JP3404334B2 - 棚装置及びこの棚装置を備えた冷蔵庫 - Google Patents
棚装置及びこの棚装置を備えた冷蔵庫Info
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Description
る食品の取り扱いを向上させる棚装置に関するものであ
る。
担を少なくするなど、より人間側からアプローチした商
品が多くなってきている。冷蔵庫における物品の出し入
れの際の使い勝手に関しても同様であり、特に庫内の上
部にある棚に載置した物品は出し入れがし難く、そのた
めに使い忘れをして無駄にしてしまったり、利用するの
を避けて無駄なスペースになりやすいことから、この部
分の使い勝手を改善するために棚に工夫を加えることが
提案されている。
を備えた従来の冷蔵庫としては特開平6−101960
号公報に示されているものがある。
置を説明する。
19は図18のA−A線における断面図である。図20
は従来の冷蔵庫の棚装置の動作を示す断面図である。
蔵庫本体、2は外箱、3は内箱、4は外箱2と内箱3間
に充填された断熱材であり、冷蔵庫本体1は外箱2、内
箱3、断熱材4から構成される。5は冷蔵庫本体1内に
区画された貯蔵室であり、6は貯蔵室5内に設置された
最上段に位置する棚、7はその他の棚である。8は8
a、8bの一対よりなるアームリンク機構であり、最上
段棚6の左右に設けられている。9は連結部材であり、
アームリンク機構8a、8bを連結する。10はアーム
リンク機構8の下端部に設けられた回転自在な支軸であ
り、前後の支軸10a、10bより構成されている。
であり、一定間隔Wをもって平行に前後に配設され、各
々の下端部は回転自在な支軸10a、10bで庫内両壁
に左右対称位置に支持されている。また、アーム11、
12の上端部は連結部材9でもって、間隔Wが保たれ
て、回転できるように保持される。
アームリンク機構について、以下その動作を説明する。
ームリンク機構8の支軸10を中心に回転動作が生じ
る。即ち、アーム11、12は支軸10a、10bを支
点として動作し、最上段棚6はアームリンク機構8によ
り水平を保持したまま斜め下方の前方へ直線距離で移動
される。
構成によるとアームリンク機構のアーム11、12の長
さLが動作軌跡となるため軌跡が大きく前方に広くスペ
ースが必要であり、アームリンク機構の動作中人間が後
ろに移動する必要があり、また、動作軌跡が大きいため
人間に不安感を与える。また、最上段棚6の後方が庫内
から庫外に移動する為には、アーム11、12の長さL
がその移動距離分必要となるので、アームリンク機構が
大きくなるという欠点があった。
作軌跡が小さく、かつコンパクトな機構を備えた冷蔵庫
の棚装置を提供することを目的とする。
に直線距離で移動する軌跡を描くため直下の棚に載置さ
れた物品に干渉することになり、これを避けるためには
直下の棚を必要以上に下方に下げて設定したり、物品の
収納高さを制限したりして庫内の有効スペースを無駄に
してしまうという欠点もあった。
収納物に干渉しない棚装置を提供することである。
構のみで行われるため、収納物の荷重によっては水平移
動が不安定になるという欠点があった。
水平動作をスムーズに行うことである。
下方動作中に加速が生じるという欠点があった。
小さくすることである。
本発明は二つの折れ曲がるアームリンク機構を棚の左右
に二対有したのである。
アームリンク機構をコンパクトにすることができる。
案内部を設けたのである。
よらずスムーズにできる。
の連結部にスプリングを設けたのである。
保つことができる。
は、 外箱と、内箱と、前記外箱と内箱の間に設けた断熱
材とよりなる冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前面開口
部に開閉自在に設けた扉と、前記冷蔵庫本体と扉とで密
閉構成される少なくとも一以上の貯蔵室を設けたものに
おいて、前記内箱の前記貯蔵室内側壁面間に設けられて
物品を載置する棚と、回転自在に連結された上アームと
下アームを備えて前記棚の左右に対向して設けた前後二
対のアームリンク機構とを有したものであって、前記ア
ームリンク機構は前記上アームの上固定部を前記棚の側
面に固定し、前記下アームの下固定部を前記内箱の側壁
面に固定し、前記上アームと前記下アームを連結部で折
り曲げ可能に連結するものであり、かつ下アームの前記
下固定部の下部に水平方向に設けられて下アームを受け
るストッパーを有して、前記棚を引き出したときに前記
下アームが前記ストッパーと当接するまで前記下固定部
を支軸として動作し、次いで前記上アームが前記連結部
を支軸として動作して前記棚が前方の下方位置まで移動
するよう構成した棚装置を備えたものであり、棚を引き
出した時にアームリンク機構の上アームと下アームが二
つに折れて棚の動作軌跡が小さくなり、アームリンク機
構がコンパクトになって庫内スペースを無駄に侵害しな
い。
るので棚の直下の収納物に動作軌跡が干渉せず庫内上部
への物品の出し入れが行える。
発明に、さらに、棚装置の棚の両側面に設けられ回転体
で構成した支持部と、内箱側壁面に設けられ前記支持部
を受けて前記棚を前後に摺動させる案内部とを備えたも
のであり、回転体が案内部に案内されて転動し、庫内上
部の棚でも軽い力で前方に水平に引き出され、収納物の
荷重に対しても安定して移動される。
に記載の発明において、アームリンク機構を側壁面の断
熱壁中に収めたものであり、機構が庫内に出っ張らず棚
幅を拡大でき無効スペースが減少する。また、機構がカ
バーされて見栄えがよく、動作中不用意に人の手に触れ
ず安全性が高まる。
いずれか一項に記載の発明において、棚装置の棚の高さ
を床面から1100mm以上としたものであり、大半の
女性の肩位置より高い位置にあたり、アームリンク機構
の作用により肩より上での動作負担が軽減される。
発明において、貯蔵室内の上下にわたって複数の棚を設
け、前記複数の棚の最上段に棚装置を備えたものであ
り、視認性が悪く、出し入れがしにくい最上段をアーム
リンク機構の作用により、使いやすい高さに移動でき、
最上部の利用が容易となって庫内が有効に活用される。
に記載の発明において、冷蔵庫本体内の上下に複数の貯
蔵室を設け、最上部の貯蔵室を冷蔵室とするとともに、
前記冷蔵室内に棚装置を設けたものであり、最も使用頻
度の高い冷蔵室の有効利用率が高まり、収納物の出し入
れの使い勝手が向上する。
いずれか一項に記載の発明において、ま冷蔵庫本体内に
仕切壁によって上下に複数の貯蔵室を設け、前記仕切壁
の下部の貯蔵室を冷蔵室とするとともに、前記冷蔵室内
に設けた複数の棚の最上段を棚装置としたものであり、
棚を引き出し動作させることで人が中腰にならず仕切壁
に目線を邪魔されず収納物の確認や出し入れができる。
発明において、棚装置の移動時に、少なくとも扉の開放
角度が90度以上で扉に設けた扉棚と棚装置が接触しな
い軌跡となるよう構成したものであり、棚の庫外への引
き出しに支障を生じない。
発明において、棚装置の移動時に、棚装置の直下の棚に
載置された物品に接触しない軌跡となるよう構成したも
のであり、直下の棚に載置する物品の高さなどの制限を
受けない。
のいずれか一項に記載の発明において、一つの貯蔵室内
に複数の棚装置を設けたものであり、棚を庫外に容易に
引き出せるため奧の収納物なども使いやすくなり、また
全高の高い冷蔵庫においては身長の低い使用者などの使
い勝手がさらに高まる。
備えた冷蔵庫の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
よる棚装置を備えた冷蔵庫の正面図である。図2は、同
実施例の棚装置の側面図である。図3は、同実施例の棚
装置の動作を示す側面図である。図1、図2、図3にお
いて13は冷蔵庫本体であり、14は外箱、15は内
箱、16は外箱14と内箱15間に充填された断熱材で
あり、冷蔵庫本体13は外箱14、内箱15、断熱材1
6から構成される。17は冷蔵庫本体13に配置された
貯蔵室であり、18は貯蔵室17内の上部に設置された
棚装置である。棚装置18は物品を載置する棚19と、
棚19の左右の相対性位置に設けられた二つに折れ曲が
る前後二対のアームリンク機構20より構成されてい
る。
ーム、下アームであり、23は上アーム21、下アーム
22を連結する回転自在な連結部である。そして、アー
ムリンク機構20は連結部23で二つに折れ曲がる。2
4、25は回転自在な上固定部、下固定部であり、アー
ムリンク機構20は上端部20aを上固定部24によっ
て棚19の側面に固定され、下端部21aを下固定部2
5によって内箱15の壁面に固定されている。そして、
二対のアームリンク機構は前方のアームリンク機構の方
が下方位置になるよう前後に段差をつけて取り付けられ
ている。
固定部25よりも前方に位置している。また、前後に配
置された二対のアームリンク機構20の間は、上固定部
24間と下固定部25間が一定間隔Rをもって配設され
ている。26は内箱15の壁面に下固定部25の下部に
水平方向に設けられた下アーム22を受けるストッパー
である。
装置を備えた冷蔵庫について、以下その動作を説明す
る。
上固定部24および下固定部25で回転動作が生じ、ア
ームリンク機構20が動作し、その動作に伴い棚19が
移動する。下アーム22がストッパー26に当接するま
で棚19は前後に設けられたアームリンク機構20によ
り床面と平行、かつ床と一定距離を保ちながら前方へ移
動する。下アーム22がストッパー26に当接すると下
固定部25を支軸とした下アーム22の動作は終了す
る。次いで、上アーム21は連結部23を支軸として前
方に回転し、棚19を床面と平行を保ちながら下方に移
動する。これら一連の動作により、貯蔵室17の内部に
あった棚19(C1位置)は前方の下方位置(C2位
置)まで移動する。
のアームが二つに折れるので、動作軌跡を小さく保つこ
とができる。よって、棚19の前方に多くのスペースを
必要とせず、棚19の動作中に人間が後ろへ移動するこ
とが少ない。また、棚19の動作が小さいので人間の不
安感を軽減することができる。また、アームリンク機構
20をコンパクトにすることができるため庫内のスペー
スを無駄に費やさない。
線的でなく一旦前方へ移動した後斜め下方に降下する軌
跡を描くため棚19の直下に収納物が置かれるケースに
も対応できる。
よる棚装置を備えた冷蔵庫の正面図である。
に床面と平行を保ちながらスライドするように設けられ
た支持部である。28は内箱15の側壁面に設けられた
案内部でありアームリンク機構20の動作と干渉しない
位置に床面と平行に設けられており、一定距離、例えば
棚19が下降動作に移る直前まで設けられている。そし
て、案内部28に支持部27が嵌合するように構成され
ている。
以下その動作を説明する。
内部28上を摺動し、棚19が案内部28に支えられな
がら床面と平行に移動する。このため、棚19に載置し
た物品の量や荷重によらず安定して前後方向に移動でき
る。また、棚19が下降動作に移る時点で案内部28は
終了しているのでその動作の障害にならない。
してもよく、耐久強度を考慮して別の部品を内箱側壁に
取り付けてもよい。
よる棚装置を備えた冷蔵庫の正面図である。
に取り付けた支持部であり、回転動作するローラーなど
の回転体で構成されている。そして棚の回転体29が案
内部28上を転動して前後方向への移動動作がより軽い
力で行えるようになる。特に、棚装置18が庫内上部な
ど力のかけにくい位置に設置される場合には有効であ
る。
に複数設けてもよく、より動作が円滑になる。
る棚装置の側面図である。図7は同実施例による棚装置
の斜視図である。
後に備えられたアームリンク機構20のうち前方を固定
する左右の上固定部20a間に設けられた連結体であ
り、棚19の底部裏面に設けられている。
以下その動作を説明する。
り棚19を床面と平行に維持しながら移動する。このと
き、連結体30の働きにより棚19の左右のねじれが防
止され、特に、不安定な下降動作の際、床面と平行に棚
を維持することができる。また、連結体30を棚19の
底部裏面に設けることで物品の収納時に邪魔にならな
い。
ける棚装置の側面図である。
0が2つに折れ曲がる連結部23に設けられたスプリン
グである。そして、棚19がアームリンク機構20の働
きにより下降動作を開始すると、載置された物品と棚の
重みにより下方向の力が働き下降動作の加速度が増す。
このとき、スプリング31の働きにより加速度がやわら
げられ。
棚19の下降動作中の加速を緩和できるので、棚19の
収納物が多くなるにつれて下降スピードが増すことなく
常に安定した下降動作が可能となる。よって、使用者の
不安感を軽減することができる。なお、スプリングはす
べての連結部に設けなくても荷重との関係で必要数設け
ればよい。
る棚装置を備えた冷蔵庫の正面図である。
けられたアームリンク機構20を収納する収納部であ
り、断熱材16の壁厚内に収められている。
熱材16の壁厚内に収納され動作は収納部32内で行わ
れるので、庫内の有効部分に機構が突出せず棚19の幅
を拡げて収納量を増加させることができ、庫内を有効に
活用できる。またアームリンク機構20の動作が外部か
ら見えないので見栄えがよくなる。また、動作中に誤っ
て連結部23など動作部に触れることがなく安全性が高
まる。また、動作部に埃などがたまることがないので動
作の信頼性が向上する。さらに、棚装置18をユニット
化し、後付けすることもできる。
よる人間との位置関係を示す棚装置を備えた冷蔵庫の縦
断面図である。
備えた棚19は床面からの高さHを大半の人間の肩33
(肩峰高)より上にあたる、1100mm以上の高さに
設定されている。
急激に負担度が増すことが知られている。冷蔵庫をよく
使用する女性の肩33の位置よりも高い位置に棚19を
配置すると、アームリンク機構20の働きにより棚19
を負担が少ない位置まで移動することができ、降下式の
棚装置18の利用価値が高くなる。1100mmは多く
の女性の肩峰高をカバーすることができる。
よる人間との位置関係を示す棚装置を備えた冷蔵庫の縦
断面図である。
り、35は冷蔵庫本体34の上方に設けられた冷凍室、
36は冷凍室35の下方に設けられた冷蔵室である。3
7は冷凍室35と冷蔵室36の間に設けられた仕切壁で
あり、冷凍室35と冷蔵室36を断熱区画する。38は
人間の目線よりも上に位置する冷凍室35の最上段に設
けられた棚装置であり、棚39とアームリンク機構20
を備える。40は冷蔵室の最上段に設けられた棚装置で
あり、棚41とアームリンク機構20を備える。
装置を備えた冷蔵庫について、以下その動作を説明す
る。
高いために冷凍室最上段の収納物を確認し難い。また、
冷蔵室最上段の収納物は使用者が立った状態では仕切壁
37が視線を邪魔して確認ができず、確認するためには
中腰になる必要がある。これに対し、冷凍室最上段に棚
装置38を設けることで、アームリンク機構20の作用
で棚39が適当な高さの庫外まで降下するため収納物の
確認や物品の出し入れが容易になる。また、冷蔵室最上
段に棚装置40を設けることで、アームリンク機構20
の作用により棚41が前方の斜め下方に移動し、収納物
が仕切壁37の死角にならない目線近傍もしくは下方に
移されて収納物の確認や物品の出し入れが容易になる。
および出し入れがし難いが、アームリンク機構20の作
用で解消され、さらに収納物を取り出す際は対象物を確
認しながら腕を伸ばすため非常に不自然な体勢となり腕
や肩、腰に負担がかかるが、アームリンク機構20の作
用により棚を出し入れしやすい位置に移動することによ
り負担が軽減され、使い勝手が一段と向上する。
よる棚装置の動作を示す断面図である。
付けられた扉であり、43は扉42の庫内側に設けられ
た扉棚である。そして、扉棚43は扉42が90度以上
開いた状態で、棚19およびアームリンク機構20の動
作軌跡と干渉しない位置に設けられている。
棚19はアームリンク機構20により貯蔵室17内のD
1位置から前方のD2位置に動作する。その際、棚19
およびアームリンク機構20は扉棚43と接触せず庫外
に引き出される。
以上開いた状態で棚19およびアームリンク機構20の
動作は扉棚43に接触しない軌跡を持つので、通常の使
用時において棚装置18が支障なく利用できる。
0による棚装置の動作を示す側面図である。
いて、アームリンク機構20を有する棚19の下方に位
置する棚である。
室17内にある棚装置18を操作すると、E1位置にあ
る棚19は床面との距離を保ちながら前方に移動する。
このとき、棚19の後方が棚44よりも前方のE2位置
にスライドした後、連結部23を支点とした下降動作に
移り、斜め前下方のE3位置まで移動する。
直下に位置する棚44上に載置された物品にあたること
がない。このため、直下の棚44の収納物の高さが制限
を受けることがなく、また直下の棚44を予め必要以上
に下方に設置してスペースを無駄にすることもないな
ど、設計上、使用上の不都合を解消することができる。
1による棚装置を備えた冷蔵庫の正面図である。
り、46は冷蔵庫本体45の上部に形成した冷蔵室であ
る。冷蔵室46内の最上部には棚装置18が設けられ、
棚19およびアームリンク機構20が備えられている。
用頻度の高い冷蔵室46を配置して、目線の正面で見渡
せる使い勝手の良さを追求した冷蔵庫にあって、冷蔵室
46の最上部が使い勝手上改善の余地があったが、この
部に棚装置18を設けることで、使いにくい高さにある
棚19を使いやすい下方に移動することができて問題が
解消され、冷蔵室の使い勝手が一段と向上する。
2による棚装置の側面図である。
9とアームリンク機構20を備えている。50は棚49
の前端部に設けられた取っ手である。
50を持って引き出すことができるので、収納物が多い
ときでも容易に前方及び斜め下方に移動させることがで
きる。
3による棚装置の側面図である。
とアームリンク機構20を備えている。棚52には外周
部の前面に取っ手50に連続した立ち上がり壁53、後
面に立ち上がり壁54、両側面に立ち上がり壁55が形
成されている。両側面に立ち上がり壁55にはアームリ
ンク機構20の後段の上固定部24が取り付けられてい
る。
ムリンク機構20により前方へ引き出し移動し始める際
には慣性によって収納物は後方に倒れたり、移動したり
することが多くなるが、後面の立ち上がり壁54が後方
への収納物の転がり落下を防止する。このように後面の
立ち上がり壁54は、特に確認しにくい後方の収納物の
落下防止に有効である。
を支軸とした下降動作に移った直後は収納物に前向きの
慣性が働くため前方に落下しやすくなり、このとき前面
の立ち上がり壁53が障壁となり落下防止効果を発揮す
るので使用者の不安感を軽減することができる。
動動作の開始時には慣性によって収納物が前方に倒れた
り、移動動作の終了時には後方に倒れたりしやすくなる
が、この場合も前後の立ち上がり壁53、54によって
収納物の落下が防止される。
などによっては、前後方向だけでなく左右方向にも落下
する可能性があるが、この際には両側面の立ち上がり壁
55が収納物の落下を防止する。
55の障壁作用により収納物が落下して傷んだり、下の
他の収納物に当たって潰したりして収納物を無駄にする
ことがない。なお、立ち上がり壁は棚52の外周部の全
てに設けても、必要に応じて部分的に設けてもよい。ま
た、壁面でなく棒状の形状でもよく、さらに取っ手と兼
用してコンパクトに構成してもよい。
4による棚装置の縦断面図である。
の皿であり、例えば外周部に立ち上がり壁を形成した容
器状に構成されている。
15に固定されているため掃除がしにくいが、皿56の
着脱が自在なので、取り外して清掃することができる。
が可能となるため衛生的である。また、皿の代りに着脱
自在のマットを設けてもよいし、使い捨てのシートとし
てもよい。また、皿が滑り止め防止の材質や底面形状で
あると、収納物の転倒防止にもなる。なお、皿56を立
ち上がり壁を有した容器状とする場合には棚52の外周
部の立ち上がり壁を必要な部分だけ残して取り除くこと
もできる。
明は、外箱と、内箱と、前記外箱と内箱の間に設けた断
熱材とよりなる冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前面開
口部に開閉自在に設けた扉と、前記冷蔵庫本体と扉とで
密閉構成される少なくとも一以上の貯蔵室を設けたもの
において、前記内箱の前記貯蔵室内側壁面間に設けられ
て物品を載置する棚と、回転自在に連結された上アーム
と下アームを備えて前記棚の左右に対向して設けた前後
二対のアームリンク機構と、前記下アームを下方で受け
るストッパーよりなり、前記上アームの一端を前記棚の
側面に固定し、前記下アームの一端を前記側壁面に固定
して、前記棚を引き出したときに前記棚が前方に移動し
た後、漸次下方に移動するよう構成した棚装置を備えた
ものであり、棚を引き出した時にアームリンク機構の上
アームと下アームが二つに折れて棚の動作軌跡が小さく
なり、アームリンク機構がコンパクトになって庫内スペ
ースを無駄に侵害しない。
るので棚の直下の収納物に動作軌跡が干渉せず庫内上部
への物品の出し入れが行える。
発明に、さらに、棚装置の棚の両側面に設けられ回転体
で構成した支持部と、内箱側壁面に設けられ前記支持部
を受けて前記棚を前後に摺動させる案内部とを備えたも
のであり、回転体が案内部に案内されて転動し、庫内上
部の棚でも軽い力で前方に水平に引き出され、収納物の
荷重に対しても安定して移動される。
に記載の発明において、アームリンク機構を側壁面の断
熱壁中に収めたものであり、機構が庫内に出っ張らず棚
幅を拡大でき無効スペースが減少する。また、機構がカ
バーされて見栄えがよく、動作中不用意に人の手に触れ
ず安全性が高まる。
いずれか一項に記載の発明において、棚装置の棚の高さ
を床面から1100mm以上としたものであり、大半の
女性の肩位置より高い位置にあたり、アームリンク機構
の作用により肩より上での動作負担が軽減される。
発明において、貯蔵室内の上下にわたって複数の棚を設
け、前記複数の棚の最上段に棚装置を備えたものであ
り、視認性が悪く、出し入れがしにくい最上段をアーム
リンク機構の作用により、使いやすい高さに移動でき、
最上部の利用が容易となって庫内が有効に活用される。
に記載の発明において、冷蔵庫本体内の上下に複数の貯
蔵室を設け、最上部の貯蔵室を冷蔵室とするとともに、
前記冷蔵室内に棚装置を設けたものであり、最も使用頻
度の高い冷蔵室の有効利用率が高まり、収納物の出し入
れの使い勝手が向上する。
いずれか一項に記載の発明において、ま冷蔵庫本体内に
仕切壁によって上下に複数の貯蔵室を設け、前記仕切壁
の下部の貯蔵室を冷蔵室とするとともに、前記冷蔵室内
に設けた複数の棚の最上段を棚装置としたものであり、
棚を引き出し動作させることで人が中腰にならず仕切壁
に目線を邪魔されず収納物の確認や出し入れができる。
発明において、棚装置の移動時に、少なくとも扉の開放
角度が90度以上で扉に設けた扉棚と棚装置が接触しな
い軌跡となるよう構成したものであり、棚の庫外への引
き出しに支障を生じない。
発明において、棚装置の移動時に、棚装置の直下の棚に
載置された物品に接触しない軌跡となるよう構成したも
のであり、直下の棚に載置する物品の高さなどの制限を
受けない。
のいずれか一項に記載の発明において、一つの貯蔵室内
に複数の棚装置を設けたものであり、棚を庫外に容易に
引き出せるため奧の収納物なども使いやすくなり、また
全高の高い冷蔵庫においては身長の低い使用者などの使
い勝手がさらに高まる。
折れるようにしたので、棚の動作軌跡を小さくすること
ができる。
より前方への可動をスムーズにすることができる。
固定部の一つを棚の底面裏に設け、さらに固定部左右間
に貫通棒を設けたので、棚のねじれを防止し、さらに収
納時には邪魔にならない。
の連結部にスプリングを設けたので、下降移動時の加速
を低減する。
ので、庫内の有効容積を向上でき、さらに人間が連結部
などの可動部に触れることが無い。
の肩より上の床面より1100mm以上の高さにしたこ
とにより、収納物の確認や取り出し時の人間の負担を軽
減することができる。
しに負担がかかる各室の最上段棚に設けることにより、
人間の負担を軽減することができる。
おいて扉の収納スペースにアームリンク機構および棚が
あたらない軌跡としたことにより、扉収納スペースを確
保できる。
した冷蔵室内に設けたことにより、最も良く使用する冷
蔵室の視認性と食品の出し入れを向上させる。
より、棚の動作性を向上させる。
とにより、動作時の前からの収納物の落下を防止する。
とにより、動作時の収納物の後ろへの落下を防止する。
により、清掃性を向上できる。
の正面図
の正面図
の正面図
す棚装置を備えた冷蔵庫の縦断面図
示す棚装置を備えた冷蔵庫の縦断面図
断面図
示す縦断面図
蔵庫の正面図
面図
18のA−A’縦断面図
作図
Claims (10)
- 【請求項1】 外箱と、内箱と、前記外箱と内箱の間に
設けた断熱材とよりなる冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体
の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、前記冷蔵庫本体
と扉とで密閉構成される少なくとも一以上の貯蔵室を設
けたものにおいて、前記内箱の前記貯蔵室内側壁面間に
設けられて物品を載置する棚と、回転自在に連結された
上アームと下アームを備えて前記棚の左右に対向して設
けた前後二対のアームリンク機構とを有したものであっ
て、前記アームリンク機構は前記上アームの上固定部を
前記棚の側面に固定し、前記下アームの下固定部を前記
内箱の側壁面に固定し、前記上アームと前記下アームを
連結部で折り曲げ可能に連結するものであり、かつ下ア
ームの前記下固定部の下部に水平方向に設けられて下ア
ームを受けるストッパーを有して、前記棚を引き出した
ときに前記下アームが前記ストッパーと当接するまで前
記下固定部を支軸として動作し、次いで前記上アームが
前記連結部を支軸として動作して前記棚が前方の下方位
置まで移動するよう構成した棚装置を備えたことを特徴
とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 棚装置の棚の両側面に設けられ回転体で
構成した支持部と、内箱側壁面に設けられ前記支持部を
受けて前記棚を前後に摺動させる案内部とを備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 アームリンク機構を側壁面の断熱壁中に
収めたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵
庫。 - 【請求項4】 棚装置の棚の高さを床面から1100m
m以上としたことを特徴とする請求項1から3のいずれ
か一項に記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 貯蔵室内の上下にわたって複数の棚を設
け、前記複数の棚の最上段に棚装置を備えたことを特徴
とする請求項4に記載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 冷蔵庫本体内の上下に複数の貯蔵室を設
け、最上部の貯蔵室を冷蔵室とするとともに、前記冷蔵
室内に棚装置を設けたことを特徴とする請求項4または
5に記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 冷蔵庫本体内に仕切壁によって上下に複
数の貯蔵室を設け、前記仕切壁の下部の貯蔵室を冷蔵室
とするとともに、前記冷蔵室内に設けた複数の棚の最上
段を棚装置としたことを特徴とする請求項1から3のい
ずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】 棚装置の移動時に、少なくとも扉の開放
角度が90度以上で扉に設けた扉棚と棚装置が接触しな
い軌跡となるよう構成したことを特徴とする請求項1に
記載の冷蔵庫。 - 【請求項9】 棚装置の移動時に、棚装置の直下の棚に
載置された物品に接触しない軌跡となるよう構成したこ
とを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。 - 【請求項10】 一つの貯蔵室内に複数の棚装置を設け
たことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記
載の冷蔵庫。
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