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JP3469065B2 - 電動補助運搬車 - Google Patents

電動補助運搬車

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Publication number
JP3469065B2
JP3469065B2 JP29377197A JP29377197A JP3469065B2 JP 3469065 B2 JP3469065 B2 JP 3469065B2 JP 29377197 A JP29377197 A JP 29377197A JP 29377197 A JP29377197 A JP 29377197A JP 3469065 B2 JP3469065 B2 JP 3469065B2
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grip
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electric auxiliary
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厚 宮崎
博夫 菅家
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は人力を補助するモー
タを備えた電動補助運搬車に関する。 【0002】 【従来の技術】通称「猫車」(ねこぐるま)と言われる
手押し式の一輪運搬車又は二輪運搬車は、小型で小回り
が利くので、工事現場や農地など種々の場所で使用され
ている。しかし、このような簡易な構成の一・二輪運搬
車で、重量物を運搬したり上り坂を登るには、操作する
作業者の負担が大きい。作業者の負担を軽くするために
は、一・二輪運搬車をエンジン等の動力で自力走行させ
ることが考えられ、このような運搬車としては、例え
ば、実開昭62−196736号公報「動力一輪車の走
行制御装置」がある。 【0003】上記動力一輪車は、その公報の第1図によ
れば、エンジンからなる原動機2(番号は公報に記載さ
れたものを引用した。以下同じ。)でベルト15、遠心
クラッチ3を介して車輪13を駆動するものである。そ
して、動力一輪車は、荷台フレーム8から後上方へ延ば
したハンドル9の端部に、スロットルレバー1を取付
け、このスロットルレバー1を操作して、原動機2の回
転数を制御するというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記動力一輪車は動力
式走行運搬車であるため、重量物を運搬したり上り坂を
登るときの労力軽減にはなる。その反面、手押し式の一
・二輪運搬車のように機動性や使い易さが良いとはいえ
ない。工事現場、ビニールハウス、屋内などの狭いエリ
アで使用する運搬車では、機動性や使い易さが求められ
る。このような点を考慮して、人手による操作力を補助
動力で補助するようにした動力補助運搬車が考えられ
る。しかし、上記動力一輪車を、動力補助運搬車として
使用可能な構成とした場合であっても、ハンドル9を握
りながら押すという行為と、スロットルレバー1を操作
するという行為とを同時に行わなければならないので、
操作が面倒であり、作業者の負担が大きくなる。 【0005】そこで、本発明の目的は、作業者の操作上
の負担が軽く、しかも、狭い作業エリアで機動性が良く
使いやすい動力補助運搬車を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、モータ及びバッテリを備え、人手
による操作力に応じてモータで補助動力を発生し、この
補助動力で人力を補助するようにした電動補助運搬車で
あって、車体フレームから後上方へ延ばした操作ハンド
ルの端部に、スライド式グリップと、このグリップを操
作者側へ押出す弾性部材と、車体フレームへ向うグリッ
プの移動量を検知する移動量検知部とを備え、車体フレ
ームに、移動量検知部の出力に応じてモータを制御する
制御部を備えた電動補助運搬車において、 スライド式グ
リップが、操作ハンドルの端の丸棒製バーにスライド可
能に挿入するパイプ製スライダ部と、このパイプ製スラ
イダ部に被せたグリップ部とからなり、 丸棒製バーの端
面に開けられた孔に、弾性部材を挿入し、操作ハンドル
とパイプ製スライダ部との間に、進退させて弾性部材を
押すことによって弾性部材の作用中立点を初期調整する
調整ボルトを取付けることで、グリップの内側に弾性部
材及び調整ボルトを配置するようにし、 丸棒製バーの外
面とパイプ製スライダ部の開口端との間をシール部材で
シールしたことを特徴とする。 【0007】グリップを握って押すことにより、電動補
助運搬車を人力で走行させることができる。また、グリ
ップを握って押した力に応じてグリップがスライドし、
その移動量を移動量検知部が検知し、移動量検知部の出
力に応じてモータが補助動力を発生し、この補助動力で
人力を補助する。このように、作業者はグリップを握っ
て押すことで、電動補助運搬車を人力だけで走行させた
り、補助動力を受けて走行させたりすることができる。
このため、補助動力を調整するための特別の操作は不要
である。 【0008】さらには、調整ボルトを進退させるだけ
で、弾性部材の作用中立点を簡単に初期調整することが
できる。 さらにまた、丸棒製バーの外面とパイプ製スラ
イダ部の開口端との間をシール部材でシールしたので、
スライド式グリップ内に隙間から泥水や塵埃が侵入する
虞れはない。また、スライダ部にグリップ部を被せたの
で、スライド式グリップ内に泥水や塵埃が侵入する虞れ
はない。そして、このようなスライド式グリップの内側
に弾性部材及び調整ボルトを配置したので、弾性部材及
び調整ボルトは泥水や塵埃に晒されることがなく耐久性
が高まる。しかも、弾性部材及び調整ボルトがスライド
式グリップの外部から見えないので、外観性は高まる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。 【0010】図1は本発明に係る電動補助運搬車の斜視
図である。電動補助運搬車1は、車体フレーム2の車幅
方向略中央に単一の車輪3を取付け、車体フレーム2に
左右のバッテリ4L,4R、モータ5及びモータ5の出
力を車輪3へ伝達する動力伝達機構6を取付け、車体フ
レーム2から後方へ左右の操作ハンドル7L,7Rを延
長し、車体フレーム2の上部に荷台8を取付け、人手に
よる操作力に応じてモータ5で補助動力を発生し、この
補助動力で人力を補助するようにした電動補助一輪運搬
車である。 【0011】詳しくは、左右の操作ハンドル7L,7R
は、車体フレーム2から後上方へ延ばしたバーハンドル
であり、これらバーハンドルの端部にグリップ11L,
11Rを取付けたものである。さらに、左の操作ハンド
ル7Lはブレーキレバー12を備え、右の操作ハンドル
7Rは補助動力系操作機構40を備える。 【0012】図2は本発明に係る電動補助運搬車の電気
回路図であり、モータ5を補助動力系操作機構40で制
御する回路を示す。電動補助運搬車の電気回路は、制御
部21にバッテリ4L,4R、メインスイッチとしての
キースイッチ22、補助動力系操作機構40の移動量検
知部62、モータ5、モータ5の回転数を検知する車速
検知部23、バッテリ4L,4Rの残量を表示するバッ
テリ残量表示計24を接続したものである。制御部21
は、移動量検知部62の出力に応じてモータ5を制御す
る機能を有する。 【0013】図3は本発明に係る電動補助運搬車の側面
図である。動力伝達機構6は、モータ5の動力を第1減
速機構31と伝動軸32と第2減速機構33とによっ
て、車輪3を支える車軸3aに伝達する機構である。車
輪3と車軸3aとは一体的に回転可能である。第1減速
機構31は、モータ5から車軸3aへのみ動力伝達可能
なワンウエイクラッチ(図示せず)を内蔵する。車体フ
レーム2は、その長手中央に且つ荷台8の下方に制御部
21を取付け、後部の取付板2aにキースイッチ22及
びバッテリ残量表示計24を取付けたものである。図
中、8aは荷台用柵である。 【0014】図4は本発明に係る右の操作ハンドル及び
補助動力系操作機構の側面断面図である。右の操作ハン
ドル7Rはパイプ材からなり、このパイプ材の先端に丸
棒製バー41を挿入し且つ溶接したものである。グリッ
プ11Rはスライド式グリップであり、右の操作ハンド
ル7Rのバー41にスライド可能に挿入したパイプ製ス
ライダ部44と、スライダ部44に被せたゴム製グリッ
プ部45とからなる。 【0015】補助動力系操作機構40は、バー41に前
後2つのブッシュ42,43を介してスライダ部44を
嵌合し、スライダ部44と操作ハンドル7Rとの間に、
グリップ11Rの移動量Sを規制するストッパ機構46
と、グリップ11Rを操作者側(この図の右側)へ押出
す弾性部材47と、弾性部材47の作用中立点を初期調
整する調整機構51とを取付け、操作ハンドル7Rのパ
イプ先端にハンガ61を介して移動量検知部62を取付
けたものである。 【0016】ストッパ機構46は、バー41に軸直角方
向に固定したピン48と、ピン48を嵌合するべくスラ
イダ部44に開けた軸方向に長い長孔44aとからな
る。長孔44aの長さは、スライダ部44が所定の移動
量Sだけ移動可能な寸法である。ストッパ機構46を、
長孔44aとピン48との組合せ構造としたので、簡単
な構成でグリップ11Rの移動量規制と、グリップ11
Rの回り止めをすることができる。なお、長孔44aと
ピン48とを逆にして配置してもよい。 【0017】弾性部材47は、バー41の後端面(図右
端面)に開けられた盲孔41aに挿入した圧縮ばねから
なる。調整機構51は、スライダ部44の後端部(図右
端)に且つ弾性部材47と同心に取付けたボルト取付板
52と、ボルト取付板52にねじ込んで平座金53を介
して弾性部材47を押すようにした調整ボルト54と、
調整ボルト用ロックナット55とからなる。調整ボルト
54を進退させるだけで、弾性部材47の長さのばらつ
きや弾性部材47の作用中立点を簡単に初期調整するこ
とができる。 【0018】スライダ部44は基端部に、軸直角方向に
延びるアーム63を取付け、このアーム63は、スライ
ダ部44に沿って車体フレーム2へ向う(この図の左へ
向う)押しボルト64をねじ込み、ロックナット65で
ロックしたものである。移動量検知部62は、プッシュ
ロッド62bが進退することにより、車体フレーム2へ
向うグリップ11Rの移動量を検知して、電気信号に変
換するものであり、例えば、図2に示す可変抵抗器62
aからなる。この移動量検知部62のプッシュロッド6
2bが押しボルト64と同心にあり、押しボルト64で
プッシュロッド62bを押すように配置したものであ
る。プッシュロッド62bを押すための部材が、アーム
63にねじ込んだ押しボルト64からなるので、押しボ
ルト64のねじ込み量を調整するだけで、移動量検知部
62の検知基準点を容易に設定することができる。図
中、66は押しボルト64の頭部及びプッシュロッド6
2bを覆うゴム製カバー(ブーツ)である。 【0019】グリップ11Rは、バー41の外面とスラ
イダ部44の開口端との間をシール部材49でシールし
たので、隙間から泥水や塵埃が侵入する虞れはない。ま
た、スライダ部44にグリップ部45を被せたので、グ
リップ11R内に泥水や塵埃が侵入する虞れはない。そ
して、このようなグリップ11Rの内側にストッパ機構
46、弾性部材47及び調整機構51を配置したので、
これらの機構46,51や弾性部材47は泥水や塵埃に
晒されることがなく耐久性が高まる。しかも、各機構4
6,51や弾性部材47がグリップ11Rの外部から見
えないので、外観性は高まる。 【0020】図5は本発明に係る補助動力系操作機構の
組付け手順を示す説明図である。右の操作ハンドル7R
に補助動力系操作機構40を組付けるには、 スライダ部44に2つのブッシュ42,43及びシー
ル部材49を嵌合する。 右の操作ハンドル7Rのバー41にスライダ部44を
挿入した後、丸孔41bと長孔44aの位置を合せて、
丸孔41bにピン48を打ち込む。 バー41の盲孔41aに弾性部材47及び平座金53
を挿入した後、スライダ部44の角孔44bにボルト取
付板52を圧入する。 【0021】ボルト取付板52に調整ボルト54をね
じ込んで、弾性部材47の長さのばらつきや弾性部材4
7の作用中立点を初期調整する。これで、スライダ部4
4を軸方向に押す力と、スライダ部44の移動量との関
係を正確に調整することができる。調整作業を完了した
ら、ロックナット55を締める。 スライダ部44にグリップ部45を被せて、接着など
により固定する。 【0022】スライダ部44のアーム63と、頭部に
カバー66を被せた押しボルト64と、ロックナット6
5とを緩くねじ込む。 ハンガ61に移動量検知部62をビス67,67で取
付ける。 押しボルト64のねじ込み量を調整することで、移動
量検知部62の検知基準点を設定した後、ロックナット
65を締め、移動量検知部62にカバー66を掛けて、
組付け作業を完了する。 【0023】次に、電動補助運搬車1の作用を図4及び
図6に基づき説明する。図4において、グリップ11R
を握って車体フレーム2へ向う方向(この図の左方向)
へ押すと、押す力はスライダ部44→ボルト取付板52
→調整ボルト54→平座金53の経路で弾性部材47に
作用する。このため、グリップ11Rは押す力に応じた
移動量だけスライドする。そして、押しボルト64はグ
リップ11Rと同じ移動量だけスライドして、移動量検
知部62のプッシュロッド62bを押す。移動量検知部
62はプッシュロッド62bのスライド量に応じた出力
を発する。 【0024】図6(a),(b)は本発明に係る電動補
助運搬車の作用図である。軽量物を積んだ電動補助運搬
車1を平地で走行させる場合には、グリップ11Rを握
って押す力Fは小さい。このため、グリップ11Rの移
動量が小さいので、移動量検知部62の出力も小さい。
従って、制御部21は、モータ5へ制御信号を発しな
い。この結果、電動補助運搬車1を人力だけで走行させ
ることができる。なお、図3に示す第1減速機構31に
ワンウエイクラッチ(図示せず)を内蔵したので、車輪
3の回転力はモータ5に伝達されない。 【0025】(a)のように、重量物を積んだ電動補助
運搬車1を走行させたり、上り坂で電動補助運搬車1を
走行させる場合には、グリップ11Rを握って押す力F
は大きい。操作する作業者(操作者)Mの押す力Fが所
定以上になると、(b)のグリップ11Rは対応した移
動量になるので、このときの移動量検知部62の出力に
基づいて、制御部21は、モータ5へ制御信号を発す
る。移動量検知部62は押す力Fに応じて出力が変化
し、制御部21は対応する補助動力を出力するようにモ
ータ5を制御する。このため、補助動力で人力を補助す
るので、労力は軽減する。 【0026】このように、作業者Mはグリップ11L,
11Rを握って押すことで、電動補助運搬車1を人力だ
けで走行させたり、補助動力を受けて走行させたりする
ことができる。すなわち、電動補助運搬車1を(1)人
力だけで走行させる場合と、(2)補助動力を受けて走
行させる場合の、どちらの場合であっても、作業者Mは
グリップ11L,11Rを握って押すという、単一の操
作を継続するだけでよい。グリップ11L,11Rの押
し操作だけで補助動力を調整することができるので、補
助動力を調整するための特別の操作は不要である。この
ため、操作感覚(操作フィーリング)が良好になり、操
作性が高まるとともに、操作上の負担も軽い。 【0027】特に、電動補助運搬車1は一輪運搬車なの
で、運搬中に左右のグリップ11L,11Rから両手を
離すことができない。このような電動補助運搬車1を手
押し走行中に、補助動力を受けたい状況のときであって
も、作業者Mは特別の操作をする必要がなく、従来の手
押し式一輪運搬車(通称「猫車」)と同様の手押し作業
を行うだけでよい。このため、運搬作業は極めて容易で
ある。以上のように、電動補助運搬車1は従来の手押し
式一輪運搬車と同様に小回りが利き、狭い作業エリアで
あっても機動性が良く、使いやすい。しかも、重量物を
運搬したり上り坂を登るときであっても、作業者Mの負
担は軽い。さらには、作業者Mの操作上の負担は軽い。 【0028】なお、上記本発明の実施の形態において、
補助動力系操作機構40は左の操作ハンドル7Lに取付
けてもよい。 【0029】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の発明は、操作ハンドルの端部に、スラ
イド式グリップと、このグリップを操作者側(作業者
側)へ押出す弾性部材と、車体フレームへ向うグリップ
の移動量を検知する移動量検知部とを備え、車体フレー
ムに、移動量検知部の出力に応じてモータを制御する制
御部を備えたので、グリップを握って押すことにより、
電動補助運搬車を人力で走行させることができ、また、
グリップを握って押した力に応じてグリップがスライド
し、その移動量を移動量検知部が検知し、移動量検知部
の出力に応じてモータが補助動力を発生し、この補助動
力で人力を補助することができる。このように、作業者
はグリップを握って押すことで、電動補助運搬車を人力
だけで走行させたり、補助動力を受けて走行させたりす
ることができる。グリップの押し操作だけで補助動力を
調整することができるので、補助動力を調整するための
特別の操作は不要である。このため、操作感覚(操作フ
ィーリング)が良好になり、操作性が高まるとともに、
操作上の負担も軽い。以上のように、電動補助運搬車は
作業者の操作上の負担が軽く、しかも、従来の手押し式
一・二輪運搬車と同様に小回りが利き、狭い作業エリア
であっても機動性が良く、使いやすい。さらには、重量
物を運搬したり上り坂を登るときであっても、作業者の
負担は小さい。 【0030】さらには、調整ボルトを進退させるだけ
で、弾性部材の作用中立点を簡単に初期調整することが
できる。 さらにまた、丸棒製バーの外面とパイプ製スラ
イダ部の開口端との間をシール部材でシールしたので、
スライド式グリップ内に隙間から泥水や塵埃が侵入する
虞れはない。また、スライダ部にグリップ部を被せたの
で、スライド式グリップ内に泥水や塵埃が侵入する虞れ
はない。そして、このようなスライド式グリップの内側
に弾性部材及び調整ボルトを配置したので、弾性部材及
び調整ボルトは泥水や塵埃に晒されることがなく耐久性
が高まる。しかも、弾性部材及び調整ボルトがスライド
式グリップの外部から見えないので、外観性は高まる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る電動補助運搬車の斜視図 【図2】本発明に係る電動補助運搬車の電気回路図 【図3】本発明に係る電動補助運搬車の側面図 【図4】本発明に係る右の操作ハンドル及び補助動力系
操作機構の側面断面図 【図5】本発明に係る補助動力系操作機構の組付け手順
を示す説明図 【図6】本発明に係る電動補助運搬車の作用図 【符号の説明】 1…電動補助運搬車(電動補助一輪運搬車)、2…車体
フレーム、3…車輪、4L,4R…左右のバッテリ、5
…モータ、6…動力伝達機構、7L,7R…左右の操作
ハンドル、8…荷台、11R…スライド式グリップ、2
1…制御部、40…補助動力系操作機構、41…バー、
41b…丸孔、44…スライダ部、45…グリップ部、
46…ストッパ機構、47…弾性部材、48…ピン、5
1…調整機構、54…調整ボルト、62…移動量検知
部、63…アーム、64…押しボルト、M…作業者(操
作者)、S…移動量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 モータ及びバッテリを備え、人手による
    操作力に応じて前記モータで補助動力を発生し、この補
    助動力で人力を補助するようにした電動補助運搬車であ
    って、車体フレームから後上方へ延ばした操作ハンドル
    の端部に、スライド式グリップと、このグリップを操作
    者側へ押出す弾性部材と、車体フレームへ向うグリップ
    の移動量を検知する移動量検知部とを備え、前記車体フ
    レームに、前記移動量検知部の出力に応じて前記モータ
    を制御する制御部を備えた電動補助運搬車において、 前記スライド式グリップは、前記操作ハンドルの端の丸
    棒製バーにスライド可能に挿入するパイプ製スライダ部
    と、このパイプ製スライダ部に被せたグリップ部とから
    なり、 前記丸棒製バーの端面に開けられた孔に、前記弾性部材
    を挿入し、前記操作ハンドルとパイプ製スライダ部との
    間に、進退させて前記弾性部材を押すことによって弾性
    部材の作用中立点を初期調整する調整ボルトを取付ける
    ことで、前記グリップの内側に前記弾性部材及び調整ボ
    ルトを配置するようにし、 前記丸棒製バーの外面と前記パイプ製スライダ部の開口
    端との間をシール部材でシールした ことを特徴とする電
    動補助運搬車。
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