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JP3489258B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP3489258B2
JP3489258B2 JP09708295A JP9708295A JP3489258B2 JP 3489258 B2 JP3489258 B2 JP 3489258B2 JP 09708295 A JP09708295 A JP 09708295A JP 9708295 A JP9708295 A JP 9708295A JP 3489258 B2 JP3489258 B2 JP 3489258B2
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茂 塚田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置にかか
り、特に感光体上に濃度の異なる複数の基準パッチを作
成し、その濃度を測定して所要の階調補正を行うように
した階調補正手段を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター、あるいはファクシ
ミリ等、画像に応じたデジタル信号で変調したレーザー
等の光ビームの書込みで形成した静電潜像をトナーによ
って顕像化し、これを転写媒体に転写して再現画像を得
る画像形成装置では、その源画像である原稿等の読み取
り特性や現像特性に応じ、階調が濃度や反射率に対して
直線的になるように再現画像の階調補正を施す手段が備
えられている。
【0003】図12は本発明は適用される画像形成装置
の一例としてのカラー複写機を説明する全体構成図であ
って、10はスキャナー部、20は画像処理部、30は
露光光学部(ROS光学部)、40は画像形成部であ
る。また、11aは源画像である原稿を載置する原稿
台、44は感光体、44aは帯電装置、44bはクリー
ナー装置、44cは除電ランプ、45はロータリー現像
装置、46は転写装置、46aは転写コロトロン、46
bは剥離コロトロン、46cは除電コロトロン、46d
は転写ドラム、46eは吸着装置、47はトナーディス
ペンス装置、48は電位計、49は転写媒体である用紙
を収納する用紙トレイ、50は用紙搬送装置、51は定
着装置、51a,51bは転写ロールである。
【0004】同図において、このカラー複写機の構成
は、大きく分けて、原稿を読み取るスキャナー部10、
読み取った原稿の画像データを処理する画像処理部2
0、処理された画像データに従ってレーザーを駆動して
感光体44に光ビームを照射する露光光学部30、そし
て再現画像を作成する画像形成部40とからなる。
【0005】まず、スキャナー部10では、原稿台11
a上に載置された原稿を露光ランプで照射し、その反射
光を光電変換してデジタル信号として画像処理部20に
与える。画像処理部20は、上記画像に応じたデジタル
信号に色変換や階調補正等の画像処理を施して露光光学
部30に出力する。
【0006】露光光学部30は入力した画像信号に従っ
てレーザーを変調し、走査光学系により画像形成部40
の感光体44の表面に静電潜像を形成する。この形式の
カラー複写機では、最初に黒の画像データをレーザーに
印加して黒に対応した静電潜像を形成する。感光体44
は上記レーザー光による書込みに先立って、帯電装置4
4aによってその表面に一様な静電気が帯電される。感
光体44に形成された静電潜像はロータリー現像装置4
5の位置で、まず黒(ブラック:Bk)の現像器Bkに
よりトナー現像され、トナー像として顕像化される。
【0007】トナー現像されたトナー像は感光体44の
回転で転写コロトロン46aの位置において、用紙トレ
イ49から送り出されて用紙搬送装置50により搬送さ
れた用紙上に転写される。なお、上記の用紙は、用紙搬
送装置50から吸着装置46eで転写装置46の転写ド
ラム46d上に巻付けされて転写コロトロン46aと感
光体44の対向位置に搬送される。
【0008】担持した黒のトナー像を用紙に転写後、感
光体44はクリーナー装置44bにより残留トナーが除
去され、除電ランプ44cで表面の電荷を中和して次の
イエロー画像の作像のために帯電装置44aで一様な静
電荷が帯電される。一様な静電荷が帯電された感光体4
4は、イエロー画像のデータで変調したレーザー光の走
査で静電潜像が形成される。この静電潜像はロータリー
現像装置45のイエロー現像器Yでイエロートナーでト
ナー現像されて顕像化される。
【0009】一方、転写装置46の転写ドラム46dに
吸着されている用紙は当該転写ドラム46dの回転で再
び転写コロトロン46aの部位に回転してくる。用紙が
転写コロトロン46aの部位に回転してきたとき、感光
体44上に担持されたイエローのトナー像は先の黒のト
ナー像に重ねて転写される。以下、同様にしてマゼン
タ、シアンの各トナー像の全てが用紙に重ね転写されて
フルカラーのトナー像が作成される。
【0010】全てのトナー像が転写された用紙は剥離コ
ロトロン46bで発生される剥離電界で転写ドラム46
dから剥離され、定着装置51に渡されてその定着ロー
ラ51a,51bにより加圧/加熱処理されてトナーが
固定され、永久画像として画像形成装置から排出され
る。なお、ロータリー現像装置にはトナーディスペンス
装置47が設置されており、各色のトナーの補給を行
う。
【0011】この種の画像形成装置では、画像形成装置
ごとの特性の相違、または経時的な特性の変化を補うた
めに、基準の階調パターン濃度を検知して階調補正特性
を変更するための種々の階調補正方式が知られている。
【0012】例えば、特開昭63−208368号公報
には、所定の階調パターンの読み取り信号と階調パター
ンとの対応結果に基づいて階調補正特性を演算するよう
にしたものが開示されている。
【0013】また、基準濃度値を得るための1つ以上の
基準パッチの検出濃度値に応じて濃度変化係数を補正す
るものが特開平4−126462号公報に開示がある。
さらに、特開平3−271767号公報には、基準トナ
ー像の濃度を検出して帯電器のグリッドとバイアス電位
を選択し、選択結果に応じたデータから階調補正データ
を作成するようにした階調補正方式が提案されている。
【0014】なお、感光体44の周囲に配置された電位
計48aは感光体44の帯電電位を測定して帯電装置4
1aによる感光体44表面の静電荷量を所定値にコント
ロールして画像濃度を制御するものである。また、光セ
ンサー48bは現像された基準パッチの濃度値を検出し
て画像の階調を補正するためのセンサーである。
【0015】これらの階調補正方式は、感光体、転写体
あるいは転写媒体の上に最低濃度レベルから最高濃度レ
ベルの間の何点かに基準パッチを作成し、その基準パッ
チの濃度値を光センサーで測定し、目標濃度値と測定濃
度値との差から全体の階調特性が目標の階調特性となる
ように階調補正データを直線近似、または曲線近似によ
って作成して画像形成装置ごとの特性の相違、または経
時的な特性の変化を補正するものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0016】画像の最低濃度、すなわちハイライト部分
の階調再現性は人間の目に敏感であることから非常に重
要視されているが、上記従来技術には最低濃度付近に相
当するハイライト部分の階調補正の関しては、当該ハイ
ライト部分の濃度検知精度が低いことによる階調補正エ
ラーが発生するという問題がある。
【0017】この問題の原因の1つは、濃度と光センサ
ー出力とが指数関係にあるため、ハイライト部分では濃
度を検出する光センサーの検出誤差に相当する濃度差が
大きいことにある。この濃度差は基準パッチ濃度を検出
する場所(感光体上、転写体上、転写媒体上)によらず
発生する。
【0018】さらに、一般的に行われている基準パッチ
を感光体上に作成し、その濃度を検知する場合には、次
のような原因が加わり、上記の問題をより大きくしてい
る。
【0019】図13は基準パッチを形成するトナーの理
想的な分布形態を説明する模式図であって、(a)は最
低濃度付近すなわちハイライト付近のパッチ、(b)は
中間濃度付近のパッチを示す。同図(a)(b)に示し
たように、ハイライト付近のパッチも中間濃度付近のパ
ッチも原理的には所定のトナー量が整然と分布して所定
の濃度を表していればよいが、実際の画像形成装置にお
いては、用紙に転写されなかったトナー所謂カブリトナ
ーが存在するために、次のような問題を招いている。
【0020】図14は感光体上にカブリトナーが存在す
る場合の基準パッチを形成するトナーの分布形態を説明
する模式図であって、(a)は最低濃度付近すなわちハ
イライト付近のパッチ、(b)は中間濃度付近のパッチ
を示す。なお、同図中、カブリトナーを便宜上黒丸で示
す。
【0021】同図において、感光体上に形成した最低濃
度付近のパッチ(a)と中間濃度付近のパッチ(b)に
カブリトナーが存在する場合、当該カブリトナーはパッ
チ(a)(b)に対して同様に作用するため、中間濃度
付近のパッチに較べて最低濃度付近のパッチに対するカ
ブリトナーの影響が大きくなる。
【0022】このカブリトナーの量は、環境や現像剤の
特性によって異なり、また、光センサーはこのカブリト
ナーと実際に転写媒体に転写される最低濃度付近のパッ
チトナーとの識別を行うことができない。
【0023】したがって、光センサーで感光体上の最低
濃度付近のパッチの濃度値を測定し、この測定結果で最
終的な用紙上の濃度の予測を行うと、用紙に転写されな
いカブリトナーに影響されて検出精度(測定精度)が低
下し、結果としてハイライト部分の階調補正精度が低下
してしまうという問題があった。
【0024】図15は最低濃度付近に基準パッチを作成
した階調補正方法の説明図であって、(a)は画像形成
装置の理想濃度階調性と検知した感光体上の基準パッチ
濃度値から求めた濃度階調性の説明図、(b)は検知し
た基準パッチ濃度から作成した階調補正データの説明
図、(c)は作成した階調補正データで階調補正した後
の濃度階調性の説明図である。
【0025】同図(a)において、Aは出力画像信号に
対する濃度値の理想階調曲線、Bは基準パッチの濃度か
ら求めた測定階調曲線である。また、同図(b)におい
て、Cは基準パッチの濃度測定値から求めた階調補正デ
ータ、Dは入力=出力のデータである。
【0026】そして、同図(c)において、Eは補正し
た後の濃度階調特性曲線であって、(a)に示した基準
パッチの濃度から求めた測定階調曲線Bを(b)の階調
補正データで補正した濃度階調特性曲線Eは、理想階調
曲線Aに較べハイライト部分が飛び過ぎている。これ
は、最低濃度付近の基準パッチの濃度測定時に感光体上
のカブリトナーを一緒に検知してパッチ濃度を実際より
高めの値として測定したためである。
【0027】この対策として、最低濃度の階調性は固定
し、中間濃度部分の階調性のみを制御することも考えら
れる。
【0028】図16は最低濃度付近に基準パッチを作成
しない階調補正方法の説明図であって、(a)は画像形
成装置の理想濃度階調性と検知した感光体上の基準パッ
チ濃度値から求めた濃度階調性の説明図、(b)は検知
した基準パッチ濃度から作成した階調補正データの説明
図、(c)は作成した階調補正データで階調補正した後
の濃度階調性の説明図である。
【0029】同図(a)において、Aは出力画像信号に
対する濃度値の理想階調曲線、Bは基準パッチの濃度か
ら求めた測定階調曲線である。ここでは、最低濃度付近
に基準パッチを作成しないため、ハイライト部分の測定
値はない。
【0030】また、同図(b)において、Cは基準パッ
チの濃度測定値から求めた階調補正データ、Dは入力=
出力のデータである。(a)と同様に、最低濃度付近に
基準パッチを作成しないため、ハイライト部分の階調補
正データは入力=出力=0の位置にある。
【0031】そして、同図(c)において、Eは補正し
た後の濃度階調特性曲線であり、理想階調曲線Aに較べ
てハイライト部分が出過ぎている。これは、最低濃度付
近に基準パッチを作成せず、最低濃度部分の階調再現補
正を実施しないためである。
【0032】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、最低濃度付近のハイライト部分から高濃度にわた
る画像全体の濃度を正確に階調補正することのできる補
正手段を備えた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0033】 以下、上記目的を達成するための本発明
の構成を実施例の符号と対応させて説明する。すなわ
ち、請求項1に記載の第1の発明は、画像の各階調に対
応して定められた濃度の中の複数の濃度の基準パッチを
画像担持体上に作成するパッチ作成手段25と、作成さ
れた前記基準パッチの濃度を測定する濃度測定手段48
a,48bと、画像形成装置の出力する濃度の最低値付
近に相当するハイライト階調補正条件を外部から入力す
るハイライト階調補正条件入力手段61と、画像形成装
置の出力する濃度の最低値付近以外では前記濃度測定手
段で測定された濃度値と所定の目標濃度値の差に基づい
て階調補正データを作成し且つ、画像形成装置の出力す
る濃度の最低値付近では前記ハイライト階調補正条件入
力手段から入力されたハイライト階調補正条件と前記濃
度測定手段で測定された濃度値と所定の目標濃度値の差
から階調補正データを作成する階調補正データ生成手段
29とを少なくとも備え、前記階調補正データ生成手段
で生成された階調補正データを用いて、画像形成すべき
画像信号の階調を補正する階調補正手段23を備えたこ
とを特徴とする。
【0034】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記階調補正データ生成手段29が、ハイライト階調補正
条件入力手段61から入力されたハイライト階調補正条
件を記憶するハイライト階調補正条件記憶手段29dを
備え、前記ハイライト階調補正条件記憶手段に記憶され
たハイライト階調補正条件と、前記濃度測定手段による
最低濃度付近以外の複数の基準パッチの濃度測定値と所
定の目標濃度値との差とを用いて階調補正データを生成
することを特徴とする。
【0035】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記階調補正データ生成手段29が、前記濃度測定手段
による測定された最低濃度付近以外の複数のパッチ濃度
の測定値と所定の目標濃度値との差に応じて、前記ハイ
ライト階調補正条件記憶手段に記憶されたハイライト階
調補正条件を変更するハイライト階調補正条件変更手段
29eを備えたことを特徴とする。
【0036】なお、基準パッチを作成する像担持体は、
感光体に限るものではなく、転写装置(中間転写体)、
あるいは転写媒体(用紙等)も含み、作成した基準パッ
チの濃度を光センサー等で測定するものも含む。
【作用】
【0037】 前記第1の発明の構成において、パッチ
作成手段25は、画像の各階調に対応して定められた濃
度の中の複数の濃度の基準パッチを画像担持体上に作成
する。濃度測定手段48a,48bは、作成された前記
基準パッチの濃度を測定してその出力を演算装置41に
与える。ハイライト階調補正条件入力手段61はコント
ロールパネル等からなり、前記濃度作測定手段で測定さ
れた濃度の最低値付近に相当するハイライト階調補正条
件を外部から入力する。階調補正データ生成手段29
は、画像形成装置の出力する濃度の最低値付近以外では
前記濃度測定手段で測定された濃度値と所定の目標濃度
値の差に基づいて階調補正データを作成し且つ、画像形
成装置の出力する濃度の最低値付近では前記ハイライト
階調補正条件入力手段と前記濃度測定手段で測定された
濃度値と所定の目標濃度値の差から入力されたハイライ
ト階調補正条件から階調補正データを作成する。そし
て、階調補正手段23は、前記階調補正データ生成手段
で生成された階調補正データを用いて、画像形成すべき
画像信号の階調を補正する。
【0038】また、前記第2の発明の構成において、前
記階調補正データ生成手段29に備えたハイライト階調
補正条件記憶手段29dは、ハイライト階調補正条件入
力手段61から入力されたハイライト階調補正条件を記
憶する。そして、前記ハイライト階調補正条件記憶手段
に記憶されたハイライト階調補正条件と、前記濃度測定
手段による最低濃度付近以外の複数の基準パッチの濃度
測定値と所定の目標濃度値との差とを用いて階調補正デ
ータを生成する。
【0039】さらに、前記第3の発明の構成において、
前記階調補正データ生成手段29に備えたハイライト階
調補正条件変更手段29eは、前記濃度測定手段による
測定された最低濃度付近以外の複数のパッチ濃度の測定
値と所定の目標濃度値との差に応じて、前記ハイライト
階調補正条件記憶手段に記憶されたハイライト階調補正
条件を変更する。
【実施例】
【0040】以下、本発明の実施例につき、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置
の階調補正部を含んだ全体構成を説明する模式図であっ
て、10はスキャナー部、20は画像処理部、30は露
光光学部(ROS部)、40は画像形成部で、前記図1
2の同一符号を付した部分に対応する。
【0041】同図において、11は原稿、12は露光ラ
ンプ、13はCCD、14は増幅器、15はA/D変換
器、16はシェーディング補正回路、17はギャップ補
正回路、18は濃度変換回路、21は色変換回路、22
は第1階調補正手段、23は第2階調補正手段、24は
D/A変換回路、25はパッチ作成手段(基準パッチ作
成手段)、26はセレクター、27は比較器、28は三
角波発生器、29は階調補正データ生成手段、31はレ
ーザー駆動回路、32はレーザー、33はポリゴンミラ
ー、34はfθレンズ、35は反射ミラー、36はレー
ザー光量可変装置、41は演算装置、42は帯電量可変
装置、43は現像バイアス可変装置、44は感光体、4
4aは帯電装置、44bはクリーナー装置、44cは除
電ランプ、45はロータリー現像装置、46は転写装
置、47はトナーディスペンス装置、48aは電位計、
48bは光センサーである。なお、61はコントロール
パネル等に設置したハイライト階調補正条件入力手段で
ある。
【0042】この画像形成装置では、スキャナー部10
は原稿11を読取り、画像処理部20は読み取った画像
データを処理し、露光光学部(ROS部)30は処理さ
れた画像データでレーザーを駆動してレーザー光により
感光体上に静電潜像を形成する。画像形成部40は静電
潜像をトナー現像して転写部材に転写し、定着して永久
画像として装置外に排出する。
【0043】まず、スキャナー部10では露光ランプ1
2で原稿を照明し、その反射光をCCD13で光電変換
して増幅器14で適当なレベルに増幅する。増幅した読
み取り信号はA/D変換器15で8ビットのデジタル画
像データに変換され、シェーディング補正回路でシェー
ディング補正が、またギャップ補正回路17でギャップ
補正が施される。その後、濃度変換回路18で反射率デ
ータから濃度データに変換されて画像処理部に送られ
る。
【0044】画像処理部20では、カラー複写機として
の基本的な画像処理、すなわち色変換回路21による色
信号変換、墨再生(UCR)、MTF処理、等が実行さ
れ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画
像データに変換される。また、第1階調補正手段22で
は、スキャナー部10と画像形成部40の階調性に合わ
せて各色階調の補正が行われる。これらの各種補正の内
容は既知であるので詳しい説明は省略する。第2階調補
正手段23は、ハイライト階調補正条件入力手段61か
らの条件入力と演算装置41からの入力に基づいく階調
補正データ生成手段20からの階調補正データに基づい
て階調補正を行う。
【0045】階調補正された画像データはD/A変換器
24でアナログデータに変換されてセレクター26を通
して比較器27に入力する。比較器27には三角波発生
器28から図2に示したような所定周期の三角波が印加
されており、上記画像データをこの三角波と比較してパ
ルス幅変調され、2値の画像データに変換される。すな
わち、図2は図1の比較器における画像データの2値化
の説明図であって、(a)はアナログ画像データ、
(b)は所定周期の三角波である。
【0046】同図において、入力したアナログ画像デー
タ(a)を三角波(b)と比較し、アナログ画像データ
(a)が三角波(b)より大きい部分を「0」値、小さ
い部分を「1」値とし、「0」値でレーザーをオフ(O
FF)、「1」値でオン(オン)とする2値画像データ
として比較器27からレーザー駆動回路31に送られ
る。
【0047】図1において、濃度の異なる複数の基準パ
ッチを作成するためのパッチ作成手段25が設けられて
いる。このパッチ作成手段25には濃度の異なる複数の
基準パッチパターン(例えば、前記図13に示したよう
なもの)のデータが格納されており、基準パッチ作成モ
ードでこのパッチ作成手段25からパッチパターンがセ
レクター26を通して比較器27からレーザー駆動回路
31に与えられる。
【0048】なお、セレクター26は、D/A変換器2
4からのアナログ画像データとパッチ作成手段25から
のパッチパターンデータとを切り換えるようになってい
る。すなわち、セレクター27は、通常の画像形成時
(コピー時)はD/A変換器24からのアナログ画像デ
ータを選択し、画像形成部40の演算装置41から基準
パッチ作成の指示が出た場合はパッチ作成手段25から
の基準パッチデータを比較器27に送り込んで2値化す
る。
【0049】露光光学部(ROS部)30には、画像形
成部40の演算装置41制御されてレーザー32の出力
光量を可変するレーザー光量可変装置36およびレーザ
ー駆動回路31がある。レーザー駆動回路31は、比較
器27から送られた2値化データに基づいてレーザーを
オン/オフ制御する。
【0050】レーザー32からのレーザー光はポリゴン
ミラー33により偏向され、fθレンズ34、反射ミラ
ー35を介して画像形成部40の感光体44に導かれ
る。画像形成部40を構成する感光体44の周囲には、
帯電装置44a、ロータリー現像装置45、転写装置4
6、クリーナー装置46b、除電ランプ44c、感光体
44上の電位を測定する電位計48a、感光体44上に
形成された基準パッチの濃度を測定する濃度計測定手段
である光センサー48bが配置されている。
【0051】また、ロータリー現像装置45には、各色
の現像器Bk,Y,M,Cにそれぞれのトナーを供給す
るトナーディスペンス装置47が設けてある。さらに、
画像形成部40には、画像形成全体を制御し、基準パッ
チ作成の指示や光センサー48bの出力に従ってトナー
ディスペンスや画像形成条件を制御する演算装置41、
演算装置41により制御されて帯電装置44aの帯電量
を変化させる帯電量可変装置42、現像バイアスを変化
させる現像バイアス可変装置43が備えられている。
【0052】なお、図12と同様に、画像形成部40に
は定着装置や用紙搬送装置が備えられているが、図1で
は省略してある。上記の構成において、周知のゼログラ
フィープロセスに従って画像形成が行われる。すなわ
ち、回転する感光体44の表面は帯電装置44aにより
例えばマイナス電荷で一様に帯電される。帯電された感
光体44の表面にレーザー光の走査で第1色目(ここで
は、黒:Bk)の潜像が形成される。
【0053】この潜像はロータリー現像装置45の第1
色目の現像装置Bkでマイナス帯電された黒トナーによ
りレーザー光で書き込まれた部分が現像されて顕像化さ
れる。現像されたトナー像は用紙トレイ(図12の4
9)から用紙搬送装置(同50)によって搬送され、転
写装置46の転写ドラム46dに巻付けられて転写コロ
トロン(同46a)の部位に送り込まれた用紙に転写さ
れる。
【0054】転写後、転写されずに感光体44に残留し
たトナーはクリーナー装置46bによって除去されると
共に、除電ランプ44cで除電されて、再び帯電装置4
4aで一様にマイナス帯電され、先に転写された用紙上
の第1色のトナー像に重ね合わせて第2色目(イエロ
ー)の像形成が行われる。以下、同様にして、用紙上に
第3色目(マゼンタ)、第4色目(シアン)のトナー像
の重ね転写が順次行われる。
【0055】上記の転写プロセスを経て全色のトナー像
の重ね転写が終了すると、用紙は剥離コロトロン(図1
2の46b)により転写ドラムから剥離されて定着装置
(同51)に搬送されて定着される。なお、転写ドラム
の周囲にも除電コロトロン(同46c)が配置されてお
り、各色の転写後、または用紙の剥離後に用紙上または
転写ドラムの余分な電荷を除電する。このようにしてフ
ルカラーの画像形成が行われる。
【0056】次に、本発明における階調補正装置による
階調補正の実施例について説明する。図1に示した画像
形成装置において、階調補正を実行するモードになる
と、画像形成部40のからパッチ作成の指示がパッチ作
成手段25に与えられる。パッチ作成手段25は複数濃
度のパッチデータを発生し、セレクター26はこのパッ
チデータを選択して比較器27に送る。比較器27で2
値化されたデータは露光光学部30のレーザー駆動回路
31で与えられ、感光体44上に濃度の異なる複数の基
準パッチの潜像が形成され、トナー現像される。
【0057】本発明の実施例で作成する複数の基準パッ
チは、各色0〜255の256階調の階調中、画像面積
15%、20%、30%、50%に相当する38/25
6、51/256、76/256、128/256レベ
ルの4つのパッチである。現像された各色4つの基準パ
ッチは光センサー48bでそれぞれの濃度値が測定され
る。その測定結果と各パッチ濃度の目標値は演算装置4
1から階調補正データ生成手段29に送られる。
【0058】図3はコントロールパネル上に設けられる
ハイライト階調補正条件入力手段の説明図であって、ユ
ーザに対してハイライト階調再現性条件の入力を指示す
るようになっている。このハイライト階調補正条件入力
手段は、写真モードと文字モードのそれぞれにY、M、
C、K(Bk)の補正条件を設定できるようにされてい
る。入力された値は階調補正データ生成手段29に送ら
れて記憶される。
【0059】図4は本発明による画像形成装置の第1実
施例における階調補正データ生成手段周りの構成を説明
するブロック図であって、29aは差分回路、29bは
テーブルデータ、29cは補正データ作成回路、29d
はメモリ、図1と同一符号は同一部分に対応する。
【0060】同図において、階調補正データ生成手段2
9は演算装置41から入力する濃度測定結果と目標濃度
の差を演算する差分演算回路29a、光センサーの読み
取り値と階調オフセット量の関係を示すテーブルデータ
29b、ハイライト階調補正条件入力手段61から設定
された補正条件を記憶するメモリ29d、および補正デ
ータ作成回路29cとから構成される。
【0061】この階調補正データ生成手段29で生成さ
れる階調補正データは、256階調補正データ、すなわ
ち入力した256階調を図5の関係に従って256階調
の出力に変換する。
【0062】すなわち、図5は入力階調を出力階調に変
換するための256階調補正データの一例の説明図であ
って、Fは補正データ、Gは入力(X)=出力(Y)の
直線である。ここで、ハイライト階調補正条件入力手段
より設定される値は階調補正データ生成手段で作成され
る256階調の階調補正データ、すなわち入力の256
階調(X軸)を出力の256階調(Y軸)に変換する関
係の出力256階調Y切片に相当し、初期値は全て
「0」になっている。もちろん、設定入力される値はこ
れに限定されず、入力256階調(X軸)の立上り点で
あってもよく、またハイライトパッチの仮想のパッチ測
定濃度でもよい。次に、階調補正データ生成手段での2
56階調の階調補正データ作成方法について説明する。
【0063】図6は本発明による階調補正の第1実施例
のおける階調補正データ作成のアルゴリズムを説明する
フローチヤートである。なお、同図において、Cinは画
像面積、Radc-delta は光センサーの読み取り値と目標
値との差、PT−TRCは各画像面積のポイントでの補
正量、P−LUTはルックアップテーブル(階調補正値
テーブル)を示す。
【0064】まず、S−1において、各色それぞれに画
像面積(Cin)15%、20%、30%、50%のパッ
チ濃度測定結果と画像面積(Cin)の目標濃度値の差R
adc−delta (CIN)を計算する。
【0065】図7は階調補正データ生成手段に記憶され
ている光センサーの読み取り値Radc-delta と階調オフ
セット量の関係を示すテーブルデータの説明図である。
次に、図6のS−2において、図11に示したテーブル
データを参照してRadc−delta(CIN)から各画像面
積(Cin)のテーブルNo.を求める。
【0066】この際、Cin100%はCin50%の
濃度変動と同様の変化をするため、100%のテーブル
No.はRadc−delta(50%)から求める。さらに、
S−3では、テーブルより、テーブルNo.に従い各C
in(15%,20%,30%,50%,100%)の
階調オフセット量を写真モード/文字モードそれぞれ求
め、S−4でハイライト階調補正条件入力手段から入力
された写真モード/文字モードそれぞれのハイライト階
調補正条件の値をCin0%の階調オフセット量とし、
S−5で各Cinのポイントでの補正量PT−TRC
「CIN」を計算する。
【0067】補正量PT−TRC「CIN」の計算は、
各Cinごとに、そのCinの値に各Cinの階調オフ
セット量を加えて求める。例えば、Cin15%(38
/255レベル)の階調オフセット量が+3の場合は、
PT−TRC「15」=38+3=41レベルになる。
【0068】そして、S−6で各測定ポイントのPT−
TRCからその間のデータを各ポイントとポイントを結
ぶ直線近似計算で求め、256階調の全体の階調補正デ
ータP−LUT(0〜255)を計算し、S−7で0〜
255の範囲を越えた0以下は0に、255以上は25
5にする。以上で階調補正データ、すなわち0〜255
の入力256階調に対する出力256階調P−LUT
(0〜255)のデータが図8に示したように求まる。
【0069】すなわち、図8はハイライト階調補正条件
が初期値0のとき計算された256階調の階調データの
説明図であって、Gは階調補正データ、Hは入力信号=
出力信号の直線を示す。この階調データは、図4の第2
階調補正手段23に転送される。画像データは前記した
ように、この階調補正データで補正されて画像形成がな
される。
【0070】しかし、ここで求まった階調補正データを
用いて適応した画像を作成すると、各色階調補正後の濃
度階調性は中間濃度(Cin15%)以上ではパッチ濃
度測定による補正で正しく補正されるが、ここではハイ
ライト階調補正条件が初期値「0」になっているため、
ハイライト再現性は従来技術の問題点の項で説明したハ
イライト部分の階調再現補正そのものを実施しない場合
(図16参照)と同じで、画像形成装置間や経時変動に
よりハイライト再現性は正しくないことがある。
【0071】そこで、本発明では、作成したハイライト
再現性を確認して、ハイライト階調補正条件入力手段6
1により各色毎にハイライト階調補正条件を設定する。
すなわち、濃度が濃いときには−側に、薄いときには+
側にする。
【0072】ユーザがコントロールパネルからハイライ
ト階調補正条件の値を入力すると、図6に示した階調補
正データの作成アルゴリズムが実行され、Cin0%の
階調オフセット量は初期値「0」の代わりに新たにハイ
ライト階調補正条件入力手段61から入力された値が使
用される。
【0073】図9はハイライト階調補正条件として「−
5」を設定した場合の階調データの説明図であって、I
は設定したPT−TRCに基づく階調補正データを、H
は入力信号=出力信号の直線を示す。図示したように、
ハイライト階調補正条件入力手段61によりハイライト
階調補正条件を設定入力することで、画像形成装置にと
って重要、かつ基準パッチの濃度値の測定では精度よく
検知できないハイライト部分の階調補正データを正しく
作成することができる。
【0074】この階調補正データを用いて画像形成を行
うことにより、所望の濃度階調性を得ることができる。
以降、Cin15%以上の基準パッチが定期的に作成さ
れ、その濃度値の測定と前記図6のアルゴリズムの実行
により経時的なCin15%以上の変動を補う階調補正
データが作成される。本実施例により、精度の高い階調
補正を施して高品質の再生画像を得ることが可能とな
る。次に、本発明による画像形成装置の第2実施例を説
明する。
【0075】前記第1実施例では、ハイライト階調補正
条件入力手段からハイライト階調補正条件を設定入力し
たときのみハイライト階調性が更新され、その後の定期
的なCin15%以上の基準パッチ濃度の測定時には更
新されない。画像形成装置間あるいは長い間の経時的な
ハイライト部分の階調変動には対応できるが、短い間隔
の変動には対応できない。
【0076】図10は本発明による画像形成装置の第2
実施例における階調補正データ生成手段周りの構成を説
明するブロック図であって、29eは加算回路でハイラ
イト階調補正条件変更手段を構成する。また、図4と同
一符号は同一部分に対応する。
【0077】また、図11は図10の階調補正データ生
成手段に記憶されている光センサーの読み取り値と目標
値の差(Radc-delta )と階調オフセット量の関係を示
すテーブルデータの説明図である。このテーブルでは、
15%のRadc-delta に応じて0%の階調オフセット量
も求めるようになっている。
【0078】15%のRadc-delta に応じて0%の階調
オフセット量を求めるのは、画像形成装置間のバラツキ
がCin0%とCin15%では必ずしも同じ傾向を持
たないが、同一装置内の短い間隔の経時変動はCin0
%と隣接するCin15%では略ゝ同じ傾向を示すこと
に基づくものである。
【0079】そして、図10の階調補正データ生成手段
29に備えた加算回路29cは、前記図6に示した25
6階調の階調補正データの作成時、S−4でCin0%
の階調オフセット量をハイライト階調補正条件入力手段
61から設定入力されてメモリー29eに記憶されてい
るハイライト階調補正条件の値と、図11のテーブルデ
ータ29bから15%のRadc-delta に応じて求めた0
%の階調オフセット量のデータとの和を算出し、これを
Cin0%の階調オフセット量とする。
【0080】これにより、定期的に測定されるCin1
5%の基準パッチの濃度測定結果により、短い間隔での
変動にも対応することのできる階調補正データが作成さ
れる。このようにして、本実施例によれば、より精度の
高い階調補正を施して高品質の再生画像を得ることが可
能となる。
【0081】なお、上記各実施例では、感光体上の基準
パッチを高センサーで読み取る構成となっているが、本
発明はこれに限るものではなく、転写装置(中間転写装
置)あるいは用紙等の転写媒体上の基準パッチを光セン
サー等の濃度測定手段で測定する方法を採用しても同様
の効果を得ることができる。また、本発明は、フルカラ
ーの画像形成装置に限らず、単色の画像形成装置にも同
様に適用することができる。
【発明の効果】
【0082】以上説明したように、本発明によれば、階
調補正データ生成手段を備え、ハイライト階調補正条件
入力手段から設定入力した値と像担持体に作成した基準
パッチから実際に測定した濃度値の両者を使用して階調
補正データを作成することにより、画像形成装置間や長
い間の経時的ハイライト部分の階調変動に対応した階調
補正データを得ることができ、この階調データを使用し
て画像形成を実行することで画像形成装置にとって重要
なハイライト再現性を精度よく補正することが可能な画
像形成装置を提供できる。
【0083】また、ハイライト部分に近い濃度、例えば
全階調の15%部分の基準パッチの濃度値を利用するこ
とで短期の経時的ハイライト部分の階調変動に対応でき
る階調補正装置を備えた画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の階調補正部を含
んだ全体構成を説明する模式図である。
【図2】 図1の比較器における画像データの2値化の
説明図である。
【図3】 コントロールパネル上に設けられるハイライ
ト階調補正条件入力手段の説明図である。
【図4】 本発明による画像形成装置の第1実施例にお
ける階調補正データ生成手段周りの構成を説明するブロ
ック図である。
【図5】 入力階調を出力階調に変換するための256
階調補正データの一例の説明図である。
【図6】 本発明による階調補正の第1実施例のおける
階調補正データ作成のアルゴリズムを説明するフローチ
ヤートである。
【図7】 階調補正データ生成手段に記憶されている光
センサーの読み取り値Radc-delta と階調オフセット量
の関係を示すテーブルデータの説明図である。
【図8】 ハイライト階調補正条件が初期値0のとき計
算された256階調の階調データの説明図である。
【図9】 ハイライト階調補正条件として「−5」を設
定した場合の階調データの説明図である。
【図10】 本発明による画像形成装置の第2実施例に
おける階調補正データ生成手段周りの構成を説明するブ
ロック図である。
【図11】 図10の階調補正データ生成手段に記憶さ
れている光センサーの読み取り値(Radc-delta )と階
調オフセット量の関係を示すテーブルデータの説明図で
ある。
【図12】 本発明は適用される画像形成装置の一例と
してのカラー複写機を説明する全体構成図である。
【図13】 基準パッチを形成するトナーの理想的な分
布形態を説明する模式図である。
【図14】 感光体上にカブリトナーが存在する場合の
基準パッチを形成するトナーの分布形態を説明する模式
図である。
【図15】 最低濃度付近に基準パッチを作成した階調
補正方法の説明図である。
【図16】 最低濃度付近に基準パッチを作成しない階
調補正方法の説明図である。
【符号の説明】
10・・・・スキャナー部、20・・・・画像処理部、
30・・・・露光光学部(ROS部)、40・・・・画
像形成部、11・・・・原稿、12・・・・露光ラン
プ、13・・・・CCD、14・・・・増幅器、15・
・・・A/D変換器、16・・・・シェーディング補正
回路、17・・・・ギャップ補正回路、18・・・・濃
度変換回路、21・・・・色変換回路、22・・・・第
1階調補正手段、23・・・・第2階調補正手段、24
・・・・D/A変換回路、25・・・・パッチ作成手段
(基準パッチ作成手段)、26・・・・セレクター、2
7・・・・比較器、28・・・・三角波発生器、29・
・・・階調補正データ生成手段、31・・・・レーザー
駆動回路、32・・・・レーザー、33・・・・ポリゴ
ンミラー、34・・・・fθレンズ、35・・・・反射
ミラー、36・・・・レーザー光量可変装置、41・・
・・演算装置、42・・・・帯電量可変装置、43・・
・・現像バイアス可変装置、44・・・・感光体、44
a・・・・帯電装置、44b・・・・クリーナー装置、
44c・・・・除電ランプ、45・・・・ロータリー現
像装置、46・・・・転写装置、47・・・・トナーデ
ィスペンス装置、48a・・・・電位計、48b・・・
・光センサー、61・・・・コントロールパネル等に設
置したハイライト階調補正条件入力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/407 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 512 B41J 2/52 G03G 15/04 G03G 15/043 H04N 1/04 106

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の各階調に対応して定められた濃度
    の中の複数の濃度の基準パッチを画像担持体上に作成す
    るパッチ作成手段と、 作成された前記基準パッチの濃度を測定する濃度測定手
    段と、 画像形成装置の出力する濃度の最低値付近に相当するハ
    イライト階調補正条件を外部から入力するハイライト階
    調補正条件入力手段と、画像形成装置の出力する濃度の最低値付近以外では 前記
    濃度測定手段で測定された濃度値と所定の目標濃度値の
    に基づいて階調補正データを作成し且つ、画像形成装
    置の出力する濃度の最低値付近では前記ハイライト階調
    補正条件入力手段から入力されたハイライト階調補正条
    と前記濃度測定手段で測定された濃度値と所定の目標
    濃度値の差から階調補正データを作成する階調補正デー
    タ生成手段とを少なくとも備え、 前記階調補正データ生成手段で生成された階調補正デー
    タを用いて、画像形成すべき画像信号の階調を補正する
    階調補正手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記階調補正データ
    生成手段が、ハイライト階調補正条件入力手段から入力
    されたハイライト階調補正条件を記憶するハイライト階
    調補正条件記憶手段を備え、 前記ハイライト階調補正条件記憶手段に記憶されたハイ
    ライト階調補正条件と、前記濃度測定手段による最低濃
    度付近以外の複数の基準パッチの濃度測定値と所定の目
    標濃度値との差とを用いて階調補正データを生成するこ
    とを特徴とする階調補正手段を備えた画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記階調補正データ
    生成手段が、前記濃度測定手段による測定された最低濃
    度付近以外の複数のパッチ濃度の測定値と所定の目標濃
    度値との差に応じて、前記ハイライト階調補正条件記憶
    手段に記憶されたハイライト階調補正条件を変更するハ
    イライト階調補正条件変更手段を備えたことを特徴とす
    る階調補正手段を備えた画像形成装置。
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