JP3488114B2 - 閉域ユーザグループネットワーク管理システム - Google Patents
閉域ユーザグループネットワーク管理システムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックボーンとし
てインターネットを利用しつつ、特定のメンバのグルー
プ内だけで通信を行うVPN(Virtual Pri
vate Network)等の、閉域ユーザグループ
(CUG:Closed User Group)ネッ
トワークの管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】CUGネットワーク管理システムは、C
UGネットワークの管理において、CUGのメンバの追
加、削除等の設定を行う必要があるが、その場合、メン
バ設定を効率的に行えることが望ましい。 【0003】CUGでは、パケットの転送を行うノード
はCUG毎にメンバテーブルとルーティングテーブルを
有する。メンバテーブルは各CUGにどのメンバが属し
ているかの情報を有し、ルーティングテーブルは各CU
Gについて宛先のメンバと転送先のノードとを対とする
エントリを有する。 【0004】各ノードは、自分に接続されているメンバ
から、あるCUGのメンバ宛のパケットを受け取ると、
送信元のメンバが当該CUG用メンバテーブルに登録さ
れていることを確認した後、当該CUG用ルーティング
テーブルに従ってパケットを転送し、登録されていない
場合はパケットを破棄する。 【0005】図1はCUGネットワークの一例を示すも
ので、図中、CUG(1),CUG(n)は閉域ユーザ
グループ(なお、括弧内の数字はグループ番号を表して
いる。)、M1,M2,……Mx,Myはメンバ、N
1,N2,N3はノードである。また、同図の(b)は
ノードN1の詳細、特にノードN1が所有するメンバテ
ーブル及びルーティングテーブルを示している。 【0006】以下、CUG(1)のノードN1を例にと
ってCUGの仕組みを説明する。 【0007】まず、CUG(1)のメンバM1がM2と
の通信を試みる場合を考える。ノードN1はパケットを
受け取ると、送信元のメンバM1が当該CUG(1)用
メンバテーブルに登録されていることを確認し、当該C
UG(1)用ルーティングテーブルR11のエントリE
111に従い、メンバM2の転送先であるノードN2に
パケットを転送する。ノードN2はパケットをメンバM
2に渡す。 【0008】次に、CUG(1)のメンバでないM5が
M2との通信を試みる場合を考える。ノードN1はパケ
ットを受け取ると、送信元のメンバM5が当該CUG
(1)用メンバテーブルに登録されていないことを確認
し、パケットを廃棄する。従って、CUG外からの通信
はできない。 【0009】次に、CUG(1)のメンバM1がCUG
(1)のメンバでないM6との通信を試みる場合を考え
る。ノードN1はパケットを受け取ると、送信元のメン
バM1が当該CUG(1)用メンバテーブルに登録され
ていることを確認し、当該CUG(1)用ルーティング
テーブルR11に従い、パケットを転送しようとする。
然るにメンバM6を転送するためのエントリは、当該C
UG(1)用ルーティングテーブルR11にないため、
パケットは廃棄される。従って、CUG外への通信はで
きない。 【0010】ここで、新しいメンバとしてノードN3に
接続されるメンバM4をCUG(1)に加えることを考
える。その際、(a)M4をN3にCUG(1)のメン
バとして登録し、(b)M4へM1,M2,M3から通
信を可能とし、(c)M4からM1,M2,M3へ通信
を可能とする、ことが必要となる。 【0011】(a)については、ノードN3のCUG
(1)用メンバテーブルにメンバM4を設定する必要が
ある。また、(b)については、メンバM1,M2,M
3が接続されているノードN1,N2のCUG(1)用
ルーティングテーブルR11,R21(但し、R21は
図示せず)に「M4宛のパケットはN3に転送する」と
いうエントリを追加する必要がある。さらに、(c)に
ついては、メンバM4が接続されているノードN3のC
UG(1)用ルーティングテーブルR31(但し、R3
1は図示せず)に「M1宛のパケットはN1に転送し、
M2,M3宛のパケットはN2に転送する」というエン
トリを追加する必要がある。 【0012】従来、このようなCUGのメンバ追加に必
要なデータ設定を自動で行う仕組みは存在せず、オペレ
ータが手動で、関連する全ノードに対して上述の設定を
行っていた。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】CUGのメンバ追加の
際、オペレータはメンバが接続されるノードのメンバテ
ーブルを更新するだけでなく、当該CUGの各メンバが
接続されている全ノードについて、そのノードが所有す
るルーティングテーブルのエントリを設定しなければな
らない。そのため、オペレータが手動でCUGのメンバ
追加を行うことは、非常に手間がかかる作業となってい
た。 【0014】本発明の目的は、上述の問題を解決するた
め、CUGのメンバ追加のためのノードのメンバテーブ
ル及びルーティングテーブルの設定を効率的に行うCU
Gネットワーク管理システムを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、ネットワーク管理システムを大きく、ユ
ーザインターフェース部、ノード情報データベース、メ
ンバ情報追加部、ノード情報追加部、ノード情報収集
部、ルーティング情報収集部及びルーティングテーブル
追加部で構成する。 【0016】ユーザインターフェース部は、オペレータ
からの操作入力を受け付ける。 【0017】ノード情報データベースは、CUG番号を
キーとして当該CUGに属する全メンバの接続ノードの
情報を保持する。 【0018】メンバ情報追加部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号、メンバ及びノードの情報よ
り、ノードの当該CUG用メンバテーブルにメンバを追
加設定する。 【0019】ノード情報追加部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号及びノードの情報より、ノード
情報データベースの当該CUG用の項目にノードを追加
設定する。 【0020】ノード情報収集部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号よりノード情報データベースを
検索し、当該CUGに属する全ノードの情報を収集す
る。 【0021】ルーティング情報収集部は、ノード情報収
集部からのCUG番号及びノードの情報より、各ノード
から当該CUG用のルーティングテーブルのエントリを
収集する。 【0022】ルーティングテーブル追加部は、ルーティ
ング情報収集部からのCUG番号、ノード及びルーティ
ングテーブルのエントリ、並びにユーザインターフェー
ス部からのCUG番号、メンバ及びノードの情報をもと
に、追加メンバが接続されるノード及び当該CUGに属
する全ノードのルーティングテーブルのエントリを設定
する。 【0023】前記構成において、まず、オペレータが入
力する、メンバを追加したいCUG番号(n)、追加す
べきメンバ(Mj)及びそのメンバが接続されるノード
(Ni)の情報を、ユーザインターフェース部が受け取
り、メンバ情報追加部、ノード情報追加部、ノード情報
収集部及びルーティングテーブル追加部に渡す。 【0024】メンバ情報追加部は、CUG番号(n)、
メンバ(Mj)及びノード(Ni)の情報より、ノード
(Ni)の当該CUG(n)用メンバテーブルにメンバ
(Mj)を追加する。 【0025】ノード情報追加部は、CUG番号(n)及
びノード(Ni)の情報より、ノード情報データベース
の当該CUG(n)用の項目にノード(Ni)が既に含
まれているかどうかを調べ、含まれていなかった場合に
は追加する。 【0026】ノード情報収集部は、CUG番号(n)よ
りノード情報データベースを検索し、当該CUG(n)
に属する全ノード(Nx,Ny,Ni,……)の情報を
収集し、収集した情報をルーティング情報収集部に渡
す。 【0027】ルーティング情報収集部は、ノード(N
x,Ny,Ni,……)に属する各ノードから当該CU
G(n)用ルーティングテーブル(Rxn,Ryn,…
…)内のエントリ((Exn1,Exn2,……),
(Eyn1,Eyn2,……),……)を全て収集し、
ルーティングテーブル追加部に渡す(但し、エントリの
内容が重複する場合は一つだけ渡す。)。 【0028】ルーティングテーブル追加部は、メンバ
(Mj)が接続されるノード(Ni)のCUG(n)用
ルーティングテーブル(Rin)に、ルーティング情報
収集部で収集されたルーティングテーブル(Rxn,R
yn,……)のエントリ(Einα,Einβ,……)
を追加する。また、既にメンバが接続されているノード
(Nx,Ny,……)のCUG(n)用ルーティングテ
ーブル(Rxn,Ryn,……)に、エントリ(Exn
a,Eynb,……)を追加する。 【0029】 【発明の実施の形態】図2は本発明の閉域ユーザグルー
プネットワーク管理システムの実施の形態の一例を示す
ものである。図中、10はネットワーク管理システムで
あり、ユーザインターフェース部11、ノード情報デー
タベース12、メンバ情報追加部13、ノード情報追加
部14、ノード情報収集部15、ルーティング情報収集
部16及びルーティングテーブル追加部17で構成され
る。 【0030】ユーザインターフェース部11は、オペレ
ータからの操作入力を受け付け、その内容をメンバ情報
追加部13、ノード情報追加部14、ノード情報収集部
15及びルーティングテーブル追加部17に渡す。 【0031】ノード情報データベース12は、CUG番
号をキーとして当該CUGに属する全メンバの接続ノー
ドの情報を保持する。 【0032】メンバ情報追加部13は、ユーザインター
フェース部11からのメンバを追加したいCUG番号、
追加すべきメンバ及びその接続ノードの情報より、ノー
ドの当該CUG用メンバテーブルにメンバを追加設定す
る。 【0033】ノード情報追加部14は、ユーザインター
フェース部11からのCUG番号及びノードの情報よ
り、ノード情報データベース12の当該CUG用の項目
にノードを追加設定する。 【0034】ノード情報収集部15は、ユーザインター
フェース部11からのCUG番号よりノード情報データ
ベース12を検索し、当該CUGに属する全ノードの情
報を収集し、これをCUG番号とともにルーティング情
報収集部16に渡す。 【0035】ルーティング情報収集部16は、ノード情
報収集部15からのCUG番号及びノードの情報より、
各ノードから当該CUGのルーティングテーブルのエン
トリを収集し、これをCUG番号及びノードの情報とと
もにルーティングテーブル追加部17に渡す(但し、エ
ントリの内容が重複する場合は一つだけ渡す。)。 【0036】ルーティングテーブル追加部17は、ルー
ティング情報収集部16からのCUG番号、ノード、ル
ーティングテーブルのエントリの情報、並びにユーザイ
ンターフェース部11からのCUG番号、メンバ及びノ
ードの情報をもとに、追加メンバが接続されるノード及
び当該CUGに属する全ノードのルーティングテーブル
のエントリを設定する。 【0037】図3は本発明のCUGネットワーク管理シ
ステムの動作シーケンスの一例、ここでは図1で説明し
た、CUG(1)にメンバM4を追加する場合の例を示
すものである。ここで、メンバM4はノードN3に接続
され、また、ノード情報データベース12のCUG
(1)用の項目にはノードN1,N2が登録されている
ものとする。 【0038】(ステップ1)ユーザインタフェース部1
1は、オペレータから入力される、メンバを追加したい
CUG番号(1)、追加すべきメンバ(M4)及びその
メンバが接続されるノード(N3)の情報を受け付け
る。 【0039】(ステップ2)メンバ情報追加部13は、
ユーザインターフェース部11からCUG番号(1)、
メンバ(M4)、ノード(N3)の情報を受け付け、ノ
ード(N3)の当該CUG(1)用メンバテーブルにメ
ンバ(M4)を追加する。 【0040】(ステップ3)ノード情報追加部14は、
ユーザインターフェース部11からCUG番号(1)及
びノード(N3)の情報を受け付け、ノード情報データ
ベース12の当該CUG(1)用の項目にノード(N
3)を追加する。 【0041】(ステップ4)ノード情報収集部15は、
ユーザインターフェース部11からのCUG番号(1)
よりノード情報データベース12を検索し、当該CUG
(1)に属する全接続ノード(N1,N2)の情報を収
集し、これをCUG番号(1)とともにルーティング情
報収集部16に渡す。 【0042】(ステップ5)ルーティング情報収集部1
6は、ノード情報収集部15からのCUG番号(1)及
びノード(N1,N2)の情報より、ノード(N1)か
ら当該CUG(1)用のルーティングテーブル内のエン
トリ(E111,E112)の情報を収集し、ノード
(N2)から当該CUG(1)用のルーティングテーブ
ル内のエントリ(E211)の情報を収集し、これをC
UG番号(1)及びノード(N1,N2)の情報ととも
にルーティングテーブル追加部17に渡す。なお、この
例では重複するエントリは存在しない。 【0043】(ステップ6)ルーティングテーブル追加
部17は、メンバ(M4)が接続されるノード(N3)
のCUG(1)用のルーティングテーブルに、ステップ
5で収集されたルーティングテーブルの各エントリ(E
311,E312,E313)を追加する。また、既に
メンバが接続されているノード(N1,N2)につい
て、ノードN1のCUG(1)用のルーティングテーブ
ルにエントリ(E113)、ノードN2のCUG(1)
用のルーティングテーブルにエントリ(E212)を追
加する。 【0044】なお、上記実施の形態は、ノードが3つ、
メンバが4つのCUGの場合について述べたが、本発明
はこれに限定されるものではない。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。 1.オペレータはCUGに追加されるメンバの情報、C
UG番号、接続されるノードだけをユーザインターフェ
ース部に入力すれば良いため、自分で追加・変更の必要
のあるノードを調べて、ルーティング情報を収集する必
要がない。 2.ルーティングテーブルの情報を収集したり、ルーテ
ィング情報を設定したりする方法は対象となるネットワ
ークやCUGの実現方式毎に異なるが、本発明ではルー
ティング情報収集部とルーティングテーブル追加部が独
立しているため、様々なネットワークやCUGの実現方
式に対して適用することが容易である。
てインターネットを利用しつつ、特定のメンバのグルー
プ内だけで通信を行うVPN(Virtual Pri
vate Network)等の、閉域ユーザグループ
(CUG:Closed User Group)ネッ
トワークの管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】CUGネットワーク管理システムは、C
UGネットワークの管理において、CUGのメンバの追
加、削除等の設定を行う必要があるが、その場合、メン
バ設定を効率的に行えることが望ましい。 【0003】CUGでは、パケットの転送を行うノード
はCUG毎にメンバテーブルとルーティングテーブルを
有する。メンバテーブルは各CUGにどのメンバが属し
ているかの情報を有し、ルーティングテーブルは各CU
Gについて宛先のメンバと転送先のノードとを対とする
エントリを有する。 【0004】各ノードは、自分に接続されているメンバ
から、あるCUGのメンバ宛のパケットを受け取ると、
送信元のメンバが当該CUG用メンバテーブルに登録さ
れていることを確認した後、当該CUG用ルーティング
テーブルに従ってパケットを転送し、登録されていない
場合はパケットを破棄する。 【0005】図1はCUGネットワークの一例を示すも
ので、図中、CUG(1),CUG(n)は閉域ユーザ
グループ(なお、括弧内の数字はグループ番号を表して
いる。)、M1,M2,……Mx,Myはメンバ、N
1,N2,N3はノードである。また、同図の(b)は
ノードN1の詳細、特にノードN1が所有するメンバテ
ーブル及びルーティングテーブルを示している。 【0006】以下、CUG(1)のノードN1を例にと
ってCUGの仕組みを説明する。 【0007】まず、CUG(1)のメンバM1がM2と
の通信を試みる場合を考える。ノードN1はパケットを
受け取ると、送信元のメンバM1が当該CUG(1)用
メンバテーブルに登録されていることを確認し、当該C
UG(1)用ルーティングテーブルR11のエントリE
111に従い、メンバM2の転送先であるノードN2に
パケットを転送する。ノードN2はパケットをメンバM
2に渡す。 【0008】次に、CUG(1)のメンバでないM5が
M2との通信を試みる場合を考える。ノードN1はパケ
ットを受け取ると、送信元のメンバM5が当該CUG
(1)用メンバテーブルに登録されていないことを確認
し、パケットを廃棄する。従って、CUG外からの通信
はできない。 【0009】次に、CUG(1)のメンバM1がCUG
(1)のメンバでないM6との通信を試みる場合を考え
る。ノードN1はパケットを受け取ると、送信元のメン
バM1が当該CUG(1)用メンバテーブルに登録され
ていることを確認し、当該CUG(1)用ルーティング
テーブルR11に従い、パケットを転送しようとする。
然るにメンバM6を転送するためのエントリは、当該C
UG(1)用ルーティングテーブルR11にないため、
パケットは廃棄される。従って、CUG外への通信はで
きない。 【0010】ここで、新しいメンバとしてノードN3に
接続されるメンバM4をCUG(1)に加えることを考
える。その際、(a)M4をN3にCUG(1)のメン
バとして登録し、(b)M4へM1,M2,M3から通
信を可能とし、(c)M4からM1,M2,M3へ通信
を可能とする、ことが必要となる。 【0011】(a)については、ノードN3のCUG
(1)用メンバテーブルにメンバM4を設定する必要が
ある。また、(b)については、メンバM1,M2,M
3が接続されているノードN1,N2のCUG(1)用
ルーティングテーブルR11,R21(但し、R21は
図示せず)に「M4宛のパケットはN3に転送する」と
いうエントリを追加する必要がある。さらに、(c)に
ついては、メンバM4が接続されているノードN3のC
UG(1)用ルーティングテーブルR31(但し、R3
1は図示せず)に「M1宛のパケットはN1に転送し、
M2,M3宛のパケットはN2に転送する」というエン
トリを追加する必要がある。 【0012】従来、このようなCUGのメンバ追加に必
要なデータ設定を自動で行う仕組みは存在せず、オペレ
ータが手動で、関連する全ノードに対して上述の設定を
行っていた。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】CUGのメンバ追加の
際、オペレータはメンバが接続されるノードのメンバテ
ーブルを更新するだけでなく、当該CUGの各メンバが
接続されている全ノードについて、そのノードが所有す
るルーティングテーブルのエントリを設定しなければな
らない。そのため、オペレータが手動でCUGのメンバ
追加を行うことは、非常に手間がかかる作業となってい
た。 【0014】本発明の目的は、上述の問題を解決するた
め、CUGのメンバ追加のためのノードのメンバテーブ
ル及びルーティングテーブルの設定を効率的に行うCU
Gネットワーク管理システムを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、ネットワーク管理システムを大きく、ユ
ーザインターフェース部、ノード情報データベース、メ
ンバ情報追加部、ノード情報追加部、ノード情報収集
部、ルーティング情報収集部及びルーティングテーブル
追加部で構成する。 【0016】ユーザインターフェース部は、オペレータ
からの操作入力を受け付ける。 【0017】ノード情報データベースは、CUG番号を
キーとして当該CUGに属する全メンバの接続ノードの
情報を保持する。 【0018】メンバ情報追加部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号、メンバ及びノードの情報よ
り、ノードの当該CUG用メンバテーブルにメンバを追
加設定する。 【0019】ノード情報追加部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号及びノードの情報より、ノード
情報データベースの当該CUG用の項目にノードを追加
設定する。 【0020】ノード情報収集部は、ユーザインターフェ
ース部からのCUG番号よりノード情報データベースを
検索し、当該CUGに属する全ノードの情報を収集す
る。 【0021】ルーティング情報収集部は、ノード情報収
集部からのCUG番号及びノードの情報より、各ノード
から当該CUG用のルーティングテーブルのエントリを
収集する。 【0022】ルーティングテーブル追加部は、ルーティ
ング情報収集部からのCUG番号、ノード及びルーティ
ングテーブルのエントリ、並びにユーザインターフェー
ス部からのCUG番号、メンバ及びノードの情報をもと
に、追加メンバが接続されるノード及び当該CUGに属
する全ノードのルーティングテーブルのエントリを設定
する。 【0023】前記構成において、まず、オペレータが入
力する、メンバを追加したいCUG番号(n)、追加す
べきメンバ(Mj)及びそのメンバが接続されるノード
(Ni)の情報を、ユーザインターフェース部が受け取
り、メンバ情報追加部、ノード情報追加部、ノード情報
収集部及びルーティングテーブル追加部に渡す。 【0024】メンバ情報追加部は、CUG番号(n)、
メンバ(Mj)及びノード(Ni)の情報より、ノード
(Ni)の当該CUG(n)用メンバテーブルにメンバ
(Mj)を追加する。 【0025】ノード情報追加部は、CUG番号(n)及
びノード(Ni)の情報より、ノード情報データベース
の当該CUG(n)用の項目にノード(Ni)が既に含
まれているかどうかを調べ、含まれていなかった場合に
は追加する。 【0026】ノード情報収集部は、CUG番号(n)よ
りノード情報データベースを検索し、当該CUG(n)
に属する全ノード(Nx,Ny,Ni,……)の情報を
収集し、収集した情報をルーティング情報収集部に渡
す。 【0027】ルーティング情報収集部は、ノード(N
x,Ny,Ni,……)に属する各ノードから当該CU
G(n)用ルーティングテーブル(Rxn,Ryn,…
…)内のエントリ((Exn1,Exn2,……),
(Eyn1,Eyn2,……),……)を全て収集し、
ルーティングテーブル追加部に渡す(但し、エントリの
内容が重複する場合は一つだけ渡す。)。 【0028】ルーティングテーブル追加部は、メンバ
(Mj)が接続されるノード(Ni)のCUG(n)用
ルーティングテーブル(Rin)に、ルーティング情報
収集部で収集されたルーティングテーブル(Rxn,R
yn,……)のエントリ(Einα,Einβ,……)
を追加する。また、既にメンバが接続されているノード
(Nx,Ny,……)のCUG(n)用ルーティングテ
ーブル(Rxn,Ryn,……)に、エントリ(Exn
a,Eynb,……)を追加する。 【0029】 【発明の実施の形態】図2は本発明の閉域ユーザグルー
プネットワーク管理システムの実施の形態の一例を示す
ものである。図中、10はネットワーク管理システムで
あり、ユーザインターフェース部11、ノード情報デー
タベース12、メンバ情報追加部13、ノード情報追加
部14、ノード情報収集部15、ルーティング情報収集
部16及びルーティングテーブル追加部17で構成され
る。 【0030】ユーザインターフェース部11は、オペレ
ータからの操作入力を受け付け、その内容をメンバ情報
追加部13、ノード情報追加部14、ノード情報収集部
15及びルーティングテーブル追加部17に渡す。 【0031】ノード情報データベース12は、CUG番
号をキーとして当該CUGに属する全メンバの接続ノー
ドの情報を保持する。 【0032】メンバ情報追加部13は、ユーザインター
フェース部11からのメンバを追加したいCUG番号、
追加すべきメンバ及びその接続ノードの情報より、ノー
ドの当該CUG用メンバテーブルにメンバを追加設定す
る。 【0033】ノード情報追加部14は、ユーザインター
フェース部11からのCUG番号及びノードの情報よ
り、ノード情報データベース12の当該CUG用の項目
にノードを追加設定する。 【0034】ノード情報収集部15は、ユーザインター
フェース部11からのCUG番号よりノード情報データ
ベース12を検索し、当該CUGに属する全ノードの情
報を収集し、これをCUG番号とともにルーティング情
報収集部16に渡す。 【0035】ルーティング情報収集部16は、ノード情
報収集部15からのCUG番号及びノードの情報より、
各ノードから当該CUGのルーティングテーブルのエン
トリを収集し、これをCUG番号及びノードの情報とと
もにルーティングテーブル追加部17に渡す(但し、エ
ントリの内容が重複する場合は一つだけ渡す。)。 【0036】ルーティングテーブル追加部17は、ルー
ティング情報収集部16からのCUG番号、ノード、ル
ーティングテーブルのエントリの情報、並びにユーザイ
ンターフェース部11からのCUG番号、メンバ及びノ
ードの情報をもとに、追加メンバが接続されるノード及
び当該CUGに属する全ノードのルーティングテーブル
のエントリを設定する。 【0037】図3は本発明のCUGネットワーク管理シ
ステムの動作シーケンスの一例、ここでは図1で説明し
た、CUG(1)にメンバM4を追加する場合の例を示
すものである。ここで、メンバM4はノードN3に接続
され、また、ノード情報データベース12のCUG
(1)用の項目にはノードN1,N2が登録されている
ものとする。 【0038】(ステップ1)ユーザインタフェース部1
1は、オペレータから入力される、メンバを追加したい
CUG番号(1)、追加すべきメンバ(M4)及びその
メンバが接続されるノード(N3)の情報を受け付け
る。 【0039】(ステップ2)メンバ情報追加部13は、
ユーザインターフェース部11からCUG番号(1)、
メンバ(M4)、ノード(N3)の情報を受け付け、ノ
ード(N3)の当該CUG(1)用メンバテーブルにメ
ンバ(M4)を追加する。 【0040】(ステップ3)ノード情報追加部14は、
ユーザインターフェース部11からCUG番号(1)及
びノード(N3)の情報を受け付け、ノード情報データ
ベース12の当該CUG(1)用の項目にノード(N
3)を追加する。 【0041】(ステップ4)ノード情報収集部15は、
ユーザインターフェース部11からのCUG番号(1)
よりノード情報データベース12を検索し、当該CUG
(1)に属する全接続ノード(N1,N2)の情報を収
集し、これをCUG番号(1)とともにルーティング情
報収集部16に渡す。 【0042】(ステップ5)ルーティング情報収集部1
6は、ノード情報収集部15からのCUG番号(1)及
びノード(N1,N2)の情報より、ノード(N1)か
ら当該CUG(1)用のルーティングテーブル内のエン
トリ(E111,E112)の情報を収集し、ノード
(N2)から当該CUG(1)用のルーティングテーブ
ル内のエントリ(E211)の情報を収集し、これをC
UG番号(1)及びノード(N1,N2)の情報ととも
にルーティングテーブル追加部17に渡す。なお、この
例では重複するエントリは存在しない。 【0043】(ステップ6)ルーティングテーブル追加
部17は、メンバ(M4)が接続されるノード(N3)
のCUG(1)用のルーティングテーブルに、ステップ
5で収集されたルーティングテーブルの各エントリ(E
311,E312,E313)を追加する。また、既に
メンバが接続されているノード(N1,N2)につい
て、ノードN1のCUG(1)用のルーティングテーブ
ルにエントリ(E113)、ノードN2のCUG(1)
用のルーティングテーブルにエントリ(E212)を追
加する。 【0044】なお、上記実施の形態は、ノードが3つ、
メンバが4つのCUGの場合について述べたが、本発明
はこれに限定されるものではない。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。 1.オペレータはCUGに追加されるメンバの情報、C
UG番号、接続されるノードだけをユーザインターフェ
ース部に入力すれば良いため、自分で追加・変更の必要
のあるノードを調べて、ルーティング情報を収集する必
要がない。 2.ルーティングテーブルの情報を収集したり、ルーテ
ィング情報を設定したりする方法は対象となるネットワ
ークやCUGの実現方式毎に異なるが、本発明ではルー
ティング情報収集部とルーティングテーブル追加部が独
立しているため、様々なネットワークやCUGの実現方
式に対して適用することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】CUGネットワークの一例を示す図
【図2】本発明のCUGネットワーク管理システムの実
施の形態の一例を示す構成図 【図3】本発明のCUGネットワーク管理システムの動
作シーケンス図 【符号の説明】 10:ネットワーク管理システム、11:ユーザインタ
ーフェース部、12:ノード情報データベース、13:
メンバ情報追加部、14:ノード情報追加部、15:ノ
ード情報収集部、16:ルーティング情報収集部、1
7:ルーティングテーブル追加部。
施の形態の一例を示す構成図 【図3】本発明のCUGネットワーク管理システムの動
作シーケンス図 【符号の説明】 10:ネットワーク管理システム、11:ユーザインタ
ーフェース部、12:ノード情報データベース、13:
メンバ情報追加部、14:ノード情報追加部、15:ノ
ード情報収集部、16:ルーティング情報収集部、1
7:ルーティングテーブル追加部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−145364(JP,A)
特開 平11−234283(JP,A)
特開 平9−130421(JP,A)
特開 平3−141754(JP,A)
特開 平1−166643(JP,A)
特開2000−216780(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 12/28
H04L 12/56
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 特定のメンバのグループである閉域ユー
ザグループ(CUG)毎に、各CUGにどのメンバが属
しているかの情報を有するメンバテーブルと、各CUG
について宛先のメンバと転送先のノードとを対とするエ
ントリを有するルーティングテーブルとをそれぞれ有
し、パケットの転送を行う複数のノードを用いて、前記
CUG内だけで通信を行うCUGネットワークにおい
て、CUGのメンバ追加に伴う各ノードのメンバテーブ
ル及びルーティングテーブルの設定を行う閉域ユーザグ
ループネットワーク管理システムであって、 ユーザインターフェース部、ノード情報データベース、
メンバ情報追加部、ノード情報追加部、ノード情報収集
部、ルーティング情報収集部及びルーティングテーブル
追加部からなり、 ユーザインターフェース部は、オペレータが入力する、
メンバを追加したいCUG番号、追加すべきメンバ及び
そのメンバが接続されるノードの情報を、メンバ情報追
加部、ノード情報追加部、ノード情報収集部及びルーテ
ィングテーブル追加部に渡し、 ノード情報データベースは、CUG番号をキーとして当
該CUGに属する全メンバの接続ノードの情報を保持
し、 メンバ情報追加部は、ユーザインターフェース部からの
CUG番号、メンバ及びノードの情報より、ノードの当
該CUG用メンバテーブルにメンバを追加設定し、 ノード情報追加部は、ユーザインターフェース部からの
CUG番号及びノードの情報より、ノード情報データベ
ースの当該CUG用の項目にノードを追加設定し、 ノード情報収集部は、ユーザインターフェース部からの
CUG番号よりノード情報データベースを検索し、当該
CUGに属する全ノードの情報を収集し、これをCUG
番号とともにルーティング情報収集部に渡し、 ルーティング情報収集部は、ノード情報収集部からのC
UG番号及びノードの情報より、各ノードから当該CU
G用のルーティングテーブルのエントリを収集し、これ
をCUG番号及びノードの情報とともにルーティングテ
ーブル追加部に渡し、 ルーティングテーブル追加部は、ルーティング情報収集
部からのCUG番号、ノード及びルーティングテーブル
のエントリの情報、並びにユーザインターフェース部か
らのCUG番号、メンバ及びノードの情報をもとに、追
加メンバが接続されるノード及び当該CUGに属する全
ノードのルーティングテーブルのエントリを設定するこ
とを特徴とする閉域ユーザグループネットワーク管理シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3984999A JP3488114B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 閉域ユーザグループネットワーク管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3984999A JP3488114B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 閉域ユーザグループネットワーク管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000244508A JP2000244508A (ja) | 2000-09-08 |
JP3488114B2 true JP3488114B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=12564423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3984999A Expired - Fee Related JP3488114B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 閉域ユーザグループネットワーク管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3488114B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN101699791B (zh) * | 2003-01-31 | 2013-01-02 | 日本电信电话株式会社 | 虚拟专用网管理装置及方法 |
JP2005217584A (ja) | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Nec Corp | 制御局、無線通信システム及び無線通信方法 |
JP3997995B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2007-10-24 | 日本電気株式会社 | 半二重無線通信方法、プログラム、およびシステム |
JP6680988B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2020-04-15 | アイコム株式会社 | 中継装置、音声通信システム、音声通信方法およびプログラム |
-
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