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JP3483051B2 - プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 - Google Patents

プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤

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Publication number
JP3483051B2
JP3483051B2 JP23051694A JP23051694A JP3483051B2 JP 3483051 B2 JP3483051 B2 JP 3483051B2 JP 23051694 A JP23051694 A JP 23051694A JP 23051694 A JP23051694 A JP 23051694A JP 3483051 B2 JP3483051 B2 JP 3483051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cleaning agent
hydrogen atom
water
group
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP23051694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0867839A (ja
Inventor
史男 石賀
修吾 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP23051694A priority Critical patent/JP3483051B2/ja
Publication of JPH0867839A publication Critical patent/JPH0867839A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板用インキ
および電子部品用インキを除去するための洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板の製造に際しては、回
路パターンを形成したり、基板をハンダ付け時の熱から
保護する等の目的で、各種インキが使用される。該イン
キの具体例としては、例えば、電極や回路を形成するた
めの銀ペーストや導電ペースト;抵抗体を形成する抵抗
ペースト;基板上の導体膜、抵抗膜等が基板の特性変化
に影響することなく、しかも外部からの衝撃、接触、湿
気等を防止するために使用する絶縁ペースト;銅張板か
ら回路を形成する際に使用されるエッチングレジスト;
ハンダ付けに際し基板上のハンダ付け部以外の箇所を熱
から保護する目的で使用されるソルダーレジスト等を例
示できる。更には、各種電子部品のマーキングに使用さ
れる印刷インキ等も列挙しうる。
【0003】これら各種インキを被印刷物上の特定の箇
所に供給する方法としては、スクリーン印刷方式が最も
一般的である。スクリーン印刷の際、正確で微細なパタ
ーンを形成するためには、各種インキを被印刷物上に正
確かつ適量塗布する必要がある。従って、通常はスクリ
ーン印刷版からインキを定期的に洗浄除去して、スクリ
ーン印刷版の目づまりを防止する必要がある。
【0004】従来、かかる洗浄剤としては、1,1,1
−トリクロロエタン、フロン等のハロゲン化炭化水素溶
剤や、イソプロピルアルコール等のアルコール類が使用
されてきた。ところが、ハロゲン化炭化水素溶剤は、オ
ゾン層などの環境を破壊したり、作業衛生上の問題か
ら、その使用がまもなく規制される。また、上記アルコ
ール類は、引火点が低いため火災の危険性が大きかった
り、スクリーン印刷版の接着部分(枠とメッシュの接合
部)を損傷する場合があるなど、取扱いが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プリント基
板用インキおよび電子部品用インキに対する洗浄力に優
れ、しかも環境や人体に悪影響せず、引火性がなく、ス
クリーン印刷版を損傷することのない優れた当該インキ
を除去するための洗浄剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のグリコールエ
ーテル類を必須成分として使用した場合には、前記課題
を悉く解決しうることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち本発明は、
【0008】
【化3】 一般式(1):
【0009】(式中、R は水素原子または炭素数1
のアルキル基を、R はアセチル基を、R は水
素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)で
表されるグリコールエーテルを50重量%以上含有し、
かつ水不溶性石油系有機溶剤を含有しないことを特徴と
するプリント基板用インキおよび電子部品用インキを除
去するための洗浄剤。
【0010】前記一般式(1)で示されるグリコールエ
ーテル類としては、たとえば、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコール
モノブチルエーテルアセテート等を例示でき、これらは
単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
これらのグリコールエーテル類が洗浄性の点から好まし
い。
【0011】本発明の洗浄剤では、前記一般式(1)で
表わされるグリコールエーテル類の含有量は50重量%
以上とされる。洗浄性の点をより考慮すれば、70重量
%以上であるのが好ましい。なお、本発明の洗浄剤で
は、必要に応じて、水、界面活性剤などを添加しても良
く、また本発明の目的や効果を逸脱しない範囲で前記グ
リコールエーテル類以外の水溶性有機溶剤を添加しても
良い。当該水溶性有機溶剤としては、一般式(2):
【化4】 (式中、R は水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基を、R は炭素数1〜8のアルキル基を、R
水素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)
で表されるグリコールエーテル類が例示できる。一般式
(2)で示されるグリコールエーテル類としては、たと
えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノジメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールジエチルエーテル等を例示でき、これらは
単独でまたは2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
【0012】本発明の洗浄剤を使用して、各種インキが
付着したスクリーン印刷版を洗浄するには、従来公知の
洗浄剤を使用する場合と同様に行えば良い。例えば、印
刷版を洗浄剤に浸漬して人力で洗浄したり、シャワー、
超音波、液中ジェットなどの各種方式の洗浄装置を使用
して機械的に洗浄することができる。洗浄液の使用温度
は特に制限されず、通常は室温で足りるが、60℃程度
まで加温してもさしつかえない。上記洗浄工程後、スク
リーン印刷版に残留付着している洗浄剤を除去するた
め、水すすぎ工程に付する。その後、スクリーン印刷版
を自然乾燥または必要に応じて強制乾燥させた後、スク
リーン印刷工程に付することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、プリント基板用インキ
および電子部品用インキ(銀ペースト、導電ペースト、
抵抗ペースト、絶縁ペースト、エッチングレジスト、ソ
ルダーレジストおよび電子部品用マーキング印刷イン
キ)に対する洗浄力に優れ、しかも環境や人体に悪影響
せず、引火性がなく、スクリーン印刷版を損傷すること
のない優れたインキ除去用洗浄剤を提供できる。
【0014】
【実施例】以下に、実施例を挙げ、本発明を更に具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
【0015】実施例1 ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート1
00重量部からなる本発明の洗浄剤Aを調製した。
【0016】試験方法:4種類のインキ(a:銀ペース
ト 新日本カキン(株)製、商品名「T-70」、b:導電
ペースト 昭栄化学工業(株)製、商品名「D-4344」、
c:レジストインキ アサヒ化学研究所製、商品名「UV
R-8500G 」、d:印刷インキ大日本インキ化学工業
(株)製、商品名「タ゛イキュアーSSD」)のそれぞれを、別個
のスクリーン印刷版に塗布し30分間放置した後、これ
らをシャワー洗浄装置を使用し、洗浄剤Aにより温度4
0℃で5分間洗浄した。次いで水すすぎ洗いした後、4
0℃で乾燥した。各スクリーン印刷版のメッシュ部分に
インキ汚れが残留しているか否かを顕微鏡により観察し
た。判定基準は以下の通りである。 ○:残留物なし、 △:一部残留、 ×:ほとんど残留 結果は表2に示す。
【0017】実施例2〜および比較例1〜2 表1に記載の各洗浄剤を調製し、それぞれ実施例1の洗
浄剤に代えて使用したほかは実施例1と同様にして洗浄
などを行い、洗浄性を評価した。結果は表2に示す。
【0018】
【表1】 DEGMBE:ジエチレングリコールモノブチルエーテル DEGMEEAc:ジエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート ソフタノール90:日本触媒化学工業(株)製ノニオン系
界面活性剤
【0019】
【表2】
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−202399(JP,A) 特開 平1−299878(JP,A) 特開 平7−70488(JP,A) 特開 昭59−176398(JP,A) 特開 平5−156185(JP,A) 特開 平5−271587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1):【化1】 (式中、R は水素原子または炭素数1〜6のアルキ
    ル基を、R はアセチル基を、R は水素原子または
    メチル基を、nは1〜3の整数を示す)で表されるグリ
    コールエーテル類を50重量%以上含有し、かつ水不溶
    性石油系有機溶剤を含有しないことを特徴とするプリン
    ト基板用インキおよび電子部品用インキを除去するため
    の洗浄剤。
  2. 【請求項2】 プリント基板用インキおよび電子部品用
    インキが銀ペースト、導電ペースト、抵抗ペースト、絶
    縁ペースト、エッチングレジスト、ソルダーレジスト、
    および電子部品用マーキング印刷インキからなる群から
    選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 水、界面活性剤および水溶性有機溶剤か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種を追加成分として
    含有する請求項1または2記載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】 水溶性有機溶剤が一般式(2):【化2】 (式中、R は水素原子または炭素数1〜8のアルキ
    ル基を、R は炭素数1〜8のアルキル基を、R
    水素原子またはメチル基を、nは1〜3の整数を示す)
    で表されるグリコールエーテル類である請求項3記載の
    洗浄剤。
JP23051694A 1994-08-30 1994-08-30 プリント基板用インキおよび電子部品用インキの除去用洗浄剤 Expired - Lifetime JP3483051B2 (ja)

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JP4872781B2 (ja) 2007-04-25 2012-02-08 東洋インキScホールディングス株式会社 インクジェットプリンター用メンテナンス液
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