JP3406556B2 - バンド処理装置及び印刷装置 - Google Patents
バンド処理装置及び印刷装置Info
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Description
信した複数のページ記述言語の印刷データを解釈し、印
刷を行うバンド処理装置及びそれを備えた印刷装置に関
する。
行う場合には、ホストコンピュータから送信されるペー
ジ記述言語(以下、「言語」という)の印刷データを印
刷装置のインタプリタ部で解釈し、1ページ分の画像毎
に中間言語(以下、「ディスプレイリスト(DLデー
タ)」という)を生成する。そして、そのDLデータを
印刷装置のラスタライズ部でビットマップデータ(以
下、「画素データ」という)に変換する。このとき、ラ
スタライズ部は、印刷処理の高速化を図るため、DLデ
ータを1ページ分の画像を分割したバンド毎に画素デー
タ(以下、「バンドデータ」という)に変換する。この
バンドデータは、メモリに割り当てられたバンドメモリ
領域に格納される。プリンタエンジンは、バンドメモリ
領域にバンドデータが格納される毎にそのバンドデータ
を読み出して順次印刷を行う。バンドデータは印刷が終
了すると、バンドメモリ領域から順次削除される。
しないため、通常、インタプリタ部及びラスタライズ部
は、複数の言語に対応するように複数個設けられてい
る。また、印刷装置における構成を複雑にしないため、
バンドメモリ領域は、複数の言語に共用される。
うな印刷装置において、複数の言語のバンドデータがバ
ンドメモリ領域に混在する場合に、紙ジャム等の要因に
より再度印刷を行うことが要求される場合には、バンド
メモリ領域に混在する複数の言語のそれぞれのバンドデ
ータに対応して複雑なリカバリ処理を行わなければなら
ないという問題がある。
ドメモリ領域に混在する場合において、一方の言語の印
刷データの印刷途中に紙ジャムが発生し、再度印刷を行
うことが要求される場合には、印刷し終わってバンドメ
モリ領域から削除された、一方の言語のバンドデータを
再度バンドメモリ領域に格納する必要がある。ここで、
プリンタエンジンは、バンドメモリ領域にバンドデータ
が格納される毎に順次印刷を行うため、再度印刷を行う
場合、バンドメモリ領域にはオペレータから指示された
印刷データに対応するバンドデータを再現しなければな
らない。このため、現在バンドメモリ領域に格納されて
いるバンドデータの削除等、双方の言語のそれぞれのバ
ンドデータに対して、複雑なリカバリ処理を行わなけれ
ばならない。
る方法として、バンドメモリ領域に複数の言語のバンド
データを格納するのを避ける方法が考えられる。特開平
9−198208には、前回と異なる言語の印刷データ
の印刷を行う場合に、前回の言語の印刷データの印刷が
終了した後、その旨をホストコンピュータに通知し、そ
の通知を受けたホストコンピュータから送信される前回
と異なる言語の印刷データを受信して印刷を行う技術が
開示されている。この技術を利用した場合には、複数の
言語のバンドデータを格納するのを避けることができる
ので、複雑なリカバリ処理を回避することができる。
語の印刷データの印刷が終了した後に、ホストコンピュ
ータから前回と異なる言語の印刷データを受信して、そ
の言語の印刷データの印刷を行う。このため、紙ジャム
等が発生した場合に複雑なリカバリ処理を回避すること
ができるが、複数の言語に対する印刷処理に時間を要す
るので、結果として、そのリカバリ処理に要する時間が
かかるという問題が発生する。
ータの印刷を行う場合において、紙ジャム等の要因によ
り再度印刷を行うことが要求される場合に、複雑なリカ
バリ処理を必要とすることなく、かつ、リカバリ処理に
要する時間を短縮することができるバンド処理装置及び
それを備えた印刷装置を提供することを目的とする。
解決するために、ホスト装置から受信した印刷データの
ページ記述言語を解釈し、1ページ分の画像を分割した
バンドデータを生成し、前記バンドデータが格納される
メモリ上のバンドメモリ領域に異なるページ記述言語の
バンドデータが格納されているか判断し、異なるページ
記述言語のバンドデータが格納されているならば、前記
バンドメモリ領域にバンドデータを格納しないようにし
ている。
ージ記述言語のバンドデータがある場合には、バンドメ
モリ領域に新たなバンドデータが格納されるのが防止さ
れる。したがって、バンドメモリ領域に複数のバンドデ
ータが格納されるのが防止される。このため、紙ジャム
等の要因によりホスト装置から指示された印刷データを
再度印刷することが要求される場合に、複雑なリカバリ
処理が不要になる。
ンド処理装置は、複数のページ記述言語の印刷データを
受信する受信部と、前記受信部で受信した印刷データの
ページ記述言語を解釈して中間言語データを生成し、こ
の中間言語データから、1ページ分の画像を分割したバ
ンドデータを生成してメモリ上のバンドメモリ領域に格
納するバンドデータ生成部と、前記バンドメモリ領域に
前記受信部で受信した印刷データのページ記述言語と異
なるページ記述言語のバンドデータがある場合、前記バ
ンドデータ生成部に、当該異なるページ記述言語のバン
ドデータが前記バンドメモリ領域からなくなるまで当該
印刷データのバンドデータの前記バンドメモリ領域への
格納を待機させる制御部と、を具備し、前記制御部は、
前記バンドメモリ領域にあるバンドデータのページ記述
言語の種類に関わらず、前記受信部で受信した印刷デー
タのページ記述言語を解釈して中間言語データを生成す
る処理を実行することを特徴とするものである。
なるページ記述言語のバンドデータがある場合には、バ
ンドメモリ領域に新たなバンドデータが格納されるのが
防止される。したがって、バンドメモリ領域に複数のバ
ンドデータが格納されるのが防止される。このため、紙
ジャム等の要因によりホスト装置から指示された印刷デ
ータを再度印刷することが要求される場合に、複雑なリ
カバリ処理が不要になる。
リ領域に格納されたバンドデータのページ記述言語の種
類に関わらず、中間言語データを生成する。このため、
紙ジャム等の要因によりホスト装置から指示された印刷
データを再度印刷することが要求される場合には、この
中間言語データをバンドデータに変換するだけですむの
で、リカバリに要する時間を短縮することができる。
1の態様のバンド処理装置と、前記バンドメモリ領域か
ら前記バンドデータを読み出して記録媒体に記録する記
録部と、を具備し、前記制御部は、前記バンドメモリ領
域に前記受信部で受信した印刷データと異なるページ記
述言語のバンドデータがある場合、当該異なるページ記
述言語のバンドデータの記録が終了してから、前記印刷
データの中間言語データをバンドデータに変換する処理
を許可する構成を採る。
なるページ記述言語のバンドデータがある場合、その異
なるページ記述言語のバンドデータの記録が終了してか
らバンドデータ変換部の処理が許可される。これによ
り、異なるページ記述言語のバンドデータの記録が終了
するまでは、バンドメモリ領域に新たなバンドデータが
格納されるのが防止される。したがって、バンドメモリ
領域に複数のバンドデータが格納されるのが防止され
る。このため、紙ジャム等の要因によりホスト装置から
指示された印刷データを再度印刷することが要求される
場合に、複雑なリカバリ処理が不要になる。また、異な
るページ記述言語のバンドデータの記録が終了すると、
自動的にバンドメモリ領域に新たなバンドデータが格納
されるので、印刷処理の高速化を図ることができる。
2の態様において、前記記録媒体の最終ページの排出を
検知する検知部を具備し、前記制御部は、前記バンドメ
モリ領域に前記受信部で受信した印刷データと異なるペ
ージ記述言語のバンドデータがある場合、前記検知部が
前記記録媒体の最終ページの排出を検知した場合に前記
印刷データの中間言語データをバンドデータに変換する
処理を許可する構成を採る。
終ページの排出を検知した場合にバンドデータ変換部の
処理が許可される。これにより、記録媒体の最終ページ
が排出されるまでは、バンドメモリ領域に新たなバンド
データが格納されるのが防止される。したがって、バン
ドメモリ領域に複数のバンドデータが格納されるのが防
止される。このため、紙ジャム等の要因によりホスト装
置から指示された印刷データを再度印刷することが要求
される場合に、複雑なリカバリ処理が不要になる。ま
た、記録媒体の最終ページが排紙されると、自動的にバ
ンドメモリに新たなバンドデータが格納されるので、印
刷処理の高速化を図ることができる。
3の態様において、前記制御部は、前記検知部が前記記
録媒体の最終ページの排出を検知するまで前記記録媒体
の最終ページに対応する中間言語データを保持する構成
を採る。
に対応する中間言語データは、記録媒体の最終ページが
排出されるまで中間言語メモリ領域に保持される。この
ため、紙ジャム等の要因によりホスト装置から指示され
た印刷データを再度印刷することが要求される場合に、
記録媒体の最終ページに対応する中間言語データが削除
されてしまうことで、簡単にリカバリ処理を行うことが
できないという事態が発生するのを防止することができ
る。
1の態様のバンド処理装置と、前記バンドメモリ領域か
ら前記バンドデータを読み出して記録媒体に記録する記
録部と、を具備する構成を採る。
信部で受信した印刷データと異なるページ記述言語のバ
ンドデータがある場合、バンドメモリ領域に新たなバン
ドデータが格納されるのが防止される。したがって、バ
ンドメモリ領域に複数のバンドデータが格納されるのが
防止される。このため、紙ジャム等の要因によりホスト
装置から指示された印刷データを再度印刷することが要
求される場合に、複雑なリカバリ処理が不要になる。
面を参照して詳細に説明する。
ド処理装置を備えた印刷装置としてのレーザビームプリ
ンタが動作するネットワークを示す概略図である。
なる伝送路を介して複数のホスト装置に接続されてい
る。すなわち、レーザビームプリンタ1は、パラレルケ
ーブル2を介してパーソナルコンピュータ(以下、「P
C」という)3に接続されている。また、IEEE13
94等のシリアルケーブル4を介してスキャナ(分離型
コピア)5に接続されている。また、LAN、インタネ
ット等のコンピュータネットワーク6を介してPC7,
8が接続されている。また、IrDAに準拠した赤外線
通信路(以下、「IrDA」という)9などの無線通信
路を介してモバイルPC10が接続されている。さら
に、アナログ・デジタル公衆電話回線網(PSTN/I
SDN)11を介してFAX12が接続されている。
プリンタの内部構造図である。レーザビームプリンタ1
には、給紙カセット101が底部に設置されている。給
紙カセット101内の記録紙束102から最上面の記録
紙がピックアップローラ103によって取り出される。
給紙カセット101から取り出された記録紙は、レジス
トローラ104へ渡される。レジストローラ104の先
には、転写ユニット105が設置されている。
られる転写フィルム106と廃トナーのクリーニング装
置107とを有し、それらがカバー108で覆われてい
る。転写フィルム106が記録紙に接触する部分に転写
フィルム搬送ローラ109が配置されている。この転写
フィルム搬送ローラ109に転写ローラ110が対向し
て設置されている。
側には、廃トナーボックス111が格納されている。廃
トナーボックス111は、クリーニング装置107と図
示しないパイプを介して接続されている。クリーニング
装置107が転写フィルム106から除去した廃トナー
がこのパイプを通って廃トナーボックス111に収納さ
れるようになっている。
05に隣接して設置されている。プロセスユニット11
3は、4色のプロセスカートリッジ114を備える。レ
ーザ駆動装置、ポリゴンミラー等で構成されるLSU1
15によって、カートリッジ毎に設けられた感光体11
6に静電潜像が形成される。感光体116に形成された
静電潜像は、転写フィルム106の同一位置に重ねられ
て画像が形成される。転写フィルム106に形成された
画像は、転写フィルム搬送ローラ109と転写ローラ1
10との間を通過する際、記録紙に転写される。
着ユニット117が設けられている。定着ユニット11
7は、定着ローラ118及び加圧ローラ119と、定着
ローラ118に残留したトナーの剥離性を高めるオイル
を塗布するクリーニングローラ120とを備えている。
定着ユニット117の出口に排出ローラ121が設けら
れている。排出ローラ121の近傍に排出センサ122
が設けられている。排出センサ122は、記録紙の排出
が完了したか検知する。
プリンタのプリンタコントローラを示すブロック図であ
る。
OM201は、フォントデータ、制御プログラムコード
及び初期設定パラメータなどを記憶する。RAM202
は、送受信データを格納する送受信バッファ領域、言語
データを解釈して得られるDLデータを格納するDL格
納メモリ領域、DLデータをバンド毎にラスタライズし
て得られるバンドデータを格納するバンドメモリ領域、
環境変数データベース(DB)などを有する。
ANインタフェース203、パラレルインタフェース2
04、IEEE1394インタフェース205およびI
rDAインタフェース206の各種外部I/Oインタフ
ェースを備えている。さらに、プリンタコントローラ2
00は、FAXユニット207のようなオプションボー
ドを内部接続するためのオプションインタフェース20
8を備えている。
2に示す給紙機構、搬送機構、感光・現像機構、排紙機
構などのプリンタエンジン209を接続するためのプリ
ンタエンジンインタフェース210を備えている。ま
た、プリンタコントローラ200には、ディスプレイ、
ボタン、キーを備えた操作パネル211が接続されてい
る。
12を介して接続され、プリンタコントローラ200
は、これらの各構成要素を制御するCPU220を備え
ている。
プリンタの主要なソフトウエア構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態に係るレーザビームプリンタは、2
つの言語を解釈し、印刷することができるものとする。
置との間で双方向通信を行う。すなわち、ホスト装置か
らレーザビームプリンタ1へは、印刷データとしてホス
ト装置のプリンタドライバが生成した言語データおよび
ジョブ制御/ステータス管理言語データが送信され、レ
ーザビームプリンタ1の設定値(システムパラメータ)
の更新要求、現在設定値の問い合わせ要求、レーザビー
ムプリンタ1のステータスなどとしてジョブ制御/ステ
ータス管理言語データが送信される。これらのデータを
フォワードデータと呼ぶ。
装置へは、レーザビームプリンタ1のステータス(ジャ
ム発生、トナー残量状況等)や、現在設定値や装置プロ
ファイル(モデル名、カセット段数、オプション設備
等)などの問い合わせ応答としてのジョブ制御/ステー
タス管理言語データが送信される。これらのデータをリ
バースデータと呼ぶ。ステータスには、印刷異常を示す
エラー情報、印刷が正常に完了したことを示すコンプリ
ート情報、現在印刷が進行中であることやレーザビーム
プリンタ1が待機であることを示すカレントステータス
情報などが含まれる。
スクという)301は、フォワードデータの受信及びリ
バースデータ送信を制御する。
ース203〜206のそれぞれについて用意された各種
インタフェースドライバを管理する複数の下位タスクを
含んでいる。下位タスクは、例えば、ネットワーク・タ
スク、パラレル・タスク、IEEE1394・タスク及
びIrDA・タスクなどである。
(以下、「JS・タスク」という)302は、フォワー
ド方向としては、受信したジョブ制御/ステータス管理
言語データを解釈する一方で、言語データを抽出し、そ
の言語が何かを判定し、言語データを該当する言語・タ
スク303に渡す。JS・タスク302は、印刷データ
の中で言語データの上に付加された、ジョブ情報(言
語、ジョブ名称、印刷部数など)を取得し、取得したジ
ョブ情報を環境変数として、後述するメイン・タスク3
04の環境変数データベース306に保存する。なお、
ジョブ制御/ステータス管理言語は、例えば、ヒューレ
ッドパッカード社のPrinter Job Langu
age(PJL)や、国際標準のSimple Net
workManagement Protocol(S
NMP)が該当する。
ータベース306から読み出した環境変数および後述の
プリンタ・タスク305からのステータスをジョブ制御
/ステータス管理言語データとしてI/F・タスク30
1へ渡す。
302から渡された言語データをページ毎に解釈、ラス
タライズをする。言語1・タスク303Aは、2つのブ
ロックから構成され、前者の言語データを翻訳してバン
ドごとのDLデータの生成を行うインタプリタ・タスク
401Aと、後者のバンドごとにDLデータをバンドデ
ータに変換するラスタライズ・タスク402Aとで構成
されている。インタプリタ・タスク401Aは、メモリ
管理部307を介して、生成されたDLデータをRAM
202のDL格納メモリ領域に一時的に格納する。ラス
タライズ・タスク402Aは、DL格納メモリ領域から
DLデータを読み出して変換したバンドデータをメモリ
管理部307を介して、RAM202のバンドメモリ領
域に格納する。言語2・タスク303Bも言語1・タス
ク303Aと同様の機能を有するインタプリタ・タスク
401B及びラスタライズ・タスク402Bを備えてい
る。
リンタ1全体の動作を決定すると共に、環境変数/装置
設定の管理、オンライン/オフラインの指示、プリント
出力制御等を行う。
データベース306を備え、この環境変数データベース
306は、JS・タスク302が取得した環境変数やパ
ネル入力された環境変数を管理する。
303A、303Bのラスタライズ・タスク402A、
Bが変換したバンドデータをバンドメモリ領域から読み
出し、プリンタエンジン209を制御して印刷を行う。
また、プリンタ・タスク305は、JS・タスク302
からのステータス要求に応答して、又は、ステータスに
変化があったときに随時、現在のプリンタエンジン20
9各部のステータスを取得し、JS・タスク302へ応
答する。
01、JS・タスク302、言語タスク303A、30
3B及びメイン・タスク304からの制御命令に従っ
て、RAM202内に送受信バッファ領域、DL格納メ
モリ領域、バンドメモリ領域、フォントキャッシュ用の
領域などの各種領域を確保する。
するレーザビームプリンタ1がホスト装置から指示され
た印刷ジョブを処理するフローについて、図5を用いて
説明する。図5は、言語1・タスク303A、メイン・
タスク304及びプリンタ・タスク305の間における
信号又はデータのやりとりを示すシーケンス図である。
ここでは、レーザビームプリンタ1に現在処理中の印刷
ジョブがないものとし、1ページから成る言語1データ
の印刷ジョブの印刷のみがホスト装置から指示されたも
のとする。
が指示されると、その印刷ジョブの内容を含むジョブ制
御/ステータス管理言語データがホスト装置からIF・
タスク301を介してJS・タスク302に渡される。
JS・タスク302はこのジョブ制御/ステータス管理
言語データを解析し、ジョブ情報をメイン・タスク30
4に渡して、環境変数データベース306に保存させる
と共に、言語1データ及びジョブ情報を言語1・タスク
303Aに渡す。言語1データが渡されると、図5に示
すように、言語1・タスク303Aは、新しいジョブの
開始をメイン・タスク304に通知する(ST50
1)。このとき、言語1・タスク303Aは、インタプ
リタ・タスク401Aで言語1データを解釈し、DLデ
ータの生成を開始する。生成されたDLデータは、RA
M202内のDL格納メモリ領域に格納される。
ると、メイン・タスク304は、現在印刷処理中の印刷
データがないため、直ちにラスタライズ許可通知を言語
1・タスク303Aに対して送信する(ST502)。
言語1・タスク303Aは、ラスタライズ・タスク40
2AでDLデータのバンドデータへの変換が可能にな
る。受信した時点でまだインタプリト中であれば、残り
をインタプリト後にすぐにラスタライズを開始する。あ
るいは受信した時点でインタプリトが既に終わっていれ
ば、ラスタライズを開始する。言語1・タスク303A
は、変換したバンドデータをRAM202内のバンドメ
モリ領域に格納する。そして、言語1・タスク303A
は、バンドデータ1のバンドメモリ領域への格納が完了
した旨の通知(以下、「バンドデータ1完了通知」とい
う)をメイン・タスク304に対して送信する(ST5
03)。
と、メイン・タスク304は、プリンタ・タスク305
に対して、バンドデータ1の印刷を指示する(ST50
4)。この図では、メイン・タスク304やプリンタ・
タスク305は、第一バンドを受信すると、直ぐに第一
バンドを印刷しているが、実際にはエンジンのスピード
とラスタライザの速度に合わせ、一定数のバンドがメイ
ン・タスク304またはプリンタ・タスク305に渡っ
たところで印刷を始める場合も有る。プリンタ・タスク
305は、プリンタエンジン209でこのバンドデータ
1の印刷を開始する。
ータをバンドデータ2、バンドデータ3…最後のバンド
データnまで変換し、メイン・タスク304に対して順
次バンドデーダ完了通知を送信する。これらのバンドデ
ーダ完了通知を受信すると、メイン・タスク304は、
プリンタ・タスク305に対して、これらのバンドデー
タの印刷を指示する。プリンタ・タスク305は、これ
らのバンドデータを順次プリンタエンジン209で印刷
する。これにより、ホスト装置から指示された印刷ジョ
ブの言語1データがすべて印刷される。
された記録紙の排紙が完了する毎にプリンタ・タスク3
05は、メイン・タスク304に対して排紙完了通知を
送信する。メイン・タスク304は、言語1・タスク3
03Aに対して、これらの排紙完了通知を転送する。
印刷された記録紙の排紙が完了し、プリンタ・タスク3
05からメイン・タスク304に対して排紙完了通知が
送信され(ST505)、メイン・タスク304から転
送された排紙完了通知を言語1・タスク303Aが受信
すると(ST506)、言語1・タスク303Aは、メ
イン・タスク304に対してエンドジョブ通知を送信す
る(ST507)。このとき、言語1・タスク303A
は、RAM202内のDL格納メモリ領域に格納されて
いる1ページ分のDLデータを削除する。
DLデータを削除することにより、本レーザビームプリ
ンタ1は、ホスト装置から指示された印刷ジョブが紙ジ
ャム等の要因によって再度印刷することが要求される場
合に、DLデータに対するラスタライズ処理を行うだけ
で再度印刷することができるようにしている。
言語1・タスク303A及びメイン・タスク304の具
体的な動作について図6及び図7を用いて説明する。図
6は、言語・タスク303の動作を示すフロー図であ
り、図7は、メイン・タスク304の動作を示すフロー
図である。ここで、図6に示す言語・タスク303は、
言語1・タスク303Aに対応するものとする。
置から言語1データの印刷ジョブが指示されると、上述
のように、JS・タスク302がジョブ制御/ステータ
ス管理言語データを解析し、言語1データが言語1・タ
スク303Aに渡される。言語1・タスク303Aは、
新しいジョブ情報を検出するか常に監視し、言語1デー
タがJS・タスク302から渡されると、新しいジョブ
情報を検出する(ST601)。
タスク303Aは、メイン・タスク304に対して新し
いジョブの開始を通知する(ST602)。一方、イン
タプリタ・タスク401Aが言語1データに対してイン
タプリタ処理を行い、DLデータの生成を開始する(S
T603)。言語1・タスク303Aは、メモリ管理部
307を介して、生成したDLデータをRAM202内
のDL格納メモリ領域に格納する。
・タスク304からラスタライズ許可通知を受信したか
判断する(ST604)。ここで、本レーザビームプリ
ンタ1は、現在印刷処理をしていないため、メイン・タ
スク304は、ST602で新しいジョブの開始する旨
の通知を受け取ると、直ちにラスタライズ許可通知を送
信してくるので、言語1・タスク303Aは、このラス
タライズ許可通知を検出する。
1・タスク303Aは、その旨をラスタライズ・タスク
402Aに通知する。この通知を受けて、ラスタライズ
・タスク402Aは、DL格納メモリ領域に格納された
DLデータを読み出し、ラスタライズ処理を行い、DL
データをバンドデータに変換する(ST605)。ラス
タライズ・タスク402Aは、メモリ管理部307を介
して、変換したバンドデータを順次RAM202内のバ
ンドメモリ領域に格納する。言語1・タスク303A
は、バンドデータをバンドメモリ領域に格納すると、メ
イン・タスク304に対して順次バンドデータ完了通知
を送信する(ST606)。
・タスク304から排紙完了通知を受信したか判断し
(ST607)、受信した場合は、1ページ分のDLを
削除する(ST608)。ここで、排紙完了通知は、印
刷された記録紙が排紙される毎に、プリンタ・タスク3
05から、メイン・タスク304を介して送信されるも
のである。なお、プリンタ・タスク305は、排出セン
サ122の出力信号に基づいてこの排紙完了通知を送信
する。言語1・タスク303Aは、この排紙完了通知を
受信するまでこの処理を繰り返す。
排紙完了通知が印刷ジョブの最終ページ(この例では、
第nページ)に対応する排紙完了通知であるか判断する
(ST609)。なお、言語1・タスク303Aでは、
インタプリトする際に1つのジョブが何ページから成る
かを順次カウントアップしている。このため、最終ペー
ジに対応する排紙完了通知であるかが判断できる。
と判断したならば、言語1・タスク303Aは、メイン
・タスク304に対してエンドジョブ通知を送信する
(ST610)。また、このとき、ホスト装置から指示
された印刷ジョブの印刷がトラブルなく実行されたと認
識し、メイン・タスク304では、JS・タスク302
が生成したジョブ情報を削除する。
ホスト装置から言語1データの印刷ジョブが指示される
と、上述のように、JS・タスク302がジョブ制御/
ステータス管理言語データを解析し、ジョブ情報が環境
変数データベース306に保存される。そして、メイン
・タスク304は、新しいジョブを開始する旨の通知を
言語1・タスク303Aから受信したか判断する(ST
701)。ここで、新しいジョブを開始する旨の通知が
言語1・タスク303Aから送信されてくるので、メイ
ン・タスク304は、この通知を受信する。
04は、現在処理中の印刷ジョブがあるか判断する(S
T702)。具体的には、メイン・タスク304は、新
しいジョブを開始する旨の通知を受信してからエンドジ
ョブ通知を受信していないジョブ情報の有無を判断する
ことにより、現在処理中の印刷ジョブがあるか判断す
る。ここでは、現在処理中の印刷ジョブがないため、メ
イン・タスク304は、直ちにラスタライズ許可通知を
言語1・タスク303Aに対して送信する(ST70
3)。
1・タスク303Aがラスタライズ処理を開始し、バン
ドデータ完了通知が送信されてくるので、メイン・タス
ク304は、このバンドデータ完了通知を順次受信する
(ST704)。バンドデータ完了通知を受信すると、
メイン・タスク304は、プリンタ・タスク305にそ
れぞれのバンドデータに対する印刷を順次指示する(S
T705)。
ドデータを印刷指示すると、プリンタ・タスク305か
ら排紙完了通知を受信したか判断する(ST706)。
なお、メイン・タスク304は、この排紙完了通知の受
信が確認されるまでこの処理を繰り返し行う。
タスク304は、言語1・タスク303Aに対して、こ
の排紙完了通知を転送する(ST707)。この後、メ
イン・タスク304は、言語1・タスク303Aからエ
ンドジョブ通知を受信していないか判断する(ST70
8)。最終ページに対応する排紙完了通知が言語1・タ
スク303Aに転送されると、言語1・タスク303A
からエンドジョブ通知が送信されるので、メイン・タス
ク304は、このエンドジョブ通知を検出し、ジョブ情
報を削除する(ST709)。このようにして、メイン
・タスク304の一連の動作が終了する。
ジョブがホスト装置から指示された場合に本レーザビー
ムプリンタ1がその印刷ジョブを処理するフローについ
て、図8を用いて説明する。図8では、図5で説明した
言語1データの印刷ジョブを処理している最中に言語2
データを印刷ジョブが指示された場合について示してい
る。なお、図8において、図5において説明した箇所に
ついては説明を簡略化し、追加して説明する箇所(言語
2データに対する処理)は、点線で示している。
最中にホスト装置から言語2データの印刷ジョブが指示
されると、その印刷ジョブの内容を含むジョブ制御/ス
テータス管理言語データがホスト装置からI/F・タス
ク301を介して、JS・タスク302に渡される。J
S・タスク302がこのジョブ制御/ステータス管理言
語データを解析することにより、言語2データが言語2
・タスク303Bに渡される。言語2データが渡される
と、図8に示すように、言語2・タスク303Bは、新
しいジョブの開始をメイン・タスク304に通知する
(ST801)。このとき、言語2・タスク303B
は、インタプリタ・タスク401Bで言語2データを解
釈し、DLデータの生成を開始する。
ると、メイン・タスク304は、現在印刷処理中の言語
1データがあるため、言語1データの印刷処理が終了し
てからラスタライズ許可通知を言語2・タスク303B
に対して送信する(ST802)。具体的には、メイン
・タスク304は、言語1・タスク303Aからエンド
ジョブ通知を受信してから(ST507)、ラスタライ
ズ許可通知を言語2・タスク303Bに対して送信す
る。
は、現在印刷処理中の印刷ジョブがある場合であって、
次に指示された印刷ジョブで指示された言語が異なる言
語である場合には、DLデータの生成までを行って現在
の印刷ジョブに対する印刷処理が終了してから、ラスタ
ライズ許可通知を送信する。これにより、バンドメモリ
領域に複数の言語のバンドデータが格納されることを防
止することができる。図9(a)は、この場合のバンド
メモリ領域の状態を示している。言語1の最後のバンド
データnに続いて言語2のバンドデータは格納されな
い。これにより、紙ジャム等の要因により再度印刷を行
うことが要求される場合に、複雑なリカバリ処理をしな
いようにすることができる。また、その異なる言語デー
タの印刷ジョブについてもDLデータの生成工程までは
終了しているので、リカバリ処理を行う場合には、ラス
タライズ処理を行うだけですむ。したがって、リカバリ
処理に要する時間を短縮することができる。
言語2・タスク303Bは、ラスタライズ・タスク40
2BでDLデータのバンドデータへの変換を開始する。
図9(b)は、この場合のバンドメモリ領域の状態を示
している。変換された言語2のバンドデータ1が、RA
M202内のバンドメモリ領域の最初のアドレスに格納
される。この言語2のバンドデータ1をバンドメモリ領
域に格納する際には、言語1の印刷ジョブに対する印刷
処理が終了しているので、言語1のバンドデータは存在
しない。図9(c)は、このときのバンドメモリ領域の
状態を示している。ちょうど、現在の印刷ジョブの最終
ページの記録紙が排出されるときにこの状態になる。
イズ許可通知を受信すると、メイン・タスク304に対
してバンド変換完了後、バンドデータ完了通知を送信す
る(ST803)。メイン・タスク304は、このバン
ドデータ完了通知を受信すると、プリンタ・タスク30
5に対して、これらのバンドデータの印刷を指示する
(ST804)。プリンタ・タスク305は、プリンタ
エンジン209でこのバンドデータ1の印刷を開始す
る。
ータをバンドデータ2、バンドデータ3のように最後の
バンドデータnまで変換し、メイン・タスク304に対
して順次送信する。メイン・タスク304は、プリンタ
・タスク305に対して、これらのバンドデータの印刷
を指示する。プリンタ・タスク305は、これらのバン
ドデータを順次プリンタエンジン209で印刷する。こ
れにより、ホスト装置から指示された印刷ジョブの言語
2データがすべて印刷される。
された記録紙の排紙が完了する毎にプリンタ・タスク3
05は、メイン・タスク304に対して排紙完了通知を
送信する。メイン・タスク304は、言語1・タスク3
03Aに対して、これらの排紙完了通知を転送する。
印刷された記録紙の排紙が完了し、プリンタ・タスク3
05からメイン・タスク304に対して排紙完了通知が
送信され(ST805)、メイン・タスク304から転
送された排紙完了通知を言語1・タスク303Aが受信
すると(ST806)、言語1・タスク303Aは、R
AM202内のDL格納メモリ領域に格納されている該
当ページのDLデータを削除した後、メイン・タスク3
04に対してエンドジョブ通知を送信する(ST80
7)。
言語・タスク303及びメイン・タスク304の具体的
な動作について図6及び図7を用いて説明する。ここ
で、図6に示す言語・タスク303は、言語2・タスク
303Bに対応するものとする。なお、上述した図6に
おける説明と同一の処理については、説明を省略する。
最中にホスト装置から言語2データの印刷ジョブが指示
された場合であっても、言語2データが言語2・タスク
303Bに渡されると、言語2・タスク303Bは、言
語1の印刷ジョブのみ指示された場合と同様に、ST6
01〜ST604までの処理を行う。ST604におい
て、本レーザビームプリンタ1は、現在印刷処理をして
いるため、メイン・タスク304は、現在の印刷処理が
終了するまでラスタライズ許可通知を送信してこない。
したがって、言語2・タスク303Bは、このラスタラ
イズ許可通知が送信されるまで、メイン・タスク304
からラスタライズ許可通知を検出したかどうかの判断を
繰り返す(ST604)。
る印刷処理が終了し、ラスタライズ許可通知を検出する
と(ST604)、言語2・タスク303Bは、言語1
データの印刷ジョブのみが指示された場合と同様に、S
T605〜ST610までの処理を行い、言語2データ
の印刷ジョブの処理を終了する。
印刷処理中であり、言語2・タスク303Bがラスタラ
イズ許可通知を受信するまで、ST604の判断を繰り
返す場合のメイン・タスク304の処理について説明す
る。
印刷ジョブのみが指示された場合と同様に、ST701
〜ST702の処理を行う。このとき、言語1データの
印刷ジョブが現在処理中である。このため、メイン・タ
スク304は、ジョブ情報に含まれる言語を確認し、現
在処理中の印刷ジョブの言語と同一であるか判断する
(ST709)。ここで、現在処理中の印刷ジョブの言
語が言語1であり、ジョブ情報に含まれる言語が言語2
であるので、現在処理中の印刷ジョブの言語とジョブ情
報に含まれる言語とは同一でない。このため、メイン・
タスク304は、処理をST702に戻し、現在処理中
の印刷ジョブがあるかどうかの判断を繰り返す。そし
て、ST702において、現在処理中のジョブがないと
判断された場合、言い換えると、言語1・タスク303
Aから送信されたエンドジョブ通知を受信した場合、メ
イン・タスク304は、言語2・タスク303Bにラス
タライズ許可通知を送信する(ST703)。
データの印刷ジョブのみが指示された場合と同様に、S
T704〜ST710の処理を行い、言語2データの印
刷ジョブの処理を終了する。
イズ許可通知を送信するタイミングについて、図10を
用いて説明する。図10は、メイン・タスク304がラ
スタライズ許可通知を送信するタイミングの一覧を示し
たものである。
るジョブがない場合(A及びBの場合)には、次のジョ
ブ情報に含まれる言語に関わらず、メイン・タスク30
4は、対応する言語・タスク303にラスタライズ許可
通知を直ちに送信する。したがって、現在処理している
印刷ジョブがない場合には、ラスタライズ・タスク40
2は、直ちにラスタライズ処理をすることができる。
と次の印刷ジョブの言語が同一である場合(C及びDの
場合)には、同一言語であることを判断して、メイン・
タスク304は、対応する言語・タスク303にラスタ
ライズ許可通知を直ちに送信する。したがって、同一言
語のジョブの印刷を指示された場合には、ラスタライズ
・タスク402は、直ちにラスタライズ処理をすること
ができる。
ブの言語と次の印刷ジョブの言語が同一でない場合(E
及びFの場合)には、現在のジョブに対応する言語・タ
スク303から送信されるエンドジョブ通知を検出し、
メイン・タスク304は、対応する言語・タスク303
にラスタライズ許可通知を直ちに送信する。したがっ
て、異なる言語のジョブの印刷を指示された場合には、
言語・タスク303は、現在処理しているジョブの印刷
が終了した後にラスタライズ処理をする。これにより、
バンドメモリ領域に異なる言語のバンドデータが格納さ
れるのが防止される。
プリンタ1によれば、現在処理中の印刷ジョブがある場
合に異なる言語データの印刷ジョブを指示された場合、
異なる言語データのバンドデータは、現在処理中の言語
に対する印刷が完了してから、バンドメモリ領域に格納
される。これにより、バンドメモリ領域に異なる言語の
バンドデータが格納されるのが防止されるので、紙ジャ
ム等の要因により再度印刷を行うことが要求される場合
に、複雑なリカバリ処理をしないようにすることができ
る。また、その異なる言語の印刷ジョブについてもDL
データの生成工程までは終了しているので、リカバリ処
理を行う場合には、ラスタライズ処理を行うだけです
む。したがって、リカバリに要する時間を短縮すること
ができる。
及び次のジョブというような2つのジョブを処理する場
合について説明している。しかし、このような2つのジ
ョブに限定されるものでなく、3つ以上のジョブを処理
する場合についても適用することできる。すなわち、ホ
スト装置から3つ以上の印刷ジョブが指示された場合で
あっても、バンドメモリ領域には、異なる言語データの
バンドデータが格納されるのが防止される。したがっ
て、紙ジャム等の要因により再度印刷を行うことが要求
される場合に、複雑なリカバリ処理をしないようにする
ことができる。また、3つ以上の印刷ジョブが指示され
た場合であっても、DLデータメモリ領域が許容する範
囲において、同一の言語データは勿論、異なる言語デー
タの印刷ジョブについてもDLデータの生成工程までは
終了しているので、リカバリ処理を行う場合には、ラス
タライズ処理を行うだけですむ。したがって、リカバリ
に要する時間を短縮することができる。
ト装置から指示された印刷ジョブの言語が現在処理中の
印刷ジョブの言語と異なる場合には、ホスト装置から指
示された印刷ジョブの言語データのインタプリタ処理だ
け行い、ラスタライズ処理を待機させることにより、バ
ンドメモリ領域に複数の言語のバンドデータが格納され
るのを防止している。しかし、これに限定されるもので
はなく、バンドメモリ領域に複数の言語のバンドデータ
が格納されるのを防止するために他の方法を用いても良
い。
ョブの言語が現在処理中の印刷ジョブの言語と異なる場
合には、ホスト装置から指示された印刷ジョブの言語デ
ータをRAM202上の送受信バッファ領域に格納して
おき、ホスト装置から指示された印刷ジョブの言語デー
タのインタプリタ処理も含めて待機するようにしても良
い。このように変更した場合においても、バンドメモリ
領域に複数の言語のバンドデータが格納されるのが防止
される。したがって、紙ジャム等の要因により再度印刷
を行うことが要求される場合に、複雑なリカバリ処理を
しないようにすることができる。
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることができる。例えば、フ
ァクシミリ装置、コピー機、複合機等に、本発明を適用
することができる。
に、上記実施の形態に記載した技術に従ってプログラム
された一般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイ
クロプロセッサを使って実施することができる。また、
当業者に明らかなように、本発明は、上記実施の形態に
記載した技術に基いて当業者により作成されるソフトウ
エアを包含する。
プログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体で
あるコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含ま
れる。この記憶媒体は、フロッピーディスク、光ディス
ク、CDROMおよび磁気ディスク等のディスク、RO
M、RAM、EPROM、EEPROM、磁気又は光カ
ード等であるが、特にこれらに限定されるものではな
い。
複数の言語のバンドデータがバンドメモリ領域に格納さ
れるのが防止されるので、複数の言語の印刷ジョブを処
理する場合において、紙ジャム等の要因により再度印刷
を行うことが要求される場合に、複雑なリカバリ処理を
必要とすることなく、かつ、リカバリ処理に要する時間
を短縮することができる。
備えた印刷装置としてのレーザビームプリンタが動作す
るネットワークを示す概略図
内部構造図
プリンタコントローラを示すブロック図
主要なソフトウエア構成を示すブロック図
言語・タスク、メイン・タスク及びプリンタ・タスクの
間におけるシーケンス図
言語・タスクの動作を示すフロー図
メイン・タスクの動作を示すフロー図
言語・タスク、メイン・タスク及びプリンタ・タスクの
間におけるシーケンス図
おいて、異なる言語の印刷ジョブがホスト装置から指示
された場合のバンドメモリ領域の概念図
のメイン・タスクがラスタライズ許可通知を送信するタ
イミングの一覧を示した図
S・タスク) 303A 言語1・タスク 303B 言語2・タスク 304 メイン・タスク 305 プリンタ・タスク 307 メモリ管理部 401A、401B インタプリタ・タスク 402A、402B ラスタライズ・タスク
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のページ記述言語の印刷データを受
信する受信部と、前記受信部で受信した印刷データのペ
ージ記述言語を解釈して中間言語データを生成し、この
中間言語データから、1ページ分の画像を分割したバン
ドデータを生成してメモリ上のバンドメモリ領域に格納
するバンドデータ生成部と、前記バンドメモリ領域に前
記受信部で受信した印刷データのページ記述言語と異な
るページ記述言語のバンドデータがある場合、前記バン
ドデータ生成部に、当該異なるページ記述言語のバンド
データが前記バンドメモリ領域からなくなるまで当該印
刷データのバンドデータの前記バンドメモリ領域への格
納を待機させる制御部と、を具備し、前記制御部は、前
記バンドメモリ領域にあるバンドデータのページ記述言
語の種類に関わらず、前記受信部で受信した印刷データ
のページ記述言語を解釈して中間言語データを生成する
処理を実行することを特徴とするバンド処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のバンド処理装置と、前
記バンドメモリ領域から前記バンドデータを読み出して
記録媒体に記録する記録部と、を具備し、前記制御部
は、前記バンドメモリ領域に前記受信部で受信した印刷
データと異なるページ記述言語のバンドデータがある場
合、当該異なるページ記述言語のバンドデータの記録が
終了してから、前記印刷データの中間言語データをバン
ドデータに変換する処理を許可することを特徴とする印
刷装置。 - 【請求項3】 前記記録媒体の最終ページの排出を検知
する検知部を具備し、前記制御部は、前記バンドメモリ
領域に前記受信部で受信した印刷データと異なるページ
記述言語のバンドデータがある場合、前記検知部が前記
記録媒体の最終ページの排出を検知した場合に前記印刷
データの中間言語データをバンドデータに変換する処理
を許可することを特徴とする請求項2記載の印刷装置。 - 【請求項4】 前記制御部は、前記検知部が前記記録媒
体の最終ページの排出を検知するまで前記記録媒体の最
終ページに対応する中間言語データを保持することを特
徴とする請求項3記載の印刷装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載のバンド処理装置と、前
記バンドメモリ領域から前記バンドデータを読み出して
記録媒体に記録する記録部と、を具備することを特徴と
する印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038521A JP3406556B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | バンド処理装置及び印刷装置 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228989A JP2001228989A (ja) | 2001-08-24 |
JP3406556B2 true JP3406556B2 (ja) | 2003-05-12 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000038521A Expired - Fee Related JP3406556B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | バンド処理装置及び印刷装置 |
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-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000038521A patent/JP3406556B2/ja not_active Expired - Fee Related
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