JP3470667B2 - 電子機器およびそれに用いられるコネクタ - Google Patents
電子機器およびそれに用いられるコネクタInfo
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- JP3470667B2 JP3470667B2 JP37266799A JP37266799A JP3470667B2 JP 3470667 B2 JP3470667 B2 JP 3470667B2 JP 37266799 A JP37266799 A JP 37266799A JP 37266799 A JP37266799 A JP 37266799A JP 3470667 B2 JP3470667 B2 JP 3470667B2
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- Japan
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- connector
- pin
- metal member
- gnd
- coaxial cable
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の同軸ケーブル
からの不要輻射を低減させた電子機器およびそれを実現
するためのコネクタに関するものである。
からの不要輻射を低減させた電子機器およびそれを実現
するためのコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、機器から放射される不要電磁波に
対する規制が各種機器に適用されている。近年の電子機
器の高速化・高密度化に伴いますます装置内部の雑音レ
ベルが増加するため、これらを低コストで抑制する技術
が要求されている。
対する規制が各種機器に適用されている。近年の電子機
器の高速化・高密度化に伴いますます装置内部の雑音レ
ベルが増加するため、これらを低コストで抑制する技術
が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】我々は、これまでの研
究、開発により、電気機器からの不要輻射を低減するに
は、コネクタから発生するものを対策することが重要で
あることを明らかにした。
究、開発により、電気機器からの不要輻射を低減するに
は、コネクタから発生するものを対策することが重要で
あることを明らかにした。
【0004】すなわち、信号電流が流れると、コネクタ
のGNDピン部分のインダクタンスにより、GNDピン
に電位差が生じる。この電位差により同軸ケーブルの外
導体が駆動され、本来シールドであるはずの同軸ケーブ
ル外導体に電流が流れ、不要輻射が発生することを明ら
かにした。
のGNDピン部分のインダクタンスにより、GNDピン
に電位差が生じる。この電位差により同軸ケーブルの外
導体が駆動され、本来シールドであるはずの同軸ケーブ
ル外導体に電流が流れ、不要輻射が発生することを明ら
かにした。
【0005】電子機器に用いられる同軸ケーブルのう
ち、複数の同軸ケーブルが接続可能なコネクタの従来例
としては図7に示すようなコネクタがある。コネクタ台
座の部分の拡大図を図8に示す。
ち、複数の同軸ケーブルが接続可能なコネクタの従来例
としては図7に示すようなコネクタがある。コネクタ台
座の部分の拡大図を図8に示す。
【0006】図7、図8に示すコネクタでは、集積度と
組み立て作業効率を上げるためにコネクタピンの部分を
平行2線構造にしている。
組み立て作業効率を上げるためにコネクタピンの部分を
平行2線構造にしている。
【0007】しかし、この平行2線部分が電子機器より
発生する不要輻射の発生源になっている。すなわち、平
行2線部分は大きなインダクタンスを有するため、信号
電流が流れるとコネクタGNDピン部分のインダクタン
スによりGNDピンに電位差が生じる。この電位差によ
り同軸ケーブルの外導体が駆動され、本来シールドであ
るはずの同軸ケーブル外導体に電流が流れ、不要輻射が
発生する。
発生する不要輻射の発生源になっている。すなわち、平
行2線部分は大きなインダクタンスを有するため、信号
電流が流れるとコネクタGNDピン部分のインダクタン
スによりGNDピンに電位差が生じる。この電位差によ
り同軸ケーブルの外導体が駆動され、本来シールドであ
るはずの同軸ケーブル外導体に電流が流れ、不要輻射が
発生する。
【0008】例えば、特開平7−94245には同軸お
よび/または双軸ケーブル用コネクタが開示されている
が、該同軸および/または双軸ケーブル用コネクタは、
信号、接地接続子を収容する絶縁材料からなるハウジン
グおよび該ハウジングを収容する外部導体からなる構造
であり、低EMIについては考慮されていない。
よび/または双軸ケーブル用コネクタが開示されている
が、該同軸および/または双軸ケーブル用コネクタは、
信号、接地接続子を収容する絶縁材料からなるハウジン
グおよび該ハウジングを収容する外部導体からなる構造
であり、低EMIについては考慮されていない。
【0009】また、特開平11−74037にはEMI対
策を考慮した多芯電気コネクタケーブル組立体が開示さ
れているが、該多芯電気コネクタケーブル組立体は同軸
ケーブルごとにSCIコネクタを必要とし、該SCIコ
ネクタを金属製シェルに収容し、該同軸ケーブルの外導
体および該SCIコネクタの金属製外側ハウジングと該
金属製シェルとの間に導電性弾性部材を挟み込む構造で
あり、組立が容易ではないという問題があった。
策を考慮した多芯電気コネクタケーブル組立体が開示さ
れているが、該多芯電気コネクタケーブル組立体は同軸
ケーブルごとにSCIコネクタを必要とし、該SCIコ
ネクタを金属製シェルに収容し、該同軸ケーブルの外導
体および該SCIコネクタの金属製外側ハウジングと該
金属製シェルとの間に導電性弾性部材を挟み込む構造で
あり、組立が容易ではないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記問題を解決し、不要
輻射を低減させた電子部品を提供すること、およびそれ
を実現する低コストかつ組立の容易なコネクタを提供す
ることである。
輻射を低減させた電子部品を提供すること、およびそれ
を実現する低コストかつ組立の容易なコネクタを提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は電子機器の同
軸ケーブルのコネクタ部分に金属部材を設け、かつ該金
属部材とGNDピンを直接接続し、GNDピンに生ずる
電位差を低減し、さらに該金属部材によりハウジングす
る事によって達成される。
軸ケーブルのコネクタ部分に金属部材を設け、かつ該金
属部材とGNDピンを直接接続し、GNDピンに生ずる
電位差を低減し、さらに該金属部材によりハウジングす
る事によって達成される。
【0012】つまり、一般に金属部材はコネクタピンに
比べインダクタンスが小さいので、金属部材をコネクタ
ピンに直接接続することにより、GNDピンに並列に小
さいインダクタンスを接続することになり、コネクタG
NDピン部分のインダクタンスが低減され、GNDピン
に生ずる電位差が低減され、上記目的が達成される。
比べインダクタンスが小さいので、金属部材をコネクタ
ピンに直接接続することにより、GNDピンに並列に小
さいインダクタンスを接続することになり、コネクタG
NDピン部分のインダクタンスが低減され、GNDピン
に生ずる電位差が低減され、上記目的が達成される。
【0013】また、低コストかつ組立容易な低EMIコネ
クタを実現するために、コネクタピン台座に段差を設
け、金属部材でハウジングをおこう、または、金属部材
の形状を工夫する、または、金属部材等に絶縁体を装着
させる。
クタを実現するために、コネクタピン台座に段差を設
け、金属部材でハウジングをおこう、または、金属部材
の形状を工夫する、または、金属部材等に絶縁体を装着
させる。
【0014】より具体的には、同軸ケーブルの芯線が接
続される信号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続さ
れるGNDピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持す
る保持部材と、金属部材とを備え、該金属部材と該GN
Dピンを電気的に接続するように構成したコネクタであ
って、該保持部材の信号ピンの位置に段差を設け、該信
号ピンを該GNDピンよりも内側に配置したものであ
る。
続される信号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続さ
れるGNDピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持す
る保持部材と、金属部材とを備え、該金属部材と該GN
Dピンを電気的に接続するように構成したコネクタであ
って、該保持部材の信号ピンの位置に段差を設け、該信
号ピンを該GNDピンよりも内側に配置したものであ
る。
【0015】また、同軸ケーブルの芯線が接続される信
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該金
属部材が該GNDピンとの接続部分に窪みを有したもの
である。
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該金
属部材が該GNDピンとの接続部分に窪みを有したもの
である。
【0016】また、同軸ケーブルの芯線が接続される信
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該金
属部材もしくは該同軸ケーブルの芯線の上に絶縁体を取
り付けたものである。
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該金
属部材もしくは該同軸ケーブルの芯線の上に絶縁体を取
り付けたものである。
【0017】また、同軸ケーブルの芯線が接続される信
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該G
NDピンに対応する位置に金属部材を有したものであ
る。
号ピンと、該同軸ケーブルの外導体が接続されるGND
ピンと、該信号ピンと該GNDピンを保持する保持部材
と、金属部材とを備え、該金属部材と該GNDピンを電
気的に接続するように構成したコネクタであって、該G
NDピンに対応する位置に金属部材を有したものであ
る。
【0018】また、上記コネクタにおいて、前記金属部
材が、前記コネクタを囲うシェル構造としたものであ
る。
材が、前記コネクタを囲うシェル構造としたものであ
る。
【0019】また、電子機器において、上記コネクタを
用いたものである。
用いたものである。
【0020】また、回路基板と、該回路基板と電気的に
接続する同軸ケーブルと、該同軸ケーブルの芯線を接続
する信号ピンと該同軸ケーブルの外導体と接続するGN
Dピンと該GNDピンと電気的に接続する金属部材とを
有する上記コネクタとを備えたものである。
接続する同軸ケーブルと、該同軸ケーブルの芯線を接続
する信号ピンと該同軸ケーブルの外導体と接続するGN
Dピンと該GNDピンと電気的に接続する金属部材とを
有する上記コネクタとを備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、電子機器から発生する不要
輻射を低減させる手段である同軸ケーブルコネクタの実
施例を、図面を参照しながら具体的に説明する。
輻射を低減させる手段である同軸ケーブルコネクタの実
施例を、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0022】図1は本発明のコネクタの概観図である。
【0023】本実施例のコネクタは、同軸ケーブルの芯
線が接続される信号ピン100と、外導体が接続されるGND
ピン101と、信号ピン100とGNDピン101を保持する保持部
材であるコネクタピン台座102と、金属部材103からな
る。
線が接続される信号ピン100と、外導体が接続されるGND
ピン101と、信号ピン100とGNDピン101を保持する保持部
材であるコネクタピン台座102と、金属部材103からな
る。
【0024】金属部材103とGNDピン101を直接接続す
ることにより、コネクタGNDピン部分のインダクタン
スを低減し、 GNDピンに生ずる電位差を低減するこ
とができ、それにより、コネクタからの不要輻射を低減
することができるので、発生する不要輻射を低減した電
子機器を提供することができる。
ることにより、コネクタGNDピン部分のインダクタン
スを低減し、 GNDピンに生ずる電位差を低減するこ
とができ、それにより、コネクタからの不要輻射を低減
することができるので、発生する不要輻射を低減した電
子機器を提供することができる。
【0025】図2は図1のコネクタピン台座102の拡
大図であり、信号ピン100とGNDピン101とコネクタピ
ン台座102を拡大した図である。本実施例のコネクタピ
ン台座102は、信号ピンの同軸ケーブルとの接続部分に
溝を設けてあり、同軸ケーブルと接続した状態で、芯線
がGNDピンの内側に位置する構造になっている。
大図であり、信号ピン100とGNDピン101とコネクタピ
ン台座102を拡大した図である。本実施例のコネクタピ
ン台座102は、信号ピンの同軸ケーブルとの接続部分に
溝を設けてあり、同軸ケーブルと接続した状態で、芯線
がGNDピンの内側に位置する構造になっている。
【0026】金属部材103は導電性の金属を使用し、弾
力性を持たせてコネクタピン台座を上下で挟み込み、G
NDピン101と直接電気的に接続する。
力性を持たせてコネクタピン台座を上下で挟み込み、G
NDピン101と直接電気的に接続する。
【0027】コネクタピン台座102を段差構造にし、信
号線ピンをGNDピンの内側に接続する事により、金属
部材103とGNDピンとの接続が簡単に出来、特に精度
の高い位置決め手段を必要としない。
号線ピンをGNDピンの内側に接続する事により、金属
部材103とGNDピンとの接続が簡単に出来、特に精度
の高い位置決め手段を必要としない。
【0028】本実施例ではコネクタ台座の溝の形が長方
形のものを示したが、本発明は溝の形状に限定されな
い。図6に示すようにV字、円形、台形等であっても良
い。
形のものを示したが、本発明は溝の形状に限定されな
い。図6に示すようにV字、円形、台形等であっても良
い。
【0029】また、他のコネクタ構造の実施例を図3に
示す。
示す。
【0030】本実施例におけるコネクタ構造は櫛歯状の
金属部材302を有することを特徴とする。金属部材の構
造を櫛歯状にする事により、同軸ケーブル104の芯線303
と金属部材302の間に隙間が出来、芯線303と金属部材30
2の絶縁を保つ。
金属部材302を有することを特徴とする。金属部材の構
造を櫛歯状にする事により、同軸ケーブル104の芯線303
と金属部材302の間に隙間が出来、芯線303と金属部材30
2の絶縁を保つ。
【0031】金属部材302を櫛歯状にする事により、コ
ネクタピン台座301に段差を設ける必要が無くなり、コ
ネクタピン台座301を単純な構造にできる。
ネクタピン台座301に段差を設ける必要が無くなり、コ
ネクタピン台座301を単純な構造にできる。
【0032】また、他のコネクタ構造の実施例を図4に
示す。
示す。
【0033】本実施例におけるコネクタ構造は、金属部
材401と絶縁体402を有することを特徴とする。金属部材
401に絶縁体を取り付けることにより、同軸ケーブル104
の芯線303と金属部材401の間の絶縁を保つ。
材401と絶縁体402を有することを特徴とする。金属部材
401に絶縁体を取り付けることにより、同軸ケーブル104
の芯線303と金属部材401の間の絶縁を保つ。
【0034】金属部材401に絶縁体402を取り付けること
により、金属部材401、コネクタピン台座301共に簡単な
構造にできる。
により、金属部材401、コネクタピン台座301共に簡単な
構造にできる。
【0035】本実施例では、絶縁体を金属部材に取り付
けた場合の例を示したが、絶縁体の取付位置はここに限
らない。例えば、芯線の上に絶縁体を取り付ける等絶縁
体により同軸ケーブル104の芯線303と金属部材302の間
の絶縁を保つ構造であればよい。
けた場合の例を示したが、絶縁体の取付位置はここに限
らない。例えば、芯線の上に絶縁体を取り付ける等絶縁
体により同軸ケーブル104の芯線303と金属部材302の間
の絶縁を保つ構造であればよい。
【0036】また、他のコネクタ構造の実施例を図5に
示す。
示す。
【0037】本実施例におけるコネクタ構造は、GNDピ
ンの数だけ金属部材501を有することを特徴とする。
ンの数だけ金属部材501を有することを特徴とする。
【0038】金属部材とGNDピンを電気的に接続する
事でコネクタGNDピン部分のインダクタンス低減し、
GNDピンに発生する電位差を減少させ、不要輻射を低
減できる。
事でコネクタGNDピン部分のインダクタンス低減し、
GNDピンに発生する電位差を減少させ、不要輻射を低
減できる。
【0039】金属部材を複数設けることでコネクタピン
台座301に段差を設ける必要が無くなり、コネクタピン
台座301を単純な構造にできる。
台座301に段差を設ける必要が無くなり、コネクタピン
台座301を単純な構造にできる。
【0040】図9に図5におけるコネクタに同軸ケーブ
ル1本を接続させた場合の不要輻射の測定結果を示す。
図9において、波線は金属シェルとGNDピンを電気的
に接続した場合を示し、実線は電気的に接続されていな
い場合を示す。本発明であるコネクタを用いることによ
り、周波数が約100MHzから約1000MHzの範
囲において、不要輻射を低減できることが確かめられ
た。
ル1本を接続させた場合の不要輻射の測定結果を示す。
図9において、波線は金属シェルとGNDピンを電気的
に接続した場合を示し、実線は電気的に接続されていな
い場合を示す。本発明であるコネクタを用いることによ
り、周波数が約100MHzから約1000MHzの範
囲において、不要輻射を低減できることが確かめられ
た。
【0041】また、図10に図5におけるコネクタに同
軸ケーブルを28本接続させた場合の不要輻射の測定結
果を示す。図10において、波線は金属シェルとGND
ピンを電気的に接続した場合を示し、実線は電気的に接
続されていない場合を示す。本発明であるコネクタを用
いることにより、周波数が約100MHzから約100
0MHzの範囲において、不要輻射を低減でき、特に約
300MHzから約800MHzの範囲においてその効
果が大きいことが確かめられた。
軸ケーブルを28本接続させた場合の不要輻射の測定結
果を示す。図10において、波線は金属シェルとGND
ピンを電気的に接続した場合を示し、実線は電気的に接
続されていない場合を示す。本発明であるコネクタを用
いることにより、周波数が約100MHzから約100
0MHzの範囲において、不要輻射を低減でき、特に約
300MHzから約800MHzの範囲においてその効
果が大きいことが確かめられた。
【0042】なお、図5に示したコネクタに限らず、他
のコネクタによっても同様の効果が得られることは言う
までもない。
のコネクタによっても同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0043】以上説明したように、コネクタ部分に金属
部材を設け、GNDピンを該金属部材に直接接続するこ
とにより、コネクタGNDピン部分のインダクタンスが
低減され、GNDピンに生ずる電位差が低減されること
により、電子機器からの不要輻射を低減することができ
る。
部材を設け、GNDピンを該金属部材に直接接続するこ
とにより、コネクタGNDピン部分のインダクタンスが
低減され、GNDピンに生ずる電位差が低減されること
により、電子機器からの不要輻射を低減することができ
る。
【0044】また、電子機器から発生する不要輻射の原
因であるコネクタ部分を、コネクタピン台座に段差を設
け、信号ピンがGNDピンの内側に接続され、金属部材
によりハウジングする構造にしたことにより、該金属部
材と該GNDピンを直接接続することが可能となり、コ
ネクタGNDピン部分からの不要輻射を低減することが
出来る。
因であるコネクタ部分を、コネクタピン台座に段差を設
け、信号ピンがGNDピンの内側に接続され、金属部材
によりハウジングする構造にしたことにより、該金属部
材と該GNDピンを直接接続することが可能となり、コ
ネクタGNDピン部分からの不要輻射を低減することが
出来る。
【0045】また、金属部材の形状を工夫することによ
り、GNDピンのみを金属部材に接続し、GNDピンに
生じる電位差を減少させることにより不要輻射を低減で
きるコネクタを低価格かつ組立容易で実現することがで
きる。
り、GNDピンのみを金属部材に接続し、GNDピンに
生じる電位差を減少させることにより不要輻射を低減で
きるコネクタを低価格かつ組立容易で実現することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、不要輻射を低減させた
電子部品、およびそれを実現する低コストかつ組立の容
易なコネクタを提供することができる。
電子部品、およびそれを実現する低コストかつ組立の容
易なコネクタを提供することができる。
【図1】本発明にかかるコネクタの図
【図2】コネクタピン台座部分の拡大図
【図3】他のコネクタ構造を示す図
【図4】他のコネクタ構造を示す図
【図5】他のコネクタ構造を示す図
【図6】コネクタ台座の断面図
【図7】従来のコネクタを示す図
【図8】従来のコネクタの台座部分拡大図
【図9】同軸ケーブル1本からの不要輻射の測定結果を
示す図
示す図
【図10】同軸ケーブル28本からの不要輻射の測定結
果を示す図
果を示す図
100 信号ピン
101 GNDピン
102 コネクタピン台座
103 金属部材
104 同軸ケーブル
301 コネクタピン台座
302 金属部材
303 芯線
304 外導体
401 金属部材
402 絶縁体
501 金属部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
// H01R 107:00 H01R 23/02 K
(56)参考文献 特開 平2−155178(JP,A)
特開 平3−266383(JP,A)
特開 平3−156870(JP,A)
特開 平7−94245(JP,A)
特開 平11−74037(JP,A)
特公 平2−32752(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 24/02
Claims (3)
- 【請求項1】複数の同軸ケーブルの芯線が接続される複
数の信号ピンと、該複数の同軸ケーブルの外導体が接続
される複数のGNDピンと、該複数の信号ピンと該複数
のGNDピンを保持する保持部材と、該複数の信号ピン
と該複数のGNDピンと該保持部材をハウジングする金
属部材とを備えたコネクタであって、該信号ピンは該G
NDピンよりも内側に配置されるように、該信号ピンを
保持する該保持部材の箇所には段差が設けられており、
さらに該金属部材は該複数の信号ピンのいずれとも電気
的に接続せずに、該複数のGNDピンと一括して電気的
に接続することを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】電子機器において、請求項1に記載のコネ
クタを用いたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項3】回路基板と、該回路基板と電気的に接続す
る同軸ケーブルと、該同軸ケーブルの芯線を接続する信
号ピンと該同軸ケーブルの外導体と接続するGNDピン
と該GNDピンと電気的に接続する金属部材とを有する
請求項1に記載のコネクタとを備えることを特徴とする
電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37266799A JP3470667B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 電子機器およびそれに用いられるコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37266799A JP3470667B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 電子機器およびそれに用いられるコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185303A JP2001185303A (ja) | 2001-07-06 |
JP3470667B2 true JP3470667B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=18500847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37266799A Expired - Fee Related JP3470667B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 電子機器およびそれに用いられるコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3470667B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5186330B2 (ja) * | 2008-10-07 | 2013-04-17 | 株式会社アドバンテスト | 同軸コネクタ及び同軸多極コネクタ |
US8915747B2 (en) | 2013-03-14 | 2014-12-23 | Intel Corporation | Connector assembly with integrated pitch translation |
CN108110576A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-06-01 | 中山友电电子有限公司 | 一种usb数据线 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37266799A patent/JP3470667B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001185303A (ja) | 2001-07-06 |
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