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JP3484324B2 - 半導体メモリ素子 - Google Patents

半導体メモリ素子

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JP3484324B2
JP3484324B2 JP20278997A JP20278997A JP3484324B2 JP 3484324 B2 JP3484324 B2 JP 3484324B2 JP 20278997 A JP20278997 A JP 20278997A JP 20278997 A JP20278997 A JP 20278997A JP 3484324 B2 JP3484324 B2 JP 3484324B2
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ferroelectric
capacitor
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康幸 伊藤
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    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B53/30Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
    • H01L28/55Capacitors with a dielectric comprising a perovskite structure material
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
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    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体薄膜又は
高誘電体薄膜を用いたキャパシタ絶縁膜にする半導体メ
モリ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の不揮発性メモリであるEPROM
やEEPROM、フラッシュメモリ等は読み出し時間こ
そDRAM並であるが書き込み時間が長く高速動作は期
待できない。これに対して、強誘電体キャパシタを用い
た不揮発性メモリである強誘電体メモリは、読み出し、
書き込み共にDRAM並であり、高速動作が期待できる
不揮発性メモリである。
【0003】この強誘電体メモリのデバイス構造は、強
誘電体キャパシタ1つと選択トランジスタ1つで1セル
を構成する。
【0004】強誘電体キャパシタの電極材料として、強
誘電体を結晶化させるための高温酸化性雰囲気中におけ
る耐性があるなどの理由から、上部電極、下部電極とも
に白金が広く用いられている。一方、強誘電体キャパシ
タに用いる強誘電体材料としては、これまでよく検討さ
れてきたPbZrxTi1-x3(PZT)やPZTに比べて疲
労特性がよく低電圧駆動が可能なSrBi2Ta29(SB
T)やBi4Ti312(BIT)が注目され、現在盛んに検
討されている。
【0005】上記強誘電体薄膜の形成方法としては、M
OD(MetalOrganicDeposition)法、ゾルゲル法、MOC
VD(MetalOrganicChemicalVaporDeposition)法、スパ
ッタリング法等があるが、いずれの成膜法においても、
酸化物強誘電体膜は、600〜800℃程度の高温の酸
化雰囲気の熱処理で結晶化させる必要がある。
【0006】このような酸化物の強誘電体材料を用いて
スタック型キャパシタを形成する場合、選択トランジス
タなどのMOSトランジスタ上に第1の層間絶縁膜を設
け、下部電極、強誘電体薄膜の順に積層し、所望の形状
にドライエッチング技術を用いて加工し、この上を液体
TEOS(テトラエトキシシラン)の蒸気をオゾン分解す
るCVD法(ChemicalVaporDeposition)を用いて形成し
たオゾンTEOS膜で第2の層間絶縁膜を覆い、キャパ
シタ上部を開口し、上部電極のコンタクトを取るのが一
般的である。さらに、その上に第3の層間絶縁膜を形成
し、その他配線を施す。
【0007】一方、DRAMの高集積化に対応して、キ
ャパシタ容量を増大させるために、従来用いられてきた
シリコン酸化膜よりも誘電率の高い材料であるタンタル
酸化物(Ta25)やチタン酸ストロンチウム(SrTi
3)、チタン酸バリウム・ストロンチウム((Bi,Sr)T
iO3)等の酸化物高誘電体材料が将来の256メガビッ
トからギガビット以上の高集積DRAMに適用されよう
としており、盛んに開発が行われている。このような高
誘電体材料を用いてスタック型キャパシタを形成する場
合も上記の強誘電体キャパシタと同様な方法を用いてい
る。
【0008】上述のような方法で、強誘電体キャパシタ
を形成し、上部電極として白金、チタン、窒化チタンの
順に積層し、上部電極をドライブライン形状に加工す
る。更に、第3の層間絶縁膜を形成するが、その層間絶
縁膜材料として、PECVD(プラズマアシスト)による
TEOS分解のCVD膜(プラズマTEOS膜)を用いる
ことが望ましい。
【0009】なぜならば、その他の方法として用いられ
ることの多い、オゾンTEOS膜は下地依存性が大き
く、図2に示すように、形成膜厚にバラツキが生じるの
で、段差が増大し、その後の微細加工が困難になるから
である。この上、この膜は膜ストレスが大きいため、あ
る一定膜厚以上堆積させると、膜にクラックが入ったり
剥がれたりすることがある。
【0010】また、その他の一般的な方法として、シラ
ン等を原料とする熱分解CVD法が挙げられる。この方
法では、成膜後の水素含有量は比較的少ないものの、強
誘電体膜や下部電極などの耐熱性を超える高温の還元性
雰囲気で成膜するので用いることができない。
【0011】しかしながら、プラズマTEOS膜も成膜
する際の雰囲気が水素を含む還元性であり、この水素
は、プラズマTEOSを成膜する際に上部電極を通して
拡散し、酸化物である強誘電体の表面を還元してしま
う。また、成膜後のプラズマTEOS膜にも微量の水素
を含んでいるため、成膜後にアニールを行う度にプラズ
マTEOS膜から水素が離脱し、拡散するので、徐々に
強誘電体膜が還元し、強誘電性特性を劣化させてしまう
と共に、キャパシタリーク電流を増やすという問題があ
る。
【0012】更に、大きな問題として、素子を形成し終
えた段階で、基板中の欠陥を補償するために水素雰囲気
中でアニールを行う必要がある。この場合も上述の場合
と同様に、水素が膜中を拡散し、強誘電体膜を劣化させ
てしまう。この問題を解決するために、上部電極として
水素の影響を抑えるIrO2、RuO2、RhO2等の酸化物
電極を用いる試みもなされている。
【0013】また、上部電極として白金とロジウムとの
合金を用いる技術が、特開平5−343251号公報に
開示されているが、図10を用いてこの技術を説明す
る。
【0014】まず、n型シリコン基板上に形成された第
1のシリコン酸化膜102上に、白金とロジウムの合金
膜101をDCスパッタ法を用いて形成する。次に、フ
ォトレジストをマスクに白金とロジウムの合金膜101
をハロゲン系のガスを用いてドライエッチング法によっ
てエッチングした後、フォトレジストを除去して、下部
電極とする。
【0015】次に、強誘電体膜であるPZTをRFスパ
ッタ法で形成した後、下部電極と同様にフォト工程を経
て、エッチングを行い、誘電体膜103を形成する。次
に、白金とロジウムとの合金膜をDCスパッタ法によっ
て形成した後、下部電極形成と同様に、フォトレジスト
をマスクに白金とロジウムとの合金膜をハロゲン系のガ
スを用いてドライエッチング法によってエッチングし、
上部電極104を形成する。その後、第2のシリコン酸
化膜106を形成した後、上部電極へのコンタクトホー
ル、及びAl配線層105を形成して、図10に示す断
面構造をもつ強誘電体メモリセルを形成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ir
2、RuO2、RhO2等の酸化物電極を用いると逆に強
誘電体特有の分極値と印加電界の相関を示すヒステリシ
スループの非対称、リーク電流密度の増加などの劣化を
引き起こしていた。また、IrO2、RuO2、RhO2等の
酸化物電極を用いると、電極表面のモフォロジーが悪く
なり、特に下部電極に用いた場合は、バリアメタルが酸
化され、リーク電流密度が増加するという問題が生じ
る。
【0017】また、上記問題が強誘電体キャパシタの場
合について述べたが、酸化物である高誘電体を用いたキ
ャパシタを形成する際にも、層間絶縁膜や熱処理雰囲気
中からの水素の拡散が起こり、白金を触媒として活性化
された水素によって、高誘電体膜が還元され、実効的に
誘電率が低下するという問題があった。
【0018】更に、図10に示すように、強誘電体キャ
パシタの上部電極として白金とロジウムとの合金膜を形
成する場合、白金とロジウムとの合金膜が白金の結晶性
を有しているため、水素を通しやすく、強誘電体膜の特
性劣化が生じる。また、層間絶縁膜等の形成時に、白金
とロジウムとの合金膜が酸化されて体積膨張を起こし、
密着性の弱いところから剥離が生じる可能性がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
半導体メモリ素子は、下部電極と上部電極とで、強誘電
体膜又は高誘電体膜を挟み込む強誘電体キャパシタ又は
高誘電体キャパシタを有する半導体メモリ素子におい
て、上記上部電極の内、上記強誘電体膜又は高誘電体膜
表面と直接接する位置に白金とロジウムとの合金酸化膜
が形成されており、上記白金とロジウムとの合金酸化膜
中の白金とロジウムとの合計に対するロジウムの含有率
が10%以上20%以下であり、上記白金とロジウムと
の合金酸化膜中の全元素に対する酸素原子の含有率が1
0%以上17%以下であることを特徴とするものであ
る。
【0020】また、請求項2記載の半導体メモリ素子
は、請求項1に記載の半導体メモリ素子において、上記
上部電極上に、または、上記上部電極上に形成された配
線上に、窒化チタン膜が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づいて本発
明について詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態の半導体
装置の断面図、図2はメタル段差上にオゾンTEOS膜
を一般条件で成膜した場合の断面図、図3はメタル段差
上にプラズマTEOS膜を一般条件で成膜した場合の断
面図、図4は図3のプラズマTEOS膜をアルゴンスパ
ッタにより形状の改善を行った後の断面図、図5は本発
明の第1の実施の形態で作成した強誘電体キャパシタの
特性を示すヒステリシスループを示す図、図6は上部電
極に白金を用いた場合と、白金とロジウムとの合金酸化
物膜を用いた場合のキャパシタの残留分極値と熱処理温
度との関係を示す図、図7は上部電極に白金を用いた場
合と、白金とロジウムとの合金酸化物膜を用いた場合の
キャパシタの残留分極値と与えたパルス数の関係を示す
図、図8は本発明の第2の実施の形態の半導体装置の断
面図である。
【0023】図において、1はn型シリコン基板、2は
n型シリコン基板1の表面に形成された素子分離のため
のロコス酸化膜、3はゲート酸化膜、4はゲート電極、
5はソース/ドレイン領域、6はシリコン基板1上に層
間絶縁膜として形成された第1のシリコン酸化膜、7は
ソース/ドレイン領域5とキャパシタ下部電極とのコン
タクトを取るために形成されたポリシリコンプラグ、8
はポリシリコンプラグ7上に形成され、ポリシリコンプ
ラグ7表面の酸化膜を還元し密着性を向上させるチタン
膜、9は拡散バリア層の窒化チタン膜、10は下部電極
となる白金膜、11は下部電極上に形成された強誘電体
薄膜であるPZT膜、12はPZT膜11の拡散及びシ
リサイド反応の防止のための酸化チタン膜、13は保護
膜兼層間絶縁膜として形成された第2のシリコン酸化
膜、14は第2のシリコン酸化膜13と上部電極との密
着層となるチタン膜、15はPZT膜11上に形成され
た白金とロジウムとの合金の酸化物を用いた上部電極、
16は密着層であり反射防止膜である窒化チタン膜、1
7は層間絶縁膜として形成された第3のシリコン酸化
膜、18はソース/ドレイン領域5とのコンタクトを取
るために形成されたアルミニウムの引き出し電極、19
はソース/ドレイン領域5とキャパシタ下部電極とのコ
ンタクトを取るために形成されたタングステンプラグ、
20はタングステンプラグ上に形成された白金とロジウ
ムとの合金膜、21は拡散バリア及び酸素阻止膜として
形成された白金とロジウムとの合金酸化膜、22は強誘
電体膜のモフォロジーを改善させるための白金膜、23
は下部電極上に形成された強誘電体膜であるSBT膜で
ある。
【0024】以下に、本発明の第1の実施の形態の半導
体装置の製造工程を説明する。
【0025】まず、シリコン基板1の表面に膜厚が約5
00Åのロコス酸化膜2を形成して、素子分離領域を形
成する。次に、ゲート酸化膜3、ゲート電極4、ソース
/ドレイン領域5等からなる選択トランジスタを公知の
技術で形成した後、層間絶縁膜として、CVD(Chemica
lVaporDeposition)法を用いたオゾンTEOS膜で第1
のシリコン酸化膜6を5000Å程度成膜し、フォトリ
ソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて、直
径0.5μmのコンタクトホールを形成する。
【0026】続いて、CVD法でコンタクトホールにポ
リシリコンを埋め込んだ後、リンをポリシリコンに拡散
させた上でCMP(ChemicalMechanicalPolishing)法で
表面を平坦化し、ポリシリコンプラグ7を形成する。こ
のポリシリコンプラグ7上にポリシリコンと下部電極の
白金とのシリサイド反応を抑制するバリアメタルとし
て、DCマグネトロン反応性スパッタ法で膜厚300Å
のチタン膜8を成膜し、更にDCマグネトロン反応性ス
パッタ法で膜厚2000Åの窒化チタン膜9を成膜し
た。このバリアメタル上に下部電極として膜厚1000
Åの白金膜10をDCマグネトロン反応性スパッタ法で
成膜した。
【0027】更に、形成された下部電極の密着性を向上
させるために、電気炉中600℃の窒素中で30分間の
アニールを実施した。
【0028】次に、ゾルゲル法を用いて、膜厚が200
0ÅのPZT膜11を成膜した。上記PZT膜の形成方
法は、まず、2−メトキシエタノールを溶媒として酢酸
鉛、チタンイソプロポキシド、ジルコニウムイソプロポ
キドをそれぞれPb:Ti:Zr=100:52:48と
なるように溶解して、ゾルゲル原料溶液として、この原
料溶液をスピンナーを用いて回転数を3000rpmとし
て下部電極まで形成したシリコンウエハに塗布し、大気
中で150℃、10分間の乾燥を行った後、大気中で4
00℃で30分間の仮焼成を行う。塗布を所望の膜厚2
000Åになるように3回から5回繰り返す。その後、
650℃で30秒間、窒素と酸素の混合雰囲気中で結晶
化の熱処理をRTA(RapidThermalAnnealing)法を行
う。この際の窒素と酸素の流量比は、窒素流量:酸素流
量=4:1とした。
【0029】次に、PZT膜11と下部電極10とをド
ライエッチング法で、例えば、2.6μm角、3.0μm角
程度の大きさに加工した。その後、RFマグネトロン反
応性スパッタ法で、酸化チタン膜12を強誘電体キャパ
シタを構成する各元素の拡散防止膜として、250Å形
成した。その上に、CVD法を用いてオゾンTEOS膜
13を第2の層間絶縁膜として成膜し、更にRFマグネ
トロン反応性スパッタ法によりチタン膜14をその上に
形成されるキャパシタの上部電極との密着層として30
0Å形成した。次に、チタン膜14、第2の層間絶縁膜
13、酸化チタン膜12を強誘電体キャパシタの上部で
ドライエッチング法を用いて、例えば1.8μm各程度の
穴を開け、PZT膜11表面までコンタクトホールを開
口した。このドライエッチングによりPZT膜11にプ
ラズマ照射による損傷ができるため、これを回復させる
ために、RTA法により、500℃30秒、酸素中で熱
処理を行った。
【0030】次に、強誘電体キャパシタの上部電極とし
て、RFマグネトロン反応性スパッタ法で白金(Pt)と
ロジウム(Rh)の合金酸化膜15を1000Å形成し
た。
【0031】形成された白金とロジウムとの合金酸化膜
15の元素組成比は、白金:ロジウム:酸素=70:1
5:15で表された。成膜はRFマグネトロン反応性ス
パッタ法で、アルゴン:酸素=2:1のガス流量比で反
応室内が10mTorrになるように全ガス流量を調整しな
がら成膜した。白金とロジウムとの構成比で、ロジウム
が多くなると(111)を主ピークとする白金の結晶性が
悪くなり、後工程での熱処理中の堆積変化が大きく好ま
しくない。よって、ロジウムは白金との元素比で20%
以下にしなければならない。また、10%以上のロジウ
ムを含有しないと、十分な酸化物とならず、白金原子が
水素を活性化させる働きを抑制することはできない。よ
って、ロジウムは白金とロジウムの構成比で10%以上
20%以下としなければならない。また、上記と同じ理
由で、全元素に対する酸素は10%以上、17%以下に
しなければならない。
【0032】次に、白金とロジウムとの合金酸化物上に
膜厚が250Åの窒化チタン膜16をRFマグネトロン
反応性スパッタ法で成膜した。これは、第3の層間絶縁
膜との密着性を向上させ、また、フォトリソグラフィ工
程の際の反射防止膜として働く。
【0033】次に、窒化チタン膜16、白金とロジウム
との合金酸化膜15及びチタン膜14を塩素ガスを用い
たドライエッチング法でドライブライン形状に加工し
た。上述のように、このドライエッチングでもPZT膜
にプラズマ照射による間接的な損傷ができるため、これ
を回復させる目的で、RTA法により550℃で30秒
間、酸素中で熱処理を行った。
【0034】次に、原料をTEOSとし、プラズマTE
OS膜を3000Å、オゾンTEOS膜を7000Å、
プラズマTEOS膜を3000Åからなる第3の層間絶
縁膜17を成膜した。一般にプラズマTEOS膜は膜中
に水分含有量は少ないが、水素含有量が多く、膜厚を厚
くすると図3に示すような形状になりやすい。一方、オ
ゾンTEOS膜は膜中の水素含有量が少ないが水分を多
く含み、下地依存性をもち、図2に示すように層間絶縁
膜の膜厚がばらつき、コンタクトの深さが異なる(図2
の符号A〜C)形状になり易い。これにより、コンタク
トホールが開口しないという問題が生じる可能性があ
る。
【0035】そこで、まず、第3の層間絶縁膜として、
プラズマTEOS膜を3000Å形成した。この程度の
膜厚でもオーバーハングな形状(図3の符号D参照)にな
るため、アルゴンを用いた逆スパッタにより形状を図4
のように改善させた後、オゾンTEOS膜を7000Å
形成した。この膜には、水分を多く含むため、さらに、
プラズマTEOS膜を3000Å形成し、水分の上方向
への拡散を防ぐ。ここに、コンタクトホールを形成し、
ソース/ドレイン領域からのアルミニウム引き出し電極
18をDCマグネトロン反応性スパッタ法にて形成し
た。
【0036】上述の工程により形成された強誘電体膜を
有するキャパシタの白金とロジウムとの合金酸化膜から
なる上部電極とシリコン基板からのアルミニウム引き出
し電極との間に、三角波を印加することにより、図5に
示すヒステリシスループが得られた。なお、この印加し
た三角波は、5Vで周波数は75Hzとした。図5に示
したように、5Vで飽和分極値は29.2μC/cm2、残
留分極値は15.6μC/cm2であり、強誘電体キャパシ
タとして用いるのに十分な大きさの強誘電性が得られ
た。また、ヒステリシスループの対称性がほとんど崩れ
ていないことから、上部電極とシリコン基板の間のコン
タクトが十分に取れていることが示される。
【0037】また、従来技術を用いてキャパシタ上部電
極に白金を用いて同様なキャパシタを形成し、本発明を
適用したキャパタシタと従来技術のキャパシタを同時
に、5%水素、95%窒素雰囲気中で10分間の熱処理
を、熱処理温度を変えて実施し、熱処理後の残留分極値
を測定した。図6に示すように、従来技術を用いたキャ
パシタでは180℃前後で残留分極値が低下するのに対
し、本発明のキャパシタでは、430℃まで残留分極値
が低下しないことが分かった。
【0038】一方、強誘電体には分極反転を繰り返すと
分極値が低下するという現象である疲労があることが知
られている。キャパシタに1MHz、5Vppの方形波を
印加した場合、従来の上部電極に白金を用いた構造で
は、図7に示すように、109回以上の分極反転後の残
留分極値が急激に低下するのに対し、本発明を用いるこ
とにより、分極反転を伴う分極値の低下が起こる反転回
数が大幅に改善され、1012回の分極反転を繰り返すま
で疲労が起こらないことがわかった。
【0039】尚、本実施の形態においては、強誘電体膜
の成膜法としてゾルゲル法を用いているが、MOCVD
法、真空蒸着法、マグネトロン反応性スパッタ法、MO
D法当の方法を用いてもよい。また、本実施の形態にお
いては、強誘電体膜として、PZT膜を用いているが、
PbTiO3、(PbxLa1-x)TiO3、(PbxLa1-x)(Zry
i1-y)O3、Bi4Ti312、BaTiO3、LiNbO3、Li
TaO3、SrBi2Ti29、YMnO3、Sr2Nb27、Sr
Bi2(TaxNb1-x)29等においても、また、高誘電体膜
として、(BaxSr1-x)TiO3、SrBi4Ti415等にお
いても、同様な構造を用いることができる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態の半導体
装置の製造工程を説明する。
【0041】まず、シリコン基板1の表面に膜厚が約5
00Åのロコス酸化膜2を形成して、素子分離領域を形
成する。次に、ゲート酸化膜3、ゲート電極4、ソース
/ドレイン領域5等からなる選択トランジスタを公知の
技術で形成した後、層間絶縁膜として、CVD法を用い
たオゾンTEOS膜で第1のシリコン酸化膜6を500
0Å程度成膜し、フォトリソグラフィ技術とドライエッ
チング技術とを用いて、直径0.5μmのコンタクトホー
ルを形成する。
【0042】続いて、CVD法でコンタクトホールにタ
ングステンを埋め込んだ後、CMP法で表面を平坦化
し、タングステンプラグ19を形成する。このタングス
テンプラグ7上にDCマグネトロン反応性スパッタ法で
膜厚が700Åの白金とロジウムとの合金膜を成膜し、
次に、DCマグネトロン反応性スパッタ法で膜厚が50
0Åの白金膜22を成膜した。形成された白金とロジウ
ムとの合金膜の元素組成比は、白金:ロジウム=80:
20で、白金とロジウムとの合金の酸化膜の元素構成比
は、白金:ロジウム:酸素=70:15:15で表され
た。成膜白金はマグネトロン反応性スパッタ法で、アル
ゴン:酸素=2:1のガス流量比で反応室内が10mTor
rになるように全ガス流量を調整しながら成膜した。
【0043】次に、MOD法により、この下部電極上に
SrBi2Ta29(SBT)のMOD原料溶液をスピンナー
を用いて、3000rpmで塗布して、乾燥を250℃で
5分間行った。第1の焼成を大気圧の酸素雰囲気中で6
00℃で5分間行い、その後、結晶化の熱処理をRTA
法で800℃で5分間の第2の焼成を酸素雰囲気中で行
う。塗布から結晶化のための熱処理までの工程を所望の
膜厚の2000ÅのSBT膜23になるように3回から
5回繰り返した。形成方法は、MOD法だけでなく、ス
パッタリング法やMOCVD法等でもよい。この際、白
金とロジウムとの合金膜で、ロジウムの構成比が多くな
ると(111)を主ピークとする白金の結晶性や膜の平坦
性が悪くなり、上層にくる強誘電体膜のリーク電流特性
が悪化する。よって、ロジウムは白金との元素比で多く
ても80%以下にしなくてはならない。また、白金とロ
ジウムとの合金酸化膜で、ロジウムの含有量が少ない
と、十分な酸化膜とならず、酸素ブロック効果が薄れ、
酸素存在下でのアニール中にタングステンプラグの表面
を酸化して電気的な導通不良を起こしてしまう。よっ
て、白金とロジウムとの合金酸化膜中、白金とロジウム
との元素比でロジウムは10%以上含有していなければ
ならない。
【0044】次に、このSBT膜上にDCマグネトロン
反応性スパッタ法で、白金とロジウムとの合金酸化膜1
5を強誘電体キャパシタの上部電極として1000Å形
成した。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォ
トレジストによるパターニングを行い、白金とロジウム
との合金酸化膜をドライエッチング法で、例えば、2.
7μm角に、SBT膜を3.0μm角程度の大きさに加工
した。その後、RFマグネトロン反応性スパッタ法で、
酸化チタン膜12を強誘電体キャパシタを構成する各元
素の拡散防止膜として、250Å形成した。その上に、
CVD法を用いてオゾンTEOS膜13を第2の層間絶
縁膜として成膜し、更にRFマグネトロン反応性スパッ
タ法によりチタン膜14をその上に形成されるドライブ
ライン配線との密着層として300Å形成した。
【0045】次に、チタン膜14、第2の層間絶縁膜1
3、酸化チタン膜12を強誘電体キャパシタの上部でド
ライエッチング法を用いて、例えば0.8μm各程度の穴
を開け、上部電極である白金とロジウムとの合金酸化膜
15の表面までコンタクトホールを開口した。
【0046】次に、RFマグネトロン反応性パッタ法で
白金とロジウムの合金膜24を1000Å形成した。
尚、ここで、白金とロジウムとの合金膜の代わりに白金
を用いてもよい。上部電極PtRhOx上に更にPtRh又
はPtが用いられるのはドライブラインとしてで、後の
800℃の高温熱処理を必要としており、高温での耐性
がある白金とロジウムとの合金膜又は白金膜を用いる。
コスト的にみると、白金とロジウムとの合金膜の方が、
白金とロジウムとの合金酸化膜を成膜する装置で同一ス
パッタターゲットを用いて成膜できるという利点がある
が、配線抵抗が白金よりも若干高いので場合によっては
白金を用いる事も考えられる。
【0047】次に、この白金又は白金とロジウムとの合
金膜上に膜厚250Åの窒化チタン膜16をRFマグネ
トロン反応性スパッタで成膜した。これは、第3の層間
絶縁膜との密着性を向上させ、次工程のフォトリソグラ
フィー工程で反射防止膜として働く。次に、フォトリソ
グラフィー技術を用いて、フォトレジストによりドライ
ブライン配線形状にパターニングを行う。
【0048】次に、窒化チタン膜、白金及びチタン又は
窒化チタン膜、白金とロジウムとの合金膜及びチタンを
塩素ガスを用いたドライエッチング法でドライブライン
形状に加工した。このドライエッチングでもSBT膜に
プラズマ照射による間接的な損傷ができるため、これを
回復させると共に強誘電体キャパシタのリーク特性を改
善させる目的で大気圧の酸素雰囲気で800℃、15分
間の熱処理を行った。
【0049】次に、原料をTEOSとし、プラズマTE
OS膜を3000Å、オゾンTEOS膜を7000Å、
プラズマTEOS膜を3000Åからなる第3の層間絶
縁膜17を成膜した。一般にプラズマTEOS膜は膜中
に水分含有量は少ないが、水素含有量が多く、膜厚を厚
くすると図3に示すような形状になりやすい。一方、オ
ゾンTEOS膜は膜中の水素含有量が少ないが水分を多
く含み、下地依存性をもち、図2に示すような形状にな
り易い。そこで、まず、第3の層間絶縁膜として、プラ
ズマTEOS膜を3000Å形成した。この程度の膜厚
でもオーバーハングな形状になるため、アルゴンを用い
た逆スパッタにより形状を図4のように改善させた後、
オゾンTEOS膜を7000Å形成した。この膜には、
水分を多く含むため、さらに、プラズマTEOS膜を3
000Å形成し、水分の上方向への拡散を防ぐ。ここ
に、コンタクトホールを形成し、ソース/ドレイン領域
5からのアルミニウム引き出し電極18をDCマグネト
ロンスパッタ法にて形成した。
【0050】上述の工程により形成された強誘電体膜を
有するキャパシタの白金とロジウムとの合金酸化膜から
なる上部電極とシリコン基板からのアルミニウム引き出
し電極との間に、三角波を印加することにより、図9に
示すヒステリシスループが得られた。なお、この印加し
た三角波は、3Vで周波数は75Hzとした。図9に示
したように、3Vで飽和分極値は14.3μC/cm2、残
留分極値は9.0μC/cm2であり、強誘電体キャパシタ
として用いるのに十分な大きさの強誘電性が得られた。
また、ヒステリシスループの対称性がほとんど崩れてい
ないことから、上部電極とシリコン基板の間のコンタク
トが十分に取れていることが示される。
【0051】また、強誘電体には分極反転を伴う疲労
も、第1の実施の形態と同様に大幅に改善されることが
わかった。
【0052】尚、本実施の形態においては、強誘電体膜
の成膜法としてMOD法を用いているが、MOCVD
法、真空蒸着法、反応性マグネトロンスパッタ法、ゾル
ゲル法等の方法を用いてもよい。また、本実施の形態に
おいては、強誘電体膜として、SBT膜を用いている
が、PZT、PbTiO3、(PbxLa1-x)TiO3、(Pbx
a1-x)(ZryTi1-y)O3、Bi4Ti312、BaTiO3、Li
NbO3、LiTaO3、YMnO3、Sr2Nb27、SrBi
2(TaxNb1-x)29等においても、また、高誘電体膜と
して、(BaxSr1-x)TiO3、SrBi4Ti415等におい
ても、同様な構造を用いることができる。
【0053】また、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態において、第3の層間絶縁膜として、プラズマTE
OS膜とオゾンTEOS膜との組み合わせを用いたが、
これらい加えて同ように水素を含みシランを原料とする
ECR又はヘリコンなどのプラズマCVDによるシリコ
ン酸化膜やプラズマSiN膜、SOG膜、SiOF膜等の
単層または組み合わせによる積層構造の層間絶縁膜も用
いることができる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明を
用い、強誘電体膜や高誘電体膜に直接接するように、白
金とロジウムとの合金酸化膜を上部電極として形成する
ことにより、酸化物強誘電体や高誘電体を用いたキャパ
シタ形成後にも、活性化された水素による誘電体の還元
による強誘電体の劣化を引き起こさずに、プラズマTE
OS膜を層間絶縁膜として用いることができる。
【0055】また、第3の層間絶縁膜にプラズマTEO
S膜を用いることにより、下地の依存性なくCVD法と
しては均一な膜厚で成膜することができ、段差部を増大
させることがないので、この後の微細加工を容易にする
ことができる。また、上部電極が水素の拡散を防止する
ため、拡散防止の保護膜を形成する必要がなく、さらに
段差を低減することができる。
【0056】更に、最終的に回復するための水素シンタ
ーを強誘電特性や高誘電特性を劣化させることなしに行
うことができる。また、上部電極、強誘電体又は高誘電
体ともに酸化物で構成されているため、後工程で行われ
る熱処理や経時変化においても、強誘電体又は高誘電体
を構成する各元素や酸素原子などの移動が起こりにく
く、強誘電体の疲労特性や高誘電体の経時的な誘電率の
低下の面でも改善される。
【0057】また、IrO2、RuO2、RhO2等の酸化物
導電体を上部電極に用いる場合と異なり、上部及び下部
で同じ白金系材料を用いているので、キャパシタへの電
界の印加方向に関するキャパシタ特性の非対称性も起こ
りにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態の半導体装置の断面図
である。
【図2】メタル段差上にオゾンTEOS膜を一般条件で
成膜した場合の断面図である。
【図3】メタル段差上にプラズマTEOS膜を一般条件
で成膜した場合の断面図である。
【図4】図3のプラズマTEOS膜をアルゴンスパッタ
により形状の改善を行った後の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態で作成した強誘電体
キャパシタの特性を示すヒステリシスループを示す図で
ある。
【図6】上部電極に白金を用いた場合と、白金とロジウ
ムとの合金酸化物膜を用いた場合のキャパシタの残留分
極値と熱処理温度との関係を示す図である。
【図7】上部電極に白金を用いた場合と、白金とロジウ
ムとの合金酸化物膜を用いた場合のキャパシタの残留分
極値と与えたパルス数の関係を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の断面
図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態で作成した強誘電体
キャパシタの特性を示すヒステリシスループを示す図で
ある。
【図10】従来技術の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 n型シリコン基板 2 ロコス酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 ソース/ドレイン領域 6 第1のシリコン酸化膜 7 ポリシリコンプラグ 8 チタン膜 9 窒化チタン膜 10 白金下部電極 11 PZT膜 12 酸化チタン膜 13 第2のシリコン酸化膜 14 チタン膜 15 上部電極 16 窒化チタン膜 17 第3のシリコン酸化膜 18 アルミニウムの引き出し電極 19 タングステンプラグ 20 白金とロジウムとの合金膜 21 白金とロジウムとの合金酸化膜 22 白金膜 23 SBT膜
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04 H01L 27/108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極と上部電極とで、強誘電体膜又
    は高誘電体膜を挟み込む強誘電体キャパシタ又は高誘電
    体キャパシタを有する半導体メモリ素子において、 上記上部電極の内、上記強誘電体膜又は高誘電体膜表面
    と直接接する位置に白金とロジウムとの合金酸化膜が形
    成されており、 上記白金とロジウムとの合金酸化膜中の白金とロジウム
    との合計に対するロジウムの含有率が10%以上20%
    以下であり、 上記白金とロジウムとの合金酸化膜中の全元素に対する
    酸素原子の含有率が10%以上17%以下であ る ことを特徴とする半導体メモリ素子。
  2. 【請求項2】 上記上部電極上に、または、上記上部電
    極上に形成された配線上に、窒化チタン膜が形成されて
    ることを特徴とする、請求項1記載の半導体メモリ素
    子。
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