JP3490194B2 - 切換弁 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、上水道の蛇口等に
設けられ、原水ストレート、原水シャワー、浄水器等の
切り換えを行う切換弁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図６は従来の切換弁の一例を示す図であ
り、図において、１は弁本体、２は弁本体１中央に垂直
に形成された水路、３は該水路２にパッキン４に押圧さ
れた状態で水平方向の軸線を中心として回動自在に設け
られ、内部に水路が形成されるとともにその外周部に該
水路と連通する複数の開口部５，６が軸線に対して非対
称となる位置に形成された筒部、７は筒部３を回動させ
るためのコック、８は前記弁本体１を蛇口に装着するた
めの回転リング、９は弁本体１の下部中央に形成され前
記開口部５と連通するストレート用流出口、１０は弁本
体１の下部にストレート用流出口９に近接して形成され
前記開口部６と連通するシャワー用流出口である。ま
た、前記弁本体１の下端部には環状のシャワーキャップ
を螺合するためのネジ部１１が形成されている。

【０００３】この切換弁では、コック７により前記筒部
３を水平方向の軸線を中心として所定の方向に回動さ
せ、該筒部３の開口部５をストレート用流出口９と連通
させると、蛇口から流出する原水は、水路２、筒部３内
の水路および開口部５を経由してストレート用流出口９
から下方に流出する。また、コック７により前記筒部３
を前記と逆方向に回動させ、該筒部３の開口部６をシャ
ワー用流出口１０と連通させると、蛇口から流出する原
水は、水路２、筒部３内の水路および開口部６を経由し
てシャワー用流出口１０から下方に流出し図示しないシ
ャワーキャップよりシャワー状に流出する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の切換
弁では、水路２、筒部３、ストレート用流出口９および
シャワー用流出口１０、シャワーキャップ等が上下方向
に配列された構成になっているために、どうしても高さ
寸法が大きくなってしまい、また、これ以上縮めること
も難しい。したがって、該切換弁を蛇口に装着した場
合、該切換弁の下端と流しの底部との間隔が非常に狭く
なり、該切換弁下方の作業スペースを十分とることがで
きず、調理や食器の洗浄等の作業がやりにくいという問
題点があった。また、前記切換弁は、筒部３の開口部５
と弁本体１の流出口９、開口部６と流出口１０とを一致
させることにより目的の流出口に水を流出させる構成と
したものであるから、開口部５、６および流出口９、１
０に十分な流出水量が得られる大きさを確保する場合、
筒部３および弁本体１が十分な周方向寸法を必要とする
ため大型化して、前記問題が一層顕著になるという問題
点もあった。

【０００５】一方、当該切換弁に浄水器を接続する場合
は、前記筒部３の開口部および弁本体１の流出口を増設
し、この増設した流出路に浄水器を接続するが、弁本体
１の特に筒体３に沿った方向の寸法が大型化して、今度
は切換弁下部が見えにくくなるといった問題が生じる。
また、浄水器は弁本体１の側部に直接固定されるか、ま
たは切換弁と別の場所に据え置かれるが、前者の場合は
切換弁下部が一層見えにくくなるといった問題が生じ、
後者の場合は浄水が浄水器の出口から出水されるので前
記流出口９、１０と出水場所を間違え易くなるといった
問題が生じる。加えて、浄水器の出口は、前記流出口
９、１０と別に設けるが、その設置スペースおよび浄水
使用時の前記出口下方における作業スペースが必要なの
で、狭隘な流しにあってはこれらスペースの確保が困難
となり、調理や食器洗浄等の作業性の低下の原因となる
といった問題もある。

【０００６】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、全体が小型化され、狭隘な流しにおいても
十分な作業空間を確保することができる切換弁を提供す
ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な切換弁を採用した。すなわち、請
求項１記載の切換弁では、上水道の蛇口等に着脱自在に
設けられ、前記蛇口等から供給される水流の上流側が前
記蛇口に連通して蛇口からの水流出方向と同方向に配置
される主流路とされ、かつ下流側が複数に分岐された分
岐流路および副流路とされるとともに、当該分岐流路お
よび副流路は前記主流路と平行に延びる流路部分を含む
ようにされた筒状の弁本体と、該弁本体内に同軸的かつ
その軸線の回りに回動自在に配置され、所定角度回動さ
せることにより、前記分岐流路のいずれか一つを選択す
る切換部とを備えてなり、前記弁本体は、その中心軸線
の方向が前記主流路の軸線の方向と同一とされ、かつ分
岐流路および副流路の各入口が該弁本体の内壁部に周方
向に所定の間隔で配置されるとともに、前記切換部は、
ポリオキシメチレン樹脂（以下、ＰＯＭ樹脂と記す）か
らなり、一端が弁本体の前記主流路と連通し、かつ、他
端が前記分岐流路の各入口が配置される該弁本体の内壁
部に面して位置する切換流路を有することを前記課題の
解決手段とした。

【０００８】請求項２記載の切換弁では、請求項１記載
の切換弁において、前記切換部の軸方向端面にそれぞれ
Ｏリングが前記弁本体の内壁部内面と接触可能に装着さ
れ、かつ前記切換部の軸方向下流側の端面には、回動自
在に支持されたボールが当接されていることを前記課題
の解決手段とした。

【０００９】請求項３記載の切換弁では、請求項１また
は請求項２記載の切換弁において、前記分岐流路は、少
なくとも原水ストレート用分岐流路、原水シャワー用分
岐流路から選択された１つ以上、および浄水器用分岐流
路であり、前記副流路は前記浄水器用分岐流路の出口に
接続された浄水器と接続されていることを前記課題の解
決手段とした。

【００１０】請求項４記載の切換弁では、請求項３記載
の切換弁において、前記浄水器用分岐流路の出口および
副流路の入口が、弁本体の側壁に互いに近接した位置で
開口されていることを前記課題の解決手段とした。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る切換弁の実施
の形態について、図１から図５を参照して説明する。本
実施の形態の切換弁は、図１から図３に示すように、水
道等の蛇口２１に着脱自在に設けられ、前記蛇口等から
供給される水流の上流側が前記蛇口２１に連通する主流
路２２とされ、かつ該主流路２２の下流側が複数に分岐
された分岐流路２３とされ、中心軸線の方向が前記主流
路２２の軸線の方向と同一とされた弁本体２４と、該弁
本体２４内に同軸的かつその軸線の回りに回動自在に配
置され、所定角度回動させることにより、前記弁本体２
４の分岐流路２３のいずれか一つを連通するように前記
分岐流路２３を選択する切換部２５とを備えてなってい
る。

【００１２】前記分岐流路２３は計３本形成され、それ
ぞれ原水ストレート用分岐流路（分岐流路）２６、原水
シャワー用分岐流路（分岐流路）２７、浄水器用分岐流
路（分岐流路）２８とされている。これら原水ストレー
ト用分岐流路２６、原水シャワー用分岐流路２７、浄水
器用分岐流路２８の各入口２６ａ、２７ａ、２８ａは、
該弁本体２４の側壁２９からやや離間してその内側に設
けられた内壁部２９ａに周方向に所定の間隔で開口・配
置されている。原水ストレート用分岐流路２６、原水シ
ャワー用分岐流路２７は側壁２９とその内壁部２９ａと
の間に配置されている。

【００１３】前記弁本体２４は、共にＡＢＳ樹脂製の円
筒状の側壁２９およびこの側壁２９の一側端部を閉塞す
る底板３０とで有底円筒状に形成されている。弁本体２
４の上部から中央部に至る中空部分は、前記主流路２２
とされている。弁本体２４内には、前記主流路２２と別
に、浄水器３１を透過した浄水を弁本体内２４に導水し
て弁本体２４の下部に出水する副流路３２が設けられて
いる。この副流路３２は、弁本体２４の側壁２９に入口
３３が開口され、前記弁本体２４の側壁２９近傍に弁本
体２４の中心軸線と平行に延在され（図３参照）、前記
下部に出口３４が開口されている。この入口３３は、前
記浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂと接続可能とさ
れ、浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂと互いの軸線を
一致させて開口されている。

【００１４】弁本体２４の底部には、円盤状のシャワー
キャップ３５が装着されている。このシャワーキャップ
３５は、前記弁本体２４の底板３０から弁本体２４の軸
方向にやや離間し、底板３０と平行に配置されており、
前記底板３０との間の空間が前記原水シャワー用分岐流
路２７とされている。シャワーキャップ３５の中央部に
は、前記原水ストレート用分岐流路２６の出口２６ｂお
よび前記副流路３２の出口３４が開口されている。

【００１５】前記切換部２５は、ＰＯＭ（Ｐｏｌｙ-ｏ
ｘｙ-ｍｅｔｈｙｌｅｎ）樹脂製の円盤状の部材であっ
て、内部に切換流路３６が形成されている。この切換流
路３６は、一端が切換部２５の軸方向一側の端面に開口
され、かつ、他端が切換部２５の外周面に開口されてい
る。切換流路３６の他端側開口部は、切換流路３６を流
れた水の出口３７であって、切換部２５を回転すること
により、原水ストレート用分岐流路２６、原水シャワー
用分岐流路２７、浄水器用分岐流路２８の各入口２６
ａ、２７ａ、２８ａの内の選択された一つとのみ連通可
能になっている。この出口３７は、前記入口２６ａ、２
７ａ、２８ａの中間位置に配置された際に、いずれの入
口２６ａ、２７ａ、２８ａとも重合しない大きさに形成
されている。

【００１６】切換部２５における前記切換流路３６の出
口３７と直径方向反対側の側部には、弁本体２４の外部
において操作することにより切換部２５を軸回りに回動
するためのレバー３８が突設されている。このレバー３
８は、前記弁本体２４の側壁２９中央部に周方向に沿っ
て開口された長穴３９から外方に突出され、長穴３９の
周方向の開口範囲で切換部２５を操作可能とされてい
る。切換流路３６の出口３７の周囲には、切換部２５外
周面と弁本体２４の側壁２９内周面との間に挟持され
て、出口３７が入口２６ａ、２７ａ、２８ａのいずれか
一つと連通した際に漏水を防止するための平パッキン４
０が装着されている。

【００１７】切換部２５の軸方向両端面には、それぞれ
Ｏリング４１が弁本体２４の内壁部２９ａ内面と接触可
能として装着されている。切換部２５の軸方向下流側
（図中下側）の端面には、回動自在に支持されたボール
４２が当接されている。このボール４２は、底板３０の
中央部と、切換部２５の軸方向下流側の端面中央下側と
に設けられた凹部４３および底板３０側に設けられた凹
部４３ａの対の間に回動自在として配置されている。

【００１８】前記浄水器用分岐流路２８には、前記副流
路３２と接続された浄水器３１が接続されている。この
浄水器３１は、据え置き型であって、配管３１ａを介し
て浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂおよび前記副流路
３２の入口３３と接続されている。

【００１９】前記切換弁によれば、レバー３８を手動で
長穴３９の周方向寸法の範囲で操作して切換部２５を回
動し、所望の出水に対応する原水ストレート用分岐流路
２６、原水シャワー用分岐流路２７、浄水器用分岐流路
２８の各入口２６ａ、２７ａ、２８ａと切換流路３６の
出口３７とを連通させることにより、蛇口２１から主流
路２２に導入された水を切換流路３６の出口３７から前
記選択した一つの分岐流路２３に導水し、弁本体２４下
部において出水する。すなわち、原水ストレート用分岐
流路２６、原水シャワー用分岐流路２７の導水は、これ
ら原水ストレート用分岐流路２６の出口２６ｂおよびシ
ャワーキャップ３５から出水され、浄水器用分岐流路２
８の導水は浄水器３１を介して副流路３２の出口３４か
ら出水される。

【００２０】詳述すれば、図１に示すように、切換流路
３６と浄水器用分岐流路２８とを連通させれば、浄水器
用分岐流路２８に導水された水は、浄水器用分岐流路２
８に接続された浄水器３１内を通って浄水とされた後、
継続される浄水器用分岐流路２８の導水水圧によって浄
水器３１から入口３３を介して副流路３２に導水され、
前記出口３４から出水される。

【００２１】次いでレバー２８を操作して切換流路３６
と原水シャワー用分岐流路２７とを連通させれば、切換
流路３６からの導水が原水シャワー用分岐流路２７内を
通ってシャワーキャップ３５からシャワー状に出水され
る。また、前記レバー２８の操作により、切換流路３６
と原水ストレート用分岐流路２６とを連通させれば、切
換流路３６からの導水が原水ストレート用分岐流路２６
内を通って原水ストレート用分岐流路２６の出口２６ｂ
から出水される。

【００２２】切換部２５を回動する際には、前記Ｏリン
グ４１およびボール４２の作用によって切換部２５と弁
本体２４との摺動抵抗が軽減される。

【００２３】したがって、本発明の切換弁によれば、切
換部２５を回動することにより、原水ストレート用分岐
流路２６、原水シャワー用分岐流路２７、浄水器用分岐
流路２８の入口２６ａ、２７ａ、２８ａの中から出口３
７と連通させるものを一つだけ選択するので、切換部２
５に形成する切換流路３６および出口３７が一つで済
み、切換部２５の小型化が可能であり、切換弁全体を小
型化することができる。また、切換部２５が弁本体２４
と同軸的に回動自在に配置されているので、弁本体２４
の蛇口２１装着時における切換部２５の水平方向を縮小
できる。その結果、切換弁の流しからの高さ寸法および
切換弁の上方からの切換弁下方の視認性を十分に確保す
ることができ、切換弁の下方における洗浄等の作業性が
向上する。

【００２４】各出口２６ｂ、シャワーキャップ３５、出
口３４が弁本体２４の下部に集められているので、各種
出水が全て切換弁下方となって出水の種類を切り換えた
際の出水位置の変位が少なく、コップ等の容器に水を受
ける場合に容器の移動が少なくて済み便利であるととも
に、浄水器３１の出口のための設置スペースや出口使用
時の作業スペースを別途確保する必要が無く、狭隘な流
しにおいても十分な作業スペースを確保することがで
き、流しにおける洗浄等の作業性が向上する。

【００２５】浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂおよび
副流路３２の入口３３が、弁本体２４の側壁２９に近接
した位置で開口されているので、切換弁と浄水器３１と
を連結する配管３１ａ等を互いに略平行として揃えて布
設することができ、切換弁および浄水器３１の設置を省
スペース化することができる。また、切換弁と浄水器３
１とを連結するための配管３１ａが無駄にならず、コス
トが低減する。浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂおよ
び副流路３２の入口３３に直接接続されるタイプの浄水
器を用いた場合、浄水器を含めて全体を小型に形成で
き、しかも、浄水の出水を弁本体２４の下方とすること
ことができる。

【００２６】なお、前記実施の形態においては、分岐流
路２３として原水ストレート用分岐流路２６、原水シャ
ワー用分岐流路２７、浄水器用分岐流路２８を有する切
換弁について説明したが、分岐流路２３としては、前記
３種の内の２種のみであってもよい。浄水器用分岐流路
２８を選択しない場合には、前記副流路３２の入口３３
は着脱自在の専用アダプター等を用いて埋め殺しとす
る。また、これら原水ストレート用分岐流路２６、原水
シャワー用分岐流路２７、浄水器用分岐流路２８の内の
少なくともいずれか一つを複数設けてもよい。弁本体２
４は有庭円筒状以外の形状であってもよい。切換部２５
は円盤状以外の形状であってもよい。また、切換流路３
６は、複数の出口３７を有する形状であってもよいが、
この場合、各出口３７を切換部２５において、分岐流路
２３の各入口の配列方向に沿って配列する。前記浄水器
としては、浄水器用分岐流路２８の出口２８ｂおよび副
流路３２の入口３３に浄水器用カートリッジが直接接続
されるタイプのものであってもよい。この場合、浄水器
が蛇口直結型となる。

【００２７】

【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項１記
載の切換弁では、上水道の蛇口等に着脱自在に設けら
れ、前記蛇口等から供給される水流の上流側が前記蛇口
に連通して蛇口からの水流出方向と同方向に配置される
主流路とされ、かつ下流側が複数に分岐された分岐流路
および副流路とされるとともに、当該分岐流路および副
流路は前記主流路と平行に延びる流路部分を含むように
された筒状の弁本体と、該弁本体内に同軸的かつその軸
線の回りに回動自在に配置され、所定角度回動させるこ
とにより、前記分岐流路のいずれか一つを選択する切換
部とを備えてなり、前記弁本体は、その中心軸線の方向
が前記主流路の軸線の方向と同一とされ、かつ分岐流路
および副流路の各入口が該弁本体の内壁部に周方向に所
定の間隔で配置されるとともに、前記切換部は、ＰＯＭ
樹脂からなり、一端が弁本体の前記主流路と連通し、か
つ、他端が前記分岐流路の各入口が配置される該弁本体
の内壁部に面して位置する切換流路を有し、切換部を回
動して選択した分岐流路の各入口と切換流路とを連通さ
せるだけで所望の分岐流路から出水できる構成になって
いるので、切換部を小型に形成することができ、全体の
小型化が可能となって、切換弁の下方に十分な作業スペ
ースを確保することができる。

【００２８】請求項２記載の切換弁では、前記切換部の
軸方向端面にそれぞれＯリングが前記弁本体の内壁部内
面と接触可能に装着され、かつ前記切換部の軸方向下流
側の端面には、回動自在に支持されたボールが当接され
ているので、切換部と弁本体との摺動抵抗が軽減され
る。

【００２９】請求項３記載の切換弁では、分岐流路は、
少なくとも原水ストレート用分岐流路、原水シャワー用
分岐流路から選択された１つ以上、および浄水器用分岐
流路であり、前記副流路は前記浄水器用分岐流路の出口
に接続された浄水器と接続されているので、コンパクト
な装置によって複数種の出水の切換を容易に行なうこと
ができる。また、浄水の出水が切換弁の下方となって各
種出水を全て切換弁下方とすることができ、出水を切り
換えた際に出水位置の変位が少なく、切換に伴う、これ
ら出水を利用した洗浄等の作業性が向上する。また、浄
水器の出口のための設置スペースや出口使用時の作業ス
ペースを別途確保する必要が無く、狭隘な流しにおいて
も十分な作業スペースを確保することができ、流しにお
ける洗浄等の作業性が向上する。

【００３０】請求項４記載の切換弁では、浄水器用分岐
流路の出口および副流路の入口が、弁本体の側壁に互い
に近接した位置で開口されているので、切換弁と浄水器
とを連結する配管等を互いに略平行として揃えて布設す
ることができ、切換弁および浄水器の設置スペースを省
スペース化することができる。また、切換弁と浄水器と
を連結するための配管等が無駄にならず、コストが低減
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態の切換弁を示す平断面図
である。

【図２】 本発明の実施の形態の切換弁の図４における
Ａ−Ａ線断面矢視図である。

【図３】 本発明の実施の形態の切換弁の図１における
Ｂ−Ｂ線断面矢視図である。

【図４】 本発明の実施の形態の切換弁の作用を示す図
であって、原水シャワー用分岐流路の入口と切換流路の
出口との連通時を示す平断面図である。

【図５】 本発明の実施の形態の切換弁の作用を示す図
であって、原水ストレート用分岐流路の入口と切換流路
の出口との連通時を示す平断面図である。

【図６】 従来の切換弁を示す一部破断斜視図である。

【符号の説明】

２１ 蛇口 ２２ 主流路 ２３ 分岐流路 ２４ 弁本体 ２５ 切換部 ２６ 分岐流路（原水ストレート用分岐流路） ２６ａ 入口 ２７ 分岐流路（原水シャワー用分岐流路） ２７ａ 入口 ２８ 分岐流路（浄水器用分岐流路） ２８ａ 入口 ２８ｂ 出口 ２９ａ 内壁部 ３１ 浄水器 ３２ 副流路 ３３ 入口 ３６ 切換流路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平２−11278（ＪＰ，Ｕ) 実公 平７−17893（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭52−16446（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭52−11812（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭49−29449（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) F16K 11/00 - 11/24

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上水道の蛇口等に着脱自在に設けられ、
   前記蛇口等から供給される水流の上流側が前記蛇口に連
   通して蛇口からの水流出方向と同方向に配置される主流
   路とされ、かつ下流側が複数に分岐された分岐流路およ
   び副流路とされるとともに、当該分岐流路および副流路
   は前記主流路と平行に延びる流路部分を含むようにされ
   た筒状の弁本体と、該弁本体内に同軸的かつその軸線の
   回りに回動自在に配置され、所定角度回動させることに
   より、前記分岐流路のいずれか一つを選択する切換部と
   を備えてなり、 前記弁本体は、その中心軸線の方向が前記主流路の軸線
   の方向と同一とされ、かつ分岐流路および副流路の各入
   口が該弁本体の内壁部に周方向に所定の間隔で配置され
   るとともに、 前記切換部は、ポリオキシメチレン樹脂からなり、一端
   が弁本体の前記主流路と連通し、かつ、他端が前記分岐
   流路の各入口が配置される該弁本体の内壁部に面して位
   置する切換流路を有することを特徴とする切換弁。
2. 【請求項２】 請求項１記載の切換弁において、 前記切換部の軸方向端面にそれぞれＯリングが前記弁本
   体の内壁部内面と接触可能に装着され、かつ前記切換部
   の軸方向下流側の端面には、回動自在に支持されたボー
   ルが当接されていることを特徴とする切換弁。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の切換弁に
   おいて、前記分岐流路は、少なくとも原水ストレート用
   分岐流路、原水シャワー用分岐流路から選択された１つ
   以上、および浄水器用分岐流路であり、前記副流路は前
   記浄水器用分岐流路の出口に接続された浄水器と接続さ
   れていることを特徴とする切換弁。
4. 【請求項４】 請求項３記載の切換弁において、前記浄
   水器用分岐流路の出口および副流路の入口が、弁本体の
   側壁に互いに近接した位置で開口されていることを特徴
   とする切換弁。