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JP3498013B2 - トナー補給装置およびトナーカートリッジ - Google Patents

トナー補給装置およびトナーカートリッジ

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Publication number
JP3498013B2
JP3498013B2 JP20872699A JP20872699A JP3498013B2 JP 3498013 B2 JP3498013 B2 JP 3498013B2 JP 20872699 A JP20872699 A JP 20872699A JP 20872699 A JP20872699 A JP 20872699A JP 3498013 B2 JP3498013 B2 JP 3498013B2
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JP
Japan
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toner
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closing
toner cartridge
lock member
Prior art date
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JP20872699A
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久志 国広
彰 中熊
二三十 溝口
健一 永田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to US09/604,533 priority patent/US6314262B1/en
Priority to DE60023801T priority patent/DE60023801T2/de
Priority to DE60038829T priority patent/DE60038829D1/de
Priority to EP00305705A priority patent/EP1070993B1/en
Priority to EP04077857A priority patent/EP1503252B1/en
Publication of JP2001034052A publication Critical patent/JP2001034052A/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置において使用するトナーを収容するト
ナーカートリッジ、およびトナーカートリッジに収容さ
れているトナーを画像形成装置内のトナー槽に補給する
ためのトナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機のトナー補給装置は、複写
機本体の上部に内装されたトナー槽(トナーホッパー)
へトナーカートリッジのトナーボトルからトナーを補給
するものであり、トナーホッパーは、複写機本体に取付
けられたカバーに覆われ、トナーホッパー上面にトナー
補給口が形成され、スライド可能な開閉蓋が配置されて
いる。トナーカートリッジは、そのトナー補給用開口に
スライダが取付けられ、開口を塞ぐカートリッジ蓋がス
ライダに着脱自在に外嵌されている。
【0003】トナーホッパーにトナーカートリッジから
トナーを補給するには、まずトナーホッパーの上面を覆
うカバーを開け、次にトナーホッパーの上面に設けられ
ている位置決めピンにトナーカートリッジ側に設けられ
ている位置決め孔を差し込むと同時に、開閉蓋の突部に
スライダの長孔を嵌合する。そして、トナーカートリッ
ジをスライドさせて、スライダの両側をトナーホッパー
上面の案内枠に案内させながら、トナーカートリッジの
開口をトナー補給口の上まで移動させる。これによっ
て、開閉蓋が開放される。このとき、スライダの下面で
開口を覆うように貼着されている封止用のシールを抜き
取り、トナーカートリッジの上部を数回軽くたたくと、
トナーがトナーホッパー内へ落下する。
【0004】トナー補給を行って、空になったトナーカ
ートリッジを元に戻すには、上記とは逆の動作を行い、
最後にカバーを閉じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のトナー補給装置
においては、トナー補給口を覆う開閉蓋を手動あるいは
工具の挿入等で簡単にスライドさせることができる。こ
のため、不用意に開閉蓋をスライドさせると、ゴミ、異
物等がトナー補給口からトナーホッパー内に侵入した
り、本来は設定されない他機種用のトナーや色違いのト
ナーが誤投入される恐れがあった。
【0006】また、トナー補給時にトナーカートリッジ
のスライダが案内枠に全く案内されていない状態のとき
やトナーカートリッジのみの単独の状態において、トナ
ーカートリッジのトナー補給用開口を封止しているシー
ルを剥がすことができる。そのため、内容物のトナーの
みを他機種用に転用したり、一旦シールを開封したまま
長期間に渡って放置して、品質、特性の低下したトナー
が投入されることがあり、想定しない画質低下やトラブ
ル発生の原因となる恐れがあった。
【0007】例えば特開平5−289516号(特許第
2802854号)公報には、トナーカートリッジが案
内枠に案内されたときのみトナー補給を可能とするトナ
ー補給装置が開示されている。このトナー補給装置で
は、トナー補給口における開閉蓋がロック機構によって
ロックされており、開閉蓋が不用意に開放されることが
ないようになっている。このロック機構には係合体が設
けられ、係合体は、トナーカートリッジ側のボトルスラ
イダが案内粋に案内されたときのみボトルスライダに形
成された解除片と当接するようになっている。そして、
係合体を回動させることによってロックを解除し、開閉
蓋の開放が可能となる。
【0008】したがって、上記の構成では、解除片が設
けられていないトナーカートリッジをトナーホッパーに
装着した場合にはロック機構が解除されないため、これ
によって解除片が設けられていないトナーカートリッジ
の使用を禁止することができる。しかしながら、トナー
カートリッジの使用の適否は解除片の有無のみによって
決定されるので、例えば異なる種類のトナーが充填され
る複数種の製品群において、適切なトナーが収容された
トナーカートリッジの使用を許容しても、他のトナーカ
ートリッジを使用禁止としたり、あるいはカラー複写機
において正しい色のトナーが収容されたトナーカートリ
ッジの使用を許容しても、他の色のトナーカートリッジ
を使用禁止とするような能動的な対応が難しい。換言す
ると、トナーカートリッジ側に設けられた解除片と開閉
蓋側に設けられた係合体との間で互いに適合する形状組
合せのバリエーションが限定されてしまうので、トナー
が多品種にのぼる場合には、一見しただけでは適切なト
ナー品種の識別が困難となり、しかも解除片と係合体と
の形状設定が難しくなる。そのため、解除片と係合体と
の適合状態が完全一致でなくても、類似した形状であれ
ばトナーカートリッジの使用が許可される場合がある。
【0009】本発明は、上記に鑑み、開閉蓋の不用意な
開放を防止して、ゴミ、異物等の侵入を防ぐとともに、
他機種用トナーや色違いトナーの誤投入を防止できるト
ナー補給装置およびトナーカートリッジを提供すること
を目的とする。また、他機種へのトナーの転用や性能の
劣化したトナーの使用を防止できるトナー補給装置およ
びトナーカートリッジを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、トナーカートリッジを使用してトナーホッパーの
トナー補給口を塞ぐ開閉蓋を開閉する場合に、トナーホ
ッパーに対して適合したトナーカートリッジが装着され
たときに開閉蓋を開放可能とするものであって、トナー
ホッパーに、ロック機構として、開閉蓋を閉状態に保持
するロック部材と、該ロック部材を固定する固定部材と
を設け、トナーカートリッジに、ロック機構によるロッ
クを解除する開閉機構として、トナーカートリッジの前
進により固定部材を移動させてロック部材を移動可能と
する解除部材と、ロック部材を移動させて開閉蓋を移動
させる開閉部材とを設け、トナーカートリッジをトナー
ホッパーに載置したときに対向する固定部材と解除部材
との対向面を凹凸面に形成して、両凹凸面が互いに噛み
合う形状としたものである。
【0011】トナーカートリッジの前進により両凹凸面
が噛み合ったとき、まず解除部材により固定部材が移動
され、固定部材によるロック部材に対する規制がなくな
り、次に開閉部材によりロック部材が移動され、ロック
部材によるロックが解除されて、開閉蓋が開放される。
なお、両凹凸面はぴったりと噛み合う必要はなく、上記
の順で動作させることができるように、その形および寸
法が設定される。
【0012】このような動作を行うために、解除部材と
固定部材との位置および開閉部材とロック部材との位置
とが関係付けられている。すなわち、トナーカートリッ
ジをトナーホッパーに載置したとき固定部材の凹凸面と
解除部材の凹凸面との距離がロック部材と開閉部材との
距離より小とされる。また、固定部材に、ロック部材に
当接してロック部材を案内枠に係合した係合姿勢に保持
する保持部が形成され、ロック部材に、係合が解除され
た解除姿勢になったときに保持部による規制を回避させ
るための規制回避部が形成され、固定部材の凹凸面と解
除部材の凹凸面が噛み合ったとき保持部から規制回避部
までの距離が開閉部材とロック部材との距離より小とさ
れる。このようにすれば、先に解除部材が固定部材に当
接して、保持部によるロック部材の規制を解除でき、ロ
ック部材を移動させることができる。その後、開閉部材
がロック部材に当接して、ロック部材を移動させること
によって、開閉蓋に対するロックを解除し、開閉蓋を移
動可能とする。
【0013】したがって、トナーホッパーに対して不適
性なトナーカートリッジが装着された場合、両凹凸面が
適切に噛み合わないので、ロック部材によるロックを解
除することができず、開閉蓋は開放されない。これによ
って、他機種用トナーや色違いトナーが収容されたトナ
ーカートリッジを装着しても開閉蓋を開放することがで
きず、トナーの誤投入を防止できる。
【0014】また、移動する固定部材を開閉方向に案内
するとともに、その移動量を制限するようにしておけ
ば、不適性なトナーカートリッジを装着して開放する場
合や工具等によって強制的に開放しようとする場合に、
固定部材が押し込まれすぎてロック部材に対する規制を
解除してしまうことを防止できる。さらに、固定部材を
移動自在とするだけでなく、揺動自在に支持しておくと
よい。凹凸面が噛み合わない不適性なトナーカートリッ
ジが装着されたとき、固定部材には不均一な力が加わる
ので、固定部材が揺動して、ロック部材に対する規制を
解除できなくなり、ロックの解除防止の信頼性を高める
ことができる。
【0015】ところで、開閉蓋を開放してトナー補給後
に開閉蓋を閉めるが、解除姿勢のロック部材に係合する
係合部を開閉部材に設けることによって、係合部がロッ
ク部材に係合して、開閉部材の移動によりロック部材を
介して開閉蓋を移動可能にできる。これによって、トナ
ーカートリッジの後進に伴って開閉蓋を閉めることがで
きる。さらに、この係合部を利用して、ロック部材を案
内枠に向かって押圧することによって、ロック部材が係
合するように付勢することができる。
【0016】また、トナーカートリッジのトナー補給用
開口を覆う封止部材は取付部材に取り付けられ、取付部
材をトナーカートリッジから分離することによって封止
部材は引きはがされる。そこで、この取付部材として解
除部材あるいは開閉部材を利用すればよく、解除部材あ
るいは開閉部材をトナーカートリッジに対して分離可能
に一体的に形成しておけば、部品点数を削減できる。
【0017】そして、トナーカートリッジが正しくトナ
ー補給位置に装着された場合にのみ封止部材を引きはが
すことができるようにしておけば、トナー補給口周囲の
トナー汚染を防止できる。そこで、開閉蓋が完全に開放
され、かつトナーカートリッジが正しい位置に装着され
たときに取付部材の分離を可能とすればよい。すなわ
ち、取付部材を回動自在に支持して、トナーカートリッ
ジがトナー装着位置に達するまでは取付部材の回動を規
制し、トナー装着位置に達したとき回動を許容すること
により、トナー補給が可能となった時期に取付部材を分
離することができ、移動途中での封止部材の剥離を防止
でき、トナー漏れを防げる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のトナー補給
装置は、図1、2に示すように、複写機等の画像形成装
置に設けられたトナーホッパー1にトナー補給口1aか
らトナーカートリッジ2のトナーを補給するためのもの
である。トナーホッパー1は、その上面にトナーカート
リッジ2を載置する載置部3とトナー補給口1aとが形
成され、トナーホッパー1の上面に沿って開閉自在に配
された開閉蓋4と、トナー補給口1aの口壁に沿って配
され開閉蓋4を開閉方向に案内する案内枠5とが設けら
れている。なお、この開閉方向を前後方向として、開閉
蓋4が開放される方向を前側とし、また前後方向に直交
する方向を左右方向とする。
【0019】トナーカートリッジ2は、図3〜図7に示
すように、トナーボトル6と、開閉蓋4に当接して開閉
させるボトルスライダ7とからなり、ボトルスライダ7
はトナーボトル6の開口部周囲に一体的に形成されてい
る。そして、ボトルスライダ7は、トナー補給用開口8
を塞ぐカートリッジ蓋9に着脱可能に装着されている。
カートリッジ蓋9の側面には位置決め片10が形成さ
れ、これがトナーホッパー1の載置部3において位置決
め孔11に係合されることによって、トナーカートリッ
ジ2は位置決めされるとともに、カートリッジ蓋9に沿
ってトナーボトル6およびボトルスライダ7を一体的に
前後方向に移動させて、ボトルスライダ7を案内枠5に
導くことができる。したがって、カートリッジ蓋9は、
トナーカートリッジ2のトナーホッパー1への装着時に
おける位置決め機能および案内機能を有している。
【0020】トナー補給口1aを開閉する開閉蓋4は、
所定のトナーカートリッジ2が装着されたトナー補給時
以外には開閉できないようにするためにロック機構を備
えている。ロック機構は、図7に示すように、開閉蓋4
の上面に配置され、開閉蓋4を閉状態に保持するロック
部材20と、ロック部材20を固定する固定部材21と
からなり、これらは外部から視認できないようにカバー
22に覆われている。したがって、ユーザが工具等を挿
入して強制的にロック機構を解除して、開閉蓋4を開放
することを防止でき、トナーホッパー1内へのゴミ、異
物等の混入に伴う不要なトラブルを回避することができ
る。
【0021】ロック部材20では、中央が湾曲されて開
閉蓋4に形成された支持ピン23に支持されており、後
部が中央を支点にして左右方向に揺動自在とされる。後
部の外面には、係合爪24が外側に向かって突設され、
係合爪24に対向するように案内枠5には切欠溝25が
形成されている。一方、前部が板ばね26とされ、これ
が開閉蓋4から抜け出さないように開閉蓋4の側部に挟
持され、係合爪24を外側に向かって付勢している。し
たがって、ロック部材20は、係合爪24が案内枠5に
係合した係合姿勢と、係合爪24が内側に向けて移動し
て案内枠5から離間したときの係合が解除された解除姿
勢との間で揺動される。すなわち、係合姿勢において、
開閉蓋4は移動不可能とされ開閉できず、解除姿勢にお
いて、移動可能となって開閉できる。なお、ロック部材
20は、左右両側に設けられているが、どちらか一方だ
けでもよい。
【0022】固定部材21は、ロック部材20の内面に
当接してロック部材20を係合姿勢に保持する保持部2
7と、保持部27を前後方向に移動自在に弾性支持する
弾性部28とからなる。保持部27は、開閉蓋4の上面
において両側のロック部材20の間に配されており、左
右方向の外面が外側に向かって突出し、この外面の後側
の角が切り欠かれてテーパ状とされる。さらに、保持部
27の後面は、段々状に形成された凹凸面となってい
る。
【0023】弾性部28は、保持部27に一体的に形成
された板ばねであり、前側がカバー22の壁面に嵌合さ
れている。この弾性部28は、保持部27を後側に向か
って付勢しており、ロック部材20を固定するための付
勢力を与えている。そして、保持部27の下面の左右方
向の中心にはピン状の支軸29が突設され、開閉蓋4の
上面には支軸29を挿入可能とした案内溝30が前後方
向に形成されている。この案内溝30に沿って支軸29
が移動することによって、保持部27の移動量が制限さ
れる。なお、上記の保持部27を案内する案内部とし
て、開閉蓋4にピンを突設して、これを遊嵌する案内溝
を保持部27に形成してもよい。
【0024】ここで、保持部27は対向するロック部材
20の内面に沿って移動するようになっており、ロック
部材20の内面には、保持部の移動量に応じてロック部
材20の姿勢を変化させることができるように凹凸が形
成されている。ロック部材20の後側から前側にかけ
て、内側に突出した被係合部31、当接部32、離間部
33および干渉部34がそれぞれ順に形成されている。
【0025】この当接部32に保持部27の外面が当接
することによって、ロック部材20は係合姿勢に保持さ
れ、また離間部33は保持部27と当接しないようにス
ペースを確保するために設けられており、保持部27に
よる規制が回避されて、ロック部材20の移動が可能と
なる。すなわち、弾性部28の付勢力によって保持部2
7が最後部位置にあるとき、保持部27と当接部32と
が対向してロック部材20は移動が規制され、係合姿勢
となる。離間部33と保持部27が対向するように付勢
力に抗して保持部27が移動したとき、ロック部材20
は内側に向けて移動可能とされ、解除姿勢になる。干渉
部34は、離間部33よりも前側に位置し、保持部27
と当接するようになっており、保持部27が離間部33
を越えて移動し過ぎたときにロック部材20の移動を規
制する。なお、被係合部31には、保持部27の傾斜面
に対応して傾斜面が形成され、またロック部材20の後
面には、内面側が後側に突出するような傾斜面が形成さ
れている。
【0026】一方、上記のロック機構を解除するために
トナーカートリッジ2は開閉機構を備えており、トナー
カートリッジ2を前進させてときに固定部材21を前側
に移動させてロック部材20を移動可能とする解除部材
40と、ロック部材20を内側に向けて移動させて開閉
蓋4を移動させる開閉部材41とがボトルスライダ7の
前側に設けられている。
【0027】解除部材40は、その前面が段々状の凹凸
面とされ、凸面が保持部27の凹面に当接する形状に形
成される。そして、解除部材40における凸面の凹面か
らの突出量は、保持部27における凸面の凹面からの突
出量よりも大とされ、解除部材40の凸面が保持部27
の凹面に当接したとき解除部材40の凹面は保持部27
の凸面には当接しない。また、保持部27の凹凸面に少
なくとも左右の2カ所で接触して、左右均等な力で保持
部27を押すことができるように、解除部材40の凹面
の一部に突起42が形成されている。
【0028】開閉部材41は、解除部材40の左右両側
に配され、ロック部材20の後面に当接してロック部材
20を係合姿勢から解除姿勢に切換える切換部43と、
ロック部材20の被係合部31に係合する係合部44と
を備えている。切換部43は、解除部材40の凸面より
も後方に位置しており、その前面がロック部材20の後
面の傾斜に対応した傾斜面とされ、この傾斜面がロック
部材20の傾斜した後面に当接することにより、その作
用によってトナーカートリッジ2が前進するにしたがっ
てロック部材20を内側に向けて移動させることができ
る。
【0029】係合部44は、切換部43よりも内側に位
置し、切換部43さらには解除部材40の凸面よりも前
方に位置しており、外側に向かったフック状に形成され
る。この係合部44の前面の角にはテーパが形成され、
後面は被係合部31の傾斜面に対応した傾斜面とされ
る。ここで、係合部44の外側端面は、係合姿勢時の被
係合部31の内側端面よりも少しだけ案内枠5に近い外
側に位置するようになっており、解除姿勢時の被係合部
31に必ず係合される。すなわち、図10(a)に示す
ように、左右の係合部44の外側端面間の距離Bは、左
右の被係合部31の内側端面間の距離Aより僅かに大と
される。これによって、被係合部31は係合部44と切
換部43との間で挟まれた状態となり、トナーカートリ
ッジ2を後進させたとき開閉部材41によるロック部材
20の係合が外れることなく、トナーカートリッジ2の
移動にしたがってロック部材20を介して開閉蓋4を後
側に向かって移動させることができる。ただし、ロック
部材20が係合姿勢にあるとき係合部44が被係合部3
1を乗り越えて移動できるように、係合部44と被係合
部31との重なる長さは設定される。
【0030】また、トナーカートリッジ2では、内部に
収容しているトナーが湿気等により特性の劣化が生じた
り、トナー補給時にトナーがトナーホッパー1外部に飛
散することがないように、ボトルスライダ7の下部の開
口8をフィルム状の封止部材45によって密封されてい
る。封止部材45は、熱溶着法等の手段でボトルスライ
ダ7に貼着されており、トナーカートリッジ2がトナー
補給位置に装着されてからこれを引き抜くことによっ
て、トナーカートリッジ2内のトナーがトナーホッパー
1へ補給される。
【0031】封止部材45を引く抜くための構成とし
て、封止部材45の一端は解除部材40に固着されてお
り、この解除部材40をボトルスライダ7から分離する
ことによって、封止部材45が引きはがされる。そし
て、解除部材40の上面に操作部46が形成されてい
る。すなわち、解除部材40が封止部材45を取り付け
た取付部材とされる。ここで、解除部材40をボトルス
ライダ7に対して分離可能とするために、解除部材40
はボトルスライダ7に設けられている開閉部材41に左
右一対の架橋部47によって接続されている。これによ
って、解除部材40は開閉部材41に対して回動自在に
支持されることになる。なお、封止部材45を開閉部材
41に取り付けて、これを取付部材としてもよい。
【0032】そして、操作部46を持って架橋部47を
中心にして解除部材40を回動させると、架橋部47が
破断して解除部材40をボトルスライダ7から容易に分
離することができる。すなわち、操作部46を引っ張っ
て、解除部材40ごと封止部材45をトナーカートリッ
ジ2から引きはがす構成となっている。これにより、一
度使用されたトナーカートリッジ2、すなわち封止部材
45が引き抜かれたトナーカートリッジ2には解除部材
40が無いので、再度トナーホッパー1に装着したとし
ても、開閉蓋4を開放することが不可能となる。なお、
トナーカートリッジ2では、ボトルスライダ7がカート
リッジ蓋9に装着されているとき、操作部46を回動し
ても解除部材40の前端がカートリッジ蓋9に接触する
ようになっているので、トナーホッパー1に装着されて
いないときに、解除部材40が分離されて封止部材45
が引きはがされることを防いでいる。
【0033】次に、上記のように構成されたトナーカー
トリッジ2からトナーホッパー1へのトナー補給動作に
ついて説明する。まず、図9に示すように、トナーカー
トリッジ2をトナーホッパー1の上面の載置部3に載置
して、カートリッジ蓋9を位置決めする。このとき、図
10(a)に示すように、保持部44の凹面と解除部材
40の凸面との距離L1は、ロック部材20の後面と開
閉部材41の切換部43との距離L2よりも小とされ、
切換部43がロック部材20に当接するよりも先に解除
部材40が保持部27に当接する。
【0034】そして、トナーカートリッジ2のボトルス
ライダ7をトナーホッパー1の上面に押し当てたまま前
進させると、ボトルスライダ7がカートリッジ蓋9に沿
って移動して、解除部材40の前側が開閉蓋4のカバー
22内に侵入する。さらに前進させると、図11に示す
ように、解除部材40の凸面が保持部27の凹面に、突
起42が保持部27の凸面にそれぞれ当接する。このと
き、切換部43はまだロック部材20に当接していな
い。なお、解除部材40と固定部材21との当接より少
し前に係合部44が被係合部31に当接するが、被係合
部31は係合部44に押されて外側に向かって撓むとと
もに係合部44自身も撓むことによって、両者の衝突に
よってボトルスライダ7の移動が阻止されるといったこ
とは回避される。
【0035】このように、解除部材40の凹凸面と保持
部27の凹凸面とが噛み合って当接したとき、図10
(b)に示すように、ロック部材20の当接部32に当
接している保持部27の外面端部から離間部33までの
距離L3は、ロック部材20の後面から切換部43まで
の距離L4よりも小とされる。ここで、距離L3が距離
L4よりも大であると、切換部43がロック部材20に
当接したとき、保持部27はまだ離間部33に達してお
らず、少なくとも一部が当接部32に当接しているの
で、保持部27はロック部材20が内側に向かって移動
するのを規制している。そのため、開閉部材41の前進
が阻止され、開閉蓋4を開放することができなくなる。
無理やり前進させると、いずれかの部材が破損してしま
うおそれがある。したがって、開閉蓋4をスムーズに開
放するには、上記のような位置関係が必要となる。
【0036】解除部材40と保持部27が当接した状態
からさらにボトルスライダ7を前進させると、係合部4
4が被係合部31を乗り越え、図12に示すように、弾
性部28が撓んで、保持部27は弾性部28の付勢力に
抗して押し込まれる。すると、保持部27はロック部材
20の当接部32に対向する位置から離間部33に対向
する位置まで移動し、ロック部材20に対する規制が解
除され、ロック部材20は移動可能となる。しかし、こ
の時点では、ロック部材20は、板ばね26の付勢力に
よって外側に向かって付勢されているので、係合爪24
は案内枠5の切欠溝25に係合されたままであり、ロッ
ク部材20は係合姿勢を維持しており、開閉蓋4は移動
できる状態にはなっていない。
【0037】さらに、ボトルスライダ7が前進すると、
開閉部材41の切換部43がロック部材20の後面に当
接し、図13に示すように、切換部43の作用によりロ
ック部材20が内側に向けて移動する。係合爪24が案
内枠5から離れ、ロック部材20は解除姿勢となってロ
ックが解除される。そして、さらにボトルスライダ7を
前進させると、開閉蓋4が前側に向けて移動して、図1
4に示すように、開閉蓋4が開放されてトナー補給口1
aが現れ、トナー補給口1aとトナーボトル6の開口8
とが連通する位置であるトナー補給位置にトナーカート
リッジ2が装着完了となり、トナー補給が可能となる。
【0038】ここで、上記の動作は、固定部材21の凹
凸面と解除部材40の凹凸面との形状的条件が合致した
場合のみ可能となるものであり、上記形状的条件が合致
しない場合は開閉蓋4は開放されない。すなわち、図1
5に示すように、解除部材40の凹凸面が欠如している
か、凸面が短い場合、あるいは封止部材45が引きはが
されて解除部材40がない場合には、保持部27の凹凸
面に解除部材40が当接しないか、あるいは当接しても
保持部27の押込量が足らなくなる。そのため、保持部
27はロック部材20の離間部33に対向する位置まで
移動できず、当接部32に当接したままとなり、ロック
部材20は内側へ向かって移動できなくなり、ロック解
除が行えない。
【0039】また、図16に示すように、解除部材40
の凸面が長い場合には、保持部27の押込量が大きくな
り、保持部27はロック部材20に対して離間部33を
越えて干渉部34に達する位置まで移動してしまう。そ
のため、ロック部材20の移動が規制され、この場合も
ロック解除が行えない。このように、ロック部材20の
ロック解除が行われないと開閉蓋4の開放が不可能とな
り、トナーカートリッジ2をトナー補給位置に装着する
ことができない。
【0040】そして、上記のトナーカートリッジ2で
は、トナー補給用開口8を覆う封止部材45が解除部材
40に一体的に取り付けられており、解除部材40をボ
トルスライダ7から分離することによって封止部材45
をトナーカートリッジ2から引きはがすことができる。
そのため、トナーカートリッジ2をトナーホッパー1に
載置して前進させているときに、不注意で操作部46を
回動させてしまうと、解除部材40がボトルスライダ7
から分離して、開閉蓋4の開放ができなくなってしま
う。そこで、トナーカートリッジ2の前進中における解
除部材40の回動を阻止するとともに、トナーカートリ
ッジ2がトナー補給位置に達したときに解除部材40の
回動を許容するために、開閉蓋4に回動防止部材50が
設けられている。
【0041】回動防止部材50は、図17、18に示す
ように、開閉蓋4の内部において固定部材21の下方に
配された平板とされ、一端に開閉蓋4に取り付けられた
圧縮ばね51が連結され、開閉蓋4内で移動可能に組込
まれている。そして、回動防止部材50に、解除部材4
0の回動を許容する凹部として矩形状の貫通孔52が形
成され、トナーホッパー1の上面にも矩形状の凹み53
が形成されている。さらに、開閉蓋4の後端にも貫通孔
52と対応するように切欠54が形成されている。回動
防止部材50は、開閉蓋4の移動に伴って移動するが、
開閉蓋4の移動途中において回動防止部材50の移動を
阻止するためにストッパ55がトナーホッパー1に形成
されている。トナーカートリッジ2がトナー補給位置に
到達して、トナーカートリッジ2の開口8とトナー補給
口1aとが完全に連通した状態になったとき、回動防止
部材50の貫通孔52、切欠54および凹み53の位置
が合うようになっており、回動した解除部材40が侵入
できるだけのスペースが確保される。すなわち、ストッ
パ55は、回動防止部材50の貫通孔52をトナーホッ
パー1の凹み53に対して位置決めするためのものであ
る。
【0042】上記回動防止部材50による解除部材40
の回動の規制を説明する。まず、図17(a)に示すよ
うに、トナーホッパー1の載置部3にトナーカートリッ
ジ2が装着されたときには、トナーホッパー1の上面に
形成されたトナー補給口1aは開閉蓋4で覆われてい
る。このとき誤ってトナーカートリッジ2の開口8を覆
う封止部材45を剥がそうとして、操作部46を図の矢
印方向へ回動させても、封止部材45の一端が固着され
ている解除部材40の前端は、カートリッジ蓋9の上面
と接触して回動が規制され、解除部材40を分離するこ
とができない。
【0043】図17(b)に示すように、僅かにトナー
カートリッジ2が前進したとき、ボトルスライダ7はカ
ートリッジ蓋9から離れるが、解除部材40は固定部材
21の保持部27に当接して、回動防止部材50の上方
に達している。そのため、操作部46を回動しようとし
ても解除部材40の前端が回動防止部材50に接触する
ので、その回動が規制されて、解除部材40の分離およ
び封止部材45の剥離を行うことはできない。
【0044】さらに、トナーカートリッジ2を前進させ
ると、図17(c)に示すように、開閉蓋4が移動し
て、回動防止部材50がストッパ55に当接する。する
と、開閉蓋4はさらに移動するが、回動防止部材50は
停止する。このとき、回動防止部材50の貫通孔52は
トナーホッパー1の凹み53の上方に位置する。しか
し、開閉蓋4の後端はまだこの位置に到達していないの
で、貫通孔52と凹み53とは連通していない。また、
解除部材40の前端も貫通孔52の上方には到達してお
らず、回動防止部材50によって回動が規制されてい
る。
【0045】トナーカートリッジ2がトナー補給位置に
到達したとき、図18(a)に示すように、開閉蓋4は
トナー補給口1aを開放して、トナーボトル6の開口8
とトナー補給口1aとが完全に合致される。このとき、
開閉蓋4の後端の切欠54が貫通孔52および凹み53
と合致した位置にきて、回動防止部材50による規制が
解除され、解除部材50が侵入できるスペースが形成さ
れる。そこで、同図(b)に示すように、操作部46を
図中矢印方向へ回動させると、解除部材40が架橋部4
7を中心にして回動し、解除部材40の前端が形成され
たスペース内に侵入する。すると、架橋部47が破断し
て、解除部材40が開閉部材41から分離され、操作部
46を引き出すことによって封止部材45がボトルスラ
イダ7から引きはがされ、トナー補給を行うことができ
る。
【0046】このように、トナーカートリッジ2がトナ
ー補給位置に完全に装着されたときのみ解除部材40を
分離可能な構成としているので、トナーカートリッジ2
の開口8とトナーホッパー1のトナー補給口1aが完全
に連通した状態で封止部材45を引きはがすことが可能
となり、トナー補給位置において確実にトナー補給を行
うことができる。したがって、トナーカートリッジ2が
正しい位置に装着されていない場合には封止部材45を
引きはがすことができないので、トナーカートリッジ2
からトナー漏れが生じることはなく、トナーホッパー1
の上面、特にトナー補給口1aの周囲の汚染を防止でき
る。
【0047】以上のようにしてトナーカートリッジ2を
トナーホッパー1に装着し、トナーの補給を行った後
は、トナーカートリッジ2を再び載置部3まで後進させ
て取り外す。このとき、トナーカートリッジ2を取り外
す動作と開閉蓋4の閉鎖動作とが連動して行える。すな
わち、図14に示すように、開閉蓋4を開放させたとき
開閉部材41の係合部44がロック部材20の被係合部
31に係合しているので、トナーの補給後にボトルスラ
イダ7を載置部3まで後進させると、ロック部材20を
介して開閉蓋4が引っ張られ、開閉蓋4はトナー補給口
1aを閉塞する位置まで移動する。このとき、保持部2
7は弾性部28によって後側方向に付勢されているが、
ロック部材20の離間部33の壁面に当接して、保持部
27の移動は規制されている。なお、図14には解除部
材40が描かれているが、トナー補給後には封止部材4
5とともに引きはがされているので、実際には解除部材
40は存在しない。
【0048】そして、解除姿勢にあるロック部材20は
その板ばね26の作用により案内枠側に付勢されている
ので、開閉蓋4がトナー補給口1aの閉塞位置に到達す
ると、係合爪24が案内枠5の切欠溝25に対向し、ロ
ック部材20はその付勢力によって移動して、係合爪2
4が切欠溝25に挿入される。これによって、ロック部
材20が案内枠5に係合されてロック状態となり、開閉
蓋4は閉状態に保持される。このとき、係合部44と被
係合部31との係合が解除され、また保持部27も当接
部32に対向するように移動する。
【0049】さらに、ボトルスライダ7を後進させる
と、係合部44が被係合部31を乗り越えていき、ロッ
ク部材20を外側に向かって押し込むことになり、ロッ
ク部材20は確実に係合姿勢とされる。このとき、係合
部44の存在によって移動が規制されていた保持部27
は、弾性部28の付勢力によって押されて移動し、当接
部32に当接し、ロック部材20を係合姿勢に固定す
る。そして、ボトルスライダ7は載置部3にあるカート
リッジ蓋9に嵌合され、トナーホッパー1からトナーカ
ートリッジ2を取り外すことができる。
【0050】ところで、固定部材21の保持部27は解
除部材40に押されて移動するが、このとき案内溝30
に沿って移動する。これによって、保持部27に対して
左右いずれか片側のみに力が偏ってかかる場合には、支
軸29を中心に保持部27が水平面内で回転して傾いた
状態となり、ロック解除ができないようになっている。
このために、弾性部28は2本の板ばねから構成されて
おり、保持部27を左右いずれかに傾けるようにしてい
る。
【0051】すなわち、図19(a)に示すように、保
持部27の凹凸面とトナーカートリッジ2の凹凸面とが
完全に合致する場合、保持部27には左右均等に力が作
用するため、保持部27は左右平行に移動し、ロックは
解除される。しかしながら、同図(b)に示すように、
保持部27の凹凸面と解除部材40の凹凸面とが左右の
いずれか一方のみで合致する場合、保持部27には左右
のいずれか一方側のみに不均等に力が作用するため、保
持部27は傾いた状態で移動する。すると、左右いずれ
か一方において保持部27は当接部32から離れて離間
部33と対向し、ロック部材20は解除姿勢となるが、
他方において保持部27は当接部32に当接したままと
なり、ロック部材20に対する保持部27の規制は解除
されず、係合姿勢のままでロックは解除されない。
【0052】また、案内溝30が2本以上ある場合に
は、図19(c)に示すように、保持部27が水平面内
で回転をせず傾くことがないので、保持部27の移動は
平行移動のみに限定される。このため、保持部27の凹
凸面と解除部材40の凹凸面とが左右のいずれか一方の
みで合致する場合であっても、保持部27は必ず平行移
動するので、ロック状態が解除されてしまい、不都合で
ある。つまり、案内溝30を左右方向の中央に一本のみ
設けることにより、保持部27を水平面内で自由に揺動
可能として、保持部27の支持ないしは保持を意図的に
不安定な状態とすることができる。
【0053】したがって、保持部27の凹凸面と解除部
材40の凹凸面とが完全に合致しない場合には、保持部
27の左右部分に作用する力のバランスが不均等になる
ので、ロック状態が容易に解除されてしまう危険性を低
減できる。また、このことは、凹凸形状をあまり複雑な
形状としなくても、単純な凹凸形状の組み合わせのみ
で、トナーの銘柄、種類が増加しても多くのバリエーシ
ョンを与え得ることを意味する。
【0054】しかも、案内溝30の前端部に保持部27
の支軸29が当接することによって、保持部27の移動
量(変位量)が制限される。例えば保持部27が許容量
以上に押し込まれると、ロック部材20の干渉部34を
通り越してしまい、保持部27がロック部材20の内面
と当接しなくなるので、ロック機構のロックが解除され
てしまう。そこで、保持部27の移動量を干渉部34を
通り越さない程度に制限しておくことによって、保持部
27が許容量以上押し込まれることがなく、ロック機構
のロックが解除されることを防止できるとともに、ロッ
ク部材20や固定部材21に無理な力がかかって破損す
るといったことも防止できる。
【0055】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、解除部材および固定部材の凹凸面の形状は、上記実
施形態のような矩形状以外にも波形、くし歯形、さらに
は曲面状でもよく、その突出量等の寸法が所定の手順で
各部材を動作させるように設定されていればよい。ま
た、解除部材と開閉部材とは別部材になっているが、機
能的に別々になっているだけであって、これらを一体の
部材として設けてもよい。そして、この一体の部材の一
部分を分離可能として、ここに封止部材を取り付ければ
よい。
【0056】また、ロック部材は、左右方向に移動して
案内枠の側面に係合するようになっているが、上下方向
に移動して案内枠の上面あるいはトナーホッパーの上面
に係合するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、トナーカートリッジ側の凹凸面の形状と開閉蓋
側の凹凸面の形状とが合致しない限り、開閉蓋を開放す
ることができないので、機種に適合したトナーカートリ
ッジが装着された場合のみ開閉蓋に対するロックの解除
が可能となり、不適性なトナーカートリッジの使用によ
る他機種用トナー、色違いトナー等の誤投入を防止でき
る。したがって、トナーホッパーの開閉蓋を手動あるい
は工具等の介助によって強制的に開放状態にはできない
ので、他機種用トナーの転用やゴミ、異物等の混入に伴
う不要なトラブルを回避することができる。また、凹凸
面の形状を多様なものにすることにより、トナーカート
リッジの種類が多くなっても容易に対応でき、適性なト
ナーカートリッジだけを使用することができる。
【0058】しかも、トナーカートリッジが適正な状態
で装着された場合にのみ、各部材が連係して開閉蓋が開
放方向へ移動し、かつトナーカートリッジの補給用開口
とトナーホッパーのトナー補給口が完全に連通した状態
となるので、トナー補給口の周囲の汚染を防止でき、確
実にトナー補給作業を行うことができる。
【0059】そして、トナーカートリッジでは、トナー
補給用開口が封止部材によって覆われており、この封止
部材は開閉蓋を開閉するために一体的に形成されている
取付部材に取り付けられている。そのため、取付部材を
分離すればトナーカートリッジを装着していないときで
も封止部材を引きはがすことは可能であるが、この取付
部材を分離すると、開閉蓋のロックを解除することがで
きなくなり、トナー補給を行えない。したがって、開封
されて品質、性能の低下したトナーがトナーホッパーに
投入されることを未然に防げるとともに、画質低下や現
像トラブルの発生を防止できる。さらに、使用済みのト
ナーカートリッジを装着しても開閉蓋を開放できないの
で、無用な動作を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のトナー補給装置の斜視図
【図2】トナーカートリッジをトナーホッパーに載置し
たときの斜視図
【図3】ボトルスライダを示し、(a)は平面図、
(b)は側面図
【図4】カートリッジ蓋を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図
【図5】トナーボトルを省略したトナーカートリッジの
斜視図
【図6】ボトルスライダを移動させたときのトナーボト
ルを省略したトナーカートリッジの斜視図
【図7】(a)開閉機構の断面図、(b)開閉蓋の断面
図、(c)トナーカートリッジをトナーホッパーの上面
に沿って移動させたときの断面図
【図8】(a)開閉機構の平面図、(b)ロック機構の
平面図
【図9】トナーカートリッジをトナーホッパーに載置し
たときのトナー補給装置の平面図
【図10】(a)トナーカートリッジをトナーホッパー
に載置したときの要部拡大図、(b)トナーカートリッ
ジが固定部材に当接したときの要部拡大図
【図11】トナーカートリッジが固定部材に当接したと
きのトナー補給装置の平面図
【図12】解除部材が固定部材を押し込んだときのトナ
ー補給装置の平面図
【図13】ロック部材の係合が解除されたときのトナー
補給装置の平面図
【図14】トナーカートリッジがトナー装着位置に到達
したときのトナー補給装置の平面図
【図15】解除部材の凹凸面の形状が不適性なトナーカ
ートリッジを使用したときのトナー補給装置の平面図
【図16】解除部材の凹凸面の形状が不適性なトナーカ
ートリッジを使用したときのトナー補給装置の平面図
【図17】トナーカートリッジの前進中における解除部
材の回動の規制を説明するための図
【図18】解除部材の回動による封止部材の引きはがし
を説明するための図
【図19】解除部材の凹凸面の違いによる固定部材の動
きを説明するための図
【符号の説明】
1 トナーホッパー 1a トナー補給口 2 トナーカートリッジ 4 開閉蓋 5 案内枠 20 ロック部材 21 固定部材 27 保持部 30 案内溝 31 被係合部 40 解除部材 41 開閉部材 43 切換部 44 係合部 45 封止部材 46 操作部 50 回動防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 健一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社 内 (56)参考文献 特開 平3−245172(JP,A) 特開 平3−180874(JP,A) 特開 平6−67534(JP,A) 特開 平5−281855(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 15/08 506 B65D 83/06

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー槽に設けられたトナー補給口を介
    してトナーカートリッジからトナーを補給するためのト
    ナー補給装置であって、 前記トナー槽に、その上面に沿って移動自在に配され前
    記トナー補給口を開閉する開閉蓋と、前記トナー補給口
    の口壁に沿って配され前記開閉蓋を開閉方向に案内する
    案内枠と、前記開閉蓋を閉状態に保持するロック部材
    と、該ロック部材を固定する固定部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジに、トナーカートリッジの前進
    により前記固定部材を移動させて前記ロック部材を移動
    可能とする解除部材と、前記ロック部材を移動させて前
    記開閉蓋を移動させる開閉部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジを前記載置部に載置したとき前
    記固定部材と前記解除部材とが対向され、それぞれの対
    向面は凹凸面に形成され、両凹凸面は互いに噛み合う形
    状とされ、前記トナーカートリッジの前進により両凹凸
    面が噛み合うことにより前記固定部材が移動可能とされ
    て前記開閉蓋が開放可能となることを特徴とするトナー
    補給装置。
  2. 【請求項2】 トナー槽に設けられたトナー補給口を介
    してトナーカートリッジからトナーを補給するためのト
    ナー補給装置であって、 前記トナー槽に、その上面に沿って移動自在に配され前
    記トナー補給口を開閉する開閉蓋と、前記トナー補給口
    の口壁に沿って配され前記開閉蓋を開閉方向に案内する
    案内枠と、前記開閉蓋を閉状態に保持するロック部材
    と、該ロック部材を固定する固定部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジに、トナーカートリッジの前進
    により前記固定部材を移動させて前記ロック部材を移動
    可能とする解除部材と、前記ロック部材を移動させて前
    記開閉蓋を移動させる開閉部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジを前記載置部に載置したとき前
    記固定部材と前記解除部材とが対向され、それぞれの対
    向面は凹凸面に形成され、両凹凸面は互いに噛み合う形
    状とされ、前記トナーカートリッジの前進により両凹凸
    面が噛み合うことにより前記固定部材が移動可能とされ
    て前記開閉蓋が開放可能となり、 前記開閉蓋に、前記固定部材を移動自在に遊嵌して開閉
    方向に案内する案内部が設けられ、該案内部は、前記ト
    ナーカートリッジの前進時に前記固定部材の移動量を規
    制することを特徴とするトナー補給装置。
  3. 【請求項3】 固定部材に支軸が形成され、案内部は、
    開閉方向に平行に形成され前記支軸を遊嵌する案内溝と
    され、前記固定部材は支軸周りに揺動自在とされ、該固
    定部材が揺動せずに平行移動したときのみロック部材を
    案内枠に係合した係合姿勢から案内枠との係合が解除さ
    れた解除姿勢に切換え可能とすることを特徴とする請求
    項2記載のトナー補給装置。
  4. 【請求項4】 トナー槽に設けられたトナー補給口を介
    してトナーカートリッジからトナーを補給するためのト
    ナー補給装置であって、 前記トナー槽に、その上面に沿って移動自在に配され前
    記トナー補給口を開閉する開閉蓋と、前記トナー補給口
    の口壁に沿って配され前記開閉蓋を開閉方向に案内する
    案内枠と、該案内枠に係合することによって前記開閉蓋
    を閉状態に保持するロック部材と、該ロック部材を固定
    する固定部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジに、トナーカートリッジの前進
    により前記固定部材を移動させて前記ロック部材を移動
    可能とする解除部材と、前記ロック部材を前記案内枠と
    の係合が解除されるように移動させて前記開閉蓋を移動
    させる開閉部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジを前記載置部に載置したとき前
    記固定部材と前記解除部材とが対向され、それぞれの対
    向面は凹凸面に形成され、両凹凸面は互いに噛み合う形
    状とされ、前記トナーカートリッジの前進により両凹凸
    面が噛み合うことにより前記固定部材が移動可能とされ
    て前記開閉蓋が開放可能となり、 前記開閉部材に、前記案内枠との係合が解除されて解除
    姿勢になった前記ロック部材に係合する係合部が形成さ
    れ、前記トナーカートリッジの後進により前記係合部が
    前記ロック部材に係合して前記開閉蓋を移動可能とする
    ことを特徴とするトナー補給装置。
  5. 【請求項5】 ロック部材に、解除姿勢時に開閉部材の
    係合部と係合する被係合部が形成され、前記係合部の外
    側端面は前記被係合部の内側端面より案内枠に近い位置
    とされ、トナーカートリッジの後進によって前記係合部
    は前記ロック部材を案内枠に向かって押圧することを特
    徴とする請求項4記載のトナー補給装置。
  6. 【請求項6】 トナー槽に設けられたトナー補給口を介
    してトナーカートリッジからトナーを補給するためのト
    ナー補給装置であって、 前記トナー槽に、その上面に沿って移動自在に配され前
    記トナー補給口を開閉する開閉蓋と、前記トナー補給口
    の口壁に沿って配され前記開閉蓋を開閉方向に案内する
    案内枠と、前記開閉蓋を閉状態に保持するロック部材
    と、該ロック部材を固定する固定部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジに、トナーカートリッジの前進
    により前記固定部材を移動させて前記ロック部材を移動
    可能とする解除部材と、前記ロック部材を移動させて前
    記開閉蓋を移動させる開閉部材とが設けられ、 前記トナーカートリッジを前記載置部に載置したとき前
    記固定部材と前記解除部材とが対向され、それぞれの対
    向面は凹凸面に形成され、両凹凸面は互いに噛み合う形
    状とされ、前記トナーカートリッジの前進により両凹凸
    面が噛み合うことにより前記固定部材が移動可能とされ
    て前記開閉蓋が開放可能となり、 前記トナーカートリッジのトナー補給用開口を覆う封止
    部材が設けられ、該封止部材は前記開閉部材あるいは解
    除部材のうちいずれか一方である取付部材に取り付けら
    れ、該取付部材は、前記トナーカートリッジに分離可能
    に一体的に形成され、前記取付部材を前記トナーカート
    リッジから分離することによって、前記封止部材がトナ
    ーカートリッジから引きはがされることを特徴とするト
    ナー補給装置。
  7. 【請求項7】 取付部材はトナーカートリッジに回動自
    在に支持され、開閉蓋に、前記取付部材に接触してその
    回動を規制する回動防止部材が設けられ、該回動防止部
    材に、前記取付部材の回動を許容する凹部が形成され、
    前記開閉蓋が開放されトナーカートリッジの開口とトナ
    ー補給口とが連通する位置にトナーカートリッジが移動
    したとき、前記操作部が前記凹部に到達して回動可能と
    なり、前記トナーカートリッジから分離されることを特
    徴とする請求項6記載のトナー補給装置。
  8. 【請求項8】 開閉部材に、ロック部材に当接して該ロ
    ック部材を案内枠に係合した係合姿勢から案内枠との係
    合が解除された解除姿勢に切換える切換部が形成され、
    前記トナーカートリッジを載置部に載置したとき前記固
    定部材の凹凸面と前記解除部材の凹凸面との距離が前記
    ロック部材と前記切換部との距離より小とされたことを
    特徴とする請求項1、2、4、6のいずれかに記載のト
    ナー補給装置。
  9. 【請求項9】 固定部材に、ロック部材に当接して該ロ
    ック部材を係合姿勢に保持する保持部が形成され、前記
    ロック部材に、解除姿勢になったときに前記保持部によ
    る規制を回避させるための規制回避部が形成され、前記
    固定部材の凹凸面と前記解除部材の凹凸面が噛み合った
    とき前記保持部から前記規制回避部までの距離が前記切
    換部と前記ロック部材との距離より小とされたことを特
    徴とする請求項8記載のトナー補給装置。
  10. 【請求項10】 固定部材に、保持部を移動自在に弾性
    支持する弾性部が形成され、前記保持部の移動によりロ
    ック部材は解除姿勢に切換え可能とされたことを特徴と
    する請求項9記載のトナー補給装置。
  11. 【請求項11】 トナー補給口を開閉する開閉蓋と、該
    開閉蓋を閉状態に保持するロック部材と、該ロック部材
    を固定する固定部材とが設けられたトナー槽に対して、
    前記開閉蓋を開放して前記トナー補給口からトナーを補
    給するためのトナーカートリッジであって、 前記固定部材を移動させて前記ロック部材を移動可能と
    する解除部材と、前記ロック部材を移動させながら前記
    開閉蓋を移動させる開閉部材とが設けられ、前記固定部
    材に形成された凹凸面と噛み合うように前記解除部材に
    凹凸面が形成され、両凹凸面が噛み合った場合に前記固
    定部材が移動されて前記開閉蓋を開放可能とすることを
    特徴とするトナーカートリッジ。
  12. 【請求項12】 トナー補給用開口を覆う封止部材が設
    けられ、該封止部材が開閉部材あるいは解除部材に一体
    的に接続され、トナーカートリッジから前記開閉部材あ
    るいは解除部材を分離することによって前記封止部材が
    引きはがされることを特徴とする請求項11記載のトナ
    ーカートリッジ。
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