JP3483051B2 - プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 - Google Patents
プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤Info
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Description
および電子部品用インキを除去するための洗浄剤に関す
る。
路パターンを形成したり、基板をハンダ付け時の熱から
保護する等の目的で、各種インキが使用される。該イン
キの具体例としては、例えば、電極や回路を形成するた
めの銀ペーストや導電ペースト;抵抗体を形成する抵抗
ペースト;基板上の導体膜、抵抗膜等が基板の特性変化
に影響することなく、しかも外部からの衝撃、接触、湿
気等を防止するために使用する絶縁ペースト;銅張板か
ら回路を形成する際に使用されるエッチングレジスト;
ハンダ付けに際し基板上のハンダ付け部以外の箇所を熱
から保護する目的で使用されるソルダーレジスト等を例
示できる。更には、各種電子部品のマーキングに使用さ
れる印刷インキ等も列挙しうる。
所に供給する方法としては、スクリーン印刷方式が最も
一般的である。スクリーン印刷の際、正確で微細なパタ
ーンを形成するためには、各種インキを被印刷物上に正
確かつ適量塗布する必要がある。従って、通常はスクリ
ーン印刷版からインキを定期的に洗浄除去して、スクリ
ーン印刷版の目づまりを防止する必要がある。
−トリクロロエタン、フロン等のハロゲン化炭化水素溶
剤や、イソプロピルアルコール等のアルコール類が使用
されてきた。ところが、ハロゲン化炭化水素溶剤は、オ
ゾン層などの環境を破壊したり、作業衛生上の問題か
ら、その使用がまもなく規制される。また、上記アルコ
ール類は、引火点が低いため火災の危険性が大きかった
り、スクリーン印刷版の接着部分(枠とメッシュの接合
部)を損傷する場合があるなど、取扱いが困難である。
板用インキおよび電子部品用インキに対する洗浄力に優
れ、しかも環境や人体に悪影響せず、引火性がなく、ス
クリーン印刷版を損傷することのない優れた当該インキ
を除去するための洗浄剤を提供することを目的とする。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のグリコールエ
ーテル類を必須成分として使用した場合には、前記課題
を悉く解決しうることを見出し、本発明を完成するに至
った。
〜6のアルキル基を、R2 はアセチル基を、R3 は水
素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)で
表されるグリコールエーテルを50重量%以上含有し、
かつ水不溶性石油系有機溶剤を含有しないことを特徴と
するプリント基板用インキおよび電子部品用インキを除
去するための洗浄剤。
ーテル類としては、たとえば、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコール
モノブチルエーテルアセテート等を例示でき、これらは
単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
これらのグリコールエーテル類が洗浄性の点から好まし
い。
表わされるグリコールエーテル類の含有量は50重量%
以上とされる。洗浄性の点をより考慮すれば、70重量
%以上であるのが好ましい。なお、本発明の洗浄剤で
は、必要に応じて、水、界面活性剤などを添加しても良
く、また本発明の目的や効果を逸脱しない範囲で前記グ
リコールエーテル類以外の水溶性有機溶剤を添加しても
良い。当該水溶性有機溶剤としては、一般式(2):
ル基を、R2 は炭素数1〜8のアルキル基を、R3 は
水素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)
で表されるグリコールエーテル類が例示できる。一般式
(2)で示されるグリコールエーテル類としては、たと
えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノジメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールジエチルエーテル等を例示でき、これらは
単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
付着したスクリーン印刷版を洗浄するには、従来公知の
洗浄剤を使用する場合と同様に行えば良い。例えば、印
刷版を洗浄剤に浸漬して人力で洗浄したり、シャワー、
超音波、液中ジェットなどの各種方式の洗浄装置を使用
して機械的に洗浄することができる。洗浄液の使用温度
は特に制限されず、通常は室温で足りるが、60℃程度
まで加温してもさしつかえない。上記洗浄工程後、スク
リーン印刷版に残留付着している洗浄剤を除去するた
め、水すすぎ工程に付する。その後、スクリーン印刷版
を自然乾燥または必要に応じて強制乾燥させた後、スク
リーン印刷工程に付することができる。
および電子部品用インキ(銀ペースト、導電ペースト、
抵抗ペースト、絶縁ペースト、エッチングレジスト、ソ
ルダーレジストおよび電子部品用マーキング印刷イン
キ)に対する洗浄力に優れ、しかも環境や人体に悪影響
せず、引火性がなく、スクリーン印刷版を損傷すること
のない優れたインキ除去用洗浄剤を提供できる。
に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
00重量部からなる本発明の洗浄剤Aを調製した。
ト 新日本カキン(株)製、商品名「T-70」、b:導電
ペースト 昭栄化学工業(株)製、商品名「D-4344」、
c:レジストインキ アサヒ化学研究所製、商品名「UV
R-8500G 」、d:印刷インキ大日本インキ化学工業
(株)製、商品名「タ゛イキュアーSSD」)のそれぞれを、別個
のスクリーン印刷版に塗布し30分間放置した後、これ
らをシャワー洗浄装置を使用し、洗浄剤Aにより温度4
0℃で5分間洗浄した。次いで水すすぎ洗いした後、4
0℃で乾燥した。各スクリーン印刷版のメッシュ部分に
インキ汚れが残留しているか否かを顕微鏡により観察し
た。判定基準は以下の通りである。 ○:残留物なし、 △:一部残留、 ×:ほとんど残留 結果は表2に示す。
浄剤に代えて使用したほかは実施例1と同様にして洗浄
などを行い、洗浄性を評価した。結果は表2に示す。
セテート ソフタノール90:日本触媒化学工業(株)製ノニオン系
界面活性剤
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(1):【化1】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1〜6のアルキ
ル基を、R2 はアセチル基を、R3 は水素原子または
メチル基を、nは1〜3の整数を示す)で表されるグリ
コールエーテル類を50重量%以上含有し、かつ水不溶
性石油系有機溶剤を含有しないことを特徴とするプリン
ト基板用インキおよび電子部品用インキを除去するため
の洗浄剤。 - 【請求項2】 プリント基板用インキおよび電子部品用
インキが銀ペースト、導電ペースト、抵抗ペースト、絶
縁ペースト、エッチングレジスト、ソルダーレジスト、
および電子部品用マーキング印刷インキからなる群から
選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の洗浄剤。 - 【請求項3】 水、界面活性剤および水溶性有機溶剤か
らなる群から選ばれる少なくとも1種を追加成分として
含有する請求項1または2記載の洗浄剤。 - 【請求項4】 水溶性有機溶剤が一般式(2):【化2】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を、R2 は炭素数1〜8のアルキル基を、R3 は
水素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)
で表されるグリコールエーテル類である請求項3記載の
洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23051694A JP3483051B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23051694A JP3483051B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867839A JPH0867839A (ja) | 1996-03-12 |
JP3483051B2 true JP3483051B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=16908979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23051694A Expired - Lifetime JP3483051B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3483051B2 (ja) |
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CN100338156C (zh) * | 2004-01-02 | 2007-09-19 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 油墨清洗剂 |
JP4872781B2 (ja) | 2007-04-25 | 2012-02-08 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | インクジェットプリンター用メンテナンス液 |
JP6582451B2 (ja) * | 2015-03-10 | 2019-10-02 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置及びそのメンテナンス方法 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP23051694A patent/JP3483051B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0867839A (ja) | 1996-03-12 |
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