JP3482940B2 - 液晶装置の駆動方法、駆動回路及び表示装置 - Google Patents
液晶装置の駆動方法、駆動回路及び表示装置Info
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Description
ル等の液晶素子の駆動方法と駆動回路および表示装置に
関する。
1つとして、電圧平均化法によるマルチプレクス駆動が
知られている。 (従来例1)図45は図46に示すような単純マトリッ
クス型の液晶素子等を電圧平均化法によりマルチプレク
ス駆動する場合の従来の駆動方法の一例を示す印加電圧
波形図であり、図45の(a)・(b)はそれぞれ走査
電極X1・X2に印加する電圧波形、同図(c)は信号電
極Y1に印加する電圧波形、同図(d)は走査電極X1と
信号電極Y1とが交差する画素に印加される電圧波形を
示す。
ンずつ順次選択して走査電圧を印加すると共に、その選
択された走査電極上の各画素がオンかオフかによって、
それに応じた信号電圧を各信号電極Y1、Y2‥‥Ymに
印加することによって駆動するものである。
ンずつ選択して駆動するものは、駆動電圧を比較的高く
しないと良好な表示が得られない等の不具合がある。 (従来例2)そこで上記の駆動電圧を低くするために、
順次複数本の走査電極を同時に選択して駆動する方法が
提案されている(例えば、A1GENERALIZD ADDRESSING
TECHNIQUE FORRMS RESPONDING MATRIX LCDS ,198
8 INTERNALDISPLAY RESEARCH CONFER
ENCE P80〜85参照)。
極を同時に選択して駆動する従来の駆動方法の一例を示
す印加電圧波形図であり、同図(a)は走査電極X1・
X2・X3に印加する走査電圧波形、同図(b)は走査電
極X4・X5・X6に印加する走査電圧波形、同図(c)は
信号電極Y1に印加する信号電圧波形、同図(d)は走
査電極X1と信号電極Y1とが交差する画素に印加される
電圧波形を示す。本例は走査電極を順次3ラインずつ同
時に選択して前記図46に示すような表示を行うように
したものである。即ち、最初に3つの走査電極X1・X2
・X3を選択して、それ等の走査電極X1・X2・X3に図
47の(a)に示すような走査電圧を印加し、同時に各
信号電極Y1〜Ymに後述する所定の信号電圧を印加す
る。次いで図46において走査電極X4・X5・X6を選
択して、それ等の電極に上記と同様に図47の(b)の
ような走査電圧を印加すると同時に各信号電極Y1〜Ym
に信号電圧を印加する。そして図46における全ての走
査電極X1〜Xnが選択されるまでを1フレームとし、こ
れを順次繰り返すものである。
る走査電極の数を、hとしたとき、2hのパルスパター
ン数の波形か用いられ、本例においては、h=3で、2
h=2 3=8のパルスパターン数の波形が用いられてい
る。
1・X2・X3に印加する電圧のオン・オフパターンは、
オンを1、オフを0として下記表のように現すことがで
きる。
と、図48の(a)のようになる。ところが、同図
(a)の波形は周波数にバラツキがあり、実際に用いた
場合には表示むらが生ずるおそれがある。
の片寄りをなくすようにしたのが、同図(b)の波形で
あり、上記図47の従来例では、この波形を用いたもの
である。一方、各信号電極Y1〜Ymに印加する信号電圧
は、走査電圧と同じパルスパターン数で、かつ各パルス
の電圧レベルは、選択された走査電極上のオン・オフに
応じた大きさの電圧を印加するようにしたもので、例え
ば本例においては同時に選択される走査電極X1・X2・
X3に印可される走査電圧波形が正のパルスのときをオ
ン、負のパルスのときをオフとし、表示データのオン・
オフをパルス毎に対比し、不一致の数に応じて信号電圧
波形を設定するようにしたものである。即ち、図47に
おいては不一致の数が0のときは−VY2 、1のときは−
VY1、2のときはVY1、3のときはVY2パルス電圧を印
加するようにしたものである。なお上記のVY1とVY2電
圧比は、VY1:VY2=1:3、となるように設定されて
いる。具体的には、図47における走査電極X1・X2・
X3への印加電圧波形において、VX1の電圧を印加する
ときをオン、−VX1の電圧を印加するときをオフとし、
図46の画素の表示は黒丸印をオン、白丸印をオフとす
ると、図46における信号電極Y1と走査電極X1・X2
・X3との交差する画素の表示は順にオン・オン・オフ
であり、これに対して各走査電極X1・X2・X3に印加
される電圧の最初のパルスパタ−ンは、それぞれオフ・
オフ・オフである。その両者を順に対比して不一致の数
は2であるから、信号電極Y1の最初のパルスパターン
には、図47の(c)に示すように電圧VY1が印加され
ている。
る電圧の2番目のパルスパターンは、それぞれオフ・オ
フ・オンであり、前記の画素表示オン・オン・オフと順
に対比すると、すべてが不一致であり不一致数は3であ
るから、信号電極Y1の2番目のパルスには電圧VY2が
印加されている。同様の要領で、3番目のパルスにはV
Y1、4番目のパルスには−VY1が印加され、以下、−
VY2、VY1、−VY1、−VY1の順で印加されてい
る。
れて、その各走査電極X4〜X6に図47の(b)に示す
電圧が印加される際には、その各走査電極X4〜X6と信
号電極との交差する画素のオン・オフ表示と、上記各走
査電極X4〜X6への印加電圧の各パルスパターンのオン
・オフとの不一致に応じた電圧レベルの信号電圧が、図
47の(c)のように印加される。
パルスを1、負の選択パルスを−1、各画素の表示がオ
ンのときを−1、オフのときを1とし、その一致数と不
一致数の差で信号電圧波形を設定したが、いずれを1ま
たは−1としてもよく、また一致数と不一致数の差を算
定することなく、一致数もしくは不一致数のみで信号電
圧波形を設定することもできる。
時に選択して駆動する手法は、前記の図45に示すよう
な1ラインずつ選択して駆動する方法と同じオン/オフ
比を実現した上で、駆動電圧を低く抑えることができる
利点がある。
を同時に選択して駆動する手法の一般的な要件や要領お
よび手順等を、順を追って説明する。
る。 b)各々サブグループはh本のアドレスラインを持つ。 c)ある時刻において信号電極は、hビットワード(h
−bitword)から構成される。 dk*h + 1、dk*h + 2‥‥ dk*h + h;dk*h + j=0または1 ここで、0≦k≦(N/h)−1(k:サブグループ)
すなわち1列の表示データは、 d1、d2、‥‥dh ・・・・・第0サブグループ dh +1、dh +2‥‥dh + h ・・第1サブグループ dN- h +1、dN- h +2‥‥dN- h + h・・・・・第N/h−1
サブグループとなる。 d)走査電極の選択パターンは、次式に示す周期2hの
ビットワードパターンである。
=0または1 B.要領 (1)1つのサブグループは同時に選択される。 (2)走査電極の選択パターンとして、hビットワード
が1つ選ばれる。 (3)走査電圧は、ロジック0に対し−Vr、ロジック
1に対し十Vr、非選択時は0ボルト、とする。 (4)選択されたサブグループの走査電極と信号電極
は、ビット対ビットで比較される。 (5)走査電極と信号電極のパターンの不一致の数iを
決める。
致数(不一教の数に応じて、あらかじめ定められた電圧
の1つを選ぶ) (7)以上のような手法に基づいて、それぞれ信号電圧
を決める(同時、並列的に) (8)以上のようにして求められた走査電圧および信号
電圧は、時間間隔△t0の間だけ、ディスプレイに印加
される。ただし、△t0は最小パルス順である。 (9)新しい走査電極選択パターンが選択され、上記
(4)〜(6)を再び計算し、次の信号電圧を決める。
これも時間間隔△t0だけ印加される。 (10)1サイクル(周期)は2h個すべての走査電極
選択パターンが各サブグループにすべて表れ、N/hの
サブグループが選択されて終了する。
パターンについて考える。
方法は、複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差
する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各データ
電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の駆動
方法において、複数の前記走査電極をh本毎にサブグル
ープにわけ、該サブグループ内の走査電極を同時に選択
し、前記走査電極を選択する選択電圧は、第1の選択値
と第2の選択値を有し、選択期間を複数の期間に区分
し、区分されたそれぞれの期間に、前記第1の選択値ま
たは前記第2の選択値の選択電圧を、前記同時に選択さ
れる走査電極に印加し、フレーム変調により階調表示を
行うことを特徴とする。
って、順次複数本の走査電極を同時に選択してマルチプ
レクス駆動する場合にも、良好な階調表示を行わせるこ
とが可能となる。
査電極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電
極と、前記各走査電極と前記各データ電極との間に挟持
された液晶とを備える液晶装置の駆動回路において、複
数の前記走査電極をh本毎にサブグループにわけ、該サ
ブグループ内の走査電極を同時に選択し、前記走査電極
を選択する選択電圧は、第1の選択値と第2の選択値を
有し、選択期間を複数の期間に区分し、区分されたそれ
ぞれの期間に、前記第1の選択値または前記第2の選択
値の選択電圧を、前記同時に選択される走査電極に印加
し、フレーム変調により階調表示を行うことを特徴とす
る。
(0,0,0)の場合を考えると、下記の表のようにな
る。
前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記
各走査電極と前記各データ電極との間に挟持された液晶
とを備える表示装置において、複数の前記走査電極をh
本毎にサブグループにわけ、該サブグループ内の走査電
極が同時に選択され、前記走査電極を選択する選択電圧
は、第1の選択値と第2の選択値を有し、選択期間を複
数の期間に区分し、区分されたそれぞれの期間に、前記
第1の選択値または前記第2の選択値の選択電圧が、前
記同時に選択される走査電極に印加され、フレーム変調
により階調表示が行われることを特徴とする。
に階調表示を行わせることのできる表示装置を提供する
ことが可能となる。
piXeLは、走査電圧をVrow、信号電圧をVcolumnとする
と、 VpixeL=( Vc olumn−Vrow) または(V=row−Vc olumn) ここで、 Vrow =±Vr Vc olumn =V(i) であれば、 VpixeL=十Vr−V(i)または−Vr−V(i) である。
は、 選択行で −(Vr十V(i))または(Vr−V(i)) 非選択行で V(i) である。(V(i)を両極性と考えると、前記の文献のよ
うな記述となる。) 一般に、ピクセルに印加される電圧は、オン・ピクセル
ではできる限り大きく オフ・ピクセルではできる限り小さく することが、高い選択比を実現する上で望ましい。それ
ゆえ、オンのとき、|Vr十V(i)|はオン・ピクセル
に有利に働き、|Vr−V(i)|はオン・ピクセルに不
利に働く。
クセルに有利に働き、|Vr十V(i)|はオフ・ピクセ
ルに不利に働く。
を上昇させ、オンに対する不利とは、実効電圧を下降さ
せる方向に作用する。
の数は、 Ci=hCi={h!}/{i!(h−i)!} であり、i個と不一致とすれば、これはhビット中、i
ビットが不一致となる場合の数であり、その不一致数は
各レベルでi個であるので、仝体の不一致数(総ミスマ
ッチ)は、i・Ci個である。
いるので、ピクセル当り(1ビット当り)の平均不一致
数Biは、 Bi=i・Ci/h(個/ピクセル) である。
(i)のレベルを増加するとすると、 VpixeL=Vrow−Vc olumn は、不一致数が増加するに従って減少する。
不利に働くと考えると、不一致数は、不利な電圧(信号
電圧)の数を与える。従って、1ピクセル当たりの(平
均で)不利な電圧の数は、 Bi=i・Ci/h となる。
ので、残り、すなわち Ai={(h−i)/h}・Ci は有利に働く。また、 {(h−i)/h}・Ci十(i/h)・Ci=(h/h)
Ci=Ci であり、 Ai=Ci−Bi={(h−1)!}=/{i・(h−i−
1)!} ただし、h≧i十1である。
本の走査電極を同時に選択して駆動する場合には、走査
電極および信号電極に印加するパルス幅が、同時に選択
する走査電極の数が増加するに従って狭くなり、波形の
ナマリによるクロストークが増大し画質が悪くなる等の
間題があり、特にパルス幅の変調等による階調表示を行
う場合には、深刻となる。
極を同時に選択して駆動する場合にも良好に階調表示を
行うことのできる液晶素子等の駆動方法と駆動回路およ
び表示装置を提供することを目的とする。
方法は、複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差
する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各信号電
極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の駆動方
法において、前記複数の走査電極をサブグループにわ
け、該サブグループ内の前記走査電極を同時に選択し、
前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形を、1フ
レーム内で複数回に分けて印加し、複数のフレームを1
つのブロックとし、ブロック単位で階調表示を行うこと
を特徴とする。また、本発明の液晶装置の駆動方法は、
上記の液晶装置の駆動方法において、前記サブグループ
内の前記走査電極として仮想走査電極を含め、該仮想走
査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極に印加す
る電圧レベル数が少なくなるようにすることを特徴とす
る。
記の液晶装置の駆動方法において、前記サブグループ単
位で印加する前記走査電圧の波形を該サブグループ内の
走査電極間で周期的に入れ替えることを特徴とする。ま
た、本発明の液晶装置の駆動方法は、上記の液晶装置の
駆動方法において、前記走査電圧の波形を1フレーム毎
に入れ替えることを特徴とする。また、本発明の液晶装
置の駆動方法は、上記の液晶装置の駆動方法において、
前記走査電極に印加される前記走査電圧の波形は、直交
関数系の中から選択されることを特徴とする。
極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極
と、前記各走査電極と前記各信号電極との間に挟持され
た液晶とを備える表示装置において、前記複数の走査電
極をサブグループにわけ、該サブグループ内の前記走査
電極が同時に選択され、前記走査電極を同時に選択する
走査電圧の波形が、1フレーム内で複数回に分けて印加
され、複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック
単位で階調表示が行われることを特徴とする。また、本
発明の表示装置は、上記の表示装置において、前記サブ
グループ内の前記走査電極として仮想走査電極が含めら
れ、該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号
電極に印加する電圧レベル数が少なくなっていることを
特徴とする。
置において、前記サブグループ単位で印加する前記走査
電圧の波形を該サブグループ内の走査電極間で周期的に
入れ替えることを特徴とする。また、本発明の表示装置
は、上記の表示装置において、前記走査電圧の波形を1
フレーム毎に入れ替えることを特徴とする。また、本発
明の表示装置は、上記の表示装置において、前記走査電
極に印加される前記走査電圧の波形は、直交関数系の中
から選択されることを特徴とする。
記の液晶装置の駆動回路において、複数の走査電極及び
前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記
各走査電極と前記各信号電極との間に挟持された液晶と
を備える液晶装置の駆動回路において、前記複数の走査
電極をサブグループにわけ、該サブグループ内の前記走
査電極を同時に選択し、前記走査電極を同時に選択する
走査電圧の波形を、1フレーム内で複数回に分けて印加
し、複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単
位で階調表示を行うことを特徴とする。また、本発明の
液晶装置の駆動回路は、上記の液晶装置の駆動回路にお
いて、前記サブグループ内の前記走査電極として仮想走
査電極を含め、該仮想走査電極を含めない場合と比べ
て、前記信号電極に印加する電圧レベル数が少なくなる
ようにすることを特徴とする。
記の液晶装置の駆動回路において、前記サブグループ単
位で印加する前記走査電圧の波形を該サブグループ内の
走査電極間で周期的に入れ替えることを特徴とする。ま
た、本発明の液晶装置の駆動回路は、上記の液晶装置の
駆動回路において、前記走査電圧の波形を1フレーム毎
に入れ替えることを特徴とする。また、本発明の液晶装
置の駆動回路は、上記の液晶装置の駆動回路において、
前記走査電極に印加される前記走査電圧の波形は、直交
関数系の中から選択されることを特徴とする。
いて本発明による液晶素子等の駆動方法と駆動回路およ
び表示装置を具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明による液晶表示素子等の
駆動方法の一実施の形態を示す印加電圧波形図であり、
同図(a)は走査電極X1・X2・X3に印加される電圧
波形、(b)は走査電極X4・X5・X6に印加される電
圧波形、(c)は信号電極Y1に印加される電圧波形、
(d)は走査電極X1と信号電極Y1とが交差する画素に
印加される電圧波形を示す。
に選択して図2に示すような表示を行ったものである。
形としては、前記図48の(a)もしくは(b)に示す
波形を用いることもできるが、本実施の形態においては
上記図1の(a)に示す波形を用いている。
ようなビットワードパターンに対応した電圧波形を用い
る場合には、各パルス幅が狭くなる不具合があり、特に
同時に選択する走査電極の数が増加すると、前記のビッ
トワードパターンの数は指数関数的に増大し、それに伴
って必然的に各パルス幅が狭くなり、実際に画素に印加
される際には、いわゆるナマリによるクロストークが生
じるおそれがある。しかも本実施の形態はもとより後述
する実施の形態のようにパルス幅の変調による階調表示
を行う場合には、パルス幅が更に狭くなってクロストー
クの発生原因となる。
要領で走査電極への印加電圧波形を設定してパルス幅が
広くなるようにしたものである。
こと.1フレームあるいは数フレーム内での交流性が
保証されることなどを考慮して決める。
アダマール等の直交関数系の中から上記条件を考慮して
印加電圧のパターンを適宜選択することである。
特に項目を満足するためには、各走査電極への印加電
圧波形が互いに直交するように決める。
の(a)および(b)に示す印加電圧波形であり、図3
の(a)の印加電圧波形は、 X1:4*△t0 X2:4*△t0、2*△t0 X3:2*△t0 という異なる周波数成分を含んでいる。
最も短いパルス幅は△t0であったのに対し、上記図3
の(a)・(b)の波形の最も狭いパルス幅△tは2△
t0であり、2倍に拡大できる。このようにパルス幅を
広くすることによって波形のナマリの影響を少なくする
ことができ、クロストークを減少させることができると
共に、同時に選択する走査電極の数を増大させることが
可能となる。なお図3の(a)・(b)に示す波形は一
例であって適宜変更できると共に、走査電極の選択順序
や各走査電極に印加するパルスパターンの配列順序等は
直交関数の性質を利用して適宜変更できる。
の形態の走査電圧波形は上記図3の(b)の波形を基に
して同時に選択される3つの走査電極への印加電圧波形
を構成したものである。また本実施の形態においては選
択期間を1フレームF内でt 1、t2、t3、t4の4回に
分けて駆動するようにした例を示す。
(c)に示すように上記の分けた各選択期間t1、t2、
t3、t4を更に複数の期間に分割し、その各分割した期
間に、所望の表示データに応じて重み付けをした電圧を
印加している。
を2等分してaとbの2つの期間に分け、4階調表示を
2進法により2ビットで表した前記図2に示す表示デー
タに基づいてビット毎に所定の重み付けをした信号電圧
を、上位ビットについては期間aに、下位ビットについ
てはb期間にそれぞれ印加するようにしたものである。
るときをオン、電圧−VX1を印加するときをオフとし、
表示デークは0をオフ、1をオンとして、同時に選択さ
れる走査電極のオン・オフと表示データのオン・オフと
をビット毎に順に対比して不一致数を算定し、上位ビッ
トについては、不一致数が3のときはVY4、2のときは
VY2、1のときは−VY2、0のときは−VY4それぞれ印
加し、下位ビットについては、不一致数が3のときはV
Y3、2のときはVY1、1のときは−VY1、0のときは−
VY3をそれぞれ印加するようにしている。なお各電圧レ
ベルの関係は、2*VY1=VY2、2*VY3=VY4、2*
VY1=VY3−VY1、2*VY2=VY4−V Y2としている。
ついてみると、走査電極X1、X2、X3に印加する選択
パルスはオン、オン、オフの順番となり、信号電極Y1
と走査電極X1、X2、X3との各交点の画素の表示デー
タは(00)(01)(10)で、上位ビットについて
みるとオフ、オフ、オンとなり、比較すると不一致の数
が3となり、信号電極Y1には期間aにおいて電圧VY4
が印加されている。また下位ビットについてみるとオ
フ、オン、オフとなり、走査電極と比較すると不一致の
数が1となり、b期間においては電圧−VY1が印加され
ている。
上の表示データを各信号電極Y1〜Y mごとに走査電極に
印加する選択パルスと比較し、不一致の数に応じた信号
電圧が印加されるものである。
択してそれに対応した信号電極波形を信号電極に印加す
る。このようにして走査電極を3ラインずつ同時に選択
しながら表示データに応じた信号電圧波形を信号電極に
印加して行き全ての走査電極X1〜Xnが走査し終わる
と、再び最初の走査電極X1、X2、X3に戻り、t2、t
3、t4の期間でも上記と同様の要領で順次所定の電圧を
印加していく。そしてt 1〜t4の4つの期間が全ての走
査電極X1〜Xnについて走査し終わると1フレーームが
終了し、次のフレームが繰り返される。
圧の極性を交互に異ならせて、いわゆる交流駆動を行っ
ている。
トーク等の少ない良好な階調表示を行わせることができ
るものである。
する走査電圧波形の順番は全てのフレームについて若し
くはフレーム毎に適宜人れ替えてもよく、また走査電極
に印加する走査電圧波形として前記図3の(a)に示す
波形もしくは前述の要件を満足する他の波形を用いるこ
ともできる。さらに例えば走査電極X1〜X3では図3の
(a)に示す波形を用い、次の走査電極X4〜X6では図
3の(b)に示す波形を用いるというように同時に選択
される走査電極毎に2種類の波形を交互に入れ替える、
あるいは3種類以上の波形順番に入れ替えることもでき
る。また上記の期間t1〜t4の波形の入れ替えと同時に
選択される走査電極毎の波形の入れ替えとを組み合わせ
ることも可能である。
ように各期間毎に分けて駆動する、あるいは1フレーム
内に連続的に設けて駆動するようにしてもよいが、本実
施の形態のよに選択期間を1フレームFで複数回に分け
て駆動するよにすると、非選択期聞が短くなってコント
ラストを高めるこができる。この場合、上記実施の形態
においては、選択期間をt1〜t4の4回に分けて駆動す
るようにしたが、その分け回数は任意であり、例えば上
記t1〜t4の期間を2回に分けて駆動したり、それ以上
に分けて駆動することもできる。
列順序に従って同時に3本ずつ選択したが、その選択本
数は適宜であり、また必ずしも配列順序に従うことなく
選択するこもできる。
態をおいても同様に適用可能である。
動回路の構成例を図4〜図6に基づいて説明する。
あり、図において1は走査電極ドライバ、2は信号電極
ドイバ、3はフレームメモリ、4は演算回路、5は走査
デー発生回路、6はラッチである。
6は信号電極ドライバのブロック図であり、図5および
図6において11・21はシフトレジスタ、12・22
はラッチ、13・23はデコーダ、14・24はレベル
シフタである。
図4の走査データ発生回路5から発生する、正の選択
か、負の選択か、あるいは非選択であるかのデータを発
生させ、走査電極ドライバ1に転送する。
うに走査データ発生回路5からの走査データ信号S3を
走査シフトクロック信号S5でシフトレジスタ11に転
送し、一走査期間における各走査電極のデータを転送し
た後ラッチ信号S6によって各データがラッチされ、各
走査電極の状態を表すデータをデコードし、各出力ごと
のアナログスイッチ15で3つのスイレッチのうちの1
つをオンさせて、正の選択のときはVX1、負の選択のと
きは−VX1、非選択のときは0の電圧を選択された走査
電極に出力する。
3からの同時に選択される3本の走査電極毎の表示デー
タ信号S1を読みだし、その表示データ信号S1と走査
データ信号S3から選択パルスデータをラッチし、表示
データ信号S1と選択パルスデータ信号S4を演算回路
4でデータ変換する。そのデータ変換は、前述の要領で
なされ、信号電極ドライバ2に転送される。
うに演算回路4からのデータ信号S2をシフトクロック
信号S7でシフトレ5ジスタ21に転送し、一走査期間
における各信号電極のデータを転送した後ラッチ信号S
8によって各データがラッチされ、各信号電極の状態を
表すデータをデコードし、各出力ごとのアナログスイッ
チ25で8つのスイッチのうちの1つをオンさせて、V
Y4、VY3、VY2、VY1、−VY1、−VY2、VY3、−VY4
の8つの電圧のいずれかの電圧を各信号電極に出力す
る。
て、前記のような駆動方法を簡単・確実に実行させるこ
とができる。
装置に上記のような駆動回路を備え、前記のような駆動
方法を実行させるようにすれば、クロストーク等の発生
が少なく良好な階調表示を行うことのできる表示装置が
得られるものである。 (実施の形態2)上記実施の形態1においては、信号電
極に表示データの各ビット毎に4種類の電圧の中から表
示データに応じて1つを電圧選択して印加するようにし
たが、仮想電極を設けることによって信号電極に印加す
る電圧レベルの数を削減することができる。
を設けることによって信号電極に印加する電圧レベルの
数を削減して駆動した本実施の形態による電圧波形図、
図8は仮想電極を設けることによって信号電極に印加す
る電圧レベルの数を削減する要領を示す説明図である。
同時に選択される走査電極の次にX n+1、Xn+2‥‥のよ
うな仮想電極を設け、例えば走査電極X1、X2、X3が
選択されるときに、それと同時にXn+1も選択されると
仮定し、実施の形態1と同様に走査電極に電圧VX1を印
加するときをオン、電圧−VX1を印加するときをオフと
し、表示データは0をオフ、1をオンとして不一致数を
算定する。この場合、仮想電極の状態を適宜変えること
によって不一致数が常に1か3になるようにする。
数が1のとき−VY2、不一致数が3のときVY2を選択
し、表示データの下位ビットでは不−致数が1のとき−
VY1、不一致数が3のときVY1を選択するものである。
なお各電圧レベルの開係は、2*VY1=VY2とする。
示を行ったもので、t1の期間についてみると、走査電
極X1、X2、X3および仮想電極Xn+1に印加する選択パ
ルスは順にオン、オン、オフ、オンとなり、信号電極Y
1と走査電極X1、X2、X3およびXn+1との各交点の画
素の表示データは(00)(01)(10)(11)
で、上位ビットについてみるとオフ、オフ、オン、オン
となり、順に比較すると不一致の数が3で、この不一致
の数に応じて変換データS2をつくり、信号電極Y1に
は期間aにおいて電圧VY2が印加されている。
ン、オフ、オンとなり、走査電極と比較すると不一致の
数が1となり、この不一致の数に応じて変換データS2
をつくり、信号電極Y1には期間bにおいて電圧−VY1
が印加されている。
およびXn+1上の表示データを各信号電極Y1〜Ymごと
に走査電極に印加する選択パルスと比較し、不一致の数
に応じた電圧を印加していく。
を同時に選択してそれに対応した信号電極波形を信号電
極に印加する。
電極1ラインずつ同時に選択しながらそれに対応した信
号電極波形を信号電極に印加していき走査電極Xnまで
走査し終わると、再び最初の走査電極X1、X2、X3に
戻り、t2で示すパルスパターンで順番に走査してい
く。このようにして、t1、t2、t3、t4に示す各パル
スパターンで4回走査することによって1フレーム期間
を終了し、次のフレームで同様の操作が繰り返えされ
る。
て信号電極に印可加する電圧レベルの数を実施の形態1
の場合よりも少なくできるものである。
よって信号電極に印加する電圧レベルの数を減少させる
ことは、後述する各実施の形態にも適用できる。
形態においても、前記実施の形態1と同様の駆動回路を
用いることができる。その場合、前記図4における演算
回路4は各実施の形態に応じてデータ処理を行う構成と
し、また図5の走査電極ドライバおよび図6の信号電極
ドライバの電圧レベルは各実施の形態に応じて設け、ア
ナログスイッチ15・25でいずれかの電圧レベルを選
択するように構成すればよい。
における演算回路4および図5の走査電極ドライバは実
施の形態1と同様とし、図6の信号電極ドライバは実施
の形態1においてはVY4、VY3、VY2、VY1、−VY1、
−VY2、−VY3、−VY4の8つの電圧レベルを設けた
が、本実施の形態においてはVY2、VY1、−VY1、−V
Y2の4つの電圧レベルを設けるだけでよい。 (実施の形態3)上記各実施の形態は表示データに応じ
て電圧値を変えて階調表示を行ったが、パルス幅を変え
ることによって階調表示を行うこともできる。
た実施の形態の印加電圧波形図である。
合の一般的な手順等について説明する。
うに当たっては、前記パルスの時間幅△tを、f個の不
等間隔の時間幅に分割する。
は図10に示すように△t1=(1/3)△t0、△t2
=(2/3)△t0に分割する。
トで表現)する。
タパターンの各ビットを比較する。
電極選択パターンを比較し、△t1の間ディスプレイに
印可する。
較し、△t2の間ディスプレイに印加する。
順次行えばよい。
領でパルス幅変調により前記図2に示すような4階調の
表示を行ったものである。
記図47の従来例と同様の走査電圧を印加し、それに対
する信号電極Y1〜Ymのパルス幅を上記の階調表示に応
じて変調させるようにしたものである。
し、0から3までの4段階の階調表示を、2進法により
2ビットの表示データ(00)、(01)、(10)、
(11)で表し、同時に選択される走査電極のオン・オ
フと、上記の表示データの上位ビットとの不一致数によ
って3分割のうちの2分割の電圧レベルを決め、下位ビ
ットとの不一致数で残りの1分割分について電圧レベル
を決めるものである。また3分割を均等でなくすことに
よって階調表示の輝度変化を補正することもできる。
圧VX1を印加するときをオン、電圧−VX1を印加すると
きをオフとすると、走査電極X1・X2・X3に印加する
最初のパルスは、全てオフであり、これに対して前記図
2の走査電極X1・X2・X3の表示データの下位ビット
は0をオフ、1をオンとして、オフ・オン・オフである
から、不一致数は1となり、△t1の間の電圧パルスは
−VY1となり、上位ビットはオフ・オフ・オンであるか
ら、不一致数は1となり△t2の間の電圧パルスは−V
Y1となる。このようにして各選択期間△t毎に比較して
信号電極に印加する電圧パルスを求めればよい。
に対する電圧は3分割のうちの後の2つの期間に、下位
ビットに対する電圧は3分割のうちの前の1つの期間に
印加するようにしたものである。なお上位ビットに対す
る電圧を3分割のうちの前の2つの期間に、下位ビット
に対する電圧を3分割のうちの後の1つの期聞に印加し
てもよい。 (実施の形態4)上記のような階調表示を行う楊合にも
前記実施の形態1の場合と同様に選択期間を1フレーム
の中で複数回に分けて駆動することができる。
の実施の形態において走査電極および信号電極に印加す
る8つのパルスパターン(ブロック)よりなる電圧波形
を、パルスパターン毎に等間隔に8つに分割して出力す
るようにした例を示す。
複数回に分けて駆動すると、前記実施の形態と同様にコ
ントラストを高めることができる。 (実施の形態5)上記実施の形態3および実施の形態4
においては、信号電極の電圧レベルとして、VY2・VY1
・−VY1・−VY2の4つのレベルを用いたが、前記実施
の形態2と同様に仮想電極を設けることによって上記の
電圧レベル数を削減することができる。
けて信号電極への印加電圧レベルを減らすと共に、実施
の形態4と同様に選択期間を1フレーム内で複数回に分
けて駆動した例を示す。
て電圧レベル数を削減する要領等については、既に前記
実施の形態2で説明したが、ここではその一般的な手法
等をも含めて説明する。
を仮想走査電極(仮想ライン)とし、この仮想走査電極
のデータの一致・不一致を制御することにより、全体の
一致・不一致数を制限し、信号電極の駆動電圧のレベル
数を削減する。
と、信号電極への印加電圧Vc olumnは、
極e=1の場合について考える。
レベル数は、−VY2、−VY1、VY1、VY2の4レベルで
あり、このとき仮想走査電極で偶数個の不一致となるよ
うに制御すると下記表のようになる。
3段階にすることができる。また、不一致数が奇数個に
なるようにすると、上記表中の修正後の不一致数は、上
から順に1、1、3、3となり、修正後の電圧レベル
を、例えばVa・Va・Vb・Vbの2レベルにするこ
とができる。
を削減しない場合の電圧レベルは、例えば−VY2、−V
Y1、0、VY1、VY2の5レベル必要であるのに対し、仮
想走査電極で偶数個の不一致となるように制御すると、
下記表のようになる。
を3段階にすることができる。上記の場合も不一致数が
奇数個になるようにして電圧レベルを設定することがで
きる。
しなくてよいので、必ずしも現実に設ける必要はない
が、設ける場合には表示に影響しない部分に設けるとよ
く、例えば液晶表示装置等においては、図13に示すよ
うに表示領域Rの外に仮想走査電極Xn+1…を設ける、
あるいは表示領域Rの外側に余剰の走査電極がある場合
にはそれを仮想走査電極として用いるともできる。
ば、レベル数はさらに削減できる。その場合、上記のよ
うにe=1の場合は、不一致数が全て2で割れるように
制御したが、例えばe=2の場合は、不一致数が全て3
で割れるように制御すればよい。
は2余るようにしてもよい。
は、1/(e十1)であり、e=1のときは0Vを除い
て1/2である。
本の走査電極と1本の仮想走査電極とを選択して信号電
極への印加電圧レベルを減らすと共に、選択期間を1フ
レーム内で複数回に分けて駆動するようにしたものであ
る。
図12および図14に示すように1フレーム内で4回に
分割して各期間毎に仮想走査電極を合めた4本の走査電
極について表示データの各ビット毎に不一致数を数え、
その不一致数が常に奇数になるようにすることで、不一
致数が1か3になり、それに応じて信号電圧波形の電圧
レベルがVY1と−VY1の2つのレベルになるようにして
いる。
な表示を行う場合に、前記図8に示すように最初に選択
される走査電極X1・X2・X3の次に仮想走査電極Xn+1
があるものとする。ただし、実際には前述のように設け
なくてもよく、設ける場合には図13に示すように表示
領域Rの外に設けるのが望ましい。
ラスの場合をオン、マイナスの場合をオフとして、各選
択期間△tをそれぞれ3分割し、同時に選択される走査
電極X1・X2・X3の表示データが図13のように(0
0)、(01)、(10)であるときは、前記図8に示
すように仮想走査電極のデータは(11)とすればよ
い。
Y1か−VY1のいずれかの電圧レベルを決定し、上位ビッ
トに対する電圧は3分割のうちの後の2つの期間、下位
ビットに対する電圧は3分割のうちの前の1つの期間に
印加すればよい。なお上位ビットに対する電圧を3分割
のうちの前の2つの期間に、下位ビットに対する電圧を
3分割のうちの後の1つの期間に印加してもよいこと
は、前記実施の形態3と同様である。
毎に比較することによってVY1あるいは−VY1の電圧の
パルス幅を決めればよく、仮想走査電極に印加する選択
パルスの極性と表示データとが常に不一致数が1、3…
等の奇数になるようにすることによって、信号電極に印
加する電圧レベルを削減するもので、本実施の形態にお
いては2レベルとすることができる。ただし、前述のよ
うに不一致数が偶数になるようにしてもよい。
回路構成が簡単で、従来のパルス幅変調用ドライバとほ
ば同じものも使用できる。
いて説明したが、それ以上の多階調表示も可能であり、
例えば表示データを3ビットとして各選択期間を表示ヂ
ータの各ビットに対してパルス幅に重み付けをした3分
割とすることで、8階調表示ができ、さらに表示データ
を4ビットとして各選択期間を表示データの各ビットに
対してパルス幅に重み付けをした4分割とすることで1
6階調の表示を行うことができる。このように各選択期
間の分割数を変えることで、多階調表示ができるもので
ある。 (実施の形態6)上記実施の形態5のように仮想電極を
設けて信号電極への印加電圧レベルを減らした上でパル
ス幅変調による階調表示を行うことは、同時に選択され
る走査電極に前記実施の形態1のような走査電圧を印可
する場合にも適用可能であり、図14はその一例を示す
説明図である。
形は上記のように実施の形態1における図1と同様と
し、各選択期間t1〜t4、t5〜t8をそれぞれ3分割
し、同時に選択される走査電極X1・X2・X3の表示デ
ータが図13のように(00)、(01)、(10)で
あるときは、前記図8に示すように仮想走査電極のデー
タは(11)とすればよい。
圧レベルを決定し、上位ビットでは3分割のうちの2つ
の期間、下位ビットでは3分割のうちの1つの期間につ
いてVY1か−VY1の電圧を印加すればよい。上記のよう
にすることによって実施の形態5と同様の効果が得られ
る。
ムF内に連続させて設けても、あるいは1フレームF内
で各々分けて設けるようにしてもよい。選択期聞t5〜
t8についても同様である。 (実施の形態7)上記のように選択期間の分割および印
加電圧レベルの削減を行った上でフレーム変調による階
調表示を行うことも可能であり、図15は上記実施の形
態6と同様に順次3本の走査電極と1本の仮想走査電極
とを用いて信号電極への印加電圧レベルを減らし、かつ
選択期間を1フレーム内で複数回に分けて駆動すると共
に、フレーム変調による階調表示を行った場合の実施の
形態を示す。
圧として、本実施の形態においては前記図3の(b)の
波形を用いたものであるが、同図(a)もしくは前記図
48の(a)または(b)等の波形を用いることもでき
る。
ーム期間の中で何フレームをオンとし、何フレームをオ
フにするかで階調表示を行うもので、例えば図16のよ
うにF1間でオン、F2間でオフ電圧を印加すると、オ
ンとオフとの中間調が表示される。
回選択されるのでF1期間とF2期間での明暗の差が小
さくなり、チラツキが目立たなくなる。
ックとして階調表示する場合に、上記の複数フレームの
中で選択パルスの位置を入れ替えることも可能で、例え
ば図15において、t3間とt7間を入れ替えることによ
ってフレーム間の差をより小さくすることもできる。
ちの1フレームでオン、1フレームでオフとすることに
よって階調表示を行う例を示したが、それ以上のフレー
ム、例えば7フレームを1つのブロックとしてその中で
のオンフレームとオフフレームがいくつあるかの組合せ
によって8階調の表示を行うこともでき、また15フレ
ームを1ブロックとして16階調の表示を行うこともで
きる。このように1つのブロックを何フレームにするか
で任意の階調数の表示ができるものである。 (実施の形態8)さらに前記のように選択期間の分割お
よび印加電圧レベルの削減を行った上でパルス幅変調と
フレーム変調との組合せによる階調表示を行うことも可
能であり、図17はパルス幅変調とフレーム変調との組
合せによる階調表示を行う要領の一例を示す説明図であ
る。
間調を表示することによって、各階調データと階調デー
タの中間の階調の表示を可能とする。
ムF1の期間では、(00)を表示し、次のフレームF
2の期間では、(01)を表示することによって、実際
には(00)と(01)の中間を表示することができ
る。
圧レベルの削減を行うと共に、パルス幅変調とフレーム
変調との組合せによる階調表示を行うと、表示のチラツ
キを減少させることができると共に、多階調表示が可能
となる。また実施の形態6と同様に選択パルスの入れ替
えができる。
な表示データによって電圧に重み付けをする場合、その
ほか先の他の実施の形態もしくは後述する実施の形態に
も、本実施の形態のようなフレーム変調との組合せによ
る階調表示を行わせることもできる。
は、仮想走査電極を設けた場合について説明したが、仮
想走査電極を設けない場合でも、フレーム変調による階
調表示やフレーム変調とパルス幅変調との組合せによる
階調表示を行うことができる。 (実施の形態9)上記各実施の形態では、表示データを
2ビットとして各ビットに対応した重み付けをした信号
電圧を印加することによって4階調表示を実現している
が、階調数は幾つにすることも可能であり、例えば図1
9の示すような信号電極波形として8階調表示とするこ
ともできる。
極に印加する走査電極波形は実施の形態1の場合と同じ
として、走査電極X1、X2、X3と信号電極Y1の交点の
各画素の表示データが上から順に(001)(010)
(100)としたときの信号電極波形である。
における4つの各選択期間t1、t2、t3、t4をそれぞ
れ3等分してa、b、Cの3つの期間に分割し、3ビッ
トの表示データのうち最上位ビットに対応する電圧波形
を期間aに、中位ビットに対応する電圧波形を期間b
に、最下位ビットに対応する電圧波形を期聞cに、それ
ぞれ実施の形態1と同様の要領で各ビットの表示データ
に応じた重み付けをして印加するようにしたものであ
る。
データに応じて−VY6、−VY4、V Y4、VY6の電圧レベ
ルから1つを選び、期間bでは中位ビットの表示データ
に応じて−VY5、−VY2、VY2、VY5の電圧レベルから
1つを選び、期間cでは最下位ビットの表示データに応
じて−VY3、−VY1、VY1、VY3の電圧レベルから1つ
を選ぶ。なお各電圧レベルの開係は、4*VY1=2*V
Y2=VY4、4*VY3=2*VY5=VY6、2*VY1=VY3
−VY1、2*VY2=VY5−VY2、2*VY4=V Y6−VY4
としている。
要領で、表示データの各ビットごとに不一致の数によっ
て信号電極波形を作ることによって8階調表示を行うも
のである。
期間を2等分した各期間に対応した電圧を選んで信号電
極に印加することによって4階調表示を行い、本実施の
形態では3等分することで8階調表示を行っている。こ
れを更に4等分することで16階調というように、選択
期間をいくつかに分割してそれぞれの期間に対応した電
圧を信号電極に印加することによって階調数を増やすこ
とができる。また、各信号電極の電圧の比を変えたり、
選択期間の中を等分割でなく少し変えることによって各
階調における輝度を調整することも可能である。 (実施の形態10)上記実施の形態9の図19において
は信号電極に印加する電圧を変えることによる階調表示
において、表示データのビット数に応じて分割した期間
a、b、cに、各ビットに応じた電圧を上位ビットから
順番に印加するようにしたが、その順番を信号電極毎に
適宜入れ替えることもできる。
極X1、X2、X3と信号電極Y2〜Y mとが交差する各画
素の表示が、走査電極X1、X2、X3と信号電極Y1とが
交差する画素の表示と同じであるとすると、信号電極Y
1〜Ymに印加する信号電圧波形は全て図19に示す波形
と同じとなる。しかし、このような場合、各画素に印加
される波形のナマリ等が大きくなってしまい表示品質が
悪くなる。
示すように各信号電極Y1〜Ymに印加される信号電極波
形を順に入れ替えるようにしたものである。
ビットの表示データのうち最上位ビットに対応する電圧
を期間aで、中位ビットに対応する電圧を期間bで、最
下位ビットに対応する電圧を期間cで、その順に信号電
極Y1に印加している。他の信号電極Y1〜Ymについて
も同様である。
0に示すように、最上位ビットに対する電圧を印加する
期間をa、中位ビットに対する電圧を印加する期聞を
b、最下位ビットに対する電圧を印加する期間をcとす
ると、例えば信号電極Y1では実施の形態2と同様に上
位ビットから順にa・b・cの順番で印加すれば、次の
信号電極では順番を適宜入れ替えて例えば信号電極Y2
ではa・c・b、信号電極Y 3ではb・a・c、信号電極
Y4ではb・c・a、信号電極Y5ではc・a・b、信号
電極Y6ではc・b・aの順にそれぞれ印加していく、他
の信号電極Y7〜Ymについても上記のような組み合わせ
の繰り返しとする。
いては順番の異なる6種の組合わせの波形がほぼ同じ数
だけ信号電極に印加されるため各信号電極波形の立ち上
がりや立ち下がりの影響が相殺しあい各画素に印加され
る波形のナマリ等を減少させることができるものであ
る。
わせはどのようにしてもよく、例えば、信号電極ドライ
バが6個あれば信号電極ドライバごとに各組合わせの波
形を印加するようにしてもよい。このように、各信号電
極に印加する波形の組み合わせがほぼ同数となるように
することによって、表示品質を向上することができる。
対応する電圧を各信号電極Y1〜Ym毎に適宜入れ替えて
印加することは、前述の各実施の形態および後述する実
施の形態にも適用可能である。 (実施の形態11)前記実施の形態9においては走査電
極に印加する走査電圧波形として図1の(a)すなわち
図3の(b)に示すような波形を用いて8階調の表示を
行ったが、図3の(a)もしくは前記従来例における図
48の(a)または(b)の波形を用いることも可能で
あり、以下図3の(a)に示す波形を用いて8階調の表
示を行う場合を例にして更に詳しく説明する。
する走査電圧波形として図3の(a)に示す波形を用い
て図22に示す表示データに基づいて8階調の表示を行
った実施の形態の印加電圧波形図であり、同図(a)は
走査電極X1・X2・X3に印加される走査電圧波形、同
図(c)は信号電極Y1に印加される信号電圧波形、同図
(d)は走査電極X1と信号電極Y1とが交差する画素に
印加される電圧波形を示す。
ずつ選択して駆動するようにしたもので、図21におい
ては3つの走査電極X1・X2・X3のみを示したが、図
23に示すように走査電極X1・X2・X3が選択された
後は、次の3つの走査電極X4・X5・X6が選択されて
それぞれ走査電極X1・X2・X3と同様の電圧が印加さ
れ、以下同様に順に3つずつ選択されて全ての走査電極
が選択されたところで1つのフレームが終了する。
は、上記のように前記図3の(a)に示す走査電圧波形
を印加するようにしたもので、その最小パルス幅△tは
前記図48の従来例における最小パルス幅△t0の2倍
の大きさであり、各走査電極の1フレーム内での全ての
選択期間tは、上記パルス幅△tの大きさの4つの期間
t1〜t4で構成されている。
のビット数に合せてそれぞれ3つの期聞a・b・cに分
割し、その各分割期間に表示データのビットに対応して
所定の重み付けをした信号電圧を信号電極に印可するよ
うにしたものである。
数字で表した表示データの上位ビットを各期間t1〜t4
の始めの分割期間aに、中央のビットを次の分割期間b
に、下位ビットを最後の分割期間cにそれぞれ対応さ
せ、上位ビットに対しては所定の重み付けをした±VY4
または±VY6を、中央ビットに対しては±VY2または±
VY5を、下位ビット対しては±VY1または±VY3を、そ
れぞれ後述する条件に従って印加する。
する走査電圧波形が正側のときをオン、負側のときをオ
フとし、表示データの1をオン、0をオフとして、同時
に選択された走査電極のオン・オフと、その選択された
走査電極上における印加すベき信号電極との交点の表示
データの同位ビットのオン・オフとを各位毎に順に対比
して、その不一致数に応じて所定の電圧を信号電極に印
加する。
位ビットとの不一致数が0のときは−VY6、1のときは
−VY4、2のときはVY4、3のときはVY6をそれぞれ印
加し、走査電極と中央ビットとの不一致数が0のときは
−VY5、1のときは−VY2、2のときはVY2、3のとき
はVY5をそれぞれ印加し、走査電極と下位ビットとの不
一致数が0のときは−VY3、1のときは−VY1、2のと
きはVY1、3のときはVY3をそれぞれ印加するようにし
たものである。
先ず3つの走査電極X1・X2・X3が同時に選択され、
その選択された走査電極X1・X2・X3は順にオフ・オ
フ・オンで、その走査電極X1・X2・X3上における信
号電極Y1との交点の表示データの上位ビットは順にオ
フ・オン・オンであり、両者を順に対比すると不一致数
は1となり、最初の期間t1のうちの最初の分割期間a
に−VY4の電圧が信号電極Y1に印可されている。他の
信号電極Y2〜Ymについても同様の要領で重み付けした
電圧が同時に印加される。
期間bにおいては、走査電極X1・X 2・X3のオン・オ
フは上記と同じオフ・オフ・オンであり、その分割期間
bに対応する中央ビットは順にオン・オフ・オフである
から、不一致数は2でVY2の電圧が印加され、また最後
の分割期間cに対する下位ビットはオフ・オン・オフで
あるから、不一致数は2でVY1が印加されている。
・X2・X3上のオン・オフは傾にオフ・オン・オフであ
り、これに対して走査電極X1・X2・X3上における信
号電極Y1との交点の表示データの上位ビットは上記と
同様に順にオフ・オンオンで不一致数が1であるから−
VY4が、中央ビットは順にオン・オフ・オフで不一致数
は2であるからVY2の電圧が、下位ビットはオフ・オン
・オフで不一致数は0であるから−VY3の電圧が、それ
ぞれ分割期間a・b・cにおいて信号電極Y1に順に印
加されている。
記と同様の要領で不一致数に応じた信号電圧が全ての信
号電極Y1〜Ymに同時に印加されて、走査電極X1・X2
・X 3の選択が終了し、次いで走査電極X4・X5・X6が
選択されて上記と同様の要領で信号電極Y1〜Ymに所定
の信号電圧が印加され、全ての走査電極が選択されたと
ころで1つのフレームFが終了する。その後、再び始め
の走査電極X1・X2・X3から順に選択されて次のフレ
ームが開始されるもので、そのとき走査電極に印加され
る電圧の正負は反転され、それに伴って信号電極に印加
される電圧の正負も反転されて、いわゆる交流駆動がな
される。
の条件にしなければならないというものではなく、また
期間t1〜t4や分割した期間a・b・cも必ずしも厳密
に等分に分割しなくてもよく、例えば液晶の特性等に応
じて適宜調整するようにしてもよい。さらに上記の分割
した期間a・b・cの順番を入れ替えてもよい。また上
記と同様の要領で種々の階調数の表示を行うことも可能
であり、例えば16階調では4ビットで表された表示デ
ータの各ビットに対応して重み付けした電圧とすればよ
い。以上の点は後述する実施の形態についても同様であ
る。 (実施の形態12)上記実施の形態11は各走査電極の
選択期間tを1フレームF内で1回にまとめて設けるよ
うにしたが、1フレームF内で複数回に分けて設けても
よい。
各期間について全ての走査電極が選択されるまでを1フ
イールドとし、これを1フレームFで4つのフイールド
を繰り返すようにしてもよく、あるいは更に分割して表
示データの各ビット毎に全ての走査電極について繰り返
すようにしてもよい。図24、図26、図27はその一
例を示すものである。
の期間t1〜t4毎に複数回に分けて駆動した実施の形態
を示す印加電圧波形図、図25は走査電極X1〜X6に印
加される走査電圧波形図である。
て上記実施の形態11と同様の要領で3つのビットとの
不一致数に応じた信号電圧が順に信号電極Y1〜Ymに印
可され、次いで走査電極X4・X5・X6が選択されて上
記と同様の要領で信号電圧が印加されて行き、全ての走
査電極が選択されたところで期間t1に対するフイール
ドf1が終了する。つぎに、再び始めの走査電極X1・X
2・X3から順に選択されて次の期間t2に対するフイー
ルドf2が実行され、4つの期間t1〜t4に対する4つ
のフイールドf1〜f4が終了したところで、1つのフレ
ームFが完了するものである。
ち前記実施の形態における4つの期聞t1〜t4のうちの
分割期間毎にまとめて実行するようにしたものである。
始めの分割期間aを順にひとまとめにして全ての走査電
極が選択されるまでを1つのフイールドf1とし、同様
にして他の分割期間bに対してのフイールドf2および
分割期間cに対してのフイールドf3が終わるまでを、1
フレームとしたものである。
毎に正負反転させ、それに合わせて信号電極への印加電
圧も反転させている。
分割期間a・b・c毎に全ての走査電極について実行す
るようにしたものである。本例においては前記図21の
実施の形態を表示データのビット毎にフレーム階調した
ものと同等と見ることができる。
ームF内で複数回に分けて実行すると、各走査電極、す
なわち各画素に選択電圧が印加されない期間を短くでき
るので、表示の明るさの増減が軽減されてコントラスト
の低下を防止することが可能となる。 (実施の形態13)前記実施の形態11においては、1
選択期間を階調ビット数nと同数すなわち3分割して、
VY1〜VY6の6つのレベルの信号電圧を信号電極に選択
的に印加するようにしたが、上記の分割数を増やすこと
によって信号電圧のレベル数を減らすことができる。
する場合の実効電圧は、一般に電圧値と印加時間(パル
ス幅)とで決定され、高い電圧を短時間印加しても、低
い電圧を長時間印加しても同等に駆動させることができ
る。
高いレベルの電圧を用いる代わりにそれよりも低いレベ
ルの電圧を使用して印加時間を長くしても同等に駆動さ
せることが可能であり、例えば前記の実施の形態1にお
けるVY6およびVY4の電圧レベルを用いる代わりにそれ
ぞれVY5およびVY2の電圧レベルを用い、その印加時間
を長くしても前記実施の形態1の場合と同様に駆動する
ことができる。それによって信号電圧のレベル数を減ら
すことが可能となる。
を減らした実施の形態を示す印加電圧波形図である。
t1、t2、t3、t4をそれぞれ表示データのビット数に
合わせてn分割すなわちa・b・cの3つに分割したの
に対し、本実施の形態は上記の各選択期間をn十1すな
わちa・a・b・cの4つに分割し、その始めの2つの
分割期間a・aを表示データの上位ビットの電圧印加可
時間に当てたものである。
トに対する電圧レベルVY6およびV Y4の代わりに、その
2分の1の大きさの中間ビットの電圧レベルVY5および
VY2をそれぞれ用い、印加時間は中間ビットの2倍にな
るようにしたものである。その結果、液晶素子等に印加
される電圧値と時間とは、中間ビットの2倍、下位ビッ
トの4倍になり、各ビットに対する重み付けの比は、前
記図1の場合と同じように、1:2:4の開係になる。
の場合よりも信号電極への印加電圧レベルを1つ少なく
した上で実施の形態1の場合と同等に駆動させることが
できる。
態11における最も高い2つの電圧レベルVY6およびV
Y4を省くようにしたが、前記実施の形態11における中
間ビットに対する電圧レベルVY5およびVY2の代わりに
下位ビットの電圧レベルVY3・VY1をそれぞれ用いると
共に、その印加時間を上記と同様の要領で下位ビットの
2倍なるようにしてもよい。また更に、4以上の電圧レ
ベルを削減することも可能であり、上記のように電圧レ
ベルを減らすことは、特に階調数が多い場合に駆動回路
等の構成を簡略化するのに有効である。 (実施の形態14)上記実施の形態13においても実施
の形態12の場合と同様に分割した選択期間t1〜t4を
1フレームF内で複数回に分けて実行することも可能で
あり、図29、図30、図31はその一例を示す。
択期間をn十1、具体的には4つに分割した選択期間
を、実施の形態12の場合と同様に1フレーム内で複数
回、具体的には4回のフイールドfに分けて実行したも
のである。ただし2回もしくは3回にわけることもでき
る。図30は前記実施の形態における4つの期間t1〜
t4のうちの分割期間毎にまとめて実行するようにした
もので、前記図21の4つの期間t1〜t4内の分割期間
a・aのうちの始めの分割期間aを順にひとまとめにし
て全ての走査電極が選択されるまでを1つのフイールド
f1とし、同様にして次の分割期間aに対してのフイー
ルドf2と、分割期間bに対してのフイールドf3、およ
び分割期間cに対してのフイールドf4が終わるまでを、
1つのフレームF1としたものである。なお走査電極へ
の印加電圧は1フイールド毎に正負反転させ、それに合
わせて信号電極への印可電圧も反転させている。
割期聞a・a・b・c毎に全ての走査電極について実行
するようにしたものである。
各フイールド毎に信号電極への印加電圧に重み付けをし
たフレーム階調と同等と見ることができる。 (実施の形態15)前述のように液晶素子等を駆動する
場合の実効電圧は、一般に印加される電圧植と印加時間
(パルス幅)とによって決定され、信号電極への印加電
圧の電圧値と印加時間とを適宜組み合わせることによっ
て所望の階調表示を行うことができる。
印加時間とを適宜組み合わせることよって、図33に示
す表示データに基づいて16階調の表示を行った実施の
形態の印加電圧波形図である。
択し、その各走査電極には前記実施の形態1と同様に4
つの期間t1〜t4からなる選択期間内に走査電圧を印加
する。
つの期間a〜fに分割し、始めの2つの分割期間a・b
を図33に示す2進法4桁の表示データの最上位のビッ
トに、次の分割期間cを2番目のビットに、次の2つの
分割期間d・eを3番目の1ビットに、最後の分割期間
fを最下位のビットにそれぞれ対応させる。
VY4または±VY6の信号電圧を、下位2つのビットに対
しては±VY1または±VY3の信号電圧を、それぞれ後述
する条件に従って信号電極に選択的に印加する。
のビットは、それぞれ同じ2組の電圧が用いられ、上位
から2番目のビットに対する最上位ビット、および最下
位のビットに対する下位から2番目のビットは、それぞ
れパルス幅を2倍にすることによって重み付けされてお
り、上位2ビットで4階調、下位2ビットで4階調を表
現し、両者を掛け合わせて4×4=16階調の表現がで
きる。
が正側のときをオン、負側のときをオフとし、表示デー
タの1をオン、0をオフとして、同時に選択された走査
電極のオン・オフと、その選択された走査電極上におけ
る印加すべき信号電極との交点の表示データの同位ビッ
トのオン・オフとを各位毎に順に対比して、その不一致
数に応じて所定の電圧を信号電極に印加する。
上位ビットとの不一致数が0のときは−VY6、1のとき
は−VY4、2のときはVY4、3のときはVY6をそれぞれ
分割期間aとbで信号電極に印加し、走査電極と2番目
のビットとの不一致数に対しては上記と同じ粂件で同じ
電圧を分割期間cで信号電極に印加する。また走査電極
と3番目のビットとの不一致数が0のときは−VY3、1
のときは−VY1、2のときはVY1、3のときはVY3を分
割期間d・eで信号電極に印加し、走査電極と最下位ビ
ットとの不一致数に対しては上記と同じ条件で同じ電圧
を分割期間fで信号電極に印加するものである。
走査電極X1・X2・X3が同時に選択され、その選択さ
れた走査電極X1・X2・X3の走査電圧波形は順にオフ
・オフ・オンで、その走査電極X1・X2・X3上におけ
る信号電極Y1との交点の表示データの最上位ビットは
順にオフ・オフ・オンであり、両者を順に対比すると不
一致数は0となり、最初の期間t1のうちの最初の分割
期間a・bに−VY6の電圧が信号電極Y1に印加されて
いる。
・オフで走査電極X1・X2・X3のオフ・オフ・オンと
対比して不一致数は2でVY4の電圧が分割期間cに印可
され、また2番目のビットはオン・オフ・オフで不一致
数は2でVY1が分割期間d・eに、さらに最下位のビッ
トはオフ・オン・オフで不一致数は2でVY1が印加され
ている。他の信号電極Y2〜Ymについても同様の要領で
重み付けした電圧が同時に印加される。
も上記と同様の要領で不一致数に応じた信号電圧が全て
の信号電極Y1〜Ymに同時に印可されて、走査電極X1
・X2・X3の選択が終了し、次いで走査電極X4・X5・
X6が選択されて上記と同様の要領で信号電極Y1〜Ym
に所定の信号電圧が印加され、全ての走査電極が選択さ
れたところで1つのフレームFが終了する。その後、再
び始めの走査電極X1・X2・X3から順に選択されて次
のフレームが開始されるもので、そのとき走査電極に印
加される電圧の正負は反転され、それに伴って信号電極
に印加される電圧の正負も反転されて、いわゆる交流駆
動がなされる。
値と時間とを適宜組み合わせることよって所望の階調表
示を行うことができるもので、特に階調数の多い場合で
も少ない電圧レベルで階調表示を行うことが可能とな
る。
たように前記の電圧比は必ずしも厳密に前述の条件に設
定しなくともよく、また期間t1〜t4や分割した期間a
〜fも必ずしも厳密に等分に分割しなくてもよい。また
上記の分割した期間a〜fの順番を適宜入れ替えてもよ
い。 (実施の形態16)上記実施の形態15においても実施
の形態12と同様に選択期間を1フレームF内で複数回
に分けて実行することができる。
2における期間t1〜t4を前記実施の形態2と同様に1
フレームF内で各々別々に4つに分けて各期間について
全ての走査電極が選択されるまでを1フイールドfとし
て1フレームF内で4回繰り返すようにしたものであ
る。
5においても前記実施の形態14における図30や図3
1の場合と同様に表示データのビット毎もしくは更に細
分化して駆動することもできる。 (実施の形態17)上記実施の形態11〜16は信号電
極に表示データのビットに対する重み付け、即ち信号電
極に印加する電圧レベルを変えて階調表示を行うように
したが、走査電極に重み付けをする、即ち走査電極に印
加する電圧レベルを変えて階調表示を行うこともでき
る。
表示データのビットに応じて変えて実施の形態11と同
様に前記図22の表示データに基づいて8階調の表示を
行った実施の形態の印加電圧波形図である。
順次3本ずつ選択し、各走査電極には表示データの上位
ビットに対してはVX4または−VX4を、中央ビットに対
してはVX2または−VX2を、下位ビットに対してはVX1
または−VX1を、それぞれ印加するようにしたもので、
VX1:VX2:VX4は1:2:4の開係に設定されてい
る。
X2・X3のオン・オフと表示データのオン・オフとを各
ビット毎に対比して不一致数が、0のときは−VY3を、
1のときは−VY1を、2のときはVY1を、3のときはV
Y3を、それぞれ印加するようにしたもので、VY1:VY3
は1:3の開係に設定されている。
電圧レベルを増やす代わりに、本実施の形態のように走
査電極側の電圧レベルを増やすようにすると、信号電極
に印加する電圧のレベル数を大幅に減らすことができ、
信号電極側のドライバの回路構成を簡略化できる等の利
点がある。 (実施の形態18)上記実施の形態17においても実施
の形態12と同様に選択期間を1フレームF内で複数回
に分けて実行することができる。図36、図37、図3
8はその一例を示す。
を前記実施の形態12と同様に1フレームF内で各々別
々に4つに分けて各期間について全ての走査電極が選択
されるまでを1フイールドfとして1フレームF内で4
回繰り返すようにしたものである。
ち前記実施の形態における4つの期間t1〜t4のうちの
分割期間毎にまとめて実行するようにしたものである。
1〜t4内の始めの分割期間aを順にひとまとめにして全
ての走査電極が選択されるまでを1つのフイールドf1
とし、同様にして他の分割期間bに対してのフイールド
f2および分割期間cに対してのフイールドf3が終わる
までを、1フレームとしたものである。なお走査電極へ
の印加電圧は1フイールド毎に正負反転させ、それに合
わせて信号電極への印加電圧も反転させている。
c毎に全ての走査電極を順次選択して駆動するようにし
たものである。
て駆動することによって実施の形態12と同様の効果が
得られる。 (実施の形態19)前記実施の形態17においても実施
の形態13と同様に選択期間の分割数を増やして印加電
圧レベル数を少なくすることができる。
5における各期間t1〜t4を前記図28と同様に1フレ
ームF内で4つに分けて始めの2つの分割期間を上位ビ
ットに対する印加時間に、他の分割期間をそれぞれ中間
ビットおよび下位ビットに対する印加時間としたもので
ある。なお本実施の形態において印加電圧の関係は、V
X1:VX2=1:2、VY1:VY3=1:3に設定されてい
る。 (実施の形態20)上記実施の形態19においても選択
期間を1フレームF内で複数回に分けて実行することが
できる。図40、図41、図42はその一例を示すもの
である。
t4を前記図25と同様に1フレームF内で4回に分け
て各期間毎に全ての走査電極が選択されるまでを1フイ
ールドfとして1フレームF内で4回繰り返すようにし
たものである。
間t1〜t4のうちの分割期間毎にまとめて実行するよう
にしたもので、図39における4つの期間t1〜t4内の
分割期間a・aのうちの始めの分割期間aを順にひとま
とめにして全ての走査電極が選択されるまでを1つのフ
イールドf1とし、同様にして次の分割期間aに対して
のフイールドf2と、分割期間bに対してのフイールド
f3、および分割期聞cに対してのフイールドf4が終わ
るまでを1フレームとしたものである。なお走査電極へ
の印加電圧は1フイールド毎に正負反転させ、それに合
わせて信号電極への印加電圧も反転させている。
化して分割期間毎に全ての走査電極を順次選択して駆動
するようにしたものである。
て駆動することによって実施の形態12と同様の効果が
待られる。 (実施の形態21)前記実施の形態15のように電極へ
の印加電圧の電圧値と印加時間とを適宜組み合わせるこ
とによって所望の階調表示を行う場合においても前記実
施の形態16と同様に信号電極側の電圧レベルを増やす
代わりに走査電極側の電圧レベルを増やすことによって
実施の形態15と同様に駆動させることができる。
への印加電圧レベルとして、前記図13における表示デ
ータの上位2つのビットに対してはVX4または−V
X4を、また下位2つのビットに対してはVX1または−V
X1を、それぞれ用いるようにしたもので、VX1:VX4は
1:4の開係に設定されている。
X2・X3のオン・オフと表示データのオン・オフとを各
ビット毎に対比して不一致数が、0のときは−VY3を、
1のときは−VY1を、2のときはVY1を、3のときはV
Y3を、それぞれ印加するようにしたもので、VY1:VY3
は1:3の関係に設定されている。 (実施の形態22)上記実施の形態21においても選択
期間を1フレームF内で複数回に分けて実行することが
できる。
1における各期間t1〜t4を前記図24と同様に1フレ
ームF内で4回に分けて各期間毎に全ての走査電極が選
択されるまでを1フイールドfとして1フレームF内で
4回繰り返すようにしたものである。本例においても、
前記実施の形態と同様に更に細分化して駆動させること
ができる。
1においても前記実施の形態20における図41や図4
2の場合と同様に表示データのビット毎もしくは更に細
分化して駆動することもできる。
に3本ずつ選択する場合を例にして説明したが、前述の
考え方に準じて同様の要領で走査電極を2本もしくは4
本以上同時に選択して所望の階調数の階調表示を行わせ
ることができる。例えば6本の走査電極を同時に選択す
る場合の一例を示すと、1フレーム期間の間にt1〜t8
の8つに区分した選択期間を設け、同時に選択される6
つの走査電極X1〜X 6の各選択期間t1〜t8に下記表の
ような電圧を印加する。
して各走査電極X1〜X6に所定の走査電圧を印加して行
き、それと同時に各信号電極には前記の各実施の形態と
同様の要領で所定の信号電圧を印加すればよい。
記各実施の形態に限らず、例えば図48の(a)・
(b)もしくは図3の(a)・(b)のいずれかに変更
したり、あるいはそれ等のパルス波形を適宜選択し、も
しくは配列順序を適宜入れ替えて使用してもよく、同時
に選択される走査電極への印加波形が互いに混同するこ
となく区別して駆動することができればよい。
同時に選択し、かつその選択期間を1フレームの中で複
数回に分けて駆動することは、MIM素子等の非線形素
子を使った液晶素子等を駆動する場合にも適用できる。
以上説明したように上記実施の形態による液晶素子等の
駆動方法および表示装置は、順次複数本の走査電極を同
時に選択し、かつ1選択期間をを複数の期間に分割し、
その各分割した選択期間に、所望の表示データに応じて
重み付けをした電圧を印加して階調表示を行うようにし
たから、画素に選択電圧が印加されない時間が長くなっ
てコントラストが低下したり、繰り返し周期が長くなっ
てチラツキを生じたり、あるいは印加電圧波形のなまり
によるクロストークの発生等が防止され、良好に階調表
示を行うことができる。また階調数のわりに印加電圧レ
ベル数を少なくすることが可能であり、ドライバ等の駆
動手段を構造簡単に構成できるとともに、信頼性およ表
示性能に優れた液晶素子等の駆動方法および表示装置を
提供できる等の効果がある。
形態を示す印加電圧波形図。
説明図。
の形態を示す印加電圧波形図。
示データの説明図。
の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す信号電極への印加電圧波形の説明図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した実施の形態の印加電圧波
形図。
圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した実施の形態の印加電圧波
形図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した実施の形態の印加電圧波
形図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した実施の形態の印加電圧波
形図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
ム内で複数回に分けて駆動した他の例の印加電圧波形
図。
施の形態を示す印加電圧波形図。
ム内で複数回に分けて駆動した実施の形態の印加電圧波
形図。
加電圧波形図。
印可電圧波形図。
Claims (12)
- 【請求項1】 複数の走査電極及び前記複数の走査電極
に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各
信号電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の
駆動方法において、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極を同時に選択し、同時に選択する
前記走査電極に走査電圧を印加し、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧を、1フレーム
内で間隔をあけて設けられた複数の小選択期間の各々に
おいて印加し、 前記小選択期間を複数の期間に区分し、区分されたそれ
ぞれの期間に、前記走査電圧を、前記同時に選択される
前記走査電極に印加し、 表示すべきデータに応じた値と、前記区分された各前記
期間において印加される前記走査電圧に応じた値との一
致数と不一致数に対応する信号電圧を前記信号電極に印
加し、 前記表示すべきデータは、前記1フレームにおいて一定
の値であって、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示を行うことを特徴とする液晶装置の駆動方法。 - 【請求項2】 前記サブグループ内の前記走査電極とし
て仮想走査電極を含め、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなるようにすることを
特徴とする請求項1に記載の液晶装置の駆動方法。 - 【請求項3】 複数の走査電極及び前記複数の走査電極
に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各
信号電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の
駆動方法において、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極を同時に選択し、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形を、1フ
レーム内で複数回に分けて印加し、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示を行い、 前記サブグループ内の前記走査電極として仮想走査電極
を含め、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなるようにすることを
特徴とする液晶装置の駆動方法。 - 【請求項4】 前記走査電極に印加される前記走査電圧
の波形は、直交関数系の中から選択されることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶装置の駆動
方法。 - 【請求項5】 複数の走査電極及び前記複数の走査電極
に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各
信号電極との間に挟持された液晶とを備える表示装置に
おいて、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極が同時に選択され、同時に選択さ
れた前記走査電極に走査電圧が印加され、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形が、1フ
レーム内で間隔をあけて設けられた複数の小選択期間の
各々において印加され、 前記小選択期間を複数の期間に区分し、区分されたそれ
ぞれの期間に、前記走査電圧の波形が、前記同時に選択
される前記走査電極に印加され、 表示すべきデータに応じた値と、前記区分された各前記
期間において印加される前記走査電圧の波形に応じた値
との一致数と不一致数に対応する信号電圧が前記信号電
極に印加され、 前記表示すべきデータは、前記1フレームにおいて一定
の値であって、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示が行われることを特徴とする表示装置。 - 【請求項6】 前記サブグループ内の前記走査電極とし
て仮想走査電極が含められ、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなっていることを特徴
とする請求項5に記載の表示装置。 - 【請求項7】 複数の走査電極及び前記複数の走査電極
に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各
信号電極との間に挟持された液晶とを備える表示装置に
おいて、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極が同時に選択され、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形が、1フ
レーム内で複数回に分けて印加され、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示が行われ、 前記サブグループ内の前記走査電極として仮想走査電極
が含められ、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなっていることを特徴
とする表示装置。 - 【請求項8】 前記走査電極に印加される前記走査電圧
の波形は、直交関数系の中から選択されることを特徴と
する請求項5乃至7のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項9】 複数の走査電極及び前記複数の走査電極
に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各
信号電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の
駆動回路において、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極を同時に選択し、同時に選択する
前記走査電極に走査電圧を印加し、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形を、1フ
レーム内で間隔をあけて設けられた複数の小選択期間の
各々において印加し、前記小選択期間を複数の期間に区
分し、区分されたそれぞれの期間に、前記走査電圧を、
前記同時に選択される前記走査電極に印加し、 表示すべきデータに応じた値と、前記区分された各前記
期間において印加される前記走査電圧に応じた値との一
致数と不一致数に対応する信号電圧を前記信号電極に印
加し、 前記表示すべきデータは、前記1フレームにおいて一定
の値であって、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示を行うことを特徴とする液晶装置の駆動回路。 - 【請求項10】 前記サブグループ内の前記走査電極と
して仮想走査電極を含め、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなるようにすることを
特徴とする請求項9に記載の液晶装置の駆動回路。 - 【請求項11】 複数の走査電極及び前記複数の走査電
極に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記
各信号電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置
の駆動回路において、 前記複数の走査電極をサブグループにわけ、該サブグル
ープ内の前記走査電極を同時に選択し、 前記走査電極を同時に選択する走査電圧の波形を、1フ
レーム内で複数回に分けて印加し、 複数のフレームを1つのブロックとし、ブロック単位で
階調表示を行い、 前記サブグループ内の前記走査電極として仮想走査電極
を含め、 該仮想走査電極を含めない場合と比べて、前記信号電極
に印加する電圧レベル数が少なくなるようにすることを
特徴とする液晶装置の駆動回路。 - 【請求項12】 前記走査電極に印加される前記走査電
圧の波形は、直交関数系の中から選択されることを特徴
とする請求項9乃至11のいずれかに記載の液晶装置の
駆動回路。
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JP4-143482 | 1992-05-08 | ||
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T.N.RUCKMONGATHAN,A GENERALIZED ADDRESSING TECHNIQUE FOR RMS RESPONDING MATRIX LCDS,CONFERENCE RECORD OF THE 1988 INTERNATIONAL DISPLAY RESEARCH CONFERENCE,米国,1998年,80−85 |
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