る道路に直角な線に対する角度の
大きさが大きい道路に対して隣接エリアの方向案内フレ
ーズを用いて方向案内情報を出力することを特徴とす
る。また、本発明は、前記案内制御手段は、前記経路情
報記憶手段に記憶された経路上の案内分岐点から出るす
べての道路情報を取得して各道路がどのエリアに入るか
判別し、右折または左折エリアに3つの道路が存在し、
隣接エリアに道路が存在しないことを条件に、入る道路
の延長線に対して、2つの道路が90°より小で他の1
つの道路が90°よりも大、あるいは2つの道路が90
°よりも大で他の1つの道路が90°よりも小のとき、
3つのうち両側の道路に対してそれぞれ隣接エリアの方
向案内フレーズを用いて方向案内情報を出力することを
特徴とする。
【0006】また、本発明は、車両の現在位置を検出す
る現在位置検出手段と、経路を算出するために必要な情
報を入力する入力手段と、経路案内のための情報を出力
する出力手段と、案内分岐点から出る道路の方向案内の
ためのエリア情報と各エリアに対応する方向案内フレー
ズデータを含む経路案内を行うために必要なデータが格
納される情報記憶手段と、を備えた車両用ナビゲーショ
ン装置を制御するプログラムを内蔵した記憶媒体におい
て、前記入力手段により入力された情報に基づき経路を
探索し、前記探索した経路と前記現在位置検出手段によ
り検出された現在位置に基づいて、経路上の次の案内分
岐点を求め、前記案内分岐点から出るすべての道路情報
を取得して各道路がどのエリアに入るか判別し、右折エ
リアまたは左折エリアに2つの道路が存在し、隣接エリ
アに道路が存在しないことを条件に、入る道路に直角な
線に対する角度の大きさが大きい道路に対して隣接エリ
アの方向案内フレーズを前記情報記憶手段から読み出し
前記出力手段へ出力するように車両用ナビゲーション装
置を制御することを特徴とする。また、本発明は、前記
入力手段により入力された情報に基づき経路を探索し、
前記探索した経路と前記現在位置検出手段により検出さ
れた現在位置に基づいて、経路上の次の案内分岐点を求
め、前記案内分岐点から出るすべての道路情報を取得し
て各道路がどのエリアに入るか判別し、右折または左折
エリアに3つの道路が存在し、隣接エリアに道路が存在
しないことを条件に、入る道路の延長線に対して、2つ
の道路が90°より小で他の1つの道路が90°よりも
大、あるいは2つの道路が90°よりも大で他の1つの
道路が90°よりも小のとき、3つのうち両側の道路に
対してそれぞれ隣接エリアの方向案内フレーズを前記情
報記憶手段から読み出し前記出力手段へ出力するように
車両用ナビゲーション装置を制御することを特徴とす
る。
【0007】
【作用及び発明の効果】本発明は、案内分岐点に入る道
路と、その分岐点から出る全ての道路の情報を取得し、
右折エリアまたは左折エリアに2つの道路が存在し、隣
接エリアに道路が存在しないことを条件に、入る道路に
直角な線に対する角度の大きさが大きい道路に対して隣
接エリアの方向案内フレーズを用いて方向案内情報を出
力し、また、右折または左折エリアに3つの道路が存在
し、隣接エリアに道路が存在しないことを条件に、入る
道路の延長線に対して、2つの道路が90°より小で他
の1つの道路が90°よりも大、あるいは2つの道路が
90°よりも大で他の1つの道路が90°よりも小のと
き、3つのうち両側の道路に対してそれぞれ隣接エリア
の方向案内フレーズを用いて方向案内情報を出力するこ
とにより、それぞれの道路の案内を差別化し、運転者に
分かり易い案内を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係るナビ
ゲーション装置の一例を示す図である。本発明に係るナ
ビゲーション装置は、図1に示すように経路案内に関す
る情報を入出力する入出力装置1、自車両の現在位置に
関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出
に必要なナビゲーション用データや経路案内に必要な表
示/音声の案内データとプログラム(アプリケーション
及び/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、
経路探索処理や経路案内に必要な表示案内処理を行うと
共に、システム全体の制御を行う中央処理装置4から構
成されている。
【0009】入出力装置1は、目的地を入力したり、運
転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面に
より出力できるように、運転者の意志によりナビゲーシ
ョン処理を中央処理装置4に指示すると共に、処理後の
データなどをプリント出力する機能を備えている。その
機能を実現するための手段として、入力部には、目的地
を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案
内をリクエストしたりするタッチスイッチ11や操作ス
イッチを有する。勿論、リモートコントローラ等の入力
装置でもよい。また、出力部には、入力データを画面表
示したり、運転者のリクエストに応じ自動的に経路案内
を画面で表示するディスプレイ12、中央処理装置4で
処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータを
プリント出力するプリンタ13および経路案内を音声で
出力するスピーカ16などを備えている。
【0010】ここで、音声入力を可能にするための音声
認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータ
を読み取るための記録カード読み取り装置を付加するこ
ともできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄
積し、運転者の要求により通信回線を介して情報提供す
る情報センターや、予め地図データや目的地データなど
の運転者固有のデータが記憶されている手帳型電子装置
などの情報源との間でデータのやりとりを行うためのデ
ータ通信装置を付加することもできる。
【0011】ディスプレイ12は、カラーCRTやカラ
ー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が
処理する地図データや案内データに基づく経路設定画
面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必
要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面
に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り
換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過
交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面に
ポップアップでカラー表示される。
【0012】このディスプレイ12は、運転席近傍のイ
ンストルメントパネル内に設けられており、運転者は区
間図を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこ
れからの経路についての情報を得ることができる。ま
た、ディスプレイ12には機能ボタンの表示に対応して
タッチスイッチ11が設けられており、ボタンをタッチ
することにより入力される信号に基づいて上記の操作が
実行されるように構成されている。このボタンとタッチ
スイッチなどから構成される入力信号発生手段は入力部
を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省
略する。
【0013】現在位置検出手段2は、車両の現在位置衛
星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するG
PS受信装置21と、FM多重放送、電波ビーコン、光
ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS情
報受信装置22と、携帯電話、パソコン等を利用するこ
とにより、情報センター(例えばATIS)や他車両と
情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置23
と、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することに
より絶対方位で検出する絶対方位センサ24と、車両の
進行方位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセン
サを利用することにより相対方位で検出する相対方位セ
ンサ25と、例えば車輪の回転数から車両の走行距離を
検出する距離センサ26とから構成され、車両の走行に
関する情報である例えば道路情報、交通情報を送受信し
たり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さら
に現在位置に関する情報を送受信したりする装置であ
る。
【0014】情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプ
ログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えば
CD−ROMからなっている。プログラムは、経路探索
などの処理を行うためのプログラム、本実施例記載のフ
ローチャートに示される処理プログラムや経路案内に必
要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行
うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには
経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納さ
れている。また、データは、地図データ、探索データ、
案内データ、音声案内フレーズデータ、マップマッチン
グデータ、目的地データ、登録地点データ、道路デー
タ、ジャンル別データ、ランドマークデータ等のファイ
ルからなり、ナビゲーション装置に必要なすべてのデー
タが記憶されている。なお、本発明は、CD−ROMに
はデータのみ格納し、プログラムは中央処理装置に格納
するタイプのものにも適用可能である。
【0015】中央処理装置4は、種々の演算処理を実行
するCPU40、情報記憶装置3のCD−ROMからプ
ログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ41、
フラッシュメモリ41のプログラムチェック、更新処理
を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納し
たROM42、設定された目的地の地点座標、道路名コ
ードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中の
データを一時的に格納するRAM43、ディスプレイへ
の画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモ
リ44、CPU40からの表示出力制御信号に基づいて
画像メモリ44から画像データを取り出し、画像処理を
施してディスプレイに出力する画像プロセッサ45、C
PUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3
から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文
章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカ1
6に出力する音声プロセッサ46、通信による入出力デ
ータのやり取りを行う通信インタフェース47および現
在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ
入力インタフェース48、内部ダイアグ情報に日付や時
間を記入するための時計49などを備えている。ここ
で、経路案内は画面表示と音声出力で行い、音声出力の
有無は、運転者が選択できるように構成されている。
【0016】なお、前記した更新処理を行うプログラム
を外部記憶装置に格納しておいてもよい。本発明に係る
プログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプ
ログラムは全て外部記憶媒体であるCD−ROMに格納
されてもよいし、それらプログラムの一部または全てが
本体側のROM42に格納されていてもよい。
【0017】この外部記憶媒体に記憶されたデータやプ
ログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中
央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種
々のナビゲーション機能が実現される。
【0018】本発明に係るナビゲーション装置は、上記
のように外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを
読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ41、
CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み
込み手段)を格納した小容量のROM42を内蔵する。
フラッシュメモリ41は、電源が切断しても記憶情報が
保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そし
て、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手
段であるROM42のプログラムを起動してフラッシュ
メモリ41に格納したプログラムチェックを行い、情報
記憶装置3のCD−ROMのディスク管理情報等を読み
込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、
この情報とフラッシュメモリ41の状態から判断して行
われる。
【0019】図2〜図4は、図1に示した本発明に係る
情報記憶装置3に格納された主要なデータファイルの構
成例を示している。図2(A)は経路算出手段により経
路を算出し経路案内を行うために必要なデータが格納さ
れた案内道路データファイルを示し、道路数nのそれぞ
れに対して、道路番号、長さ、道路属性データ、形状デ
ータのアドレス、サイズおよび案内データのアドレス、
サイズの各データからなる。前記道路番号は、分岐点間
の道路毎に方向(往路、復路)別に設定されている。道
路案内補助情報デーとしての前記道路属性データは、図
3(A)に示すように、その道路が高架か、高架の横
か、地下道か、地下道の横か、車線数の情報、分岐デー
タ(分岐の有無のフラグ)、ランプデータ(ランプか否
かのフラグ)である。前記形状データは、図2(B)に
示すように、各道路を複数のノード(節)で分割したと
き、ノード数mのそれぞれに対して東経、北緯からなる
座標データを有している。
【0020】前記案内データは、図2(C)に示すよう
に、交差点(または分岐点)名称、注意点データ、道路
名称データ、道路名称音声データのアドレス、サイズお
よび行き先データのアドレス、サイズの各データからな
る。前記注意点データは、図4(A)に示すように、踏
切か、トンネル入口か、トンネル出口か、幅員減少点
か、注意点無し等の情報を示すデータで、分岐点以外の
踏切、トンネル等において運転者に注意を促すためのデ
ータである。前記道路名称データは、図3(B)に示す
ように、高速道路、都市高速道路、有料道路、一般道
(国道、県道、その他)の道路種別の情報と、高速道
路、都市高速道路、有料道路について本線か取付道かを
示す情報を示すデータで、道路種別データと、さらに各
道路種別毎での個別番号データである種別内番号から構
成される。
【0021】前記行き先データは、図2(D)に示すよ
うに行き先道路番号、行き先名称、行き先名称音声デー
タのアドレス、サイズおよび行き先方向データ、走行案
内データからなる。前記行き先名称は、方面名称も含ん
でいる。また、行き先方向データは、図2(E)に示す
ように、無効(行き先方向データを使用しない)、不要
(案内を要しない)、直進、右方向、斜め右方向、右に
戻る方向、左方向、斜め左方向、左に戻る方向の情報を
示すデータである。前記走行案内データは、図4(B)
に示すように、車線が複数ある場合どの車線を走行すべ
きかを案内するためのデータを格納したもので、右より
か、左よりか、中央よりか、無しかの情報を示すデータ
である。
【0022】なお、図2のデータ構造では、道路データ
に交差点に関する情報を格納しているが、図5に示すよ
うに、道路データとは別に交差点データを持たせ、信号
機の有無、横断歩道データ、分岐点特徴物データ、交差
点に進入する道路データ、交差点から出る道路データ、
ランドマークデータ等の情報を格納してもよい。ただ
し、道路データに接続情報を持たせた方が、ある道路か
らある道路は進入不可である等のデータを持たせ易く、
データ量が少なくてすむ。
【0023】図6は、音声案内するときの案内フレーズ
データの例を示し、案内文を距離フレーズ、方向フレー
ズ、特徴フレーズ毎に分割し、案内音声データを出力す
る場合には、各フレーズを組み合わせて、例えば「まも
なく右折です」というように作成し、設定された案内分
岐点で出力する。本発明においては、後述するように案
内分岐点に入る道路、出る道路のすべてについての道路
情報を取得し、方向案内上の分類エリアに対して予め、
直進(ストレート)、僅か右(左)方向(スライトライ
ト(レフト)ターン)、右まがり(ライトベア)、左ま
がり(レフトベア)、道なり(キープ)、右道なり(キ
ープライト)、左道なり(キープレフト)、フォーク、
急右折(シャープライトターン)、急左折(シャープレ
フトターン)等のフレーズデータを設定しておき、これ
を案内分岐点の実情に応じて適宜選択してきめ細かい方
向案内を行うようにしている。図7は方向案内上の分類
エリアと方向案内フレーズの対応の例を説明する図で、
図7(a)では、案内分岐点に入る道路に対する角度で
エリア1〜エリア6に分類し、エリア1,2はシャープ
ターンエリア、エリア3,4はターンエリア、エリア
5,6はベアエリアとした例である。そして、このエリ
ア1〜6に対して、図7(b)に示すように、各方向案
内フレーズを対応させ、このテーブルを情報記憶装置に
記憶させておくようにしている。
【0024】次に、本発明の車両用ナビゲーション装置
の処理の流れについて説明する。図8は本発明に係る車
両用ナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明す
るためのフロー図である。
【0025】中央処理装置4のCPU51により経路案
内システムのプログラムが起動されると、現在位置検出
装置2により現在位置を検出して現在位置を中心として
その周辺地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表
示する(ステップS1)。次に、地名や施設名称等の目
標名、電話番号や住所、登録地点等を用いて目的地を設
定し(ステップS2)、現在位置から目的地までの経路
探索を行う(ステップS3)。経路が決まると、現在位
置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地
に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステッ
プS4)。目的地に到着する前に寄り道設定の入力があ
った場合には、探索エリアを設定してその探索エリアで
の再探索を行い、同様に目的地に到着するまで経路案内
を繰り返し行う。本発明は、上記ステップS4の経路案
内・表示において、案内分岐点での経路案内で音声によ
り案内する場合に関するものである。
【0026】交差点の音声案内を行うにあたり、これま
ではその交差点に入る経路上の道路と経路上の出る道路
の関係から角度を算出し、それを基に音声案内の内容を
決定していた。しかしこの方法では、図9に示すよう
に、入る道路に対して出る道路1、2の角度に大きな差
がないような場合、道路1、2ともに「右方向です」と
いうような案内が行われてしまい、2つの道路に対する
案内の差別化が困難である。そこで、このような場合の
交差点において、道路1、2を音声で差別化するため、
交差点から出る全ての道路を取得する。
【0027】まず、図9により、交差点内リンクの存在
しない場合について、交差点から出る道路の取得方法に
ついて説明する。なお、○はノード(交差点)、太線は
経路である。図10において、道路a、b、c、dはそ
れぞれ対面通行道路であり、経路はaーdとする。その
とき、図9の交差点において入る道路aに対して出る道
路はb、c、dとなる。
【0028】次に、交差点内リンクが存在する場合の道
路取得について説明する。ここで、交差点内リンクと
は、本来、交差点の敷地である場所をデータの作成上、
線とノードで表現したために起こる架空の道路である。
このような交差点における道路取得の条件は次の通りで
ある。 交差点から出る道路のうち連続する交差点内リンクは
すべて出る道路として扱わずに先送りし、それが交差点
内リンクでなくなった道路をその交差点から出る道路と
して扱う。 経路上でないもので、かつ、交差点内リンクの属性を
持たないものは、その交差点から出る道路として扱う。
【0029】図11は交差点内リンクの存在する交差点
の例であり、図中、○はノード(1〜5)、j〜nは交
差点内リンク属性を持つ道路、道路aからiは上下線分
離の一方通行、経路はa−j−l−gとする。ノード1
から出る道路はbとjである。道路bは交差点内リンク
属性を持たないため出る道路として取り扱う。また、j
は経路上の交差点内リンク属性を持つ道路であるので先
送りされ、ノード2から出る道路kとlが対象となる。
道路kは交差点内リンク属性を持っているため先送りさ
れ、ノード3から出る道路dとeが対象となる。dとe
は交差点内リンク属性を持たないので、出る道路として
扱われる。他方、道路lは経路上にある交差点内リンク
属性を持った道路であるので、先送りにされ、ノード5
から出る道路mとgが対象になる。道路gは経路上でか
つ交差点内リンク属性を持たないため出る道路として取
り扱われる。また、道路mは経路から出る1つめの交差
点内リンク属性を持つ道路であるので先送りされ、ノー
ド4から出る道路iとnが対象になる。道路iは交差点
内リンク属性を持たないので出る道路として取り扱われ
る。しかし、nは交差点内リンクを持つ道路であるの
で、先送りされ、道路bと道路jはすでに処理されてい
るので出る道路として取り扱われない。したがって、こ
の交差点の出る道路はb、d、e、g、iとなる。
【0030】こうして交差点から出る全ての道路を取得
した後、それぞれの道路についての方向判定を行う。そ
のための道路の角度計算方法について以下に説明する。
図12は交差点内リンクを持たない交差点についての道
路の角度計算方法を説明する図である。図12におい
て、交差点aに入る道路に対して、出る道路1、2の角
度を計算する場合、交差点aに入る道路を20m戻った
点(図12のb点)を角度計算の基準点とする。次に、
出る道路の3点をサンプリングする。ここでは交差点か
ら出る道路の20m、40m、60m地点(出る道路1
ではc、d、e点)をサンプリングする。ただし、その
道路の長さが60m以下の場合、その道路から出る案内
不要道路を用いて残りの距離を計算する。すなわち、出
る道路2は、30m地点に他の交差点(道路2の終点)
があるので、出る道路2の20m地点fと、出る道路2
の延長上の案内不要道路上の40m、60m地点g、h
点とをサンプリングする。なお、案内不要道路が存在し
ない場合は、サンプリングされた道路の終点をその地点
としてサンプリングする。最後に、サンプリング地点の
角度(基準点と交差点を結ぶ線に対する、基準点とサン
プリング地点とを結ぶ線のなす角度)を計算し、これら
の角度が、20m、40m、60mと離れるにつれて増
加傾向、または減少傾向にあれば最も遠い60mの地点
の角度をその道路の角度として取得する。出る道路1の
場合では、角度が減少傾向にあるので、e点の角度を取
得する。増加傾向、または減少傾向以外の場合には、サ
ンプリングされた3点の角度の平均値をその道路の角度
として取得する。
【0031】次に交差点内リンクの属性の道路を持つ交
差点の角度計算方法について、図13を例にして説明す
る。前述したように、案内交差点の向こう側に交差点内
リンクの属性を持つ道路が存在するとき、その交差点か
ら出る道路は交差点内リンク属性を持たなくなるまで先
送りした結果取得できる道路であり、図13(a)にお
いて、aは入る道路、b(破線)は交差点内リンク、c
は出る道路、dは案内交差点、eは案内不要点、fはそ
の他の出る道路である。ここで、図13(b)に示すよ
うに、出る道路cの始点を案内交差点dまで平行移動さ
せる。図13(b)において、c1は出る道路cを平行
移動させたもの、gは道路cの角度である。次に、始点
からそれぞれ20m、40m、60mの地点をサンプリ
ングし、最後に入る道路の交差点dの手前20mを基準
として、図12の場合と同様に、各サンプリング地点の
角度をそれぞれ計算し、増加傾向、または減少傾向にあ
れば60mの地点の角度をその道路の角度として取得
し、そうでなければ、サンプリングされた3点の角度の
平均値をその道路の角度とする。
【0032】図14は角度算出の処理フローを示す図で
ある。まず、入る道路の交差点から20m手前の地点
(基準点)の座標と、交差点の座標を取得し(ステップ
11、12)、次いで、交差点から出る道路の20m、
40m、60m地点の座標と、出る道路の始点座標を取
得する(ステップ13、14)。次に、交差点内リンク
が存在する交差点か否か判断し(ステップ15)、交差
点内リンクが存在する交差点の場合、出る道路の始点を
交差点まで平行移動させ、出る道路のサンプル地点の座
標を補正する(ステップ16)。次いで、各サンプリン
グ地点について入る道路からの角度を計算し(ステップ
17)、計算した角度が、サンプル地点毎に増加または
減少傾向か否か判断する(ステップ18)。サンプル地
点の角度が増加または減少傾向の場合は、60m地点の
角度を出る道路の角度として採用し、サンプル地点の角
度が増加または減少傾向にない場合は、各サンプル地点
の角度の平均値を取り、それを出る道路の角度として採
用する。
【0033】このように、交差点から出る道路の角度を
すべて算出した後、それらの道路の方向判定を行うが、
本発明はこれに限定されるものではなく、図3(E)の
行き先方向データを利用して方向判別を行うようにして
もよく、あるいは、前述の角度計算と、図3(E)の行
き先方向データとを併用して方向判別するようにしても
よい。
【0034】このように案内分岐点から出る全ての道路
を取得した後、その道路が図7(a)に示す方向案内分
類上のエリアのどのエリアに属するかを求め、他の道路
が同じエリア内にあって所定の条件を満たす場合、エリ
ア移動で方向変換を行って混乱のない案内を行うように
する。
【0035】図15は方向変換の処理フローを示す図で
ある。まず、すべての道路の退出エリアを取得する(ス
テップ21)。すなわち、図14の処理で求めた角度、
或いは図2(E)の行き先方向データで求めた方向によ
り、各道路が、例えば図7(a)に示したようなエリア
のどれに入るかを算出する。次いで、案内されるべき道
路と同じエリアに他の道路が存在するか否か判断し(ス
テップ22)、同じエリアに他の道路が存在する場合、
さらに案内されるべき道路のエリアの両隣のうち少なく
とも1つのエリアに道路が存在しないか否か判断する
(ステップ23)。両隣のうち少なくとも1つのエリア
に道路が存在しないとき(空のエリアであるとき)、案
内されるべき道路のほうが他の道路よりも空のエリアに
近いか否か判断し(ステップ24)、案内されるべき道
路のほうが他の道路よりも空のエリアに近いことを条件
に、案内されるべき道路に空のエリアを移動し、移動し
たエリアの方向案内フレーズを用いて案内を行う。ま
た、案内されるべき道路と同じエリアに他の道路が存在
せず、或いは両隣のエリアに道路が存在し、或いは案内
されるべき道路のほうが他の道路よりも空のエリアに遠
い場合は、いずれもエリアの移動は行わず、そのエリア
の方向案内フレーズで案内を行う。
【0036】この処理により、同じエリアに道路があっ
て方向案内が紛らわしい場合でも、隣接するエリアに移
動してそのエリアの方向案内フレーズで案内を行うこと
となり、他の道路と差別化して案内することが可能とな
る。
【0037】次に、このような案内方法の例を図16〜
図19により説明する。図16は案内不要道路以外に2
つの出る道路があり、それらが同じエリアにある場合の
例を示す図である。図16(a)は、案内不要道路を基
準にして左右にベアエリアがあり、ベアライトエリア
(図の斜線領域)に道路1、道路2が存在している場合
である。従来であれば、どちらも「ベアライト(右まが
り)」の案内を行うが、それでは道路1、道路2の差別
化ができない。そこで、この例では、右折エリアが空
で、かつ近いので、道路2のエリアを右折エリアに移動
して「右折」の案内を行い、道路1はそのまま「ベアラ
イト」の案内を行う。
【0038】図16(b)は急右折エリア(図の斜線領
域)に道路1、道路2が存在している場合である。この
例では、右折のエリアが空で、かつ近いので道路2のエ
リアを右折エリアに移動して「右折」の案内を行い、道
路1はそのまま「急右折」の案内を行う。
【0039】図16(c)は、案内不要道路を基準にし
て左右にベアエリアがあり、ベアレフトエリア(図の斜
線領域)に道路1、道路2が存在している場合である。
この例では左折のエリアが空で、かつ近いので道路1の
エリアを左折エリアに移動して「左折」の案内を行い、
道路2はそのまま「ベアレフト」の案内を行う。
【0040】図16(d)は、急左折エリア(図の斜線
領域)に道路1、道路2が存在している場合である。こ
の例では、左折のエリアが空で、かつ近いので道路1の
エリアを左折エリアに移動して「左折」の案内を行い、
道路2はそのまま「急左折」の案内を行う。
【0041】図16(e)は、右折エリアに2つの道路
が存在する場合である。入る道路に対して反時計方向に
90°をなす直線に対する角度が、道路1ではθ1 、道
路2ではθ2 とすると、 θ1 <θ2 のとき 道路1は右折 道路2はベアライト(ベアライトへエリア移動) θ1 >θ2 のとき 道路1は急右折(急右折へエリア移動) 道路2は右折 として案内する。なお、これは左折エリアにおいても全
く同様である。
【0042】図17は案内不要道路以外に3つ以上の出
る道路があり、かつそのうちの幾つかが同じエリア内に
ある場合である。図17(a)は案内不要道路がなく、
スライトレフトエリアに道路1、道路2があり、スライ
トライトエリアに道路3がある場合である。この場合
は、もっとも左側の道路1をスライトレフトターン、真
ん中の道路を直進、もっとも右側の道路をスライトライ
トターンとして案内する。
【0043】図17(b)はスライトライトエリアに3
つの道路1、2、3がある場合で、もっとも左側の道路
1を直進、真ん中の道路2を僅か右方向(スライトライ
トターン)、もっとも右側の道路3を右折(エリア移
動)として案内する。
【0044】図17(c)はスライトサフトエリアに3
つの道路1、2、3がある場合で、もっとも左側の道路
1を左折、真ん中の道路2を僅か左方向(スライトレフ
トターン)、もっとも右側の道路3を直進として案内す
る。
【0045】図18は案内不要道路がなく、僅か右
(左)方向(スライトライト/レフトターン)と直進の
エリアに分かれて2つの道路がある場合である。入る道
路の延長線からの角度が、道路1はθ1 、道路2はθ2
とすると、 θ1 >15°、θ2 <−15°のとき、 道路1は僅か左方向(スライトレフトターン) 道路2は僅か右方向(スライトライトターン) θ1 >θ2 のとき、 道路1は僅か左方向(スライトレフトターン) 道路2は直進 θ1 <θ2 のとき、 道路1は直進 道路2は僅か右方向(スライトライトターン) として案内を行う。
【0046】図19は右折エリアに3つの道路がある場
合である。入る道路の延長線に対して、2つの道路2
(真ん中)、道路3(外側)の角度が90°より小さく
(あるいは大きく)、かつ他の1つの道路1の角度が9
0°より大きい(或いは小さい)とき、もっとも急右折
よりの道路(図では道路1)を急右折(エリア移動)、
真ん中の道路(図では道路2)を右折、もっともベアラ
イト寄りの道路(図では道路3)をベアライト(エリア
移動)とする。なお、左折エリアについても全く同様で
ある。
【0047】なお、図16〜図19で説明したようなエ
リア移動を行う場合、移動させるエリアではないところ
にある別の道路に対しては、独立した道路として同様な
処理を行う。その場合、空エリアを挟んで反対側のエリ
アにある道路に同じエリアが移動されて同じ案内フレー
ズになることもあり得る。但し、左右が反対側となる隣
のエリアは隣とみなさないようにしてエリア移動を行う
ようにする。
【0048】以上の例以外では、エリア判定のみで、同
じ領域に複数あってもそのエリアのフレーズで案内を行
うことになる。図20(a)は案内不要道路がある場合
で、案内不要道路を基準にしてベアレフトエリアと左折
エリア、ベアライトエリアと右折エリアが等しい角度で
設定されている。そして、各エリアの範囲にある道路は
そのエリアの案内フレーズで案内される。また、図20
(b)は出るすべての道路が案内を必要とする道路の場
合であり、直進エリア、僅か左(右)方向(スライトレ
フト(ライト)ターン)エリアが設定されている点が異
なっており、同様に、各エリアの範囲にある道路はその
エリアの案内フレーズで案内される。
【0049】案内不要道路がある場合、その案内不要道
路を基準として、角度を決めてエリアが決定されるよう
に説明したが、次のようにしてもよい。例えば、出る泥
と入る道路の間の領域を、一定の割合で分けてもよい。
さらに、案内不要道路の基準と組み合わせると入る道路
に対して、出る道路が曲がっていると、各エリアの領域
が増減する。
【0050】また、“斜め”領域を、出る道路を基準に
して角度を決定し、この“斜め”の領域は、基準に対し
て一定角度の領域として、エリアを決定することができ
る。この場合、右折または左折領域の最小角度を決めて
おくことにより、この領域よりも小さくなってしまった
ら、その差の半分づつの角度分だけ“斜め”の領域を減
らして、右折または左折の領域を増やすようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナビゲーション装置の一例を示
す図である。
【図2】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図3】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図4】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図5】 交差点データの例を示す図である。
【図6】 案内フレーズデータの例を示す図である。
【図7】 案内交差点の道路の退出エリアと方向案内フ
レーズを説明する図である。
【図8】 システム全体の流れを説明するためのフロー
図である。
【図9】 交差点の道路取得についての説明図である。
【図10】 交差点内リンクを持たない交差点の道路取
得説明図である。
【図11】 交差点内リンクを持つ交差点の道路取得説
明図である。
【図12】 交差点内リンクを持たない交差点について
の道路の角度計算方法を説明する図である。
【図13】 交差点内リンクの属性の道路を持つ交差点
から出る道路の角度計算方法の例を示す図である。
【図14】 角度算出の処理フローを示す図である。
【図15】 方向変換の処理フローを示す図である。
【図16】 案内不要道路以外の2つの出る道路があ
り、それらが同じエリアにある場合の例を示す図であ
る。
【図17】 案内不要道路以外に3つの出る道路があ
り、かつそのうちの幾つかが同じエリア内にある場合の
例を示す図である。
【図18】 案内不要道路がなく、僅か右(左)方向と
直進のエリアに分かれて2つの道路がある場合の例を示
す図である。
【図19】 右折(または左折)エリアに3つの道路が
ある場合の例を示す図である。
【図20】 エリア判定のみで、同じ領域に複数あって
もそのエリアのフレーズで案内する場合を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1…入出力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶
装置、4…中央処理装置、11…タッチスイッチ、12
…ディスプレイ、13…プリンタ、16…スピーカ、2
1…GPS受信装置、22…ビーコン受信装置、23…
データ送受信装置、40…CPU、41…フラッシュメ
モリ、42…ROM、43…RAM、44…画像メモ
リ、45…画像プロセッサ、46…音声プロセッサ、4
7…通信インタフェイス、48…センサ入力インタフェ
イス、49…時計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 ピーター クーネン ベルギー ブレン・ラルー アベニュー デ リンダストリー 19−1420アー ドゥブルベ オロプ エス アー内 (56)参考文献 特開 平6−301891(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969 G09B 29/00 - 29/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、 経路を算出するために必要な情報を入力する入力手段
    と、 経路案内のための情報を出力する出力手段と、 案内分岐点から出る道路の方向案内のためのエリア情報
    と、各エリアに対応する方向案内フレーズデータを含む
    経路案内を行うために必要なデータを格納した情報記憶
    手段と、 前記入力手段により入力された情報に基づき経路を算出
    する経路算出手段と、 該経路算出手段により算出された経路の情報を記憶する
    経路情報記憶手段と、 前記経路算出手段により算出された経路と前記現在位置
    検出手段により検出された現在位置とに基づいて、次の
    案内分岐点の案内情報を前記出力手段に出力する案内制
    御手段とを備え、 前記案内制御手段は、前記経路情報記憶手段に記憶され
    た経路上の案内分岐点から出るすべての道路情報を取得
    して各道路がどのエリアに入るか判別し、右折エリアま
    たは左折エリアに2つの道路が存在し、隣接エリアに道
    路が存在しないことを条件に、入る道路に直角な線に対
    する角度の大きさが大きい道路に対して隣接エリアの方
    向案内フレーズを用いて方向案内情報を出力することを
    特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、 経路を算出するために必要な情報を入力する入力手段
    と、 経路案内のための情報を出力する出力手段と、 案内分岐点から出る道路の方向案内のためのエリア情報
    と、各エリアに対応する方向案内フレーズデータを含む
    経路案内を行うために必要なデータを格納した情報記憶
    手段と、 前記入力手段により入力された情報に基づき経路を算出
    する経路算出手段と、 該経路算出手段により算出された経路の情報を記憶する
    経路情報記憶手段と、 前記経路算出手段により算出された経路と前記現在位置
    検出手段により検出された現在位置とに基づいて、次の
    案内分岐点の案内情報を前記出力手段に出力する案内制
    御手段とを備え、 前記案内制御手段は、前記経路情報記憶手段に記憶され
    た経路上の案内分岐点から出るすべての道路情報を取得
    して各道路がどのエリアに入るか判別し、右折または左
    折エリアに3つの道路が存在し、隣接エリアに道路が存
    在しないことを条件に、入る道路の延長線に対して、2
    つの道路が90°より小で他の1つの道路が90°より
    も大、あるいは2つの道路が90°よりも大で他の1つ
    の道路が90°よりも小のとき、3つのうち両側の道路
    に対してそれぞれ隣接エリアの方向案内フレーズを用い
    て方向案内情報を出力することを特徴とする車両用ナビ
    ゲーション装置。
  3. 【請求項3】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、経路を算出するために必要な情報を入力する入
    力手段と、経路案内のための情報を出力する出力手段
    と、案内分岐点から出る道路の方向案内のためのエリア
    情報と各エリアに対応する方向案内フレーズデータを含
    む経路案内を行うために必要なデータが格納される情報
    記憶手段と、を備えた車両用ナビゲーション装置を制御
    するプログラムを内蔵した記憶媒体において、 前記入力手段により入力された情報に基づき経路を探索
    し、 前記探索した経路と前記現在位置検出手段により検出さ
    れた現在位置に基づいて、経路上の次の案内分岐点を求
    め、 前記案内分岐点から出るすべての道路情報を取得して各
    道路がどのエリアに入るか判別し、 右折エリアまたは左
    折エリアに2つの道路が存在し、隣接エリアに道路が存
    在しないことを条件に、入る道路に直角な線に対する角
    度の大きさが大きい道路に対して隣接エリアの方向案内
    フレーズを前記情報記憶手段から読み出し前記出力手段
    へ出力するように車両用ナビゲーション装置を制御する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  4. 【請求項4】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、経路を算出するために必要な情報を入力する入
    力手段と、経路案内のための情報を出力する出力手段
    と、案内分岐点から出る道路の方向案内のためのエリア
    情報と各エリアに対応する方向案内フレーズデータを含
    む経路案内を行うために必要なデータが格納された情報
    記憶手段と、を備えた車両用ナビゲーション装置を制御
    するプログラムを内蔵した記憶媒体において、 前記入力手段により入力された情報に基づき経路を探索
    し、 前記探索した経路と前記現在位置検出手段により検出さ
    れた現在位置に基づいて、経路上の次の案内分岐点を求
    め、 前記案内分岐点から出るすべての道路情報を取得して各
    道路がどのエリアに入るか判別し、 右折または左折エリ
    アに3つの道路が存在し、隣接エリアに道路が存在しな
    いことを条件に、入る道路の延長線に対して、2つの道
    路が90°より小で他の1つの道路が90°よりも大、
    あるいは2つの道路が90°よりも大で他の1つの道路
    が90°よりも小のとき、3つのうち両側の道路に対し
    てそれぞれ隣接エリアの方向案内フレーズを前記情報記
    憶手段から読み出し前記出力手段へ出力するように車両
    用ナビゲーション装置を制御することを特徴とする記憶
    媒体。
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