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JP3488397B2 - シュープレス用ベルト及びその製造方法 - Google Patents

シュープレス用ベルト及びその製造方法

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Publication number
JP3488397B2
JP3488397B2 JP11869099A JP11869099A JP3488397B2 JP 3488397 B2 JP3488397 B2 JP 3488397B2 JP 11869099 A JP11869099 A JP 11869099A JP 11869099 A JP11869099 A JP 11869099A JP 3488397 B2 JP3488397 B2 JP 3488397B2
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日出夫 井上
晴成 池田
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市川毛織株式会社
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Publication date
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21F3/0227Belts or sleeves therefor
    • D21F3/0236Belts or sleeves therefor manufacturing methods
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S162/00Paper making and fiber liberation
    • Y10S162/901Impermeable belts for extended nip press

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抄紙用シュープ
レスベルト、特に、クローズドタイプのシュープレスベ
ルト及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙機のプレス部で使用されているシュ
ープレスには、オープンタイプとクローズドタイプがあ
り、そのうち、前者のオープンタイプは設置スペースが
大きくなるとともに、オイル飛散の弊害が指摘されてい
るため、近年では後者のクローズドタイプが主流になっ
ている。
【0003】前記クローズドタイプのシュープレスを図
8、図9に示す。図において、21はプレスロール、2
2はシュー、23はシュープレスベルトである。シュー
プレスベルト23はエンドレスに形成され、湿紙24を
挟んだ上下部フェルト25、25′とともに走行し、フ
ェルト間の湿紙24をプレスロール21とシュー22と
の間で加圧して搾水する構造になっている。
【0004】前記シュープレスベルト23は、プレスロ
ール21が駆動源になってフェルト25、湿紙24及び
フェルト25′を介して走行している。この走行時、プ
レスロール21の両エッジよりはみ出すシュープレスベ
ルト23の両縁はロール側に屈曲された状態で固定され
るが、シュー22のMD方向の端部22a、22b間、
即ち、シュー22とプレスロール21により加圧される
部位では逆方向に湾曲変形される。従って、シュープレ
スベルト23の両縁には、シュー22のCMD方向の両
端を境にして複雑な屈曲による圧縮と引張り力が加わる
こととなる。
【0005】即ち、シュープレスベルト23が、図9の
如く、矢印方向に走行する場合において、加圧を受ける
部分(ハッチング部分)23aと、受けない部分(白抜
き部分)23bが生じ、加圧を受ける部分23aには駆
動力が働く一方、受けない部分23bは遅れ気味になる
ことから、このベルト23の境界部23cには斜め方向
(矢印方向)のストレスSが掛かり、歪みを生じさせ、
延いてはクラックを発生させる原因となった。
【0006】このように、円周長(寸法)が短く、使用
条件が過酷になるクローズドタイプのシュープレスベル
ト23には、ベルト自身の耐久性が強く求められ、ベル
トの肉厚内に基布を装填し、その補強を図っている。そ
の代表的なものとして、特公平3−57236号、特開
昭64−45888号、特開昭64−45889号、特
表平1−503315号、特開平1−298292号、
特表平5−505428号がある。
【0007】前記特公平3−57236号は、エンドレ
スの基布織物をマンドレルの周りに装着し、その上から
樹脂を流し込む、いわゆる金型成型法でベルトを得るも
のであるが、これによると均一な厚みと表面の平滑性が
得られる利点はあるが、基布織物の厚み方向の位置を均
一に設定することが難しいという問題があった。
【0008】また、前記特開昭64−45888号は、
マンドレルの周りに第一樹脂層を形成した後、その上に
熱収縮可能な基布織物を被せ、該基布織物の上に樹脂を
更に塗布、乾燥、硬化させて第二樹脂層を形成してベル
トとするもので、基布織物の厚み方向の位置を均一に設
定することは可能であるが、この場合に用いる基布は有
端織物であるためMD方向の寸法合わせが難しく、ピン
ホールが発生する虞があった。
【0009】さらに、前記特開昭64−45889号
は、マンドレルの周りに未硬化樹脂シートを装着した
後、その上に熱収縮可能な基布織物を被せ、該基布織物
の上に第二の未硬化樹脂シートを更に巻き、最後に熱収
縮性の樹脂からなるリボンを巻き込んで熱収縮させてな
る。この場合も上記特開昭64−45888号と同じ様
に用いる基布が有端織物であるためにMD方向の寸法合
わせが難しく、ピンホールが発生する虞があった。
【0010】さらに、前記特表平1−503315号
は、基布として織物を使用しないでマンドレルの軸方向
(CMD方向)に糸を一定間隔で全周にわたって張り、
その上にMD方向に糸をスパイラルに巻き込んだ後、そ
の上から樹脂を流し込でベルトとするものである。これ
によると、CMD方向への張力による寸法変化が小さい
という利点はあるが、経方向の糸と緯方向の糸が別々の
層を構成し、糸にクリンプ(crimp=縮らせる)が
ないため基布の自由度が小さく、またCMD方向とMD
方向で湾曲中心が変わり、湾曲状態による表裏樹脂層へ
の屈曲ストレスが大きくなってしまい、シュー端部に接
触するベルト部分にクラックが発生し易いという問題が
あった。
【0011】さらにまた、前記特開平1−298292
号は、マット状の繊維帯に、未硬化の樹脂を含浸させ、
これをマンドレルにスパイラル状に巻き込んで加熱硬化
させてベルトとするものである。このベルトは、MD方
向にもCMD方向にも寸法安定性に欠ける上、剥離し易
いという問題があった。
【0012】さらにまた、特表平5−505428号
は、弾性率の低いMD方向の糸と、これより高い弾性率
のCMD方向の糸とからなる織物に、未硬化樹脂を含浸
させてマンドレルにスパイラル状に巻き付けて硬化させ
てベルトとするもので、このベルトは巻き付けた織物の
重なり部分に応力が掛かると剥離する虞があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、前記特公
平3−57236号を始めとする従来の方法で得たシュ
ープレスベルト及びその補強構造では、ベルト自身に求
められる耐久性、及びシューのMD方向の幅内でフェル
トを介して駆動されるベルトに求められるMD方向の屈
曲強度及び張力を重視した基材特性を、充分に発揮させ
ることができないという困難な問題があった。
【0014】本発明は、上述のような問題を解消するた
めのもので、その目的とするところは、CMD方向の曲
げの自由度を向上させ、かつ、シュー端部に接するベル
トのクラック発生を有効に防止できるシュープレスベル
ト及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ために、本発明は、磨かれた表面を持つマンドレル上に
て形成された第一樹脂層と、該第一樹脂層の外周に形成
された基材層と、該基材層を含んで形成された第二樹脂
層とからなり、前記基材層を、前記第一樹脂層上で糸を
円周方向(MD方向=ベルト走行方向)に螺旋状に巻い
た内層と、該内層上でマンドレルの軸方向(CMD方
向)とほぼ平行に糸を配列した中層と、該中層にクリン
プを付与すべく、該中層上で前記内層の糸に重ならない
ように糸を円周方向に螺旋状に巻いた外層との複合層で
形成し、CMD方向の圧縮と引張りに対応できる基材構
造とするとともに、前記外層の糸と内層の糸とで中層の
糸をクリンプすることによりCMD方向のシューエッジ
での曲げに対する自由度を向上させ得るように構成し
た。
【0016】また、請求項2に記載した発明は、前記基
材層を構成する内層と外層の円周方向に巻く糸のピッチ
を部分的に変えたことを特徴とし、シューに当たる部分
はもちろん、シューに当たる部分と当たらない部分との
境界部の基材の屈曲・引張り強度特性を向上できるよう
に構成した。
【0017】さらに、請求項3に記載した発明は、前記
基材内層と外層の円周方向に巻く糸が、1本又は複数本
であることを特徴とし、シューに当たる部分の糸の密度
を上げること、及びシューに当たる部分と当たらない部
分との境界部位での糸の密度を上げることにより、MD
方向の高い屈曲強度及び張力が得られるように構成し
た。
【0018】さらにまた、請求項4に記載した発明は、
マンドレルの磨かれた表面において、第一樹脂層を形成
し、該第一樹脂層上で糸を円周方向に螺旋状に巻いて基
材内層を形成し、該内層上で糸をマンドレルの軸方向と
ほぼ平行に配列して基材中層を形成し、該中層にクリン
プを付与すべく、該中層上で前記基材内層の糸に重なら
ないように糸を円周方向に螺旋状に巻いて基材外層を形
成し、しかる後、基材複合層上からその全層を含んで第
二樹脂層を形成し、CMD方向の圧縮と引張りに対応で
きる基材構造とするとともに、前記外層の糸と内層の糸
とで中層の糸をクリンプすることによりCMD方向のシ
ューエッジでの曲げに対する自由度を向上させ得るシュ
ープレスベルトを簡易に製造できるように構成した。
【0019】さらにまた、請求項5に記載した発明は、
前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸のピッチを部分
的に変えたことを特徴とし、シューに当たる部分の糸の
密度を上げることはもちろん、シューに当たる部分と当
たらない部分との境界部の基材の屈曲・引張り強度特性
を向上できるシュープレスベルトを簡易に製造できるよ
うに構成した。
【0020】さらにまた、請求項6に記載した発明は、
前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸が、1本又は複
数本であることを特徴とし、シューに当たる部分やシュ
ーに当たる部分と当たらない部分との境界部位での糸の
密度を上げ、MD方向の高い屈曲強度及び張力が得られ
るシュープレスベルトを簡易に製造できるように構成し
た。
【0021】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。本願ベルト1は、図1の如く、エ
ンドレスに形成された第一樹脂層2と、該第一樹脂層2
の外周に形成された基材層3と、該基材層3を含んで形
成された第二樹脂層4とから構成されている。
【0022】前記第一樹脂層2及び第二樹脂層4は、ゴ
ム、エラストマーの中から選択されるが、好ましくは熱
硬化性ポリウレタンを利用するとよい。硬度は80〜9
8゜(JIS−A)から選択される。勿論、第一樹脂層
2と第二樹脂層4は常に同じ硬度である必要はない。
【0023】前記基材層3は、前記第一樹脂層2上で糸
5を円周方向(MD方向=ベルト走行方向)に螺旋状に
巻いた内層Aと、該内層A上でマンドレルの軸方向(C
MD方向)とほぼ平行に糸6を配列した中層Bと、該中
層B上で前記内層の糸5に重ならないように糸7を円周
方向に螺旋状に中層Bの糸6にクリンプ(crimp=
縮れ)Kを付与しつつ巻いた外層Cとの複合層で構成さ
れている。
【0024】図2(a)及び(b)は前記内層Aの糸5
と、中層Bの糸6と、外層Cの糸7との関係をそれぞれ
示している。図2(a)は図1のイ−イ線断面図であ
り、図2(b)は図1のロ−ロ線断面図である。これら
の図から分かるように、前記内層Aの糸5と外層Cの糸
7は本願ベルト1のMD方向を補強する上、両糸5と7
が相まって中層Bの糸6にクリンプKを付与する機能を
有している。
【0025】また、前記中層Bの糸6は本願ベルト1の
CMD方向を補強するとともに、クリンプKにより本願
ベルト1にはCMD方向のシューエッジでの曲げに対す
る自由度を向上させている。また、クリンプKが付与さ
れた中層Bの糸6は基材層3のほぼ断面中心に位置する
ため、CMD方向の湾曲中心が安定し、表裏の樹脂層
2、4が曲率の差によるストレスを減少させる機能を有
している。
【0026】前記内層Aの糸5及び外層Cの糸7の本数
は、糸の太さや糸の強度により、或いは巻く時間の短縮
のために適宜決めることができる。また、図3の如く、
シュー22に当たる部分(細かいハッチング部)1a、
及び該部分1aと当たらない部分1bとの境界部1cで
糸5及び7の本数を上げる(図では二本)一方、シュー
22に当たらない部分(本願ベルト1の両端縁)1bの
本数を下げる(図では一本)ようにしてもよい。
【0027】前記本数の調整は、溝切りベルトのように
第一樹脂層2と第二樹脂層4の厚みが異なり樹脂層の屈
曲特性が異なる場合に所要の基材特性を得る手段として
も重要である。
【0028】前記内層Aの糸5及び外層Cの糸7の巻き
密度(ピッチ)も、糸の太さや糸の強度により適宜決め
ることができる。また、図4の如く、シュー22に当た
る部分(細かいハッチング部)1a、及び該部分1aと
当たらない部分1bとの境界部1cで糸5及び7の密度
(ピッチ)を上げ(図では間隔を狭めている)、MD方
向の高い屈曲強度及び張力が得られるようにする一方、
シュー22に当たらない部分(本願ベルト1の両端縁)
1bでは密度を下げる(図では間隔を拡めている)よう
にしてもよい。
【0029】前記クリンプKが付与された中層Bの糸6
の本数や密度(ピッチ)も、CMD方向の強力を確保す
るために、糸の太さや糸の強度により適宜決めることが
できることは勿論である。
【0030】前記各層A、B、Cを構成する糸5、6、
7は、ナイロン、ポリエステル、更に高機能糸で高弾性
率の全芳香族ポリエステル、芳香族ポリアミド、芳香族
ポリイミド、高強度ポリエチレンなどの合成繊維を用い
て満足できる。また、炭素繊維やガラス繊維などの無機
繊維を使用することも可能である。繊維(糸)の太さは
直径0.3mm〜1.0mmのモノフィラメント、マル
チフィラメント、あるいはこれらの撚り糸でもよい。
【0031】次に、本願ベルト1の製造工程について説
明する。まず、図5(a)の如く、軸8aを中心に回転
可能なマンドレル8の磨かれた表面に、予め、剥離剤
(図示せず)を塗布するか、剥離シート(図示せず)を
貼着し、その上に塗布機(ドクターバー又はコーターバ
ーなど)9を用いて樹脂を厚さ=0.5mm〜2mm程
度に塗布し、第一樹脂層2を形成する。
【0032】次いで、該第一樹脂層2上で、図5(b)
の如く、糸5を円周方向に螺旋状に巻いて基材内層Aを
形成する。このときの巻きピッチは任意に決定して良い
が、そのピッチはマンドレル8の軸方向の全域で共通で
も変化させてもよい。
【0033】しかる後、基材内層A上で、図5(c)の
如く、糸6を軸方向(CMD方向)とほぼ平行に配列し
て基材中層Bを形成する。この場合において、本例では
マンドレル8の軸方向両端部にリング状締具10を嵌着
し、該リング状締具10に備えた係止突子10aを用い
ている。
【0034】次いで、基材中層B上で、図6(a)の如
く、糸7を円周方向に螺旋状に巻いて基材外層Cを形成
する。この場合、前記基材内層Aの糸5に重ならないよ
うに巻くことが糸6にクリンプを付与するために必要で
ある。
【0035】前記糸7の中層Bの糸6上への巻き込み
は、図7の如く、糸7をボビン7aより巻きほぐしなが
ら、ガイドリング11に案内されながら行われる。ここ
にガイドリング11を用いたのは、巻き込もうとする糸
7を、前記糸6に対して均一な接触力をもって巻き込め
るようにするためであり、これにより糸6に均一なクリ
ンプKを確保することが可能となる。
【0036】前述の如く基材内層A、中層B及び外層C
の複合からなる基材層3が形成されたならば、図6
(b)の如く、ノズル12を通して樹脂材料Rを供給
し、第二樹脂層4を形成させる。この第二樹脂層4は基
材層3を浸透し、第一樹脂層2の外面に接合Mさせる。
この第一樹脂層2との接合Mの接合効果を高めるため
に、第一樹脂層2の外面に予めプライマーや接着剤を適
用しておくこともよい。
【0037】前述の如く第二樹脂層4を形成、硬化させ
た後に、全体の厚みを所望の厚みになるように研磨した
り、必要に応じて第二樹脂層4の表面(ベルト表面)に
溝加工を施すなどの仕上加工後、得られた本願ベルト1
をマンドレル8から離脱させる。この離脱作業を容易に
するために、予め、マンドレル8の表面へ前述の如く剥
離剤の塗布や剥離シートを貼着しておくこともある。ま
た、離脱法として、水圧・油圧を利用するか、樹脂の膨
張・収縮を利用してもよい。
【0038】
【実施例1 】直径1.5mのマンドレル8の磨かれた表
面に、剥離剤(KS−61<信越化学工業株式会社製
>)を施した後、熱硬化性ウレタン(プレポリマー:ア
ジプレンL100<ユニローヤル製>、硬化剤3,3′
・ジクロロー4,4・ジアミノジフェニールメタン、9
0°<JIS−A>)を、マンドレルに平行に設置され
たドクターバーを使用して1mm厚みに塗布して第一樹
脂層2を形成し、加熱硬化させる。
【0039】次に、該第一樹脂層2の外周に4000d
のポリエステルマルチフィラメント糸5をMD方向に1
3本/5cmで螺旋状に巻き込んで基材内層Aを形成
し、しかる後、前記内層Aの上に、4000dのケブラ
ーマルチフィラメント糸6をマンドレル8の軸と平行に
なるように10本/5cmで配列して基材中層Bを形成
する。次いで、前記中層Bの糸6にクリンプを付けるた
めに、糸6の外周に4000dのポリエステルマルチフ
ィラメント糸7をMD方向に基材内層Aと同じ巻き込み
本数(13本/5cm)で半ピッチずらして螺旋状に巻
き込んで基材外層Cを形成する。
【0040】しかる後、基材層3の上から熱硬化性ウレ
タン樹脂を含浸塗布し、ほぼ5mm厚みの第二樹脂層4
を形成し、100°Cで5時間加熱硬化させた後、全体
厚が5.5mmになるように研磨し、最後に、回転歯で
MD方向に溝を形成して本願ベルト1(実施ベルト)
を得た。
【0041】
【実施例2】実施例1の設備で、同じ樹脂を用いて第一
樹脂層2を形成し、該第一樹脂層の上に、2000dの
ポリエステルマルチフィラメント糸5を2本づつ引き揃
えてMD方向に26本/5cmで螺旋状に巻込んで基材
内層Aを形成する。次いで、前記内層Aの上に4000
dのケブラーマルチフィラメント糸6をマンドレルの軸
と平行になるように10本/5cmで配列して基材中層
Bを形成する。しかる後、前記糸6にクリンプを付ける
ために、該糸6の上に2000dのポリエステルマルチ
フィラメント糸7をMD方向に基材内層Aの巻き込み本
数と同じ2本引き揃えて26本/5cmで半ピッチずら
して螺旋状に巻き込んで基材外層Cを形成する。
【0042】しかる後、基材層の上から熱硬化性ウレタ
ン樹脂を含浸塗布し、ほぼ5mm厚の第二樹脂層4を形
成し、100°Cで5時間加熱硬化させた後、全体厚が
5.5mmになるように研磨し、最後に、回転歯でMD
方向に溝を形成して本願ベルト1(実施ベルト)を得
た。
【0043】
【実施例3】実施例1の設備で、同じ樹脂を用いて第一
樹脂層2を形成し、該第一樹脂層の上にシュー幅+左右
10cmの範囲については4000dのポリエステルマ
ルチフィラメント糸5を2本づつ引き揃えてMD方向に
20本/5cmで螺旋状に巻込み、上記した範囲以外の
ベルト端部に相当する部分については4000dのポリ
エステルマルチフィラメント糸5を1本としてMD方向
に10本/5cmで螺旋状に巻込み基材内層Aを形成す
る。次いで、前記内層Aの上に4000dのケブラーマ
ルチフィラメント糸6をマンドレルの軸と平行になるよ
うに10本/5cmで配列して基材中層Bを形成する。
【0044】しかる後、前記中層糸にクリンプを付ける
ために、内層を構成した方法で中層Bの糸6の上にシュ
ー幅+左右10cmの範囲については4000dのポリ
エステルマルチフィラメント糸6を2本づつ引き揃えて
MD方向に20本/5cmで糸5と半ピッチずらして螺
旋状に巻込み、上記した範囲以外のベルト端部に相当す
る部分については4000dのポリエステルマルチフィ
ラメント糸を1本としMD方向に10本/5cmで内層
Aの糸5と半ピッチずらして螺旋状に巻込み基材外層C
を形成する。
【0045】更に、基材層3の上から熱硬化性ウレタン
樹脂を含浸塗布し、ほぼ5mm厚みの第二樹脂層4を形
成し、しかる後に100°Cで5時間加熱硬化させ、全
体厚が5.5mmの厚さになるように研磨し、最後に、
回転歯でMD方向に溝を形成して本願ベルト1(実施ベ
ルト)を得た。
【0046】
【実施例4】実施例1の設備で、同じ樹脂を用いて第一
樹脂層2を形成し、該第一樹脂層の上に4000dのポ
リエステルマルチフィラメント糸5を3本等間隔に配置
してMD方向に15本/5cmで螺旋状に巻込むことに
より実施例1よりも短時間で基材内層Aを形成する。次
いで、前記内層Aの上に4000dのケブラーマルチフ
ィラメント糸6をマンドレルの軸と平行になるように1
0本/5cmで配列して基材中層Bを形成する。
【0047】しかる後、前記中層Bの糸6にクリンプを
付けるために、内層を構成した方法で中層Bの糸6の上
に4000dのポリエステルマルチフィラメント糸6を
3本等間隔でかつガイドリングを用いて中層糸に接する
タイミングが若干ずれるようにし、MD方向に15/5
cmで内層Aの糸5と半ピッチずらして螺旋状に巻き込
んで基材外層Cを形成する。
【0048】更に、基材外層Cの上から熱硬化性ウレタ
ン樹脂を含浸塗布し、ほぼ5mm厚の第二樹脂層4を形
成し、しかる後に100°Cで5時間加熱硬化させ、更
に、全体厚が5.5mmになるように研磨し、最後に、
回転歯でMD方向に溝を形成して本願ベルト1(実施ベ
ルト)を得た。
【0049】
【比較例1 】直径1.5mのマンドレルの磨かれた表面
に、剥離剤(KS−61<信越化学工業株式会社製>)
を施した後、熱硬化性ウレタン(プレポリマー:アジプ
レンL100<ユニローヤル製>、硬化剤3,3′・ジ
クロロー4,4・ジアミノジフェニールメタン、90°
<JIS−A>)を、マンドレルに平行に設置されたド
クターバーを使用して1mm厚に塗布して第一樹脂層を
形成し、加熱硬化させる。
【0050】次に、該第一樹脂層2の上に経糸、緯糸共
に4000dのポリエステルマルチフィラメント糸を使
用し、無端状に製織した織物を巻いて、その表面に上記
と同様の熱硬化性ウレタン樹脂を、ほぼ5mm厚にコー
トし、100°Cで5時間加熱硬化させ、全体厚が5.
5mmになるように研磨し、回転歯で円周方向に溝を形
成して比較ベルトを得た。
【0051】上記実施例1〜4で製作された本願ベルト
1(実施ベルト〜)と比較ベルトを屈曲試験機で繰
返し比較テストを行ったところ、比較ベルトは70万回
でシューエッジにクラックが発生したのに対して、実施
ベルト〜は何れも100万回でも異常はなかったこ
とが確認された。このことは、第1に、本願ベルトがC
MD方向の圧縮と引張りに対応できる基材構造であるこ
と、第2に、外層の糸と内層の糸とが相まってクリンプ
が付与された中層の糸のCMD方向のシューエッジでの
曲げに対する自由度が向上したこと、第3に、クリンプ
を付与された中層の糸が基材層のほぼ断面中心に位置す
るためCMD方向の湾曲中心が安定し、表裏の樹脂層に
基材層の曲率の違いによって発生する伸縮が片側のみに
集中しない構造となっていることなどの理由によるもの
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は、磨かれた
表面を持つマンドレル上にて形成された第一樹脂層と、
該第一樹脂層の外周に形成された基材層と、該基材層を
含んで形成された第二樹脂層とからなり、前記基材層
を、前記第一樹脂層上で糸を円周方向(MD方向=ベル
ト走行方向)に螺旋状に巻いた内層と、該内層上でマン
ドレルの軸方向(CMD方向)とほぼ平行に糸を配列し
た中層と、該中層にクリンプを付与すべく、該中層上で
前記内層の糸に重ならないように糸を円周方向に螺旋状
に巻いた外層との複合層で形成したことを特徴としてい
るから、樹脂へのストレスが少なくなりシュー端部に接
するベルトのクラック発生を防止できるという優れた効
果を奏するものである。
【0053】また、請求項2に記載した発明は、前記基
材層を構成する内層と外層の円周方向に巻く糸のピッチ
を部分的に変えたことを特徴としているから、シューに
当たる部分はもちろん、シューに当たる部分と当たらな
い部分との境界部の基材の屈曲・引張り強度特性を向上
できるという効果を奏するものである。
【0054】さらに、請求項3に記載した発明は、前記
基材内層と外層の円周方向に巻く糸が、1本又は複数本
であることを特徴としているから、シューに当たる部分
の糸の密度を上げること、及びシューに当たる部分と当
たらない部分との境界部での糸の密度を上げることによ
り、MD方向の高い屈曲強度及び張力が得られるという
効果を奏するものである。
【0055】さらにまた、請求項4に記載した発明は、
マンドレルの磨かれた表面において第一樹脂層を形成
し、該第一樹脂層上で糸を円周方向に螺旋状に巻いて基
材内層を形成し、該内層上で糸をマンドレルの軸方向と
ほぼ平行に配列して基材中層を形成し、該中層にクリン
プを付与すべく、該中層上で前記基材内層の糸に重なら
ないように糸を円周方向に螺旋状に巻いて基材外層を形
成し、しかる後、基材複合層上からその全層を含んで第
二樹脂層を形成したことを特徴としているから、CMD
方向の曲げの自由度が向上し、またMD方向及びCMD
方向の湾曲中心が安定し、樹脂へのストレスが少ないシ
ュープレスベルトを簡易に製造できるという効果を奏す
るものである。
【0056】さらにまた、請求項5に記載した発明は、
前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸のピッチを部分
的に変えることを特徴としているから、シューに当たる
部分はもちろん、シューに当たる部分と当たらない部分
との境界部位の基材の屈曲・引張り強度特性を向上でき
るシュープレスベルトを簡易に製造できるという効果を
奏するものである。
【0057】さらにまた、請求項6に記載した発明は、
前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸が、1本又は複
数本であることを特徴としているから、シューに当たる
部分の糸の密度を上げること、及びシューに当たる部分
と当たらない部分との境界部での糸の密度を上げること
により、MD方向の高い屈曲強度及び張力が得られるシ
ュープレスベルトを簡易に製造できるという効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願ベルトの一部分を示す拡大斜視図である。
【図2】(a)は図1のイ−イ線断面図、(b)は図1
のロ−ロ線断面図である。
【図3】本願ベルトの基材層の内層と外層の糸を部分的
に一本及び複数本とした場合のCMD方向の一部省略断
面図である。
【図4】本願ベルトの基材層の内層と外層の糸の密度を
変化させた場合のCMD方向の一部省略断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は本願ベルトを製造す
る工程の前段を示す説明図である。
【図6】(a)、(b)は本願ベルトを製造する工程の
後段を示す説明図である。
【図7】本願ベルトの基材層の外層の糸をクリンプを付
与しつつ巻き込んでいる状態を示す斜視図である。
【図8】クローズドタイプのシュープレスの模式図であ
る。
【図9】クローズドタイプのシュープレスベルトに掛か
るシューの加圧部と非加圧部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 本願ベルト 2 第一樹脂層 3 基材層 A 内層 B 中層 C 外層 4 第二樹脂層 5 内層の糸 6 中層の糸 7 外層の糸 8 マンドレル 8a マンドレルの軸 9 塗布機 10 リング状締具 10a 係止突子 11 ガイドリング 12 ノズル R 樹脂材料 M 第一樹脂層と第二樹脂層の接合 21 プレスロール 22 シュー 23 シュープレスベルト 24 湿紙 25 上部フェルト 25′下部フェルト S ストレス K クリンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 3/00 - 3/02 B29D 29/00 - 29/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磨かれた表面を持つマンドレル上にて形
    成された第一樹脂層と、該第一樹脂層の外周に形成され
    た基材層と、該基材層を含んで形成された第二樹脂層と
    からなり、前記基材層を、前記第一樹脂層上で糸を円周
    方向(MD方向=ベルト走行方向)に螺旋状に巻いた内
    層と、該内層上でマンドレルの軸方向(CMD方向)と
    ほぼ平行に糸を配列した中層と、該中層にクリンプを付
    与すべく、該中層上で前記内層の糸に重ならないように
    糸を円周方向に螺旋状に巻いた外層との複合層で形成し
    たことを特徴とするシュープレス用ベルト。
  2. 【請求項2】 前記基材層を構成する内層と外層の円周
    方向(MD方向=ベルト走行方向)に巻く糸のピッチを
    部分的に変えたことを特徴とする請求項1記載のシュー
    プレス用ベルト。
  3. 【請求項3】 前記基材内層と外層の円周方向(MD方
    向)に巻く糸が、1本又は複数本であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のシュープレス用ベルト。
  4. 【請求項4】 マンドレルの磨かれた表面において、第
    一樹脂層を形成し、該第一樹脂層上で糸を円周方向に螺
    旋状に巻いて基材内層を形成し、該内層上で糸をマンド
    レルの軸方向とほぼ平行に配列して基材中層を形成し、
    該中層にクリンプを付与すべく、該中層上で前記基材内
    層の糸に重ならないように糸を円周方向に螺旋状に巻
    て基材外層を形成し、しかる後、基材複合層上からその
    全層を含んで第二樹脂層を形成したことを特徴とするシ
    ュープレス用ベルトの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸
    のピッチを部分的に変えることを特徴とする請求項4記
    載のシュープレス用ベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基材内層と外層の円周方向に巻く糸
    が、1本又は複数本であることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載のシュープレス用ベルトの製造方法。
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