JP3458892B2 - アドレス解決方法とアドレス解決通信システム - Google Patents
アドレス解決方法とアドレス解決通信システムInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/26—Network addressing or numbering for mobility support
- H04W8/28—Number portability ; Network address portability
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/09—Mapping addresses
- H04L61/10—Mapping addresses of different types
-
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- H04L61/50—Address allocation
- H04L61/5046—Resolving address allocation conflicts; Testing of addresses
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- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/0005—Control or signalling for completing the hand-off
- H04W36/0055—Transmission or use of information for re-establishing the radio link
- H04W36/0066—Transmission or use of information for re-establishing the radio link of control information between different types of networks in order to establish a new radio link in the target network
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクションオリ
エンテッド型ネットワークである移動体通信システムに
おける移動パケット端末と、コネクションレス型ネット
ワークの接続の際、移動パケット端末のハンドオーバー
によって随時変更される移動パケット端末の、アドレス
解決方法及びアドレス解決通信システムに関する。
エンテッド型ネットワークである移動体通信システムに
おける移動パケット端末と、コネクションレス型ネット
ワークの接続の際、移動パケット端末のハンドオーバー
によって随時変更される移動パケット端末の、アドレス
解決方法及びアドレス解決通信システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】アドレス解決プロトコルＡＲＰ（Addres
s Resolution Protocol）は、インターネットプロトコ
ルIPのＩＰアドレスと物理アドレス（Ethernetの場合は
ＭＡＣアドレス）との対応付けを動的に行うためのプロ
トコルである。目的ホストのIPアドレスがわかっている
が、物理アドレスがわからないとき、ブロードキャスト
の仕組みを使って、目的の物理アドレスを知るために宛
先IPアドレスを含むIPパケット「アドレス解決要求」を
全端末に送る。そのIPパケットを受信した端末は、IPア
ドレスを見てそれが自分に対する要求であると知ると、
「アドレス解決応答」として自分の物理アドレスを送り
返す。ここで「アドレス解決要求」がスイッチノード
（ＳＷ）を経由する場合は、スイッチノード（ＳＷ）の
アドレス管理テーブルは、各入出力ポートを通ったIPア
ドレスと物理アドレスを記憶することにより、各入出力
ポートの先に接続された端末を記憶することができる。
s Resolution Protocol）は、インターネットプロトコ
ルIPのＩＰアドレスと物理アドレス（Ethernetの場合は
ＭＡＣアドレス）との対応付けを動的に行うためのプロ
トコルである。目的ホストのIPアドレスがわかっている
が、物理アドレスがわからないとき、ブロードキャスト
の仕組みを使って、目的の物理アドレスを知るために宛
先IPアドレスを含むIPパケット「アドレス解決要求」を
全端末に送る。そのIPパケットを受信した端末は、IPア
ドレスを見てそれが自分に対する要求であると知ると、
「アドレス解決応答」として自分の物理アドレスを送り
返す。ここで「アドレス解決要求」がスイッチノード
（ＳＷ）を経由する場合は、スイッチノード（ＳＷ）の
アドレス管理テーブルは、各入出力ポートを通ったIPア
ドレスと物理アドレスを記憶することにより、各入出力
ポートの先に接続された端末を記憶することができる。
【０００３】前記宛先端末から返送された「アドレス解
決応答」は前記発信元端末に到着することにより、宛先
端末の物理アドレスを参照させることになるので、発信
元端末は、相手ホストの物理アドレスを設定した前記フ
レームを作成して、IPパケットをコネクションレス型ネ
ットワークに向けて送出することができる。
決応答」は前記発信元端末に到着することにより、宛先
端末の物理アドレスを参照させることになるので、発信
元端末は、相手ホストの物理アドレスを設定した前記フ
レームを作成して、IPパケットをコネクションレス型ネ
ットワークに向けて送出することができる。
【０００４】ここで、ターゲットIPアドレスと発信元IP
アドレスを同じに設定した「アドレス解決要求」パケッ
トを後述の本発明による「根拠のないＡＲＰ」パケット
と呼ぶ。このＡＲＰパケットを送信した端末は応答を期
待しない。この「根拠のないＡＲＰ」パケットを受信し
た端末は、ターゲットIPアドレスが自IPアドレスでなけ
れば廃棄するが、自IPアドレスであれば応答を返すの
で、発信端末／受信端末ともIPアドレスの重複を検出す
ることができる。すなわち、受信したパケットが「根拠
のないＡＲＰ」パケットである場合、そのターゲットＩ
Ｐアドレスが、発信元ＩＰアドレスと同一アドレスに設
定されていることから、受信端末では、当該ターゲット
ＩＰアドレスが自端末のＩＰアドレスに該当しないとの
判断により、発信元に対し応答しない。
アドレスを同じに設定した「アドレス解決要求」パケッ
トを後述の本発明による「根拠のないＡＲＰ」パケット
と呼ぶ。このＡＲＰパケットを送信した端末は応答を期
待しない。この「根拠のないＡＲＰ」パケットを受信し
た端末は、ターゲットIPアドレスが自IPアドレスでなけ
れば廃棄するが、自IPアドレスであれば応答を返すの
で、発信端末／受信端末ともIPアドレスの重複を検出す
ることができる。すなわち、受信したパケットが「根拠
のないＡＲＰ」パケットである場合、そのターゲットＩ
Ｐアドレスが、発信元ＩＰアドレスと同一アドレスに設
定されていることから、受信端末では、当該ターゲット
ＩＰアドレスが自端末のＩＰアドレスに該当しないとの
判断により、発信元に対し応答しない。
【０００５】以上は、固定端末におけるアドレス解決方
式であるが、端末が移動する移動パケット端末による通
信においても、アドレス解決を行う仕組みが、ＩＥＴＦ
（Internet Engineering Task Force）から、ＲＦＣ（R
equest For Comment）文書の２００２番（ＲＦＣ２００
２）参照）として提案されている。MobileIPのメカニズ
ムは前記「RFC2002」文書に従っているので詳しい説明
は省略する。
式であるが、端末が移動する移動パケット端末による通
信においても、アドレス解決を行う仕組みが、ＩＥＴＦ
（Internet Engineering Task Force）から、ＲＦＣ（R
equest For Comment）文書の２００２番（ＲＦＣ２００
２）参照）として提案されている。MobileIPのメカニズ
ムは前記「RFC2002」文書に従っているので詳しい説明
は省略する。
【０００６】このように、パケット端末が固定されてい
る場合、スイッチノードを含むネットワークにおいて
は、端末とスイッチノードの各入出力ポートの対応付け
に変更はないが、ここで、物理層プロトコルとして無線
回線を持つ端末を使用したとき、移動パケット端末が異
なる場所へ移動する「ハンドオーバ」が動作する。この
場合、無線回線を終端するノードおよびインターワーキ
ング装置（ＩＷＦ）が物理的に変更される。
る場合、スイッチノードを含むネットワークにおいて
は、端末とスイッチノードの各入出力ポートの対応付け
に変更はないが、ここで、物理層プロトコルとして無線
回線を持つ端末を使用したとき、移動パケット端末が異
なる場所へ移動する「ハンドオーバ」が動作する。この
場合、無線回線を終端するノードおよびインターワーキ
ング装置（ＩＷＦ）が物理的に変更される。
【０００７】この無線回線については、米国の標準機関
であるEIA(Electronic IndustriesAssociation：米国電
子機械工業会)／TIA(Telecommunication Industry Asso
ciation：米国電気通信工業会)、ANSI(American Nation
al Standard Institute：米国規格協会)、CDG(CDMA Dev
elopment Group：米国CDMA開発協会)において標準化さ
れているIS-95システムがあり、IS-95システムは、二重
コード配置やソフトハンドオーバなどの技術と、スペク
トル拡散を利用した公衆移動通信システムとして提供さ
れている。また、インターワーキング装置（ＩＷＦ:Int
er-Working Function）は、コネクションオリエンテッ
ド型通信システムとコネクションレス型通信システム間
の相互接続を行う相互接続ユニットとして、インターフ
ェース的な機能を有する装置として定義している。
であるEIA(Electronic IndustriesAssociation：米国電
子機械工業会)／TIA(Telecommunication Industry Asso
ciation：米国電気通信工業会)、ANSI(American Nation
al Standard Institute：米国規格協会)、CDG(CDMA Dev
elopment Group：米国CDMA開発協会)において標準化さ
れているIS-95システムがあり、IS-95システムは、二重
コード配置やソフトハンドオーバなどの技術と、スペク
トル拡散を利用した公衆移動通信システムとして提供さ
れている。また、インターワーキング装置（ＩＷＦ:Int
er-Working Function）は、コネクションオリエンテッ
ド型通信システムとコネクションレス型通信システム間
の相互接続を行う相互接続ユニットとして、インターフ
ェース的な機能を有する装置として定義している。
【０００８】図１に、スイッチノードを備えるネットワ
ークでのハンドオーバの動作を示す。図１に示すよう
に、無線通信システムは、移動するパケット端末（ＭＳ
１：Mobile Station 1A）と、基地局無線装置（ＢＴＳ
２：Base Tranceiver Station 1A,2B）、基地局制御装
置（ＢＳＣ３：Base Station Controller 3A,3B）、移
動通信交換局（ＭＳＣ４：Mobile Switching Center
４）と、スイッチノード６と、外部に接続されたパケッ
ト網７と、無線インタフェースとパケット網を接続する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）５から構成されてい
る。
ークでのハンドオーバの動作を示す。図１に示すよう
に、無線通信システムは、移動するパケット端末（ＭＳ
１：Mobile Station 1A）と、基地局無線装置（ＢＴＳ
２：Base Tranceiver Station 1A,2B）、基地局制御装
置（ＢＳＣ３：Base Station Controller 3A,3B）、移
動通信交換局（ＭＳＣ４：Mobile Switching Center
４）と、スイッチノード６と、外部に接続されたパケッ
ト網７と、無線インタフェースとパケット網を接続する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）５から構成されてい
る。
【０００９】図７、図８に従来のアドレステーブルによ
るデータ伝送を示す。移動体IPパケット端末ＭＳ１Ａ
が、不図示の基地局無線装置（ＢＴＳ２Ａ）と無線回線
で接続され、不図示の基地局制御装置（ＢＳＣ３Ａ）を
介して、在圏のインターワーキング装置ＩＷＦ５Ａ、及
びスイッチノード６のポート６１と接続される。スイッ
チノード６は、不図示の基地局制御装置（ＢＳＣ３Ｂ）
用のポート６２等の移動体基地局用に複数のポート、コ
ネクションレス型ネットワークであるパケット網７へ接
続されるポート６３、転送用交換スイッチとしてのスイ
ッチ部６５、アドレス管理テーブル６４を備えている。
るデータ伝送を示す。移動体IPパケット端末ＭＳ１Ａ
が、不図示の基地局無線装置（ＢＴＳ２Ａ）と無線回線
で接続され、不図示の基地局制御装置（ＢＳＣ３Ａ）を
介して、在圏のインターワーキング装置ＩＷＦ５Ａ、及
びスイッチノード６のポート６１と接続される。スイッ
チノード６は、不図示の基地局制御装置（ＢＳＣ３Ｂ）
用のポート６２等の移動体基地局用に複数のポート、コ
ネクションレス型ネットワークであるパケット網７へ接
続されるポート６３、転送用交換スイッチとしてのスイ
ッチ部６５、アドレス管理テーブル６４を備えている。
【００１０】アドレス管理テーブル６４は、移動パケッ
ト端末（ＭＳ）１Ａから発信される「アドレス解決要
求」パケットにより、移動パケット端末（ＭＳ）１Ａの
物理アドレス（例えば移動機ID）とポート（例えばポー
ト６１）を対応づけた対応表を備える。
ト端末（ＭＳ）１Ａから発信される「アドレス解決要
求」パケットにより、移動パケット端末（ＭＳ）１Ａの
物理アドレス（例えば移動機ID）とポート（例えばポー
ト６１）を対応づけた対応表を備える。
【００１１】パケット端末ＭＳ１Ａが、宛先アドレスと
送信元アドレスを含めたIPパケットを送出すると、IPパ
ケットは、ＢＴＳ２Ａと、ＢＳＣ３Ａと、インターワー
キング装置（ＩＷＦ）５Ａと、ポート６１とを介して、
スイッチ部６５に転送される。
送信元アドレスを含めたIPパケットを送出すると、IPパ
ケットは、ＢＴＳ２Ａと、ＢＳＣ３Ａと、インターワー
キング装置（ＩＷＦ）５Ａと、ポート６１とを介して、
スイッチ部６５に転送される。
【００１２】スイッチ部６５は、前記IPパケットの宛先
アドレスからアドレス管理テーブル６４を参照して、パ
ケット網７の物理アドレスを決定し、IPパケットを、パ
ケット網７に向いているポート６３に出力する。逆方向
に、パケット端末ＭＳ１Ａに着信する場合も同様に、ア
ドレス管理テーブルからパケット端末ＭＳ１Ａの物理ア
ドレスの登録されたポート６１を決定し、宛先であるパ
ケット端末ＭＳ１Ａ向けに送出する。
アドレスからアドレス管理テーブル６４を参照して、パ
ケット網７の物理アドレスを決定し、IPパケットを、パ
ケット網７に向いているポート６３に出力する。逆方向
に、パケット端末ＭＳ１Ａに着信する場合も同様に、ア
ドレス管理テーブルからパケット端末ＭＳ１Ａの物理ア
ドレスの登録されたポート６１を決定し、宛先であるパ
ケット端末ＭＳ１Ａ向けに送出する。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】このように、パケット
端末ＭＳ１Ａの在圏するインターワーキング装置（ＩＷ
Ｆ）が、異なるインターワーキング装置（ＩＷＦ）５Ｂ
にハンドオーバーする場合のように、コネクションオリ
エンテッド型ネットワークである無線回線とコネクショ
ンレス型ネットワークとを接続するインターワーキング
装置（ＩＷＦ）が変更されると、コネクションレス型ネ
ットワークに備えられたスイッチノードの入出力ポート
も変更されるが、アドレス管理テーブル６４に登録され
たポート６１と実際のＭＳ１Ａの物理アドレスとの対応
が不一致となり、各入出力ポートに送られるIPパケット
と、スイッチノードに備えられた物理アドレス管理テー
ブルとの不整合が生じて、ＭＳ１Ａ宛の IPパケットは
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ａの伝送が不可能とな
る。
端末ＭＳ１Ａの在圏するインターワーキング装置（ＩＷ
Ｆ）が、異なるインターワーキング装置（ＩＷＦ）５Ｂ
にハンドオーバーする場合のように、コネクションオリ
エンテッド型ネットワークである無線回線とコネクショ
ンレス型ネットワークとを接続するインターワーキング
装置（ＩＷＦ）が変更されると、コネクションレス型ネ
ットワークに備えられたスイッチノードの入出力ポート
も変更されるが、アドレス管理テーブル６４に登録され
たポート６１と実際のＭＳ１Ａの物理アドレスとの対応
が不一致となり、各入出力ポートに送られるIPパケット
と、スイッチノードに備えられた物理アドレス管理テー
ブルとの不整合が生じて、ＭＳ１Ａ宛の IPパケットは
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ａの伝送が不可能とな
る。
【００１４】このように、移動パケット端末ＭＳ１Ａが
ハンドオーバするときは、スイッチノードへ論理−物理
アドレスの対応付けの変更を促す必要があるが、従来で
は、移動管理プロトコルである前記MobileIPを使って、
パケット網およびパケット端末などが連携して機能を盛
り込む必要があるため、互換性やノードの処理能力を必
要とする。
ハンドオーバするときは、スイッチノードへ論理−物理
アドレスの対応付けの変更を促す必要があるが、従来で
は、移動管理プロトコルである前記MobileIPを使って、
パケット網およびパケット端末などが連携して機能を盛
り込む必要があるため、互換性やノードの処理能力を必
要とする。
【００１５】本発明は、コネクションオリエンテッド型
ネットワークの移動体の移動パケット端末（ＭＳ）がハ
ンドオーバーした場合のアドレス解決方法を、コネクシ
ョンレス型ネットワークから移動パケット端末ＭＳ宛の
アドレス解決と共に提供することを課題とする。
ネットワークの移動体の移動パケット端末（ＭＳ）がハ
ンドオーバーした場合のアドレス解決方法を、コネクシ
ョンレス型ネットワークから移動パケット端末ＭＳ宛の
アドレス解決と共に提供することを課題とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動する移動
パケット端末（ＭＳ）およびこれらを収容する無線シス
テムと、スイッチノードを備えるパケット網と接続する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）において、「アドレ
ス解決プロトコル（ＡＲＰ：Address Resolution Proto
col）」（IETF：Internet Engineering Task Force文書
RFC826参照）に準拠したＡＲＰ要求パケットの一種で
ある「根拠のないＡＲＰ」パケットの送出によって、ス
イッチノードのアドレステーブルを更新することによ
り、スイッチノードから移動パケット端末ＭＳ宛のＩＰ
パケットの宛先アドレスを、端末位置登録データベース
（ＨＬＲ：Home Location Register）へのアクセスや、
専用の移動管理プロトコル無しに、常にＭＳの在圏する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）向けに設定させるこ
とを可能にするアドレス解決方法を提供することにあ
る。
パケット端末（ＭＳ）およびこれらを収容する無線シス
テムと、スイッチノードを備えるパケット網と接続する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）において、「アドレ
ス解決プロトコル（ＡＲＰ：Address Resolution Proto
col）」（IETF：Internet Engineering Task Force文書
RFC826参照）に準拠したＡＲＰ要求パケットの一種で
ある「根拠のないＡＲＰ」パケットの送出によって、ス
イッチノードのアドレステーブルを更新することによ
り、スイッチノードから移動パケット端末ＭＳ宛のＩＰ
パケットの宛先アドレスを、端末位置登録データベース
（ＨＬＲ：Home Location Register）へのアクセスや、
専用の移動管理プロトコル無しに、常にＭＳの在圏する
インターワーキング装置（ＩＷＦ）向けに設定させるこ
とを可能にするアドレス解決方法を提供することにあ
る。
【００１７】そこで、本発明は、移動する複数の移動パ
ケット端末と、これら移動パケット端末を収容しコネク
ションオリエンテッド型通信を提供する複数のコネクシ
ョンオリエンテッド型ネットワークと、ルーティングの
ための物理アドレス管理テーブルを有するスイッチノー
ドを備えるコネクションレス型ネットワークと、前記複
数のコネクションオリエンテッド型ネットワークのそれ
ぞれと前記コネクションレス型ネットワークとを接続す
る複数のインターワーキング装置とから構成される通信
システムにおけるアドレス解決方法であって、前記移動
パケット端末は、前記インターワーキング装置間の移動
によるハンドオーバーを検出したとき、「発信ＩＰアド
レス」および「ターゲットＩＰアドレス」を同一ＩＰア
ドレスに設定する「根拠のないＡＲＰ」パケットにおい
て、「発信ＩＰアドレス」および「ターゲットＩＰアド
レス」に自移動パケット端末のＩＰアドレスを設定し、
且つ、前記パケットの「発信物理アドレス」に自移動パ
ケット端末の移動機ＩＤを設定して、当該パケットをハ
ンドオーバー先のインターワーキング装置へ送出し、前
記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末か
らの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理ア
ドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イン
ターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、当
該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに対
応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、その
宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセージ
を送出し、前記スイッチノードは、前記物理アドレス管
理テーブルにおける前記移動パケット端末のＩＰアドレ
スに対応する物理アドレスとして、前記メッセージが示
す前記インターワーキング装置の物理アドレスを登録す
ることを特徴とする。
ケット端末と、これら移動パケット端末を収容しコネク
ションオリエンテッド型通信を提供する複数のコネクシ
ョンオリエンテッド型ネットワークと、ルーティングの
ための物理アドレス管理テーブルを有するスイッチノー
ドを備えるコネクションレス型ネットワークと、前記複
数のコネクションオリエンテッド型ネットワークのそれ
ぞれと前記コネクションレス型ネットワークとを接続す
る複数のインターワーキング装置とから構成される通信
システムにおけるアドレス解決方法であって、前記移動
パケット端末は、前記インターワーキング装置間の移動
によるハンドオーバーを検出したとき、「発信ＩＰアド
レス」および「ターゲットＩＰアドレス」を同一ＩＰア
ドレスに設定する「根拠のないＡＲＰ」パケットにおい
て、「発信ＩＰアドレス」および「ターゲットＩＰアド
レス」に自移動パケット端末のＩＰアドレスを設定し、
且つ、前記パケットの「発信物理アドレス」に自移動パ
ケット端末の移動機ＩＤを設定して、当該パケットをハ
ンドオーバー先のインターワーキング装置へ送出し、前
記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末か
らの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理ア
ドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イン
ターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、当
該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに対
応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、その
宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセージ
を送出し、前記スイッチノードは、前記物理アドレス管
理テーブルにおける前記移動パケット端末のＩＰアドレ
スに対応する物理アドレスとして、前記メッセージが示
す前記インターワーキング装置の物理アドレスを登録す
ることを特徴とする。
【００１８】また、本発明は、移動する複数の移動パケ
ット端末と、これら移動パケット端末を収容しコネクシ
ョンオリエンテッド型通信を提供する複数のコネクショ
ンオリエンテッド型ネットワークと、ルーティングのた
めの物理アドレス管理テーブルを有するスイッチノード
を備えるコネクションレス型ネットワークと、前記複数
のコネクションオリエンテッド型ネットワークのそれぞ
れと前記コネクションレス型ネットワークとを接続する
複数のインターワーキング装置とから構成されるアドレ
ス解決通信システムであって、前記移動パケット端末
は、前記インターワーキング装置間の移動によるハンド
オーバーを検出したとき、「発信ＩＰアドレス」および
「ターゲットＩＰアドレス」を同一ＩＰアドレスに設定
する「根拠のないＡＲＰ」パケットにおいて、「発信Ｉ
Ｐアドレス」および「ターゲットＩＰアドレス」に自移
動パケット端末のＩＰアドレスを設定し、且つ、前記パ
ケットの「発信物理アドレス」に自移動パケット端末の
移動機ＩＤを設定して、当該パケットをハンドオーバー
先のインターワーキング装置へ送出する手段を有し、前
記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末か
らの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理ア
ドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イン
ターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、当
該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに対
応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、その
宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセージ
を送出する手段を有し、前記スイッチノードは、前記物
理アドレス管理テーブルにおける前記移動パケット端末
のＩＰアドレスに対応する物理アドレスとして、前記メ
ッセージが示す前記インターワーキング装置の物理アド
レスを登録する手段を有することを特徴とする。
ット端末と、これら移動パケット端末を収容しコネクシ
ョンオリエンテッド型通信を提供する複数のコネクショ
ンオリエンテッド型ネットワークと、ルーティングのた
めの物理アドレス管理テーブルを有するスイッチノード
を備えるコネクションレス型ネットワークと、前記複数
のコネクションオリエンテッド型ネットワークのそれぞ
れと前記コネクションレス型ネットワークとを接続する
複数のインターワーキング装置とから構成されるアドレ
ス解決通信システムであって、前記移動パケット端末
は、前記インターワーキング装置間の移動によるハンド
オーバーを検出したとき、「発信ＩＰアドレス」および
「ターゲットＩＰアドレス」を同一ＩＰアドレスに設定
する「根拠のないＡＲＰ」パケットにおいて、「発信Ｉ
Ｐアドレス」および「ターゲットＩＰアドレス」に自移
動パケット端末のＩＰアドレスを設定し、且つ、前記パ
ケットの「発信物理アドレス」に自移動パケット端末の
移動機ＩＤを設定して、当該パケットをハンドオーバー
先のインターワーキング装置へ送出する手段を有し、前
記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末か
らの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理ア
ドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イン
ターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、当
該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに対
応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、その
宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセージ
を送出する手段を有し、前記スイッチノードは、前記物
理アドレス管理テーブルにおける前記移動パケット端末
のＩＰアドレスに対応する物理アドレスとして、前記メ
ッセージが示す前記インターワーキング装置の物理アド
レスを登録する手段を有することを特徴とする。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【００２０】［第１の実施の形態］
（１）構成の説明
図１に本発明を適用するシステム構成例を示す。本通信
システムは、移動するパケット端末（ＭＳ１）と、基地
局無線装置（ＢＴＳ２）と、基地局制御装置（ＢＳＣ
３）と、移動体通信交換局（ＭＳＣ４）と、スイッチノ
ード６と、外部に接続されたパケット網７と、無線イン
タフェースとパケット網を接続するインターワーキング
装置（ＩＷＦ）５から構成される。各装置の無線インタ
フェースには、国際規格IS-95インタフェースを採用す
る。また、スイッチノードのリンクレイヤには、Ethern
et（登録商標）を持つ。その他の通信システム図は従来
の技術で説明した上記と同様である。
システムは、移動するパケット端末（ＭＳ１）と、基地
局無線装置（ＢＴＳ２）と、基地局制御装置（ＢＳＣ
３）と、移動体通信交換局（ＭＳＣ４）と、スイッチノ
ード６と、外部に接続されたパケット網７と、無線イン
タフェースとパケット網を接続するインターワーキング
装置（ＩＷＦ）５から構成される。各装置の無線インタ
フェースには、国際規格IS-95インタフェースを採用す
る。また、スイッチノードのリンクレイヤには、Ethern
et（登録商標）を持つ。その他の通信システム図は従来
の技術で説明した上記と同様である。
【００２１】図２にインターワーキング装置ＩＷＦ５の
構成を示す。インターワーキング装置ＩＷＦ５は、基地
局制御装置ＢＳＣ３と接続する無線チャネルインタフェ
ース５１と、パケット網インタフェース５２と、解決ア
ドレステーブル５３と、無線側パケット制御部５４と、
無線側パケット検出部５５とからなる。
構成を示す。インターワーキング装置ＩＷＦ５は、基地
局制御装置ＢＳＣ３と接続する無線チャネルインタフェ
ース５１と、パケット網インタフェース５２と、解決ア
ドレステーブル５３と、無線側パケット制御部５４と、
無線側パケット検出部５５とからなる。
【００２２】図３にスイッチノード６の構成を示す。ス
イッチノード６は、基地局無線装置（ＢＴＳ２Ａ）、基
地局制御装置（ＢＳＣ３Ａ）およびインターワーキング
装置ＩＷＦ５Ａのためのポート６１と、基地局無線装置
（ＢＴＳ２Ｂ）、基地局制御装置（ＢＳＣ３Ｂ）および
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂのためのポート６２
と、パケット網７用のポート６３と、アドレス管理テー
ブル６４と、交換機能のスイッチ部６５とからなる。
イッチノード６は、基地局無線装置（ＢＴＳ２Ａ）、基
地局制御装置（ＢＳＣ３Ａ）およびインターワーキング
装置ＩＷＦ５Ａのためのポート６１と、基地局無線装置
（ＢＴＳ２Ｂ）、基地局制御装置（ＢＳＣ３Ｂ）および
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂのためのポート６２
と、パケット網７用のポート６３と、アドレス管理テー
ブル６４と、交換機能のスイッチ部６５とからなる。
【００２３】（２）動作の説明図５に示すように、
移動体のパケット端末ＭＳ１Ａがイ
ンターワーキング装置ＩＷＦ５Ａを介して、パケット網
７内のスイッチノード６と接続しているとき、パケット
端末ＭＳ１Ａが基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂ下（図１）に
ハンドオーバーする。
ンターワーキング装置ＩＷＦ５Ａを介して、パケット網
７内のスイッチノード６と接続しているとき、パケット
端末ＭＳ１Ａが基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂ下（図１）に
ハンドオーバーする。
【００２４】次に、図５の太線で示すデータの流れに示
すように、パケット端末ＭＳ１Ａはアドレス解決プロト
コルの「根拠のないＡＲＰ」パケットを、基地局無線装
置（ＢＴＳ２Ｂ）及び基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂを介し
て、インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂに送出し、自ら
の「移動機ＩＤ」とＩＰアドレスをインターワーキング
装置ＩＷＦ５Ｂに通知する。すなわち、「発信ＩＰアド
レス」および「ターゲットＩＰ」の双方に自端末のＩＰ
アドレスを設定し、且つ「発信物理アドレス」に「移動
機ＩＤ」を設定した「根拠のないＡＲＰ」パケットを、
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂに送出する。この
「根拠のないＡＲＰ」パケットは、「アドレス解決プロ
トコル（ＡＲＰ：Address Resolution Protocol）」（I
ETF：Internet Engineering Task Force文書 RFC826参
照）に準拠したＡＲＰ要求パケットの一種である。
すように、パケット端末ＭＳ１Ａはアドレス解決プロト
コルの「根拠のないＡＲＰ」パケットを、基地局無線装
置（ＢＴＳ２Ｂ）及び基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂを介し
て、インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂに送出し、自ら
の「移動機ＩＤ」とＩＰアドレスをインターワーキング
装置ＩＷＦ５Ｂに通知する。すなわち、「発信ＩＰアド
レス」および「ターゲットＩＰ」の双方に自端末のＩＰ
アドレスを設定し、且つ「発信物理アドレス」に「移動
機ＩＤ」を設定した「根拠のないＡＲＰ」パケットを、
インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂに送出する。この
「根拠のないＡＲＰ」パケットは、「アドレス解決プロ
トコル（ＡＲＰ：Address Resolution Protocol）」（I
ETF：Internet Engineering Task Force文書 RFC826参
照）に準拠したＡＲＰ要求パケットの一種である。
【００２５】インターワーキング装置は、パケット端末
ＭＳ１Ａからの「根拠のないＡＲＰ」パケットを、基地
局無線装置ＢＴＳ２Ｂおよび基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂ
（図１）を介して、フレーム形式で受信する。この「根
拠のないＡＲＰ」メッセージの構成を図４に示す。この
メッセージは、宛先物理アドレス６，発信元物理アドレ
ス６，フレームタイプ２，データ部２８とから構成さ
れ、各数字はバイト単位を示し、例えばフレームタイプ
は２バイトを示している。データ部は、パケット端末Ｍ
Ｓ１Ａからの「根拠のないＡＲＰ」パケットに対応し、
ネットワークを識別するためのハードウェアタイプ２，
ＩＰ等のネットワークアクセス層の上位階層に位置する
プロトコルを識別するための要求元プロトコルタイプ
２，ＭＡＣ（Media Access Control）アドレスの長さを
示すハードウェアアドレス長のハードサイズ１，ＩＰア
ドレスの長さを示すプロトコルアドレス長のプロトコル
サイズ１，ＡＲＰ要求メッセージなのかＡＲＰ応答メッ
セージなのかを識別するためのオペレーション２，パケ
ットの発信元ハードウェアアドレスを示す発信物理アド
レス６，パケットの発信元の発信ＩＰアドレス４，パケ
ット端末ＭＳ１Ａからの送信時には未使用のターゲット
物理アドレス６，応答を要求すべきターゲットのＩＰア
ドレスを示すターゲットＩＰアドレス４の計２８バイト
から構成される。なお、前記したように、ターゲットＩ
Ｐアドレスには、発信ＩＰアドレスと同一のアドレス、
すなわちパケット端末ＭＳ１Ａのアドレスが設定されて
いることから、本発明においては、「根拠のないＡＲ
Ｐ」パケットに対し応答されることはない。
ＭＳ１Ａからの「根拠のないＡＲＰ」パケットを、基地
局無線装置ＢＴＳ２Ｂおよび基地局制御装置ＢＳＣ３Ｂ
（図１）を介して、フレーム形式で受信する。この「根
拠のないＡＲＰ」メッセージの構成を図４に示す。この
メッセージは、宛先物理アドレス６，発信元物理アドレ
ス６，フレームタイプ２，データ部２８とから構成さ
れ、各数字はバイト単位を示し、例えばフレームタイプ
は２バイトを示している。データ部は、パケット端末Ｍ
Ｓ１Ａからの「根拠のないＡＲＰ」パケットに対応し、
ネットワークを識別するためのハードウェアタイプ２，
ＩＰ等のネットワークアクセス層の上位階層に位置する
プロトコルを識別するための要求元プロトコルタイプ
２，ＭＡＣ（Media Access Control）アドレスの長さを
示すハードウェアアドレス長のハードサイズ１，ＩＰア
ドレスの長さを示すプロトコルアドレス長のプロトコル
サイズ１，ＡＲＰ要求メッセージなのかＡＲＰ応答メッ
セージなのかを識別するためのオペレーション２，パケ
ットの発信元ハードウェアアドレスを示す発信物理アド
レス６，パケットの発信元の発信ＩＰアドレス４，パケ
ット端末ＭＳ１Ａからの送信時には未使用のターゲット
物理アドレス６，応答を要求すべきターゲットのＩＰア
ドレスを示すターゲットＩＰアドレス４の計２８バイト
から構成される。なお、前記したように、ターゲットＩ
Ｐアドレスには、発信ＩＰアドレスと同一のアドレス、
すなわちパケット端末ＭＳ１Ａのアドレスが設定されて
いることから、本発明においては、「根拠のないＡＲ
Ｐ」パケットに対し応答されることはない。
【００２６】インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂは、無
線チャネルインタフェース５１においてリンクレイヤフ
レームを受信すると、無線側パケット検出部５５におい
てＩＰパケットを抽出し、図４に示す「フレームタイ
プ」が「０８０６」、「オペレーション」フィールドが
１であるかを判断し、該当した場合は前記パケットを
「根拠のないＡＲＰ」メッセージとして判定し、解決ア
ドレステーブル５３に格納する。
線チャネルインタフェース５１においてリンクレイヤフ
レームを受信すると、無線側パケット検出部５５におい
てＩＰパケットを抽出し、図４に示す「フレームタイ
プ」が「０８０６」、「オペレーション」フィールドが
１であるかを判断し、該当した場合は前記パケットを
「根拠のないＡＲＰ」メッセージとして判定し、解決ア
ドレステーブル５３に格納する。
【００２７】つぎに、インターワーキング装置ＩＷＦ５
Ｂの無線側パケット制御部５６は、解決アドレステーブ
ル５３に前記「根拠のないＡＲＰ」メッセージが格納さ
れると、図４に示すＡＲＰメッセージ中のデータ部にお
ける、「発信物理アドレス」と「ターゲット物理アドレ
ス」とにインターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂの物理アド
レスを新たに設定し、「発信ＩＰアドレス」と「ターゲ
ットＩＰアドレス」とには、予め設定されているパケッ
ト端末ＭＳ１ＡのＩＰアドレスを用いる。また、この設
定に先立ち、「根拠のないＡＲＰ」パケット部分に設定
されていたパケット端末ＭＳ１ＡのＩＰアドレスと物理
アドレスとを記憶する。パケット端末ＭＳ１Ａの物理ア
ドレスとは、「移動機ＩＤ」である。
Ｂの無線側パケット制御部５６は、解決アドレステーブ
ル５３に前記「根拠のないＡＲＰ」メッセージが格納さ
れると、図４に示すＡＲＰメッセージ中のデータ部にお
ける、「発信物理アドレス」と「ターゲット物理アドレ
ス」とにインターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂの物理アド
レスを新たに設定し、「発信ＩＰアドレス」と「ターゲ
ットＩＰアドレス」とには、予め設定されているパケッ
ト端末ＭＳ１ＡのＩＰアドレスを用いる。また、この設
定に先立ち、「根拠のないＡＲＰ」パケット部分に設定
されていたパケット端末ＭＳ１ＡのＩＰアドレスと物理
アドレスとを記憶する。パケット端末ＭＳ１Ａの物理ア
ドレスとは、「移動機ＩＤ」である。
【００２８】設定されたメッセージは、データリンク層
の宛先アドレス、すなわち図４における「宛先物理アド
レス」をスイッチノードとし、発信元物理アドレスをイ
ンターワーキング装置（ＩＷＦ）５ＢとするEthernet
（登録商標）フレームに変換されて、「根拠のないＡＲ
Ｐ」メッセージとしてパケット網インタフェース５２に
送出される。
の宛先アドレス、すなわち図４における「宛先物理アド
レス」をスイッチノードとし、発信元物理アドレスをイ
ンターワーキング装置（ＩＷＦ）５ＢとするEthernet
（登録商標）フレームに変換されて、「根拠のないＡＲ
Ｐ」メッセージとしてパケット網インタフェース５２に
送出される。
【００２９】図５に示す矢印に沿って、スイッチノード
６は、前記「根拠のないＡＲＰ」メッセージとしてのフ
レームを受信すると、その「発信ＩＰアドレス」および
「ターゲットＩＰアドレス」の内容が同一であることに
鑑みて、ＡＲＰに準じた従来と同様な処理を行う。すな
わち、ＩＰアドレスについて、ターゲットと発信元が同
一である場合、そのＡＲＰメッセージに応答することな
く、当該メッセージ中のターゲット物理アドレスを登録
する。具体的には、アドレス管理テーブル６４の、パケ
ット端末ＭＳ１Ａのエントリの物理アドレスとして、前
記メッセージ中の「インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂ
の物理アドレス」を登録することにより、アドレス管理
テーブル６４をテーブル更新し、当該インターワーキン
グ装置ＩＷＦ５Ｂを収容するためのポート６２との対応
づけを記憶する。以降スイッチノード６は、パケット端
末ＭＳ１Ａ宛のパケットをポート６２に向けることがで
きる。すなわち、図６に示すように、パケット端末ＭＳ
１Ａに関するルーティングにあたっては、ポート６３に
対しポート６２が採用され、その結果、パケット端末Ｍ
Ｓ１Ａにより授受するデータが、スイッチノード６にお
いて図示の矢印に沿って流れる。
６は、前記「根拠のないＡＲＰ」メッセージとしてのフ
レームを受信すると、その「発信ＩＰアドレス」および
「ターゲットＩＰアドレス」の内容が同一であることに
鑑みて、ＡＲＰに準じた従来と同様な処理を行う。すな
わち、ＩＰアドレスについて、ターゲットと発信元が同
一である場合、そのＡＲＰメッセージに応答することな
く、当該メッセージ中のターゲット物理アドレスを登録
する。具体的には、アドレス管理テーブル６４の、パケ
ット端末ＭＳ１Ａのエントリの物理アドレスとして、前
記メッセージ中の「インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂ
の物理アドレス」を登録することにより、アドレス管理
テーブル６４をテーブル更新し、当該インターワーキン
グ装置ＩＷＦ５Ｂを収容するためのポート６２との対応
づけを記憶する。以降スイッチノード６は、パケット端
末ＭＳ１Ａ宛のパケットをポート６２に向けることがで
きる。すなわち、図６に示すように、パケット端末ＭＳ
１Ａに関するルーティングにあたっては、ポート６３に
対しポート６２が採用され、その結果、パケット端末Ｍ
Ｓ１Ａにより授受するデータが、スイッチノード６にお
いて図示の矢印に沿って流れる。
【００３０】インターワーキング装置ＩＷＦ５Ｂが発す
る「根拠のないＡＲＰ」パケットの宛先は、スイッチノ
ードになっているので、他のインターワーキング装置Ｉ
ＷＦ５Ａに届くことはない。
る「根拠のないＡＲＰ」パケットの宛先は、スイッチノ
ードになっているので、他のインターワーキング装置Ｉ
ＷＦ５Ａに届くことはない。
【００３１】上記実施形態では、移動体のパケット端末
ＭＳと、固定パケット網端末とのパケットデータ通信に
ついて説明したが、移動体のパケット端末ＭＳ同士のパ
ケット伝送においても同様に適用でき、スイッチノード
内のアドレス管理テーブルを参照することにより、移動
体相互の通信を可能とする。
ＭＳと、固定パケット網端末とのパケットデータ通信に
ついて説明したが、移動体のパケット端末ＭＳ同士のパ
ケット伝送においても同様に適用でき、スイッチノード
内のアドレス管理テーブルを参照することにより、移動
体相互の通信を可能とする。
【００３２】［第２の実施形態］第２の実施形態の構成
および動作では、第１の実施形態に対して、移動するパ
ケット端末ＭＳ１ＡからのＡＲＰパケットでの物理アド
レスがＭＳに与えられた「電話番号」である点が異な
る。図１及び図２〜図６による説明は第１の実施形態と
同様である。
および動作では、第１の実施形態に対して、移動するパ
ケット端末ＭＳ１ＡからのＡＲＰパケットでの物理アド
レスがＭＳに与えられた「電話番号」である点が異な
る。図１及び図２〜図６による説明は第１の実施形態と
同様である。
【００３３】この場合、まずパケット端末ＭＳ１Ａは、
ハンドオーバーしたことを検出した後、図４に示すＡＲ
Ｐ要求パケット（根拠のないＡＲＰ）として、発信物理
アドレスとして「ＭＳに与えられている電話番号」を設
定する。
ハンドオーバーしたことを検出した後、図４に示すＡＲ
Ｐ要求パケット（根拠のないＡＲＰ）として、発信物理
アドレスとして「ＭＳに与えられている電話番号」を設
定する。
【００３４】インターワーキング装置（ＩＷＦ）の解決
アドレステーブルにおいては、ＭＳ１Ａの「ＩＰアドレ
ス」と「電話番号」が記憶される。
アドレステーブルにおいては、ＭＳ１Ａの「ＩＰアドレ
ス」と「電話番号」が記憶される。
【００３５】スイッチノードに対する「根拠のないＡＲ
Ｐ」としては、第１の実施形態と同様である。
Ｐ」としては、第１の実施形態と同様である。
【００３６】なお、上記実施形態における移動パケット
端末には、上述のIS-95システムの移動端末におけるＣ
ＤＭＡの方式に用いられる移動端末に適用でき、移動端
末からハンドオーバしたことを識別して、自移動端末の
ＩＤと宛先ＩＷＦを指定した「根拠のないＡＲＰ」を基
地局に向けて送出することで、無線側でコネクションオ
リエンテッド型システムとして動作し、相互接続用装置
としてのＩＭＦによる有線側のコネクションレス型シス
テムによるルーティングを確立して、データの無線送信
を可能とすることができる。また、IS-95システムに限
らず、次世代の移動通信と称されているIMT-2000（Inte
rnational Mobile Telecommunication-2000）のシステ
ムに用いられる移動パケット端末であっても、本発明を
適用することができる。
端末には、上述のIS-95システムの移動端末におけるＣ
ＤＭＡの方式に用いられる移動端末に適用でき、移動端
末からハンドオーバしたことを識別して、自移動端末の
ＩＤと宛先ＩＷＦを指定した「根拠のないＡＲＰ」を基
地局に向けて送出することで、無線側でコネクションオ
リエンテッド型システムとして動作し、相互接続用装置
としてのＩＭＦによる有線側のコネクションレス型シス
テムによるルーティングを確立して、データの無線送信
を可能とすることができる。また、IS-95システムに限
らず、次世代の移動通信と称されているIMT-2000（Inte
rnational Mobile Telecommunication-2000）のシステ
ムに用いられる移動パケット端末であっても、本発明を
適用することができる。
【００３７】
【発明の効果】本発明によれば、移動体のパケット端末
（ＭＳ）がハンドオーバーした場合、パケット端末ＭＳ
からアドレス解決パケットを送出することにより、コネ
クションレス型ネットワークのスイッチノードのアドレ
ス管理テーブルが更新されるので、特別な移動管理の仕
組みが不要となり、コネクションレス型ネットワークか
ら移動パケット端末ＭＳ宛の解決アドレスには、常にＭ
Ｓが在圏するインターワーキング装置（ＩＷＦ）の物理
アドレスが設定されるので、パケットがハンドオーバー
前のインターワーキング装置（ＩＷＦ）にルーティング
されることがなくなり、通信ロスが解消される。
（ＭＳ）がハンドオーバーした場合、パケット端末ＭＳ
からアドレス解決パケットを送出することにより、コネ
クションレス型ネットワークのスイッチノードのアドレ
ス管理テーブルが更新されるので、特別な移動管理の仕
組みが不要となり、コネクションレス型ネットワークか
ら移動パケット端末ＭＳ宛の解決アドレスには、常にＭ
Ｓが在圏するインターワーキング装置（ＩＷＦ）の物理
アドレスが設定されるので、パケットがハンドオーバー
前のインターワーキング装置（ＩＷＦ）にルーティング
されることがなくなり、通信ロスが解消される。
【００３８】また、移動体のパケット端末ＭＳ、及びイ
ンターワーキング装置（ＩＷＦ）にアドレス解決パケッ
トの処理機能を盛り込めば良いので、スイッチノードに
は既存の装置を用いることができる。
ンターワーキング装置（ＩＷＦ）にアドレス解決パケッ
トの処理機能を盛り込めば良いので、スイッチノードに
は既存の装置を用いることができる。
【００３９】また、従来のプロトコルを用いるので、ス
イッチノード、インターワーキング装置（ＩＷＦ）の制
御部には特殊な処理を意識しないで済む。
イッチノード、インターワーキング装置（ＩＷＦ）の制
御部には特殊な処理を意識しないで済む。
【図１】本発明のアドレス解決方法に適用するシステム
図である。
図である。
【図２】本発明のアドレス解決方法のインターワーキン
グ装置ＩＷＦの構成図である。
グ装置ＩＷＦの構成図である。
【図３】本発明のアドレス解決方法のスイッチノードの
構成図である。
構成図である。
【図４】アドレス解決方法のアドレス解決プロトコル
（ＡＲＰ）パケット構造図である。
（ＡＲＰ）パケット構造図である。
【図５】本発明のアドレス解決方法のアドレステーブル
による経路設定図である。
による経路設定図である。
【図６】本発明のアドレス解決方法のアドレステーブル
による経路設定図である。
による経路設定図である。
【図７】従来のアドレス解決方法のアドレステーブルに
よる経路設定図である。
よる経路設定図である。
【図８】従来のアドレス解決方法のアドレステーブルに
よる経路設定図である。
よる経路設定図である。
１ 移動体のパケット端末（ＭＳ）
２基地局無線装置（ＢＴＳ）
３基地局制御装置（ＢＳＣ）
４移動局制御装置（ＭＳＣ）
５ インターワーキング装置（ＩＷＦ）
６スイッチノード
７ パケット網
５１無線チャネルインタフェース
５２パケット網インタフェース
５３解決アドレステーブル
５４無線側パケット制御部
５５無線側パケット検出部
６１，６２，６３ ポート
６４ アドレス管理テーブル
６５スイッチ部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04L 12/66
H04L 12/46
H04L 12/56 100
Claims (3)
- 【請求項１】 移動する複数の移動パケット端末と、こ
れら移動パケット端末を収容しコネクションオリエンテ
ッド型通信を提供する複数のコネクションオリエンテッ
ド型ネットワークと、ルーティングのための物理アドレ
ス管理テーブルを有するスイッチノードを備えるコネク
ションレス型ネットワークと、前記複数のコネクション
オリエンテッド型ネットワークのそれぞれと前記コネク
ションレス型ネットワークとを接続する複数のインター
ワーキング装置とから構成される通信システムにおける
アドレス解決方法であって、 前記各移動パケット端末は、前記インターワーキング装
置間の移動によるハンドオーバーを検出したとき、「発
信ＩＰアドレス」および「ターゲットＩＰアドレス」を
同一ＩＰアドレスに設定する「根拠のないＡＲＰ」パケ
ットにおいて、「発信ＩＰアドレス」および「ターゲッ
トＩＰアドレス」に自移動パケット端末のＩＰアドレス
を設定し、且つ、前記パケットの「発信物理アドレス」
に自移動パケット端末の移動機ＩＤを設定して、当該パ
ケットをハンドオーバー先のインターワーキング装置へ
送出し、 前記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末
からの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理
アドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イ
ンターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、
当該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに
対応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、そ
の宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセー
ジを送出し、 前記スイッチノードは、前記物理アドレス管理テーブル
における前記移動パケット端末のＩＰアドレスに対応す
る物理アドレスとして、前記メッセージが示す前記イン
ターワーキング装置の物理アドレスを登録する ことを特
徴とするアドレス解決方法。 - 【請求項２】 前記移動パケット端末は、前記「根拠の
ないＡＲＰ」パケットの「発信物理アドレス」に設定す
べき前記移動機ＩＤとして、自移動パケット端末の電話
番号を設定することを特徴とする請求項１記載のアドレ
ス解決方法。 - 【請求項３】 移動する複数の移動パケット端末と、こ
れら移動パケット端 末を収容しコネクションオリエンテ
ッド型通信を提供する複数のコネクションオリエンテッ
ド型ネットワークと、ルーティングのための物理アドレ
ス管理テーブルを有するスイッチノードを備えるコネク
ションレス型ネットワークと、前記複数のコネクション
オリエンテッド型ネットワークのそれぞれと前記コネク
ションレス型ネットワークとを接続する複数のインター
ワーキング装置とから構成されるアドレス解決通信シス
テムであって、 前記各移動パケット端末は、前記インターワーキング装
置間の移動によるハンドオーバーを検出したとき、「発
信ＩＰアドレス」および「ターゲットＩＰアドレス」を
同一ＩＰアドレスに設定する「根拠のないＡＲＰ」パケ
ットにおいて、「発信ＩＰアドレス」および「ターゲッ
トＩＰアドレス」に自移動パケット端末のＩＰアドレス
を設定し、且つ、前記パケットの「発信物理アドレス」
に自移動パケット端末の移動機ＩＤを設定して、当該パ
ケットをハンドオーバー先のインターワーキング装置へ
送出する手段を有し、 前記インターワーキング装置は、前記移動パケット端末
からの前記「根拠のないＡＲＰ」パケットの「発信物理
アドレス」および「ターゲット物理アドレス」に当該イ
ンターワーキング装置の物理アドレスを新たに設定し、
当該パケットを前記コネクションレス型ネットワークに
対応したデータ形式のメッセージに成形すると共に、そ
の宛先に前記スイッチノードを設定して、当該メッセー
ジを送出する手段を有し、 前記スイッチノードは、前記物理アドレス管理テーブル
における前記移動パケット端末のＩＰアドレスに対応す
る物理アドレスとして、前記メッセージが示す前記イン
ターワーキング装置の物理アドレスを登録する手段を有
することを特徴とするアドレス解決通信システム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14531499A JP3458892B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | アドレス解決方法とアドレス解決通信システム |
| US09/576,294 US6847621B1 (en) | 1999-05-25 | 2000-05-23 | Address resolution method and address resolution communication system |
| KR1020000027914A KR100364039B1 (ko) | 1999-05-25 | 2000-05-24 | 어드레스 해결 방법 및 어드레스 해결 통신 시스템 |
| BR0001865A BR0001865A (pt) | 1999-05-25 | 2000-05-25 | Método de resolução de endereço e sistema de comunicação de resolução de endereco |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14531499A JP3458892B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | アドレス解決方法とアドレス解決通信システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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