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JP3490545B2 - 画像検定方法 - Google Patents

画像検定方法

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Publication number
JP3490545B2
JP3490545B2 JP16744295A JP16744295A JP3490545B2 JP 3490545 B2 JP3490545 B2 JP 3490545B2 JP 16744295 A JP16744295 A JP 16744295A JP 16744295 A JP16744295 A JP 16744295A JP 3490545 B2 JP3490545 B2 JP 3490545B2
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Japan
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JP16744295A
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JPH0915759A (ja
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耕一 菅原
力 木村
純司 菅野
淳 中川
良市 林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像検定方法に関
し、特に、画像の濃度等のプリント露光条件の設定を検
定する画像検定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガに基づくプリント結果を予測
して、TVカメラで撮像し、それに対して所望の加工を
施し、所望の画像をプリントすることが行われている。
この場合、適正な画像をプリントするためにオペレータ
による検定が行われている。
【0003】これを図4(B)を参照して説明すれば、
例えばモニタ上に複数画像を表示し、検定対象となるコ
マの画像をカーソル指示し、このカーソルを移動するこ
とによって、順次、オペレータによる目視での検定が行
われる。検定の結果、適度な濃度及びカラーバランス等
のプリント条件の変更が指示される。プリント条件の変
更が指示されて演算が行われた後に、モニタ上の画像は
補正後の画像に変更され、オペレータがこれを確認し検
定を終了し、カーソルキーを操作して次の画像を検定対
象として特定し、次の検定を開始するようになってい
る。
【0004】しかし、このような工程では時間かかか
り、処理の迅速化が要求される近年においては改善が要
求されている。これに対応して、オペレータによる目視
での検定に対して処理能力を上げて処理の迅速化を図る
ことには限界がある。他方、上記の検定工程を全て自動
で行うことも可能であるが、予め設定されたプリント露
光条件に合わせて多くの画像を修正すると、修正が不適
当な画像コマの出現を避けることができない。
【0005】また、一度の多くの画像を表示して全体を
見渡しながら検定処理を行うことができる一方で、カー
ソルの移動に伴いオペレータの視線を移動しながら画像
の検定を行うことになり、オペレータに対する負担が大
きく処理能力の低下に繋がる。
【0006】なお、従来の技術として、現像済みのネガ
をオペレータが目視にて検定するネガ検定があるが、こ
れはネガフィルムをそのまま用いて行うためネガ画像に
対して検定処理を行う。この場合、熟練されたオペレー
タが行うと短時間で大量のコマを検定することができ、
7000コマ/時間以上の速度で処理することができ
る。しかし、この速度を維持して処理するには、熟練す
ることが必要であり、従って、オペレータの能力に頼っ
ているのが現実である。
【0007】これに対して上述のような自動検定では、
ネガ画像からポジ画像を作成して熟練を必要としないで
行うことができる。しかし、補正後の画像を表示するた
めに処理速度が落ち、熟練オペレータの約半分の処理量
である3000コマ/時間程度の処理速度に止まる。
【0008】一方、ネガ毎に処理を行うミニラボでは、
ネガフィルムからポジ画像を作成し、これを表示して検
定を行うシステムを備えている。しかしミニラボ自体が
元々大量処理を目的としていないため、高速処理するこ
とができず、1000〜2000コマ/時間程度でしか
処理することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して成されたもので、画像の検定能力を向上させ、迅
速な処理を可能とする画像検定方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
写真フィルム上の画像を抽出して表示手段上に表示し、
該画像に対してプリント露光条件を設定変更するために
検定を行う画像検定方法において、前記写真フィルム上
の検定対象となる対象画像を表示し、表示された前記対
象画像に対して検定を行い、必要に応じて濃度、カラー
バランス調整を行った後に、前記調整後の画像を表示す
ることなく、次の対象画像に対して検定を行うこと、を
特徴としている。
【0011】これにより、検定の対象となる対象画像を
表示して検定を行い、必要に応じて調整した後に、調整
後の画像を表示することなく、検定終了後に次の画像に
対して検定を開始することができる。従って、調整後の
画像を表示してこれを確認するために要していた時間を
短縮することができ、迅速に処理を進めることができ
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、検定を行う前記写真フィルム上の画像を表示する検
定位置を特定し、前記検定位置に表示された画像を前記
対象画像として検定を行う場合に、少なくとも連続する
2画像を順次スクロール表示して、前記検定位置に未検
定の画像を表示すること、を特徴としている。
【0013】これにより、検定を行う画像を表示する検
定位置を固定し、検定の対象となる画像を順次スクロー
ル表示して検定処理を行うことができる。従って、検定
を行う画像が表示される位置が固定され、オペレータが
視線を固定したまま複数の画像を順次検定することがで
き、オペレータに対する負担を軽くして処理能力の低下
を抑えることができる。
【0014】 請求項3記載の発明は、写真フィルム上
の画像を抽出して表示手段上に表示し、該画像に対して
プリント露光条件を設定変更するために検定を行う画像
検定方法において、検定を行う前記写真フィルム上の画
像を表示する検定位置を特定し、前記検定位置に表示さ
れた画像を前記対象画像として検定を行う場合に、少な
くとも連続する2画像を順次スクロール表示して、前記
検定位置に未検定の画像を表示し、表示された前記対象
画像に対して検定を行い、必要に応じて濃度、カラーバ
ランス調整を行った後に、前記調整後の画像を前記検定
位置に表示することなく、前記調整後の画像を前記検定
位置以外で表示すると共に前記検定位置に次の対象画像
を表示して、当該検定位置に表示された画像に対して検
定を行うことを特徴としている。
【0015】これにより、調整後の画像を検定位置以外
で表示して、検定結果を確認することができる。また、
例えば検定位置の画像が検定を終了して位置を移動する
ときに調整後の画像として表示して、表示の切替えに伴
う時間的なロスを解消することができる。従って、類似
した画像が連続する場合には同様に検定して同等の手間
をかけることなく迅速に且つ効率よく検定を行うことが
できる。
【0016】 請求項4記載の発明は、請求項1又は請
求項2において、前記対象画像の調整後の画像を、表示
指示があったときに表示するように切り換えることを特
徴としている。
【0017】これにより、調整後の画像を任意のときに
表示することができるので、検定結果を確認したいとき
には確認することができる。従って、不適当なプリント
結果が生じることを一層防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照に本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0019】図1に示されるように、本発明が適用され
るスキャナ10は、ハロゲンランプ、リフレクタによっ
て構成される光源14を備えている。光源14から照射
される光線の焼付光路Lに、C(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)の各色のカットフィルタ38が配
設されている。これらの各カットフィルタ38は、ドラ
イバ39からの信号に応じて、光路L上へ挿入又は離脱
する。
【0020】カットフィルタ38の上方の焼付光路Lに
は、光拡散筒34を挟んでネガキャリア26が配設され
ている。ネガキャリア26は、長尺状のネガフィルム1
2をネガマスク27によって所定位置に位置決めすると
共に、搬送ローラ28、プレスローラ30によって挟持
して一方から他方へ搬送する構成となっている。
【0021】光源ランプ14から照射される光線の光路
Lには、その最上方に256×256画素の露光演算用
CCD16が配置されている。なお、この露光演算用C
CD16は光源ランプ14側に写真フィルム12及びプ
リント用のペーパーの特性に合わせた図示しないフィル
ターを有している。
【0022】この露光演算用CCD16は、露光演算部
18に接続されており、ネガフィルムの透過画像の平均
透過濃度(LATD)を測定するようになっている。露
光演算部18はコントローラ20に接続されており、測
定結果をコントローラ20に送信するようになってい
る。
【0023】コントローラ20にはキーボード48が接
続されており、オペレータが検定工程において濃度、カ
ラーバランスを調整する所定のキーを操作して、キーボ
ード48から露光時の露光補正値を設定できるようにな
っている。これによりコントローラ20は、露光演算部
18からの測定値及びオペレータによりキーボード48
から入力された濃度及びカラー等のデータに基づいて、
プリント露光条件を変更するための露光演算データ(補
正値)を設定するようになっている。
【0024】コントローラ20は、図示しないメモリを
備えており、露光演算データを一時的に記憶し、一時的
に記憶した露光演算データを記録媒体としてのLSIカ
ード24に記録する。
【0025】一方、ネガキャリア26と露光演算用CC
D16との間には、レンズ32及びプリズム40が配置
されている。
【0026】プリズム40は、写真フィルム12の透過
画像を通過及び反射させるようになっている。反射され
た透過画像は、640×480画素の画像入力用CCD
42によって撮像され、その信号は画像信号処理部44
へ供給される。画像信号処理部44では、画像入力用C
CD42で撮影した画像の生データ、ネガポジ反転した
データ、ネガポジ反転して所定の修正を加えたデータ等
が生成可能になっている。
【0027】画像信号処理部44には、図2に示される
ようなモニタ46が接続されている。モニタ46は、画
像コマ表示部46Aとメッセージ表示部46Bとに表示
面が分割され、また、画像コマ表示部46Aは更に16
分割されて16の画像が同時に表示できるようになって
いる。各画像コマ面には、画像信号処理部44によって
電気信号(デジタル信号)に変換された画像が表示され
るようになっている。これにより、主として画像入力用
CCD42により撮影された画像データから生成された
ポジ画像がモニタ46に表示され、オペレータがモニタ
46の表示された画像を見ながら検定作業を行うように
なっている。
【0028】次に図3及び図4を参照して本発明の画像
検定方法について説明する。図3に示されるように、モ
ニタ46(メッセージ表示部46Bは省略してある)に
は、A位置(図3左上)からP位置(図3右下)まで1
6画像コマが表示されるようになっており、A位置に最
後の画像が表示され、矢印に従って順次スクロールする
ようになっている。
【0029】ここで検定位置はO位置に固定され、O位
置に表示された画像に対して検定が終了しても検定位置
は変更されないようになっている。即ち、O位置に表示
された画像に対して検定作業が終了すると、O位置に表
示されていた画像は検定後にP位置へ移動し、これに伴
ってN位置に表示されていた画像が自動的にO位置にス
クロールし、その後の画像についても順次1コマずつス
クロールするようになっている。これにより、オペレー
タは、常にO位置に表示される画像に対して検定作業を
行うことができるようになっている。また検定位置をO
位置に固定することによって、検定を終了した画像がP
位置にスクロールして表示されるようになっている。こ
れにより1つ前に検定を終えた画像の絵柄を確認するこ
とができる。なお、O位置の画像は、他の位置の画像よ
りも光量を上げて検定位置であることを一層明確にして
いる。
【0030】オペレータは検定位置であるO位置に表示
された画像に対して検定を行い、キーボード48上に配
置されたカラーキー及び濃度キーを操作してプリント条
件を変更し、調整を行うようになっている。カラーキ
ー、濃度キーは、各々ノーマル画像に対して+3〜−3
段階の補正ができるように各段数が表示された複数キー
として配列されている。このため、オペレータはキーを
選択して操作すればよい。また、カラーバランスを補正
するためのカラーキーは、濃度キーの操作前に操作する
ことにより、濃度キーを次の画像表示への移行指示とし
ての機能を持たせている。従って、オペレータが濃度キ
ー操作により調整を行いプリント条件の変更を指示する
と、自動的に画像のスクロールが行われて検定位置に次
の画像が表示されると共に、指示された値に基づいて演
算が行われて、検定された画像の検定結果がLSIカー
ト24に書き込まれるようになっている。
【0031】図4(A)に示されるように、1コマ目の
画像が表示されてオペレータによる検定が行われ、プリ
ント条件の変更による露光補正値の演算及びLSIカー
ド24への書き込みを指示した後は、修正後の画像を表
示することなく、次の画像コマの表示が行われるように
なっている。これにより、図4(B)に示される従来に
おいて認められた演算にかかる時間と修正後の画像表示
及び確認にかかる時間とを省略することができるように
なっている。
【0032】従って、オペレータは設定された検定位置
に表示された画像に対して検定を行い、検定により設定
されたプリント条件の変更が指示されると、変更後の画
像を表示することなく、画像がスクロールして検定位置
に次の画像が表示される。検定位置に次の画像が表示さ
れると、オペレータは視線を移動することなく、次の画
像に対して検定を開始することができるようになってい
る。
【0033】なお、図示しない大ラボのプリンタには、
従来周知のように、写真フィルム12とLSIカード2
4とが装填されるようになっており、LSIカード24
に記録されたデータに基づいてプリントを行うようにな
っている。
【0034】次のスキャナ10の作用について説明す
る。長尺状にされた写真フィルム12がスキャナ10に
セットして搬送すると、所定の画像コマがネガキャリア
26の所定位置に順次セットされる。
【0035】露光演算用CCD16がネガキャリア26
にセットされたコマ画像を撮影し、露光演算部18が露
光演算用CCD16から入力した画像に基づいて演算を
行い、露光演算データを順次コントローラ20に出力す
る。
【0036】これと略同時に、露光演算用CCD16で
撮影したコマ画像を画像入力用CCD42が順次撮像
し、信号を画像信号処理部44へ供給する。画像信号処
理部44は入力した信号に基づいてポジ画像データを順
次生成し、生成した複数のポジ画像をモニタ46に同時
に表示する。
【0037】オペレータは検定位置に表示された画像に
対して検定を行い、所定のキー操作により検定結果によ
るプリント条件の変更をキーボード48から指示する。
【0038】オペレータからの指示に従って、コントロ
ーラ20では各画像に対して適正なプリント露光補正値
を設定し、LSIカード24に記録する。
【0039】その後、このLSIカード24と写真フィ
ルム12とを図示しない大ラボのプリンタにセットする
ことにより、プリンタはプリント条件の変更による露光
補正値に基づいて適正なプリントを行うことができる。
【0040】次に検定工程について図5を参照して説明
する。ネガフィルム12上に記録されている画像群が画
像入力用CCD42により読み取られて画像信号処理部
44に送られると、ステップ100においてnの値がリ
セット(0)された後、ステップ102において、モニ
タ46の画像コマ表示部46Aに所定の数の画像群が順
次表示される。
【0041】画像群が表示されると、ステップ104に
おいてnの値がインクリメントされてステップ106に
移行し、所定の検定位置にある画像がn番目の画像とし
て認識される。
【0042】検定位置の画像が認識されると、ステップ
108において、n番目の画像のプリント条件に対して
キー操作があったか否かが判断される。検定位置に表示
されたn番目の画像はオペレータにより検定される。オ
ペレータが濃度及びカラー等の所定の条件を変更するか
否かを判断し(検定)、判断結果をキーボード48上の
所定のキー操作によって、プリント条件変更を指示(調
整)するようになっている。例えば+3〜−3(0を含
む)の各表示がされて配列されたキーを選択して操作す
る。ここで変更なしの場合に「0」表示のキーを操作す
る。なお、カラーバランスの調整が必要な場合には、濃
度調整の前に行う。
【0043】キー操作があった場合には、ステップ11
0において、操作されたキーを判別する。
【0044】キーの種類と調整段階が判別されると、ス
テップ112において、プリント条件に変更があったか
否かが判断される。判別されたキーにおける調整段階が
「0」以外の場合には、判断は肯定されてステップ11
4に移行し、操作されたキーが示す種類と調整段階に基
づいて、プリント条件変更のための演算が行われる。一
方、プリント条件に変更がなかった場合、即ち、判別さ
れた濃度キーにおける調整段階が「0」である場合に
は、判断は否定される。
【0045】プリント条件変更のための演算が開始され
た場合、又はプリント条件に変更がなかったと判断され
た場合には、ステップ116に移行し、最後の画像を検
定したか否かが判断される。
【0046】n番目の画像が画像信号処理部44に入力
された最後の画像でない場合には、判断は否定されてス
テップ118に移行し、画面がスクロールして検定位置
に次の画像が表示され、ステップ104に戻り、nの値
がインクリメントされて検定処理を行う。
【0047】一方、n番目の画像が最後の画像の場合に
は、判断は肯定されて一連の処理を終了する。
【0048】これにより、オペレータによる検定後に
は、演算の指示を与えるだけで検定結果を画面上に表示
することなく次の画像に対して検定を行うことができる
ので、迅速に処理を進めることができる。また、モニタ
46を分割して複数の画像を表示した場合には、検定位
置を固定して設定し、検定後には画像をスクロールさせ
て検定位置にある画像を変えることにより、オペレータ
の視線を移動させることなく、検定処理を進めることが
できる。
【0049】また、濃度キーを次の画像表示指示キーと
して兼用したため、オペレータのキー操作を軽減するこ
とができる。
【0050】従って、複数の画像の検定を視線を固定し
て順次行い、また、検定後の画像を表示せず次の画像に
対して検定を行うため、迅速に且つ効率的に検定作業を
行うことができる。
【0051】なお、本実施の形態では、検定作業のため
にモニタ46に表示する画像数を16に設定し、図3に
おけるO位置を検定位置としたが、この数及び検定位置
に限定されない。表示される画像数及び検定位置は予め
任意に設定することができ、例えば、図6(A)及び
(B)に示されるように、表示画像数を3又は4にして
もよく、検定位置を中央又は3番目にすることもでき
る。これにより同様の効果を得ることができると共に、
表示数を適当な数に減らすことにより表示画像のモニタ
46上の大きさを大きくすることができ、また目移りす
ることが少ないため、よりオペレータに対する負担を軽
くすることができる。
【0052】本実施の形態では、検定後の画像に対して
は検定結果をモニタ46上に表示しないで次の画像の検
定処理を行ったが、所定のキー操作により検定結果を表
示するように切り換えるようにすることができる。これ
により、検定結果の表示を画像により選択して、表示さ
せたい画像のみの検定結果を確認し、その他の画像に対
しては検定結果を表示させないで確実且つ効率よく処理
を進めることができる。
【0053】また、検定位置での画像に対して検定を行
った後、画面をスクロールしたときに検定後の画像を表
示するようにしてもよい。これにより検定結果を処理効
率を低下させることなく確認することができる。
【0054】なお、本実施の形態では大ラボシステムに
おいてロール状のネガフィルム12上の画像群を高速で
読み取るスキャナ10に適用した例であるが、スキャナ
10に限定されない。例えばミニラボにも適用すること
ができ、同様の効果を得ることができる。この場合に
は、焼付対象となる画像毎に検定を行っても、焼付前に
予め複数の画像群をCCDセンサ等により読み取り、大
ラボで実施されたように複数の画像を同時にモニタ上に
表示して検定を行うこともよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像の検定能力を向上させ、迅速な処理を可能とする画像
検定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスキャナの概略図で
ある。
【図2】本実施の形態のスキャナにおけるモニタの正面
図である。
【図3】本実施の形態の検定工程での画像のスクロール
を示す図である。
【図4】本実施の形態の検定工程における作業の流れと
表示画面を示す図である。
【図5】本実施の形態の検定方法を示すフローチャート
である。
【図6】本発明における検定画像表示の他の実施の形態
を示した図である。
【符号の説明】
10 スキャナ 12 ネガフィルム(写真フィルム) 16 露光演算用CCD 20 コントローラ 18 露光演算部 24 LSIカード 26 ネガキャリア 42 画像入力用CCD 44 画像信号処理部 46 モニタ(表示手段) 48 キーボード
フロントページの続き (72)発明者 中川 淳 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (72)発明者 林 良市 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−14530(JP,A) 特開 昭63−289545(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 - 27/80

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルム上の画像を抽出して表示手
    段上に表示し、該画像に対してプリント露光条件を設定
    変更するために検定を行う画像検定方法において、 前記写真フィルム上の検定対象となる対象画像を表示
    し、 表示された前記対象画像に対して検定を行い、 必要に応じて濃度、カラーバランス調整を行った後に、
    前記調整後の画像を表示することなく、次の対象画像に
    対して検定を行うこと、 を特徴とする画像検定方法。
  2. 【請求項2】 検定を行う前記写真フィルム上の画像を
    表示する検定位置を特定し、 前記検定位置に表示された画像を前記対象画像として検
    定を行う場合に、少なくとも連続する2画像を順次スク
    ロール表示して、 前記検定位置に未検定の画像を表示すること、 を特徴とする請求項1記載の画像検定方法。
  3. 【請求項3】 写真フィルム上の画像を抽出して表示手
    段上に表示し、該画像に対してプリント露光条件を設定
    変更するために検定を行う画像検定方法において、 検定を行う前記写真フィルム上の画像を表示する検定位
    置を特定し、 前記検定位置に表示された画像を前記対象画像として検
    定を行う場合に、少なくとも連続する2画像を順次スク
    ロール表示して、 前記検定位置に未検定の画像を表示し、 表示された前記対象画像に対して検定を行い、 必要に応じて濃度、カラーバランス調整を行った後に、
    前記調整後の画像を前記検定位置に表示することなく、
    前記調整後の画像を前記検定位置以外で表示すると共に
    前記検定位置に次の対象画像を表示して、当該検定位置
    に表示された画像に対して検定を行うことを特徴とす
    像検定方法。
  4. 【請求項4】 前記対象画像の調整後の画像を表示指示
    があったときに表示するように切り換える請求項1又は
    請求項2に記載の画像検定方法。
JP16744295A 1995-07-03 1995-07-03 画像検定方法 Expired - Fee Related JP3490545B2 (ja)

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