JP3462160B2 - チャイルドシート取付装置 - Google Patents
チャイルドシート取付装置Info
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- JP3462160B2 JP3462160B2 JP2000232097A JP2000232097A JP3462160B2 JP 3462160 B2 JP3462160 B2 JP 3462160B2 JP 2000232097 A JP2000232097 A JP 2000232097A JP 2000232097 A JP2000232097 A JP 2000232097A JP 3462160 B2 JP3462160 B2 JP 3462160B2
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- Japan
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- cross member
- support bracket
- seat
- child seat
- fixing
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2887—Fixation to a transversal anchorage bar, e.g. isofix
- B60N2/289—Fixation to a transversal anchorage bar, e.g. isofix coupled to the vehicle frame
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はチャイルドシート取
付装置に関するものである。
付装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車体のリヤフロア構造として、図６、図
７に示すように、リヤフロアパネル２１の後部の両側に
サスペンション機構を配設するために上方に隆起された
隆起部２２を形成するとともに、それらの間にスペアタ
イヤ２４などの収納空間として利用される凹部２３を形
成したものが知られている。
７に示すように、リヤフロアパネル２１の後部の両側に
サスペンション機構を配設するために上方に隆起された
隆起部２２を形成するとともに、それらの間にスペアタ
イヤ２４などの収納空間として利用される凹部２３を形
成したものが知られている。
【０００３】また、チャイルドシートを車両用シートに
装着する方式のＩＳＯ規格として、図８（ａ）に示すよ
うに、車両用シート３０のシートクッション３１上にチ
ャイルドシート３３を設置し、シートクッション３１の
後端後部でかつシートバック３２の下端下部の位置に、
図８（ｂ）に示すように丸棒をハット断面形状に折り曲
げ成形した固定金具２７を車体側に固着して配設し、シ
ートクッション３１上に配置したチャイルドシート３３
の後部下端から後方に延出した連結具３５の後端に設け
られた係止溝３６内に固定金具２７の先端部を挿入して
係合固定するようにしたものが提案されている。
装着する方式のＩＳＯ規格として、図８（ａ）に示すよ
うに、車両用シート３０のシートクッション３１上にチ
ャイルドシート３３を設置し、シートクッション３１の
後端後部でかつシートバック３２の下端下部の位置に、
図８（ｂ）に示すように丸棒をハット断面形状に折り曲
げ成形した固定金具２７を車体側に固着して配設し、シ
ートクッション３１上に配置したチャイルドシート３３
の後部下端から後方に延出した連結具３５の後端に設け
られた係止溝３６内に固定金具２７の先端部を挿入して
係合固定するようにしたものが提案されている。
【０００４】上記リヤフロアパネル２１に対して左右両
側に各一対づつ固定金具２７（２７ａ、２７ｂ）を取付
ける際には、図６、図７に示すように、各対の外側の固
定金具２７ａは隆起部２２の前端部上面に基部を溶接固
着し、各対の内側の固定金具２７ｂは凹部２３の前端面
２３ａにその基部を溶接固着して取付けている。また、
リヤシートバックセンタヒンジ２８（図７にのみ図示）
は凹部２３の前端部の底部から立設されている。
側に各一対づつ固定金具２７（２７ａ、２７ｂ）を取付
ける際には、図６、図７に示すように、各対の外側の固
定金具２７ａは隆起部２２の前端部上面に基部を溶接固
着し、各対の内側の固定金具２７ｂは凹部２３の前端面
２３ａにその基部を溶接固着して取付けている。また、
リヤシートバックセンタヒンジ２８（図７にのみ図示）
は凹部２３の前端部の底部から立設されている。
【０００５】ところが、図６、図７に示したような構成
では、固定金具２７（２７ａ、２７ｂ）の先端部を所定
位置に位置させるためにその取付部から上方に長く延出
され、その状態で所定の強度を確保するのに取付部の剛
性を高くする必要があって取付部の板厚を大きくした
り、別のブラケットを追加して補強する必要があるな
ど、コスト面で不利であるという問題がある。
では、固定金具２７（２７ａ、２７ｂ）の先端部を所定
位置に位置させるためにその取付部から上方に長く延出
され、その状態で所定の強度を確保するのに取付部の剛
性を高くする必要があって取付部の板厚を大きくした
り、別のブラケットを追加して補強する必要があるな
ど、コスト面で不利であるという問題がある。
【０００６】また、固定金具２７については、各対づつ
取付ピッチ精度を確保する必要があるため、取付状態の
異なる一対の固定金具２７ａ、２７ｂを繋ぐベースブラ
ケットが必要になったり、取付時に複雑な治具が必要に
なるなど、部品コストや取付コストが高くなるという問
題がある。
取付ピッチ精度を確保する必要があるため、取付状態の
異なる一対の固定金具２７ａ、２７ｂを繋ぐベースブラ
ケットが必要になったり、取付時に複雑な治具が必要に
なるなど、部品コストや取付コストが高くなるという問
題がある。
【０００７】このような問題を解消するため、本出願人
は先に、特願平１１−３１２２５５号において、リヤフ
ロアパネル上部に車体幅方向に延びるクロスメンバを配
設し、このクロスメンバにチャイルドシートを固定する
固定金具を取付けた構成を提案している。
は先に、特願平１１−３１２２５５号において、リヤフ
ロアパネル上部に車体幅方向に延びるクロスメンバを配
設し、このクロスメンバにチャイルドシートを固定する
固定金具を取付けた構成を提案している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのク
ロスメンバは両端部しか車体側に固定されていないた
め、取付スパンが長く、チャイルドシートから固定金具
に荷重が加わったときに大きく移動することがないよう
な所定の支持剛性を確保するためには、クロスメンバの
板厚を大きくするなどの配慮が必要であり、重量が大き
く、コスト高になるという問題があった。
ロスメンバは両端部しか車体側に固定されていないた
め、取付スパンが長く、チャイルドシートから固定金具
に荷重が加わったときに大きく移動することがないよう
な所定の支持剛性を確保するためには、クロスメンバの
板厚を大きくするなどの配慮が必要であり、重量が大き
く、コスト高になるという問題があった。
【０００９】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、低コ
ストの構成にてチャイルドシート取付用の固定金具を所
要の剛性を確保して取付けることができるチャイルドシ
ート取付装置を提供することを目的とする。
ストの構成にてチャイルドシート取付用の固定金具を所
要の剛性を確保して取付けることができるチャイルドシ
ート取付装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明のチャイルドシー
ト取付装置は、フロアパネル上方に車体幅方向に延びる
クロスメンバを配設してその両端を車体両側部に固定す
るとともに、その中間部をフロアパネルに固定されたシ
ートクッション又はシートバックを支持する支持ブラケ
ットに結合固定し、このクロスメンバに、その前方に配
設されたシート上に載置されるチャイルドシートを固定
する固定金具を取付けたものであり、クロスメンバの中
間部がフロアで支持されているので、軽量で安価なクロ
スメンバを用いても高い支持剛性を確保でき、前面衝突
時にチャイルドシートから加わる荷重が固定金具を介し
てクロスメンバに作用しても大きく変形せず、チャイル
ドシートの支持剛性を確保することができる。また、後
部に積載された積荷が急制動等で前方に移動して衝突し
ても、変形する恐れもない。
ト取付装置は、フロアパネル上方に車体幅方向に延びる
クロスメンバを配設してその両端を車体両側部に固定す
るとともに、その中間部をフロアパネルに固定されたシ
ートクッション又はシートバックを支持する支持ブラケ
ットに結合固定し、このクロスメンバに、その前方に配
設されたシート上に載置されるチャイルドシートを固定
する固定金具を取付けたものであり、クロスメンバの中
間部がフロアで支持されているので、軽量で安価なクロ
スメンバを用いても高い支持剛性を確保でき、前面衝突
時にチャイルドシートから加わる荷重が固定金具を介し
てクロスメンバに作用しても大きく変形せず、チャイル
ドシートの支持剛性を確保することができる。また、後
部に積載された積荷が急制動等で前方に移動して衝突し
ても、変形する恐れもない。
【００１１】また、クロスメンバを支持ブラケットに後
方から当接させた状態で固定すると、チャイルドシート
からクロスメンバに加わる前向きの荷重を支持ブラケッ
トで受け止める構造であるため、高い支持強度を得るこ
とができ、また加工、組付けも容易である。
方から当接させた状態で固定すると、チャイルドシート
からクロスメンバに加わる前向きの荷重を支持ブラケッ
トで受け止める構造であるため、高い支持強度を得るこ
とができ、また加工、組付けも容易である。
【００１２】また、支持ブラケットが、シートバックの
枢支ピンの支持ブラケットであると、シートバックの枢
支ピンの支持ブラケットがクロスメンバにて後方から受
け止められる構造であるため、背もたれ時にシートバッ
クに加わる荷重がクロスメンバで分担され、シート剛性
が確保される。
枢支ピンの支持ブラケットであると、シートバックの枢
支ピンの支持ブラケットがクロスメンバにて後方から受
け止められる構造であるため、背もたれ時にシートバッ
クに加わる荷重がクロスメンバで分担され、シート剛性
が確保される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチャイルドシート
取付装置の一実施形態について、図１、図２を参照して
説明する。
取付装置の一実施形態について、図１、図２を参照して
説明する。
【００１４】図１、図２において、１はリヤフロアパネ
ル、２はその前部上に配設されたリヤシートである。リ
ヤフロアパネル１の上方のリヤシート２におけるシート
クッション２ａの直後位置にクロスメンバ３が配設され
ている。クロスメンバ３は、そのほぼ全長にわたる長さ
のパイプ部材３ａとその両端部に固着された取付ブラケ
ット３ｂにて構成されている。取付ブラケット３ｂは断
面形状が浅い矩形溝状の比較的短い部材からなり、その
車幅方向内側部分にパイプ部材３ａの端部が固着され、
車幅方向外側部分をボルト４にてリヤフロアパネル１に
固定するように構成されている。また、クロスメンバ３
の中間位置がリヤシート２のシートバック２ｂを起立・
倒伏可能に支持する枢支ピン５を支持する支持ブラケッ
ト６に結合されて支持されている。すなわち、支持ブラ
ケット６はリヤフロアパネル１上の車幅方向中央位置に
ボルト７にて固定されており、この支持ブラケット６に
対してクロスメンバ３を後方から当接させた状態で両者
が一体的に結合されている。
ル、２はその前部上に配設されたリヤシートである。リ
ヤフロアパネル１の上方のリヤシート２におけるシート
クッション２ａの直後位置にクロスメンバ３が配設され
ている。クロスメンバ３は、そのほぼ全長にわたる長さ
のパイプ部材３ａとその両端部に固着された取付ブラケ
ット３ｂにて構成されている。取付ブラケット３ｂは断
面形状が浅い矩形溝状の比較的短い部材からなり、その
車幅方向内側部分にパイプ部材３ａの端部が固着され、
車幅方向外側部分をボルト４にてリヤフロアパネル１に
固定するように構成されている。また、クロスメンバ３
の中間位置がリヤシート２のシートバック２ｂを起立・
倒伏可能に支持する枢支ピン５を支持する支持ブラケッ
ト６に結合されて支持されている。すなわち、支持ブラ
ケット６はリヤフロアパネル１上の車幅方向中央位置に
ボルト７にて固定されており、この支持ブラケット６に
対してクロスメンバ３を後方から当接させた状態で両者
が一体的に結合されている。
【００１５】クロスメンバ３には、リヤシート２のシー
トクッション２ａ上に載置されたチャイルドシート（図
示せす）を固定するため、２対の固定金具８が所定間隔
あけて固着されている。固定金具８は、丸棒材を略コ字
状に折曲げ成形するとともに、その開口部をクロスメン
バ３のパイプ部材３ａの外周に沿うように円弧状に湾曲
成形し、パイプ部材３ａの外面にて溶接にて一体固着さ
れている。
トクッション２ａ上に載置されたチャイルドシート（図
示せす）を固定するため、２対の固定金具８が所定間隔
あけて固着されている。固定金具８は、丸棒材を略コ字
状に折曲げ成形するとともに、その開口部をクロスメン
バ３のパイプ部材３ａの外周に沿うように円弧状に湾曲
成形し、パイプ部材３ａの外面にて溶接にて一体固着さ
れている。
【００１６】以上の構成によれば、クロスメンバ３の中
間部が支持ブラケット６を介してリヤフロアパネル１で
支持されているので、軽量で安価なパイプ部材３ａを主
部材とするクロスメンバ３を用いても高い支持剛性を確
保でき、特にクロスメンバ３を支持ブラケット６に後方
から当接させた状態で固定しているので、チャイルドシ
ートからクロスメンバ３に加わる前向きの荷重を支持ブ
ラケット６で受け止める構造となり、高い支持強度を得
ることができる。したがって、前面衝突時にチャイルド
シート（図示せず）から固定金具８を介してクロスメン
バ３に大きな荷重が衝撃的に作用してもクロスメンバ３
が大きく変形することはなく、高い支持剛性を確保した
状態でチャイルドシートを支持できる。
間部が支持ブラケット６を介してリヤフロアパネル１で
支持されているので、軽量で安価なパイプ部材３ａを主
部材とするクロスメンバ３を用いても高い支持剛性を確
保でき、特にクロスメンバ３を支持ブラケット６に後方
から当接させた状態で固定しているので、チャイルドシ
ートからクロスメンバ３に加わる前向きの荷重を支持ブ
ラケット６で受け止める構造となり、高い支持強度を得
ることができる。したがって、前面衝突時にチャイルド
シート（図示せず）から固定金具８を介してクロスメン
バ３に大きな荷重が衝撃的に作用してもクロスメンバ３
が大きく変形することはなく、高い支持剛性を確保した
状態でチャイルドシートを支持できる。
【００１７】また、図２に示すように、リヤシート２の
後部の後部車室１０に積載された積荷９が急制動等によ
って、白抜き矢印の如く前方に移動してクロスメンバ３
に衝突しても、クロスメンバ３が変形してしまうような
恐れもない。
後部の後部車室１０に積載された積荷９が急制動等によ
って、白抜き矢印の如く前方に移動してクロスメンバ３
に衝突しても、クロスメンバ３が変形してしまうような
恐れもない。
【００１８】また、リヤシート２のシートバック２ｂを
枢支する枢支ピン５を支持する支持ブラケット６がクロ
スメンバ３にて後方から受け止められているため、背も
たれ時にシートバック２ｂに加わる荷重がクロスメンバ
３で分担されることになり、リヤシート２の剛性も確保
される。
枢支する枢支ピン５を支持する支持ブラケット６がクロ
スメンバ３にて後方から受け止められているため、背も
たれ時にシートバック２ｂに加わる荷重がクロスメンバ
３で分担されることになり、リヤシート２の剛性も確保
される。
【００１９】また、クロスメンバ３にすべての固定金具
８を固定しているので、固定金具８を所定のピッチ精度
で位置決めするためのベースブラケットや複雑な治具を
用いずに低コストで作業性良く、各対の固定金具８を高
いピッチ精度で取付けることができる。また、すべての
固定金具８をパイプ部材３ａに取付けているので全て同
一部品となり、その型費を大幅に削減できてコストを低
減できる。また、固定金具８をシートクッション２ａの
直後位置に配設されたクロスメンバ３に取付けているの
で、各固定金具８の先端までの距離も短くなり、従って
高い取付剛性を確保できる。
８を固定しているので、固定金具８を所定のピッチ精度
で位置決めするためのベースブラケットや複雑な治具を
用いずに低コストで作業性良く、各対の固定金具８を高
いピッチ精度で取付けることができる。また、すべての
固定金具８をパイプ部材３ａに取付けているので全て同
一部品となり、その型費を大幅に削減できてコストを低
減できる。また、固定金具８をシートクッション２ａの
直後位置に配設されたクロスメンバ３に取付けているの
で、各固定金具８の先端までの距離も短くなり、従って
高い取付剛性を確保できる。
【００２０】また、クロスメンバ３を支持ブラケット６
に後方から当接させた状態で固定しているので、加工、
組付けも容易である。
に後方から当接させた状態で固定しているので、加工、
組付けも容易である。
【００２１】次に、本実施形態の他の具体構成例につい
て、図３〜図５を参照して説明する。リヤフロアパネル
１の後部は、図４、図５に示すように、両側部にサスペ
ンション機構を配設するための隆起部１１が上方に隆起
形成され、それらの間に凹部１２が形成されている。そ
して、凹部１２の前端上方にクロスメンバ３が配設され
てその両端部が隆起部１１の前端部上面に固定されてい
る。また、凹部１２の中央位置の前端からその前方のフ
ロア面後端部にわたってシートバック２ｂを枢支する枢
支ピン５の支持ブラケット６が配設されている。リヤフ
ロアパネル１の下部には、凹部１２の前端部下面からフ
ロア面後端部下面にわたって補強部材１ａが配設される
とともに、支持ブラケット６の固定部に裏当部材１ｂが
配設され、ボルト７を螺合するナット部材１ｃが固着さ
れている。
て、図３〜図５を参照して説明する。リヤフロアパネル
１の後部は、図４、図５に示すように、両側部にサスペ
ンション機構を配設するための隆起部１１が上方に隆起
形成され、それらの間に凹部１２が形成されている。そ
して、凹部１２の前端上方にクロスメンバ３が配設され
てその両端部が隆起部１１の前端部上面に固定されてい
る。また、凹部１２の中央位置の前端からその前方のフ
ロア面後端部にわたってシートバック２ｂを枢支する枢
支ピン５の支持ブラケット６が配設されている。リヤフ
ロアパネル１の下部には、凹部１２の前端部下面からフ
ロア面後端部下面にわたって補強部材１ａが配設される
とともに、支持ブラケット６の固定部に裏当部材１ｂが
配設され、ボルト７を螺合するナット部材１ｃが固着さ
れている。
【００２２】クロスメンバ３は、パイプ部材３ａとその
両端部が固着された取付ブラケット３ｂにて構成されて
おり、パイプ部材３ａの両端部に倒立Ｕ字状の固定バン
ド１３が被せられ、パイプ部材３ａの下端と固定バンド
１３の両下端が取付ブラケット３ｂに溶接にて固着され
ている。取付ブラケット３ｂは、車幅方向内側部分の断
面形状が浅い矩形溝状の連結固定部１４と、その外側の
突部１５と、最外側の固定部１６を備え、連結固定部１
４の内側部分にパイプ部材３ａと固定バンド１３が固着
され、その外側部分と固定部１６に、この取付ブラケッ
ト３ｂを固定するボルト４のボルト穴１７が形成されて
いる。
両端部が固着された取付ブラケット３ｂにて構成されて
おり、パイプ部材３ａの両端部に倒立Ｕ字状の固定バン
ド１３が被せられ、パイプ部材３ａの下端と固定バンド
１３の両下端が取付ブラケット３ｂに溶接にて固着され
ている。取付ブラケット３ｂは、車幅方向内側部分の断
面形状が浅い矩形溝状の連結固定部１４と、その外側の
突部１５と、最外側の固定部１６を備え、連結固定部１
４の内側部分にパイプ部材３ａと固定バンド１３が固着
され、その外側部分と固定部１６に、この取付ブラケッ
ト３ｂを固定するボルト４のボルト穴１７が形成されて
いる。
【００２３】また、本例では２対の固定金具８の内、車
幅方向内側の固定金具８は図１、図２の例と同様にパイ
プ部材３ａに固着されているが、車幅方向外側の固定金
具８は突部１５の上端部に固着されている。このように
固定金具８はパイプ部材３ａに限らず、クロスメンバ３
の構成によって適当な位置に固定される。
幅方向内側の固定金具８は図１、図２の例と同様にパイ
プ部材３ａに固着されているが、車幅方向外側の固定金
具８は突部１５の上端部に固着されている。このように
固定金具８はパイプ部材３ａに限らず、クロスメンバ３
の構成によって適当な位置に固定される。
【００２４】また、支持ブラケット６は、フロア面後端
部上に設置される取付板１８ａとこの取付板１８ａから
倒立Ｔ字状に立設された支持板１８ｂとを有する第１ブ
ラケット部材１８と、取付板１８ａ上から凹部１２の前
端部底面にわたってリヤフロアパネル１に沿って設置さ
れる取付板部１９ａとこの取付板部１９ａから支持板１
８ｂを横断面Ｕ字状に包み込むように一体的に立設され
た支持板部１９ｂとを有する第２ブラケット部材１９と
を一体化して構成されている。支持ブラケット６の上端
部には支持板部１９ｂ及び支持板１８ｂを貫通して枢支
ピン５を貫通支持する支持穴５ａが形成され、支持板部
１９ｂの上部の後縁部にクロスメンバ３のパイプ部材３
ａが嵌まり込む切込部１９ｃが形成され、パイプ部材３
ａが溶接にて一体固着されている。また、支持ブラケッ
ト６を固定するボルト７のボルト穴２０が、フロア面後
端部と凹部１２の前端部に対応する部分で、支持板部１
９ｂ及び支持板１８ｂ又は支持板１８ｂ単体を貫通して
形成されている。このように支持ブラケット６を２つの
部材１８、１９を複合して構成することにより、より軽
量で安価な構成にて支持剛性を向上することができる。
部上に設置される取付板１８ａとこの取付板１８ａから
倒立Ｔ字状に立設された支持板１８ｂとを有する第１ブ
ラケット部材１８と、取付板１８ａ上から凹部１２の前
端部底面にわたってリヤフロアパネル１に沿って設置さ
れる取付板部１９ａとこの取付板部１９ａから支持板１
８ｂを横断面Ｕ字状に包み込むように一体的に立設され
た支持板部１９ｂとを有する第２ブラケット部材１９と
を一体化して構成されている。支持ブラケット６の上端
部には支持板部１９ｂ及び支持板１８ｂを貫通して枢支
ピン５を貫通支持する支持穴５ａが形成され、支持板部
１９ｂの上部の後縁部にクロスメンバ３のパイプ部材３
ａが嵌まり込む切込部１９ｃが形成され、パイプ部材３
ａが溶接にて一体固着されている。また、支持ブラケッ
ト６を固定するボルト７のボルト穴２０が、フロア面後
端部と凹部１２の前端部に対応する部分で、支持板部１
９ｂ及び支持板１８ｂ又は支持板１８ｂ単体を貫通して
形成されている。このように支持ブラケット６を２つの
部材１８、１９を複合して構成することにより、より軽
量で安価な構成にて支持剛性を向上することができる。
【００２５】なお、クロスメンバ３や支持ブラケット６
の具体的な構成は、以上の図示例に限らず、車体構造や
仕様に応じて任意に設計すればよい。
の具体的な構成は、以上の図示例に限らず、車体構造や
仕様に応じて任意に設計すればよい。
【００２６】さらに、上記実施形態では、クロスメンバ
３の中間部を、シートバック２ｂの枢支ピン５を支持す
る支持ブラケット６に結合固定した例を示したが、シー
トクッション２ａを支持する支持ブラケット等に結合固
定してもよい。
３の中間部を、シートバック２ｂの枢支ピン５を支持す
る支持ブラケット６に結合固定した例を示したが、シー
トクッション２ａを支持する支持ブラケット等に結合固
定してもよい。
【００２７】
【発明の効果】本発明のチャイルドシート取付装置によ
れば、以上のようにチャイルドシートを固定する金具を
取付けたクロスメンバを、両端部だけでなく、中間部も
支持ブラケットを介してフロアで支持するようにしてい
るので、軽量で安価なクロスメンバを用いても、前面衝
突時のチャイルドシートから加わる荷重によって大きく
変形することがなく、チャイルドシートの支持剛性を確
保することができ、また後部に積載された積荷が急制動
等で前方に移動して衝突しても、変形する恐れもない。
れば、以上のようにチャイルドシートを固定する金具を
取付けたクロスメンバを、両端部だけでなく、中間部も
支持ブラケットを介してフロアで支持するようにしてい
るので、軽量で安価なクロスメンバを用いても、前面衝
突時のチャイルドシートから加わる荷重によって大きく
変形することがなく、チャイルドシートの支持剛性を確
保することができ、また後部に積載された積荷が急制動
等で前方に移動して衝突しても、変形する恐れもない。
【００２８】また、クロスメンバを支持ブラケットに後
方から当接させた状態で固定すると、チャイルドシート
からクロスメンバに加わる前向きの荷重を支持ブラケッ
トで受け止める構造であるため、高い支持強度を得るこ
とができ、また加工、組付けも容易である。
方から当接させた状態で固定すると、チャイルドシート
からクロスメンバに加わる前向きの荷重を支持ブラケッ
トで受け止める構造であるため、高い支持強度を得るこ
とができ、また加工、組付けも容易である。
【００２９】また、支持ブラケットが、シートバックを
枢支する枢支ピンの支持ブラケットであると、シートバ
ックの支持ブラケットがクロスメンバにて後方から受け
止められる構造であるため、背もたれ時にシートバック
に加わる荷重がクロスメンバで分担され、シート剛性が
確保される。
枢支する枢支ピンの支持ブラケットであると、シートバ
ックの支持ブラケットがクロスメンバにて後方から受け
止められる構造であるため、背もたれ時にシートバック
に加わる荷重がクロスメンバで分担され、シート剛性が
確保される。
【図１】本発明のチャイルドシート取付装置の一実施形
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】同実施形態の具体構成例を示す斜視図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図５】図３のＣ矢視図である。
【図６】従来例の車体のリヤフロア構造の斜視図であ
る。
る。
【図７】同従来例の縦断側面図である。
【図８】チャイルドシートの設置状態を示し、（ａ）は
全体斜視図、（ｂ）は（ａ）のＤ部の部分詳細斜視図で
ある。
全体斜視図、（ｂ）は（ａ）のＤ部の部分詳細斜視図で
ある。
１ リヤフロアパネル
２ リヤシート
２ａ シートクッション
２ｂ シートバック
３ クロスメンバ
５ 枢支ピン
６ 支持ブラケット
８ 固定金具
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−129534（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−255155（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−37661（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−62289（ＪＰ，Ｕ)
国際公開00／51471（ＷＯ，Ａ１)
米国特許5918934（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60N 2/00 - 2/54
B62D 25/20
Claims (3)
- 【請求項１】 フロアパネル上方に車体幅方向に延びる
クロスメンバを配設してその両端を車体両側部に固定す
るとともに、その中間部をフロアパネルに固定されたシ
ートクッション又はシートバックを支持する支持ブラケ
ットに結合固定し、このクロスメンバに、その前方に配
設されたシート上に載置されるチャイルドシートを固定
する固定金具を取付けたことを特徴とするチャイルドシ
ート取付装置。 - 【請求項２】 クロスメンバを支持ブラケットに後方か
ら当接させた状態で固定したことを特徴とする請求項１
記載のチャイルドシート取付装置。 - 【請求項３】 支持ブラケットは、シートバックの枢支
ピンの支持ブラケットであることを特徴とする請求項２
記載のチャイルドシート取付装置。
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|---|---|---|---|
| JP2000232097A JP3462160B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | チャイルドシート取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000232097A JP3462160B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | チャイルドシート取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002046517A JP2002046517A (ja) | 2002-02-12 |
| JP3462160B2 true JP3462160B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=18724831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000232097A Expired - Lifetime JP3462160B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | チャイルドシート取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3462160B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10596932B2 (en) | 2017-06-23 | 2020-03-24 | Nhk Spring Co., Ltd. | Apparatus for mounting child safety seat and seat for vehicle with apparatus for mounting child safety seat |
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-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000232097A patent/JP3462160B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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| JP2002046517A (ja) | 2002-02-12 |
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