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JP3476160B2 - ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

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JP3476160B2
JP3476160B2 JP32365994A JP32365994A JP3476160B2 JP 3476160 B2 JP3476160 B2 JP 3476160B2 JP 32365994 A JP32365994 A JP 32365994A JP 32365994 A JP32365994 A JP 32365994A JP 3476160 B2 JP3476160 B2 JP 3476160B2
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JP
Japan
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weight
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polyarylene sulfide
resin
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恭好 磯部
忍 山尾
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、各種電気・
電子機器や、自動車等の輸送機器等の部品に好適に用い
られるポリアリーレンスルフィド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアリーレンスルフィド(PAS)樹
脂は、優れた耐熱性、機械的物性、耐化学薬品性を持
ち、さらにガラス繊維などの無機充填剤を配合すること
により高強度も得られることから、近年多く使われてい
るが、先の無機充填剤の配合により流動性が低下すると
いう問題があった。このような不都合を解消するため、
アルキルメルカプタンおよび無機充填材を添加したもの
(特開平5−140451号公報)やモノエポキシ化合
物を添加したもの(特開昭64−65171号公報)な
どが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれも比較
的低分子量の耐熱性に乏しいものを可塑剤等の添加物と
して押出機によって混合するため、成形加工における混
練時にその添加物の未反応物が蒸発ガスとして揮発して
しまい、その添加効果が不充分となり、また、その添加
物が耐熱性に乏しいため製品の成形時に分解ガスとして
発散し、成形表面や金型を汚染することにより、物性の
低下を招いていた。またPAS用グラスファイバー(G
F)等の表面処理材としてエポキシ化合物が最も効果が
高いが、このエポキシ化合物と、アルキルメルカプタン
および無機充填材の未反応物とが反応を起こすためにG
F等の樹脂濡れを阻害し、物性の低下を招く要因となっ
ていた。本発明は、上述の問題に鑑みなされたものであ
り、成形時における成形表面や金型の汚染が防止される
とともに、機械的物性を保持しながら流動性が著しく向
上したポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、下記(A)および(B)成分を主要成
分として、下記組成割合で含有してなることを特徴とす
るポリアリーレンスルフィド樹脂組成物が提供される。 (A)ポリアリーレンスルフィド 100重量部 (B)石油樹脂 0.05〜10重量部
【0005】また、その好ましい態様として、前記石油
樹脂(B)が、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、
共重合系石油樹脂および水添石油樹脂よりなる群から選
ばれる一以上の石油樹脂であることを特徴とするポリア
リーレンスルフィド樹脂組成物が提供される。
【0006】さらに、前記(A)および(B)成分に加
えて、さらに(C)充填剤を下記組成割合で含有してな
ることを特徴とするポリアリーレンスルフィド樹脂組成
物が提供される。 (A)成分:(A)成分、(B)成分、および(C)成
分の合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部に
対して、30〜95重量部 (B)成分:(A)成分100重量部に対して、0.0
5〜10重量部 (C)成分:(A)成分、(B)成分、および(C)成
分の合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部に
対して、5〜70重量部
【0007】以下、本発明のポリアリーレンスルフィド
樹脂組成物を具体的に説明する。 1.組成成分 (1)ポリアリーレンスルフィド樹脂(A) 本発明に用いられるポリアリーレンスルフィド(PA
S)樹脂(A)は、構造式−Ar−S−(ただしArは
アリーレン基)で示される繰り返し単位を70モル%以
上含有する重合体で、その代表的物質は、下記構造式
(I)
【0008】
【化1】
【0009】(式中、R1は炭素数6以下のアルキル
基、アルコキシ基、フェニル基、カルボキシル基、シア
ノ基、アミノ基、ハロゲン原子から選ばれる置換基であ
り、mは0〜4の整数である。また、nは平均重合度を
示し1.3〜30の範囲である)で示される繰り返し単
位を70モル%以上有するポリフェニレンスルフィドで
ある。中でもα−クロロナフタレン溶液(濃度0.4g
/dl)、206℃における対数粘度が0.1〜0.5
(dl/g)、好ましくは0.13〜0.4(dl/
g)、さらに好ましくは0.15〜0.35(dl/
g)の範囲にあるものが適当である。また、温度310
℃、ずり速度1200/secの条件下で測定した溶融
粘度が10〜20000ポイズ、特に100〜5000
ポイズの範囲にあるものが適当である。PAS樹脂は一
般にその製造法により実質上線状で分岐、架橋構造を有
しない分子構造のものと、分岐や架橋構造を有する構造
のものが知られているが本発明においてはその何れのタ
イプのものについても有効である。本発明に用いるのに
好ましいPAS樹脂は繰り返し単位としてパラフェニレ
ンスルフィド単位を70モル%以上、さらに好ましくは
80モル%以上含有するホモポリマー又はコポリマーで
ある。この繰り返し単位が70モル%未満だと結晶性ポ
リマーとしての特徴である本来の結晶性が低くなり充分
な機械的物性が得られなくなる傾向があり好ましくな
い。共重合構成単位としては、例えばメタフェニレンス
ルフィド単位、オルソフェニレンスルフィド単位、p,
p’−ジフェニレンケトンスルフィド単位、p,p’−
ジフェニレンスルホンスルフィド単位、p,p’−ビフ
ェニレンスルフィド単位、p,p’−ジフェニレンエー
テルスルフィド単位、2,6−ナフタレンスルフィド単
位などが挙げられる。又、本発明のPAS樹脂として
は、前記の実質上線状ポリマーの他に、モノマーの一部
分として3個以上の官能基を有するモノマーを少量混合
使用して重合した分岐又は架橋ポリアリーレンスルフィ
ドも用いることができ、又、これを前記の線状ポリマー
にブレンドした配合ポリマーも用いることがで好適であ
る。さらに又、本発明に使用する(A)成分としてのP
ASは、比較的低分子量の線状ポリマーを酸化架橋又は
熱架橋により溶融粘度を上昇させ、成形加工性を改良し
たポリマーも使用できる。
【0010】(2)石油樹脂(B) 本発明に用いられる石油樹脂は、石油ナフサなどの熱分
解により副生する不飽和炭化水素を含む留分をカチオン
重合または熱重合したものをいう。
【0011】また、石油樹脂は、構成モノマーの種類や
分子構造によって脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹
脂、共重合系石油樹脂、水添石油樹脂に大別される。
【0012】具体的には、脂肪族系石油樹脂として、た
とえば、ペンテン、イソプレン、ピペリレン、2−メチ
ルブテン−1及び2などの重合体を、芳香族系石油樹脂
として、たとえば、スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、インデンなどの重合体、また、共重合系
石油樹脂として、上記脂肪族、芳香族モノマーの共重合
体をそれぞれ挙げることができる。本発明においては、
上記の石油樹脂をそれぞれ単独で用いてもよく、二以上
を混合して用いてもよい。
【0013】(3)充填材(C) 本発明において必要に応じて用いられる充填材(C)と
しては、無機化合物であっても有機化合物であってもよ
く、それぞれ単独であっても、混合物であってもよい。
また、形状的に繊維状であっても非繊維状であってもよ
い。具体的には、機械的物性、耐熱性、寸法安定性(耐
変形、そり)、電気的性質等の性能に優れた成形品を得
るため等の目的に応じて、繊維状、粉粒状、板状の充填
材が用いられる。繊維状充填材としては、ガラス繊維,
アスベスト繊維,カーボン繊維,シリカ繊維,シリカ・
アルミナ繊維,ジルコニア繊維,窒化硼素繊維,窒化珪
素繊維,硼素繊維,チタン酸カリ繊維,さらにステンレ
ス,アルミニウム,チタン,銅,真鍮等の金属の繊維状
物などの無機質繊維状物質を挙げることができる。特に
代表的な繊維状充填材はガラス繊維,又はカーボン繊維
である。なお、芳香族ポリアミド,フッ素樹脂,アクリ
ル樹脂などの高融点有機質繊維状物質も使用することが
できる。一方、粉粒状充填物としてはカーボンブラッ
ク,溶融または結晶シリカ,石英粉末,カラスビーズ,
ガラス粉,硅酸カルシウム,硅酸アルミニウム,カオリ
ン,タルク,クレー,硅藻土,ウォラストナイトのよう
な硅酸塩、酸化鉄,酸化チタン,酸化亜鉛,アルミナの
ような金属の酸化物、炭酸カルシウム,炭酸マグネシウ
ムのような金属の炭酸塩、硫酸カルシウム,硫酸バリウ
ムのような金属の硫酸塩、その他炭化珪素,窒化硼素,
各種金属粉末を挙げることができる。又、板状充填材と
してはマイカ,ガラスフレーク,各種の金属箔等を挙げ
ることができる。これらの無機充填材は一種または二種
以上併用することができる。繊維状充填材、特にガラス
繊維又は炭素繊維と粒状及び/又は板状充填材の併用は
特に機械的強度と寸法精度、電気的性質等を兼備する上
で好ましい組み合わせである。これらの充填材の使用に
あたっては必要ならば収束剤又は表面処理剤を使用する
ことが望ましい。この例を示せば、エポキシ系化合物,
イソシアネート系化合物,シラン系化合物,チタネート
系化合物等の官能性化合物である。これらの化合物はあ
らかじめ充填材に表面処理又は収束処理を施して用いる
か、又は材料調製の際同時に添加してもよい。充填材の
使用量は、前記PAS(A)100重量部あたり400
重量部以下とし、好ましくは10〜300重量部であ
る。下限値には特に制限はないが、成形品の用途によっ
ては、10重量部未満であると機械的強度や剛性が劣る
ことがある。また、400重量部を超えると、成形作業
が困難になるとともに、成形品の機械的物性が劣化す
る。
【0014】また、本発明の樹脂組成物においては、基
体ポリマーとして、その目的に支障のない範囲でPAS
(A)以外に、他の熱可塑性樹脂を補助的に少量併用す
ることも可能である。ここで用いられる他の熱可塑性樹
脂としては、高温において安定な熱可塑性樹脂であれば
いずれのものでもよい。例えば、ポリエチレンテレフタ
レート,ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ジカル
ボン酸と、ジオールまたはオキシカルボン酸などからな
る芳香族ポリエステル樹脂、ナイロン6,ナイロン6−
6,ナイロン6−10,ナイロン12,ナイロン46等
のポリアミド系樹脂、エチレン,プロピレン,ブテン等
を主成分とするオレフィン系樹脂、ポリスチレン,ポリ
スチレン−アクリロニトリル,ABS等のスチレン系樹
脂、ポリカーボネート,ポリフェニレノキシド,ポリア
ルキルアクリレート,ポリアセタール,ポリサルホン,
ポリエーテルサルホン,ポリエーテルイミド,ポリエー
テルケトン,フッ素樹脂などを挙げることができる。ま
たこれらの熱可塑性樹脂は二種以上混合して使用するこ
ともできる。
【0015】さらに、本発明の樹脂組成物には、一般に
熱可塑性樹脂に添加される公知の添加剤、すなわち酸化
防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤,帯電防止剤,難燃
剤,染料や顔料等の着色剤,潤滑剤,離型剤等も要求性
能に応じ適宜添加することができる。
【0016】2.組成割合 (1)(A)成分と(B)成分 (A)成分と(B)成分との組成割合は、(A)成分1
00重量部に対して、(B)成分0.05〜10重量
部、好ましくは、1〜6重量部である。(B)成分の割
合が、(A)成分100重量部に対して0.05重量部
未満であると石油樹脂を用いた効果が充分でなく、10
重量部を超えるとガス発生量が多くなり、良好な外観の
成形品を得ることができないことがある。
【0017】(2)(A)成分と(B)成分と(C)成
分 必要に応じて(C)成分を加えた場合の組成割合は、
(A)成分は、(A)成分と(B)成分と(C)成分と
の合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部に対
して30〜95重量部、好ましくは、30〜70重量部
であり、(C)成分は、(A)成分と(B)成分と
(C)成分との合計量[(A)+(B)+(C)]10
0重量部に対して5〜70重量部、好ましくは、30〜
70重量部であり、また(B)成分は、(A)成分10
0重量部に対して0.05〜10重量部、好ましくは、
1〜6重量部である。
【0018】(A)成分の組成割合が、合計量[(A)
+(B)+(C)]100重量部に対して、30重量部
未満であると衝撃強度、成形性等が低下することがあ
る。95重量部を超えると強度が低下し、高温時の力学
強度が不足することがある。また、(C)成分の組成割
合が、合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部
に対して、5重量部未満であると充填材を用いた効果が
充分でないことがある。70重量部を超えると、樹脂組
成物の流動性が悪くなり、取り扱いが容易でなく成形性
が悪くなることがある。(B)成分の組成割合は、
(C)成分を加えた場合であっても(C)成分を加えな
い場合と同様に、(A)成分100重量部に対して0.
05〜10重量部、好ましくは、1〜6重量部である。
【0019】3.樹脂組成物の調製 本発明のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物の調製方
法については特に制限はないが、たとえば、PAS樹
脂,石油樹脂,および必要に応じて充填材を二軸押出機
で混練し、射出成形機にて成形することを挙げることが
できる。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例によってさらに具体的に
説明する。 [実施例1]PAS(トープレン社製 リニア型PPS
T1)2,000g、石油樹脂1(出光石油化学社製
アイマープ P−90)40g、グラスファイバー
(GF)(旭ファイバーグラス社製 JAFT591)
2,000g、および炭酸カルシウム(白石カルシウム
社製 P−30)1,700gを、ヘンシェルミキサー
で混合した後、二軸押出機(東芝社製 TEM−35)
を用い、ドライブレンドし、次に、樹脂温度300℃で
溶融混練してペレットを得た。上記で得られたペレット
をニートでは樹脂温度300℃、充填材を用いた場合3
20℃で、金型温度135℃で試験片を作製し、アイゾ
ット強度(ASTMD256準拠)、引張強度(AST
M D638準拠)、曲げ強度(ASTMD790準
拠)で評価した。また、流動性(SFL)については、
クリアランス1mmのスパイラルフローレート測定用金
型を用い樹脂温度320℃、金型温度135℃で成形し
評価した。
【0021】[実施例2]実施例1において、石油樹脂
1を40gから100gに変えたこと以外は実施例1と
同様にした。
【0022】[実施例3]実施例1において、石油樹脂
を、石油樹脂1 40gから石油樹脂2(出光石油化学
社製 アイマープ P−125)40gに変えたこと以
外は実施例1と同様にした。
【0023】[実施例4]実施例3において、石油樹脂
2の配合量を、40gから100gに変えたこと以外は
実施例3と同様にした。
【0024】[比較例1]実施例1において、石油樹脂
1を配合しなかったこと以外は実施例1と同様にした。
【0025】[比較例2]実施例1において、石油樹脂
1の40gの代わりに可塑剤(トリメリット酸イソデシ
ルエステル:新日本理化社製C10)40gを用いたこ
と以外は実施例1と同様にした。
【0026】[比較例3]比較例2において、可塑剤の
配合量を40gから100gに変えたこと以外は比較例
2と同様にした。
【0027】上記実施例1〜4および比較例1〜3の各
成分の組成割合を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】評価の結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】この表2から以下のことがわかる。すなわ
ち、実施例2,4については、衝撃強度(Izod強度
ノッチ有り)が、無添加系の比較例1の1.4倍の高い
値を示し、他の機械的物性(引張、曲げ)については、
低下することが無い。逆に、可塑剤添加系である比較例
2,3については、全ての面で低下している。また、流
動性についても、石油樹脂添加量増大に伴い向上が見ら
れ、特に実施例2,4については、比較例1の1.6
倍、又可塑剤添加系の比較例2,3よりもより効果的に
向上している。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によって、成
形時における成形表面や金型の汚染が防止されるととも
に、機械的物性を保持しながら流動性が著しく向上した
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を提供することが
できる。さらに、本発明によって機械的強度(引張強度
および曲げ強度)のみらなず衝撃強度も向上したポリア
リーレンスルフィド樹脂組成物を提供することができ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)および(B)成分を主要成分
    として、下記組成割合で含有してなることを特徴とする
    ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。 (A)ポリアリーレンスルフィド 100重量部 (B)石油樹脂 0.05〜10重量部
  2. 【請求項2】 前記石油樹脂(B)が、脂肪族系石油樹
    脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂および水添石
    油樹脂よりなる群から選ばれる一以上の石油樹脂である
    ことを特徴とする請求項1記載のポリアリーレンスルフ
    ィド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記(A)および(B)成分に加えて、
    さらに(C)充填剤を下記組成割合で含有してなること
    を特徴とする請求項1または2記載のポリアリーレンス
    ルフィド樹脂組成物。 (A)成分:(A)成分、(B)成分、および(C)成
    分の合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部に
    対して、30〜95重量部 (B)成分:(A)成分100重量部に対して、0.0
    5〜10重量部 (C)成分:(A)成分、(B)成分、および(C)成
    分の合計量[(A)+(B)+(C)]100重量部に
    対して、5〜70重量部
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